Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:ヴァイオリンについて
投稿者:つーちゃん     投稿日時:2005/01/19 11:28  ---66.110.30

Santa Giulianaという 楽器について 教えていただけますか?
ラベルには 1番上に GAJECTANUS とあり 2段目に SANTAGIULIANAとあります。
よろしくお願いします。

Q:ネックの調整について
投稿者:ハマのさくら     投稿日時:2005/01/18 23:28  ---10.125.41

こんにちは。こちらではいつも勉強させていただいています。
今回、ビオラのネック調整について質問させてください。

いつも毛替え等で利用しているお店から「ネックを少し削ってみませんか?」とのお話がありました。本体(41.5)に対して少し太いかも、とのことです。個人的には「こんなものかな」と思ってきましたし、本体が小ぶり(?)な分、太く感じられたのかもしれません。
楽器はお店の工房オリジナルですし、5年ほど前の楽器選びの時からお世話になり信用もしています。ただ、5年も経った今のタイミングでなぜ?と疑問も感じてしまいました。
ちなみにお話をした方と楽器の作者は違う方です。

前置きが長くなりましたが、ネックを削った場合、高いポジションがとりやすくなることは期待していますが、本体とのバランスが逆に悪くなったり、音量音質に対して影響が出ることはあるでしょうか?ネックを細くするのと薄くするのでも違いがあるでしょうか?また事前事後に注意すべき点などはありますでしょうか?

初めてのことなので期待半分不安半分です。ご助言のほど宜しくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/01/19 00:31  ---115.115.212

以下、私見です。
一度削ると太くすることはできませんので、ネック削りに踏み切るのは下記のような場合だと思います。
1)手が小さい、指が短いなどで、弾きにくい。(とくに低いポジションの低い弦側など)
2)ネックの形状が自分がイメージしているもの、かつて弾き慣れたもの、とかなり違い、どうしても違和感がとれないため、イメージ通りの形状としたい。
3)もともとのネックが、非常識な太さ、形状である。

ネック&スクロールは、楽器の中の結構な重量比率(フィッティング込みでの1/4、フィッティングなしでの1/3程度をしめる)であり、削ることで楽器の響き方にはある程度の影響があるはずです。音質にも当然影響は出てきますが、それがよい方向、悪い方向どちらに転ぶかはわかりません。
また楽器によっては、細い/薄いためか、はたまた接合が不十分なのか、ネックを支える親指などに結構振動がくるものもあり、それはあまり気持ちよいものではありません。

41.5mmのボディーサイズなら、日本の中では大きめと言える楽器です。もし今不都合を感じておらず、また音質的にも満足しているなら、とくにすすめるお店側が納得できる明解な答えをしてくれない限りは、高い費用をかけてリスクをおかすこともないと思います。

Q:初心者です。
投稿者:ねこねこ     投稿日時:2005/01/16 23:44  ---118.96.66

こんばんは。はじめまして。子供の頃からバイオリンを習いたくて最近やっと念願かなって
バイオリン教室に通いだした者ですが、いろいろと教えていただきたいことがありまして書き込みさせていただきました。

楽器店のバイオリン教室に通っているのですが、全く何も分からないため先生に引き比べていただいてバイオリン・弓・ケース・顎当てのセットを17万で買いました。
音色はあまり高い音と低い音のバランスがよくないなとは思ったのですが低音(G線とD線)がとても気に入ったのでそのバイオリンに決めたのですが、音のバランスというのは弦を変えることなどによっていくらか変わるものなのでしょうか?それとも駒の高さで変わるものなのでしょうか?それ以外はとても気に入っているのでなんとかならないかなと思っています。

また、中のラベルを見ると、「Cantore model VP3 made in Kremona Bulgaria」と書かれているのですが、ブルガリアのバイオリンってあまり聞かないような気がします。量産楽器なのでしょうか?もし少しでも職人さんの手が入っているのならさらに愛着が湧くかと思いまして、なにかご存知のことがありましたら教えていただけたら幸いです。
また、ブルガリア製のバイオリン使っている方いましたら感想など聞かせていただけるとうれしいです。

それから、私はどちらかというとクラシックよりもポップスをバイオリンで弾きたいと思っているのですが、バイオリン用のポップスの楽譜をほとんど見ることがありません。弾きたい曲の楽譜が無い場合、みなさんどうされているのでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/01/17 00:23  ---115.117.108

1)バランス
何に不満なのか今ひとつわかりませんが、バランスを変えることは可能です。ただ同時に音質も変わる可能性大なので、結果的に好みの方向になるかは、カットアンドトライになります。
● 魂柱(楽器の中に立っている棒)の位置や楽器接触面の削り方などを変える。量産品の場合、よいとは言えない材質の十分な精度で加工されていないものが、ベストとは言えないところに立っていることがよくあります。1〜2ミリ動くだけで、かなりバランス、音色とも変わります。弦楽器工房に頼みますが、3千円〜1万円くらい。
● 駒は材質、削り方で音の明確さ、音量感が変わりますので、これも弦楽器工房でその楽器にあわせてきちんと加工されたよいものに交換すると、まず音質が変わりバランスも変わって聴こえます。(5千円〜1万円くらい)
上記、量産楽器の場合、職人さんにきちんと駒と魂柱の交換、調整を行ってもらうと、見違えるような音になる場合が多いです。
● E線は弦の種類によりかなり音量感が異なりますので、弦の選択でバランスをとることは普通に行います。
ほかにもいろいろなアプローチはありますが、まずは上を試してみてはどうでしょうか。

2)ブルガリア
首都?のソフィアでは、世界的なヴァイオリンの製作コンクールが開かれたりもしますし、個人の製作者も結構たくさんいて、楽器作りはさかんなところだと思います。近くでよい木材がとれますし、賃金が安いので量産楽器もある程度手を使って作っても割安に出来るのでしょう。

3)ポップスの楽譜
ポップスとはどのあたりのものを指すのでしょうか。映画音楽(ディズニーやジョンウイリアムスなど)やジャズ系のものなら、例えばアメリカの出版社のHAL REONARDなどからマイナスワンCDなどもついたような曲集がたくさんでています。国内でも探せばあるでしょうが、多分高くて少ないので、海外通販で購入するのが得策です。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/01/17 00:29  ---115.117.108

↑ スペルミスを訂正します。
 HAL REONARD(誤) HAL LEONARD(正)

投稿者:ねこねこ     投稿日時:2005/01/17 00:51  ---118.96.66

すぐに答えていただけて嬉しいです。ありがとうございます(^-^)
音のバランスの件(高音が高すぎるように感じたのです)については、
いろいろと方法があるのですね〜。
音質も変わるということになるとちょっと躊躇してしまいますが、
今後どうしても気になるようならやってみようかと思います。

上で言うポップスというのは「ジャパニーズポップス」の意味だったんですが、
ギターやピアノではたくさん楽譜が出ていますが、バイオリンはほとんど無いですよね?
ジャパニーズポップスに限らず、楽譜が無い曲は自分で楽譜におこして
弾くしかないのでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/01/17 01:31  ---115.117.108

>>音のバランスの件(高音が高すぎる)
普通バランスというと音量のことを指し、ヴァイオリンでよく言われるバランスは4本の弦の音量バランスのことを示すことが多いように思います。
”高音”が”高い”、というのが、よくわかりません。
G線,D線に比べて、E線の音が大きくてうるさいということでしょうか?
もし、今張っている弦がスチール弦であるなら、ドミナントという名前の弦にワンセット張り替えてはいかがでしょう。ドミナントのE線はほかの3弦に比べ、かなりおとなしめですので、E線は相対的に小さく聴こえると思います。

