弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:弦の張り替え
投稿者:おちー 投稿日時:2011/07/04 12:00 ---226.156.213
あと2週間後に娘(中3)
門下生の発表会などもあり
今張っている弦の寿命もそろそろなので
新しく購入を考えています。
チャイコフスキーの瞑想曲を演奏するにあたり
冒頭のところ〜暗く悲しく味わいのある人間味のある音
をだしてごらん・・と先生に言われてますが
なかなか難しく、腕がないので弦の張り替えで
少しカバーできないものかと思っています。
バイオリンにもよるのでしょうが、
お勧めはありますか?
今は現在はエバピラッテイだったと
思います。
G線D線をオリーブにしてA線をオブリガードにしてE線はゴールデンブラガットという選択はどうでしょうか?
また普段の練習ではコスパの良いものを使用し
発表会やコンクールや試験の時だけ1週間前から
高い弦を使うのはどうでしょうか?
投稿者:シュテファン 投稿日時:2011/07/04 13:07 ---13.168.140
こんにちは
バイオリンの弦については他の詳しい方々におまかせするとして。
中学3年生には「暗く悲しく味わいのある、人間味のある」のニュアンスはなかなか難しいでしょうね。
弦を替えてみるなり、出来ることはなんでもされてみたらいいと思います。
他に出来ることは、やはりお嬢さんご自身が「味わいのある音ってどういうこと?」って探求されることかもしれません。
必死に練習する一方で、
沢山いい演奏に触れる、本を読んで感動する、良い先輩から刺激を受けるetc,
こういうことから音のイメージを求めて行っては。
極端な言い方ですが、千回やみくもに練習するより、(例えばCDを聴いてて)こんな音を出したいと思って弾く方がころっと変わったりします。
弦楽器の不思議なところは(魅力でもありますが)
頭の中にあるイメージがそのまま音に出ることだと私は思います。
やり方弾き方だけでは求める音にならないのです。
お嬢さんが自ら模索を始めたら、きっと先生は内心ニコっとされると思いますよ。
門下生発表会は勉強になりますね。頑張ってください。とお伝えください。
投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio 投稿日時:2011/07/04 15:41 ---13.51.97
シュテファンさんと結局似たようなコメントになりますが。
「暗く悲しく味わいのある人間味のある音をだしてごらん」とは確かに難問ですね。
ヴァイオリンは自由度のある楽器で、色々な演奏が可能です。 色々なCDをお聞きになれるとよいですが、あまり無ければ、同じ作曲家の有名なヴァイオリン協奏曲の第2楽章の冒頭部分の演奏を聞き比べてもよいのではと思います。協奏曲のCDなら持っている人も多いと思いますので。
演奏家のお国柄は、私はあまり気にしない方ですが、多少、影響するかも知れません。ロシアのヴァイオリニストの演奏もお聞きになったらいかがでしょう。若手もよいのですが、かつての名人であるオイストラフやコーガンの演奏も、雰囲気の参考になると思います。
なお、この曲の作曲のきっかけや背景を調べて、想像を膨らます方法もあるかと思います。
投稿者:おりん 投稿日時:2011/07/04 23:19 ---111.122.37
私は弦を新しいものに交換することで先生の要求に応えられる
わけではないことを強調したいと思います。
エバで作る音色を工夫しているのであれば、それも勉強ですから。
また、ガットはピッチが不安定なことも特徴のひとつですから、
普段使い慣れていないまま、急に本番に使うのはお勧めできません。
新しい弦にするメリットや注意などは、最近もここで話題になって
いますので参考になると思います。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2011/07/04 23:39 ---168.220.127
時々、本人の親御さんが書き込みするけれど、よく分からないのは中学生や高校生(たまに大学生)になって、どうして自分自身で疑問点を質問し解決に結び付けないのか?ってこと。(過保護!笑)
だって、弾くのは本人。
この場合、教師の言った「味わいのある人間味のある音」に近づくにはヴァイオリン以外に幅広い教養(一流演奏家の生演奏やCDを沢山聴いたり、本を読んだり絵を見たり)や実際にある程度の人間的な苦労?=人生経験の幅も必要かと。やはり天才でもないかぎり実体験なしに表現するのは難しいかと。
ま、一朝一夕に音が変るほど甘くはないし、そもそも人前で弾くということ=演奏とは作曲家の意図を汲み、楽譜に書かれていることに自分の全てを(楽器に託し)全身全霊で表現すること。これはプロもアマも一緒。ある意味、全裸になる以上に覚悟がいること!?
