弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:バイオリンの下取り価格
投稿者:あかずきん 投稿日時:2004/01/13 00:06 ---238.160.2
はじめまして。10年前に京都で10万円でバイオリンセットを買いました。
憧れだけで買ってしまい、1年ほどでやめ、ほとんど使っていません。
弓からはぼろぼろ毛がほどけています。楽器自体は全く傷はありません。
買う時にぽんと買ったので、どれくらいの価値があるのか、まったくわかりません。
教えていただけないでしょうか。
投稿者:山田 投稿日時:2004/01/13 00:59 ---161.212.66
はじめまして。率直に申し上げますと買い取りは不可能だと思います。
あかずきんさんのコメントを見ますとおそらく下取りではなく買い取りを
ご希望だと感じましたので。ただその楽器を下取りにして
新たに楽器を購入する場合は新しい楽器の値段を引いてくれるので
現実可能だとかんじます。
Q:Scott Caoについて
投稿者:ほしざき 投稿日時:2004/01/11 16:51 ---24.215.99
他店購入のものの質問で申し訳ありません。
Scott Caoのバイオリンを購入しました。
名前からして中国系の方とは思うのですが、どのような方なのでしょうか?
25万円というお値段からしてご本人が造られたものではないとは思いますが。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/11 23:48 ---115.112.194
まず、インターネットの検索エンジンで、例えば Scott Cao をキーワードに検索してみてはいかがでしょうか。
結構たくさんひっかかりますよ。
投稿者:よが 投稿日時:2004/01/12 10:10 ---98.76.32
http://www.scottcaoviolins.com/
がホームページです。
投稿者:ほしざき 投稿日時:2004/01/12 13:21 ---209.109.227
コメントありがとうございます。
英語は不得手なので詳しいことは分かりませんでしたが、自分の購入した楽器が型番から
Made in Scott Cao Workshop (Guangzhou, China)であることだけは分かりました。
Q:ネックの角度
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/01/07 02:38 ---249.187.10
数十年経過したらしいオールド仕上げ(ストラド風)の
ヴァイオリンを買おうかと思案中なのですが、スクロールの
向きが少し気になります。
テーブルに対して直角ではなく微妙に左手側に傾いているのです。
ネックはちゃんとついているので、最初の彫刻の時から
多少傾いて彫られたようです。
音色は綺麗なので気に入っているのですが、見た目が悪いというか
こういう細工の悪いものは音がよくても手を出すべきじゃないですよね。
まさか、オールド風だからと、わざとやっているとか?
そんな例をどなたかご存知でしたらご教示ください。
投稿者:YE 投稿日時:2004/01/07 12:30 ---219.232.195
「微妙」の具合が判りませんので、何とも言えませんが、
普通は気付かない程度のものでしたら、問題ないと思います。
銘器の中にも、そのような楽器は散見されますし、
実は僕の楽器も、テールピースの方からよく見てみると、微妙に傾いています。
ボディのつくりの方がはるかに重要ですね。
「スクロールもまっすぐ取り付けられないのに、
ボディを高い精度で作れるわけがない」という考え方もありますが、
そればかりは一台一台違うことですから。
また、レプリカの場合、そのような場所までそっくりに作る場合もよくあります。
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/01/07 20:34 ---188.203.19
ご教示、ありがとうございます。
8度ぐらいの傾きなので
かなり目立ちます。
某有名HPに「スクロールを見れば製作制度がわかる」と
大大的に書いてあるので、気にしてました。
どうやら件の楽器は、ネックを継ぎ直しているみたいで
スクロールもペグホールもゆがんで彫られた粗製品を
上出来のボディに後付けしているようです。
いくつか試した楽器の中で抜群の音色だったものですから
どうしようか思案中ですが、銘器にもそんなケースが
あるなら気にしないで使うのも悪くないですね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/07 23:35 ---115.112.194
スクロールの向きが少し傾いていたり、少しねじれている楽器は、結構多いように思います。
ご検討の楽器がどのランクのものかはわかりませんが、私がよく見る、50年〜100年くらい前の20万円〜100万円くらいの楽器では、あくまでも私の個人的意見ですが、感覚的には2〜3割は明確に傾きがあり、半分くらいは傾きがわかります。(サンプル数は100台程度ですが。)
傾いていないものにはなかなかお目にかかれないのですが、そういう楽器は傷も少なくあまり弾かれていない場合が多いような気がします。
傾いて彫られたというよりも、長年の間に弦のテンションを受けて、だんだんねじれてきたものが多いように思います。
古い良質のメープル材を10年以上自然乾燥させてから、しっかり乾いたゆがみの少ない状態で精度よく製作されることは、そのへんのランクの楽器ではあまりないからかもしれません。
誰が見ても傾きがすぐにわかるような状態でないなら、音と演奏性さえOKなら充分選択の余地ありではないでしょうか。(ネック自体のゆがみ、傾きは要注意ですが。)
名器と呼ばれる類にゆがみがどの程度あるのかは、経験がないのでわかりません。
投稿者:ヴィヨーム 投稿日時:2004/01/10 00:39 ---136.127.25
