Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:オールド楽器の場合弦はゆるめたほうがいいでしょうか
投稿者:ks     投稿日時:2005/04/24 19:30  ---06.67.71

1830年程度の楽器を使っていますが楽器のためには毎日使ったあと弦は緩めておいたほうが良いでしょうか、もちろん楽器は割れの修理はたくさんあります。力木は20世紀になってから換えてあるようです。モダン、コンテンポラリの楽器は特に緩める必要がないときいておりますがどんなものでしょうか、オールドを使用の方のアドバイスをください。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/25 12:07  ---102.24.68

いらっしゃいませ、

きちんと調整がされていて現在日常的に使用しているのであれば、
弦は張ったままでいいと思います。逆を言いますと、緩めなければいけないようであれば、楽器を再調整する必要があると思います。それでは!

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/04/25 17:41  ---2.149.181

ksさんへ。

私も1840年代のオールドのチェロを弾いていますが、楽器屋さんから健康状態が
良いと言われていますので、弦を緩めることはしていません。緩めると引き始める
前に毎回調弦するのが、ほんのチョットですが厄介ではないですか。、

ストラッド店員さんの言われる通り、緩めなくても良いのは、あくまでも調整が
良くなされている楽器であることが前提だと思います。。

私は、楽器は1〜2年に一度はメンテナンスのため、楽器屋さんで見てもらって
います。(本当はもっと短い間隔でやってもらえば、なお良いと言われていますが・・・)

ksさんのチェロもだいぶ修理はされてあるようですが、もしご心配なら一度
楽器屋さんに状態を見てもらうと良いですね。

Q:はじめまして
投稿者:TOSCA     投稿日時:2005/04/23 00:34  ---130.197.130

こちらのサイトを読ませていただくうちに、自分の楽器の素性を知りたくなりました。
どうかよろしくお願いいたします。ラベルは GIUSEPPE LECCHI PECE IN GENOVA
1938とあって、手書きのサインがあり、裏板の内側に G.LECCHI GENOVAと焼印?が
あります。10年近く使っていながらのんきな話でお恥ずかしいのですが、今ごろになって
どんな人なのだろうと興味がわいてきました。やや硬めの音で、音量もあり元気な
楽器です。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/25 14:32  ---102.24.68

いらっしゃいませ、

GIUSEPPE LECCHIさんは、1895年イタリア生まれの20世紀のバイオリン製作者の中でもっとも優れた製作者の中の一人と証されています。素晴らしい製作者です。

有名な方なので「GIUSEPPE LECCHI」で検索すれば、このページの過去ログを含めいろいろ情報がわかります。ストラド型とガルネリ型両方製作しています。それでは!

投稿者:TOSCA     投稿日時:2005/04/25 17:24  ---130.197.130

ストラッド店員様

教えていただいて有難うございました。私なりに調べていたのですが、過去ログですか、
ああほんとうに気が付きませんでした、お恥ずかしいです。早速調べてみます。
どこを見てもLECCHIさんに出会えなかったので、詳しい皆様に教えていただこうと
思った次第でした。お手数をおかけして申し訳ありませんでした。

Q:弓竿の強さ
投稿者:ことやん     投稿日時:2005/04/23 14:42  ---0.49.112

こんにちは。バイオリンを弾いて約8年になります。
今家に楽器店から借りてきたバイオリン弓が2本あって、どちらにするかとても悩んでいます。

1本は非常に弓竿が強くて力を入れずに楽に弾けます。強弱がとてもつけやすく切れがあります。粘りがあって弓先でもぶれにくく、現在使用中の5万円の弓(先生には値段以上のいい弓だと言われました。)とは明らかに違う、弾きやすい素晴らしい弓です。

もう1本は自分の楽器と相性がいいのか、音色がとても良くて楽器がよく響き、音に奥行きが出ます。甘い曲を弾いた時ビブラートをかけると特にA線、E線でうっとりする音がでます。
弓竿の力は現在の弓よりは強いですが、劇的には変わりません。音量は増えますがダイナミクスのレンジは1本目ほどではありません。

