Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:楽器の保険について教えて下さい。
投稿者:夏樹     投稿日時:2003/02/13 20:50  ---107.233.62

初めまして、夏樹と言います。私は2年ほど前にチェロを購入したんですが、今まで日本にいるという事から楽器に保険をかけた事がありません。
しかし、今年カナダに音楽留学する事になり海外でも効く保険を探しているのですが、いまいちどれがいいのか分かりません。 旅行の際に必要な保険と、現地で使える保険についてお勧めなのがありましたら教えて下さい。 よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/14 11:11  ---227.117.78

いらっしゃいませ、夏樹さん。ストラッド店員です。

保険の件ですが、メールにてお返事いたします。それでは!

Q:HILL & SONSという弓について
投稿者:トトロ     投稿日時:2003/02/07 00:40  ---99.143.16

こんにちは。海外からお邪魔致します。バイオリン3年目の者です。
実は 至急弓が必要になり、捜しているのですが、弓というのは
やはり お値段に比例するものなのでしょうか?

今日、いろいろと見た結果、イギリスの HILL & SONSの弓が
一番良いのでは・・・?という事になったのですが、日本円で
約37万円ぐらいでした(この弓は新品ではありません。少しOLDです。
私の楽器はOLDです)ただ音がすごく気に入った訳ではないので
躊躇しているのですが、お店の人には このHILL & SONSだと
買い替えの時も全く同じ値段で引き取りOKだと言われました。

すいませんが、この弓について何か御存知の事がありましたら
お教え下さい。よろしくお願い致します。
又、弓を選ぶ時は何を一番基準にしたらよいのかも
教えて頂ければ嬉しいです。

投稿者:山田     投稿日時:2003/02/07 09:01  ---161.219.132

ヒル&サンズは楽器商として有名なメーカーでもちろんそのメーカーの
弓も有名です。特定の人が製作したものではなくヒル&サンズが何人かの
製作者と契約してヒル&サンズブランドの弓を作っています。
有名な製作者としてはジェームスタブスが有名ですね。
自分が直接所有しているわけではないので具体的にいくらくらいが
相場なのかわかりませんが友人がヒル&サンズの弓を100万ほどで
購入していました。海外でしたら37万というのもうなずけるかもしれない
値段かもですね

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/07 15:18  ---227.117.78

いらっしゃいませ。

HILL & SONSの弓は、今まで何本か見てきましたが、非常に良いものが多いと言うのが当店の感想です。
製作者ではなく、ブランド名なのですが、山田さんがおっしゃるとおりタブスが有名ですね。その他製作者としては、サミュエル・アーレン ハリー・バーネス エドガー・ビショップ トーマス・ヒル アルバート・リースン チャールズ・リカッド ウィリアム・ナピエール フランク・ナピエール シドニー・ヨーマンなどの名前があります。(まだ名前はあるのですがきりがないので)

サミュエル・アーレン(この方が元祖HILL & SONSなのですが)が作った弓は非常に美しい作りをしておりましたが、非常にやわらかく室内楽用の弱い弓しか作らなかった。と言われています。
タブスとアーレンだけは別格でW.E HILL もしくはW.E HILL & SONSのスタンプが押してあります。それ以外の製作者の見極めは大変難しいとされています。

なお、比較的新しいものにはフロッグの下にメーカーのイニシャルと製造年月日があるものがあるとの事です。これは見たことがあります。

弓を選ぶ際の基準は、予算と弾きやすさ、音ですね。それでは!

投稿者:いちご     投稿日時:2003/02/13 22:50  ---205.44.226

私の弓はW.E HILL & SONS ENGIAND(?)とスタンプがあります。弓の先は金色です。
このような弓は、何年くらい持ちますか?
もともと、友人から譲られたので、10年以上はたっていると思います。
弓には寿命があると聞きましたが、とても弾きやすいので・・。
便乗の質問でごめんなさい。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/14 11:07  ---227.117.78

正確なところは見てみないと解りませんが、
トルテ、ぺカットなど150年前に製作したものでも、現代でも使われております。

それを踏まえると100年以上は持つと言えるのではないでしょうか。

ただ弓の場合は、扱いが悪いとせっかくいい弓でも寿命が短くなりますのでご注意ください。それでは!

