Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:弓の簡単補修について
投稿者:すでるち     投稿日時:2004/06/01 16:40  ---217.107.30

過去ログに、弓の巻き革は接着剤の問題があるので
工房に修理に出したほうが良いという内容がありました。

しかし、私としては少しめくれた程度の状態なら早めに張りなおして、その状態でしばらく使用できないかと考えております。
できれば、どのような接着剤をどの程度の量使用しているか参考までにご教示いただけますでしょうか?
自分でできるかどうか判断したいと考えております。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2004/06/02 03:01  ---11.81.240

弓の本体の部分に余計な傷を残すリスクは負わないほうが、、、

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/06/02 11:55  ---205.131.35

いらっしゃいませ、

そうですね、販売店の立場からいうとやはりお店や工房に持ち込んだ方がいいというのが大前提になります。
貼り付けるだけなら、それほど料金はかかりませんし。買った所では無料でやってくれるところもあるでしょう。

もしやるとすると、少量の木工用ボンドで貼り付けて輪ゴムなどで固定して一日くらい置いておく方法があります。ただし仕上がりの保障はありません。
それでは!

投稿者:すでるち     投稿日時:2004/06/02 12:16  ---217.107.30

ありがとうございます。

そうですか。
やはり掲示板で薦めるのは危険ということですね。
弓の修理をちゃんと習うことにします。
ありがとうございました。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/06/03 08:24  ---162.110.76

私、薄くなって木が見えてきた巻き皮の上から薄皮(靴用)をボンドで貼り付けていたことがあります。
見かけは悪いですが実用上差し支えありません。木にボンドが付かなければ これでいいと思いますが。 
恐れずになんでもやってみるのもよいと思います。

投稿者:かめ     投稿日時:2004/06/03 08:35  ---196.104.75

弓の巻革は、きちんとした工房なら木に一度薄い紙(和紙など)を巻いて、その上から
革を巻いてあると思います。そうすることで、弓本体に傷が入ったり、接着剤が木に
付いてしまうことを防いだり、次回の巻革の交換を容易にしたりというメリットも
考えられています。
剥がれてしまった所からそのような処理の経過が見られないようであれば、一度
今後のことも考えてきちんと修理して頂いてもよろしいかと思います。

Q:弦について
投稿者:千菜     投稿日時:2004/05/30 11:24  ---125.97.111

いつもお世話になってます。
私は最近弦を取り替えたのですが,弦の袋に,soft,medium,strongと書いてありますよね?これは何なのですか。音に関係するのですか?どれが一番よいのでしょうか。弾く曲とかにもよるのですか?

投稿者:ばよりん中毒     投稿日時:2004/05/30 13:01  ---139.122.15

同じ種類の弦での張力のバリエーションです。
(1)midium (Mittel)
標準的な張力の弦で普通はこれを用います。
(2)strong (Stark)
   標準より強い張力の弦で、より強い音を出したいときに使います。
   E線の0.27mm以上はたぶんここに入るのだと思います。
(3)soft (Weich)
標準より弱い張力の弦で、やわらかめの音を出したいときに使います。
くわしくは、下記のページを御参照ください。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/saitentype.htm

あと、まさぐちるさんのサイトにも、ドミナントのStarkなどいろいろな弦のレポートがあったと思います。「My Violin」や「演奏日記」を見てみてください。

投稿者:千菜     投稿日時:2004/06/01 17:29  ---125.97.111

情報ありがとうございます。まだまだ初心者なので,ミッテル弦で弾こうと思います。

Q:ヴィジョン チタニウム
投稿者:Zampa     投稿日時:2004/05/30 20:36  ---166.28.206

トマスティーク社から発売されているヴィジョン チタニウムですが、どなたか使われた方はいらっしゃいますか?値段も高め(特にE線は異様に)ですが、似たような価格帯のヴィヴァーチェやエヴァなどと比べて音や使用感などはどうなのでしょうか?

