弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:Mittenwald と Markneukirchen の楽器の違いについて。
投稿者:まるこ 投稿日時:2003/01/31 23:22 ---219.241.39
皆さん、はじめまして。
Q&A、いつも勉強になっています。今回は私も参加させていただきたいと
思い、気になっていたことを投稿させていただきます。
私はラベルの無い、おそらくドイツ製の楽器(Vn,購入時で40万円)を
持っています。完全手工品ではないかもしれませんが、弾きやすく音色も
気に入ってます。
購入したとき、楽器店の店員の一人の方がミッテンヴァルト産の作品で
クロッツスタイルのモダンと思うとおっしゃり、もう一人の方が
おそらくMarksneukirchenの東ドイツ時代のもので、アマティのコピーと思われる、
とおっしゃいました。
この2つを見分けるコツ(特徴)はなにかありますでしょうか?
私は直感でこれだと思えば、ラベルも見ないで楽器を買ってしまうことが
毎回ですので、楽器として気に入っていれば生産場所なんて大して気にならないと
思っていたのですが、今年ミッテンヴァルトを初めて訪れ、バイオリン博物館を
見学した際、私のVnとよく似たものが何台もあり、自分の楽器のルーツに
突然興味が沸いてきました。いつ頃、どのような場所でどんな方が作られたのか。。。
何か、アドバイスを頂けましたら幸いです。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/02/01 10:33 ---227.147.3
いらっしゃいませ、まるこさん。ストラッド店員です。
以前にもこの話題が出ましだが、残念ながら鑑定にコツはございません。
経験と知識の積み重ねの賜物なのです。とにかく楽器の本数を見ないと鑑定というのは出来ません。最低でも1万本以上の楽器を、注意深く見て勉強して、やっと鑑定家の端くれといえるのではないでしょうか、当店店主や他のお店の鑑定も本当の意味での鑑定ではなく、あくまでもその人の経験則の上での鑑定で、けして断定いたしません。私の意見によると○○だと思います。という言い方になります。店主は5千本くらい今まで楽器を見ましたが、全然まだ足りないといつも申しております。
当店で一番鑑定として信用しているのが、オークションのスペシャリストです。世界中から集まる楽器を毎日毎日見て予定価格をつける仕事をしている方です。それにオークションに集まった楽器の膨大なデーターとオークションの歴史をプラスしてやっと真の鑑定と言えるのではないでしょうか。経験の少ない鑑定家の鑑定書というのは正直言ってあまり当てになりませんのでご注意ください。
外側の形だけでアマティー型とクロッツ型という見分けかたは、文章で上手くいえませんが比較的簡単なので、写真など注意深く見れば解ると思います。それでは!
Q:新作チェロの管理について
投稿者:ケイ 投稿日時:2003/01/31 21:31 ---46.213.167
こんにちは。
先日は、チェロに対する親切なアドバイスありがとうございました。
結局、その音の気に入ったチェロを購入したのですが、楽器の管理について分からないことがあります。
新作チェロは、ニスなどの関係で、できるだけケースに入れっぱなしにせず、外に出しておいた方が良いという話を聞いたことがあります。(ケースの内装がニスに影響するとか・・・)
チェロをケースから出して管理する場合、バイオリンのようにつるしておくわけにもいかないと思いますので、「チェロスタンド」を使うということでしょうか?
もしそうなら、どのようなチェロスタンドを選んだらよいのでしょうか?
もしお薦めのものなどあればアドバイスお願いいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/02/01 09:51 ---227.147.3
こんにちは、ケイさん。ストラッド店員です。
チェロスタンドでいいと思います。当店のチェロもチェロスタンドで保管しております。
タイプが2種類ございますが、新作チェロの場合できるだけ接地面が少ない、折りたたみ式がいいと思います。もう一つ接地面が下の部分が多いタイプもございます、これは非常に使い勝手がいいです。値段は多少前者の方が安く1万円前後です。それでは!
Q:弓の毛の取扱いについて
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/01/30 12:23 ---249.200.11
こんにちは。いつもお世話になっております。
さて、また教えていただきたいことがございますので、よろしくご教示くださいませ。
私はバイオリン弾きですが、最近はチェロも熱心にはじめておりまして、
平日の練習はバイオリンとチェロ、それぞれ1.5時間ずつくらいは練習します。
土日はそれぞれ4時間ずつといったところでしょうか。
といいましても、ぶっ続けでこの時間弾きつづけるわけではなく、
たとえば40分練習したら20分くらい休憩したりという感じで、
合計の弾いている時間がおよそ上述の時間になります。
そこで、ふと思ったのですが、たとえば20分くらいの休憩でも、
やはり弓の毛は緩めておいた方がよろしいでしょうか?
