Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:エンドピン丸ごと交換にあたって。。
投稿者:むーみん     投稿日時:2004/03/17 18:40  ---110.59.58

初めまして。
チェロ本体にエンドピンがついている穴に関して質問させていただきます。
私のチェロは Stahlhammer というエンドピンを現在使用しているのですが
どうやら 楽器本体に差し込んでいる穴が大きいらしく
別のエンドピンに交換となると「穴を埋めなくてはならない」
らしいのです。
一度広くした穴の直径を狭くする事は 楽器の為にはいかがなものでしょうか?
また、どのようにして 穴を狭くするのでしょうか?
教えてください。
よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/18 11:37  ---107.45.134

いらっしゃいませ、

エンドピンの孔をぜばめる作業は、一度木を埋め込み改めて穴を開けるという作業になります。ペグの穴なども同じように埋めてから空け直します。
非常に一般的な修理の方法なのでご心配はいらないと思います。
それでは!

投稿者:こあら     投稿日時:2004/03/18 15:16  ---196.104.75

穴の大きさがあまりにも違う時には一度埋めて再度開け直すという作業が必要に
なりますが、あまり大きさが変わらない場合には、周囲に薄い板を噛まして隙間を
埋めるという作業で済んでしまうと言うこともあるようです。

投稿者:むーみん     投稿日時:2004/03/20 02:00  ---41.29.2

大変わかりやすいお答えに
不安がふっ飛びました!
ありがとうございました!!

Q:教えてください!
投稿者:kaori     投稿日時:2004/03/13 21:36  ---170.25.46

こんにちは。
部活でヴィオラを始めてからもうすぐ1年になります。
しかしいまだに、大きな音が出ないんです。このまえ先生に「全然音に響きがない。」と
言われました。そう言われてみると・・・なんだか音に芯がなくて、こもっているんです。
弓の圧力をもっとかけたほうがいいとか言われるのですが、自分では精一杯かけて弾いているつもりなんです・・・。しかもこれ以上圧力をかけると、音ががさがさしてしまいます。どのように弓をつかえば、芯のあるきれいな音がでるのでしょうか?

投稿者:はるん     投稿日時:2004/03/14 00:17  ---253.2.201

↑で書き込んだものです。場所代といってはなんですがヒントを一つ。

音は圧力で出すというよりも、弓と腕のしなりを意識するといいかもしれま
せん。上から押さえ込もうとすると、音が割れてしまいます。

真ん中より上の部分が一番柔らかい音が出しやすいゾーンですのので、感覚
をつかむには弓の毛を多少緩めに張って試してみるといいと思います。

肘と腕を硬く固定してしまうとやはり音が割れてしまいますので、柔らかく
弾力を吸収するような意識で弓がひっかかるとツーンと芯のある音が出ます。

文章だとうまく説明できませが、こんな感じでしょうか…

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/14 00:58  ---115.116.101

私は、普段はヴァイオリンを弾いていますが、時々ヴィオラも弾きます。
学生時代に、演奏会に出るために初めてヴィオラを持った時、ヴィオラらしい音を出せるようになるまで3ヶ月ほどかかりました。ハ音記号の楽譜が読めないのは別途問題として、左指は問題なくおさえられるのに、最初はどうしてもヴァイオリンのような細い音しかでませんでした。

その時には、C線がきちんと基本振動するまで、Cの開放弦でゆっくりじっくりとロングトーンのボーイング練習を徹底的に行いました。最初はうまく振動しないのですが、たまたま力加減がうまくいき弦を理想的に振動させられた時には、綺麗に一つの大きな弧を描いて振動します。弦を見つめてその円弧ができる時の感触を覚えながら、次第に確実に弦をとらえる時間を長くしていきました。私の場合、毎日結構弾いて、3ヶ月くらいである程度感覚がマスターできたように思います。(今では、最大振幅まで振動させると隣のG線に触れるくらい振動させられます。)
言葉で言えば、弓を持つ指全体にバランスよく腕(肘)の重さをかけて柔らかく圧力を与えて、弦を駆動する、といった感じになるのですが、これだけは実感しなければわかりません。
アドバイスできるとすれば、できるだけ大きくゆったりと構えて、弓は少し上の方から腕全体で柔らかく圧力をかけるように心がけましょう、くらいでしょうか。指や手首に力をこめ力まかせに押さえつけるのとはまったく違います。(弓の毛をあまり寝かせずに、全幅で弦を駆動させることも、やってみたらその感覚が掴みやすいかもしれません。)
いったん、ゆっくりなボーイングで一番低い弦を長い時間基本振動させる感覚をつかめば、あとはそれをベースに、別の弦で同じように鳴らしたり、弓を置いた状態から一気に基本振動をさせてから弓を浮かせたり、次第に弓の速度を上げ力を抜いて弓速と圧力のバランスをとったり、といった応用で、演奏の引き出しを増やしていくことができます。
我流のマスター方法ですが、私の場合効果がありましたので、ご参考まで...