Q:MAKICHI SUZUKI ♯36
投稿者:バイオリズム     投稿日時:2003/02/11 10:54  ---110.60.176

MAKICHI SUZUKI ♯36について、もし情報がありましたらお教えください。当時の価格、グレードなど。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/12 12:30  ---227.117.78

いらっしゃいませ、バイオリズムさん。

MAKICHI SUZUKI ♯36ですが大正12年の定価表に32円とありグレードはかなり上級のグレードです。
時代時代で定価も変動してラインナップを変わっていると思いますので
参考までにしてください。それでは!

投稿者:バイオリズム     投稿日時:2003/02/12 19:10  ---110.59.1

ストラッド店員様、ありがとうございます。古ぼけた上記のバイオリンを修理するかどうか迷っていたところでした。それなりの物なら手を入れた方が良さそうですね。この時代のバイオリンは手芸品(この上の質問にもありましたが)か半手芸品でしょうか。量産品はまだできないと考えていいんでしょうねえ〜。

投稿者:ころ     投稿日時:2003/02/13 06:41  ---47.44.202

こんにちは
弦楽器を勉強中の者です。

楽器の事典ヴァイオリンp.202によりますと、鈴木ヴァイオリンが量産に成功したのは1900年、明治時代のことで、大正2年から12年にかけて生産の黄金期を迎えていますので、大量生産のための機械、自動スクロール切削機、表板、裏板の自動甲削機は使われているような気がします。
当時鈴木ヴァイオリンで、現在のように「手工品」であるということが価値をもっていたかどうか? 第1次世界大戦景気で増産、増産を目指していたようですので増産に反する作り方はしてなかったようにも感じますが、これは識者の意見を伺いたいです。

名古屋鈴木ヴァイオリンの営業の方に直接、鈴木製の古いヴァイオリンについて伺ったことがありますが、「基本的には古いものは悪くなっているからお金を出すなら新しいものを買ってください。」というセールストークにセールストーク以外のものも感じました。

ころ

PS 読み返してみると特定会社名が入っていますね。これが不適当でしたら削除お願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/13 11:20  ---227.117.78

ころさん、ストラッド店員、楽器の事典ヴァイオリンp.202は私とまったく同じ資料ですね。この本は非常に勉強になりますので、読んでいない方には非常にお勧めです。

バイオリズムさんの、

>量産品はまだできないと考えていいんでしょうねえ〜。
は御認識の間違いです。ころさんの言うように、量産の絶頂期(黄金期)といえます。どのくらい生産したかも資料にありますので抜粋します
「一日に最高でヴァイオリン500本、弓が1000本製作された、」とありますので

現代の生産量が月に3000本(ヴァイオリン、弓)とありますので、当時の月の最高の生産量は45000本という驚異的な数字です。型番が付いている楽器はグレードが高くても機械で作られていた可能性が高いと思います。それでは!

投稿者:ゲノム     投稿日時:2003/02/14 07:41  ---110.59.1

私もこの話に興味があります。ということは量産品の場合、価格差(グレード差)=材料の差ということですね。他にもグレードが変わる要因がありますか。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/14 10:48  ---227.117.78

当時は、ヨーロッパの量産工場が全て停止したので、日本に注文が殺到したという事情があります。

現代では材料の差、(どれだけの年月寝かしたかなどの意味も含みます)
部品、それと上級なものは表板を手で削っているとカタログにはあります。

また機械性でもプレス加工のものか、削ったものでグレードの差になります。
それでは!

Q:顎当ての調整
投稿者:次郎     投稿日時:2003/02/11 02:23  ---167.115.222

顎当ての角度調整って自分でも出来ますか?
カッターやナイフでコルクを削ると仕上がりが
あまりキレイにできそうにありません。
ヤスリか何かで削るんでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/12 12:13  ---227.117.78

いらっしゃいませ次郎さん。

>顎当ての角度調整って自分でも出来ますか?
手先が器用で木工作業など自信がある方でしたら出来ると思います。
(そうでない人は工房に頼んだ方が懸命だと思います)

カッターやナイフは研ぎ澄ましたものを使わないと難しいと思います。
また通常は棒状の平ヤスリを使います。逆に厚みを出す時には皮を使ったりします。
それでは!

