弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:シノクサ
投稿者:あさみ 投稿日時:2004/05/04 19:56 ---144.193.203
以前エヴァ・ピラツィについて質問させていただいたものです。楽器店に聞いたところ日本では取り寄せるのにまだ時間がかかるとのことでした。で、楽器(ビオラです)の調整に行くことになりました。エヴァはまだないとのことで(;;)何を張ってもらったらよいか迷っています。皆様にお聞きしたいのですが、シノクサという弦はどのような弾き心地ですか?また寿命などはどれくらいなのでしょうか?アドバイスよろしくお願いします。
投稿者:杏 投稿日時:2004/05/04 22:14 ---209.195.38
音量はあると思います.音色は派手な部類だと思います.質的にはトニカに似ていますが,もっと荒っぽい,ざらついた音になりました.
値段に魅かれて使ってみましたが,あまりにうるさい(ザーッというような音が耳元でする.外には出ていないみたいです)ので一月ほどで諦めました.その間にも劣化というかおとなしくなったので,寿命はあまり期待できないかもしれません.(単に楽器が慣れておとなしくなっただけかもしれません)
お店での評判も同じような感じらしく,おとなしい音色の楽器で音量張り合いたいとき以外ではあまり評判がよくないようです.
でも,結局は相性ですから.私の楽器はオブリガートも駄目でしたし,先生お勧めのZyexも駄目みたいです.なので,張ってみないとなんとも言えないし,手ごろな価格,という点では気に入ったらよい弦だと思います.
(海外通販も送料ちょっと張り込めば1週間程度で手元に来ます.初心貫徹で取り寄せてみてはどうでしょうか.)
投稿者:あさみ 投稿日時:2004/05/04 22:28 ---144.193.203
ありがとうございます。安い買い物ではないのでよく考えて選んでいきたいと思います。シノクサの情報とてもためになりました。ありがとうございました。
Q:肩当てが磨り減ったとき
投稿者:まみ 投稿日時:2004/05/02 00:19 ---148.148.54
例えば、KUNの肩当て(レギュラー、スーパー、ブラボー)の肩当てにおいて、肩と接するスポンジ(?)が磨り減ってツルツルになってカチカチになってきた場合、みなさんはどうされますか?買い替え、修理、と考えられますが、皆さんはどうお考えでしょうか。また、実際に体験された方はどのようにしましたか?
KUNの肩当てに限らず、どの肩当てについてでもかまいません。
マッハワンや、エアパッドはあんまり関係ないような気がしますけど・・・・。
投稿者:オイスター 投稿日時:2004/05/03 23:41 ---45.148.89
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/shultergummi.htm
ご参考までに。
投稿者:まみ 投稿日時:2004/05/04 12:30 ---148.146.116
ありがとうございます。
Q:イタリアのオールドとモダン
投稿者:YE 投稿日時:2004/05/01 14:07 ---24.231.79
卑小な質問でお恥ずかしいのですが…
小生、現在、楽器の買い替えを検討しており、候補に挙がっているのが
同価格帯のイタリアの1800年前後のオールドと、
同じくイタリアの1900年前後のモダンです。
それらの楽器の将来における財産的価値について疑問があります。
近年のモダンの値上がり幅を考慮した場合、現在は同価格帯でも、
将来はモダンの方が価値が高くなる、ということはあるのでしょうか?
それとも、同価格帯のメーカーは同じ格にあるので、モダンだけが上がる、
ということはないのでしょうか?
もちろん将来のことなので、絶対ということはないのですが、
皆様のご経験を伺わせて頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/05/01 15:13 ---188.180.54
http://www.musicchamber.com.hk/events/sis/investment.pdf
じっくり読んでないのですけど、これを見るとオールドの銘器は投資として利率10数%位になったようです。
これからの値上がりならモダンのほうがよいかと思います。あるいは高齢となった銘工のコンテンポラリーでも価格上昇がみられるかもしれません。
ただ、日本の商習慣では 仕入れ価格の3−8倍くらいで小売りしていますので、購入したとたん資産価値は1/3ぐらいになって、それから年々価値が上昇していくとみたほうが実際的かもしれません。
資産価値をねらうなら老舗オークションで買うか、演奏家から直接オークション程度の価格で買わないと意味がないでしょう。
個人的な考えですけど、現代は銘工の輩出している時代だと思うので、それらがモダンVnとなった頃、今のオールドヴァイオリンは役目を終えるのではないかと思います。
これに材木の枯渇が値段を左右することになると思います。
気の長い話ですけど。
投稿者:YE 投稿日時:2004/05/01 23:18 ---97.76.25
お返事、ありがとうございます。
興味深いURLを教えて頂き、ありがとうござました。
購入を考えているものの1つは、その中に出ておりました。
確かに、楽器の販売価格は、店の利益等を上乗せしてあるため、
資産価値といっても、それはまた別物ですね。
ただ、今は同じ価格で購入できるものが、十数年後に片方だけが
かなり高くなったりすると、あとあと悔しい思いをしそうですので
伺った次第です。
また色々調べてみようと思っています。
ありがとうございました。
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2004/05/02 00:31 ---120.94.86
