弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:Sebastien Philippe Bernardel
投稿者:フランス人 投稿日時:2010/11/17 22:06 ---97.203.206
バイオリンメーカーである
Auguste Sebastien Philippe Bernardel
について知っておられる方がいらしゃったら教えてください。
経歴、楽器の特徴、ニスの色、そのほかの特筆すべきことなどが
ありましたら教えてください。
素人がこれらの情報だけで真贋を判断するのは無理だというのは承知しておりますが、とりあえず楽器の特徴について情報が知りたいと思っています。
よろしくお願いします。
投稿者:ROMEOANT(rio改め) 投稿日時:2010/11/18 11:24 ---103.251.125
贋作が多く出回っているメーカーです。
この製作者の楽器の多くは通し番号がついており、
通し番号と制作年の関係を表した表を
通常の楽器商は(真贋判定のまず最初の手順として)持っています
私ならばまず最初に
通し番号と製作年を楽器商に確認するでしょう
製作して100年以上経過しているはずなので
パーフリングの経年ひずみ
などでまずはおおよその判断をすることになると思います
言葉よりも
写真を見て
参考にしていただいたほうがいいと思いますので
いくつかURLを書き出しますので
見て特徴を探し出してみてください
頭に「h」を書き足して閲覧してください
ttp://www.sothebys.com/app/live/lot/LotDetail.jsp?sale_number=L08250&live_lot_id=9
ttp://www.sothebys.com/app/live/lot/LotDetail.jsp?sale_number=L09751&live_lot_id=84
ttp://www.christies.com/LotFinder/lot_details.aspx?intObjectID=2075746
Q:カールヘフナー205について
投稿者:ミック 投稿日時:2010/11/10 18:41 ---21.246.81
初めまして。今度バイオリンを始めようと、色々検討中のものです。
早速ですが質問させてもらいます。
現在予算は30万くらいで(バイオリンのみ)探しているんですが、カールヘフナー社の205の色がとても気に入り、値段もちょうど良いため視野に入れています。
音色を直接聞きに行けたら良いのですが、生憎今は時間が無く直接訪ねることは出来ません。時間を作っていく予定ではあるんですが;;
そこで質問なんですが、カールヘフナーのバイオリンはどんな感じでしょうか?
もちろん個体個体で音色などは違うと思いますが、使っている方がいましたら回答よろしくお願いします。
投稿者:VnとFlのRio 投稿日時:2010/11/12 21:55 ---13.51.97
まず、全くの初心者の方なら、身近で弾ける人のご意見を求めるか、もっとよいのは先生に習い始めてから、先生のご意見を求めて購入すべきと思います。
30万円が高いか安いかは意見が分かれると思いますが、これくらいの楽器を購入すれば、買い替えをしなくて済む可能性があるので、賛成です。
ヴァイオリンの場合、弓も必要です。弓は極論すれば、楽器の一部と言えるくらい重要です。楽器の3分の1〜2分の1くらいの値段の弓を買うとよいと言います。楽器が30万円なら弓は10万円〜15万円という計算になりますが、私はこの価格帯なら、楽器と同等以上の値段のものをおすすめします。値段がすべてではありませんが。
お尋ねのカールヘフナーは名前がよく挙がるドイツのヴァイオリンおよびギターの有名なメーカーで、マイスターの手による高価なヴァイオリンもありますが、一般には、50万円以下の量産品のメーカーと見られています。ただ、カールヘフナーのような量産メーカーは他にもあり、大手楽器店であれば、独自ブランドもあります。また、中国製は人件費の安さから、よく選べば、お値打ち品もあると聞きます。このQ&Aの場を提供されているストラッドさんで扱われている「koji&sons」もその一つです。
色が気に入ったということですね。カールヘフナーの楽器は派手ではなく、中庸を得た色と思います。
私は、同じドイツのペゾルトA804という、今なら定価30万ほどの楽器を買ったときに、前後の価格のカールヘフナーも比較しましたが、申し訳ありませんが、今、思い出せるほどの印象はありません。この楽器をお持ちで、ズバリの印象を伝えられる方を待ちましょう。ただ、私が比較した際に、カールヘフナーどうしなら、価格の順に良くなることは明らかでした。同じ値段の楽器の個体間の差はあるとは思いますが、未確認です。並べて比較すれば分かると思います。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2010/11/12 22:40 ---47.154.58
はりきっておられるようですね!
ご質問からズレますが、ミックさんがまだレッスンを始める前ということであれば、レンタルをオススメします。教室にレンタル用の楽器があるかもしれませんし、楽器店によっては、レンタルを扱っているお店もあります。
なぜ、レンタルをオススメするかというと、、、私も、バイオリンを始める前は、濃い茶色の楽器がいい!とあこがれていましたが、習ってしばらくすると、楽器の音色の違いを聞き分けられるようになり、音色が楽器選びの上で、重要な要素になってくることが分かるようになってきました。音色の違いが分からないと、自分の好みも明確にならないように思います。
レンタルがムリなようでしたら、10万円しない程度のセットにしておいて、後で買い替えもよろしいかと思います。買い替え時に、オークションなどで、処分もできますし。30万円の楽器のありがたみが身にしみてわかると思います。
どうしても、購入をご希望されるのでしたら、VnとFlのRioさんがおっしゃるように、先生にご相談なさったり、東欧製・中国製も含めて、広く探して見られることをオススメします。初心者の方にとって、カールヘフナーというと、鈴木よりちょっと上級のいい楽器というイメージがあるかもしれませんが、30万円のご予算があるとなると、経験のある人間からすると、「もっと選択肢はたくさんあるんだよぉ!」と言いたくなります。決して、カールヘフナーが悪いという訳ではありませんが、簡単に落ち着いてしまうにはもったいないです。あと20万くらいプラスできると、無名ですが個人の作家の手による楽器も手に入りますし。人によっては、中途半端な金額とおっしゃる方もいるかもしれません。工房製と手作りの中間のお値段かもしれません。
ご意向に沿わない回答ですみません。
投稿者:元気 投稿日時:2010/11/12 23:23 ---223.144.60
音色でも色でも価格でも最初の直感に従ふべきです。
他人の意見を聞いても後で後悔するだけ。
折角気に入つたのがあるのに十万円の楽器を買つて後で買換へることを考へるのは愚の骨頂。
レンタルではなく自分の楽器を持つことも重要なことだと思ひます。
投稿者:mani 投稿日時:2010/11/13 23:56 ---17.48.36
はじめまして
バイオリンを始められるとのこと
バイオリンは自分を表現できて音も自分で作れて素敵な習いごとです。
私の先生はできるだけバイオリンは買い替えずにどんどん自分で音色を作っていくものだ。なじませていくもの・・・というようなお考えです。
私も10年以上前に買い換えましたが、楽器屋さんのお勧めのものを買ったのですが、今から思えばいろいろなメーカーのものを弾き比べて購入すればよかったなと少々後悔しています。
