Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:始めまして☆
投稿者:晴奈     投稿日時:2004/12/22 20:10  ---205.77.156

始めまして☆中学校で3年間ヴィオラをやっています。楽器はカールへフナ−のを2年前に買って使っています。ケースは多分皆さんが使っているような普通を使っています。チェロの方がよく使っていらっしゃるハードケースみたいなケースありますよね?それのヴィオラのを探しているんですが扱っている会社とかをもしご存知の方がいらっしゃったら教えてください!!よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/22 22:15  ---115.119.161

まず、インターネットの検索エンジン GoogleやYahooで
 ヴィオラ ケース
をキーワードに検索してみてください。
たくさんヒットし、写真も見られると思います。(言葉で説明するよりてっとり早いので)
作っているメーカーもたくさんありますし、価格もかなり幅があります。。

チェロのハードケースのような形・質感のものはヴィオラケースとしては特殊で、ほとんど見かけません。皆無ではないとは思いますが...

投稿者:2nd fiddler     投稿日時:2004/12/23 16:05  ---139.140.41

Accordのカーボンケースのことかもしれません。
 アコード ビオラ ケース
で検索して出てくる楽器屋さんのWEBを確かめてください。
お値段は15万円くらいします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/23 23:19  ---115.119.161

ZETAのエレクトリックヴァイオリンを購入したとき、SKBというロゴの入った樹脂製のケースが付属してきました。
メーカーはよくわかりませんが、これはチェロのケースをそのままヴァイオリン用におきかえたような形状・材質です。
ヴィオラ用があるのか、またどこのメーカーのものか、という点については不明です。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2004/12/24 07:43  ---25.150.96

SKBがそのままメーカー名です。たしかヴィオラ用は普通の瓢箪型しかなかったような気が。SKBで検索するとメーカーのホームページがでてきます。
材質がチェロのケースのようなものならBAMのハイテックね。

Q:松脂を割ってしまったら
投稿者:grace     投稿日時:2004/12/20 20:58  ---144.132.163

6歳の息子がバイオリンを弾いております。
バイオリンは4挺目ですが、まだまだわからないことだらけで、
トラブルも多く、毎日、四苦八苦しております。

2歳の弟がたびたび、松脂を投げて、粉々に割ってしまうため、
我が家には無残な松脂の残骸がたくさんあります。

大きなカケラはそのまま使っておりますが、
細かいものは貧乏性ゆえ、捨てるに捨てられないため、
加熱などして、上手く再生できないかな?と考えております。
(加熱すると品質が変わってしまうため、言語道断?)

以前、皿の上で加熱したらくっついてしまったので、
クッキングシートがいいのかな?なんて考えたり(邪道でしょうか?)。

低次元の質問ですみません。ちなみにピラストロの黒やオリーブなどです。
もしおわかりになる方がいらしたら、よろしくお願い致します。

投稿者:元某都立高校1stVn.の男     投稿日時:2004/12/20 23:42  ---148.216.100

再生方法としては湯煎という手があります。
私も過去に一度だけ落として割ってしまい、湯煎をしてみました。うまく、粉々に砕けた松脂がまた戻ってはくれたのですが、失敗したことに容器にくっついてしまい、使えずじまいでした。また、中に空気が入ってしまい、見た目がよろしくないものとなりました。
コンクリートを固めるときと同じように、湯煎中、松脂内部で振動を与えれば空気が抜けるかもしれませんが、試したことはありません。