ところで発表会まで2Wとか。時間が無いので即席アドバイスを!
ヒント・・・チャイコフスキー独特のメランコリックな感じを表現するには繊細さと大胆さをあわせ持ち、要所で使い分けることが肝心。ロシア的な風土・土台の上に華麗なヨーロッパへの憧れを持って洗練された音でセンスよく弾くこと。特に冒頭(〜中間部分にかけて)は人間味うんぬんよりも、ロシアの景色〜回想〜憧れとあきらめ〜達成しそうで出来ない不安感、などを想いうかべて弾くといい。
G線は弓圧を加え幅広いビブラートで。また、いきなりE線のハイポジションに音が飛ぶときは確定的に決めるより指をずり上げて取る。このあたりの微妙なニュアンスはCDとかで一流ヴァイオリニストの演奏をじっくり聴き研究しよう。常に頭の中で出したい音をイメージすることが大事。それをするのとしないとでは出てくる音自体が全然違ってくる。
尚、お書きの弦の選択は概ねいいかと。E線には一度、ピラストロのゴールド(スチール)を使ってみたら?上品かつハイポジの音程も的確でオススメ。発表会やコンクール1W前から高価な弦を張るのは多くの人が行っている方法で特にガット弦向き。ナイロン弦なら3日位前〜がいい。
投稿者:ほっぺ 投稿日時:2011/07/05 13:00 ---0.86.205
実際に声に出して出したい音、歌い方を具体的にイメージするといいと思います。
声を出す瞬間の発音や息の強さや速さを、弓の弾き出し方やスピードや重さ、返し方に置き換えて感じられたら、だんだんそのイメージした音に近づけると思います。自分の出す音をよく聞いて近づけるように弓と弦の接触や摩擦、腕の内にある感覚をとぎすましていかなければなりません。もちろん左手のビブラートや指のおさえ方(はなし方)もまるで歌ったときのビブラートや口の動きのように感じられることも大切です。
最初はCDなどを聴いてまねて歌うようにしていくといいと思います。上手に歌う必要はありません。ただ心から声を出して歌ってください。表情豊かに声をだして歌うといってもなかなか歌えないものです。そこまで情感豊かに歌った経験がなかったり、羞恥心がじゃまをしたり...上の方もおっしゃっていますが勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
発表会、がんばってください。
投稿者:おちー 投稿日時:2011/07/06 00:32 ---226.156.213
シュテファン様
ヴァイオリンとフルートのRio様
音楽をするうえで非常に大事なことを
忘れていました。勉強になりました。
ありがとうございます。
頭の中のイメージは ほんとに大切なんですね。
もうすぐ夏休み 一流の作品に触れるように・・・
感動出来るように・・・成長できるよう
努力してみます。
おりん様
ありがとうございます。
ガット弦を試してみては・・・と思っていたのですが
慣れてないと急には良くないんですね。参考になりました。
ゴマゾウ様
子離れできない母でございます^^;
深いコメントありがとうございます。
即席アドバイス・・大変勉強になります。
どんな音がほしいか イメージする事が
大事なんですね。
参考にさせて頂きます。
偶然にもうちの先生もE線はピラストロのゴールド(太い方)
を使っておられます。
ストラドさんが有難いことに
セールしてるので早速購入してみます。
娘は強い指ではないですので、普通の太さで・・
ほっぺ様
なるほど・・・
声に出して具体的なイメージを作る・・
そんな いい方法があったなんて・・
普段から、娘が歌っているとこなど見たこともないので
難易度高そうですが・・・(;一_一)
弓と弦の接触や摩擦、腕の内にある感覚〜汗汗汗
そっそんなに・・・( 一一)
弦楽器は魅力のある楽器だけれど
難しいですね('_')
壁に書いて張っておきます。
勉強になりました。ありがとうございます。
Q:Vn E線テールピース側エメラルドグリーン
投稿者:ぴかっとっ! 投稿日時:2011/07/03 13:22 ---172.250.153
フルサイズ・ヴァイオリンのE線でテールピース側の
飾り糸が水色でもない、青でもない、また緑でもない
水色と黄緑を混ぜたようなエメラルドグリーンに近い
糸の色をしたE線はどこのメーカーの物かご存知の方は
いらっしゃいますか?
