弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:ケースのざぶとん
投稿者:Olenska 投稿日時:2004/04/19 19:30 ---111.190.208
超初心者の質問なのですが申しわけありません。
皆様の高尚なやりとりの中にこのような質問を入れるのもお恥ずかしいのですが、どうにもこうにも周りに聞ける人がいなかったので投稿させて頂きました。
私はバイオリンを初めて2か月の初心者です。
バイオリンケースはGEWA社の軽量角形を愛用しております。
この商品では(他者の角形ケースでは大抵そうだと思いますが)、バイオリンを収納する際に、楽器の上に「ざぶとん」のようなシート(?)をぶせるようになっております。(申し訳有りません正式名称が分からないので「ざぶとん」と呼んでおります)
さて、このざぶとんは、白色のつるつるシルク系(本当のシルクではないですがシルクっぽいという意味です)の側と、灰色のフェルト調の部分に裏と表で分かれております。
最初に楽器を購入して自分でさわっていた時はバイオリン本体にフェルト調の側を接触させる(=シルク調の部分が上になる)ようにしておりました。(うろうろ憶えですが、購入時そのようにしてセットされていたような気がしたものですから)
ところが個人レッスンを初め、はじめて先生のお宅に伺った時に「あらあら、ざぶとんはシルク調の部分を楽器にあてて、フェルト調の部分を上にしておくのですよ。」と、言われてしまいました。以来その先生の言葉を信じ、ずっとこの方式で収納しておりました。
ところが!このあいだ楽器店を訪れ、絃の張り替えをしてもらった時に、楽器店の方から、「フェルト調の部分を楽器に接触させて、シルク調の部分を上にするのが正しい収納の仕方ですよ。ま、でも先生がそう言うのなら、そのやり方でも良いのでないですか?」と言われてしまいました。
先生のおっしゃっていることと、店員さんの言ったことどっちを信じて良いのやら迷える子羊状態です。店員の方に「どっちでもいい」と言われ、気にしなくても良い問題なのかとも思いますが、気になるのです。誰か正しい「ざぶとん」の向きをご存じの方、
ご教示願えないでしょうか?また同型ケースを使っている方、「ざぶとん」の向きはどうされてます?
投稿者:私も 投稿日時:2004/04/19 21:52 ---44.11.53
GEWA(ヤーガー)のケースを使っています。シェル型ですが。
ざぶとんはケースから外せないようになっていて、つるつるのほうが楽器に接するように付いています。
フェルト調のを楽器に接するようにすると、抜けた毛がf孔から入って、バイオリンの中で毛玉になるような気がするんですけど、どうなんでしょう。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2004/04/20 00:38 ---189.147.123
多くの皆さんはご存知かと思いますが、以下の有名なホームページに書いてあります。
どちらでも良さそうですよ。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/etuidecke.htm
デッケと言うんだそうです。
自分もインターネットを始めた時、このホームページ(まだ本になっていなかった頃)をみつけ、プリントアウトして何度も読んだものです。今思うと、本を買うのもインク代がかかるのも同じくらいだったのかななんて思いますが。ここの過去ログと同じくらいはまりますよ。
投稿者:Olenska 投稿日時:2004/04/20 15:55 ---251.192.102
皆さま回答ありがとうございました!あの「ざぶとん」は「デッケ」という名だったのですね。
ぼこ様に教えていただいたウェブページは私も時々参考にしておりましたが、まず調べてから質問するべきでしたね。
皆さまから寄せられた情報で疑問が解け、気分もすっきりしました。デッケ(もう「ざぶとん」とは呼ばないことにします。)は従来どおり、つるつる面が楽器に接触するように使うようにします。やはり、フェルト調面が下ですと、松脂で汚れてしまいますし、フェルト調系の方を上にしていた方が周りのケースの内装と調和がとれ、気分が落ち着くので。
それでは皆さま、ありがとうございました!
投稿者:通りすがり 投稿日時:2004/04/20 23:02 ---47.202.211
デッケ(Decke)とは英語のcoverに相当する名詞です。(entdecken=discover)
テーブルクロスも毛布も「デッケ」です。
それから弦楽器の表板も指すと思います。
知らない人には通じない可能性があるのではないかと思います。
Q:チェロの駒の高さについて
投稿者:ちぇろたん 投稿日時:2004/04/20 14:06 ---127.9.246
お初です^^
チェロの駒の高さについてつまり弦と指板の間隔はどれ位がいいんでしょうか?
