弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:アクセントと強弱の弓使いについて
投稿者:篠崎 投稿日時:2004/01/21 17:41 ---164.177.240
現在、篠崎教本1巻のP42、43まで進んでいます。
P42 ベートーベンの行進曲でアクセント>が出てきます。
先生の教え方では弓を速く動かす、他より弓を長く使うという指導です。
たーラッタッタ、たーラッタッタの「た」の部分でアクセントがうまく表現できません。
> >
P43 アンダンティーノでmf、p、fが出てきます。
先生の教え方では弓を弦に押し付けるチカラを入れる、抜くという指導です。
mf、pの違いが明確に表現できません。fだけがわかる程度です。
私の演奏では>とfの音の違いや弓使いがほとんど同じです。
メリハリの効いたアクセントや、違いがわかる強弱のイメージがよくつかめません。
先生の教え方が間違っているとは思わないのですが、どうも頭と体が理解できていません。
>とfの弓使いの違いをイメージできるような別の表現やヒントを教えていただけませんか?
投稿者:なかじん 投稿日時:2004/01/21 19:12 ---6.159.124
習われているので基本的に先生と相談されるほうが良いとはおもいますが・・・。
懐かしい問題なのであえて投稿します。(多分上級者の方の回答はないかも)
基本的に求める音のイメージが大切だと思います。
どういう音が出したいかです。
>はその名前の通りアクセントですから音の出始めにメリハリを出すため、出だしの運弓(瞬間的です)が早いと言う意味だと思いますよ。
ffからppまでありますが、ffは強くppは弱くということで決して大きく小さく弾くということではないです。
弓のスピードが同じでありながら音を変えれるよう、そしてさらにいい音であるよう練習したらいいのでは。(とにかくやってみて自分なりの答えをだすのも・・・)
弓が弦に引っかかる感じがあるんですが、それをやわらかくしたり強くしたりします。
まずffができるようにするとわかりやすいとおもいます。
いろいろ悩まないといつまでもfしかでません。(と昔言われた?かな)
がんばってくださいね。
参考になるかどうか解かりませんが何かに参考になれば。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/21 20:01 ---115.112.194
まず習い始めたばかりであれば、まずは先生にどんどん聞くことが先決です。子供であれば言われた通り弾くだけですが、大人になって始めた人のメリットは自分が納得できるまで先生に聞いたり、論理的に考えることができることですので、そのメリットを最大限活かして下さい。
過去のログの中にも多分出てきているのではないかと思いますが、弓と弦の関係において、音量・音質を決定する要素は、私は下記の通りだと思います。
1)弓を動かす速さ
2)弓を弦に押し当てる圧力
3)弓の毛があたる弦の位置=駒から指板(あるいは指板の上)までの間のどの部分を弾くか
4)弦に接触する弓の毛の位置=根元から先までのどこを使うか
5)弓の弦への接触面積=2)の要素を考慮しない場合は弓の傾け方にあたります。
6)弦と弓の毛が触れている時間の長さ
演奏者は上記6つの要素を意識的に、あるいは無意識に時間的に変化させてコントロールしながら、イメージの音を出します。
初心者ということで、今先生は、まず「アクセントは1)、音量のコントロールは2)を使って行うことをまずマスターしましょう」と言っているのだと思います。一度に上記6つの使い方を言っても混乱するだけでしょうから。
曲の中での感覚がわからない場合は、まず開放弦で1音だけ出して思ったイメージの音を出すことをやってみることをおすすめします。なんとなくわかってきたら、次には出したい部分の音程を指で押さえて同じように1音で弾いて、自分のイメージの音がでるまであきらめず弾いてみる。次にその音の前後を弾いて、1音を2音にし、次第に増やしていきます。
アクセントは、まずは弦に弓をのせて、弦に少し弓の重さをかけてから、ブーとかズーではなくブンという音をまず一発鳴らして見る。弦を指ではじいた時のように、弦への引っかかりと、初速を早くすることを意識して弾いてみる。
f、mf、pはまずはできるだけ弓は等速で同じように動かす中で、圧力のみ変えて音量の違う音をいろいろ出してみる。
それが、現時点での先生の要求に応える出発点だと思います。
投稿者:篠崎 投稿日時:2004/01/21 21:25 ---164.177.240
なかじん様、弦喜さま、ありがとうございます。