色々と調べてみたのですが、ネットでも見つからなかったので
質問させていただきました。よろしくお願いします_(._.)_
投稿者:おりん 投稿日時:2011/07/04 23:21 ---111.122.37
まさかエバではないでしょうね?
ご自身でチェック済みの弦を書きこまれてはどうでしょうか。
投稿者:RAYFEL 投稿日時:2011/07/05 17:35 ---141.92.14
エメラルドグリーンだったら、エヴァではないでしょうか。
自分は今エヴァを張ってますが、そのような色ですよ。
Q:ヴァイオリン顎当ての取り付けについて
投稿者:Dai 投稿日時:2011/06/27 10:28 ---146.174.33
いつも楽しく拝見しています。
標題の件ですが、2週間ほど前に表板と裏板のニスの全面リタッチを依頼し、昨日仕上がってきました。顎当てを外した状態で工房に出したので、もう取り付けてもよいのか少し心配です。工房の職人さんからは、今年の夏が過ぎるまではケースに入れず吊って保管するよう言われました。
標準的な柔らかさのアルコールニスで塗ってもらいました。ニスの匂いはまだするものの、布で拭いたときにほとんど摩擦抵抗がないので、表面はだいたい乾いているように思います。
工房で聞けばよかったのですが、わかる方がみえましたら、お教えいただければと思います。よろしくお願いします。
投稿者:セイジ 投稿日時:2011/06/27 13:54 ---151.3.232
2週間ぐらいで顎当てを取り付けると、まだニスが柔らかいので跡が付くでしょう。1年待っても付くものは付きますので仕方ないですね。
それがお嫌なら、テールピースをまたがない形状の(G線側の横板上で固定するタイプ)顎当てを使えば、ニスに付いた圧着傷が顎当てで隠れるのであまり目立ちませんよ。
投稿者:メントス 投稿日時:2011/06/30 00:01 ---255.83.53
吊って保管しても顎当ての跡はついてしまうでしょう
ケースの跡はつかないかもしれませんが。
私だったらしばらくは、弾く時だけ顎当てつけて、弾かない時は外しますね、面倒くさいですけど跡を付けたくないのならそうします。
慣れれば短時間で出来るのでわずらわしさはそれほど無いと思いますよ。
投稿者:QB 投稿日時:2011/06/30 11:36 ---05.227.127
あご当てのコルク部分に、テープを貼る処置をした経験は有ります。跡は付きますが、若干表面の凸凹は緩やかです。
投稿者:Dai 投稿日時:2011/06/30 16:15 ---146.175.105
皆様ご回答いただきましてありがとうございます。
少し乾いてきたようなので、QB様から教えていただいたコルクにテープを貼るのを参考に(私はセーム革を切って貼りました)取り付けてみましたところ、少々跡がつきましたが、問題ありませんでした。
少しでも早く乾くように、弾いていないときは顎当てを外すようにしたいと思います。
ありがとうございました。
投稿者:QB 投稿日時:2011/07/01 21:44 ---15.142.4
一応、念のため。
私の使用したテープは、ヴァイオリンの肩の部分の保護などにも使うドイツ製のシートです。(日本の代理店はフィルムルックス、本来の用途は別ですが)
それ以外の(いわゆる普通の)セロハンテープは使用したことがないので、その場合はどうなるのか私にもわかりません。(責任取れません)
Q:新作イタリーに合う弦
投稿者:モンダミン 投稿日時:2011/06/26 22:08 ---106.105.53
イタリアの新作を手に入れて1年弱、オケで弾いてましてそろそろ弦の交換かと思っております。
相性の良い弦を探してますが参考意見をお聞かせください。
購入時はドミナントで、今もそのままです。
E線のみ4か月後にゴールドブロカットに変えています。
Eの音は顕著に劣化しているのが分かります。
また、変え弦の時期判断がわかりません。
工房では切れるまで使ったらいいと言っていましたが
ご意見をお聞かせください。先生はついておりません。
以上、よろしくお願いします。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2011/06/26 22:35 ---47.154.58
弦には、種類ごとに弦の劣化の目安(メーカーが公式に出したもの
ではないと思います)があり、こだわる方は、1ヶ月弱でも交換
します。音質の低下に気付く人には気になります。アマチュアは、
半年に1回が目安ではないでしょうか?