投稿者:よが     投稿日時:2004/03/14 22:09  ---98.112.123

駒から1cmのところでロングトーンの練習をすればもっと大きな音が楽に出せるようになると思います.

まず準備として爪を切り手洗いをして体全体と腕,手首指のストレッチをします.
練習メニューは弓のスピードは全弓片道4秒,2秒,1秒...1秒で全弓2往復まで5段階×それぞれの弦4本×1パターン1分でトータル20分ですが,早すぎる弓は無理に練習しなくてよいと思います. 左手はC線開放,それ以外はとなりの開放弦とオクターブになるように1stポジションの3の指を押さえます. 顎は楽器がゆれなければはさまなくてもよいです.

右手は弓が落ちない程度に軽く持ち,圧力は毛と弦がかみ合う範囲で少なめがよいですがプチプチした感じはなくさないように気をつけます. 指の関節がかなり頑丈なら弦はトマスティックのスピロコアに変えた方が(小さな音は逆に難しくなりますが)音は大きくなります. 他のブランドのスチール弦は音がこもるのでやめた方がよいと思います.

こんな感じの弾き方が近いと思います
(ストラッドさんの楽器の試奏音のコーナーのサンプルです)
http://www.strad.co.jp/movie/vi-0804s.wvx

ではでは

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2004/03/15 19:01  ---211.206.162

Kaoriさま、

 先ずは「楽器がよく鳴っている状態」を体験・体得するのが先決かとお見受けします。
(見当違いだったら失礼をお許し下さい。)

 「よく鳴っている状態」とは、上記の弦喜さんの仰る「力加減がうまくいき弦を理想的に振動させられた時には、綺麗に一つの大きな弧を描いて振動します。」という状態です。 ここで、「力加減」というのは大雑把には、弾く位置(駒からの距離)、圧力、弓の速度、の組合わせですが、楽器の鳴らし方を探る場合、弓の速度は楽器任せにすると良いように思えます。
 具体的には、適当な圧力で弓を弦に押し付け、それから、弓を引く(弓竿と平行の)方向に少しずつ力をかけていきます。 引く力が、弓と弦との摩擦力に打ち勝った所で弓は勝手に動き始めます。 ここで弓の速度を弓任せにするのがミソです。 こうすると、弓は勝手に最適速度で動きます(少なくともチェロの場合)。 弦が軽いヴァイオリンやヴィオラでは一寸難しいのかも知れませんが、ヴィオラのC線なら結構いけるのではないでしょうか。
 この感覚が解れば、いろいろな運弓速度で「鳴らす」、いろいろな音量で「鳴らす」、敢えて「鳴っていない」音を出す、といったことの意味がよりよく解るようになります。

 .....と言うのはまぁ、一素人チェロ弾きの体験談なのであまり鵜呑みにせず、経験豊富な諸先輩のフォローを待ってください。

 なお、無断引用で恐縮ですが、「楽器を鳴らす練習として、チェロの構えで弾いてみる」にといったことが、上にコメントされている「よが」さんご自身のホームページに書いてありますね。ご覧になりましたか?

投稿者:kaori     投稿日時:2004/03/19 21:09  ---171.46.168

どうもありがとうございました!早速やってみます。

Q:チェロの選び方教えてください(o_ _)oペコ
投稿者:フーガ     投稿日時:2004/03/17 15:01  ---10.76.230

私は幼稚園〜小学校低学年ころまでバイオリンを習っていました。その頃は嫌々で、すぐやめていまいましたが、中学校の吹奏楽部の中で音楽の楽しさを知り、やめたことを後悔しています(; ;)
中学ではオケ部はなく、トロンボーンで低音を担当していました。その時の顧問の先生がバイオリン科で、楽団も持っていたので、その影響もあり、また弦楽器がやりたいと思うようになりました。トロンボーンをやり始めてから低音の響きにハマってしまったので、高校ではチェロをやりたいと思っています。

値段は20万程度を考えています。これから先、部活でも使いますし、楽団にも入ったりして、続けていきたいと思っているので、その値段の中でもなるべく良いものが欲しいと思っています。

バイオリンを習っていたとはいえ、ほんとに初心者なので、選ぶのに苦労しています…。

どこを見て購入したら良いのですか?それはどういうところで買えばいいんですか?又、良いメーカーがあったら教えてください。

習いに行きたいのですが、良い先生等は教えていただけますか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/18 11:19  ---107.45.134

いらっしゃいませ、

チェロを始めるのですね、頑張ってください。
ご予算からみてみるとかなり絞られますね…

信頼と実績のカールヘフナー Anfenger vc1.1
ドイツ製のMuller
中国製
などがお勧めです。

購入先はアフターサービスがしっかりした所と、値引き率がいいところが言いと思います。
ちなみに当店は25%引きです。

先生の情報はわかりません。すいません。
それでは!