それとも、毛のコンディション等のことを考えますと、その程度であれば
緩めない方がよろしいでしょうか?
特に土日は、休憩中も緩めないとなると、5時間くらい張ったままということも
あることになります。それは、やはりよくないことでしょうか?
しょうもないことかもしれませんが、先生に聞いても、どちらの楽器の先生も
あまり気にしないタイプなものですから、「別にどちらでも・・・」という
ニュアンスです(先生はどちらもすばらしい教授をなさいますが)。
なんだか、気になってしまいますので、ご自身の方針など、ご教示くださいますよう
よろしくお願いいたします。
PS ちなみに、チェロをはじめて、かなり指が強くなりました!
どちらかというと、指は強い方だと過信しておりましたが、もっともっと
強くなりまして、例えばビブラートも以前より深く強くかかるようになりました。
いろいろな技術を考えますと、いわゆる相乗効果がかなりあると思われますので、
ぜひとも両方をやってみられることをオススメいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/30 13:00 ---227.117.78
いらっしゃいませあーくんさん。ストラッド店員です。
練習頑張ってくださいね。私も今年に入ってから、どんなに忙しくても1日1時間の練習を心がけています。なかなか上達しませんが。
ご質問の方ですが、いろいろ意見があり、中には緩める必要性はないという意見の方もございますが、当店店主は口がすっぱくなるほど「弓は使わない時は緩める」と徹底しています。
たとえそれがほんの休憩の5分間でも緩めます。
弓を張ったまま放置しておきますと、万が一机の上から落下させてしまった場合、張った状態と、張っていない状態では、危険度がぜんぜん違います。
また、弓を張っていると弓のヘッドの部分に、力が集中します。(一番弱くてトラブルが起こりやすいところですが)弓毛を張りっぱなしにするとこの大切な部分が弱くなりトラブルの元になると考えられます。
ですのでほんの休憩の間でも弓を緩めることを当店ではお勧めしています。それでは!
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/01/31 13:13 ---249.200.11
ストラッド様、どうもありがとうございました。
これからは、私も、少しの休憩でも毛をゆるめておこうと思います。
勉強になりました。
Q:また質問いいですかー??
投稿者:かんざき 投稿日時:2003/01/29 20:05 ---223.144.152
今イギリス製のSTENTERといメーカーがあるじゃないですか!?
次買うなら中古のをと考えてるんですけど、予算の関係で、
とりあえずたまるまではこのメーカーを考えてるんです。今の中国製
は壊れる前に譲ってくださった方が喜んで引き取ってくれると言ってくださって
処分の手間がはぶけることにはなったんですけど、肝心のこのメーカーがどんな
ものなのだろうとぜひ伺いたくて・・・SV-300とか180でしたっけ?
よかった教えてください!!
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/30 11:38 ---227.117.78
こんにちは、かんざきさん。ストラッド店員です。
正確にはSTENTORですね。非常に低価格なラインナップで販売されている楽器ですね。
当店では扱ったこともございませんし、今後も扱う予定はございません。
またたとえ扱った事があるとしても、現存するメーカー製の楽器の良し悪るしのお話ははこの掲示板では出来ません。いろいろ問題がございますので。ご理解ください。それでは!
Q:作者について教えてください
投稿者:野良 投稿日時:2003/01/26 04:30 ---125.28.247
今晩は。
Daniele Tonarelliという作者の2000年度の作品を買おうかと思っているのですが、
作者について何かご存知の事がありましたら、情報お願いします。
投稿者:K.Yoshimura 投稿日時:2003/01/26 22:41 ---252.232.238
この作者の楽器を所有しています。購入した店からの情報です。クレモナ生まれのクレモナ育ち。10歳代半ばよりバイオリン製作を学び、現在若くして(まだ30にならないそうです)自分の工房および弟子を持つという早熟の製作家。将来を嘱望されているのだそうです。個人的に音が気に入って2001年の彼の作品を購入しました。以上、大雑把ですがお役に立てれば幸いです。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/27 12:46 ---227.117.78
いらっしゃいませ、野良さん、K.Yoshimuraさん。ストラッド店員です。
Daniele Tonarelliさんは当店では扱った事はございませんが、クレモナ学校卒業名簿にお名前を発見できました。94年に卒業で非常にハンサムな顔立ちがひときわ目立ちます。
この方の楽器は日本にもだいぶ入っていますので、検索エンジンなどで調べますとたくさん出てきます。ぜひお試しください。それでは!
