弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:日本人製作家について教えてください。
投稿者:渓弦 投稿日時:2004/07/02 07:16 ---51.132.64
地方都市に住んでおります。
近々ヴァイオリンの買い換えを予定しております。
ある楽器商の方から、「大塚紀夫氏」の製作した新作楽器を進められていますが、氏の工房のHP程度しか情報がありません。
HPには、「1997年,クレモナ・トリエンナーレ弦楽器製作コンペ・ヴィオラ部門 第6位」とあります。
どなたか、大塚氏、及び氏の製作するヴァイオリンについて、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えていただければと思います。
よろしくお願い致します。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/07/02 14:47 ---107.45.203
いらっしゃいませ、
私もHPを除いて見ましたが、HP以上の知識はございませんでした。
申し訳ございません。
HPに連絡先等ございましたので、思い切って本人に聞いてみてはどうでしょうか?
その他情報をお持ちの方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
それでは!
Q:ヴァイオリン初心者です
投稿者:テル 投稿日時:2004/06/27 23:09 ---00.116.163
予算10万前後でヴァイオリンを購入したくて先日すみやに行ったのですが
そこで薦められたのがSUZUKIの230でした。
どの程度のものかよくわからないので教えてください。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/28 12:50 ---205.147.232
いらっしゃいませ、
スズキの230番は、去年新しいアウトフィットヴァイオリンとしてリリースしました。
(アウトフィトというのは一式という意味で、楽器、ケース、弓、松脂のセットです。)
定番のスズキ200番より、各部品などの材料がグレードアップしております。
低価格ヴァイオリンとしては当店でもかなりお勧めです。
当店でも販売しておりますのでもし宜しければどうぞ
http://www.strad.co.jp/stock/stk_koku.html
25%引きで¥\47,250で、通販も対応いたしております。
宣伝になってしまって申し訳ございません。
それでは!
投稿者:ばよりん中毒 投稿日時:2004/06/29 20:33 ---139.97.43
セットで10万円程度となると、スズキかヘフナーが定番ですね。ただスズキの200番台はプレス加工で、300番台以上が削りだしだったと思います。ヘフナーは入門モデルから一応削り出しだったと思います。ただ両者ともラッカー仕上げですので、お好みの問題ですが、他のメーカーのもので私の知っているものをあげてみます。
最近アメリカの会社が中国で作らせているEastman のVL−100というセットが定価で85000円でさらに値引かれています。本体は一応削り出しの埋め込みパーフリングで、ギターの糸巻きを作っているゴトーという会社の機械式ペグがついています。おそらくアルコールニスの吹き付け仕上げだと思います。付属の弓はファイバー製の黒いものです。あと三角型の軽量ケースに入ってきます。子供がこれの1/4を使っていました。(分数は黒檀のペグになります。)
同じメーカーのVL-305という楽器はツゲのフィッティングに手塗りのニスで本体のみで定価が120000円ですが結構割引で売られているので、こうしたものに杉藤の1万円くらいの弓とシェル型のケースでも10万ちょっとでしょうか。これも一時期使用していましたが、結構コストパフォーマンスは良かったです。
ルーマニアのGLIGA(グリガ)の廉価モデルも予算内で収まるものが探せるかもしれませんが私自身は使用したことがありません。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/07/01 10:17 ---188.180.196
アウトフィットヴァイオリンや ファクトリーメードのヴァイオリンは買い換えるとき下取りしてくれないことも多く 中古品として扱われます。新しいなら1/3くらいの価格で委託販売してくれるところもありますが 音が良くないとなかなか売れないし売れるまで1-2年かかるでしょう。
たとえ10万円でも売りやすいこと(10万円のなかでも良い楽器であること)を念頭に置いて選びましょう。すぐ売れるヴァイオリンが長く使えるよいヴァイオリンです。
50年くらい経った楽器でも10万円程度で手に入ることがあります。たとえばLaberte SchoolやDerazey Schoolです。ストラドモデルのジャーマンや中国新作も狙い目と思います。老舗オークションや 外国の楽器店も探してみてください。調整は日本の楽器店でしてくれます。e-B・・やYah//オークションは返品できるロットなら可ですがめったに良い楽器はありません。
