Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:オススメの弦を教えてください。(小さいビオラ)
投稿者:you     投稿日時:2011/05/23 00:59  ---41.49.112

私のビオラは、『バイオリン?じゃない?」って言われるくらい小さいのですが、
どんな弦が合うのか、わかりません。

最初はドミナントでしたが、C線がビリビリしました。
今、オブリガートにしていますが、小さいビオラには良くないと言われました。
ガット弦は、貧乏学生なので高くて買えません。

なるべく安い弦が良いので、教えてください。

投稿者:四季     投稿日時:2011/05/23 19:41  ---220.46.208


Warchal社のbrilliantやkarneolはsmallとlargeの2サイズがありますから探してみてはいかがでしょうか。

投稿者:うさぎ     投稿日時:2011/06/03 12:39  ---134.53.52

ビオラとバイオリンを教えています。

弦は楽器との相性と、弾き手の技量と出したい音色によって、何がベターかが決まると思っています。

うちの生徒さんにはドミナントがざらつくようならヘリコアを勧めています。価格も安めです。
もちろん下の3本は同じメーカーでそろえる。CはヘリコアでDGはドミナンというのはお勧めしません。
Aはカプランソリュージョンもいいかもしれません。

ただし、ヘリコアは楽器と合えば柔らかな音ですが、合わなければ鼻をつまんだような音になる場合もあります。

全メーカーを試してみたいものですが、なかなかそういうわけにいきませんね。

参考になればと思います。

Q:弦の寿命
投稿者:ららら     投稿日時:2011/06/02 15:10  ---33.78.43

バイオリンの弦をプレゼントされたものの、
未使用のまま1年ぐらい放置しています。
未使用なら、劣化しませんでしょうか?
ちなみに頂いた弦はエヴァピラッティです。
宜しくお願いします。

投稿者:猫丸     投稿日時:2011/06/03 07:57  ---201.175.161

なんの問題もありません、ガットでも気にすることもありません。

投稿者:ららら     投稿日時:2011/06/03 08:19  ---33.78.43

ご返答ありがとうございます。
弦が劣化する理由は、チューニングや演奏によって弦が伸びたり戻ったりするから、という理解は正しいですか?
度々すみません。

投稿者:猫丸     投稿日時:2011/06/03 10:22  ---106.119.140

経験上、テンションがかかっていて、もう伸びる余裕が無くなったと思われると思われると、音量低下、音質の詰まり感が出てきて、交換したい、もう寿命かとなります。
ガットは、長年使用してきましたが、切れて、交換ということが多かったですね。
オブリガートは、音質高音部の詰まり感が出てきます。
エバピラッチは音量は下がるものの、元々音質が派手目ですので、巻き線が痛まなければ、結構長く使えます。
確実な確証は取っていませんが、コアの素材は日本製らしいです。

Q:バイオリン弦について
投稿者:A.E.     投稿日時:2011/06/02 23:58  ---229.178.150

初めて投稿いたします。

バイオリンの弦についてですが、A線の駒の上に接触する箇所だけいつも巻線がほつれてしまい困っています。

駒の溝に濃い鉛筆やロウを塗ってはいるのですが、効果があまりありません。弦はピラストロのものを使っていたのですが、巻線が弱かったので、今は比較的強いと言われているドミナントを使っています(それでもほつれてしまうのですが)。

2ヶ月程前に工房で楽器の調整を依頼し、その際に駒を新調してもらいました。その結果、音はよくなったのですが、新調した駒が以前のものよりもすこし薄く、そのため弦との接触点に圧力が強くかかるようになり、巻線の痛み(ほつれ)が生じている気がします。実際、駒を新調する前は全くほつれたことがなかったので、やはりこれが原因だと思います。

巻線のほつれ具合は、0.1mmくらいの巻線に沿ったほつれが、駒と接触している箇所に3箇所ほどある状態です。

このまま使用すれば、A線が切れやすく寿命が短くなったり、駒を痛めたりする可能性はあるでしょうか?

また、濃い鉛筆を駒の溝に塗る以外に効果的な対処法はありますでしょうか?

