弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:何の本(もしくはサイト)を参考にされていますか?
投稿者:vcvc 投稿日時:2004/06/21 11:24 ---255.184.226
いつも楽しく見させて頂いているのですが、その中で皆様が楽器・弓等の制作者に非常に詳しく、何の資料を参考にしているのか教えてもらいたいな、と思うようになりました。検索で調べようと思ったのですがなんと入力して良いのかわからなかったので、重複の質問になるかもしれませんがお教え下さい<(_ _)>
できれば日本語のものを教えて頂きたいのですが、もしない様でしたら英語のものをご紹介頂けないでしょうか?よろしくお願い致します。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2004/06/21 13:03 ---209.68.3
自分がはじめて買った本は、「楽器の事典 ヴァイオリン」(出版:ショパン、1万円弱)でした。ある方によると、少し特定の日本メーカーを詳しく書かれすぎかとの批判があったかと思いますが、わりと全体的なことがわかって、面白かったです。ただ、オールドのことはよく書いてあるのですが、モダンの作者についてはそれほど書かれておらず、また現代の作家については、最後の方に少し一覧がありますが、全くかかれていません。1995年発行と大分古くなりましたし、今買うのだとすると、少し考えてしまいます。今でも売っていると思います。
弓も、「楽器の事典 弓」(出版:ショパン、1万円弱)がありますが、こちらは絶版で、在庫をどこを探してもありませんでした(3年くらい前に)。持っている人に借りてコピーしました。こちらは、今でも使えるかなという内容だと思いますが、現代の作家のことは全くといってよいほど触れていません。
ある程度基礎的な知識を入れたら、この過去ログをまとめると結構な知識になると思いますが。
投稿者:vcvc 投稿日時:2004/06/21 22:21 ---134.124.148
ぼこ様、ありがとうございました!参考にさせていただきます。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/21 22:45 ---115.115.226
過去に同じような質問に対し、ストラッドさんの回答があります。
過去ログ検索から、
バイオリンの製作者の本
で検索してみてください。
現在、日本のYahooオークションのヴァイオリンカテゴリーにて、数冊、ヴァイオリンの製作者について書かれた本が出品されています。
オークションページにて、絶版、初版、本、書籍、著などのキーワードで探してみてください。
日本語のものも数冊出ていますし、英語の有名な「ヴァイオリンと弓の製作者事典」も複数の出品者から出ています。
その他、日本語のものでは、翻訳版ですが、
マルコ楽士堂「ヴァイオリンの栄光」もおすすめです。Webでマルコ楽士堂を検索すれば連絡先がわかりますので、直接購入できます。
英語のものでは、カール・ヤロベックの、百科事典か、イタリア・ドイツ&オーストリア・ボヘミアの各製作者をまとめた3部作が有名です。百科事典はその3部作とかなり重複するようです。ラベルの写真が豊富なのとボヘミアの製作者の情報が多いことが特徴です。絶版ですが、ときどきYahooオークションには登場します。(かなり高価です。)
投稿者:goett 投稿日時:2004/06/22 00:20 ---113.47.216
神田侑晃氏著「ヴァイオリンの見方・選び方」の第二篇に、文献リストがあります。
私はこれを信頼しています。
英語文献では、まず弦喜さんの書かれた二点ではないでしょうか。
ただ、国内の書店では入手困難です。
それに加えて、日本国内で入手可能なものとして、
Albert FuchsのTaxe der Streichinstrumenteがあります。
たとえば銀座のヤマハにて、2万円程度で売っています。ただしドイツ語ですが…。
投稿者:ばよりん中毒 投稿日時:2004/06/22 00:44 ---165.117.238
私も主なものは、ヘンリーの辞典とヤロベックの3部作です。ヘンリーの辞典は今ヤフオクでお安く出ていますね。お買い得かも。
あとは日本語の本が数冊(フランツファルガのヴァイオリンの名器など)と、Hill の Antonio Stradivari とThe Violin-Maker of the Guarneri Family のペーパーバックで、これはアマゾンで安く買えます。
サイトとしては、マエストロネットなどを参考にしています。アメリカのタリシオはまだ新しくて、実績も信頼もこれからなのでしょうね。
昔、有名なファミリーや製作者の系譜と各製作者の情報と、楽器の所有者の情報のデーターベースをアメリカのサイトで見つけたのですが、残念ながらbookmarkを移行のときになくしてしまったので、もはやたどり着けません。
投稿者:vcvc 投稿日時:2004/06/23 12:37 ---255.184.226
みなさま、貴重なお時間を割いて頂きご返答頂きまことにありがとうございました。参考・勉強させていただききます。
Q:弓の買い換えについて