割れがないか観察する
こんこんたたいて異音がしないか
寸法を測る(body stop, body length, string length)
ネックが垂直に取り付けてあるか(弦が両f字孔の中間に張ってあって指板に対し均等に位置しているか)
指板や糸巻き テールピースが黒檀であること
などを見ます。その後弾いて見ます。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2004/07/01 10:32 ---188.180.196
弓のことを忘れました。
予算の関係から、中国製ですけど manilkara kaukiという木でできたoctagonal bowが50-60ドルくらいで買えます。結構使えます。つぎの段階は 1−2万円のグラスボウ。
どうしてもペルナンブーコボウがよいなら 中国製で1万円くらいからあります。
投稿者:裏地 投稿日時:2004/07/02 00:02 ---33.76.28
manilkara kaukiの弓に興味があります。検索したところスロバキアのS.V.S Tonewoodsで売られていましたが、鈴木珍事さんはどこで購入されましたか?
Q:初めてチェロを買う時は
投稿者:おばぁ 投稿日時:2004/07/01 20:34 ---134.84.138
どんなものを選べばいいのでしょうか。
月に3回、個人レッスンを受けるのですが、次回までに、家で練習をしたいのです。
レッスンでは、本物ではなく、先生も私も骨格のようなチェロです。
そういうものでいいかなと思っているのですが、どうでしょうか。
家は、団地の1階でフローリングです。あまり音が響かない方がいいのですが。
Q:バイオリンについて
投稿者:kanon 投稿日時:2004/06/29 09:08 ---215.47.233
いつも、楽しく拝見してます。
私の友人が購入したバイオリンについてお聞きしたいのですが、
ラベルには、
Robert collini 2003 crema
とかいてあるそうです。
楽器店で180万で購入したとの事ですが、
どういう楽器か知りたいとの事なのでご存知の方が
いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/30 15:06 ---227.237.44
いらっしゃいませ、
確かGiorgio Scolari のお弟子さんで、
現在もトップクラスのイタリアンメーカーの一人だと思います。
詳しい事は知らないのですが、有名な方だと思います。
どなたか詳しい情報をお持ちの方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
それでは!
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/30 23:42 ---115.115.226
英語ですが、
http://www.hd01.com/cremonaviolins/liutai/default.asp?pid=5&ENG=1
あと、
http://www5e.biglobe.ne.jp/~nagamine/
が出している、ヴァイオリン万華鏡という本でも紹介されています。
(この本は、本屋でも売っていましたし、ヤフオクでも現在売られています。)
コンクールでも数々の賞を取っている、イタリアコンテンポラリ楽器製作者の中でも有名な人です。
もし最近その価格で本人作を購入したのであれば、その楽器店は非常に良心的なお店でしょう。
投稿者:kanon 投稿日時:2004/07/01 09:08 ---215.47.233
ストラッド店員様 弦喜様
いろいろ教えて頂きまして、有難うございました。
早速、友人に教えたいと思います。
素敵な楽器のようなので、友人が羨ましいです。
それでは、失礼します。
Q:チェロの弓のことで
投稿者:カズヒロ 投稿日時:2004/06/30 12:35 ---36.27.225
軽いものと重い弓どっちがいいでしょうか?
オーケストラでは、重い弓が主流ときいたんですが…
投稿者:かめ 投稿日時:2004/06/30 19:15 ---196.104.75
好みだと思いますよ。
重い弓が好きな人もいるし、軽い弓が好きな人もいます。
私の知り合いのソリストの一人は87.5グラムもある弓を使っていますし、
別の知り合いのソリストは75グラムほどの弓を使っています。
ただ、重い弓の方が音量が出しやすいです。
Q:チェロのことで…
投稿者:圭史 投稿日時:2004/06/30 05:48 ---36.27.225
Michael D Guronok って言う製作者について知ってる方いませんか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2004/06/30 15:11 ---227.237.44
いらっしゃいませ、
Michael D Guronok 調べて見ましたが解りませんでした。すいません。どなたか解る方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。それでは!