投稿者:Ma Yi-Yo     投稿日時:2004/12/21 01:33  ---56.222.53

元某都立高校1stVn.の男さんが言われるように、湯煎でうまくいくと思いますので詳しいやり方や注意事項をアドバイスいたします。

(1) コーヒーカップなどの取っ手の付いた容器に割れた松脂を入れます。
(2) 適当な大きさの鍋にお湯を沸かし、静かに沸騰させた状態でそのカップの底の方を沈めて、やがて溶けてきたら竹串でゆっくりかき回してやります。
(3) 適当に溶けたと思ったら湯煎を終了して、溶けた松脂が入ったカップを一晩くらい放置して自然に冷ましてやると翌日にはきれいに底に固まっているはずです。
(4) そのままではカップの底にくっついているので、カップをガスの火で少し温める程度に炙ってやり、ひっくり返すとカップの内壁に触れている部分だけ溶けてコロンと落ちてきます。
そして、適当な大きさの布をあらかじめ用意しておいて、松脂の底に布の中心部分をギュッと押し当ててからまた少し自然に冷やしてやると布がくっつきます。市販の松脂にもそのような布でくるんで保管する状態のものがありますが、ちょうどそういう風になります。

注意
コーヒーカップなどと書きましたが、お分かりのようにカップの底の形状が出来上がりの形になるので、なるべく直径の小さめで上に広がってないカップを使った方が良いでしょう。
竹串でかき回すのは拾い集めた松脂に目に見えないような糸くずなどのゴミが入っていてもゴミだけが竹串にまつわりついて取り除く事が出来るからです。
また、松脂は違う種類のものをいっぺんに放り込んでやってしまっても問題ないと思います。メーカーによって色々能書きを言いますが、今時のものはどれも純度の高い松脂ですので化学反応を起こしてヘンになるという心配は恐らくないはずです(多分、、)
私は違う松脂を試したい時には、かまわず前使っていた分の上に塗り込んでやっていますが特に問題を感じた事はありません。

以上は私の全く勝手なアイデアですがよろしかったらあくまでも自己責任という事でお試しください。

参考になりましたでしょうか、、、、?

投稿者:grace     投稿日時:2004/12/23 01:38  ---144.132.100

ご丁寧な回答、本当にありがとうございました。
失敗してしまったとしても、捨てるよりは絶対に良いと思いますので、
是非、試してみますね。
これだけの説明を、文面にするにも、大変な労力だったと思います。
感謝のしようもございません。
お気持ちに添えるよう、練習に励みますね。
良いクリスマスを!

Q:jagardのアコースティックギターについて
投稿者:ねね     投稿日時:2004/12/23 00:44  ---25.152.79

たびたび申し訳ございません。
jagardというメーカーのギターについてなのですが・・。
うちにありますのは、中を覗くとラベルがあり
かすかに文字が見えます。

jagard
GE400か100 これはうすれていて良く見えません。

ちょっと情報が少ないのですが
これはどういったレベルのものでしょうか?
もし、おわかりの方がおられましたら
一言いただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
失礼いたしました。

Q:鑑定書じゃなくて弓
投稿者:ミッチィ     投稿日時:2004/12/22 01:33  ---.194.172

ひょんなことからラファンが作ったビオラ弓(J.F.Raffin a Paris)を見つけましたが、値段が70万円ということでした(新作です)。木目が非常に美しく、木が固く且つしなやかで、とても気に入っています。買おうかなと真剣に考えています。ラファンって鑑定書ばかり書いていたかと思っていたのですが、弓を作っているとは知りませんでした。値段としては相場はこのレベルでしょうか?ストラッド店員さま、もしご存知でしたらおしえてください。こんな質問、OKなのでしたっけ?もし不可でしたら、失礼をお許しください。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/12/22 11:20  ---144.180.235

いらっしゃいませ、

実際に物を見てみないとなんとも言えませんが、妥当なお値段だと思います。
それでは!

Q:カーボンファイバーのエンドピンについて
投稿者:yoyo     投稿日時:2004/12/13 19:32  ---151.7.196

チェロのエンドピンでGEWAというメーカーからカーボンファイバー製のエンドピンが出ていると聞きました。
使用されておられる方がおられましたらご感想を頂けませんでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2004/12/15 12:50  ---205.237.122

いらっしゃいませ、

私は、チェロは弾かないのですが、過去ログで話題になったことがございます。

非常に軽く、発音がいい。但し、8ミリのものはしなるので、実際実用的なのは10ミリからという意見がございました。
それでは!

