Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:Who are you !?
投稿者:まーちゃん     投稿日時:2004/03/23 16:43  ---249.4.111

最近見るからに古そうなバイオリンを手に入れました。
ANTONIO ROMANINI fecit Crcmoucnsis anno 1740
(740の所が手書きっぽいです。)
ハイアーチで木目が美しく全体的に黒く変色しており、
音色は甘くて遠くから響いてくる感じがします。
どこを調べても見つかりませんでした。
どなたかご存知の方、教えて貰えないでしょうか?

余談ですが、このバイオリンにはテールピース側に赤色と黒色の布のような物が
巻いてある弦が張ってあるのですが、
これはどこのメーカーの何と言う弦なのですか?
質問ばかりで申し訳ないのですが宜しくお願い致します。

投稿者:まこと     投稿日時:2004/03/23 20:21  ---117.76.151

楽器はわかりませんが、
その弦はオブリガートです。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/29 16:23  ---107.96.174

いらっしゃいませ、

弦は間違いなくオブリガードですね。
ANTONIO ROMANINI 資料に載っていましたが、いつも英訳するもう一人の店員がロンドンのオークションに参加している為、私ではうまく訳す自信がございませんので
英文をそのまま抜粋します。

Worked atCremona,1700-1730.Instruments affording bat insipid emtertainment
to the mind tinctured with the liberality and elegance of the best Cremonese
makers.They exhibited a certain excellence of outline,but as this is united to a suppress a wee bit of censure minglimg with our admiration.

とあります。それでは!

Q:チェロについて
投稿者:haka     投稿日時:2004/03/27 16:37  ---208.176.199

こんにちは。このサイトをみていろいろと勉強させて頂いております。
そして質問です。
ルドルフフィドラーというチェロについて何らかの情報が
あれば教えて頂きたいのですが。
チェコのチェロということしか知りません。
よろしくお願いいたします。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2004/03/27 22:09  ---227.112.228

Googleなどで検索すれば情報が集まりますよ。
http://www.google.co.jp/
「ルドルフ フィドラー」と「ルドルフフィドラー」
の両方で検索してみてください。

Q:茶色い指板
投稿者:よしこ     投稿日時:2004/03/22 18:48  ---45.16.51

先日、茶色の指板のチェロを見ました。どういう木を使っている可能性がありますか?それらの木を使っている場合の短所は?長所としては、とにかく外見がしゃれていてすごくシックな印象でした。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/03/23 11:29  ---107.45.134

いらっしゃいませ、

指板は基本的に黒檀で、一般的には他の木は使いません。
黒檀でも、茶色に近いものや、縞々なものもあります。
黒檀以外の木ということですとちょっと解りません。すいません。
それでは!

投稿者:teku     投稿日時:2004/03/23 16:11  ---32.215.87

いつも楽しく拝見してます。
このあいだ、どこかのSITEで、指板が黄色いバロックチェロを見ました。
指板の材質はわかりませんが。
つげ? ということはありますか?木管楽器の古いもの(キイがほとんど無いような時代の)
は酸で汚したつげ材のものはよくあります。
でも茶色ではないですが。

投稿者:3/4チェロ太郎     投稿日時:2004/03/24 16:25  ---186.71.1

茶色の指板は見たことないですね。
色が薄めの黒檀か、ローズウッドぐらいでしょうか?
オーボエやリコーダーなどでは、ローズウッドで本体を作る場合があります.
管楽器の場合、指板ほどには摩擦がないので,むしろ少し柔らかい材質が、音質にも影響するので、好みで材質が選べる、ということがあります。

どちらにしても、指板は弦との摩擦などで、特にスチール弦を使っていると、傷みやすい部分なので、通常は硬くて丈夫な黒檀を使いますね。
やはり、ローズウッドなど、他の材質を使うと、磨耗が早い、値段が高くなる、などのデメリットが考えられます。

安いチェロなどでは、黒塗りのメープルなどが使われることがありますが、しばらく使っていると、黒い塗装がとれて、地の色が見えてくる場合があります。

投稿者:よしこ     投稿日時:2004/03/25 20:53  ---45.4.178

その後ある本で、「指板には黒檀のほかに、PalisanderやSchlangenholzも使うことがある」というのを見つけました。前者は紫檀、後者は英語に直訳すればsnakewood?これがひょっとしてローズウッドのことなのでしょうか?

