Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:バイオリンが白く変色してしまいます。
投稿者:たっち     投稿日時:2004/11/14 20:23  ---213.142.30

初めまして、4月からバイオリンをはじめて、先月、やっと自分のバイオリンを手に入れました。

アメリカのスズキグラゼールというメーカーの物で、新品です。音色も気に入って楽しく練習をしていたのですが、練習を終わったある先日、テールピースとあご当ての部分から裏の肩当てまでの間の部分が白く変色してしまっていました。
まるで、汗がしみこんだかの様で・・。
丁度首が当たる部分ほとんど真っ白だったんです。

慌てて、ポーリッシュでふきとりましたが。
ポーリッシュでふき取ると、その時は綺麗になりましたが、その後も、長時間練習をすると同じようなことが起こります。

どうして、こんな事が起こるのでしょうか?

以前は、息子のバイオリンを使っていて、息子のバイオリンではこんなことは一度もありませんでしたが。。

バイオリンの事をよく知らないので、どうしたら良いのかよく分かりません。
修理などが必要な事なのでしょうか?
ポーリッシュでふき取っていいものなのでしょうか?

適切な処置を教えて下さい。
よろしくお願いします。

投稿者:ぼこ     投稿日時:2004/11/15 20:46  ---3.82.224

たっちさま

<テールピースとあご当ての部分から裏の肩当てまでの間の部分が白く変色してしまっていました。まるで、汗がしみこんだかの様で・・。丁度首が当たる部分ほとんど真っ白だったんです。

テールピース・あご当て・肩当てが白くなったのではなく、楽器のニスの塗ってあるとことが白くなったのですよね。

自分も30年くらい前のイタリアのバイオリン(わりといいと思っている作家の楽器)を持っていますが、この楽器は汗が付着して(というよりべったりついて)しばらくそのままにしていると「白」というより「白に少しピンクがかった色」になります。汗をそのままにするというより、汗を楽器から拭き取ると、変色します。汗を拭いて、しばらく乾燥させると(というより直ぐにケースにしまわないで、湿気をとってあげると)色は退色し、元にもどります。半日くらいかかるときもあります。

自分と同じ症状かはわかりませんが、汗がべったりついていて、その部分が白くなっているのならば同じかもしれません。

楽器屋さんや工房の方とも相談したのですが、ニスがあるうちは、汗から楽器を守ってくれているので、大丈夫ではといわれました。なるべく汗が楽器につかないように、ハンカチを当てたり、そのハンカチをこまめに交換したりしています。

自分は結構酒飲みなので、汗にアルコールが染み出して、ニスを溶かしているのかななんて心配したこともあります。

投稿者:たっち     投稿日時:2004/11/15 22:33  ---164.176.115

ぼこさま、お返事ありがとうございます。

そうなんです。バイオリン本体の部分が白くなってしまったんです。

今日は、首にタオルを巻いて練習してみましたら、少し変色しているだけでした。

汗を拭いて、しばらく乾燥させるといいんですね。
明日は、そうしてみます。

>自分は結構酒飲みなので、汗にアルコールが染み出して、ニスを溶かしているのかななんて心配したこともあります。

私は、化粧品の関係でこんな事が起こるのかしら・・?と、、考えていました。

同じような症状のバイオリンの話しを聞いてほっとしました。
ありがとうございます。

また、よろしくお願いします。

Q:オールドバイオリンの修理痕について教えてください。
投稿者:kana     投稿日時:2004/11/15 12:18  ---204.60.207

現在、あるオールドバイオリンの購入を考えているのですが、表板のf字の上下に5〜6センチのヒビがあり昔修理されたようなのですが、このような楽器を購入して良いものか迷っています。この楽器はノーラベルなのですが、かなり古いもので音には透明感があり大変綺麗な音がします。ただ指板がかなり下がってしまっていて、ネックの継ぎ直しが必要かもしれません。ネックの継ぎ直しを依頼すると幾らぐらい修理費がかかるものでしょうか?これらの条件を踏まえた上で、どなたか良いアドバイスをお願いいたします。

投稿者:みみ     投稿日時:2004/11/15 12:42  ---13.138.250

 気にされているのは、ヒビのことでしょうか。きちんと修理されたものであれば
さほど気にする必要はないと思います。
 私の場合はむしろ、指板・ネックのことの方が気になります。楽器の修理は、たとえ
指板の調整であっても、必ずしも自分のイメージどおりに仕上がるとは限りませんので、
購入後に信頼のおける方や懇意の方を存じていて、その方に全面的に修理を任せると
いうのでなければ、最初から修理が必要な楽器には手を出さないほうがよいのでは
ないでしょうか。本来、そうした必要性がある楽器を販売することにも疑問を感じます。
 ただ、金額との兼ね合いというか、事情があってかなり安く手に入るというのであれば
そうしたことも問題外になるかもしれませんが。

