弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:チューナーについて
投稿者:ミッキー 投稿日時:2003/08/16 14:37 ---16.160.20
こんにちは!CHROMATIC TUNERを調弦で使っていますが+20とか−20というのは460hz(+20)とか420hz(−20)になるのですか??
投稿者:かもめ 投稿日時:2003/08/17 10:01 ---198.204.3
その数値は周波数ではなく、セント(CENT)値だと思います。
どこかに小さく「CENT」って書いてないでしょうか?
ちなみに、1セントは(平均律の)半音の1/100で、オクターブは1200セントになります。
なお、バイオリンはピタゴラス音律で調弦する楽器なので、平均律のチューナーで調弦するときは、Aを針が真中に来るよう調弦し、Dは真中より2セント低く、Gは真中より4セント低く、Eは逆に2セント高く調弦します。
投稿者:ミッキー 投稿日時:2003/08/17 20:22 ---121.95.234
ありがとうございます、CENTって書いてありました。つまりAを0、Dを−20、Gを−40、Eを+20で調弦すればよろしいでしょうか??
投稿者:かもめ 投稿日時:2003/08/17 20:35 ---198.204.3
>つまりAを0、Dを−20、Gを−40、Eを+20で調弦すればよろしいでしょうか??
ちがいます。
20セントではなく、2セントです。
ですから、ほんのわずかな音高差ですが、それで、純正5度となります。
ちなみに、私の安価なチューナーでは、最小単位が5セントになっており、それを目安にチューニングしていますが、もちろん、基本的には耳で純正5度を聴いて、チューニングする練習も必要です。
投稿者:ミッキー 投稿日時:2003/08/17 21:20 ---121.95.234
こちらのチューナーも最小単位が5セントです、Aが0、Dが−2、Gが−4、Eが+2ですね、難しそうですね頑張ります、左上に440hzってありますがこのままでいいですか??整理してみますと電源を入れてマニュアルにしてDなら−2に調弦するってことですね!ありがとうございます♪
投稿者:かもめ 投稿日時:2003/08/17 21:37 ---198.204.3
>左上に440hzってありますがこのままでいいですか??
これについては、この掲示板の8月14日の、「調弦について」というスレッドが参考になるかと思います。是非、お読みになってください。
投稿者:ミッキー 投稿日時:2003/08/17 21:52 ---09.184.169
はい、見てみます。
Q:J.B.Pressenda
投稿者:ブンブク茶釜 投稿日時:2003/08/14 17:08 ---240.52.79
お聞きしたいのですがJ.B.Pressendaってそんなに高い楽器ですか?
実は今買い替えを考えています。予算的には一応買えそうな気がしますがなんとなく聞いたことある名前ですし一応音もとにかく大きいし、古い音もするのですが・・・正直申しまして買う以上「投資」の部分もある程度考えています。そんなに良い楽器なのでしょうか?ある程度の文献や何かがあると嬉しいです。お奨め文献などありますか?価格は$330000と言われてます。妥当でしょうか?ストラドのコピーだそうです。1825年です。御返事お願いします。
助けて!!
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/08/14 18:55 ---11.81.86
妥当な値段ではないでしょうか?
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/14 20:55 ---120.94.30
J.B.Pressendaってこの世に存在するのですか。
多分、G.Fもしくは、J.F.Pressendaのことですか。
J.Bと言えばガダニーニですが。どちらのほうですか。
プレッセンダは、ここまで値段があがると投資の対象にはなりにくいと思います。
かなり由緒正しく(例えばヴィルヘルミがメインで使っていたプレセンダとか)ミントの状態のバイオリン以外は投資対象になるとは考えにくいです。
真正で、状態の良いプレセンダならば、ヒロさんのいわれるように妥当な値段だと思います。それを売ろうと思えば、上手くいって6割程度の値段でしょう。
2002年5月のタリシオのオークションに非常に状態の良いプレセンダ(1827)の
Estimateが $170、000−250,000でした。
投稿者:ブンブク茶釜 投稿日時:2003/08/15 00:48 ---240.69.51
皆さん御返事有難うございます。ちなみに文献は誰の物が良いのでしょうか?ちなみに重大な事を言い忘れておりましたごめんなさい!楽器はヴィオラです。これが肝心な所でした。
ヴァイオリンより高いのですか?この値段だとヴァイオリンだと良い楽器が買えそうなのですが・・・ご教授のほどを!!
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/15 08:07 ---120.94.30
文献について
簡単に手に入る適当な文献は、「 Liuteria Italiana 1800-1950 Piemonte 」
だと思います。
モダンイタリーの作者を扱ったこのシリーズは結構好きな本です。
その他、インターネットですぐに検索できるのは、Dr宮坂さんの「The strad ,1998 march」に掲載されたプレセンダにかかわっての論文(「Legacy of Late tartar/Pressenda-His Life and Arts」)です。(結構おもしろいです。) 氏はアマチュアのバイオリン奏者ですが、プレセンダを所有しておられ、熱心なプレセンダ愛好家のようです。(脱帽)
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/15 08:29 ---120.94.30
書き忘れました。
プレセンダが何台ヴィオラを製作したかはわかりませんが、かなり貴重なものだと思います。
きっとバイオリンより値がはると思います。1700年代のビオラのいいやつはほんとに少ないので、このあたりの楽器が、ソリストやカルッテト奏者の使う楽器となるのではないでしょうか。
すこし、気になるのがストラドのコピーという部分です。ストラドのどの楽器のコピーなのですか。よくコピーに使われるモデルはArchinto(1696)あたりですが。(プレッセンダがこの楽器をコピーしたとは考えにくいのですが、)
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/15 08:54 ---249.200.11
けっこう(というかかなり)いいモノなんでしょうね!