参考までに
わたしは、20年くらい前にモダンイタリーを購入しましたが、その頃は、モダンイタリーの価格は、もちろん今ほどではありませんでした。300万〜400万だせば、いいやつが買えました。
そのころ、スカランペラーもファニョーラもオドンネもポラストリーもよく似た値段帯にひしめいていました。今ほどの価格の相違はなかったように思います。
言うなれば、当時はまだモダンイタリーの格付けが十分にされておらず、(消費者の注目はもっぱら訳の分からないオールドに向けられていたように思う。)そこから、ファニョーラが抜けてきて、モダンイタリー全体の価格を引き上げていったように思います。
私にとって印象的なオークションは、1991年の9月のBONHAMSのオークションです。そこに1910のファニョーラが出品されて、高額な落札価格で競り落とされました。(個人的にはどうも贋作のような気がするのですが。)それ以降、モダンイタリーの価格がどんどん上がっていきました。そして、ここ10年で大方の格付けは終わったのではないでしょうか。
ファニョーラがむやみに高いと非難する業者も見かけますが、その方は実際のファニョーラのすごさを体験した事がないからでしょう。
ところで、1800年前後のオールドですが、20年前からほぼ評価の変動はありません。
あのころのオールドとモダンで悩むとういことは、アントニオガリアーノあたりですか。
投稿者:YE 投稿日時:2004/05/02 02:18 ---10.19.254
アンジェパパさん、こんばんは。
情報をありがとうございます。
20年前のモダンは、今ほどの格付けはなかったんですか。
今考えている楽器は、オールドでは、V.Panormo、G.Ceruti(GB.Cerutiの息子)、
モダンでは、Fagnolaです。
Fagnolaの評価が近年、とみに上がっているので、気になっているんです。
なにしろ高価なものなので、ちょっとしたことが気になります。
本当はどうでもいいことなのかもしれませんが。
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2004/05/02 08:08 ---120.94.86
YEさんへ
これは確かに悩む所ですね。どちらを選んだら良いか私にもわかりません。
一番気になるのは、確かにファニョーラの価格の推移ですね。
私が20年前にファニョーラを購入した時は400万しませんでした。当時、パノルモやチェルティは高くて手が出ませんでした。ビヨームも1000万位はしていたように思います。
しかし、今はファニョーラは1300万くらいはしそうで、立場はほぼ逆転してしまったようですね。
ファニョーラの価格はヨーゼフロッカやプレセンダと連動しているように思います。ロッカやプレセンダとファニョーラの価格の関係はこの20年ほぼ変化がないように思います。言うなれば、ロッカやプレセンダが恐ろしく高価しなったので、その子分格のファニョーラが一緒に上がったのでしょう。
ロッカやプレセンダはかなり高価になってしまったので、これ以上価格はしばらく高くならないと思います。ですから、価格の関係が崩れない限り、ファニョーラはしばらく1300万前後で推移するのではないでしょうか。
一方、パノルモやチェルティの価格は爆発的な高騰は見せておらず、尋常に推移しています。
この傾向も変わる気はしません。
ところで、ロッカやプレセンダとファニョーラの価格の関係が崩れないかと言えば、これも少し疑問が残ってしまいます。
世の中がファニョーラの才能をどこまで評価するかがポイントですね。もしかすると、2000万くらいまでいくかもしれませんね。パノルモとチェルティにはそうした潜在的な爆発力はありません。
投稿者:YE 投稿日時:2004/05/03 01:15 ---10.21.213
アンジェパパさんへ
お返事、ありがとうございました。
そうですね。これから、Fagnolaがどう評価されていくかが興味のあるところです。
価格の上昇は、現在は小康状態みたいですが、一方で、モダンイタリアの近年の
上昇が非常に早く、小生が6年前に400万円で購入したモダンイタリアも、現在は
800万円前後の相場になっています。
これは、オールドではあまりみられませんね。
この調子だと、Fagnolaも、数年後には2000万円の大台に乗るかもしれません。
K氏のヴァイオリンの本によると、今ではまだ、PanormoやG.Cerutiの方が格上ですが、
そうなると、立場が逆転しますね。
本当に頭の痛いところです。
もちろん、ヴァイオリンを投機目的で、とはまったく考えていませんが、
やっぱり、数年後の価格が違ってくると、しゃくですし。
難しい選択です。
投稿者:Terry 投稿日時:2004/05/03 02:42 ---110.157.66
突然ですがコメントさせて頂きます。ファニョーラやスカランペラも良いですが、やはりG.B.CerutiやPanormoには、音質的には負けてしまうと思います。ファニョーラは今までに20本ぐらい、其の他、其の時代の有名な作家の楽器を試してきましたが、1800年代前後の楽器は、音が美しくてファニョーラやBisiahを買う気には為りませんでした。(アンジェパパ様、ごめんなさい)ファニョーラ他、モダンイタリーは良い楽器と認めざるをえないですが、私の感想では、あまりにも値段が高すぎると思います。矢張り、Ceruti他、有名な1800年代の楽器はいろんな意味で格が数倍上だと思います。
投稿者:Terry 投稿日時:2004/05/03 02:47 ---110.157.66
G.B.Cerutiの息子と書いてありましたが、Enrico Cerutiのことでしょうか?それでしたら、Panormoの方が、良いと思います。EnricoとFagnolaは音質的には、変わらないと思います。好き嫌いの問題になってくると思いますが、、、 Enricoの方は、価格の上昇はとても期待できると思います。