お詳しい方がいらっしゃいましたらお教えください。よろしくお願いいたします。

投稿者:猫丸     投稿日時:2011/06/03 08:05  ---201.175.161

ほっれても、気にしないのが1番。
気になるなら、スチール弦に付属している駒保護用ビニールパイプを外して再利用するのが、対策2番でしょうか。
弦は消耗品なので、駒の溝が深くなりすぎる方が気になります。

Q:クレモナ チェロとチェロ弓のお勧めは?
投稿者:NURO     投稿日時:2011/05/19 17:42  ---161.128.213


何度かこのサイトでも皆様同じような質問されているようですが、今回初めての質問です。内容重複しているところもあるかと思いますが、ご容赦ください。

先日、東京の楽器店でRiccardo Bergonziのチェロを試奏しました。あまりの弾きやすさに感動し、購入したいと強く思いましたが、あまりに高額で、一端考えることに。しかしやはりあきらめられず、また、他のチェロも弾いてみたいと思い、来月、クレモナに行って、工房巡りをして実際に弾き、チェロと弓を購入してみようかと思っています。

Riccardo Bergonzi以外の作家をあまり知らず、また試奏も、楽器店の7本くらいをしたまでなので、自分の感動にあまり信用できないので、皆様のご意見をお聞かせ願いたく。
クレモナに行った際には、Riccarido Bergonzi以外の工房にも行き、沢山弾いて試そうと思うのですが、一般に、どの作家のチェロ、さらにどの作家の弓が良いとされているかご教示いただけないでしょうか。予算はチェロで170万くらい、弓で50万くらい、を考えています。。。。

Riccardo Bergonziにも皆様いろんな意見をこのサイト中でされており、また、他の作家の作品のすばらしさを語っている部分もあり、皆様のご意見を伺えると大変助かります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

また、実際にクレモナの工房を回られたことがある方、工房巡りの注意点、どこがいいよ、などお教えいただけると大変助かります!また、支払いはどのようにされていましたか?カードだと高額すぎてカードの限度額を超えてしまうため、現在どのように支払うか思案しています。情報いただけると幸甚です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

投稿者:セイジ     投稿日時:2011/05/19 18:13  ---151.3.232

クレモナにはヤマハも山野もありませんので、カードを持って行っても無駄かもしれません。

勘違いなさってるみたいですが、工房は小売業を営む店舗ではないので、沢山弾いて試せるかどうかは、わかりません。

有名どころのメーカーの楽器が欲しければ、予約して作ってもらうことになります。楽器が手に入るのは、かなり先のことです(チェロは手間がかかるわりに値段が安めなので、喜んで引き受ける作家ばかりではないようです)。

あなたが東京の楽器屋さんで試されたRiccardo Bergonziのチェロも、おそらくは、ディーラーが予約金を入れてオーダーし、注文していた品が納品されたものでしょう。

ご自分があまり信用できないレベルなら、クレモナで途方に暮れることになるかもしれません。いっそ、かの地で勉強して帰国し、日本で制作している作家が何人かいますので、そちらで相談なさったらいかがでしょう。予算内でオーダーに応じてくれる人もいるでしょう。

投稿者:あいうえお     投稿日時:2011/05/21 01:21  ---47.154.58

日本は、湿気が多く、ヨーロッパは比較的ドライな
気候となっているので、イタリアで感動した音色の
楽器を日本に持ち帰って同じ音色が出るとは限らない
可能性を含めて考えておられた方がよいかと思います。

楽器店を周れば、日本でもイタリアンメーカーの新作を
いくつか試せるはずですから、ご自分でどういう音色が
好みかどうか傾向をつかんでおくのが大事かと思います。

セイジさんがおっしゃるように、予約になる可能性が
高いですから、どういう音色の楽器が欲しいのか、
自分の中で明確にしておかれることが大事だと思います。
注文は出向かなくてもできるかもしれません。メールで
注文できるかもしれませんし、作家が日本にたまに来る方で
あれば、その機会に注文できることもあります。
出向くことがデメリットになる可能性もあります。NURO
さんの演奏技術を存じませんが、例えば、初心者であるとか
こういう楽器が欲しいという明確なビジョンがないと
あまり上手でない弟子が作った楽器にラベルを貼って
「はいどうぞ」ということもないとは言えません。
逆に、出向いてきた意欲を買ってくれるかもしれませんね。

