Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:とても親切に
投稿者:cestino     投稿日時:2004/03/16 23:07  ---6.194.180

 本日は、バイオリンの鑑定をお願いしましたCestinoと申します。 
 お会いして、御主人を含め皆様とても感じの良い方ばかりで、とても親切にバイオリンを見ていただきまして、ありがとうございました。
 御商売をされているにもかかわらず、良い物は良い、悪いものは悪いと商売抜きで、御意見をお伺いすることが出来、安心をしてお話させていただきました。
こういうお店が近くにあるということが私にとって大変幸せに思いました。
 今回は御社にお願いすることが出来ませんでしたが、次回何かございましたら、御社にお願いしたいと思っております。

Q:駒の向について
投稿者:SHUN     投稿日時:2004/03/15 23:05  ---205.27.7

はじめまして、こんにちは。
高校のオーケストラ部にて、ヴァイオリンを弾いているものです。
早速ですが本題に入ります、私は学校の楽器を借りて使っているのですが
気になる点がありまして、その気になる点とは、
駒の向きと位置についてのことなんです。
今、私が使わせていただいている楽器の駒が、友人のmy楽器の駒とは逆向きについていることと、反っているのです。
まず、駒の向きが逆というのは、駒の角度がついている側がテールピース側にきていることから判断したのですが、先輩が確認したところ「問題ない」と言われてしまいました。
反りについても同様のことを言われてしまいました。
その問題の駒は誰が見ても明らかに反っているといわれてしまうぐらい反っています。
果たしてほんとうに問題ないのでしょうか?

投稿者:某都立高校1stVn.の男     投稿日時:2004/03/15 23:15  ---117.92.208

それって、問題大有りですよ。
まず、駒の傾きはe線の方が低いのです。
それと反りは絶対にタブーです。音が死んでいます。

向きが逆なら自分で直せば特に問題はないのですが、やはり魂柱との位置がずれてしまうと思うのでちゃんとした方にやってもらうのがいいのですが、駒が反っているとなると、交換しかないですね。

先輩に強請って交換、調整に出してもらってください。
確実に、今まで以上の響きがすると思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/16 01:21  ---115.116.101

指板の端のあたりで、G線の指板からの距離は約5ミリ、E線の指板からの距離は3〜3.5ミリくらいが標準です。もし、駒が逆についていることで、逆転しているような状態になっていると、G線では強く弾くとビビリが発生したり、E線はテンションが強くなりすぎて弾きにくい(特にハイポジションは弾けない)とともに無理な押さえ方をすると指を痛めたりします。さらには、不正規な状態で引き続けると、演奏に変な癖がつきますので、あとからそれを直すのは大変になります。

駒の強い反りは、音質面はもとより、駒が倒れるという危険をいつもかかえていることになります。
想像するに、
・かつて、駒が反り、傾き、一度その楽器の駒が倒れた。(前の使用者の時?)
・前の使用者は、よくわからないなりに、取りあえず駒を立てた。
・それから調整されることなく、今に至る。
E線のアジャスタの下に、アジャスタによる打ち傷がついていませんか? もしついているなら、その想像が現実である可能性は50%以上です。
そのような状態であれば、魂柱(f字孔から見える本体の中に立っている大切な棒)も位置がずれている可能性が高く、駒とともに魂柱位置も調整することをおすすめします。

「何らかのトラブルでハンドルを真っ直ぐにしても曲がって走ってしまう、車検も定期点検も行っていない車で運転している」のと同じような状況と認識した方がよいでしょう。

駒は、削って傾きをつけた方が指板側、真っ直ぐな面が顎当て側にきます。そして、そのまっすぐな面が本体に対して垂直になるように立てます。その状態で足裏がきちんと本体に密着するように足裏は削ってあるはずですし、またそのように立てたときにネックから本体端面までの弦長と、本体端面からの駒までの弦長が2:3になるのが正しい姿です。

投稿者:SHUN     投稿日時:2004/03/16 21:35  ---205.27.51

調整に出してもらうように頑張ってみます。
この度は、ほんとうに御世話になりました。
これからもよろしくお願いします。

Q:お尋ねします
投稿者:ヘリコア     投稿日時:2004/03/16 10:27  ---124.246.47

先日、ある工房で毛替(バイオリン)をしたのですが、毛替前よりノイズ音が増えました。原因としては、どんなことが考えられるでしょうか?
通常より毛量をやや多めにしてもらいました。 それが原因なんでしょうか?
松脂は黒ネコを使ってます。
宜しくお願いします

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/16 15:19  ---227.12.131

いらっしゃいませ、

見てみないと正確な事はいえませんが、恐らく毛の量が増えた為だと思います。
毛が増えた為、松脂も多めに付いているいるのではと想像いたします。
松脂をこれ以上塗らずに様子をみてはいかがでしょうか?それでは!