以前、ネックの振れについては私も気になって、永年イタリアで製作&リペアを手掛けて来れれた方に質問をしたことがあります。その方のお話ですと、1番線と4番線の張力の差を考慮してネックを4番線側から1番線側に微妙に傾ける考え方が伝統的にあり(勿論そうでない考え方もある)、それはその製作家若しくはリペアマンが意図して行なっていると思う、とのことでした。確かに板の厚さなど、マイクロメータで測るような精度で作られている弦楽器のネックが、何の考えもなく無造作に挿げられていると考えるのも却って不自然なようにも思えます。
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/01/10 00:39 ---249.187.10
検討中の楽器は100年ほど前のドイツ製だそうです。
価格帯もご指摘のランクです。
ボディにはかなり上質の材料が使われていて
細部まできちんと制作されています。
弾いてみると、G線やD線のハイポジションが
いとも軽快に、しかも艶やかな音色で音量豊かに
鳴るので感心しました。
しかし、ネックのスクロールの彫りが、なんともいい加減で
傾きも明らかに目立つので、ボディと同じ人が作ったとは
信じられません。ネックの根元のボタンの上に3ミリほど
の厚みの板を挟んでいるので、接ぎ直したときに
寸法が合わずに、そこで調整したみたいです。
ひょっとすると継ぎネックの代わりに、ありあわせの
ネックを接合したのかもしれません。
古い楽器で板が枯れていい音が出ているだけに
スクロール周辺の粗雑さが気になるのですが、
新作とは違いますから、そんなものなのでしょうね。
いろいろと、ご教示ありがとうございます。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/10 01:20 ---115.112.194
>ネックの根元のボタンの上に3ミリほど
>の厚みの板を挟んでいるので、
これは、指板が下がった時のネック上げの一般的な修理方法ですので、それがあるからといって、ネックを取り替えたあるいは継いだとは言えないと思います。
ドイツの手工量産品などの場合、分業で各パーツ作りを受け持つような場合がありますので、たまたまボディは上手な人が作り、ネックはヘタな人が作った、などという可能性もあります。
裏板・側板の材質に比べ、ネックがあきらかにグレードが違うような場合は、何かあったのかもしれません(裏板・側板は、自然で美しい虎杢が鮮やかにでているのに、ネックはまったく木目がないような場合)。
継ぎネックの場合、スクロールの付け根裏側に切り取って接続した跡がありそこで明確に木目の不一致が見られるか、ネックのボディー側取り付け部に板がはさまれたり(ボタンの上のように水平方向ではなく、縦方向に挟まれます)します。
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/01/10 01:36 ---249.187.10
・・量産品の場合、ネックとボディを分業で作ったというご説明で
納得がゆきました。ストラッド店主さんが量産品でも100年
ぐらい経って古くなると、いい音が出る場合があるとお書きに
なっていたことを思い出しました。
4本のぺグが逆ハの字形に並んでいたりするのも穴の
開け方が悪いのか、経年変化でそうなったのか
わかりませんが、気にしないで音色の良さを楽しもうと
思います。ありがとうございました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/10 07:24 ---115.112.194
>4本のぺグが逆ハの字形に並んでいたりするのも
逆ハの字形というのがイメージできませんが、その情報はまた別の意味を持ちます。
ペグの状態は目立つほど悪いのでしょうか?
もしそうであるなら調整状態の悪い楽器ということになり、もしその楽器を弦楽器店で購入しようとしているのなら、私はそのお店の営業姿勢を疑います。
ネックの角度を直すのは大仕事で時間がかなりかかりますが、ペグについては、比較的シンプルな修理:ブッシングというペグの穴埋めと再穴あけ、を行うことができますので、適切な長さの並行にならべたきちんとフィットしたペグの状態に調整して販売することは、弦楽器店の責任だと考えます。
個人から、あるいは弦楽器店でないお店で、未整備な楽器を安いからという理由で納得して購入されるのなら、それもありです。しかし、もし弦楽器店と看板をあげているところから20〜30万円以上するものを購入する場合は、
・購入後のアフターサービス(購入時からある不具合修理や、材料の発生しない調整)は無料でやってもらえるのか
・その店での買い換えの際には、購入時価格の7〜8割程度以上で下取りしてくれるか
は確認しておくことをおすすめします。
上記がNGの場合は、私でしたら、充分リスクを理解した上で覚悟して買うか、やめるかの選択となります。
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/01/10 10:22 ---249.187.10
弦喜さん 重ねてお礼申しあげます。
楽器はヴァイオリンの個人教授をなさって
おられる人からの譲渡で、楽器店や楽器商からではありません。
仕事でヨーロッパに行く度に、手ごろな古い楽器を
買ってこられ、お弟子さんたちに使わせているそうです。
見栄えというか、作りは今ひとつながら
エイジングによる音色の良さが認められ
その割に安く買えるので検討しています。
しかし、フィッティング全ての交換とぺグホールの
開け直しは必要な状態で
それらのコストを考えると本当にリーズナブルな
買い物かどうかは、微妙なところです。
いろいろと教えていただきましたので
よく考えて結論を出すつもりです。
ありがとうございました。
Q:ヴァイオリンの弓の装飾
投稿者:サハ 投稿日時:2004/01/08 19:17 ---109.255.236
はじめまして。約1年前にヴァイオリンを始めた者です。
質問ですが、弓の持つ所に黒い部分がありますよね。
そこには価格に応じて装飾が施されるらしいのですが・・。
私は三万円の弓を使っているのに、先生の予備の二万円の
弓のうほうが装飾が多いのです。
といっても、私のには「何も付いていない」のです・・。
ちなみに、どこのメーカーかは規約の四番目に振れるので書きませんが
結構有名らしいです・・。
こういう事はあるのでしょうか?