投稿者:teku     投稿日時:2004/03/25 21:50  ---12.30.78

すいません、つげの線は無いようですね。
紫檀=ロースウッドです。
材木図鑑
http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/88.htm
に出てました。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2004/03/25 22:21  ---179.58.87

紫檀がローズウッドと呼ぶのは、僕もはじめて知りました(笑)
ちなみに、僕のチェロのフィッティングは、ローズウッドです。
ペグもそこそこ強度があり、使いやすいです。
テールピースは、やはり金属製のものより音が柔らかいです。

スネークウッドは、フィッティングで見たことがあります。
(弓でもまれに使われているようですが)
へびのようにまだら模様で、そのためスネークウッドというのかな?と勝手に解釈しています。少し見た目には個性が強いというか、好みが分かれるような気がします。
木の材質の特質についてはよく分かりません。

投稿者:ゆうこ     投稿日時:2004/03/26 17:19  ---210.9.131

指板とは関係ないですが、ツゲはbox woodです。これもかなり硬いみたいですよ。私はこのペグ&テールピースを使っています。これに替えるまでは普通の黒檀でしたが、50年ぶりの交換じゃないの??ってくらいにボロボロのペグで苦労してたので新品の滑らかさのみに感激して黒檀との違いは良く分かってないです(汗)。snake woodも見せてもらいましたが確かにくっきり派手な感じで好みの問題ですね。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2004/03/26 22:06  ---179.58.87

つげは、黒檀よりは柔らかいと聞いた事があります。
そのため、ペグとして使うのに、まわしやすいが、長く使うと磨り減るのは黒檀より早いとか。

参考までに、知り合いの方が、クローソンのフィッティングが大好きで、10本以上持っている楽器全てに付けています(驚)
高いだけあって、少し黒めで、格調高い雰囲気で、いい感じです。

なお、個人的な感想として、黒檀、紫檀、つげは、楽器の色に対しても相性があるような感じがします。つげの似合う楽器と似合わない楽器ということです。
もちろん、嗜好の問題ですが。

投稿者:かめ     投稿日時:2004/03/27 01:56  ---196.104.75

>つげは、黒檀よりは柔らかいと聞いた事があります。
>そのため、ペグとして使うのに、まわしやすいが、長く使うと磨り減るのは黒檀より早いとか。

つげは確かに黒檀より軽く柔らかい材質です。
そのため、ペグとして長く使うと黒檀より早く磨り減りますが、ペグ自体が磨り減って
いくので、楽器側のペグホールを広げにくいという利点があります。
黒檀や、ローズウッド、スネークウッドなどの材料だと、ペグホールそのものの穴を
広げていってしまい、そのためにペグホールを穴埋めしなければならない場合が
多々あるようです。

Q:ヴァイオリンの製作者について教えてください
投稿者:秦 雄一郎     投稿日時:2004/03/25 16:53  ---42.254.107

拝啓 ストラッド様
お世話になっております。
Jacob Fillipo Cordano という弦楽器製作者についての情報を調べております。
イタリア、ジェノヴァで18世紀に活躍した製作家とまでは分かったのですが、
どのような楽器を作ったのかまでは分からないでいます。
ご多忙の折、恐縮ですが、どなたか情報をお持ちの方、
お教え願えないでしょうか?
よろしくお願いします。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/03/26 19:20  ---219.254.11

1750年から1779年までの作品が存在するようです。オークション価格は24970ドルの一例があるようです。Henleyの辞書によるとyellow or brownish-red vernish, rich tone so essential to solo instruments, 偉大なクレモナの製作者と同じぐらい捜し求められている楽器とのことです。Ruggeri shoolを思いださせる外観でややアーチが高い。もう少しフラットなモデルもあるとのことです。訳が間違ってたらごめんなさい。
神田氏の著書では申し分のない音のする名器のなかには挙げられてませんでした。
たいした情報でなくて申し訳ありません。Henleyさんは柔らかい音のする楽器が好みのように私見ながら思います。

投稿者:秦     投稿日時:2004/03/26 22:42  ---42.254.107

鈴木珍事 様

貴重な情報をどうもありがとうございました。

Q:最強のエンドピンレスト!!
投稿者:は…     投稿日時:2004/03/24 09:18  ---57.137.80

チェロの練習中に楽器がズルッとすべってせっかくノって弾いてたところが台無し・・・なんてチェロ弾きなら一度は経験したことがあると思います。そこでこのエンドピンレストなら絶対すべらない。値段も手頃。私はこんな工夫している。などなどいろんな情報お待ちしております。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2004/03/26 10:37  ---211.206.162