う〜ん、ほちぃ・・・
プレッセンダ購入希望者としてはぜひとも見てみたい作品のように想像してます。
30年後に売ることを考えますと、かなり投資対象となると思いますよ。
今の投資対象としては、よほどのことがない限り、まっかっかになっちゃいます。
うらやましかったので一言申しました(笑)
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/15 12:55 ---120.94.30
プレッセンダのビオラについて
文献等によりますと(かなり付け焼刃ですが)、プレセンダの真正のビオラはこの世に10本程度しかないようです。(ストラドのビオラより数がすくない。)
問題なのはそのサイズです。彼は小振りの楽器(ビオラ)ばかりを製作し、16インチ(約 40.6cm程度)をこえることは無かったようです。(そう言えば、1997年のサザビーズのオークションに出た、ファニョーラによるプレセンダのコピーは40.3cmでした。)
もし、真正のプレセンダならば、人類の文化遺産と考えてさしつかえないとおもいます。
$330、000はかなり安いと思います(バイオリンの場合は妥当な価格ですが。)
そういうことを総合してみると、真正のプレッセンダとは考えにくいです。
もし購入をお考えなら、来歴(いつ誰が使用して、どこの楽器店にあったか)をしっかり調べてもらってください。
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/15 13:33 ---249.200.11
↑
あっ、ビオラのことだったんですか??
てっきりバイオリンと思い込んで申し上げました。
それなら今でも「買い」かもですね!
失礼いたしました。
投稿者:ブンブク茶釜 投稿日時:2003/08/15 15:57 ---240.69.245
早速、読みました。Dr.宮坂の文献!それから本は買います。ところでアンジェパパ様に質問です。問題なのはそのサイズと申されましたが何か問題がある作品なのでしょうか?ちょっと心配になってきました・・^^;信じられないくらい大きな音とパワーなので大きさに問題はなさそうなのですが・・・御教授のほどをお願いします。
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/15 16:54 ---120.94.30
購入予定のビオラのサイズが16インチ以上ならば、プレセンダの作である可能性がかなり低いのではないかと思ったわけです。
ビオラのサイズがどうあるべきだあるという意見ではまったくありません。奏者の体格や弾く用途もありますので、それに関して私は何もいえません。(変な勘違いを招いてすみません。)
投稿者:かめ 投稿日時:2003/08/15 16:54 ---196.104.75
横から失礼します。
>問題なのはそのサイズと申されましたが何か問題がある作品なのでしょうか?
楽器自体に問題があるのではなく、プレッセンダの真作として購入するならば
16インチを超える大きさの楽器はあり得ないという意味で言ったのだと思います。
ビオラには38センチ程度の物から43センチ以上ある物までかなりの大きさの幅が
ありますので、購入を考えておられる楽器のサイズを調べてみてください。
Q:Collin-Mezin
投稿者:fiddlin' economist 投稿日時:2003/08/14 01:24 ---254.178.50
11歳の息子が3/4から4/4に楽器を換えることになりまして、ヴァイオリン探しをしています。同じ先生に習っている方から、先生の助言もあって、彼女が最近まで使っていたCollin-Mezinを試してみないかと言われています。どんな作者かとwebを検索したりして調べたのですが、どうも親子およびそのブランドのworkshopものがあるようだとわかりました。
まだ実物は2度ばかり彼女が弾いているのを見たことがあるだけなのですが、Offerされているものは190?年のものということです。オークションの結果などをみるとかなり価格にばらつきがありますし、日本で売っている小売値段はそれよりもかなり高めで、相場がわかりません。もちろん楽器個別にかなり違うのは当たり前なのですが、この作者の「格」はどの程度のものなのか、親子で格にかなりの違いがあるのかなどわかればご教示ください。
またこの作者のヴァイオリンの音色に特徴はあるでしょうか。私が聞いたかぎりではかなり暖かい感じ(特にD、G)がしました。現在息子が使っている3/4は無ラベルですが、やはり1900年頃のmirecourtのworkshop製で、明るさがとりえ、といった感じです。息子は気にいっているようです。ただ、息子をみているとまだどんな音色が自分の好みなのかはっきりしていないようなので、先生の助言で、弾きやすさ、色の着けやすさといった点から選べばよいのかな、と思っています。その意味では弓のほうが大事でしょうか?ご助言いただければありがたいです。
投稿者:rio 投稿日時:2003/08/14 10:26 ---132.221.205
Collin-Mezinは、私も小学生の頃(今から30年ぐらい前)
4/4に切り替えのとき、当時の先生の勧めで親が購入し使っていました。
その後同年代時期に作られたロメオアントニアッジというイタリア製のVnも購入しましたが、音色が通る(上手く表現できませんが)感じがしたのは、Collin-Mezinだったので、当時はCollin-Mezinを好んで弾いていました。
今では2つとも売却してしまったので記憶でしか言えませんが
190X年製であれば、当時私が使っていた楽器もその位の年代でしたので、本人作の可能性もあります。
Collin-Mezinは、本人作と工房製とがあり(息子さんというのは知りませんでした)、違いは本人作は表板の裏側か裏板のラベル周辺に手書きのサインがあるといいます。
でも、手書きのサインはいくらでも、書き加えることができるので、結局は購入先を信じるしかないと思います。
この1年でCollin-Mezinといわれる楽器を10台見ましたが、内4台はサインがかなり違っていました。小学生ですし、値段が手ごろで弾きやすく音色も調整しやすければ、先生の助言を受けながらCollin-Mezinという選択もよろしいかと思います。
都内の信頼のおける楽器屋さんで、これはいいなと思ったCollin-Mezinといわれる楽器は、130万〜250万していました。
状態の悪いのは、50万円台でしたのでかなり幅があると思います。
ご参考になれば幸いです
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/14 13:30 ---249.200.11
はじめまして。バイオリン弾き&チェロ初心者のあーくんと申します。
collin-mezin、僕は半年弱、購入して使っていたことがあります。
悪くありませんでした。よく鳴ってましたし。「道具」としては問題があったわけでも
何でもありませんが、情けないのですが、バイオリンにはブランド志向もあるものですから、
買い換えました。同じフレンチですが(レベルは違いますが)。
collin-mezinはよくお店でも見ますよね??かなりの数を作っているのでしょうね。
ここからは率直に申します。collin-mezinのニセモノのラベルってあるんでしょうか?
このレベルでニセモノのラベルを貼っているとしたら、その楽器はいかがわしいもの
だと思うのですが・・・正直、ニセモノのラベルを貼るメーカーではないと思います。
評価はいろいろとあるでしょうが、「高い」という評価をしている人はいないですよね??