良い出会いがあるといいですね。後日談も是非お聞きしたい
です。

投稿者:Cello     投稿日時:2011/05/25 23:43  ---177.83.222

予算はチェロで170万くらい、、、
ですと15〜16000ユーロ、工房製の予算なら十分ですが、個人製作者の作品となると一寸苦しい気がします。

投稿者:NURO     投稿日時:2011/06/01 19:24  ---161.128.213

皆様、コメントありがとうございます!お礼が遅れて失礼いたしました。
実は、数ヶ月前Riccardo Bergonziにメールをし、(発注したのではないですが)5月に完成するチェロが2本あると返事をもらっています。製作中、直接本人からチェロの写真などを送ってもらっています。音は弾かなければわからないですが。。。
迷っています、、、
また後日談、コメントします。

投稿者:あいうえお     投稿日時:2011/06/01 23:14  ---47.154.58

完成するチェロがあるなんて、よかったですね!
やっぱり現地に行くには、事前連絡等、周到な準備が必要
ですね。

結局、買わないことになるとしても、実際、弾いて
みれば後悔もないでしょう。
完成した楽器がちょっとイメージと違うにしても、叩き台
があると、イメージを伝えやすくなりますから、オーダー
になったとしても有利だと思います。

「絶対に、これだ!」と思える楽器に出会わない限りは
買わない強さを持って出かけてきてくださいね!
自分の場合、せっかく現地に来ちゃったことだし・・・と
妥協してしまうタイプなんで。

結果を楽しみにしております。

投稿者:NURO     投稿日時:2011/06/02 20:19  ---161.128.213

あいうえお様

有り難いコメント、とっても励ましになりました!
有難う御座います!
ちょうど完成するし、写真も、見ず知らずのメールだけの私に送ってくれたりもしたので、買いたい!と思いつつ、直前になってどうしよう、などと迷いもあり、だったのです。
いずれにせよ、弾いてみて、あいうえおさんのおっしゃるように妥協せず、みてこようと思います。

結果はいかに、後日談をまたおくらせて頂きます!

Q:教えて欲しいのです。
投稿者:bojyo     投稿日時:2011/05/30 17:10  ---128.201.77

「Antonio Guadagnini fece Torino, anno 1851」

と中に書かれたヴァイオリンを所有しています。

いつの頃から我が家にあるのかが不明なのですが、

相当昔から大切に保管してある物である事は確かです。

最近、ヴァイオリンを始めたという友人に聞いたところ、

こちらに問い合わせてみる事を薦められました。

いろいろと親密に皆さんとやり取りをされている事を感じまして、

全くヴァイオリンには無知な私ですが思い切って書き込んでみました。

我が家でもどのようにしたらこのヴァイオリンが幸せなのか考えている次第です。

とても綺麗で音も問題ないと友人は言っていますし、

弾ける人にとっては「のどから手が出るほど物かもしれない」とも言われました。

詳細を知りたくてたまりません。

それによっては今後の行き先を考えて行こうかとも思っております。

よろしくお願いいたします。

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/05/31 09:57  ---13.51.97

 ガダニーニについては、Giovanni Battista Guadagniniで検索すると数多くヒットします。Giovanni Battista はオールドのヴァイオリンの製作者として著名です。英文のWikipediaにガダニーニの系図があり、Antonioはその曾孫のようですね。

 AntonioとGiovanni Battista とでどれくらい違うのかはよく分かりませんけれど、仮に本物であれば、オールドのまずまずの楽器ではないかと思います。使える楽器であれば、活用される方法をお考えになられたらと思います。楽器の評価については、ストラッドさんにお尋ねになるとよいと思います。