投稿者:Terry 投稿日時:2004/05/03 02:57 ---110.157.66
もう一言、、 Enrico Cerutiの価格の上昇のことですが、良いConditionに限ります。1800年を過ぎると、魂柱割れやバスバー割れは、値段に大変影響します。1800年より前に作られた楽器は、それほど影響する様では無いようです。(Fuchs der Streichinstrumente にその様に記されています。この本は1800年以前の楽器の値段には、表板の魂柱割れ1本他、数本のMinor Cracks(魂柱、バスバー除く)が含まれているそうです。)
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2004/05/03 08:58 ---120.94.86
パノルモとエンリコチェルティーは状態のよいものだったらほんとに素晴らしい楽器だと思います。
ですから、前にも言いましたが、選択はかなり難しいと思います。こうなってきたら、作者ではなく、その楽器の固体で選んでいく方が正しい選択ができると思います。
パノルモはほんとにいい楽器で、わたしも実際のところ、パノルモを選択するかもしれません。前にも書きましたが、私が楽器を購入した20年くらい前に、パノルモは500万以上して手がでませんでした。エンリコチェルティーもファニョーラよりかなり高価だというイメージでした。チェルティーも見たことはありますが、そこまで欲しいとは思いませんでした。楽器作りの才能からいえば、チェルティーよりもパノルモの方が数段上だと思います。ただ、パノルモは状態の上ですこし不満が残ってしまう楽器が多いように思います。(かなり歪んだ見方かもしれません。)なにせ、200年以上も前の楽器ですから、いろんな運命をたどっているので仕方ありません。そうしたことを受け入れられなかったらオールドと付き合う資格はないのでしょう。
総じて言いますと、トリノの楽器(プレセンダ、ロッカ、ファニョーラ、その他)が、他の楽器に比べてかなり高価になってしまっているように感じます。
このことをどうとらえるのか。勝ち組みと負け組ができてしまったのか。もしくは、他の楽器たちの再評価が始まるのか。これから20年のスパンで見ていきたいと思います。
まあ、良い楽器か、そうでないかだけのような気もしますが。
投稿者:YE 投稿日時:2004/05/03 12:54 ---10.21.213
Terryさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。
やはり、経年変化が楽器にもたらす影響は大きい、ということなのでしょうか。
小生の言っているCerutiは、GBの息子でEnricoのお父さんのGuiseppeのことです。
以前はEnricoより評価が高かったらしいですが、今は同じくらいになっている、
という話を聞いたことがあります。
小生が現在持っている楽器はE.E.Guerraなので、格はともかく、音はFagnolaとは
そんなに違わないのかもしれません。
それを考えると、Panormoの方に興味がわきます。
結局はアンジェパパさんのおっしゃる通り、個々の楽器によるのでしょうか。
Q:チェロと床
投稿者:アマチュアチェロ 投稿日時:2004/04/30 15:46 ---231.83.109
チェロはなりにくい楽器です。
ついに、エンドピンを支える床の材質の違いを試しています。
絨緞、コンクリート、合板、無垢板などで。
今のところ硬い材料の無垢板は他と歴然とした違いがあります。
音がしまり、遠くへ飛び、表現力が増します。
弾いていて気分がいい。チェロの場合、床は楽器選びと同じくらい重要と思います。
私はオケには入っていませんので舞台の床を知らないのですが、
舞台の床と、練習場の床とで音の違いを感じてられる方、どんな感じか教えてください。
また、エンドピンを立てる器具で音に違いは出てきますか。
投稿者:かめ 投稿日時:2004/05/01 12:33 ---196.104.75
オケの練習で公民館の音楽室などを使うことがあります。
床は絨毯なのですが、やはり音が鳴らないように思います。
ホールのステージの上とは全く鳴り方が違います。
ステージの上で弾くと、楽器そのものがすごく鳴っているだけでなく、
床からも振動が伝わってくるので、すごく気持ちいいです。
エンドピンストッパーでも結構弾いている感じが変わります。
ゴム製品だと、絨毯に似ていますが、金属製品だと、豪快に鳴るように
思います。
ただし、ストッパーの場合は、金属を使うとエンドピンの先が磨り減り
やすくなるように思います。
独奏チェロ用のステージになると、足下にもう一つの楽器があるように共鳴して
自分の音が何倍にも鳴ったように感じます。
投稿者:CABIN 投稿日時:2004/05/02 03:27 ---203.193.14
アマチュアチェロさん、はじめましてCABINと申します。
私はアマチュアオーケストラでチェロを弾いておりますので、自宅、練習場、ホールで演奏致しますが、アマチュアチェロさんがご質問になる「舞台の床と練習場の床」に限定した音の違いを感じるというのはちょっと難しいように思われます。
音響はやはり演奏する場所の容積や形状および壁・天井・床の材質、付属設備(反響板等)と楽器性能、演奏者が一体となって形成されるものと思います。
私はホールでの演奏が一番気持ち良く演奏できますが、これもホールによりけりです。
ホールで床について確かに感じられるのは、かめさんがおっしゃるように床からも振動が伝わってくることでしょうか
とりあえず床の材質についてですが、ホールの床材質は無垢のオークや檜が多いのかなと思います。(音楽用のホールではニス仕上げはあまり見たことがないです、余談ですがオーケストラで使うホールの床のチェロの位置にはエンドピンを刺した穴が無数に開いております....)