投稿者:フーガ     投稿日時:2004/03/18 12:05  ---24.248.29

ご親切に本当にありがとうございました。

もう少し聞きたいことがあるのですが…

やはり中国製より、ドイツやイタリア製の方が性能は良いのですか?

ピグマリウス(?)、GLIGA GEMS というメーカーを耳にしたことがあるのですが、それは向いていませんか?

何度も初心者的な質問をしてすみません…

投稿者:ヒロ     投稿日時:2004/03/18 13:49  ---11.81.86

よくある話題ですが。

・生産地うんぬんは考えずに、目の前にある楽器の質をみるのがよいです。
・信頼できる経験者もしくはプロと一緒に買いに行くのが良いです。
・信頼できる店(ストラッドさんとか)にいって予算に合わせたものを用意してもらうのがよいです。

まわりにこんな人やお店はございませんか?

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2004/03/19 13:02  ---211.206.162

フーガさま、

 20万円のご予算とのことですが、それでどこまでカバーするおつもりですか? 即ち、忽ち要る物として弓・ケース、それから将来に向けてですがレッスン代、メンテ費用(弓の毛替え、弦)も結構効きます(特にチェロ弦は高い)。 ということも、視野に入れておいた方がいいです。

 なお、GLIGAのチェロは先日ちょっと試す機会がありました(特定メーカーに言及して良いのか判りませんが)。 「素直な良い楽器だナ」というのがその時の感想です。 音もよく出るように思えました。 量産品としては結構イケてる部類ではないでしょうか(と言えるほど色々弾き比べている訳ではなく、自分の楽器との比較だけなんですが)。
 ただ、「定価40万円」とのことだったので、ちょっと予算超過ですね?

投稿者:フーガ     投稿日時:2004/03/19 18:33  ---10.76.128

たくさんのご意見ありがとうございました◇

予算は始めの予定より高めに設定し直すことにしました。
皆さんのご意見に耳を傾け、その中で自分に合った楽器を選んでいこうと思います。

とても参考になりました。ご親切にありがとうございました(≧∀≦)/

Q:弓のスタンプについて
投稿者:ゆうこ     投稿日時:2004/03/18 17:21  ---210.9.131

初めまして!古いバイオリンの弓が何本かあるのですが、刻印のある物について質問です。刻印が逆さまに打たれている物は意味があるのでしょうか??古くて判別不明なのですがLやWから逆さまスタンプだと言うことは分かるのです。有名な職人さんの偽物にわざと逆さまなスタンプをするとか、の意味があるものかと疑問に思っています。

投稿者:かめ     投稿日時:2004/03/18 18:10  ---196.104.75

刻印が逆さまに打たれている弓はフランスの製作者の物に多いようです。
ただ、単にスタンプですから、フランス製を装って逆さまに打っている弓も
多数あります。

投稿者:ゆうこ     投稿日時:2004/03/18 18:24  ---210.9.131

早速のお返事ありがとうございます。なるほど、フランスの物は逆さまが多く当然偽物は真似して逆さまにスタンプするってことですね。無名の物に刻印するのも簡単なことなので素人にはあまり重要じゃなさそうな感じだからやっぱり気に入って使っている弓から浮気しない方が良さそうな気がします。せっかく毛を張ってもらってもいざ弾くことになったら相性が悪いみたいな予感がしてたんです(汗)。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/18 23:39  ---115.116.101

ちなみに、英国の弓はどちらの向きのものもあります。

いずれにせよ、刻印では真贋も善し悪しもわかりませんので、一度ちゃんとした弦楽器工房に持ち込んで、毛替えをする価値があるかを聞いてみてはいかがでしょう。
わざわざそのために行くのは気がひける場合は、普段使っている弓の毛替えの時や、楽器の調整のついでのときに持っていけば、邪険に扱われることはないと思います。
真贋かんけいなく、めっけものの弓がその中にあればラッキーです。(だめと決めつけたら使える可能性はゼロで、それらはただの棒と化してしまいます。)

Q:弓の標準重量について
投稿者:弦楽器     投稿日時:2004/03/17 22:44  ---234.14.59

こんばんは。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
ありがとうございます。
弓は持った感じで軽いか重いか同じ目方でもずいぶん違うように感じますが。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの標準的な重量はあるのでしょうか?
それから重さというのは弓の毛を張った状態での重さなのでしょうか?
どうかお願い申しあげます。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/18 11:47  ---107.45.134

いらっしゃいませ、

同じ目方でも違く感じるのはやはり重心の位置が原因です。

標準的な重量などは当店のコラムをご参照ください。
http://www.strad.co.jp/column/col_07.html

測る時は毛が付いている状態で測ります。
毛がない弓は+5gを目安としてください。
それでは!

