Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:あるビオラの素性について
投稿者:masaくん     投稿日時:2011/01/10 16:26  ---242.213.231

 みなさまこんにちは。いつも楽しく、またみなさまの楽器等に関する知識の豊富さに感心しながら拝見いたしております。
 さて、当方バイオリンを少しばかり弾く傍らで時々ビオラも弾いています。今回、みなさまへのご相談は、小生の知人がビオラを弾いているのですが、楽器の素性を知りたいとの相談を受けました。 購入した楽器店に確認してはと話をしてみたものの、転勤で遠方から転居してきたため、それも叶わないとのこと。

 そこで、みなさまの豊富な知識に助けていただこうという次第です。ラベルには以下のように記載されているそうです。

Cav.Uff.
Celestefarotto
Fece in milano l'anno 1972
#84

 ミラノの量産工房の規格品かと想像しますが、一体どういうものか分かるようでしたら、ご教示いただけたらとおもい、投稿いたします。よろしくお願いいたします。

投稿者: masaくん      投稿日時:2011/01/17 12:32  ---118.167.178

 レスがつかないようですので、不適切な質問だったのでしょうか?削除をお願いいたします。

投稿者:というか     投稿日時:2011/01/17 20:36  ---15.157.42

いや、普通にぐぐったり、オークションのresultsやarchiveで出てくるので。。。

投稿者:masaくん     投稿日時:2011/01/19 08:25  ---118.167.178

というか さま

 ご教示ありがとうございます。

 ただ「、普通にぐぐったり、オークションのresultsやarchiveで出てくるので。。。」という箇所について、当方の浅学のため方法がわかりません。
 誠にお手数とは存じますが、参考までに一例を挙げてご教示いただけると助かります。あとは何とか自力で探してみます。

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/01/19 10:35  ---13.51.97

文字面だけの話で、自信はありませんが。

Cav.Uff.は称号のようなものらしいです。
CelestefarottoはCeleste Farottoという製作者で、名前のある人のようですから、この名前で検索してみたらいかがでしょうか。日本の大手楽器店でも販売されていると思います。なお、Celeste Farottiと言う人はその叔父のようです。
Fece in milano l'anno 1972はミラノ製、製作年が1972年ということでしょう。
#84は作品番号でしょうか。
なお、イタリアの量産工房と言うのはあまり聞きませんので、普通のハンドメイドではと思います。

投稿者:masaくん       投稿日時:2011/01/19 17:42  ---227.87.162

ヴァイオリンとフルートのRio さま

 丁寧なご教示ありがとうございます。
 自力でサーチしてみます。

Q:はげたニス
投稿者:ソニック・スター     投稿日時:2011/01/16 22:57  ---3.240.23

40年くらい前のバイオリンで、所々ニスがはげたりして生木が出ているところがあります。表板の右上や、弓毛が当たってはげたと思われるCカーブのところです。

それほど大きくは無く、見た目的には全然問題ないのですが、少々木が黒ずんできています。

このような場合はげた所にニスを塗ってもらったほうがよいのでしょうか?

お世話になったいる工房の方には「ご依頼があればやります。」とだけ言われました。

また、バイオリンを習っている先生も、メインの高い?モダンバイオリンを、Cカーブなどニスがはがれたままの状態で使っているみたいです。


もう一つ、二度の質問になりますがこのバイオリンのメーカーと型番について分かる方教えてください。

W&A JACOL
AU PAYS ?E
NEUCHATEL
N.1009 AN1973

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/01/19 11:01  ---13.51.97

気になる度合いにもよりますが、古い楽器になると勲章みたいなものなので、放置する人も多いと思います。部分的に塗装が無い部分が有っても差し支えない筈です。

この表記はフラン語圏のもののようですね。
W&A JACOLは綴りは合っていますか。JACOBではとも思いますが。
NEUCHATELはスイスにそのような地名があり、そこにはヴァイオリン製作者も居るようです。スイスのヴァイオリンは聞いたことがありませんが、弓のメーカーはあるし、鮭をくわえた熊の木彫りも元々はスイスだそうですから、木工も盛んでしょうし、ヴァイオリンも作っていると思います。

情報が少なそうですから、スイス大使館に電話で尋ねるという方法もあると思います。

投稿者:ソニック・スター     投稿日時:2011/01/19 16:02  ---3.240.23

「ヴァイオリンとフルートのRio 」さん、回答ありがとうございました。

ニスのはげはそのままでも問題無いのですね。見た目的にも少しいい感じのはげかたなので、このまま使ってみることにします。

バイオリンのメーカーについてですが、NEUCHATELがスイスのフランス語圏ということまでは分かっていました。

「W&A JACOL」というメーカーと、「N.1009」の型式が分からなくて。

バイオリン自体は、僕的にはいい音です。

横板と裏板にキルテッドメイプルと思われる木材を使っています。
ギターならともかく、バイオリンでキルテッドメイプルが使われるというのは聞いたことがなかったので、できれば詳しく知りたかったんです。

大使館に電話で尋ねるなんて、かなり気後れしてしまいますが、いつか覚悟が決まったら聞いてみようと思います。

丁寧に回答してくださって、本当にありがとうございました。

Q:バイオリンの弦
投稿者:みっちー     投稿日時:2011/01/12 20:10  ---17.48.29

今使っているバイオリンはスズキの550です。
このバイオリンに合う弦を教えてください。
現在はトニカを使っています。
また、バイオリンの弓にぬる松脂は練習量にもよると思いますが、一日2時間程度ならどのくらいの割でぬるべきでしょうか?

投稿者:あいうえお     投稿日時:2011/01/13 15:56  ---47.154.58

メーカーの量産品といっても、個体差がありますし、好みの
問題もありますので、一概には答えにくいご質問かもしれません。

一般的な弦の選び方という話になってしまいます。

低予算&無難なラインとなればドミナントですし、
好みの音色を優先する場合、大まかなことでいうと、
きらびやかな音色ならエヴァ、深みのある音色なら
オリーブなどのガット弦になります。ただし、楽器に
合うかは張ってみないと分からないでしょうね。

音色よりも操作性優先で押さえやすいビオリーノという
選択肢もあります。

一旦、好みの弦が見定まってきても、楽器の特性を
補うという意味で、一本単位で変更が発生することも
あります。高音を強くしたいとか、音がひっくり返りやすい
ということになれば、別の弦がいいですよね。

現在お使いのトニカのどういうところが物足りないか
一言添えていただけるなら、識者の皆さんのアドバイスを
引き出しやすいかもしれませんよ。

そういえば、知り合いがスズキの500でエヴァを張って
いました。ご参考までに。

投稿者:みっちー     投稿日時:2011/01/13 17:02  ---17.48.29

あいうえおさんありがとうございます。トニカに物足りないとは思わないのですが、他のと弾き比べた事がないので・・・
春に発表会があり、音の響きや深みがある弦があれば、この機会に変えてみようかと思っています。
 エバはきらびやかな他にどんな特徴がありますか?
またオブリガードはどうなのでしょうか?