弦は、楽器との相性があるので、一概には言えません。少なく
とも、現状より明るい音色にしたいのか、温かみのある音にしたい
のか、希望する音色の傾向について教えてくださると、皆さんの
アドバイスも得やすいと思います。また、弦にもピンキリがあり
、安いものは5千円切りますが、高いものは1万円出るかもしれ
ません。予算の許容範囲も書き添えるとなお良いと思います。
「切れるまで使ったらいい」という工房の発言に驚いていた方が
多いと思います・・・。どんな工房なんだろう・・・。
投稿者:mani 投稿日時:2011/06/26 22:36 ---17.48.36
弾く頻度にもよると思うのですが・・・
私が通う教室の先生は、替えるなら発表会の1週間くらいに前に変えるように勧められました。
ちなみに発表会は3カ月に1度です。(私は半年に1度くらいにしています。)
また、楽器との相性があるので1本ずつかえたらいいと。
工房で購入していますが・・・ドミナントは比較的定番だそうで
少し値は張りますが、オブリガートをすすめていると言われました。
E線は種類が違ってもいいですが、後の3本はできるなら同じ銘柄を勧められました。
後は自分のお好みでしょうね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2011/06/26 23:49 ---115.122.32
弦を張っていると、それぞれの弦が延びていくので、和音の音程が決まりにくくなるのと、音質がぼけて音量も減ずる、のが、主に弦の劣化と言われるもので、どちらを気にするか、またどれくらいが許容範囲と感じるかは、かなり個人差があります。
まだ、劣化とは何か、を認識されていないのでしたら、もう一度ドミナントに変えてみてはどうでしょうか。交換する直前に今の弦である程度弾いて、音の感じや演奏に対する反応を覚えた上で、新しい弦に変えてみて、どれくらい音や弾き心地が変わるものか一度体感するのは重要なことだと思います。
ドミナントは、上記のように旧と新を比較すると、3ヶ月くらいでかなり差がわかるくらい音が変わります。1年も張っているなら、今のぼけた感じの音と、交換したばかりのシャリシャリ感のある音は、大多数の人がわかる大きな差でしょう。その両極端の音を覚えることで、次には、ある程度ぼけてきたという感じがわかるようになるでしょう。
イタリアだからとか新作だからとかで弦を選んでいる人はほとんどおらず、今使っているその楽器で、どのような音を出したい、どのような弾き心地で弾きたい、ということをベースに弦を選びます。
今使われている組み合わせは、極めて標準的なものですので、不満がないのであれば、特に変えることはないと思います。
後は、あいうえおさんの意見に同意します。
投稿者:セイジ 投稿日時:2011/06/27 00:57 ---151.3.232
オリーブを試してみてはいかがでしょう。
最高級の弦がどんなものかを知ることが出来ます。
オリーブを経験すると、弦選びの判断基準がわかってくると思います。
高価な弦ですが、それこそ切れるまで使えます。
オリーブは切れる寸前まで音がいいと言われますので、安い弦をこまめに張り替えるのと比べて、それほどコストパフォーマンスは変わらないかもしれません。
投稿者:モンダミン 投稿日時:2011/06/27 08:26 ---175.140.179
皆さんご意見ありがとうございます。
とても参考になりました。
提示する情報が不足していて大変失礼しました。
ドミナントの劣化確認というのをまずやってみようと思います。
楽器を買ったときにガット弦について聴きましたが、私の楽器では弦が負けてしまうのである程度音が枯れるまではドミナントでよいとアドバイスされました。
まだまだ新作のギラギラした音なので、その辺は納得しておりますが、オリーブが切れるまで品質がもつというのは知りませんでした。時機を見て試してみようと思います。
ガットは調弦が狂いやすいというのも聞きますが伸び縮みが激しいのでしょうかね。
私の楽器は音量はあまりありません(弾き方もあるのですが多分)が音は高めで明るい感じです。
希望としてはギスギスしている感じをもう少し滑らかになればいいと思います。
投稿者:セイジ 投稿日時:2011/06/27 14:05 ---151.3.232
ガットは湿気に影響されやすいので確かにピッチの変動はおこりますが、その弱点を差し引いても音の良さで他の素材の弦を上回ります。最近ではパッショーネのような改良ガット弦も出ています。
ガット以外でマイルドな音色が欲しければオブリガートでしょう。
古い楽器向きの弦なので、イタリア新作ならではのブリリアント感は多少マスキングされたようになるかもしれません。
ちなみに音のギスギス感は駒や魂柱の調整(交換を含む)でも改善出来るかと思われます。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2011/06/27 23:29 ---47.154.58
オリーブ大好きですが、切れるまで品質が持つというのは
ちょっと疑問です。音質は変わらないのかもしれませんが、
1年ほどオリーブを交換しなかったことがあり、交換すると、
音量の変化に驚きました・・・。交換頻度が低すぎ??