投稿者:yoyo     投稿日時:2004/12/20 20:26  ---151.7.196

有り難うございました。
参考にさせていただきます。

投稿者:かめ     投稿日時:2004/12/22 09:33  ---196.104.75

チェロにとってエンドピンの選択も十分効力を発する調整のひとつですね。
確かにカーボンファイバーのエンドピンを使うと確実に音が変わります。
ただ、どう変わるかは楽器によりけりだと思いますが。

エンドピンの変更はとても簡単にできますが、その効果を最大限に発揮するために
その変更は全ての調整の最後がいいと思います。
具体的には、絃や駒、魂柱、ペグ、テールピース、指板、ナット、テールガットの材質や太さ、長さなどいろいろ調整してみてそれでも今ひとつなら・・・という感じです。

特にカーボンのエンドピンはとても計量なので、他のパーツが結構重さのある素材や
調整だとあまり効果を発揮しないかも知れません。

Q:鈴木バイオリンについて。
投稿者:ねね     投稿日時:2004/12/21 20:54  ---25.152.79

先日、押入れの中か鈴木バイオリンと書かれた古いバイオリンが出てきました。
ボディ部分をのぞいてみると
STRADUVARIUS COPY
SUZUKI VIOLIN CO.,LTD
No.220 1974

と書いたラベルが見えます。
量産品のようなものですか?
当方、まったく知識がないので、こちらで
ご存知の方がおられましたら、と思いまして。

なにとぞ、ご回答よろしくお願いいたします。

投稿者:suzuki     投稿日時:2004/12/21 23:30  ---109.63.102

はい。典型的な量産品です。下から2番目あたりのクラスです。

投稿者:ねね     投稿日時:2004/12/21 23:32  ---25.152.79

ご回答ありがとうございます。
何故、うちにあるのかもわからないのですが
(誰もバイオリンは弾かないのです)
どういうものなのかわかっただけでも
すっきりしました。

Q:初めてのバイオリン
投稿者:しょうちゃん     投稿日時:2004/12/21 00:44  ---46.109.43

初めてバイオリンを買います。予算はセットで6万円くらいです。
下取りが80%くらいのところから、3000円くらいのところまでまちまちです。

鈴木の230を今通っているヤマハ音楽洋室で借りて使っています。

お薦めを紹介していただけるとうれしいです。

(おとはよく分からずこまっています)

投稿者:taka     投稿日時:2004/12/21 09:05  ---181.15.29

はじめまして、

>下取りが80%くらいのところから、3000円くらいのところまでまちまちです。

このクラスのヴァイオリンを80%で下取ってくれるところがあるならば、それはたいへん貴重なお店です。そこで買うのがよいかと思います。

投稿者:中国のバイオリン改めバイオリンマニア     投稿日時:2004/12/21 10:29  ---231.1.65

 それはその約6万のセットを下取りにして新しく買い換える場合ですよね?
そうでないとそんなに良い条件(80%)が出るとは信じ難いです。もうちょっと下取りの
内容を確認するべきだと思います。80%の時と3000円の時と大きく条件が
異なるように思えます。

投稿者:てつ     投稿日時:2004/12/21 12:51  ---123.159.74

基本的に6万と言う予算がどこから出ているのでしょうか?また、買い替えをするのでしょうか?しないつもりであれば、気にせずコンディションのよいものをきちんと説明してくれるお店で買うべきでしょう。6万で買い替えをする可能性があるぐらいなら、もう少し頑張っていいものをかったほうがよりロスも少ないし、技術も上達すると思いますよ。
6万ぐらいだと、鈴木以外にも中国製とかの安いものをきちんと選ぶと使えるものがあるかもしれません。いずれにしろあまり音色は期待できませんが。