投稿者:あいうえお     投稿日時:2011/01/13 17:58  ---47.154.58

私が過去にした質問のレスが参考になるかもしれません。

ttp://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=20639&re=20620&key=賞味期限
コピーして、先頭にhをつけてください。

エヴァとオブリガードは、きらびやかと深みという
対照的な特徴と思われます。
オブリガードは、合成弦ながら、ガット弦の特徴に
近づけたものです。
エヴァは、使ったことがないので一般的な評価しか
存じません。

発表会、うまくいくとよいですね。

Q:表板の割れについて
投稿者:あーくん     投稿日時:2011/01/11 00:58  ---162.195.48

皆様、お世話になります。いつも楽しく拝見しています。現在、70年前のモダンバイオリンの購入を考えています。ただ、表板に3箇所程の割れがあり、楽器の状態としては問題がないものか非常に悩んでおります。ちなみに気なっている割れは左f字孔の上部(丸く刻まれている所から7cm程)の割れでバスバーのすぐ隣になります。一応、バスバーは僅かに外れているようですが、楽器の健康上は問題ないでしょうか?あと、左f字孔周辺で2cm程の割れが2箇所とエンドピン側の左上(表板と横板の境目)に0.7m程のエクボのような大きい盛り上がりがあるようですが、このような場合も問題ないでしょうか?どうか、ご教授を頂けますよう宜しくお願い致します。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2011/01/11 23:41  ---146.11.75

直接の答えにはなりませんが…現物を見ずに答えるのは、不可能に近いと思いますので…

(1) 楽器屋さんからの購入でしょうか? であれば、楽器屋さんの
見解を聴くのが一番ですね。当然、されたことと思いますが。

(2) 個人からの購入であれば、楽器を借りて、信頼できる楽器屋さんに持ち込んで、意見を聴くのがよいと思います。(1)の場合であっても、借り出すことが可能であれば、同様に「セカンド・オピニオン」を求めるのがよいと思います。不安があるからこそ、この掲示板で意見を求められたのでしょうから。

お尋ねの楽器は、70年前のものにしては、状態が悪すぎるように思います。70歳程度の楽器なら、修理などなされいない状態の良いものがたくさんありますので、特段のこだわりがない限り、このような使用状態、保存状態(製作技術?)のよくない楽器には手を出さないのがいいと思います。これが私の結論です。

表板については、適切な修理がなされていれば問題がないなどということを、よく耳にしますが、これは、楽器屋さんの商売上の論理にすぎません。古い楽器で「割れ」(など)がないものだけを扱うことにすると、「商品」の数が余りに少なくなって、商売に差し支えますから。現に、割れなどがない状態の良い楽器は、修理された楽器より一般に高値で取引されています。

投稿者:あーくん     投稿日時:2011/01/12 00:51  ---210.111.193

パロパロ様、お返事を頂きましてありがとうございます。それで、お返事にありました状況なのですが、購入予定先は楽器店となっております。しかし、ご委託品のために楽器店の保証が一切無い状態となっております。ただ、楽器店の説明では「比較的良い状態のバイオリン」となっておりました。尚、ご委託品のためか一般的な楽器店の流通価格より2分の1程度の販売額となっておりました。ちなみに本体は有名な製作者のマスターメイドのようです。もちろん楽器店での詳しい説明を聞くと70年前程度のバイオリンでは、これくらいの割れはよくある事なのできちんと直されているのであれば、音には影響ないので気にしない方が良いという解答でした。ただ、それでも不安になってしまったのが、バスバー上の修理がいけないと言うことを以前に知人より聞いたことがあり、「バスバー付近の修理」はどうなのかな?と感じてしまった次第です。やはり、70年前のものだとパロパロにご説明を頂いた通りに割れがあると状態はあまり良くないのかもしれませんね。やはり、値段が安くてもこのような割れがある楽器は購入を見合わせた方が良いものでしょうか?非常に悩んでしまいました。本当に申し訳ありません。

投稿者:あーくん     投稿日時:2011/01/12 00:57  ---210.111.193

パロパロ様、お返事の文章中でパロパロ様のお名前で「様」が一箇所抜けていた箇所がありましたの、こちらで訂正を致します。パロパロ様、誠に申し訳ありませんでした。

投稿者:QB     投稿日時:2011/01/12 10:00  ---05.227.127

横から失礼します。
「委託品のために楽器店の保証が一切無い」という部分に引っかかりました。
委託品であろうと自分の店で取り扱って、お客様に売るということは、その楽器の面倒(とそのお客様の面倒)を見続けるという事を意味します。

そうでない、ただ商品を右から左に流して口銭をとるだけのようなお店であれば、私はそもそも相手にしません。

投稿者:ks     投稿日時:2011/01/12 13:07  ---137.178.106

モダンといってもイタリアモダンなのかフランスなのかドイツなのかによって考えが変わりますね。割れそのものは魂柱にあたりになければ楽器屋さんの言うとおり問題ないとおもいます。あくまでも個人的なかんがえですが、イタリアモダンの本物であれば考える範囲とおもいます。ドイツ、フランスであれば20〜30万ていどなら考える範囲とおもいます。モダンの年代で割れがあるのはあまりないとおもいます。あくまでも個人的なかんがえです。

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/01/12 14:21  ---13.51.97

 半額ともあれば食指が動くのも分かりますし、同時に恐ろしい気もします。提示された値段が不明ですが、イタリアンモダンなら安くても600万円くらいから上ですから、その半分と思えばよいのでしょうか。この「弦楽器Q&A」でも、売る時は買値の3分の1くらいが目安とよく書かれていますから、持ち主が委託の方が得だと踏んだのでしょう。

 弾いて見て支障が無く、現在お持ちの楽器とくらべて優位性があるなら、モダンをお値打ち価格で購入できてよろしいかと思います。ただ、70年前と言うと、経年変化の効果が十分出て来ないように思います。むしろ、200万円〜300万円くらいの範囲で、評価が定まった、それほど古くない、健康で身元の確かな物を購入する方が、より良い結果が得られるような気がします。

投稿者:あーくん     投稿日時:2011/01/12 21:44  ---162.185.214

皆様、数多くのご意見を頂きまして、本当にありがとうございます。それで、バイオリン本体ですが、製作者は「Gustave Villaume」の1933年製とフレンチバイオリンになります。ご販売価格は65万円程度です。尚、販売店の名称はお店の名誉のために控えさせ頂けますでしょうか?尚、色々な方のご意見を総合するとやはりモダンバイオリンでこの状態を考えますとあまり良い買い物ではないでしょうか?いかがでしょうか?