Q:ドイツチェロについて
投稿者:3/4チェロ太郎     投稿日時:2004/03/12 13:37  ---186.71.1

ひとつお尋ねします。
ドイツには、世界的に有名な大手バイオリンメーカーがいろいろあります。
(カール・ヘフナー、ペゾルトなど)
また、自分の持っているレオンハルト(ミッテンバルト)や、イルナー、ゾンマー、ゼムリンガーなど、比較的小規模な工房も数多くあります。

それに対して、イタリアなどでは、大規模なメーカーはほとんど聞かず、個人、あるいは一家での工房が大勢のようです。
これは、国民性、文化の違いが原因かもしれませんが、たとえば、ドイツの小規模な工房は、やはりイタリアのような手工品の楽器を専門に製作するところは、あるのでしょうか?
最近のドイツチェロは、全体的に量産、あるいは半手工的な仕上げの楽器が良く目につき、イタリアのような、製作者の個性が感じられる、手工製の雰囲気を持っているものはほとんど見ません。(ひょっとすると、手工製でも、製作方法の違いなどで、量産っぽく見えるだけかもしれませんが)

ちなみに、私の持っているレオンハルトは、先代のウィルフリードさんのもので、仕上げや音質など、なんとなく手工製の雰囲気を感じさせます。これは、10年ほど前に見たことのある彼の作品全般について言えることです。

もし、完全に手工で製作しているドイツの楽器があれば、見てみたいと思っています。
どなたか、この点について知っている方が見えたら、なにかしら情報を教えてください。

投稿者:YE     投稿日時:2004/03/12 23:22  ---145.216.183

ヴァイオリンですが、有名どころではJoachim Schadeを弾いたことがあります。
マスターメードの素晴らしいものでした。
このメーカーは、カール・ズスケが使っていることでも知られています。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/13 00:52  ---115.116.101

Eckart Richter, Josef Kantuscher といった名前を聞いたことがあります。
カントゥーシャ氏は、日本人の製作者として名の知れている無量塔蔵六氏の先生のようです。ほかにも、有名な製作者はたくさんいるでしょう。
ただ、ドイツというと量産品のイメージがあり、楽器店としてはなかなか高い手工楽器は
売りにくいのか、日本の楽器店はどうしても新作手工楽器についてはイタリア製(とくにクレモナ?)を仕入れる傾向にあるようです。

ドイツは、まだマイスター(親方)制度が残っており、しかるべき教育を受け、マイスターの工房で修行をした後、試験をうけてやっとマイスターの資格をとって工房が持てます。
マイスターでも、へたな人/上手な人、手工にこだわりこじんまりと工房を構えている人/商売上手で工房というよりも工場経営者のようになっている人、などいろいろいます。

なお、最近のトリエンナーレ(クレモナの弦楽器製作コンクール)の入賞者を見ると、チェロについてはドイツ勢が健闘しています。

投稿者:TAM     投稿日時:2004/03/13 06:51  ---175.176.2

先日ちょうど「バイオリンの銘器」という本を書かれた渡辺恭三さん(LAでバイオリンショップをやってらっしゃいます)という方とお話する機会があり、同じような話題になったのですが、イタリアの手工品を作ってらっしゃる方は、ドイツのバイオリンは(この話題ではカントゥーシャ氏のバイオリンでした)マシンメイド(半手工もしくは機械製)だという悪口をよく言うそうです。(もちろん実際には本当に手工品である楽器について言っているのですが)

しかしながら、お店で実物のカントゥーシャ氏のバイオリンを実際に拝見させていただきながら感じる事は手工品における「精密さ・完璧さ」というようなものに対してもとめる方向性みたいなものが、イタリアの方とドイツの方では異なるのではないかということでした。
つまり、機械で削りだされ、加工されたかのように平滑で精密な(特にパーフリングの処理など)ものをドイツの手工品では求めているように感じました。もちろんドイツのガイゲンバウマイスターの方々の中にもそれぞれ目指されているものは違うものがありますし、本当に機械製の楽器も当然あるかとは思いますが。。。

私は実はイタリアの楽器のほうが個人的に好きですから、上記の「精密さ・完璧さ」よりイタリアの艶かしさとか人間くさいところが好きですが。。。。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/13 13:43  ---115.116.101

道具としての性能・機能美を追求するドイツ人気質と、美術工芸品的な要素を重視するイタリア人気質の差ということでしょうね。(例外はあり、あくまでも全体的な傾向でしょうが...)

