Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:ヴァイオリンのケースのお勧めについて
投稿者:Hideaki     投稿日時:2003/12/29 17:43  ---3.197.49

今まで、スーパーライトの角型のケースを2年半ほど使っていたところ、
とめ具の金具の部分の上のところから粒上の発泡スチロールが落ちてきました。
なんででしょうね。縫合が悪かったのか。
1月ほど何が起こったのかわからなかったのですが・・・。

学生のため出費は痛いのですが、愛器のために新しく購入せねばと
思っています。今度は間違いをおかしたくないのでストラッドさんを
はじめみなさんのご意見を聞かせて欲しいです。

希望としては角型でありリーズナブルな値段であることです。
軽さよりも今度は壊れなささの方が重要かと思っています。

自身で調べたところ、候補としては
アルファ社の#380、#500
BAM社のClassic
GEWA社のStrato Light、Gambara
ToyoのUL
といったところです。これはよい、いまいちや他にもいいケースがあったら
アドバイスよろしくお願いします。

投稿者:杏     投稿日時:2003/12/30 08:50  ---248.13.48

本体の螺子留め外すとカバーだけ外れます.本体が傷ついていないのであれば,そのまま使えると思いますよ.

軽量タイプはどれも発砲スチロールです.弱点も似たようなものだと思います.角の場合,持ち運びで結構人にぶつかるでしょ,そうすると取っ手付近は傷みやすい,ので,移動中,出来るだけ背負っている方が良いみたいです.

 GEWAの木製のものは良く考えてつくられてましたが(ベニヤの上に防水加工して,その上のカバーも裏防水されてました.ケースも大振りで空間が広かった),その分,重たいです.
 チェロのハードケースみたいな材質のものの方が安全性は高いかもしれませんが,値段も高価.

 あとは予算と好み,じゃないでしょうか.

投稿者:よが     投稿日時:2003/12/31 09:40  ---221.209.93

こんにちは,
スーパーライトの角型ケースを1年半ほど使ってます. 私は幸か不幸かまだ Hideaki さんのような症状はでてないですが,ちょっと心配です. オススメケースというか自分が欲しいだけですが bam の Hitech や Ameritage の AME-90 はいかがでしょう? Ameritage は lifetime warranty らしいです. warranty 期間だけなら Musafia も lifetime,ProTec が5年とのことですがそこは趣味の問題ということで.

投稿者:Hideaki     投稿日時:2004/01/05 02:16  ---11.45.43

返信遅くてすいません。レスありがとうございます。
楽器店に行ってまた実物を見てみます。
やはり、廉価ケースを買うならばどれもそれほどの大差は
ないようなので、楽器にフィットするものなどを探してみます。
ありがとうございます。

Q:弦のひっかかりが悪い
投稿者:ひろけー     投稿日時:2004/01/03 21:26  ---41.157.155

始めて質問させていただきます。

バイオリン初心者、しかもレイトスターターです。
1年程前、エレクトリックの5弦バイオリンを手に入れて、練習等に使用していますが、最近どうも、弦のひっかかりが悪く、弦の上を弓が滑るようになってしまいました。
弓の方に問題があるのかなと思ったのですが、同じ松ヤニの量くらいで、その弓でアコースティック(もちろん4弦です)を弾いても滑ることはありませんでした(少々はありましたが)。

なので弦の方に問題があると考えられるのですが、何が悪いと考えられるでしょうか?

ご教授いただけないでしょうか?

宜しくお願い致します。

投稿者:ぽち     投稿日時:2004/01/03 21:57  ---2.115.90

エレクトリックはダメで、アコーステックは大丈夫なんですね。不思議ですね。
毛替えはしていますか?1年弾いてらっしゃるのでしたら、弓の毛がヘタッている事が考えられます。対策の一つとして一度弓の毛替えをしてみてはいかがでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/03 23:39  ---115.112.194

試すとしたら、
1)弦の、弓で弾く部分を、乾いた布でよく拭いてみる。(油などがついているかもしれません)
2)弓の毛を交換する。*交換した後の松脂の塗り方はお店でよく聞いておいてください。
3)弦を張り替える。
の順番でしょうか。

エレクトリックとアコースティックで比較されたとのこと、
同じ古さの同じ種類の弦が、エレクトリックとアコースティックに張られていて、同じくらい弾かれていますか?
また、弦を引っ張ってみたときの張力は、エレクトリックとアコースティックで同じですか?
この辺の条件が一致しないと、弓の毛の問題(摩耗している、あるいは汚れてきている)である可能性は捨て切れません。

