Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:フランス製バイオリンについて
投稿者:Lake     投稿日時:2010/10/04 13:54  ---193.140.67

先日、バイオリンの購入を考えているときに地域でバイオリン指導をしておられる先生から下記のバイオリンを薦められました。私は、この先生との面識はほとんどなく、少しアドバイスをいただきたく友人から紹介していただいた先生です。

Sanctus Seraphin
Utinensis Fesit
Venetijs Anno 1730 というラベルと、

反対側には…

Jerome Thibouville-Lamy&C
LUTHIERS
68bis a72.Rue Reaumur
PARIS         というラベルが貼られています。

ただ、先生曰く1730製ではなく、実際は1960年代に製作されたものだと思われるということです。ですから、価格は35万円ぐらいで預かっている…ということなのですが、この金額はだとうなのでしょうか?

もう1点気になるところがあります。
f孔のfの字の横線部分が小さくv字に削られているのが通常ですが、右側(f字の反対の形をしたf孔)の横線部分の一つ(右側)がv型に削られていないのです。このようなことは通常あるのでしょうか?あるいは欠陥でしょうか?またそのようなことがあったとしても、このバイオリンはフランス製なのでしょうか?

アドバイスがあればよろしくお願いいたします。

投稿者:Rio     投稿日時:2010/10/05 11:06  ---13.51.97

 お詳しい方のコメントがあると思いますので、まずは文字面から言えることのみですが。
 最初のラベルはそのヴァイオリンのモデルとなったオリジナルを示すもので、このラベルの真正品ならかなり高価でしょう。反対側にあると言われるラベルが生産者を示すものだと思います。Jerome Thibouville-Lamyと言えば、有名な量産メーカーですので、過去ログに出てきていると思います。1960年代の根拠は分かりません。念のためですが、68の数字は番地のようです。新しくもなく、そう古くもないと言うことでなのでしょうか。
 Jerome Thibouville-Lamyと言えば、悪くないと思いますが、このお値段でこれがベストの楽器かどうかは分かりません。他の楽器もお試しになられたらいかがかと思います。

 

投稿者:rio     投稿日時:2010/10/05 23:53  ---103.251.125

1900年代の JTLの典型的なエチケットの記載のように思われます。確認したいことがあります。

Jerome Thibouville-Lamy&C
LUTHIERS
68bis a72.Rue Reaumur
とありますが

Jerome Thibouville-Lamy&C
はすべて大文字表記で 最後のCには小さくlEという文字がついて、最後にピリオドがありませんか?

68bis a72.
はbisは小さな文字になっており、aの上には「、」が付いていませんか? 72. は 72,(最後がピリオドではなくカンマ)

Rue
の最初は小文字でrue
ではありませんか?

微妙に表記が異なる気がします。

投稿者:rio     投稿日時:2010/10/06 00:08  ---103.251.125

JTLの1900年代はお手頃な価格帯にも
A Strad
F Gobetti
S Klotz
G da Salo
G Cappa
A Gagliano
P Antonius
Amati
M Deconeti
Guarnerius
Maggini
Stainer
などなどいろいろなモデルを発表していました。

高額なモデルは、製作者の手書きのサインがなされていることが多いです。

値段に相応の物かは、実物を見ないと判断できないと思います。

紹介してくれた友人が信頼おける方ならば、信頼のおける友人の紹介である先生も信頼に足るはずです。心配や疑いがあるなら、今回は購入を見送ることも一考してはいかがでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/10/06 00:33  ---115.123.88

>右側(f字の反対の形をしたf孔)の横線部分の一つ(右側)がv型に削られていないのです。

については、それではどのように削られているのでしょうか。
例えば、魂柱を自分でよく触る奏者が使っている楽器などでは、魂柱立てがそのあたりに当たって、削れる/すり切れるという状況となっていることがあります。
楽器の状態が心配なのであれば、やはり専門家(奏者ではなく弦楽器工房の職人さん)に見てもらうことをおすすめします。

Jerome Thibouville-Lamy社(/工房)は、20世紀前半に栄えた、日本のSuzuki以上に大きな弦楽器メーカー(あるいは総合楽器メーカー)であり、プレス加工の大量生産廉価品から、多くの職人を使ってのさまざまなグレードの手工品(創業者は、楽器製作のコンクールで金メダルをとるような製作者で、自作の楽器もある)までのラインナップがあります。Suzukiの楽器と言っても現在5万円強〜150万円のものがあるように、JTLの楽器はそれ以上の差がありますので、rioさんがおっしゃる通り、実物を見て判断しないとわかりません。

個人的には、戦後のメーカーのイメージはあまりなく、20世紀初頭〜第一次世界大戦前が最盛期だったように思い込んでいます。今もあるのか、いつなくなったのかはよく知りません。

投稿者:rio     投稿日時:2010/10/06 04:23  ---181.100.101

>右側(f字の反対の形をしたf孔)の横線部分の一つ(右側)がv型に削られていないのです。

すみませんコメントし忘れていました。

古い楽器のコピーモデルでかつ、アンティークフィニッシュの楽器をつくるときに、製作者によっては、裏板や表板の魂柱のあたる部分の隆起を少し高くしたり、駒の足の部分を少し沈めたり、通常魂柱の調整で傷か付きやすく、すり減りやすい右側のf字について、経年変化を感じさせるように削ったり、ゆがめたりしている楽器もあります。