投稿者:みみ     投稿日時:2011/05/31 12:16  ---180.31.92

古い楽器の場合、ラベルと楽器本体とがまったく関係のないことが珍しくありません。
ラベルに書かれたことにこだわるよりも、ご友人以外にも本体を見てもらえるかたをお探しになって、意見をいただくほう良いと思います。
そちらのそれなりの評価があってこそ、ラベルに書いてあることの真実味が増すことになります。

投稿者:bojyo     投稿日時:2011/06/01 00:21  ---128.201.77

ヴァイオリンとフルートのRioさん、みみさんありがとうございます。

どこかに持ち寄って見てもらうべきですね。

素人な物ですから、どうしてよいのか分からないんですよね。

とりあえずその友人と一緒に行ってもらい、

何処かに見てもらいますね。

ほんとうにありがとうございました。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2011/06/02 19:17  ---168.220.127

久しぶりに興味深いスレだったのでちょっと寄ってみたよ。笑

とにかく楽器自体を見ていないので何とも・・・なのだがね。

件の楽器は質問者さんの家のどういった方が所有していたのかな?

相当、昔から大切に・・・とあるけれど、本物ならば十分音楽や楽器に理解があり、かつ相当な資産がないと持てない楽器なのでね。
つまり、それなりの家のそれなりの人でないと持つ価値(意味)がないということ。

最近、ヴァイオリンを始めたという友人・・・この人の見解はまずあてにはならないね。

とりあえず、由緒ある弦楽器専門店で鑑定してもらうことが先決だよ。

参考まで、Antonio Guadagnini(1831〜1881)の真正なら現在の評価格は安く見積もっても概ね1500〜2000万位かなぁ。ちなみに名器G.B.Guadagnini(1711〜1786)なら1億は下らない。

Q:ピグマリウスのチェロについて
投稿者:レイ     投稿日時:2011/06/02 08:55  ---163.232.63

チェロ入門用の中国製楽器を購入して3年ほどたちまして、すこし上の楽器を購入しようと思っています。ピグマリウスのルビーノを考えていますが、ピグマリウスをお使いの方のご意見をよろしかったらお聞かせください。工房等に問い合わせしましたが、ほとんど扱ってませんでした。何か理由があるのでしょうか?よろしくお願いします。

Q:オールドフレンチbowについて
投稿者:Excellent_DRY     投稿日時:2011/05/19 09:28  ---110.187.135

今使っているVnの弓をもうすこし良いものに買い換えようとおもっているのですが候補は二本にしぼっています。
ひとつはオールドのフレンチ弓
もうひとつはギョームの新作
価格的にはだいたい同じくらい(フレンチのほうが若干高め)です。
ギョームの新作もすばらしいものですが
フレンチ弓のほうに心は傾いています
ギョームは新作ですから製作証明が付いていますが
フレンチのほうは鑑定書無しのものです
弓もやはり鑑定書付でないと価格が廉価になるようですが後々のことを考えるとやはり新作か鑑定書付きの物のほうが良いのでしょうか??

投稿者:セイジ     投稿日時:2011/05/19 18:43  ---151.3.232

将来、手放す場合、ギヨームさんの弓は(委託でお店に預けるとして)半値がいいとこです。流通量が多いので値上がりは期待しない方が無難です。もっとも、半値程度で売れる可能性が高いと思えば、安心できるでしょうか。

フレンチオールドの有名どころの場合、値上がり傾向は止まりません。もちろん鑑定書付が有利です。そうはいっても、国内での価格設定は高めゆえ、手放すときに売却益が出るかどうかは、何ともいえません。

投稿者:カノ     投稿日時:2011/05/19 21:35  ---170.90.76

オールド弓を選ぶ際には、まずは鑑定書の有無が
気になるかと思います。しかしながら、弓自体の
コンディションが良好かどうかの見極めは非常に
重要です。
オールドは弓のコシが無く、かつ修理の跡が残っている
ものも少なくないので、慎重に選んで頂きたいです。

私自身、Joseph Henryのオールド弓を所有しています。
鑑定書はないので、高く売れるのかどうかは
分かりませんが、状態も良く、気に入っているので、
一生手放すつもりはありません。
経験からお伝えしたいことは、将来いくらで売れるかどうかを
気にするより、ご自身が気に入った弓を手に入れることが
最も良いということです。
良い弓は入手困難な状況となっています。
これだ!と心底思える弓に出会えることを
私も祈念しています。