なかじん様
>まずffができるようにするとわかりやすいとおもいます。
>いろいろ悩まないといつまでもfしかでません。
何でバレたんでしょう(笑)ffはまだ出せません。fが限界なんです。
弦喜さま
>開放弦で1音だけ出して思ったイメージの音を出す
ここからやってみます。生意気にも音程を変えながらやってました。
アクセントは
「弦への引っかかり」と「出だしの瞬間的な運弓・初速を早く」を意識してやってみます。
弓を速く動かすと音が裏返ってしまうことがあったので、思い切って弾いてませんでした。
音量は
「弓のスピードが同じ」「等速で同じように動かす」なんですね。
pはゆっくり、fは速く弾いていました。圧力の変化をつけてみます。
投稿者:篠崎 投稿日時:2004/01/21 21:40 ---164.177.240
先日、はじめてヴァイオリンの演奏を聴きに行って刺激されてしまいました。
ヴァイオリンがピアノの音量に負けないこともはじめて知りましたし、
弓の使い方が大きくて普通の弓よりも長い弓を使っているように見えたぐらいです。
比べちゃだめなんですが、あまりにも自分の音に満足できなくて・・・
大人の音楽教室なので先生はすぐOKくれるし、ホメてくれます。
けど、納得できないんですよね^^;
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/21 22:51 ---115.112.194
篠崎様
>音量は
>「弓のスピードが同じ」「等速で同じように動かす」なんですね。
>pはゆっくり、fは速く弾いていました。圧力の変化をつけてみます。
もちろん、弓の速度は、先の上げた6つの要素の中の一つで音量にも影響しますので、そのような弾き方も当然行います。
が、先生の発言内容や、現時点でマスターすべきこと、から考えて、そのようにアドバイスさせていただきました。
柔らかい音や軽い音のpを弓を早く大きく使って弾くことはよく行いますし、深い音のフォルティシモでは弓のスピードを落として弦に弓を吸い付けてロスなく弦を駆動させることもよく行います。
先の6つの条件の組み合わせは無限にあり、上達の過程で自分の引き出しに効果的な組み合わせをたくさんいれておけるようになります。
後膨らみや息切れ・息継ぎといった悪い癖がつかないように、まずはしっかりと弦をとらえて等速で真っ直ぐな音をきちんと出すことをマスターするのが、しっかりした基礎を作るのには重要かと思います。
(市民オーケストラ、学生オーケストラで弾いている人でも、意外にその基本的な奏法ができないケースを多く見かけます。)
投稿者:yumi 投稿日時:2004/01/22 08:54 ---233.197.139
私も大人になってはじめたので、人にアドバイスできるレベルではないのですが、
自分が受けたレッスンを思い出して投稿します。
口での説明は、書かれてあることと同じようなことを私も言われました。
それと、私がアクセントを弾くのにあわせて、私の弓を持つ右手に先生が手を添えて
弾いて、圧力のかけ方、弓のスピードなどを感覚で教えてくださりました。
口頭説明やお手本だけでピンとこなければ、先生にお願いしてちょっとだけ
手を添えていただいてはいかがでしょうか。
投稿者:篠崎 投稿日時:2004/01/23 11:01 ---164.177.240
>弦喜さま
開放弦だけでfpp、fppの練習をしてみました。
以前より少しはできるようになったのですが、音程を変えながらやると
あまり強弱の変化が出ないので、しばらくは開放弦だけでやってみます。
将来的にはアマオケに入りたいので、これができないと
ズンチャッチャ、ズンチャッチャも出来ないと思い、
下手なりにこだわっていました。
>yumiさま
そういえば前の先生は操り人形のようにイジってくれたのですが、
今の先生はイジってくれません。嫌われてるんでしょうか?(笑
今日はレッスンの日なのでお願いしてみます。
Q:ベルナールの弓
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2004/01/21 14:16 ---211.206.162
ベルナール商会のチェロ弓を使っていますが、ちょっと風変わりなデザインです;
刻 印: 親指側に「JP. BERNARD」、中指側に「BRUXELLES」。 いずれもフロッグ側を上にして読める方向
フロッグ: 黒檀。どういう訳かパールアイ無し。
八角ネジ: ニッケルか銀。側面(八面)それぞれの黒檀部に1mm弱のパールアイ様の装飾あり。
巻き皮 : 普通の黒い皮(たぶん)
リング :ニッケルか銀か不明。(ネジもそうですが、どうやって見分けるのでしょうか?)