Q:弓の重心について
投稿者:火の鳥     投稿日時:2004/03/13 05:12  ---195.65.117

こんにちは。
ときどきここにやってきては読むのを楽しみにしています。学生オケから始まって、とぎれとぎれにヴァイオリンを弾いています。

 今日は、わたしの弓のことで質問させてください。
20年程前に17万円で買った、ドイツ製のヴァイオリン弓です。
銘は「K.WERNER URBEL」とはいっており、重さは、最近楽器屋で、61.5グラムといわれました。
持った感じが重く、非常にコシがあってそれが気に入っていたのですが、ここ何年か弾きづらく感じることが増え、重心をはかってみたところ、フロッグから23〜23.5センチあたりに重心があります。
これは、中央よりだと思うのですが、どうなのでしょうか?
また、もう少しやわらかめ(といっていいのでしょうか?)の弓にも興味があります。

現在、アメリカにいるのですが、時々行く楽器屋で尋ねたところ、鉛を少しいれてもよいし、新しい弓を考えてもよいのではと、フランス製の1000〜3000ドルの弓を見せてくれました。今の弓もいい弓だと言ってくれたのですが、私が悩んでいたら持ってきてみせてくれたのです。

今持っている弓は、長い間使ってきましたし、銀のところに飾り彫りがあったりして、愛着もあり、オリジナルから変えることに多少ためらいもありますし、一方では、フランスの弓にも興味はあります。

日本と比べると値段等の事情の違いもあるのでしょうが、その値段で、今よりよい(私の中ではドイツよりも割高なイメージのあるフランスの)弓が買えるものなのでしょうか?

弓の重心を変えることと、この価格帯でのフランス弓の評価などについて教えていただければ幸いです。また、このドイツのメーカーさんはどういうところなのでしょうか?
いろいろ質問して恐縮ですが、よろしくお願いします。

投稿者:Chizun     投稿日時:2004/03/13 08:40  ---185.125.53

毎日楽しく拝読しています。
横から恐縮ですが、この話題に便乗させてください。
日本の楽器屋さんのに質問するのは憚られたので自重していましたが、大変興味がございます、、、。


私も現在ロンドン在住です。以前こちらのサイトで、バイオリンについて質問させていただいた者です。いまだ購入できずにいるのですが(その節は色々なアドバイス等頂きまして、ありがとうございました)、現在弓のことも考えなければと興味の対象を広げているところです。

インターネットでも色々リサーチをしていますが、どのサイトでも「30万円程度ならば使える弓が買える」とおっしゃっている方が多いような気がします。日本で30万円程度の弓ならば、ヨーロッパ在住の私はいくらくらいの予算を組めば「使える」ものが買えるのかと疑問に思っていました。

Finkelの弓などは、アメリカで買うと日本よりも多少高いようです。ヨーロッパだと日本よりほんの少し安い程度です。2〜3割安い程度ですので、日本の実売価格とそれほど変わらないのでは、、と思い出しています。

オークションの本場のためか、ロンドンの楽器屋さんでは、楽器にしろ弓にしろ、新作のものは殆ど売られていません。大手の楽器屋さんでも店内に1〜2つ、、という感じでした。オールドやモダンの弓を買うような予算はないので、弓も新作をと考えているのですが、上記のような理由もあり、すこし様子を見ていました。今月パリに行く用事があるので、すこし弓屋さんを回ろうと思っていたところでした。

どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらお答えいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/13 10:22  ---115.116.101

近代弓の始祖というべきフランソワ・トルテは、フロッグから19cmくらいに考えていたようです。自分の弓をいくつか測ってみましたが、上記フロッグからというのはフロッグのアジャスタ側の面からではなく、弓先側の面からだと思います。自分としてバランスが気に入っている弓は、偶然かもしれませんが約19cmでした。
もし、上記の考え方でお持ちの弓が23cm以上となると、相当中央寄りのバランスとなります。
また楽器の事典 弓 には、弓の端(これはアジャスタを除くアジャスタ側端面でしょう)から24〜25cm以内が標準という記載があります。

調整による弓の重心移動についての研究レポートは下記にあります。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/report/report.htm

海外でのフレンチボーの一般的価格は知りませんが、国内において大阪の老舗楽器問屋で弓を数年前に購入したとき、信頼できる現代の製作者のフレンチボー手工品新作の場合、50万円くらいが最低ラインということで、50〜80万くらいの中から好みのものを探しました。それくらいになると、材質も、仕上げも、各パーツも、よいものが使われています。
フランス製でも、ミルクールのA.Moinier(モアニエ)のアトリエ/工場で作られているような半手工的なもの(これは上のグレードでも50万円以下)もありますので、フランス製でもある程度の幅はあるようです。(数で勝負の工房がほとんどないのか、20万以下のものはあまり目にしませんが...)