納得いくバイオリン見つかるといいですね。
投稿者:VnとFlのRio 投稿日時:2010/11/16 10:39 ---13.51.97
前回、ご質問に沿っていなかったきらいがあるので、追加させて頂きます。
ヴァイオリンは極論すれば手作りに限るのですけれど高価になりがちです。そこで、比較的安価な製品を提供する会社組織の量産メーカーがあります。具体的には、日本の鈴木バイオリンやドイツのカールヘフナーがよく知られています。いずれも初心者用から手作りの高価な物まで取り揃えていますが、鈴木は初心者用、カール・ヘフナーはもう少し上と考える人が多いと思います。この2社の楽器は多数出回っています。
定評のあるメーカーなので問題はないと思いますが、現在ではいろいろなメーカーがありますから、こだわる必要もありません。
ご予算くらいの値段で、適切に調整が施された楽器なら、弾き易さの優劣はあまり無く、音色に関しては、もっと高価なものの方が有利ですが、「良い」、「悪い」と言うような違いはありません。
一例ですが、私はドイツの量産メーカーのペゾルトの楽器(今なら30万円くらい)を持っていて、候補に挙げられたものより現在の定価で比較すると安価ですが、ヴァイオリンを習う上での問題は感じませんし、音もなかなかです。
なお、楽器はあくまで弾いて評価するものですから、もしも、全くの初心者であるなら、購入時にどなたかに試奏して貰う方がよいと思います。
投稿者:元気 投稿日時:2010/11/16 23:37 ---223.144.60
誰か特別懇意な方がいらつしゃれば別ですが、週に一時間ほどしか習はなヴァイオリンの先生の美学的判断が良いかどうかは直ぐには分からないので先生に下駄を預ける必要はない。
それより購入する楽器店の方が重要で、楽器を弾ける店員が居ないやうな店は、後々のこともあるので止めた方が良いし、ゐるなら、色なり姿なり気に入つた楽器を店員に弾て貰つて、音色は彼の意見や自分の判断で決めるのが良いと思ひます。
最近は古参のヘフナーHoefnerではなく新興のへフラーHefflerといふマークもあるらしいので混同しないやうに − 別にどちらが良い悪いと言つてゐる訳ではありません。
投稿者:ミック 投稿日時:2010/11/17 15:20 ---21.246.81
VnとFlのRioさん
詳しいご説明ありがとうございます!
まずは色が気に入ったので、直接お店に訪れて音色を聞いてから他のもいくつか聞き、最終的には決めようと思っています。
私は特にカールヘフナーにこだわるということはないのですが、自分の好きな国かつ色が気に入って、ベースの方で名前を知っていたのでそれが重なって―という感じです(^^;)
元々はギター弾きなので楽器を選ぶ方法は一応理解しているつもりなのですが、何せ構造が全く違いますからね…
非常に参考になりました!本当にありがとうございました^^
投稿者:ミック 投稿日時:2010/11/17 15:24 ---21.246.81
あいうえおさん
詳しいご説明ありがとうございます!
あいうえおさんの仰る通り、西洋から東洋にかけて予算の範囲内ですが、色々と検討してみようと思います。
レンタルは恐らく私の習うところでは行っていないので…でも参考になりました。
質問以上の回答、感謝しています!ありがとうございました^^
投稿者:ミック 投稿日時:2010/11/17 15:28 ---21.246.81
元気さん
詳しいご説明ありがとうございます!
最初は直感―確かにそうですね。それもあります!
ただ皆さんの意見は鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考にさせて頂きたかったので質問させてもらいました。多くの回答に感謝しています。
購入する楽器店は先生のいる日は弾ける方がいると思いますが、いきなり行って「弾いてくれ」と言って弾ける方はいないと思います。なので弾ける友人に付き添ってもらうつもりです。
また修理や調整などは地元にそのお店で買っていなくても修理などを受けてくれるところがあるので、そこを利用しようと考えています。
回答ありがとうございました!^^
投稿者:ミック 投稿日時:2010/11/17 15:37 ---21.246.81
maniさん
私もその先生の言葉のように考えています。
先にあげたお返事の中でギター弾きとありますが、私も去年アメリカでずっと欲しかったメーカーのギターを購入し、一生使っていく気持ちで弾いています。
なのでバイオリンも初心者を抜ける10年間くらいは同じものを使用したいと考えています。もちろん変わるかもしれませんが;;
回答ありがとうございました!納得のいくものを見つけたいと思います^^
Q:弓の買い替えについて
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 01:31 ---6.102.19
弓の買い替えについてアドバイスいただけませんか。
かなりの長文ですが私が新しい弓が欲しいと思っている動機について書かせていただきます。
現在バイオリン歴3年で最近経済的事情からやむを得ず今までの個人レッスンをやめて独学しています。
今は「新しいバイオリン教本3」のVivaldi concerto a-moll, Movement 1. を練習しており、Youtubeの下記リンクの演奏などを聴いて表現力を向上させる練習に取り組んでおります。
↓
http://www.youtube.com/user/skrzypaczka10
この演奏の00:38〜00:48の辺りの演奏の表現が10歳の小さい子ながらよくできているなぁと感心しながら同じように弾けるようにと練習しています。
色々試して今は、連続する4音を一塊と考えて、1音目にアクセントをつけてクレシェンドで音を大きくしながら(弓を駒よりに徐々に寄せていっています)、次の4音の塊ではやや小さめのアクセントを頭につけて残り3音を静かに弾く(弓を指板よりに徐々に寄せています)という繰り返しの動作で弾いています。
しかしとても動画のようには行かずアクセントは不自然に大きくなりすぎたり、アタックをつけた際に他の弦に弓が触れて音が混じったり、弓を駒寄りや指板寄りに寄せるときもあまり滑らかではないと思います。
技量不足はさておいて、要因として弓の性能が良くなく発音が悪いため必要以上にアタック動作を大きくしなければならず、勢いあまって他の弦に当たってしまっているのではと考えいます。
また動画では楽譜記号dolceがよく表現されていて00:38〜は柔らかい音に音色を替えていますがこれについては弓の性能に起因するのか、それとも何か特別な動作操作で行っているかも分からないお手上げ状態です(左指で弦を押さえる強さを弱めているのかなぁ・・・)。
前置きが長くなりましたが、この辺りの課題をクリアして演奏をワンランクアップしたいと思っています。
文字数制限により一旦区切ります。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 01:32 ---6.102.19
続きです。
現在の弓は3万円程度のアフリカブラックウッドを使用した中国製弓で64gと少し重めですが細身で反りもしっかりしており腰は大変強く、他に所有している5万円のアルコス製(フェルナンブコ)や3万円の中国製フェルナンブコよりも気に入っています。バランスも悪くなくスタッカートの跳ね上げと着地やロングトーンでのボーイングにおいても問題は感じません(着地はしっかり親指を曲げて毛の接触面も減らさないと綺麗にはいきませんので少し気を使います)。値段は安いですがダメ弓ではないと思います。