Q:皆さんのお薦めの弦は?
投稿者:ガチャピン 投稿日時:2004/06/28 01:07 ---221.73.120
最近、モダンVnを購入していろいろな弦を試して音色の変化を楽しんでます。
楽器の特徴として、板は厚めに作られており、割と良く鳴る楽器です。
購入時の弦の設定は、GDA線ドミナント、E線ゴールドブラカット(0.26)という標準の組み合わせでした。
もちろん、その音色で充分に満足したので購入したのですが、さらに音に重厚感、まろみ?を持たせたいと思い、ガット弦(オリーブ)にしてみました。
音色は柔らかくなったのですが、発音が悪くなったというのが第1印象で楽器or自分に合わないと思い却下。で、次にオブリガートやインフェルドを試し、現在、GDA線インフェルド赤、E線ピラストロゴールドの設定に至ります。
音量は維持させて、厚みのある音色を求めた場合、あとどのような弦の種類、組み合わせが考えられますか?
皆さんのお薦めの弦を教えてください!
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/28 01:25 ---115.115.226
音の厚みという点では、私はヘリコアをおすすめします。
音色の幅という点では少し劣るかもしれませんが、しっかりと裏板を駆動してくれます。
私は、コンテンポラリの楽器に、D,Gはヘリコアのヘビー、Aはヘリコアのミディアムを標準的に使っています。
ただし、ヘリコアのヘビーは楽器を選ぶようで、強い楽器でないと逆に音が詰まって鳴らなくなります。経験上、鳴らないものの方が多いので、ミディアムで様子を見て、いけそうならヘビーに変えていくのがいいかもしれません。E線は好みによってどうぞ。
投稿者:てつ 投稿日時:2004/06/28 12:33 ---123.159.74
しっかりした楽器を圧力をかけて弾くと言う点では、オブリガートやインフェルトの赤はいいのでしょうね。前者の方はガット弦の感触に近い、後者はやや粗っぽいという印象を個人的に持っています。エヴァ・ピラッチは試しましたか?オブリガートを弾いた時の手ごたえの感触とブリリアントな感じを両方持っていますね。ちと耐久性に比して値段が高いと考えていますが、いいかもしれませんよ。ガット弦はよほど古くて発音のよい楽器でないと扱いにくいな、と常々考えています。
投稿者:ガチャピン 投稿日時:2004/06/29 23:06 ---221.73.120
ヘリコアですか!是非試してみようと思います。(実はスチール弦は全く考えていなかったので・・・すみません)
エヴァは割と輝かしい音色らしいことを聞いたことがあります。極端な話、細い音になる可能性はありませんかね?何せ、エヴァは高価なので気軽には手が出せなかったのですが、常々試してみようかと思っていました。
あと、最近話題のヴィジョン・チタニウムはどんな感じなのでしょうか?もし、使われてる方がいらっしゃったら感想をお聞かせください。
エヴァやインフェルド赤に対してどのような特性を持っているか興味あります。
でもコストと性能のバランスから言うと、最終的にはドミナントに落ち着いちゃうのかしら・・・
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/29 23:52 ---115.115.226
ナイロンコア弦が釣り糸とは異なるように、スチールフィラメントコア弦は単線の針金とはまったく違いますので、一般的なスチール弦のイメージでヘリコアをとらえないことです。
投稿者:てつ 投稿日時:2004/06/30 11:13 ---123.159.74
ヴィジョン・チタニウムは、まだ私も試していません。今度トライします。エヴァ・ピラッチは
音が細くなることはないと思います。ただし高いですけどね。トマスティークの弦であればメランゲでもいいかもしれませんね。過去に出た弦のチャンポン+E線ですが、E線もテンションが高いと思いますよ。あれ、どういうわけか結果がいいので使っています。
Q:アウトフィットってどういう意味なのですか?
