Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:弓の製作者について
投稿者:いちこ     投稿日時:2004/04/10 01:01  ---197.216.180

はじめまして。
弾いた手ごたえだけを頼りに幾つかの弓を試奏しているところなのですが、相場や弓の製作者について無知なもので、もしお知りでしたらお教えして頂きたくご相談させていただきました。

ヴァイオリン弓・・・・G.A.PFRETZSCHNER
ヴァイオリン弓・・・・EMI LE OUCHARD
ヴァイオリン弓・・・・PECCATTE COPY

   以上3点が気に入っているのですが。。。

はフロッグの部分がベッコウでできているようです。

について特にお聞きしたいのでとすが、PECCATTEというと大変有名ですが、もちろん本物ではありませんが、これには「コピー」とあります。他ではよく、「〜モデル」や「〜タイプ」というのも見かけますが、違いはあるのでしょうか?
「コピー」というのは何か規定があるのですか?100万位だったとおもうのですが。
その上、弓自体のどこにも記載がなく、お借りする為に頂いた伝票の品名にこのように書いてあるのですが、弓本体をみて判断できるものなのでしょうか?

もう1つ、自分が演奏し続けてきた楽器本体についてもどういうものか自分でも調べたのですが、わからないので、もしお分かりでしたらお教えいただけると大変うれしいです。
ヴァイオリン本体に付いているラベルにはこう書いてあります。

Liuteria Artistica Claudio Monteverde CREMONAE 1934

どうぞよろしくお願い致します。
知る事ができれば、また楽器に対する愛着も増すのではないかと思っております。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/04/12 15:39  ---205.147.178

いらっしゃいませ

G.A.PFRETZSCHNERはドイツのマルクノイキルヘンでだいだい続く製作者家系の一人です。1925年ごろ働いていたと記録にあります。また、彼の名はブランド名としても使われているようです。真作の相場はわかりません。

EMI LE OUCHARD
彼はフレンチオールドボウ製作者の一人です。真作で状態の良いものは現在では150万円以下では購入するのは難しいですね。

コピーの規定ですが、特にありませんが
ニュアンス的には、本物を真似て作ったという感じです。

モデルは、特徴などをとらえて作る

タイプは、出来上がって見たら、このタイプだった

など解釈できますが、それほど意味に違いはないと思います。

ぺカットの件ですが、見るからにぺカットの作りなので、PECCATTE COPYと言ったのかもしれませんし、その弓がぺカットのコピーであるという何らかの証拠があると思われます。

Claudio Monteverdeですが調べてみましたが解りませんでした。すいません。
どなたか解る方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。それでは!

投稿者:いちこ     投稿日時:2004/04/13 02:29  ---197.216.180

ストラッド定員様
ご丁寧にいろいろ調べてくださり、ありがとうございます。
大変参考になりました。
なかなか神奈川まで行く機会はないのですが、近くへ行くことがありましたら是非お店に伺いたいと思っております。
有難うございました。

Q:バイオリンソリストが愛用する弦について。
投稿者:まーちゃん     投稿日時:2004/04/10 08:30  ---108.183.196

いつも楽しく勉強させてもらっております。
弦についての質問ですが、
最も多くのソリストが愛用している弦はどういう物なのでしょうか?
またそれらの弦の特徴(テンションや素材)など教えて頂けないでしょうか?
敬愛するソリスト(特にアッカルド)がたくさんいるのでとても気になっています。
宜しくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/04/10 16:22  ---115.116.101

同じ内容では何度か質問、回答がありますので、過去ログ検索にて、
例えば
 弦の種類
などで検索してみてください。

投稿者:まーちゃん     投稿日時:2004/04/11 08:25  ---7.186.60

弦喜さんありがとうございます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/04/11 11:50  ---115.116.101

ソリストでひとくくりにできるものではなく、それぞれ好みがあるということでしょう。
主には、ピラストロ社派とトマスティック社派に別れ、また別の軸でみるとガット派と合成弦派に別れるのでしょう。E線だけはもっと多くの選択肢から、他の3弦とは種類の異なる別のものを張る場合が多いです。

敬愛するソリストがいるのでしたら、写真やビデオでその人の楽器のアップが見えるものをまず探されてはいかがでしょう。(どうしても知りたいのであれば、その労力・出費をおしんではいけません。)
それにより、各弦テールピース側と糸巻き側がそれぞれどのような色・模様であるかがわかれば、それを手がかりに何という弦を使っているかがわかります。

