Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:テールピース、ペグの交換
投稿者:ビオラ弾き     投稿日時:2015/09/22 17:38  ---186.180.16

こんにちは。
テールピースとペグの交換などは、素人が自
分でできるものなのでしょうか?特にテール
ピースを交換するためには全ての弦と駒を取
らないとできないので、魂柱が倒れたりする
事故が発生する場合があるとネットで拝見し
ましたので、ここで質問させて頂きました。

投稿者:猫丸     投稿日時:2015/09/22 21:00  ---201.222.53

テールピースの交換は簡単です。
弦と駒を全部外して取り替えて、駒を元の位置(f次の内側の切れ込み)に合わせるだけです、テールガットも(ナイロンですが)、安いので同時に取り替えた方よいでしょう。
普通魂柱が倒れる事はありません、倒れたら元々短すぎだったことになりますから、魂柱を新しく作り直した方が良いでしょう。

ぺぐ交換はやっかいです、リーマーと、ペグシェーパーが要ります、専用工具なので買うと高いですし、ペグを削るときに慣れないと最悪折ってしまうおそれがあります、弦を通す穴を小さなドリルで各弦ごとに最適位置を選んで開けなければいけないのと、ペグとペグ穴のすり合わせをしなければいけないので、ペグ交換は自分でやらない方が賢明です、テールピース交換だけならやってみても良いでしょう。
テールピースとペグ両方を同時に交換するのなら工房に任せましょう、自分で行うメリットはありません。

投稿者:弦喜     投稿日時:2015/09/23 00:14  ---4.98.71

テールピースの交換については、楽器職人/楽器製作者が行う”楽器の調整”について価値を認めない、あるいは調整による差が認識できないので音がそこそこ鳴っていればそれで満足、という方であれば、日曜大工的な感覚で行うことは可能です。
普通はテールガットも新しくしますので、一般的なテールガットの長さで取り付けようとすると、顎当ても取り外した方がやりやすいと思います。
意外に、短い長さに調整してテールガットを曲げながら取り付けるのは難しいです。
また、テールピースが不自然に傾かないように取り付けるのも慣れが必要です。

楽器を水平に保ったまま、ショックを与えないよう注意しながら作業した方がよいです。駒を外し、駒を通しての表板を押す力がない状態では、魂柱が楽器中央側に落ちる方向に楽器を傾け、ショックを与えたり、楽器をたわませたりすると、正しく立っている魂柱も、ずれたり倒れたりする可能性はあります。

駒を立て直す位置も0.1mm単位での復元が望ましく、駒からテールピースまでの弦長も音質に影響を与えることから、調整による音の差がわかり、微妙な差が気になる方であれば、本職にまかせた方がよいでしょう。あるいは自分が取り替えた後に再度調整をお願いした方がよいでしょう。というか、テールピース交換で音色が変わりますので、その後その状態での楽器(駒、魂柱等)調整が普通は必要となります。

ペグ交換は、猫丸さんの言われる通り単純ではありませんので、本職に任せ、自分では時々ペグコンポジションなどで滑りを調整する程度にとどめておくことをおすすめします。道具購入と、失敗しながら試行錯誤による習練が必要ですので、コスト対効果で普通はまったく割が合いません。

投稿者:ビオラ弾き     投稿日時:2015/09/23 01:45  ---186.180.16

猫丸様、弦喜様。ご回答ありがとうございま
す。
もう1つ質問なのですが、小生は2つビオラ
を所持しているのですが、いずれもよく弓に
は使われるパリジャンアイという銀色の目の
ようなものがテールピースとペグについてい
ます。グレートの高い部品ではないと思うの
ですが、楽器にこのようなものが使われるこ
とはよくあるのでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2015/09/24 00:56  ---4.98.71

はい。

フィッティングの価格は、基本的には、材料の良し悪しと製作精度で決まります。
飾りを付けると、良さげに見えますので、普及価格帯のものを良く見せるには、特に効果的なのでしょう。
木材のボール、金色のボール、パリジャンアイ、ダイヤ型のメッキされたものや、プラスチックのカラーなどが、後付けの飾りとしてはよく使われるように思います。