Q:中国製のヴァイオリンについて
投稿者:Mike     投稿日時:2011/01/05 14:29  ---176.116.91

最近中国製(もしくはカナダ製)と思われるヴァイオリンを購入しました。ラベルはありませんが外観から確実にhondge familyによる楽器だと思われます。
購入時そのまま試奏した際は新作特有?のシャリシャリした音がすごくて、やはり安物だと思い手放そうと思ったのですが、試しに持っていたメイン(これは150年前の楽器です)用の弦(オイドクサとインフェルドの赤です)に変えて弾いてみると、ビックリ!で音が急変しました。新しいせいか音にパワーがあるというか弾けば弾くほど張りが出てきて気持ちがいいです。よくよく見てみると造りもしっかりしていて特に指盤とネックの触覚感は自分にはピッタリでメインとの違いを興味深く感じています(木材が中国製なのでしょうか・・・)。
そこで気になったのは、こういう特徴は中国製ではよくある話なのかということです。
ネットでhondge family violinを調べるとかなり低い評価でけなされた書き込みもときに見られました。この人たちは本当に弾いたことがあるのだろうかとも思いました。
ただ自分が購入した楽器がたまたまそうだったのかということもありうります。
同時に中国製が弦を変えるだけでこんなによくなるのなら、すごく可能性を感じました。というのも、手が届く価格内で様々なモデルを体験できる可能性があるからです。
そのようなわけで、中国製の楽器を愛用されている方がいらっしゃいましたら、様々な意見をお聞きしたいと思い投稿を考えました。初めてですが何卒よろしくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2011/01/05 22:11  ---124.73.57

>こういう特徴
の、”こういう”という内容が、上記からはよくわかりません。

中国製のおまけのような弦を、まっとうな弦に変えると、音が変わるのは、どの楽器でも言える事でしょうし。
また、鳴っているのが、耳元の表板が主に鳴っているだけなのか、遠くまで届く音なのかも、広いところで試さないとよくわかりません。
どちらかと言えば、耳元で固めの音で派手に鳴るのは、ある程度中国製の手工量産系の特徴と言えるかもしれません。

投稿者:ナオ     投稿日時:2011/01/06 08:33  ---6.102.19

とりとめのない文章になってしまうかもしれませんが$200前後(hondge familyのものもそのくらいで売っているのを見たことがあります)の中国製を3台ほど持っていたことがありますので感想を書かせていただきます。

やはり私の場合も最初に付いていた弦は伸びが硬く調弦も困難で音も良くなかったですが、弦を交換すると調弦もしやすく普通に良い音になりました。

ただ中国製のバイオリンはネットなどで購入すると、ナットや駒の調整が"削りしろ"を残しているのか、弦高が高くそれで音に張りが出ていると感じる部分もありました。
弦楽器店で弦高を調整すると、また音の感じ方も変わると思います。

私が今まで3台所有した経験では1台は固めで派手に鳴り、2台は柔らかい音色でした。
固めの音のものは表板の木目が詰まっており、楽器全体の膨らみも低めです。柔らかい音のものは木目が2.5mmくらいでかなり広く楽器全体の膨らみも高くハイアーチです。

また最初に買った1台はf字孔から中を覗くと裏板に貫通した切れ目(パフリング加工時のものと思います)が入っており、表板には複数の駒痕が付いており返品したこともありましたし、また別の1台はペグの材が硬すぎて職人さんに調整をお願いしても完全に調整はできずペグを交換していただいたこともありました。

ネックと指板の触感ですがこれは全て同じではなく太いもの、普通のものもありました。
低価格の中国製はバラツキが大きく一概に言える特徴は無いかもしれません。ただ何となく感じるのは、ebayなどの$200前後のバイオリンでもフィッティングや弦を交換して職人さんに調整していただくとバイオリン歴3年くらいの私が自宅で弾く分には私が持っているブルガリア製の30万円くらいのバイオリンと大差ないように感じます。ほんの少しだけブルガリア製の方が良く感じるのでメインはそちらを使っていますが…。

調整していただいたお店でも「値段では考えられないくらい良いバイオリンだね」といった旨のことも言っていただけました。

ただ外観(ニスの厚み・艶、糸倉内部の作り、渦巻きのバランス、)はあまり良くないです。
またこれは好みの問題だと思いますが中国製のものは裏板の杢が濃すぎて気持ち悪いので私はあまり裏板を見ないようにしていました。

投稿者:Mike     投稿日時:2011/01/09 01:58  ---198.22.139

特徴というのは、うまく言えなくて申し訳ないのですが、安い中国製の中には潜在力を秘めたものも案外あるのではないかといったニュアンスの意味です。たかが弦を変えたぐらいであんなに変化するとは全く考えていませんでした。

その後、今回の発見を受けてもうひとつ中国製であるバーズアイの方の弦も変えてみたのですが、こちらはいまひとつのままでした。よく見るとフィッティングの微妙な位置とかコマと魂柱の位置なども気にならなくはないので、そちらの影響もあるのかもしれません。ただ、ネットではこちらの作者のほうを多くみかけますし評価も高いのでちょっと意外です。

10万以下の個体差については確かにその通りだなと思います。今回のは値段だけとってみれば共に6〜7万で似たようなものです。見た目も写真では双方ともに綺麗です。ただ実際に見た感じと手に取った感じではhondgeのほうが自分には「あ、いいな」という第一印象がありました。でも音が前にも書いたとおりシャカシャカしてひどかったのです。手放すことを算段してました。

音色や音量については音楽室によるものなのであまり参考にならないかもしれません。ただ、いつも私の古い楽器の音色を聞いている友人はぱっと気づかれたのは音の硬さについてで、それ以外については特に指摘されませんでした。なお弓は普段使っているまぁそこそこのものです。中国ではなくドイツ製です。

ネットでは本当に多くの10万以下の中国製を見かけます。価格破壊かと思うくらい安くなってきてます。その多くをちゃんと調整して弦も変えて、その上で試奏も可能した上で選べればもっと当たりにも出会えるのかなと思います。とにかくキットヴァイオリンまでいかないとしても、今ネットで激安で売り出されている中国製ヴァイオリンの多くは、すぐに弾けるしろものというより未完として出されていると考えたがほうが妥当な気がしています。その意味では発掘感があり楽しくもあります。

Q:
投稿者:iman     投稿日時:2011/01/06 20:34  ---17.48.46

基本的な質問ですが・・・。
曲の暗譜がなかなかできないのですが・・・。
何かコツはありますか?