あと、あくまでもネットで目にする価格からの推測ですが、アマチュアが使うグレードにおいては、米国の価格に比べ日本でのヴァイオリンの価格は感覚的に1.5倍くらいしている気がします。もしお店で3000ドルと言われたものが、例えば楽器製作コンクールに入賞するような製作者が丁寧に良い材料で作ったものであれば、お買得でしょう。

投稿者:スチルラヴァー     投稿日時:2004/03/13 11:17  ---25.150.96

コンクールに入賞するくらいのアメリカ現代弓作家ものだと、銀のもので3000~3500ドルくらいが相場かしら。ブラジルものだと1500ドルくらいでけっこう良いものがありますよね。

投稿者:火の鳥     投稿日時:2004/03/15 15:56  ---195.65.117

弦喜様の文章を読んで、そのやりかたで測ってみましたら約19センチでした(汗)。
持って重く感じるというのはバランスだけではないのですね。

でも、そういうことならば、今の弓はこのままにしておいて、別の弓をさがそうという決心だけはつきました。
思ってもいなかったフランス弓を見せられて、ちょっと混乱しましたし、1000ドルから買えるなんてと実は半信半疑だったのですが、もう少し、対象を広げて考えてみます。
フランスではいくらぐらいからあるのかというのも興味深いところですね。
皆様の貴重なアドバイス、本当にありがとうございました。

投稿者:AS     投稿日時:2004/03/16 18:41  ---138.11.121

火の鳥さんこんにちは.

K.WERNER UEBELの弓,私も持っていますよ.火の鳥さんと同様20年ほど前,御茶ノ水で買いました.銀金具に彫刻があるのも一緒です.

「東独(当時)製なので品質の割りに安いです」と楽器店で言われた記憶があります.
最近知ったことですが,一応現代の弓メーカとしては,そこそこに名の知られた存在らしいです.

私の持っている弓はとにかく強く硬いです.実際の重量以上に重めに感じます.これも火の鳥さんの弓と一緒ですね.

少々扱いにくいのは確かですが,その代わり音質・音量はすばらしく,私もずっと手放せずにいます.

投稿者:火の鳥     投稿日時:2004/03/18 02:13  ---195.64.90

 AS様、同じ弓を持っていらっしゃるのですね!
昨日、あれこれ検索エンジンを試したら、ちゃんと、工房のサイトがありました。

私としてはなぜ,この頃、思うような音が出ない、弾きづらいと感じるようになったのか?と思うのです。
腑に落ちないので、楽器も調整してもらったりしたのですが、それほど変わりません。

私の楽器は200年ほど前の大量生産品で、音量はそれほど大きくありません。
もの足らなく感じるのは、腕が上がったせい(まさか)、、だといいのですが、
弓と楽器の相性の問題なのか、使いこなせていないだけなのか、自分の好みが変わったのか、色々考えてしまいます。

Q:趣味での楽器制作。
投稿者:は…     投稿日時:2004/03/11 17:19  ---57.137.80

私は前々から自分でバイオリンや弓などを作ってみたいな。と考えていました。しかし現実でそう簡単に作れるもんじゃないと思うのですが、個人の力で趣味として楽器を作れるものなのでしょうか?また作り方などがわかる本などってないものなのでしょうか?

投稿者:製作家か?     投稿日時:2004/03/11 23:30  ---28.34.73

先ずは、キットからはじめられると良いと思います。特に木工経験のない方は、断然キットからをお勧めいたします。
ほとんど難しい加工はすんでおり、仕上げ加工ぐらいです。
もちろん組み立ては全てしなければなりませんし、塗装もしなければなりません。
経験のない方にとっては、これだけでもかなり難しいと思います。
キットがまとも(売り物になりそうなくらいの出来)に出来るようになったら、素材から作る事に挑戦されると良いと思います。
素材から作るには、各種道具を揃え、使える様にならなければなりません。
道具を揃えるのに、10万や20万円ぐらいは掛かってしまいます。
道具を使いこなせる様になるには経験も必要です。
素材から作るには、それなりの覚悟が必要です。
それだけではなく、自然素材を使うわけですから、いい加減な物を作ってはいけません。それは、人間としての最低限の義務です。
プロの製作家は、すばらしい物を作るように日々努力しています。
ですから、是非このことを念頭において、キット製作から挑戦してみてください。
先ずは、安価なキットからでも良いと思います。
最近は、ネットオークションや、楽器ショップで売られています。**ハンズでも売られていました。
自分で作った物は一生の宝になると思います。
一度挑戦してみてください。
では。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/11 23:54  ---115.116.101

いくつか楽器製作の情報があるサイトを紹介します。

キットや道具の通販もやっている楽器店
http://www.minehara.com/tezukuri/annai.htm

英語ですが、楽器製作のDVDセット(14時間分?)の海外通販
http://www.dvdviolinmaker.com/

国内の個人?がやっている、楽器製作のCD-ROMや本などの販売サイト
http://www.oldviolin.net/

投稿者:は…     投稿日時:2004/03/12 06:35  ---57.137.80

キットとかいろいろあるんですね。しかしお金が…(泣)。弓ならどうだろうとおもっちゃたりするのですが、簡単ってことはないだろうですけど本体に比べて労力+金(これがメイン)に関して比較的手軽に作れるのでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/12 22:58  ---115.116.101