購入時(1991年)に「定価は60万円」と言われたのですが、楽器と併せて2割引で買ったので、単体での実価格は不明です。
弾き心地には不満は無いのですが、Webで調べてみるとベルナールの弓はもう少し安い価格帯で多く出ているようですし、「パールアイ無しのフロッグ&装飾入りの八角ネジ」というデザインの弓は浅学にして他には見たことがありません。(超安い弓で「パールアイ無し」はたまにありますが)
小生の弓、同社の製品ラインアップの中でどういう位置付けにある弓なのか、また、一般的な評価や実勢価格など、判りましたら教えて頂けないでしょうか。
投稿者:あい 投稿日時:2004/01/21 15:01 ---205.61.188
J.P.Bernardの弓は、3つのグレードからなります。
ニッケル(20万くらい)
シルバー(30万くらい)
ゴールド(45万くらい)
です。ブロックに目玉が入ってないのはです。日本にはBernardのゴールド
が多く入っていないことと、を愛用している奏者が多いこと。価格からすれば
相当良質で、機能的な弓であることぐらいが客観的です。
また、ゴールドの価格は、親分であるギヨームのシルバーとほぼ同額(Violinは)
なので、ギヨームを選ぶことが多いようです。日本で買う価格は、仕入れとレートによる
とおもいますので、「製作者希望価格」ではないと思います。
あい
投稿者:あい 投稿日時:2004/01/21 15:10 ---205.61.188
ごめんなさい。↑はviolinでの価格でした。。。-0-
投稿者:山田 投稿日時:2004/01/21 15:18 ---161.225.204
はじめまして。なにぶん自分もあまり学が無いもので参考になるか
わかりませんが知っている事を述べようと思います
J P Bernardという銘の弓はベルナール商会というメーカーではなく
Pierre Guillaumeのアトリエ作?とでも言えば妥当でしょうか。
確かそのような事を聞きました。少なからずともGuillaumeの
影響は受けていると思います。ヘッドの部分からその事が
うかがう事が出来ると思います。さて肝心の価値の話になりますが
当方ヴィオラ弾きなものでチェロの弓だとどうなるのかわかりません。
最初この書き込みを見た時に60万という数字をみて高い!と感じていましたが
チェロならありうる価格なのかもしれませんね。
話は変わってフロッグに目が無いというお話ですがそれは気になさらなくても
よろしいのではないかと感じます。以前トルテの弓を買おうか迷った時期があり
借りていましたがその弓のフロッグにも目が無く、その弓にはラファンの
鑑定書がついておりました。それによるとフロッグはオリジナルでは無いが
素晴らしい物であると。トルテ程になるとフロッグの材質以外にも触れるのですかね。
結局自分には腰がやわらか過ぎて断念しましたが。
話は大きくそれてしまいましたがそういう高価な弓にも目が無いフロッグが
つけられている事は大いにおるのです。というのをわかっていただけたら
幸いです...(^^;
他にご存知の皆様。大いに修正、補足などお願いいたします。
投稿者:山田 投稿日時:2004/01/21 15:30 ---161.225.204
自ら補足させて下さい。ニッケルとシルバーの見分け方ですが
二つを見比べたらすぐにわかります。ニッケルは銀に比べて若干鋭い輝きです。
ちなみに使っているうちに緑色のカビ?がでてくるのがニッケルで
黒くくすんでくるのがシルバーです。
先ほどの自分が書き込んだフロッグの話は現代のそういうメーカーの
弓には当てはまらないかもしれませんね。どーもすみません。
ただ一つ気になったのはその弓は新品で買われた物か。それとも中古か?
という事ですね。もし中古なら以前に購入した人が何らかのトラブルで
オリジナルフロッグを損傷してしまい別物をつけてしまった場合。
新品ならその工房のミス...。まぁとにかくいくらチェロといえども60万の
弓が最下級の弓という事はありえないと思いますので。購入した店に
新品なのか中古だったのかだけでも問い合わせてみては如何でしょうか?
投稿者:セロ 投稿日時:2004/01/22 12:47 ---211.206.162
あいさま、山田さま、
早速のコメントありがとうございます。
仰るとおり、買った店に訊けばいい話なのですが、しばらく楽器から離れていた時期があり、その間に店が無くなってしまい、連絡がつかないのです。
買った時点で中古とは聞いていないし、ツルツルピカピカなので新品で間違いないと思います。
> 二つを見比べたらすぐにわかります。ニッケルは銀に比べて若干鋭い輝きです。
比べたことがないので...(^_^;
> ちなみに使っているうちに緑色のカビ?がでてくるのがニッケルで
> 黒くくすんでくるのがシルバーです。
そういえば、前に使っていた安い弓は緑青?みたいなのが出てきました。
それに懲りて今の弓は割とこまめに拭いているのでピカピカのままです。
> 最初この書き込みを見た時に60万という数字をみて高い!と感じていましたが
確かにチェロ弓の方が高い傾向はありますし、当時はまだ円が安かったし(140〜150/$くらい?)、所詮値引き前の「定価」には大した意味は無いらしい、とは思いますが、それにしてもちょっと高かったんじゃないかな〜、というのが正直なところです。
また判ったことがあったら教えて下さい。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2004/01/22 19:47 ---25.150.96
Maison Bernard、日本語にするとやっぱりベルナール商会かなぁ。アトリエというには手広く商売してる気がする。Pierre Guillaume氏が今のオーナー。はっきりはわかりませんが、1991年というとちがうオーナーだったかもしれません。vlの弓のことしか知りませんが、J.P.Bernard、Aier Guillaume、Guillume a Bruxellesの3種類出してます。フロッグに目なしは洋銀仕様のものがそうですが、八角ねじに装飾されているものは見たこと無い。
あいさんが値段の目安を紹介していますが、現地価格はその半分くらいです。チェロ弓だとGuillume a Bruxellesのものを倍の値段にすると60万くらいかな。
先にも書きましたが、91年というと現在とオーナーが違うかもしれないんで、モデルも違うかもしれません。
Q:セカンドボウ
投稿者:イブリー 投稿日時:2004/01/20 22:15 ---45.148.183
皆さんはセカンドボウをどのように使っていますか?
・本番でトラブったときの単なる予備?