ドイツはヴァイオリンという歴史の中では、ヤコブ・スタイナーという突然現れ不幸の中に消えていった1人の天才を除いては、オリジナリティーのあるモデルを生んでいません。
イタリアで修行を行ったマティアス・クロッツが、当時人気の高かったスタイナーのモデルを模倣した楽器をミッテンバルドで町ぐるみ(今で言えば町おこし)で大量に製造・販売するようにしたのが、ドイツでヴァイオリン製作・販売が産業として根付いた最初でしょうから、もともとオリジナリティーを重要視するところからはスタートしていないとも言えます。

カントゥーシャ氏は、大学では建築を学んでいた人ですので、ヴァイオリンの構造を力学的に解析し、常に研究を続けながら論理的な設計・工法を考案し、それを多くの弟子に広めている方です。まさに、道具としての性能・機能美を理論的な裏付けも持ちながら追求するというスタンスに見えます。
その弟子の1人である佐々木朗氏(私も時々引用させていただくマイスターのQ&Aの本&ホームページ著者)も興味深い様々な実験を続けていますが、カントゥーシャ氏の影響もあるのかもしれません。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2004/03/13 18:28  ---179.58.87

YEさん、弦喜さん、TAM さん、いろいろ興味深いコメント、ありがとうございました。
たくさんの方々に書き込みしてもら、みなさんが、この件に興味を持って見えると知り、嬉しく思いました。
以前にも書き込みましたが、楽器にかぎらず、車などでもドイツとイタリアをはじめ、文化の違いが、さまざまな製作品に表れるというのは、なかなか興味深い話題です。

ミッテンバルトでは、スタイナーのモデルで町おこしをおこなった、という弦喜さんのコメントは、すごく感心しました。よく知って見えますね。自分のチェロに、どこかイタリアの香りがするのも、納得しました。

生産性・経済性から見て、ドイツ(日本も似た傾向がある)が工業製品が全般に得意というのは、納得できるところです。楽器も、その延長線上にあるのでしょう。

ただし、芸術性の高い楽器や、絵画などは、手間がかかっても他者と違う個性のものを生み出そうとするイタリア人の気質にあっているんでしょうね。
知り合いの方が、イタリアで楽器製作をしていますが、決して経済的には豊かではない、と聞いています。(イタリア人で、有名な製作者でさえ、そうらしいです)
経済一辺倒で、経済大国=理想の良い国、という構図のもとでは、経済性さえ高めればよいでしょうが、最近は、もっと人間的で、個性を重んじて生きる事が、日本でも広まっているような気がします。そんな中、チェロを始めとして、実に人間的な弦楽器に接して、人間性の回復というか、真に人間的な時間を過ごせることは、本当に幸せなことだと、日々感謝しています。

なんか、難しい話になってしまいましたが、ご回答していただいた皆さん、タイヘンにありがとうございました。

投稿者:よしこ     投稿日時:2004/03/14 09:06  ---45.2.205

友達が、イルナーさんの作った素晴らしいチェロをもっていて、「楽器の点検に行くから一緒に来ない?」という誘いにのって彼の工房を訪ねたことがあります。小さな仕事場で1人こつこつと仕事をしていました。仕事への情熱、まじめさ、より素晴らしい音を追求する研究熱心な様子に心を惹かれました。ドイツ製だってなかなかですよ!