こだわりすぎて真似した結果なのかもしれません。

投稿者:Lake     投稿日時:2010/10/06 19:19  ---193.140.67

>Rioさま

貴重なご意見ありがとうございます。
ラベルの見方さえわからず、近くの工房で今週末見ていただくことにいたしました。ラベルの見方につきまして詳しくアドバイスいただきありがとうございました☆


>rioさま

Jerome Thibouville-Lamy&C ですが…
大文字小文字は表記の通り書かれており正確に記載いたしました。
Cの後にはrioさまがご指摘の通りですが表記は小文字でie、そしてピリオドが記されています。

bisの文字は68の右肩に小さく書かれていまして、72の前のaにはご指摘の通り「、」が記されています。72の後ろの点は「.」ではなく、「,」でした。

Rueにつきましては、「rue」ではなく「Rue」と表記されいています。

先生は弾くのはもちろん上手なのですが、オールド物についてはラベルも色々あり確実なことは言えず、「おそらく…」というレベルでしかわからないとのことでした。近くに工房がありますので、一度見ていただこうかと思っています。

f字孔につきましては、長年修理などで削れて無くなったというような感じではなく、削り忘れ?という感じです。明らかになにも削られておらず(摩耗していない)、わざと摩耗したかのように見せられているのではなく、その部分はスッキリ直線でニスも残っている状態です。

数十万円のバイオリンとは言え、初心者がオールド(と思われる)物に手を出すのは危険ですかね…。

細かいアドバイスに心より感謝いたします。上記の回答で更にお分かりのことがございましたらよろしくお願いいたします。


>弦喜さま

f孔につきまして…
右側f孔の右側は、なにも削られた形跡がなく、摩耗したように見せかけているようでもまりません。素人目から見ても「削り忘れ?」という感じです。このようなことってあるのでしょうか?

ラベルも色々なものがあると知りましたが、見方もあまりわかりませんし、骨董品と同じようなイメージで感触で好きか嫌いかぐらいの判断しかできませんので、先生(奏者)ではなく、近いうちに近くの工房で一度見てもらうことにいたしました。

経験に基づく貴重なアドバイスに感謝いたします。

投稿者:rio     投稿日時:2010/10/06 20:03  ---103.251.125

Lake様

>数十万円のバイオリンとは言え、
>初心者がオールド(と思われる)物に
>手を出すのは危険ですかね…。

私が質問して、記述が不十分であったことが
わかったようにエチケットの記載内容を
正確に記すことは難しいと
お感じになったのではないでしょうか?
インターネットの情報を信じるよりは
友人や先生を信じるほうが危険性は少ないと思います、


ご自身の友人を信頼できるか?
紹介された先生を信頼できるか?
この二つの質問に、自信を持って
「YES]と答えられないのであれば
今回の楽器は手を出すのは危険だと思います。

投稿者:Lake     投稿日時:2010/10/07 20:28  ---193.140.67

本日、先生と一緒にクレモナでマイスターになられた方の工房に行き、実物を見ていただきました。イタリアが専門とのことでしたが、かなりの数を見ておられる方でしたのでフランス製もほぼ判別できるとのことでした。

その言葉で私も決心しました。素晴らしい方との出会いに感謝しています。また取り次いでいただいた先生にも感謝しております。

皆様の心温まるアドバイスに関しても改めて感謝いたします。
どうもありがとうございました。

では☆^^☆

Q:
投稿者:ライムライト     投稿日時:2010/09/27 09:25  ---109.68.160

スケール時の音程の取り方について質問させてください。自分の中でも、整理しきれていないので意味不明な文章になるかもしれませんがご了承ください。

♭系のEsdur以降,主音の音を
オープンのD(導音)に合わせて低めに取れば良いのか
ピアノのesに合わせるべきか
どっちにすれば困ってます。

にした場合、弦合奏の場合はいいですが、ピアノと合わせていると♭がついた音は確実に低くなります。私はチェロを弾くのですが、ピアノ入りの室内楽をやるとまず、チェロの音はピアノとかぶってる場合が多いのでピアノに合わせます。なので普段の練習でもこれは避けるべきじゃないか?とも考えられます。

にもかかわらず、いろんな音階の本を見ると、大体どの本もオープンをなるべく使って音階の指番号をふってます。
そうすると♭系の、まさにEsdur, Asdur...etc. などはオープンの弦に合わせて全部低めに取っていくのがいいのでしょうか?

またもしくは、導音に合わせて主音は低く(この音程感覚を狭めにという意味)取らず平均律的に音程を取っていくということになるのですか?
その場合、スケールをさらう意味っていうのは、音程感覚優先よりも、ただ左指の配置を覚えるだけのトレーニングになるのですか?

投稿者:ライムライト     投稿日時:2010/09/27 09:26  ---109.68.160

タイトル抜けてました。汗
「♭系の音程のとりかた」
です。

投稿者:AP     投稿日時:2010/09/29 21:31  ---189.206.234

私見ですが、基本的には導音が開放弦とあっていて、なおかつ主音があまり激しく逸脱しない落としどころを探すということになるのだと思います。

フラット系の音程が難しいというのは周知のことだと思います。弦楽器は開放弦を持ってしまっているので、いろいろ矛盾が出てきてしまいます。ピタゴラスの完全な追及は難しいでしょう。

例えばD線1の指のEからE-Durをひくのと同じ指の感覚で、半音下のEsからEs-Durをひいてみてください。A線3の指のDは開放弦と比べて高くなってしまうはずです。E-DurにおけるDisのようにはEs-DurのDはとれないということです。某教授からフラット系のときは導音をあまり高く取りすぎない方がよい、ということは言われたことがありますが、こういうことを踏まえてのことだと思います。

