Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:教えて下さい。
投稿者:taka     投稿日時:2004/01/26 20:11  ---220.198.139

はじめまして。
HPを拝見、、拝聴しました。
楽器の音を聴かせてくれるなんて、、驚きました。
私はイタリア製P・ベットーリのVaを十数年前に購入して使用してきました。
兄はコンペで賞を取ったとかきいております。
パウロは弟だと思いますが、その後はどうなったのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/01/27 12:06  ---205.131.141

いらっしゃいませ、

Paolo Vettoriさんですね、イタリアのコンテンポラリーの製作者ですね。
資料にも載っておりますが、その後というのは解りません。すいません。
どなたかご存知の方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。それでは!

Q:弓の張替えについて教えて下さい。
投稿者:Kayo     投稿日時:2004/01/25 15:19  ---97.179.31

子供用のヴァイオリン1/8 の弓の張替えについてですが
どれぐらいで張り替えるのがよいのでしょうか?
使用し始めて 2年近くなります。
中古で譲っていただいたので その前どれぐらい使用していたか
定かではありません。

投稿者:かめ     投稿日時:2004/01/25 23:17  ---196.104.75

最低でも1年に1回、
できれば半年に1度は張り替えた方が良いと思います。

毛が古くなると、松ヤニの乗りが悪くなったり、毛が伸びてしまって
必要以上にスクリューを巻かなければ弓を張ることができなくなります。
そうすると、弓のバランスも変わってきますので、特に子供のうちは
なるべく良い環境で練習させてあげた方が上達は早いと思います。

投稿者:KAYO     投稿日時:2004/01/26 15:32  ---132.81.110

ありがとうございます。
そうなんですね・・・。
すぐにでも張り替えたほうが良さそうですね。
ストラッドさんで 宅急便でお送りして
張り替えはしていただけるのでしょうか?
すみません。近くでそういう楽器店を知らないので
ネットでいろいろ探して こちらに辿り着きました・・・。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/01/27 10:38  ---205.131.104

>ストラッドさんで 宅急便でお送りして
>張り替えはしていただけるのでしょうか?

はい、可能です。ただし送料がかかります。

また郵送する際の注意ですが、必ず楽器のハードケースに入れてください。
弓単体のハードケースというのもございますので、もしそれがあればそちらでも大丈夫です。

あと当たり前のことだと思いますが、弓は必ず緩めた状態で送ってください。
それでは!

Q:弓の節についてお聞きします。
投稿者:点子     投稿日時:2004/01/25 17:29  ---115.128.126

はじめまして。いつも参考にさせて頂いています。
弓の節についてお聞きしたいのです。弓には節がない方が良い、とある本に書いてありましたが、最近購入したばかりの、J.S Finkelの定価25万円の弓に直径2mmくらいの節が一カ所(左右で二つ)あります。初めて弓を買ったので、よく分からず、きちんと見なかったのが悔やまれるのですが、購入した楽器屋さんに言って、取り替えて貰うべきでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/01/26 14:46  ---205.131.104

いらっしゃいませ、

弓に節があるとその部分だけ強度が強くなるので全体的のバランスが悪くなるという事とやはり見た目の問題が大きいと思います。

ただ、店主が今まで経験した中で、節のある弓は意外と機能的に優れているものが多いといっておりました。
いわそういう理由で個人的には節のある弓は好きだそうです。

>購入した楽器屋さんに言って、取り替えて貰うべきでしょうか?

点子さんがどうしても節が嫌であるならば、交渉する事はおかしいことではないと思います。ただ買って何ヶ月も経っていると取り替えるのは難しいと思います。それでは!