先生の弓の方が格段に使いやすく、さらに先生が私の弓で弾くと
「確かに使いづらい」との感想でした。
このように同じメーカーで私の弓のほうが値段が高かったのに
装飾無し、弾きづらいっということはあるのでしょうか?
しかも、さらに先端のネジを回しても弓が中々緩まないなど不具合
が多発しました。
近くに、弓を変えるつもりですが・・・。
こういう事はよくあるのでしょうか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/09 10:43 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
今回比較している弓は同じメーカーでしょうか?メーカーが違えば、当然ありえますし、同じメーカーでも年代によって違ったりすると思います。詳しくは直接メーカーにお問い合わせください。
二つ目のご質問ですが、値段的に量産品ですね。
量産品の場合、一定の品質を保っていますが、中には「あたり」と言える素晴らしいものもございます。結果的に値段を凌駕した使い勝手の弓というものが存在します。
当店の「ストラッド店主スペシャル」↓ですが、コンセプトはそのような弓を発掘するという事です。
http://www.strad.co.jp/stock/stk_tensyu.html
ぜひ一度のぞいて見てください。それでは!
投稿者:サハ 投稿日時:2004/01/09 17:42 ---109.255.236
御解答有難うございます。
ちなみに、先生の弓も私の弓も同一メーカーです。
そうですか、やはり年代でも違うのですね。
というか、この弓はヴァイオリン本体を買ったときに同じにセットとして
付いてきた弓なんですよ。
先生は明らかにおかしいっていてましたので。
次は先生の信頼している方と先生を通じて取引する事になったので安心です。
それと、「あたり」というものが存在していたのですね・・。
知りませんでした。量産品も馬鹿にできませんね(笑
そう言うものに一度出会ってみたいものですね。
話は変わりますが、「ストラッド店主スペシャル」を見ていて
弓だけではなく本体も見てみようと思い、見ていました。
そこで、
http://www.strad.co.jp/cgi/stock.cgi?mode=detail&no=va-0188
の、クラウディウ氏が試聴の為、弾いて下さっていた曲の名前を教えてもらえませんか?
いえ、さしつかえなければ、でいいのですが。
なぜかとても心に残りました。
では。
投稿者:かめ 投稿日時:2004/01/09 21:41 ---196.104.75
>クラウディウ氏が試聴の為、弾いて下さっていた曲の名前を教えてもらえませんか?
何曲か弾いていますが、最初に弾いているのはヴィヴァルディの協奏曲集
「調和の幻想」(「調和の霊感」というタイトルが付けられている場合もあります)
作品3のなかの第6番ト短調の冒頭部分です
投稿者:響子 投稿日時:2004/01/10 00:33 ---211.248.102
弓の装飾について補足です。
ある国産メーカーの場合ですが、
ランク分けをスティックの品質、フロッグの材質(プラスチックと黒檀)、金具、それからフロッグ中央の装飾の違いなどで行っているようです。
フロッグがプラスチックのものにはどれも装飾がありますが、黒檀のものは低価格のものにはないようです。(2000年の古いカタログより)
もしかすると、フロッグがプラスチックの装飾ありの弓、と黒檀の装飾なしのケースなのかもしれないですね。だとしたら、別におかしいことではないと思います。
弾きやすさは店主様が書いておられるように当たり外れなのでしょう。
Q:弦の種類について!オブリガート、ゴールド、・・・・・。
投稿者:某都立高校管弦楽部1stVn.の男 投稿日時:2004/01/02 19:20 ---117.73.2
初めまして。都立高校の管弦楽部でバイオリンを弾いているものです。
小さい頃からバイオリンを習っているので並に弾けてはいますがそんなことはどうでもよくて、弦の種類について質問したいと思います。いや、させてください。
現在、愛器はE線はゴールドブリカット0"27、他はドミナント・Stark(D線はアルミ)を使用しています。
はっきりいって、悪い組み合わせではないと思うのですが他の弦を使用してみたいと近頃思いました。
そこで使ってみたいと思っているのが、オブリガートかゴールドです。
私は一度も今の組み合わせ以外を使用したことはないのでかなり躊躇しているのですが、ずばりお尋ねします!
