Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:ケースの弓ホルダー
投稿者:カプリース     投稿日時:2004/05/18 16:55  ---148.75.5

初めて質問します。今までヴァイオリンケースをいろいろ使ってみましたが気になることが一つ。それはヴァイオリンのホールドはいろいろ工夫されているのですが、弓の方はどれも同じ方式で、遊びが多くてケースの中でかたかたと動くように思います。ケースをあやまって落としたり、強い衝撃が加わったとき弓のダメージはどんなものでしょうか?あの遊びがかえって弓を保護してるのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/20 11:57  ---227.118.180

いらっしゃいませ、

>あの遊びがかえって弓を保護してるのでしょうか?

それは言えると思います。ケースに密着しすぎていると、かえって衝撃を弓が吸収する恐れがございます。遊びが衝撃を逃がすといえるかもしれません。
いずれにしろ、強い衝撃は楽器にも弓にもよくないので注意して取り扱ってください。

逆に遊びが多すぎて怖いのは、遊びが多すぎるためにふたをあけるたびに簡単に外れてしまうという事ですね。
外れた時に楽器に傷をつけないように弓と楽器の間にブランケットなどをつけてください。それでは!

Q:楽器のつくりについて質問します
投稿者:チェロ     投稿日時:2004/05/18 07:58  ---97.185.237

現在オールドジャーマン(100年くらい)を検討中なのですが、構造的に表板に板の厚さのむらがあるのは大丈夫なのでしょうか?あと向かって左上あたりは指のはらでおすと板が少しゆがみます。(今使用している新作楽器はびくともゆがみません)魂柱部分、バスバー付近は頑強そうです。100年くらい経過していると表板の裏側をけずったりしていてこういうものなのでしょうか?問題なければうれしいのですが。
以上ですがアドバイス等宜しくお願い致します。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/18 14:16  ---205.81.68

いらっしゃいませ、みてみないと本当の事は解りませんが

>構造的に表板に板の厚さのむらがあるのは大丈夫なのでしょうか?

程度の問題だと思います。あまりにもひどい場合は製作技術が低いといえると思います。

ゆがみも程度の問題だと思います。どんな楽器でも指で力いっぱい押せば多少ゆがむと思いますが、少しの力で簡単にゆがむようですと、薄すぎる、強度不足が考えられますので、強度を保つ為の調整を施した方が無難だと思います。

>100年くらい経過していると表板の裏側をけずったりしていてこういうものなのでしょうか?

これは逆だと思います。非常に製作技術が低く板厚が厚すぎてなおかつ板厚がばらばらな楽器を正常な板厚に削り直すということはあるかもしれませんが、正常な板厚なのにわざわざ削って板厚をばらばらにする理由は、(楽器の古さ云々関係なく)ないと思います。時間経過関係なく最初からだと思われます。それでは!

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/18 22:41  ---115.115.226

100年程度の楽器は、オールドとは普通呼びません。
個人的には、100年くらい前の楽器は人間で言えば20才をこえたくらいのイメージを持っており、大人にはなったけれどまだまだ若造という気がします。
ですから、100年前のものでも綺麗なものは新品同様のものもありますし、精度よく作られ丁寧に使われ正しく保存されてきたものは割れもなく健康な状態を保っています。

20世紀初頭はドイツ・フランスでヴァイオリンが大量生産された時期で、今でもそのころの楽器は非常にたくさん残っています(50年くらい前のものより逆に数は多い気がします)。またその製作精度はさまざまです。

楽器の状況・状態は、ストラッドさんのおっしゃる通りだと思います。
板の厚みは、専用の道具を使えば簡単にわかりますし、板が歪むところはエンドピンのところから覗くと薄くなっていて外の光が透けて見えるかもしれません。
指の骨のところでこつこつと叩いてみれば、薄いところは鈍い音、厚いところは固くて響かない音ですので、ある程度は判断できます。

楽器の調整がきちんとできる楽器店の職人さんなどでしたら、簡単にその楽器の状態はわかると思います。

なお、表板を開けての板削り・補強修理は10万円くらいをまずは覚悟した方がよいでしょうう。

投稿者:suzuchin     投稿日時:2004/05/19 13:58  ---107.72.85

デンタルミラーなどで内部をよく観察されることをお薦めします。
粗悪なジャーマンヴァイオリンのなかには 荒い豆丸かんなで削っただけの板の厚みなど考慮に入れてないひどいものがあります。

Q:バイオリンのひび割れ
投稿者:smile     投稿日時:2004/05/17 20:53  ---230.69.56

 今、バイオリンを購入しようとして検討しています。試奏期間をいただいて、ショップから楽器をお借りしているのですが、気になる点があり、どうしようか迷っています。というのは、楽器の表板にひび(修理済み?)があるのです。駒の端のあたりを通り、右のf字孔を通って13センチぐらいあるでしょうか。魂柱の上あたりも通ってます。ショップの方からは、「板の表面のみで、完全に割れてはいない」と聞いています。ただ、今後、状態が悪くならないか心配です。音色は気に入っているので、悩ましいのです。あきらめた方が、賢明なのでしょうか?