教則本やHPを色々検索したんですが^^;
教えてください お願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/04/20 16:39 ---205.147.176
いらっしゃいませ、
過去に同じような質問がございましたのでそこから抜粋いたします。
チェロの場合スチール弦で指板の一番下の部分の弦と指板の間隔が
A線で4.5mm C線で7が標準値とされておりますが
演奏者の好みで微妙に変えたり、初心者の方や女性、子供の方などは低めに調整した方が弾きやすいです。
それでは!
Q:ポッジについて
投稿者:nori 投稿日時:2004/04/15 18:17 ---113.220.171
イタリアの楽器(ボローニャ)ANSALDO POJJI(アンサルド・ポッジ)について教えてください。
なかなかPojjiについてインターネットでしらべようと思っても詳しくでてきません。(探し方が悪いのか・・・)
投稿者:goett 投稿日時:2004/04/15 19:44 ---120.77.137
Ansaldo Poggiではないかと思います。20世紀の有名な作者ですね。
投稿者:もーりん♂ 投稿日時:2004/04/15 23:12 ---155.13.16
確かN響のヴィオラ主席のK氏も所有されていると聞きました。またイ・ムジチ合奏団のメンバーの一人も以前の来日公演で使用していました。ネットで検索すると「ストラディヴァリウスの再来」と書いてあるページもありますね。
投稿者:3/4チェロ太郎 投稿日時:2004/04/16 09:38 ---186.71.1
Poggiの名前は、楽器製作者として有名ですね。
私もそんなに詳しくありませんが、ある楽器屋で、チェロの実物を見たことがあります。
1950頃の製作だったと記憶していますが、非常にキレイな作りで、たぶん保存状態が良かったのか、新作と言っても通用するものでした。
フェアで弾かさせてもらいましたが、音色はオーソドックスで、きらびらかに自己主張するとか、モダンらしく枯れた音色がするとかではなく、ごく普通のイタリアのモダン〜新作の楽器、という印象でした.自分で購入できれば、自分の好みに調整して、どんな能力を発揮するか、是非試したいところですが、なにしろ人気作家、○○○万円単位ではなく、○○○○万円の世界なので、ジッと眺めているだけです。
余談ですが、イタリア合奏団のビバルディの協奏曲に、メンバーの名前と、使用楽器が記されており、そのなかにPoggiの名前もありました。(確か二つあったかな) 超一流の演奏家のキビシイ要求に耐えうる能力の楽器であることが、認識できました。(演奏もレコ芸推薦の、すばらしいものです)
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/04/20 12:11 ---07.250.80
Ansald Poggi 1893年生まれ。1978年亡くなられました。
オークション価格は2-3万USD位で、小売価格は700万-1000万円くらいと思います。
モダンイタリアンの銘工で、7、8年前の弦楽器フェアでVnが展示されてて、誰でも自由に弾かせてくれてました。私は気が引けて弾くことが出来ませんでしたが、その時のフェアにある楽器のなかでぴかいちでした。姿美しく、カリッとした明るい音で 抜群のパワーを持ってました。
値段を聞きましたがもう売れてるようで教えてくれませんでした。
弟子のGian Carlo Guicciardi(1940- )も銘工で、 はPoggiそっくりのVnを作れることで有名だそうです。700万円もするのに注文が引きも切らないそうです。ルッジエロ リッチのCDでイタリアの新作を十数台弾いたものがありますが。Guicciardiが最もよい音と感じました。
Q:コントラバスとは
投稿者:まみ 投稿日時:2004/04/18 14:29 ---117.72.11
広辞苑にはコントラバスはバイオリン族であるとありました。
私はずっと昔からコントラバスはヴィオール族だとばっか思ってました。
コントラバスは調弦、弦の数、楽器の形といいほとんどバイオリン族からかけ離れています。なのにバイオリン族であると言っていいのでしょうか。
投稿者:teku 投稿日時:2004/04/19 13:34 ---12.30.77
いつもお世話になっております。
この文章(質問)にはなんと言うか、答えにくさがあります。
その上であえて言えば、どっちでもよい事のような気がします。
