Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:ビオラ用 カイザー練習曲
投稿者:buburiburi     投稿日時:2005/04/29 01:08  ---241.207.252

はじめまして。

バイオリンの教則本として有名な
カイザー練習曲第〇巻
の、
ビオラ譜に変えた「ビオラ用」
って、存在するのですか?

どなたかご存知でしたら、教えてください。
もしあれば、出版社等も教えていただけたらと
存じます。

よろしくお願いします。

投稿者:杏     投稿日時:2005/04/29 09:26  ---147.52.67

国内版は知りませんが、海外ならたくさん出ています。

http://www.academia-music.com/
アカデミアミュージックさんで「Kayser」「ヴィオラ」で検索かけてください。海外版は分冊ではなくて36曲一冊になっています。作品番号20です。
大きな楽譜屋さんなら大抵置いてますよ。

Q:プロオケについての質問です
投稿者:春風     投稿日時:2005/04/25 20:34  ---113.48.127

現在企業で働いているのですが、この先是非プロオケに入りたいと思っています。ヴァイオリンは幼少から続けていますが音大を出たわけでもないもので、まったくその業界の常識がありません。そこでプロオケに在籍している方(していた方)、若しくは事情に詳しい方に伺いたいと思います。
ヴァイオリンの先生にその旨伝えたところ、ヴァイオリンは都内ではかなり厳しいだろうが、ヴィオラではどうか、と提案していただきました。ヴィオラは今のところ持ってもいませんが、憧れてはいたので是非に、と思っているところです。(自分自身小柄なもので、その辺りも心配ですが。)ただ、ビオラであっても入団するには相当厳しいのではないかと思っているのですが、その辺り如何でしょうか。先生は都内の楽団出身なのですが、それも一昔前のことですので、現在の状況はわかりません。
私の演奏も聴いて頂けないので詳しくは身近なところで聞く予定ですが、どれほど厳しいものかを知りたいと思っています。また、プロは止めた方がよい、社会人をしながら目指すのは無理だ、とか、あるいは励ましのお言葉をいただけると嬉しいです。
このQ&Aの趣旨と少し異なる質問ですみません。

投稿者:ぶぶ     投稿日時:2005/04/26 14:14  ---180.244.89


こんにちは!

まず待遇という点で見ますと、在京オケの弦楽器は下位のオケならば実力があれば入れるとは思います。
が、とても食べていけません。
友人が在京のオケに入ったときには、当初手取り12万とかいってました。

中位のオケだと、多少食べられるかもしれませんね。
同期の某オケヴァイオリンの主席は食べられています。
ま、自宅レッスン等でも稼いでいますが。

ただ、公立のオケは数年前から財政削減で平均700万あった給与が400万程度になってしまい、力のある若手はみんな辞めてしまいました。

何人かは大手楽器メーカーとかに行ってしまっているようです。

オケの団員はみんな、大体はエキストラから始めています。


オーディションは実質、確認試験のようなものなので、つてを探して、もしくは先生等に紹介してもらってエキストラに呼ばれることから始めてはいかがでしょうか?


音大を出たとか出ないとかは、同じようなことが先生等を通じて出来ていれば問題ないので、要はオケでやっていけるかどうかの適応力だと思います。

ひとつ思うのは、音楽を『仕事』にすると好き嫌いをいえず、『何でも』やらなくてはいけなくなるということですかな・・・・

投稿者:杏     投稿日時:2005/04/26 22:17  ---147.52.67

プロオケのヴィオラ奏者のHPは結構あるので、そういうところでご質問されてもお返事いただけると思います。

アマオケにトレーナーで来て下さっている先生方のお話を伺っていると、ヴィオラのトラの仕事はとても多いようですので(東京から飛行機でトラに行く、とか、在京オケの首席経験があるのに、ヴィオラを弾けると知られたらヴィオラの仕事しか来なくなったとか、、)ヴィオラ奏者は足りていないようですが、一方で地方オケのオーディションに50人応募して合格なし、というお話も聞きます。下手な正団員よりは必要なときに優秀なトラの方が経営効率が良いのは当然ですよね、、