投稿者:セイジ     投稿日時:2004/05/17 22:05  ---160.168.103

魂柱の上面にひびがある楽器を
私も所有しています。きちんと修理されている上に
音が非常によかったのでサブ用に購入しました。

古い楽器の表板にあるひび割れは珍しくないですが、
魂柱部分にひびがある楽器は、みなさん敬遠されるので
相当に割安なんですよね。

将来の値上がりなど資産価値を考えるなら買うべきではありませんが、
音が気に入り、お買い得感がある価格なら持っているのも悪くないですよ。

投稿者:smile     投稿日時:2004/05/17 22:23  ---230.69.56

さっそくのお返事ありがとうございます。セイジさんのおっしゃる「お買い得」かどうかはわからないのですが、この楽器の金額が100万ちょっとというお値段で、私としては思い切ったものなのです。いろいろ調べると魂柱割れに関しては楽器として良くないということなので、悩むところです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/17 22:31  ---115.115.226

表板の魂柱部分のクラックについては、いろいろな意見があります。
絶対避けろという声もききますし、そんなこといっていたらオールド楽器なんか手に入らない、という声もあります。

以下私見です。

古い楽器(感覚的には150年以上前のもの)であれば、魂柱クラックも致し方ない部分もあり、セイジさんのおっしゃる通り、きちんと補修されたものが安く買えれば、ある意味ラッキーです。(裏板の魂柱クラックは絶対にさけるべきですが...)

それほど古くない楽器で魂柱クラックがあるものは、取り扱いが雑だったり、過酷な環境で保管されていたり、表板が薄すぎたり、ということも考えられますので、大幅に安いもの以外は避けた方がよいように思います。

そのような傷は、売る時にはハンディーキャップとなりますので、次回買い換えの際に、そのショップで8割程度以上で下取りしてくれるかは、明確にしておいた方がよいでしょう。
また、そのお店が今の状態が問題ないというのであれば、もし程なく割れが広がった場合の無償修理、およびその場合の下取り金額減額なし、という条件は、文書にて交わしておいた方がよいように思います。

そのお店が買い換え時の買い取り保証もせず、無償修理も約束しないのであれば、リスクが高いのでやめられてはいかがでしょう。

でも最終判断は、その楽器に惚れているかどうか、にかかっています。

投稿者:セイジ     投稿日時:2004/05/17 22:41  ---160.168.103

魂柱付近のひび割れ有りで100万超となると
完品なら、かなりお高い楽器なのでしょうね。

しかし、100万のご予算なら、探せば他にもっと状態のいいものが
あるでしょう。その値段なら深追いしない方が賢明ですよ。

投稿者:smile     投稿日時:2004/05/17 23:44  ---230.69.56

皆さんのご意見、とても参考になりました。もう少し、別のものを探して見たほうが良いのかな。。という気になってきました。楽器選びは本当に難しいものだと、改めて思います。いつか「これだ!」という気持ちになるバイオリンにめぐり会えたらいいのですが。。

投稿者:AS     投稿日時:2004/05/18 17:03  ---138.11.121

Smileさん

表板の魂柱割れ,パッチはオールドバイオリンの場合,大きく価値に影響しないとされているようです.
以前,ストラド,アマティ,クロッツなどの名器のCT断面写真を見たことがありますが,結構な割合で魂柱パッチがありました.

また本当に古い楽器の場合,表から見て無傷でも,中をのぞくと表板はパッチとクリーツだらけということも珍しくありません.そんな状態でも魅力的な音の楽器は多いです.

ただ「板の表面のみで、完全に割れてはいない」というような中途半端な状態の楽器は避けるべきかもしれません.

木目に沿ったきれいな割れで,正しい方法で修理が施されていれば,魂柱割れがあるからといって選択肢から除外する必要は必ずしもないと思います.

100万円という価格に値するのかどうかは,もうこれは楽器の素性次第です.

投稿者:smile     投稿日時:2004/05/18 23:40  ---230.69.37

ASさん
貴重なご意見ありがとうございました。問題のひびは、ASさんのおっしゃる「完全に割れていない表面だけのひび」のようです。やはり、あわてず他の楽器も検討することにしました。なかなか、古い楽器で自分が思い描いているようなパーフェクトなものを予算内で探すのは大変なのだとあらためて感じています。納得のいくまでがんばって探すつもりです。ありがとうございました。

投稿者:suzuchin     投稿日時:2004/05/19 13:44  ---107.72.85

ちょっとコメントさせて下さい。

1.表板の魂柱付近の割れは 価値に影響しないというのは 何千万もする銘器にかぎってのことであると考えます。

 安価な楽器の場合、売り手からすると 割れてても価値は変わらないのでお買い得ですよとなり、

 売り手が再びこれを買う場合 魂柱傷があるから残念ながら安くなりますよという商売になるのです。

これは商売の原則です。


2.表板の割れで、表面のみで完全に割れていないというのはまずありえない、完全に裏まで割れていると思います。何か材木の正目の薄板を木目に沿って曲げてみてご覧なさい、半分割れるということはなく完全に割れてしまいます。

そういうふうに説明した方が 買い気をそそるからそう説明しているものと考えます。

フレキシブルランプやデンタルミラーを使うとかなり内部が見えます。
これを買ってから楽器を探し始めるのがよいですよ。


3.割れがあると いつも心配で気を取られてしまいます。精神衛生に悪い。

私見ですが、私なら絶対買いません。よいヴァイオリンは100万円ならたくさんあります。
ただオールドで100万円なら、割れがたくさんあったりして状態がひどく悪いか、音が悪いかの場合がほとんどと考えます。
何年もかけて根気よく探されることをお薦めします。