投稿者:ゆう 投稿日時:2004/06/29 23:34 ---228.236.187
先日楽器屋さんでへフナーのアンフェンガーのバイオリンを見ました。
弓やケース等がセットなのにお値段がすごく安かったです。
一部部品が♯100の物と同じ物を使っているとの事でした。
ただアウトフィットと書いてあったのですが、それは他の物とどう違うのでしょうか?
価格帯がお得になっている分あまり良い素材を使っていないという事でしょうか?
個人的には予算的にも外観も気にいったので欲しいのですが、アウトフィットという言葉
がどうにもひっかかってしまいます。
もしよろしければお教えください。
投稿者:ゆう 投稿日時:2004/06/29 23:42 ---228.236.187
先ほど質問をさせていただいたのですが、後で以前の掲示板を見てわかりました。
アウトフィットとは一式をいう意味なのですねーすみませんでした。
ただ他のへフナーのバイオリンには品番があるのですが、それにはなかったので
いろいろ疑問に思ってしまったんです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/29 23:45 ---115.115.226
英語の辞書で、まず下記の単語を引いてみてください。
outfit
ヴァイオリン本体の出来を示す言葉ではありません。
質問の中にすでに答が書かれています。
Q:チェロについて
投稿者:まりあ 投稿日時:2004/06/27 10:57 ---96.182.219
よく楽器屋さんでcelloは1000万円からだね、ほんとにいいのは...と教えてくれますが、その価格以下の例えば500万〜800万円あたりの楽器はどんな感じなのですか?
美しい音色の楽器あるのかなー
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/27 17:37 ---115.115.226
私はヴァイオリン弾きなので、ヴァイオリンの価格のイメージはあるのですが、チェロについてはわからないので、この内容、とても興味があります。
なんとなく、チェロはヴァイオリンの倍くらい、という感覚があるのですが、それが正しいのかも、いろんな方の意見をきいて知りたいですね。
まりあさんに確認ですが、
・「よく」というのは、いくつかの楽器屋さんで同じような話を聞いたということでしょうか?
・楽器屋さんが言う「ほんとにいい」というのは、何をもって「いい」と言っている感じですか? (「楽器は**年以上たっているものじゃなきゃ」とか「どこどこの国のものじゃなきゃ」とか「せめてこの作者くらい以上は」とか...)
・まりあさんの「ほんとにいい」というイメージは?
弦楽器の値段は普通「音」では決まりません。数百万を超える楽器であれば、「どこの国の誰がいつ作ったもので、楽器の状態がどうか」で国際的に明確に格付けがなされ、それによりほぼ値段が決まり、あとはその他のいろいろな条件で若干上下すると認識しています。
ヴァイオリンで言うと、イタリアのオールド(200年以上たったもの)で音量があり状態のよいものは1500万以上、モダン(オールド以後戦前くらいまでのもの)で古くてよいものは3000万くらい、20世紀初めの名工のものでも最近は1000万前後するように思います。イタリアの新作で著名製作者で200〜300万です。(ただし、イタリア、フランスを除けば、名人のものがもっと安くは買えます。)
チェロの場合、その倍くらいとすると、1000万というのは個人的には非常に中途半端な価格帯に思われます。(プロオケのチェリストがこれくらい以上の楽器を使っているよ、などといわれれば、楽器の善し悪しは別として納得できますが...)
投稿者:まりあ 投稿日時:2004/06/27 19:01 ---96.182.219
弦喜さんありがとうございました!