投稿者:まあゆ     投稿日時:2005/01/17 01:52  ---146.199.61

私も大人になってからバイオリンを始めた者で,かれこれ4年ほど経ちます。
ねこねこさんの気持ちがなんとなく分かります。
☆高音が高すぎる・・の件
E線の音がキンキンする感じですか?(キンキンというのがまた表現しにくいですが)
私が最初に手に入れたピグマリウスという楽器もとても気に入って買ったのですが,どうしても「高音がキンキンする感じがする」という音がどうしても嫌になってE線の音がキンキンしない柔らかい音のものに買い換えました。
弦を変えても,やはり限界があります。楽器がもともと持っている音があると思います。
☆ブルガリア産の楽器・・の件
ブルガリア産ときいて、悪い印象はありません。
きっとコストパフォーマンスの良い楽器なんだろうと感じます。
☆楽譜の件
バイオリンの楽譜はピアノと同じト音記号です。だから,ピアノの楽譜でも弾けますが,バイオリンの楽譜でもたくさんポップス系の曲は出ています。

投稿者:まあゆ     投稿日時:2005/01/17 02:01  ---146.199.61

文字数が多すぎてしまいそうだったので,続きです。

ねこねこさんの楽器に対する気持ち、わかるような気がします。
でもきっと、何年か続けたら、また良い楽器に買いかえることがあるかもしれません。
耳がさらに良くなって、自分で探して、そして自分の好きな音のバイオリンを弾きたくなるからです。
それまで今の楽器で充分だと思います。
充分というのは17万ほどする楽器なら技術の向上を妨げず、初心者であれば充分な楽器であると思います。

バイオリン、最初はちょっと難しいけれどとてもおもしろい楽器です。
ピアノとまた違う楽しさがあります。
コンチェルトなどが弾けるようになるともっともっと楽しくなります。
私もポップス系のものも弾きますが、クラシックもとても楽しいです。

頑張ってください。

投稿者:よが     投稿日時:2005/01/17 02:21  ---109.222.47

KREMONA-BULGARIA Ltd. ですね.
http://www.kremona.com/ にホームページがあります.

ちなみに私も,別のメーカーですがブルガリア製の
ビオラを持っていて気に入っております.

投稿者:まあゆ     投稿日時:2005/01/17 08:42  ---146.199.61

夜中にコメントを送らせていただいて、配慮のない文がございました。

ピグマリウスについて。
高音の感じ方、色々あると思います。
キンキン・・をキラキラと感じる方もいらっしゃいますし、ピグマリウスにも色々な価格帯があります。
私はたまたまそう感じたのですが、配慮ない、誤解を招きやすい文章となってしまいました。
ピグマリウス自体、とっても好きなメーカーで、娘も分数で使わせていただいています。
確か五嶋みどりさんも分数で使っていらしたと、どこかのサイトで見た覚えもあります

気分を害された方がいらしたらごめんなさい。
今後気をつけます。

投稿者:ねこねこ     投稿日時:2005/01/18 01:15  ---118.96.66

弦喜様、まあゆ様、よが様いろいろと教えていただいてありがとうございます。

高音の件についてはうまくいえないのですが、まあゆ様のいう表現が一番近いです。
弦を変えてみてしばらく様子をみようと思います。

楽譜はピアノ用でも問題ないということで少し安心しました。
まだまだ曲を弾くまでにはいたっていませんが
いつか弾きたいと思っている曲がたくさんあるので
それまで楽しみにがんばります(^-^)

それからKREMONA-BULGARIAのHPを早速見ましたが..英語でちんぷんかんぷんでした(^^;)
でも自分の持っているバイオリンの画像を見ることができてちょっと嬉しかったです。
どの国に作っていても自分が気に入っているなら関係ないなーと思いました。

バイオリンを習い始めてまもないですが3日弾かないとストレスがたまる
くらいはまっています(笑)
習い始めて本当によかったと思います。
これからも分からないことだらけなので何度か質問させていただくことも
あるかと思いますがよろしくお願いいたします。

Q:見分け方おしえてください!
投稿者:ハル     投稿日時:2005/01/16 23:27  ---171.148.90

どーもこんにちは。
最近ギターを始めようと思ってる中3です。
どうしても聞きたいんですけど、、
今度友達からギターを買うことになったのですが
どうしてもちょっと高いのです。
その友達は「いいギターだから。」と言うのですが、
ちょっと信じられません。
そこでそのギターの種類がわかれば希望小売価格がわかって
納得するのですが、どこを見ても書いてないのです。
例えばヤマハのパシフィカの312と312Hなんて同じじゃないすか!
それとも色とかちょっとした形とか音で見分けるのですか?
そんなこと初心者には無理なのでだれかいい方法を教えて下さい。

投稿者:あしながおじさん     投稿日時:2005/01/17 13:12  ---5.8.161

 ギター弾きではありませんので適切ではないかもしれませんが。

 お話の限りではまだ完全に買い取る話が成立してはいないようですね。

 それでしたら、最良の選択方法は例え自分に分からなくても(その値段にたいして)自分が気に入るか気に入らないかで選ぶのが一番ではないでしょうか?

 友達のギターなのでしたら買う前に少し貸してもうなどしたらどうでしょうか?そして、(複数の)お店に行って店員さんに(自分の予定の)予算を伝え、その中で一番お勧めの楽器を教えてもらいます。その後に弾いてもらう、自分でも弾かせてもらうなどしてください。
初心者で右も左もよく分からないときちんと言えば、優しい店員さんは弾き方の簡単なレクチャーもしてくれると思います。
 最後に借りているギター、数種のお店のギターと比較して最終的に一番気に入った物をお買いになるのが良いと思いますよ。

投稿者:teku     投稿日時:2005/01/17 16:19  ---12.30.78

追加、YAMAHAのこのギターはベーシックモデルで、上は、1000番台から下は100番台
まであり、上の方は、20万円以上するようです。
よくみると、312Hのほうが木目が良く見える、いろも褐色になる(茶色?)
312は木目は良くわからない(遠目で)、色も赤っぽい。
http://www.yamaha.co.jp/gateway/goods/0000000157/0000000157_D1.html

Q:松脂の再生
投稿者:まねきねこ     投稿日時:2005/01/16 18:16  ---01.8.22

はじめまして。チェロを弾いている者です。
松脂の再生方法についてご存じの方がいらっしゃれば教えていただきたいです。
状態としては、落として割ってしまい、大きなかけらもあれば粉状のものもあるので、できれば溶かして再生させたいのですが、かなり難しいのでしょうか?
湯煎やコンロで溶かすなどという噂は聞くのですが、きちんとした方法は聞いたことがありません。たぶん、湯煎で溶かして固めるのがいいのではという気がしていますが、どんな容器(金属・プラスチック・紙etc)ですればいいか、台座(?)はどうやってつけるかなど気になって、なかなか実行できないでいます。
体験談等あればお教え下さい。よろしくお願いします。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/01/17 12:33  ---11.81.240

つい最近同じ話題がありましたので、過去記事検索を

松脂

再生
などの単語でしてみることをオススメします。

Q:名器と普通のバイオリンでなぜこんなことがおこるのでしょうか
投稿者:ks     投稿日時:2005/01/06 23:28  ---20.253.143

 先日テレビで2億円のストラッドと5万円のバイオリンを同じ演奏者同じ曲で比較してストラドをあてる番組を見ましたが半分の人はあたりませんでした。私もテレビの音だけの比較では決定的にこれがストラッドとは区別がつきませんでした。前にも4本のバイオリンでストラッドあてる番組がありましたが、4人のうち1人しかあたりませんでした。弾いてている人はわかるといいますが実際に聞いている人が半分の人が分からないとすれば名器といわれる楽器は実際にどんなものなのでしょうか、私はストラッド弾いたことがありませんが実際に弾いた経験のある方いましたらなぜこんなことがあるかおしえてください。コンサートをきくのはバイオリンのプロの人ではないわけですから。