オーク、檜は、ホールの音響設計上で考慮された材質であろうと思います。
私が普段利用している練習場では合板ニス仕上げですが(床については音より耐久性重視でしょうか?)場合によっては鳴き龍現象を引き起こしてしまいあまりよくありません。
エンドピンレスト・ストッパにつきましては、樹脂、金属、木などいろいろな物がありますが、音色についてはやはり楽器(本体・弓)+エンドピン材質+エンドピンレスト材質+床材質で変わります。
音色でいえば木製のものが良いかと思います。 私は、あるヴァイオリン工房でカエデ材(楽器に使える程度のもの)を使用して開発されたエンドピンレストを使ってますが、発音も良く明るい音色がします。 大きさは10cm丸ですが、大きいものは30cm丸くらいのものがありますが、大きいほど音色が良いのですが持ち運びはちょっとってとこです。
これを使うと他のエンドピンレストは、ただのすべり防止や床防護に過ぎないなと感じる次第です。
また、かめさんもおっしゃっておられる独奏チェロ用のステージ(通称チェロ台)について、どこかのバイオリン工房でf字穴付のかっこいいチェロ台を製作されていたのをネットで見たことがありますが、チェロ台についても検討の価値ありです。
投稿者:アマチュアチェロ 投稿日時:2004/05/03 11:36 ---231.83.69
かめさん、CABINさん貴重なご意見ありがとうございます。
ホールの音響は床壁天井すべてが重要で、床の違いだけではないけれど、少なくともホールでは床からの振動が直接伝わってくるので気持ちよく弾ける事がわかりました。
ステージは無垢のオークや檜でできているのですね。日本では檜舞台といわれるくらいですが、檜はやわらかいので音響的にはどうなのでしょう。厚みがあればよいのでしょうか。わたくし的にはメープルやチークやカリン等硬い木の無垢がよいだろうと思っておりました。
ストッパーは金属や楓が良いのはやはり硬さなんでしょうね。双方試したいと思います。楓は大きなほうがよいとのことなので、延長線上に、独奏用チェロ台があると考えます。お奨めのようですので、何時かチェロ台を楓で作って試したいと思います。
楽しみが増えました。ありがとうございました。
Q:ドイツ弓 vs フランス弓
投稿者:りん子 投稿日時:2004/04/28 22:32 ---23.4.4
よく、フレンチボウのようなとか記されているのを見かけます。
それはいったい何をさして、フランス風なのでしょうか?
オールドのフレンチボウの特徴を言っている気がしますし。
(オールドのフレンチボウを触ったことがないのでわかりませんが)
それでは、新作のフレンチボウはフレンチボウの長所がでてないとか・・・
私のイメージでは、軽いしか思いつきません。軽くて細い?
それをフレンチボウ的というのでしょうか。
それとドイツの弓はいろんなメーカーがあるので一概にいえないと
思いますが、ドイツボウ的という言葉もあってもいい気がしますが
あまり見かけません。
最近の弓でもドイツの弓やフランスの弓にそれぞれ特徴は出ているのですか。
弓はやっぱりフランスのものというこだわりを持ったかたがいらっしゃみすけど
その定義がありましたら是非理解したいです。
よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/04/30 15:35 ---205.81.40
いらっしゃいませ、
解りやすいのが、スタンプですね。フランス式とドイツ式があります。
弓の毛を上にして読むのが、フランス式。その逆がドイツ式です。
おっりゃる通り、現代の作品でも、ドイツがごつく、フレンチがしなやかという感じは私も感じます。(もちろん全てがそうであるとは言いません)
ドイツボウ、もしくはジャーマンボウという言葉は普通に当店では使っていますので以外でした。
フレンチにこだわりがある方はやはり「オールドフレンチボウ」の事だと思います。
それでは!