投稿者:ROMEOANT     投稿日時:2011/05/20 04:24  ---181.49.222

資産価値が気になるならば
オールド弓を購入して、鑑定書を Excellent_DRY さん個人て申請・取得しておいた方が良いと思います。

現在日本で人気のギョームの弓の中でも、特別なモデル(特注品や具体的なコピー元を明示した名弓コピーモデル〜アバウトにトルテモデルとかペカットモデルという量産品コピーモデルは除き、18**年作の**という作家のモデルをもとに…と言う風にコピー元の実在する弓が特定できるもの)以外は、高級な評判の良い量産品弓の一つという評価でしょう。(今でもそうだと思っています)

道具として購入する(将来の売却をあてにせず、自分が楽しむために使い潰す心構えがある)ならば、単純に性能を比較し、自身が性能が高いとおもう方を選択すればよく。もし甲乙つけがたければ、私ならば新しい弓(ギョーム)を選択するでしょう。なぜなら新品はオールドに比べ使用歴がないことが明確であり、後のトラブルリスクが少ないと私は判断するからです。

ネームバリューやリセールバリューだけで選んだ弓で
演奏を楽しむことは難しいと思います。
予算が有名なオールド弓を選択する範囲内なら別ですが
ギョーム新作と同額〜2倍程度のオールド弓であれば
私は 「道具」としての視点で選ぶことをお勧めします。

2本甲乙つけがたくであっても、何かしらの差はあるはずです。
その差をご自身で判断してみてください。

購入予算がご自身にとって「高額である」と感じておられ、2本の内の1本の絞り込みに迷ったら、購入を見送り、次なる出会いを待つ方がいいと思います。

投稿者:Excellent_DRY     投稿日時:2011/05/21 07:41  ---110.187.135

皆様貴重なご意見ありがとうございます。
やはり弓は楽器とちがってある程度消耗品的な性質もあるものでしょうから手放すことは考えず自分の気に入ったものを選択するほうがよいのでしょうね

本当にありがとうございました。

投稿者:PRS     投稿日時:2011/05/23 00:12  ---174.115.178

 スレ主さんが閉じてしまっているのに、コメントして恐縮ですが、オールドフレンチbowという点が少し引っかかって書き込みをいたします。

 このオールドフレンチbowという表現は、「作者が特定できていない、フランスの、おそらくは19世紀の弓」、というように、文脈的に捉えられる、お店でよくある表現と思いますが、ここからも推測で恐縮ですが、この弓がフランス製であるかどうか、疑わしいと思います。控えめに言っても、ドイツやイギリスの(量産)弓ではない、古そうな弓、ということだと思ったほうがよいです。

ポールチャイルドや、ラファンのような、弓の専門家でも、明確に作者のわかる、あるいはスクールのわかる一部弓を除いては、同時代のドイツ製のレプリカか、フランス製か、特定しきれないのが実情です。(よくわからないときは、たいてい、わからないというか、ドイツ製というかどちらかです。面倒くさいのだと思いますが…)
「オールドフレンチbow」の表現の由来が、どこから(つまりオークションハウスか、欧米のお店か、元のもち主か、売り手か)きたかにもよりますが、たとえば日本では、弓を自信を持って特定できる人は、ほとんどいないと思います。(本物ではない、とはいえるが、本物とはいえない、という人がほとんど、という意味です。)
この弓の公的な資産性は、欧米ではざっくり数十万。すごく材質もコンディションもよい場合でも、仮にドイツ製でも作者が特定できていない場合は、せいぜい100万くらいではないでしょうか?
 とはいえ、ギョームに代表される現代の工房製の弓も、資産性がないという観点では、ほぼ等価ですので、結論がかわらないのが恐縮ですが、結局、道具として使えるほうを選び、かつ、使い捨ててもよいと割り切ることが必要と思います。