友人3人に聴いてもらったところ(クラリネット奏者×2、チェロ)、前者は華やかな音、後者は丸みのある大きな音だとのことでした。

現在アメリカに住んでいてレッスンに行っていないので聞く先生がいません。
ホームページなどでいろいろ見てみたところ、弓は弓竿の強いものが1番、と書いてあったので
1本目に決めようかとも思うのですが、2本目を弾くと音にうっとりして気持ちが揺らぎます。
弓はやはり「弓竿の強いもの」を選ぶべきなのでしょうか?
またどの程度の強さがあればいいのでしょうか?
傾向的に2本目は今の弓に似ていると思うのですが、右手が慣れているから楽器がよく鳴らせるのでしょうか。1本目もしばらく弾いていれば手が覚えてもっと響いてくることはありますか?

ちなみに1本目はGuillaumeさんの弓で、もう1本はPierre−Yves Fuchsさんの弓です。

よろしくお願いします。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/23 22:13  ---151.3.240

腰を選ぶか、音色を選ぶか、難しい選択ですね。
腰が強い弓は音色がイマイチ、音色のいい弓は
腰が柔らかい場合が多く、双方を両立させた弓
(オールド弓)は相当高額な買い物になります。

弓を買い換える時は現在使っている
ものよりも、二回り性能のよいものを
購入すべきであるという専門家もいます。
一回り程度上級の弓では、違いがわからなくなるので
買い換えるメリットがあまり無いということらしいです。

ギヨームさんの弓はどのグレードですか?
金黒檀や金鼈甲なら買って損はないように思いますよ。
新作ですので最初は硬い感じがありますが、
使い込めばしなやかで粘りのある弓に
変わっていくらしいです。

私のギヨームは2003年製の金黒檀ですが、上品でまろやか、
とろみのあるふくよかな音が出ます。腰はそれほど
強靭ではないですが、まずまずのレベルです。
音質の高品位感が際立つ弓といえます。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/24 00:11  ---168.170.196

今は決め時ではないのかもしれませんね。自分の中で大切にするものを整理するとが最も大事かもしれませんね。
色感があってもダイナミクスの幅が、楽器のレンジに対して足りているかは、冷静に判断した方がいいかも。。。基本的に楽器も弓も意図を客観的に聴いてもらう道具に過ぎない、と言うところがあるので新しくても古くても合理的に変化の幅がつけられるものを私は選択します。って、言うは易しですね。。。
ただ、直接バイオリンを演奏されない方へ客観的な意見を求めることは、大変いいような気がします。むしろ先生より大事だったりして。。。
裏板の強さに比例した弓の強さ、ということだけは頭に置いて、もう少しいろいろご覧になってみても、いいのではないでしょうか?

投稿者:ことやん     投稿日時:2005/04/25 01:38  ---0.49.112

セイジさん、てつさんどうもありがとうございました。文章に「書く」ということによって自分の気持ちの整理もできましたし、ご意見とても参考になりました。
やはり腰の強さと音色の両立したものを見つけるのは予算内ではなかなか難しいですね。
2本ともはっきりとした個性を持った弓なので、両方持って弾く曲によって使い分けできたらいいんですけど。1週間の予定で借りましたが、少し延長していろんな人に聴いてもらってじっくり考えようと思います。他にももう少しみてみます。

ちなみにギヨームさんの弓はシルバー+黒檀です。予算外だったので金の弓は弾いていませんが、お話をきいているとセイジさんのは素晴らしい弓ですね!
ギヨームさんのシルバーの弓は別にもう1本借りましたが、悪くはないのですが全体に平均的な印象でピンときませんでした。同じ製作者がたとえ丁寧に選別された素材を扱っても、傾向として似てはいても最終的には1本1本差がこんなに出るのかと改めて驚きました。
他の弓も探しつつ、とりあえずまだ弾いていないFUCHSさんの別の弓を借りてみようと思います。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/25 12:18  ---151.3.240