オブリガートとゴールドの特徴を教えてください!(もちろん、音色も)
希望としてはドミナントにはできない繊細かつ優美な音!(結構、無理があるかも・・・・)に近いもの。
オブリガートが一番、当てはまるものだと思うのですが、ガット弦のゴールドの方も目に留まってしまいましたので今日、ここに質問します。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2004/01/03 06:16 ---239.118.182
ドミナントのStarkは、非常に使い難い絃です。弾くのに相当の力と弓の強さが必要です。これを弾きこなしていらっしゃる 某都立高校管弦楽部1stVn.の男さんは、かなりの凄腕だと想像致します。
この辺りは弦喜さんにお任せしたいのですが、まず、
http://www.pirastro.com/pdf/Violin_Synthetic.pdf
http://www.pirastro.com/pdf/Violin_Gut.pdf
http://www.pirastro.com/homeset.html
http://www.stringsmagazine.com/issues/Strings95/coverstory.shtml
http://www.users.globalnet.co.uk/~leonid/violin_strings.htm
http://www.ifshinviolins.com/features_guide.html
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/report/saitenschpan.htm
をお読み下さい。
楽器と絃には相性がありますので、これが良いというのは実際に絃を張って、1週間程弾いてみないと良し悪しは解りません。
E線はゴールドブリカット0"27、他はドミナント・Stark(D線はアルミ)を使っていらっしゃった場合、それに相当する張力のゴールドはありません。日本には、オブリガートはMittelしかありません。そこで、人工素材絃は仕方なく、エヴァ・ピラッツィをお勧めします。ガットは、やはりテンションの関係上、オリーブのヘヴィーゲイジになるでしょうね。いっそのこと、ドミナントの延長線上に有るインフィールドの赤は如何でしょうか?
絃の張力を変えた場合、魂柱の位置の調整をし直す必要が有ると、カールフレッシュは言及しています。信頼の置ける楽器屋さんに御相談されるのが一番かと思います。
私の楽器に張った時のオブリガートの使用感は、ドミナントにオイドクサを混ぜて音に少し芯を付けた感じ、ゴールドは、オイドクサを少し荒くした感じです。
何れにせよ、現在の組合せから変えると、インフィールドの赤意外の絃では、音量を犠牲にする事になると思います。
御参考になれば幸いです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/03 09:22 ---115.112.194
某都立高校管弦楽部1stVn.の男さん、こんにちは。
私も弦一郎さんと同じ考えです。
現状使われている弦の選択は、パワー重視でガンガン弾くタイプにふさわしいものでしょう。
パワーを犠牲にして音質をとるなら、選択肢は多くありますが、今よりパワーがなくなるとフラストレーションがたまるのではないでしょうか。
・ドミナントから少し音色の傾向を変えるなら、インフェルドの赤
・パワー重視で、しっかり芯のある音を求めるならヘリコア(まずはミディアムから初めて、楽器が鳴らしきれるようならヘビーにもチャレンジ)*私はパワーと経済性故にこれを選択。
・若干パワーを犠牲にしてもガット的な響きを求めるなら、エヴァ・ピラッツィ(ガットのオリーブを目指した合成弦のようにきいています)
・ある程度音量が落ちてもガット的な柔らかい音を求めるなら、オブりガート(ガットのオイドクサに似た傾向の弦)
ゴールドは、E線を使っているのはよく耳にしますが、それ以外の弦を使っている人は私の身近ではいませんのでわかりません。ガットなら、オリーブ・オイドクサが定番だと思います。高価ですが、一昔前のプロがほとんど使っていたオリーブを一度経験するのも、合成弦の対極にあるガットの最高峰を知り自分なりの判断基準をもつという意味で価値はあります。(なみに、エヴァ・ピラッツィも同じくらいの値段です。)
投稿者:某都立高校管弦楽部1stVn.の男 投稿日時:2004/01/03 11:13 ---106.212.3
返信レス、ありがとうございます。
>ドミナントのStarkは、非常に使い難い絃です。弾くのに相当の力と弓の強さが必要です。これを弾きこなしていらっしゃる 某都立高校管弦楽部1stVn.の男さんは、かなりの凄腕だと想像致します。
いえいえ、ドミナントというとstarkしか店に無いんです(大きな専門ショップではないので)。そもそも紫のがドミナントだと思っていました。最近になってmittelとかも知りました。ですから凄腕ではごさいません。
もう少し、お話させてください。
弦喜さん、弦一郎さん、ありがとうございます。
お陰様で絞れてきました。
インフェルト赤、オブリガートのどちらかに。
それとちょっと思ったのですが、ドミナントmittelは如何なものでしょうか。
贅沢ですみませんが、今度ビバルディの「和声と創意の試み」の第7番ニ短調のVn.principaleを弾くことになっているのですが、その場合上記のどの弦が最もふさわしいと思われるか意見を伺いたいです。
やはりオブガートだと今より音量の減少が心配です。ですがブラームスのソナタとかバロックのコンチェルトの緩除楽章を弾くにはもってこいの弦だと思います。
ここいらですごく悩んでいます。
投稿者:あい 投稿日時:2004/01/03 11:21 ---205.63.73
某都立高校管弦楽部1stVn.の男 さん
弦一郎 さん
弦喜 さん
おはようございます。
質問を被せます。わたし個人がいつも思うことなのですが、