Q:中国製チェロについて。
投稿者:ゆみ     投稿日時:2003/02/08 02:14  ---162.7.142

こんにちは。初めて質問します。
私は最近チェロを始めました。
今は楽器を借りて練習しているのですが、そろそろ購入を考えています。
インターネットでいろいろ見て感じたのですが、中国製チェロについて、「安いのでそれなりの音。あまり勧められない。」などと書かれていたり、「同価格のイタリア製に比べると質は高い。選び方次第。初心者からプロまで使っている!!」と書かれていたり、どっちを信用してよいのか分かりません。
本当のところどうなのでしょう?
私が今気になっているのは中国製「HOSCO」なのですが、質はどうなのですか?
(マナー違反な質問だったらごめんなさい・・・。)
私が住んでいるのは田舎なので、たくさんの楽器のなかから試奏して選ぶ事は難しいです。
試奏後返品可能なところでインターネットで買おうかと思っていますが、他に良い買い方はありますか?
よろしくお願いします。

投稿者:フィガロ     投稿日時:2003/02/08 03:19  ---226.105.33

ゆみさん、こんばんは。
以前にも書き込みましたが、私も中国製のチェロを持っています。
実は、メインはイタリア製のチェロで、中国製は昨年に息子用として
購入しました。価格的には25万円のものでしたが、このクラスになると
外見、音色ともにイタリア製と比べてもコストパフォーマンスが良いと
感じています(もちろん、総合評価はイタリア製の方が上ですが)。
HOSCOですとモデルにもよるかもしれませんが、価格的にはこのクラスより
一ランク落ちると思うのですがいかがでしょうか?
ゆみさんのおっしゃる評価の幅はこのあたりに起因していると思えますが。

投稿者:あーくん     投稿日時:2003/02/10 09:05  ---249.200.11

ゆみさん、こんにちは。

僕はバイオリン弾きですが、最近チェロもはじめました。
プロの先生について熱心に練習しておりますが、バイオリンはそれなりの高級ものを
複数もっておりますが、なかなかチェロにまでこだわることは難しいので、
チェロの購入にはかなり迷う、というか自分なりに研究しました。

そして、いきつくところが「中国製」でした。
僕はバイオリンには中国製は考えたこともありませんでしたが、たしかに
コストパフォーマンスはかなり優れています。
ただ、中国製にも「安価な部類」と「使える部類」の二つに分かれます。
ここで具体的にコメントするのはルール違反なので言えませんが、僕も
最初は「安価な部類」の一番高いものを最初に購入しましたが、1か月で手放しました。
もちろん、レッスン等でも使えるものではありましたが、作りの丁寧さ、外観の
美しさなどを考慮しても、人前で使えるものではありませんでした。
結局、「安物買いの・・・」になってしまいました。
しかし、中国製の使える部類である某有名メーカーのものはかなりいいです。
僕は結局は60万円の定価のモンタニャーナモデル、実売価格はもっと安いですが、
これを購入し、その作りの良さ、美しさ、もちろん音、どれも十分に満足しております。
あくまでも私見ですが、僕の楽器に関しては、僕があれこれ試した実売価格80万円以下の
ヨーロッパものよりは本当に良いです。おそるべきコストパフォーマンス!
僕の先生も、「本当にいい買い物をしましたね!」と費用対効果から絶賛してくれます。
(先生の紹介で購入したのではありません。念のため)

結論的には、中国製はかなりコストパフォーマンスに優れていて、いいメーカーも
楽器もありますが、それはあくまでも「使える部類」の楽器であることを
ご留意ください。そうしないと、僕のようにすぐに手放すことになるか、あるいは
納得できないままに楽器と接してしまうことになってしまいます。

少しでも参考にしていただければと思います。

投稿者:あーくん     投稿日時:2003/02/10 15:01  ---249.200.11

肝心なことが抜けておりましたので追記させてください。

まず、安価なメーカーではニカワではなくボンドで接着しているような、
およそ楽器の今後を全く無視した物も複数ありますので、
安価なものを購入なさるとしても、十分にお気をつけてください。

個人的には、僕が買った60万円(定価)の楽器である中国製某有名メーカーの
40万円(定価)のものも、十分に「使える部類」だと思いました。
実売価格は30万円程度でしょうか。
僕はもう少し余裕がありましたので60万円モンタニャーナを購入しましたが、
40万円モンタニャーナも試しましたが、見た目も音も初心者用としては
十分価値のあるものと思いました。