投稿者:ヴァイオリン     投稿日時:2011/01/08 23:17  ---13.51.97

 回答が無いようなので、きっかけになれば思います。

 質問者のimanさんがどういう方なのかが分かりませんが、私を例に書いて見ましょう。この私は会社を定年退職後にヴァイオリンを習い始め、鈴木教本の4巻の最後まで習ったところで、教室通いを中断している者です。

 聞いたことのない、従って興味の持てない曲は覚え難いですから、まず、その曲に親しむことから始めます。何度も繰り返し演奏すれば、かなりの部分は覚えられるでしょう。私はその昔、コーラスをやった経験がありますが、どれも聞いたことのない曲ばかりであったにもかかわらず、かなりの回数歌うことにより、自然と覚えたものです。邪道と言われる可能性がありますが、CDなどがあれば、それを繰り返し聞くのも助けになると思います。

 多少、理屈っぽい話になりますが、曲にはそれぞれ構造があります。簡単な例なら、二部形式とか三部形式などというものです。その曲がどんな形式で出来ているかを理解すれば、覚えやすくなりますし、全部を覚えなくても、同じ旋律の繰り返しになっている場合もあります。

 ヴァイオリンに慣れていない場合、目でとらえた音符の情報を、左手の指や右手の動きに変換し、さらに弓のアップダウンの指定やスラーにも気を配らなければならず、夢中で演奏してしまって、メロディーを覚える余裕が無いことがあります。私もまさにそれですが、こういう場合、ピアノやキーボードで旋律を弾いて見れば、ヴァイオリンを弾くより楽な場合が多く、余裕が生まれますから、メロディーを覚えやすくなると思います。私の場合、下手なりにキャリアの長いフルートで吹いて覚えることもあります。

 それ以外は、楽譜を適度に分割して、少しずつ覚えることでしょうか。

 どなたか、ご経験豊富な方の秘訣を拝聴したいものです。

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/01/08 23:19  ---13.51.97

 失礼しました。「ヴァイオリン」という名前は間違いで、「ヴァイオリンとフルートのRio」です。

投稿者:iman     投稿日時:2011/01/08 23:31  ---17.48.46

 
 「ヴァイオリンとフルートのRio」さんいろいろなアドバイスをありがとうございます。
 私は幼少期数年ヴァイオリンを習い、そのあとブランがあり、また20代になってから40歳の今まで細く長く続けています。
現在東京へ来てとてもいい先生にめぐり合い、急に力を入れて練習し出し、完璧な曲の暗譜ができればと・・・思い今回相談しました。教えていただいたいろいろな方法で暗譜して、発表会にのぞみたいと思います。

Q:ドライカーボンのビオラ弓でバイオリンを弾く
投稿者:肉離れ中の     投稿日時:2011/01/03 15:00  ---157.50.189

いつも楽しく拝見しております。ここの書き込みは役に立つ情報が多くためになります。

さて質問ですが、ドライカーボンのビオラ弓でバイオリンを弾いている方がおられましたら、弾き心地、使用上の注意点など教えていただけないでしょうか。

私は、63歳、男性。レベルは「新しいバイオリン教本」の4と5の間くらいです。

軽い弓が好きなので、現在ドライカーボンのバイオリン弓(49g)を使っていますが、重音の連続する曲では少し軽すぎるかなと感じます。

木の弓(63g)も持っていますが、ドライカーボンの操作性と音色が気に入っているので、ドライカーボンのビオラ弓(56g)はどうかと考えました。

よろしくお願いいたします。

投稿者:会社員     投稿日時:2011/01/04 08:55  ---42.35.194

レスがつかないので、ちょっとだけコメントします。
私はチェロ弾きですので、ご質問そのものへの回答はできませんが、過去によく似た質問で、”チェロ弓”でヴィオラを弾くというトピックがあった気がします。ネガティヴな意見が多かった記憶です。参考にされてはいかがでしょうか。

投稿者:会社員     投稿日時:2011/01/04 09:48  ---42.35.194

探したらありました、どうぞ↓

http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=2653&re=2641&key=チェロ弓%20ビオラ

弓の長さ、重心、毛の量など注意点はたくさんありそうですね。

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/01/04 10:23  ---13.51.97

 私は国産A社の84,000円の弓の次に、ヴァイオリン用のドライカーボン弓を購入しました。私も操作性と音色が気に入っており、木製の弓を凌駕するという触れ込みも信じていました。ところが、昨年、木製弓の高めのものを購入しましたところ、操作性、音色、いずれもドライカーボン弓を上回り、しかも、音色の違いがかなりあることに気付きました。
 私自身はドライカーボン弓に慣れているので、愛着もありますが、木製弓に慣れた大多数の方々が弾いたり、聞いたりすると、音色が異質に聞こえるであろう点も考慮される必要があると思います。メインの弓としては、木製弓のよいものを購入された方がという気が致します。

投稿者:肉離れ中のうさぎ     投稿日時:2011/01/04 10:55  ---157.50.189

会社員様、コメント有り難うございました.

早速ご紹介のサイトを読ませていただきました.そこの議論では、チェロ弓でビオラを弾くことに対しては否定的でしたが、ビオラ弓でバイオリンを弾くことはあり得るとのことでした.

実は、木のビオラ弓については何本か試奏しています.長さはバイオリン弓とほぼ同じで、重さは約70gのものです.正直言って重すぎて私にはうまく扱えませんでした.

そこで、ドライカーボンのビオラ弓でやや毛の量を少なめにし、木の弓と同じような感覚で弾けばいいのかなと思ったわけです.

ドライカーボン弓の操作性はグレードに殆ど依存しませんが、音色は、グレードによってかなり差があります.出来れば最高グレードのものを買いたいのですが、非常に高価なので、事前にドライカーボンのビオラ弓がバイオリン弓の替わりに使えるかどうか、経験者のご意見を伺いたいと思っております.

よろしくお願い申し上げます.

投稿者:QB     投稿日時:2011/01/04 11:45  ---05.227.127

>ドライカーボンのビオラ弓でやや毛の量を少なめにし、木の弓と同じような感覚で弾けばいいのかなと思ったわけです.

ムリだと思います。そもそも同じ感覚にはなりません。(毛の量をどうのこうの以前の問題です)


>ドライカーボン弓の操作性はグレードに殆ど依存しませんが、音色は、グレードによってかなり差があります.

グレードによる差もたしかにありますが、個体差によって逆転すること多々有ります。この可能性は製造元も認めています。


>木のビオラ弓については何本か試奏しています.長さはバイオリン弓とほぼ同じで、重さは約70gのものです.正直言って重すぎて私にはうまく扱えませんでした.