投稿者:Susie 投稿日時:2004/06/22 21:53 ---189.225.12
はじめて書き込みさせて頂きます。私はバイオリンを10年位続けており,学生時代にはオーケストラに入っていました。楽器は1986年の西ドイツ製です。四角型ケース,弓,楽器本体を含めて当時のお金で約35万円位かかったと思います(今よりだいぶ円安の時代だったと思うのですが)。
使っている最中に弓が不慮の事故で折れたため,とりあえずは通販で売ってそうなものを使っておりました。
楽器の買い換えをした友達の影響から本体の買い換えも考えたこともあったのですが,弓を何とかしなくてはいけないと思い,今いろいろと検討している最中です。
予算は10万前後で考えています。本来なら来店して実際に弾いて決めるのがいいと思いますが,遠隔地のためなかなかそういう機会がつくれません。何かお勧めのものがあれば教えて下さい。
よろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/22 22:37 ---115.115.226
このページの一番下の「次のページへ」をどんどんくっていき、この最新Q&Aのいちばん最後のページに、題名なしの質問があり、そこに弓の買い換えについての質問と回答がいくつか書きこまれていますので、まずご覧下さい。(もうすぐ消えそうですので、できるだけ早く見て下さい。)
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/23 12:31 ---205.131.57
いらっしゃいませ、
予算内でお勧めということで当店のページをご紹介いたします。
「ストラッド店主スペシャル」です。通販にも対応しています。
http://www.strad.co.jp/stock/stk_tensyu.html
宣伝になってしまって申し訳ございません。それでは!
投稿者:てつ 投稿日時:2004/06/23 12:35 ---123.159.74
楽器を本当に買いかえないでご自分がずっと納得して弾いていけるか、を再確認した方が良いと思います。
あくまでも楽器があっての弓という発想がオーソドックスだと思います。楽器を後で買い換えることになるなら、まとめて買う方がロスが少ないと思いますよ。
Q:あごあての掃除について
投稿者:サフラン 投稿日時:2004/06/18 08:54 ---198.180.21
過去ログにも、あったようですが、もう少し詳しく教えて下さい。
この時期とくに、あごあての汚れ(汗など)が気になります。
(あまり汗をかく時には、弾く時にハンカチなど使うようには、
しているのすが)
そこで、から拭きだけではなく、もっと、あごあてを拭きたくなります。
例えば、「ギュッと絞った布で水ぶきする」というのは、
楽器に(ニスに)触れないように気をつければ、
やってもいいことなのでしょうか?
投稿者:なかじん 投稿日時:2004/06/19 00:37 ---252.29.236
わたしははずして水洗いしています。
取り外しについては楽器屋さんに聞いてました。緩んだりしますから自分で締めなおさないといけないですし。
外すときは楽器に傷がつかないように気をつけています。(もともと軽いのはついてましたが・・・)
水分についてはなんとなく抵抗がありますが、夏なんか汗が激しくつきますがら、洗ったのと差がないように思います。(もちろん本体ではありません)
ただあと1週間くらいは陰干ししています。
本体と接するところが問題だと思うのですぐつけるのは避けています。しかし本当のところ乾くまでどれくらい干したら良いかは?です。
参考程度にしてください。
本体に水がつくのは木には良くないでしょうから、その点外したほうが良いとは思います。逆に傷がついたらとか思うと外さないほうがとも思います。その辺のところを考えて選択するしかないというところでしょうか。
楽器屋さんに頼んだらしてくれそうですが、わざわざこのためにいくのも大変ですね。
(ということで外し方をいちどきいておくのもいいかと思います。簡単なことでも意外とコツがあったりしますから)
ストラドさんではこういうのはどうされているんでしょうか。
投稿者:なつ 投稿日時:2004/06/19 17:47 ---209.238.98
>「ギュッと絞った布で水ぶきする」
全然問題無いと思いますよ。
おっしゃるように楽器に水が付かないようにすれば大丈夫です。
ていうか、少しくらい楽器に水が落ちても後で拭いておけば別に問題無いですよ。
ちょっとでも水気を落としたら駄目、というのであれば汗かきで楽器に
汗を流してしまう人は一日で楽器が駄目にしてしまう事になります。
手汗を楽器に付けるのも御法度になってしまいますね。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2004/06/19 20:50 ---11.81.240
便乗して質問失礼いたします。
わりと私はよく汗をかく体質で、夏場に練習をしているとまぁあまりさわやかな状況ではなかったりします。
そのようなわけで、よく顎当てをタオルなどで拭くのですが、
だんだん顎当ての色が薄くなってきているような気がします。
これは顎当ての塗料がはげてきているのでしょうか?