音大生は練習時間が結構長いと思うのですが、私の先生に言わせると、学生の頃より、仕事の方がもっと大変!時間が長いし、手が抜けないし、疲れても休めない。体に負担がかかるような姿勢だとてきめんに腱鞘炎を起こして、仕事をしながら基礎からやり直しになる人が多い、のだそうです。これから転向されるなら、本当に基本を大事にされると良いと思います。

投稿者:近藤     投稿日時:2005/04/28 16:54  ---21.200.53

はじめまして。自分は某オケで首席を勤めているものです。
プロオケに入りたいという事ですが正直言って難しいです。
オケの側から言わさせていただきますと、まず募集をかける時点で入れたい人は
決まっています。これは番狂わせもありますがよっぽどの事が無い限り
その人が受かります。それに該当する人を決めるときは大体はトラの中から決めます。
欠員が出ずに募集がかかった場合はほぼ上記のような
招待オーデションと思ってください。
それで実力はどの程度必要か?ですがtuttiを受ける事を前提にしてお話しますが
在籍団員よりも基本的には弾けてないとダメです。なぜならこれから雇う人が
在籍団員よりも弾けてないとしたら雇っても意味が無いからです。かといって
個性が強くバリバリ弾くような人も逆に雇いません。そういう人はソリストで
行って下さいとなります。あとオケによっても弾き方が違います。自身の経験談
なのですが、Aというオケではバリバリ弾けと言われるがBというオケでそれを
やると一発で切られる。というように上記と矛盾するかもしれませんがオケの中には
個性を重んじるオケと協調を重視するオケがあります。
あとはその人の人柄を見られます。雇ったはいいがやりにくい。等のクレームが付くと
そこで切られます。そのためにオケには試用期間(プロベーション、契約団員)が
あります。でもそういう雇ったけどやっぱりいらない。を防ぐために
トラで何度か使って調査するわけです。そこで団員に気に入られると、
オーデション受けてみない?と声がかかります。
もしどうしても入りたいというならぶぶさんがおっしゃる通りまず今の先生に
認められるようになってどこかオケにエキストラで紹介していただけるように
なればよろしいと思います。いきなりオーデションをうけるのは
やめたほうがよいです。逆に嫌な印象をもたれてしまうと終わりです。
というのも結構オケ同士が繋がっていて情報というにはすぐに回ってきます。
かなりの覚悟がいると思いますがもしやるのであれば信念をもって頑張ってください。

Q:フルサイズ・バイオリンへの交換について
投稿者:パパ     投稿日時:2005/04/25 21:39  ---156.144.165

プロの演奏家になりたいと言う中1の娘の父親です。
 先生から、「中学生になったら、フルサイズを」と以前からいわれていました。で、いよいよその時が来まして、先日、教室に楽器商から10挺以上のフルサイズバイオリンが届けられ(70万〜170万)、
「いまきちんとしたものを手にしておけば、音高や音大にすすんでも買い換える必要はない。このクラス(100万以上のもの)なら一生ものです。中学生にはぜいたくな持ち物だけど、先のことも考えて今がんばって買ってあげてほしい」「100万以下の楽器ではすぐ物足りなくなって買い換えることになります。」ということです。
 確かに弾き比べると音が全然違い、迷った末に本人が選んだのは140万のStefano Conia Jr の2003年のものです。弓も40万のもの(アルシェ)を選びました。現在は、試用期間として、2週間ほど無償で借りています。
先生は「ほかにもいいのが来るから一応候補として覚えておいて」とおっしゃり、結論を急ぐことはなさそうです。ただ、決めるまでレッスンが試し弾きだけで終始してしまいますが・・・
 ながながとすいません。将来プロになれるなれないはともかく、中学生の持つバイオリンとして適切な選択でしょうか?
 娘は身長140Cm、手指が長く、フルを扱うのに抵抗はないようです。バイオリン歴3年、鈴木の教本は終了して、現在のレッスン曲は「バレエの情景」です。スズキの初心者用1/2からスタートして、今使っている3/4は中国製の25万の楽器、弓3万のものです。
 また、Stefano Conia Jrについてご存知の方お教えください。存命の巨匠の二世としか分かりません。
弦楽器のことなどなにもわからない父親に、どうかアドバイスをお願いします。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/25 22:18  ---151.3.240