投稿者:猫丸     投稿日時:2015/09/25 18:34  ---201.222.53

テールピースとペグの先に付いているパリジャンアイについて、なにか伝統的な事例があるのか、ざっとしらべてみましたが、判りませんでした。
手元にある、中国製フィッテイング数点には両方パリジャンアイが付いています、クローソンなどにはついていません。
リュポ系のフレンチスタイルには、ペグの先に装飾が付いているのが、写真集を見る限り種々の装飾が付いていますが、テールピースに付いているのは皆無のようです。
ペグの先にパリジャンアイというのも見られません。

中国製は必ず何かの真似のはずなので理由があるはずですが判明しませんでした。
木工技術は、中国製恐るべしです、値段が全く高級品と比較出来ませんがコスパ大です、材料の仕入れ価格も安いのでしょう、木材の質も馬鹿になりません。
ただし、金属部品のメッキは信用できません、また、テールピースはドイツを使った方が賢明です、ナイロン、ネジ部の加工も危ないです、いきなり切れます。

投稿者:ビオラ弾き     投稿日時:2015/09/25 19:20  ---237.9.117

わざわざ調べて頂いてありがとうございま
す。
私も検索サイトを使って調べてみたのです
が、とある通販サイトにパリジャンアイのつ
いたテールピースとペグ一色がついたものが
売られているのを見ましたが品切れだったよ
うです。その他の名の知れたお店の品揃えを
拝見致しましたがどこにも見当たりませんで
した。楽器事態もラベルがないもので、ヤフ
オクで落札したミステリアスな楽器なので、
謎が深まるばかりです。

投稿者:猫丸     投稿日時:2015/09/26 09:35  ---201.222.53

書き込みを見直して送信しなかったので誤りがひどいですね。
誤解されないように訂正いたします。


>ただし、金属部品のメッキは信用できません、また、テールピースはドイツを使った方が賢明です、ナイロン、ネジ部の加工も危ないです、いきなり切れます。

訂正文
ただし、あご当ての金属部分のメッキ等は下処理が悪いのか剥がれてきたりします、また、テールガットはドイツ製、日本製を使用した方が賢明です。ナイロン部分、ネジ部分の加工が粗雑なため、いきなり切れる事があります。
ルーペでテールガットのネジ部を見て、不良品で無いことを確かめた方が良いでしょう。
テールガットのネジ部が破損、すっぽ抜けすると駒が一気に倒れて表板を打ち付けてしまい、恐ろしいことになります、
これは実際に経験したことです。

投稿者:黒田九郎兵衛     投稿日時:2015/10/01 11:40  ---229.167.82

テールガットはケブラーの紐タイプに
されてはどうでしょう。紐なので適切
な長さでフィッシャーマンノットで結
びます。私の私感ですが 高音の伸びが
よくなる傾向です。

Q:弦交換時におけるペグの調整
投稿者:ふと     投稿日時:2015/09/28 22:53  ---2.157.93

皆さん、こんにちは。

ヴィオラのナイロン弦を交換し、弦がのび
きって音程が安定した時にペグが一番調整し
やすい角度になるようにするよい方法はない
でしょうか。

先日交換したところ、ペグの角度が地面に水
平になり難儀しています。

よろしくご教授ください。

投稿者:人生適当     投稿日時:2015/09/30 19:35  ---104.105.173

単純に考えるなら

もしペグの直径が8ミリとするならペグを一周する弦の長さは

3.14×8=25.12

仮に現在より90度ペグを起こしたいなら、
弦を一周の4分の1程、約6ミリちょっと出せばOKかと思います。

Q:バイオリンギコギコ
投稿者:りー     投稿日時:2015/09/26 21:09  ---223.239.42

中学1年です。中学で管弦楽部に入ってバイ
オリンを初めました。土曜練習とかはコーチ
が来て下さり見てもらえるので結構音程など
は、合ってきています。家でもできるかぎり
やっております。しかしギコギコがどうして
もなおりません。友達にもすごいギコギコな
ってるよと言われ、凹んでいます。原因をず
っと調べていますがなかなか見つからずずっ
とギコギコなままです。だれか原因を突き止
めてください!