投稿者:ゆうな     投稿日時:2005/01/07 05:36  ---109.16.130

 初めましてこんにちは。私も以前にそういう類の番組を見たことがあります。私が見たときも、やはりそこまでの差は感じませんでした。私の独断ですが、名器と普通の楽器の差というものは、聞き手よりも弾き手に対する影響の方がはるかに大きいと思います。音色というものは聴く距離によってかなり聞こえ方が変わります。聞き手には大差が無くても、ひょっとしたら弾き手にとってはとてつもない、至福の音色を奏でているのかもしれません。また、楽器は音色だけで選ぶものではありません。発音の良さや重音のはまり具合など、音色以外の重要な要素がたくさんあります。それらを十二分に具えているのが名器なのかもしれません。
 ところで、このような番組はとても素晴らしい事を私たちに教えてくれています。それは、「ブランドや値段にかかわらずいい楽器は存在する」という事の再確認です。ksさんが見られたのは5万円の楽器との比較でしたよね。じっさいスタジオで生で比較を聴いた人が半分しか当てられなかったという事は、テレビを通した音に関係なくストラドと差を感じられない音を持っているのだと思います。5万円であればおそらくアジアや東ヨーロッパの大量生産品です。このような楽器でもしっかりとした調整を行えば、立派に使える楽器になるという事の証明だと思います(これはその中でもかなりの当たりだったのかもしれませんが)。
 神田氏の著書の中には名器を弾く喜びは演奏に影響を少なからず影響を与えると書いておりました。これも真実ではあると思います。

投稿者:まあゆ     投稿日時:2005/01/07 09:24  ---146.199.61

良いバイオリンは音量が違います。演奏者から5メートルから7メートルくらいだったら演奏者が上手ければあまり音量の違いを感じませんが、コンサートホールなどで、オーケストラをバックにバイオリンのソロであればあれだけの音量の中、たった1挺のバイオリンがホールの1番後ろまで響き渡るわけです。安めのバイオリンと高いバイオリン、音量の差を知るならコンサートホールで聞き手は1番後ろの席で聞き分ければすぐに分かると思います。遠鳴りという言葉を使うと思います。良いバイオリンは遠くで響く。そうでない場合、近くで鳴って、遠くまで響くことが出来ません。技術があっても音量はそのバイオリンの持っている音量以上出すことは出来ません。響きについてですが、良いバイオリンの方が響きますが、それもヴィブラートの技術などで聞き分けにくくなると思います。開放弦でヴィブラートなしであれば差が出ると思います。あと、良いバイオリンは奏者が1番分かります。弦高が高すぎたり、4弦のバランスが悪かったり、調弦してもすぐに狂ってしまったり、重音やハイポジションの音を弾くときなどに差が出てきます。その差が曲の仕上がりに影響すると思います。
あと、あまり安い楽器で練習をしていると、力が入りすぎて手首を痛めたり、いろいろなトラブルを引き起こすかもしれません。でも、5万くらい出せば、きちんと作ってあるバイオリンならば、ものによっては質が良いものがあるかもしれません。一般的に(一般的でなかったらごめんなさい)15万くらい出すと演奏のしやすい、技術の向上を妨げないバイオリンが買えると思います。5万円だって大丈夫!とも思いますが、ファーストポジションくらいのもので、簡単な曲ならば問題ないと思います。とはいえ、私もバイオリンを始めたばかりの頃、1万円のバイオリンと100万円のバイオリンの差が全く分かりませんでした。弾く年数が経つにつれ、だんだん分かってきました。長々書いてしまいましたが、素人が(私も含め)聞く場合、音の差は分かりづらいと思います。ただ、良いバイオリンで演奏すると、奏者の技術が存分に発揮されるので、聞き手が心地よく聞くことが出来るのではないでしょうか。
あと、大量生産の5万円のバイオリンでも、質が良いものがあるんだと思います。
結局、質の良いものなら、5万円でも良いのでは?という意見になってしまいそうです

投稿者:QB     投稿日時:2005/01/07 11:31  ---9.46.177

いい楽器は、音の遠達力が有る事に、完全に同意しています。
その上で、一言ちょっと反対のことを述べさせてください。

オケ曲でfやmf以下の音量のときに、バイオリンパートの、例えば1st Violinの外側の一人が、全く違う音や、旋律を奏でたとします。
これ、ホールのほとんど全ての人に聞こえちゃいますよね?(オケが動物園みたいな音響を奏でていない限り)

逆に1st Violinの旋律と同じ旋律を、Soloistが同じ音量域(オケ弾きがやるところの頭一つ飛び出ない音量)で弾いたとして、はたしてホールの隅々までSoloistの楽器の音だけ際立って聞こえるかというと、これも疑問です。

経験的にSoloistの奏でる音がきちんと認識して聞こえるのは、Tuttiとは違う旋律、音域で弾いているからだと理解しています。。

どなたかご意見を。

投稿者:ks     投稿日時:2005/01/07 13:20  ---20.253.143

Q.BさんがいわれるようにtuttiでN響のトップだけがストラデバリを弾いたとしても全然わからないとおもいます。わかったら変なもんですね。一度N響のメンバーガ5万円の量産品で弾いたらどんな音がするのでしょうね。きっとあまり音としては変わらないかもしれませんね。けっきょく演奏者の表現能力に呼応できる楽器が名器でその代表がストラデバリということでしょうか、音質はその要素一部と言うことなのですね。大変参考になりました。ありがとうございました。

投稿者:スチールラバー     投稿日時:2005/01/07 14:57  ---25.150.96

道を心ざす者、基準を底辺にあわせてはいけません。4人に一人、25%の人にはわかるだなんて凄いことだとおもいませんか?

投稿者:taka     投稿日時:2005/01/07 15:18  ---113.47.171

スチールラバーさんの言葉、乱暴そうに見えますが、真実をついています。

ゆうなさんのご意見、

>スタジオで生で比較を聴いた人が半分しか当てられなかったという事は、テレビを通した音に関係なくストラドと差を感じられない音を持っているのだと思います。

この論法は、

「モーツァルトと同時代の多くの人がサリエーリをモーツァルトよりも優れていると感じたということは、サリエーリはモーツァルトよりも優れた作曲家だということだと思います。」

「ゲーテよりも林真理子の方が面白いと多くの人が言うということは、林真理子のほうが優れた作家であるということだと思います。」


これらと大差ないと思います。

投稿者:QB     投稿日時:2005/01/07 16:50  ---9.46.177

2本のうち1本のストラドを当てた人が全体の50%
4本のうちの1本を当てた人が全体の25%
ですよね?

当てた人は凄いのか、ただの確率どおりなのか私には分かりません。

>スタジオで生で比較を聴いた人が半分しか当てられなかったという事は、テレビを通した音に関係なくストラドと差を感じられない音を持っているのだと思います。

ではなく、スタジオで生で比較を聴いた人が半分当たったという事は、単純計算した確率どおりである。

ですね。

投稿者:クレーメル     投稿日時:2005/01/07 17:07  ---110.61.63

かの斉藤先生曰く「バイオリンの音量は持って生まれたもの、音質は演奏者がつくるもの。近くで大きな音がするを持って音量豊かとせず、響くを持って豊かな音量とする」。初めて聞いた時になるほどと思ったものです。5万のバイオリンの音がストラディバリを凌駕する、あるいはそう聴こえるなど、珍しくも何ともありません。そして、それは耳が悪いのでもありません。安い物の中にも良い音のする物があることの事実でしょう。しかし、安い物の中にある当たりの確率と、高い物(マエストロクラス以上)の中にある当たりの確率はやはり後者が上であると思われます。ここまでの話なら、安い物をたくさん買った方が例え確率が低くても、低い支出で良い音のするバイオリンを手に入れることができることになります。しかし、低価格のバイオリンは工場製品ですから、材料は削りだしではありません。加熱によって作られた丸みは経年とともに元の形に戻ろうとします。この時にに、かわではなく人工の接着剤で着けられたバイオリンは壊れます。修復不可能になるでしょう。当然、経年による乾燥で音が良くなることは考えにくいと思われます。また、心理的な側面で「持つことの満足を得られない」があるのではないでしょうか。実はこの最後のファクターが最も重要な要素であることは、バイオリンに限らないと思います。ブランド信仰にも似たような部分があると思います。浅薄な知識ですが、私はこのように考えます。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2005/01/07 21:21  ---179.58.87