私の顎当てはツゲ製です。
投稿者:ばよりん中毒 投稿日時:2004/06/20 01:41 ---97.125.119
ツゲはそのままでは殆ど白木のような色ですので、あご当てなどのフィッティングにするときには染料や塗料で色を塗ります。(バロック楽器の場合染色しないツゲを使う場合もあるようですが)
汗をかいてタオルで拭いたりすると、どうしても色が落ちてきますよね。
黒檀やローズウッドでも大体のものは染料か塗料で色をつけてあるので、やっぱり少しづつはげてきます。(黒檀の高級品で全く塗料を使っていないものは別ですが)
私も汗かきなので、いつもタオルハンカチをはさんで弾いています。
あとはいつも空拭きだけです。
投稿者:サフラン 投稿日時:2004/06/20 09:40 ---198.180.21
皆さま、ありがとうございます。
昨晩早速、水ぶきしてみたのですが、
朝になって乾いたのを見たら、
なんとそこだけ白くなってしまっていました。
これは、どうしたらよいのでしょうか。
ばよりん中毒さま、一足違いでした(一晩違い?)
そうなんです。わたしのもおそらくツゲなので、
水ぶきしたことにより、塗装が剥げて、白木の部分が
出てしまったということなのでしょうね。
何か対処の方法をご存知の方、教えて下さい。
投稿者:サフラン 投稿日時:2004/06/21 17:41 ---198.180.21
なかじんさま
外して水洗い、その際、塗料(?)などの変化は
いかがでいらっしゃいますか?
白木(?)の部分が出てきたりはなさいませんでしょうか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/22 14:54 ---205.131.57
皆様、いらっしゃいませ、
アゴ当てのクリーニングですが、今まであまり深く考えた事はないです。
基本どおり乾拭きですね。ひどい時ははずしてクリーニングいたします。
「ギュッと絞った布で水ぶきする」も楽器に触れなければ問題ないでしょう。
ツゲの塗装がはがれた場合は専門店にもと込めば塗ってもらえます。
料金はそれほどかからないとと思います。それでは!
投稿者:なかじん 投稿日時:2004/06/22 21:42 ---252.29.236
わたしのはローズウッドだと思います。
洗ったときは色は少し薄いかもですが気になるほどハゲタということはないですね。それより使ってると汗とかで汚れてものすごく黒くなります。
元々の色がどんなだったかわからないぐらい汚れます。一時気にしてないとき、もともと黒だと思ってたときがあったくらいです。
洗うと木らしい茶色になりますし、楽器ともいい感じになるので特に気にしてないです。
Q:弦のことなんですけど・・・。
投稿者:いーちゃん 投稿日時:2004/06/16 22:01 ---125.210.195
こんにちは。今私は,ドミナントを使ってるんですけど,高音がきれいにひびくのは,どこのなんという弦ですか?3つぐらい候補をあげていただけると,うれしいのですが・・・。
投稿者:ばよりん中毒 投稿日時:2004/06/17 00:35 ---139.103.229
E線は楽器との相性や好みが多彩なので、いろいろと試して見るしかないと思います。
一番ポピュラーで安いのはゴールドブロカット0.26ですかね。倍音成分が多くて華やかな音がします。ただ手の汗で黒く錆びやすく、寿命もそれほど長くありません。長期間張りっぱなしにすると、倍音が出なくなって調弦もしにくくなります。
ドミナントのE線(アルミ巻きなし)より若干細めで倍音が強いです。
0.27は楽器や調整との相性がありますが、0.26よりも強い音が出ます。
ゴールドのE線もよく使われますが、強さはMittelでもブロカットの0.26と0.27の間ぐらいでしょうか。ブロカットの0.26よりも基音がしっかり出る感じです。
オリーブのE線は金メッキで高いのですが、好みが別れるようです。Mittelでも細めで高い音まで出やすい反面、開放弦などで音がひっくり返りやすいです。
Hillのミディアムはとても素直な音のE線で使いやすいと思いますが、音量はそれほど大きくないです。
他にもいろいろなE線を試されている方がいらっしゃると思います。
http://silver-tone.com/
でもいろいろな弦を試されたレポートが読めます。御参考になりましたでしょうか。。