ガット色の強い弦は、音が良いということはわかりますが、
弾いている感触・響きが、発散傾向にあるため、音程感がドミナント
やインフェルド、トニカ等に比べてはっきりしないと感じて
います。わたしの楽器や腕前という問題もあるかもしれません
が、どなたの楽器を弾いても感じてしまうのです。
特に、ダブル(重音)など顕著です。
それと、4つの弦も同じメーカーの同じ手の弦の方が良いのでしょうか。
少し前は、太い2弦をオリーブ、A線をドミナントという音大生が
多かったなぁ〜と思います。千住さんも基本的に今のオリーブ+ドミですね。
ちなみに私は、ドミナント(AとG線)、インフェルド青(D線)コレルリ(E線)
という方針になっています。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/03 14:41 ---115.112.194
某都立高校管弦楽部1stVn.の男さん、
あとは、楽器との相性と、その人がイメージする音の領域になってきますので、まずはこれと決めたものを試してみるべきでしょう。それが、よいと感じるかどうかは、他の人間にはわかりません。
まずよさそうに思う方を張ってみて、あわなければ別のに替えるというスタンスで、もっともあうものを捜してはいかがでしょう。お金はかかるかも知れませんが、長い目でみたときには、広い目で見た自分の好みがわかりますので、充分投資する価値があります。なお結果的に、ドミナントに戻ってくるかもしれません。
曲についても、ビバルディをどのような解釈でどのように弾くのかにより、まったく求める音は異なります。(古楽的な演奏を追求するなら、裸ガットのコルダなどという究極の選択もあります。)
ブラームスとバロック緩除楽章、私は対極にある音楽のようにも感じますので、これについてもコメントは難しいですね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/03 21:20 ---115.112.194
あいさん、こんばんは。
いろいろな書籍をみた中で、同じ種類の弦でまとめなさいという記載は見たことがないのに対し、いろいろ組み合わせて使えばよいという記載は目にすることがあります。
私自身も、同じ弦でなければならないとは思っておらず、できればその楽器の特性にあわせて一番合う各弦をみつけるのがベストだと思っています。(なかなか金銭的な理由で、いろいろ確かめることは困難ですが。)個人的には、少し前に、ドミナントではA線で雑音が多く、少しひっくり返る感じがあるので、A線だけをヘリコアに替えていい結果が得られたことがありました。D線が弱い、G線が弱いという楽器は結構ありますので、弦による補正は当然ありでしょう。
これも私見ですが、注意することは弦の太さだと思います。例えば、ドミナントは結構太めで、ヘリコアはかなり細いです。この場合、D線だけをヘリコアにすると、A線よりもD線が細くなり、演奏感がよくないのと、またD線を弾くときに他の弦に触れやすくなります。
また駒の弦を置く場所のくぼみは、弦の半分が頭を出すくらいがベストときいていますが、弦を変えることにより、大きく飛び出したり、逆にひっこんだりします。弦の組み合わせを変える度に駒を新しく作ることは非経済的ですので、ベストの演奏性を考えた場合、太さの大きく異なる弦を都度自由に組み合わせるのは難しいとは感じています。
もう一つの質問については、自分としての実感がないのでお答えできません。これはあくまでも推測ですが、基本周波数(基音)と倍音のバランスが、弦の種類によって違うのかもしれません。人によっては、基音が小さく倍音が強くでる方が音程感が損なわれやすいのかもしれません。(私はヘリコアなどのスチールフィラメントコアのものに比べ、ドミナントなどの合成弦も発散傾向?が強いように感じています。)
投稿者:あい 投稿日時:2004/01/04 01:06 ---205.63.130
弦喜さん
アドヴァイスありがとうございます。ヘリコアは使ったことがないので、どれくらい
細い弦なのかわかりませんが、スチール弦でありながら、触った感じがスチールとは
思えないほど、柔らかいと聞いております。
確かに、ドミナントのA線は雑音が出やすい弦だと私も思います。それに代わる
弦をいろいろ試しているのですが、どれもこれも一長一短で、ドミナントに落ち着きました。
インフェルド赤はドミナント系列の中で、一番サウンドが良いと思いますし、
雑音もドミナントに比べると無い弦ですが、パワーに欠けることと、前のコメントにも
書いた通り、ドミナント系列の弦の中では、発散傾向が強い(わたし風に簡単に言えば、
音程を取りずらい)ので、今は棚に上げています。残るは、"トニカ"か"シノクサ"を順に
試していくだけですが、同僚の楽器に張ってあった"エヴァ"もいいかもしれません。
最後に、楽器の保存状態が弦の能力を引き出すか否かがあろうと思います。
適温・適湿度の時は、ドミナントAも雑音はしません。わたしの楽器は、外気の
影響を受けやすい楽器でして、管理が難しいです。乾燥しすぎた次の日に雨なんか
降ると、想像以上の能力を出す楽器でして、扱いが難しいです。。。
常に最適の環境を作るために、デジタルの湿度・温度計をケースにいれ、データ
を取っています。
あい
投稿者:弦一郎 投稿日時:2004/01/04 02:17 ---239.118.182
私は、ドミナントはStarkとMittelしか使った事は無いので、Weichの色は知りません。
(絃の袋の文字は小文字で始まるのですが、私は最初を大文字にする方が好きです)
私のドミナントのStarkはペグ側が緑色、Mittleは紫色です。
某都立高校管弦楽部1stVn.の男氏投稿
>いえいえ、ドミナントというとstarkしか店に無いんです(大きな専門ショップではないので)。そもそも紫のがドミナントだと思っていました。最近になってmittelとかも知りました。ですから凄腕ではごさいません。