Q:豊島区の某音大のついて
投稿者:メルシ     投稿日時:2004/05/18 14:37  ---07.194.239

みなさんこんにちは。はじめまして。
ところで早速質問させていただきますが、今この掲示板をみていると、豊島区の某音大では、一般の人でも週1回レッスンを受ければ練習部屋や楽器を貸し出してくれる、という話がありましたが、それについて是非詳しく教えてください(まるこさんという人の話です。)
実は、私も今東京の方に引っ越そうと考えているのですが、楽器の出来そうな、それでいて手ごろな家賃の部屋は殆どありません。しかも特にピアノなんてなかなか買って部屋に置くのは大変なので、全くこれはどこの不動産屋よりも有力な情報です。
よろしくお願いします。

投稿者:まるこ     投稿日時:2004/05/18 23:14  ---94.88.130

ひゃー

すみませ〜ん!!この話題にレスをしておいて、メールアドレス欄に書いておいたhotmailのアドレスに何日か反応がなく、普段宣伝以外のメールがほとんどこないもので、ここ数ヶ月間半ば放置の状態にしておりました。

今見ましたら、この掲示板を見た方から「豊島区のってどこでしょう?」というお問い合わせがかなり前にきていました。お送りいただいた方には大変申し訳ありませんでした。その方には、改めてお詫びのメールをさせていただきたいと思います。

豊島区の音大併設施設は、http://www.toho-music.ac.jp/sm/smfra.html です。
私はとってもお世話になりました。事務室の方々も、とても感じが良くて親切です。音大のホールで発表会ができて、参加費も安いですし、和やかな雰囲気でとっても良かったです。

投稿者:メルシ     投稿日時:2004/05/19 10:11  ---188.121.153

ありがとうございました。これで楽器が続けられそうです。

Q:Marcello Ive, Roberto Regazzi, Guicciardi, Giancarlo Guicciardiについて
投稿者:Roberto     投稿日時:2004/05/13 17:19  ---216.120.141

初めまして!
Marcello Ive, Roberto Regazzi, Guicciardi, Giancarlo Guicciardiのviolinに興味があります。それぞれの音色の違い、特徴などお分かりになる方がおられましたら御教授頂ければ幸いです。

投稿者:Roberto     投稿日時:2004/05/13 17:20  ---216.120.141

Guicciardi, Giancarlo GuicciardiはGiancarlo Guicciardiが正解です。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/14 14:34  ---205.147.137

いらっしゃいませ、

過去ログに作者の批評など書かれていますので
一度「検索して」してみてください。

また新たにご意見ございましたらよろしくお願いいたします。
それでは!

投稿者:あい     投稿日時:2004/05/17 13:44  ---5.172.10

 どれもなかなか手に入らないですねぇ。。
レガッティなんて特に。いま都内にあるのは(売り物として)
合計5台もないんじゃないでしょうか。売らないよぉ〜って言う
のもありますし(某楽器屋さん)。レガッティだけじゃないですね。
イーヴェもですねぇ〜。。。ってか、何年待ちなんでしょうか。。
それはそうと、ボローニャの製作者って、レガッティだけじゃなくて
いい人増えましたね。やはり、クレモナとは別の感性を感じます。
強さでしょうか。いや、強い中にも繊細さがあるのでしょうか。。。

 クレモナの誰とは言いませんが、超有名作家は作りすぎ(?!)てません?
もちろん、1人ですべてやるべきだ!とは申しませんが、はっきりいって
異常だと思います。やはり、コツコツ丁寧に作られている楽器は
イタリア製に限らず、いい音がします。そして、長年にわたって
愛着ももてます(楽器の性能の優劣にもよるけど)。Robertoさんが
気になる作家は、どなたも丁寧にコツコツ作る派なので、出来上がった
楽器のほとんどは十分満足できるのでしょうね。。。でも、何年待ち?!なの〜☆


 そいえば、価格上がってますね。ユーロ高とかじゃなくて、レガッティ。
R・リッチが弾くとかで、いまやプロの必須アイテムになってきてます(?!)。
セカンド楽器には”ロベルト・レガッチ”を!みたいな。他にもいい製作者
いるのにね。でも、ビニャーミやポッジの流れを汲んでるが魅惑的なんでしょう。。
(レガッティがその流れを汲んでるとかそじゃないとか、色んな説があります。)

投稿者:ヒロ     投稿日時:2004/05/17 17:57  ---11.81.240

Roberto Regazziはパガコン優勝者のMassimo Quartaも現在注文中で
「ほしいんだけどなかなか順番が回ってこないんだよ〜〜」
というほどのメーカーですよね。
「しかも高い〜〜」
とか言ってます。

この楽器を使用しているプロは他にどんな方がいらっしゃいますかね?

投稿者:かめ     投稿日時:2004/05/17 22:24  ---196.104.75

>この楽器を使用しているプロは他にどんな方がいらっしゃいますかね?