弓の方が難しいでしょう。

その辺の木の枝を拾ってきて、湾曲させて、草の蔓か凧糸を結びつけ、松脂を塗れば、とりあえず大昔の弓にはなりますが、ヴァイオリンの進歩にともなって、弓も材質、全体バランスを考えての削り方、火であぶっての曲げ方、各パーツの作り方など、精密な道具でありかつ美術工芸品といってもよいところまで、進化しています。

弓製作の本はほとんど目にすることがありませんし、弓の材料はなかなか手に入れることができないように思います。

板を買ってきて、弓の形に切ったとしても、それは弓の形をした棒でしかありませんので、やはり楽器製作入門としては、ヴァイオリン本体のキットからのチャレンジをおすすめいたします。

投稿者:あ     投稿日時:2004/03/17 16:57  ---23.216.38

弓の製作関係は相当マニアックな物に分類されるようで
非常に資料が少ないです。

製作関係の本
The Art of Bow Making
http://www.violins.on.ca/books.html
200ドルオーバーというスーパーヘビー級な値段。

木材
http://www.forloversofwood.com/templates/template.php?c=VN_BW&p=u&t=b&i=mus
14mm厚1パウンド8.125ドル
重さ当りの値段なのでいまいち分かりずらい。  

あと、よそのお店になってしまいますが日本にも材料を扱っている業者もあります。

釣竿のように三角形の竹材を組み合わせて弓を作る作家もいるようです。
「バイオリン 弓 竹」や「バンブーロッド」などで検索すると
暇つぶしくらいにはなるのでは?

いずれにせよ結構お金がかかります。
個人的には前々から楽器の製作に興味があったということなので是非キットではなく
たとえテールピースだけでも木材から作ってみることをおすすめします。
(実際使い物にならないと思いますが)

あまりここで長々書くわけにもいかないので、某2chなどで質問していただければ
もう少し詳しく説明できるかと思います。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/03/17 17:33  ---162.112.114

私もいつか材木からヴァイオリンを作り上げてみたいと思っている者です。
材料、工房(小部屋)、道具と必要で少しずつそろえています。
1.魂柱、駒が作れて立てられるようになる。2.ペグが作れるようになる。3.壊れても良いような安いヴァイオリンを買って、ばらして表、裏板を自分の好きな厚さに削ってまた組み立てる。4.半製品を買って組み立てたりニスを塗ったりする。5.キット。6.全部自分で製作する。
と順次やっていこうと思ってます。今のところ3.まで来ました。
道具や材料、半製品はhttps://www.tonewood.sk/で調達してます。ここは品質が高いので気に入ってますが、ほかにあったら皆さん教えてくれませんか。

投稿者:あ     投稿日時:2004/03/18 01:32  ---23.216.38

は…様、鈴木珍事様へ。

マエストロネット
http://forums.maestronet.com/forums/ubbthreads.php?Cat=&C=1
こちらの The Pegboxに製作関係の話題が良く出ます。
過去ログも含めるとかなりの量です。ただ、ちょっと重い・・・
あと英語が苦手な人はちょっと・・

SVSは無料のカタログ(結構しっかりしてる)を送ってくれたので
手元に置いておくとけっこう楽しめます。(ホームページはかなり不便)
特に弓のフロッグ周りの部品など他を圧倒しています。(あまり使用しませんが・・)
ただメイプルやスプルースのシーズニングについて質問したら1ー2年ということでした。

Q:ヨーロッパで楽器を買った場合の注意
投稿者:goett     投稿日時:2004/03/16 13:23  ---113.30.221

以前、チェコのヴァイオリンについて質問させていただいた者です。
弦喜さんはじめ皆さま、その節はありがとうございました。

この板はその後も参考にさせていただいております。ストラッド様、ありがとうございます。

その後、皆さんのアドヴァイスをおおいに参考にさせていただきつつ、ドイツの旧友のところでヴァイオリンを購入しました。
ヴァイマル期ドイツ語圏にて、それなりに名の通った製作者によって作られたものです。

その際、三つの部屋で条件を変えつつ試奏したのですが、目の覚めるようでかつ深遠なよい鳴りを示していました。
が、日本に帰って一週間、未だその本領が発揮されないのです。

湿度のデータはありませんが、出国時のドイツ最高気温は1.5度、帰国日の東京は21.5度でした。
もしかしたら、これが関係しているのかもしれません。

近所の楽器店には「一ヶ月待ってみて」と言われていますが、少々の不安はぬぐえません。
ドイツで聞いた音の記憶が鮮明に残っていますし、また旧友が精魂込めて調整してくれたものなので、なんとか生かしたいのですが。