その上諸説あって、はっきりとした答えが無いと思います。
(一説では、バイオリンよりも先に発生したとか、、、)
昔は弦の数は3本か4本だったと書いてありますし、どうなんでしょう。
ただ、現在の楽器は音響工学的には100%バイオリン族です。
魂柱、力木は有りますが、フィレットはないです。
(フラットバックの楽器は90%かも)
投稿者:goett 投稿日時:2004/04/19 17:40 ---181.17.186
まみさん、
「ヴィオール族」との見方でよいと、私も思っておりました。
本件について、たとえば以下のようなページを見つけました。
http://www.cityphil.jp/gakki/Cb.htm
なお、このような専門性の高い事柄は、「広辞苑」などの辞書に求める領域ではないと思います。
投稿者:まみ 投稿日時:2004/04/19 19:13 ---216.82.22
>goettさん
なお、このような専門性の高い事柄は、「広辞苑」などの辞書に求める領域ではないと思います。
私も求めていませんよ。別に求めるとは申し上げていませんし、そのような言葉も発してはいません。
やっぱりコントラバスはバイオリン属と見なすのですね。。。
あんなにヴィオールの歴史が盛り込まれた楽器なのに・・・。
投稿者:通りすがり 投稿日時:2004/04/20 02:34 ---47.203.121
ちなみに、「広辞苑」と並んで最近一般的になりつつある「マイペディア」には以下のような記述があります。ビオルの項の最後の文が、何故コントラバスが「通例バイオリン属に数えられ」るのかの説明となっているようです。
コントラバス:
(1)バイオリン属の最低音域の擦弦((さつげん))楽器。もともとはビオル属に由来する楽器だが,現在では通例バイオリン属に数えられ,英語でダブルベースdouble bass,ベースともいう。5度間隔で調弦されるバイオリン,ビオラ,チェロとは異なり,4本の弦はホ音から上に4度間隔。最低弦のハを加えた5弦の楽器もある。長さは約2m。弓はバイオリン属の中で最も短い。オーケストラではチェロと同じ声部を1オクターブ低い実音で弾くことが多いが,ベートーベン以降チェロから独立した役割も担った。
クーセビツキー,G.カー〔1941−〕らの名手の登場で独奏楽器としての可能性も注目されている。ジャズではピチカート奏法を主に用いる。
(2)同属の楽器の中で最低音のものをさす語。
ビオル:
中世以来,18世紀までヨーロッパで盛んに使われた弓奏弦楽器の総称。英語ではバイオルviol,イタリア語ではビオラviola。ビオルとバイオルは→ビオラ・ダ・ガンバをさす場合もある。スペインのリュート系楽器から発達し,16世紀以降ビオラ・ダ・ガンバとビオラ・ダ・ブラッチョの2つの系統に分かれ,後者からバイオリンが誕生したといわれる。前者の場合もバイオリン属に似るが,胴の上端がとがっている,裏板が平らである,フレットがある,響孔がC字形である,弦が6本で4度と3度の間隔で調弦されるなどの点が異なり,音量は小さいが,音質はやわらかい。楽器は両脚ではさんだり,脚の上にのせ,掌((てのひら))を上向きに弓を持って演奏する。後者にはフレットがなく,主に5度調弦で,弓もバイオリン同様手の甲を上にして握られる。ほかにビオラ・ダモーレなどの楽器がビオル属に分類されるが,オリジナル楽器による古楽の演奏が広く浸透した今日,バイオリン属以外の楽器をひとまとめにしたこの呼称はしだいに用いられなくなってきている。
※広辞苑でもマイペディアでも「属」の方を使うのですね。「族」のほうが見慣れていたので新しい発見でした。
投稿者:teku 投稿日時:2004/04/20 11:58 ---12.30.78
まみ様はビオールに愛着をもっておられるのですね。
現代のオーケストラで使用されるコントラバスはどうしても、
他の楽器への対抗上強い音を要求されてしまって、進化〔変化)
してしまってますね。大むかし、学校のクラブにあったフラットバックの
小型コントラバスは装飾もあって、典雅な音してました。
全然関係ないかも知れませんが、ビオール族でしたら、
やっぱりビオラ ダ ガンバがいいですよ。
コントラバスはどうしても超低音楽器なので、軽いさわやかなおとは出ないと思います。
ご存知とは思いますが、弦のテンションはチェロの倍ですから。
N響のコントラバスなんて弦長110cm以上あるって池松さんがいってましたし。
(コントラバスのひとに文句いわれそうですが)
しょうもない一言でした。すいません。