投稿者:masa-kun     投稿日時:2015/09/27 17:10  ---137.156.27

>>土曜練習とかはコーチが来て下さり見てもらえるので・・・

ということであれば、その時にコーチの方からアドバイスをもらうのが一番だと思います。

音を出しているところを実際に見てみないと、文面上の言葉のやり取りだけで原因を突き止めるのは、難しいと思います。

原因はこれだと言い切るだけの自信はありませんが、思い当たるのは、右手に力が入ることによって弓を弦に押さえつけることで、音が潰れてしまっているのではないでしょうか?

バイオリンに限らず擦弦楽器に共通するのは、
①弓は、弦に対して直角に動かす。
②弓は、駒と指板の端の中間を弾くことを基本としつつ、
 求める音色によっては駒寄りや指板寄りを弾いたりもする。
③弓を持つ右手は、力で弦に押さえつけるのではなく、右腕の重さ を自然にのせるようにする。
④弓のスピードを自在に変えられる。

ほかにもたくさんの共通点があるかとは思いますが、概ね②③④の組み合わせで多彩な音色や音量をつくり、また使い分けをします。

せっかく何かの縁があって始められたバイオリンです。これからも練習に励まれてください。

投稿者:りー     投稿日時:2015/09/28 17:33  ---223.239.42

masa-kunさん。回答ありがとうございま
す!!masa-kunさんから貰ったアドバイスの
中に思い当たる節がありました。しかし最近
tuttiという、全員で合わせる練習ばかりでなか
なか個人練習が出来ず…コーチにも見てもら
えないときが多いのです…。私ピアノを習っ
ているのですがそこでバイオリンのレッスン
もされています。そこでワンレッスン見ても
らおうか迷っているのですが受けた方が自分
のためになりますか??

投稿者:masa-kun     投稿日時:2015/09/28 23:04  ---137.156.27

 個人レッスンを受けることができるのでしたら、受けた方がいいです。きっと、りーさんのためになると思います。

 バイオリンを始められてそろそろ半年くらいになるでしょうか?
練習していてわからないことや質問したいことがあると思います。せっかくの機会ですから、事前に整理して書き留めておいて、レッスンのときに先生に聞いてみてはいかがでしょうか?
 日頃の疑問を解決するチャンスです。応援しています。

Q:弓の親指をおく場所が削られている?
投稿者:ビオラ弾き     投稿日時:2015/09/25 19:15  ---237.9.117

こんにちは。題目が違うため新しくこちらに
も立たせて頂きました。
数年前にヤフオクで落札した弓なのですが、
表題の通りフロッグがついている部分の木材
が削られているのですが、(写真では確か削ら
れていなかったような・・・落札した小生も
小生ですが) これはよくあることなのでしょ
うか?楽器をひくと削られている部分に親指
があたるため当然その都度指がへこむのです
が、不良品の一種をつかまされたのかなと思
って質問させて頂きました。

Q:Gliga(グリガ)のヴィオラについて
投稿者:ヴィオロン     投稿日時:2015/09/21 05:11  ---22.75.74

ルーマニア製のGliga(グリガ)のヴィオラ(同長17.5インチ)の購入を検討しています。調べたところ、Gligaのヴィオラには、最高クラス(Maestro Vasile Gliga)から最低クラスのGENIA2まであるそうですが、最高クラスの(Maestro Vasile Glaga)の購入を考えています。
①⇒最高クラスの(Maestro Vasile Gliga)にも、何種類かのグレードがあるのでしょうか?
②⇒価格はどれくらいでしょうか?
③⇒日本国内の業者で購入できるのでしょうか?
④⇒日本国内で取り扱いをしている業者があれば、どの業者が取り扱いをしているのでしょうか?
⑤⇒Gliga(Maestro Vasile Gliga)の製造方法、表板・裏板等の製法は一般的な大量生産品(プレス加工)なのでしょうか?
どなたかご存じの方、ご教授下さい。
よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2015/09/22 23:32  ---4.98.71