投稿者:kana     投稿日時:2004/11/15 20:35  ---204.60.207

有難うございます。参考にさせていただきます。

Q:楽器保管庫としての桐箪笥使用の可否
投稿者:rio     投稿日時:2004/11/15 15:02  ---146.125.216

Vn保管庫として、総桐の和ダンス(着物用箪笥)を利用しようと思っています。
Vnの保管には専用のVnケースの中か、部屋の中に吊るす、サイドボードのようなショーケースにしまっておくという事例しか見ません。桐のケースに入れるというのは聞いたことがなく、少々不安に思っております。
桐箪笥はVnの収納庫として利用してもいいのでしょうか、それとも問題ありでしょうか?
ご存知の方お教えください。よろしくお願いします。

Q:古い楽器の汚れはどうすれば良いのでしょう。
投稿者:金太     投稿日時:2004/11/15 02:40  ---204.60.207

いつも拝見させていただき、大変勉強になって感謝しております。実は最近100年位前のドイツのバイオリンというのをオークションで購入いたしました。とても古びたバイオリンで表板は多分松脂が固まったものだと思いますが、触るとボコボコする位真っ黒にこびり付いています。もう少し綺麗にしてあげたいのですが、簡単には取れそうもありません。綺麗に取る方法がありましたら御教示ください。それとも無理に綺麗にしないほうが良いのでしょうか?それと、バイオリンを長く弾かない場合、弦ははずしておいたほうが良いのでしょうか?張ったままで板が傷むことはないのか心配なのですが。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2004/11/15 06:26  ---11.81.240

無理せず楽器屋に持ち込むことをオススメします。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2004/11/15 06:28  ---11.81.240

長期間引かない場合は、少し緩めた方がいいですね。
半音〜全音程度とかがよいと聞いたことがありますけど、
あまり確かではありません。
緩めすぎると駒が倒れる恐れがあるので、
そこには注意が必要かと思われます。

投稿者:金太     投稿日時:2004/11/15 12:09  ---204.60.207

早速教えていただき、有難うございます。

Q:4弦楽器
投稿者:遠藤     投稿日時:2004/11/15 08:11  ---172.236.207

こんにちは
一つの楽器に4本までしか付けられない楽器を作るとしたら
どの四本の弦でしょうか??
弦はなるべく高い音階にしたいのでAとかDがいいんです。

投稿者:スチールラバー     投稿日時:2004/11/15 08:58  ---25.150.96

低いほうからGDAEなんでのはいかがでしょうか?

投稿者:かわせみ     投稿日時:2004/11/15 10:46  ---71.56.156

弦長(上の駒と下の駒の間の長さ)をどのくらいの長さに設定するかも関係しますね。
すこし大き目の楽器なら下からCGDA。

フィドル系の五度とか四度とかの等間隔にするか、あるいはエスニック風に混在型にするか、などなど。

Q:はじめまして。
投稿者:ケロ     投稿日時:2004/11/13 16:18  ---122.103.72

今、セカンド・ボーの購入を検討しているのですが。
メーカーや、金額に悩んでいます。
ボーは出来るだけ良いものを買った方が良いと言われるのですが
どれが良いのか分かりません。
皆さんがお買いになったセカンドボー または、お勧めの商品がありましたら
教えて頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。

投稿者:スチールラバー     投稿日時:2004/11/13 21:25  ---25.150.96

セカンド・ボーというのが、現在使われている弓をメインにして、サブとしてもう一本、という意味でしたら、カーボンファイバーの弓もおもしろいですよ。取り扱いが楽です。句点が多くて、すみません。

投稿者:すでるち     投稿日時:2004/11/13 23:29  ---19.48.6

営業妨害にならないといいのですが、、、

カーボンのBowは4万円台と数十万円台の差がすごく少ないと思います。
そういう意味で、4万円台ならカーボンを是非試していただきたいと思います。

10万円台でしたら、それよりも新作でいいのが結構あるのではないかと思いますので
楽器屋さんと相談して、名前の知れていない、弾き易いBowを探すのも面白いと思います。

私のセカンドBowの選び方はそんな感じですかね。
まあ、うん百万が自由になるならあれ買いたいとかいろいろあるのですが
一応ここではやめときます。。。

投稿者:セイジ     投稿日時:2004/11/13 23:48  ---151.3.240

100万前後のサルトリクラスの弓を
試奏してみることをお勧めします。
いい弓とはどういうものかが判ると思います。

それから予算と相談して、より理想に近いもの
をお探しになるとよろしいでしょう。
安い弓の中にも、まれに掘り出しもの
もあるようですが、大抵は価格と比例
して、性能や音色が向上するようです。