逆に、これ以下では、ちょっと不可能なのでは???と思ってしまいます。
このメーカーのものも、これ以下のものは、上質さは感じられませんでした
(弾きませんでしたが)。
バイオリンのことしかあまりわかりませんが、バイオリンに換算しますと約半額、
つまり10万円台ということですよね???個人的には、このようなバイオリンは、
人に薦めることもできない「ありえない選択肢」となってしまいます。
中古を入門者が購入なさる場合で1年後に買い替えを予定している場合には、
楽器本体にかぎりお薦めしたことが何度かありますけど。
やはりバイオリン(チェロ)は手間ヒマかかる工芸品ですから・・・

ですから、もし今現在むつかしいようでしたら、このたびは「勇気」をもって
ぐっと我慢して、せっかくお借りできる楽器があるのですから、少しでも早く
「使える楽器」を購入できることを楽しみにしながら練習なさるということも
とても重要なことのように思います。

よい「友」が見つかりますことをお祈りいたします。

投稿者:ゆみ     投稿日時:2003/02/12 01:48  ---19.162.143

みなさん、ありがとうございます。
やはり中国製と言っても、価格と質は比例しますものね。
具体的な数字を出していただいたので、とても参考になりました。
もう少し検討して、出来る限りの質の良い楽器を持てればと思います。

Q:弓の手入れ、松脂の使用について。
投稿者:チェロっ娘     投稿日時:2003/02/08 12:30  ---165.2.11

下のスレを読んでいて疑問に思ったことがあったので教えてください。
私は楽器を片付けるたびに弓についた松脂をはたいていました。
そして弾くときに毎回松脂つけていました。
そう教えていただいたのでそれが当たり前だと思っていました。
しかし松ヤニはほとんど塗らない、とか過去にも松脂は10年ぐらい持つものだとか
書かれています。
実際は松脂はどのくらい塗るものなのですか?
いちいちはたいて落とすと言うのは間違いなのですか?
どうか詳しく教えてください。

私はこれから大学オケに入いるし、
後輩達にも正しい事を教えてあげたいです。

投稿者:Erick     投稿日時:2003/02/08 14:17  ---119.172.126

 初めましてこんにちは。引き終わった後に弓の毛に付いた松脂を取ったほうがいいのか?とのことですが、その必要はまったくありませんよ。スティックに付いた松脂をふき取って、ちゃんと緩めてしまっておけば大丈夫です。弓をはたいて・・・とおっしゃっておりましたが、これは手ではたくのでしょうか?それとも布で叩はたよのでしょうか?しかし、どちらにしろ毛に対していいことではありません。手を使った場合は手の油や汗が付いてしまいますし、布を使った場合には布のほこりや繊維がくっついてしまいます(松脂はべたべたしているため、思っているよりもほこり等がくっつきやすいものです)。また、松脂の塗る量ですが、これは人により個人差がありますし、毎日塗るのかどうかについても賛否両論なのが現状かと思います。私個人の意見としましては、引っ掛かりがなくなってきたら塗ればいいかと思います。それでいくら塗っても引っ掛かりがなくなって、づるづる滑るようになりましたら、それが毛替えの時期だと思います。 

投稿者:猫丸     投稿日時:2003/02/08 17:10  ---44.128.46

私の知る限りの範囲でお答えします。
バイオリンを弾き初めて約30年になりますが、弓についた松ヤニをその都度落とすというのは聞いたことがありません。
また松ヤニの寿命ですが、あまり古いものは良くないという楽器屋さんもいましたので、買い換えたりしましたが、3回ほどです。
いずれも、使い切ったことはなく。すべて残っておりますが、何の支障もなく使用できます。
現実に20年以上前のものを使用している人もいます。
これはいつ購入したのですかと聞いても、ほとんど記憶にないくらい前だという回答が多いみたいです。
弓の種類は、ペカット、ボウアラン、をはじめ、プロのプレーヤー連中はそうそうたるものを使用している人が多いですが、松ヤニに凝っている人は見かけないようです。
松ヤニは一般的なものであれば、何でも気にする必要はありません。
ただし、チェロとバイオリン用では、粘つき、ザラザラが違いますので、混用はしないようにしてください。
弾いた後、コマの回りに松ヤニが白く飛び散っている人がいますが、明らかに付けすぎです。
松ヤニは、毛替えして一度塗ったら次の毛替えまで一度も塗らない方がよいという人も実際いますので、弓に松ヤニは付けるというより、付けない!。くらいが正解です。
ただし、毛替えあとは、最初ゴシゴシやらないと毛に乗ってくれませんので、注意してください。弓に付着した松ヤニは腫れ物にさわるがごとく、ふき取ります。
できれば、数回に1回ふく程度で量を加減して下さい。