投稿者:ばよりん中毒 投稿日時:2004/06/17 00:48 ---139.103.229
E線に限らずセットでということになると、
少々高いですがエヴァ・ピラッツィは独特の高音成分があります。
もう少しおとなしめだとオブリガートですかね。
オイドクサは低音の音量が小さいのですが高音は艶やかです。ただしガットなので夏はお薦めしません。
あまり楽器との相性はよくなかった(楽器が鳴らずに弦ばかり鳴った)のですがインフェルドの青は強烈です。チンチンと鳴る感じです。
インフェルドの赤はドミナントを少し落ち着かせた感じで楽器をしっかり鳴らすタイプだと思います。
オリーブもかなり楽器を選ぶ弦で、独特の倍音成分が魅力なのですが硬くて発音が重い感じがします。こちらもガットです。
ヴィオリーノは素直な発音ですが少々弱めだと感じました。
ただ発音の軽さと音量と輝かしい音いうことではドミナントは一番ポピュラーですよね。ソリストの方もよく使っていますね。ドミナントでE線をいろいろ変えてみるのがまずはお薦めです。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/17 12:15 ---205.147.211
いらっしゃいませ、非常に興味深い話題ですね。
私も今年3月頃から、一つの楽器を使って(クラウディウのファーストレディー)、弦の特徴をつかもうと実験しておりますので今までの感想を述べさせていただきます。
もとから張ってあった、ドミナント、これはさすがにスタンダード弦ですね。可もなく不可もない、好きな弦です。
次に張り替えたのがRoyal Oak Fiberです。
どちらかというとマイルドな音が好きな私には、ちょっとうるさく感じました。
音量がとにかく大きいです。ちょうどこの頃クラウディウ氏が来日していたので試してもらったのですが、彼のコメントは「悪くない」でした。
音量に不満を感じている方にはいいかもしれません。
2週間くらいで交換いたしました。
次に替えたのが、Infeld Blueですが、これはばよりん中毒さんと同じ強烈な感じを受けました。マイルドには程遠い、カンカンとした音でした。
好きな方には「はまる弦」だと思いましたが、私は1週間で交換いたしました。
次がInfeld Redで、これはドミナントの上級版でより高貴な音で使用楽器には物凄く合いました。演奏会(というか発表会ですが)はこの弦で挑みました。お勧めです。
次がHelicoreを張りました。Redから張り替えた瞬間はなんだか物足りないような感じがいたしましたが、なんとも言えないマイルドさが、徐々に私をとりこにしました。
またこの弦は初心者の私にとって弾きやすい弦です。この弦も好き嫌いが分かれる弦だと思いますが。私はとても好きです。
取り留めのない文で申し訳ございません。それでは!
投稿者:びじょん 投稿日時:2004/06/17 12:35 ---109.80.9
ドミナントから移行されるのであれば、同じトマスティーク社の新製品「ヴィジョン・チタニウム」がいいですよ。高音は伸びやかさでクリアですし、ADGも力強く張りのある明るい音が出ます。柔らかい音からパンチの効いた音まで自由自在に出せるので表現力も多彩な弦だと思います。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=12609&page=1&sort=&t=
にヴィジョン・チタニウムのことが詳しく書かれているのでご覧になってみてはいかがでしょうか。
投稿者:ムチスラフ 投稿日時:2004/06/17 15:25 ---214.127.250
あまりメジャーな弦ではありませんが、私はE線のみコレルリのフレキシブルを愛用しています(テールピース側は青紫に細い金線の巻き)。
ゴールドブラカットより、柔らかめで明るい音がすると思います。
ドミナントをはっていたときも、インフェルドの赤にも合わせていましたが、比較的素直な発音なのでどれにも合いやすかったです。
(今はラーセンのA〜Gに合わせています)。
最近出た、コレルリのビバーチェのE線も試しましたが、私の楽器には強すぎるようで、音がひっくり返ってしまいました。
ただ、華やかなことは華やかです。
投稿者:いーちゃん 投稿日時:2004/06/21 14:47 ---125.210.110
たくさんのアドバイス,ありがとうございましたm(−−)m
Q:知ってる方いませんか?