日本では田中千香士さんが使われていますね。

ただ、Roberto Regazziはヴァイオリンしか製作していなかったと思います。
ヴィオラやチェロは製作していないようです。

投稿者:セイジ     投稿日時:2004/05/17 22:26  ---160.168.103

クレモナの某有名作家が作りすぎというご意見を見て
思ったのですが、かのストラディヴァリも
長命だったとはいえ、相当な数の楽器を製作した作家でしたね。

何かの本に、1週間に1本の割で製作したので、ストラディヴァリ
は大金持ちになったと書いてありました。優秀な弟子や協力者が
いたということなのでしょうか。

件のクレモナ現代作家の手になる(?)ちょっと古いヴァイオリンを
所有してますが、スクロールやニスの塗り方など細部の仕上げは、はっきり言って
荒いです。こつこつと手間暇かけて神経質に仕上げたものでは
ありません(ルーマニアの量産メーカーの方が、はるかに丁寧です)。

それでも音は抜群にいいのですよ。仕事のペースが早い名人が
一気に彫り上げた勢いがある、と言うと贔屓の引き倒しになるでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/17 23:07  ---115.115.226

さらに横道にそれます。
ストラディヴァリの製作した楽器数ですが、つたない読解力でHillの著書を読むと
ヴァイオリン&ヴィオラが、
1665〜1684の19年間に、76台
1684〜1725の33年間に、825台
1726〜1736の11年間に、132台
1737   の1年で3台 =小計1036台
+チェロが8年間で80台 =総計1116台
です。
平均すると23日に一台、ピークの33年間は年間25台=2週間で一台ペースです。
戦争などで仕事にならない期間もありましたので、実際のピークは週1台ペースといわれても驚かない数字です。これは、当然1人だけによる製作は困難なペースでしょう。

まったくの伝え聞きですが、今もマスター作品と弟子達によるワークショップ作品で値段を変えているように、当時も本人の楽器は高い値段でお金持ちに供給され、弟子達によるストラディヴァリラベルのものは値段も安かったようです。

投稿者:Roberto     投稿日時:2004/05/17 23:43  ---216.120.141

皆さん、貴重な御意見ありがとうございました。Stradivariの話が出てきましたが、あえて、この3人の中で選ぶとすれば、一番ストラドっぽい音のするメーカーは誰でしょうか?やはり、Marcello Iveが、クレモナの製作学校出身でクレモナの伝統を継承している点で一番近いのでしょうか?また、Regazziはビニャーミの音に近く、Guicciardiはポッジに似ているのでしょうか?教えて頂ければ幸いです。

投稿者:あい     投稿日時:2004/05/18 02:14  ---5.172.10

 私の個人的な意見を。

 何かの雑誌に、フランチェスコ・ビソロッティが、現代のストラドだという
記事を読みました。むろん、弾いたこともありますが、本当にストラドのテイスト
を持ち合わせているかは、別問題です。わたしは、それ自体が確固としたビソロッティ
スタイルという意見であり、それが(全体のなん%かはわかりませんが)ストラドとビソ
ロッティの距離を縮め、さらには、愛用する人が好む本質的な解答なのだと思います。
ちなみに、ビソロッティ・ユーザーではないです☆。

 で、何がいいたいかというと、ストラドはストラドです。もちろん、デルジュス
はデルジュスで、モノマネ的要素はかなり特別なケースをのぞいて、ほとんどが本人の
キャラクターが出るのだと思います。ですから、新作なら、今作っている人の作風を
色々と試す必要があろうと思います。さらに、弾く側も日々研究する所です。

 新作はモダンやオールドに比べ、個性が完成しきっていないのも事実ですが、
作られた環境や製作者の意図で、モダンに勝る楽器を、私は知っています。
無論、”(すべての要素に)全勝する”と言えば嘘になりますが、トータルで見たときに
勝る楽器はあるもので、レガッティやイーヴェもその中の作者の1人ですね。。。

 新作の弓で、ゴールド使用の良質な弓を選べば、とりあえず間違いはないのと
同じで、製作精度は非常に大切です。製作精度(演奏を考慮したうえでの)が高い楽器は
それぞれの個性(人によっては、合う合わないとなるが)がはっきりしてますからね。
A・ストラディバリが数多くの楽器を世の中に残したというのは事実ですが、製作していた
楽器に、それぞれのレヴェルがあって、とても大切に・重要だと思う楽器は、1ヶ月から
3ヶ月の間、組み立てから、ニスの調合に関し、白木の状態で(ある種の魂を込め)、
精度の良い楽器を作ったのも事実です。ですから、今でも使えるストラドは、恐らく
製作精度に関連した数字なはずです(ここで、数字をだしたいのですが。。)

 まえに、ストラド弾いたことがあって、それは有名なストラドではなく、状態の悪い
ストラドをです。高額なのでしょうが、私は欲しいとは思いませんでした。状態のよい
製作精度の良い新作の方が、弾いていてよっぽど納得できました。本音。

あい

Q:ガットについて
投稿者:てつ     投稿日時:2004/05/12 15:33  ---123.159.74

初めて投稿します。

ガット弦はテンションが弱いので、板の厚い新しい楽器には不向きだと聞いたことがあります。この辺の判断は、どのようにしたらいいのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/13 15:02  ---205.147.137

いらっしゃいませ、

ガット弦はテンションが低いとは一概には言えないと思います。
オイドクサの標準ゲージのテンションは確かに低い部類ですが、ゲージを上げればそれほど低いとは言えないと思います
オリーブなどは、標準ゲージでも高い部類に入ります。

一昔前はオリーブ、オイドクサなどのガット弦では昔から古い楽器にはゲージの低いものを使用し新しい楽器にはゲージの高いものを使用するというのが常識でした。
現代の楽器よりオールド楽器は板厚が薄いので、この常識は現代でもある程度いえることだと思います。

張力と音の関係は、弱いと高倍音を含んだ優雅な音となるが、音量は小さくなる。
張力が高いと倍音が少ない力強いとなり、音量もまします。

いずれにしろ楽器との相性、奏者の好みなど様々ですので張ってみないと解らないのが
弦ですね。永遠のテーマだと思います。それでは!