投稿者:点子     投稿日時:2004/01/26 23:17  ---115.128.126

ご返答に感謝致します。
好きな弓なので、このまま使おうと思います。

Q:左手人差し指の緊張
投稿者:永遠の初心者     投稿日時:2004/01/26 14:53  ---142.56.233

バイオリンの演奏方法のことで質問いたします。

わたしはバイオリンを始めて7年くらい経つのですが、左手の弦を押さえる指の中で1の指(人差し指)だけがひどく緊張して自由がききません。
ヴィブラートはおろか、ただ押さえるだけでもプルプル震えてしまうこともあるくらいなのです。人差し指以外(中指・薬指・小指)は普通に押さえることはでき、ヴィブラートもそれなりにかけられるのですが、人差し指だけはダメです。
ここの掲示板の過去ログも参考にして親指の位置などもいろいろと変化させてみたのですが、やはりいまひとつ力が抜けないのです。

原因や直すためのよい方法などありましたら教えていただけないでしょうか?
また、同じようなことで悩んでいる(悩んでいた)方いませんか?

投稿者:アンジェパパ     投稿日時:2004/01/26 22:28  ---120.94.30

 よく分かりませんが。

 例えば、指を立てるという意識を捨てて、べっちゃりと指をつぶして押さえてみたらどうでしょうか。(指を立てなくてはならないという意識を完全に捨ててしまうのです。)

 その時、親指もしっかり出してみて。

 パールマンやミンツのようなシフティングにするのです。

Q:バイオリンについて
投稿者:アロマ     投稿日時:2004/01/24 09:50  ---247.77.245

初めまして。今楽器の買替えを考えています。フランスのオールドバイオリンでCLOTELLE(GLOTELLE?)
というラベルがあったのですが、何か知っていることがあったら教えて下さい。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/01/26 14:25  ---205.131.104

いらっしゃいませ、

GLOTELLEが正しいと思います。
資料を調べてみたのですが見つけることが出来ませんでした。
Webで調べてみたところ、取り扱っているお店がございましたので
そちらのお店にお聞きすれば、詳しいことを知っているかもしれません。

検索サイトで「GLOTELLE」と検索すれば出てきます。それでは!

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/26 18:24  ---115.112.194

CLOTELLE,H.という人がW.Henleyのヴァイオリン製作者事典にのっています。
ストラッドさんがいつも調べられている文献はこの本だと思っていたので、回答があるものと思って傍観していましたが、資料にないということなので内容を引用してお知らせします。(英語力に自信がないので、間違えていたらすいません。)

Mirecourt/ミルクール(*1)でLaberte-Hubmert(#2)のために働いていた。
上級の出来映えの作品。スクロールは、エッジはシャープだが、美しく仕上げられている。
深いラディッシュブラウンのニスは、見た目もよく弾力がある。
Trade楽器(*3)としては、素晴らしい音の響き。
ラベルは、
-----------------
Lutherie artistique
H.Clotelle
Annee 1891
------------------

------------------
H.Clotelle
------------------
以上引用終わり。(#1)〜(*3)は私の補足ですが、
#1:フランスにおけるヴァイオリン製作の中心地(イタリアのクレモナのようなところ)
#2:当時有名であり大量に楽器を輸出していた、フランスのヴァイオリン工房(というより工場)
#3:大抵は当時アメリカなどに大量に輸出されていた量産楽器(手工品、手工量産品からプレスまでグレードは様々)を指します。今で言えばSUZUKIやK.Hofnerのヴァイオリンのようなものでしょうか。

Q:楽器のラベルの見方
投稿者:jasmin     投稿日時:2004/01/25 20:34  ---161.40.124

はじめまして。このような質問をしてよいのかわかりませんが、今日、何でも鑑定団で
150万円で購入したバイオリンが800万円の価値があるの出たので、気になってメールを
させて頂きました。
私のバイオリンは5年ほど前に購入したのですが、ラベルには
A Gotti
A Lunno di Ettore Soffritti
face in ferrara l'anno 1979
という様に書かれています。年号は1919か1979かよく見えないのですが1979に近いと
思います。
先生はコピーだけど良い音が出るとおっしゃっていました。
私も音が気に入ったので愛用しています。
現在、どれほどの値段で売られているのか気になったのでお教え下さい。
宜しくお願い致します。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/01/26 15:09  ---205.131.104

いらっしゃいませ、

A Gottiは1902年生まれでferrara 制作活動をしたイタリアンモダンの製作者です。
真作であれば現在は300〜600万が市場価格だと思います。

先生がおっしゃるとおりコピーだとすると、実際に見てみないとなんともはいえません。それでは!