投稿者:野良 投稿日時:2003/01/27 23:09 ---125.28.229
K.Yoshimuraさん、店員さん、レスありがとうございます。
非常にお若い制作家さんなのですね。
驚いて検索してみたのですが、顔写真まで拝めました。(ハンサムですね笑)
大変参考になりました、ありがとうございます。
Q:ラベルの張替え(?)について
投稿者:あみママ 投稿日時:2003/01/26 04:21 ---136.0.45
こんばんわ。とても気になるので教えてください。
2年前、セカンドとしてインターネットで調べたヴァイオリン工房で、ヴァイオリンを購入致しました。ラベルには、NICOLAS BERTHOLINI Luthier de S.M.I'Empereur et de la Cour de France Fecit anno 1810 と書かれておりました。
多少の傷がありニスもマスターが塗りなおしたものでしたが、古くて枯れた音に惹かれて購入致しました。 しかし、最近になって”約200前の楽器にしては、ラベルがとても新しい(新品同様)”ということが気になって参りました。
そこで教えていただきたいのですが、一般的にラベルを貼替えるということは(名器の偽モノは別として)良く行われるのでしょうか?
もし頻繁に行われることであるとすれば、それは何のためにでしょうか? 例えば、ただ単に古くなった為のリニューアル(勿論、同じ内容で)とか、価格をUPさせるためのすり替えetc色々想定できるかとは思います。
”NICOLAS BERTHOLINI” は、そんなに有名なものでもなさそうですので、価格UPの為ということは考え難いのです。ちなみに35万円で購入致しました。価格は個体差もあるかと思いますし、音に納得しての購入ですのであまり気にはしておりませんが、張替えられたものであるとしたら、本当のことが分からないので寂しいです。(いつ誰が貼り直したのかは不明ですが、明らかに200年前のラベルとは思えません。)
名器でもよく耳に致しますが、古い楽器にラベルの信憑性を求めること自体、無理な話なのでしょうか?
是非、教えてください。 宜しくお願い致します。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/27 12:18 ---227.117.78
いらっしゃいませ、あみママさん。ストラッド店員。
一般的にラベルを貼替えるということは良く行われるのでしょうか?
現在では頻繁には無いですが、可能性としてはあります。
また過去にラベルコレクターという存在がございまして、パリやロンドンでラベルを集めては違う楽器に貼り付けたりという事をしていたと資料にございます。
こういうことから楽器の信憑性というのは現代では大変難しいというのが事実です。
ラベルにとらわれず、いい楽器はいいし、悪い楽器は悪いと見極める目や耳が非常に大事な事だとおもいます
ただあみママさんの今お持ちの楽器ですが、200年前の古い楽器で古くて枯れたいい音がする楽器が35万円で購入できたというのは、非常にいいお買い物だとおもいます。
それだけでも非常に幸運なことなので、ラベルなどにこだわらずに楽器を大切に使って上げてください。それでは!
投稿者:メイコ 投稿日時:2003/01/27 19:55 ---165.8.229
あみママさま
はじめまして。私も、同じラベルの楽器を使用しています!
実は2年ほど前に某オークションサイトで購入したもので、やはり多少不安だったので
いくつか工房でみていただきました。そのうちの一店は、先生に紹介していただいた
ところです。その結果、下記のコメントをいただきました。
・1810年とまでは古くないが、おそらく戦前ごろに作られたもの。
・しっかりとしたつくりで、良く鳴りそう。
・(コメントされていますが)ネームバリューがあるラベルではないので、
はりかえではないでしょう。
その後、ネットで色々と検索してみました。その結果、1910年頃から1930年にかけて、
フランスのなんとかという工房(忘れてしまいました)で作られていた楽器に付けられて
いるラベルであるらしいことがわかりました。イギリスの楽器屋さんでこのラベルの
楽器を扱っており、それに付いていたコメントです。写真もUPされていたのですが、
見た感じが私の楽器と似ていたので、間違いではないのだろうと勝手に納得
しています。それを先生に話したところ、「100年ぐらいサバをよんでいる
わけですね、あはは」と言われました。
おっしゃるとおり、枯れたようないい音がしますよね。私はまだ始めて3年目の初心者
ですが、とても気に入っています。
それでは。
投稿者:あみママ 投稿日時:2003/01/27 22:58 ---136.0.45
ストラッド店員様、メイコ様
この度は嬉しいご回答を頂きまして誠にありがとうございました。
とてもすっきりし、心が晴れ晴れ致しました。
ストラッド店員様のおっしゃるように”非常にいいお買い物、非常に幸運なこと”でした。
これからもこの楽器を大切に使ってゆきたいです。
それからメイコ様、同じ楽器を使ってらっしゃる方がいらっしゃったというだけでも驚きでしたが、この楽器の素性についても教えていただけてとても幸運です!