もちろん、費用対効果で「良い」という楽器はcollin-mezinの中でも、あるいは他の
メーカーの中でもあるでしょう。
僕のもそうでした。値段の割にはよかったです。忠実なストラドコピーでした。
おいくらで購入なさろうとされているかわかりませんが、不当なお値段でないかぎり、
4/4サイズとして始めての楽器であれば、メーカーとして妥当な線であろうと思います。
資産価値としては、あまり考えない方がよろしいかと僕は思います(そんなに高く購入
なさろうとしているのではないですよね??)
それと、外国のオークションでの落札価格と日本の専門店でのお値段がかなり異なる
のは、お店の肩をもつのではないのですが、当たり前のことです。
概して言えば、倍の値段はつくのではないですか??だって、出品物はほとんど
調整もされていませんし、その調整代、オークション費用、流通過程での人件費・
管理費、交通費、危険負担費、お店の利益・・・まさかオークションで落札した
価格にほぼ近い金額で販売なさるお店なんてありませんよね?(他人に儲けさせてあげたく
て仕方ない道楽の人でない限りは)。
話は戻りますが、通常の価格帯でのご購入という前提、そして、モノ自体が使えるもの
であるとの前提で申し上げますと、今の買い替え時期としては、妥当な選択だと
思います。
よい楽器であればいいですね。
投稿者:fiddlin' economist 投稿日時:2003/08/15 03:02 ---254.178.50
rioさん、あーくんさん、コメントありがとございます。
使ったことのある方のコメントは大変参考になります。価格は売ってくださる方が買ったときの値段=$11500でどうか、と言われています。2年前の購入時には先生が付き添っていって妥当な価格のものという話だったので、rioさんのお話からしてもこうした売買のケースとしては妥当なものではないかと安心しました。
私自身は4/4移行時(35年前)はドイツ量産品でした。それが理由で今でも下手くそなのだ、とは言いませんが、やはりこのクラスぐらいで練習させるほうが良いのでしょうね。
本人作であるかどうかは別にして、あくまで道具としての購入ですので、息子が大事に使ってくれさえすれば、あーくんさんのおっしゃる通り、今の息子には妥当なものなのだろうと思います。今週末に先生の家でレッスン兼ねて落ち合う予定なので、そこでチェックしてもらい、息子が気に入れば購入しようと思います。
ちなみに売ってくださる方のほうでは、お子さんの耳が肥えてしまって$30000クラスへ移行するとか。うらやましいような大変のような。私も2年後目指して(覚悟して)せいぜい貯金に励みたいと思います。不必要になってしまうかもしれませんが^^)
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/15 08:48 ---249.200.11
こんにちは。参考にしていただいて光栄です。息子さん、これを機会に飛躍的に
何かをつかまれたらいいですね!楽器の買い替えの時期って、そんな可能性を秘めた時期
でもあると思います(経験から)。大切にしてあげてください(エラそうですみません)。
ちなみに、てことは、135万円くらいということですよね?個人からですよね?
状態は通常であるとの前提であれば、ちょっと割高な感じがします。
個人売買であれば、2ケタで買いたいですね。
専門店で完全調整、アフターケア付きで、値札は別として、150以上で売るレベルの楽器は
あまりないように思うのですが。あくまでフレンチの一般的なメーカーですから。
(フレンチ派の僕が言うのもへんですが)
何年後か後にも買い替えを考えていらっしゃるようなので、もし僕だったらという
ことで全く個人的な感想を申しますと、僕ならその将来の投資も加味して、ワンランク上の
ものを買います、フレンチにしても。
もう100出せばイタリーでもそこそこのものが買えなくはないところもあります
(言えないのですが)。
今の値段でお考えなら、「メーカーありき」ではなく、作品で選択なさるといいですよね。
ドイツ系でもこの金額を出せば、かなりいいものが買えます。ウィーンの楽器で
確か120値札ですばらしく美しい楽器が某超有名店でありましたし。
この値段であれば、思い切って(そんな必要もないでしょうが)ドイツ系も選択肢に
入れるといいように思うのですが(楽器自体のレベルでいえば)。
以上、つれづれなるままに感じたことをカキコしました。失礼いたしました。
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/15 10:47 ---249.200.11
↑
すみません。もう一言、若造の戯言として申し上げるべきと思いカキコします。
「collin-mezinを『買った値段』で知り合いの仲介(先生)によって」ですか??
ちょっとそれはないんじゃないかと・・・
何年お使いになったか、あるいは極めて上等なものだったのに買った値段がかなり
割安だったというレベルの楽器であれば別ですが、おそらくその値段であれば専門店で
信用できる筋から通常のcollin-mezin(少し上かも)を購入なさったのでしょう。
その後、数十年が経過してよりよくなったというならわかりますが、例えばこのクラスを
数年使ったからといって、価値はかわりゃしません。むしろ「中古楽器」として
安くしてもらって当たり前ですよね?(僕だけなのでしょうか?)
その値段で・・・とおっしゃる先生も個人的には???と思ってしまいました。
この楽器をその方が下取りに出されたとしたら、いくらになるのでしょう・・・
3桁とはほど遠いと思いますが・・・
ちょっと悪口っぽくなっちゃいました。他意はないのですが、ちょっと虫がよすぎると
感じてしまったのと、これからの息子さんへの思いが感じられましたので、身内のような
感覚で率直に申しました。
繰り返しますが、この値段なら、専門店で、同レベルのメーカーの作品がいくらでも
ありますので、いろいろと試してみられてはいかがでしょう。
お付き合いのために選択肢が狭くなる必要などないと思いますが。
Q:調弦について
投稿者:てる♪ 投稿日時:2003/08/14 05:46 ---10.44.202
先日はありがとうございました。
帰りにチューナーKORG/CA-30を買い
古いキーボードも買い調弦に奮闘中です (ノ_・。)
お店の方や先生にお聞きするのを忘れてちょっと
困っています・・・
こちらの過去ログも検索して読みましたが、
結局幾つなのか解らず質問させて下さい。
音叉での調弦で話題があり
ストラッド店員さまは
「ピッチの高さは国際基準で440Hzと決められていますが、現在のホールのピアノの調律がほとんど442Hzの為、ヴァイオリンも442Hz調弦する事が多いので、一つ購入されるという事であれば442Hzのものをお勧めいたします。」とおっしゃってまして
チューナーでの調弦も同じでしょうか?