失礼しました。
投稿者:セイジ 投稿日時:2011/06/29 22:15 ---151.3.232
>「切れるまで使ったらいい」という工房の発言に驚いたという方が、1年間も弦を張り替えないのは矛盾してますね。切れるまで使うのと同じことでしょう。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2011/06/29 23:34 ---47.154.58
セイジ様
私の発言でご気分を害されたなら、申し訳なかったです。
工房の方というのは、本来どういう立場でしょうか?ベストな
状態で演奏して欲しいという願いの元に最低限のメンテナンスの
提案をしてくれるプロではないですか?オリーブならまだしも、
ドミナントで「切れるまで・・・」という発言をプロがしている
ことに驚くのは、弦の劣化について知る人間からすれば驚いて
当然でしょう。
一方、奏者はというと、演奏頻度・経済的な事情など、状況は
さまざまですから、音質の劣化というデメリットを承知で交換
頻度を長くせざるを得ないということはままあることです。
どこが矛盾しているでしょうか?
スレ主様には、トピズレして失礼致しました。私からのこの
スレへの書き込みは以上と致します。
Q:
投稿者:スプレー吹き付けのニス 投稿日時:2011/06/26 18:35 ---237.234.49
安価なバイオリンはスプレーによるニスの塗装仕上げになっていますが、刷毛による塗装との見分けはどうすれば良いのでしょう。
カールへフナ―の場合17万円ぐらいから刷毛塗りらしいですが、ほかの大手のメーカーも同様でしょうか。
先生から某楽器店オリジナルのドイツで作られたVNを勧められ気に入って買ったのですが刷毛塗りでなかった場合がっかりです。
投稿者:taka 投稿日時:2011/06/28 16:35 ---240.105.219
レスがないようなので。
「某楽器店オリジナルのドイツで作られたVN」
でしたら某楽器店に直接聞いてみてください。
「スプレーですか?」と。
「刷毛による塗装との見分けはどう
すれば良いのでしょう。」
購入価格で見分けてください。
投稿者:かめ 投稿日時:2011/06/28 16:44 ---53.247.123
大きな声では言えませんが、イタリアの超有名製作者でも
スプレーニスを使っているケースがあるようです。
勿論、最初から最後までスプレーを使うわけではなく、
下塗りなどの段階に使って、最終的な仕上げを刷毛で処理
するらしいです。
投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio 投稿日時:2011/06/28 16:52 ---13.51.97
文面から、楽器店名と読み方の似たある量産銘柄が思い浮かびます。その前提での意見ですから、前提が違っていたら悪しからず。
一般的なマイスターの製品は、伝統的な手作りによって、塗装も刷毛塗りで製作されており、高価になりますが、この例のような、会社組織や工場組織のメーカーが製作する楽器は、機械化や分業化の方策が図られていて、比較的安価になっていると聞きます。
刷毛塗りとスプレー塗装とで、音質に違いが生じるかどうかは、私自身は否定的に思いますけれど、コスト面ではスプレー塗装の方が有利です。短時間で行なえるスプレー塗装は、合理化された手法で作られた製品に適用する方が、トータルコストの削減の点で矛盾がありません。
外観から刷毛塗りかどうかを見分けたいとのご希望と思いますが、難しいのではないかと思います。もしも塗膜を分析できれば、スプレー塗装かどうかが分かる余地があるかも知れません。
気に入られて購入されたとのことですから、音色、弾き心地、外観の問題はクリアされているものと思います。選択結果が良かったのであれば、製造プロセスにこだわらず、ご愛用なさったらいかがかと思います。
Q:不具合
投稿者:ららら 投稿日時:2011/06/14 15:16 ---33.78.43
私は、最近、60歳ぐらいのフレンチバイオリンを購入しました。
そして、最近、このバイオリンの不具合に気付きました。
A線で、3rdポジションで、薬指で、急にバイオリンが鳴らなくなります。
でも、駒よりで弾くと、鳴ります。
他の弦では、このようなことはありません。
どなたかアドバイスがありますでしょうか?