・毛替のときの代替
・メインボウを休ませるため
なんかが考えられるんですが、正直どのように使い分けるべきなのか分かりません。
今度良い弓を買おうと思ってるんですが、必然的に今の弓はセカンドボウになります。
どう使い分けたらいいんでしょうか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/20 23:22 ---115.112.194
メインの弓に対し、サブの弓がどの程度のレベルにあるかにより、使い方が変わると思います。
サブの弓がメインの弓より圧倒的に劣るもので、メインの弓が使える時はサブの弓を使う気がしない、という場合は、おっしゃる通り
・本番でトラブったときの単なる予備?
・毛替のときの代替
などに使います。
一方、サブの弓もよいもので、メインの弓と明確にキャラクターが異なる場合は、演奏する曲により使う弓を選んだり、もし楽器が複数ある場合は楽器との相性で使う弓を決めたりします。気分的にはあくまでもメインの弓というものは存在するのですが、他の弓はサブというよりもセカンドという感じですね。
私の場合は、メインはフレンチのパワーのある新作、セカンドは細身で吸い付きが良く跳ばしが楽なモダン弓を使っています。別途バロック弓なども使います。
メインで使っている新作の楽器との相性を考えて通常は新作の方の弓を使っていますが、曲がモーツァルトなどの古典中心の演奏会などの場合はモダンの方を使うことがあります。また他の楽器を弾くときは、その楽器を弾いてしっくりくる方の弓を使っています。
もちろん、最初に書いたサブ的な使い方も行います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/21 02:16 ---115.112.194
オーケストラ奏者の場合、もう一つサブ弓の使い方がありました。
コルレーニョという、毛の部分ではなく弓のさおの部分で弦を叩く(あるいは弾く)という奏法があり、そのような場合には大事な弓の棹に傷がつくのがいやで、傷がついても惜しくない弓で弾く人がいます。
プロオケの人は、コルレーニョ用の弓をケースに入れておくという話はよくききますし、例えば「ベルリオーズの幻想交響曲などはそのようなメインではない弓で弾かれるため、そのオケの最高の音色で聴くことができないのが残念」などという話は結構有名です。
アマチュアではサブの弓自体を持っている人は少なく、そうしている人はあまり見かけませんが、私は練習中はその楽章の前にサブ弓(先ほど書いたセカンド弓とは別の弓です)に交換してメイン弓のダメージを避け、本番だけメイン弓で弾いています。
また、最初の質問の中に書かれておられた、
・メインボウを休ませるため
の件ですが、
元N響の徳永氏が、弓のことを特集したテレビ放送の中でそのような発言をされていました。
カーボン弓の説明の中で、「トルテ、ペカットなどの弓は大事なので、練習にはカーボン弓を使うことがある」といった内容だったと記憶しています。
投稿者:かめ 投稿日時:2004/01/21 12:27 ---196.104.75
コルレーニョ 本当に(気分的に)嫌ですね。
そこだけサブの弓で弾くわけにはいかないし。
だいたい、コルレーニョに音質は期待しない訳なのでとりあえず音が出ていれば
良いのですが、それでも音程をつけようとするとそれなりに叩かなければならないし
そうすれば当然弓は傷つく。
プロの中にもいろいろあると思いますが、50万の弓をサブにしてコルレーニョを
するのか、200万の弓をサブにしてコルレーニョをするのか、どちらにしても
アマチュアがサブで持つような弓とは格が違いますよね。
弓ではありませんが、現代曲などでたまに、楽器を叩く・・・等の指示が出てきても
さすがに躊躇してしまいます。
投稿者:YE 投稿日時:2004/01/21 16:36 ---158.124.208
私の経験を参考までに。
私も現在弓を2本持っています。
一本は中学時代に買ったもの、
もう一本は大きくなって、いい物を求めて購入したものです。
その二本のグレードは比較にならない程違うので、
いったんいい弓の魅力を知ってしまうと、
グレードの低い弓をサブとして使うには、かなり辛いものがあります。それに、ヴァイオリンを職業にはしておりませんので、
せっかく弾いているのであれば、いい道具でその時間を楽しみたいと思っています。
その上で、私のセカンドボウの使い方を述べれば、
・単なる予備
・毛替えの時の予備
・練習時にコルレーニョを弾くため
の3つとなります。
本番は良い弓で弾きますから、本番時のコルレーニョはまねだけです
(トラで出ているオケの方、ごめんなさい!)。
ちなみに、プロオケの演奏家が実際にオケで使っている弓のグレードですが、
その多くが、ヴァイオリンからチェロまでを問わず、
せいぜい数十万、高くても百数十万のオーダーみたいです。
その理由として考えられるのは、
・ソロじゃない。
・特殊奏法がでて来て、弓が痛む。
・道具だから、そんなに高いものは考えない。
ということでしょうか。
楽器本体も、かつて、あいさんも述べておられましたが、
プロオケの演奏家が皆さん一千万以上のものをお使いになっている訳ではないみたいです。
親しい某有名楽器店の店主も「アマの方が高い楽器を求める傾向にある」と言っていました。
投稿者:イブリー 投稿日時:2004/01/21 21:55 ---45.148.183
>弦喜さま、かめさま、YEさま
コメントありがとうございます。
メインボウ>セカンドボウ>サブボウ
の3種類に分けて考えるのがよさそうですね。
今は、ピ○マリウスのセットに付属していたア○シェの弓を使っています。
4〜5万程度の値札がついていた記憶があります。
満足のいく弓を買った暁には、この弓はセカンドボウというよりもサブボウの扱いになるんでしょうね。
この弓ではスピッカートとかかなり厳しく、楽器屋で試奏させてもらったギョームなんかは腰があって本当に弾きやすかったです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/21 22:31 ---115.112.194
イブリーさんのコメントに対して一言。
>> メインボウ>セカンドボウ>サブボウ
>> の3種類に分けて考えるのがよさそうですね。
話の流れでメインでないものを2タイプに分類するために、便宜上セカンド、サブという表現を使いましたが、これはそれぞれが明確な意味をもった弓を表す一般的な用語ではありません。(それが証拠に、かめさん,YEさんも違う意味で使っています。)
あくまでもその場限りの感覚的な表現ですので、その点誤解なきよう...