Q:G線が・・・
投稿者:ぱたりゅみ 投稿日時:2004/04/17 12:01 ---10.60.226
チェロを始めて半年になりますが、最近G線の調子が悪いので皆さんに教えて頂きたく書き込みました。
開放弦で弾くと「びい〜ん、びい〜ん」と、とんでもない音が混ざるのです。
左手をつけて他の音を出してみても以前のようなチェロらしい?音が全くでません。
左手の力の入れ方やエンドピンの長さなど試行錯誤していますが解決しません。
G線はスピロコアを使っています。 思いつかれる原因がありましたらどうかお教えください。宜しく御願い致します。
投稿者:チェロ太郎 投稿日時:2004/04/17 13:32 ---179.58.87
開放弦がビビるのは、自分も経験があります。
そのときの原因は、ナット(指板上部の、弦を支える部分)の、弦の切り込みが広すぎたので、そこを細めに削ってもらったら、解決しました。場合によっては、ナットを交換する必要があるかもしれませんが、そう高くないので、もしそこが原因であれば、楽器屋さんに見てもらうのがよいと思います。
あとは、チューニングアジャスターの緩みとか、テールピースの潤みなどかもしれません。全ての音でビビるようなので、ウルフでは無いと思いますが。
ウルフなら、ウルフキラーという金具をかって、G線の駒の下側につければ、ある程度解消されます。ちなみに、G線は、ウルフが出やすいです。
基本的には、楽器屋さんで行う調整なので、見てもらうことをお勧めします。
投稿者:は… 投稿日時:2004/04/17 13:45 ---57.137.80
便乗させてもらいます。最近A線をヤーガーからヘリコアに変えたんですが弾いてるときいきなりペグがゆるんで調弦がくるってしまいました。一度や二度のことならいいのですが結構頻繁におきるのでこりゃだめだと思いここに書き込ませてもらいます。ヤーガーの時にはなんでもなかったんですがヘリコアに変えたとたんおかしくなったのでこれは弦がだめなんでしょうか?それともA線のペグの穴がだめなのかこの時期弦楽器においておこりやすいことなのか…
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/04/17 16:57 ---115.116.101
>>ぱたりゅみさん
・G線を弾いたときの異常は、徐々に発生したものか、あるいは突然(何かのきっかけで?)発生したのでしょうか。
・お持ちのチェロは、半年前に楽器店できちんと調整された新しいものを購入されたのでしょうか。
以上は、原因究明のヒントになります。
なお、
1)テールピースのアジャスターがしっかり固定されていて、ネジも中間くらいのところになっていること
2)テールガットがボディーに触れていないこと
3)表板と裏板が側板と接合されているところのニカワの剥がれ(周囲を指の第2関節の骨でコツコツと叩いていて異音がする場所がない)
4)指板が”上に突”の状態になっていないこと(中央部分で少し下がるような逆アーチが正解)
については、びびりの原因となる可能性が高く、すぐに調べられますので、まず確かめられてはいかがでしょう。
>>は… さん
下記のページに、緩む時の暫定対処方法が書かれています。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/wirbel.htm
弦を交換したときの巻き方が、以前と違って中央寄りになっていることが一番疑わしいと思っています。(ヘリコアは細目の弦なので...)
投稿者:まみ 投稿日時:2004/04/17 18:19 ---117.76.62
は・・・さん
ヘリコアはスチール弦ですからその特性、我が強いというか、張ったときなかなか馴染まないものなはずです。また、ちょっとのことでチューニングが変わるからスチール弦はアジャスターでのチューニングが非常に便利ですね。って言っても、チェロはアジャスターついてますよね・・・。ははは。・・・
投稿者:ぱたりゅみ 投稿日時:2004/04/17 21:21 ---10.60.226
チェロ太郎さん、弦喜さん有難う御座います。
弦楽器専門店で調整したものを新品で購入しました。 お二人からご指摘して
頂いた項目を調べてみましたが 特に気になることはありませんでした。
ただ、弦喜さんのおっしゃる「4)指板が”上に突”の状態になっていないこと」
というのが どのようなことなのか判りません。すみません、知識が乏しいもので・・
もし、宜しかったらもう少し教えて頂けないでしょうか?