投稿者:チェロっ娘     投稿日時:2003/02/11 12:05  ---165.2.11

Erickさん、 猫丸さん返信ありがとうございます。
そうだったんですね。
大学行ったら恥かいてたかもしれません。
これから全国大会を目指す後輩達にも正しいことを
教えることが出来てよかったです。
本当にありがとうございました。

ちなみに、松脂はスティックの部分をポンポン叩いて
取るように教えられていました・・・。

Q:アントニアッツィー リッカルドについて。
投稿者:とんび     投稿日時:2003/02/07 01:30  ---104.151.59

私のヴィオラは、1906年作のアントニアッツィー リッカルドですが、
本物かどうかの見分け方、御存じの方は教えて下さい。
叉、ロメオさん作のアントニアッツィーはたまに見る事がありますが、
リッカルドさんのは、楽器屋でも見た事がなく、
使ってる人にも会いません。仲間がいなくて少し寂しい!
使ってるとか見た事ある方いたら、是非メール下さい。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/07 14:56  ---227.117.78

いらっしゃいませ、とんびさん。

Antoniazzi,Riccardoさんですね。本物かどうかの見分け方いわゆる鑑定ですが、これは前にも同じ話題がありましたが、簡単に知る事は出来ません。理由は過去ログにありますのでぜひお読みください。

ただ、Riccardoさんは世界的な評価もされていて客観的な値段(昭和61年代)があります。状態がよく下限の評価が350とありますので、現代では倍そしてビオラと言う事なのでさらに1.5倍くらいのお値段がRiccardoさんの日本で取引される金額だと思います。大雑把な計算ですが。
もちろん工房製や、コピー、モデル、ラベルのみの楽器はこの値段は適応されないので注意してください。これらの楽器は楽器そのものを見ないと評価は下せません。それでは!

投稿者:とんび     投稿日時:2003/02/07 21:56  ---104.150.209

もう1つ質問です。
リッカルドさんは、短命だったのでロメオさんに比べて作品が少ないという話を
聞いたのですが、本当でしょうか?
どれぐらいの作品を残しているのか、推定で良いので日本国内に何本位あるのか等、
判る範囲で教えていただけたら嬉しいです。

投稿者:rio     投稿日時:2003/02/08 01:04  ---132.221.170

とんびさんこんにちは
Antoniazzi大好きなrioです。
リッカルドさんは、弦楽器製造工場(工房?)の工場長(工房長?)をしていた時期があります。楽器の最後の監修はするけれども、自分のラベルは貼らない、そんな期間が結構長かったので、作品が少ないのではないでしょうか。後に自らの工房も開いて、リッカルド作品と称する工房製も結構流通しています。Vaは知りませんが、都内で見たVn4本は全て工房製でした。Antoniazzi兄弟は商売に長けた兄弟でしたので、工房作品も多く、日本では一般の人が手にすることができる作品は、工房製が多いような気がします。もちろん工房製だからといって品質が悪いわけではありません。こんなんでも情報としてお役に立つでしょうか?

投稿者:とんび     投稿日時:2003/02/08 14:41  ---104.152.52

rioさん、店員さん、どうもありがとうございます。
rioさんのおっしゃる『工房製』かどうかは、どこを見れば判るのでしょうか?
私のはどうなのか?知りたいのです。
しつこくすみませんが、よかったら教えて下さい。

投稿者:rio     投稿日時:2003/02/10 02:17  ---132.221.198

とんびさんこんにちわ

>『工房製』かどうかは、どこを見れば判るのでしょうか?
>私のはどうなのか?知りたいのです。

一言で言うのは難しいですね。兄弟のロメオさんについては、私はラベル、スクロール、エッジの仕上げ、パーフリングの入り方、パーフリング周辺の独特の隆起、を中心に楽器の全体を見ます。私も素人なので東京都内のアントニアッジを専門に扱う工房で教えてもらったことをそのまま信じているだけで、私自身が目利きできるわけではありません。それに本人作のリッカルドさんを私は見たことがないので比較もできずコメントできません。ごめんなさい。