また別の教授から言われたことがあるのは、ヴァイオリンにはどの音にも一番良く響く音程というものがある、ということです。開放弦と響和する音を探せということですね。例えばEs-Durだと、EsとGを開放弦のGとあわせ、BとDはD線とあわせてしまう。間はピタゴラス的に適当にうめます。音律的には突っ込みどころはあるかもしれませんが、よく響いているのでそれなりに丸く収まって聴こえるはずです。Esがピアノとは若干あいませんし、音律的にこうあらなければならない、とガチガチに考えている人にとっては受け入れがたいかもしれませんが、こういうのも覚えておけば実際的に非常に役に立ちます。


ちょっと脱線しますが音程、音律は状況に合わせて選択していくものだと思います。理論も大切ですが現物合わせができないと何にもなりません。極論になりますが重要なのは「変に聴こえないこと」です。何律がえらくて何律がくだらない、なんてことはありません。ピアノとあわせるときはいろんな可能性をあきらめなくてはならないこともありますが、私としては

> またもしくは、導音に合わせて主音は低く(この音程感覚を狭めにという意味)取らず平均律的に音程を取っていくということになるのですか?
> その場合、スケールをさらう意味っていうのは、音程感覚優先よりも、ただ左指の配置を覚えるだけのトレーニングになるのですか?

この文に非常な違和感をおぼえます。平均律も重要な音程感覚のひとつですよ。

投稿者:スガラボット     投稿日時:2010/09/30 11:01  ---255.65.237

弦楽アンサンブルで気持ちよく響和する音程に関する話題と言うことで、久しぶりに投稿させて頂きます。このテーマについては平均律か純正調、かはたまたヴェルクマイスターなどの古典音律がいいのか、人によって意見はまちまちです。僕は、以前古典音律の効用についての議論をこの掲示板で何回か展開させて頂いたのですが、あまり支持を頂けなかったようなので、以下私見と言うことで記します。

1. 日本の商業音楽界では、平均律の使用が不文律となっているようなので、特にスタジオ仕事で各パートを別々に録音するような場合は平均律で弾けない人には仕事が回ってこないということがあるそうです。

2. しかし特に弦楽四重奏などでは純正(に近い)ハーモニーで響かないと興ざめするのも事実です。先日、NHK・BSで東京カルテットが演奏するバーバーの弦楽四重奏曲第一番・二楽章(弦楽のためのアダージョ)を聞きましたが、平均律的な音程で響くハーモニーに違和感を覚えたものです。ヨーロッパのカルテットならあんな響きはしません。

3. モーツアルトは純正な響きを好み、当時はミーン・トーンで演奏されていたようだというのは周知の事実です。

4. 僕はビオラ弾きなのですが、2ndVnやVaなどの内声はその時のメロディーにハモることがAPさんも言われている「その時の状況に合わせて弾く」ことに通じると思いますが、平均律やピタゴラス音律でメロディーを弾かれると、そのしわ寄せを受けて大変な想いをします。

5. 色々な調性や転調を繰り返す楽曲で純正に響和するハーモニーは、一つの音名を一つの音程で弾くだけでは達成できません。そこで破綻が少なくなるように妥協の産物として生まれたのが各種の古典音律です。CDと合わせて弾いてみると分かることですが、欧米の名のあるカルテットはどうやら古典音律(に近い)音程で弾いているように思われます。

僕らのカルテットはヴェルクマイスターIIIか最近はキルンベルガーIIIに合わせて練習していますが、これで音程の悩みは殆ど解決しました。ピアノと弦楽器は響き方の性質が違うので、ピアノが平均律で調律してあってもそれ程の違和感は感じません。心の平安のために古典音律で練習されるのも一つの方法だと思います。

投稿者:ライムライト     投稿日時:2010/10/03 18:47  ---145.115.34

返事遅れてすみません。

ちょっと脱線しますが音程、音律は状況に合わせて選択していくものだと思います。理論も大切ですが現物合わせができないと何にもなりません。極論になりますが重要なのは「変に聴こえないこと」です。何律がえらくて何律がくだらない、なんてことはありません。ピアノとあわせるときはいろんな可能性をあきらめなくてはならないこともある
>>確かにそうですよね。チェロは、ピアノ入り室内楽なんかだと確実に同じ音かユニゾンになってたりするので平均率だろうが古典調律だろうがそこにつけなければいけないみたいな所があります。
現場で合わせるってのが一番大切なんでしょうね。

私がなぜこういうスレッドをたてたのかというのは、最近バッハの無伴奏4番 Es durを弾いていて、ご存知かと思いますが和音とか頻繁に出てくる物ですから解放弦に合わせるわけです。

ただよくよく横のラインを意識してみると、とんでもない音程だよな。と感じたわけです。そこでメロディーラインを意識して音程をとると今度は解放弦とあわない。


スガラボットさんが
4. 僕はビオラ弾きなのですが、2ndVnやVaなどの内声はその時のメロディーにハモることがAPさんも言われている「その時の状況に合わせて弾く」ことに通じると思いますが、平均律やピタゴラス音律でメロディーを弾かれると、そのしわ寄せを受けて大変な想いをします。
>>というのを一人で経験する事となるんですよね。

古典調律でやられているというのも興味あります。
ただこういう調律は鍵盤楽器のために考えられているんじゃないかな。と思うのですがどうでしょう?
(ちなみに私は調律に関して知識があまりないので、失礼なことを言ったら申し訳ありません)

投稿者:スガラボット     投稿日時:2010/10/05 12:22  ---255.65.237

古典音律について、ライムライトさんが

> 古典調律でやられているというのも興味あります。
> ただこういう調律は鍵盤楽器のために考えられているんじゃないかな。と思うのですがどうでしょう?