コメントが付きませんネ。

「商品」じゃないんですが、小生はカマボコ板に紐を付けて椅子の足に引っ掛けています。
学生オケにいた頃、仲間はみんな似たような事をしていたと思います。カマボコより長目の板を使って、刺す位置の自由度を上げたり、紐を工夫して長さの調節を容易にしたり、といった応用技はそれぞれ考えていたようですが。

 こういう低レベルのコメントで宜しかったでしょうか?

投稿者:は…     投稿日時:2004/03/26 11:03  ---57.137.80

もうどんなコメントだろうと大歓迎です。(あらしなどはやめてくださいね)

投稿者:一時帰国 KS     投稿日時:2004/03/26 12:59  ---209.68.3

vcyoyo さんの真鍮製がピカイチです。
http://www.vcyoyo.ecnet.jp/sub3.html
エンドピンも御勧めです。

投稿者:シルヴィアス     投稿日時:2004/03/26 13:20  ---44.6.2

私はヴィオラ弾きで、仲間と室内楽を楽しんでいます。
何故かチェロが難しいパッセージになるとエンドピン・ズルッ状態が結構ありました。

初めてのチェロ弾きとのカルテットの時、そのチェロ弾きは30cm角の板を床に置き、調弦を始めました。最後までエンド・ピンが滑ることがありませんでした。
秘密は板裏のストッパーにありました。

それに倣ってストッパーを作り、我が家及び友人宅にチェロ・エンドピン用のストッパー板を配布し、チェロ弾きの好評を得ています。

この板は150×200×12mm程度の大きさの板の裏に、ストッパー(合成繊維の網:形状は餅網に似ている)を、ホッチキスで4箇所留めたものです。
床のグリップ具合は、床材を選びません。(板、畳、じゅうたん等)
板及びストッパーは東○ハンズで購入しました。
床との接触面積がある程度大きくないと、グリップ力は弱くなります。
又ストッパー(網)に付着した埃等もグリップ力を弱めますので手入れが必要となります。
予算は1、000円で3個は作れます。

投稿者:mutugorou     投稿日時:2004/03/26 18:09  ---.9.113

持ち運ばなくて良い自宅用でしたらTの字に組んだ板をいすの両前脚にかけて飛び出した真ん中の板にエンドピンを突き刺すのが一番です。距離も自由です。
   ||
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___||___
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以前カザルスの伝記の中の写真で使われていてまねして作りました。

投稿者:まさ     投稿日時:2004/03/26 19:05  ---18.48.25

色々試してプランテ デ エピーネというエンドピンレストにたどり着きました。少々高価でしたが、底面のウレタンのような樹脂が少し粘性を持っていて床に吸い付きとても安定します。汚れると滑るようになりますが水洗いする事で回復します。この樹脂はホビーショップで見かけましたので自作できるかもしれません。

Q:裏板の杢と表板のマスキアートについて教えてください
投稿者:TAM     投稿日時:2004/03/25 10:08  ---9.46.177

なかなか調べても確たる情報が無いのですが、どなたかお分かりになる方教えてください。
裏板の杢や、表板のマスキアートは、実際のところどれくらい音に影響があるのでしょうか?

確かに高価な楽器の杢の模様は非常に(視覚的に)きれいで見事です。ただし当然のことながらオールドの非常に有名な楽器でも杢の少ない(あるいはほとんど無い)楽器もありますし、一方では、現在市場に流通している新作楽器において、同じ製作者の楽器に着目してみると、なんとなく杢の見事さと値段は連動しているような印象も受けます。

表板のマスキアートになるともっと難しく、あるサイトではことさらこのマスキアートがいい音の為に大切な要素であるように拝読できます。しかし、これについては視覚的にも好みが分かれるでしょうし、音に対してどのような影響があるのか裏板の杢同様、まったくわかりません。

どなたかご存知の方いらっしゃらないでしょうか?