弦の問題ではないのですねぇ。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/04/17 22:14 ---115.116.101
正しく削られた指板の状態は、ヴァイオリンの例ですが、下記のページにのっています。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/griffbrett_1.htm
そこに書かれた状態とは反対の盛り上がった状態になっている指板も結構見ますし、真っ直ぐなもの、波うっているものもみます。新品でも量産品(手工量産品含む)では指板削りは手を抜いてあり適正でないものが結構あります。
そのような不正規な指板の状態で、湿度・温度他の影響や駒の高さとの関係により、指板と弦の距離が近づいた時に、弦が指板に当たることがあり、その場合ビリビリという音を発します。
ヴィオラのC線やヴァイオリンのG線では、いくつかの楽器でそのような音を経験したことがあるので、念のためチェックポイントに入れさせていただきました。
楽器店で整備済みと言われたものを半年前に買って、通常の弾き方・取り扱いにもかかわらずその楽器に不具合が出た場合、まっとうな楽器店であれば、無料でチェックおよび対策を行ってくれるはずです。
まず、購入されたお店に持っていくことが先決かと思います。
投稿者:ぱたりゅみ 投稿日時:2004/04/17 22:28 ---10.60.226
弦喜さん、たびたび有難う御座います。大変良く理解ができました。
なんとなくですが 指板の状態に問題があるような気がします。早速 購入した
お店に持っていきます。 お世話になりました。(ぺこり)
投稿者:は… 投稿日時:2004/04/17 23:28 ---57.137.80
弦喜さん>ありがとうございます。早速やってみます!!
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/04/18 22:40 ---115.116.101
まみさんの発言、
>>ヘリコアはスチール弦ですからその特性、我が強いというか、
>>張ったときなかなか馴染まないものなはずです。
に対してですが、ヴァイオリンの弦の場合、ヘリコアをはじめて手にした時の私の感想は、「なんて柔らかくて細い弦なんだろう」でした。
それまで持っていたスチール弦のイメージとはまったく異なり、これが技術革新で生まれたスチールフィラメントコアというものなのか、と関心したものです。
張ったときにはかなりテンションを感じるのですが、張られていない時は、ガット弦の代表であるオリーブや、ナイロン弦の代表であるドミナントに比べて、ずっと柔らかいのです。また、細さもその特徴の一つです。演奏するところも細いのですが、ペグに巻き付けるところはさらに細くなっていて、誤って2〜3音ほど高く調弦してしまった時など、結構簡単に切れてしまいます。
チェロの弦については知らないので、もし使われている方がいらっしゃいましたら、上記ヴァイオリン弦と同じ傾向(柔らかで、細い)なのかどうか、教えて下さい。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/04/18 22:46 ---115.116.101
一つ前の発言の誤字訂正します。(急いで書くので誤字は多い方ですが、あまりにも恥ずかしい内容なので...)
関心 → 感心
投稿者:脱初心者 投稿日時:2004/04/19 00:00 ---148.251.59
ヘリコアのチェロ弦について
ガット弦、ナイロン弦を張ったことも触ったこともないので比べられませんが
ヘリコアは手にするとびっくりするほど柔らかいです。1番下のC線でもぐにゃぐにゃです。
ダダリオ社のホームページで張力がポンド表示で載っていました。
マイスター佐々木氏のホームページのデータと比べると(測定法が違うので単純に比較できませんが)
どの弦も張力が低めです。実際に張って押さえた感じもそうです。
A線、 D線がヤーガー、ラーセンでは指がきつい でもスピロコアは合わなという方は
試してみる価値があります。音はクセもなくいいと思いました。
ぱたりゅみさんへ
G線だけ、以前は問題がなかったとのことですので
弦に原因があるのかもと思いました。芯線がいくつか切れているとか
投稿者:脱初心者 投稿日時:2004/04/19 00:18 ---148.251.59
ヘリコアのチェロ弦の細さについてですが
張力は低めなものの ある程度しっかりした張力があるので
そんなに細くないです。驚く程の細さではありません。
c線、G線はタングステン、シルバー巻でユニークな弦です。
普通のスピロコアより押さえ易く、発音いいと思います。
ただ銀が混じっているせいか半年も経つと表面が黒ずんでしまいました。
私の場合C線、G線は 張力、音、値段、寿命に不満がないので