しかし弓をもっと良い弓にすることで今、練習している表現を効率的に習得でき、更に幅広い表現についても練習できるようになるのではないかと思っています。
ですので買い求めたい弓とは…
(1)一般的に必要な操作の範囲で十分に素早く音が立ち上がる発音性能(必要以上にアタックを付けなくても良いという意味です)がある弓
(2)音色の表現(甘い、鋭いなど)が練習すれば一般的に必要な操作の範囲で出せる弓
(3)上記2点は最低限として、更にまだ私が未知の表現・テクニックを将来練習すれば通常に無理なく弾ける弓
の3点を満たす弓です。
予算は木のものでアルシェや杉藤などのメーカーで26万円くらいまでです。「これくらいの価格ならば腰の強さ・吸い付きなどで問題のある弓など無いかな」と何となく思っています。
しかし私にとってはかなり思い切った出費です。できれば15万円くらいで買えれば理想です。
よく「30万円くらいまでの予算ならカーボンの方が良い」という話がありますが、codabowなど海外から購入すればかなり安く最上級グレードが買えそうです。
すいません。また一旦区切ります。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 01:33 ---6.102.19
他に質問されている皆様本当にすいません。続きです。
長くなりましたが私が教えていただきたい事を書きます。
●上記3点の性能の弓は26万円くらいで購入可能でしょうか。あるいは15万円程度でも購入可能でしょうか。
●(2)や(3)の点については私が弾いて試しても分からないと思うのですが弓を選定するにあたって何か良い方法はあるでしょうか。オケなどに所属していないので上手い人に同道願うことはできません。
●カーボンならバラツキは少ないとよく云われていますので海外通販も有りかと考えているのですが、(2)や(3)の性能についてもカーボン弓は30万円くらいまでの木の弓に対して優れているのでしょうか。
あと動画の00:38〜00:48の表現の仕方について動作や練習すべき事などアドバイスいただけるとありがたいです。
長々と書きましたが独学せざるを得ない状況のため今まで以上によく考えて練習しないと上達は望めないとの危機感から質問させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者:ぶらーむすのふぉるて 投稿日時:2010/11/09 05:28 ---74.46.60
なおさんこんにちは
なおさんがどれだけ弾けてるのかわからないので私の独断でですが、1については楽器がちゃんと調整されていて、弦とかも伸びきってないものを使用していると仮定して、工房で弓の毛を少なめに張ってもらうことである程度反応は良くなると思います。あと松脂をかえてみるとか。なので、まぁ26万という予算でもてにいれることができるでしょう。(もちろんかなり探しまわる事になると思いますが。)
2についても練習しだいで手に入れられます。高い弓を使った方が感覚がすぐ身に付いて早く覚えられるのは事実ですが、趣味でバイオリンを嗜んでおられるのなら、26万で満足できるものが手に入る気がします。もちろん、上には上があるので26万なんかじゃないよと思われる方々が大勢いらっしゃるでしょう。自分の音を客観的に聞いた事ありますか?独学では客観的に自分を見て何を学ぶかが一番大事だと思います。
3についてはわかりません。弓もたくさんの事を教えてくれますが、それ以上にどれだけ練習に時間を割けるか、将来なおさんがそういった難しいレベルの技術を習得したいと思うまでに買った弓がへたったりしないか、そぉいう要素を考えると、無責任に買っちゃいなよとはいえません。ごめんなさい。
カーボンにもバラツキは同じようにあります。同じシリーズでも弾いてて音がざらざらしていたり、していなかったり、真ん中のグレードの方が音的には上のグレードのものより良く感じたり。なので試奏なしでの通販は賛成できません。やめといた方が無難だと思います。でもカーボンを試してカーボン弓がどんなものかを知る事は大賛成です。買う買わないは別として。
長くなってすいません。最後にひとつ。貼ってあった動画をみてみましたが、私が思ったのはエコーが聞いた部屋で楽器を弾けば誰だって3割ましで上手にきこえるはずです。英語ができるのであれば私はprofessorvという方の方をおすすめします。要点を得ていると思います。
投稿者:Rios 投稿日時:2010/11/09 06:59 ---13.51.97
ナオさん
Vivaldi concerto a-mollを今年卒業した者です。ご参考までに経験談を。
木弓の値段にはキリが無いのはご存知と思いますが、100万円以上の弓、例えば、ギヨームをお試しになると、弾き易さが感じられ、大げさに言えば、弾き方を教えてくれるように思います。その後、他の弓で弾くと、弾き方が違って来ます。どなたかから高い弓を貸して頂き、その感触を実感して見ると言うのが、私がおすすめする秘策です。
26万は恐らくギリギリのところだと思います。アルシェなら、PE Trad-S、SA Trad-Sが該当しますが、お店で試してよい弓だと思ったことがあります。実はこれより安価な中国製の15万の弓(Zhang Ming Sheng)を持っていて、購入したお店の話では2倍の価値はあるでしょうとの事でした。確かにそんな感じです。
カーボン弓は、持っているARCUSのカデンツァゴールドの感想になりますが、とてもよい弓だと思っていますけれど、木弓とは音色が異なりますから、後日、木弓のよいものを買うおつもりがあるのならやめた方がよいと思います。私はカーボン弓はサブとして使っています。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 15:06 ---6.102.19
ぶらーむすのふぉるて様、ありがとうござます。
(2)の条件についても練習次第で…とのことなので、そのくらいの予算までの範囲で楽器店に行ってみようと思います。カーボンにもバラツキがあるのですね。知りませんでした。
お店でどんなものなのか触らせてもらおうかと思います。
>高い弓を使った方が感覚がすぐ身に付いて早く覚えられるのは事実ですが・・・
やはり、そうなのですね。楽器店に事情を話して高価な弓も触らせてもらい感触だけでもつかんで自分の弓の選定に生かせないか相談してみようと思います。
自分の音を客観的に聞くのは難しいですね。オリンパスのボイストレックDS-51を使って録音したりもするのですが、音の強弱を上手く拾いにくくマイクの位置など色々試している段階です。
professorvという方の動画はネットで他の方からもご紹介いただいたことがあり見たことがあります。私は英語がダメなので「だいたい、こんな事言っているのかなぁ」と仕草だけで判断している感じですが、それでもフラジオレットの出し方などは理解できて実際に出来たので今後も参考にしてみようと思います。
長い質問文を読んでくださりご丁寧にアドバイスいただきどうもありがとうございました。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 15:17 ---6.102.19
Rios様、ありがとうございます。
オケなどへの所属もなく、周囲にバイオリンを弾く人もいないので高価な弓を貸していただくことはできませんが、楽器店での選定の時に触らせていただけないか相談しようと思いました。
今まで低予算で探す場合、国内メーカーのものが一番コストパフォーマンスが良いだろうと何となく自分で思い込んでいたですが中国の製作者のものでも良い弓があるのですね。とてもありがたい情報です。