投稿者:teku     投稿日時:2004/03/25 15:43  ---12.30.78

マスキアートはハーゼ(ドイツ語)のことですね。
ハーゼで検索すると、少しヒットします。

投稿者:あい     投稿日時:2004/03/26 00:51  ---5.172.10

 現代でいえば、イタリアのR・D・ビアッジョ、去年トリエンナーレで優勝したスピードレン
はマスキアートの板を使う代表者です。マスキアートがあれば、そのマスキアート部分の
密度が高い故に、表板の強度があがるので、薄く製作できるらしいですが、薄いから
必ずしも”鳴る”とは限らないッぽいですね。


 かなりいいかげんに聞いて欲しいのですが、マスキアートを多く含む楽器は、時間が
経つとなる”鳴る可能性が高い”と聞いております。絶対100%というのではなく、
可能性という所が味噌で、その確認をするのは困難だとも聞いております。
見た目は、”何かやってくれそうな感じ”なのは確かなのですが、マスキアートの入り方
にも問題点があろうと思います。わたしの楽器は、木目に逆らわない感じに入っております。
が、ビアッジョのような所々に2平方センチのマスキアートはどのような効果をもたらす
のか、私も知りたいですね。また、木密度の高い材はマスキアート材だけなのでしょうか。
見た目はマスキアートでないのに、よく見れば繊細に入っている材もあるでしょうし。。。



あまりに参考にならない書き込みですみません!



あい

投稿者:ゆみ     投稿日時:2004/03/26 01:33  ---227.245.197

私のチェロにはハーゼ(TAMさんのおっしゃるマスキアート)があります。

http://image6.photohighway.co.jp/se-bin/MyPhoto.dll?Vi?p1=j020_053&p2=57218213217f4&p3=0jpg&p4=1205611&p5=

http://image6.photohighway.co.jp/se-bin/MyPhoto.dll?Vi?p1=j020_053&p2=4421822729f4&p3=0jpg&p4=8205611&p5=
こんな感じです。
良い音に関係するかどうかは知りませんし、弾いている自分でもわかりません。

しかし、将来性などを含めた木材としての質は、杢やハーゼ以前の問題、とよく言いますね。私はただの模様として考えています。
ただ、杢でもハーゼでも、その美観がゆえ持ち主に大切に扱われ、長く健康な状態を維持できるので結果的に「良い楽器」になる可能性が高いのではないかな、とも思います。

投稿者:よが     投稿日時:2004/03/26 02:37  ---221.103.238

下記リンクの人によると,軽くて丈夫だから楽器に適しているということみたいです.
倍音が豊からしいですが,こういう模様の浮きでた楽器は2,3台しか弾いたことがないので,ほんとにそう言うキャラクターが共通してあるものかどうかは私にはわかりません.
http://www.liuteria-antica.com/tonewood/index.html

投稿者:よが     投稿日時:2004/03/26 02:59  ---221.103.238

補足です. 上記の投稿は表板に関するものです. ベアクロウ (bearclaw)で検索するとギター関係でかなりの数がヒットすると思います.

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/26 14:05  ---115.116.101

ハーゼの入った木材の経年変化の影響は興味はありますが、文献ではまだ見たことがありません。

下記は、あくまでも私見(想像/推測)です。
・ハーゼ材は、通常の木目に対し直交する(あるいは斜めに入る)固い部分をもつので、強度の点で、ハーゼ無しのものに比べメリットがある。
・ハーゼ材は、結果的にハーゼ無しのものに比べ、硬い。
・従って、まったく同じ厚みで削ったとき、ハーゼ材の方が硬い音になりがち。
・従って、ハーゼ材を使う時は、通常より厚みを若干薄目にとって響かせるようにする。
・薄めで固めの板という点では、現存するオールド楽器の板の特徴に極めて近くなる。
・オールド楽器は現在の楽器より、板の厚みは薄く(平均的な数値で、表板で0.3ミリ程度薄い)、経年変化の木材の固化によりその厚みでも強度面で耐えられる。すなおにその厚みを模倣して新作をつくると、強度不足のため、はじめは良く鳴るが数年でへたってくる楽器となる。ハーゼ材は、薄く硬いオールド楽器を模倣しながらも、耐久性を両立させられる可能性のある木材。(オールド特有の音質は、経年変化による木材&ニスの変化と、その厚みによるところが多いように思う。)
・美観の点では、ハーゼをデザイン的なアクセントと考えて、好む人もいる。(木目が均一でハーゼの無い良質の木のような端正な感じはないが、それに飽きた人にとって、はやんちゃでワイルドで同じ木目のものが存在しないその木目は愛すべき存在。)
・その他、パーフリングのように、木目にそって発生する割れを途中で止めるような効果もあるかも...