と書いておられますが、そんなことはありません。例えばヴァイオリニスト・玉木宏樹さんの都電借り切り「純正律音楽コンサート」に僕も参加したことがありますが、ミーン・トーンに調律したアイリッシュハープを伴奏に響く音楽は素敵なものでした。以下のURLでCDも紹介されていますので参考にしてください。
ttp://www.archi-music.com/tamaki/

ここでは純正律と言っていますが、これは古典音律に詳しくない一般の方にも理解しやすいようになされた表現で、実際には各種の古典音律を使い分けておられます。

先の発言で、僕は最近キルンベルガーIIIに合わせていると書きましたが、ヴィオラ・チェロでについてチューニングを具体的に言うと、A-D、D-G、G-C の5度を平均律の5度より各々約3.4セント程狭く調弦します。この調弦法は、例えば音楽之友社刊「クァルテットのすべて−スメタナ弦楽四重奏団は語る」に述べられている低減はG線とD線を少し高めに調弦するという指摘と符号いていると思います。

ただ、音律というのは「固定的に考えるのではなく、状況に合わせて」という指摘は正鵠を得ており、僕が使用しているキルンベルガーIIIについても、「MIDIによる調律法聴きくらべのページ」(ttp://murashin.sakura.ne.jp/muraron18.htm)で以下のように言われている通りだと思います。

> (キルンベルガーIIIは)ミーントーンとピタゴラスを組み合わせた調律法で、多数の類似の調律法があります。結果的にヴェルクマイスターの調律法とも類似点の多いものになっています。細かいことを言わなければキルンベルガー第3をそれらの代表・集大成として汎用的に用いることができます。(なぜならば素人にはほとんど聞き分け困難ですので。)1台の楽器で幅広いレパートリーをこなさなければならない場合には欠かせない調律法です。

結局は妥協の産物であるとしても「変に聞こえない」程度は平均律で合わせるよりも遙かに優れており、また、欧米の名門カルテットの演奏にもより近い方法だと感じています。

投稿者:ライムライト     投稿日時:2010/10/07 10:52  ---197.195.183

ミーン・トーンに調律したアイリッシュハープ
>>確かに鍵盤ではないですが、音が固定されてるという意味では鍵盤と同じような意味、条件になると思うのですが・・・
ただミーントーンのハープというものに興味あります。
CD聴いてみようと思います。

先の発言で、僕は最近キルンベルガーIIIに合わせていると書きましたが、ヴィオラ・チェロでについてチューニングを具体的に言うと、A-D、D-G、 G-C の5度を平均律の5度より各々約3.4セント程狭く調弦します。この調弦法は、例えば音楽之友社刊「クァルテットのすべて−スメタナ弦楽四重奏団は語る」に述べられている低減はG線とD線を少し高めに調弦するという指摘と符号いていると思います。
>>チューニングにもいろんな工夫があるんですね。
やっぱりハモるということは、調律の歴史から見ても人が昔から求めてきてる物なんだなと改めて感じます。

Q:A・Dパッショーネに合うG・Cスチールを探しています。
投稿者:ama_cello     投稿日時:2010/09/23 13:03  ---18.86.168

還暦前からCelloを始め6年になる下手くそチェロ弾きです。腕の未熟を何とか弦で補えれば(?)・・・と、幾つかの弦を試して参りました。
春以来、現用のローデリッヒ・ぺゾルトの604A(1994年製?)に4弦ともパッショーネを張ってそれなりに気に入っているのですが、約半年が経過してもC・D弦の調弦が安定せず、ストレスが溜まって堪りません。^_^;
そこで、A・Dのパッショーネに合いそうなC・Dのスチール弦があれば交換したいと考えています。
直前までは、C・D弦がラーセンだったのですが、やはり音色の違いが気になり思い切ってパッショーネに交換したのです。(当時Cにはラーセンのワイヤーコア/タングステン巻を張っていましたが軟らかい弾き心地がいまいち感覚が合いませんでした。Gはスチールでしたがこちらの弾き心地は気に入っていました。)
候補の一つに「スピロコア・タングステン巻き」を考えてストラッドさんに注文しかけましたが、なにせ高価な弦ですから、諸兄のアドバイスをいただければと思い止まっている次第です。
実際に張って見なきゃ判らないのは当然なのですが、ご意見を宜しくお願いいたします。

投稿者:ama_callo     投稿日時:2010/10/05 23:23  ---18.86.168

やっぱり無理な相談だったようですね。
試してみなきゃ〜どうしようもないので、今日「スピロコア・タングステン巻き」を発注しました。
ご回答を待っている間に「スピロコア・シルバー巻き」に張り替えてみてチューニングに余計な気を使うが必要なく、ストレスからは開放されています。 (^^ゞ

投稿者:ごる     投稿日時:2010/10/06 07:02  ---148.130.154

まだパッシオーネのA、Dを使った事がある人が
少ないんじゃないですかねー
私も、購入してありますがまだ張っていませんf^_^;)
上の二本の感想を教えて頂けないでしょうか?