2003年の楽器ですから新作ですね。
その楽器が本来の実力を発揮するまでには
あと150年ぐらいかかるとお考えください。

お嬢さんが、毎日がんばって弾いても
楽器が鳴りきるところまで行くのは無理かもしれません。
140万の値段が中学生にふさわしいかどうかは
私にはわかりませんが、クレモナのちょっと名のある
作家の新作なら、そのくらいの価格は普通でしょう。

先生の「音大にすすんでも買い換える必要はない」
という話ですが、本当に音大に進学したら、多分
買い換える必要が出てくるのではないかと
思います。6年後ですから、まだ楽器は新しい
状態です。その頃、腕を上げたお嬢さんは
新作楽器の鳴りの悪さ(どの新作にも共通するので
Stefano Conia Jr固有のことではありません)
に満足できなくなっていると思います。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/25 22:50  ---168.170.196

シロウトですが言わせてください。私の友人には、プロもアマも沢山いますが、プロの演奏家とは、どういうものをイメージされているかで随分と様子が変わります。どの世界も同じですが、いろんなレベルの人がいますので、わからないなりに考えてみるといいと思います。
私の知り合いの小学生の女の子は、将来はソリストになりたいということで、500万ぐらいのモダンイタリーの楽器を購入しましたよ。親御さんの精一杯の予算だったようですが。。。というわけで140万が適切かどうか、というのは人それぞれです。
ただお金をかければいいと言うことではないので、目指す位置をイメージした上でいろんな楽器を見て考えるべきだと思うのです。
一ついえることは、ロスを減らすためにも買い替えはないに越したことはない、ということです。新作をしっかり鳴らすことも大事なことではありますし、想像するに今紹介されているモダンイタリーの楽器が延長線上にあるような気がするので、線は外れていないかのしれません。しかし新しい楽器は、音がきつくて硬い、もしくは鈍感、またそうでなければ板が薄く作られていて、時間がたつと音にコシがなくなる、などいろんなことが考えられるので、いい材料で作られたある程度時間のたった道具の方がいいのかな?と思ってしまったりもしますが、ここらは意見を分かつところでもありましょう。

しかし、バイオリンを始められた年齢からすると、あと数年の間でいろいろな技術を習得しないといけないので、大変ですね。私はプロのなろうと考えたことはありませんが、7歳から始めてベリオは10歳ぐらいでやった記憶があります。

投稿者:ヤパ     投稿日時:2005/04/26 10:10  ---224.218.130

当方もプロの演奏家になりたいという小6の娘の父親です。
私はヴァイオリンのことはよく分かりませんので、父親としての意見を書かせて頂きます。

てつさんのおっしゃるように、プロの演奏家というのをどうとらえるかですが…当方は、ソリストやプロオケに入れるのは、天才で、かつ、運が良くなければならないと思っています。
天才である条件として、先生の指導を自分で考えてすぐに実現する能力。実現できなければ何時間でも練習し続ける能力。自分がやっていることを自分で認識できる能力。音楽への情熱と冷静な理解力。身体的能力も知的能力も音楽センスも必要です。異論はあるでしょうが…。
実際問題、天才も上・中・下があるようで、日本中にいる何十人という天才の中で生き残るのは、たいへんなようです。

で、天才でない当方の娘はといいますと、音高、音大の進学を希望しています。ま、卒業後、努力が実って、運が良ければ、子供やおじさんにヴァイオリンを教しえる職に就けて、たまに、自費でリサイタルを開く……というプロでしょう。

さて、では、そんな子供の楽器の値段なんですが…実は、先日、私立の音大の授業料をみましたら、年間200万です。(公立の大学は入れませんしね) その他に、有名な先生のレッスン料や講習会の費用、海外遠征の費用などがあるとして…卒業までには、恐ろしい金額になりそうです。

そこで、娘が愛情こめて使う道具で、それも一日に何時間も使う道具の値段が、いくらが適切なのかと思いだすと…財力の許すかぎり、いい物を買えばいいような気がしてきています。

余談ですが、先生がそれだけ積極的に楽器選びをして下さるのは幸せだと思います。想像ですので本当のところは分かりませんが、もし、その先生に楽器商からバックマージンが入っているという噂を聞いても、腹をたてないで下さい。ヴァイオリンは、お金を出せばいい物が買えるとは限りません。というか、素人がいくら研究しても、そう簡単にいいものが買えないと思っています。失敗をしないための保険料としては、ものすごく安い対価だと思います。