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/05/01 10:29 ---115.116.101
楽器本体の音についても、イタリアントーン、フレンチトーン、ジャーマントーンなどといって、一種格付け的な使い方がされています。実際はその言葉から受けるイメージと、実際にその国で製作された楽器の音は一致しませんが、頭の硬い人はその国の楽器はみんなそのような音がすると思いこんでいます。
フレンチボー、ジャーマンボーについては、素直にどこで作られたかということを示しているように思います。ドイツで作られたフレンチボーや、フランスで作られたジャーマンボーという表現は、私は目にしたことがありません。
新作でもフランスで作られたものはフレンチボーの新作、ドイツで作られたものはやはりジャーマンボーの新作と呼ばれるように思います。
現在の世界各国の製作者は、ヴァイオリン本体と同じくフランスのかつての有名製作者の弓をモデルして製作していますので、作風は基本的にはフランス風がほとんどです。
ドイツで19世紀あたりから大量に生産された弓も、フランスの有名製作者のものをモデルとしたもの(完全コピー含む)が多いですので、フランス風が主と言ってよいでしょう。ですから、作風でフレンチボーと言っているのではありません。
なお、全てではありませんが名前を彫る向きがフランスとドイツで異なり、またフロッグの金具の形状がかつてはフランスとドイツで異なっていたとか、チップの光沢有り無しの違いがあるなど、細かい違いはあったようです。
またイタリアントーンが一番と言う人が同じくフレンチボーが一番と言うのは、やはり黎明期の著名な製作者がそれらの国に集中していたため、単なるイメージで今でもその国が一番と思いこんでいるところからの発言だと感じています。
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2004/05/01 23:52 ---120.94.86
<新作のフレンチボウはフレンチボウの長所がでてないとか・・・>
これは、確かにそう感じます。
サブの弓を探す時、新作の弓をいろいろ見ましたが、国籍による違いはほとんど感じませんでした。
一方、今世紀前半に作られたフレンチボーをあれこれ見るに、材質はそれほどよくはなくても、先までバランスよく作られた弓を多く見かけます。この先までくる独特のバランスはドイツやイギリスの弓にはありません。
< 私のイメージでは、軽いしか思いつきません。軽くて細い?それをフレンチボウ的というのでしょうか>
19世紀前半から中ごろにかけてのフランスの名弓には、恐ろしく材質が良くて、細くてバランスの良いものを見かけます。これは同時代のイギリスの弓にも見かけることがあります。また、ロシアにもあるようです。ですから、19世紀前半の優秀なイギリスの弓とフランスの弓は見分けがつかないものがあります。
かなり材質が良いから細く作ることができ、バランスがよいから実際の重さ以上に軽く感じることはあります。
19世紀の名弓に近いイメージを旧東ドイツの弓に感じたことがあります。(名前は忘れましたが)
投稿者:りん子 投稿日時:2004/05/02 12:35 ---23.4.4
ストラッドさん、弦喜さん、アンジェパパさん、有益なコメントありがとうございます。
私なりの解釈ですが、フレンチもジャーマンも昔は、
弓のお国柄がはっきりしていたのですが、
(フランスの弓の質がはるかに良かった)
現在は、昔程の特徴の差がないということなのですね。
(ドイツがフランス製のいい所を取り入れた。)
それでも、何かしらそれぞれ、お国の民族性の様な物が残っているのですね。
Q:クレモナの有名作家のバイオリン
投稿者:リンリン 投稿日時:2004/04/30 21:37 ---160.168.222
バイオリンを買い換えようと思いまして、いつも調整をお願いしているお店
からジオ・バッタ・モラッシさんのバイオリン(1983年)を勧められました。
甘美な音色が大変すばらしく、とても弾きやすい楽器なのですが、
お値段を聞いてびっくりいたしました。
今では、モラッシさんの楽器は都心の店では400万円を超える値段がついていると
ころもあると聞かされました。現存作家でも20年以上前の作品になると
そんなに高い価格になるものなのでしょうか?