現在の音質で不満に思うのは、ドイツで聞いたのより少々こもった(極端に言えばミュートをかけたような)感じがすることです。
日々、少しずつ改善されているような気もしなくはないのですが。

今後、鳴りがよくなる可能性はどのくらいあるでしょうか。あるとしたら、どのような条件(気候、調整など)が整った場合でしょうか。

ご教示いただけたら幸いです。なにとぞどうぞ、よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/16 15:32  ---227.12.131

いらっしゃいませ、

これも見てみないと正確な事はわかりませんが
日本に持ってくる間に魂柱や駒がずれたという事でないと仮定いたします。

これは私も経験があるのですが
やはり日本の気候とヨーロッパの気候は違います。
日本の方が空気が重たいと感じます。

また建物も日本は木造が多く、ヨーロッパは石造りの家などがよくあります。
石造りの家で弾くとよく響くんですよね。

当店のパートナーでもある菅野宏一郎さんもヨーロッパに行ったときの印象は「弦がよくなって気持ちいい」としみじみ言っておりました。

一度、空調のよく効いた音楽用のホールで試して見てはいかがでしょうか?
それで少しの変化もなければ、その他の原因がかんがえられますので、一度専門家にみてもらってはいかがでしょうか?それでは!

投稿者:goett     投稿日時:2004/03/17 22:55  ---45.175.163

ストラッド店員さま、お答えありがとうございます。

確かに、ドイツで試奏したのはすべて、石造りの建物ででした。
もしかしたら、それが関係しているかもしれません。

せっかく調整してもらったものですが、もしかしたら、日本でよく鳴るようになるための再調整が必要なのかもしれないと感じております。

もう少し、様子を見てみようと思います。
ありがとうございました。

Q:オールド
投稿者:aki     投稿日時:2004/03/15 22:18  ---148.7.94

100万程度でオールドの良いものはあるのでしょうか?クレモナとか。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2004/03/16 02:01  ---99.138.140

ありません。

投稿者:あ     投稿日時:2004/03/16 05:02  ---23.216.38

100万ドルくらいあれば・・・

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/16 07:36  ---115.116.101

良い物というのが、著名な製作者による、世間に価値を認められた、状態のよいもの、とすれば、

クレモナのものを大ざっぱに言うと、
 新作で200万円前後
 モダンで500万円〜3000万円
 オールドで1500万円〜青天井
です。(私見ですが...)

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/16 21:00  ---115.116.101

ドイツ、ボヘミア(チェコ)あたりのものでしたら、200〜300万円で探せばオールドの良いもの(著名な製作者の手工品)が手に入るでしょう。

100万の予算では、
・イタリア(特にクレモナ)を除く、現代製作者による新作手工ヴァイオリン
・イタリア、フランス以外の国のモダンヴァイオリン(マスターメイド、工房製)
・ファクトリーメイドの200年以上たった作り、状態のよいもの(オールドといってよい?)
あたりが、狙い目になると思います。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/03/17 13:10  ---162.112.114

ちょっとおじゃまします。チェコの楽器ならば100万円程度でモダンイタリーに匹敵、上回るものが手に入る可能性があります。ただし、日本で探すのは易しくなく、知名度は高くないので、リセールされるときは苦労するかもしれません。またチェコに行って試奏して買うか、試奏しないで銘工の作というだけをたよりに注文する方法もあります。(気に入らないときは送料を払って1週間以内ぐらいに送り返すことも交渉次第で可能です。)Kulik,Johann  Dvorak,Jan Baptista  Dvorak,Carel Boromaus  Dvorak,Jarslav Anton  Dvorak,Karel Josef  Strnad,Casper  Hellmer,Johann Georg   Hellmer,Carl Joseph  Hellmer,Carl Bor. Andreas   Laske,Joseph Anton   Spidren,Franz   Weber,Michael   Pilar,Vradimir    Spidren,Otakar Frantisek などが銘工だと言われているようですが真正のものであるかはディーラーを信用するしかないですね。私事ですがVradimir Pilarのヴィオラをチェコから買いましてそのすばらしさに驚いている現在です。これらの作家の作品の一部がイタリー製のラベルを貼られて多数売られたとも聞いています。

Q:弦の共鳴?
投稿者:Chizun     投稿日時:2004/03/15 06:25  ---190.250.147

たびたび恐縮ですが、ひとつ質問をさせてください。
とても初歩的な質問だと思いますが、どうぞご容赦ください。

いま、楽器屋さんでいくつかバイオリンを試奏しています。
そのうちのいくつかの楽器で気に入ったものに限って、第一ポジションで3の指を押さえると、隣の弦と共鳴(?)するというのでしょうか、横の弦がびりびりいうことがあります。耳障りと言うわけではないのですが、この現象はどのようなバイオリンでおきるものなのでしょうか。また、このような状態になるバイオリンと言うのは「良い」ものなのでしょうか。

ご教授、よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/15 15:09  ---205.147.34

いらっしゃいませ、

第一ポジションで3の指を押さえると一つ下の弦とちょうどオクターブ関係になります。共鳴しやすいですね。
鳴りやすい楽器に顕著ですが、鳴りすぎるということもいえますので、それが「良い」とも「悪い」とも言えないと思います。それでは!