ここが一番のポイントで、、、きっと弓自体の重さではなく、重心位置が先にあるのが苦手なんですね?ドライカーボンにご興味があるのも、弓そのものの軽さではなく、弓先の軽さが、操作性の良さと感じていらっしゃるからではないですか?
おそらく、想像ですがVn用のドライカーボンでC線とかを鳴らしきろうとすると「必要以上に」意図的な(例えば人差し指の)力みを発生してしまう気がします。これは、、、まずいです。

(これはVnでも同様で、右手の脱力が出来ていない人には私は個人的には絶対にドライカーボンは勧めません。)

適切なViola弓で、なるべく重心が手元にあるものを探されたらいかがでしょうか?

投稿者:肉離れ中のうさぎ     投稿日時:2011/01/04 11:48  ---157.50.189

ヴァイオリンとフルートのRio様、コメント有り難うございました.
おっしゃることはよく理解できます.私の先生の意見もほぼ同じです.プロの先生方の多くはカーボンは余りお好きではないようです.
私もドライカーボンにこだわっているわけではなく、それと同じくらいの値段で、同等の操作性と音色を持つ標準的重さの木の弓があればそれで満足です.
現在所有している木製弓とドライカーボン弓は、ほぼ同じ値段で、日本での販売価格は50万くらいだと思います.木の弓も腰のしっかりした良い弓なのですが、ドライカーボンと弾き比べると、音の伸びが少し足りない感じです.(ドライカーボンは棹全体が共鳴して音が大きくなるような鳴り方をします.)
いままで試奏した数十万〜100万クラス弓の中でドライカーボンを上回るものがなかったので、ドライカーボンのビオラ弓を考えたわけです.

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/01/04 14:36  ---13.51.97

肉離れ中のうさぎ様
 私は普段の練習や教室に通う際にはカーボン弓を使用していますが、先生は何もおっしゃらず、軽い方がよいというご意見です。
 お持ちのドライカーボン弓は私のものと同クラスのようですね。私はお店で木弓を比較した経験が乏しいのですが、ギヨームの金・黒檀から上のものなら、ドライカーボン弓を上回る性能があると言う実感があります。お試しになって見てはいかがでしょうか。

投稿者:肉離れ中のうさぎ     投稿日時:2011/01/04 14:59  ---157.50.189

QB様、大変有用なコメント感謝します.
QB様のコメントを私なりにまとめてみると,
(1)「適切なViola弓で、なるべく重心が手元にあるものを探されたらいかがでしょうか?」とあるので,木製ビオラ弓でバイオリンを弾くことには反対しない,
しかし,ドライカーボンについては,(2)「ムリだと思います。そもそも同じ感覚にはなりません。」とのことですので,かなり否定的,ということになるでしょうか.
最初に,「軽い弓が好き」と書き込んでしまったので,誤解されてしまった感がありますが,私がドライカーボン弓について,興味を持っている点は,軽さだけでなく,その腰の強さと独特の音色です.
現在所有している木の弓は63gですが、重心がかなり手元にあるので、60g位の弓に較べて軽く感じます.操作性はカーボンよりは多少劣るものの,木の弓としてはかなり良い方だと思います.最高グレードのドライカーボンを知らなければこれで十分満足していたと思います.
かねがね,ドライカーボン弓で木の弓に近い感覚で扱えるものがあれば,と思っていたので,ビオラ弓はどうかと思いついた次第です.
QB様のご助言はたいへん理にかなったものだと思いますので,近々試してみようと思っております.ありがとうございました.

投稿者:肉離れ中のうさぎ     投稿日時:2011/01/04 15:10  ---157.50.189

ヴァイオリンとフルートのRio様。

再度のコメントありがとうございます。

ギヨームの金・黒檀以上となると、想定予算をかなり上回ると思いますが、しばらくお金のことは度外視して、楽器屋巡りをしてみようかと思います。

ご助言に感謝します。.

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2011/01/04 20:02  ---144.109.142

好みの問題だけだと思います。カーボンファイバー弓が出だしたころに皆が参考にしていたレビューがありましたが、そのレビューでヴィクター氏はA***Sのヴィオラ用の弓をヴァイオリンに使い、高く評価してましたよ。

投稿者:肉離れ中のうさぎ     投稿日時:2011/01/05 09:23  ---157.50.189

スチールラヴァー様、貴重な情報有り難うございました.
実際に使った人の感想が知りたかったので、大変参考になると思います.
早速調べてみます.

投稿者:QB     投稿日時:2011/01/05 10:23  ---05.227.127

肉離れ中のうさぎ様、
一点だけ補足です。
私自身はドライカーボン否定派ではありません。
オーケストラでの使用はA社の結構高めのドライカーボンを、それ以外では普通の木の弓を(本番用・練習用の2本)使っています。ドライカーボンはかなりの本数試した中でそれでも一番良いと思ったものです。
それでも自分の一番弓(本番用)には、音色の面で絶対的にかないません。
操作性とフィーリングは当然違います。別の種類の物だと思ったほうがいいくらいです。そのため、木の弓で右手がある程度出来上がっている事が必要だと思っています。

投稿者:QB     投稿日時:2011/01/05 13:34  ---05.227.127

実際にA社のViola用の弓でVnを弾いてみました。

個人的な感想ですが、、元々Vn弓で感じる弓先の軽さ(木との感触の違いの最たる要因)が若干緩和された感じがします。
が、やはり全体の重量バランスと実際の手の感触に違和感からか、操作性は若干犠牲になっている気がしました。

全体としては、意図して特定の機会に使うのであれば悪くないのかなとは思いますが、常用するのは(自分が使う前提で)ありえないと思いました。右手がおかしくなります。

すいません、あくまで個人的な感想です。

投稿者:肉離れ中のうさぎ     投稿日時:2011/01/05 21:32  ---157.50.189

QB様、わざわざ試奏までしていただいて恐縮です.
やはり、ドライカーボンのビオラ弓は、木のバイオリン弓と同じ感覚では扱えない、ということのようですね.
今後、機会を見て、ドライカーボンを扱っているショップで自分でも試奏して確認してみるつもりです.
問題がなければすぐに購入する予定でいたので、本当に貴重な情報でした.ご好意に感謝します.

