弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:バイオリンの価値を教えてください
投稿者:じゅん 投稿日時:2004/02/14 12:10 ---1.126.74
バイオリンを購入しようと思い、いろいろと試していたら、音質が気に入ったものが見つかりました。 しかし値段を聞いてみると、 $3800とのこと。。。 本当に価値がある、家宝にして後生大事に使えるようなものなのなら、思い切って購入してもよいかと悩んでいます。 箱の中をのぞくと、ラベルには「Buthod, Luthier, Eleve du Su VUILLAUME, a Paris」と書いてあります。年代その他はわかりません。どうかアドバイスをお願いいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/16 12:33 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
Charles Luuis Buthodさんです。
1810年Mirecourt生まれ。数年間パリでVUILLAUMEの元で働く。
その後Mirecourtに大きな工房ほ開き、たくさんのアシスタントを使い楽器の製作を行った。年間に800もの楽器を作成。1889年になくなる。
この方は弓の方がどちらかというと有名ですね。
楽器そのものをみてみないとなんとも言えませんが$3800というのは妥当だと思います。
数が多いので実際には楽器そのものの評価がお値段になると思います。
あと一つもし購入されるのであれば、サイズだけはキッチリ測ってサイズ違いではないか確認した方が懸命です。
かなりシビアに書いてありますが当店のコラムの「サイズの話」をお読みください。
それでは!
投稿者:じゅん 投稿日時:2004/02/19 06:21 ---1.126.74
コメントをありがとうございました! 詳しく教えていただいて感動しています!
さっそくサイズを測りましたがピッタリでした。 しかし、実はこのフレンチバイオリン、ケースから出し入れする度に、塗装の小破片が剥がれ落ちるのではないかと心配されるほどボロボロなんです。 こんなに心地よい音を奏でてくれる楽器なのに、過去にきっとかわいそうな保存のされかたをしていたのだと思われます。 弦高が若干高く弾きにくいのも気になってきました。
そこで、弾き易さに的を絞って見つけたバイオリンが1本あります。
http://216.239.41.104/search?q=cache:_KZLQypVsHUJ:www.p4a.com/itemsummary/110705.htm+Largha+di+Milano&hl=ja&ie=UTF-8
(リンクがうまく表示されなかったら申し訳けありません)
Giovanni Grancino in Contradi
Largha di Milano al fregno
della Corona 1716
このラベルから読み取れる情報というのは、どんなものなのでしょうか?
$2465で落札されたものに調整を加えて$5000で売られているのを見つけました。
表裏のボディ縁の内側にあるラインは組み木細工の手工で施されているので、丁寧に作られた楽器だと推測されますが、ネックの頭部分が接ぎ木されているのはどうなのでしょうか?
音質と音量で選ぶなら絶対フレンチ・バイオリンなのですが、あまりにもボロボロで。。。
長くなりまして申し訳けありません。 更なるアドバイスがいただけましたら幸いです。
投稿者:じゅん 投稿日時:2004/02/19 06:29 ---1.126.74
すみません、上記のリンク、やはり失敗しました。
こちらに訂正させて下さい。
http://www.p4a.com/itemsummary/110705.htm
投稿者:じゅん 投稿日時:2004/02/19 13:21 ---1.126.74
何度も続けての投稿になってしまい、恐縮です。
今、Grancino, Giovanniという方の作ったバイオリンが過去に保証書つきでオークションで売られた記録を見つけました。。。とすると、この私が迷っているバイオリンについているラベルは全くあてにならないデスネ(笑)! でも、せめて、この贋作のもとになったGrancino, Giovanniという製作者とその作品について、そしてこの贋作の価値についてのお考えをお聞かせいただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/02/19 22:42 ---115.112.194
・ニスの剥がれは、ニスのオーバーコーティングで解消するか、販売している楽器店に相談ですね。可能であれば、購入の条件として安くやってもらってはどうでしょうか。
・弦高が高い場合、駒が高い場合と、ネックが下がっている場合があります。かなり下がっている場合は、ネック上げ修理が必要となりますので、あとで余分な費用がかかります。駒の高さだけでしたら、簡単なのですが。これも要チェックポイントです。
・スキナーのオークションの落札価格が約2500ドルなら、日本での小売り価格はその2.5倍から3倍でしょう。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/20 13:50 ---227.118.68
Grancino Giovanni という名前の製作者は何名かいますがラベル表記から
Grancino Giovanni2世というのが解ります。
1670年〜1735ミランで活動した作家です。真作の市場価格は2000万円前後です。(現在もう少し上がっているかも知れません。
ミラノといえばGrancinoとTestoreのファミリーが有名でたくさんの製作者がいます。
有名な作家なら皆そうなのですがGrancinoの贋作やコピーなどはかなりの数作られています。それもピンからキリまでありますので贋作の評価というのはみてみないと解りません。それでは!