投稿者:3/4チェロ太郎     投稿日時:2004/03/16 14:09  ---186.71.1

よしこさん

ドイツ製でも、手工品でデキの良い楽器はありますね。イルナーは、カタログで見たことがあります。音はわかりませんが、見た目は、落ち着いていて、美しい木目の楽器でした。
ただ、そういう手工製のドイツ楽器を、店頭で見る機会があまりないのが残念なので、ここで質問させてもらったんです。(特にチェロについて)やはり、店頭ではイタリアの手工品が主流で、ドイツの優秀な手工品がもっといろいろな楽器屋さんで見られるようになる事を、切に希望しています。

Q:Vnの弦の相性について
投稿者:青みかん     投稿日時:2004/03/14 10:05  ---39.46.17

こんにちは★初めての投稿デス!!
まだ初心者なのですが、今度の演奏会までに弦をはりかえよぉと思います。
弦の種類やそれによっての音色の変化など、よくわかりません。
買いやすくて、オススメの弦ありますかぁ?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/15 14:51  ---205.147.34

いらっしゃいませ、

弦は難しいですね。
楽器との相性などもございますので、実際に張ってみないと楽器との相性は解らない部分がございます。
買いやすい(低価格)という事であればドミナントがお勧めです。
それ以外ではインフィールドレッドやオブリガード、エバピラッチ、などが店主は好きですね。

他のお店のページなのですが弦の特徴などが簡単に書かれたページがございますので
ご紹介いたします。
http://shop.fstrings.com/string.asp?inst=vn

それでは!

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/15 14:52  ---205.147.34

?が入っているのでリンクしませんね。
お手数ですがコピーして直接アドレスに貼り付けてください。

投稿者:青みかん     投稿日時:2004/03/16 01:56  ---39.46.17

ありがとうございます♪
さっそく明日楽器屋に行って見てみま〜す☆

Q:いつの時代なのでしょうか・・・
投稿者:はるん     投稿日時:2004/03/14 00:03  ---253.2.201

トルコ在住のものなのですが、友人より奇妙なバイオリンを入手しました。
ラベルも何も無いので途方に暮れているのですが、下の特徴から年代とか
産地とかわかるものなのでしょうか。

持ち主の話では50年以上使われていなかっただけでなく、ケースの木箱の
中からオスマン文字で書かれたメモが出てきたところを見ると、少なくと
も1900年以前に作成されたものと思われます。

特徴としては、指板、テイルピースに貝の賞玩が埋め込んであり、裏板に
も巨大な賞玩がありました。裏板の賞玩はあまり一般的でないと思うので
すが、2枚板を貼り付けた後に加工されたようで、中心に2cmほどの円形、
それを囲むように10枚ほどの賞玩がなされています。ちょうど太陽の模様
みたいな感じです。あと、表板の縁は白とこげ茶の帯状で加工されていま
す。縁の上部を削り取った後、細工が埋め込まれたように見えます。

弓に関しては、スネークウッドと象牙のコンビです。毛変えを今頼んでい
ますので、引き心地はまだわからないのですが、普通の弓より少し軽く細
い感じがします。細工の作りを見ますと、バイオリン、弓ともに相当の腕
前の職人が作ったのではないか、と思います。

音に関しては最初しばらく全然鳴らなかったのですが、弾いているうちに
爆発的に響くようになりました。長い眠りから覚醒したという感じでした。
これまで、フレンチのモダンを使っていたのですが、それが玩具に聞こえ
るくらいです。

相当の掘り出しものだとは思うのですが・・・
画像で判別できる方がおられましたら、メールで送ります。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/14 11:52  ---115.116.101

裏面の大胆なインレイ、表板・裏板のエッジの装飾、指板・テールピースへのインレイのヴァイオリンは結構よく見かけます。上記全部がはいっているものもあれば、一部だけの場合もあります。

裏面へのインレイの楽器は、米国eBayオークションをみていると、毎日とは言いませんが、結構頻繁に出品されています。例えば、今ちょっとみただけで下記のようなものがあります。その他にお日様のような形の装飾、貝細工ではなくお城のようなものを彫り込んだようなもの、もけっこう見かけます。

http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=3709927308&category=38108
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=3710954320&category=38108

国としてはドイツ、フランス、チェコ、ハンガリー等のものをよく見かけます。20世紀初頭前後のものを見ることが多い気がします。
装飾だけでは、時代も国も特定できません。それは楽器の作り・仕上げの特徴、経年度合い等で見るしかありません。

弓も、材質では判断できず、その形状の弓がいつごろよく作られたかで判断することになります。スネークウッドであるかについても、焦げ茶にニス入れがされておりそれが剥げてきた結果、スネークウッドのように見える弓が結構ありますので要注意です。(私も棹はそのように見える、形の変わったアイボリーフロッグ&鹿角のアジャスタの弓を1本持っています。)