弾き比べのテレビ、僕も見ました。
実は、僕も間違えました(恥)

以前、CDも多数録音している、著名なカルテットのチェリストに、一度だけレッスンを受けたことがありました。なかなか興味深いレッスンをしてもらいましたが、最後に、自分の楽器を弾いてもらいました。
すると、どうでしょう。30万程度のドイツチェロから、すばらしい音色が出てきました!
あれには、本当に驚きました。
そのとき、やはり弾き手による音の違いは大きい事を、実感しました。
その後、自分のチェロから、そのような音が出たことはありません。

以前、チェロの先生に、ヨーヨーマが、なぜあのようなスゴイ音が出るのか?と聞いてみたことがあります。その答えは、右手の使い方にある、といわれました。やはり、才能のある人が、正しいレッスンを受けて、長い時間をかけて作り上げた技術というものは、まねをすることは容易ではないと思います。

やはり、一流の演奏家が弾くと、安い楽器でも、名器にかなり近い音色が出るのだと思います。(もちろん、ホールなどで弾くと、明らかなちがいが出るでしょうが)

投稿者:ユチ     投稿日時:2005/01/07 23:17  ---14.129.247

わたしも3/4 チェロ太郎と同意見です。
楽器の鳴らし方を体で分かっている人
(それだけ経験を積んだ一流の演奏者)が弾けば、
安い楽器でも、よい音がすると思います。
それから、聴く人の耳にもよるのかもしれません。
音色の差を聴き分けることのできる人も入れば、
できない人もいると思います。
わたしは残念ながらその番組を観ていないのですが、
楽器を弾く者として、ぜひ、聴き分けられる耳を養いたいものです。

投稿者:のり     投稿日時:2005/01/07 23:59  ---158.57.117

 私もたまたまパソコンでテレビを見ていてチャンネルを回して(昔の表現だな)いたらその番組にたどり着き、3人目から5人目まで録画していました。今聞き直しましたが、正直言って違いが分かりません。多分、テレビの限られた周波数帯で聞いているのと、私のパソコンの音響環境が悪いので違いが出ていないのが大きいと思います。

 一般にバイオリンの価値は血統(細部にわたるサイズ、材料の善し悪しと作られてからの年数)と、健康状態で決まり、音は血統と健康状態が良ければ、調整さえしっかりしていれば血統と健康状態に見合うだけの音が出るはずであるとの認識で決められているものと考えています。

 今回の話題は瞬間的な音だけを対象にしているわけですが、その場合の音でも、非常に単純化しても、音質(良い、悪い:×2)、音量(大きい、小さい:×2)、聞く場所の違い(演奏者、近くの人、遠くの人:×3)、演奏者の腕(上手、下手:×2)の24通り以上のファクターが関係すると思います(一般的には、弓の違い、部屋の違い、弦の違いその他の要素も入るでしょう)。

 ストラディバリの様なソリスト向けの楽器の場合、遠くまで音が届くか(音量)が重要な要素になるので、今回のような割と近場での比較では違いが出なかったのでは無いかと思います。また、ストラディバリクラスだと弾きこなすまでにそれなりの時間が掛かるらしいので、今回の演奏者(多分その時のストラディバリの持ち主では無いと思う)が十分に弾きこなせていなかった事は十分にあり得ると思います。

 最初の質問に関してですが、私がストラディバリを弾いた経験では、音質は最高クラス(それでも1千万円以上のクラスは私の腕では区別が付かない)でしたが、音量は耳元では数百万円クラスのものと差がありませんでした。と言うことで、私の場合1千万円くらいの楽器と自分で弾いて区別することは不可能だと思います。大きなホールで弾けば音の到達度合いは違ったのかも知れませんが。
 
 

投稿者:クレーメル     投稿日時:2005/01/08 06:41  ---110.59.158

この項目において、「近くではなく、ホールで聴けばきっと違いがでるのでしょうが・・・」というご意見が出されています。しかし、この皆さんが仮定した状況でもいろいろ実験されています。ホールのステージで弾いて、最後部の客席で聴き比べるというような。そして、その結果は・・・残念ながらバイオリンの近くでのものと大差ありませんでした。つまり安物の中には遠くまで音を響かせる楽器もかなりあるということです。よって、高い物が遠くまで音を響かせるという仮説は正鵠を射てないと言っていいでしょう。では違い何かと言えば、前にも書かせて頂きましたが、同じ良い音、大きく響く音が継続(年月を経ても)する。量産品は作りが雑なので経年に耐えられません。これが1つ、もう1つは批判もあるでしょうが、やはり美しい楽器を持つ充足感。と私は考えます。

投稿者:リコ     投稿日時:2005/01/08 07:08  ---158.50.118

弓は同じだったんですよね。音楽関係の小林幸子さんと加藤茶さんが
外していたのが・・・。私も恥ずかしながら何回聞いても分った様な
分らなかったような、うーん。

投稿者:小さなバイオリニスト     投稿日時:2005/01/08 08:58  ---204.60.228

自分もその番組を見ていました。目をつぶって聴いていましたが、どちらがストラドかは100パーセント分かりました。音の響きかたというか、音つながりと得に高音がオールド特有の響きがかんじられました。ただこの場合、正確には新しい楽器かオールドかという判断が出来ただけで、100万の程度の良いオールドと何億円もするストラドを聴いても判断はできないかも知れません。ただひとつ言えることは、実際に弾いてみると、明らかに違います。ストラドは弾いたことはありませんが、数千万のガタニーニを弾いたことがあります。音の透明感、音量、楽器の鳴りが本当に良く、弾いていてとても気持ちが良いです。似た感じの音の楽器は沢山ありますが、やはり低音が響かなかったり、音量が無かったり、三拍子そろったものはなかなかお目にかかれません。ですが、プロとしてソロで弾くのでなければ、安い楽器でも十分満足のいくものがあります。もちろん音質の好き嫌いはありますが、高い楽器にはそれなりのものがあるような気がします。ただ新しい楽器はどんなに高くても、やはり音が硬いです。自分は100年以上たった良い楽器には神様が魂をいれてくれていると思っています。

投稿者:ストラッド     投稿日時:2005/01/08 09:06  ---104.199.33

大変興味深い話題です。業者側としてあえて書かせてもらいます。、
差の幅はあらわしずらいですが、確かな差が存在します。だぶん演奏者や専門の業者等の方で、ストラドを触った事のある人に取っては、ストラドをあてる簡単だったはずです。自分たちも、ストラドから5万までのバイオリンを仕事として弾いてみてやはり歴然としたレベルごとの違いを感じます。もちろん音は、奏者が作る物で、あの番組の場合かなり奏者が同じ音を出す努力をしていたと感じました。本番でプロとして聞かせ見せる段階では、それに掛かる技術の注ぎ込み方がまったく違うとお聞きします。店主が例えていわく、鳥が川で同じスピードで泳ぐ場合上流に向かうのと下流に向かうほどの差が、体の下ではあるのと似てるのではといっております。
また、差がなければこれだけ世界中の人が、あこがれないのではないでしょうか?
ストラドだけでなく、5万円の楽器と数百万円の楽器で、同時にひきくらべる機会があれば
どのレベルのプレイヤーの方でもすぐに納得いただけると思いますが、、、、

投稿者:のり     投稿日時:2005/01/08 09:23  ---158.57.117

 5万円の方に関する私の考えです。

 1軒の店で、特に有名ではない数十年以上経ったバイオリンを弾き比べると、私が良いと思った順番と値段の順番はそれほど違いません。おそらく売る方も、弾き比べて値段を決めているか、値段を決めてからそれに見合う音が出るように調整しているのだと思います。