Q:G線のこもり
投稿者:Terry     投稿日時:2004/01/21 07:54  ---110.157.66

私の楽器のことですが、G開放弦のピッチカートをしたとき、響かないというか、余韻が無いというか、オープンに鳴らないのですが、どういう問題が考えられるでしょうか?弦のせいかと思っていろんな弦を試してみましたが、張った直後は良いのですが、約2分後にはまたもとの様に、ブツッというようなかんじで、後鳴りがしないのです。どうか宜しくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/21 13:07  ---115.112.194

型どおりのコメントとしては、
「弦楽器工房/弦楽器店に持っていって、専門家に現物を見せて確認してもらってください。」
です。いろいろな原因が考えられるでしょうから。

その楽器は、最近プロにより充分調整された、あるいは状態を確認してもらったものでしょうか。そうでないなら、楽器全体をまず調整に出すところがスタートでしょう。

もし調整もきちんと行い、プロが見てもその現象が取れないというのであれば、それがその楽器の個性である可能性が非常に高くなります。

そのような楽器に当たったことはありませんが、少ない経験から可能性を示唆するとすれば
・G線のその音に強いウルフ(/ヴォルフ)があり響かない。
  過去、G線開放にウルフがあるヴァイオリン、E線開放にあるヴァイオリン、
  C線開放にあるヴィオラ、A線開放にあるヴィオラ を経験しています。
  これは、ある程度は魂柱位置等の調整で押さえ込める可能性があります。
・ナット、駒、テールピースの弦支持部が正常でなく、響きを殺す。
・指板が逆剃りしているなどで、弦の高さが正しくなく、指板に触れて音が死ぬ
・魂柱位置等が正しくなく、G線が出にくいセッティングになっている。
・経験はありませんが、バスバーの状態がよくない?
・単純にピチカートのやり方がまずい。弦をしっかりと横方向に駆動できていない。
くらいでしょうか。

投稿者:YE     投稿日時:2004/01/21 16:18  ---158.124.208

弦喜さんに補足ですが、バスバーが弱すぎてG線のピチカートが鳴らない状態を
経験したことがあります。

その時には、バスバーの交換により、特に下の弦の鳴りがかなり改善されましたが、
大修理なので、駒や魂柱の状態のチェック等で改善されなければ、
検討されてもいいかもしれませんね。

それから、弦喜さんも述べておられますが、
ピチカートの仕方により、かなり響きは変わります。
かつて、BPOの安永氏のソロの伴奏を勤めた際、氏が見本として示して下さった
たった一つの音のピチカートがホール中に響き渡り、
しかもかなりの余韻を残していたことが、今でも忘れられません。
音の余韻がなくなった後、身じろぎもしなかったオケ中から
深い驚嘆と溜息の声がもれました。
若干本題とはそれますが、参考までに。

投稿者:terry     投稿日時:2004/01/21 23:09  ---110.157.66

早速ご返答を有り難うございました。最初にも言いましたが、G線の開放弦だけであり他のG線上のピッチカートは普通に鳴ってくれるのです。弱いヴォルフ音はG線上のハイポジションのCとCisにあります。職人さん(世界的にも有名な方です)にも持っていきましたが原因が分からない、私のような楽器では普通そういう風にはならないのにと言っていました。やはり原因はバスバーに有るのではないかとも言っていましたが、、、 バスバーを変えるのにも、お金がかかるしやはり交換する資金ができるまで待つしかないのでしょうか。それと交換しても今迄のような音がでなくなったりするかもしれないので、困っています。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/21 23:27  ---115.112.194