誰かの弓をちょっと借りられるなら、それで弾いて弓の問題かどうかを確かめてみるのも一つの手です。

投稿者:ひろけー     投稿日時:2004/01/04 11:52  ---250.107.171

ぽちさん、弦喜さん、早々のご返信、ありがとうございました。

アコースティックの方は、エレクトリックよりも前から使用していたものです。なので、弦としてはエレクトリックより古いものです。その辺が関係しているのかもしれませんね。

お二人がご指摘していただいているように、弓の毛を張り替えてみたいと思います。

ありがとうございました。

Q:修理
投稿者:ちき     投稿日時:2004/01/02 12:12  ---4.15.26

以前、「実家にあるチェロを借りてくる」と言う投稿をしたものです。
実際借りてきてみた所、表面のあっちこっちが、どこかに当たったためか傷があり、
魂柱が倒れていて、弦をかなり緩めていたようで、駒も動いています。
弦は、全部ダメになっていました。
15年ぐらい前に、28万円で買ったようで、中のラベルが良く見えないのですが、
判読したところ、
R.M.PAULUS in WEST GERMANY C-1
ANNO.1987
このようになっていました。

又、弓の方は、使用していたものは捨てられ、その後新たに買ったものが付いていましたが、
SUGITO BOWで、2万2千円と言う値札がついていました。
これは、飾っておいただけど、使ってはいないのですが、毛はダメになっています。

以上のようなものですが、修理には結構料金が掛かるものなのでしょうか?
私としては、弓は新しいもので、5、6万ぐらいのもにしたいと思っていますが、
そうすると修理代も入れて、10万以上の金額に成ってしまう可能性はありますか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/02 14:00  ---115.112.194

ストラッドさんの修理代が、このホームページのトップ→メンテナンスから見ることができます。

・魂柱調整
は必須ですね。
その際、駒を立てるくらいは無料でやってくれる可能性大です。

傷のリペア、ニスのリペアに関しては、実際の楽器のダメージ箇所をみないとわからないですね。

その他、表板がかなりダメージを受けたとすれば、割れがないか、また表板・裏板の側板からの剥がれがないか、指板が浮いていないか、などはチェックの必要があります。問題があれば、その箇所の修理が必要になります。

また、量産楽器の場合、もともとついていた駒・魂柱などがよくないものだったり、正しく整形・取り付けされていない場合がありますので、これも職人さんに見せてそのまま使うか交換するか、相談した方がよいでしょう。

楽器を購入したお店が専門店でかつ良心的なら、そこにもちこめば材料の発生しない修理は無料でやってくれる場合があります。

投稿者:ちき     投稿日時:2004/01/03 16:45  ---112.95.18

レス、ありがとうございます。
ストラッドさんの修理代を初めにチェックすべきでした。
大体予想がつきましたので、修理に出して、使ってみようと思っています。
いろいろありがとうございました。m(__)m

Q:クロウソンの肩当
投稿者:Terry     投稿日時:2003/12/31 09:10  ---110.157.66

クロウソンの肩当とテールピースを買おうと思っているのですがなぜクロウソンのFittingは馬鹿高いのでしょうか?他のメーカーで同じぐらいの高質のFittingはないのでしょうか?

投稿者:よが     投稿日時:2004/01/01 00:46  ---221.56.71

やっぱ流通経路と手間賃じゃないですかね. 木彫りの熊などとちがって需要が少ない分割高っていうのもあると思います. Crowson 以外だと Bois d'Harmonie も高品質だと聞いたことがあります. それ以外で高質のものというと楽器制作者(特に古楽器系の人)が自分で作るのがほとんどではないでしょうか.