投稿者:suzuki     投稿日時:2004/12/21 23:32  ---109.63.102

がんばってください

Q:子供向けのバイオリン選び
投稿者:grace     投稿日時:2004/12/20 21:05  ---144.132.163

さきほど、松脂を割ってしまった場合の質問をさせて頂きました。

次は子供のためのバイオリン選びのアドバイスを頂けないかと思い、
書き込ませて頂きました。

1/16に始まり、現在4挺目、1/4サイズを使用しておりますが、
二人の子供にそんなに大金はかけられないため、
ネットで中古のスズキの良い番号の物や、スズキ500番台と弾き比べて、
素人ながら「音が良いだろう」と思われる中国製を使っております。
ただ、男の子の兄弟なので、弓を壊してしまったり、あごあてを割ってしまったり、
指板がはがれたり、今までに、ありとあらゆる破壊行為をしてくれたために、
バイオリン工房のお世話になることが本当に多かったです。
今後は年齢も高くなってずいぶん、大事にしてくれるようにはなりましたが、
弟の方はまだまだ人間に程遠い、怪獣レベルです。

次の1/2くらいのサイズになると、そろそろもっと上質のものを用意してあげたいと
思っておりますが、何かオススメはありますでしょうか?
私は素人ゆえ、値段や番号でしか、判断ができず、
オールド、などといわれても、その値段判断もわからないド素人です。

ただ、子供は大人の私が見ても「なかなか出来ることではない」と思えるほど、
熱心にここ数年毎日欠かさず2時間以上は練習していますので、
年齢にしてはそこそこの弾き手になっていると思います。

体が大きいため、次のサイズになるまで、あと1年半くらいだと思います。

長くなりすみません。
よろしくお願い致します。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2004/12/20 22:03  ---11.81.240

なんにしても予算がないと皆さんもお返事しにくいと思いますよ。
予算が20万前後であるなら有名メーカー品で予算上限いっぱいのものを購入すればよいのではないでしょうか。

投稿者:すでるち     投稿日時:2004/12/21 00:04  ---19.50.78

お住まいの場所にも夜と思いますが、楽器を大切に扱うことを覚えるようになれば
レンタルという手もあると思います。
検索エンジン(Googl、Yahooなど)のキーワードに
「分数 ヴァイオリン レンタル」と入力して検索すると
いくつか選択肢が出てくると思います。

Q:教えてくださいストップ長について
投稿者:ks     投稿日時:2004/12/19 09:25  ---20.253.143

前にも質問したことがあるのですが、350mmのバイオリンも360mmのバイオリンもストップ長は195mmと教えていただきました。これはネック長が130mmと決まっていることのときですよね、これが狂っているときはどうすればいいのでしょうか、125mmのネック長のときはどうでしょうか。疑問に思うのは精度を必要とする楽器製作になぜこんなバラツキがあるのでしょうか、長年バイオリン製作しているひとがわかりません。ガルネリは152mm近辺のものが多いと聞いていますがやはり195mmに駒がたっているのでしょうか、見解を教えてください。    

投稿者:ks     投稿日時:2004/12/19 09:37  ---20.253.143

ガルネリは152mmは間違いで352mmです。小さめときいています。宜しくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/19 16:38  ---115.119.161