原因解明のための一つのアプローチとして、今思いついたことを一つ。

G線のチューニングをG以外(例えばF)にしたときに、
− 開放でのピチカートはどうなるのしょう
− もしも開放が鳴るようになったとしたら、
  指で押さえて通常のGの開放と同じ音程にした場合、響かないのでしょうか。

その結果からどのような答えが導けるかは考えていないのですが、Gという音程に依存するものか、一番下の弦の開放に依存するものかがはっきりすれば、一歩前進するような気がします。

ジャストアイデアですが、参考まで...

投稿者:terry     投稿日時:2004/01/23 08:12  ---110.157.66

弦喜さん(YEさんと共に有り難う御座います)のおっしゃったようにやってみましたが、やはりG線の開放弦だけのようです。やはり楽器のせいか、バスバーに問題があるのでしょうか? わかりません、、、どなたか他のアイデアがあれば、投稿していただけないでしょうか?ストラド様はどういう風にお考えでしょうか?よろしくお願いいたします。

投稿者:よが     投稿日時:2004/01/23 08:52  ---221.100.57

ナットの溝がへたってるっていうことはないですか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/01/23 11:39  ---205.131.104

いらっしゃいませ、

まず第一に「世界的にも有名な職人さん」が実際に手にとって見ているのに、原因がわからないとの事なので、フィッティング、通常の調整は完璧に出来ていると仮定いたします。また、実際に物も見れず、文章だけの情報なので、あくまでも想像なのですが、やはり皆様がおっしゃるとおりバスバーが一番怪しいと感じます。

またその現象は以前は起こっていなかったのに、何かをきっかけになったのであれば、その「何か」を追求するのが早道だと思います。

いずれにしろ「世界的にも有名な職人さん」が実際に手にとって見ても解らないとの事なので、非常に難しい問題だと思います。

可能性としては楽器の個性というのもやはり考えられます。それでは!

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/24 01:32  ---115.112.194

くどくなりますが、G線のチューニングをいろいろに変えた時にどうなりますか?
先のご回答では
・G線であること
・開放弦であること
が、音の響かない条件となりますが、それを上記の実験でさらに確実にしたいのです。

ウルフがチューニングを変えたときにどのように出方が変わるかは、G線ハイポジションにウルフの出る楽器があるので、明日引っぱり出してきてG線のチューニングを変えて確かめてみます。(これは押さえる位置ではなく、音程についてきそうな気がします。)

変な共振が発生し、打ち消しにより響かない場合は、これも音程に依存しそうです。バスバーの接着がゆるくなっていたりする場合も、音程に依存する可能性の方が高いと思います。

明確にG線だけ発生し、かつどんな音程にチューニングしても開放のみで発生する場合は、まず、よがさんのご意見に一票です。
指で押さえたときと開放の場合の大きな違いは、
A)弦の振動の端がナットで支えられているか、指で支えられている
B)指で押さえたときは、手の平、親指等がネックを、また1〜4の指のどれかが指板を押さえつけている
ことですので、
1)ナットの状態がよくない(溝が適切でない、ナットの接着があまい、低い など)
2)指板の接着が不十分
3)ネックのボディーへの接着が不十分
4)ナット付近のG線側指板が盛り上がり気味で弦が当たる
などの可能性があるように思います。
G開放で弾くときに、完全にオープンではなく別の弦を試しに強く押さえて弾いてみると何か変化があるかもしれません。2)、3)が原因の場合は変化がありそうです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/24 15:30  ---115.112.194

チューニングを変えた時のウルフの出方を、自分の楽器で実験してみました。

結果、押さえる位置ではなく、ウルフが発生する音程で弾いたときにウルフはおこります。
具体的には私が試した楽器ではG線のハイポジションのG#の音にウルフがありますが、G線のチューニングをFにした時、同じ位置を押さえたF#ではウルフはおこらず、半音2つ分指を上にずらしたG#の時にウルフが発生します。チューニングを変えても、やはりG#の音を押さえたときにウルフが発生するのです。
これは、以前開放弦でウルフが発生していた楽器でチューニングが合ってない時にはウルフがおこらなかった経験とも一致します。