国内メーカーを指定して弓を探すつもりだったのですが、色々楽器店で見せてもらえるようにお願いしてみます。
26万の予算はやはり結構ギリギリなのですね。たくさんお店を巡ってみる必要を感じました。
カーボン弓は木と音色が違うとよく聞きますが(2)の性能があまり無いものなのでしょうか。いずれにしても通販はやめて試弾してみることにします。
長い質問文を読んでくださってご回答いただきありがとうございました。
投稿者:かめ 投稿日時:2010/11/09 15:37 ---53.247.123
どうも予算の話が先走っているようなので、他の観点から書かせて
いただきます。
まず、
>現在バイオリン歴3年で現在独学中
3年くらいの習得歴では、弓の善し悪しの判断は難しいかも
しれません。まして、現在独学中ということで、気が付かずに
習っていた時と弾き方などが変化している可能性があります。
非常に不安定な状態と言うことです。
それから、楽器はどのくらいの物をお使いでしょうか。
仮に、5万円以下で手にはいるような入門用楽器を使われている
のなら、弓の性能をフルに発揮できるかどうかわかりません。
これは楽器の値段の問題ではなく技術の問題も含まれますが・・・。
普段お使いの楽器を定期的にメンテナンスしている工房などは
ありますか?品数をそろえてある楽器店を巡っていろいろな弓を
弾いてみることも楽しいですが、やはり一番ナオさんの事を
わかっていらっしゃるのは、普段世話になっている職人だと
思います。もしかすると、今まで付いていた個人レッスンの先生
が一番詳しいかもしれません。
工房で話をすれば、職人の目で見て良いと思う商品を取り寄せて
くれるはずです。(楽器店で商人の目で出してくる商品とは
違います)下取り品などで安く提供できる商品があるかもしれま
せん。
経済的に定期的なレッスンを受けることが厳しいのであれば
(もしそのことだけがレッスンから遠ざかっている理由であれば)
その先生に1回分のレッスン料などを御車代としてお渡しした上で
選定に携わって頂くことも考えて良いと思います。
いろいろ方法はあると思います。値段だけで判断しないように
気を付けてください。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 16:27 ---6.102.19
かめ様、ありがとうございます。
実は長い間レッスンしていただいた先生がいらっしゃたのですが、私自身が最近転勤の都合で引っ越ししたため新たな個人レッスンの先生についたばかりなのです。それからすぐに経済的事情でレッスンを中止せざるを得ない事になってしまったので、お付き合いの短い先生にとてもご同道願うことは難しい状況なのです。
楽器の調整は工房付きのお店でやっていただいており、ついこの間も各弦のバランスを魂柱調整で整えていただきました。
工房だけを経営されている方に調整をお願いしたことはなく、また引っ越しということもあり付き合いの長いお店も無い状況です。
それだけに個人の工房に買うかどうかも分からない商品の取り寄せをお願いすることも難しい状況なのです(試弾して気に入らない場合買うことはできません)。
なんだかせっかくアドバイスいただいたのに「難しい、難しい」ばかりで申し訳ないです。でもアドバイス本当にありがとうございます。
引っ越し、経済的事情など今はあまりバイオリンをする上で良くない環境になってしまっていますが大切な趣味なので何とか上達できるように真剣に考えています。
弾き方についても変化しないようにレッスンしてもらっていた当時、レッスン中に指摘された点や気づいた点などを帰宅してからノートに記していたものがありますので、それを見てトレーニングしています。(右肘、右指の癖などについても結構書かれていて、今になって結構役立ってます)
まだ弓の良し悪しの判断は難しいのかもしれませんが、まずは調整をお願いしたことのあるお店の方にできるだけ希望を話して相談して、それで全く選定が上手くすすまない(良し悪しも分からないし、手立ても見つからない)時にはまた考えてみようかと思います。その時はまたこちらで相談させていただくかもしれません。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 16:32 ---6.102.19
追記です。バイオリンはブルガリアのSofia Amadeusを使用しています。Vesko Apostolovさんという方が製作したもので30万円台の楽器ですが結構気に入っています。
投稿者:ぶらーむすのふぉるて 投稿日時:2010/11/09 17:39 ---74.46.60
ナオさん
無責任な発言をしますので、聞き流してください。
私も今まで友人とか友人の友人の楽器の買い物に付き合ってきた経験がありますが、みんなこの情報過多のなかで判断が鈍るというかかなり悩まれます。もちろんいい楽器を手に入れたいけど、はたしてこの値段で買える楽器が一番安くてお買い得なのかとか、もっといい機能を持ったやつが絶対あるはず!とか、欲を出す事を否定するわけではありません。ですが理想をいえばきりがありません。お金を払うのはご自身なので多いに悩み抜いて決断するのも大事だと思います。ですが私の経験上、こういった人たちに足りないのは、背中を押してくれる人のようなきがします。私の勝手な印象ですが、なおさんのなかではもぉ8割ぐらい新しい弓購入を心に決めてらっしゃるんじゃないでしょうか?笑 なら迷う事なかれ、他人になんといわれようと自分の気に入ったものを買うといいと思います。
私の楽器も最初から何十万もする様な楽器ではありませんでした。最初は3万円ぐらいの弓から始まり、25、60、130万といったぐあいにいろいろ回り道というか、そのとき自分がいいと思ったものを買ってきました。もちろん、目の前に人参をぶら下げられた馬のように毎日毎日働いて、でも楽器を触る瞬間だけは全てを忘れて音楽ができる幸せを感じれて、それだけで自分の選択に間違いはなかったと思えるしまた明日も頑張ろうと思えます。
かの偉大なイツァークパールマンはこぉいっています。
人間短時間で得たものはすぐ忘れてしまうけど、時間をかけて得たものは長い時間をかけて忘れていく
意味がわからなくなってきましたので、この辺で..... 楽しんでください!それが一番ですよ!!笑
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 19:20 ---6.102.19
ぶらーむすのふぉるて様、暖かいお言葉ありがとうございます。
今回で最後と考えるから色々悩んでいるところはあると思います。
また独学になってしまったことで弓を買い換えることでその不利が少しでも解消できるならとの焦りもあると思います。
でも確かに後から振り返れば無駄ではなかったと思えることって人生にたくさんありますよね。「選択を誤れば回り道」ということを恐れすぎていたかもしれません。
何だか少し気が楽になってきたように思います。大切な趣味だからこそ、それだけ悩むのかもしれませんが楽しむことを忘れずに時には回り道もしても良いかも、という気になってきました。どうもありがとうございます。
弓はまだ見にも行っていないので、「この弓を買う!」というのは決まっていませんが、8割ぐらい新しい弓購入を決めているのはご指摘のとおりです。笑
投稿者:ブラックボックス 投稿日時:2010/11/09 21:47 ---206.85.213
8割ぐらい新しい弓購入を決めているらしいのですが、私だったら購入しません。
もし、26万の弓を買っても自分の納得のいく音にはならなかったら、今度は楽器のせいにするかもしれません。
その時は、数百万の楽器を購入するのでしょうか?