ことやんさん こんにちは

いろいろな人がご指摘のように
弓は同じメーカーの同じ価格帯でも
1本ずつ個性が違います。

使用している木材が天然の材料なので、
それぞれ微妙に性質が違うために
音にも影響が出るのだそうです。

出来るだけたくさんの弓を弾き比べて
みるとよろしいでしょう。
ただし、1本の弓を長く弾いていると
体の方で調整してなじんでしまうので
弓の個性の違いがわからなくなります。

同じパッセージを短時間ずつ弾いて比べるのが
いいそうですよ。
よい弓が見つかるといいですね。

Q:WARCHALバイオリン弦セット
投稿者:シュン     投稿日時:2005/04/24 11:18  ---145.204.30

3種類のWARCHALバイオリン弦に興味があります。HPに弦の特徴が載っていますが、もう少し具体的な特徴(しっとりしている、艶がある、すっきりしている、まろやか、発音がいい、明るめ、落ち着いているなど)の説明をお願いします。もちろん、楽器との相性や奏者の主権的意見の違いがあるとは思いますが。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/25 12:14  ---102.24.68

いらっしゃいませ、WARCHALの使用レビューですが、過去ログにございます。
このページの一番上の「過去ログ検索」のページを開いて「WARCHAL」と検索してみてください。私が使用した感想を書かせていただきました。

私はまろやかな弦が好きなので、好きな順番は以外かもしれませんが
NEFRIT KARNEOL AMETYSTの順番でした。
それでは!

Q:バイオリン弓
投稿者:みみ     投稿日時:2005/04/24 08:17  ---135.68.119

 弓のお話が出ていたので、便乗質問させて下さい。現在、弓の買い替えを検討中です。楽器は85年前のボヘミア製(ラベルはイタリア製ですが)で、茶色のニス、落ち着いた音がします。昨年末に126万で購入しました。今使用している弓は以前から使っているもの(Finkelの定価¥128,000)で、最近あまりに楽器に対して音色も、弾き心地も不足していると感じられるようになりました。ちなみにバイオリン歴3年です。
 いろいろとネットで情報を集めているのですが、まだテクニックもないので、選択に悩んでいます。今は30万円代ぐらいで購入して、将来グレードアップすべきか、それとも思い切って50万くらいでもっと良い弓を購入すべきか・・・。また古い弓、新しい弓どちらがいいのか等々。とりとめのない質問ですが、どなたかご教示お願いします。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/24 11:30  ---168.170.196

フィンケルの弓は子供のころに使っていましたし、周囲にも持っている人が沢山いました。
バランスが一般的なものより先の方にあるものが多いな、と言うのが個人的な感想です(あくまでも私の個人的なものです)。
今回の場合、将来楽器を買い換える可能性があるかどうかが、ひとつのポイントになりそうですね。個人的には、楽器の能力に比して価格の高すぎる弓は必要ないように思っています。そして、弓を楽器に合わせるのであって、弓に楽器を合わせるのではない、ということです。
50万ぐらいまでだと、新しい機能的な弓を買う方がいいのかな?とこれまでの経験では思っていますが、もう少し出すとフレンチではない例えばドイツのニュルンベルガーなどのある程度古い機能的な弓が手に入ります。30万ぐらいでも、探せば機能的ないい弓がありますので、とりあえずそれで技術を身に付けて考えるのもひとつの手ですね。価格が安い弓はおそらく耐久性も短い、というのも事実ですが。。。

よく事情がわかりませんが、とりあえず。

投稿者:みみ     投稿日時:2005/04/24 20:16  ---135.68.75

 てつさん、コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。Finkelはバイオリンの先生に選んでいただきました。バイオリンは今のところ、買い替えは考えていませんので、弓も今度買い替えたら、なるべく長く、大切に使っていきたいです。本や雑誌を読んだりすると、楽器よりむしろ弓の方が大切。という話もみかけますよね。値段の安いものは耐久性に劣るみたいですが、30万円前後だとどのくらい使えるのでしょうか?使い方にもよるかもしれませんが、アマチュアなので、毎日何時間も弾くことはありません。それから弓ならフランス、とよく聞きますが、ドイツものとの違いみたいなことはあるのでしょうか?メーカーによる特徴みたいなことも、どなたかご存知でしたら教えていただければ助かります。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/04/24 22:23  ---6.35.204