上記は、ある周波数で駆動されることによる板の共振による不具合(ウルフ、特定の音程時のビビリなど)は、演奏される音程に依存することの一つの証明になるかと思います。

Terryさんの楽器の不具合は、今までの情報からは、G線のチューニングを変えても必ず開放弦でのみ発生するということですので、そういう共振の影響によるものではないことになります。従って、前回書いた1)〜4)(=ナット、指板、ネックの不具合あるいは接着の不備)による弦振動のロスの可能性がやはり高いように思います。

投稿者:terry     投稿日時:2004/01/25 02:49  ---110.157.66

皆さん本当に色々なご返事を有り難うございました。ちなみに楽器はCharles Beare氏の職人達に調整してもらっていますが、ナットの問題であるなら、もう一度持っていってみます。ナットの溝を見てみましたがへたっているようではありませんでした。まあもう一度持って行ってみるべきでしょうね。もしバスバーが問題でしたら、即急交換してもらった方が良いのでしょうか?それとも楽器の健康に対して問題はないのでしょうか?

投稿者:アンジェパパ     投稿日時:2004/01/25 09:01  ---120.94.30

 お久しぶりです。

 テリーさんの楽器は、今までのレスを拝見させてもらったところ、イタリアの1700ころのオールドですね。(ベネチアかローマあたりの) 結構表板に割れが来て、楽器自体が少しへたってきている印象を以前からうけています。(外れていたら失礼します。)

 多かれ少なかれ、楽器の「へたり」について心配されているのではないでしょうか。音色はきっと素晴らしいのでしょうが、なにせそうした楽器と付き合うのは、面白いですが、大変ですね。わたしの師匠もそうした楽器と30年来付き合っていますので、はたで見ているとその苦労が良く分かります。その反動で、私はモダンイタリーを使っていますが。
 師匠も、シュピードレン(お父さんの方)とお友達でいろいろ楽器をみてもらって、上述のような処置をいろいろやってそれなりの効果はでましたが、本質的にはあまり変わっていないようです。

 楽器と言うのは、半ば人間の「さが」のようなものであって、ある程度のところは目をつむってつきあわなくてはならないのでしょう。それがいよいよできないときは離婚と言うことになるのでしょう。
 
 以前G線、D線の議論が少しありましたが、楽器の「へたり」もG線あたりに来るのでしょうか。

投稿者:terry     投稿日時:2004/01/26 02:48  ---110.157.66

今日は、アンジェパパさん。私の楽器は貴方のおっしゃるように、1700年代後半のヴェネチア製です。楽器はとても健康な方で、昔のオークションのカタログではこの楽器はこの製作者の楽器の中ではとてもいい状態の楽器の一台らしいのですが、やはりこの年代の楽器は三つ四つわれが有ってもしょうがないのでしょうか、、、バスバー、魂柱割れともにありません。まあ、へたり(?)が多少あってもしようがないでしょうね。

投稿者:よが     投稿日時:2004/01/26 09:36  ---110.173.172

こんにちは.

なるほど世界的に有名な技術の確かな方にみてもらっているようなので私のようなシロートが口出しするレベルではないとおもいますが,「ナットがへたっている」に関して私が思っていたことの補足です. ナットの溝が糸箱側は普通で指版側だけ深く(もしくは幅広く)なっていてそこに弦の振動が吸われてしまっているのかなと思った次第です.