10年ほど前の情報ですが、
① 昔はGligaのMaestroモデルは基本1種類でしたが、象眼が入っていたり、糸巻きの彫りが凝っていたり、絵が書いてあったりする特殊なものは、それなりに高価でした。その後、Maestroもラインナップが増えたりしているようですが、どのような区分かよくわかりません。
②③④ ストラッドさんの会議室にて、別の楽器店を紹介する気にはなれませんので、ネットの検索エンジンで調べてください。国内の代理店がすぐヒットします。またMaestroモデルの購入は少ないでしょうし、17.5インチのヴィオラは購入者が非常に少ないため通常店頭販売されていませんので、価格やグレード等については国内代理店に直接ご確認ください。
⑤ Maestroを作っている工房(/工場)とGEMA以下を作っている工房(/工場)は、以前は建屋が別でした。Gligaの楽器は量産品ですが、手作り(加工に一部機械は使っているでしょうが)が売り文句です。ただしMaestroモデルであっても分業体制での手工量産品とお考えください。
以前、フランクフルトミュージックメッセでGligaブースを訪ねたことがありますが、Maestroモデルに対しては、なにがしか必ずGligaVasile親方の手が入っていると、GligaVasileの奥さんが言っていました。
材料、職人の熟練度、親方の関与度合いあたりで、他のモデルと差別化しているのでしょう。スクロールの削り方などもMaestroモデルでは抜群に美しいものがあります。

なお、近年中国製が安いものでもほとんど削りだしということもあり、最近プレス加工の新品楽器は見かけなくなりました。(数千円のボンドで接着したような楽器は別ですが。) 今の時代、大量生産品=プレス加工という認識は間違いです。

投稿者:ヴィオロン     投稿日時:2015/09/23 12:43  ---113.4.246

弦喜さん、いつも貴重で的確な情報ありがとうございます。
早速調べてみます。
今後もよろしくお願いします。
ありがとうございました。

Q:カレッサ&フランセ
投稿者:晴れ     投稿日時:2015/09/07 21:27  ---152.92.222

カレッサ&フランセのマスターメイド
のオリジナルのヴァイオリンについて
質問です。
ラベルはどのような表記になっていま
すか?

投稿者:SP2     投稿日時:2015/09/22 11:34  ---197.53.143

ヤロベックの上巻、189ページに写真入りで紹介されています。有力な楽器商ならば必ず持っている文献ですので、お取引のディーラーで見せて貰っては如何でしょうか。

Q:分数楽器の表、裏板の厚さ
投稿者:Ken     投稿日時:2015/09/20 23:02  ---8.147.129

分数楽器の板の厚さはどうなっている
のでしょう?張力はフルサイズより弱
い気がするので、フルサイズよりも薄
くなるのでしょうか。

Q:Walter Wahrのバイオリン
投稿者:NURO     投稿日時:2015/09/02 20:54  ---38.212.100

先日、Walter Wahrのバイオリンを16万円程度で購入しました。値段からして、期待していなかったのですが、同じ価格帯のその他のバイオリンと比べ、なんともいえない、とても良い音がして、購入しました。
購入後、すぐ海外に行く用があり、飛行機の中のキャビンの上の荷物入れに、他の荷物がかさならないように、大事に運んできました。
しかし、ケースを開けた途端、それまでなかった、ニスのクラック??か白い木目が縦に6ミリほどでていて、びっくりしました。落としたり、衝撃をまったく与えていないので、よけいに謎が深まり、とても気にいっていたため、ショックです。
表板の部分です。
板が割れているわけではないのですが、白い木目が0.6ミリくらいの幅ででています。
これはなにが原因か、教えていただけまいでしょうか?
宜しくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2015/09/08 01:07  ---4.98.71

気にされている6ミリほどの白い木目というのが、ニスのヒビが、夏と冬の木目の境目の割れなのかは、ものを見ないとわかりません。
1ヶ所だけなのか、またどこの場所なのかも、書かれていませんし...。

飛行機で特に緩衝剤をケース内、ケースの外側に置く事無く、荷物入れにいれている、ということは、離陸、着陸、気流の乱れなどで、衝撃は結構加わっていますよ。
また、飛行機の中は、結露しないように非常に乾燥させていますので、湿度が異常に下がりその影響を受けますし、どの國に行かれたかわかりませんが、欧州などでは乾燥しますし、東南アジアに行くと外は湿気がありながら部屋の中は逆に冷え過ぎで乾燥もしているという過酷な環境となります。寒いところでの冬場の暖房の室内はもっとひどいですね。
振動、衝撃を除いては、急激な湿度変化が最も楽器にとって悪影響があり。ニカワの接着が弱いと剥がれたり、逆にしっかり接着されていすぎると木材側が収縮で割れるということは、結構あります。
割れやすい箇所は、f字穴の周辺、エンドピン側の下ナットの切れ目、ネックの付け根などです。