投稿者:まみ     投稿日時:2004/04/11 12:10  ---106.212.192

もっとも多くのソリストって言うのですからそれを言えばいいではないですか。

庄司さやかさんはドミナント+ゴールドブロカットをしようしています。

投稿者:まーちゃん     投稿日時:2004/04/12 16:24  ---126.148.163

弦喜さんありがとうございました。
まみさんありがとうございました。
とても参考になりました。

Q:新作楽器を見て
投稿者:まみ     投稿日時:2004/04/09 23:48  ---126.104.174

新作楽器に張られてる弦の初期装備はどのような判断のもとで張られているのでしょうか。
ドミナントとかオブリガート、オイドクサなんかが張られている楽器が店頭に並んでいるのをよく見かけます。
やっぱり、製作者が作っていく段階で「この子にはこの弦だな・・・。」と感じて弦をきめるのでしょうかね。

投稿者:TAM     投稿日時:2004/04/10 11:36  ---219.205.240

便乗でスイマセン、、
同様に初期装備と言う意味では、フィッティングパーツについてはどうなんでしょうか?

投稿者:まみ     投稿日時:2004/04/11 17:17  ---117.77.23

ちょっと廃れそうなのでage

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2004/04/12 09:35  ---211.206.162

 小生もすごく興味あります。

 便乗ですが特に、フランス駒 vs ベルギー駒 の選択について教えていただけるとうれしいです。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/04/12 16:14  ---205.147.178

いらっしゃいませ、

基本的には弦もフィッティングパーツも駒も製作者の好みで付けていると思いますが

弦の場合は店頭に並んだ時点で、そのお店の店主の好みに変わる場合もありますし、購入された時には、その購入した方の好みになると思います。

フィッティングパーツの場合は、気合の入れた楽器には高いパーツを、気合の入れていない楽器には安いパーツをつける場合などが多いですが、すべてそうとも言えません。

フランス駒 vs ベルギー駒も好みですが、この場合製作者は両方試す事もあると思います。少しでもいい音にしようと思えば、試す価値はありますね。それでは!

Q:ヴァイオリン作者について教えてください
投稿者:まー子の父     投稿日時:2004/04/11 15:42  ---192.132.91

初めて投稿します。
今娘のヴァイオリンを選定中ですがいくつか弾き比べた中に良いものがありラベルを見ると表示にはFRANTISEK ZYKA HOUSLAR BRNO 1947と書いてあります。
多分チェコのブルノで作られたものと思いますが作者についてご存知の方がいたら教えてください。
2002年12月18日にFRANTISEK KARELKRIZ(1887-1943)についてQ&Aが有りますが、この作者と関係が有るのでしょうか。(例えば親子、親戚)

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/04/12 15:57  ---205.147.178

いらっしゃいませ、

FRANTISEK ZYKAさんの楽器ですが
日本ではかなり出回っているようです。

ただ作者の情報は調べてみましたが解りませんでした。すいません。
どなたか解る方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
それでは!

Q:Bisiach作?
投稿者:楽器選び中     投稿日時:2004/04/09 16:47  ---32.175.138

先日あるお店で気に入った楽器があったのですが、
ラベルに印刷でLeandro Bisiach とあり、
さらに手書きでCarlo Bisiachと書いてありました。
でも、お店では「弟子のズデルチの作で・・・」
と言っていたように記憶しています。
その場では深く考えなかったのですが、
後でよく考えると、どういうことか、よくわからなくなりました。
1936製だったと思います。

どなたか、この辺の事情を教えていただけませんか?
また、相場としてはどれくらいのものになるのでしょうか?

よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/04/12 15:11  ---205.147.178

いらっしゃいませ、

文章から察すると、ズデルチの作のLeandro Bisiachのコピー(工房製)の楽器に
Carlo Bisiach(Leandroの息子)が修理をした際にサインを入れた。
と想像できますが、本当の所はわかりません。


弟子のズデルチの作という事まではお店で解っているようなので、もう一度詳しく聞いてみてはいかがでしょうか。それでは!