私なら、26万でさらに2年間のレッスン代に使います。
「新しいバイオリン教本5」終了まで行けるかどうかわかりませんが、酒、タバコ、ギャンブルその他を節約して、なんとかレッスンを続けると思います。
もちろん先生がいることが条件にはなりますが。
一番怖いのは、自己流の悪い癖がついてしまうことだと思います。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/09 22:42 ---6.102.19
ブラックボックス様、ありがとうございます。
私自身の持ち物など処分してどうにか予算を作ることができたのが今の状況ですが、経済的な事情というのはレッスン代が全く無いのではなく、レッスンを受けることを遠慮せざるを得ない状況でもあるのです。
あまり詳しく書くわけにもいかず分かりにくい話ですいません。
確かに自己流の悪い癖は怖いですね。状況が好転すればできるだけ早くレッスンは再開したいと思います。
投稿者:AP 投稿日時:2010/11/10 03:47 ---20.22.114
少々きついことを言うかもしれませんが、ご容赦ください。
もちろん人によりけりですが、3年目で独学に入られた方が「弓を変えれば問題が解決に近づく、あるいは解決への道筋が得られる」と判断されたわけですが、本当にそうなのでしょうか?
書かれている内容から判断するに、ナオ様の段階での独習はとても危険なことだと思います。楽器が教えてくれる云々の前に、教師から学ぶべきことが沢山あります。楽器のランクアップは本来、基本的なシステムを理解されてからするべきです。弓のランクアップに寄せている期待も過大なように見受けられますし、その段階の独習者が果たして性能の良い弓を選べるのか私には疑問です。
もちろん、泥沼にはまっていて少しでも前に進むために何とかしたいという切実な思いはとても理解できます。しかし、良し悪しを判断できるほどの経験も無い、付き合いの深い楽器店も無い、頼れる先生もいない、のないないづくし状態で投資に見合ったものを見つけられる確率はとても低いでしょう。無駄にするぐらいなら貯めてとっておかれた方が良いと思います。
レッスンを受けるのが難しいという状況ということですが、今は何とかしてレッスンを受けることを考えるべきだと私は思います。もちろん、弓を買われてそこから全く何も得られないということはないと思います。しかし、とてもささやかなものでしょうし、自己満足の範囲にしかならないかもしれません。レッスンを続けられれば少しずつでも自力をあげることにつながります。そのうえで、本当に弓が上達の邪魔になっているとご自信でも感じられ、先生もそれに同意するぐらいのところまで行ってから、探して購入された方が何倍も勝ちある投資になると思いますがいかがでしょうか。
投稿者:Rios 投稿日時:2010/11/10 09:57 ---13.51.97
レッスンを受けることを遠慮せざるを得ないと言うご事情があるようですね。私も目下、病人を抱えているので、家での練習は出来ますが、教室には行けません。
この私、長い独学を経て退職後にようやく教室に通い始め、現在は中断している者で、レベルはナオさんと似たり寄ったりと思います。下手なのを楽器のせいにしないようにという目的と、ヴァイオリンをほうり出さないようにする目的で、楽器・弓を買い替えてきました。楽器が5万、21万、100万、450万、弓が1万、2万、8万、15万、45万、150万です。値段がすべてではないことはよく承知していますが、値段もでたらめではありません。楽器店の意見も聞きましたが、最後は自分で選んでいて、結果には満足しています。
これだけ買って分かったことは、練習する上では、楽器は21万のもので十分だということですが、弓は8万のものでは不足で、弓だけはよいものが必要と思っています。お店で試したアルシェの25万が私の思うギリギリのレベルと思います。あいにく、その値段のものは持っていませんが、中国製の15万のものが同等のものと思っています。その上の45万(カーボン)なら、明らかに弾き易さが感じられます。
私のようなレベルでは、難しいところを弾くには弓の助けも必要で、よい弓を買う意味が無いとは思いません。ただし、よい弓で慣れれば、実は初心者用の弓でも弾けるということも感じていますので、レッスンに注ぎ込んだ方がよいというご意見も、これまた、正しいと思います。
投稿者:rio 投稿日時:2010/11/10 18:24 ---103.251.125
具体的にどういう弓を希望されているのか
イメージがまだ固まっていないように感じました
イメージが固まっていないならば
指導を受けている先生に
予算の範囲で候補の弓を選定し
先生に選んでもらうのが一番確実です
楽器と同じで、万人が良いという弓はありません
今はあわてず、いろいろな弓を試す時期のように思います
まずは予算を度外視して「この弓なら満足」という弓を探してください
全てはそれから始まるような気がします
技術の上達だけを目的に限られた費用で購入するならば
カーボン弓がもっとも適当だと思います
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/10 22:05 ---6.102.19
AP様、真摯なアドバイスありがとうございます。
状況が好転すればきっとレッスンをまた受けたいと思っています。
弓のランクアップに対する期待が過大かもとのご指摘も当たっているかもしれません。
というのは本当に良い弓というのを試した事がないので違いがどこまであるのか自分でも分かっていないためです。ですので一度お店でとにかく触らせてもらってよく考えて見ます。
Rios様、ありがとうございます。
>弓は8万のものでは不足で…
とのアドバイスも参考になります。
何が何でも買う!というつもりもありませんがとにかく実際にお店で良い弓というのを試してみます。色々試すべき行為をメモして来店して体験してみようと思います。
Rios様もレッスンを中断されているのですね。お互いがんばって上達を目指しましょう!笑。
ありがとうございました。
rio様、ありがとうございます。
今抱いている弓のイメージは確かに(1)〜(3)の条件という非常に曖昧なものです。先生に選んでいただくのが確かに良いのですが先に書きました事情でそれもできませんので、自分で見てみるしかなさそうです。
>まずは予算を度外視して「この弓なら満足」という弓を探してください
そうですね。予算に拘らず試して良い弓と自分が思える感触が得られたら予算内でそれに似た弓を探すこともできそうですし、経験にもなりそうですね。
あと、もしよろしければ教えていただきたいのですが
>カーボン弓がもっとも適当…
とのことですが先の方に私が求める性能条件で書いた(2)の条件というのはカーボン弓でもできることなのでしょうか。
投稿者:セイジ 投稿日時:2010/11/10 22:40 ---151.3.247
>(2)音色の表現(甘い、鋭いなど)が練習すれば一般的に必要な操作の範囲で出せる弓
質問者さんは上記の条件を気になさっているようですが、26万ぐらいの木の弓でこういった性能を持つものがあるなら、ぜひ私も欲しいと思います。
しかし、現実はそう簡単ではなく、新作弓で甘い音色が出るものは腰が弱い場合があり、鋭い音色が出る弓は低音がハスキーになりがちで、タッチが硬めで扱い難いということがあります。
人気のギヨームでも、1本の弓に甘さも鋭さも出るようなオールマイティの性能を期待するのは、そう容易ではないでしょう(腕前の方も問題でしょうが)。
26万クラスの弓に過剰な期待を抱かれているようなので、あえて書かせていただきました。
本論とは関係ないですが、「Rios」さん(Rioもご使用されてますね)=旧名「エルネスト・アントルメ」さんは、rioさんと紛らわしいのですが、わざわざrioさんと類似するハンドルネームに改名したのは、何か意図がおありなのですか?