投稿者:ペペロンチーノ     投稿日時:2004/05/30 21:36  ---109.83.136

ヴィジョン・チタニウムはまだ発売されたばかりということで、まだ周りでは使っている人がいませんね。新しい物好きの日本人でもヴァイオリンをやっている人は保守的な人が多いので、新しい弦が出てもなかなか飛びつきませんね。

ちなみに、海外での評判はすごくいいようです。多くのドミナント党やインフェルド党が、ヴィジョン・チタニウムやヴィジョンに乗り換えているという噂を聞いています。特にヴィジョン・チタニウムのE線は、そもそもが錆びにくいステンレスにチタンコーティングを施しているということなので、まず錆びることはないでしょう。手が込んでいるせいか、E線の値段はやたら高いですが、ADGについてはインフェルドよりもちょっと高い程度です。
 
私が現在使っているコレルリアリアンス・ヴィヴァーチェは大変素晴らしい弦ですが、値段が高いのが残念なところです。

ヴィジョン・チタニウムの方がコレルリアリンアス・ヴィヴァーチェよりも1割ほど安いので、もし性能が同等かそれ以上があれば、私もヴィジョン・チタニウムに乗り換えるかも知れません。

それにしても最近のヴァイオリン弦の価格は高いですね。ユーロ高の影響もあるんでしょうかね。ドミナントみたいな値段であれば、気軽にいろいろ試せるんですがね。

年々かさむ弦代をセーヴするには、30%以上割引してくれる店を探すしかないですね。

投稿者:ばよりん     投稿日時:2004/05/30 22:21  ---139.122.15

下記のサイトでヴィジョンとヴィジョン・チタニウムを使用した感想が書き込まれていますね。
http://silver-tone.com/

投稿者:Zampa     投稿日時:2004/05/30 22:53  ---166.28.206

BBS読んでみました。好評なようですね。
今自分の楽器にはHill+ヴィヴァーチェを張っているのですが、試してみたくなりました。やはり楽器はひとつひとつ違いますし、自分で試すのが一番なんでしょうね。

投稿者:タコス     投稿日時:2004/05/31 19:59  ---111.121.210

便乗質問させて下さい。

最近、ヴィヴァーチェを使い始めました。
明るくかつ厚みのある音でなかなか良い感じなのですが、
E線の性格が他の弦と違っていて、バランスが今ひとつな感じがします。
大げさに言えば、針金的というか「ビービービー」という感じの音です。

ヴィーヴァーチェを使っていて、E線だけ他の弦に替えている方が
いらっしゃったら参考にさせていただきたいのですが、いかがでしょうか?

ヴィヴァーチェの前は4弦ともエヴァ・ピラッツィを使っていて、バランス的
にもまったく問題を感じませんでした。

ヴィジョンTiも興味があるので、エヴァ、ヴィヴァーチェとの比較をなされた方には
是非、レポートをお願いしたいですね。

投稿者:Zampa     投稿日時:2004/05/31 21:31  ---228.29.120

まさにそのとおりだと思います。私の周りでも好き嫌いがハッキリ分かれました。
私はあまり好きになれなかったのでHillを張っています。すごく音が自然に出る弦だと思いますよ。

投稿者:タコス     投稿日時:2004/05/31 22:00  ---111.121.210

Zampaさん、早速の回答有難うございます。

実は恥ずかしながらHill(Hill&Sonsですね)というブランドを知らなかったので、
少々的外れな質問の書き方になってしまいました。失礼しました。

近くの楽器店に在庫があればよいのですが、できるだけ早く試してみたいと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/31 22:20  ---115.115.226

ヴィジョン チタニウムから、はずれますが、ヴィヴァーチェのE線について一言。
よい評判をきいてコレルリアリアンス・ヴィヴァーチェを最近購入し、張ってみましたが、E線だけは、2,3音弾いただけで使うのはあきらめて別の弦に張り替えました。
私の楽器では荒れた艶のない音に感じ、他の弦との落差があまりにも大きいことにはビックリしました。