以下、私見ですが、いろいろと調べたり聞いたりして、わかったことです。

・演奏面から見ると、上ナット端面から駒の指板側端面までの距離(=弦長)を2:3に分割したところにネック接合部の楽器本体端面があるというのが標準になっている。
これを標準化することで、楽器を持ち替えても各ポジションで押さえる位置関係が許容できる範囲内で互換性を持つ。(例えば、一つの基準となるE線のDの位置などがほぼ同じところにくる)
・その距離が2:3ということから、近似的にネック長:ボディー上端から駒位置までが2:3と言われる。
・駒はf字の内側の刻みを中心を目印に立てることが多く、従ってネック長:ストップ長(ボディー上端からf字の内側の刻みまでの距離)=2:3と言われる。
・一方楽器の大きさの標準は、355mm(14インチ=356mmだという意見もあるが、海外含め355mmと言われることが多いように感じている)とされており、その楽器の標準的なストップは195mmとされる。
 個人的には、355mmという数字は、フランスのJ.B.ヴィヨームあたりが、ストラディバリの後期モデルを参考に理想的な値と決めつけたものが公知のものとなったように思っている。あとストラディヴァリを徹底研究した人としてはサッコーニがいるが、そちらの研究結果は私は入手していないので知らない。
・195mmに対するネック長は2/3倍すると130mm。これが標準とされるネック長。
 演奏面では、2:3の関係であるだけでなく130mm:195mmの方が、さらに演奏互換性が確保される。従って、多少ボディ長に大小があろうと、またストップ長が多少ばらつこうと、ネックを130mmにして、駒位置を調整することで195mmの所に駒を立てるのが一般的となった。
・ストラディヴァリの時代は、ショートネック(多分125mmくらい)であり、かつ駒を立てる位置、魂柱の位置は大ざっぱであったので、上記は昔からある法則ではなく、ストラディヴァリの楽器を徹底的に研究し、またネック継ぎもやって現代と同じような使い勝手に改造した、やはりヴィヨームあたりの時代に、標準サイズという考えが生まれたように思う。
続く...

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/19 16:49  ---115.119.161

長文になり申し訳ございませんが、続きです。

・上記の中で、公式がうまく埋まらないのは。「いつ、誰が、弦長の2:3というものを標準として提唱しはじめたか。またその理由は何か。」がはっきりしないから。
私にはこれがまだわかっていないので、これがこの命題に対しては今一番知りたいこと。これがわかれば、完全に筋が通る。

・音の面で、f字の位置、本体上の位置との関係において、どこに駒を立てるのが理想的かという法則、データについては、残念ながら私は知らない。すくなくとも一般的ではない。従って、個々の楽器でのベストポジションよりも、演奏性の方が重視されて標準化されたのではないか。

・ネック長が125mmの場合は、個人的には2:3を基準に駒位置を決め、あとはf字の位置との関係などで音質に影響が出る場合は、その位置を基準に微調整にて音質のよい場所をさぐるのがよいと思う。

・長いヴァイオリンの歴史の中では、自分の理想の楽器&自分の楽器としての標準を追求し、自分の作りたい楽器を追い求めた製作者が主流であって、人により結果は様々だった。標準化などというのはストラドのコピーが主流になったり、量産化を行う時に発生してきたものと考えられる。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/19 22:34  ---115.119.161

↑ 以上は、まったくの私見であり裏付け等あるものではありませんので、鵜呑みにはせず、このような考えをしているものもいる程度に受け止めていただければよろしいかと思います。

 弦楽器製作学校などでは、当たり前のこととして歴史的な背景も理論付けもしているかもしれませんし、それに対し上記がピントはずれの可能性もおおいにあります。
 あくまでも耳学問からくる素人の一解釈ですので、もっと詳しい方の発言を待ちます。

投稿者:Terry     投稿日時:2004/12/20 03:49  ---110.157.66

高いテクニックを求められている現在、楽器によって極端な違いがありますと、弾き手にとって大変なことになってしまいます。フランスの楽器には19、4cmといったDiapasonが短めの楽器もありますがその程度ではあまり気になりませんが、私の場合はぱっとオクターブをひいたとき、完璧な楽器でなくてはありません。そのためには、ネックの太さもとても関係してきます。

投稿者:Terry     投稿日時:2004/12/20 03:56  ---110.157.66

125mmのネックは一般的にバロックネックの長さです。一般的にフルサイズであれば、現在は350mm、360mmでもネックは130mm、Diapasonは194から195mmでしょう。時々オールドでは、197mmに作られている楽器(私の楽器もそうです)がありますが、強制的に195mmにもってきます。一回197mmそのままになっている楽器(R.Antoniazziでした)を弾きましたが、普通に弾いているぶんには気になりませんでしたが、ダブルストップ他、ハイテクニックのものを弾いたとき、とても難しかったのを覚えています。