投稿者:pio-pio 投稿日時:2010/11/10 23:08 ---98.208.35
私は経験年数こそそこそこですが定期的な練習時間が取れないレイトスターターの典型で(単発レッスンは受けていますが)、演奏レヴェル、悩みのレヴェルはナオさんと同等に思われます。また、弓に対する期待や、持っている腕や楽器とのバランスから弓に掛けるべき予算にも悩みました。
これまでに、きちんとした工房の20万円クラス、10万円クラスのカーボン、日本で人気の有名制作者の監修でいい材料を使ったとされている南米製の最上級、その作者の名がスタンプされた新作、と使ってきました。
さほど沢山の弓を試したわけではありませんが、これまでに経験して感じたことは、
1.今の自分の腕でも弓の差は分かる、感じてしまう(80万円のものと100万円のものは明確に違った)。
2.自分なりになにか「我慢」しないで済む弓は100〜120万円以上の値が付いている。
3.それに加えて「お!」と思うような響き、音色まで求めるとそれ以上の価格の名のある古い弓になる。
ということでした。
また、音色さえ別にすれば、操作性では良質なカーボンは大変優秀であるということも分かりました。
このような経験から、既出のrioさんのご意見には深くうなずけるものと感じました。
PS. 蛇足でスミマセン、以前HN pio で投稿したことがあります。これは自分の使用楽器製作者にちなんだものですが、やはり rio さんと紛らわしいため、今回 pio-pio と表記いたしました。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/11 00:18 ---6.102.19
セイジ様、ありがとうございます。
木の弓でも(2)は難しいのですね。
それなら気に入るならカーボンもありですね。
pio-pio様、ありがとうございます。
弓の差は感じてしまうとのお言葉で、ますますお店で試してみたくなってきました。カーボンも良いようですね。これも試してみます。
投稿者:セイジ 投稿日時:2010/11/11 03:42 ---151.3.247
ナオさま
以前、ここで紹介したことがあるカーボン弓で、実際に購入された方に好評だったコードボウの一番廉価な品(当時はアスパイアという名称でした)は、コストパフォーマンスがすこぶる上々です。実売価格3万数千円ですが、操作性は抜群によく、カーボンゆえに音色が木の弓とはニュアンスが異なる点を除けば、おつりが来る性能です。
同社のダイヤモンドシリーズという上級品とも比較しましたが、弾きやすさでは、しなやかで吸い付き感がよいアスパイアも負けてないというか、私にはむしろ使いやすいと思われました。
アウクスというメーカーのドライカーボン弓を使用されている方のコメントもあるようですが、ドライカーボンは非常に軽量ですが高価でもあるので初心者にはどうかと思います。
カーボン弓に10万以上出費するのはお勧めできませんので、値段に関係なくいろいろお試しになられるとよろしいでしょう。気に入るものが見つかるといいですね。
投稿者:チェロが好き 投稿日時:2010/11/11 13:29 ---51.169.168
ナオさん、こんにちわ
短時間の間に、多数の書込みが寄せられていてびっくりしました。わたしは、チェロのレイトスターター(それもかなりのレイト)です。先生にはずっとついています。
これまで楽器、弓ともに一度しか買い換えたことがないものですが、それを前提にお読みください。
ナオさんが最初に、ユーチューブの映像について指摘されていたのは、つまりは移弦のことですよね。大人になってからの弦楽器修得では、移弦ってとっても難しいです。
子供はどんどんマスターして行きますが、大人は頭で考えるせいか、やればやるほどぎごちなくなって行きますね。自分流の癖が出てきます。それを先生に直してもらうのはとても大変でした。(もちろん今でも十分ではありません。)この部分が出来ないのは、楽器(弓)のせいではないと思います。
ナオさんは、始めて三年とのことですが、出来なくて当たり前ぐらいのつもりで、この部分ばかりに集中せず、ゆっくりと他の部分を練習されたらいいのではないでしょうか。
わたしの最初の楽器は先生が初心者用として揃えてくれたもの。10年ほどして、そろそろ買い換えたらいいかもしれませんねとのアドバイスで、10倍近い値段のものに買い換えました。為替レートが今と全然違うので具体的な金額は書きませんが、小型車なら買えるくらいです。
その後、アマオケに入れてもらって、目の前で弓のヘッドが飛ぶ事故を目撃し、念のためもう1本と思い、通販の5,000円の中国製を買ってケースに入れています。全然期待していませんでしたが、これが意外に使えるのです。演奏会で使おうとは思いませんが、普段の練習にはよく使っています。ただし、5,000円の弓で最初からやっていたのなら、今のような感触では弾けなかったかもしれません。ここが思案のしどころですが。
今は、購入を前提にせずに、楽器店を回っていろいろなグレードの弓(なるべく高価で良い弓)に触れ、良い弓の感触をつかむようにし、都合のついた資金はこれぞと思う品に出会うまで取っておかれたらどうでしょう。
投稿者:ナオ 投稿日時:2010/11/11 20:24 ---6.102.19
セイジ様、情報ありがとうございます。
低価格のものでも良いカーボン弓があるのですね。低予算の私のとってはとても嬉しい情報です。幅広く見てみようと思います。
チェロが好き様、ありがとうございます。
今私が課題にしえちるのは移弦の問題というわけではないのですが、確かに一箇所の部分だけに拘るのも良くなさそうですね。
他のところも意識を向けるようにします。
皆様たくさんのアドバイスをいただきありがとうございます。
おかげさまで弓に期待し過ぎていた事実や、カーボンも優れたものであること、予算に拘らず、予算以上の弓や低価格のカーボンも試してみた方が良いことなどたくさんの事が分かりました。
独学になったことに非常に焦っていたこともあるのですが、楽しむ事を忘れてはいけないなと気付かせていただくこともできました。
とにかく短時間で購入までを決めずにまずはできるだけ多くの弓を体験し購入すべきかどうかは、それからよく考えてみることにします。
ありがとうございました。
投稿者:ROMEOANT(rio改め) 投稿日時:2010/11/11 21:21 ---103.251.125
ナオ様
弓を試すとき、海外のみならず、国内にも 福田さん、高橋さん、河辺さん、陳さん、他 たくさんの個人製作者の方がおられます。国内の製作学校で弓製作を学んでいる将来有望な方も多数居られます。楽器店などを通じて情報収集を図り、彼らの弓も試す事をおすすめします。
予算が増えればstradさんの弓も店主さんこだわりの品質ですのでぜひお試しいただくことをお勧めします。
なお、今年の弦楽器フェアーでは、私は高橋さんの弓(作品番号1661)は、なかなかの出来だと思いました。
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追記
ナオ様
すみません 場所をお借りいたします
セイジさま、Riosさま pio-pioさま
お気遣いありがとうございます
自分のHNには特にこだわりや意味はありません
もし、私のせいで
pio-pioさまのように
自分の楽器製作者にちなんだ名前という
とても意味のある名前を変えてしまうのは
心が痛みます
このQ&Aを使用される皆様が
使用したいHNが使えなくなるのは
私の希望するところではありませんので
これから このQ&Aにおいては
私が rio から ROMEOANT に変更いたします。
投稿者:pio-pio 投稿日時:2010/11/11 23:25 ---98.208.35
皆様、本題ではなく申し訳ありません。
rio様、