ではでは

Q:肩当てとダンピットについて
投稿者:ミッキ     投稿日時:2004/01/22 16:49  ---108.90.208

はじめまして。
肩当てとダンピットについて質問させて下さい。

3年前に楽器を購入し(クレモナ・1999)、
当時からKUNの肩当てを愛用していたのですが、
楽器とゴムが接触している部分のニスが、気泡が出来た様な感じになり、
ごく微量ですが、指で触るとポロポロと剥がれてしまいます。
このまま肩当てを使い続けても問題は無いのでしょうか?
楽器を初めて10年間、KUNを使ってきたので、
ゴムひもを引っかける、クッションタイプに慣れることが出来るか不安です。

もう一つ、ダンピットについてですが、
昨年6月に(梅雨時まっただ中ですね;)毛替えをしました。が、
ここ2カ月ほど、弓のねじをいくらゆるめても、完全に抜いても、
毛と弓の隙間が7mmから縮まらず、弓に負担をかけてしまっています。
こういった場合、ダンピットを買って湿度を調整する方が良いのか、
さくっと毛替えに出してしまったほうがよいのか、
それとも毛替えをして、ダンピットも使用する方が良いのか、迷っています。

皆様はどの様に管理されているのでしょうか?
そして、ダンピットはViolin量販店などでも購入可能でしょうか?

長文で申し訳ありません…><
宜しくお願い申し上げます。

投稿者:リケイ人     投稿日時:2004/01/22 17:16  ---1.90.39

私はチェロなので肩当てはわかりませんが弓について
ネジが完全に抜けるのならフロッグを外せるのでは?
とりあえず弓を休ませることができます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/22 23:52  ---115.112.194

以前、ニスが非常に柔らかい楽器を使っているときに、KUNやVIVA LA MUSICAのL字の足の痕がどうしてもついてニスが剥げるため、肩当てをマッハワンに変えました。
マッハワンは少し高価ですが、ゴム部がL字で下から支えるのではなく、横からエッジを挟みこむようになっており、少ない接触面積、ゴムの材質や形状のいずれの影響かはわかりませんが、その楽器の場合、ニスの傷みかたはかなり減ったように思います。
また形も音も自分としてしっくりきたので、以後別の楽器になってもその肩当てを使っています。
試してみる価値はあるかもしれません。

ダンビットについては、新作から150才程度の楽器しかもっていないので今まで使う機会がありませんでしたが、楽器本体内部にf字孔から差込まれたダンビットが、ケースの中の弓にどのように影響を与えるのかについては興味はあります。
あまり弓の毛には影響がないような気はするのですが...
いずれにせよ、冬場は乾いたところで演奏するので、弓の毛は早急に交換すべきだと思います。

私はいままでそのような極端な状態になったことはなく、前回張られたときに梅雨の毛が伸びている時期にもかかわらずかなり短めに張られたのではないかと想定いたします。前回張り替えを行ったところに持ち込んでクレームをつけるのも、安く毛替えをあげる一つの手段かもしれません。あるいはそこには見切りをつけて、別途毛替えの名人を探すか?

投稿者:YE     投稿日時:2004/01/23 13:11  ---217.51.226

まず、肩当の件ですが、ニスが剥げる状況は楽器にとっていい状況ではありませんので、検討なさる必要があるかと思います。楽器屋さんにいって、いくつもの肩当を実際に試してみるのも良いのではないでしょうか。また、楽器に残ったニスの傷みはできるだけ早く修理したほうが良いかと思います。

次に、ダンピットと弓の毛の件ですが、たぶんダンピットを用いても、弓の毛には影響があまりないと思われます。それだけ毛が短くなっているのであれば、毛替えをなさった方がよいのではないでしょうか。

一般論ですが、長期間楽器ケースを閉めっぱなしにしている場合はともかく、普通にケースを開け閉めしているのであれば、ダンピットは必要ないという話を聞きました。また、ダンピットの装着時に楽器のf字孔周辺を傷つけることがあるので、用いるときには細心の注意が必要です。