440Hzで調弦するのか、442Hzでするのか???
たしか、440Hzでと どこかで見たか聞いたかした記憶があるのですが
いくつに合わせて調弦すればよろしいのでしょうか?
一応、今は キーボードで合わせてみてからチューナーで確認しています。
投稿者:かもめ 投稿日時:2003/08/14 07:55 ---13.60.46
はじめまして、バイオリン初心者のかもめと申します。よろしくお願いします。
シビアな絶対音感のある方を除けば、1人で練習するときはA=440でも442でもどちらでも構わないと思います。
ただし、伴奏に合わせて練習(演奏)をするときは、その伴奏に合わせなくてはなりません。
そのときに、ピアノが伴奏のときは、ピアノがA=442のときは、バイオリンはA=442、もしくはそれより少し高めにチューニングします。
詳しくは、私のHPで恐縮ですが、↓を参考にしてください。
http://www.geocities.jp/big_tomato_jp/chu.html
投稿者:YE 投稿日時:2003/08/14 11:56 ---10.22.171
私が知っているアマオケはほとんどが442でチューニングしています.
また,ご指摘の通り,多くのホールのピアノも442みたいです.
今では,440だと低く感じますね.
特にこだわりがないのであれば,442で慣れておかれるのが良いと思いますが,如何でしょう?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/14 15:25 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
私も皆様と同意権でどちらでもいいと思いますが、国際基準で440Hzと決められていますが、現実には442Hzが主流になっていると思いますので442Hzの方が他の方との合奏の時などのために442Hzに慣れていたほうがいいと思います。それでは!
投稿者:てる♪ 投稿日時:2003/08/14 17:56 ---10.44.202
皆様、ご意見ありがとうございます。
早速両方でやってみて音の違いも確認してみます。
また 何かありましたらよろしくお願いします♪
投稿者:ベリ 投稿日時:2003/08/14 23:23 ---211.136.10
いつも楽しく読まさせていただいております。はじめて投稿いたします。
最近某弦楽器専門雑誌に音律に関して連載があり、音律に関して興味が沸いているところです。
さて以前、縁あってオーストリアの某Wフィルのクラリネット奏者の方をソリストに向かえ、モーツァルトのコンチェルトをさせていただいたときに、444Hzを指定されたのを思い出しました。確かに楽器がはじけてしまわないか心配でしたが、楽しい思い出です。
Q:ヴァイオリンの・・・・
投稿者:ぉとめっこ 投稿日時:2003/08/14 15:03 ---104.251.247
はじめましてm(__)m
私は、中3です♪
中1のときにヴァイオリンをかってはじめたんですが
いまさらになって種類とかがわからないんです^_^;
バルドン楽器で買って、中を見たらドイツ製なのは
わかったんですが・・・・あとはさっぱり(;_;)
誰か教えてください。。
マエストロの意味ってなんですか??
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/14 15:33 ---205.147.181
いらっしゃいませ、過去ログから抜粋いたします。
ドイツではヴァイオリン作りのプロになるにはある程度の修行と国家試験を受からなくてはならなくて、まず「ゲゼーレ」と言う資格を取りプロとなり、さらにその上の資格「マイスター」をとって初めて工房が持てて、弟子も取れると言う制度があります。
ドイツ以外の国では特に資格はなく、イタリアなどでは素晴らしい製作者の事を「マエストロ」と呼んだりしますが、別に資格があるわけではなく、また自分で自分の事をマエストロなどと名乗ったりはいたしません。
それでは!
Q:教えてください
投稿者:サムエル 投稿日時:2003/08/10 21:06 ---187.152.208
はじめまして。小生40歳台の初心者ヴァイオリン愛好家です。まだ第1ポジションの音階しか弾けませんが、3年越しで念願のヴァイオリンを購入しました。ラベルは、
Yuri Malinovsky
FECE IN CREMONA L`ANNO 1965
です。また駒と横板のエンドピンあたりにロシア語らしい刻印があります。でもこの製作者がいったいどういう人なのか、いろいろ調べましたが、さっぱりわかりません。ストラド様、またはどなたか何かヒントでもあれば、ぜひお知らせください。お願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/12 15:11 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
Yuri Malinovskyですが、私も調べてみましたが解りませんでした。
すいません。
ちなみにラベルの意味は1965年にクレモナで製作という意味です。
どなたかわかる方おりましたらお願いいたします。それでは!
投稿者:サムエル 投稿日時:2003/08/13 00:42 ---187.152.208
いろいろと調べていただいて有難うございました。製作者はモスクワの人らしいということを聞きました。それにしても旧ソ連のヴァイオリンメーカーについての資料はほとんどないのでしょうか。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/14 15:06 ---205.147.181
そうですね、旧ソ連のヴァイオリンメーカーの資料は私も見たことがないです。
恐らくソ連では北すぎるためにヴァイオリン製作に適した気がなかったのが原因の一つだと思われます。それでは!