カーボン弓は論外ですが、木の弓では
音色と強さが両立しているものは
高価格になります。

投稿者:QB     投稿日時:2004/11/14 03:40  ---175.176.2

CodaのClassicを試されることをお勧めします。

投稿者:ケロ     投稿日時:2004/11/15 10:45  ---149.237.158

レス有難う御座いました。
100万円ですか、余裕があれば是非ターゲットにしたいクラスです。
試奏して理想に近い弓を探すと言うのも根気がいりそうですが
自分の弓を買うと言う事になれば、苦にもならず楽しそうです。

お返事有難う御座いました。

Q:DODDの刻印がある弓についてお尋ねします
投稿者:Akira     投稿日時:2004/11/14 20:00  ---4.114.46

バイオリンの古い弓を持つていますDODDの刻印があり英国製といわれています、此の弓の製作者の情報があれば教えて下さい、それから最近発見したことですがフロツクで隠れる箇所に小さい文字の刻印がありsaxonyと記されています、これは何を意味する物ですか、大変お手数ですがお教え下さるようお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/11/14 21:33  ---115.116.164

私見ですが、saxonyは、ドイツのマルクノイキルヘンとかクリンゲンタールとかいったチェコ国境付近の地域の総称だと理解しています。歴史的に見て、ドイツのバイオリン・弓製作の2大生産地は、ドイツ南端のミッテンヴァルトと、昔で言えば東ドイツと西ドイツとチェコ国境付近にあたるザクソニー地域でしょう。

フロッグで隠れる部分には、よく生産国を書きますので、その弓は、ドイツのsaxonyで作られたDODDのコピーの可能性が高いと思います。
ドイツ製作のもので、著名製作者の名前の刻印が入ったものは、星の数ほどあります。
特にDODDは、大量生産のドイツ弓につけられて英国で大量に販売されていたようです。(意外にその大量生産の弓にはコストパフォーマンスが高いものが多くあります。)

DODDは、エドワード、ジョン、ジェームス、トーマス、など2〜3代に渡って弓の製作で有名な一族です。とくにジョン(1752〜1839)が有名で、時代的には、近代弓の創始者といわれるフランスのフランソワ・トルテとほぼダブります。

投稿者:Akira     投稿日時:2004/11/15 00:04  ---4.114.46

早々にご返事を頂き有難うございました、的確なご意見に感謝します、又何かありましたらお尋ねしますのでどうか宜しくお願いします。

Q:E線のメーカー
投稿者:ゆきこ     投稿日時:2004/11/13 21:22  ---117.122.129

各メーカーのヴァイオリンE線をいろいろと試しているうちに、現在使っているE線がどこのメーカーのものなのかが、分からなくなってしまいました。

間が抜けた質問で恥ずかしいのですが、特徴を書きますので、どなたか教えて頂けたら嬉しいです。

E線の弦自体は、メッキのされていない普通の銀色の弦。
ペグ側の巻き糸は緑色で最後の1センチくらいが黄色。
テールピース側の巻き糸は、濃い目の青色(見方によってはムラサキ色に近いかも?)
駒と弦の間に挟むチューブの色は緑色。

よろしくお願い致します。

投稿者:ハマのサクラ     投稿日時:2004/11/14 16:10  ---10.126.231

こんにちは。初めての書き込み失礼します。

ご存知の方も多いと思うので、ゆきこさんも既にチェック済みでしたらごめんなさい。
「白川総業」さんのホームページに、「弦の種類と色」が写真で掲載されています。
ざっと見たところ、該当するものがあるか分かりにくかったのですが参考になるかもしれません。

ここにURLを直接書き込んで良いのか判断つかなかったので書きませんでしたが、検索サイトですぐ見つかりますよ。
それでは。

投稿者:ゆきこ     投稿日時:2004/11/14 21:51  ---216.65.112

ハマのサクラさま、情報をありがとうございます。
私は白川総業さんのホームページを知りませんでしたので、興味深く見させて頂きました。巻き糸の色がわかりにくいところがあったので、自信はないのですが、手持ちの弦のパッケージと弦を見比べてみました。私の楽器に張ってあるE線は、オイドクサのような気がします。

ありがとうございました。

Q:魂柱が倒れて送られてきました
投稿者:haru     投稿日時:2004/11/11 19:17  ---109.63.102

$1,000でカナダから購入しました。割れを警戒したのでしょうが、
駒が外された状態で来ました。もしや、と思いましたが、
案の定、魂柱が倒れていました。売り手に抗議しますが、
今後、どうしたらよろしいでしょう。
また、こういったことはよくあるのでしょうか?