『よく』というのは具体的には4店鋪ぐらいの店の店長さんにこの様な話しを聞きました。『いい』というのは、プロオケの方が使用している楽器という意味です。(某楽器屋さんに行った時、名前は存じませんがN響の最前列で演奏している髪を後ろで結んでいるチェリストが楽器の調整にきていてその楽器の音色を近くで聞きました。とても美しかったです。音階を弾いていただけでしたが全然自分の物とは違うという感じでした。)
甲)まりあさんの「ほんとにいい」というイメージは?
乙)そうですね私がほしいものはモダンやオールドの楽器特有の響き感があって、音色幅があるという感じです。そんな感じの楽器が400〜700万円くらいで手に入るのかな?と、700以上だと現実身にかけてしまうし、400万円以下のジャーマン、フレンチ等のモダンはここ2年くらい相当数ためしてみたのですが購入意欲が減退してしまう物が多いです。実際400を越えると見た目には相当オールドを醸し出すふいんきの美しい楽器が
ある様に感じたので音もグレードが結構上がるのかな?と思ったのです。
甲)弦楽器の値段は普通「音」では決まりません。数百万を超える楽器であれば、「どこの国の誰がいつ作ったもので、楽器の状態がどうか」で国際的に明確に格付けがなされ、それによりほぼ値段が決まり、あとはその他のいろいろな条件で若干上下すると認識しています。
乙)私はこのあたりをちょっと勘違いしていました。高くても見た目も美しいけどたいした音がでないなんていうのはざらですか?
甲)1000万というのは個人的には非常に中途半端な価格帯に思われます。(プロオケのチェリストがこれくらい以上の楽器を使っているよ、などといわれれば、楽器の善し悪しは別として納得できますが...)
乙)そうですね、プロオケは1000万円ちっくな事はほんとに良く聞きましたね。
投稿者:3/4 チェロ太郎 投稿日時:2004/06/27 19:44 ---179.58.87
文面からして、かなりレベルの高いチェロのお話のようですね。
自分の認識では、1000万といえば、モダンイタリアンの、結構有名な製作者のものがギリギリ買えそうな価格と思います。
楽器店のフェアなどで、やはりその価格帯で、有名な作者の1953年のものを見たことがあります。
実際に試奏させてもらいましたが、価格の割りには...という感じでした。
むしろ、新作の著名製作者のもので、400万前後のもので、もっと響きのよいものがありました。
モダンで、程度のよいチェロというのは、なかなかお目にかかる機会がないので、自分の経験だけで判断は難しいですが、500万ぐらいの新作楽器というのも、選択肢としてなかなかよいのでは、と思います。
新作といえども、十分乾燥させた、よい材料を使用した楽器は、よい製作者の手にかかると、モダンをしのぐ場合もあると思います。新作ということで、楽器の状態がよいのもメリットでしょう。
あと、500〜800万のチェロというと、やはりイタリア以外のオールドか、そんなに有名でないイタリアのモダンということになると思いますが、こればかりは、そういうものがオークションなどで出てきたときに、マメにチェックすることになると思います。
きっとよいが亜季はあると思いますが、探すのに時間はかかりそうです。
投稿者:3/4 チェロ太郎 投稿日時:2004/06/27 19:46 ---179.58.87
すみません、すごい入力ミスをしてしまいました。(^^;
が亜季 → 楽器
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/27 20:56 ---115.115.226
これは耳学問からの話ですが、英国製のチェロは試されましたか?
英国は、ヴァイオリン製作は今ひとつですが、チェロは伝統的によいものが作られています。
マエストロネットで、チェロの取引記録を見てみましたが、英国のチェロは数が多く、また価格的にも1000万円以下でオールドで使いものになる楽器が入手できる可能性があるように思いました。
なお、今も製作を続けているクレモナの著名製作者のビソロッティやモラッシのチェロは、すでに500万円以上はします。
ご参考まで...