普通のスピロコアを使っています。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/04/19 00:29 ---115.116.101
>>脱初心者さん
早速の情報、ありがとうございました。
Q:弓と楽器の相性
投稿者:りん子 投稿日時:2004/04/18 23:51 ---23.4.4
弓の事についてお聞きしたいのですが。
今、気になる弓が2本あります。
自分の楽器で合わせてみると、柔らかい音をもつバイオリンの音が、
この弓を使うと、くっきりして、発音がはっきりする。音に締りができ、
音量もなぜが増す。
もともとの優しい音のバイオリンが、弓と調和してそのままバイオリンの
性質を引き出すかんじです。
弓の見かけからするとの方が、鋭い音を出しそうなシャープなつくりなのですが
実際、音はが攻撃的な音がします。
一つ選択するのならどちらを相性の良い弓といえるのですか。
それとも、このような性質の違う弓を2つ持ち使い分けたりするのですか。
単なる好みの問題でしょうか、ちなみに金額は、が5万程高めです。
投稿者:りん子 投稿日時:2004/04/19 00:04 ---23.4.4
過去ログで有益なコメントが沢山ありましたので、そちらを参考にします。
すいません、お手つきでした。
Q:松脂って・・・
投稿者:弥生 投稿日時:2004/04/18 12:23 ---112.82.157
チェロをやっております弥生と申します。
私の長年のパートナーがヴァイオリンをやっておりまして、使ってる松脂のメーカーが
同じで、ラーセンなんです。
この前、毛換えをした際に間違ってヴァイオリン用の松脂を塗って、平然と演奏を
していたんです。何の違和感もありませんでした。
「何で僕のを使ってるの?」って言われて初めて気づいたんですが…。
よくメーカーが同じ製品で「〜用松脂」と言ってるのは、何か成分に違いがあるんでしょうか?
ラーセンはどうなんでしょう?
ご回答の方よろしくお願いいたします。
投稿者:千菜 投稿日時:2004/04/18 14:33 ---4.73.207
こんにちは。いつもここにはお世話になっているのでお返しを。
私が先輩にもらったプリントに、「松脂には、バイオリン用のものを使います。」と書いてあります。なので、大丈夫だと思います。(さすがに、コントラバスのものを使ったら問題ですが・・・。)でも、やっぱりチェロ用の方がいいのでしょう。
勝手にしゃしゃりでてすいません。どなたか別の意見がありましたらレスしてください。
投稿者:まみ 投稿日時:2004/04/18 15:07 ---117.72.11
俗にいわれるバイオリン用というものをチェロに使用すると、俗に言われるチェロ用のを使用するより引っ掛かりが弱いと思います。
それは粘性の違いによります。
詳しくはkaoriさん投稿についている私のレスをご覧になってください。
チェロにおいて、バイオリンと比べるとやはり粘性のやや強いものでないと弦に引っかかりにくいはずです。というのもチェロはバイオリンに比べるとはるかに弦が太いため弓の毛が触れる面積も広く、また毛もやや厚め。そのため毛と弦との間の摩擦が大きくないとなかなか音がなりません。
ですから、チェロ用というのはチェロで使用したとき、チェロにおいて標準的な粘性を持つものとなります。
メーカーが同じ製品で「〜用松脂」と言ってるのは、何か成分に違いがあるかないかはわかりませんが、実際にバイオリン用をチェロで使用すると少し滑った感じになると思います。
ラーセンにはチェロ用とバイオリン用があります。
バイオリン用はチェロ用より粘性が弱いためやはり引っ掛かりが弱くなります。
投稿者:かんがるぅ 投稿日時:2004/04/18 15:14 ---117.204.19
私もチェロを弾きますがラーセンの松脂を大変気にいって使っております。
バイオリンのを使ったことは無いですが、引っかかりが良い松脂との印象です。
以下のページに松脂のことが載っています。ご存じかも知れませんが参考まで。
以外と松脂はシンプルなもののようです。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/korophonium.htm
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/lasenrosin.htm
投稿者:弥生 投稿日時:2004/04/18 21:34 ---112.82.157
みなさん、ありがとうございます!
皆さんレスが早いですね…(汗)お返事が遅れまして申し訳ありません。
なるほど、やはり若干ちがうのですか。違和感無く弾いてた私って…(苦笑)。
「ラーセンはヴァイオリン用がかなり引っ掛かりが良く作ってあるので、
チェロでもたまたま違和感が無かった」って感じなんでしょうか。
ともかくも、皆さん丁寧なご返答ありがとうございました〜!