自分の、文字通りの『蛇足』で大変なお気遣いをいただいたようで、驚き恐縮しております。
rio様のお名前は自分にとっても長く敬意を持って親しませていただいて来た重みのあるお名前と存じます。
勿論、御自身のHNは変更も含めて御自身のご自由ではありますが、私のHNの小変更は自分にとって全く苦ではありませんので・・・
このコメント自体も全く『蛇足』ではありますが、rio様に「どうぞお気遣いなく」とお伝えしたい一心で、失礼いたしました。
投稿者:VnとFlのRio(Rios改め) 投稿日時:2010/11/12 05:58 ---13.51.97
当事者の一人としての発言をお許しください。
私のハンドルネームがrioさんと紛らわしいと言う第三者によるご指摘があったことがそもそもの発端です。
私に悪意があるとも読めるご指摘ですが、実際は、単なる偶然です。「Rio」が同じつづりであることに気付き、あわててRiosにしてみたのですが、やはり紛らわしいのに変わりありません。
ただ、最近引っ越した後の、私の新たなブログに「ヴァイオリンとフルート by Rio」と名付けてあります。外国語である「rio」にゆかりを持つことによる命名です。「弦楽器Q&A」での発言の際に別の名前を使うと、他人になりすました意図を問われる可能性があります。
今後は、ブログとの関係を明瞭にして、「VnとFlのRio」のハンドルネームで発現することにしたいと思います。
結果として、長いご経験に基づいて数々の発言をなされていらっしゃるrioさんに、心ならずもご迷惑をおかけしたことをお詫びします。できれば、たくさんのファンをお持ちであるrioさんのご発言の一貫性を保つ上で、お名前を元通りになされるようお願い申し上げる次第です。
投稿者:rio 投稿日時:2010/11/12 07:11 ---181.100.101
ナオさま 申し訳ありません
今少し 場所をお貸しください
----------------------------------
pioさま(pio-pioさま)
Rioさま(Riosさま、VnとFlのRioさま)
正直申せば、確かにセイジさまのコメントにありあすように、名前が似ているので、私はHNを変更したほうがよいと思っていたことは事実です。
ROMEOANTは従前私が使用していた楽器製作者の名前にちなんで考えました。(少しHNにこだわりをいれてみました)
お二方とも、HNは何らかのゆかり、縁のあるWORDを用いておられるのでしたら遠慮なくお使いください。このQ&Aはstradさん運営の場であり、以前より参加している人、最近参加している人の間に区別や優劣はないはずです。
しばらくは「ROMEOANT(rio改め)」として文責は明らかにしながらコメントできるときはコメントしたいと思います。
(これにてこのお話は終わりにいたしましょう)
Q:Seraphin
投稿者:Domore 投稿日時:2010/11/10 21:29 ---30.65.51
Seraphinの名前が付いたチェロを勧められましたが、セラフィン工房というのがあるのでしょうか?
Q:ビオラの弦の組み合わせ
投稿者:TKMY 投稿日時:2010/11/02 23:30 ---102.115.222
以前ある楽器店で、小型のビオラ(38センチ)の弦を考えて、ドミナントの強いのを希望したのですが、その店員さんいわく、基本は「ミディアム」といわれ、「私のお勧めは」、と、A:ラーセン、D:オブリガート、GC:はともにスピロコア(シルバーかクロムか、タングステンかはわかりませんでした。結局、そこでかわずじまいだったのですが、中々強力な組合わせだと思いました。皆様、どのように、お感じになられるでしょうか?
投稿者:hitahita 投稿日時:2010/11/04 13:51 ---48.123.82
>>TKMYさん
その店員さんのお勧めであってこんな組み合わせもどうですかと言う提案なので参考にしたらいかがでしょうか。
>GC:はともにスピロコア(シルバーかクロムか、
>タングステンかはわかりませんでした。
たぶんタングステンじゃないでしょうか?違ってたらすいません。
楽器によって合う合わないもあるので、ドミナントのヘビーを試した上で気に入らないなら店員さんお勧めを試すのも良いと思います。
私的に、小さい楽器だと強めのを張った方が力強く鳴る気はしますが。
ちなみに私のお勧めは
A:ヘリコア
D:ヘリコア
G:ヘリコア
C:スピロコアのタングステン
です。
投稿者:トマト 投稿日時:2010/11/07 19:52 ---25.219.227
TKMY様
ビオラの弦の組み合わせに関して、以前私もこのコーナーで質問させて頂いたのですが、そのとき、色々とご意見を頂いて参考になりました。過去ログ検索でぜひご覧になってください。
Q:再質問で失礼します(ヴィオラA線)
投稿者: トマト 投稿日:2010年06月25日(金) 21時09分
ちなみに私のビオラも40 cmと小さめですが、上記の質問後に、A:ラーセン、DGC:オブリガートにしてみたら、良い響きが得られてその後は満足して使用しています。
投稿者:テストーレ 投稿日時:2010/11/08 15:50 ---139.201.115
オールドイタリアンの40cm弱のヴィオラを弾いています。
私のお気に入りはA線以外はすべてオリーブです。
ガット弦の中でもやはりオリーブが1番私の楽器には合います。
A線はエヴァ・ピラティです。
ラーセンはキンキンしすぎて、オリーブと合いませんでした。
あくまでも個人の意見です。
投稿者:かめ 投稿日時:2010/11/09 15:44 ---53.247.123
強い弦は、楽器に与える影響も大きいので、職人と良く
相談した方が良いと思います。
表板の厚さ、ネックの太さ、駒の厚みなどいろいろな観点から
職人が判断してくれると思います。
私は逆に大きめ(42.2cm)のヴィオラも持っていますが、
こちらにはオイドクサの標準ゲージかスピロコアのweichを
張っています。
投稿者:TKMY 投稿日時:2010/11/10 20:35 ---164.31.178
いろいろ、ご意見ありがとうございました。早速、いろいろ試してみます。
Q:フィッティングの材質と選択の質問
投稿者:ウータン 投稿日時:2010/11/10 18:13 ---25.10.64
バイオリンのフィッティングを交換したいと思っています。
現在は黒檀です。候補は、(1)スネイクウッド (2)ペルナンブーコ (3)ローズウッド (4)ボックスウッド です。
今の楽器の音色は私感では、sweetかな。第1候補のスネイクウッドにした場合、重量は今より重たくなりますか? 音色は黒檀より更に硬くなるのでしょうか。(2)、(3)、(4)はどうでしょうか。
経験豊かな方、アドバイスを下さい。よろしくお願い致します。
Q:Antonio Casaleについて教えてください
投稿者:Nobi 投稿日時:2010/11/07 21:22 ---115.145.200
はじめまして。
いつも、こちらのQ&Aを拝見しています。
Antonio Casale
Fecit In Catania L'Anno 1923
とラベルに記載された楽器を使っています。
Antonio Casale が、どのような製作家であったのかを調べているのですが、分かりません。
どなたがご存知の方いらしたら教えてください。
隆起が低めの楽器なのですが、力強いエッジの効いた音がする楽器です。
宜しくお願いします。
Q:スティックの傷について
投稿者:武田 投稿日時:2010/11/07 15:32 ---230.110.118
駒に金属の消音器を取り付けてバイオリンの練習をしていたのですが勢いあまって畳に落ちてしまいました。
その反動で置いてあった新しい弓のスティックに当たってしまい少し傷が付いてしまいました。自業自得ではあるのですが修理に出せばこの傷は完全に修復できますでしょうか?