当方の先生は、そういうことをして下さらないので、今、ものすごいプレッシャーがかかっています(^^; 
といっても、車一台分くらいだし、車は、何年かごとに買いかえるとを思えば、それほど、高い物ではないのかもしれません。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/04/26 11:06  ---169.200.17

ヤパさんの奥床しくも識見あるコメントには心温まる思いがします。
小生は下手の横好きだし、子供もプロにする気はサラサラありませんが、習うならこういう育ち方をした先生に習いたものです。 まかり間違ってソリストなんかになったら是非聴きに行きたいです。 いずれにせよ将来が楽しみですね。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/26 12:51  ---123.159.74

関係ないかもしれませんが、個人的な経験を書きます。
3/4の楽器を弾いていると、4/4の楽器はかなりいろんな意味で抵抗感があるはずですので、弾きやすい楽器がいい楽器、になりやすいことですね。そういう選択をすると、何れさらに体が大きくなり、表現の幅が広がった時に買い替えの必要が出ますね。これはシロウトでさえそうです。
また先生は、その生徒がプロになれるかどうか、と言うのをよく見ていて、薦める楽器を替えてくる部分もあります(嫌な話です)。

この辺も一応、アタマにおいて置かれるといいかもしれません。事情がよくわかりませんが。。。

投稿者:みかん     投稿日時:2005/04/26 13:48  ---90.8.3

芸大卒業生です。
大学の学生は大抵100万ぐらいから数千万円の楽器を持っています。
みんな最初は親に買ってもらった人が多いです。だから最初は親の経済力に左右されるものだと思います。あなたの出してあげられる無理のない金額でよいのではないでしょうか。

無理して借金してまでも高いものが欲しいとは本人は思っていないだろうし
大抵どこかで楽器を買い換えています。2・3本持っている人もいるし、1本を下取りで買い替えている人もいます。
というのは、ある程度自分の欲しい楽器(音色もそうですが、ネックの太さや弦と弦の幅だったり、細部にまできっとこだわりがでてきます)がわかってくるからです。

まだはじめて3年ということで、わかっていない部分が多いと思います。
とりあえず、出せる金額でかってあげればあとは娘さんに実力さえあれば欲しい楽器もわかってくるでしょうし、これも実力さえあればですが演奏の仕事で稼げるので自分で買い替えれば良いでしょう。

私も最初の楽器は両親に買ってもらいましたが、大学生の時と卒業後にほかの楽器を数本買いました。すべて自分の演奏の稼ぎで買いました。

また、2003年のものというと新しいのでこれからの時期、ニスが大変ですね。
私は初心者の生徒には新しいものは避けるようにいってありますし、たしかストラッドさんも進めていなかったと思います。
ただ、プロをめざしているとのことですのでそれくらいの扱いも勉強になるでしょう。
くれぐれも誰もいない真夏の家に冷房もつけずに放置するのは避けてくださいね。

投稿者:ヤパ     投稿日時:2005/04/26 15:06  ---224.218.130

…自分の書き込みを読み直してみましたら、、、
>財力の許すかぎり、いい物を買えばいいような気がしてきています。
の部分ですが、
>財力の許すかぎり、無理のない範囲で、いい物を買えばいいような気がしてきています。
というつもりで、書きました。
肝心なところが悪い表現だったと思いましたので、訂正いたします。


娘の初めての4/4は、中古楽器にしようと決めています。
当方、音色に関しては、好き嫌いはあっても、良し悪しは分かりません。
しかし、新作楽器は、当方の錯覚かもしれませんが、反応が遅いような気がして選ぶ気になりません。例えば、曲の中の返しの弓で、細かくきざむようなところで、突然響きが消えるような楽器は選びたくないと思っています。これは、演奏技術な問題も大きいのでしょうが……。

1年と数ヶ月後、4/4のヴァイオリンを買うときは、晴れやかで良く鳴る楽器の好きな当方と、しっとりした音の好きな娘と大喧嘩になるかもしれません(爆)