投稿者:まり 投稿日時:2004/06/27 23:10 ---96.182.219
弦喜さんチェロ太郎さんありがとうございます
400以上の物でいいなと思ったのは弦喜さんのおっしゃるとおりイングランド物でした。(オールド)
お二人がおっしゃるとおりイタリアの作家自身の製作物で過去に試奏したもので
スカランペラを感じさせるような物もありました。(300万円)一度スカランペラを試した事があります。その楽器との比較にすぎませんが(笑)
音色はそれなりのレンジがあり弾きやすく強さもあったイタリンスクール物(160万円)
やはりイタリアンで良い物は500は必要でしょうか?ビソロやモラッシを試した事がないので、相当すごいのですか?
投稿者:3/4 チェロ太郎 投稿日時:2004/06/28 01:01 ---179.58.87
>やはりイタリアンで良い物は500は必要でしょうか?ビソロやモラッシを試した事がないので、相当すごいのですか?
いわゆる著名製作者のチェロ、ということになると、やはり500ぐらいはしてしまいます。クレモナ・トリエンナーレで優勝した、ある製作者のチェロが、やはり500万ででていましたが、深みの響きのある、すばらしいモノでした。
ビソさんやモラさんについては、実物は見たことがありませんが、お二人の最近の楽器(バイオリンとビオラ)を所有している方に試奏させていただいた印象では、
ビソさん=仕上げが緻密で美しい、音色はややおとなしい
モラさん=良い材料を大胆に使い、いかにも手工と思わせる、ややゴツゴツした仕上げで、音色は見た目どおり、音量が豊かで、太い音がする、というところです。
(ちなみに、モラさんのご子息のシメオネさんは、父親とは趣が異なり、緻密な仕上げで、音もよく響きます、チェロの価格は、やはり500前後と思われます)
お二人とも、ご高齢なので、今後大量のチェロを製作されるとは考えにくく、手には入りにくいと思うので、選択肢の一部、と思われたほうがよいかと思います。
他の、若手・中堅でも、トリエンナーレで入賞したような実績の持ち主であれば、なかなか良いのでは?と思っています。
投稿者:まりあ 投稿日時:2004/06/28 18:32 ---149.148.212
チェロ太郎さん、弦喜さんありがとう!!
トリエンナーレ入賞作品もあわせてこれからもたくさんの楽器に触れて
いずれは自分のお気に入りの一本を手に入れたいです。
投稿者:てつ 投稿日時:2004/06/28 19:12 ---123.159.74
話が終わりかけたところで、余計な一言かもしれませんが、チェロの値段はバイオリンの約2倍と言う話はよく聞きますね。
私もバイオリンを弾いているので詳しいことはわかりませんが、チェロという容積の大きい楽器は、比較的新しい楽器でもバイオリンよりパフォーマンス可能という印象があります。バイオリンだと新しい楽器は演奏効果を出すためには音をきつくて固い状態にしないといけないのですが、チェロの場合響きが多いので意外と新しいものでも使えると思うのです。これはバイオリンに比較したビオラでも言えることではないでしょうか?高い道具で選択肢も少ないので気の毒だと思うのですが、こう考えると「道具」としては選択肢が少し広がるかも知れませんね。また、話に出ていたような、イタリア以外の楽器と言うのを探すのも、大変面白いと思います。数が大変少ないと思うのですが、コストパフォーマンのよいものが見つかる可能性がありますね。バイオリンでも、例えばオランダのカイパーズなどは6万$弱ぐらいで出ているみたいですが、優秀なソリストが若い頃実際にステージで使っていた、と言う話も聞きますしね。
「道具」という検地だけにこだわれるかは微妙ですが、予算によってはそう言う見方も面白いし、新しい楽器に目を向けるのも決して悪くないでしょうね。個人的には、読み替えてバイオリンは500万からだと言われると微妙ですよ。どうせならもっといい質感が欲しいから、700〜800は予算で見たいなと思いますし、それが出ない今は辺境の楽器を弾いてますよ。。。
投稿者:hase 投稿日時:2004/06/28 20:51 ---57.137.80
横から失礼します。celloでいいものは1000万以上っていう言葉が気になって…。私が思うにほんとにそうか疑問です。物の価値って金に換算できる物がすべてではないはずでは?確かに1000万以上で探せばいい楽器に出会えるかもしれませんし逆に値段だけ見て楽器の事を見落としたりすることもあるかもしれないし。1000万以上するんだからいいものに違いない。って考えは危険だと思います。楽器を選ぶときって楽器を自分が気に入るかどうかじゃないですか?