弓は手の延長であり、良い弓を選ぶためには、自分のやりたい演奏に対してどう応えてくれるかの明確なイメージを持って探す必要があります。剛弓が好きな人、しなやかな弓が好きな人、好みは様々です。弓もそれぞれが、全然違う個性を持っています。
ヴァイオリン経験3年ということですが、多分まだいろいろな奏法はマスターできていないでしょうから、試奏においても試す事のできる範囲は限られ、従って、例えば強い音は鳴るけれど、跳ばしになるとどうもうまく行かない、などというものを選ぶ可能性もあります。一方、別の人に選んでもらっても、最終的に自分に合うかどうかはわかりません。
明確に今の弓の欠点が自分で語れないのであれば、私はもう少し今の弓でしのいで、演奏面での内からの要求でこんな弓が欲しいと思うようになるまで待った方がよいように思います。

ある程度のレベル(普通のアマチュアなら一生?)使って満足できるレベルの弓を求めようとするなら、あくまでも私見ですが、60〜70万円は用意した方がよいと思います。その予算であれば、フレンチの新作から、少し古い弓まで選択肢が広がり、コンクールで賞をとるようなある程度名の知れた個人製作者(超一流は除きますが..)の弓が入手できます。その場合は、楽器店に少し予算の幅を広げた範囲で、出来る限り数多くのおすすめ弓を集めてもらい、納得いくまで試し弾きして、本当に気に入ったもの一本を決めればよいでしょう。

個人的には、予算が許す範囲で、弓はできるだけ良いものを、という主義ですが、それは自分にとって良いものが分かっている、という前提での話です。当たりの12万の弓とはずれの30万の弓、それくらいの差であれば12万の弓の方が良い事も充分あり得ます。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/24 23:20  ---168.170.196

最近はもしかしたら国ごとの違いがなくなっているのかもしれませんが、正直よくわかりません。しかし、私がニュルンベルガーと言ったのは、古いドイツの弓でありながらフランスの弓に近いと感じるからなのです。楽器本体で言うとイタリアの楽器の評価が高く値段もそれについていきますので、ひとつの選択肢としてそういうものを考えることもいいのかな?と思うのです。
一般的にドイツの弓はフランスのものより重いと言うか暗い音なのかな?と言うイメージを持っていますが、気にならないと言えばならないかもしれません。大事なのは、手の感覚を伝えてくれる機能性ですので弓を選ぶとき私は、発音がはっきりしてスピッカートが切れること、その上で余韻が長いこと、という方向性で考えるようにしています。更にその上で古いものの持つ質感をつけていくと、とても高いものになりますね。
30万ぐらいで売られているものもプロオケのコンマスがセカンドボウとして持っているのは知っているので基本的な技術を身に付けるのには問題のない予算でしょう。が、耐久性はどうなのでしょう。子供のころもっていたものは、10年使ったらコシがなくなってしまいました。しかし、このレベルのものは量産品なので、その品質のムラの中からきちんと選択したものを並べている楽器店で相談して買うことが重要だと思います。
また、50万を超えるあたりから、量産ではないフランスの個人作のものもあり、国産でも、結構いいものがありますので、満足感を得ながら、かなり長く使えるとは思います。
個人的に、機能と質感両方を得ようとするならば、100万円以上出したいと感じますが、上記のニュルンベルガーなどは双方のバランスが取れていて面白い選択肢だと思います。なかなか置いている店がないかもしれませんが。。。
却って混乱させているかもしれませんね。。。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/24 23:36  ---151.3.240