やはり私も気になっておりましたが、ネットで検索してもなかなか探せませんでした。
素性が分かりホッと致しました。
私は習ったり辞めたりを繰り返し(大学受験や転勤などで)、通算したらやはりまだ3年目くらいの初心者なのです。
この渋い音色の楽器でもっともっと練習をしまーす。そして腕が上がったら、その時は是非もう1つ、”弦楽器ストラッド”購入させていただきたいと思っております。(笑)
この度は、ご回答をありがとうございました。
Q:教えてください!!!
投稿者:かんざき 投稿日時:2003/01/26 18:33 ---223.144.152
KARL HOFNER BUBENREUTH NEAR ERLANGEN GERMANY 39026
9と6と2はインクで後から押されたもののようなんですが、製品的にはどうなのでしょう?今中国製を使っていて、あまりの製品の悪さに長くはもたない先生に言われてしまい、今ヨーロッパ製のバイオリンを購入しようかと考えています。どなたかおしえてください!
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/27 12:22 ---227.117.78
いらっしゃいませ、かんざきさん。ストラッド店員です。
カールヘフナーというのはドイツの量産品の楽器です。日本でも古くから輸入されている、大変な有名が楽器です。最後の番号はシリアル番号でそれだけでは楽器のグレードはわかりません。反対側のf孔からのぞくと型番が書いてあるシールがあるとおもいます。
それで楽器のグレードがわかるとおもいます。それでは!
Q:チェロのハードケース
投稿者:佳子 投稿日時:2003/01/26 01:01 ---36.170.10
こんにちは、今日はケースについて質問させてください。チェロのハードケースを購入する際に気をつけなければいけないことは何でしょう?軽さ、強度、値段などの観点から教えてください。
投稿者:セロ弾きゴーシュ 投稿日時:2003/01/26 15:01 ---41.104.158
チェロのハードケースに関して
重さと強度は、比例する。即ち、重い方がしっかりした作りで
あることが多い。重さと値段は、反比例することが多い。
と、大まかに言えるのではないでしょうか。とても軽くて、強度も
まぁまぁという製品もあるようですが、値段はかなりするようです。
内装も、チェロを包み込むように・・・即ち、側板で緩衝材が当る
ようになっているのか、幾つかの点で支えるだけなのか、で大分変わ
ります。チェロを包み込むように支える方が、安全性の面では優れて
いるようです。
重さが1kg違うと、持ち運ぶ大変さは、かなり変わりますが、強度を
ある程度犠牲にして、軽いものを選ぶかどうかの選択になることで
しょう。バイオリン製作者の佐々木朗氏は、とてもしっかりした作り
の(恐らく木の枠の)ケースを推奨されていました。楽器の保存とい
う点からは、そうしたケースの方が良いのでしょう。
ハードケースといっても、大きな衝撃や、転倒に対しては、万能では
ないことはお忘れなく。
Q:初めて知りました。
投稿者:KATSU 投稿日時:2003/01/15 17:56 ---196.116.178
先日インターネットサーフィン中、本体がカーボンファイバー製のQUINTUS社(米国)のチェロをみつけました。詳しい値段はわかりませんでしたが、音、その他楽器としての評判いかがなものでしょう?(高級タイプが7,000ドルとありましたが...)日本での情報は殆どありませんのでお教えいただければ幸いです。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/16 11:17 ---227.61.243
いらっしゃいませ、KATSUさん。ストラッド店員です。
今回の質問ですが具体的な現存するメーカー名が出ておりますのでちょっとお答えしづらいです。(出来れば現存するメーカー名などは出さないようにお願いいたします。)
カーボンに関しては、当店店主はあくまでも「木」の弓にこだわりがあり、しばらくは取り扱う予定はございませんのでコメントは控えさせていただきます。
ですが、この掲示板で過去に「カーボンファイバーの弓」の話題が何度か出ておりますので
「過去ログ検索」で「カーボン」と検索(かぎかっこは入れないでください)すると
過去の話題が見れます。また、新たなご意見がありましたらお願いいたします。それでは!