投稿者:じゅん 投稿日時:2004/02/26 11:08 ---1.126.74
レスが遅くなりましてすみません。
ストラッド店員様、弦喜様、貴重な情報とご意見をありがとうございました。
結局、考えましたがなかなか決断できず、もうしばらく腕を磨きつつ、資金を溜めつつ、バイオリンサーチを続けようかと思います。 でも今回、いろいろと教えていただいたおかげさまで、私もオールド・サウンドにこだわりたいという覚悟ができました。 家宝にできるバイオリンとの出会いに向けて一歩前進です。 またよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました!
Q:教えて下さい
投稿者:レオちゃん 投稿日時:2004/02/22 01:04 ---5.115.249
初めまして。レオです。
5歳からバイオリンを始め、中学の時に今は亡き祖母にフルサイズを買ってもらいました。
そのバイオリンの事を知りたくて書き込ませて頂いてます。
バイオリンの中に以下のようなラベルが貼ってありました。
adolph baur fecit
stuttgart anno 18
制作者、いつ頃の作品 など・・・ついて教えて下さい。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/23 16:43 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
adolph baur資料にございますので抜粋いたします。
1840年生まれ、1873年没。Martinの弟子で息子。時々ヴィヨームの元で働く。
ニスを抜かしては完全なるフレンチの作り。
細かなところが緻密に考えられて作られている。ニスの影に関しても非常に調和が取れている。しかし残念ながら木を人工的に枯らしたためパワーが失われている。ガルネリモデルが有名。
とあります。それでは!
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/02/23 22:47 ---115.112.194
ラベルに記載されている名前は、J.B.ヴィヨームブランドのヴァイオリンも時々作った人ですね。(J.B.ヴィヨームラベルの真作は500万円以上で取引されています。)
地名からすれば、ドイツ在住だった人のようです。
マエストロネットで過去のオークションの落札金額を見てみると、その製作者の真作は、国内価格として200万は下らない値段がつくようです。
もし20年程度以内に、楽器店にて一桁少ない価格で入手されたのでしたら、その作者のラベルを模倣した楽器である可能性が高いと思われます。200万以上で購入されたのであれば、真作の可能性は高いでしょう。有名な製作者のラベルを模倣した楽器は星の数ほどありますので、真贋についてはなんとも言えません。
大事な方から買ってもらった気に入った楽器として、ラベルはあまり気にせずに、末永く使われてはいかがでしょうか。
投稿者:れおちゃん 投稿日時:2004/02/25 20:00 ---20.124.56
こんばんは。遅くなって申し訳ございません。
ストラッド店員さん、弦喜さん、コメントありがとうございました。
ずっと気になってた事が分かって有り難く思ってます。
少しバイオリンを休んでたんですけど、また練習してみようと思いました。
本当にお忙しい中ありがとうございました。
Q:指板の改造について
投稿者:kuri 投稿日時:2004/02/16 02:03 ---02.123.127
はじめまして。
今2台目のバイオリンの購入を考えており、フランスの楽器を試奏中です。
表板に割れ修理の後があり、ラベルもありませんが大変良い音をしています。
ただ、弾きにくいので迷っています。
イタリアの楽器も何台か弾いてみたのですが、指板の縁が微妙に内側にカーブしているため細く感じられ、楽に弾けました。
今借りている楽器は裏側から見ても黒檀の黒い部分がくっきり見えるほど外側に広がっており、縁は角ばっています。フランスの楽器の特徴といわれればそれまでですが、左右1ミリずつだとしても合計2ミリネックより広いことになります。
また、ナットが角ばっており、ファーストポジションに戻るとき角に当たると痛いです(気をつければいいのでしょうけれど)。
それに、弦の間隔が広いのか、一度に押さえて重音を出すのがきついです。
この楽器の指板をイタリアの楽器のように縁を丸くして角を取ったら弾き易くなるのではと考えたのですが、それにより楽器や音色に影響は出ますか?