国産メーカーのアルシェの弓は、
値段と性能がきちんと比例していて
高い割に良くないというはずれの弓は
あまり無いようです。

大手楽器店で同社の30万程度、50万程度、100万程度の
弓を弾き比べてごらんになると、
おおよその値段と性能のグレードの違いが
判るでしょう。

高価な弓が何故、高価なのかを知ってから
ご自分の弓をお選びになるのも悪くないです。
アルシェ弓の購入をお薦めしているわけではありませんが
同一メーカーの製品を比べて価格帯による相違を理解するには
良い教材になると思います。

Q:はじめまして。
投稿者:セロ弾きの大五郎     投稿日時:2005/04/19 23:43  ---113.76.43

 はじめまして。以前からこのぺージにはちょくちょくおじゃまさせてもらっています。毎回色んな情報が書き込まれていて,見ているだけでも楽しく,とても勉強になります。チェロをはじめて4年になるのですが楽器を手放すことになり,今は自分の楽器がない状態です。これからも弾きたいのでチェロの購入を考えています。そこでチェロを購入するときのポイントなどいろいろお聞きしたくて投稿することにしました!これからよろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/20 11:33  ---102.18.189

いらっしゃいませ、

そうですね、下世話な話になりますが、やはり大体のご予算を解らないと、他の方もなかなかアドバイスするのが難しいと思いますよ。またご自分のこだわりなども書くといいと思います。例えば、傷があるのはいやですとか、古い物がいいとかですね。

それでは!

投稿者:奔     投稿日時:2005/04/22 21:22  ---41.102.211

たとえば100万以上予算があるのか,
30万以下にどうしても抑えたいとか,です。

投稿者:セロ弾きの大五郎     投稿日時:2005/04/22 23:31  ---78.28.7

漠然とした質問をしてしまって本当に申し訳ありませんでした。
予算は30万円程度かと考えています。その予算内で弓とケースも揃えられたらと…思っています。予算はとても十分とはいえる額ではありませんが御教授のほどよろしくお願いいたします。

投稿者:ひでお     投稿日時:2005/04/23 00:24  ---166.183.96

30万でケース、弓、ケースをそろえたいのですね。
でしたら、
1)多少見た目はわるくても音が良くて弾きやすい中古チェロを探す。
2)30万以内でケース、弓、ケースがセットになっている新作チェロを買う。
の2つの選択枝があるとおもいます。

私でしたら1)を選択します。仮に定価が20万と同額である場合、新作チェロと永年弾きこまれた中古チェロでは、中古チェロが音が良く弾きやすくお買得と思います。現在20万の中古チェロでしたら30年ぐらい前は50〜60万ぐらいはしているはずで、楽器のランクははるかに上です。でもそういう中古チェロはなかなか入手困難ですね。自分の予算(例えば20万ぐらいとか)を伝え、中古チェロを探している旨、楽器屋さんにお願いしておくのも良いかも知れません。

あとチェロを選ぶ際のひとつのチェックポイントで重要なことは、そのチェロがどのぐらい共鳴するか?です。C線の第1ポジションで1指で正しくDの音を弾いたとき開放弦のD線が共鳴するはずですが、その振幅が大きい楽器ほど良く鳴る楽器と考えて良いと思います。
よいチェロがみつかると良いですね。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/04/23 20:08  ---2.149.108

チェロ弾きの大五郎さんの質問に対して、ひでおさんが適切なアドバイスをなさっておられますが、私は違った観点から私見を申し述べます。 

私はこれまで3回チェロを買い換えた経験からして、機能的な問題を検討する前の段階の話になりますが、楽器を買って後悔しない選びかたを次のように学びました。

人にはそれぞれ「好み」と言うものがあります。弦楽器でいえば、外観(美観、ニスの色合いや色艶)とか、音の鳴り具合い(響きや音質)、更にどの程度の健康状態までなら自分自身で許容できるか、などの問題です。

例えば、「色が少し好みではないが、音がよく鳴るようだからこれを買うことにしようか・・・」とか、「この傷跡が少し気になるが、値段が安いのだからいいことにしようか・・・」などと安易に妥協したり、買い急ぎをしてはいけないということです。もしこのような考えで楽器を買ってしまうと、その気に入らないところが、後になって気になりだし、後悔してしまうことになるでしょう。そして「このような楽器は買うんではなかった」などと悩むことにもなりかねません。