Q:私事につかってしまって申し訳ないのですが
投稿者:素人とちおとめ 投稿日時:2004/01/21 09:08 ---217.68.219
以前、弓について質問しました、素人とちおとめです。
お約束でしたので、かめ様に御連絡をさしあげたいと思いましたが、過去ログを見ましたら、もうメルアドへのリンクがなくなっておりましたので、Q&Aの趣旨に反する内容ですが、書き込ませていただきました。
かめ様、件の弓ですが、もうしばらく手元においてみることにしました。物惜しみではありません。当方、本当に素人ですし、ネット上でのやりとりにも慣れておりませんので、退け腰になっているということと、それとは別に、自分の練習不足で弓が扱えないだけではないかという気持ちもしております。実際、練習時間がほとんどとれていませんでした。
じっくり本気で弓につきあってみて、それでも「向かない」と思ったら、またご相談させてください。
たいへん遅くなりまして、もうお忘れになっていらっしゃるかもしれませんが、お返事させていただきました。
ストラッドさま、みなさま、用途違いの使用、大変失礼しました。
投稿者:かめ 投稿日時:2004/01/21 10:34 ---196.104.75
そうですか。わかりました。
ギヨームの弓、最初は新作ならではの固さを感じますが、数年使い込んだ後には
その材料の良さから非常に粘りのある良い弓に変わっていきます。
しばらくどんどんいじめてあげてください。
それでも納得いかないようなら、是非譲ってくださいね。
投稿者:素人とちおとめ 投稿日時:2004/01/21 18:37 ---217.68.219
かめ様、ご了解いただき、ありがとうございます。
またお世話になるかも知れません、よろしくお願いいたします。
Q:たくさんの楽器を扱っている店は?
投稿者:サラ 投稿日時:2004/01/20 13:04 ---228.166.13
まだまだ初心者です。
このたび楽器を買おうかと思っています。
以前、近所の楽器屋さんで弾き比べた結果、
カールヘフナーの音が気に入ったのでカールヘフナー#200
購入しようと思うのですが、
バイオリンは木製なので、一つ一つ
木目とかが違うと思うのです。なので、複数の楽器の中から
選びたいと思っています。
楽器をたくさん置いている東京近郊の店をご存知の方、
情報をいただけませんでしょうか。よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/20 15:39 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
東京で大きな弦楽器屋さんといえば
下○ヴァイオリン社
クロ○ワヴァイオリン
山○楽器
ヤマ○
ですね。量産品の在庫の数も多いと思います。
ただカールヘフナーの#200を複数在庫しているかは確認しておりません。
一度お問い合わせしてみてからお出かけください。それでは!
投稿者:Sara 投稿日時:2004/01/20 19:16 ---228.166.13
さっそくのご回答ありがとうございました。
教えてくださったお店、さっそく行ってみたいと思います。
ありがとうございました。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2004/01/20 23:34 ---209.68.3
サラさん 楽器選びをしている時はとても楽しいですね。
カールヘフナー#200がお気に入りのことですが、ストラッドさんがお答えしている比較的大きな楽器屋さんでも、同じメーカーの同じ型番をいくつもおいてあるところはないのではと思います。
自分も、以前子供のバイオリンを探す際、ヤマ○のブ○ビ○ールがよさそうと思い、探し回ったのですが、「同じ型番はもし入ったとしても2本くらいしか用意できない」といわれ、弾き比べることは出来ませんでした。ヤマ○のお店も都内にいくつかあったので、2ヶ所で同じ型番を弾き比べましたが、同時に弾けないのであまり違いがわかりませんでした。(もっとも、スズ○やヤマ○やカールヘフナーなど大手メーカーのバイオリンの場合、そのばらつきは少なく、下の型番が上のクラスを追い越すことはまずないのではと思います)結局その値段のクラスでは、あまり満足できる(子供ではなく自分自身が)バイオリンがなかったので、もう少しというかかなり高く予算を引き上げ自分用にバイオリンを購入、子供にはそれまで自分が使っていた楽器にとなりました。
そういった意味では、サラさんの気に入った近所の楽器屋さんのカールヘフナー#200のイメージ(聞こえてくる音や見た目の美しさ、楽器屋さんの対応も含めて)を持って、他の楽器屋さん回りをし、カールヘフナー#200と同じ予算内のバイオリンを弾き比べれば良い楽器にめぐり合えるのではないでしょうか。楽器屋さんは嫌がるかもしれませんが、時間が許す限り、何度でも弾き比べたほうがいいですよ。
それと、候補の楽器が2〜3本にしぼれたら、だれか少しバイオリンの弾ける人に頼んで、一緒に行ってもらったらいいと思います。楽器選びは他人のものでも、頼まれると結構楽しいものです。(プロの方や先生は嬉しいかどうかはわかりませんが、アマの人は結構うれしいものですよ)
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/20 23:48 ---221.9.121
大事な事を言い忘れていました。
当店でもカールヘフナー#200は扱って降ります。
注文されてからの取り寄せになりますが。価格には自信がございます。
以下のページで紹介しています。↓
http://www.strad.co.jp/stock/stk_koku3.html
当店の宣伝になって申し訳ございません。それでは!