ついでにあご当てまで尖っていて痛いので変えたいのですが。
先生にも弾いてもらったのですが、「弾きにくくなければ絶対これが良いといえるんだけど・・・。」と言われました。
改造すれば何とかなるのでは?と思ったのですが、費用も含めどうなんでしょう?
楽器が予定より安かったので予算まであと20万円の余裕があります。
アドバイスをお願いいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/16 14:16 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
指板は弾きやすさに影響が出ますね。
弾きにくく感じるのであれば、交換する事は悪い事とは思いません。
音色に関する影響は絶対的なことは言えませんが今までの経験則ではあまり影響はないと思います。
費用は、指板、前駒、駒交換で5万円以内で出来ると思います。
それでは!
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/02/21 09:53 ---115.112.194
交換可能な部品が原因での弾きにくさは、大抵は調整でなおすことができます。
状態が悪い場合は、まず楽器にあうものに交換した上で、その状態でのベストに再調整します。結果、音質が若干変わる場合がありますが、演奏性最重視で、普通はあまり気にせず交換調整します。
指板が太い、角張っている、痛い、反っているなどの問題は、指板が質の悪いものでなく、かつすでに削られて薄くなっているものではない、のであれば、弦楽器工房で削り直し修理をしてもらえば、交換に比べてかなり安上がりの修理となります。(ストラッドさんのメンテのところから削り直し費用もわかるでしょうから、それに若干+αした値段でしょう。)
ネックが下がっている、ネックがかなり曲がってついているものもよく見かけますが、重傷ならかなりの修理費がかかります。再接着が必要な指板の浮きも時々見かけます。
指板を削り直すと、大抵はナットも交換することになり、また指板の高さが変わることから駒も高さ調整あるいは交換調整を行います。その際に、普通は適切な4弦の間隔に合わせ直すでしょう。ナットのエッジが人差し指の根元に当たって痛いという件も、そのナット交換時に丁寧に作業してもらえば、解消します。(自分で紙ヤスリの目の細かいもので軽く擦っても解消するのですが。)
顎当ても各種ありますので、弦楽器店で合うものを選んではいかがでしょうか。楽器の形状・音質と、演奏者の体型・好みにより、もっとも気にいったものを選びます。5000円〜1万5千円くらいでしょう。上記修理の際に、交換もお願いして、その楽器にフィットするように整形してもらえればベストです。
本当に気に入った音の楽器であれば、調整に少しお金をかけてでも使う価値は充分にあります。もしお店から購入する場合は「調整して出すのは当然」と思いますので、まずは先方負担での修理を強く主張すべき(あるいは修理費を値切るべき)でしょう。*悪い状態のものを平気で販売するお店から購入するのは、心配です。
投稿者:kuri 投稿日時:2004/02/24 23:52 ---02.123.127
コメント、ありがとうございました。
手の届く値段の楽器で見た目が良く、弾き易く、音も良いものにまだ出会えず、
何かを我慢して慣れるか、更に良いものを探し続けるか悩んでいましたので。
1本のペグが食い込んで5ミリほど飛び出していて、調弦時にすぐ緩みますので、ついでにその取替えも依頼してみます。
しかし、普通購入前からこんなに手を入れるものなんでしょうか?
使ううちにまた何か出てくるのではないかと少し不安です。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/02/25 00:32 ---115.112.194
まっとうなお店での販売の場合、普通はそのような点(すぐ緩むこと)は調整を済ませた上で販売するものです。
チューニングが楽にできる。魂柱・駒が適正な位置と適正な高さで立っている。割れやニカワのはがれは当然ない。まともな弦が張られている。指板・ボディーはきれいにクリーニングされている。 などは、弦楽器店で購入する場合当然満たされているべき要件でしょう。
その楽器が例えば良い物にもかかわらず10万円台などでしたら、修理・調整コストを省いて徹底的に廉価にこだわる店という見方も無理をすればできるかもしれませんが、それ以上の価格の楽器であれば、ペグがすぐ緩む状態のものは論外であり、そのような楽器を平気で販売してその修理・調整にお金をとるようなお店は、私なら信頼しません。
・次回そのお店で楽器購入の際に、今回購入する楽器は例えばストラッドさんのように8割程度で下取りしてもらえるか?