こんなことを気にするのは私だけかと思っていたら、このサイトのQ&Aにも同じような悩みを打ち明けている人たちがいることを知り、やはり楽器に関しては皆さん同じ気持ちなんだなぁと感じた次第です。ですから少しでも気になるところがある楽器とか、少しでも気に入らないところがある楽器とかは、迷わずにいさぎよく諦めて、たとえ時間がかかっても、楽器店を歩き回って本当に満足できる別なものを探すようにするべきだと思うのです。

チェロ弾き大五郎さん始め、これから楽器を買おうとしている方々は、このようなことについても心がけた上で、楽器選びをなさった方がよいと思いお伝えしました。

因みに、私は3度目で漸く気になるところのないチェロを買うことができ、今は満足しています。この間、余計なお金を払って勉強させられてしまいましたが・・・(笑)。

Q:ペグについて。
投稿者:おるか     投稿日時:2005/04/20 18:41  ---255.114.200

こんにちは。
またまたお邪魔させていただきます。

先日思い切ってチェロを購入しました。
調弦にチャレンジしてみようとペグに手を掛けてみたのですが、かたくて全然動きません。
こちらでも何度か話題になっていたのを見たのですが、私にもアドバイスをいただけたらと思い質問させていただきます。

初歩的な質問で申し訳ないのですが、コンポジションはペグを抜いた状態で塗るものなのですか?
ペグが付いたままで塗ることが可能なら試してみたいのですが、もし、抜いた状態でのみ使用するものであるなら、ペグがまったく動かない今の状態では使用できないのかなと思いまして・・・。

かたすぎるときは楽器屋さんで調節を・・・とのアドバイスも見かけたのですが、田舎モノなため、近くに楽器屋さんがありません。

何か家でもできるいい方法はありませんでしょうか?

投稿者:A     投稿日時:2005/04/20 22:43  ---203.192.75

コンポジションはペグを「外した」後に,本体(ペグ・ボックス部)と接触する部分に擦り付けるものです。
本当は楽器店にと言いたいところですが....
以下私見です,これを行う場合はご自分の責任でお願いします。
ペグを外す(回す)方法としてできそうなのは
1.ペグを引き抜く方向(ペグの軸方向)にも力を入れて回す。
  ※ペグにはテーパー(変な例ですがスリコギ状)がついてますので,回転方向のみに力を入れてもダメ
2.テールピース側にアジャスタが付いていれば,4本の弦すべて緩める。
  ※ペグにかかっている張力を下げる
3.過去ログにもありますが,ペグ周囲に乾燥剤を置いて乾燥させるという手もあるようです。

4.ペグにタオルを巻いて回す。
  ※トルクが増す
5.回すときに一方向でなく両方向にギシギシ回してみる
  ※ほんのわずかです,弦を締める方向に不用意に多く回ると弦が切れます

これは順番にやるのではありません,1か2ぐらいがお勧めかという程度です。
4.5はちょっと危ない,楽器を傷める可能性がある。

自分の家でやるならこれくらいでしょうか
★たぶんやってはいけないこと
・注水する。
・注油する(オイルや潤滑材等)
・ペグの反対方向からハンマー等でたたき出す。

もし無事ゆるんだのであれば,今度は適度にペグを差し込む方向に力をいれて締めて(回して)ください。
また,コンポジションは万能ではありませんので完璧に改善できるとは思われないことです。

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/04/20 22:59  ---203.192.75

名前にAが入ったところで送信してしまいました。前コメントはCABINでした。
どなたか他に良い方法ございませんか?