Q:ヴァイオリンの製作者?について
投稿者:Kumi     投稿日時:2004/04/08 23:00  ---222.58.81

私の使っているヴァイオリンについて知りたいと思い、書き込みをさせていただきました。

Pracovany presne dle vzoru Caspar da Salo
u Josefa Lidla v Brne. 1914

と、いうラベルが貼ってあります。恐らく東欧のものであろうという説明のもと、40万円ほどで購入しました。パブリングの2重線が2本あるのが特徴です。(全部でラインが4本あります。)もしこの楽器の製作者またはメーカーについてご存知の方がいらっしゃりましたら教えてください。

投稿者:まるこ     投稿日時:2004/04/09 02:08  ---94.88.16

Caspal da Saroモデル
ブルノ(チェコ東部にある都市名)Josef Lidl作という意味です。

ヨセフ・リドルはよく知られた 〜19世紀前半のチェコのバイオリン作家です。
かなり多作であったようで、チェコのオールドとしてよくこの方の作品が
ヨーロッパの楽器店の店頭に並んでいます。

投稿者:まるこ     投稿日時:2004/04/09 02:09  ---94.88.16

訂正。。。20世紀前半です。ですので、オールドという名前で出ていますが
実際はモダンですね。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/04/09 06:23  ---115.116.101

Gaspar da Salo のあやまりではないですか?
ガスパロ・ダ・サロは初代アマティと並んで、ヴァイオリンの創始者として有名です。
彼の形を真似たコピーモデルは時々見かけます。

Josef Lidlは、楽器製作者というよりも、総合楽器製造販売メーカーにヴァイオリン製造販売部門を設けた経営者です。その時代は、手工業的な作り方をしており、多くの職人を養成しかかえていたようです。(現在でも、チェコにおいてその後継者が同じ名前で総合楽器メーカーを経営しているように思います。)

楽器製作者辞典にラベルが数点載っていましたが、記載された Josefa Lidla という表現のラベルはありませんでした。すべて Josef Lidl という素直な表現とななっていました。(その違いが何を意図したものかはわかりません。)

投稿者:goett     投稿日時:2004/04/09 10:16  ---121.63.39

弦喜さん、

チェコ語の知識はゼロに近いのですが、「チェコのヴァイオリンについて」の件以来、
参考書を買ったりしてみました。
それによると、前置詞 u は2格支配で、この場合多くは語尾に a がつくようです。

詳しい方いらっしゃったら、これでいいのかご教授いただけたら幸いです。

投稿者:あるまざ     投稿日時:2004/04/11 14:31  ---20.54.6

すみません、表記を間違えていたようですが・・m_ _m
チェコ語の表記については、おっしゃるとおりです。〜のという所有格の場合、固有名詞も変化しaがつくので、Josefの○○という場合、○○ Josefaとなります。

Q:アマチュアが良い楽器をもつこと
投稿者:チェロ子     投稿日時:2004/04/09 22:06  ---134.124.148

こんばんは!今社会人として働きながらチェロの上達を目標としている者です。
今良い楽器を持つと言うことに悩んでいます。
学生時代よりチェロを初めて5年。魅力にどっぷりとはまって、毎日忙しくてもなんとか時間をつくり楽器に触れようという毎日を送っています。
仕事も、少しでも良い楽器をもつために一生懸命働いている最中ですが、まだまだ未熟な私が良い楽器をもつことで、その楽器の一番良い音をだすことができるのだろうか?ひょっとしたら楽器がかわいそうなのではないかと思ってしまうのです。
今300〜400万の予算で楽器を探そうと思っています。(きっとプロの人とかからみてみたらお安い額なのでしょうが・・・)楽器屋さんとしても、苦労とプライドで入手した楽器を、素人に譲ることに抵抗があるのではないでしょうか?
レベルはオーケストラや弦楽合奏、古典の室内楽でしたら一通り初見で弾けますが、すべてが正しい音程、音価というわけではないし、音色もまだまだで今持っている楽器がすべて響かせられるような音をだせていないかと思います。人に聞かせられる演奏となると、とてもとてもまだまだです。
もう少し精進してから楽器を購入した方が良いでしょうか?どなたか教えて下さいm(_ _)m

投稿者:rio     投稿日時:2004/04/09 23:53  ---132.183.58

こんばんわチェロ子さん

二つの考え方ができるとおもいます

(1)もう少し待ってみよう
チェロ子さんはもう5年も弾いていらっしゃるということですが、現在先生について学んでおられますか?技術的な面で安定していないと、相性の良い楽器というのはなかなか見つけにくいものですから、先生にそろそろ良い楽器を買ってよいか相談してみるといいと思います。まだまだ技術的に学ぶべきところがあるならば、もう少し待っても良いと思います。