以上、宜しくお願いします。
投稿者:SP2 投稿日時:2011/06/14 20:55 ---197.52.244
ウルフだと思います。
信頼出来る工房にご相談されることをお勧めします。
投稿者:ららら 投稿日時:2011/06/15 22:36 ---235.254.193
ありがとうございます。
ウルフについて、インターネットで調べてみました。
工房に行ってみますね。
投稿者:ららら 投稿日時:2011/06/23 23:11 ---235.254.193
工房に行ってきました。
現状では、ウルフでないと言われました。
私には、理解できませんでしたが・・・。
バイオリンを理解するためには、20年ぐらいかかりそうです。
そのかわり、ナットが高いと言われました。
以上です。
投稿者:Tetsu 投稿日時:2011/06/24 00:21 ---171.4.243
見解は工房にって変わる可能性があります。
腕の良い所なら解決策が見つかるかもしれません。
Q:弓について
投稿者:violaspberry 投稿日時:2011/06/21 00:35 ---165.27.177
はじめまして
いつも、楽しく読ませて頂いています。
私は管楽器出身で、社会人になってからバイオリンを習い、バイオリンの先生にビオラを譲って頂いてから、音の響きにはまってオケにも少しずつ参加させて頂いています。
突然ですが、バイオリンの弓とビオラの弓はどこで区別できるのでしょうか?
ずっとビオラの弓(R.PAESOLDと書いてあります)だと信じ込んでいましたが、ふと、PAESOLDのHPを調べたら、R.PAESOLDの刻印はViolinの様なのですが。。。
また、シールがまだ貼ってあり、192Vとなっています。
HPを見ると、PA-192Vはviolin用となっていますが、完全に一致はしてないし。。。
と思い込もうとしましたが、疑いがだんだん本当になってきました。
全く、今の今、気づきました!
演奏していても気づかない腕前ではあるのですが、
何か調べる方法はありますでしょうか?
また、バイオリンの弓を使うというのは、よくないのでしょうか?
初心的な質問ですみませんが、教えて頂いたらと思います。
よろしくお願いします。
ちなみに、譲って頂いた当初、ビオラ本体にも、バイオリンの弦、バイオリンのアジャスターが付いていたので、実はバイオリンの弓だったっていうオチもあるかと思い始めています。
投稿者:弦喜 投稿日時:2011/06/21 02:09 ---115.122.32
弓の毛を張った状態で、量産系の現代の弓であれば、ヴィオラ弓は70g前後、ヴァイオリン弓は60g前後(少し重めが最近は多い)です。65g以下なら、まずヴァイオリン弓でしょう。
また、例外もありますが、弓の毛を下にして置いた時、フロッグの下部のアジャスタ側(靴のかかとにあたる部分)が、ヴァイオリンはほぼ全数、ほぼ直角に角付けされていますが、ヴィオラは丸みを帯びてアールがつけられていることが多いです。ヴィオラ弓の写真をいくつか見て、その箇所に注目すれば、言っていることがわかると思います。
投稿者:violaspberry 投稿日時:2011/06/21 21:15 ---145.211.44
弦善さん
ありがとうございます。
「かかとに当たる部分」が違うなんて、知りませんでした。
早速、見てみましたら、手持ちのviolin用は四角、violaかも?の方は丸でした。
viola用なのですね。
安心しました。
投稿者:セイジ 投稿日時:2011/06/22 21:24 ---151.3.232
20世紀中ごろまでに作られたモリゾとかバザンなどのバイオリン弓のように、フロッグの下部のかかとにあたる部分が丸みを帯びてアールが付いているものは多数存在します。
したがって、フロッグの形状の違いよりも、重量が70g前後かどうかが、ビオラ弓かバイオリン弓かの区別をする決め手になるでしょう。兼用弓といって67g前後の弓もありますが、そうした弓はどっちつかずの中途半端な性能になるようです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2011/06/23 01:05 ---115.122.32
左上の過去ログ検索から
ヴィオラ 弓 フロッグ
をキーワードに、検索してみてください。