Q:Alessandro Voltini 氏 製作ヴァイオリンについて
投稿者:まめらん     投稿日時:2015/06/27 20:51  ---216.4.254

クレモノ在住のAlessandro Voltini(アレサッサンドロ・ボルティーニ)氏の製作ヴァイオリンについて教えていただきたいのですが?
音大生の息子のために購入検討中です。

1.日本での価格帯
2.音色の種類(全体的な音色と、低音と高音それぞれの音色)
3.今後の価値
4.その他

など、過去に使用されていた方、現在使用されている方の御意見はもちろん、聞いたことがありますという方のお話も頂戴したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者:検索好き     投稿日時:2015/06/29 17:06  ---13.51.97

 検索好き(=ヴァイオリンとフルートのRio)は検索に基づく投稿の場合のハンドルネームです。

 アレッサンドロ・ボルティーニの見出しで、Wikipediaに掲載されています。

 「Alessandro Voltini バイオリン」で検索すると、各地の有名楽器店で扱われています。東京の某郊外店のホームページで音が公開されています。圧縮されていますので、これで判断するのは難しいと思いますが、モデルによって音が違いますね。

 お茶の水の有名店にusedの値段が出ています。100万円台半ばで、usedと新品の値段がどう違うのか私にはわかりませんが、その値段で見る限りクレモナとしてはそれほど高価とは思えません。



 

投稿者:まめらん     投稿日時:2015/06/29 21:27  ---216.4.254

検索好き様

回答ありがとうございます。
ネットにおける情報に関しては、私も入手済みです。

できれば実際に試奏・演奏経験のある方からの情報を得たいと思っております。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。

投稿者:rio(昔の名前で出ています)     投稿日時:2015/06/30 08:17  ---186.41.169

ベテラン製作者です。

トリエンナーレで確か優勝をしたことも
あると思います。

今まで4本のバイオリンを見た印象では

技術的には安定した作風で
どの楽器も、大きな外れはない印象を持っています。
音は中庸で、調整の仕方で
いろいろ幅のある音が作れる
楽器という感じでした

価格帯についてはネット情報などで検索してください。
私は弦楽器は売り手の提示価格が納得できなければ
買わなければいいとかんがえており
価格帯の判断がつかなければ
ご子息の指導者に相談すべきことと思います。
指導者は弟子ならびに弟子の親御さんには
楽器選定にあたり最大限の助言をするのが
あたりまえだと考えています。


今後の価値については
ないと考えてよいと思います。
現在、多くの製作者がおり
プレミアがつくのは、ほんの数名です
そのほんの数名の中に彼は入っていないと思います。

今使用する道具としての楽器という視点で
ご購入されるのが一番かと思います。

日本ではあまり知名度がないので
よい製作者だけれど
値段は比較的安い
印象を持っています。

投稿者:まめらん     投稿日時:2015/06/30 12:58  ---93.160.220

rio 様

4本を比較し、作風が安定しているとのこと。最も安心する言葉です。
音色に関しても、中庸だが幅があるということは、弾きこむことで好みの音色に変えていけるということでしょうか?

【師事する先生は「一千万円以下は、ヴァイオリンとは呼べない」という考えなので、相談はしておりません。少々気難しい先生です。我が家の財力で難しい問題です。】

Alessandro Voltini氏のヴァイオリンを試奏した息子は「すごく素直な楽器だよ。弦を変えたら音色が変わるかも」との感想でした。

今回のrio様の幅広いコメントは「なるほど~」と読ませていただきました。ありがとうございます。

また他の方で思いついたことありましたら、投稿お願いいたします。 

投稿者:rio(昔の 名前で出ています)     投稿日時:2015/07/01 12:48  ---196.123.46

「中庸で幅がある」
大変わかりにくい書き方で申し訳ありませんでした。

音色は弾いた限り、他の人が弾いているのを聴いた限りでは
特別何か突出した個性は持っていませんでした。

4本のうち1本は
私にとっては弾きにくく、弾きごたえがあり
一般の人では弾きこなすのが無理かなと
感じました
この弾きにくさは
かなりの上級者向けの楽器の時に感じる
いつもの違和感でした