(2)良い楽器を買ってやる気に火をつけよう
良い楽器を持てば、弾くことが楽しくなりますます上達することが早くなる可能性があります。良い楽器を持つこと=上達の早道 という人もいます

私はどちらかというと(1)の考えです



>楽器屋さんとしても、苦労とプライドで入手した楽器を、
>素人に譲ることに抵抗があるのではないでしょうか?
このコメントはストラッドさんのご意見を聞くのが一番だと思いますが、
楽器にとって幸せなのは、上手な人に所有してもらうことではなく、
その楽器を愛してくれる人に所有してもらうことであり、
大切にしてくれる人の許へ行くならば
良い楽器屋さんなら
どんなに素人でも、下手っぴでも喜んで販売してくれると思いますよ
(私がそうでした…恥)

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/04/10 08:59  ---115.116.101

アマチュアプレーヤーが、親のスネをかじることなく、楽器に大きな投資を行えるタイミングは下記の通りだと思います。
1)社会人になって、結婚が決まるまで
2)夫婦別会計で、自分の収入が自由に使えるとき
3)老後のこと含めゆとりがある状態で、子供が大きくなり手を離れて以後
同じくらいの価格の車は、家族で使うことができるので「家族のため」と言って買えるのですが、楽器は自分だけのものとなりますので、家庭を持つと優先度が下がり、大きな投資ができなくなります。
ですから、もしチェロ演奏をライフワークと考えるのなら、大きな買い物のタイミングとして今はよい時期です。

話は変わりますが、私は学生時代に使っていた数十万クラスのヴァイオリンを20年以上使った後、まず数年前に弓をましな物に替え、3年ほど前に本体を新作ですが名の通った製作者のものに替えました。弓を替えた時にその弾き易さに「今まで苦労してきたことは何だったのだろう」と強く感じ、また楽器を替えて音楽表現の幅が大きく広がりました。
正直言って、もっともっと早くそのようなよい物を手にしてしていれば、遠回りをせず、現時点での演奏レベルに10年前には到達できたのではないかという気がしています。

良い品をそれを求めるユーザにサービスも含めて提供すること、が商売ですので、末永くおつきあいのできる楽器を愛する人(金払いが悪かったり、文句ばかり言う人は除く)は楽器店も大歓迎でしょう。

なお、経験5年ということで「よい楽器を選びだせるか」が課題となります。これは
A)客観的に楽器の良さが評価できる先生、友人などに同行してもらう。
B)かならず、買い換え時に下取りを行うお店で買う。(売った物は販売価格の8割以上の価格で下取りしてくれるところが望ましい)
の2ポイントをおさえ、リスクを減らすべきでしょう。
焦ることなく、じっくり構えて、良い物を探されてはいかがでしょう。恋愛と同じで、そのうち、「こいつとなら」という楽器に出会います。

投稿者:セイジ     投稿日時:2004/04/10 14:27  ---143.61.6

弦喜さんもお書きになっていらっしゃいますが
良い楽器を使うと、音出しの苦労が減りますので、
その分演奏に集中できるものです。

楽器は一生使えるものですから可能なら
遠慮せずに良い楽器をお求めになられるといいでしょう。

ただし、高価な楽器がすべていい楽器とは限りませんので
ご注意ください。
いまご使用の楽器の調整などを依頼してみて
対応を観察し、信頼できる楽器店を探すことが
先でしょうね。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/04/10 14:54  ---162.115.27

簡単にいえば
 
 よい楽器に変えると 早いパッセージが弾きやすく デュナーミクも付けやすく、音色もよいということで結局、労せずして1ランクうまくなります。練習が楽しくなるので半年もしたらさらに1ランクうまくなります。また、あなたのオーケストラでのパート全体のレベルがはっきりと上がります。

 
 楽器は一流鑑定家(日本人にはいないと思います。)の鑑定書が付いたもの、または老舗オークション(サザビーなど)の売買の証拠があるものを選びましょう。銘工の作ならなおよいです。もし将来、買い換えや売却されるとき有利です。買い換えする可能性はかなり高いです。
 日本は現実的に 同じ店でしか買い換えができないシステムになっています。困ったものですね。購入した店ではない他の店に行ってみて、気に入った楽器が見つかって買おうと思うとコストがかさんでしまうんです。でも銘工の作なら買値の1/3(オークション価格がだいたいこれくらい。)はどこの店でも下取りしてくれるでしょう。委託販売ならもう少し高い値で売れるでしょう。老舗オークションに再び出すこともできますし、友人にも安心して譲れます。
 