投稿者:TAM     投稿日時:2004/03/26 16:56  ---9.46.177

色々な情報ありがとうございます。
自分でも教えていただいた「ハーゼ」とか「Bearclaw」といったキーワードでも探してみました。
杢についてはあるサイトでも比較的科学的にどういうものであるか説明されていましたし、マスキアート(ハーゼ)についても、いろいろコメントいただきましたとおり、その部分だけ硬いというのが一般的に言われているようですね。。

やはり「音にどう影響あるのか」という部分においては、そのものズバリの情報にたどり着くのは難しそうですね。

同じ作者の同じ時期のヴァイオリンでマスキアート入りと無しの楽器を比べても、そもそもマスキアート入りの楽器は造りに対する気合の入りかたが違うかもしれないので、単純にその部分だけの差異ではないから比較できないでしょうし。。。

Q:初めましてm(__)m
投稿者:ぷちちぇりすた     投稿日時:2004/03/25 02:03  ---99.177.252

大学のサークルでチェロを始めてもうすぐ1年になります、ぷちです。
早速ですがお聞きしたいことがあります。

ついこの前のことなのですが、私の楽器のブリッジが師板側に少し傾き気味になっているのに気づきました。
以前誤って自分の楽器を正面から倒してしまったことがあり、その時にブリッジが水平になっているか確認しないまま弦を張り直したのが原因ではないかと思います。
こういう状態のままでは音色的にもよくないだろうと思い、直したいのですが、
自分でやってみていいものなのでしょうか?それともやはり楽器屋さんで見てもらう方がいいのでしょうか?

それに加えて、私の楽器は同じ弾き方をしても他の人の楽器よりピッツが響きにくいと言われるのですが、それはブリッジを直せば解決する問題でしょうか?
それとも他に問題があり、部品の交換などを考えた方がいいでしょうか?

初めてでいきなりいろいろとお聞きしてすみません。よろしくお願いします。

投稿者:3/4チェロ太郎     投稿日時:2004/03/25 13:12  ---186.71.1

駒が傾いているとの事。

この場合、駒の足の部分が表板に密着しているかどうかが、一つのポイントです。
密着しているが、駒自体が曲がってしまっている場合、できるだけ早いうちに駒を交換した方が良いと思います。
駒の一部が、表板から浮いていて、指板側に倒れている場合(駒自体は、横からみてまっすぐな場合)、足が表板に密着するよう、調整すると良いです。駒が浮いていると、音も弱弱しく、いい音は出ません。(ひょっとすると、ピチカートの響が良くない原因かも)
駒の位置に付いては、やはり経験豊富な職人に調整してもらうのがベターです。

ただ、それ以上に心配なのは、正面から倒してしまった,ということです。
ただでさえ張力の加わっている表板に、ひょっとして駒が衝撃を受けていると、表板をはじめ、
魂柱、裏板にもかなりの衝撃が加わっていて、ダメージを受けていないか、ということです。
脅かすわけではありませんが、先日、同じ楽団のビオラの方が、練習中に、突然表板に亀裂が入り、弾けなくなってしまいました。

やはり、衝撃があったと思うので,その意味でも信頼できる職人に見てもらい、全体を見てもらう中で、駒もチェックしてもらった方がいいです。

なお、ピチカートは、調整が済んだ段階で、なお音の傾向が変わらないようなら、音調整として一緒に頼んでみてはいかがでしょう?

投稿者:ぷちちぇりすた     投稿日時:2004/03/26 14:06  ---99.177.252

丁寧なアドバイスどうもありがとうございました。私の駒の場合は後者なので、交換する必要はないようですが、やはり楽器屋さんに持って行って、専門家の方に見ていただこうと思います。
正面から倒したことがそんなに深刻な問題に繋がりうるとは思っていませんでした。
教えていただいて本当によかったです。
また聞きたいことができたら、その時はどうぞよろしくお願いしますm(__)m

Q:何年も使っていないviolinについて
投稿者:キエ     投稿日時:2004/03/24 16:21  ---9.47.105

初めまして。キエです。昔violinを習っていました。
ここ十年ほどviolinを触っていません。せっかく子供の頃習っていたので
もう一度勉強し直したいと思っています。
十年くらい触っていないviolinを弾ける状態にするにはメンテナンスが必要かと思いますが、弦や弓を張替えるほか必要な事があるのか、又トータルでお幾らくらいの予算を考えておけば良いのか、お教え頂きますと大変有難いです。
どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/24 22:45  ---115.116.101