Q:ラミーについて教えてください。
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/01/19 01:56 ---249.187.10
過去ログでヴォアランとラミーの関係について
説明があり、優れた弓を作った人物だったことがわかりました。
一方、別のログで、プレス製の安物ヴァイオリンを大量生産した
ラミーについても言及されています。
両者はどういう関係なのでしょうか?
どなたかご教示ください。よろしくお願いしいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/20 15:11 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
オールドボーで有名なラミーと量産ヴァイオリンで有名なJTL(Jerome Thibouville-Lamy)はまったく関係ないと認識していました。
改めて調べてみましたが、当店に資料では関係は見つけることは出来ませんでした。
名前がたまたま一緒なだけではないでしょうか?
どなたか情報をお持ちの方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
それでは!
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/01/20 22:50 ---249.187.10
両者は名前が似ているだけで
同一ではなかったのですね。
ありがとうございました。
Q:イタリアチェロの問い合わせ
投稿者:チェロ太郎 投稿日時:2004/01/20 00:04 ---179.58.87
イタリア製らしきチェロについて質問いたします。
先日、あるところで、下記のラベルのチェロを買いました。
「Giuseppe Nupieri fece in Rome 1986」
なんでも、この作者は、イタリアなどの楽器製作コンクールで、何度か入賞した経歴があるとのことでした。この楽器を作った当時は、70を過ぎていたそうです。
その作りは、本体が重く、板も厚くて、なりにくいです。
なぜか、ネックの根元に、明らかに接合した跡があります。
裏板の木目は、割ときれいです。
価格は、一般的なイタリア製としては安く、50万ほどでした。
ある職人に聞いたら、どうも寸法や仕上げが、イタリアのものでは見たことがない、
といわれました。
このNupieri氏は、本当に実在していた(あるいは、している)のでしょうか?
この券について、なにか知っている方がいたら、教えてください。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/20 15:23 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
Giuseppe Nupieriさんは実在しています。
それにしてもイタリアンチェロしては破格のお値段ですね。
イタリア語の資料に載っていましたが、訳す自身がございませんので
Buona liuteria.Modelli classici.Lavoro accurato.
Premiato nel 1976 a Bagnacavallo per un violoncell.
Nel 1979 alla 2 Triennale di Cremona e stato ammeso con un violoncello.
とあります。それでは!
投稿者:チェロ太郎 投稿日時:2004/01/20 16:09 ---186.71.1
ストラッド店員様
迅速なご回答、ありがとうございました。
製作者が実在するとわかって、安心しました。
但し、価格・仕上り絡み手、本物かどうか、という問題は残りますが。
そのあたりは、個人的にいろいろ調べていこうと思います。
ありがとうございました。
Q:教えて下さいm(_ _)m
投稿者:なな 投稿日時:2004/01/18 03:15 ---134.124.148
こんばんは!お手数ですが、フランスのCharls Jacquotという制作者について調べているのですが、見つからないのです。もしおわかりでしたらお教え下さい。
よろしくお願い致します!
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/20 14:38 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
Charls Jacquot 英文の資料にありましたので簡単に和訳いたします。
1804年Mirecourt生まれ。1819年ニコラス・アインの弟子になる。1880年パリで亡くなる。初期の作品はナンシーの特徴がでている。またMirecourtのスタイルにのっとっている。あまり上質ではない木を使用したとの記録がある。
ストラディヴァリ、ガルネリ マガーニモデルを作成、ニスの特徴はイエローレッドで明るすぎるのが特徴。音の特徴も派手な感じで、年月がたってもなかなか落ち着かないのが特徴。
と書かれています。それでは!