投稿者:rio     投稿日時:2004/01/02 12:01  ---188.44.97

アメリカやカナダのWEBSHOPでは確かに日本より安い値段で、販売されていますね。日本の場合、需要が少ないこと、流通コストがかかること、高くても売れる市場であることなどいろいろな要因から成り立っている気がします。仕方ないのかな…。Fittingで有名なのはクローソン、レスボのほか、ドイツ系でチタンの金属で有名なオットや弦楽器部品で有名な(Eアジャスターで知られています)ゲッツも品質が安定していることで評判が良いと思います。残念ながらクローソンはチンレストしか見たことがありません。見た目では、ゲッツと余り大差ないように感じましたが…

投稿者:あい     投稿日時:2004/01/02 13:04  ---205.63.233

わたし的にはLes Modèles Bois d'Harmonie (http://www.harmonie.net/us/index.html)
の方が好きです。飾り(les pièces sculptées)が綺麗です。
Crowsonは仕事が非常に丁寧なので(悪く言えば、仕事が遅い)高いのだとおもいます。
実際、 Crowsonに発注している方を現在知っていますが、同じようなことを申して
おります。

材はどちらも最上級のものを使っておりますので、見た目も音質も良いはずです。
昔、GEWA製のあご当てをつかっておりましたが、生産中止なので(?!)手に入らなく
なって悲しいです。。

投稿者:よが     投稿日時:2004/01/02 19:10  ---221.98.244

こんばんは,興味があったのでもう少し調べてみました.
http://www.hansellviolins.com/
っていうところもこだわりがありそうです.

装飾性よりも音を追求するならチタンという候補もあります.
http://village.infoweb.ne.jp/~kitano/

ではでは

投稿者:あい     投稿日時:2004/01/03 00:11  ---205.62.213

とある楽器屋さんのモニターで、北野製作所製の
チタンのテールピースとテールガットを試しました。

レスポンスは言葉以上に凄く、反応の鈍い楽器にはもってこいです。
が、素材が薄いために、AとD線が良く響いてはいるのですが
音痩せしてしまうのが欠点だと思います。もとから、ゴージャスな
音をしている楽器にはとてもよく響くと思います。


Totalでいえば、使って損はないですね。反応の凄さと音の伸びは
追随を許さ。。って感じで、私も愛用者の1人です!!

投稿者:あい     投稿日時:2004/01/03 01:15  ---205.62.213

立て続けに。。

Bogaro&Clemente  http://www.bcbows.com/eng/index.html



Otto Tempel ??


もありましたね。Bogaroはよく松脂を使ってる方を見かけます。^0^

投稿者:よが     投稿日時:2004/01/03 02:40  ---221.98.244

こばんは,
Eric Meyer Maker of Fine Fittings
http://www.vanzandtviolins.com/FineTuning.htm
なんてのもあるにはありました.

結局 Bd'H か B&C を海外通販でお安く個人輸入っていうのが妥当なところなんでしょうか.

Q:チェロの音色
投稿者:アンドロメダ     投稿日時:2003/12/28 21:48  ---125.148.97

チェロの音色が悪くなって困っています、助けてください。
 1.不具合点
   音の透明感がなくなった、メインの音の周囲で「チリチリ」という音が入り
   透明感がない。これはA線にその傾向が強い、D線のウルフがさらに強くなった、   音が悪いと練習意欲がなくなる。安価なチェロながらそれなりには満足してい    た。
 2.原因
   駒が反ってきたので熱湯に浸して矯正、再度使ったところ上記のような不具合が
   出た、そこで新しい駒に替えた。
               変更前     変更後
    駒のトップの厚さ   約2mm     約4mm
 3.質問ならびに疑問点
   (1)駒を替えただけで魂柱は何ら触っていません、このように音が悪くなるこ      とがあり得るのでしょうか、ならば駒や魂柱の位置をmm単位で正確に規定
      しないといけませんね。
   (2)使用弦は下記の通りです。
       A ヤーガ(ミディアム)
D   ヤーガ(ミディアム)
G スピロコーワ
C   スピロコーワ
(3)どうしたら元の音色に戻すことができるのでしょうか。藁にもすがる
      思いです、どうか助けてください。

                                  以上

投稿者:弦喜     投稿日時:2003/12/28 22:23  ---115.112.194

今ひとつ流れと現状がつかめません。
新しい駒は、弦楽器工房で新作し立ててもらったのでしょうか?