保存状態および現在の楽器の状態がわかりませんので、調整にいくらくらいかかるかはわかりません。申し分ない保存状態で、もともとの調整が非常によいものなら、メンテ必要なしで、弓の毛替えのついでに見てもらって、「問題なし」ということで費用も発生しません。それをベストケースとして、あとは不具合の内容次第です。
「10年乗っていない車に乗るには調整が必要かと思いますが、ガソリンやオイルの交換のほか必要なことがあるのか、いくらくらいかかるかの予算を教えて下さい」と聞かれても答えられないのと同じです。

なお調整については、その楽器を購入されたお店で行うのが基本です。普通はアフターサービス込みの価格付けがなされていますので、まっとうなお店であれば、売った楽器に対しては、調整が必要かどうかの確認はもちろんのこと、交換等の発生しない調整であれば無料で行うところが結構あります。
迷わず、購入された楽器店に持って行かれてはいかがでしょう。

なお、一般には2万円ほどあれば、かなりの調整・修理ができます。
(その予算で、駒と魂柱を交換し、ニカワの剥がれを2〜3箇所つけることができます。)
指板が下がってきているような場合は、少し大がかりな修理となります。

投稿者:キエ     投稿日時:2004/03/25 11:45  ---9.47.105

弦喜 様
早速のご助言、大変有難う御座いましたm(__)m
車の譬えがとても分かりやすく、あまりにも漠然とした問い合わせをしてしまった自分が恥ずかしくなりました(//_//)
早速購入したお店を探してみようと思います。有難う御座いました♪

Q:防音室
投稿者:ひより     投稿日時:2004/03/25 00:32  ---115.214.45

はじめまして。
以前から始めたかったバイオリンを最近習い始めました。
たくさん練習したいのですが、今の住まいが賃貸マンションのため
音が気になって、集中できません、、
ヤマハの防音室の購入を考えていますが、使い勝手はどうなのでしょうか?
音の響きなどはどんな感じなのでしょうか?
もしわかれば教えてください。

投稿者:鈴木 珍事     投稿日時:2004/03/25 09:35  ---107.73.233

こんにちは
乏しい経験ですが

ヤマハの防音室のモデルルームでVnを弾いてみて家内に外で聞いてもらったこと、家内が弾いて私が外で聞いたことがあります。かなり音漏れがしてましたから、家内が寝る時間に練習というわけにはいかないようで買うのはやめました。家人の寝室が離れたところにあるならOKでしょう。また、おひとり暮らしならば隣近所には全く迷惑はかからないと思います。

ショウルームの方も遮音性能についてはあまり自信がなさそうでした。

響きは 狭さのせい(天井も低い)と 壁材の悪さ(ヤマハには申し訳ないけど正直に言います)でほとんどないので, Vnの響きを堪能することはできません。たしか石膏ボードを多用してあったように記憶してますが、石膏ボードは音響的に最低の材料と思います。音響設計はされてますので定在波が出ることはないと思います。

Q:ビブラート&極細指
投稿者:ゆうこ     投稿日時:2004/03/24 09:22  ---210.9.131

いつもお世話になります!ちょっとしたジレンマにアドバイスを頂けると嬉しいです。音のことはなかなか文章で伝わらないのですが、皆さんの忍耐あるお返事にいつも感激しています。

バイオリンとビオラの両方を弾くのですが、私の指が細いため早いビブラートをかけるとキンキンした品のない音になるのです。友人にとにかく遅くしろ、と言われて努力はしているのですがなかなか癖は直らないものですね(汗)。5度の和音は第一ポジション以外はかなり苦労するので楽器もギリギリのラインまで私の指に合わせて調節してもらったのですが、第三ポジションでは指が弦の間にすっぽり収まるので無理やり指をフラットにしたりしています。ビオラは当然小さい物ですが、私の手・指の大きさではかなりの限界があります(バイオリンで第一ポジションのオクターブ和音が限度)。