投稿者:てつ     投稿日時:2004/05/14 09:12  ---123.159.74

ありがとうございます。

このような質問をするのには、例えばE.ロッカ、グエラ、ファニョーラ等のモダンの強い楽器を持っている人でガットを張っていて、楽器が反応していないのでは?と感じる例を身近で見るからなのです。これも好みと言ってしまえばそれまでですがちょっとなあ、と思うのですね。

例えば、ドミナントのミッテルと比較して、オリーブのゲージの高いものと言うのはテンションは同じぐらいなのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/14 14:08  ---205.147.137

そうですね、自分で測った事はありませんが
ドミナントのミッテルよりむしろ張力は強いと思います。
それでは!

投稿者:てつ     投稿日時:2004/05/14 15:46  ---123.159.74

ご回答ありがとうございます。

では、ガット弦に何となく感触が似ている感じがするオブリガートなどはいかがですか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/14 23:14  ---115.115.226

http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/report/saitenschpan.htm

上記を見れば、ガット弦であるオリーブのテンションが、弱くない、どちらかと言えば強めであることがご理解いただけると思います。
他の代表的な弦も比較できます。

投稿者:てつ     投稿日時:2004/05/17 12:41  ---123.159.74

ありがとうございます。各弦でも違いがあるようでこの辺も張ってみないとわからない、ということはあるのかもしれませんね。

いただいたURLから見てオリーブの場合G線のテンションはより他の弦より低い、と言えるのでしょうか?この辺はポイントになるのかな?などと考えたりしました。やはり、どの音域の楽器も低音があって成り立つものでしょうし。はて?

Q:新作のフレンチボー
投稿者:りん子     投稿日時:2004/05/15 17:06  ---23.4.4

たびたびお世話になります。
フランスの弓を、割引率のよさから安易に通販で購入してしまいました。
日本で15万ぐらいですけど、ネットでは日本円でおよそ9万ぐらいでした。
楽しみにしていた弓が今日到着してがっかり、弓の竿の頭の所が、ヒビではなく、
割れきっていました。
梱包自体は完全に思えるのに、割れてしまうのは弓の木が脆かった気がします。

すぐに割れてしまう木は材質が弱いのですか、それとも強すぎてわれるとか・・

この割れているところの木目で何か、木の質がわかるのでしょうか。

返品もしくは交換で悩んでいます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/16 15:18  ---115.115.226

今一つ何を質問されているのか判断がつかず、回答に困ってしまいます。

回答にならないかもしれませんが、一言。

あなたの一番お気に入りの弓を地面に垂直になるよう持ち上げ、コンクリートの上に真っ直ぐに落としてみて下さい。
運がよければ綺麗に先を割ることができるでしょうし、少し運がわるければひびが入るでしょう。まっすぐ落とせなかった場合は、運悪く先に傷がつくだけでおわるかもしれません。
弓の毛を張ってから行えば、綺麗に割る確率を上げることができます。

同じく、弓より少し大きめの固い箱にいれて、同じ実験をしてみてください。これも同じような状況かと思います。中で何回か弾むので、それが割れやすい方向に作用するかもしれません。

国内の宅急便とは違い、海外からの荷物は平気で放り投げられ、時には地面に落下します。取り扱い注意とかかれていても、どのような扱いをされているかは疑問です。
また経験上、海外から届いたダンボール箱は、明らかに何かとぶつかったようにへこんでいることが結構あります。、
送る場合は、例えば1メートルくらいの高さからどう落とされても大丈夫なように梱包すべきです。また、外圧に対しても充分耐えうる外装ケースが必要です。その視点で見て、完全な梱包だったのでしょうか。

弓の先の部分の木目をみればわかるように、弓というものは、棹の長手方向に瞬間的な力がかかると、木目にそって割れやすいように出来ているものなのです。

投稿者:りん子     投稿日時:2004/05/16 23:17  ---23.4.4

弦喜さま
私の疑問に対して、的をえた回答ありがとうございます。
私は、自分が注文した弓が、特別弱い弓だと思っていましたが
そうゆう事ではなく、”弓というものは、棹の長手方向に瞬間的な力がかかると、木目にそって割れやすいように出来ているものなのです”
ということがわかって、納得しました。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/16 23:59  ---115.115.226

私見ですが、弓の事故で結構多いのは、
「落として先から落下 → ヘッドから棹の長手方向に曲がるL字の一番細くなっているところ、あるいはヘッド部分にひびが入るか割れる」
というものではないかと思います。

その他、
− 振り回した瞬間に固い物にあたって、棹やヘッドにひびが入る。
− いすの上のあることに気づかずに座ってしまって破壊
− フォルテのところで、ダウン弓から思い切りアップ弓にした瞬間に
  弓先が弦に引っかかり、破損、
などがあると思います。

海外から破損したものが届いてしまったときの手続きは面倒ですが、がんばって粘り強く交渉してみてください。(私も現在一件、先方での保険がおりるのを待っているヴァイオリンがあります。)