応急処置ならともかく、駒と魂柱については素人(私も含めですが)で扱える範疇のものではなく、確実によい状態を得たいならノウハウをもった専門家に任せるべきです。
(車で言えば、アクセルやクラッチの調整に近いものでしょう。)
プロのリペアマンは、駒は足の裏部分もできるだけ削りますし、楽器にあわせて不要な肉の部分は削り落とします。弦の指板からの距離が正しくなるよう高さも合わせます。また魂柱位置は駒との位置関係で決まりますので、駒を替えたら、大抵は魂柱もベストマッチングになるよう位置調整を行うものだと思います。

まずは、現状をプロに伝えることが、以前の音再生 の出発点ではないでしょうか。

もし、今の悪い状態がプロによる調整の結果であるなら、その旨伝えて再調整してもらうべきです。普通はそのような場合は無料で再調整してくれます。以前の状態も伝えたら、調整の際の参考にしてくれるでしょう。
それでもまったく改善しない場合は、別の腕のたつ職人のいるお店をさがした方がよいでしょう。例えばストラッドさんのところでも楽器の調整を行っています。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2003/12/29 03:26  ---179.58.87

音が悪くなって、お困りのようですね。

状況を読んで、僕の感じた問題点を書きます、

曲がった駒をはずして、お湯で伸ばしたそうですが、駒を湿らせるのは、決して良いことではないと思います。やはり、駒や魂柱は、時間をかけて乾かして使用するものですから。駒が曲がったら、やはり専門家に交換調整してもらうことをお勧めします。

また、駒をはずしたという事は、当然弦を全てはずしたでしょうが、その際、表板と裏板の間の張力が著しく落ちるため、魂柱の一は、やはりずれると思います。
ですから、弦は全部同時にはずす事は、避けるべきでしょう。

アンドロメダさんの言われるように、駒と魂柱の一かんけいは、数ミリのズレで、音に大きな影響を与えてしまいます。実は、僕も、駒を動かそうとして倒してしまい、なじみの職人さんに、元の音にしてもらうよう、お願いした事があります。その結果、厳密に言うと元の音には戻りませんでした。ほぼ近い音まで戻してくれた、というのが現実です。

今回は、不本意な経験をされましたが、やはり弦を全てはずして、部品の交換や調整をする部分は、プロに任せるのが安全、という事でしょう。

プロにすべてお任せしえ、調整してもらえば、意外と以前よりいい音になるかもしれないので、早速職人さんに調整に出されててみてはいかがでしょう亜。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2003/12/29 03:37  ---179.58.87

先ほどの書き込みで、誤字が多かったですが、特に「一」は「位置」と読み替えてください。その他の誤字は、類推しながら読んでください。

投稿者:アンドロメダ     投稿日時:2003/12/29 06:49  ---125.148.97

弦喜さん、チェロ太郎さん、お忙しいのに早速アドバイスをいただきまして有難うございました。ご指摘のように確かに情報不足でした、失礼しました。
 1.知人(職人ではないがVn,Celloを演奏し、器用で魂柱立ての道具を持っていて修   理もしている仁)にお願いしたものです。
   駒は、(厚いものに替えたとのこと)購入、したがって全弦も外しています。
 2.アドバイスを読んで、駒の取替えにはもっと神経を使わねばならないことを
   知りました。私自身これまで何度か弦を取り替えたことがありますので、駒も
   当然移動させています。この場合駒のチェロの表板の傷跡を確かめながら元の
   位置に駒をレイアウトして、これまでは問題ありませんでした。
 3.駒の熱湯での矯正というのも、私の知人(上の御仁)のアドバイスによるもの
   です。今も不調は訴えていますが年末年始を向かえ一時保留になっています。
   年明けそうそうにも処置をお願いしようと思っています。具体的には駒、魂柱の
   位置調整です。
 4.この処置をやってもらって、それでもダメな場合はご指摘のように「腕の立つ
   職人」のお店を探さねばなりません。
   私は神戸に住んでいます、大坂・京都くらいは搬入出来るかと思います、
   ご存知のお店があれば教えていただけなにもおでしょうか。

投稿者:弦喜     投稿日時:2003/12/29 10:02  ---115.112.194

駒は購入したそのままの状態を取り付けただけでは、まずまともな音では鳴りませんし、高さも不正規です。厚みも適正な面にヤスリをかけて調整せねばなりませんし、足もと、足の又にあたる部分、穴のあいている部分等も削ります。足裏はどれだけ本体にジャストフィットさせるか、腕の見せ所です。
私も応急に駒を削って立てたり、魂柱を作って立てたりしますが、それは古い楽器にそれらのパーツがついてなかったり、あまりにもひどいものがついていたりして、とりあえず鳴らすのに必要だからであり、楽器の能力をフルに生かしたまともな状態で演奏したいときには、必ずプロの調整のお世話になります。