Q:松脂について
投稿者:kaori 投稿日時:2004/04/16 23:59 ---171.38.54
こんばんは。
ヴィオラ弾き2年目のkaoriといいます。
ところで、松脂のことについてなのですが・・・。
松脂には黒っぽい色のものから茶色いものまでさまざまありますよね?
その色の濃さに何かちがいはあるのでしょうか??
部活の先輩によると、黒い松脂は音ががさがさしやすくなるだとか。
本当のところはどうなのでしょう。
また、ヴィオラにあうオススメの松脂などもあればぜひ教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
投稿者:まみ 投稿日時:2004/04/17 18:40 ---117.76.62
だんだん、色が薄くなるにつれて松脂の粘性が弱くなります。
つまり、黒い松脂はネバネバ(ちょっと言いすぎですが)してて、明るく透き通ったオレンジ色の松脂はサラサラした感じということになります。
また、粘性が強いほど弦に引っかかりやすいのです。すなわち、大きな音が出しやすいということです。しかし、引っかかりがつよいため弾いてる感覚はガリッガリッ(これまたオーバーですが)でやっぱり、粘性の強い松脂は音ががさがさした感じになります。
逆に、粘性の強くない松脂は引っ掛かりが強くないのです。すなわち、ガリッガリという感覚はあまりしません。よってその分、右手がしっかりしていないと粘性の強い松脂を塗ったときの音量が出しづらいと思います。ただ、音色は澄んだかんじになるはずです。
それと、粘性の強い松脂は柔らかいのです。粘性の強くない松脂はやや固めです。ですから、粘性の強い松脂は夏場だと溶けてしまうケースが非常に多いみたいです。
ビオラお薦めの松脂ですが、バイオリンで使用されるサラサラの松脂よりはやや粘性のあるものがいいでしょう。それに物理学的にビオラはバイオリンよりはどうしても音が響きにくい楽器です。(なかにはかなり響くビオラもあると思いますが、あくまで物理学的見解です。)
すると、アルシェ(缶のタイプと巾着のタイプ)や、リーベンツェラー(Gold )とかがいいでしょうか。ちょっと画像がなくて申し訳ないのですが、お店で確認してみてください。値段は2000〜3500円だと思います。
Q:
投稿者:ソウル 投稿日時:2004/04/15 23:28 ---208.176.174
はじめまして。いつも楽しく勉強させていただいております。
これからバイオリンをはじめようとおもっています。
しかしまだ楽器がありません。今さがしている最中ですが、
こちらを拝見して思った事ですが・・・
とても恥ずかしい事なのですが・・・
楽器を買う際の支払はどうしてらっしゃるのかと・・・
というのは、予算内で購入するのが当たり前だとは思いますが、
少しでもよい楽器を・・・とおもうと、やはり予算オーバーしていまいます。
突然へんな質問をしてもうしわけありません。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/04/16 01:22 ---115.116.101
家を買うとき、あるいは車を買うときに、現金でポーンと払える人はまれです。
また、プラズマテレビや高級オーディオクラスでも、庶民はなかなか即金では買えません。それらの購入においては、ローンでの支払いを行う人の方が多いでしょう。
ヴァイオリンは、数万円から数億円までと価格の幅が大きく、ある程度の価格帯以上になると即金では買えない人の方が多くなります。(気分的にはなんとなく即金で払いたい類の商品ではありますが...)