****この段の紫は、緑のお間違いではないでしょうか?
絃の選択は、楽器、奏法、美意識、曲、耳の感度との相性があります。
私の楽器で私が私の弓で奏く場合、全ての曲で、状況の許す限りオリーブで奏きます。舞台が極端に蒸し暑い、照明がキツイ等の問題がある場合だけ、エヴァ・ピラッツィの人工的ワイドレンジ感覚がどうも好きになれず、調弦の安定性、絃の切れ易さを考慮し、オブリガートを使います。但し、オブリガートの場合でもE線だけは、オリーブのStarkを使います。観客席では、音量の違いが解っても音色の違いは殆ど解らない事は良く承知しています。
個人的に、金属絃・人工素材絃・羊腸絃には、適切な奏法が違う様に感じます。羊腸絃では音を「練り込む様な」運弓が要求され、金属絃は音を「はじき飛ばす様な」運弓が要求される様に感じます。人工素材絃は、これらの間だと感じます。私は露西亜型運弓方の先生に就いてヴァイオリンを始めましたが、その後、色々な先生方の薫陶を受け、現在の運弓に辿り着きました。基本的には色鮮かな深く輝かしい音色を紡ぎ出す事を指向して居ますが、くぐもった様な音色や噎び泣く様な音色も出そうと心掛けます。本気で演奏する時には、全身全霊を掛けて「この場で死んでも良い」と思って奏きますから、最高のものを奏かないと、成仏出来無い様に思います。だから、「『和声と創意の試み』Vn.principaleを弾くことになって」も、私はオリーブを選択します。
弦喜氏投稿
>「ベストの演奏性を考えた場合、太さの大きく異なる弦を都度自由に組み合わせるのは難しい」
*****御指摘の件は、蝋紙を駒の上の窪んだ所に貼る方法があります。
愚見、御参考になれば、幸甚です。
投稿者:某都立高校管弦楽部1stVn.の男 投稿日時:2004/01/08 23:37 ---106.212.252
みなさん、返信ありがとうございます。
色んなお話を聞けて、書き込みした甲斐があったと十分に感じています。
まずは訂正します。
最初の投稿の時に
現在、愛器はE線はゴールドブリカット0"27、他はドミナント・Stark(D線はアルミ)を使用しています。
と投稿しましたが、これは間違いでした。StarkではなくMittelでした。
すみませんでした。
結局、ドミナントから遠く離れないようにと思い、インフェルト赤を使ってみようと思います。
E線のゴールドブロカットが黒ずんでしまっていたのでE線は一足先にインフェルト赤にしました。
ゴールドブロカットより繊細な響きが感じられていてインフェルト赤が期待できそうです。
みなさん、ありがとうございました。
長いスレになってしまい申し訳ございませんでした。
それでは、また。
Q:エンドピンについて
投稿者:さる 投稿日時:2004/01/06 02:35 ---18.162.11
はじめまして。チェロのレイトスターターです。いつも読ませて頂いてます。
先日、弾いている時、楽器の駒が右側(低弦側)にずれている様な気がして直そうとしたところ、エンドピンの穴の位置が楽器の中央ではなく、低弦側に4ミリほどずれているのを発見しました。中央にあるのが正しいと思うのですが・・・。正しい位置を教えて頂きたいと思い、投稿しました。また、この状態だと音にどういった影響が出る(出ている?)のでしょうか。ずれているとして、修理する必要があるのかどうか、もし修理すればどのくらいの費用や期間がかかるのでしょうか。(楽器は88年ドイツ製。その他の寸法も測ってみましたが、正しいようです。音はちょっとうるさい感じがしますが、大きな不満はありません)
ご存知の方、ストラッドさん、よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/07 16:20 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
正確には見てみないと何も解りませんが
まずエンドピンの正確な位置は中心が正しい位置です。が4ミリとの事なので十分許容範囲です。楽器の個性といっていい範囲だと思います。
製作者がなぜ4ミリずらしたのかは本人に聞いて見なければ解りませんが、ただ単に測り間違えたのか、それとも何かしらのバランスを取る為にその位置がずれている、など想像は出来ます。もし後者であれば直す事によってバランスが崩れて逆効果となる恐れもあります。修理する必要はないとは思いますが、もし修理するのであれば、期間は一週間で料金は1万5千円前後だと思います。それでは!