以前同じような質問に回答したことがありました。
それを思い出すと、もう一つ、ヴァイオリン雑誌にあった弓のサイズ比較の情報から、ヴィオラはフロッグの高さが21mmより高いものがほとんどで、ヴァイオリンは21mmより低いものがほとんど、のようです。
Q:肩当てと音量
投稿者:ルクプ 投稿日時:2011/06/14 08:25 ---175.140.179
はじめまして。
私は普段肩当てを使用していませんが、聞くところによると肩当てを使用しない場合裏板が肩に直接当たるので振動をさえぎり音量や音質に影響するとのことですが、実際のところどうなのでしょうか。
古沢巌氏などプロの奏者でも肩当てを使わない人はたまにみかけますよね。
昔は私も肩当てを使っていたのですが、楽器を変えてから肩当てを使うと首のところが痛くなり、内出血がひどくなりました。
楽器の厚みはそんなに変わっていないはずなのですが、使用感が全然ちがうのです。
もしかしたらあご当てが合っていないのかもしれませんが、肩当てなしでタオルをはさんでやるとしっくりくるのです。
音量がいまいち出ないので、もし肩当てをつけないことによって音量を殺しているのであれば、いろいろ変える必要も在るかと思います。
よろしくお願いします。
投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio 投稿日時:2011/06/14 12:12 ---13.51.97
私の子どもの頃(50年以上前)は、肩当ては無かったように思います。昔の名ヴァイオリニストの写真を見ても肩当ては使っていませんでした。オーケストラの奏者も布を当てていましたね。
肩当ての使用はごく最近の傾向だと思いますので、肩当て無しが悪いとは思いません。肩当て無しの場合、裏板の振動が抑制され、音量が小さくなると言われていますけれど、実際の影響はごく僅かではないでしょうか。
私自身、肩当て無しでも弾けますが、使用した方が楽なので常用しています。因みにKUNと山野のオリジナルのクッションタイプのものです。
音量が小さいと感じられるとの事ですが、楽器やその他の要因による可能性もあるかも知れません。私が今まで使った4台の楽器のうちでもバラツキがありますので。
投稿者:ルクプ 投稿日時:2011/06/16 08:27 ---175.140.179
ありがとうございます。
ちょっといろいろ検討してみます。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2011/06/19 18:41 ---218.160.8
肩当を使われている一流の方もいれば、使われていない一流の方もいらっしゃるように思います。
ご本人の好みの音がなる方法としてどちらがよいかを考えられるのがよいと思います。
投稿者:SP2 投稿日時:2011/06/22 20:26 ---197.52.244
あごあての形で、ずいぶんと弾いた感じが異なりますので、まずは前の楽器と同じあご当てを付けて弾いてみてはいかがでしょうか。
肩当ての話は、その後ではないかと思いますが。
Q:バイオリンとビオラのための協奏交響曲
投稿者:モーツァルト弾き 投稿日時:2011/06/18 15:51 ---97.203.206
この曲の独奏ビオラパートについて質問です。
今まで普通に弾いていて、CDを聞くと音程が違うことに気がつきました。そこで調べてみると、半音高く調弦してなんとかなんとかということを知りました。
しかし、調性や理論は全くの無知でして良くわかりません。具体的に、どの音をどの音で弾き、半音高く調弦してどのように楽譜を読めばいいのか教えてください。
よろしくお願いします。
追記
半音高く調弦せず、実音でひいてはだめですか?
投稿者:よしみ 投稿日時:2011/06/18 17:56 ---103.101.181
普通、CDは音程が違うようには聴こえないはずです。
なぜなら半音高く調弦して云々は演奏法の問題で、聴こえてくる音は同じだからです。
半音高く調弦して演奏する場合は、半音低く記譜された楽譜を使用します。
投稿者:QB 投稿日時:2011/06/18 18:27 ---15.142.4
K.364のことですか?
楽譜の見た目通り弾いていて、音が違うことに気づいたわけですね?