 ところが、メーカー製の量産品の場合これが必ずしも当てはまりませんでした。同じ型番の楽器を複数弾いたのはヤマハ製だけなので、直ぐに一般化して言うことは出来ないと思いますが以下の感じでした。
 ピグマリウスは、値段と音が同じ順番でした。スズキは10万円から150万円までの楽器を弾きましたが、あまり差がありませんでした。ヤマハは30万円台を2台、60万円台を1台、90万円台を2台弾きましたが、一番良かったは1つ目の30万円台の楽器で、一番悪かったのはもう一つの30万円台の楽器(これだけは別の店に中古で出ていた。調整の問題も有るかも知れない。)でした。
 と言うことで、メーカー製の場合、個体差が大きい、もしかしたら、作る前の材料で値段を決めてしまうので、出来の善し悪しで後から値段(型番)を買えるわけに行かなくなっているために、値段と音の逆転が起こってしまうのではないかと思います。
 また、ピグマリウスだけ値段と合っていたのは、弾いた場所が文京楽器だったので、値段と釣り合う楽器を選んで置いてあったのかも知れません。

 値段の割に音の良い楽器は、メーカー製の量産品にしか存在しないだろう(量産品でなかったら、音が良ければ値段を上げられてしまう)というのが私の考えです。なお、ここで言っている善し悪しは、今現在の音であって、経年変化は全く当てはまりません。

投稿者:goett     投稿日時:2005/01/08 10:05  ---45.172.58

クイズの結果に関していうと、当然といえるかもしれません。

番組を制作するにあたって、どこかの専門業者に依頼して、「5万円の楽器」を選択からフィッティング、調整にいたるまで、差がわかりにくいようにこしらえてもらってあったわけでしょうから。そうでないと、クイズとして成り立ちませんからね。

専門業者お抱えのきちんとした技術者なら、ほとんどの素人にわからないようにワザをかけるなんて、朝メシ前でしょう。

それを見て「5万円の楽器と8億円の楽器には差がないんだ…」などと、多くの人は思ってしまったわけです。テレビなんて、そんなものなのでしょう。わたしたち愛好家としては、テレビはじめメディアとの接し方を捉えなおすうえで、格好の出来事であったといえます。

それにしても、ワザをかけた専門業者はどこだったのでしょう。ちょっと興味があったりします。

投稿者:ks     投稿日時:2005/01/08 12:17  ---20.253.143

今回の質問と同じことなのですが、いつも不思議におもっているのですが、コンサートの時にバイオリンソリストは使用楽器を何故言わないのでしょうか、たまにプログラムに書いてあることがありますが。特にコンクール場合は使用楽器を明確にして公平をきす必要があると思うのですが、これはまったくの私見へんけんですが。名器で弾いた人が優勝してしまうのでしょうか、何かピアノの場合とちがうようがします。バイオリンニストの場合、名人器をえらばずではないでしょうね、楽器に依存するところが多いような気がします。見解をください。

投稿者:T     投稿日時:2005/01/08 16:00  ---226.64.74

 こんにちは。大変面白そうな話題ですね。

弾きてがすごかったのか、番組上の考えだったのか、はよくわかりませんけど、音は感想ですよね。

 
 ところで、なぜそれが、ストラディバリとわかったのですか、それは、その番組が紹介したからですよね。
 では、その5万円の入門機というのは、何かわかっていますか、わからなければ、故意的にその番組が紹介しなかったのではないですか。
 良い悪いとは申しませんが、考え方だけですよね。そんなのは、残念な事なのですが、コンクールでもコンサートでもありえる事と思います。
 つまり、それを演出する人の考え方もあるという事ですよね。


 コンクールでもどこにポイントを置いて判断するかですよね。つまりは、審査員によっては別の結果が生まれてしまうと思いますよ。

ところでどこのメーカーの楽器だったのかわかりませんか、すごく、興味があります。ぜひそんな入門機で練習したいなと思ってしまいましたね。

 

投稿者:面     投稿日時:2005/01/08 17:23  ---209.232.186

番組は観ていないのですが、バイオリンに比べるとチェロは値段による「差」を
感じやすい気がします。
以前、チェロをやっている知り合いが楽器を買い換えるというので、興味本位で
楽器選びに付き合い色々と試し弾きさせてもらったのですが・・・
チェロを殆ど触ったことの無い私でも、価格による差を鮮明に感じました。
たとえば20万円の楽器と100万円前後の楽器では、段違いに100万円の楽器が
優れていました。
バイオリンでは、上記の価格帯差で言えばそこまでの差を感じた事がありません。
同様に楽弓も価格による差を感じやすい商品だと感じます。

勿論、一素人のつたない経験からの感想なので取るに足らない意見かもしれませんが。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2005/01/11 00:28  ---179.58.87

意見がかなりで尽くした感じですが、もう少し書きます。

前の書き込みで、ストラッドをホールで弾くと、明らかに違だろうと書きましたが、
いわゆる、名器を使って演奏している一流演奏家の音が、ホールに響き渡るのを、何度も経験しているから、そう書きました。
所属している楽団の団長が、交友関係が広いので、その関係で、ストラッドを使用する演奏会の本番に接することが多いんです。例えば、日本の女流の中でも有名で、ストラッドのハンマーを使用している竹○恭○さんや、四人のうち二人がストラッドを使用しているドイツの若手カルテットなどが、団長のコネで、地元で演奏会を開いたりしていますが、その演奏会に聞くと、やはりホール一杯に、輝かしい音色が響いています。
それに対して、同じ演奏家が、5万円程度の初心者楽器を、本番でホールで弾くという事が、実際にはまずないだけに、どうしても、ストラッドだから、ホールで遠くまで響いているのだろう、と考えてしまいます。

余談ですが、よく行く楽器店で、有名なオールドチェロを弾かせてくれます。
昨年末に行ったときは、ゴフリラーと、ガルネリを弾かせてくれました。
もちろん、ホールでもないし、そんなに上手でもないんですが、弾いて感じたのは、普通に弓を置いて、スッと弾くだけで、深い音色が響く事です。僕が、自分のチェロのように、グイッと弾こうとすると、社長さんが「横に引っ張るだけで、すごく響くから、力を入れなくてもいいよ」といわれて、なるほど、と思いました。

オールドの名器というのは、僕のようなシロウトでも違いを感じるのだから、一流のプロの厳しい表現の要求に、楽にこたえてくれるのでしょう。
今回の弾き比べのように、同じ音色のように聞こえても、弾く側が、良い音を作るためのプロセスは、名器と安いバイオリンでは、かなり差があるのでしょうね。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/01/11 01:46  ---115.115.33

ストラディヴァリは弾いたことがなく、その番組も見ていないのでピントはずれになるかもしれませんが、思うところを書きます。
私にとってよい楽器とは、
ー 音色変化、音量のダイナミックレンジがとても広い
ー 4つの弦のバランスがよい
ー 演奏している音に対する他の弦の共鳴が十分にあり、音程もとりやすい
ー ハイポジションで弾いた時も、つまった音ではなく、しっかりした豊かな音がでる
ー 低域、中域は、裏板がしっかり振動して、丸みを帯びた豊かな成分を放射する
  (特にホールにおいては、表板側の直接音を支え、包み込む。場合によってはオクターブ下で鳴っているような錯覚も感じる)
ー 高音は、倍音が豊富かつヴィブラートでそれが多様に変化する
  (音程変化に加え、その倍音の変化による音色変化が聴き手の耳をとらえて離さない)
ー 強音で弾いても音が飽和せず、さらに強く弾くと音量が増すとともに、よい楽器特有の雑音成分が増える
  (雑音成分とは、ゆっくり弾くときはZZZという音、早く弾くときはジャリン、シャリンという少し金属的な鋭さ、凄みを感じさせる音)
ー 精一杯かと思われる強音、弱音で弾いている状態から、まだアクセルが踏める、さらにソフトにできる余裕がある。
といったところでしょうか。細かく書けばキリがありません。
ポイントは、ちいさな部屋で、メゾフォルテくらいの音量で、下の方のポジションで弾く場合は、よほどひどい楽器は別として、どの楽器もそこそこは鳴る(その楽器の個性として片付けられる)けれど、そこを中心として、上記に挙げたような要素によりコンサートホールにて演奏表現をどこまで広げられるかのという点で、名器と呼ばれるものはずば抜けた性能を持っているのだと認識しています。変な例えですが、5万円のものが一辺が5センチの立方体とすると、長手方向1メートルはある多面体がストラディヴァリかもしれません。5センチの立方体の範囲で演奏してる分には、大きな差は認識できないのでしょう。