投稿者:ks     投稿日時:2004/12/20 09:10  ---105.0.164

大変よく理解できました。ありがとうございました。標準化されたのは近年なのですね。ストラデバリのオリジナルはどんな形だったのか想像することができます。f字孔の内側の刻みの位置が195mmに作られたのは多少のバラツキはあったにせよ偶然にもストラデバリの時代から決まっていたのでしょうね。非常に興味がありました。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/20 23:52  ---115.119.161

>f字孔の内側の刻みの位置が195mmに作られたのは多少のバラツキは
>あったにせよ偶然にもストラデバリの時代から決まっていたのでしょうね。

Just Information...

Cremona's Instruments/the collections in the Cremona Town Hall

                    Body
                   Length Stop
Antonio Stradivari(1715)       357  196
Andrea Amati(1566)          351  191.5
Nicolo Amati(1658)          353  193
Guarneri del Gesu(1734)        350  191.5
Giuseppe Guarneri filius Andrea(1689) 353  198
Simone Fernando Sacconi(1941)     356  195
Antonio Stradivari(1669)        351  194
Enrico Ceruti(1868)          356  194

Q:バイオリンの学校について
投稿者:学生     投稿日時:2004/12/18 13:43  ---209.210.130

こんにちはみなさん。いきなりですが僕は将来バイオリンを作り、売って、食っていこうと考えております。そこで、皆さんに聞きたいのですが大学はどこにいったほうがよろしいのでしょうか。国内でも、海外でも構いません。おしえてください。

投稿者:のり     投稿日時:2004/12/18 14:44  ---97.99.208

http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/ausbildung.htm
を読んでみて下さい。また、製作者が開いているサイトが沢山あるので、
そこで直接聞いてみるともっと分かるでしょう。

 なお、文面から高校生だとは思いますが、質問する時は自分のことをもっと
詳しく書かないと、正確な情報も得られません。

投稿者:学生     投稿日時:2004/12/18 20:50  ---209.205.208

ご返答ありがとうございました。ご忠告ありがとうございます。今度からそうさせていただきます。載せていただいたホームページへいってみます。ちなみに私は中学3年生です。

投稿者:学生     投稿日時:2004/12/18 21:01  ---209.205.208

コメントが二つに分かれてすみません。みさせてもらいました。大変参考になりました。しかしどこにいけばよいかがわかりません。できれば、のりさんが推す学校がありましたらおしえていただけませんでしょうか?それにお手数ですが、具体的にどこのホームページへいけばよいのでしょうか。おしえてください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/18 21:30  ---115.119.161

まず、過去ログの下記をご覧下さい。
http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=8251&re=8237&key=東京%20製作学校

日本でヴァイオリン製作を教えている大学はないと思います。海外は知りません。
楽器製作の専門学校は国内にもありますし、各国にもあります。
イタリアのクレモナの製作学校、ドイツのミッテンヴァルトの製作学校などが有名です。

その他、師匠に弟子入りするという手はあります。これは早い方がよいので、大学行ってからなどといわず、高校を出るまでに探して、高校を出たらすぐに弟子入りした方がよいでしょう。
その後、ある程度学んでから、海外の製作学校に入学する、という人は結構います。

例えば、将来クレモナの製作学校をめざすなら、高校の間にイタリア語を必死でマスターすべきでしょう。
また、ドイツの製作学校ならドイツ語が必須となります。(卒業後にドイツで弟子入りし、しかるべき経験を積んだ後にうけるマイスター試験は当然ドイツ語です。)

以上がスタンダードな道です。

とは言っても、大学で楽器が好きになって卒業後に進路を変更した人も、結構いますので、スタンダードな道を進まねばならないというものはありませんが、語学と何が何でも絶対そうなるという強い気持ちはどのような場合でも必要でしょう。