スコルダトゥーラですので、この曲の場合全ての弦を半音高く調弦して、その楽譜の見た目通り(いつもの指で)弾くことになります。
半音高く調弦せずに(楽譜を読み替えて)弾くことは、作曲者の意図には反しますが、ご自身の趣味であれば否定はしません。
でも、出てくる音と、運指のしやすさに違いが有りますので、きっと半音高い調弦に「なるほど」と思われると思いますよ。
投稿者:パロパロ 投稿日時:2011/06/18 19:04 ---163.114.92
私もかつてビオラ・ソロを演奏したことがあるのですが、Es dur
の譜面を使うか、 D durの譜面を使うか、ほんの少しですが悩みました。
結論は、Es dur の譜面を使って、調弦は通常?のまま、演奏しました。理由は、半音上げて調弦した楽器で引くと、何ともいえない違和感を覚えたからです。
D dur の方が、主音で開放弦を使えますし、楽器が共鳴しやすい調ですので、弾いていて気持ちがよいかもしれません。指使いは、どちらが簡単なのでしょうか? あまり差がなかったように思いますが。
一流のビオラ弾きの皆さんは、どうしているのでしょうか? 最近は、映像の入手が容易なので、気をつけて見てみると分かると思います。
Q:調弦がずれないバイオリン
投稿者:さしす 投稿日時:2011/07/06 08:02 ---175.140.179
はじめまして。変な質問かもしれませんがよろしくお願いします。
ドミナント弦を張ったバイオリンを使用していますが、楽器を使うときに毎回調弦するんですが狂っていることがほとんどありません。
これって普通なのでしょうか。
1週間弾いてないときも、雨の日も晴れの日も狂いなくおさまっています。
前の練習で1時間弾いても、半日ぐらい使った時でも一緒です。
私の弾き方がなっていないのかもしれませんが、ご意見お願いします。
投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio 投稿日時:2011/07/08 11:04 ---13.51.97
ガット弦やナイロン弦は湿度の変化の影響を受けて伸びるそうですが、金属弦の場合には調弦された状態の張力でさらに伸びることはあまり無いと聞きます。
ほとんどの場合、ペグが弦の張力で回転して戻ってしまうことが音程の狂いの原因でしょう。ペグは摩擦のみによって固定されているので、ペグやペグ孔の製作精度、ペグコンポジットなどの使用の有無、ペグを固定する際の押し込みの程度によって、戻り易さが違ってきます。恐らく、ペグやペグ孔の状態が良く、ペグが適度に押し込まれているために戻り難くなっているのではと思います。
私の場合、ご質問者ほどではありませんが、1週間以内なら、狂っていないか、多少違っていても、微調整で済むことがほとんどです。
激しく弾けば弦が緩むこともあるかも知れませんが、私の腕前では、弾き方による影響はよく分かりませんので、悪しからず。
投稿者:さしす 投稿日時:2011/07/08 23:22 ---106.98.126
なるほど。
理解しました。
ありがとうございました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2011/07/09 02:31 ---124.79.85
個人的には、弦は、温度や湿度で伸び縮みして音程が変わるように感じています。
緩むなら低くなる方向だけのはずですが、湿度や温度の変化状況によってはケースと開けて弾くと、音程が上がっていることもあるからです。
傾向としては緩む方向にいくことが多いので、ペグが張力に負けて緩むことがある、ということについては否定しません。その方が多いかもしれません。
5度のハモリは訓練で少し狂うとうなりを感じてわかるようになりますが、全体的に低くなったり高くなった時に、それが少し下がったか上がったかをどれだけ検知できるかは、個人差があります。
チューナーを使った時も、精密機器ではない民生用のチューナの精度自体はそれほどでもないですし、またチューナーでの調整時含め、変化しない一定の音程で弾き続けられるか、もかなりテクニックに依存するところがあります。ヴァイオリンでもオーボエでも、まっすぐな倍音含めほとんど変化しない持続音を出すのはなかなか難しいものです。
複数の楽器を持っていて、同じ種類の弦を同じような交換頻度で張っていて、いつもその楽器だけが音の高さが変わらず、他の楽器は明確に変わるのでしょうか。同じ条件で明確な差があってはじめて、次に、その原因は何?という話に進めます。