投稿者:おるか     投稿日時:2005/04/22 16:49  ---255.114.200

CABIN様

アドバイスありがとうございます!
早速、自己責任の上で試してみたいと思います。

捜索範囲を広げて楽器店も探してみようと思います。

本当にありがとうございました。

Q:FC Pfretzschner の弓
投稿者:モック     投稿日時:2005/04/22 05:09  ---41.222.5

こんにちは。質問させていただきます。
一年ほど前に、友人よりFC Pfretzschner のコントラバス弓をいただきました。
具合も悪くなく、それまで私が使っていた弓よりも気に入ったため今日まで
使用してきました。
しかし現在一般に(?)言ういわゆるプレッチナーというのは
HR Pfretzschnerであるということを知り、いったい FC Pfretzschner とは
どういった出で立ちなのだろうと思い、Webを検索いたしました。
海外でちらほらとFC Pfretzschner の弓が売られているのを見かけるくらいで
どういった工房か、などはわかりませんでした。
そこで、どなたかFC Pfretzschner についてご存知の方は何でもいいので
私に教えていただけませんでしょうか。やはり自分の使っている道具の事は
気にかかりますので・・・・
まがい物、という捉え方をするにはよくできた弓ですし、
かといってHR Pfretzschnerの弓と比べると大体においてHRのほうが
演奏性が良いように感じました。(あくまで下手糞の私見ですが)

ぜひともよろしくお願いいたします。

失礼いたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/22 16:24  ---102.21.166

いらっしゃいませ、F、Cですと
Friedrick Carl という方が3人ほど降ります。1世、2世、3世ですね。
かなり古い方でもしかしたら、お持ちの弓とは関係ないかもしれませんが

1世は1700年中盤、2世、3世は1800年代後半の方で共にドイツのマルクノイキルヘンで制作活動をされた方です。弓に関する記述はございませんでした。それでは!

Q:古いバイオリンの制作者について知りたいのです
投稿者:健太     投稿日時:2005/04/20 15:37  ---221.5.234

いつも色々参考にさせて頂いています。
今は全く弾かなくなりましたが、40年程前、子供の頃親から買って貰ったバイオリンがあります。
ラベルはありますが黒変色していて判読が難しいです。
買った時、チェコのハイニックという人の作ったバイオリンだという話を、売ってくれた方がしていた記憶があるのですが、名前のスペルもわかりません。
もし、これだけで制作者の情報がわかるようでしたら、是非教えて頂きたいのですが。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/21 10:51  ---36.103.215

いらっしゃいませ、

チェコ製作者でハイニックと読める製作者調べて見ましたが解りませんでした。
申し訳ございません。解る方いらっしゃいましたら宜しくお願いいたします。
それでは!

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/04/21 23:09  ---6.35.216

Heinicke でしょう。
チェコの製作者としては名の知れた人だと思います。

投稿者:みおん     投稿日時:2005/04/21 23:16  ---186.18.19

チェコに住んでいたドイツ人製作家Mathias Heinicke さんではないでしょうか?
もしそうならヤフーなどの検索エンジンで検索してみてください。

投稿者:goett     投稿日時:2005/04/21 23:43  ---45.173.96

Mathias Heinickeは、みおんさんもおっしゃるように、ボヘミアのドイツ人製作者です。

多作な人でしたが、渋く力強い音に共通した特色があるようです。
全盛期は、1920年代から戦後まもなくにかけてと思われます。
1920年代にはすでに日本に輸入されていました。

個人的にこの夏、ボヘミアにてHeinickeの初老のお孫さんにお会いしてきました。
もしよろしかったら、メールお待ちしています。

投稿者:健太     投稿日時:2005/04/22 08:59  ---221.5.234

皆様、私の古いバイオリンについてのいろいろな情報を有難うございます。
由来の糸口が見つかって、本当にうれしいです。
久しぶりにちょっと弾いてみようかと思っています。
制作者のお孫さんに会われたという方、メールさせて頂きます。

投稿者:momo     投稿日時:2005/04/22 10:24  ---45.238.222

チェコつながりということで、私のチェロについても質問させてください。
いくつかの本(William Heniey著など)で調べて、解ったこともあるのですが

ラベルは
ANTONIUS THIR Lautenundgeigen=macherin
in prespurg anno 1827

大変美しい木で作られていて、パフリングは2重です。
楽器の大きさは7/8くらいと小柄です。
本から読むと年代と特徴から、A.Thir4世かな?と思うのですが、
ラベルの例は1世と同じです。

音色も外見も大変気に入っていて、ずっと大事にしようと思っています。
ボヘミアについて詳しい方もいらっしゃるようなので、
何かご存知であれば教えてください。

6月のスロヴァキアフィルも聞きにいきますし、いつか楽器の故郷も
訪れてみたいと思っています。
よろしくお願いいたします!