投稿者:のり     投稿日時:2004/12/18 22:27  ---97.99.208

中学3年生でしたか。来年卒業だったら、高校入試頑張って下さい。中高一貫だったら、高校でもしっかり勉強して下さい。

 ご指名ですので、
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%B7%A5%E6%88%BF&lr=

を見て下さい。色々な工房のホームページに行けるので、中身を見て、具体的に共感を持った製作者の方に具体的に質問してみれば良いのではないでしょうか。

 ちなみに、私は学生さんのご両親と同年代で、趣味でバイオリンを弾いている者です。バイオリン製作には詳しくありません。バイオリン購入にあたり、製作者の技術レベルを知るための情報の一部として、製作者の経歴を調べたことがある程度です。

投稿者:学生     投稿日時:2004/12/18 23:15  ---209.198.125

のりさんに楽喜さん、大変ありがとうございました。のりさんと楽喜さんの言葉を参考にこれからどうするかを考えていきたいと思います。ところで、海峡を渡るバイオリンという本を読んだことがありますか?私の父が読めと薦めてくるのですが、本当にそれはためになるのでしょうか。もしお読みになっていたのなら、おしえてください。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2004/12/18 23:18  ---179.58.87

学生さん、こんばんは。

楽器製作をめざしているようで、なかなか夢があっていいですね。
参考として、自分の知り合いのことを書きます。

その人は、30過ぎてから、志を立てて脱OLをして、クレモナのバイオリン製作学校へ行きました。その後、数人のマエストロに弟子入りし、今では、クレモナでも、そこそこ名のある製作者になっています。

その人を見ていて思うのは、

1.とにかく楽器を作ったり、触ったりするのが大好き(自分では弾きませんが)
2.OLから、まったく畑違いの楽器製作に飛び込んだ遅咲きのため、割と楽器に対する情熱が冷めにくい。
3.人柄がよく、イタリアの職人たちから好かれている。(女性という事もいい方に作用しているかも)

といったことです。

先日も、あるコンクールで、割と上位に入賞し、楽器店でみかけるような、名のある製作者よりも上位だったと、喜んでいました。確かに、良い楽器を作るになってきたと、僕もかげながら喜んでいます。

将来、楽器でメシを食べたいなら、やはり、上記のような王道のコースで学び、コンクールに入賞し、ブランド(あまりいい表現ではないが)となるような楽器を作る事が大事でしょう。あと、それに付随して、毛替えや、調整などの腕も必要です。

なお、上記の知り合いは、イタリアではかなり有名な職人でも、割と質素な暮らしをしており、豊かな生活をしたいなら、職人はキビシイのでは?といっていました。

なんらかの参考になれば、幸いです。

投稿者:のり     投稿日時:2004/12/19 00:06  ---97.99.208

>海峡を渡るバイオリンという本を読んだことがありますか?私の父が読めと薦めてくるのですが、本当にそれはためになるのでしょうか。

 本は読んだことがありませんが、2〜3週間前その本を基に作られた映画をテレビで見ました。独学で苦労してバイオリンを作り、最後はアメリカのコンクールで優勝するという筋でした。今回の質問に直接答える内容ではありませんが、バイオリン作りの道を目指し、成功した人の経験を知るという意味ではためになると思います。

 ただ、どのような方面からの情報(アドバイス)が本当に学生さんに役立つのかと言うことは、この書き込みしか見ていない私にはよく分かりません。学生さんの性格等をよく知っているお父さんの方が分かっているはずですから、お父さんが勧めてくれる本は読んでみた方が良いと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2004/12/19 00:53  ---115.119.161

「ヴァイオリン」と書いてあったら、どんな本でもまず見てみる、くらいの積極性・好奇心がなければ、「将来バイオリンを作り、売って、食っていこう」が、夢ではなく単なる頭の中での希望で終わり、続かないのは?