Q:彫刻〔?〕の施してあるヴァイオリンについて
投稿者:じゃが     投稿日時:2004/05/14 19:33  ---07.208.37

はじめまして。ヴァイオリンをはじめて7年目に突入しましたじゃがと申します。以前、ウィンフィルのヴァイオリン奏者の方が渦巻きのところが人の顔だったり、表面にいくつか彫刻が施してあるヴァイオリンを持っていました。5年位前のことでしたが、珍しく、いまだに気になります。そのような彫刻がほどこしてあるヴァイオリンは、どのようなものなのでしょうか?普通のヴァイオリンとどこか演奏するにあたって違うところはあるのでしょうか?どのくらいのお値段なのでしょうか?教えてください。お願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/14 23:54  ---115.115.226

スクロールが天使の顔の、現存する有名なヴァイオリンは、アンドレア・アマティと並んでヴァイオリンをはじめて作った人と言われる、ガスパロ・ダ・サロの作品です。それは、持ち主が狂い死にする呪いのヴァイオリン、としても有名です。
ヴァイオリンの前に一般的であったヴィオールや、同時期にあったヴィオラ・ダ・モーレなどは上流階級に使われ、装飾に凝った作品がたくさんありました。スクロールも、天使の顔は一般的で、呪われないように目隠しがされているものが多くあります。また指板含め彫り込みや貝細工の装飾も多くのものに施されています。

アマティ、ストラディヴァリなどのヴァイオリンやクアルテット用セットも、おもに王宮貴族からの依頼により、表板、裏板、側板、スクロールに貝細工・黒檀の埋め込み装飾・唐草模様の絵付け装飾などを施したものが製作されています。ヴァイオリン職人も、ヴィオール職人に負けない技術を持っていることを示すデモンストレーションもあったかと思います。一方ドイツで最も有名な製作者であるヤコブ・スタイナーは、ライオンの頭をスクロール替わりにつけたヴァイオリンをいくつか作っています。

もっと時代が新しくなると、上記の有名モデルのコピーが数多く現れますし、また安物の楽器に対して単に装飾品的価値を与えるために、表板・裏板のエッジ部に編み込みのように見える装飾をいれたり、裏板に派手な貝細工や彫り込みの絵・模様を入れたものが見られるようになります。それらはどちらかといえばゲテものに属するものが多いように思います。また、スクロール替わりに天使の顔、人の顔をもつものは、ライオンの顔に比べるとはるかに少ないです。

表板、裏板を削り過ぎた装飾は強度面で問題がでるので論外として、普通は装飾の有無で演奏面で差は出ませんし、出ないように装飾します。また装飾によって楽器の値段は決まりません。新しく作ってもらう時に装飾付きをオーダーすると、手間賃と材料代は要求されるかもしれませんが..
スクロールが顔に替わった時の音響特性の差はよくわかりません。普通のスクロールでも大きさによって音色が変わると言われますので無関係とは思いませんが、一般には音色差は議論にあがりません。

投稿者:じゃが     投稿日時:2004/05/15 02:03  ---07.208.37

今までのなぞがとけました。伝説的なお話など、ちょっと怖かったですが、ヴァイオリンといっても奥が深いですね。またいつか、あの楽器を目にする日がくることを楽しみにしています。ありがとうございました。

投稿者:匿名希望     投稿日時:2004/05/15 07:45  ---221.87.132

以前、渋谷の某マ・・・チというお店で、
新作楽器で、マンガチックな猫の彫り物の
ものがありました。
いっそのこと、スクロールの部分がネジ止めか
なにかで、自分の好きなものに誰でも交換できる
楽器も面白いかも・・・売れるかどうかわからないけど・・・

投稿者:よが     投稿日時:2004/05/15 07:52  ---250.9.158

おはようございます.

下記URLの人で2500ユーロから10000ユーロぐらいと書いてありました.
http://www.violin-leonhardt.de/

Q:ケースについて
投稿者:ZEISS     投稿日時:2004/05/12 16:18  ---224.213.210

初めて書き込みさせていただきます。

現在使用しているケースが、かなり古くなってきたので、新しいケースを探しています。オブロングでもかなり軽量のケースもあり、色々悩んでいる最中です。
そこで質問させていただきたいのですが、

・ケースの強度について
度々話題に上がっているのですが、ケースの強度はどの程度必要なものでしょうか?
私的には、車での移動がメインで、電車でも満員電車という状況はありません。軽量ケースが強度的に不利なのは想像できますが、例えば万が一落とした際には軽量ケースの方が、かえって衝撃が弱くなる気もしています。
以前、友人が転んだ際に楽器ケースの平らな面をふんでしまい、中の楽器を壊してしまったことがありましたが、多少丈夫なケースでもそのくらいの衝撃になれば耐えられない様な気がします。

・小物入れの位置
個人的にはケースを立てた際に下になる方が、バランス的に良い気もしますし、アジャスター等の小物は落ちて楽器にあたる危険性が減る気もします。

この辺りも含め、皆様がケースを選ぶ時の基準を教えていただけると助かります。上記以外の事でも非常に助かります。
また、ストラッドさんで扱っているケースのメーカーはどこのがありますか?