投稿者:なかじん     投稿日時:2004/03/14 12:37  ---6.149.205

 以前、ストラドやガルネリを弾かせて貰ったことがありますが、全然歯がたちませんでした。
いい楽器というのはそんなものらしいです。
 装飾品の場合、何個か見たことがありますが名器のもの(これは楽器屋さんにあった写真でですが)と比べようもないものでした。
 こういう装飾品は楽器屋さんの階段の壁に何十個も飾りでぶら下がってたりします。
 まず自分で判断するとしたら、名の通ったいいものと比べればよいのではとおもいますが。

投稿者:はるん     投稿日時:2004/03/15 21:08  ---153.226.113

皆様ご回答、ありがとうございました。

なるほど、E-bayの写真を見ますと、よく似ておりました。
指板のインレイなどそっくりでした。インレイが多数ほどこさ
れたものは、それほど特別なものではないのですね。むしろ、
楽器としての評価はされにくいのかもしれません。

年代的には、やはり弦喜さまのおっしゃるとおり、19世紀末か
20世紀初頭かと思われます。

オスマン時代の後期(19-20世紀)はヨーロッパの文化が大量に
流入してきた時代ですので、その流れにのってやってきたバイオ
リンなのでしょう。なんでも持ち主の家族はオスマン時代の将軍
家だったということで(ほんとかどうかは知りません…)、当時
のヨーロッパかぶれした貴族が持ち込んだか製作させたのかもし
れません。

ストラド、ガルネリなどの名器は弾いたことがありませんので、
比べようがないのですが、そこそこのオールドは何本か試した
ことがあります。今回発掘したバイオリンにはラベルがありま
せんが、音的にはいい線いっておりますのでちょっと期待して
しまったわけでした(笑

いずれにしても、宝物として大切にしたいと思います。

どうも、ありがとうございました。

Q:This is first time!!
投稿者:卑弥呼     投稿日時:2004/03/14 11:32  ---10.148.200

はじめまして☆
私は4年前に少しだけチェロをやっていたのですが、わけあってやめてしまいました。
しかしチェロの魅力にとりつかれたままで、もう1度やりたいと思ってるのですが、そこで皆さんに聞きたいことがあります!チェロを購入しようと思うのですが、どんなメーカーでどんな種類・特徴のチェロを買えばいいでしょうか?以前は知り合いの方から借りていたのですが、その種類や作った方などは忘れてしまいました。チェロの先生が誉めるほどのものではあったそうです。それは子供用だったので(当時は12歳でした)もう成長した今借りたくても借りられません。そのチェロの音に聞きなれているのでいいものを買いたいとは思うんですが、経済的にはあまり余裕がないので、ある程度の金額で買えたらと思ってます。欲を言えば20〜30万くらいです。よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/15 14:54  ---205.147.34

いらっしゃいませ、

ご予算から考えて、ベストなのが、中国製の半手工品、ドイツ製の量産品だと思います。メーカー名に関してはここでは控えさせていただきます。それでは!

Q:
投稿者:ガルル     投稿日時:2004/03/13 18:38  ---119.192.39

こんばんは。どうかお教え頂きたいのですが、THE WURLITZER CREMONA VIOLIN,他小さく、CHICAGO CINCINNATI とラベルに書いてあるヴァイオリンを持っているのですが、解る限り詳しくお教え下さい。お願い致します。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/14 00:20  ---115.116.101

マルクノイキルヘンから移住したRUDOLPH WURLITZERが、シンシナティの小さな家から始めて、お店を増やし、最終的にはアメリカで最大のヴァイオリンディーラーとして築き上げたのが The RUDOLPH WURLITZER Co.です。英国ではW.Hill & Sons商会が有名ですが、20世紀、特に前半においてそれに匹敵するアメリカのディーラーだと思います。
オールド・モダンの銘器含む楽器の売買&コレクション、本の出版、楽器製造販売などを行っていたようです。(現在はもうないと思います。)

上記は断片的な情報から私がなんとなくそう思いこんでいるのかもしれませんので、WURLITZERと聞くとそんなふうに思っている人間がいる、という程度に受け止めてください。(手元には1931年に発行された、The RUDOLPH WURLITZER Co.の数多くの銘器のコレクションのカタログがあります。)

THE WURLITZER CREMONA VIOLIN というラベルのヴァイオリンに関する情報はありませんが、WURLITZER、 CINCINNATI から連想すると、WURLITZERお抱えの工房/工場で作られた楽器の可能性が高いように思います。(工場を持っていたのか、委託生産で作っていたのかは知りません。)