ちなみに私が検討している楽器は、都心価格(?)よりも1割ほど安いです。
投稿者:バイオ リン平 投稿日時:2004/05/01 01:28 ---179.58.87
モラッシさんの楽器は、いろいろなところでよくみかけます。
いかにも手工製と思わせる割と大胆な仕上げ、木目の美しい材料、明快によく響く音色
で、確かによい楽器ですね。
以前、テレビで、モラッシさんが出ていて、彼は、よい材料の松林を所有しているそうで、そういう意味でも、恵まれた環境にいるみたいです。イタリアにいる友人の話では、ご本人は、割と大柄で、握手をした手はガッシリと大きかったそうです。
ついでに言うと、以前、シメオネさんと、ジョヴァンニ・バティスタさん(息子さんと、甥)を見たことがありますが、黒のスーツを着こなし、イケメンでした(笑)
数年前、知り合いが東京某所で、新作を2××万円で買ったと聞きました。それから推測すると、20年前の作品が3××万円というのは、ありえる話だと思います。
もっとも、20年ともなると、保存状態、調整の履歴、誰が弾いてきたか、など、様々な条件が絡んでくるので、一概にはいえませんが。
ともかく、名工の楽器は、高額になるのは間違いないので、ネットなどで、出来る限り情報を収集されて、現物を確かめ、売り手の説明を良く聞いて、納得できる買い物をされるとよいですね。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/05/01 09:03 ---188.180.54
GBモラッシーのVnは1970年台以前の作品が高く評価されているようですが、以後の作品の評価は低いようです。それでも400万円というのは高すぎると思います。
80年以後の作品に目が止まったようでしたら、他のコンテンポラリーメーカーの作品で、より優れたVnが多数あると思います。一部挙げると
Ivano Coratti, Simeone Morassi, Carl Becker, Vradimir Pilar, Otakar Frantisek Spidoren, Istvan Konya, Ive Marcello ・・・・などが銘工のうわさが高いですね。価格もGB Morassi以下と思います。
400万円ならコンテンポラリーより雑音が少なくて、弾きやすいモダンの楽器も狙ってみたらいかがですか。イタリアンだと高くなりますが。
投稿者:リンリン 投稿日時:2004/05/02 00:05 ---160.168.222
現存作家のものでも、本当にお高いものなのですね。
楽器屋さんのお話によるとご本人の作は
なかなか手に入るものではないそうです。
検討中の楽器は直筆の証明書が付いていましたが、
どこまでモラッシさんが手を入れたのかは
素人目にはわかりません。
スクロールの彫り方など、随分と荒々しい
豪快なタッチでした。
息子さんなどが手を貸して仕上げたものは
もっと細部が繊細で几帳面に出来ているそうで、
確かに同じお店にあった90年代のモラッシさんの楽器は
見た目はずっと綺麗でした(音は今ひとつでしたが)。
ネームヴァリューで割高になっているのでしょうが、
将来買い換えたりすることを考えると、有名作家の
状態のいい楽器を購入しておくもの悪くないですね。
皆様、ご教示ありがとうございました。
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2004/05/02 00:57 ---120.94.86
初期のモラッシーは、鈴木さんの言われるように、現在の作品とは別物のように思います。
ガリンベルティーやオルナティーの影響にあって、少しモダンイタリーの匂いの残った楽器で
す。5、6年前、大阪で初期のモラッシーを見る機会がありましたが、黄色い透明なニスで、確
か350万くらいするようなことを言っていました。
投稿者:バイオ リン平 投稿日時:2004/05/02 02:48 ---179.58.87
モラッシさんのアイオリンを、今日、ある楽器屋さんで見てきました。
1999年の作品でした。(価格はでていませんでしたが)リンリンさんも言われていますが、前にも書いたように、彼の作品は、全体的にノミの跡が残るような、荒々しい仕上げのものが多いです。
ただし、その材料の良さ、音の響きなどは、彼独特のものを持っています。
その横に、シメオネさんのチェロがありましたが、父親と違って、緻密で、繊細、仕上げも非常にきれいで、ニスは、濃い赤の、よい楽器で、4××の価格が付いていました(驚)
その他、ストラド、ガルネリ・デル・ジェス、ガダニーニなど、名作の数々をみて、目の保養をしてきました。宝くじがあたったら、買おうと思っています(笑)
投稿者:maria 投稿日時:2004/05/02 12:24 ---216.120.32
Marcello Ive のコメントがありましが、クレモナのコンテンポラリーの中での位置付けはどうなのでしょうか?例えは、モラッシーさんやビソロッティーさんなどと比較した場合、音、作りなどの点での相違などありましたら、御教示いただけますと幸いです。
Q:バイオリンのサイズ
投稿者:ゆきこ 投稿日時:2004/05/01 22:51 ---96.18.63
素人な質問で恥ずかしいのですが。
私の楽器は本体と弦長の長さが、人の楽器と比べて短いのです。私自身は小柄で指や腕が柔軟なほうではないので、弾きやすいとは感じていたのですが、皆様の投稿や回答を見るとバイオリンのサイズはとても重要なことらしいので、気になってしかたがないです。自分の楽器が、サイズいい加減なが4/4なのか、7/8なのか,まさかとは思いますが3/4なのかが分からないのです。購入元では小ぶりな4/4だと言われましたが、ネットで調べてみた4/4の平均的な数字とはあまりに違うように思います。
私のバイオリンの各寸法を書きますので、どなたか判断して頂けないでしょうか。
body-351mm
upper bout-164mm
middle bout-112mm
lower bout-204mm
弦長-320mm
ボディストップ-190mm
糸まくらからボディまで-125mm
宜しくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/05/01 23:56 ---115.116.101
グァルネリ・デル・ジェスの作品は、意外ですが小さめのサイズのものが多く、上に記載されたのとほぼ同じボディーサイズ(ボディー長、UB,MB.LB)のものが、いくつかあります。お持ちの楽器は、もしかしてデルジェスのコピーモデルではないですか? (f字孔、ふくらみの少ないアッパーバウツ、浅いC字などに特徴があります。)