他の3本は 、やや抵抗感はあるものの
バランスよく鳴らせることができ
GD線の弱さも感じず
よくできた楽器だと思いました。
工房などで職人さんと相談しながら
調整すれば弾き手の求める音色を
作りやすい楽器なのではとか感じたということです。

指導者の方が1千万円以上というコメントは
同様に私も教えてもらっていた複数の先生から言われました。
楽器として楽しい楽器を探すには 、1千万円は最低ないと探せないと言われました。演奏家の目から見るとそれは事実なのかもしれません。コンテンポラリーやモダンにはない魅力を数千万円クラスの楽器は持っていると私も思います。
でも、その楽器を親が子に買わなければならないのでしょうか?子供が大きくなり自分で稼いで買うのも一つの考えだと思います。
私は楽器を先生に相談した時はこう言いました。
「良い楽器は数千万円の予算が必要なことはわかっています。しかしながら、今の私に楽器に充てられる予算は***万円です、今はつなぎとしてこの予算で楽器を紹介してください 。」と言いましたら 、在日中国人製作者の方を紹介してくださいました。費用は予算の3割で済む価格でした。ただ、注文から完成まで3〜4年かかることとなったので更なるつなぎとしてマントバの製作者の楽器を買って使っていました。きっと先生も話せば理解していただけると思いますし、研鑽を続ければ先生の紹介で楽器の貸与の話もあると思います。

投稿者:まめらん     投稿日時:2015/07/02 21:27  ---216.4.254

rio 様

本当に楽器選びは難しく、楽器探しを始めて半年近くになります。
息子が求める音色は(当然皆が憧れる)オールドの深くて芳醇な音色なのですが、やはり予算には限度があり、なんとか親として精一杯のことをしてあげたいという思いです。

試奏した Alessandro Voltini 氏の楽器は、音の広がり方がストレートだったそうです。ただ「これだ」という決め手に欠けるらしく、母が代わってこちらで質問させていただいた次第です。


rio 様のコメントにありました在日中国人製作者というのは、もしかして豪〇寺に工房を構えていらっしゃる方でしょうか?
とても良い腕を持っていると聞いたことがあります。もしそうでしたら、その方のヴァイオリンの情報も教えていただけますか?
なんだか図々しいお願いばかりで申し訳ありません。

投稿者:rio(昔の名前で出ています)     投稿日時:2015/07/04 20:32  ---4.154.206

まめらん様

お問い合わせの件ですが
この掲示板はSTRADさんのHPですので
私としては、他の弦楽器店・弦楽器工房のことについての
具体的な記載は控えさせていただきたいと思います
ご希望にそえず申し訳ありません。

STRADさんの掲示板にご縁があったのですから
一度STRADさんに楽器の
ご相談をされてはいかがでしょうか?

インターネットの情報より
実際に楽器を手にする方が
より確実な情報を得られると思います

また、思いもかけない楽器との出会いがあるかも知れません。

息子さんはもう大学生(音大生)とのことですから
親は、楽器を買うのに口を出さず
お金を渡して、
「これで好きな楽器を買ってきなさい」
の方が良いような気がいたします。

投稿者:まめらん     投稿日時:2015/07/05 18:18  ---216.4.254

rio 様

多々教えていただき、ありがとうございました。
そして他工房の件、配慮が足りず申し訳ありません。
またSTRADさんへは昨年伺い、何台か試奏させていただいております。


楽器選びに関しては息子に一任しておりますが、お金に関しては任せられません。私と夫が日々一生懸命に働き、また祖父母に頭を下げ援助してもらった総額〇百万円です。
おそらく親がしてあげられるのも、これが最後でしょう。だからこそ、息子のために時間がかかっても納得できる楽器を購入してあげたいと願う親心なのです。