投稿者:華音     投稿日時:2004/05/13 09:29  ---139.13.248

ZEISS様

はじめまして!
私もつい最近、ケースを購入しました。

車での移動が中心の為、ケースの重さを考えずに決めました。
今まで国産のケースでしたので、同じもので色違いを・・・と考えましたが、
評判の良さで「ムサフィア」にしました。

限定モデルに惚れてしまったので、値段は予算をはるかに超えてしまいましたが
作りがとてもしっかりしているので、気に入ってます。

ケースも改良を重ねている様なので、軽量のものでも作りの良いものは
たくさんあるようです。
私は買う前にホームページを見たり楽器店に行き、沢山のメーカーのケースを
見せてもらいましたのでお時間があるようでしたらお勧めです。
いろいろ話しを聞いて、納得できるケースに出会えるといいですね。

長々と書いてしまいましたが、参考にはなりませんね・・・。すみません。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/13 14:45  ---205.147.137

いらっしゃいませ、

当店のケースですが、標準としてヴァイオリン型はリフレ
http://www.strad.co.jp/stock/stk_case_reflet.html
箱型はトーヨーの「オブロング」をご用意していますが
日本の問屋さんが持っているものであれば殆ど取り寄せになりますがすぐにご用意できます。

問屋さんに在庫がない場合は、海外からの取り寄せになりますので多少お時間がかかります。

ケースの強度ですが現在普通に販売されているものではBAMのFranceが一番だと思います。それでは!

投稿者:あい     投稿日時:2004/05/14 00:50  ---5.172.10

便乗です。。


 ムサフィアの三角形のケースって、在庫あるのでしょうか。。
探しているのですが、なかなか見つかりません。。

あい-0-

投稿者:AS     投稿日時:2004/05/14 13:50  ---138.11.121

ZEISS様

小物入れが下側あるケースが見られるようになったのは,比較的最近のことですね.

これは,ケースの中でホルダーから弓が外れたときに,フロッグが楽器に当たって傷が付くのを防止するためらしいです.

心理的にも縦持ちしたときには小物入れが下側にあった方が安心感がありますね.

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/14 14:25  ---205.147.137

ムサフィアの三角形のケースですが
当店のお付き合いのある問屋さんにはありません。
ヤ○ハさんの取扱商品になりますので、ヤ○ハさん系列のお店で探せばあるかもしれません。それでは!

投稿者:T     投稿日時:2004/05/14 16:26  ---131.59.242

ストラッドさんから
「普通に販売されているものではBAMのFranceが一番」
とありましたが、GEWAのJaegerよりもBAM Franceの方が強度が高いのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/14 17:18  ---209.97.212

そうですね、強度はいい勝負だと思いますが、空気の密閉度ではBAMの方が優れていますので
その分BAMの方がいざというときの強度は高いように思えます。
ただ、アクシデントの起こり方などによっては逆転する事もあると思います。
それでは!

投稿者:ZEISS     投稿日時:2004/05/14 18:03  ---224.213.210

色々とコメントありがとうございます。

ケースの強度というのは、例えば人が乗るような最悪のケースに対しても有効なレベルでしょうか?アマチュアオーケストラプレイヤーには必須?の打ち上げ会場で不安を覚える事も多いので、その辺りは気になります。

華音様
限定モデルとは羨ましい限りです。
私も色々ネットで調べましたが、楽器の固定方法、蓋のロック形状などから、今のところはムサフィアを考えています。

急ぐ話ではないので、少し時間をかけて、実際に手に取ったりしながら悩んでみようかと。最終的には一目惚れって感じで決めてしまいそうです。限定モデルは見ないようにします(笑)

投稿者:杏     投稿日時:2004/05/14 23:20  ---209.199.18

GEWAの木製ケース(ヴィオラ用,ケースだけで3kg以上)を買ったときに,大人が乗っても壊れない,と言われました.ホントに乗ったことはないですが,,発泡スチロール系のケースと体重かけくらべしたときにはたしかにしなりが少なかったです.猫(10kg)が時々乗っかって昼寝していますが,びくともしませんけど,,10kgですからね..

 TOYOさんの20年くらい前の木製角ケースも自転車で転倒したついでに田んぼまで2mくらい落っことしたことが何度かありましたけど,楽器(ケースも)は無事でした.木製ケースの方が実績があるような気がします.

発泡スチロールのものは圧迫するような力で結構変形しますよね,,満員電車で押されてケースは無事で駒が割れるという事故が起きたと聞いたことはありますが,もう数年前のことなので,今のケースは改良されているかも..

投稿者:rio     投稿日時:2004/05/14 23:51  ---132.183.128

アコードは踏んで割ってしまったことがあります。
GEWAのガンバラは混んでいる小田急線の中で手すりに押し付けられて割れ、中の弓も折れてしまったことがあります。
ムサフィアも踏まれて割れたことがあると聞いたことがあります。

極端な使用例ですが、次のものはまあまあ丈夫だと思います。

1.友人のゼロハリバートン社製の側でできたバイオリンケース
80Kgを超える私が乗っかっても割れたりつぶれたりしませんでした。一昨年ケースを欲しいと思い、この会社にコンタクトを取りましたが、残念ながら受け付けてもらえませんでした。

2.ハクバのケース(ただしバイオリンケースを作ってくれるかは不明)
日本には「ハクバ」という名前のケースメーカーがあるそうです。ここならば丈夫な側のケースを作ってくれるかもしれません。(私はまだ聞いたことはありません)

3.ルイヴィトンのケース
丈夫なケースの選択肢として、フランスのルイヴィトン社のバイオリンケースも良いと思います。日本国内の直営店で注文可能です。
バイオリニストの高嶋さんがエルメスのケースを持っていますが、これは日本では注文を受け付けていないそうですので、直接本国で注文することになります。また彼女はベースとなるケースを持参し、側と内装を変えてもらったと本に書いてました。