 楽器は資産になるということを頭の隅に置いといて楽器を選んで下さい。また一生同じ楽器を使うということはストラディバリウスででもないかぎり考えない方がよいと思います。人の心は変わりやすいと思うんです。

 最後に、オークションで買うという手もあります。チェロは George Craske 1850 7768ポンド、  Thomas Kennedy 1820 17925ポンド, など、3月のボナムで落札されてました。サザビーも見てみて下さい。実際必要な金額は手数料 税金などかるので、これらオークション価格の約35%増しです。
 

投稿者:チェロ子     投稿日時:2004/04/11 13:59  ---134.124.148

皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
いままでもやもやしていた気持ちがまとまってきました。本当にありがとうございました。

Q:チェロケース
投稿者:nao     投稿日時:2004/04/04 02:35  ---14.217.4

はじめまして。

チェロケースについて質問させていただきたいのですが。
僕のチェロケースは10年くらい使ってるのですが、2箇所おかしくなってるところがあり
1つは、ケース下部(立てたときの)のゴムが磨り減ってしまいチェロケースがまっすぐたちません。立てているときとか非常に怖いです。
もう1つは、内側のネックを固定するマジックテープのところがもう使い物にならなくて、ほぼかた結び状態です。
こういうのってどうやって直すのでしょうか。もしくはどこかに持っていけば直してくれるとかってあるのでしょうか

知っていたら、教えてください。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/04/06 12:38  ---205.81.104

いらっしゃいませ、

見てみないと詳しい事は解りませんが、このような場合、器用な方はご自分で工夫して直すことがあります。それ以外ですと、販売したお店に相談するか、日本のメーカーであればメーカーに直接問い合わせてみてはいかがでしょうか?それでは!

投稿者:CABIN     投稿日時:2004/04/06 13:22  ---114.112.42

naoさまはじめまして,チェロを弾いておりますCABINです。
さて,私のチェロケースももう20年ほど使用しており,かなりくたびれております。
私も,以下の箇所を自分で補修・追加購入しております。
・ケース下のプラスティック(naoさんのいうところのゴム)の足欠け
 欠けた部分を自動車板金修理用のパテで補ってます。
・肩掛けベルト紛失
 購入時のベルトは紛失しましたので,アウトドアショップで
 エルゴノミクスタイプの肩掛けベルトを購入,快適です。
 (まあ,普通の肩掛けベルトでいいんですが..)
・手持ちベルト切断
 お恥ずかしながら,自分が使っていたズボンの革ベルトを束ねて
 使ってます。
 DIYショップでは満足できるものはないのですが
 元と同じものを自分で作るのはちょっと面倒。
・金具をケースに固定するリベットはずれ
 小さなボルト・ナットに交換してます。

しょうもない前置きですみません,さて,本題ですが,DIYショップやアウトドアショップなどを見てると結構よさそうな部材があります。
naoさんの場合,足の部分がぐらぐらするのであれば,
1.ぐらぐらしないように,家具の滑りとめの小さいものを
  「磨り減ったゴム足の横」に複数枚貼り付ける。
  とりあえずの処置です。

2.ゴム足を全部取り去って,替わりの似たような足をDIYショップで
  購入し取り付ける。(ネジか瞬間接着材で固定)
  足は通常ビス等で固定されていますので,ハズすというか
  ねじ切るのが厄介ですが,見栄えは良いかと...

3.エポキシ樹脂系(2液式)の接着材をゴム足に塗り重ねる。
  元の高さになるまで,「塗っては乾燥」を何回か繰り返すことになります。


また,マジックテープについては文具店・DIYショップで買ってきて手ごろな大きさにカットして,縫い付けるってことでいいのではないでしょうか?