まめらん

投稿者:moimoi     投稿日時:2015/07/24 11:42  ---231.59.4

まめらん様。

当方チェロをやっております。

ヴァイオリンはチェロと違って色々と選択の余地がありますので、もしもアレッサンドロ・ボルティーニくらいの楽器を購入の候補に挙げられているのでしたら、
下記の楽器もお試しになられた方が良いと思います。

マルチェロ・イーヴェ
プリモ・ピストーニ
コラッド・ベッリ
イヴァーノ・コラッティ

弓も非常に大切です。
コシのある、へたりのない綺麗なヴィネロン(父)で上記の楽器を鳴らしてみてください。

別世界が広がると思います。
調整も非常に重要です。
板の厚い楽器でも、調整次第で鳴らしやすくなり、
響きも増します。

投稿者:moimoi     投稿日時:2015/09/04 18:49  ---.80.139

追加で2人のオススメ新作製作者を。

ニコラ・ラザーリ
ロレンツォ・マルキ

投稿者:moimoi     投稿日時:2015/09/04 19:08  ---.80.139

あと、もう一人。

ピエランジェロ・バルザリーニ

若くして亡くなられた天才。

Q:ヴィオラのケース・肩当てについて
投稿者:ヴィオロン     投稿日時:2015/08/27 00:55  ---187.67.37

ヴィオラの胴長17,5インチでローワー・バウト285mmの楽器購入を考えていますが、ケース及び肩当て、弦等オーダーする経済的余裕は全くありません。市販のケース、肩当て弦等で間に合うのでしょうか?経済的余裕もありませんのでオーダー無しでケース及び肩当て、弦等について市販ので最大の物で用が足せるヴィオラを探すつもりです。市販のもので最大のケース、肩当て弦等(メーカー等)ご教授下さい。
よろしくお願い致します。

投稿者:弦喜     投稿日時:2015/08/30 15:30  ---4.98.71

ボディー長448mm、ロワーバウツ282mmのヴィオラを所有しています。ほぼヴィオロンさんがお考えのヴィオラと同サイズかと思います。

弦は、ロングスケールのヴィオラ弦を購入すればよいとでしょう。
実績としては、ダダーリオのヘリコアのロングスケールは問題なく使えています。一方、ドミナントの普通に売られている弦をそのままつけると、C線側の長さが足りずに糸巻き側の色付きのカバー部分が少し指板側にはみ出ました。

大きくなると厚みも大きくなるので、個人的には、肩当てなし、あるいはクッション型の肩当てをして使っています。
妥協できるサイズの肩当ても探せばあるように思いますので、楽器を持って肩当てを多く置いてあるお店で確かめながら、肩当てを購入するのがよいでしょう。

ケースはなかなかサイズがなく困りものです。
私の場合は、海外の楽器屋さんに探してもらい、
BOSKOVIC & CO.MFG.LIMITED社(カナダ製)のThe Duralite Coverというタグのついた角形ケースを購入しました。(5万円ほどかかりました。)
あと、ルーマニアのGligaというメーカーでは、量産品17.5インチのヴィオラもラインナップしており、10年ほど前にはケース付属で売っている時がありました。ナス型と角形両方ケースが選べたのですが、その後品切れなのかケースは付属しないで売られるようになり、今はどうなっているかよく知りません。

以上ご参考まで

投稿者:ヴィオロン     投稿日時:2015/08/31 19:28  ---113.4.246

弦喜さん、大変貴重な情報ありがとうございます。
私も、弦喜さんご指摘のサイズの楽器の購入を考えていたところでした。
肩当てにつきましては、私が調べたところでは①→ⅯACH ONEビオラ肩当てⅬサイズ(ポーチ付)「カナダ産天然メープル」がローワーバウト255mm~285mm(使用可能範囲)②→Viva La Musicaに「XXL」というサイズの商品があるらしく、そちらだったら対応出来るかもしれないとの事でしたが、あいにく同サイズの取り扱いがなく、確約は出来ないとの事でした。とのメーカーよりの返事がありました。①→ⅯACH ONEについては脚が左右に回転しますが、上下に可動しないタイプみたいで、②→Viva La Musicaに「XXL」については外の同社製品をネットで観た感じでは、上下にも可動するタイプみたいでしたので、②→Viva La Musicaの購入を考えています。
弦とケースにつきましては、弦喜さんよりアドバイス頂いた商品を購入する予定です。
貴重なアドバイスありがとうございました。
今後もよろしくお願い致します。 