高いE線はいろいろありますが、庶民の味方:ゴールドブラカットの0.26mmで充分釣り合いがとれるように思います。0.27mmは倍音が乱れるのと楽器を選ぶので、普段は素直な音の0.26mmを愛用しています。

チタニウムのE線はまだ弾いたことはありませんが、上記ゴールドブラカットが10本近く買えることを考えると、なかなか手を出す気にはなれません。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/06/01 17:11  ---160.248.51

使い始めたばかりですが

ヴィヴァーチェのE線は 私は好きです。ドライでパワーがありADG弦と音色は似ていると思います。でも人によっては鉄臭いといった感じがするかもしれません。

20日位使っていますが、ADGがおとなしくなってきて音色のバランスが悪くなってきています。

Lt, Med, Forteと3種類あり、今度Ltを注文しましたので使ってみてまた報告しましょう。

Q:モダン楽器の製作者の格や製作年のことで
投稿者:佐織     投稿日時:2004/06/01 14:02  ---32.175.138

今気になっている楽器があります。
・Giuseppe Ornati (1887-1965) 1935年製
・Carlo Bisiach(1892〜1968) 1958年製
どちらもモダンイタリーでは有名な製作者ですね。
状態もよく、弾いた音の感じは、どちらもよく鳴るすばらしいもので、
前者が固めでよく通る音、後者が柔らかくよく響く音という感じでした。
音質としてはどちらもある意味好みで、迷っています。
多分のこの時代の楽器も、新作ほどではないとしても
弾きこめば音が変わってくるとは思いますが・・・

そこで今後の音質、音量の変化を期待する上で考えてみたいがいくつかあります。
作者としての格(楽器の素質)はどちらが上か
ほぼ同年代の作者で、それぞれ、48歳、66歳の時の作品ですが、
 より熟練してからの作の方が一般的に質がいいのか
経年変化における69年と46年の差(23年)は大きいのかどうか
 (モダンとコンテンポラリーの境が1945年とすると、
      この2つも分類されてしまいますが)
これらの点について、何か一般論などありましたら、教えていただきたいと思います。
今の音質や状態に比べれば将来の期待度はささいなことかも知れませんが、
何らか考えるアドバイスをいただけると幸いです。

よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/06/01 14:33  ---107.96.53

いらっしゃいませ、

Giuseppe OrnatiもCarlo Bisiachもモダンイタリーでは有名な作家ですね。
日本の相場だと両者とも真作は最低でも1000万円以上の相場になりますね。

作者としての格(楽器の素質)はどちらが上か

これは、Giuseppe Ornatiに軍配が上がると思います。
Leandro Bisiach一世ならOrnatiより格上になりますが、Carlo BisiachではOrnatiにはわずかに及ばないと思います。あくまでも製作者の客観的な格なので、楽器の能力としては逆転している場合もあります。

より熟練してからの作の方が一般的に質がいいのか

製作者によってまちまちなので、言い切る事は出来ませんが、熟練すればするほど作りが多少荒くなりますが、音がよくなる傾向にあります。全ての製作者に当てはまるわけではありません。

経年変化における69年と46年の差(23年)は大きいのかどうか

弾き込みなども考えると、23年は大きいと私は思います。

それでは!