投稿者:ミッキ     投稿日時:2004/01/23 17:33  ---17.8.222

リケイ人様、弦喜様、YE様、
早速の御回答ありがとうございました!
皆様にはとても丁寧に教えて頂きまして、感動しております^^

リケイ人様
>ネジが完全に抜けるのならフロッグを外せるのでは?
はい、外せる状態にあります。
外したまま保管しても良いものなのか分からなかったので、
ネジを着けたままにしておりました。
早速、毛替えに出すまでの間は、外して休ませてみることにします。

弦喜様
マッハワンという肩当て、とても興味があります!
すぐにでも実物を見に行こうかと思います。

>前回張り替えを行ったところに持ち込んでクレームをつけるのも、
>安く毛替えをあげる一つの手段かもしれません。
前回は、工房のアシスタントの方に替えて頂いたので、
こういったことが起きたのかもしれません。(私が言える立場ではないのですが…;)
次回メンテナンスに行った時にでも、チラッと聞いてみようかと思います。

YE様
>いくつもの肩当を実際に試してみるのも良いのではないでしょうか。
恥ずかしながら、今まで肩当てには殆ど無関心でおりましたので、
これを機に、いろいろと見てみたいと思います。
ニスに関しても、もう少し深刻に考えようと思います。

>普通にケースを開け閉めしているのであれば、ダンピットは必要ないという話を聞きました。
実は、知り合いのチェロ弾きの先生から初めてダンピットの存在を知らされたばかりで、
どれくらい楽器に影響があるのかが判断できませんでしたが、
皆様のご意見を聞くかぎりあまり必要はなさそうですし、
私のケースには湿度計が無いので(湿度計はやはり重要なのでしょうか…?)
簡単に手を出さない方が良いかと思いました。
それよりも毛替えが先、ですね…。

投稿者:YE     投稿日時:2004/01/24 20:45  ---21.85.92

湿度計が必要かどうかという件についてですが、小さい頃から今まで、湿度計を使ったことはありません。あったら便利と思うこともありますが、あまり神経質になる必要もないかな、と。
むしろ、ケースに付いている湿度計は接着テープで張ってある場合があり、もし接着テープが劣化して湿度計が剥げ落ち、楽器が傷付いたらどうしようと心配してしまいます。たぶん、そんなことはないのでしょうけれど。

投稿者:ミッキ     投稿日時:2004/01/25 22:52  ---98.124.248

それを聞いて安心しました♪
所属しているアマオケでは、湿度計がついているケースを使っている方が
多かったものですから…。
特別に乾燥した環境に置いているわけではないので、現状維持でいきたいと思います。
ありがとうございました。

Q:バイオリンの弦のことで・・
投稿者:クロ−バー     投稿日時:2004/01/23 21:39  ---19.246.39

はじめて質問します、、バイオリンの方は中級までいかない初心者です。オブリガードやエバ・ピラッツィなどの弦を自分の楽器に試してみたいのですが、、、、30万程度のスズキやゼムリンガーの楽器でも十分試しがいがありますでしょうか?それとも100万200万以上の高価な楽器が使用する弦なのですか??もしかしたら、まったく見当はずれな質問してるかもしれないのですがよろしくお願いします。。ちなみに普段はピアストロのトニカを使用しています。

投稿者:某都立高校管弦楽部1stVn.の男     投稿日時:2004/01/24 01:19  ---117.77.49

はじめまして、こんにちは。

以前、私も弦について投稿しました。
あまり古くないので探せば見つかると思います。
そちらの方も参考にしてみてはどうでしょうか。


弦は張って弾いてみないとどの弦が自分の楽器、自分の求める音に合致するかはなかなかわかりませんね。経済的に少々、痛手を負いますが弦の特徴をよくお調べになって使いってみたい弦を使ってみてはどうでしょうか。