投稿者:ヴィオロン     投稿日時:2015/08/31 20:10  ---113.4.246

弦喜さん大変貴重なアドバイスありがとうございます。
弦とケースにつきましては、アドバイス頂いた商品購入を考えております。肩当てにつきましては調べてみたところ次の二つを考えております。①→ⅯACH ONEビオラ肩当Lサイズ(ポーチ付)「カナダ産天然メープル」ローワーバウト(255㎜~285㎜使用可能)②→Viva La Musicaに「XXL」というサイズの商品があるらしく、そちらだったら対応出来るかもしれないとの事でしたが、あいにく同サイズの取り扱いがなく、確約は出来ないとの事でした。とのメーカーよりの回答がありました。①→ⅯACH ONEについては肩当の足が回転するが、上下に可動不可)②→Viva La Musicaについては同社のオールサイズの商品をネットで観たところではKUNの肩当てと同じように上下にも可動可能の様でしたので②→Viva La Musicaの購入を考えております。
弦喜さん、今後もアドバイスよろしくお願い致します。

投稿者:ヴィオロン     投稿日時:2015/09/01 21:14  ---113.4.246

弦喜さん過日は貴重なアドバイスありがとうございました。
ビオラケースの件ですが、ネットで調べましたところ
ビオラケース17インチ用(サイズ約82㎝×33㎝×15㎝)重さ約2,5㎏、軽くて実用的なライトオブロングケース
価格16,000円(税込17、280円)送料別との商品を見かけ、17,5インチのビオラが収納可能かどうか問合せのメールを送信したところ、以下の様な返信が来ました。

17.5インチの楽器が手元に無いため確認は出来ませんが、17インチ(ヒル型のあご当金具仕様)を収納して、前後長で僅かに隙間が出来る程度です。
在庫品で対応できる物があるか確認致しますので、楽器の寸法(全長・胴長・胴部横幅等)をお聞かせ頂けませんでしょうか?

誠に厚かましいお願いですが、よろしかったら弦喜さんがお持ちのビオラの寸法(全長・胴長・胴部横幅等)を教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願い致します。

投稿者:弦喜     投稿日時:2015/09/02 01:31  ---4.98.71

胴長、胴部横幅(最大値)はすでに書いた通りです。(メーカーが1品ずつにつけている写真付きの保証書に記載された数字です。)加えて、アッパーバウツは222mm、厚みは56mm。
全長(エンドピンは除く)については73.5cmくらい。(裁縫用メジャーでのおおざっぱな計測です。計測しにくい!)
17.5インチは444.5mmですので、私のヴィオラは17.5インチより少し大きいです。

ヴィオラは標準サイズというものがなく、胴長、胴部横幅、全体の長さともに個体差が大きく、その個体を計測しないと意味がないですよ。
私がメインで使っている楽器は、16.5インチですが、ロワーバウツが大きく、16.5インチ用のナス型ケース等で、胴長、長さは問題ないけれども、横幅の点で入らないものが結構あります。

なお、17インチのケースを検討中とのことですが、0.5インチは1.27センチですので、0.5インチの差は結構大きいです。
また縦は調整でなんとかなっても、285mmはかなり幅広ですので、横幅が入らない可能性もみないといけません。

まずは、17.5インチといわれている胴長のミリ単位の実際のサイズ、アッパーバウツ、ロワーバウツのミリ単位のサイズと、楽器の写真を、楽器屋さんに送ってはいかがでしょう。全体の長さは多分大丈夫でしょうが、もし頭があたるようなら、ケースを削るなどで最悪対応できると思います。

投稿者:ヴィオロン     投稿日時:2015/09/02 19:31  ---113.4.246

弦喜さん早速の書込みありがとうございます。
ヴィオラのケースは大変難しいのですね。
弦喜さんよりアドバイス頂いた方法で購入する様に致します。
大変お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
これからもアドバイスよろしくお願いします。