ヴァイオリンの場合、弦楽器工房で魂柱を作って立ててもらって5000円程度、駒を削って立ててもらって標準的な駒の場合5000円〜1万円(チェロの場合でも1.5倍以内でしょう)ですが、材料代は微々たるもので、このほとんどは技術料です。それだけの技術・経験・ノウハウがいるものなのです。一本一本楽器の形や特性は違いますので、人が義歯や入れ歯を自分で作らず専門家に任せるのと同じようなものと考えて下さい。

京阪神地域の弦楽器店としては、心斎橋に何軒か、北浜に老舗が1軒、十三に1軒、その他知っている範囲では、阪急の神戸線沿いにも何軒かあります。(残念ながら神戸のお店には入ったことがなく知りません。)
インターネットの検索エンジンで調べても出てくるでしょうし、弦楽器専門誌のStringなどにはお店の広告がいくつか出ています。また日本弦楽器製作者協会のホームページで近隣の楽器製作者がわかります。(ここは楽器店であるストラッドさんのホームページですので、具体的なお店等の名前の紹介については行いませんのであしからず...)

投稿者:アンドロメダ     投稿日時:2003/12/30 21:45  ---125.148.97

弦喜さん、アドバイス有難うございました。
先ずは私の知人に再調整をお願いし、それでもダメなら
HPを調べ、他をあたってみようと思います。
ご親切に貴重な情報を有難うございました。

投稿者:teku     投稿日時:2003/12/31 01:55  ---132.136.24

いつも楽しく拝見させていただいております。
勉強になるので、つい見てしまいます。これからもよろしくお願いいたします。
さて”チリチリ”という音ですが、打音(だおん?)ではないですか。
(わたしの場合”チー”とか”ビー”とかで表現します))
楽器のどこかに遊びがあって、弦の振動にあわせて、勝手に振動するもの。
前に、駒が合っていないとき、駒と、表板の間で勝手にくっ付いたり、離れたりして
そのぶつかり音がきこえておとが非常に汚くなったことがあります(高次の奇数次倍音)。
また、今回のことではないですが、楽器の中の部品がはがれ掛けていて、勝手に振動
していたこともあります。どちらも非常に耳障りでした、少しでも発生すると透明感が
損ねられたように感じました。テールピースの部分で発生した事もあります。
ある音域(音階よりは広く)で強く発生しました。(高い音は、あまり感じなかった)
弦の巻き残りが勝手に振動していることもありえます。この場合は固有振動があるので、
特定の音で発生しました。これはあまり強くはないのと、耳元なので発見が楽でした。

今使用している楽器は駒と表板の密着がよいらしく、少し傾きが変わるだけで、
音が汚くなります。
以上単なる説ですが、参考になったらと。

投稿者:アンドロメダ     投稿日時:2004/01/02 06:56  ---125.148.97

「TEKU」さん、貴重なご経験を有難うございました。
私の場合もそれに近いのかも知れませんね。それで
どのように解決(専門家に診てもらった?)された
のでしょうか、また費用はどれくらいかかったので
しょうか。お差し支えなければ教えてください。

Q:新年の御挨拶
投稿者:弦一郎     投稿日時:2004/01/01 21:25  ---239.246.174

皆様、明けまして御目出度う御座居ます。

旧年中は大変御迷惑を御懸け致しました。

今年も宜しくお願い致します。

さて、弦喜さんの楽器に対する知識は、私と同等かそれ以上です。この掲示板に於ける私の役割も終わった様に思います。

皆様の御多幸、ストラッドさんの益々の御清栄を御祈り致します。

質問ではなく、申し訳御座居ません。不適当であれば、即座に消去を御願い致します。

元旦

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/01/02 02:01  ---115.112.194

弦一郎さん、こんばんは。

私の知識は耳学問であり、またアマチュアが扱うクラスの楽器を触ってきた実体験からくるものですので、プロが使うレベル以上の楽器に対する「経験」が私の最大の弱点です。

今までのコメント先や内容からおわかりの通り、オールド楽器や、モダン&コンテンポラリーのイタリアンについての演奏感を含む内容については、コメントしていません。

また、最近仕事の関係で少し時間の余裕ができたので、楽器が好きなことにまかせて、ご迷惑かと思いながらいっぱい書き込みをしてしまいましたが、また仕事が忙しくなると、この掲示板ものぞくことができなくなります。