投稿者:通りすがりのチェロ弾き     投稿日時:2010/10/07 09:30  ---6.50.64

私も気になってはいますがまだ使った事はないです。
A、Dはスチールなんだぁ…てっきり4本ともガットなのかと思ってた。

おそらくガット弦のG、Cに合わせてA、Dも柔らかめの音色だと思うので、G、Cはナイロン弦なんかも合いそうな気もします。

…これはただの推測ですけど(^_^;)

Q:弓のスティックのニスの剥げ
投稿者:fukushi     投稿日時:2010/10/02 08:23  ---97.203.206


もう10年以上使っている弓のことで相談です。
最近、酷使させすぎたのかどうか分かりませんが(10年間3時間ほど)、弾力がなくなってきたのではないかと感じています。

そのせいもあるのか、弾いているときに毛がスティックにあたり、スティックの真ん中部分20cmぐらいのニスがはげています。
このような場合塗り直しは可能でしょうか?
可能でしたら音色などは変わってしまうのでしょうか?

また、弓の反り直しの実際の効果、どれぐらい続くのか?など教えてください。よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/10/03 11:34  ---102.245.29

まずは、はげている部分の修復についての素人の意見です。
弓のことについては詳しくないのですが、本などによると、手作りの高級な弓の仕上げは、専用の磨き石で磨いたり、油で磨いたりして、艶を出し、塗装しないものが結構あります。量産品はそのような手間はかけられないので塗装が基本でしょう。塗装でも今まで見た中では、よい材料を使ったもの(木目を見せたいもの)は透明のニスで仕上げられていますが、昔の安い弓は木の素材がわからないようにか色のついたニス、あるいは塗装剤でコーティングされています。
従って、お持ちの弓がどのようなグレードのどのような作りのものかわからないと、正しい回答は困難だと思います。
もともとの状態に応じて、擦れて薄くなった、あるいは木の地肌が見えている状態の回復作業の内容は異なります。
音色については、修復内容は基本的にはもとの状態に近い状態に戻すことでしょうから、今の状態と新品の時の状態との差程度、と考えればよいのではないですか。その差は認識されていますか? それが答えになると思います。

また私は反り直しを行ったことがないので、反り直しの影響についての直接回答はできませんが、左上の過去ログ検索から、例えば
弓 反り直し
をキーワードに入れて、検索してみてください。過去に書き込まれた内容が参考になると思います。

Q:弓の鑑定人
投稿者:ゆきこ     投稿日時:2010/09/25 17:10  ---226.200.33

弓の鑑定人に、ジルという人はいますか?
正式なスペリングと経歴と鑑定人の中のランクがお分かりでしたら教えてください。

投稿者:木村哲也     投稿日時:2010/09/27 15:43  ---30.170.226

パリの Gilles Chancereul のことでしょうか?オークションを請け負ったりしているようですが、私は彼(ら)のことをあまり知らないので信頼性などについては残念ながらお答えできません。

投稿者:ゆきこ     投稿日時:2010/09/27 19:40  ---226.200.33

たぶんその人だと思います。
大変参考になりました。
どうもありがとうございます。

投稿者:SP2     投稿日時:2010/09/27 19:54  ---171.153.116

 Gilles Chancereul氏はパリのヴァイオリンディーラーで、鑑定書も書きます。娘のJulietteは英語が出来ますので直接問い合わせてみたら良いでしょう。大体、こんなところでランクとか言っても正確な答えが聞けるとは思えませんが。。そもそもChancereulを知らないとしたら、それは自分でど素人と言っているという事と同じです。

 蛇足ながら、Gilles Chancereulは時々東京に来ていますので、Juliette嬢にコンタクト取って直接会ってみたら良いのでは?

投稿者:関係ありませんが・・・     投稿日時:2010/09/29 16:45  ---145.23.150


SP2氏のコメントは何とも人柄が滲み出た文章ですね。
そう感じるのは私だけでしょうか。。

投稿者:ど素人     投稿日時:2010/09/29 17:49  ---54.128.201

ディーリングに興味のない各国の名匠もいることですし
chancereulなる人物を知らないと「ど素人」はまあ少々あれですが
玄人なプレイヤー(どんなの?)やディーラー、研究と製作と商売のバランスが微妙な人達は知ってて当たり前なんでしょう。
気にしないことです。

Q:色落ち? ニス落ち?
投稿者:ショコラ     投稿日時:2010/09/24 13:52  ---64.50.234

娘の楽器の買い替えにあたり、数本のバイオリンを見ています。

ヴァイオリンの外観を見るとき、私たち素人は見た目の印象も気にしてしまいます。
娘が気に入ったバイオリンなのですが、顎あての反対側?(隣側)が直径5センチ程色落ち?、ニス落ち?と言いますか、色が薄く白っぽくなっています。

娘は楽器の音色と操作性が抜群に良いから気にならないと言いますが、私は少し気になります。

そのような楽器の色は、同じような色に塗ることが可能でしょうか?
またそのような状態になってしまうの原因は何でしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/09/25 09:41  ---115.120.226

色合わせしたニスをレタッチして、目立ちにくくすることは可能です。(何度か、塗って乾かして磨く事を繰り返します。)
これの出来は、職人さんの腕と、どれだけ丁寧に(時間をかけて)行うかにかかっていますので、ニス塗りに関して腕のよい職人さんに丁寧な作業を頼むと、もとの状態とほとんど同じ状態になるでしょうし、下手な職人さんが雑な作業をするとかえって不自然な感じとなることもあります。費用は状態と職人さん次第ですが、数千円〜数万円にばらつくでしょう。