投稿者:隆司 投稿日時:2004/06/20 11:42 ---36.27.225
チェコ製の70年前のオールドチェロでチェロのボディーの中に「John Juzek」の印紙とサインあるんですがこの製作者についてしってる人いますか?
投稿者:ばよりん中毒 投稿日時:2004/06/20 11:53 ---165.124.121
「チェコのストラディヴァリ」とかいう人もいる、20世紀前半のモダンチェコの有名な製作者ですね。ヘンリーの辞典には「ガルネリ型の外形。少し長くされたf字孔。ストラド風スクロール。やわらかめのゴールデンブラウンに赤みがかったニス。明るく大きな音。」とだけ紹介されています。(あとはラベルのフォーマット)
ebayなんかでときどきヴァイオリンは見かけますが、本物なのかコピーなのかはわかりません。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/20 12:49 ---115.115.226
以前、同じような質問があり、回答しています。
上の過去ログ検索から、
Juzek
をキーワードに検索してみてください。
投稿者:隆司 投稿日時:2004/06/21 00:08 ---36.27.225
有名な製作者なんですか>_<;
一応、直筆サインはあるんですが、そのような立派なものがちまたの輸入専門のお店においてあるわけないですよね?しかも、35万で売られてました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/21 00:47 ---115.115.226
John Juzek はどちらかと言えば、20世紀前半の輸出用弦楽器のブランド名ととらえた方がいいと思います。
入門者用の楽器から本人作まで、同じようなサイン付きのラベルが貼られています。
鈴木政吉の名前からとったMASAKICHI SUZUKIブランドのヴァイオリンが、様々なグレードで作られていたのと同じです。
今でもかなりの数のJohn Juzekラベルの楽器が存在し流通していることから、John Juzekブランドで相当数作られたことは明らかです。
サイン付きのラベルであっても本人作でないグレードのものの方がずっと多いので、その楽器の材料・製作精度・音等で妥当な値段かどうか判断した方がよいと思います。
なお、ヴァイオリンの例で言えば、米国のインターネットオークションであるeBayオークションでは、出来・程度のよいものが大抵は千ドル前後で落札されることが多いように思います。
Q:どうしたらいいでしょうか?
投稿者:カズヒロ 投稿日時:2004/06/19 16:23 ---36.27.225
自分は、ヨーヨーマとの出会いで高一の誕生日にチェロをやりはじめ一年半が経過しようとしてます。日本にいるときは、音楽院のフリークラスでチェロをリースしてやってました。というのも、長く続くか分からない+そのときに父親があと少したったらアメリカに留学し一緒について行くのが分かっていたのでアメリカで買ってくれるという約束だったからです。周りくどくいってすいません!m(__)m
親の予想とは裏腹に続きました^^日本にいたときは、鈴木の一番古いチェロを弾かせてもらっていたんですが〜アメリカに来てチェロの先生が見つかり、先生がチェロを選んでくれてもらったんです。明日見にまずいくんですがそれは、新作で中国製とロシア製なんです。先生は、ヨーヨーマとも知り合いみたいなんです。とても、良いチェロだと言われました。
楽器は、よくイタリア、フランス、ドイツあたりのが良いなどと言うプロの方やサイ トがありますが…実際のとこどうなんでしょうか?
ヨーロッパ製にするべきですか?
新作やオールドは関係は特になく新作でもオールドでもいいものはいいんでしょうか?
僕としては、今度買うチェロを大事にずっと弾き続けていきたいと思ってるんです。
先生の提案で、少しの間(一〜二ヶ月)チェロを借りて何個かその間に触ったり弾い たりして決めてみては?といわれたんですがあとで後悔しないためにもそのほうが得策 でしょうか?