Q:バスバー
投稿者:Terry     投稿日時:2004/05/25 09:44  ---110.157.66

古い楽器に新しいバスバーを付けると、4、5年弾かないと、楽器に馴れず、100%音量(特にG線)がでないと聞いたのですが、どうなのでしょうか? 自分の楽器には1年ほど経つ、バスバーが付いていますが、言われてみると確かにG線が出難いなと感じています。

投稿者:rio     投稿日時:2004/05/25 10:11  ---225.25.226

ご参考になるかどうか…
私の先生が使っている1700年代のオールドVnは、2年前にバスバーを交換しましたが、そのときはすぐ効果が出て、1ヵ月後の演奏会でもまったく問題なく使用できたそうです。この事例だけみれば、バスバー交換で4〜5年もかかるとは思えません。
ただ、楽器の反応が変わったので、体が楽器に馴染むように必死に弾きこんだそうです。
個人的には、バスバー交換で張りのある音色に変わることが多いと思いますが、バスバーの素材や形状によって楽器の特性が変わることは考えられるので、そのあたりがGの音量不足感につながっているのかもしれませんね。魂柱と弦、フィッティング等の調整で解消されれば良いのですが…
職人さんがおられるストラッドさんのご意見を是非お伺いしたいですね。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/25 12:32  ---107.96.49

いらっしゃいませ、

バスバーに限らず、表板をオープンするとしばらく音が硬くなるということを経験則で感じます。恐らく膠の落ち着きと新たに取り付けた新しい木材などが影響していると想像しています。
バスバーも新しく付けた時、多少表板と反発しあうと思いますのでそれが落ち着くのにも時間がかかると思います。
ただ4.5年というのは長すぎると思います。数ヶ月単位だと思います。楽器や、取り付けの技術、取り付けた木材の質などで個体差はかなりあると思います。それでは!

投稿者:terry     投稿日時:2004/05/27 20:57  ---110.157.66

遅くなってすみません。Rioさん、Strad店員さん、有り難うございました。 この1年どんどん良くなってきているのですが、G線が足りないと感じているし、俺はもっと音が出るという風に楽器が私に対して叫んでいるような感じがあるので、一度楽器職人さんのところに行って、相談してみます。ちなみに、バスバー交換、表板open、すると、値段の方はStradさんのところでは、お幾らぐらいするのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/05/28 12:20  ---205.131.178

料金は下記ページをご参照下さい。
http://www.strad.co.jp/mente/men_ryo.html

ただバスバーの交換の場合、かなり音が変わると思いますので、それをご了承の上、誓約書など作成し音が変わる事に対してお互いに合意しないと、取り掛かれないと思います。楽器屋さんとしては気軽に出来る調整ではありませんね。それでは!

投稿者:バイオ リン平     投稿日時:2004/05/28 13:30  ---186.71.1

個人的な感想ですが、バスバー交換をはじめ、表板を開ける調整は、開腹手術のように、職人さんにとっては、かなり気合を入れて行なうことだと思います。もともと良い楽器は、製作者がバランスをとって製作しているはずですから。

普通、音の改善のために行なう処置として、駒の交換・調整、魂柱の交換・調整、弦の交換、テールピースの交換などがポピュラーですが、自分の場合、やはり表板を開けて調整するというのは、勇気の要ることです。ストラッドさんの言われるように、契約書を取り交わしておかないと、恐いと思います。
音は、嗜好性が強く、バスバーを交換しても、好みの方向に変わるとは断言できないからです。
そこには、楽器の能力の限界もあることですし、チョット音色を替えるために、板を開けるのはかなりの冒険だと思います。

自分の場合、表板を開けるなら、放っておくと楽器の寿命に影響がある場合(劣化を防ぐ場合)以外は、余り触りたいと思いません。開けなくて済む調整で音が変わらなければ、基本的にはその楽器の能力の限界と思います。(古い楽器ならば、延命措置の為に開ける場合はあるでしょう)
M・ジャク○ンの整形のように、習慣化して、どんどん形を変えていくのは、きりがないようで、少し恐い気がします。

余談ながら、知り合いが有名な修理工房にいて、ストラディやカルネリなど、オールドの名器をたびたび開けて修理する機会に恵まれ,データ収集に余念がないそうです。製作もされる人なので、たぶん今後の楽器作りに、かけがえのない貴重な資料になることでしょう。
職人さんは、そういう楽器の内部を見てみたいようですね。