Q:ヴァイオリンの製作精度
投稿者:Terry 投稿日時:2003/08/08 00:53 ---110.157.66
ちょっと前に、1740年製の、楽器を弾かせてもらったのですが、音は問題無く素晴らしい、StradやGuarneriにも負けないようなような音というか もっと素晴らしい音でしたが(ホール二台のStradとGuarneri Del Jesuと比べました)、楽器のパーフリングを見ると、そんなに綺麗ではありませんでした。例えば8個所(表4、裏4)のコーナーの所が、きれいに合わさっていないのです。前にほかの楽器もそういう物を多く見ました。現在の楽器製作者達の楽器を見ますと、そういうところは、バッチリ決まってますし、製作精度は、そういう古い楽器製作者達に比べ様にもならないぐらい凄いですが、音となると、なぜ、それこそ比べようにもならないような音(モダン楽器使用者様、すみません。しかし、私の言っている意味は、分かると思います。)なのでしょうか? 昔はそんなに製作精度は大切ではなかったのでしょうか?もちろん、Strad他、目玉が飛び出るような値段の楽器は違いますが、、、(というより、Stradがなぜ高いかというのは、そういう所から来ているのではないでしょうか)。 ということで、私が思ったのは、音だけで判断すると、StradやGuarneriよりも、もっといい音が出る楽器が有るということです。ちなみに、2台のStrad(1698製、1724製ともに有名な楽器です)とGuarneri(1738製 またこれも有名!)は、Mint Condition(ほとんど完璧な状態)でした。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/08 11:10 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
音の良し悪しは客観的に判断する事は難しいのですが、大方私もTerryさんと同意見です。それにしてもStradやGuarneriを同時に試奏できるとはうらやましいですね。
私は何度かお目見えした事はあるのですがいまだに触った事はありません。(店主はもちろん弾いた事はありますが)
イタリアでは警備の方にこれ以上近づくなシッシと怒られた経験もあります。
道具としてのみ割り切って考えるのであればStradやGuarneriよりいい音がする楽器があることは事実だと思います。いい材料を使って、基本的な作りが標準をクリアーして何百年も経年した楽器は(もちろん調整も大切ですが)StradやGuarneriに負けない音がしてもおかしくはないと思います。ネックの削りが雑でもパーフリングが雑でも、音にはそれ程影響はありませんし。
ただヴァイオリンは特にオールドは道具としてではなく美術品(工芸品)としての価値が目玉が飛び出るような値段になっているのだと思います。
また弾く人が違えば、楽器の評価も変わるという事実もあります。
有名な話で普段はストラディヴァリを使用していたのですが、たまたまガルネリを借りて舞台に立った所、普段と違って音が余りに小さいと指摘されて、後半ストラディヴァリに変えて演奏したら素晴らしい音に戻った。でそのガルネリを持ち主に返したところその持ち主が弾くと素晴らしい音がするのですが、逆にストラディヴァリを借りて弾くと小さな音しか出なかった。という話があります。これは余談ですが。それでは!
投稿者:Terry 投稿日時:2003/08/08 19:21 ---110.157.66
だから、ヴァイオリン(弦楽器)というのは 面白いのですが、ではなぜ、有名な方たちは、StradやGuarneriを欲しがるのでしょうか? ネームバリューでしょうか?
投稿者:ぽち 投稿日時:2003/08/08 21:11 ---2.116.27
以前雑誌でストラディヴァリウスの特集がありましたが、その中で徳永二男さんは「例えば、ラヴェルの憂鬱な感じを表現するのに千人いたら千通り感じ方が違う。ストラドはその千通りに対してもみんな応えてくれる」と語っています。音だけでなく演奏家の表現しようとすることに対する包容力が大きいのがストラドなどの名器が必要とされている理由のようです。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/08/09 15:54 ---11.81.86
世間的に最上といわれている作品があり、それを手にできる機会があったなら
所有して演奏してみたいと思うのが人情ではないでしょうか?
たとえそのストラドの質がストラドの中ではそれほど良くないものであったとしても。
また使用楽器欄にストラドって書いてあったら見る人は少しかもしれませんが
演奏を聴きにきたお客さんは心が動きますよね?
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/08/09 15:55 ---11.81.86
表現が誤解を招きそうなので修正します。
また使用楽器欄にストラドって書いてあったら見る人は少しかもしれませんが
演奏を聴きにきたお客さんは心が動きますよね?
↓
使用楽器欄にストラドって書いてあったら演奏を聴きにきたお客さんの何人かは
心が動きますよね?
投稿者:Terry 投稿日時:2003/08/10 09:41 ---110.157.66
実は昔、私の師匠がコンサートで面白い実験をしてみたらしいです。師匠自身は、Villaumeを持っていますが、昔Stradを借りていたようで、そのstradもかの有名な、King George でした。それでStradがそれほど良いのかと、疑いを持った師匠は、ドイツのファクトリーの楽器をコンサートで弾いてみたところ、翌日の新聞に、Stradはやはりすばらしい楽器であるということが、書いてあったらしいです。その話を聞いた私は、思わず大笑いをしてしまいました。
投稿者:マリオ アロイジオ 投稿日時:2003/08/10 16:37 ---226.66.116
製作精度に関して言えば、現代の製作者では、Marcello Ive(現代クレモナ製作者)がずば抜けているというのを聞いたことがあります。余談ですが、クレモナの製作者の方の話しだと、Iveはかつてバロック楽器を作っていたことがあり、スクロールの部分が天使のものがあったそうですが、その羽の部分が透け見えるそうで、それだけ製作精度が高かったそうです。実は、Marcello Iveの楽器を使ったCDをネット上で見つけ、聞いたことがあります。島根恵さんというヴァイオリニストが録音しているもので曲目はバッハの無伴奏です。ホームページから購入可能です。ストラディバリを使ったミルシュタインのものよりも個人的には良いと思いました。音が、何か別次元のもののようでした。爽やかで、清涼感のある密度の濃い音だったと思います。楽器の表面の精度よりも、内面(楽器の内側)の精度が、音に関しては大切だというのを聞いたことがあります。その点で彼の楽器が優れているのでしょうか?それにしても、新作でこれだけ綺麗な音が出るとは、信じられません!
投稿者:Cello弾き 投稿日時:2003/08/10 23:31 ---7.203.58
個人的には弦楽器族の音の質は木で決まると考えています。
実際に材料の木の塊を叩きますと一つずつ響きが違います。
その響きが楽器の音と無縁であると考えないほうが自然でしょう。
楽器職人さんの話によると、日本の楓や松で作ると全く違う音がするそうです。
最近では旧ユーゴーの木も少なくなり、カナダ産のものが多く出ていますが、
これも音質的には少し違います。
StradivariやGuarneriの時代には現代よりはるかに豊富な自然の楓や松がありました。
その中から彼らは選ぶことが出来たわけで、古い楽器にいい音の楽器が多いのです。
とくにStradivariは木を選ぶ名人であったといわれています。
後年の作家たちは巨匠たちの楽器の形の研究は出来ても、
木を選ぶことには制限があるわけで、自然といい音のものが少なくなってきます。
当時のものであれば、材料がよい可能性が高いので、細工が精密でなくてもいい音がするものは十分ありえます。
しかし、当時の水準の工作道具で精密な仕上げをした名工たちは恐らく、
木選びでも卓越した能力を持っていたと思われるので、いい音の楽器の可能性が高いと思うのです。
独断と偏見でかもしれませんが、材料説は昔からあるようです。
投稿者:Terry 投稿日時:2003/08/11 02:02 ---110.157.66
もちろん材料の善し悪しで音は変わると思いますが、それでは G.B.Guadanini はどうなのでしょうか?もちろんよい木を使った楽器もありますが2流材料の楽器もたくさんあります。それでも音は一流です。それはどういう風に説明できるのでしょうか?