ご参考まで

Q:ヴィオラ購入相談
投稿者:Rocca     投稿日時:2004/05/11 18:32  ---240.67.98

はじめまして、時々拝見させていただいてます。過去ログ検索でも似たような相談があったのですが改めて私から相談させていただきたく投稿させていただきます。
ドイツのオケの方からロッカのヴィオラを譲って頂けそうなのですが500000ユーロの言い値です。友達に聞いたらプレセンダの楽器より一寸安い位だから妥当と言われました。正直高いかな?!と言うのが本音ですが購入を考えているので教えていただけでば幸いです。

投稿者:terry     投稿日時:2004/05/12 02:11  ---110.157.66

私は今ドイツに住んでいますが、Roccaで500000ユーロはいくらなんでも高いではないでしょうか。それぐらい出すのなら、もっといい楽器を(Guarneri他)買えると思いますが、、、

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/05/14 00:01  ---45.166.92

Rocca, Genoa,
Enrico rocca 1881-1910 Genoa(小売で6万ドル−8万ドル)名器,  
Giovanni Domenico Rocca 1800-1810 Turin, 
Giuseppe Rocca 1854(オークション16万6千ドル)Genoa,
Giuseppe Antonio Rocca 1828-1865 Turin(オークション最高価 24万ドル、小売10−15万ドル)名器

と5人見つかりました。ほかにも居たかもしれません。どのRoccaでしょうか。

真贋はどうでしょうか。

だれの鑑定書が付いているでしょうか。

もし私だったら、自分が億万長者であったとしても買わないと思います。

もしかして50万ユーロではなく5万ユーロでは?

もしかしてその楽器を売ろうという方は隠居生活に入ろうとしているのでは?
それとも借金もち?

市場価格の8倍以上で売ることを日本の法律では詐欺といいます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/14 00:55  ---115.115.226

ROCCAのヴァイオリンの過去のオークション記録・小売りの記録が下記で参照できます。
(残念ながらヴィオラはありませんでした。)

http://www.maestronet.com/history/makers_list.cfm?ID=1#R

以下、私見です。

楽器店はオークションにおいて、オークション落札価格に15%〜20%の落札手数料を加えたお金を支払って手に入れ、税金・送料を払って各国に持ち帰り、調整費用・お店維持のための経費・アフターサービス費用・利益を加えて販売します。したがって、常識的に考えて、その持ち主が購入店での下取りではなく単に楽器店に売ろうとしたとき、上記各国に持ち帰った価格くらいの値段でしか買い取ってもらえないはずです。
日本での店頭価格は、オークション落札価格の2.5倍〜3倍とのことですから、稀少なヴィオラということも考えるとかなり高いものになる可能性はあり、店頭価格という観点では今提示されている価格もありうると思われますが、買い換え時の買い取り保証もアフターサービス保証もない個人売買においてはべらぼうに高い気がします。
また、鈴木珍事さんのおっしゃる通り、信用のおける鑑定家・楽器商の鑑定書等や、老舗オークションでの落札記録がなければ、普通のお店、普通の人ではそれが本物かどうか判断できません。
購入するとしても、鑑定書・購入したお店の購入時レシート(下取りの時にそのお店に持ち込むのが有利なため)をもらうことは必須条件とし、その上でかなり値切るべきだと思います。

まっとうなお店からの購入であれば、それをそのお店に下取りしてもらえば、7割以上で買い取ってもらえるでしょうが、それ以外の場合は良くても上に書いたお店の仕入れ価格レベルでしか買い取ってもらえず、将来的に高く売ろうとする場合は、今回と同じように誰か知り合いに売りつけることになるのではないでしょうか。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/14 01:21  ---115.115.226

もう二言。

50万ユーロ出せるなら、モダンではなく、由緒正しいオールドの名器をまず探すべきではないでしょうか。

また安く入手したい場合、今もしドイツにお住まいでしたら、ドイツから英国までは100ユーロも出せば往復できるでしょうから、年数回行われているサザビーズなどのオークションで購入するという手もあります。それらの老舗オークションで by誰々 となっているものは、誰もが本物と認めるでしょう。
先ほどの計算で言えば、楽器整備費用を足しても、市場価格の半額以下で購入できます。

投稿者:Rocca     投稿日時:2004/05/14 07:37  ---240.54.15

こんばんわ!日本は今朝でしょうか?!
一寸見ない間にこんな事になっててごめんなさい!
それからご意見ありがとうございます。
製作者はヨゼフ・ロッカです。鑑定書はヴァトロから出ています。
大きさは41.7cmです。音もヴィオラらしい深い音ですしCもGも申し分ありません。
500000ドルか440000ユーロが本人の希望額です。
貸し出してもらえるので一度ロンドンとパリに行ってみようと思います。
確かに高いですがヴァイオリンの方と違って41cm位の作品での名前があって音もでる作品だとこれ位してしまうような気もしてきました。
あとは41.3cmのランドルフィが400000ドルもありますが大きい作品に惹かれます。
オールドでダ・サーロ、マッジーニ、アマティ、やガルネリはとても手が出ない価格です^^;
41cmは欲しいのである程度の出費は止む終えません。。。。^^;
ヴィオラは需要のある大きさはどうしても値が張るそうでうが...
とにかく本当にありがとうございました。
結果報告いたします!!
また遊びにきますね!^^