投稿者:Chizun     投稿日時:2004/03/16 08:10  ---189.193.180

的を得ない質問にご回答いただきありがとうございます。

家の屋根裏でバイオリンを弾くと、あまりに音が大きすぎて左耳を押さえたくなるほどです、、、。Mach Oneという肩当を使っているのですが、鎖骨がびりびりいって、痛いわけではないのですが、少し不快なほどです。

それは、私が音量の大きいバイオリンを弾いたことがないからなのか、、、とも思いましたが(今まで10〜15万円程度の量産性しか弾いたことがありませんでした)、これはいわゆる「鳴りすぎ」というバイオリンなのでしょうか。

100年ほど前のバイオリンなのですが、様々な人が音量は大きいほうが良いというので、もしかしたら自分の感覚がおかしいだけで、良いものなのか、、と思い質問させていただいた次第です。

いずれにしても、どうもありがとうございました。

投稿者:yumi     投稿日時:2004/03/16 12:21  ---145.201.167

「音量は大きいほうが良い」に異論はないのですが、気になったので投稿します。
あまり良くない楽器は「そば鳴り」といわれる、奏者の耳元でガンガン鳴って、
客席には思ったほど音が届いていない、ということがあります。
このような楽器は耳を悪くする原因にもなりかねません。
他の人に弾いてもらって、Chizunさんはちょっと離れた場所で聞いてみて、気に入った他の楽器と聞き比べてはいかがでしょう。

開放弦と同じ音を出したときに開放弦が共鳴するのは自然なことなので心配ないと思いますが(私はむしろ共鳴した響きが好きで、G線のD音を弾いて裏板が鳴る感じを楽しんでいます。)、程度の問題や好みもあるので難しいですよね。

投稿者:Chizun     投稿日時:2004/03/16 19:26  ---30.247.122

Yumi様

ご丁寧なコメントありがとうございました!
『そば鳴り』というのですか、、、。
他の人に弾いてもらったものも聞いたのですが、お部屋が小さかったので、そんなに遠くで聞いたわけではないのですが、それでもとにかく音量がありました。もうひとつのバイオリンの音と比べると、音がストレートでこもりがあまり無い感じで。右手に力を入れなくても素直に反応してくれるので、とても弾きやすく練習しやすいバイオリンだなぁ、と思っていたのですが、弾いているうちにどんどん音が大きくなってきて(気のせいでしょうか)、左耳がじんじんするほどで、、、。

Yumiさんのおっしゃるとおり、耳が悪くなってしまいそうです。やはりやめた方が良さそうですね。

Strad様、Yumi様、アドバイスありがとうございました!!

投稿者:Chizun     投稿日時:2004/03/17 00:55  ---30.247.122

弦喜様

お返事ありがとうございます!
なるほど、共鳴が起きるのは当然で、音量も「こもりがなくストレート」なものであれば側鳴りではなく、かえってよいものである、、、。

Yumiさん、申し訳ありません。私がもう少しちゃんと状況を説明できていればよかったのに、言葉が色々と足りなくて済みませんでした。

その楽器はお店から試奏用に借りてきたもので、楽器屋さんで弾いたときはそれほど響かなかったのです。

もともとプロのバイオリニストだった人が始めた楽器屋さんで、彼は私に音を聞かせるためにブルッフのバイオリン・コンチェルトなどを弾いてくれて、『良く鳴るいい楽器でしょう』と私が持ってきたほかの楽器と比較して説明してくれたのですが、最初にその楽器を渡されたときに、ピッチがかなり高めに設定してあったので、少し構えてしまったのです。どこかの本に、よくない楽器商は売りたいバイオリンのピッチを高めに設定して試奏させる、と書いてあったので(耳年増ですみません)。

でもその楽器屋さんで試奏していたときは感じなかったのですが、家で1時間ほど弾いていたら、急に響きだして、耳がジンジンなるほどの音量になり、びっくりしてしまったので、その楽器屋さんの方にはまだ詳しい話を聞いていないのです。

今日家に帰ったらピアニッシモできれいな音がでるか試してみます。音色は、まあまあ気に入っています。もう少し甘くてもいいなぁ、と思いますが、、、。

ただ、私は腕がいまだ「いまいち」なので、とにかく音が出しやすく練習しやすいバイオリンが合っているのかもしれない、と感じています。

音色は弦を変えれば、もう少し甘めになったり、、、と多少変わることもあるのでしょうか。