不確定な情報はあまり書き込みたくはなかったのですが、書き込みがないので、参考までに書きこませていただきました。

投稿者:ガルル     投稿日時:2004/03/14 22:50  ---119.192.39

弦喜様、ご親切に、誠に有難う御座いました。

Q:ドイツのキルシュネックバイオリン
投稿者:としぞう     投稿日時:2004/03/11 11:09  ---41.124.253

始めてメールさせていただきます。
最近バイオリンを始めようと思い立ち、バイオリンも購入し、今月からレッスンをはじめたものです。自分が購入したバイオリンについて質問があります。楽器本体は、中級に進んでも買い替えなどしなくとも使えるものが欲しかったので本体のみで20万円くらいの予算を組んでドイツのキルシュネックバイオリンの#19を買いました。(ラベルにはFranz Kirschnek Brauningshof uber Erlangen Anno 2003って書いてあります)買ってしまってからお聞きするのも何ですが、ネットで調べてもあまり情報が得られないので質問しています。キルシュネッックバイオリンについて、評判等知っている方がありましたら教えていただけないでしょうか?また、私の購入した#19は、ずっと(できれば一生)つきあって行ける性能を持ったバイオリンなのでしょうか?また、こちらのサイトでは、ラベルに書いてある職人さんの名前がよく話題になりますが、私のバイオリンの場合、職人名を冠したものではなく、「フランツ・キルシュネック工房製」ということでとらえていいのでしょうか?購入した楽器屋さんの説明では#19は熟練した職人による完全手工品ということだったのですが、私の楽器を作った職人さんの名前はラベルには表れてこないってことですよね。なんだかまとまりのない文章ですみませんがよろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/11 12:38  ---205.147.34

いらっしゃいませ、

>ずっと(できれば一生)つきあって行ける性能を持ったバイオリンなのでしょうか?

そうですね。難しいご質問ですね。
付き合える方は付き合えると思いますし、そうでない方は付き合えないと思います。
これはどのヴァイオリンでもいえることだと思います。

>「フランツ・キルシュネック工房製」ということでとらえていいのでしょうか?

そうだと思います。
それでは!

投稿者:Sprunlgi     投稿日時:2004/03/11 17:48  ---82.251.225

Kirschnekは私も以前使っていました。ドイツの大手の楽器メーカーです。
厳密な規模の比較は出来ませんが、Paesoldなどのような会社を思い浮かべれば良いのではないかと思います。日本ですと、鈴木とか文京楽器というところでしょうか。
特別に良いとか悪いとかいうような噂は聞きません。
ちなみに、私の楽器を以前、職人さんに見てもらったところでは「まじめにきちんと作られている」という返事でした。

投稿者:としぞう     投稿日時:2004/03/12 13:13  ---111.190.254

キルシュネックバイオリンに関する情報ありがとうございました。私も、商品購入前の写真を見た段階から、また実際に楽器を手にとってみてからも「まじめ」な質実剛健そうな楽器だと感じております。(「ドイツ製」だからという偏見が入ってるかも知れませんが)今はまだ「きらきら星」レベルなので、早くこの楽器の出してくれる音に応えられるよう、レッスンに励もうと思います。楽器のことなど、これからこちらのサイトも参考にさせていただきながら、いろいろ勉強して行きたいです。

Q:チェロの制作者について
投稿者:doi akira     投稿日時:2004/03/09 21:43  ---.151.24

チェロ歴2年目の人間です。じつはこの前、チェロを買いましたが、作者がcasa della musaでブダペスト製と中に書いてありました。この方は、一体どんな方なのでしょうか。買ったチェロはかなり自分としては満足しています。ただ、インターネットで検索しても分かりませんでした。もし分かりましたら教えて下さい。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2004/03/10 13:02  ---211.206.162

doi akiraさま、

 全くの憶測ですが、「casa della musa」というのは人名ではなく工房の名前ではないでしょうか。 イタリア語で Casa は家、della は of the、musa はミューズ(芸術の女神)の意味です。

 Yahoo(本家US)で、"casa della musa"で検索かけたら3件引っ掛かりました。
2件はイタリア語だか何だか、小生には判読不能ですが、1件は日本の楽器店(の在庫紹介)なのでここに聞けば何か解るのでは?

投稿者:doi akira     投稿日時:2004/03/11 23:23  ---.151.20

たいへん有り難うございました。これからもチェロを頑張っていきますので、何かの際には御指導のほど、宜しくお願い申し上げます。