余談ですが、遊びでヴァイオリンを続けるという姉の4/4で、ヴァイオリン選びの難しさを実感しました。
購入した楽器は、40万くらいの安い楽器で、200年ほど前の作者不明のフランスの楽器でした。
胴体に味噌がこびりついたような音がしていましたが、反応も鳴りもよかったので、柔らかいこもった音色の60万くらいのドイツの楽器を気にいっていた家族を押し切って買いました。
この楽器、あまりひどい音なので(^^; 弦をTonicaに替えました。これで我慢して練習させていたら何となく味噌が少しはがれてきたので弦をEvah Pirazziに替えたら中高音が晴れやかに輝くソプラノ楽器になりました。でも、レソは、まだまだでした。安い楽器は、ソの鳴りが悪いと聞くので上出来だと思っていました。
しばらく引き込んでいるうちに、なんとなくレソも良くなってきたような気がしたので、弦をObligatoに替えたら、近くでは少し固い音ですが、ちょっと離れるて聞くとさわやかなテノールの楽器に変わりました。
姉の楽器は、値段のわりに上出来だったのでホットなのですが、、、


中古楽器の、この変化の凄さを実感して、また、うまく変化しなかったときの悲劇を思うと、バイオリン選びの難しさが、重くのしかかってきています。

投稿者:Cello     投稿日時:2005/04/26 16:17  ---177.83.222

ヤバさん、みかんさんの意を尽くしたコメントの後に蛇足で恐縮ですが、良い楽器を持つ、持たせるに越したことはありませんが、あまり神経質にならないことも大切かと思います。知り合いに40万円のヴァイオリンでパリの高等音楽院に合格した人がいます。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/26 22:13  ---168.170.196

まあ、大切なのは、プロになりたいと思っているご本人がどういう演奏家になりたいか、またそれを肉付けするために、せんせいや親御さんがどうサポートするか、ということで、必ずしもお金大きさだけではない、ということですね。いろいろ工夫ができるのは、ほかの世界と同じなのでしょうし。
方向だけ間違わないことを、祈るのみです。これもほかの世界と同じです。

投稿者:パパ     投稿日時:2005/04/27 22:44  ---156.144.165

 さっそくに、大勢の方から貴重なご意見をいただき、感謝しております。いろいろと勉強不足なことにあらためて思いがいたり、赤面のいたりです。みな様のご意見を参考に、本人や先生ともよく相談して、じっくり考えたいと思います。このような場を用意していただいた、ストラッド様に心より御礼申し上げます。
また、おたずねしたいことができましたら、おじゃましますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。

Q:Antonius stradiuariusと書かれたヴァイオリンを頂きました。
投稿者:ビーグル     投稿日時:2005/04/26 13:21  ---190.155.56

こんにちは。初めて質問するものです。宜しくお願い致します。

知り合いの方に、ヴァイオリンを頂きました。かなり古いものです。ヴァイオリンには無知なので、最初は、ラベルの存在さえ知りませんでした。家族とどこかに書いてあるんじゃないと、探しようやく発見したら、「Antonius Stradiuarius Cremonensis Faciebat Anno 29420 MADE IN GERMANY」と印字してありました。

以前に草薙剛がドラマでヴァイオリンを作った役柄で出演していたのを思い出し、もしや!有名なヴァイオリンかも!と家族で盛り上がりましたが、、、、(笑)
(まあ、きっとコピー品ですよね。。)

もっと詳しく知りたいのですが、調べる術がわからなくこのサイトを見つけ質問しています。

どうぞよろしくお願い致します。

投稿者:ビーグル     投稿日時:2005/04/26 16:25  ---190.155.56

↑補足です。

過去の質問を読ませていただきました。この質問をされている方大変多いのですね!!
またかと思われているのでしょうね。。。。それでもどうぞ宜しくお願い致します。。

で、他の方のを読んでいて、私のラベルには、まず年号がありません。
Annoのあとに大概は、「1***」 *のところが手書きになっていると書かれていますね。
そこには、上記した様に「29420」と印字してあるのみです。

これは、手工生産品の29420番目に作られたことを表しているのでしょうか?
もしくは、コピー品なので、適当に作ったラベルを貼っただけなのでしょうか?