まあ,自分で修理するのが面倒でない場合ってことですけれど。

投稿者:nao     投稿日時:2004/04/10 02:14  ---230.132.176

CABINさん、ご助言ありがとうございます。

やはり、いろいろ工夫してらっしゃるんですね
とりあえず、販売店に相談してみて、無理そうなら
がんばって修理を試みてみようかと。。
思います

Q:モアニエのサブネーム
投稿者:キリ     投稿日時:2004/04/06 21:33  ---151.7.196

はじめまして
アラン モアニエ クラシック
(フランス ミラクール 1995)のチェロを愛用している者です。
この楽器のサブネームの由来を知りたくてメールをさせていただきました。
モアニエのチェロには
・クラシック
・ヴィヨーム
・セリエ リミティ
の3グレードがあるそうですが、クラシックというのは何がクラシックなのでしょうか?
古い製作者とかを指しているのでしょうか?

自分のチェロなのですが、名前の由来が分からないのも残念なことなので
お忙しいとこと恐れ入りますが教えていただけると助かります。
宜しくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/04/07 14:37  ---205.81.186

いらっしゃいませ、

名前の意味ですが、ちょっと解りませんね。
クラシックというのはクラシック音楽という意味にも取れますね。
ヴィヨームというのは有名なフランスの製作者ですね。
セリエ リミティは解りません。

どなたか解る方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
それでは!

投稿者:あ     投稿日時:2004/04/07 18:26  ---23.216.38

これらの名前にこれといって深い意味はないと思います。
セリエ リミティを音の似た英単語で探すと
リミティッド シリーズ (限定版というより上級品、選別品かな?)

確認のため辞書を探そうとしましたが、考えてみればパソコンがあれば
辞書要らない・・・

投稿者:cello     投稿日時:2004/04/07 19:34  ---137.63.38

classiqueはこの場合普及品、あるいは標準品と訳せます。
serie limitee(アクサン記号無しで失礼します)はセりー・リミテと読み,限定品と訳せます。

投稿者:まさ     投稿日時:2004/04/07 22:22  ---18.48.25

モアニエの1995年のプライスリストから抜粋します
クラッシックシリーズ:澄んだ力強い音色。微妙にシェイドしたニス。丁寧な仕上げ。品質の安定した木を厳選して作られたこのモデルは、いまだオールドがもてはやされている市場で、短期間で認められました。低価格という事だけが、このモデルの魅力ではありません。私たちのポリシーの一つに現代テクノロジーの粋を集めた楽器を作るという目標があります。言い換えれば、より多くの人たちにとって求めやすい楽器を作っているのです。写真のモデルは、ミルクール博物館のコレクションにある、ジュール・メルショル作のバイオリンにヒントを得て作られました。
以下省略。

なお、ビヨームシリーズはビヨームの作品を参考にしたととれる記述があり、「リミテッドシリーズは正確にはモデル名ではなく、一本一本入念に手をかけ丁寧にオールド仕上げで作られた」とあります。
チェロの定価はクラッシック98万円、ビヨームシリーズ124万円、リミテッドシリーズ165万円となっています。

投稿者:キリ     投稿日時:2004/04/09 22:09  ---151.7.196

皆様のおかげでちょっと引っかかっていた謎がとけました。

あ様、cello様、まき様、ストラッド店員様 
本当に有り難うございました。

Q:チェロの練習法
投稿者:光     投稿日時:2004/04/05 20:20  ---58.136.115

部活でチェロを弾き始めて1年近く経ちますが、
未だに音程があまり安定しません。
何か効果的な練習法はありませんでしょうか?
ご存知でしたら是非教えてくださいm(_ _)m
よろしくお願いします!

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2004/04/06 00:19  ---179.58.87

自分の場合、まずはチューナーで音程を取って、エンピツで指板に正確な音程のシルシをつけました。
そして、基礎の音階練習をするとき、最初は見ながら、次第に見なくても正確な位置を押さええられるようになるまで、かなり長期間練習しました。

あと、例えばめやすとして、C線のDを押さえたとき、D線が共鳴しているか、とか、C・D線を同時に弾きながら、どちらかの弦を全ての指で押さえ、2つの音がきちんとハモる位置を押さえられるような練習も行いました。

あまり曲を弾き急ぐと、正しい音程の位置を覚える前に、へんな位置を押さえるクセが付いてしまうので、あせらず基礎を時間をかけて練習することが大事だと思います。

正しい押さえ位置が身に付けば、耳でも正しい音程が身に付くと思います。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2004/04/06 14:43  ---211.206.162