投稿者:すでるち     投稿日時:2004/11/11 23:44  ---19.50.78

私の見解ですが、駒をはずして空輸したら
魂柱が倒れても、それは普通だと思います。

逆に、駒が立っていて強い圧力がかかると
表板が割れることがあるので、発送方法としては
良心的だと思います。

それと、もし
魂柱が立っていても、ベストな場所からすごくずれていて
そのまま駒を立てて弾いた場合には楽器が悪い状態で
鳴っていることになるので、音の悪さの原因に気づかないかもしれません。

ですので、魂柱が倒れていたのということは悪いことではなく、
楽器の破損を守り且つ、湿気の多い日本での最適な魂柱位置にしてから
弾き始められるということで、いいことではないんじゃないかなあ
と思います。

投稿者:すでるち     投稿日時:2004/11/11 23:46  ---19.50.78

↑すみません。書き方間違えました。
いいことだと思う。
という意味です。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/11/12 00:45  ---115.116.164

駒も弦もはずし、楽器にストレスをかけない状態で送るのが最も安全です。運搬中の事故を嫌う、楽器のことを良くわかっている売り手は、そのようにして空輸します。そのような輸送では、ほとんどの場合は魂柱は倒れます。
駒ははずし、弦は指板の両側にはわせて少し張った状態で送る人も多いです。

運送中の事故としてもっとも多いのは、ネック折れだと思います。弦の張力がかかっている状態で、落下等で瞬間的にネック端に力がかかると、ボタンの周辺が割れてネックもはずれます。(過去何度かそのような楽器を見た経験があります。)

駒をはずさない場合でも、かなり弦を弛めた状態で送るのが安全ですので、そのような輸送の場合、魂柱がずれる可能性は充分にあります。

私は海外から楽器を入手した時は、ほぼ100%、弦楽器工房に持ち込んで、魂柱と駒の調整、必要があれば交換、をします。(8割方、交換しているような気がします。)
理由は、海外から来た楽器は、まともに調整されていないものが大半であり、また輸送の影響を受けている可能性大だからです。また、もとからか、運送のためか、日本の気候のせいかわかりませんが、ニカワが剥がれていることも結構ありますので、ある程度古い楽器は要注意です。

海外から購入する際は、購入価格+入金の手数料+税関での消費税+日本での調整&修理費用 は予め計算して購入すべきでしょう。

投稿者:スチールラバー     投稿日時:2004/11/12 07:23  ---25.150.96

「魂柱が倒れて」という状態は、ボディーの中で魂柱が倒れていたということですか?はじめから駒と一緒にはずしてあったんではなくて?だとすると中途半端な送り方ですね。一般的には駒と魂柱をはずします。そしてボディーのネック下とテールピースの下に厚手の紙か布を敷いて梱包することが多いみたいです。
でも駒も魂柱もたてたままで送ってもらったこともよくありますが、今のところ問題があったことはありません。
国の内外に係わらず、楽器を送ってもらうときは梱包の仕方についてちゃんと確かめたほうがいいでしょうね。

投稿者:スチールラバー     投稿日時:2004/11/12 08:18  ---25.150.96

売り文句に"ready to play" とか書かれていたのなら、抗議してみたらどうですか。修理費分安くしてもらった経験あります。"as is" とか "all sale is final" とかだと難しいかもしれませんが、それでも言いたいことは言っておいたほうがいいんじゃないかな。

投稿者:haru     投稿日時:2004/11/13 21:58  ---109.63.102

皆さん回答ありがとうございました。特に弦喜さんの答えはいつもながら的確ですね。また、スチールラバーさんの質問ですが、魂柱は外されているのではなく中でコロコロ転がっているんです。売り文句には well set up とあります。先方と何度かメールのやり取りをしていますが、今まで70以上の取引をしたが、魂柱が倒れたのは初めてだそうです。わたしは、魂柱が倒れている証拠として、バイオリンを逆さまにしてF字孔から魂柱が見えるようにした写真を送りました。修理については、魂柱を立てるのは向こうの職人なら5ドルでやるので、日本の職人でそれ以上取るのはフェアでないと主張してきました。修理分の返還は5ドル以上は出せないというのです。そういえばテールピースの下には緩衝材は入ってませんでした。これまでにも3回、海外(主にアメリカ)から購入しましたが今回のようなことは初めてでした。購入時にこちらの確認不足もあるのでしょうが、海外からの購入には、このような危険があるというよい勉強になりました。

Q:教えてください
投稿者:スチールラバー     投稿日時:2004/11/13 21:21  ---25.150.96

violin製作者Friedrich August Glass について教えてください。よろしくね。