ニスがはげる原因は、沢山あり、特定はできないでしょう。
− 楽器を磨くオイル/研磨剤/つや出し剤との相性が悪く、試しにその箇所から磨き始めたが、ニスが剥げたのでそこでやめた。
− 汗がしたたったので、演奏後に頑張って擦ったら、剥げた。
− 汚れていたので、息を吹きかけて吹いたら、ニスが柔らかくなって剥げた。(個人的には、昔それで大事な楽器のニスを痛めた事があり、以後絶対しないようにしています。)
− 古い楽器の場合は、顎当てを使わないで使っていた時期があり、楽器の右側に顎をのせる人が使っていた。
− ニスを痛める液体が付着し、拭き取ったがニスも少し剥げた。
などは、一例です。

個人的には、経年でニスは色が変わり、元々保護のために施されているという意味では使っているうちにニスは次第に剥げていくので、最初の均一でピカピカの状態が使って行く中で次第にその楽器独自の模様となっていくのも、その楽器らしさかな、と思っており、逆にそれも含めて使い込まれた道具としての楽器の姿を楽しんでいます。

投稿者:猫丸     投稿日時:2010/09/25 16:32  ---106.119.140

>顎あての反対側?(隣側)が直径5センチ程色落ち?、ニス落ち?と言いますか、色が薄く白っぽくなっています。

>− 古い楽器の場合は、顎当てを使わないで使っていた時期があり、楽器の右側に顎をのせる人が使っていた。

現物を想像するしかないのですが。
オールドフィニッシュと言うことも考えられます。
ハイポジションで手のひらが当たる部分の、ニスの状態はどうですか。

それなら、塗り直すと野暮になりますので、職人さんとよく相談してみてください。

投稿者:ショコラ     投稿日時:2010/09/25 21:32  ---64.50.234


弦喜さま、猫丸さま

沢山の情報をありがとうございました。
本当に勉強になります!

色を目立たなくするためには、腕の良い職人さんを探さなくてはいけないようですね。

>− 古い楽器の場合は、顎当てを使わないで使っていた時期があり、楽器の右側に顎をのせる人が使っていた。

古い楽器と言えるか分かりませんが、1920年代後半のバイオリンです。
なるほど〜と、娘と共に納得し、以前の持ち主をあれこれ想像していました。

>ハイポジションで手のひらが当たる部分の、ニスの状態はどうですか。

確認しましたら、その部分も薄くなっています。

楽器自体はとても使われた感が滲み出ていて、よく言えば貫禄のようなものも感じられます。
しかし今までの楽器が比較的綺麗だったので、そのバイオリンの外観が気になってしまいました。

購入が決まり、どうしても気になるようでしたら、職人さんに相談してみようと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/09/25 22:24  ---115.120.226

>1920年代後半のバイオリン
であれば、残念ながら、
>− 古い楽器の場合は、顎当てを使わないで使っていた時期があり、楽器の右側に顎をのせる人が使っていた。
には該当しないと思います。顎当ては、シュポーアという人が考案したと言われていますが、19世紀の前半に活躍した人です。上記古い楽器と書いたのは少なくとも150年以上前の楽器をイメージして書き込みを行いました。
(私見ですが、ヴァイオリンで100歳くらいのものは、人で言えばやっと少年から青年になって、大人の仲間入りをするころのイメージがあります。)

もとから、猫丸さんの言われるようなアンティーク仕上げ(古い楽器を模倣したニスの表現)がされているのでないなら、やはり生まれてから80年の間にニスが薄くなるような何かささいな不具合が発生した、と考えるべきかと思います。
80年の間使い込まれた楽器であれば、それなりに痛みはあるものであり、ニスだけなく、例えば表板にクラック(ヒビ)の1つや2つあっても、標準的な状態と考えられています。

投稿者:ショコラ     投稿日時:2010/09/27 10:45  ---64.50.234

弦喜さま

ニスが薄くなった原因はともかく、楽器で音楽を奏でること自体には大きな影響はなさそうですね。
実はヒビも一本修理済みだったのですが、こちらに関しても標準的な状態ということで不安が解消されました。
(修理箇所は表面上は全く分かりませんが、修理をしてあるとの説明を受けました)

純粋に音色を求める娘と、外観をも気にしてしまう親との間に少々ギャップはありますが、この楽器に決まりそうです。

先日ご相談した「音に酔って気持ちが悪くなる」バイオリンです!
今は「音に酔って気持ちが良い」、に変わりました。(笑)

ありがとうございました。

Q:右手のコントロール
投稿者:射手座     投稿日時:2010/09/20 09:59  ---231.238.236

78歳の老バイオリン弾き(アマ)です。最近右手の動きがおかしくなりました。弦に対して弓が直角に動きません。弓元での小指の押さえが利きません。弓先での人差し指の押さえが利きません。細かい文字が思うように書けません。右手のコントロールが自由にできないような状況です。一応整形外科にはかかっていますが、頼りない対応です。どなたか、同じような経験をされた方やいい療法をご存知の方がいましたら是非教えてください。

投稿者:Rio     投稿日時:2010/09/20 10:45  ---13.51.97

 違っていたら大変失礼になることをお許し下さい。

 私の父親の例ですが、なかなか器用な人でしたが、あるとき、豆のようなものを箸で取り落とすようになり、同時に、歩行時に右方向に僅かずつ曲って歩くようになったため、医者に診て貰いましたら、脳に僅かながら地の塊が生じており、入院して開頭除去し、事なきを得ました。