投稿者:なな 投稿日時:2004/01/20 15:25 ---255.184.226
ストラッドさんありがとうございました!今実はチェロ本体でよい楽器を探しています。生涯使っていこうと思っているので、いずれお世話になるかと思いますが、よろしくお願い致します。
親切なご返答等読ませて頂くと、親身になってくれるお店の姿勢の様なものを感じられます。
Q:楽器を休ませることの効果と方法
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/19 22:52 ---115.112.194
本内容のアーティクルが別の方向に向かっているようです。
興味ある内容ですので、僭越ながら、新たに仕切り直しさせていただきます。
1)ヴァイオリンを休ませること(楽器が常に受けているテンションを減らす、あるいはなくすこと)は、楽器の状態、音にとってよい影響を与えるのか
2)最適な休ませ方はどのようなものなのか
− 弦を少し弛めるのか
− 弦をすべて取り外すのか
− 魂柱もはずした方がよいのか
− 上記までやった上で、さらにテンションを少なくする置き方等あるのか
3)休ませる時間(秒/分/時間/日?)はどれくらいが最適なのか
について、情報をお持ちの方、経験をお持ちの方がありましたら、どんどん書き込みをお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/19 23:03 ---115.112.194
私が知っていることは、、
・有名なヴァイオリニストが、自分のストラディヴァリとまったく同じ寸法のコピーを作らせた上で、オフシーズンにストラディヴァリは休めるために楽器店に預け、その間コピー楽器で指慣らしは行う、という話を本で読んだことがある。
・雑誌(多分String)の広告(または記事)で、ある楽器店/楽器工房が、
「楽器を休ませることは効果があるので、楽器を預かって、魂柱含めすべてはずしてしばらく(うろ覚えですが1日か2日のいずれかだったと思います。)休ませて、再度セッティングを行って、代金*****円」
というコースを用意していた、のを見たことがある。
ということです。
残念ながら、普段使っている楽器はまだ若いものなので、自分でやってみた経験はありません。
投稿者:水鳥 投稿日時:2004/01/19 23:10 ---133.168.169
http://members.aol.com/gasuparo/doc.htm
上記URLは、都内某ショップサイト内のページです。
”弦・駒・魂柱・テールピース・顎当等”全てのパーツを外しこれらのストレスから完全に解放し24時間以上寝かせてあげて、更に最適なメンテナンスをし作品の持つパワーを存分に引き出す為のスペシャルプログラム
とのことです。
少なくとも、楽器を休ませることが楽器にとって良い影響を与える、
と考える工房があるのは確かなようですね。
このメンテナンス、私自身は利用した事がないので実際の結果まではわからないのが残念です。
どなたか利用された事のある方がいらしたら、お話伺ってみたいですね。
他店サービスの紹介になってしまいました。ストラッド様すみません。
投稿者:水鳥 投稿日時:2004/01/19 23:12 ---133.168.169
弦喜さま
コメントがかぶってしまいました。
おそらく、私の書き込みのお店と弦喜さまの読まれた記事のお店が、同じお店なのだと思います。
投稿者:YE 投稿日時:2004/01/20 00:48 ---10.118.45
この話題は非常に興味のあるところです。これまで私の見聞した、いくつかの対処を列挙すると、
1.緩めるかどうかに関して:
・緩めない。
・楽器の演奏後は必ず弦を緩める。
・1週間以上演奏しないときには緩める。
・1月以上演奏しないときには緩める。
2.緩めの程度に関して:
・演奏しない期間に関わらず、せいぜい半音下げる程度。
・演奏しない期間に関わらず、1音以上下げる。
・長期にわたって演奏しないときには1音以上下げる。
と、プロ・アマ・メーカー・ディーラー問わず、千差万別です。物理的には数十キロの加重が絶えず楽器に掛かっている訳ですし、金属・木材を問わず疲労による劣化は生じので、楽器を休ませるという発想は自然に思えます。バロック使用の楽器は、ガット弦の使用や駒の高さ等、現在のものより負荷が少ないので、モダン仕様の楽器がいくらバスバー等で補強をしているといっても、バロック仕様の楽器も「もち」は悪いかもしれません。しかし、それは百年二百年のオーダーでの話で、私はそこまで敏感になることはないと思います。むしろ、弦を頻繁に緩めることで生じるコンディションの変化の方が嫌です。楽器が安定するためには、同じ程度の加重をある程度の期間掛け続けることが必要だと思います。少なくとも、演奏の度に弦を張ったり緩めたりは、逆に楽器に悪い影響を与えそうです(楽器の接続部に生じる歪みの微妙な変化等も含めて)。以上のことから、私は、
・1月以上演奏しない場合は半音程度緩め、そうでない時には緩めない。
というスタンスを取っています。
投稿者:あい 投稿日時:2004/01/20 01:50 ---205.61.77
「あいの休ませ論」を書きますね。
3日のサイクルで(経験より3日が良いと判明)弦をすべて落とす。
落とすのは、ビロンビロン(張ってはいるが、音などほとんど出ない)にする。
1時間から1時間半くらいビロンビロンの状態にする。
湿度を量る(ケースと室内)
共に40%を切るようだったら、ダンピット。
さらに、温度が低い室内ならば、保温をする為(20℃以上25℃未満)に、
暖かい部屋と、もしどうしても室内が低いホテルに泊まるときは、保温の
銀の布(スーパーで売ってる)をケースに巻いて、優しく置いておく。
です。ポイントは、3日サイクルであることと、弦をビロンビロンにする所
1時間くらい休ませる所です。効果は絶大で、ほかにもっと良い方法があると
は思いますが、現在わたしの最良の方法です。それと、昔は音を2〜3つ落とし
ていましたが、結果的には効果が無いと思いました。
※ 劣化の激しい弦(E線などは、張力も強いので楽器に負担がかかる)は、
交換頻度を調整する必要があろうと思います。また、わたしはE線と
A線(コレルリとドミンント)は、劣化弦という認識のもとに、10日間
から最高14日間には交換しています。
投稿者:あい 投稿日時:2004/01/20 02:02 ---205.61.77
それと、もう一言
劣化する弦は、一般には「ぼろぼろになる」や「響きがなくなる」という
ものだと、一般書(書籍や雑誌)には書かれています。が、わたしが思うには
『音がつまる』
というのが、劣化の印だと思います。勿論、ちゃんと調整してある楽器でです。
その状態で音がつまるというのであって、不備な状態でのものではありません。
理由は、音のつまりはハイポジションで顕著です。わたしはドミナントを
使っていますが、ピラストロ系より時間とともに音がつまり易いのでしょうか。。。
投稿者:AS 投稿日時:2004/01/20 10:53 ---138.11.121
私の経験談(バイオリン)ですが・・・.