投稿者:弦一郎 投稿日時:2003/01/24 15:12 ---94.14.65
QUINTUS社製か否か解りませんが、カーボンファイバー製のヴァイオリン本体を試したことがあります。
音質は、プラスティックぽく、実用的ではありませんでした。将来的には良いものも出来るかもしれませんね。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/24 16:51 ---227.117.78
本体の話だったんですね。てっきり弓の話だと勘違いしていました。すいません。
Q:鈴木バイオリンについて質問
投稿者:ヒロモモ 投稿日時:2003/01/29 19:55 ---110.59.1
古いバイオリンを探していたところ、「Masakichi #35」 なる物を見つけました。このバイオリンの評価(材質やグレードなど・・・)をお教え頂けると、大変ありがたいのですが・・・。
投稿者:ころ 投稿日時:2003/01/30 05:41 ---47.43.230
ヒロモモ様 はじめまして(^。^)
弦楽器について勉強中のものです。
ご質問は、もしかして某超有名ネットオークションで出品されているものですね。
ネットオークションでの中古楽器の売買は某マイスターもその著書の中で否定されておられますが、私も素人同士の売買は危険が多すぎるよう感じております。
楽器そのもののお話でなくてすみません。
ころ
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/01/30 11:55 ---227.117.78
こんにちは、ヒロモモさん、ころさん、ストラッド店員です。
Masakichiは鈴木政吉さんの事ですね。ご存知の通り現代の「スズキヴァイオリン」を創設した方です。
日本でのヴァイオリン工業製作の牽引車といっても過言ではないでしょう。さまざまな機械を発明して、大きな工場を作り最盛期では年間10万本の楽器と50万本の弓を輸出したと記録にあります。
ご質問の「Masakichi #35」が大正12年の資料では、ラインナップとして中の上くらいに位置しています。最上級の下の下です。
オークションで出ている楽器は#3で、この時代ですと逆に下から3番目の位置しております。ただ時代により型番は変化しているので、参考までにしてください。それでは!
投稿者:オークション失敗経験者 投稿日時:2003/02/01 13:51 ---28.34.83
ヒロモモ様はじめまして。
ネットオークションは注意が必要と思います。
自分の経験では、一度、素人作品のような粗悪品をつかまされた事があります。
ノーラベルの物でしたので、出品者に質問をしたのですが、アマチュア作品ではないという事でしたが、現物は最悪でした。しかも、表板にハガレが有ったりして結局要修理品でした。実際弾いてみると変な音が出たりして使い物にはなりませんでした。そういったことの説明もしないまま出品をしていたのです。やはり、画像だけで判断するのはなかなか難しいのが実情です。出品者は古物商で、バイオリンを昔から扱っているとのことでしたので、バイオリンをみる目はある程度はあると思い信用したのですがまったくダメでした。出品者自身がこのレベルだったりしますので、気をつけるべきです。結局ガラクタを買っただけでした。
全てには当てはまらないのですが、出品物に細かな説明がされてないものは要注意です。積極的に説明したがらないのはたいした物ではないと思った方が良いと思います。また色々と出品者に質問をされたほうが良いと思います。また、オークションでは、「迷ったら、入札しない」というのが鉄則です。また、骨董なんかでは、「真贋は、そのものを見なくても、売る人を見れば判る」とまで言います。
以上、私の経験と、持論ですが、少しでも参考になれば幸いです。
マサキチ神話に踊らされない様に慎重になっさたほうがよろしいかと思います。
投稿者:おじぞう 投稿日時:2003/02/01 16:28 ---45.72.41
ネット取引に関して私はこう考えます。
> 某マイスターもその著書の中で否定されておられますが
新品ではありましたが私があのネットで譲った弓を
某マイスターが絶賛したことがありましたよ。
結局どのお店や工房もお客の取り合いになるので多かれ少なかれ
お互いの悪口を言い合う傾向にあるとは思います。
その某マイスターも生活があるので同じ心理なのだと思います。
ネットの場合、その相手の経歴や過去評価がしっかりしていれば良いと思います。
また相手がサポート体制を整えているかが問題です。
実店舗を構えているお店でも訴訟件数が2桁という人の噂も聞いた事があります。
本題で、その鈴木バイオリンも返品返金可能である旨を最初に確認してからだったら
大きな実害にはならないのでは?と思います。
あせらずゆっくり確実に、が大事ですね。
良いバイオリンをGET出来ますように幸運を祈ります。