投稿者:squash     投稿日時:2005/01/11 15:21  ---223.116.5

面白く読ませていただいてきましたが、つい一言書きたくなってしまいました。

番組は見ましたが、8億円のバイオリンの音が5万円のバイオリンの音よりも優れているという馬鹿げた前提で話が進んでいるから、つまらない結論になるのだと思いました。ストラディバリのバイオリンの音を聞いたことがない人に、ストラディバリを聞き分けろというのは無理な話ですよ。聞き分けをする前に、8億円のバイオリンと5万円のバイオリンを一度聞かせた上で、8億円はどっちだと判断させたら、かなりの人が当てたと思いますね。バイオリンの前には、河豚(トラフグとクサフグ)やワイン(ロマネコンティと安ワイン)の比較をやっていましたが、いずれにしても好みの問題ですから、同じことです。

なお、巷間言われている「いい楽器は音が遠くまで届く」というのは、ウソですね。「議論の前提」となっている「どこか」が狂っているのです。

投稿者:パンセは考える     投稿日時:2005/01/11 20:33  ---110.61.188

squashさんのおっしゃる通りだと私も思います。「なぜか、いい楽器は遠くまで響くとの説が消えません」音の伝達は物の震えですから、ひとたび発せられた振動が途中で変化することはあり得ません。 どう考えても私には「かなり非科学的な思い」としか思えないのですが・・・。もちろん、そうであって欲しい、5万の楽器が億の楽器に勝って欲しくはないですが、それはやはり理にかなってはいないのでは?

投稿者:QB     投稿日時:2005/01/12 02:20  ---175.176.2

以前にどこかの掲示板で書いたと思いますが、

基音と低次倍音成分が豊かな音を出すことの出来る楽器(表板・裏板ともきちんと振動しているよい楽器=一般に高い楽器)の音と、
基音・低次倍音成分が痩せていて高次倍音成分が強い楽器(いわゆるキンキン・シャーシャーいう楽器)では、
高次倍音成分の方が伝達損失(減衰)が大きいことからも、後者の音の方が遠くに伝達しにくいことを実感として感じています。

投稿者:QB     投稿日時:2005/01/12 08:54  ---175.176.2

すいません、一読しただけでは何が言いたいか分かりにくい文章を書いてしまいました。。。

要は、私は上記のような理由で、科学的にいい楽器の音は遠くまで届く(正確に言うとわるい楽器に「比較して」音の減衰が少ない)という事はあると思っています。

投稿者:squash     投稿日時:2005/01/12 10:47  ---223.116.5

「高次倍音成分の方が伝達損失(減衰)が大きい」というのは、「基音と低次倍音成分」に比べてということなのでしょうが、何故そんなことが起きるのか、お教えいただけませんか? 大変興味があるものですから。

投稿者:QB     投稿日時:2005/01/12 12:52  ---175.176.2

音波は空気などの伸縮で伝わりますがその際にエネルギー消費(熱)が発生します。このエネルギー損失は周波数が高いほど大きくなり(つまり減衰し)ます。
と、言われていますが、、、、
小生の専門分野ではないので、参考になるリンクをご紹介します。(自身で計測・実証したわけではないため、「実感として感じています」という表現になりました)

http://www.ince-j.or.jp/doc/term-sa.htm#etc


直接関係無いけど面白いページ
http://www.ne.jp/asahi/egcroom/guitar/oto.mokuzai.htm

投稿者:squash     投稿日時:2005/01/13 00:24  ---133.162.56

QBさん、早速のご教示ありがとうございます。

お示しいただいたHPを読ませていただきました。HPが長文なので、見当違いかも知れませんが、「次に媒質の吸収による減衰を考える。空気中の音波の吸収減衰については,温度,湿度を変えた場合が詳しく調べられており,ISOにも示されている。最も影響の大きいのは周波数で,高周波ほど吸収は大きく,数1000 Hzになると100 mごとに数dBないし10 数dBの減衰を受ける。」というところを参照するようにとの示唆であったかと考えました。

私も音響に関しては素人ですから、確定的なことは言えないのですが、このことをもって、名器の音が遠くまで届くという説明とするには、無理があるように思います。

音色は、楽器のもつ倍音の構成で決まってきますから、音楽ホールの中でこのような減衰が明らかな形で起こるとすれば、演奏者の近くで聞く音と、離れたところで聞く音とはまるで違ってしまうことになり、遠くまで音が届く云々以前の問題を生じてしまうであろうからです。

倍音の違いによる音色の変化については、http://www11.plala.or.jp/komposition/eingang3_Schall.html
で実際にいろいろなパターンを聴くことができて面白いと思います。

投稿者:QB     投稿日時:2005/01/13 03:21  ---175.176.2

squashさん、
面白いページ有難うございました。
昔、アナログシンセサイザーの出始めの頃に(MoogとRolandでしたが、、)一生懸命Violinの音や、Oboeの音とかを再現していた頃を思い出しました。

吸収減衰と音色の変化についてですが、例えば奇数倍音が特出する倍音パターン(Violinに近い)の音波が、吸収減衰で高周波領域が(あくまで低周波領域に比べて)減衰したとします。しかしながら、奇数倍音の部分だけ減衰するわけではなく、全体的に減衰するわけですから、音色の特徴を決定付ける「奇数倍音が特出」というパターンはそれほど大きく崩れないわけです。このことによって音色が遠くで全く違うものになるということはないことになります。

わたしも「銘記の音は遠くまで届く」という単純な文章を盲目的に肯定するわけでは有りません(前出の通り)
ただ、いい楽器の音は(この場合基音+低次倍音がしっかりと出て、かつ音色を決定付ける高次倍音も豊富である)、遠達力があると「実感」しています。いわゆる音が痩せずにしっかりと聞こえるのです。前にコメントしたとおり1〜2万でオークションで買った楽器でも、1億の楽器でも音はそれなりに遠くでも聞こえます。ただ、「痩せずに、しっかりと」(基音+低次倍音がしっかり出ている)、かつ「いい音で」(もともと高次倍音が豊か)聞こえるのが(結果的に)いい楽器だと思うのです。

投稿者:ハロゲンランプ     投稿日時:2005/01/13 08:04  ---110.61.198

物の振動から伝播された空気の揺れがどう人の耳に影響するか、面白いですね。振動源の音を仮にバイクの排気音と鐘の音と比べ、ほぼ同一だとした場合、遠くまで聞こえるのは後者でしょう。金属の揺れはピッチが高いからだと思います。だとすると・・・。

投稿者:QB     投稿日時:2005/01/13 10:18  ---175.176.2

音量(=音圧)は空気伝播する際の空気密度の疎密の差です、またその間隔は周波数です。
疎密の差が大きいほど、その後の拡散減衰・吸収減衰においてもエネルギーの残存(絶対値)が多くなります。つまり「聞こえる」という事です。
鐘の音=金属の音だからピッチが高いというわけでは無いと思います。
また、ヒトの聴覚意識として「聞こえる」「聞こえない」には別の要素もありますので一概には言えません。

参考リンク:
http://www11.ocn.ne.jp/~hiro0101/whohonyaku.pdf (200Pの論文なので重いです)
http://www.valtech.to/photo/36112/music.htm (こちらの方がお手軽かも)

投稿者:ひろみ     投稿日時:2005/01/15 11:41  ---81.3.170

面白そうな話題でとても興味がありあます。
バイオリンは初心者ですのでよくわかりませんが、音を決めるのは周波数と波高値と高調波成分立ち上がりの早さだとおもいます(?)
高調波成分が高いほど同じ距離を進んだときのなまりの絶対値が高いため、波高値の減衰がおなじであってもよく聞こえるようにかんじるということは考えられませんか?