「楽器が鳴らなくなってきたなぁ」と思った時は,まずは弦を張り替えます.このときは一本づつ交換しますので,楽器にはテンションがかかったままです.
それでも「いまいち」というとき(なぜか本番が近い時に多い?)は,私は次のようなことをします.
弦をすべてはずす.
駒はもちろん,テールピース,顎当ても取り外す.
テールピースの下など,普段磨きづらいところも含めて徹底的にクリーニングする.
テールピースをセットして弦を張る.
クリーニングした顎当てをセット.
オマジナイ的要素が大きいのかもしれませんが,作業前後の音をそばで聞いていた人も「良くなった」と言ってくれること多いので,何か効果があるような気がしています.
作業時間は30分から1時間程度ですが,この間,楽器は弦の圧力から開放されていることになります.これは楽器が休んでいることの効果でしょうか?
なお,この方法は魂柱がきちんとセットされていること,楽器の取り扱いにある程度慣れていることが前提ですので,やたらと試してみることはお勧めできません.私の場合,こんなことをするのは年1回程度です.本当に調子が悪いときは,もちろん楽器店に直行です.
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/20 11:53 ---205.131.104
いらっしゃいませ、皆様。
楽器を休ませるかどうかの論議ですが、当店で感じたことをお話します。
まず楽器の経年年数によって考え方が違うと当店では考えています。
絶対的なことは言えませんが、若い楽器(製作してから100年〜150年)にはあまり必要性は感じていません。もちろん長期保管に関してはお話が違います。
製作してから100年〜150年以上経った楽器に関しては、時には休ませてあげる事も必要だと考えています。やはりお年寄りには無理をさせないという事ですね。
また古い楽器でも、調整したばかりの楽器は、出来るだけ弦を張った方がいいと考えています。板を空けた楽器など調整後すぐにはニカワなどがギッチリしすぎて音が硬くなる傾向を感じます。張力を掛けることによって、ギッチリしていたのが徐々に自然に戻っていく事を経験則で感じます。
また楽器屋特有のお話ですが、当店を含む楽器屋さんは、何十本という楽器をお店に吊るしています。その際に弦を張りっぱなししておく事によって、他の楽器を弾いたときに吊るしてある楽器に共鳴して、吊るしてある楽器も、吊るしてあるだけなのに、多少弾き込みのような恩恵を受けると今までも経験で感じます。あまり細かい実験はしたことはないのですが、上記のことがお店を経営しているうちに感じたことです。それでは!
Q:フランス製
投稿者:某都立高校管弦楽部1stVn.の男 投稿日時:2004/01/19 01:03 ---117.73.31
手前も弦一郎さんに関することは少々意見がありますが控えさせていただきます。
一人の批判に対してみんなが便乗してしまうと終わりがありません。
友達のバイオリンの弓はBene Bretonと刻印されています。
手前で死力尽くして調べた結果、フランス製とまでしかわかりませんでした。
このBeneBretonについてもっと知りたいので、知っていらっしゃる方、返信レスお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/20 14:55 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
Bretonというとまず最初に思いつくのが、フランスのファクトリーヴァイオリンです。
ただ手持ちの資料では弓にBeneのスタンプが押されているという記述は見つかりませんでした。
ファクトリーヴァイオリン以外では、FrancoisとJoseph FrancoisのBretonがいらっしゃいますが共に1700後半〜1800年前半の方です。いずれもBeneの記述はありませんでした。すいません。
どなたか解る方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。それでは!
投稿者:某都立高校管弦楽部1stVn.の男 投稿日時:2004/01/23 19:01 ---126.104.113
遅ればせながら、返信ありがとうございます。
やはり、資料の少ない弓のようですね。
どなたか他に知っていらっしゃる方がいらしたら
返信レスをしていただけたら幸いです。
では、コレにて失礼します。