 こんなことも無きにしもあらずですから、まず、原因の解明をされるのがよろしいのではないかと思います。

投稿者:会社員     投稿日時:2010/09/20 11:17  ---42.124.14

会社名は明かせませんが、大きな製薬会社の開発部門に勤めています。職業柄たくさんの患者さんのデータを見ております。
失礼ながら、RIO様と同じく、脳卒中(とくに脳梗塞)の超効果もしれません。整形外科よりも、脳外科を受信されることをお勧めします。CTスキャンでは精度が低いため、かならずMRI検査をお受けになってください。なにもなければそれに越したことはございませんし、もしも少しでも異常があれば、早期発見につながりますし、貴殿の健康を心からお祈りしています。

投稿者:会社員     投稿日時:2010/09/20 11:18  ---42.124.14

誤字失礼しました。超効果→徴候か
です。

投稿者:Rio     投稿日時:2010/09/21 11:55  ---13.51.97

申し訳ありません。誤字がありました。

「地の塊」は間違いで、正しくは「血の塊」です。
なお、病名は脳梗塞ですが、ごく軽度でした。
手術後、前よりしゃべるのが速くなったくらいで、後遺症も全くありませんでした。

どうかお大事に。

投稿者:射手座     投稿日時:2010/09/21 13:41  ---231.238.236

Rio様、会社員様
ありがとうございます。今日、脳外科でMRIの検査をしてきました。結果は異常なしとのことでした。原因は別のようです。

投稿者:会社員     投稿日時:2010/09/22 12:22  ---15.200.186

射手座様
ご健康が確認できて本当によかったです。
しかしながら、私にはほかに心当たりがございませんので、お役に立てません。申し訳ありません。
ご不満の点の原因が早くに判明し、改善されることを、心からお祈り申し上げます。

投稿者:Rio     投稿日時:2010/09/22 16:04  ---13.51.97

MRIの結果が異常なしとのことで、当方も安心いたしました。余計なことを申し上げた事になってしまい、申し訳ありません。

投稿者:余計なおせっかいかもしれませんが     投稿日時:2010/09/25 09:58  ---214.133.67

脳外科でも結構ですが、脳外科の対象は腫瘍と血管系の疾患です。MRIで異常がないとのことでしたので、MRIで見つかりにくい変性疾患など病気の確認が是非必要です。これは神経内科(精神科とは違います)の専門ですので、神経内科を受診して、よく相談されることをおすすめします(変性疾患かどうかを確認するために受診するのではなく、右手の障害の原因をよく調べてもらってください)。

結果的に何でもなく、あとで笑い話で終わるよう祈念しています。

投稿者:通りすがりのチェロ弾き     投稿日時:2010/09/26 19:00  ---6.43.202

手根幹狭窄症(又は手根幹症候群)というのを、前にTVで放送していたのを思いだしました。
指先のしびれや震えにはこのような症例もあるようなので、参考になるか分かりませんがURLを貼ってみます。

ttp://www.10139-kenshouen.net/shukonkan.html

Q:弓の値段について
投稿者:mani     投稿日時:2010/09/25 23:34  ---17.48.24

数年前にスズキのNO550のバイオリンを買いました
その時にNO230のを下取りに出して弓は5万のを同時に購入したのですが
スタンプはALLEGROとあり裏はswiss後消えていてわからない・・・のですがそのような弓がその値段であるのかどうかということと
5万した割にはあまり値段の価値があるように思わないのですが教えていただければ嬉しいです。またこのバイオリンに見合う弓があれば教えてください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/09/26 10:16  ---115.120.226

以下、私見です。

>5万した割にはあまり値段の価値があるように思わないのですが教えていただければ嬉しいです。
それは、その弓を弾いていない者には答えられません。購入し使っている本人が判断することでしょう。”価値がない”と思うのであれば、その弓はそうなのでしょう。
メーカー等を除いた一般論として、5万円の弓は、お試し弓からグレードアップするときの、ある程度真面目に作られている最低ランクの弓、というところではないでしょうか。あるいは、最初から少しまともな弓をつけておきたいという時に3〜5万円くらいのものから出発点として選んでおくのではないでしょうか。

弓は1本1本材料も違い、人の手の入るところもありますので、同じ値段の同じ型番のものを複数並べても、弾き比べすると、それぞれがかなり違ったものであることがわかります。当たり外れ、好き嫌い、が、出るのです。従って、性能や相性にこだわるならば、実際に弾いてみて、納得したものを購入する必要があります。これは、安い弓でも、高い弓でも同じことです。

毛替えは当然、定期的にされていますよね。長年していないなら、例えばもう伸び切ったパンツのゴムのような状態になっていますので、まず交換すべきです。

これも完全に私見ですが、弓の選択については、上限をいくらに設定できるかは個人の事情によるでしょうが、出来る限り選択肢を広げた上で、楽器に関係なく、弾きやすく、いろいろな音色が出て、音量も出る弓を、納得して購入してメインの弓と
して使うのが正解だと思います。これは将来楽器が変わっても一生使えます。
上を向いたらきりがないのすが、一旦100万円くらいまでのものをお店でいろいろ弾いてみると、感触がつかめ、もっと広い視点で弓を探すことができるようになると思います。個人的には10万円の楽器に100万円の弓も十分ありです。弓は自分の手の延長であり、実に微妙なことを要求されるのですから、いい道具は上達と演奏自体を大きく後押ししてくれます。。

"Allegro"と名前の付けられたメーカー品に弓については、私は2つしか知りません。
Arcus のカーボン弓
Finkel のチェロ弓(スイス製)

投稿者:mani     投稿日時:2010/09/26 16:01  ---17.48.24

ありがとうございました。
次弓を選ぶときはよく弾き比べてお店の方任せにならないよう納得いくものを買います。
いろいろアドバイスいただきありがとうございました。

Q:ニスが融けることはあるのでしょうか?
投稿者:アイラ     投稿日時:2010/09/21 02:00  ---36.146.120

8月の間、ひと月ほど楽器に触っていなくて、
久しぶりにケースを開けると楽器の裏板の
部分が(ケース直接触れていっと思われる部分)
ニスが融けたような感じになっていることに気付きました。

購入時にはこのような状態ではなかったと思うのですが...