長々とすいません…。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2004/06/19 20:44 ---11.81.240
長いですね。
まずは「初心者」「買う」などで過去ログを参照なされてはいかがでしょうか。
あと予算を明示していただけるとより効果的なアドバイスがもらえると思います。
あまり根拠は無いですが、50万を超えない範囲で言えば、
どの国を選ぶかではなく
・その楽器が正しく作られていて健康であるかどうか、
・その薦めてくれる人を信頼できるかどうか
そんなところに注目して買うのがよいのかなと思ったりしてます。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/19 23:23 ---115.115.226
楽器を持っていないチェロ経験が1年半の高校生の生徒に対し、チェロの先生がすすめるとすれば、多分2千〜3千ドルくらいの、入門用からステップアップするためのグレードのものではないでしょうか。(日本では、30〜50万くらいの楽器でしょう。)
以下、それを前提にしての話です。
それくらいのものであれば、中国・東欧のものなら手工品も手に入りますので、見る目のある人が探せば、お買得なものが手に入ります。(ロシアのものというのは日本ではまず見かけませんが、東欧と同じ次元が考えればよいのかもしれません。)
その価格でドイツになると量産品になりますし、イタリア・フランスのものは量産品がほどんどないため、その予算での入手はほとんど不可能です。
なお、ご両親との相談の上、例えば「1万ドル出すから、上手になっても長く使えるものを選んで欲しい。」と言えば、先生がすすめる楽器も多分変わります。
文面からみると、生徒の事を思って最善の策を考えてくれる先生のようですので、まずは先生のすすめてくれるものを、時間をかけて弾き比べた上で、一番気に入ったものを選んでみてはどうでしょう。
ただし、楽器の価格が5千ドルを超えるようなら、中国やロシアのものを選ぶべきかは、迷うところです。
投稿者:カズヒロ 投稿日時:2004/06/20 11:38 ---36.27.225
ありがとうございますm_m
Q:Le Canuという名前の弓の製作者について
投稿者:悠 投稿日時:2004/06/17 20:30 ---32.175.138
過去ログにLe Canu という製作者の弓の話題がありましたが、
その人の弓に興味を持って検索してみると、
Yannick Le Canuという名前と、
Loïc Le Canuという名前が出てきました。
この人は同一人物なのでしょうか?
どなたかご存知の方教えてください。よろしくお願いします。
投稿者:Terry 投稿日時:2004/06/17 23:30 ---110.157.66
Loic Le Canuは私は本人をよく知っていますが、Bernard Millantの店の後継ぎです。弓製作者としては、悪くないと思いますが、 毛替えやリペアーマンとしては、Millantに、数倍劣ると思います。ただ、6回毛替えをすると、7回目はただでしてくれるので、Thomassin他、モダンボウはしてもらいますが、Pajeotとかは持っていきません。1回だけしてもらいましたが(ついでに弓先のプレートの部分が欠けてしまったので、リペアーしてもらいました)、今一つリペアが良くなかったので、次からは持っていかないことにしました。Yannick Le Canuは知りません。息子がいるので、その人ではないでしょうか?
投稿者:悠 投稿日時:2004/06/18 09:17 ---32.175.138
コンクールで賞をとっている人は
http://www.civp.com/anglais/lutheriegb/conthistgb.html
や
http://www.vsa.to/2002winners.htm
を見ると
Yannick Le Canuの方なんですが、若いみたい(1999年当時23歳?)なので、
やはりLoic Le Canuさんの息子だったりするのでしょうか?
Q:楽器のこと。
投稿者:チェンバロ 投稿日時:2004/06/17 07:12 ---240.67.101
ストラド様こんにちわ、実は親戚が持ってる楽器の事で相談があるのですが。その方の曾祖父さんが持ってる楽器で戦前はドイツなどにいた事もある方のようです。Giovanni Paolo Maggini,Brecia 1632と言う楽器です。私自身はチェンバロを弾いてますが弦楽器は詳しくありません。インターネットで調べたら結構有名なようですので親戚に代わって質問させて頂いてます。遺書には書類と一緒にしまって置く様言われてた文献も見つかりました。多分フランス語です。Jean-Baptiste Leonidas NADEGINI MAITRE-LUTHIER (1929)と言う方とder Firma Hamma(1943)イタリア語?!とあります。どういう方々なのでしょうか?多分楽器について書かれてるようです。楽器はヴァイオリンしては大きく見えます。
書類には39,8cmと書かれてます。市場価値などあれば是非オークションにでも出品してみたいのですが。。。教えてちゃんでごめんなさい^^;
投稿者:39.8cmということは・・・ 投稿日時:2004/06/17 08:37 ---97.179.119
バイオリンではなくビオラでは?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/17 11:53 ---205.147.211
いらっしゃいませ、
Giovanni Paolo Magginiは非常に有名なイタリアオールドメーカーです。
ただやたら大きなヴァイオリンを作成していて現在では少し評価が落ちています。
Jean-Baptiste Leonidas NADEGINI MAITRE-LUTHIERは製作者でもあり鑑定家でもあります。
Hammaは有名な鑑定家ですね。
それにしても39,8cmというのはMagginiにしても大きいですね。
実用的には厳しいですが本物であれば骨董的価値は高いと思います。
ネットオークションなどには出さず、東京にあるオークションの老舗であるサザビーに
相談にのることをお勧めいたします。それでは!