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/11 12:00 ---249.200.11
みなさま、こんにちは。バイオリン弾き&チェロ初心者のあーくんと申します。
GBガダニーニの材料が2流のもが多いとは知りませんでした。しかしいい楽器
ですよね。僕の師匠が使っているものはそれなりのすばらしいものです。
基本的には、楽器の音は、木材の経年効果はかなり大きな比重を占めるのではないか、
というのが僕なりの結論です。ですから、「音」だけを求めて安価で良いものを
欲しい方であれば、100万円くらいでも、なんとか使える楽しい楽器が買えると
感じています。
もちろん、製作精度が悪いものであれば、何がしかの違和感が感じられるのは
言うまでもないと思いますが・・・
僕が以前持っていたドイツオールドは、製作精度が必ずしも高くなかったのですが、
僕の師匠も「たまげた〜!」と言うくらい「面白い」楽器でした。これはコレクターさんに
お譲りしたのですが、大変喜ばれました。「音」だけを求めるのであれば、比較的
選択肢は広がりますよね!これらも、いわゆる木材の経年効果が十分に現れているため
「音」が面白いのだと思います。
ところで、つい先日、GIUSEPPE ROCCAの上等ものをお借りしました。サルトリ(もちろん
本物)で弾いたのですが、やっぱいいですね〜。「音」はサクっとした、けれども強い音で、
とっても心地よく自分の「思い」を容易に表現できるすばらしい楽器でした。
思っていた以上に「こもり」(いい意味で)がなく、すこし意外にも感じましたけど。
イキイキしてました。
ただ、裏板はあまり芸術性は感じませんでした(個人的には)。
僕が最初に楽器を見る部分である「渦巻き」は、さすがにすばらしく芸術性を強く
感じるすばらしい存在感でしたが・・・
話がズレてしまってすみません。
申し上げたいことは、やはり経年効果ってすごいんですね〜、と思ったので、
カキコさせていただきました。失礼いたしました。
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/11 18:45 ---120.94.30
あーくんさんとてりーさんへ
奇遇ですね。私も先日かなり上等なヨーゼフ、ロッカを弾く機会がありました。
つくりや材質はほぼ完璧でした。音もだいぶ古くなりかけていましたが、自分の楽器(fagnola)と弾き比べたところ、そこまでの違いは感得できませんでした。しかし、 楽器店の方がもう1台出された楽器は、ロッカの半額くらい(2000万)でしたが、
それこそモダンの楽器とは比べものにならないほど素晴らしい音でした。モダンやコンテン ポラリーでは絶対にでてこない音でした。
その楽器は、Terryさんの言われるように、製作精度がそれほど高くありませんでした。
製作者は、グルネリのラベルが貼ってありましたが、よく分からないということらしいです。
思うに、1700年代の楽器の一部には、経年変化と使用状況によって本当に素晴らしい
音を持っている楽器があると思います。たとえ製作精度が低くても、300年近く多くの人
に愛され弾かれて、時代を生き延びてきた楽器は、ストラドに負けないいい音を持っています。
これが1800年代の楽器になると、どういうわけかそこまでの経年変化による決定的な 違いを感じません。(今の私の興味関心は、プレセンダやロッカとファニョーラの違いがど れほどかということです。)もしかしたら、いままでに弾いたプレセンダやロッカの多くが ファニョーラによるイミテーションだったのかもしれませんが。
1800年代でストラドに一番近いイメージをもてたのは、古い素晴らしいビヨームです。
そろそろ古いビヨームの値段が上がるのではないでしょうか。
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/12 09:09 ---249.200.11
アンジェパパ様、こんにちは。アンジェパパ様のお話はいつも大変興味深いもので、
とても勉強になります!
ロッカ(親父さんの方)、やっぱいいですよね〜。プレッセンダ、う〜ん、いつかは
必ず上等モノを買おうと誓っております。確かにロッカやプレッセンダの時代のすばら
しい楽器と、ファニョーラのすばらしい楽器との根本的な違い・・・ありませんよね〜。
ご指摘になられてものすごく納得できます!プレッセンダなどが実はファニョーラの作
だったのかも・・・というお話、う〜ん、これも妙に納得できちゃいますね!
そんなファニョーラを持っていらっしゃるアンジェパパ様がウラヤマシイ!
10年くらい前には、確か600〜700くらいでありましたよね??
今ではかなり評価があがりましたね!それは正当な評価でしょう。
楽器の価値を「音」と「工芸品」の両方に求めるなら、費用対効果を考えますと、
断然ファニョーラのように思えてきました。ウラヤマシイ!
それに、確かに1700年代のそれなりの楽器とプレッセンダ・ロッカとの「音」の
比較、う〜ん、「音」ならば、やはり僕も1700年代の楽器でしょう。いくら彼らの
製作精度が高くても、経年効果を模倣するマジックまでは持ち合わせていないのは
当然でしょうね。僕がロッカに、いい意味での「こもり」を感じず、比較的「若い音」
を感じたのもそこに理由があるようにも思います。
そして・・・そうです!わがビヨームを忘れてはならないのです!ビヨームもやっぱ
すごい!カンペキなイミテーション製作技術・・・以上登場した巨匠の楽器は、22世紀
にも「すばらしい」評価で生き続けるのでしょうね。う〜ん、夢がある!
キリがないのでこのへんで失礼いたします!