・演奏に差し支える初期の不具合は、無料で調整してもらえるか。またそれ以後でも、購入楽器については、無料または実費で修理、調整してもらえるか
は、確認しておいた方がよいでしょう。
もし、いずれか、あるいは両方がNGでしたら、高価な楽器の購入は控えた方がよいように思います。
以上、あくまでも私の個人的な考え方です。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/02/25 00:36 ---115.112.194
正しくない記載をしましたので、修正します。
>割れやニカワのはがれは当然ない。
→ 修理されていない割れや、ニカワのはがれは、当然ない。
Q:松脂について
投稿者:あい 投稿日時:2004/02/22 01:29 ---5.172.61
ここの掲示板を見ている方で、ギヨーム(P.Guillaume)の松脂をお使いの方
はいらっしゃいますか?実際、買って試せばいいことなのですが、すこしべったり
した松脂を探しています。で、同僚の弾き手の人と先ほど電話したところ
ギヨームがべったりしているとのこと。どんな感じなのか、教えてくいださい!!!
ほかにも、べったり系の松脂は何があるのでしょうか。
あい (今まで"さらっと"系)
投稿者:よが 投稿日時:2004/02/22 03:18 ---98.211.126
こんばんは.
ギョーム使ってますがどちらかというとしっとりしたという印象があります. Bernardel ほどではありませんが,一枚膜がはさまっているような感触はあります. 私が想像するべったり系というと Millant Deroux Rosin Dark(通称黒猫) か HIDERSINE Deluxe Dark で,個人的な感想としては,べったりからさらっとの順で
ハイダー > ねこ > アルシェ301 > ギョーム > ベルナルデル
です.
冬場はギョームですが,湿度の高い時期になると松脂を塗ってもすぐ湿気で固くなってすべってしまうような気がするので,黒猫とかアルシェに変えます.(毛替えを3ヶ月に1回ぐらいの頻度でできれば大丈夫なのかもしれませんが)
投稿者:celeste 投稿日時:2004/02/22 21:27 ---224.50.7
私はチェロなので御参考になるかわかりませんが、
最近ギリシャの松脂でMELOSというのが出ています。
これはライトとダークとがあって、私はライトしか入手できなかったのですが
弦への吸いつきのよさは気に入ってます。
ライトは、滑らかな演奏、ソロ、室内楽、そして春・夏の暖かい季節に使う事を
お勧めします。
ダークは、力強く音量を出すような演奏、オーケストラ、大きなホールでのソロ、
そして秋・冬に使う事をお勧めします。
と、うたわれていました。価格はベルナルデルと同じくらいだったと思います。
投稿者:あい 投稿日時:2004/02/24 00:44 ---5.172.61
よが さん
celeste さん
はじめまして!返信ありがとうございます。
今日、ギヨームを使って見ました(使ってる方のを少々拝借☆)。
ベルナルデルよりしっとりしてました。少し、考えてからどうしようか
決めます(そんな高くないから買えばいいんだけど。。。)リベンツェラ
の3番(って書いている)もしっとり系ですよね。リベンツェラのは
バイオリン用らしいのですが、松脂をつけてる感じないのでか
ベルナルデルをただいま使用中です☆
あい
Q:バロック楽器について
投稿者:アラカワ 投稿日時:2004/02/15 18:17 ---117.248.47
長らくバロック奏法を見よう見まねで試みているのですが、どこの楽器店をまわっても、
大阪でも、京都でも、いわゆるピリオド楽器を見かけません。今は、先日書き込みした
1817年製の楽器にピラストロのコルダを張り、あご当てを外して、イタリア製のバロ
ック・ボウ(スネークウッドで出来ています。)を使用して演奏しています。ピリオド楽
器を扱っている楽器店は日本には余り無いようですが、やはり職人さんにお願いして作っ
てもらうか、現在所有している楽器を改造するしかないのでしょうか。改造するとすれば、
ネック、指板の交換に始まり、バスバー、こんちゅうの交換、テールピース、駒まで、す
べて新調しなければならず、費用の面でもよく分かりません。一体いくらぐらいかかるも
のなんでしょうか。教えてください。また、ストラッドさんでは、ピリオド楽器を扱う予
定はないのでしょうか。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/16 12:57 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
バロックヴァイオリンですが、そうですね扱っているお店は殆どないと思います。
ただ、老舗オークションなどには出る事もございますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
改造の場合完璧にバロックにするとなると20万円前後はかかってしまうと思います。
当店でも今後扱う予定はありませんが、一本だけバロックのまま調整して弾ける状態にした楽器があります。非売品ですが。これは店主の趣味でやってみたのですがあまりいい音がしません。もし良かったら見に来てください。それでは!