>30万程度のスズキやゼムリンガーの楽器でも十分試しがいがありますでしょうか?それとも100万200万以上の高価な楽器が使用する弦なのですか

そのようなことは関係ありません。実際にプロのソリストの中でもドミナント弦を使用する人をみかけます。(CDのジャケットとかで。プロの方ですと楽器は高価のものを使用している人が多数みたいです。)
高価な楽器には高価な弦、安価な楽器には安価な弦という法則は存在しません。安価な楽器に高価な弦は力を発揮しないといわけでもありません。


弦選びは「楽器と弦の相性」「自分の求める音」だと思います。
後者に関しては色々な文献、体験談などによってどの弦が自分の求める音に合致しているかがわかりますが、前者については使ってみないとわかりません。
経済的にみると少々、痛手を負いますが、弦を張り替えるとき(私は半年おきに弦を張り替えています。)に違う弦を張ってみるという形で長い期間をかけて実験してみるのもひとつです。一日にやるよりは楽器の負担も少ないし弦の無駄にもならないですし。

余談ですが、私は現在、全弦インフェルドの赤を使用しています。以前はドミナントでたがインフェルド赤の方がドミナントより弾きやすいですね。音色もそれなりに硬すぎないので。
また半年後、オブリガートを使ってみたいと思っています。


それでは。

投稿者:杏     投稿日時:2004/01/24 08:20  ---209.196.102

ピグマリウスのDV90(定価9万)にオブリガート張ってます.楽器自体が明るい音色なので,ドミナント(軽く鳴る),トニカ(張りがあって響く,相乗効果でとてもうるさい)などよりはオブリガートの方が落ち着いた音色になります.音量的には少し下がりました.下手だから,鳴らしきらないのかもしれませんし,感覚的に音量が少ないように感じるのかもしれません.

楽器の値段ではなくて,楽器の性格との相性はあると思います.値段が安いものは強情な楽器が多いように思いますので,弦の性質がストレートに出にくいかもしれません.でも,弦を替えて「まったく変わらない」こともないし,「格段に変わった」こともないです.
 ベースとしてその楽器の個性があって,あとは服を着せ替えているだけ,って感じがします.

Q:弓について&*についてお教え下さい
投稿者:弦々     投稿日時:2004/01/22 00:39  ---134.124.148

こんばんは!最近こちらのページを知ったのですが、読むだけで意識改革できてしまい、日課+楽しみになっています。様々なことを教えて下さる先輩の皆様、本当にありがとうございます。
チェロ弾きなのですが、なにもわからない初心者でもあまり悪いものを使うべきではない、という話を聞き、知らないままMICHAEL MONNIG と書かれている弓を購入致しました。楽器屋さんはとても親切でしたが、なにせ知識がないためいったいどのような弓なのか知っている方がいるようでしたら、お教え頂きたいのです。
尚、*が五つ刻印されていましたが意味があるのでしょうか?

投稿者:ゆりか     投稿日時:2004/01/23 07:20  ---93.21.56

Michael Moenning(oeはウムラウト)は旧東ドイツで最も弦楽器の製作が盛んだったMarkneukirchenの弓制作者のことでしょう。ドイツでは有名なようです。
私も6年前に★2つのものを購入しました。
丸形の黒い弾性のある弓で少し重い感じがします。
★無しから★数個まで、クラスがあるようです。
おそらく★5個は最高の部類なのではないでしょうか。
因みに標準価格は(★+1)X10万円というところのようです。

投稿者:弦々     投稿日時:2004/01/23 23:07  ---134.124.148

ゆりかさん、本当に本当にありがとうございました!きちんと覚え切れなさそうなので、メモで残して勉強させていただきます。
金額面はその通りの額です。フロッグ(というのでしたっけ・・・)部分は水牛の角から作られており、装飾されている貝の美しさ、独特のデザインの巻線はきっと作者の思いが何かあるのではないか、という漠然とした意識と、比較的重い弓を望んでいた、という理由のみで購入し、まったくお恥ずかしい限りです。
知識だけでなく、愛してやまないチェロの、自分が望む音を少しでも出せるよう努力していきます。お力を貸して頂き、誠にありがとうございました。