投稿者:さる 投稿日時:2004/01/07 22:38 ---142.245.77
ストラッド様、レスありがとうございます。特徴の範囲内で、修理すると逆効果のこともあるのですか・・・。どうするかしばらく考えてみます。ありがとうございました。
Q:弦
投稿者:森 投稿日時:2004/01/06 09:45 ---106.200.9
はじめまして。いつも拝見させて頂いています。こちらで回答されている方は、楽器にとても詳しい方たちが多いですね。私にも質問をさせてください。私の楽器はA,E線の響きというか、鳴りかたがG,D線に比べて弱いのです。この場合、A,E線の弦を種類の違うものに交換すれば、なんらかの効果はでるのでしょうか?また、鳴りをよくしたいときは、どのような弦を張ればよいのですか?エヴァとかですか?
いまの弦は、全てインフェルト赤です。楽器の調整は定期的にしています。楽器個々の性質があるので、一概には言えないのかもしれませんが、よろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/06 22:59 ---115.112.194
定期的に調整されているとのことですが、その時に現在思われている不満点(低音弦に比べ高音弦がならないこと)を職人さんに伝え、改善するように要望していますか?
私は、低音弦と高音弦のバランスを変える上で、まず一番にすることは魂柱の位置調整だと思っています。魂柱の位置が少し変わるだけで、びっくりするくらい、音質もバランスも変わるのです。
ですから、私は高音と低音のバランスの悪い楽器がある場合は、まずその旨弦楽器工房の職人さんに伝え、イメージする音に近づけるように魂柱位置調整(必要があれば魂柱交換も)を行います。一例ですが、
「(私)ちょっと高音がきつくて低音が弱い気がするので、低音が出やすいようにしてください」「(職人)じゃあ、少しだけ魂柱を中心寄りに動かしてみましょう」「(私)今度は低音は強くなったけど、ぼけた音になったので、少し戻してもらえますか」「(職人)じゃあ、先ほどとの中間くらいにして、さらに少し駒よりにしてみよう」「(私)なかなかいい感じなので暫くこれで様子を見ます」、
といった具合に、カットアンドトライで好みのポイントをさがします。職人さんも演奏者が求める良い音を出そうとしていますので、数回なら嫌がらずにやってくれます。
インフェルド赤のA、E線は決してG、Dに比べ弱くはありませんし、それ自身弱い弦ではありません。弦でバランスをとるとすれば、A,Eを強くするのは難しいので、音量の小さい弦をさがしてG、Dに張ることになりますが、全体的に音を弱めるのであまりよい解決方法になるようには思いません。
その他、駒、テールピース、顎当てなど、音量バランスに影響を与えるパーツがありますが、やはり最初に書いた魂柱がもっとも効果があると思います。
投稿者:森 投稿日時:2004/01/07 00:08 ---117.98.67
弦喜さん、回答ありがとうございます。
楽器の調整時に各弦のバランスを良くしたい、と要望を伝えたことはあります。そのときに、楽器屋さんの勧めで魂柱の交換と位置の調整をしました。正直、思っていたほどの効果は無かったのですが、魂柱の交換調整までしたのですから、私の楽器の限界だと思います。ただ、その楽器店は職人さんが常駐していないので、一度楽器を預けて後日引取りに行くという形だったので、弦喜さんが書かれたような、職人さんと自分とのやり取りはしていません。私の楽器は表板が少し厚いらしく、高い音が響きにくいみたいです。G線などはバリバリに鳴るんですけどね。
逆に低弦線を弱くして、バランスを取るというのは盲点でした。でも、全体の音量を下げてしまうのも、なんだか寂しいですね。悩んでしまいます。
弦喜さん、貴重なご意見、ありがとうございました。
投稿者:あい 投稿日時:2004/01/07 02:57 ---205.62.150
たしかに、魂柱がサウンドを決定する要素が高いと、私も思います。
駒もテールピース等の種類や調整も音にかなり影響すると思いますが、
部品交換をしないという前提では、やはり魂柱であろうと思います。
弦喜さんがおっしゃる表現は、非常に丁寧でわかりやすいと思います。
調整の時の、弾き手と職人さんとのやり取りが臨場感たっぷり伝わります!!
ただ、プロ・アマ問わず、それぞれの楽器の特徴や性質で、数日弾いてみないと
”ばっちりOK!!”となる魂柱の位置がわからないことがありますので、
こまめに今の調整(魂柱の位置)がいいか、少しずつ直していく気持ちが大切
だと思います。一度、その位置を決めれば、あとは定期的な調整で魂柱の位置を
あえていじらない調整が始まりますので、気は楽になります(わたしの経験談です。)
また、弦はいろいろ試した方が宜しいと思います。弾いている人と聞いてくれる人
とのサウンドの差や、楽器の弱点を補う弦をE,A,D,Gそれぞれ探すことは悪くない
と思います。わたしは弦喜さんとは逆の意見で、インフェルドの赤は直接的な
音で、発散傾向が強い(良く響くけれど、つかみ所がない響き・音程が取りずらい
良く言えば重厚で落ち着いた音となるのだろう)なので、総合的に強い弦という
認識ではないです。が、聞き手はとてもよく響いているといわれます(他の弦との比較で)。
ただ、弾いている感覚でインフェルド赤は高弦(E,A)では、その発散傾向無駄に発散される
とわたしは考えています。私ならば、しっかりとした弦(すこしごわつく弦・音量と輝きが
あるドミナント)をあえて選び、本来の楽器の能力を引き出したいと思います。
通常、低弦の鳴る楽器は、比較的音量を備えた楽器が多いでしょうから、可能性は
高いと思います。また、ピラストロ製の弦をあえてチョイスすることも悪くないと
思います。いろんなチョイスや考え方があろうと思います。私の楽器も思案中です!!!