弦一郎さんの経験に基づくいろいろなコメント、いつも参考にさせていただいています。
そんな事はおっしゃらず、これからも役にたつ書き込みを続けて下さい。

Q:コントラバスの弓についてなんですが・・・
投稿者:きび     投稿日時:2003/12/24 22:35  ---124.208.66

こんばんは☆はじめまして(^−^)
愛知県の高校でコントラバスをやっているきびという者です。
今度10万円くらいで弓を買おうと思っているのですが、どこの弓がいいのかとか全然分かりません。
どこのメーカーの弓はどういう音(力強いとか)が鳴るのかとか分かったら教えていただけないでしょうか?
あと、どこの弓が手に入りやすいかとか分かったら教えてください。

お願いしますm(_ _)m

投稿者:弦喜     投稿日時:2003/12/28 00:04  ---115.112.194

きびさん、こんばんは。

私はヴァイオリン弾きなのでよくわかりませんが、過去のログにコンバスの弓についての質問があったと思います。過去ログ検索でさがされてはいかがでしょう。

また、最近はインターネットの検索エンジンで検索すると、少し根気よく捜せば情報が見つかります。コントラバスはヴァイオリンを主体で扱っている楽器店にはあまりなく、コントラバス専門店で購入・調整等することが多いと思いますので、そういうお店をさがしてメール等で聞くのがもっとも早道だと思います。

ジャーマン、フレンチという、演奏形態および弓の形状の違いはチェロ以上にはありません(チェロ以上はすべてコンバスでいうフレンチしかありません)ので、そのあたりも含めてやはりコントラバス専門店に相談することをおすすめします。
(10万円くらいで、となると選択肢はあまり多くないでしょうから、シンプルな回答が返ってくるでしょう。)

投稿者:ぽち     投稿日時:2003/12/28 13:04  ---2.116.56

個人のサイトですが、コントラバス情報は下記が有名です。
http://www.contrabass.net/

投稿者:きび     投稿日時:2004/01/01 23:01  ---124.208.66

弦喜さん、ぽちさんありがとうございます(^−^)
やっぱりコントラバス専門店行った方がいいですよねー
うちの近くには管楽器のお店ばっかで、しかも置いてあるとしてもチェロまでなんですよー
ちょっと寂しさを感じている今日この頃です

Q:ドミナントのDシルバー
投稿者:あい     投稿日時:2003/12/28 01:49  ---205.62.12

ドミナントのD線のシルバー巻きの特徴を知りたいです。
いままで、使ったこと無いDシルバーですが、ご存知の
方がおりましたら、教えて欲しいです。音色や弾き心地等
に関してお願いします。


あい

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/12/29 14:57  ---209.99.27

いらっしゃいませ、

ドミナントのDシルバーですが、当店の店主はあまり好きではありません。その影響か私もあまり好きな弦ではないです。特徴はアルミ巻きに比べて音は強い感じです。弦は細く普段アルミ巻きを使用していると多少違和感があります。また音色はDなのにGに近いような音がすると感じます。それでは!

投稿者:あい     投稿日時:2003/12/30 00:04  ---205.61.139

ストラッドさま


ご意見ありがとうございます!

今日、早速使って見ました!で、非常に強い弦であると、私も思います。
ただ、通常D線は鳴りにくい個所であるので、そういった意味では良い
と思いますが、同じ強い弦であるインフェルドの青の方が、わたし的には
音色が良いとも思いました。わたしの楽器の性質でしょう。最後に、一つ
の弦を変えるだけで、隣合った弦のニュアンスも変わるという発見をしました。
倍音構成は、その弦が主だと思いますが、何割かの割合で隣合った弦との
相性にも、影響しそうです!


あい

投稿者:弦喜     投稿日時:2003/12/30 08:02  ---115.112.194

あいさん、こんにちは。

このシルバー弦は、アルミに比べて劣化しやすいように思います。古くなってくると、金属部が剥離しやすいのです。汗や湿気による酸化による影響を受けやすいのかもしれません。まめに交換した方がよいでしょう。