投稿者:アンジェパパ     投稿日時:2004/05/28 22:03  ---120.94.86

テリーさんお元気ですか。

 わたしもりん平さんの御意見にほぼ同意します。
 バイオリンは人生に似ていて、こっちを立てればこっちが立たないという状況がよく生じてしまいます。バスバーを調整して、仮にG線がよくでもでてきても、きっと音の密度が今の状態ではないと思います。音色は満足できるものになるとはかぎりません。
 バスバーを少し削るともうちょっとG線が出ると思いますが、犠牲にする部分もかなり大きいような気がします。
 そのとき今のバイオリンとはかなり違ったイメージになってしまいます。

もう、一回はやってもいいと思いますが、それ以上やると泥沼にはまりますよ。

投稿者:terry     投稿日時:2004/05/31 09:01  ---110.157.66

アンジェパパさん、お元気ですか?

バイオ リン平さん、有り難うございます。

やはり、バスバー交換は、止めた方がよいのでしょうか? ドイツの職人さんに聞くと、私の楽器には、ドイツスタイル(ミッテンバルト派)のバスバーが付いているということです。 と言うことは、他にはどれくらいの種類があるのでしょうか? Beareに変えてもらおうかと思ったのですが、果たしてBeareの工房の評判はどのくらい良いのでしょうか? それほど良くなければ、日本の私が10年ほどお世話になった職人さんに、頼もうと思いますが、ドイツに住んでいるもので、なかなか日本には帰れないでいます。 ヨーロッパで評判の良い職人さんを知っている方がいれば、どうかよろしくお願いします(Emailでよろしければ、、、)。アンジェパパさん、1回しか変えないと もちろんですが、思っております。ご心配なく。私がこの楽器を手に入れたときは もう新しいバスバーで その前の音は知りません。 少し削るというのは、どういう事なのでしょうか? もう少し 詳しくお願いします。 興味がありますので、、、

投稿者:terry     投稿日時:2004/05/31 09:02  ---110.157.66

ps Strad店員様、いろんな事に対して親切に答えていただいて、恐縮です。 此れからも よろしくお願いします。

投稿者:アンジェパパ     投稿日時:2004/05/31 20:39  ---120.94.86

 バスバーを削る件について

 私は、7年ほど前楽器をオープンした時に、バスバーを削ってもらったことがあります。
と言っても、私が頼んでやってもらったのではなく、オープンした時に、そこの職人さんが勝手に(?)やってしまいました。インホームドコンセントはどこへやらです。
 その職人曰く、「ちょっと立派すぎるバスバーが付いていたので、少し削っときました。」とのこと。そこの職人さんはちゃんと写真を撮ってらっしゃって、削る前と削った後を比較して説明してくれました。私は「はあはあ」と聞いていただけですが、バスバーが少しシェイプアップしたようでした。
 その前についていたバスバーは、きっとメーニックでオリジナルと付け替えたもののようで、
かなりしっかりした大きめ(?)のが付いていたらしく、全体に響きを殺しているとの事です。
そのかわり、でてくる音はかなり稠密でした。削ってもらって後は、音の出は全くよくなり、
全体がよく響くようになりました。ただ、少し音の稠密さが失われたのかもしれません。
 しかし、全体的に非常に満足できる状態になりました。

 と言うことで、しっかりしすぎたバスバーが付いていると、フォーカスはかなり絞れて、音も緻密になるのですが、全体の響きを押さえてしまうという経験をしました。

 その職人曰く、「ファニョーラはもう少し小さなバスバーをつけていたようですよ。」

投稿者:YE     投稿日時:2004/05/31 22:30  ---116.148.185

半年ほど前、ヴィオラを修理に出した際、あまり音量がないので
そのことを伝えたら、「バスバーが小さすぎる」といわれ、交換しました。
その結果、非常によく鳴るようになりました。
音の密度も高くなり、全然違った楽器になったようでした。
但し、バスバーを交換する際に、「よくなるとは思うが、こればかりは
してみないとわからない」と言われたので、どうやら、いつもいい結果が
出るとは限らないみたいです。それに、修理する人と、楽器の所有者とで
音の好みも違うわけですから、判断は難しいですね。