これと同じラベルを見たことがある、
この本を見れば詳しくわかる、
このサイトに入ればよいなど
どんな情報でもよいので教えて下さい!!よろしくお願い致します。

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/26 17:11  ---9.46.177

いろんな方が「どうしようかな〜」と思っているかと推察しますので、、、
まずは当たり障りのない投稿で。。

1. ご推察の通り、コピー品です。
2. 某BBSで「よが」さんという方にご紹介いただいたサイトにラベルの写真もたくさんありますのでどうぞ:http://www.celloheaven.com/hill/pix/index.htm
3. 某佐々木氏のページに同じようなトピックがありますので参考に:http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/stradlabel.htm

きちんと調整してもらうと、結構いい音出るかもしれませんよ。
大事にしてくださいね。

投稿者:ビーグル     投稿日時:2005/04/26 17:50  ---190.155.56

QBさん情報提供ありがとうございます。

早速、サイトで確認取りました。

全然ラベルちがいましたね(苦笑)
では、手工生産品でもないですね。

他で、調べていると、
その頃は、とりあえずラベルがなければ、ストラディヴァリウスを入れていたらしいですね。きっと私のヴァイオリンもそういったものですね。

どのくらいの価値があるのかな。。。

コピーといえどもコピーと書いてある物は価値があるみたいですね。

なぜ、「29420」と入れたのか気になります。
こんな印字はやっぱり他にはないのでしょうか?

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/26 18:09  ---9.46.177

29420は型番・品番の類だと思います。
ラベルが違う事と手工品でないという事は関係ありませんよ。
手工品かどうかは見てみないと分かりません。

コピーとラベルに書いてある事とその楽器の価値ともあまり相関関係ありません。
その事と、手工品で製作証明書等に「Copy of Stradivari xxxx」などと書いてある事とも別次元の話です。(すいません混乱しちゃいますよね)

極端な話、価値は使う側が決めればいい事です。
なんでも鑑定団とか見るとお分かりの通り、作品そのものに元々値段が付いているわけではなく、商業上の需要と供給でその時の価格が決まります。(いい作品なんだけど、欲しがる人が少ないから値段が低い、、とかね)
でも、所有者とか、欲しいと思っている人にとっては、また別の価値がありますよね?

仮に誰かが「10万」とか言っても、ビーグルさんがその楽器を非常に愛していて、いい音が出ていて、満足していれば50万でも100万でも手放したくなくなるかもしれませんよね?

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/04/26 21:52  ---150.125.202

私はこれまでに何回か楽器店でストラディヴァリのコピーに出会ったことが
あります。ドイツ製が多いようで、店員さんの話では ラベルの Antonius 
Stradivarius の次に MADE IN GERMANY と表示してあれば、『この楽器は
輸出用としてドイツで作られたストラディヴァリのコピーである』と言うことが
すぐに判るとのことでした。ドイツだけでなくチェコ製やフランス製もあるそう
です。

値段は私が見た範囲では、下が30万円から高くて80万円位とまちまちだった
ようで、案外安いなぁーと言う印象を受けました。これはあくまでも商業的な
値段であって、QBさんの言われる通り、持っている人の価値観はまた別です
からね。

ビーグルさんの頂いた楽器は大分年月が経っているようですが、保存状態は
どうなのでしょうか。弾かないまま長年放置しておくと、ひび割れなどの傷みが
出来ている可能性もあります。楽器屋さんに見てもらって調整、修理やコーテング
などをしてもらえば、見違えるようになるかもしれませんよ。

投稿者:ビーグル     投稿日時:2005/04/27 21:22  ---190.155.56

QBさん、亜麻亭さん貴重なご意見ありがとうございました。

価値は自分で決めるもの。頂いたからには大事にしたいと思います。

ありがとうございました。

Q:オイドクサGDE線に合うナイロンA線
投稿者:ゆきこ     投稿日時:2005/04/24 23:41  ---117.118.54

ガット弦(オイドクサ)をはじめて張ってみました。良く響きますし、丸みのある音色なので、良い弦だと思います。でも、頻繁にピッチが上がったり下がったりなので練習していても煩わしいです。そこで、調弦時の基準としているA線だけナイロン弦にしようと思いました。どなたかオイドクサと音色面で相性の良さそうなナイロンA線を御存知でしたら教えて頂けないでしょうか。弦との相性は楽器の個性により様々なので、一概には言えないことだとは思います。参考程度のアバウトな情報で構いませんので宜しくお願い致します。弦の種類って多すぎませんか?ネットで検索してみましたが、かえって混乱してしまいました。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/25 12:19  ---102.24.68

いらっしゃいませ、
オイドクサに合わせるとなると、音量などのバランスを考えますとマイルド系統の弦の方が合うような気がします。
個人的な感じでは、Vision VIOLINO スチールですがHelicoreあたりがバランスがいいかなと思いますが、正直試して見ないとなんともいえません。
弦選びは永遠のテーマですね。それでは!