投稿者:アラカワ 投稿日時:2004/02/16 22:10 ---117.248.47
どうもありがとうございます。なかなかバロック熱が冷めず、
楽器の購入まで思いあまって考えそうなときもあったのですが、
改造にも結構費用がかかるのですね。色々と参考になりました。
ありがとうございました。
投稿者:Geiger1951 投稿日時:2004/02/17 15:55 ---233.192.117
フィリップ・クイケンという方
http://www2.ocn.ne.jp/~kuijken/jp-top.html
が日本在住でバロック楽器を製作されています。
じつは有名なクイケン一族のおひとりで、日本語が堪能な方ですよ。
投稿者:TM 投稿日時:2004/02/23 17:40 ---9.46.177
東京府中市のある弦楽器のお店では、バロックバイオリンも新作で製作していらっしゃったりもして、私も完成直前の状態のバロックバイオリン(ネックがあんな具合になっているなんて、ちょっとショックでした!)を弾かせていただいたことがあります。
投稿者:与謝バソン 投稿日時:2004/02/23 23:21 ---140.196.60
古くからの Early Music (Oxford University Press) の読者にはお馴染みの
桜井浩一さんが横浜で工房兼店舗を開いておられます。
http://www.d2.dion.ne.jp/~s_viol/
バロック楽器の在庫もあるようです。
Q:古い弓の見極めについて
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/02/22 00:40 ---143.61.6
以前、古い弓には反り直しをしている
場合があるから、購入する際には見極めが肝心
といった内容のレスがついているのを拝見しましたが
反り直ししているかどうかは、見て判るものなのでしょうか?
ある楽器店に聞いたところ、見ただけではわからないが、
反り直しをした弓は戻ってくる場合があるので、そこで
判るという回答でした。
つまりしばらく使ってみないと判らないということの
ようです。なるほどと思いますが、購入する時には
これでは不安です。なにかよい見極め方法があれば
ご教示ください。
投稿者:昼アンド酸酢 投稿日時:2004/02/23 15:42 ---42.75.157
初めまして!
初投稿させて頂きます。
質問された件は、私も同じく非常に興味があります。
しかし、私の浅はかな考えでは・・・なぜ反りの付け直しをした弓がダメと言われるのか? もちろん製作時の状況と変わる事はオリジナリティーを失う事になるので良く無い事とは思いいますが、大抵の場合は製作時に熱を加えて反りを付けているはずなので、同じ事(厳密には違うでしょうが)ではないか??と考えています。
反りの付け直しをする事により、元の状況に近付ける事ができるならば反りの付け直しはした方が良いのではないでしょうか?
変な例えですが、反りの浅くなった演奏し難いよりも、私は反りを補正して弾きやすい弓の方が好まれるのではないでしょうか。
もちろん逆反りを順反りにする等といった極端な例は別ですが(^^;;
一般論ではなく、私の個人的意見ですのでテキトーに読み流して下さい(^^;;;
しかし、専門家の方がそうおっしゃるには根拠があっての事でしょうから、識者の方の御返答を期待しております。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/23 16:38 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
反り直しですが、見て解りません。(というか非常に難しいです)
持ってみて腰がなく弱いと感じるのであれば、お店に正直に反り直しをしているかどうかたずねるのが一番の方法だと思います。
ただ、誤解して欲しくないのが「弱い弓」イコール悪いではないという事です。
弱くても粘りがある弓は好む方がいますし、演奏しやすいという方も存在します。
いずれにしろ、他の弓と比べて極端に反りがなく弱い弓はたずねる方がいいと思います。
昼アンド酸酢さん。
おっしゃるとおり反り直しした弓は、反り直しする前の弓より当然いいはずです。
よくなければ反り直しした意味がございません。
しかし、残念ながら反り直しした弓は、もとに戻りやすいのでそれがダメといわれる原因ですね。それでは!