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/17 22:54 ---115.115.226
Giovanni Paolo Magginiは1630年没(欧州で大流行した伝染病のため)です。
1929年製作のコピーかもしれませんし、単にマジーニのラベルが貼られた楽器と書かれているのかもしれませんので、まずはその文献というのを訳すのが先決でしょう。
Hamma商会はドイツの楽器商ですので、そこの鑑定書ならドイツ語ではないでしょうか。
マジーニのコピーは非常にたくさん作られており、特にドイツで作られたものが多いです。ドイツでつくられたマジーニコピーの特徴は、下記のようなものでしょうか。
(1)パーフリング(表板、裏板の外周から数ミリ内側に施された象眼細工)が二重になっている
(2)多くの場合、スクロールの渦巻きが通常の楽器より一巻き多く彫られている
(3)サイズが大きく、ボディーサイズが36〜37センチ(36.5以上が多い)
マジーニはコピーは多く存在しますが、本物は写真含め見かけることがほとんどありませんので、上記1)〜3)が本物の特徴なのか、単にデフォルメされた一つの型ということなのかが、今ひとつ私自身判断できていません。
また、Giovanni Paolo Maggini,Brecia 1632 というのが、書類に記載されたものなのか、楽器の内部に貼られたラベルなのかも知りたいですね。
ラベルとすれば、Giovanni Paolo Maggini,Brecia というラベル表記は文献の中では見あたらず、またMagginiのラベルにはほとんど年代は入っていないように思います。
39.8cmというサイズは、多分ボディーサイズのことでしょうから、裏板の、エンドピン側端面から、ネックの付け根の本体から飛び出した部分(ボタンといいます)を除くネック側端面までの距離を指します。実寸が間違いなくほぼ40センチなら、それはヴァイオリンではなくヴィオラです。
投稿者:奏 投稿日時:2004/06/18 06:18 ---113.28.207
>der Firma Hamma(1943)イタリア語?!
ドイツ語です。
Q:バイオリン製造者ガリアーノについての質問
投稿者:小林 投稿日時:2004/06/17 19:50 ---145.152.126
バイオリン製作者のガリアーノ一族のバイオリンについて、調べているのですが、
彼らの歴史、系譜、バイオリンの質、値段(安いものでいくらか、高いものでいくらか)ガリアーノ一族では誰が一番有名なのか、ガリアーノはどのような評価を受けているのか、初代ガリアーノからの一族の流れ等、詳しい事を教えていただけないでしょうか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/17 21:26 ---115.115.226
私が知っている、参考文献(日本語)、Webをお知らせします。
系譜:レッスンの友社「ヴァイオリンの見方・選び方 基礎編」の96,97ページ
価格:(下記でオークションの取引金額については、それを2.5倍〜3倍したものが店頭価格です。)
http://www.maestronet.com/history/index.cfm
歴史&特徴:マルコ楽士堂「ヴァイオリンの栄光」の189、190ページ
*大阪のヴァイオリンショップが自費出版で翻訳版を出したものです。税抜き4500円ですが、分厚くしっかりした本で、ヴァイオリンの本としては非常に内容豊富です。Webでマルコ楽士堂の連絡先を探して電話をかければ、直接購入できます。
ヴァイオリン製作者→分業による家内工業→楽器工場→弦メーカーと変遷?しますので、最後の代で大量生産タイプの量産品をつくるようになった時点で安い物についてはもう値段がつけられないでしょう。
Q:素性は?
投稿者:すすむ 投稿日時:2004/06/23 00:00 ---170.119.236
弾いたことすら有りませんが入手したバイオリンに
スズキバイオリン製1952年No11とラベルに書いてあります。
これで素性・価値・価格等解るものでしょうか?
程度は中位だとおもいます。
宜しくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/23 12:41 ---205.131.57
いらっしゃいませ、
この時代のスズキヴァイオリンに付いて詳しく説明しているサイトがございますので
ご紹介いたします。
http://three-s-web.hp.infoseek.co.jp/suzukiviolin_violins1.htm
戦後、初めて付けられた型番で、当時の定価が¥2600とありますね。
それでは!