Q:新しく購入するチェロにキズがみつかりました。
投稿者:さくら。     投稿日時:2010/12/14 00:57  ---147.132.224

 中年になってチェロをはじめて数か月の初心者です。
 これから細く長く続けていけるように、週1回のレッスンに通いながら、家でも練習できるよう、楽器を購入することにしました。知識もツテもないため、レッスンを主催している楽器屋さんで、先生に選定をしてもらいました。今後の買い替えは考えられないので、初心者にしては良い楽器なのだと思えるものです。
 選定時には気づかなかったのですが、「念のために」最終チェックをしていただいたところ、小さなヒビが見つかったそうです。
 お店からは、ニスで補修をするので特に問題はない、とのお話をいただきましたが、このまま購入してしまっていいものかどうか、迷っています。
 一概に言えないものかもしれませんが、ご意見をいただけるとうれしいです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/12/14 08:05  ---115.122.160

アドバイスをするには、情報が不足していますので、下記回答願います。

1.ヒビの場所はどこですか。また長さとしては何センチくらいものですか。
2.楽器は新しいものですか、古いものですか。古いものなら年々くらい前に作られたものですか。(差し障りなければ、価格帯もお知らせください。)
3.お店の方は「ニスで補修」と言われましたか。「ニカワで補修」と言っていませんでしたか。

チェロを人に置き換えていただければ、上記質問の意味もわかっていただけるかと思います。

投稿者:会社員     投稿日時:2010/12/14 15:22  ---15.200.186

チェロ弾きです。
弦喜様の質問において、割れではない、”表面上のキズ”であると仮定して、 ちょっとだけコメントさせていただきます。

チェロは自力で運搬するのには大きな部類の楽器に入ります。
少し狭いところでうっかり”コツン”とぶつけてしまうことは少なくないです。ですので、どんなにピカピカの新品を買ったとしても、だんだんキズが増えていくと考えられますので、本当に気に入っている楽器で、仰せのキズが真に浅い傷でしたら、あまり気にしないことをお勧めします。

もうひとつ、マイスキー、ペレーニ、ヨーヨーマなど著名な演奏家のCDのジャケットを見てみてください、彼らのチェロは、長年使いこまれキズだらけです。。。ですが、カッコイイと思いませんか?
そこそこの楽器のキズは、むしろその楽器の風格の一部を担っていると思います。

これから精進されて、長年使い込んで、購入された新品の楽器の、右胸に当たる個所のニスが、いつか剥げかかるころには、相当うまくなっていらっしゃるでしょうね。
楽しみですね。

投稿者:さくら。     投稿日時:2010/12/15 00:33  ---2.129.75

皆様、早速のコメントをありがとうございます。

>弦喜 様

 まだ、お店の人とは電話でしか話していないので、やりとりの記憶からご質問にお答えします。
1.ヒビの場所はエンドピンの横、長さは「技術者が見てはじめて気がついたくらいの小さなヒビ」とだけ聞いています。
2.楽器は新しいもので、60万円台のものです。
3.「ニス」と言われたように思うのですが、私の予備知識がなく、「ニカワ」かどうかと言われると自信がありません。ちなみに、購入後も乾燥した部屋に置くと同じようなことがおこる可能性があるので気をつけるように、とのお話もありました。
 参考になりますでしょうか?

>会社員 様

そのように考えると、前向きに捉えられますね!
迷いの中では、‘このような出来事も含めて、出会えた楽器だから’との思いも抱いたこともありました。ただ、できるだけ長く持ちたいので、自分の無知からトラブルを抱えたものを購入してよいものか不安もありました。
お店に返事をするまで、もう少し、悩んでみます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/12/15 01:39  ---124.73.57

側板のわずかなヒビであれば、ヒビとしてはもっとも軽微なものですね。
10年〜20年単位で楽器で付き合っていくと、そのようなヒビも、ぶつけた傷も、あまり気にならなくなります。
先生の紹介とお墨付きもあり、またご自分でも楽器としては気に入っているのであれば、とくにそれを理由にやめてしまう必要はないと思います。
でも、新品楽器でヒビというのはあまり気分のいいものではないので、いやみの一つでも言って、何かおまけをつけてもらって気分を直す、など、すこし交渉してみてはどうでしょう。

投稿者:会社員     投稿日時:2010/12/16 12:43  ---15.200.186

あとはご本人の問題なので、これ以上のレスはどうしようか、
迷いましたが。。。

新品を購入されるとのことですが、バイオリン属の楽器は、
中古。。というか、既に数10年使い込まれた、おいしい楽器を購入する方法があります(というか本当はそのほうがお勧めです)。チェロで新品で60万円台で新品ということは、欧州工房製でしたらランクの下のもの、中国製だと割と高級な楽器になるかと思いますが、実は60万もあれば、中古の出物を”しつこく”探せば、イタリア製でなければ、工房製のまずまずの楽器を入手できると思います。

当該新品が良いとお考えの場合は、外観・音の他に、チェロの作り自体もよくごらんになってください。長年お使いになるとのことですので。ネックの状態、内部のコーナーブロックやライニングの仕込み状態、ニスの状態など良くチェックなさってください。

また試奏は先生任せでなく、必ず自分でも試奏してくださいね。
プロは状態の良くない楽器でも、それなりの音出しをするだけのテクニックをお持ちですが、われわれアマチュアは必ずしもそうではないので。

あとで後悔しない、納得のお買い物をしてください。

投稿者:元気     投稿日時:2010/12/17 10:34  ---223.144.60

工場製のものでも製作者が既に判定をしてゐるはずだし
その楽器の能力を知るためには楽器の鳴らし方も分からない初心者より先生に試奏して貰つた方が良いと思ひますが。

投稿者:さくら。     投稿日時:2010/12/18 11:52  ---.178.75

皆さま、ご意見ありがとうございました。

結局。

実際の楽器を前に状況の説明をしていただいたところ、
10cmくらいの割れで、変形も生じていたことがわかりました。
やはり電話ではきちんと理解できていないものです。
ていねいに補修をしてくださり、
音としては全く違いはわからなかったのですが、
やはりひっかかるものがあるので、
キャンセルさせていただくことにしました。
これほどのものになぜ選定時に気づかなかったのか、という疑問は残りますが、気持ちを切り替えて、次の購入機会に向けて勉強したいと思います。
中高年期の趣味として細く長く続ける、という楽しみ方をしたい場合にお勧めのものなどありましたら、教えてください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/12/19 12:19  ---124.73.57

>中高年期の趣味として細く長く続ける、という楽しみ方をしたい場合にお勧めのものなどありましたら、

会社員さんからも書き込みがありますが、楽器も新しいものでなく、中年(高齢の使える楽器は庶民には手に入らないので)の楽器を探されたらいかがでしょう。
傷やヒビなどもともとありますので気になりませんし、何よりも、まっとうに作られた楽器は歳をとる事に、木材等の経年変化で音が良くなり、反応性(音の立ち上がりなど)が良くなります。私はチェロは弾きませんのでヴァイオリンの例となりますが、音が良くなるというのは、倍音のあばれがとれ、低域の音程を感じる大事な基音や倍音が素直にでるようになり、一方高域は楽器として美しく感じる倍音が出るようになってくるのだと、個人的には感じています。