PS 本日(もしかしたら明日)、チェロですが、120年前のジャーマンが我が家の
一員になります!信頼できるお店から安くしていただいて購入したのですが、ラベルは
ありませんが、経年効果をたっぷりと楽しめる楽器です!これから買うことを検討
なさっている方も、それほど出費できない場合は、こういう類の楽器で楽しむのも
とってもいいと思いますよ。もう楽しみで楽しみで!名前はノンノ(おじいさん)です。
投稿者:Cello弾き 投稿日時:2003/08/12 16:44 ---7.203.64
Terryさん
G.B.Guadagniniほど最高の材料を使い美しい塗装をした作家はないと評価されています。
2流というのはどう意味で使われているのでしょう。
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/12 23:23 ---120.94.30
上質の材料の使用について
あの時代(1700年頃)常時良質の材料を使いつづけたのは、間違いなくストラドでしょう。他の製作者は多かれ少なかれ使用材料にばらつきがあったと思われます。
特に、G・Bガダニーニのように製作場所を5箇所も変えた製作者は、そのニスや木材の材質にいろいろと変化をきたしたのは無理からぬ事だと思います。よく言われることに、彼は思うように楽器が売れずにお金に困って、あまり上等な材料を使えない事があったそうです。(ほんとかどうかよく分かりません。)確かに、杢の美しく出ていない楽器を写真で見かけることは多いですが、それが二流の材質かどうかはわかりません。少なし、トリノに移ってからは素晴らしいものばかりのようです。トリノでの作品が最高傑作ではないでしょうか。
ガダニーニはほんとにわかりにくい楽器です。かれのあとにカルロやらガエタノたちがいて、お父さんのラベルでそこそこの楽器を世に出していたのですからほんとにわかりにくいです。以前上等のカルロとG.Bを引き比べましたが、外見も音もどちらがどうなのかわかりませんでした。フェリスやアントニオくらいになると明らかに違うようですが。
G.Bは偽物がたくさんあって、それらがあまり良質の材料を使っていない事もあって、テリーさんの言われる「二流の材料の楽器もたくさんある。」という事態と生み出す一因になっていると思います。私は、G.Bが他の楽器に比べて「二流の材料がたくさんある」という実感はありません。(わたしの経験が浅いのかもしれませんが)むしろ、ストラドが、例外的に上質の材料を使いつづけていると思います。それほど彼の楽器は常時求められていたのでしょう。
投稿者:Terry 投稿日時:2003/08/13 03:08 ---110.157.66
2流材料と書きましたが、ちょっと言い方があまりにも悪かったかもしれません。木目が美しくない楽器のことです。トリノに移り住んでからも時々それほどきれいでない物を使っていたらしく、1780年製のドイツ国家コレクションのものを見ましたが、その楽器も特に裏板がそれこそ2流材料といっていいような物を使っていました。
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/13 08:56 ---249.200.11
みなさま、こんにちは。じめじめと暑いですね〜。体調にも楽器にもよくない気候が
続きます・・・あー、シンドイ・・・
そうだったんですか??例の2流材料の論議は「木目」の話だったのですね??
それなら確かに納得できます(安心しました)。
でもでも、それを「2流」とするなら、ストラドだってありますよね?
先日引いたG.ROCCAもそうです。
思うに、製作者は数多くの楽器を製作するのですから、まったく同じような木目の
楽器ばかり集めて使うってこと自体、あまりないのではないでしょうか?
渦巻きと同様、ある程度「個性」を出せる部分ですからね。やはり、たまには違った風合い
のものを使いたいと思うのは当然でしょうし、けっこう裏板が「のっぺらぼう」みたいな
楽器でもすばらしいもの(巨匠作)もありますよね。これまでいくつも見てきたような・・・
製作精度の話のついでに報告させていただきますと、昨日の夜、我が家に1880年ドイツ
チェロがやってきました!さっそく先生にも見てもらいに行った(衝動買いしたので)
のですが、僕が買ったお金+100万円(倍以上や!)の評価をして譲りません。
安く買ったんだと何度言っても。
でも、これは理由があるのです。先生は、あまり外観の細部のこだわりはありません。
むしろ、ほぼ完全に「演奏に耐えうる音色と音量」に注目しています。そうした意味では、
確かにかなりいい感じだと思っています。
でも、細部に少しうるさい僕としては、気になるところもあるのです。例えば、パフリング
のラインが完璧ではない(あまい)です。しかし、表板のラインは大変美しく、また、
これまで相当弾き込まれてきたこともあって、とてもこの値段では買えない音を持ってます。
僕はこのノンちゃん(チェロ)を、「ドイツの量産品のうちの比較的上位ランクのもの」
であったと結論付けています。でも、今の僕にはチェロにまで「工芸品」を求める力量
も財産もありませんので、これで十分なのです。
これで思ったのは、「ある程度きちっと製作されたものとの前提があれば、製作精度が
音色に比例するとは限らないが、経年効果は相当関連性がある」ことです。
僕自身は、今までの経験からして、そのように(勝手に)結論付けています。
投稿者:Sprungli 投稿日時:2003/08/13 15:06 ---82.251.224
大変興味深いテーマですね。材料(木材)が音に重要な役割を果たしていることは
間違いのないところなのでしょう。
そこで、ちょっと気になったのですが、「優れた木材」とはどういうものを
指しているのでしょうか。もちろん杢の良し悪しなど、美観は無視して、
音響効果のみを考えた場合です。
ひょっとするとStaradivariなどは、その後の多くの作家とは全く違った観点から
木材を選んでいたとは考えられないでしょうか。
投稿者:Sprungli 投稿日時:2003/08/13 15:09 ---82.251.224
失礼。Stradivariでしたね。
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/08/13 15:44 ---249.200.11
たびたびスミマセン。
ストラドが優れた材料を使っていたことを否定する人は恐らくいないでしょうが、
まさか彼が山に入って斧で木を切ってたんじゃないですよね??
確か、その当時は、高級家具の材料として市場に出ていたものから適した材料を
選んで入手していたんですよね??
ですから、極論すれば、(資力のあったストラドはかなり有利だったとは思いますが)、
同時代のほかの製作者も、多かれ少なかれ、同レベルの材料を使っていたことになります
よね??まさか、ストラドだけ、その材料郡の中からいいものを見つけることができ、
他の人はそれができなかったということはないと思うのですが・・・
ですから、同時代の確かな製作者に限れば、材料としての差というよりは、バイオリン
としてのサイズを見極め、それを完成させた精度(板の厚さ、サイズ等)が卓越していた
から、「バイオリン」の音としてすぐれた作品なのではないでしょうか??
当時の製作者でいえば、むしろ精度によって(あるいはその後の適切な調整等によって)
「音」の差があり、また、それをはるかに超越したブランドとしての差によって、
目玉が飛び出るくらいの価格になっているのではないでしょうか??