投稿者:ゆきこ     投稿日時:2005/04/25 21:45  ---219.53.225

ストラッド店員さま、コメントありがとうございます。
Vision、VIOLINO、Helicoreですか。選択肢が3つも増えました。個人的にはオブリガートも気になっているので、今のところは4択です。どれから試そうかな?
1本で2ヶ月位使用しても半年以上かかりそうですね。なるほど、永遠のテーマです。
ありがとうございました。

投稿者:のり     投稿日時:2005/04/26 00:00  ---145.62.173

 私がオイドクサを使っていたときは、最初A線から合わせた後、練習中の修正はE線を
基準にやっていました。E線はスチールなので練習中に有意に狂うことはまずありません。
 せっかくガット弦を使うので、A線まではガットにしたいと思っていました。

 と書いていて気になったのですが、ビオラの場合、A線から順番に下の方に調弦するので
しょうか?

投稿者:枢     投稿日時:2005/04/26 20:57  ---151.111.222

>のり様
人によって違うのかもしれませんが、私はAから順にD、G、Cと調弦しています。
そうでないと重音ではあわせられませんし…。

投稿者:杏     投稿日時:2005/04/26 22:36  ---147.52.67

私の友人は、Aを合わせたらすぐE線を合わせることを推奨しています。下の弦を合わせていくときにA線がずれることがあるのですが、E線は張力が強くて駒を押さえつけているせいか、ほとんどずれないんですよねー。でも、一度D線側から合わせる癖がついてしまうと、わかっていてもついついD線から、、

ヴィオラはガットのA線はあまり使わないと思います。オイドクサにならヤーガーのA線がオーソドックスで、、最近はラーセンのA線とかも好まれるみたいです。オブリガートもヴィオラ用はA線はスチール芯です。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/04/27 13:01  ---223.116.9

ゆきこさんの問題の設定に無理があるような気がします。弦楽器を弾く人なら誰でも気づいていることですから、言わずもがなだとは思うのですが、GDのピッチが変われば、Aも変わってしまいます。程度の問題かもしれませんが、A線の材質だけ変えれば解決できる問題とも思えません。Eを基準にするというのは、一つのアイデアなのでしょうが、ADGが頻繁にチューニングを必要とするほど狂うのであれば、これも根本的な解決策にはならないように思います。

オイドクサも安定するまでは時間がかかりますが、1週間もすれば、ナイロン弦と安定性では大差ないように思いますが如何でしょうか? 音色が気に入っているなら、Aだけ変えるという冒険?はしない方がいいかもしれません??

確かに、弦のブランドはたくさんありますが、これだけ豊かになったのは最近のことです。迷えること(選択の余地があること)を幸せだと思って、いろいろと試してみるのがいいと思います。

最後にクイズを1つ。すべての弦を正しくチューニングした後、D線をゆるめます。残りのEAGのピッチは、それぞれどうなるでしょうか。上がる 下がる 変わらない。正しく答えられる人は、少ないのではないかと思います。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/27 14:33  ---151.3.240

ガット弦は湿度の変化に敏感ですから
ナイロン弦よりもピッチは不安定になりがちです。

新品の弦がなじむ過程で伸びてピッチが狂うのとは
意味が違うのですが、使った経験が無い人には
理解できないでしょう。

オイドクサに合う弦ということなら同じ
ピラストロ社のオブリガートやトニカが良いように
思います。オブリガートはおしとやかな音色。
トニカ(シュタークがお薦め)は安価な弦ですが、
まろやかさと音量が両立していて、なかなかいいですよ。