Q:楽器を拭く布に最適なのは?
投稿者:ぶぶ     投稿日時:2005/04/21 20:30  ---180.244.89


はじめまして!
弓や駒付近も含めて、松脂やら手垢を拭くのに使用しようと思いますが、最適なのは何でしょうか?

ユザワヤに小さく裁断された、フェルト生地が売っていたので買ってきたのですが、使用しても大丈夫でしょうか?

投稿者:奔     投稿日時:2005/04/21 20:35  ---41.102.50

楽器屋に売ってますよ。
一枚1300円くらいだったと思います。

投稿者:rio     投稿日時:2005/04/21 22:02  ---225.25.226

楽器屋さんに売っている布や革も良いですが
100円ショップでガーゼハンカチを5枚ぐらい買って、ふき取るたびに洗濯してはいかがでしょうか?ガーゼハンカチは、「弓」「弦・駒付近松脂あり」「弦・指板付近」「楽器・駒周辺松脂多い」「楽器・全体松脂少ない」と使い分ければすごく丁寧な感じがします。
どんなに高価な布でも、きれいにふき取った、松脂や汚れが布に残ったまま使用するのはよろしくないと思います。
ちなみに、私は、最近は、使い古した小さなタオルハンカチとフルート用のガーゼをつかっています。

投稿者:枢     投稿日時:2005/04/21 22:08  ---151.111.222

rio様の意見と同じですが、私もガーゼがオススメです。
しっかり汚れを落としてくれますし(といってこすりすぎるとニスが痛みますが…;;)。

便乗質問なのですが、弦にこびりついた松脂はふき取るべきなのでしょうか。
ふきとるとしたら、どの程度が良いのでしょうか?

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/04/21 22:39  ---150.125.219

ぶぶさんへ、こんばんは。

弦楽器専用のクロスをお探とのことですが、私は次のようなものを
使用していますので、参考になればと思い、お知らせします。

1.東レ トレーシー楽器クリーナー クロス
   楽器を傷つけず、松脂や手垢などの汚れを落とすのに良い。
   値段も安く1枚300円位
2.ハイテククロス「クレモネーゼ」
   一般に良く知られているクロスで松脂やその他の汚れを取り除き
   汚れたら洗濯して何回でも使える。¥1,400
3.ヤマハ楽器専用クロス
   楽器本体の汚れを落とす大きいクロス1枚と、弓の松脂や弦の汗など
   を拭き取る小さいクロス1枚がセットになっている。¥1,200

ぶぶさんには 3.がお勧めかなー。楽器店に行くのが大変なら、ネット
通販でも買えますよ。「弦楽器専門店」で検索して御覧なさい。
フェルト生地では、ほこりは落ちるでしょうが、やにや手垢は落ちないで
しょうね。

では、さようなら。         

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/04/21 23:18  ---226.228.126

皆さんこんばんは,蛇足ですが,弓の半月リング(銀)・ねじ(銀)・銀線巻が黒ずんだら「銀磨き布」でこすると良いですよ。 驚くほど綺麗になります。
ヤマハでもフルート磨き用に売ってますし,宝飾店でも手に入ります。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/04/21 23:18  ---150.125.219

訂正と追記:
 
先ほどのコメントでネット通販を「弦楽器専門店」で検索と
お知らせしましたが、これは「弦楽器販売店」の誤りでした。
お詫びして訂正いたします。

枢さんへ。
楽器を弾き終えたら、毎回弦についた手垢や汗、松脂などを
よく拭いたほうが良いと言われています。
汚れたままにしておくと、特にアルミニュームやシルバー巻線
の弦は傷みが早く進み、長持ちしないそうです。