僕はそう思っていることもあって、お金があったとしても、ストラド等にはあまり
興味がなく、むしろプレッセンダやロッカに価値を見出しているのですが・・・
無知のたわごとでしたらスミマセン。
投稿者:YE 投稿日時:2003/08/13 16:26 ---131.102.98
コメントさせてください.
Stradivariの場合,しばしば山に入って,斧を片手に自らヴァイオリンにする材を
選んでいた,という話を聞いたことがあります.
当時は,製作者が自ら山に入ることがよくあったみたいですし,
今でも,少なくはなったみたいですが,そういう製作者がいますね.
材質に関する卓越した選定眼と,優れた技術があいまったからこそ,
Stradivariは他の製作者よりも優れた楽器を製作できたのでしょう.
依頼注文に関しては,その金額に応じた材質を選んでいたみたいなので,
いつも高品質の材で楽器製作をしていたわけではなさそうですが,
一般に「高品質の材」とは,音響的に適しているだけでなく,外見が綺麗で
希少価値の高い材のことを指すので,高品質ではない,即ち高価でないからといって,
音響的に適していない,という訳ではなさそうです.
StradivariもG.B.Guadaniniもその付近をうまく考慮に入れて材の選定を
していたのでしょう.
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/13 17:00 ---120.94.30
「優れた木材について」
表板と裏板では違うとは思いますが、両者に共通している事は、無理なく十分に乾燥していることだと思います。このあたりのことは、佐々木朗さんの「弦楽器のしくみとメインテナンス」という本に少しばかり書いてあります。優秀なバイオリン製作者の方は、そのあたりのことをよくご存知なのでしょう。
そのなかで興味深い記述があります。「一般のユーザーは裏板の虎杢模様がきれいなほど良い材料と思っていますが、そう簡単なものではありません。というのは、立派な虎杢模様の板というだけならば、比較的安価に手に入るのです。大切なのは木の堅さ、木目(虎杢模様ではありません)の通り具合、木材の均質さなどです。」
ここで私が興味を感じたのは木の堅さという記述です。木の堅さがどれくらいほどのものでないといけないかはわかりません。堅すぎてはいけないと思いますが、一定の堅さがあって、よく響く程度の薄さに板を削れるのだと思います。ストラドなどは裏も表もかなり薄く削ってあるようです。楽器は薄く削った方が良くなるに決まっていますが、今の製作者がその厚さで削ったらとても楽器自体の強度が保てないし、音も腰が入ってきません。
ストラドの時代は、ピリオド楽器(バロックバイオリン)で、今ほどの弦の張力がなかったので板を薄くしてても十分大丈夫だったのでしょう。1790年頃(フランス革命の後)からモダンのフィッティングに改良(改悪?)され、結構多くの楽器が強い張力に耐えられなくてだめになったと思います。ストラドなどは、作りも材質も素晴らしかったので、その改良の後も生き延びていけたのでしょう。
ところで、ストラドの多く(ほとんど)は美しい杢を持っています。
Q:オークションについて
投稿者:マリオ アロイジオ 投稿日時:2003/08/12 06:29 ---226.66.116
ある方からオークションの方法の一つに事前配布カタログ購読による落札希望楽器指示委託通信落札というものがあると聞きました。一体こういうものなのでしょうか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/12 15:00 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
オークションの事前配布カタログ購読による入札というのは現場にいなくても通信を使って(インターネットやファックス)出来ます。(方法は直接オークション会社に問い合わせ見てください、正確な情報が入手できると思います)
ただ「委託」というのは聞いたことがないです。
あくまでも入札する楽器と金額は入札する本人が決めるシステムしかオークションにはないと思います。それでは!
Q:無名のバイオリン
投稿者:yk 投稿日時:2003/08/08 11:35 ---156.77.214
フランス製ではないかという中古の4分の3を買いました。値段は20数万円。「このクラスでラベルや製作者は意味ない」と言われ、音で選びました。ラベルは「compagnon」とあるだけです。メーカーについて何か分からないでしょうか?
投稿者:yk 投稿日時:2003/08/12 11:45 ---156.77.214
初参加にて失礼しました。自分で調べました。1999年7月「ストリング」誌の「バイオリンの見方」によると、「1900年前後にフランスで大量に作られたストラドモデルのプレス・バイオリン」とのことでした。ほかに、JTL、Bertholini、DulsisFortis、Medio-fino、Breton、Coutriuxなどのラベルがあるそうです。こうした当時の量産品でも、形の崩れてない音のよい分数バイオリンは希少価値があるとも書いてましたが、プレスバイオリンに良いイメージがなかったのでちょとがっかり。以上、自己完結QAにて恐縮です。
Q:松脂
投稿者:おほほ 投稿日時:2003/08/15 13:39 ---194.128.182
ピラストロ社には、オリーブ、オイドクサ、オブリガートなどの松脂がありますよね。
どの松脂を使ってもほとんど音色は変わらないのでしょうか。オリーブならオリーブ、オブリガートならオブリガートの松脂をつかうと最適なのでしょうか。
また、デンマークのラーセン社のヴァイオリン弦(シンセティックコア)に良く合う松脂は何ですか。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/15 14:16 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
ピラストロの松脂で弦と同じ名前をつけているのは、やはりその弦に合う松脂というコンセプトだと思います。(私も店主もあまり松脂にはこだわりがないので試したことはありませんが)
ラーセンに合うものは同じシンセティックコアのオブリガードということになりますがこれも実際に試した事がないので本当の所はわかりません。
どなたか実際に試した事がある方おりましたらご意見の方よろしくお願いいたします。
それでは!
投稿者:おほほ 投稿日時:2003/08/16 20:49 ---4.33.112
ありがとうございます。では、さらっとした感じのものを教えてください。
投稿者:タケタケ 投稿日時:2003/08/17 17:09 ---165.122.162
http://www.mizunogengakki.com/bbarchet.htm
http://ns.prima-gakki.co.jp/internet/archet/rosin.html
↑
このページに載ってるアルシェのまつやにはさらさらしてるように思います。
投稿者:rio 投稿日時:2003/08/17 23:47 ---132.221.186
さらっとしているイメージの松脂は
経験上では
ベルナルデルとピラストロ トニカ
がさらっとしていました