あい (インフェルドの赤を好む楽器は、元から明るい響きのある楽器だと思いますね。)
投稿者:森 投稿日時:2004/01/07 19:53 ---96.19.159
音の発散傾向はなんとなくわかるような気がします。側で聞いていると、A,E線もそれなりに響いていると,言われたことがありました(弾いている本人は、なんだか弱いなあ、と思っているのですけれど、、、)。
あいさん、弦喜さんコメントありがとうございました。人の経験や情報はとても参考になります。私も楽器の調整を含め、いろいろと試してみます。
Q:楽器の素性を知りたいのです
投稿者:ふるぴー 投稿日時:2004/01/04 22:18 ---127.18.6
はじめまして。
私のチェロは、15年程前に楽器店で120万円で購入しましたが、
ラベルが無く、約60年以上前のドイツのものではないかとの話でした。
楽器の裏板ネックの付け根あたりに、次の刻印があります。
G.HERRNSDBRF
0.00X0000X00
Xの部分は鮮明ではありません(0は正しいと思います)
また、指板上げをしております。
以上のことで、製作者や年代など詳しいことが解れば教えて
いただきたいと思います。
投稿者:響子 投稿日時:2004/01/05 03:23 ---223.93.164
綴りはHerrnsdorfである可能性のほうが高いと思われます。
知ったかぶりですみません。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/01/07 16:08 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
G.HERRNSDBRFとHerrnsdorf 共に調べてみましたが解りませんでした。
申し訳ございません。どなたか解る方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。それでは!
Q:リペアについて
投稿者:pupuniu 投稿日時:2004/01/02 10:50 ---128.229.85
最近表板の歪みに気付きました。(ヴァイオリンです)
普通に構えた状態で右側(柱の立っている方)のFホールのフレット寄り角が
かなり上がっていて(横から見て飛び出しているほど)
手前側角は下がっています。
指版も下がっているのか定規を当てて表板から1,5cmしか空きがありません。
どのようなリペアを行えば良いのか、またおおまかな料金は
どのくらいかかるものなんでしょうか?
よろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/01/02 14:14 ---115.112.194
ストラッドさんでの修理代を、このホームページのトップ→メンテナンスから見ることができます。
魂柱が長い時に、右側fホール付近が盛り上がります。まずは、魂柱の交換・調整が最優先です。(すでに楽器自体が変形しきっていないことをお祈りいたします。)
またネック下がりにはネック上げ修理で対応します。
一般には15mmはかなり下がった状態でしょうが、スタイナーモデルのようなボディーが盛り上がった形状のものだと下がったとは言い切れませんので、まずは職人さんに見せて判断すべきでしょう。
またネック上げを行うと、当然、駒の交換・調整が必要になります。
さらに、そのようにネック下がりが発生しているような古い?楽器の場合、指板がボディ側に曲がってきていることがよくあります。橋のように盛り上がるのは正しくなく、指板の面が中央部で1ミリほど下がるくらいの逆アーチが正しい指板のカーブです。
盛り上がっている場合は、指板削りが必要です。
加えてそれだけ楽器が歪んできていると、割れが発生していたり、表板・裏板が一部側板から剥がれている可能性もあります。この場合、ニカワでの接着が必要です。
投稿者:pupuniu 投稿日時:2004/01/06 09:17 ---0.212.25
昔、魂柱を替えたので柱が長すぎて歪んでしまった可能性を
考えもしませんでした。その時駒も替えました。
何所も割れたりはしていないのですが、
なんとなく全体が歪んでいるような気がしてならないので
一回専門家に見てもらいます。
ストラディモデルでボディも平らな方なのですが
ネックがボディ側に曲がって来ているとは思えません。。。
お財布もちょっと寒いので、魂柱を短めに交換する線であたってみますね
ありがとうございました。
Q:violin 弓について教えてください。
投稿者:apple 投稿日時:2004/01/11 11:35 ---174.37.43
いつも楽しく拝見させていただいてます。
今violinの弓の購入を検討しています。
お店をまわって紹介していただいた弓で、3つほどいいと思えるものがありました。
1.Louis Morizot
2.HUSSON Auguste
3.André.Vigneron(息子?)
この3人の製作者とその製作者がつくる弓の質について教えていただきたく投稿させていただきました。
よろしくお願いいたします。
投稿者:かめ 投稿日時:2004/01/13 08:53 ---196.104.75
3人それぞれに有名な方です。
ただ、その質などを問われても、手工品ですからそれぞれ善し悪しがあります。
なので、知名度やリセールバリューなどを気にせずに、自分に一番合った弓を
購入され、その後、自分が選んだ作者について調べた方が良いと思います。