今年の異常な暑さでニスが融けるということはあるのでしょうか?


よろしくお願いいたします。

投稿者:通りすがりのチェロ弾き     投稿日時:2010/09/21 15:56  ---6.67.82

今年は暑い日が多かったですからねぇ。

車中など高温になる所に長時間置いておくと、ニスが溶けて(柔らかくなって)ベタベタになるそうですよ。

室内でもケース内の温度が高温にならないように気をつけた方が良いですよー。

投稿者:かめ     投稿日時:2010/09/21 17:01  ---53.247.123

新作の楽器の場合、まだニスが乾ききっておらず、ケースの跡が
ニスにうつってしまうことがあります。
高温多湿の条件にこんな条件が重なってしまうと、ほぼ間違いなく
ニスに影響が出ますね。

ただ、考えようによってはニスは楽器を守る為に塗ってあるので、
高温で楽器が割れたりする前に、ニスが柔らかくなって少し熱を
吸収したという考えもできるかもしれません。
ニスは補修も塗り直しも不可能ではないですからね。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/09/22 01:49  ---115.122.139

柔らかいニスの手工楽器には、ニスがおちつくまでの数年間、真夏だけでなく、5月くらいからケースの跡がつくものがあります。絹袋や絹のスカーフでつつむと、今度は布のしわの跡がついたりします。

一方、量産系の普及価格帯の楽器では、数も多く、どのように扱われるかわからないこと含めて、少々の暑さではダメージをうけないニスが施されていると思います。

私の家では、夏場は、楽器の置いている部屋はずっとエアコンを入れっぱなしにしています。旅行に行く時もエアコンは止めることはなく、電気代は楽器への温度や湿度でのダメージを避けるために必要な費用と考えています。
壁のすぐ外や天井の上の屋根に日光が当たる場合、あるいはカーテンが薄く窓からの日光が完全に遮断できない場合、エアコンをとめて戸締まりしてしまうと、部屋の温度は簡単に40度くらいにはなるように思います。

投稿者:あいら     投稿日時:2010/09/22 01:58  ---36.146.120

通りすがりのチェロ弾きさん
かめさん
弦喜さん

コメントありがとうございます。
やはり、エアコンを止めて外出したときに、部屋
の温度があがりすぎたことが原因なのだと思います。

これから気をつけようと思います。

参考になりました。ありがとうございました。

投稿者:Rio     投稿日時:2010/09/22 21:18  ---13.51.97

 ヴァイオリンをケースに収納して平らに置くと、裏板とケースの内側が接触しますので、跡がつくことがあります。固まっていない場合もあるし、塗料中の樹脂のガラス転移温度(Tg)が低いためかも知れません。私が新作を購入したのは2年前の5月ですが、楽器が出来たてだったので、楽器店で剥離紙を敷いて貰いました。その後、剥離紙が破損したので、シリコーン加工紙を買って、ヴァイオリンの胴の形に切り抜き、自分で敷きなおしました。料理用のもので、オーブンの温度に耐えますから、40℃くらいで紙自身が変質することはありません。

 そうは言っても、弦喜様の言われるように、エアコンかけっぱなしが理想だと思います。楽器の温度を上げないことですね。

投稿者:アイラ     投稿日時:2010/09/23 01:37  ---36.146.120

Rioさん

そういった方法もあるのですね。
まったく知りませんでした。参考になります。

ありがとうございました。

Q:裏板について
投稿者:こうじ     投稿日時:2010/09/22 14:37  ---03.131.29

いつも楽しく拝見させていただいております。私はバイオリンを始めて5年近くになるものです。最近見つけたのですがバイオリンの裏板は虎目のものばかりかと思っていたのですがバーズアイというものや貝殻模様の裏板があるようなのですが、これらの違いは何なのでしょうか?バーズアイは中々見かけることが少ないようですが新作にしかないのでしょうか?

投稿者:Rio     投稿日時:2010/09/22 16:27  ---13.51.97

 一般的な銘木の中には、杢(もく)という特別な模様のものがあり、バーズアイもその一つです。他には、玉杢、ぶどう杢、うずら杢などを聞いたことがあります。ぶどう杢は、ギヨームの松脂の容器の模様がそれではないかと思います。虎杢はヴァイオリン以外ではあまり聞いたことがありませんが、私が知らないだけかも知れません。銘木、杢目、杢などでお調べになれば、情報が得られると思います。
 節(ふし)とは違って、不均一性の問題が生じることが無いのでしょうか、よく分かりませんが。ヴァイオリンの裏板に使われていることはありますね。希少価値のあるものだけに、通常の裏板の良材よりもさらに高価な筈です。モダンでも見た事がありますので、新作に限った話すではないと思います。
 
 

投稿者:スティールラバー     投稿日時:2010/09/22 17:17  ---146.64.122

バーズアイは多くの場合、シュガーメイプルのような硬いメイプルに現れます。一般的にはヴァイオリンの材料としては硬すぎると言われています。削るのも大変だそうです。
また虎目の出る材料でも板目にとると違う模様が出ます。