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/01/15 22:05  ---11.81.240

前提条件から考えてみましょう

1.そもそも二つの楽器を同じようにヴァイオリニストは演奏していたのか?
同じような音色がするようにがんばっていた可能性はないのでしょうか。

2.クイズの参加者はクラシックを生で何回も聞いたことがあるのでしょうか?
ある程度の経験によって「耳がこえる」ということがあるのでは。
音の良し悪しは主観に左右される問題でありますし。
素人の演奏とプロの演奏の区別がつかない人なんてザラにいますよね。

3.質のよいストラドだったのか?
質の悪いストラドを何度も聞いたことがあります。

4.演奏を比べた会場はどうだったのか?
極端に響きが大きかったり、デットだったりした場合は差が出にくいのではないでしょうか。

とまぁちょっと考えただけでもこんなにでてくるわけで。
・きちんとした場所
・クラシック(特に弦楽器経験者)に詳しい審査員
この2点を揃えた実験でもして、
それでも間違いが頻発するようなら見当に値する問題ではないでしょうか。

投稿者:ks     投稿日時:2005/01/15 23:48  ---20.253.143

今回のクイズだけでなく、江藤俊哉がストラッドとイタリアモダンレベルの楽器を弾いてあてる人がN響メンバーを含めた実験を聞いたことがありますが、やはりあたりませんでした。このことは過去の記録にもあるとおもいます。したがって名器といわれるものはQBさんが言われるように演奏者に呼応できる能力持っている楽器と言うことになるのでしょうね。音質はそのひとつの要素と言うことでしょう。プレゼンタとストラリバリを聞き比べてきっとあてるひとなどいないとおもいます。ストラデバリの特別の音など存在しないのではないかとおもいます。今回こんな質問をし反響の大きさにびっくりしています。皆様のご意見大変勉強になりました。ありがとうぎざいました。

投稿者:北の旅人     投稿日時:2005/01/16 21:22  ---6.242.92

 本物の金を見たことのない人が、本物の金と、金メッキされたものを見せられ、どっちが本物の金か当てて下さいといわれたのと同じことだと思います。私も当てるのに自信がありません。楽器もも同じことがいえると思います。ですから、このような比較は、あまり意味のないことだと思います、。
 よい楽器であればあるほどピアニッシモからフォルテッシもまで十分な音が出ます。安いアンプ、安いスピーカーでボリュームを大きくすれば音が汚く割れた音がします。適当なボリュームで聞けばそれなりの音がします。やすい楽器は、それと同じことだと思います。よいアンプでよいスピーカーでは、大きな音でも、小さな音でも見事に再現します。よい楽器もそれと同じことがいえます。値段に応じた音がするということです。

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2005/01/17 08:47  ---179.58.87

まだコメントが続いていたので、思い出したことを書きます。

テレビでの引き比べの際、僕の印象としては、ストラッドは、やや重心が低く、中低音の響きが厚い印象で、5万円のものは、高音に少し偏った、さっぱりした音質でした。
今にして思えば、ストラッドの方が、いろいろな部分に共鳴して、複数の倍音がなっていたのかもしれません。
よく、歌手の方でも、声を出すだけというより、響きを体に共鳴させる歌い方をされますが、楽器でも、上手に共鳴させるのが、豊かな響きを生み出すと思います。
その際、名器のほうが、容易に共鳴できるので、プロの方は、響かせ方に余計な気を使わずに、自分の表現が出来るんでしょう。その分、表現の幅が広がる、ということになるでしょう。まあ、それと、遠くまで音が響くことの関係は、よく分かりませんが。
(ある意味、ホールにも共鳴しているのかもしれないし)

Q:カールヘフナーって?
投稿者:かのっと     投稿日時:2005/01/14 00:04  ---18.123.171

ストラッドさん扱いの量産楽器に、スズキとカールヘフナーがありますね。
日本製とドイツ製という違いがありますが、普通に考えれば、輸入品には余計な費用がかかるので、原材料費、職人の手間が同じなら、ドイツ製の方が当然高くなると思います。
実際、スズキのエントリーモデルがストラッドさんの値段で4.4万円ぐらい。カールヘフナーのそれが、6.1万円ぐらいなので、これがその差なんでしょうか。
それでも両方扱われているのは、たぶんメーカーのカラーが違うからでしょうね。トヨタとベンツが両方日本で売れていることと同じかな。
うんうん。確かに、トヨタの440万円の車と、ベンツの610万円の車は、カタログ性能や装備が同じぐらいですね。

ということは、差額はドイツ製というカラーに対して払う代金ということですね。
ところで某掲示板で、量産楽器なら、絶対カールヘフナーがいい!という書き込みを見ました。ドイツ製というカラーに、差額以上の価値がある(主観かもしれないけど)ということなんでしょうか?
次に買う楽器の予算は、15万円ぐらいを考えてます。このレンジでお勧めはどちらでしょう。それともどちらでもなく、全然別なブランドになりますか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/01/14 10:34  ---36.100.251

いらっしゃいませ、

輸入ものの方が高いのはヴァイオリンだけに限る事ではありませんね。
食品などは国産の方が高かったりしますが。ブランド名、所有感などはやはり本場ヨーロッパ製の方が高いのは当然だと思います。

15万のご予算の場合私はスズキ製よりヘフナー製をお客様に聞かれた時には薦めます。
それでは!

投稿者:かのっと     投稿日時:2005/01/14 16:31  ---153.0.42

店員様、
書き込みありがとうございます。

車もそうですが、メーカーによって気をくばるところが違い、それが
カラーとなるのですよね。
私は少々西洋かぶれなところがあり、ヘフナーを勧められてしまうと、
よっしゃ!ヘフナーで決まり!となりそうですが、他になにかウンチクを
お聞かせ願えませんか。外観のこととか、音のこととか。

前にどこぞの書き込みで、国産だって輸入物だって、お金を出せは、どれも
すばらしい香りをかもし出すが、スズキはどうしたって「高級たくあん」で、
欧州のものは「高級バター」とか、ずいぶんとっぴなたとえをみたことが
あります。そんな感じはしますか?

投稿者:ししどり     投稿日時:2005/01/15 02:02  ---138.134.9

かのっとさん、こんばんわ。
確かに嗜好品であるヴァイオリンの場合は「輸入品の価格>国産品の価格」という傾向が強いと思います。私も昨年の秋に日本人製作者楽器とイタリアコンテンポラリーの比較をしましたが、同一価格の場合では日本人製作者の楽器の方が品質的に高いのではと感じました。但し、多くの楽器店では日本人製作者の楽器を複数同時に試奏できる機会が少なく1人ずつ工房を訪ねることが現実的には難しいので、おそらくイタリアコンテンポラリーを購入するとは思いますが……最終的には趣味の品ですので割高ということを認識して購入する分には一向にかまわないと思っています。
あと、蛇足ですが車の場合では同一価格で国産車とドイツ車を比較すると、国産車の方が動力性能では圧倒的に優れていますが、走りの味付けという点ではドイツ車独特のものがあります。おそらくドイツ車を選択される方はこの部分とブランドイメージを求めているのではないかと思います。ちなみに10年前の記憶ですがドイツ国内における日本車の価格は相当割高だったと記憶しています。