楽器が本人作か工房製かは、購入したお店に聞くのが一番良いと思います。友人・知人から購入したもので購入した楽器店がわからない場合には、普段調整に出されている工房でもコメントをもらえると思います。
ただ弦楽器販売業界は、真贋についてのコメントは販売したお店以外では、言葉を濁してしまう可能性が高いので。工房でコメントを貰うには、とんびさんと工房との間で信頼関係が必要だと思います。

投稿者:とんび     投稿日時:2003/02/11 03:19  ---104.151.226

rioさん、ありがとうございました。
本当にリッカルド作の楽器、自分のしか見た事ないし比較が出来ないです。
海の物ともヤマの物とも判りませんね!
 信頼する演奏家の紹介で楽器屋に良くしてもらい、
沢山の人に見てもらって手に入れたので、これまで通り、信じて愛用していこうと
思います。
 もしリッカルド作の楽器見た&持ってる方いたら、バイオリンでも構わないので、
御一報くださ〜い。

Q:「弦に付いた松ヤニの手入れ」を読んで。
投稿者:さえこ     投稿日時:2003/02/10 02:08  ---123.228.97

「弦に付いた松ヤニの手入れ」を読んで思ったのですが、
アルコールで拭くのが1番良いとのことなのですが、
市販のウェットティッシュではどうなのですか?
細かい事ですみません。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/10 12:44  ---227.117.78

いらっしゃいませ、さえこさん。

弦に付いた松脂をアルコールで拭くのが「松脂を取る」という行為に対しては一番有効ではありますが、これはお勧めしていない方などもたくさんおります。
理由はアルコールはニスを溶かすからです。
なので、アルコールを使う時は、弦を楽器からはずして、楽器を遠ざけてから必ず行ってください。万が一楽器にアルコールを付けると大変な事になりますので。

ウェットティッシュは試したことはないのですが、やはりティッシュの繊維が巻線などに絡みつくイメージがあります。
あとウェットティッシュの成分が用途によりさまざまなラインナップがありますが、楽器にいいかどうかというのは全部調べないと無責任なお答えになってしまいますので、現時点ではお勧めではありません。それでは!

Q:ヴァイオリン作者についての質問。
投稿者:anton     投稿日時:2003/02/09 00:42  ---47.207.82

こんにちは。いつも楽しく拝見、勉強させて頂いています。

1.Michelle Deluccia

2.Jerome Thibouville-Lamy

という作者についてお聞きしたいのですが。どんな作品を作った方ですか?今この方たちのヴァイオリン、チェロなどはどのような評価なのですか?また、1.のラベルのついたヴァイオリンで、英語でfrom Italy と書いてあるのを見たのですが、これは英語圏への輸出仕様なのでしょうか?

ご教示お願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/10 12:33  ---227.117.78

こんにちは、antonさん。

Michelle De lucciaですが,解りませんでした。De lucciaというブランド名はあるのですがMichelleという名前は見つけることが出来ませんでした。


Jerome Thibouville-Lamyは検索で見つけることが出来ました。www.gegoux.com/fiddleshop/jtl.htm ですが英文なので訳します。

1800年代中頃にMirecourt(フランス)の有名なバイオリンを作る町の様々な工場のただ一人の所有者になったJerome Thibouville-Lamy。彼は、その後パリの工場を開きました。彼は、彼のバイオリンおよび他の弦楽器を生産するために手作業ではなく機械を使用することに非常に成功しました。それらのうちのいくつかはよく作られました。また、パリでの彼の最良の自主的勉強のうちのいくらかは様々な国々で賞を受賞しました。彼は、しばしばラベル上で自分の労働者の名前あるいは他の作り上げた名前を使用しました。パリとニューヨークのオフィスと、彼は、拡大するおよび繁栄することを継続しました、供給、無数、世界の至る所での様々な等級の何千ものバイオリン。1891年には、彼の工場が、1年で35,000の弦楽器を単独で生産しました。1891年には、彼の最も安い縁を飾られていないバイオリンが、3.35ドルおよび彼の最上で128.00ドルまで売られた「名人の」等級を売りました。1891年に5.70ドルで売られたこの「サルヴァトール。」J.T.L.工場は、20世紀へバイオリンをよく生産し続けました。

翻訳ソフトを使ったので、ちょっと変な日本語ですが、アメリカで有名なブランドみたいです。英語でfrom Italy 書いてあるものは、アメリカへの輸出仕様だと思います。
それでは!