150万ほどする弓なので心配です。あと、購入後に気づいたのですがフロッグ部分の裏にある金や銀、べっ甲部分に無数の細かいかすり傷みたいなのがあるのですが、これぐらいは仕方ないことなのでしょうか?
投稿者:かめ 投稿日時:2010/11/07 15:45 ---53.247.123
>この傷は完全に修復できますでしょうか?
できません。弦楽器における修理・修復というのは使用上問題ない
状態にすることであって、見栄えまで元通りにすることはできません。
>無数の細かいかすり傷みたいなのがあるのですが、これぐらいは
>仕方ないことなのでしょうか?
仕方ないです。使っていれば絶対に傷になったりします。
巻線が解れたり、さびたりしますし、鼈甲は汗で曇り、減ってきます。だから、交換可能な部品で作ってあるんです。
元の状態を保ちたいのなら、使わずに手も触れずに保管してください。
投稿者:武田 投稿日時:2010/11/07 16:11 ---230.110.118
かめ様
ありがとうございました。
ちなみにですがオールド棒などはスティック部分とかに傷とかあるものなのでしょうか?
新しいものだけに丁寧に使いたかったから、ついくだらない質問になってしまいました。どうもすみません。
投稿者:かめ 投稿日時:2010/11/07 18:25 ---53.247.123
>オールド棒などはスティック部分とかに傷とかある
物によりますね。
それこそ、大事に保管されて誰も触らなかったような物ならば
ほとんど傷がないでしょう。まず見つかりませんが。
逆に、演奏家に使われてきたような物ならば、少しは傷があっても
不思議ではありません。
Q:チェロ
投稿者:ユキ 投稿日時:2010/11/06 22:19 ---44.69.226
チェロ購入のため、古楽器、新作と色々試しております。
Desiderio Quercetaniというイタリア人製作者について教えてください。サイトがあるので経歴などの基本情報はわかるのですが、この製作者の評価、チェロの価格などの情報を教えていただけましたら大変助かります。
Q:ネック上げについて
投稿者:フレンチバイオリン 投稿日時:2010/11/14 13:34 ---238.16.8
1800年代中盤のバイオリンを持っています。
このバイオリンですが、いろいろな工房に持っていく(単身赴任のため)たびに、
指板が下がっている
ネックが下がっている
駒が低すぎる
といわれます。
修理には6から8万円ほどかかると言われます。
上記の状態は音にどのような影響を及ぼしていたのでしょうか?
ネック上げをしてそれに合わせて、指板取り替え駒取り替えをした場合、いい方向へ音色が変わるかどうかは分からないですよね?
アドバイスをよろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2010/11/14 21:07 ---102.167.209
無責任な発言となりますが、どの工房でもそのように指摘されるのであれば、客観的にみて、その楽器は不健康な状態なのだと思います。またそれだけの費用をかけてでも修理をすすめるのであれば、工房としてもその楽器は修理する価値のあるものと認め、また修理すればよくなると確信しているのでしょう。
修理を行うと、普通パリッとした音となり、音量も明瞭性も増します。
でも今の音が気にいっており変えたくないのであれば、フレンチバイオリンさんにとって修理するとどう変わっても気にいらない方向に向かうでしょうから、現状維持がよいのでしょう。
指板もちゃんとしたものが今使われているなら特に交換の必要はなく、あったとしても指板削りくらいでおさまるのではないですか。(交換が必要な状態なのであれば、すでに現状でよくない状態なのでしょう。)
ネック上げ2万円程度、駒交換&調整で1万円程度 + 状態に応じて指板削り(上サドル調整込み)1万円程度、ではないでしょうか。6〜8万円の根拠がわかりません。
例えば、ストラッドさんの修理費用は、上記修理・調整のタグから確認することができますので、参考にされてはいかがでしょう。
投稿者:申酉 投稿日時:2010/11/15 02:43 ---226.213.56
楽器のネックが下がると、弦と指板の距離が離れて、押さえる左指が痛くなるので、対処療法としては、まず駒を削って低くします。おそらく、件の楽器はこの状態かと思います。
しかし、ネックが下がるということは、楽器が歪んでネックの角度が変わっており、そのままでは症状がさらに進行するので、私は早いうちに直した方がよいと思います。
駒が低いと、ペシャーとつぶれた感じの音になります。 ネック角度を再調整して、高さのある駒に交換すると、通常まろやかな音になるだけでなく、右手も左手も弾きやすくなるので、早めに修理されることをお勧めします。
またこれはプレイヤーにとっては結構な大修理なので、古い楽器なら、ついでに指板も新しいものに変えてもらった方がよいかもしれません。 それでだいたい6万円から8万円くらいになるのではないでしょうか。
投稿者:かめ 投稿日時:2010/11/19 07:53 ---53.247.123
指板が下がっている→指板の交換
ネックが下がっている→ネック上げ
駒が低すぎる→駒交換
の他に楽器の歪みから発生する魂柱の交換なども必要かも
しれませんね。そして、当然、弦も交換になると思います。
150年近く前のヴァイオリンと言うことで、元々の製作精度
などがわかりませんが、状態によっては職人が言っている金額か
それ以上の金額がかかる修理である正当性はあると思います。