大抵の楽器屋さんでは、そのお店指定の信販会社を通してのローン支払いを受け付けています。普通車の価格くらいまででしたら、通常のローンの範囲で対応してもらえるのではないでしょうか。そのようなローン会社を使えば、楽器屋さんとしても自らがリスクを負うことなしに商売できますので、現金であろうとローンであろうとどちらでも構わないはずです。
担保なしで借りるには大きすぎる金額のローンの時にどうするのかは、よくわかりません。(家の購入の時と同じように、楽器を担保にいれたり、保証人をたてて、銀行から融資をうけることになるのだと思います。)
一方、あるレベル以上の楽器は、動産としての資産価値がありますので、借金しても投資する価値はあるとも考えられます。
投稿者:ソウル 投稿日時:2004/04/16 23:23 ---208.176.139
ご意見ありがとうございました。
そうですね、家や車・・・歳をとると欲しいものの価格がはってきますね(笑)
でも自分にとって残るものであって、一生それが使えるのです。
自分に投資するということはいい事ですね。
はやくいい楽器を見つけられるように・・・
練習にも熱が入るでしょう。
本当にありがとうございました。
Q:あご当てと表板の接地面積について
投稿者:草笛 投稿日時:2004/04/20 04:18 ---25.160.13
ストラッド様、皆様、こんにちは。
楽器の音色に対するあご当ての影響は、その材質(黒檀、紫檀、ツゲ)、金具のタイプ(ノーマルタイプ、ヒルタイプ、その折衷タイプなど)、総合的な重さ、楽器に取り付ける位置などを考慮して解説した有益なサイトをいくつか拝見することができますが、では表板との接地面積と音色との関係はどのように捉えられるのでしょうか。
身近な奏者のあご当てを見てみますと、あご当ての種類(横付けタイプ、テールピースを跨ぐタイプ)にかかわらず、表板との接地面積をできるだけ少なめにしようという試みが多く見うけられました。そこで私自身も、自分の楽器のあご当て(ガルネリタイプ)と表板の間に挟まれるコルクの大きさを10mm×4mm程度まで縮小し、圧力のことを考慮してそれらが横板の上に丁度乗るようにしてみました。すると、コルクの接地面積が広かった時に比べて、音のレスポンスがよくなったような印象を得ています。
ただ、例えば駒足の表板接地面積がある程度一定のものであるように、一方的に接地面積を減らせば音響効果が上がるというものではないはずで(接地面積が少ないとそれだけ一点に懸かる圧力が大きくなりますが、それが却って楽器本体へ支障を来すようでは本末転倒ですし)、この点に関してご専門のストラッド様や皆様のお話をお伺いできればと思った次第です。
どうかよろしくお願いします。
投稿者:セイジ 投稿日時:2004/04/20 10:09 ---143.61.6
あご当ての材質と重量は、かなり楽器の音色に影響を与えますね。
私の経験では、黒檀のあご当てを使うと、鋭さが強調された硬い音色になり、
つげの物に交換するとソフトな音に変わり、黒檀の時よりも音の質感が向上した印象を受けました。
同じ材質の場合では、より小さく軽い物の方が、高音域ののびやかさが
よくなる傾向があり、重い物を使うとG線の重厚感が強調されました。
この場合は、音に影響を与える要素としては、コルクの面積とネジを締める強さ
の両方が関わっていると考えられます。楽器を金具で挟んで締め付ける
わけですから、板の振動に直接利いてきます。
コルクを小さくした場合、あご当ての固定が相対的にやや不安定になるので
その分、ネジを強く締めることになるでしょうか。
そうなると音色は硬めになるように思われます。
私がお世話になっている弦楽器工房では、主に低音域の音量などを
ネジの締め加減で調整してくれます。簡単なことですから
ご自身でいろいろとお試しになられると面白いですよ。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/04/20 15:38 ---107.45.35
いらっしゃいませ、
あご当てのこだわりが、重さと、取り付ける位置ですね。
やはりガルネリ型のようにブロックのところではさむタイプが、強度、音への影響がベストだと思います。
面積に関しては、狭い方が良いように思えますが、おっしゃるとおり一点にかかる圧力が増すので楽器への支障がなどもございますので、やはり平均的な面積が無難だと思います。またあご当ては以外に簡単そうに取り付けられますが、誤った取り付けをすると楽器を傷める原因になりますので、出来れば職人さんにお願いしたほうがいいと思います。それでは!
投稿者:草笛 投稿日時:2004/04/21 02:22 ---25.160.13
セイジ様、ストラッド様、
セイジ様は経験則からあご当て周辺の変化と音色の変化をよくご存知なのですね。とても参考になりました。仰る通り、確かに私の楽器では接地面を減らしてレスポンスは良くなったように思えるものの、どこか音色が引き締まり過ぎているように感じられなくもありません。現在の楽器の音色に不満というほどのものはないのですが、自分の理想の音色を求めて様々な要素を分析していきたいです(楽器に負担が懸からない範囲内で)。
ストラッド様、仰る通りです。自分の改造癖が度を越さないように気をつけたいと思います。また、自分の楽器には本来の性格を存分に出して鳴って欲しい(意図的におとなし目にしたり、暗めにしたりではなく)と思っていますので、ストラド・ガルネリ型のあご当てで今後も理想の音色を探していきます。
ご助言どうもありがとうございました。