Q:弦楽器
投稿者:由美 投稿日時:2004/02/22 15:51 ---18.232.178
エジプトの弦楽器について知りたいんですけど
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/23 15:58 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
ご質問が漠然としているので、なんとお答えしていいのか解りませんが
とりあえず、ヤフーなどの検索エンジンで「エジプト 弦楽器」と検索してしてみてください。私がやったところ1000件以上のヒットがございましたので、由美さんの知りたい情報もその中にある可能性が高いと思います。
またヴァイオリン族以外の弦楽器は当店は専門外なので、詳しいことは解りません。すいません。それでは!
Q:購入したバイオリンについてお聞きします。
投稿者:まろ 投稿日時:2004/02/21 23:26 ---99.185.117
今回、ebayオークションにて購入したバイオリンについてお聞きします。
楽器を写真だけで買ってしまった、愚かな私にどうかお教えください。
ラベルは
Keszitette: Szep Ernö HANGVERSENYHEGEDÜ KESZITÖ MESTER Debrecen, 1946 OP. 119.
裏板の上下に楔があります。
ネットで調べましたが、おそらくハンガリー製?ぐらいしか分かりませんでした。
やはりだれも知らないようなものなのでしょうか?
私的には気に入っておりますが、、、自分のバイオリンの素性を知りたく投稿いたしました。ストラッドさんの掲示板をけがすようでしたら削除してください。
どうかよろしくお願いいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/23 15:20 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
Keszitette: Szep Ernö HANGVERSENYHEGEDÜ KESZITÖ MESTER Debrecen
調べてみましたが、まろさん以上の情報は分かりませんでした。すいません。
どなたかご存知の方いらっしゃいましたら宜しくお願いいたします。それでは!
Q:E線について
投稿者:かず 投稿日時:2004/02/18 11:45 ---233.108.114
はじめまして。かずと申します。バイオリンを習い始めて1年程になります。時々こちらで、皆さまのご意見などを拝見し、「弦楽器ってなんて奥が深いんだ!」と驚いています。そこでご質問です。
楽器はフランス製(1900年代半ば)で、どちらかというと「ぱーん」としたまっすぐな音です。とても気に入っています。
今は、G・D・A線にオブリガートを、E線にゴールドを使っています。
さてE線についてです。NO.1は好きでしたが、1ヶ月過ぎ頃から「キーキー」音が出る様になってきたので外しました。(近日中の弓の毛替えで納まるかもしれませんが。)ゴールドは、とても落ち着いて安定した音に感じます。ゴールデンスパイラル・ソロは、(この楽器だと)オブリガートに合わない感じがしました。
オブリガートは気に入っているので、これに合う音色のよいE線のおすすめがあれば、教えていただけないでしょうか。長くなってすみません。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/19 11:23 ---227.118.68
いらっしゃいませ、
弦の場合、他の弦との相性より、やはり楽器との相性が大きいと思います。
こればかりはやってみないと解らないというのが正直なところです。
店主はオブリガードが大好きで自分の使う楽器には付けていますがE線はGoldbrokat 0.27を張ります。
経済的なことを含めて総合的に見てGoldbrokat 0.27が一番好きのようです。
それでは!
投稿者:かず 投稿日時:2004/02/23 09:12 ---233.108.114
ご親切にお答えいただき、ありがとうございます。
楽器との相性・・・本当にそのとおりですね。おすすめの弦、試す機会を作りたいと思います。
Q:バイオリン、弱音器について
投稿者:三木 投稿日時:2004/02/26 23:50 ---44.20.217
弱音器でゴム製のウルト*でこま全体を覆うものは確か一手だけだったと思うのですが、
ゴム製のこま全体を覆うもので他製品をご存知の方おられませんでしょうか?
やはりパテントの関係で一手だけなのでしょうか?お詳しい方がおられましたらぜひとも
ご教授頂きたくお願い致します。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/02/27 11:56 ---205.147.34
いらっしゃいませ、
おっしゃる通り、駒全体を覆うものは今の所ウルトラだけす。
理由はわかりません。それでは!