新品の楽器からスタートすると、何かの例えでありましたが、3日、3年、30年くらいでチェックすると音の変化がよくわかると思います。
ちゃんと作られた楽器の生涯を仮に300年とすると、上記いずれも子ども時代でしかありませんが、その時期はもっとも変化が大きな時です。その後は、じっくり時間をかけて徐々に変化していき、これも私見ですが、100年くらいで成人となり、150年くらいたつとオールド楽器特有の自然な低音感と倍音の豊かさが出てくるのだと思います。

ということで、楽器が成長していく時間軸と、人が成長していく時間軸が異なり、歳をとってから楽器を始める場合、新品の楽器からスタートすると、楽器がやっといい音を出し始める事には奏者は引退という状況となりますので、すでに音がある程度熟成した楽器(最低でも20〜30歳以上のもの)を使われるのがよいかと思います。最初は新品の安い楽器で様子を見、ある程度弾けるようになれば買い替えるという方法もありますが、それはその人の考え方と経済力次第です。

投稿者:元気     投稿日時:2010/12/19 17:18  ---223.144.60

面白いコメントですが、『楽器が成長する』といふ根拠は何処にあるのでせうか?
日本の湿気を十分に吸ひ込んで成長するのでせうか?
それとも膠やニスが年月とともに木質に浸透し成長するのでせうか?
或は楽器が振動しながら共鳴や倍音の周波数が変化するのでせうか?
名人の使用した楽器がよい音がするとは限りません − 鳴らし悪いといふ評判です。

最近TVで見た神尾さんの話では、楽器固有の音といふものはなく演奏者の音が出るのだといふことでしたが、それなら分かります。

楽器は飽くまでインストルメントに過ぎません、音楽家の皆さん余りにも仏神崇拝に犯されて居るのではないでせうか − これは多分に楽器屋さんの思惑が多いのだと思ひますが、同時に音楽家を藝術家として崇拝させようといふ陰謀かも知れません。

投稿者:弦喜     投稿日時:2010/12/19 18:55  ---124.73.57

元気さん、1850年以前に製作された楽器を何本か弾かれたことはありますか。
弾けば、新作や若い楽器に比べ、明らかな音の違い(新しい楽器では絶対でない音を備えていること)がそこに存在することがわかります。また演奏に対する反応の早さもわかります。
また安い量産楽器ではなく、楽器製作者によって作られた新しい楽器、あるいは比較的新しい楽器を、10年以上の間弾き続け、求める音にどれだけ近づくか楽器と向き合ったことはありますか。やってみれば、その間に、どのように音や反応性が変わっていくか実感できるはずです。
私の前回の書き込みは、聞いた話によるものではなく、経験則によるものです。

なお、30年と100年の差がどれくらいあるか語ることは、私にはできません。それは70年間同じ楽器を弾き続けて比べることができないからです。2つの楽器を比べて、30歳の楽器の方が100歳の楽器よりも古い感じの音が出る事はありますし、また反応性についてももともとの楽器の差の方が大きく、異なる楽器で比べてもどう変化するか実感できないからです。
それに対し、新しい楽器の雑味と、150歳を超えた楽器の熟成感は、楽器によらず共通に感じる事ができます。

投稿者:QB     投稿日時:2010/12/19 20:25  ---12.89.129

楽器、成長しますよ。
平均以上のレベルの新作にほんの3年から5年でも付き合ったことのある人であれば100%実感していると思います。

元気さんは、スピーカーやイヤホンのエージングも、きっと仏神崇拝だと思われているんでしょうね。

投稿者:さくら。     投稿日時:2010/12/19 21:47  ---2.119.248

楽器の熟成というのは弦楽器ならではのもので、とても味わい深いものを感じます。反面、よい楽器も悪しき弾き手によればグレてしまうというリスクもあるのでしょうか?いずれにしても、管楽器の場合、中古品が新品に勝ることはあり得ないことです。

QBさんの「平均以上のレベルの新作」とはどのくらいのものを指すのでしょうか?もし、新品を購入するなら、せっかくなので少しでも成長してくれるものの方が楽しみがあります。

また、弦喜さんのおっしゃる「中年」の楽器には、どのようなところで出会えるのでしょうか?中年の楽器の当たりはずれは結構大きいものなのでしょうか?庶民に手が届く価格でも‘あたり’に出会えますか?

とにかく基礎練習をたくさんしたくて、購入を焦っていました。この年齢ではじめるので、基本的に買い替えは無理!と考え、そこそこのよい楽器がほしかったのです。でも、いろいろご意見をうかがっていくうちに、弦喜さんのおっしゃるように、今はとても安い楽器で練習をし、その間に自分の好みもはっきりしてきて、また、楽器屋さんに行った時の対処法も身についてきて、それから「長く使える楽器」を購入する方が着実かも、とも考えるようになりました。

・・・しかし!
ふところ具合は厳しいものがあります。本命の楽器を弾ける時間も短くなるし。。。

悩ましいところです。

投稿者:元喜     投稿日時:2010/12/19 22:42  ---223.144.60

30年間に自分の技術が良くなつたのでせうか?それとその楽器が進歩したのでせうか。明らかに前者です。
1850年の楽器を手に出来る初心者が居るでせうか?
何百年も欧米にあつて弾かれてゐたものと比較するのは無理な話しで。生物の成長と比較することはとても無理な話です。
弦喜さんの話は何時も高等無形な経験になつてしまひます。

投稿者:かめ     投稿日時:2010/12/19 23:21  ---53.247.123

揚げ足を取るようですが・・・

>『楽器が成長する』といふ根拠は何処にあるのでせうか?

「セルロース(化)」という言葉で調べてみて下さい。数多く
出てくると思います。

>楽器の熟成というのは弦楽器ならではのもの
>管楽器の場合、中古品が新品に勝ることはあり得ない

弦楽器に限ったことではありません。管楽器や打楽器にも
(期間は短いのですが)存在します。馴らしが終わって音が
抜けるようになる、鳴りが良くなる、という表現をすることが
多いと思います。


>30年間に自分の技術が良くなつたのでせうか?それとその
 楽器が進歩したのでせうか。

両方でしょう。

>「中年」の楽器には、どのようなところで出会えるのでしょうか?
>1850年の楽器を手に出来る初心者が居るでせうか?