NHKで放映されたばかりですから、海峡を渡るバイオリンは、一般の書店でも置かれていますので、まずは立ち読みでもして、判断してはどうでしょうか。
大きな書店では、音楽書のコーナーに、最近はヴァイオリン関連の本が結構たくさん置かれていますので、そちらもどうぞ。

人とは違う専門職で食っていくことを目指す場合、受け身ではまず成功しません。

投稿者:私も製作してます。     投稿日時:2004/12/19 10:57  ---231.14.187

私見ですが、大学は別にどこでも構わないと思います。そして行く必要も別にないと思いますが、行ってもそれはそれで良いと思います。ただ、ある程度どの分野でも一生懸命勉強することが良いと思います。ただ、目的を持たずに大学に行くと無駄な時間を過ごすことになります。

 高校は絶対に行くべきでしょう。日本できちっと日本人としてのアイデンティティを確立しておくことも重要だと思います。所詮我々日本人はイタリア人にはなれません。日本人として良いところをきちっと学んだりしておくと将来海外で役に立つと思います。英語も数学も化学も物理もバイオリン製作に役に立ちます。きちっと日本の高校で勉強してください。また今現在全て決める必要はありません。高校に行きながらゆっくり修正して行けば良いと思います。

 それとあの本ですが、かなり特殊な境遇の方ですし、バイオリン製作の観点から考えても役に立つとは思えません。ただ、物語としては面白いですし、一つのことに対してこれぐらいの情熱を傾けたほうが良いという参考としては読んでも良いと思います。ただ、あれが普通だとは思わないで下さい。

 

投稿者:お節介なおばさん     投稿日時:2004/12/19 16:01  ---1.85.36

あれ教えて、これ教えて、どれが良いの?ではなくて
ご自分が興味のあるものなんだから、HPやヒントを貰ったら
もっと、貪欲にご自分からサイトを覗いたり、本を読み漁ってみたらどうですか?
他人が良いと言うものだけしか見聞きしないスタンスでいるのは勿体無いです。

お父様が読んでごらんと仰っている本があるなら読んでみたら如何でしょう。
ためになるかならないかは、今後ご自分がどう思われるかで
他人が面白くないと思っても、自分が参考になった面白かったと思えばそれで良いのですよ。

バイオリン製作に携わって行きたいのなら特殊な道です。
ご自分で切り開くくらいの熱意が無いと無理です。
「食っていく」事は大切ですが、私はバイオリンを愛して1本1本大切に作ってもらった
製作者から購入したいです。
学生さんは何故バイオリンを作りたいのかもう一度考えてみたらどうですか?

お節介なおばさん。

投稿者:goett     投稿日時:2004/12/20 01:19  ---181.18.158

あなたの年齢で、決して一般的ではないこの夢を持ち、そして模索していこうとする姿勢は、それだけで十分、現段階ですばらしいと思います。また、中学三年生で「食っていく」という視点を持てているとしたら、それもまた、すばらしいと思います。

あとは、何人かの方がおっしゃっているように、行動あるのみ。いろいろと、調べてみてください。

ただし、今は中高一貫でない限り、「受験」があるはず。まずはそちらのほうを頑張ってください。「私も製作しています。」さんがおっしゃる科目は大事だとわたしも思いますし、またもうひとつ、人間の歴史や思想を学ぶ、「世界史」や「倫理」などの科目も大切です。

また、イタリア語やドイツ語の授業がある高校もあります。どこにあるか調べてみて、そこを目指してみるのもいいと思います。ただし、これらの語学は高校を卒業してからでも遅くはありませんし、実際に現地で学んだ方は、わたしの知る限り皆、高校を卒業してから勉強して成功しています。さらに、日本で学ぶ語学が役に立つとは限りません(たとえばミッテンヴァルトの言葉は日本で学ぶドイツ語とまったく異なります)。ほかにたくさん、勉強することはあると思います。

この方向性を見つけ出しただけで、ひとつの才能だと思います。あとは、いかに努力して、自らに磨きをかけるか。がんばってくださいね。