クレモナのオールドでは、同じく352mmあたりのボディー長を標準として製作されたものが多くあります。
ボディー長が351mm以上あれば、4/4と言ってよいと思います。
あくまでも私の感覚的なものですが、350mmをきると7/8のレディースサイズと言いたくなります。
ボディーストップ、ネック長は標準と言われる数値より、5mmずつ短く、その結果弦長も10mm短くなっています。、
ボディーストップ:ネック長=3:2の関係を重視すれば、大きく狂っているとも言えませんが、ボディーサイズに比べるとそれぞれが少し短かすぎるような気はします。。
ネック長の正しい測り方が私もわかりませんので(メジャーを指板に沿って当てて上からボディー端面をみるのか、あるいはボディー上のf字孔の内側切れ込みに向けてメジャーを伸ばすのか、以前から疑問です)、それについてはストラッドさんほかからの発言を待ちましょう。
もしも125mmが正しい数字であればいわゆるショートネックの楽器ということになり、お持ちの楽器が150年以上前のものならば、バロックタイプのネックそのままの状態でネックの角度等が標準のものより水平に近くなっているかもしれません。
投稿者:ゆきこ 投稿日時:2004/05/02 00:57 ---96.18.63
弦喜さま
流石にとても詳しいですね、大変に興味深く読ませて頂きました。
グァルネリのバイオリンは意外に小ぶりなのですね、ということは楽器の音量は長さや幅では決まらないみたいですね。
ボディー長が351mm以上あれば、4/4と言ってよいと思います。
とのことなので、私の楽器は4/4ということですね、サイズが確定できてスッキリしました。
弦喜さまのコメントにもありましたが、ボディーストップ、ネック長のそれぞれ5mmの短さは私も不思議です。なぜ、各5mm短いのか?どのような理由があって短いのかがわかりません。ちなみに私の楽器はそんなに古い楽器ではありません。50年位前のフランス産ですので、バイオリン各部の寸法等の伝達が遅れていたわけでもないと思うのですが。もしかすると単純に製作者が未熟で勘違いをしたのかもしれませんね。でも、意外に音は良いのですよ。音量もあるし、発音も良いのでお気に入りの楽器です。
弦喜さま、丁寧なコメントをありがとうございました。
Q:
投稿者:Anselmo 投稿日時:2004/04/29 23:59 ---76.142.160
お世話になります。
モダンの製作者で、トリノの製作者でCurletto, Anselmoという方について
教えていただけないでしょうか?
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/04/30 00:42 ---219.254.5
あまりわかりませんでした。
Anselmo Curlettoは1888年Turin生まれ。1918-1966に楽器を製作した。ガダニーニ、プレッセンダ、ロッカのコピーをしたと書いてありました。Marchettiの弟子だそうです。
オークション価格は$3335-20493ドル
Enrico Marchettiを弾くソリストと演奏会をしたことがありますが、あまりパワーがない楽器でした。Curlettoの音を聴いたことのある方はいらっしゃいませんか。
投稿者:Anselmo 投稿日時:2004/05/01 00:03 ---76.142.160
もとの投稿した者です。タイトルと投稿者名を間違って書き込んでしまい、
失礼しました。
鈴木珍事 様
お調べいただいて、ありがとうございます。
Enrico Marchettiはモダンでもけっこう評価が高い人のようですね。
でも、Anselmo Curlettoはあいかわらずわかりませんね。
引き続き、何か情報ありましたら、よろしくお願いします。
Q:ヴァイオリンの品質について
投稿者:sakuhanasumi 投稿日時:2004/04/28 11:21 ---63.104.99
はじめまして。私は会社員26歳女性です。
ヴァイオリンの価値について教えてください。
先日、母からヴァイオリンを頂きました。(母は音大出身です。)
そのヴァイオリンはantonio capela antense espinho portvgal faciebat anno 1995
と中に記載されていました。
価値のあるものでしょうか?そうであれば、やりなさいと言うことかもしれません。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/04/28 16:49 ---129.254.138
http://www.shirakawaviolins.co.jp/gallery.html
をご覧下さい。
白河総業(ヴァイオリンアート)ではコンテンポラリーの銘器としているようですね。
オークション価格は5000-9000ドルの例がありました。小売価格はこの3倍ぐらいでしょう。
投稿者:バイオ リン平 投稿日時:2004/04/29 10:14 ---186.71.1
antonio capelaは、楽器を製作者の家系で、ポルトガルの名工です。
息子のJoachinさんも、楽器を製作されています。
詳しいことは、珍事さんの紹介のHPで確認してもらうとして、自分の知り合いが所有している現物について、少しコメントします。
知り合いの方が、父親の1980年頃のビオラを所有されていて、たまに弾かせてもらいますが、明るくて、良く響きます。色はイエローの、華やかなニスです。
また違う方が、バイオリン×2、チェロを所有されています!
バイオリンは父親、チェロは息子のものですが、どちらもやや暗めの、趣のあるニスで、やはり良く響きます。
全ての楽器に共通して言えるのは、楽器本体の内部での共鳴が良く、響きの余韻が残る、良い音がします。それも、軽くビリビリと響く幹事ではなく、板の厚みも適度にあるので,重心の低い、太い音で良く響きます。
クレモナでたびたび金賞をとっているだけあって、品質はすばらしいものだと思います。
投稿者:sakuhanasumi 投稿日時:2004/04/29 19:56 ---63.104.99
お返事どうも有り難うございます。
私には勿体無い品質のようです。
母の気持ちを考え、はじめてみようと思います。
本当にどうも有り難うございました。
投稿者:tosio 投稿日時:2004/04/30 03:42 ---254.153.12
こんにちは。
バイオリンを始めるきっかけが、お母様の気持ちを考えて、というよりも
あなたがそのバイオリンを弾けるようになりたいと思って練習してはいかがでしょう。
バイオリンは奥の深い楽器ですので、本当に弾きたいと思わないと難しいかもしれませんので、ぜひ、自分の意志をもって頑張って下さいね!