私は普段ヘリコアを張った楽器(以前はドミナントを張ってました)をメインに、ドミナント、オリーブをそれぞれ張った楽器をサブで使っています。その3つの弦の違いの度合いに比べると、ドミナントの中でのD線の材質の違いはあまり意識せず、シルバーもアルミも気にせずに弾いています。
私見ですが、ドミナントが表板をよく振動させてくれるのに対し、ヘリコアは裏板側をしっかり駆動してくれるように感じています。その結果かドミナントは表板から音が明るく拡がるのに対し、ヘリコアはしっかりした芯を低域成分が包み込んだ音がストレートに発射されている気がします。ヘリコアは最初戸惑ったほど弦は細いので、少し細いというオリーブのDシルバーも同じような傾向を少しもつのかもしれませんね。

強さの違う弦を張ったときの、他の弦に対する影響については、
 レッスンの友社「ヴァイオリンの見方・選び方(応用編)」
   *基礎編もあるので間違えないよう注意
の中に、著者の経験に基づいた、いろいろなケースが記載されています。
弦に関する他の情報もまとめられていますので、一度ご覧になってはいかがでしょう。

投稿者:あい     投稿日時:2003/12/31 12:33  ---205.61.108

弦喜さん


ありがとうございます。書籍にも書いていたことだなんて、勉強不足でした。。
読んでみます。 あと、こういった本(邦書・洋書)って、皆さんはどんなのを
お読みになっているのでしょうか。ちなみに、楽譜解釈や演奏に関しての本は
だいたい(ほんとか怪しい)読みました。ただ、楽器自体の管理やメンテナンス
を始めとする製作や調整の本までは、手を出していないのが現状です。
皆さんがどのようなものを読んでいるのか、非常に気になります。。。


あい 

投稿者:弦喜     投稿日時:2003/12/31 13:08  ---115.112.194

ヴァイオリンの構造・選び方・扱い方等について書かれた書籍ですが、私が持っている中で日本語のものでおすすめできるものとしては、下記があります。ご参考まで...

<販売中>
1)レッスンの友社「ヴァイオリン各駅停車」:幅広くわかりやすい、入門者むけ
2)音楽之友社「弦楽器のしくみとメンテナンス」
       「弦楽器のしくみとメンテナンス2」
  この本は、下記のホームページの内容をまとめたものです。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/meisterqa.htm
3)レッスンの友社「ヴァイオリンの見方・選び方(基礎編)」
         「ヴァイオリンの見方・選び方(応用編)」
   *個人的には、もっとも勉強させてもらった本です。
4)ショパン「楽器の事典 ヴァイオリン」
5)マルコ楽志堂「ヴァイオリンの栄光」

<販売中かは不明>
6)文京楽器製造株式会社企画部「ヴァイオリンの製作 今と昔」(3分冊)*翻訳もの

<絶版>*古本屋やYahooオークションで時々見ます。
7)岩波新書「ヴァイオリン」

Q:チェロ弓について
投稿者:celeste     投稿日時:2003/12/29 00:11  ---122.37.16

はじめまして。時々Q&Aを拝見させて頂いています。
いつも気になっていた事があるので質問させて下さい。
私の弓は12〜3年前にチェロの先生を通じて130万で買ったものですが、
名前は"Roger Gerome"と入っています。べっ甲のフロッグです。
当時のお店の方の話しでは、90年ほど経っているがオールドとは言わない「古い弓」です、
とのことでした。
たまたま毛替えを頼んだ楽器屋さんでは「ジュロームならベルギーの弓メーカーでしょう。」と言われたのですが、もう少し詳しく知りたくなりました。
もしお分かりになりましたら教えて下さい。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/12/29 12:40  ---205.131.104

いらっしゃいませ、

当店の資料で調べてみたのですが、詳しい内容のものはございませんでした。
申し訳ございません。どなたか解る方おりましたらよろしくお願いいたします。

ただネットで検索すると他店でフランスの弓として販売されていますね。
それでは!

Q:Vettori一家のこと
投稿者:sprungli     投稿日時:2003/12/26 17:12  ---82.251.225

先日の弦楽器フェアーで出品されていたFirenzeのVettori一家の楽器に興味を持ちました。すでに3代目のようですが、どのような製作者なのかお教えください。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/12/29 12:29  ---205.131.104

いらっしゃいませ、

Vettori一族は有名な作者が3人います。
Dario 1903〜1973 Carlo 1940〜 Paolo 1945〜

Darioの英文の資料がございますので簡単に訳してみます。

1903年Firenzuolo生まれ。Contavalliの弟子。有名なプレーヤーでBenelli Quartetのメンバー。ストラドとガルネリのモデリングでゴールデンイエローとブラウンレッドのニスが特徴。

とあります。それでは!