楽器店をたくさん当たってみて下さい。善し悪しは別として
古いだけの楽器なら日本にはたくさんありますよ。初心者だって
簡単に手にすることは出来ます。ストラッドさんにもあるでしょ。

投稿者:会社員     投稿日時:2010/12/20 00:17  ---42.35.194

なんだかレスが伸びていますね。

さくら様
やはり確認してよかったですね。
次に買いたくなる出会いが必ずありますから、
あせらないでじっくり行きましょう。

かめ様もコメントされていますが、
ストラッドさんの在庫リストなど手始めにみてみると
いいですよ。一流演の奏家の方の試奏の動画付もあって、
結構面白いですよ。いろんな楽器をみてください。
時間とともにほしい楽器も変わってきますよ。

投稿者:元気     投稿日時:2010/12/20 13:14  ---223.144.60

『かめ』さんは何故ご自分の見解を述べないのですか?
調べてもそんなことは書いてありませんよ。
セルロースに数十年で何らかの経年変化があるとしても、劣化し崩壊の過程にあることに過ぎません。これが楽器にとつてどんな利点があるのでせうか − 腐る直前の果物が一番美味しいとしても、博物館に展示するには良いにしても使用価値はありません。

疑似科学にすぎないからフェチシズムだといふのです。

投稿者:さくら。     投稿日時:2010/12/20 22:39  ---81.74.86

皆さま、様々な角度からのご意見、ありがとうございました。
これから、いろいろと勉強していきたいと思います!

投稿者:Passer     投稿日時:2010/12/21 14:54  ---68.74.1

>調べてもそんなことは書いてありませんよ。
>セルロースに数十年で何らかの経年変化があるとしても、劣化し崩壊の過程にあることに過ぎません。

本当に、弦楽器に対して全くの無知であるとしか言えないセリフですね!
セルロースが経年変化するのでなく、木材がセルロース化することを書いておられるんだと思いますが。勿論、セルロース化された後さらに経年変化して寿命を迎えるものでしょうけど、ここでは木材がセルロース化されること(経年)により、音質や鳴り方に変化が現れる、それは大多数の楽器にとって「成長」と呼ばれる好ましい変化である というお話ですよね。

そもそも元気さんの書かれていることは、文体も文脈もおかしくてイマイチ理解できないのですが。申し訳ありません。

神尾さんのお言葉を出して、楽器の個性や付けられた価値を全くの信仰であると言い切っておられますが、では神尾さんの使用楽器が、その信仰の最高峰であるストラディバリであることをどう説明されますか?是非お聞かせください。

元気さんの仰ることが本当なら、神尾さんも世界のバイオリニストも5万程度で購入できる、新作量産楽器で舞台に乗っているということになりますが・・・これも、実際はそうでないことについてご説明いただけますか?

もうクローズされてしまった質問(しかも横道それまくり)で、質問者さんには誠に申し訳ありませんが、元気さんの回答をお待ちしております。

投稿者:疑問子     投稿日時:2011/01/03 02:22  ---236.27.154

>> セルロース(化)
セルロースの結晶化の事では? セルロース化とは別なのでは?

木が腐ってセルロースだけ残るのがセルロース化だと思ったけど。
食物の中にもセルロースあるような。


最初の質問に対して、
内側からパッチして直せば良いだけの事と思うけれどいかが?

側板の虎目模様がきつい場合など、割れが発生し易い。
その割れは拡大する可能性もあるのでパッチ補修はベターかも?!

投稿者:元喜     投稿日時:2011/01/03 12:38  ---223.144.60

ダン・ド・リットをご存知ですか?石化した木のことですが、
ヴァイオリンは木材の音を出すので硬化したセルロースの音を出すのではないでせう?それなら浸透性のエポキシ樹脂で硬めれば良い音がするはずです。

神尾さんはチャイコフスキ・コンクールでそのストラッドを使つたからかも知れません。(偶然)貸与されたから使つてゐるに過ぎないと思ひます。
腕の立たない者が高価な楽器を使つても何の自慢にもならない。
却つて恥かしいのではありませんか?

NHK楽団のヴァイオリニスト鶴我裕子の本にウィーン・フィルでは楽員がアット・ランダム?に渡された楽器を弾いてゐるのに感心したことが書いてあります。

投稿者:HGB     投稿日時:2011/01/04 01:34  ---125.131.215

>セルロースが経年変化するのでなく、木材がセルロース化することを書
>いておられるんだと思いますが。

???
セルロースが経年変化するのです。結晶化というのもちょっと違ってセルロースの重合度が増すと言ったほうが正しいのでは?

投稿者:猫丸     投稿日時:2011/01/05 17:37  ---106.119.140

元気  投稿日:2010年12月17日(金) 10時34分 ---.223.144.60
元喜  投稿日:2011年01月03日(月) 12時38分 ---.223.144.60

最後の番号がなにを意味しているか、ご存じでしょうか?

スレッドの最初に適切な回答が望ましく、過去ログに残っていくような質問、回答が、Q&Aの趣旨ですね。

かき混ぜるだけの愉快犯は退場!!!

Q:弓の毛替え後の松脂量
投稿者:ぴかっとっ!     投稿日時:2010/12/21 09:39  ---215.11.49

いつも拝見させて頂いております_(._.)_

質問をさせてください。Vnの弓の毛を張り替えた後、
松脂の塗り方のコツなどありましたらご教授よろしく
お願いします。

以前どこかで聞いた話では、まずベースにしっとり系の
松脂を塗り、その上からサラサラ系の松脂を塗るといいと
いう話を聞いたのですが、実践されていらっしゃる方は
いらっしゃいますか?

また毛替え後の適量の松脂の塗り方、量もあいまいで
自信がありません。前回はちょっと塗りすぎてしまったようで
雑音が気になるようになってしまいました。

ご存知でしたらよろしくお願いいたします_(._.)_

投稿者:疑問子     投稿日時:2011/01/03 02:32  ---236.27.154

悪い方法では無いかもしれない。
私だったら塗った後にしっかり掃う。

Q:スイスのバイオリンメーカーについての質問
投稿者:バイオリン歴2年8ヶ月     投稿日時:2011/01/02 18:00  ---3.240.23

オークションで落札したバイオリンのメーカーについての質問です。

W&A JACOL
AU PAYS ?E
NEUCHATEL
N.1009 AN1973

スイスのヌーシャテル製ということです。

ネットで調べてもまったく情報が無いので、知っておられる方がいたら教えてください。
出来れば、「N.1009」のグレードについても、出来れば知りたいです。

投稿者:元喜     投稿日時:2011/01/02 20:54  ---223.144.60

隣の『銘器・銘弓をご紹介します』とクリックしたがJoseph Gagianoと出て来た − ガリアノのつもりで書いてるらしい。
価格は出てないが、オークションサイトで見ると評価が2万5千ドルから3万5千ドルになつてる。これが幾らの値付けなるのだらう?