投稿者:Excellent_DRY     投稿日時:2011/05/24 07:39  ---110.187.135

PRSさんご助言ありがとうございます。
私の表現が悪かったのかもしれませんが正確には19世紀の弓ではなく1900年代の弓です。
モダンフレンチという表現のほうが適切でしたね。
その弓を売っている楽器店も○○○ワバイオリンです。
お店の人も「こちらの弓は鑑定書は付いておりませんが間違いのないヨーロッパのディーラーから仕入れております」と言っていました。
製作者の名前も特定されて売られています。
もう一回楽器店に行って試奏してみてギョームの新作や他の鑑定書付きの弓などと比較してどれにするかきめてみようと考えています。
話は変わりますが修理歴のある古い弓などはVoirinなどでもびっくりするほど廉価で手にはいるようですね。

投稿者:PRS     投稿日時:2011/05/27 22:32  ---151.65.40


 なるほど、1900年代でギョームと同様の価格帯というと、微妙なところですね。ロッテ、モリゾー、ラピエール、バザンというようなあたりなのでしょうか。このクラスでは、鑑定は有った方が良いとは思いますが、一方偽物をわざわざ作る程でもないので、必ずしも必要ではないかもしれませんね。(もちろんご承知のように、サルトリ、フェティークといった人気のある弓の場合は偽物も多く、鑑定は必須だと思いますが。)

 ちなみに、こういった作家でも、一応鑑定書は書いてくれると思います。この間ランパルのところで見た5000ユーロくらいのギョームは、(なかなかよい弓ではありましたが)、ちゃんと証明を付けると言っておりました。普通存命中は書かないと思うのですが…
 ごく大雑把にいえば日本で100万台の弓は、実効的には鑑定書は不要と思います。どちらにせよリセールでは、大きな期待はできないと思いますが。

 もう一つ、以前にも書きましたが、本当はこの価格で探すのであれば、逆に19世紀のドイツ弓(プレッチェナー、ニュールンベルガー、クノップ等)をお勧めします。クノップなんか、日本ではあまり見ないですが、ハイフェッツの使っていたキッテルの弓の大半は、実はこの人が作ったもので、コンディションが良ければ、素晴らしい性能です。お試しあれ。

投稿者:PRS     投稿日時:2011/05/27 22:36  ---151.65.40

 もう一つ、修理の話ですが、値段に関わらずスティックの根本付近を除けば、まぁ修理されている弓はやめた方が無難です。この前も一緒に弾いていたヴァイオリンが、いきなりパチッと、音がしたと思うと、先端が見事に折れました。ブランシャールでそれほど高い弓というわけではありませんでしたが、結構丁寧に修理してあったのに、やはり弓先で力をかけたとき、厳しいもんだなぁと、痛感。

Q:marcello iveの楽器について
投稿者:オジオ     投稿日時:2011/05/24 21:56  ---219.237.177

あるヴァイオリニストのCDの使用楽器にmarcello iveというのがありました。最近、出回っていないようですが、制作していないのでしょうか?ご存知の方いらっしゃいましたら教えて来ださい。

投稿者:猫丸     投稿日時:2011/05/25 12:53  ---106.119.140


これでは。

http://www.sarasate.net/kakaku/kakaku.html

投稿者:おジオ     投稿日時:2011/05/25 23:59  ---219.237.177

猫丸さん。ありがとうございます。この制作者についてなにか、ご存知の方、いらっしゃいましたら教えてください。

投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio     投稿日時:2011/05/26 10:03  ---13.51.97

 銀座山野楽器さんのホームページ中、新作イタリアンの製作者紹介の欄にプロフィールが掲載されています。

投稿者:みみ     投稿日時:2011/05/26 11:59  ---180.31.92

池田省三さんのサイトで簡単にですが紹介されています。

かなり高価でしょうが、人気があり、要するにお店に並べる必要が

ないのではないかと思います。

投稿者:オジオ     投稿日時:2011/05/27 16:45  ---169.212.114

ヴァイオリンとフルートのRioさん、みみさんありがとうございました。参考になりました。

Q:G線がかすれる(ヴァイオリン)
投稿者:ペス     投稿日時:2011/05/21 10:49  ---50.162.112

タイトルの通りなのです。というか、かさかさします。
D線も少しかさつきます。
試しに他の人に他の弓で弾いてもらったのですが、
やはり同じでした。
弦をドミナントからオリーブに変えてみたのですが
やはりだめです。