投稿者:sakuhanasumi 投稿日時:2004/04/30 21:28 ---63.104.99
tosioさん。ありがとうございます。
取り戻すまでに相当時間がかかると思われますが、
技術は自分の財産になると信じて、前向きにがんばりたいと思います。
これからも広いお心でご指導をよろしくお願い致します。
Q:フレッシュタイプのあごあてについて
投稿者:キムワイプ 投稿日時:2004/05/04 10:04 ---5.174.45
ビオラを弾いているキムワイプです。
僕の楽器にはもともとガルネリタイプのあごあてがついていたのですが、肩当をしない人にはフレッシュタイプのものがお勧めという話をちょくちょく耳にしていたので、楽器屋さんにいって付け替えてもらうことにしました。ところが、皿の上(?)の部分がテールピースに当たってしまいつけることができませんでした。当たる部分を削ろうにもすでに薄すぎてこれ以上削ると穴が開いてしまうとのことでした。二、三件回ったのですがいずれも同じような回答でした。ここの過去ログを見てみると、僕のビオラより大きいビオラでもフレッシュタイプのものを付けている方がいらっしゃるみたいなのですが、どうしたら付けれるのでしょうか?なにか情報をお願いします。
投稿者:まみ 投稿日時:2004/05/04 12:30 ---148.146.116
見てみないとどうしたらいいかわかりませんが、考えられる対処法は以下です。
・ナット(もちろんテールピース側)を削ってテールピースの高さを下げる。
・テールピースを顎当てにあたらないくらいのスマートな物に取り替える。
と、こんなところだと思います。
投稿者:AS 投稿日時:2004/05/04 19:14 ---4.36.40
キムワイプさん,こんにちは.
私もオールドフレッシュと呼ばれるタイプを愛用しています(バイオリンです).
最初に購入した価格6000円程度ものは,やはりテールピースにひどく干渉してしまい,顎当の裏側を大幅に削り込んだ上に,顎当のコルクを厚くしてもらって,かろうじて取り付けることができました.
最近,顎当では最高ランクのひとつとされる英国のメーカーのものに買い換えたのですが,こちらは見事に一切の加工なしに装着が可能でした.テールピースとの間隔も十分に余裕があります.
見た目の形状には,それほど大きな違いはなさそうなのですが,高価なものはやはりそれなりの配慮がなされているようです.
一口にフレッシュタイプといっても,メーカーによって装着性にはかなり違いがあるようです.
キムワイプさんは,楽器店,工房が複数ある環境にお住まいのようですので,楽器店巡りをして,いろいろなメーカーのものを試されてみてはいかがでしょうか.
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2004/05/04 20:13 ---205.162.37
どうしても、顎当てそのものと干渉してしまう場合の対処法としては、顎当てとビオラの間の緩衝材となっているコルクをあつくすることが良いかと思います。コルクシートはホームセンターなどで売っているもので大丈夫です。接着は顎当てについているものをはがしてやっても良いのですが、はがさずにコルクの上から両面テープでくっつけても大丈夫です。
また、私はSAS(肩当てのviva la musicaの会社)のものを使っています。いわゆるフレッシュタイプではないのですが、顎がテールピースの上にきますし、角度調節も可能ですのでなかなか良いですよ。肩当てなしでも保持できるようになりますが、私は使っています。HPから通信販売で購入可能です。形も空豆型でかわいらしくて私は気に入っています。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/05/04 23:34 ---45.167.205
顎当てへのスクリュー取り付け角度が最初から悪いのではないかと思います。
私は フレッシュタイプを以前使ってましたが、今はよく似ていますがBerberというのをVn とVlaに使ってます。Vn用もVla用も裏面がテールピースに当たるのはフレッシュと同じで、大型半丸やすりで裏側の凹みを少しけずりました当たらなくなります。顎当はわずかですが軽くなるから一石二鳥と思います。穴が開いてしまうほど削る必要はありません。この加工はもうすでに5個行ってますが荒やすりの跡は残りますが使用に差し支えありません。
vn を削るのはたとえナットであってもちょっと抵抗がありますね。
フレッシュはほとんど中心の下側にテールピースが位置しますが、Berberは中心よりわずか右側でテールピースをまたいでいます。つまり見た目の取り付け位置がヴァイオリンの正中からわずか左に位置しているわけです。
私個人としては今現在これ以上ぴったりくるあご当てはほかにありません。
投稿者:キムワイプ 投稿日時:2004/05/05 16:55 ---165.12.167
たくさんの情報、ありがとうございました!参考にさせていただきます。