投稿者:まりああ 投稿日時:2004/06/28 21:26 ---96.182.219
てつさんありがとう!
今回みなさんのおかげで新作にとてもとても魅力感じる様になり感謝です。
とにかくオールド物にあこがれて何年?オールドチェロ気狂いの私はどうしても新作イタリアンを毛嫌いしてきましたが、チェロ独特の音色にこだわり、それなりのクオリティーのものをそれなりの値段という観点から....新作イタリーもたしかにいいかもーです。
新作ならいっぱいあるし100%納得して、購入してバリバリ弾いちゃうのも楽しそう!
夢がひろがりました。
投稿者:甘露 投稿日時:2004/06/28 21:44 ---209.237.240
あくまで私の経験での話ですが・・・
新作を弾いていると、どうしても古い楽器の音が欲しくなるものです。
逆に古い楽器を持っていると、新作の綺麗な見た目に魅力を感じるものです。
でも、古い楽器を弾いていて新作の音が欲しいと思ったことはありません。
やっぱり新作には新作の限界があるように思います、音に限っては。
投稿者:Drops 投稿日時:2004/06/29 01:26 ---5.93.195
はじめまして。1000万円超の楽器という事ですが、一度だけ弾いたことがあります。価格は2000万円弱で、モダンの時代に入る楽器でしたが。音量、音色ともに、別格に感じました。若輩ものなんで、宝くじでも当たらない限りかえませんけど^^;
新作もいくらか弾かせてもらいましたが、素質のありそうな楽器はありましたね。しかし、10数年弾いてきた今の楽器(新作で買いました、無名?クレモナ製)とくらべると、投資にくらべての効果は疑問に感じました。
まりあさんは、現在どのような楽器を所有していらっしゃるのでしょうか?その価格帯でしたら、音色の良い物など、探せばあると思いますよ。
私も将来、買い換えることになりましたら、同じように悩むと思いますが、じっくり探したいとおもいます。相性のいい楽器に巡りあわれると良いですね^^
投稿者:まりあ 投稿日時:2004/06/29 06:59 ---96.182.219
甘露さんはいじわるですね(笑)
私は逆に時間を経てニスと微細なキズがおちついた時間を感じさせる美しいオールドチェロは音を試さなくても降参してしまいそうなくらい好きです。
オールドの甘く枯れた響きは新作ではでませんよねーやはり。
Dropsさん私は昨年宝くじを本気で3万円分購入しました。
新作かイタリア意外のオールドか...悩みは尽きません......