友人(大柄・指の太い男性)が私の楽器を弾くとまったく悲しくなるくらいに素晴らしいトーンを出せるので、楽器のせいではなく私の弾き方がマズイのは百も承知なのです(泣)。当然指だけではなく、弓のテクニックも欠けていて深い音色が出せないのだろうと思うのですが、ビブラートを努めて遅くすると間の抜けた音になるし、指をフラットにして深みを出そうとすると今度は速めのパッセージが弾けなくなる。指が細いとハイポジションでも調節せずに弾けると言った利点はあるのですが、全体的にビブラートの音域が短いため「高音・速い・明るい」は得意でも「低音・遅い・渋い・深い」はイマイチ、が悩みです。一にも二にも練習・・・ですよね。15年ほど先生についたのですが、ここ数年は真面目に練習することもなく片手間の趣味の範囲なのでまたレッスンを受けなきゃ、って思っています。指の細さから発生する問題・悩みを抱えていらっしゃる方は案外多いのではないかとお邪魔しました。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/03/24 23:18  ---115.116.101

指の太さの話なのか、手の大きさの話なのかははっきりした方がよいでしょう。指が細くても長い人は存在し、その場合第一ポジションのオクターブは楽にとれます。
また、小指で弾いてもビブラートはかけられますし、上手な人の場合細い小指でもかなり太い音が出せます。

ビブラートについては、細かくなるのは、振幅を大きくかけられないということかもしれません。その場合、指が細いことよりも、指が短い、指が固いということの方が、影響が大きいように思います。
細かいビブラートになってしまう場合、遅くと考えるより、まず深く(振幅を大きく)かけるという意識をもつことが大切に思います。深くなれば自然に遅くなります。

今回の質問では、手が小さく指が細くて固い場合、どうすれば楽器が弾きやすくなるか?という質問と受け止めてよいでしょうか。

また、同じ楽器を別の体の大きな方が弾いて音が違うということですが、開放弦について(特にG線など)はその方と同じ音色、音量を出すことができるのでしょうか。もし出せるのであれば、左手の押さえ方に問題ありとなりますが、開放弦でも明らかな差があるとすれば、右手の使い方(腕の重さのかけ方)に改善の余地あり、となります。これも、明確にしておいた方がよいでしょう。

お持ちの楽器のネックは細目のものですか。楽器によりネックの太さは様々で、指板の幅も、ネックの太さも、かなり小さめのものが存在しますし、全体のサイズ的には7/8のレディースサイズと呼ばれるものもあります。また、明らかに小さな手の人のためにネックを後から削ってあり、普通の人では弾きにくい楽器も何度か見たことがあります。

投稿者:ゆうこ     投稿日時:2004/03/25 08:02  ---210.9.131

弦喜さま、

いつもながらのご丁寧なレス感謝です!

私は手の平のサイズが小さい割に指は長いと言ったプロポーションみたいです。ピアノでオクターブが楽に届き、9度はちょっとキツイ、10度は絶対不可能サイズなので日本人にしては特別小さい手ではないのですが指は確かに細いです。「指が硬い」というのは考えたこともありませんでした!

>上手な人の場合細い小指でもかなり太い音が出せます。

全くその通りですよねぇ。ビオラの場合は弦が長くて太いため、弦の振動が感じやすいといった理由でスローパッセージでは弦と指との一体感、みたいな満足感もあり「いい音が出てるな」と良く分かるんですよ(楽器自体もバイオリンよりもかなり質が良く古い物です)。弓も重く、左指の負担も大きいのためビオラを弾いた直後でバイオリンを弾くとかなり楽にいいトーンも出せるのでバイオリンの弓のテクニックも随分改善しなくては、と実感しているところです。開放弦で音を引き出せるか、のアドバイスは的確だと感じます。プロで素晴らしい演奏をなさっている方の中にも私サイズの指もあるでしょうから、アドバイス通り「振幅を大きく」の練習をコツコツします。

バイオリンのネックはかなり細くしてもらって4/4のギリギリ可能な範囲で私の手に合わせてはいるんです。7/8サイズも考慮したのですが、当時の先生にフルサイズで弾きこなせる筈だと言われてずっとフルサイズです。91年に作ってもらった物で、低音もそろそろ深みが出てきたから生涯大事にして音の変化を楽しみたいと思っています。やはり基本の基本に戻って忍耐強く練習しようとあらためて思いました。こちらにお邪魔するようになってまた刺激され、やはりレッスンを受けるべきだと先生を探しはじめました。