ちなみに楽器は2003年製のLuigi Aquilino です。
楽器店に持っていく前に、こちらでヒントをうかがえたらと
思っております。

よろしくお願いいたします。

投稿者:みこと     投稿日時:2011/05/21 22:24  ---26.226.98

ペスさんこんにちは。
もしかしたら私のヴァイオリンと同じような症状かもしれないと思い、私も質問をする立場に回ってしまうかもしれませんが、お困りの気持ちがとても分かるので勝手ながら書き込みさせていただきます。

私のヴァイオリンは1ヶ月ほど前からD線の音色がざらざらした感じになり、その影響を受けてかGとA線も少しそういった音がするようになりました。開放でも指で押さえてもです。
弓の毛や弦を張り替えても駄目で、楽器店に持っていきましたが、原因不明と言われました。
ナットや駒を交換すれば治るかも、とも言われましたが、その楽器店では昨年末に指板の交換をしてもらっていて、その際にナットも駒も一緒に替えられているので、私としては納得のいく説明に思えません。

先日、知り合いの職人さんに診てもらうと、板の剥がれが見つかったので修復していただきましたが、これも原因ではありませんでした。この職人さんからも駒が原因じゃないか、と言われました。思い切って近いうちに交換をお願いするつもりです。

楽器も生き物ですから、調子が突然変化したりおかしくなってしまうこともあると思います。原因と思われる要素を一つずつ解消していくしかないでしょうね。。。

投稿者:ジジ     投稿日時:2011/05/23 11:23  ---67.238.235

ペスさん、こんにちは。

「かさかさする」というのが、芯を捉えきれず「滑る」ような感じというのでしたら、わたしも同じような問題をかかえています。G線だけが弓毛でとらえづらく、音がでずらい状況でした。弓をかえても、魂柱を調整しても、(みことさんと同様に)横板の部分的な接着の剥がれを直しても、これは改善しませんでした。

試行錯誤するなかで、比較的張力が低いと思われる別メーカーの弦にかえたところ、他の弦と同様に無理なく柔らかい音が出るようになりました。他弦との共鳴バランスを考え、全弦を比較的張力の低い弦に変え、
さらにG線だけさらに同じメーカーの低張力の弦に替えたのです。

当初、G線だけが他の3弦と音質が異なり違和感がありましたが、3日ほどで比較的馴染んできました。これを試してからまだ2ヵ月ほどなので、自分にとってまだ最善策とは考えていません。

楽器により弦に対するレスポンスは様々ですから、ペスさんの場合に当てはまるかどうかは分かりません。でも、低張力弦なら楽器調整よりコストがかかないので、試してみるのも一考かと思います。

Q:肩当て無しで演奏するとき。
投稿者:ガット     投稿日時:2011/05/20 12:49  ---111.183.254

肩当てをはずして演奏をしたいのですが、どうしても肩と腕の関節部分が楽器の裏板に触れてしまい音を吸収してしまいます。
これだと肩当てをつけた方が裏板と肩との間に隙間ができるので音が良いです。
どうすれば肩当てなしてでも楽器が肩に触れずに楽器の裏板と肩の
間の隙間を保ったまま演奏できるのでしょうか?
肩当てなしで演奏している方、または熟練者の方、アドヴァイスをお願いします。

投稿者:冬木     投稿日時:2011/05/20 21:28  ---146.175.6

左手で楽器を支えることです。
肩当て無しで演奏するひとは、顎で挟むだけで楽器を支えるような持ち方はしていません。

投稿者:大熊猫     投稿日時:2011/05/23 01:22  ---226.208.152

胸を張って、楽器を鎖骨に載せて顎で挟みます。 
顎を手前に引いて、鎖骨を支点にテコの原理を利用するのがコツです。そうすれば左手の支えがなくても、楽器を水平に保てます。