Q:弦に付いた松ヤニの手入れ
投稿者:たかはし     投稿日時:2003/02/06 12:46  ---162.88.202

いつも「なるほど」と感心しながら拝見させていただいております。
バイオリンを手にしてまだまだ半年ぐらいの初心者です。
素っ頓狂なことを聞いてしまうかもしれませんがご愛敬と言うことで
ご容赦ください。
いつも練習したあとに胴体、弦についた松ヤニをクロスで軽く払うように
拭いています。先日引いているとA線がいつもよりガリガリ(ジャリジャリ?)という
音を発して全音符など長い音は聞くに堪えないものでした。
おかしな癖が付いたのかと思って弓の持ち方や構え方など初心に返って
練習したんですが、どうも直りません。
そこで弦の弓の当たるあたりを見ると松ヤニでベトベトしていたので
クロスでキュッキュ・・・とイヤな音を我慢してがんばって拭き取ると
そのガリガリが消えました。よかったよかったと思ったんですが、
かなり強く弦をこすって拭き取るものですから、これは弦に悪いんじゃないか?
と思ったのです。

この一連の行為は問題ないものなんでしょうか?
がんばって拭き取るしかないのか?
それともなにか画期的な方法があるんでしょうか?

楽器に対してははれ物をさわる思いでどこまで「力をいれていいのか」が
まだまだわかりません。

なんともお恥ずかしい質問ですがご教授いただけるとたすかります。

投稿者:fiddler     投稿日時:2003/02/07 12:44  ---237.122.63

8年ほど前、息子がヴァイオリンを習い始めたころ、購入した楽器店で手入れの仕方の講習をするというので、見にいったことがあります。職人さんが来て教えてくださったのですが、弦の手入れについては、綿の布に少しお湯をつけ、たれないように良く絞ってから軽く拭くとよい、とのことでした。それまで35年バイオリンを触ってきて、弦の手入れの仕方も知らなかった自分が嫌になりました^^;

それ以来、乾拭きしてしまう時もありますが、少し湯にぬれた綿布で拭くようにしています。本当に正しい方法かどうかは知りませんが。。。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/02/07 15:29  ---227.117.78

いらっしゃいませ。

弦に付いた松脂ですが、乾いた布で磨くと繊維が弦に付着して巻線をほつれさせてしまったりするので、あまり良い方法とは思えません。

一番良いのが、アルコールなのですが、アルコールはニスを溶かすので、アルコールを使う時は必ず弦を楽器から取って楽器を遠ざけてから行ってください。

その他専用のクリーニング液などがいいでしょう。一番簡単なのは石鹸水です。
それでは!

投稿者:猫丸     投稿日時:2003/02/07 16:20  ---03.164.232

バイオリンを手にしてまだまだ半年ぐらいの初心者です。
先日引いているとA線がいつもよりガリガリ(ジャリジャリ?)という
音を発して全音符など長い音は聞くに堪えないものでした

という書き出しがありましたので、気がついたことをお話しします。
松ヤニは、弓の毛を張り替えたときは、ゴシゴシ力を入れて塗りこめます。
弓を緩めて手ではたくと、松ヤニがまんべんなく弓の毛に行きわたります。
それ以後は、松ヤニはほとんど塗りません。引っかかりがなくなったら。
その時に数回軽く往復させてください。
一つ買うと一生持つのではないかと思うほど少量しか使用しないものです。

ガリガリ(ジャリジャリ?)はおそらく松ヤニの付けすぎです。
しばらく付けないで我慢して弾いていると正常に戻ると思います。

投稿者:たかはし     投稿日時:2003/02/08 02:49  ---224.151.48

fiddler様、店員様、猫丸様

皆様、ご親切にありがとうございます。
またまたひとつ勉強させていただきました!
あす早速石鹸水で試してみます。

>それ以後は、松ヤニはほとんど塗りません。引っかかりがなくなったら。
>その時に数回軽く往復させてください。

それぐらいでいいんですか。
確かに塗りすぎだったかもしれません。
毎日とは言いませんが週に2度くらい数往復塗っておりました。
なんだかただ習慣で塗ってたようなものでしたね・・・反省。

本当にみなさんありがとうございました。