投稿者:3/4チェロ太郎 投稿日時:2004/06/29 09:09 ---186.71.1
またお邪魔します。
私の知り合いが、イギリスの著名な製作者の新作ビオラを購入しました。
新作と聞かなければ、モダンの名品と思うぐらい、コケむして、シブイ作品です。
音色は、といえば、新作のビオラとはあきらかに違う、モダンぽい音がします。
見た目も、緩やかなカーブの、いわゆる古楽器の姿をしています。
やはり、イギリスは、アンティークの本場なので、こういった楽器を作るのが得意なんだろうな、と思わせる名品です。
価格は、イギリスの新作なので、新作イタリーより安かった、と聞きました。
ちなみに、同じ楽器を、イギリスの王立音楽院卒の、著名なビオラ奏者も、実際舞台で使われています。僕も、実際コンサートを聞きましたが、どう見てもモダンの風情がありました。
意外と、そのあたりの楽器を探すのも、面白いかもしれませんね。
あと、この掲示板でもたびたび出てきますが、チェコ、ハンガリーの楽器で探すのも、オモシロイかも知れません。
投稿者:てつ 投稿日時:2004/06/29 15:37 ---123.159.74
伝わりにくかったかもしれませんが、カイパーズは古い楽器です。何れにしろ、どのようなコンセプトかを再確認してもらえると言いと思います。音の質感を優先するのか、質感よりも道具としてのダイナミックの幅を優先するのか、ですね。質感を優先してマトモなイタリアンを選択するといくらお金があっても足らない気がしますし、じゃあ、どうしようか?というときには、辺境の地域の古いものを選択するか、新しいもので健全でよくできたものを選ぶかですよね。考えると結構楽しいと思います。
投稿者:まりあ 投稿日時:2004/06/29 20:33 ---96.183.139
てつさん、チェロ太郎さんありがとうございます。
ん〜......両方欲しくなっちゃいましたね。
そうすると辺境のオールドを見つけて、新作はどんどん作られるから
その後でもいいかな?なんて....
朽ちるまでたのしめそうです。最高ですね!バイオリン族最高!
Q:弦について
投稿者:ウォーリー 投稿日時:2004/06/28 16:06 ---97.12.13
バイオリンを始めて間もないのですが、シュタイナーモデル(ドイツ製、100年ちょっと前の手工量産品)を持っていて、調整に持って行った工房の方に、シュタイナーらしいとても良い音がすると言われました。弦や弓を変えればもっと良い音になるよと言われました。とりあえずは弦を交換してみようと思うのですが、どういう組み合わせにすれば良い音になると思いますか?ご意見をお聞かせ下さい。
投稿者:てつ 投稿日時:2004/06/28 17:54 ---123.159.74
インフェルトの青はいかがですか?おそらく圧力をかけるよりも、軽く音をたてて良い音で響かす方がいい楽器だと思うのです。もちろんモノを見ないと何とも言えませんが。。。
投稿者:弦喜 投稿日時:2004/06/28 20:33 ---115.115.226
二つの考え方があるかと思います。
(その1)
ハイアーチのものは、弦の張力の低いものがあうという話を聞いたことがあります。
弦の交換を楽器店ですすめられた、ということから、勝手に今はスチール弦などが張られていると想像し、その対極となるピラストロのオイドクサ(ガット弦です)などを一度試されることをおすすめします。
その両極端を知った上で、最近様々な種類がでてきている合成コア弦も次に試されてはいかがでしょう。
(その2)
中道路線で、多くのプレーヤー(プロ含む)が使っている庶民の味方のドミナントをとりあえず張ってみる。
それをベースに、このQ&Aで過去何度も繰り返されている弦談義のログを良く読んで、良さそうと思う弦を次に試す。
投稿者:てつ 投稿日時:2004/06/29 12:41 ---123.159.74
ドミナントは何ともクセのない弦だと思いますので、そこからご自分の好みをのっけていく、という発想がいいかもしれませんね。因みにインフェルトは同じメーカーの弦でもありますし。
個人的には、ガット弦はよほど切れ味のよい楽器でないと効果がでにくいのではないか?と感じています。色々な考え方があると思いますが、強くない楽器で切れ味がそれほどないとしたら、鈍い状態で圧力をかけて弾きたくなってしまう気がします。音の捉え方もいろいろですが、客観性(耳元で聞こえる音ではありません)から言ったら,ガット弦とそれに類する新しいタイプの弦は、このタイプの楽器には効果が薄い気がします。あくまでも個人の思い込みですが。。。
投稿者:ウォーリー 投稿日時:2004/07/02 15:52 ---97.12.47
てつさん、弦喜さんありがとうございます。
なにせ、弦についてはホントに知識がないもので、
どうすれば良いのか悩んでいました。
過去ログも参考にしながら、自分の気に入った音を
捜してみます。