投稿者:桜田     投稿日時:2005/01/15 10:21  ---113.51.173

単刀直入で申し訳ありませんが、実際にいろいろと弾いてみれば、

>スズキはどうしたって「高級たくあん」で、
>欧州のものは「高級バター」

これは一種の幻想、ということがわかるはずです。

正直、そのご予算は中途半端です。お書きになっているご予算で、いちばん音質・品質が高く、結果として上達が期待できる楽器は、中国製です。もちろん、選択の眼力が必要ですが。

「音質・品質…上達」よりも、「ブランド」を求めるのなら、話は別ですが。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/01/15 11:33  ---115.117.108

私見ですが、
カールヘフナーとSUZUKIの流通上の違いは、カールヘフナーは大阪にある楽器問屋兼輸入代理店with修理調整部門を経由してお店に入り、SUZUKIは直お店に入る点ではないかと思います。
カールヘフナーは、その結果楽器問屋のマージンがオンされますが、その分そこで調整&修理のベテラン職人たちにより検品され調整がおこなわれます。(私がそこで楽器を購入した数年前までは、少なくともそうでした。)
従って、楽器を仕入れた楽器店がそのお店独自の調整をやらずに販売するのであれば、調整の精度は、すでに職人により検品調整済み、の方が高くなるように思います。
従って、その分少し割高であってもしかたないかな、とは思います。

この掲示板の性格上、メーカー名を挙げての具体的な比較(特に短所の記載)は難しく、とくにストラッドさんは逆にそのような書き込みは消去せねばならない立場にありますので、ストラッドさんの説明を詳しく聞きたい場合はメールや電話で直接コンタクトした方がよいでしょう。

なお、15万円前後の予算であれば、私も桜田さんと同じく中国製、加えて東欧製、に当たりの楽器はあると思います。私ならそれらの国の手工量産品(腕の良い工房職人/下請け職人が一人で作った作品も視野にいれながら)を、探します。ただ、品質レベル/楽器の出来のばらつきは、質問された2つのメーカーとは比較できないほど大きいと思いますので、はずれをひかないようご注意願います。

投稿者:かのっと     投稿日時:2005/01/16 05:16  ---153.0.25

皆様、いろいろ情報をありがとうございます。
以前、別な掲示板で見かけた書き込みにくらべて、こちらは格調たかいですね。
大変参考になりました。

あまりヘフナーなどのブランドに惑わされず、自分の目で耳で、そして弾き心地で
よいものを選べるようになりたいと思います。

今日、ミュンヘンの楽器店と工房で、4艇のバイオリンを弾かせてもらいました。
(実は出張中)
セットで350ユーロの新作ルーマニア製は論外ですが、2艇の新作中国製(590ユーロ)は、少なくとも自分のやつよりは上。1200ユーロのドイツ製オールド(1910年)は、
傷だらけでしたが手入れされていて、音はすばらしかったです。
ヘフナーは取り寄せ可能とのことでしたが、特段ストラッドさんにくらべてすごく
安いということはありませんでした。

なんだか、決めるまでの楽しみが増えました。
ブランドもさることながら、引渡し前のメンテも重要なんですね。
同じ量産楽器でも、販売店によって受け取る楽器の性能がちがうこともあるとか。
(ストラッドさんは評判いいようですね)
ヘフナーも候補からはずしたわけではありませんが、今後たくさん見てみたいと
思います。

ありがとうございました。

Q:曲の難易度について
投稿者:ししどり     投稿日時:2005/01/15 00:27  ---138.134.9

以前、楽器選びについて皆様のご意見をいただいた者です。
その節はありがとうございました。
今回は楽器そのものではないのですが、曲の難易度についてご意見がいただければ幸いです。私は15歳の時にピアノからヴァイオリンに転向したのですが、転向した時の憧れの曲が「タイスの瞑想曲」と「チゴイネルワイゼン」でした。前者の方はずいぶん前に弾けるようになったのですが、後者は譜面をみる限り遠い将来か一生弾けないような気がしています。そこで、今後の練習の励みにできればと思いますので、「チゴイネルワイゼン」は一般的にはどの程度のキャリア(エチュードの進行、難易度からみた協奏曲との序列等)で弾けるようになるものなのかご意見いただけないでしょうか(15歳から始めたのでは現実的に厳しいという意見でも結構です)?習っている先生にはなかなか聞けないので宜しくお願いします。ちなみに現状の私はキャリア7年でクロイツェルの頭の方とヴィオッティの22番を練習しています。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/01/15 22:11  ---11.81.240

まずどの水準で弾きたいかが難しいですよね。
ハイフェッツと同じ水準でしたら一生かかっても無理ですし、
半分くらいのテンポでいいのなら、カイザー終了程度でもきちんと演奏できると思います。

Q:楽器保険について教えてください。
投稿者:りさ     投稿日時:2005/01/15 14:38  ---21.1.164

 今度チェロと弓を買い換えようと思っています。最後の楽器(といっても2台目ですが)にしようと思っています。予算は私にとっては高額で楽器と弓で500万と考えています。
 今の楽器は70万、弓は30万でしたので特に保険とかには入りませんでした。でも最近地震とか災害のニュースが多いので高額な楽器を買うのに不安になっています。
 ネットで楽器保険を検索したら地震とかの場合は保証されないと出ていましたが、地震の場合でも保証してくれる保険はないでしょうか?
 それと掛け金ですがだいたい年間いくらくらいなのでしょうか?楽器と弓、両方に保険をかけるのは無理なのでしょうか?
 お勧めの楽器保険の会社とかあったら教えてください。よろしくお願いいたします。

Q:コントラバスについて
投稿者:プリン     投稿日時:2005/01/08 23:25  ---54.178.163

現在どのメーカーのコントラバスを買うか検討中です。意中のメーカーはオリエンテとスズキなのですが・・・。予算的には国産をと思っているので。中古のスズキの楽器(定価55万?)が25万で手に入るのですが、裏板が合板となっているのでどうしようか迷っています。オリエンテならば、定価38万で単版となるのですが・・・。
やはり音色としては単版の方がいいいいのでしょうか??単版のオリエンテ(38万)と合板のスズキ(55万)のどちらがおすすめでしょうか??

投稿者:teku     投稿日時:2005/01/10 21:49  ---132.136.24

今年もよろしくお願いいたします。
コントラバスですが、裏板が合板はよくあります。
欠点は、重くなること(軽くするには薄くするしかない)。
そのために音にも多少影響が出ると思います。
それと、寿命が多分少し短いと思います。板を薄く剥いで接着剤で
プレスしながら張り合わせるのだと思います。
コントラバスのY楽器さんのところで、長く使っていると
魂柱のところが、出っ張ってくると聞きました。
私のは旧い茶木で、横板が合板ですが(35年ぐらい前のものらしい)
まだ大丈夫のようです。裏板はシカモア(?)という名前で、カエデの
親戚の木の2枚合わせです。
コントラバスは大きいので、性能の割に高いんですよね。いい楽器を見つけてください。

投稿者:teku     投稿日時:2005/01/10 22:06  ---132.136.24

余分ですが、ネットで探すと、
”オリエンテ  26万
左は38万定価の画像ですが
糸巻きが国産になり
見た目は変わりません
表、裏 単板
指板、黒檀”
こんなのもありますよ。

すいませんが、これまずかったら、消してください。

投稿者:K.J tyler     投稿日時:2005/01/15 09:15  ---187.84.46

 コントラバスはバイオリンなどにくらべて板が大きいのでねじれなどのくるいが出やすくなります。もちろん品質の高い木を十分乾燥させて使用すればそんなことは無いのですが、価格によってはそういう訳にはいかないので低品質の単板よりは合板と使うということになります。ただ、その線引をどの辺りにおくかというのはメーカーの考え方によって違いますので、同じような価格設定でかたや単板かたや合板ということになります。
 ということで、単板ならよくて合板ならだめということでは無いので、あまりそこだけを気にするのはどうかと思います。