Q:「イタリアのオールドとモダン」の結末
投稿者:YE     投稿日時:2004/05/28 18:30  ---158.103.212

先日、表記のタイトルで「ヴァイオリンの買い替えにあたって、Fagnola、
G.Ceruti、V.Panormoで悩んでいる」旨の質問をしたYEです。
その時には、鈴木珍事さんやTerryさん、アンジェパパさんにコメントを頂き、
非常に参考になりました。再度、お礼を申し上げます。
ご相談に乗って頂いたので、その結果を申し上げる必要があるかと思い、
投稿をしました。個人的な返信に近いのですが、この板に参加されている
複数の方々とのやりとりなので、御容赦下さい。
結局、ずば抜けた音色と、excellent conditionに惹かれ、V.Panormoにしました。
その真価を引き出すには何年かかるか判りませんが、
それもまた楽しみの一つです。
色々ありがとうございました。

投稿者:アンジェパパ     投稿日時:2004/05/28 21:42  ---120.94.86

おめでとうございます。

人類の宝だと思います。

大切に慈しんで下さい。

投稿者:YE     投稿日時:2004/05/29 03:52  ---217.55.199

アンジェパパさん、ありがとうございます。大切に使っていこうと思います。

投稿者:terry     投稿日時:2004/05/31 08:47  ---110.157.66

実は、私も多分V.Panormo を 選んでたと思います。 やはり、Panormoは、すばらしいと思います。本当におめでとうございます! 丁寧に使ってやってください。

投稿者:YE     投稿日時:2004/05/31 15:53  ---97.79.251

terryさん、その節はありがとうございました。
プロではないので、自分では納得しつつも、「アマなのに、
こんなに高いものを購入してよかったのか」と疑問に感じることもあります。
ですから、自分の選択に賛同していただける方がいると安心します。
昨日、あるアマオケの練習で、トラとして後ろで弾いてきたとき、
休憩時間にパートトップがやってきて、「時々聴こえてきましたが、
いい音ですね。」と言われたんです。
こんなことを言われたのは初めてだったので、正直驚いたと共に、
選択が間違っていなかったことを実感しました。
これからも宜しくお願いします。

Q:今日弓に口紅をつけてしまいました。
投稿者:ウッチー     投稿日時:2004/05/30 20:54  ---3.69.170

初めて投稿させていただきます。
今日カルテットの本番の時に曲の間に誤って口紅を弓の毛につけてしまいました。
何か対処法はありますでしょうか?張り替えるしかないでしょうか?

投稿者:ぷん     投稿日時:2004/05/30 23:15  ---209.234.159

女性だと、お化粧や口紅を弓毛に付けてしまって、
付着した部分だけ音が鳴らなくなるという事がたまにありますよね。
基本的には松ヤニを付着した部分に何度か擦りつければ解決すると思います。

Q:イタリア新作楽器について
投稿者:にこにこぷん     投稿日時:2004/05/29 22:46  ---81.3.169

色々な楽器店で新作バイオリンを何十本か試奏してIVANO CORATTI 2000 
を購入致しました。音、作りともに大変満足しておりますが、製作者についてあまり詳しい
知識がないのでどなたか知っている情報があれば教えて下さい。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2004/05/30 00:03  ---219.255.199

http://www.shirakawaviolins.co.jp/gallery.html
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=11857&page=4&sort=&t=

世界の最も優れたコンテンポラリー製作家のひとりと考えられています。
ボディのふくらみが割りと大きいのに 非常にパワーがあります。
ソロ用として すばらしい一挺と思います。

実は私も使っているのですが、偶然同じ2000年作、
フィッティングは黒檀ですが、これを柘植に変え 駒を日本の技術者に良質のもので作り直してもらうとさらによくなります。