 音程が安定しないのは、耳と指のどっちに原因があるか自覚しておられますか?
 その自覚がないなら、十中八九、耳の問題です。

 「耳が悪い」にも多分2種類あって、一つは自分の中に音階ができていない、「ドレミファ〜」が歌えないような状態です。 今の若い世代では滅多にいないでしょうが、こういう場合はピアノに合わせて歌う練習とかが必要だと思います。 「ドレミファ〜」が歌えるなら、開放弦の「ド」に対して「レミファ〜」がどういう音であるべきか、自分で判る筈です。これを仮に「内なる音階」とでも言っておきます(「相対音感」とも言いますね)。 カラオケができる人なら大抵この「内なる音階」を持っています。 それを意識し・強化することが肝心でしょう。
 もう一つは、自分や周囲の出している音を正確に聴き取れていない(というか、注意深く聴く習慣が身に付いていない)。 これは指の位置だけで音程を出そうとする人(特にピアノが弾ける弦楽器初心者)に顕著ですが、「音程の悪い」人の多くはこれだと思います。 対策としては、例えばD線のFの音を音程の安定した上級者(或いはピアノとか鍵盤)に出してもらい、自分のF音と聞き比べながら左指を微調整して相手の音に擦り寄る練習をする。 上手くいったら、音階や簡単な旋律をゆっくり、一音ずつ合わせながら一緒に弾いてみる。 微調整が素早くできるようになったら、伴奏の代わりに自分の内なる音階に合わせてみる。 (音感に自信があれば最初から一人でもいいのですが、アマチュアの場合微調整に手間取るうちに内なる音階が狂ってしまうことがよくあります。そういうときはメゲないで開放弦に戻る。)
 一番やってはいけないことは、音を聞き比べることをせずにチューナーの針に頼って指の位置を覚えようとすることです。
 3/4チェロ太郎さんにお言葉を返すようで恐縮なんですが、人間の指先って結構自由度が高いので、「正確な」押弦位置を印すことはまず不可能です。 指板の印は大体の手の形を作る目安(およびハイポジションに飛びつくときの緊急避難)程度に考えるべきで、音程の基本はあくまでも耳です。

 指の問題についてはコメントできる程の見識がないのですが、少なくとも3/4チェロ太郎さんのコメント第2、3項はそのとおりだと思います。 (第2項はちょっとレベル高いかも)

投稿者:3/4チェロ太郎     投稿日時:2004/04/06 16:39  ---186.71.1

正確なポジションについて一言。

セロ轢きのGoshさん>人間の指先って結構自由度が高いので、「正確な」押弦位置を印すことはまず不可能です。音程の基本はあくまでも耳です。

このご意見は、そのとおりだと思います。

自分がチェロをはじめたとき思ったのは、人間の音程感覚が、いかに不確かなものか、ということでした。というのは、以前、ブラバンでチューバをやっていて、コンクール向けに、チューナーを使って一人ずつ音程のチェックでシゴかれた経験がありました。その際、自分では正確だと思って出した音が、チューナーで見ると、毎回違っていて、それまで音程が正確だと思っていたのが、いかにあいまいだったか、と思い知らされた経験があるんです。(特に管楽器は、弦楽器とくらべて、音程が少しでも違うと、ハーモニーがにごりますから)

そのため、チェロをはじめたとき、自分の音程は正確でない、という前提で、ブラバン的な発想で、絶対音程(平均律)に近づけたいと思い、チューナーで、ギターのフレットのように知るしを付けたんです。

そのとき、正確な音程をとるためには、自分の指をどのように広げると正確にとれるか、ということを指に覚えこませました。その後、しるしを消して、チューナーを見ながら音階練習をしたところ、ほぼ正確な音程で弾けるようになり、それで安心して練習曲などを弾くようにしたものです。そうすると、先生が弾くピアノとも、ほぼハモるようになりました。
その際、位置だけ確認するのでなく、当然音程も耳で確認し、正確かどうかをチェックすることも不可欠です。

特にアマチュアの場合、合奏をすると、個々に感じている音程が違うので、他者の音を聞きながら、その都度音程をとっていく必要があるので、自分の耳を鍛えて、耳で常に音程をチェックしていく作業は絶対必要です。その条件の上で、特に初心者の場合は、指の形を身につける意味で、正確な位置を押える練習として、シルシを付ける練習は、有効な練習だと信じています。
(現に、一緒に弾いているチェロの方の指を見てみると、たとえば中指と薬指が近すぎたり、小指が伸びきっていなかったりして、単独で聞くと、音程が違っているだろうな、ということが非常に多いです。その方の場合は、たぶん弾いていても、自分の耳では正確な音程とおもわれていることでしょうが)

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2004/04/06 21:19  ---211.206.162

3/4チェロ太郎さま、

 なるほど、そういうアプローチもある訳ですね。 食わず嫌い的に「不可能」なんで書いてしまいましたが...。
 小生は大学オケでチェロを始めたのですが、師匠によると「ネックを握った手を自然に開けばそれが第1ポジションの手の形」なんだそうで、指の印を付けることは一度もありませんでした。 体育会的な練習量と毎週の個人レッスン(によるチェックと矯正)があったからできたことかも知れません。
 一方、ウチの娘のヴァイオリンの指板にはもう何年もシールが貼ってありますし、同じ先生に習っている大人の初心者の方のにも貼ってあります。
 人それぞれ、音楽的背景や家庭の事情(?)によってやり方はいろいろあるのでしょうが、自分個人の経験でしか物が言えないところが素人である小生の限界ではあります。

 光さんの初心者度(?失礼?)がもう少し具体的に判ればもっといろんな方からアドヴァイスが出るのでしょうけど....

投稿者:3/4チェロ太郎     投稿日時:2004/04/07 09:10  ---186.71.1

そうですね、練習の仕方は、先生によってもいろいろ違うでしょう。

自分の場合、先生が最初に指板にシルシを付けたので、それにしたがって,しばらく続けました。30才からはじめたため、大学オケの経験がないので、もう少し早くはじめておけばよかった、と思うことがあります。
Goshさんは、大学でしごかれたみたいですね。大学オケ経験者の方は、かなり弾ける人が多く、ウラヤマシイです。
自分は、音程や合奏の感覚など、どこかブラバン的に音楽を捉えるところがあります。

光さんは、部活とのことなので、まだ学生さんでしょう。
金銭的に余裕があれば、やはり一時期だけでも、先生についてレッスンを受けて、実地でアドバイスを受けられるのもよいかもしれません。

投稿者:YE     投稿日時:2004/04/07 16:29  ---158.124.208

小生はヴァイオリンですが,あまり違いはないと思いますので,
少々述べます.

(1) 指板に印をつけるのは,特に初歩の段階では高い効果が得られます.
最初は形を作る必要がありますから.
しかし,それだけに頼っていてもあまりよくありません.
特に弦楽器の場合(弦楽器だけではないですが)は,
「純正律」と「平均律」という問題があり,そのためにも,
将来的には,頭でイメージしてから音程をとるようにする必要があります.
逆にいえば,頭でイメージした音程を正確に出せるようにする為に
音階練習があると言っていいかもしれません.
注意すべきことは,耳だけでとろうとしないこと.
一度出した音を上ずらせたり下げたりするアマチュアが散見されますが,
音を出す前に音程をイメージしていないとそうなります.
ソリストでも出した音を上げ下げするらしいですが,
それはアマチュアとは次元の違う技術の話です.

(2) 鏡を見たり,プロの外見と比較してみるのも一つです.
見てくれがちぐはぐだと,それは直接音程の悪さに結び付きます.
きれいなフォームの人は音程もいいものです.

(3) 音程があった時の開放弦との共鳴の仕方を,出来るだけ早く習得なさるべきです.
これは,道に迷った時の道標のようなものです.
ソリストでも,高いポジションから降りて来る時には,音程が怪しくなり,
それを補正する為にもこの感覚を非常に重要視していると聞きました.
(4) ボーイングは音程に影響します.左手と右手は独立なものではありません.
安定したロングトーンは安定した音程に結び付きます.
そのためには,左手をはっきりと押えることも大切です.

(5) 正しい音感を身につけることは絶対的に必要です.

以上,参考になれば幸いです.

投稿者:光     投稿日時:2004/04/09 21:53  ---58.136.115

みなさん丁寧なレス本当にありがとうございました!
とても参考になりました^^
部活なので結構曲を弾き急いでいた部分がありました・・・。
基礎からしっかりもう一回練習したいと思います。
1年近くチェロを弾いていたのに、基礎が全くできていない自分にちょっとガックリでした・・・。

頑張ります!
ありがとうございました。