弦はアリアンスヴィヴァーチェがよく合うと考えています。

投稿者:にこにこぷん     投稿日時:2004/05/30 13:53  ---81.3.169

たしかに高音から低音まで大きな音でストレスなくよく鳴りますよね。
駒、フィッテイングについてはこれから検討したいと思います。
ありがとうございました。

Q:弦の雑音についてなんですが。
投稿者:点子     投稿日時:2004/05/27 23:04  ---115.128.126

こんばんは。弦の雑音について教えて下さい。バイオリンのA線とD線から高い金属音のような雑音が聞こえます。開放弦だと鳴らないのですが、弦を押さえると聞こえます。アジャスターやテールピースなどが楽器に触れていることもなく、糸巻きに巻いた弦同士が触れているのでもありません。少し前からシューシューと分からないくらいの雑音がしていたようだったのですが、はっきりとは分かりません。使っている弦はドミナントで2月に張り替えました。かなり耳障りな音なので気になっています。よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/27 23:41  ---115.115.226

購入されたお店に、まず現物を持っていき相談されることをおすすめします。
先日同じような質問に回答し、異音の出る可能性をいくつか列挙しましたが、ビビリ音でしたらとくにE線のビニールチューブ、アジャスタ、テールピース周辺の接触が、原因の8割以上をしめると思います。それらが異音の原因でない場合は、人間で言えば病院行き、すなわち専門の職人さんに現物を見てもらい症状を話し解決策を見つけることが必要です。

投稿者:点子     投稿日時:2004/05/28 00:01  ---115.128.126

弦喜さま、ありがとうございます。楽器屋さんに見てもらうことにします。私の楽器は以前通っていた教室で譲ってもらったもなので(その教室は今はありません)、何となく(購入してもいない)楽器屋さんに持って行きにくく・・・仕方ないことですが。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/28 00:30  ---115.115.226

ヴァイオリン族は、たくさんの木のパーツを組み合わせて、接着の必要がある部分はお湯で溶いたニカワでくっつけただけの楽器であり、気候や使い傷みなどによりコンディションが変わりやすいものですので、健康な状態に保つには主治医が必要です。

毛替えにひっかけてでも、年に一度くらいは簡単な健康診断をしてもらい、問題があれば調整・修理をしてもらうことは、よい状態で気持ちよく演奏するためには重要です。
この機会に、主治医をみつけてはいかがでしょうか。
購入したものでない楽器であっても、ほとんどの楽器屋さん、職人さんは修理・調整に応じてくれます。修理・調整自体が商売になるだけではなく、いずれ楽器を購入してくれるかもしれないお得意さんができるのですから。

気をつかうことなく、堂々と楽器店・弦楽器工房に持ち込んではいかがでしょう。
心配なら、まず電話で調整してもらえるか確認してからいけば、安心です。
なお、職人さんがそこにいて、直接話をして相談にのってもらえるお店がよいと思います。(地理的な条件で、そのようなお店にもっていけない場合は仕方ありませんが。)

投稿者:点子     投稿日時:2004/05/28 01:32  ---115.128.126

ご親切なアドバイスをありがとうございました。信頼できる先生から紹介して頂いたお店が近くにあるので相談してみようと思います。

Q:チェロのラベルについて
投稿者:ようすけ     投稿日時:2004/05/27 21:43  ---121.207.84

教えてください。ラベルには、
Handcrafted
Reproduction of Antonius Stabivarius
Atlantic Trading SRL
Romania Anno 1996
と記してあります。ルーマニア製のストラディバリウスモデル?
よくわからないので詳しい事を教えてください。
当方、大学生。チェロ演奏暦1年です。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/05/27 22:02  ---115.115.226

基本的には英語そのままです。

Atlantic Trading SRL はメーカー名または取り扱い会社名でしょう。
Anno 1996 は1996年製。