Q:肩当について
投稿者:リカ     投稿日時:2005/04/24 14:38  ---3.72.232

オーケストラでバイオリンを弾いていますが、友人が木製の肩当を使い始めました。格好いいので、使ってみたいと思うのですが、バイオリンの音への影響はどうでしょうか? 友人は、「肩当が重くなった分だけ、音がすっきりしたような気がする。」というのですが、借りて使ってみたところ、違いは分かりませんでした。肩当の材質や重さで音が変わるという話は聞いたことがありますが、本当なのでしょうか? ちなみに、私は何年もkunのプラスティク製の肩当を使っています。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/24 15:14  ---168.170.196

ずいぶん違うと思いますよ。感じ方はそれぞれですが。。。
板の厚いしっかりした楽器であるならば、KUNのBravoや、Viva la Musica等の木製の肩当を使うと発音や余韻の長さに効果がありそうに思います。また板の薄い古い楽器には、Mach Oneのような軽い木製の肩当が効果的に思われます。Bon Musicaのような金属製のものもあります。
どれがいいと一概に言い切れないので、いろんなものを試してみてはいいのではないでしょうか?お友達の楽器とお持ちの楽器はタイプが違うのかもしれませんし。
結構面白いと思いますよ。そんなに高い出費ではないですし。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/04/24 19:14  ---133.162.235

肩当てが、音に影響を与えることはありません。少なくとも、違いを聞き分けられるような違いはないと言っていいと思います。あなたが違いが分からなかったというのは、当然だと思います。安易に見た目のイメージだけでモノを言う人が多いので、惑わされることが多いのは困りものですね。

肩当てで最も重要なのは、安定して心地よく楽器を構えられるかどうかです。肩当ては、体への負担を考えると軽ければ軽いほどよいと思います。

木製は、材質がバイオリンと一緒ですから、統一感があり、見た目がいいのは間違いないですが。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/24 22:45  ---168.170.196

以前にもこんなやりとりがありましたね。いろんなものをお持ちの方から借りて試してみて、自分の感性で判断するのがいいのでしょうね。オケでしたらいろんなタイプのものを持っている人がいるでしょうし。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/24 23:42  ---151.3.240

肩当の相違による音の変化は確かにあります。
私の経験では重量が重い肩当を使うと
音が吸収されるというか、鳴り方が悪くなるようです。

マッハワンの肩当はメープル材とアッシュ材で音質が違いますよ。
アッシュの方が引き締まった音になるようです。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/25 08:27  ---123.159.74

このての話、前にE線のアジャスターでの音の違いで似た議論になりましたね。その人の主観も入りますし、目指す方向性なども関係あります。
確かに比べると違いはあるのですが、その人自身の個性が激変するわけではないので(当然ですね)、そういう意味では変わらないともいえます。ただ、長い目で見た時、弾き方や音の鳴らし方への影響はあるのではないでしょうか?
と、言うわけでこういうことに拘ることも、悪くないことだと考えます。

投稿者:ゆうな     投稿日時:2005/04/25 10:06  ---109.16.130

訂正です。

始めまして→初めまして

        です。

投稿者:ゆうな     投稿日時:2005/04/25 10:08  ---109.16.130

すみません。全然関係ないスレッドに書き込んでしまいました。ペコリ。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/04/25 10:55  ---223.116.9

少なくとも、肩当ての「重さ」が音に影響を与えるということは、ないと言っていいと
思うのですが。もし、重さが影響を与えるなら、バイオリンを弾く人の体重も議論の対象にしなければいけなくなります。五島みどりとパールマンなんて、体重がだいぶ違うように見えますが、どちらの体重がバイオリンを弾くのに好ましいかなんて話は聞いたことがありませんよね。

材質についても、話題程度に申し上げれば、先日、来日したビソロッティ(制作者)が肩当ては音に影響しないと言っていました(イタリア語の通訳が結構あやしげでしたので、彼が正確に何と言っていたかは分かりませんが。)。黒沢楽器の本店で講演会があり、「自分で100以上の肩当てを自作したが、**(材木名。「ほう」だったかな?忘れました。)が一番音がよかった云々」という的はずれの質問をした人への回答でした。肩当てで音が変わるなら、現代のバイオリン制作者たちは、肩当ての制作にも関心と熱意を注がざるを得なくなるでしょうね(一生懸命バイオリンを作っても不十分だということになるでしょうから。)。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/25 11:47  ---123.159.74

体重というか体格が音に影響する、と言う話もよく聞きますね。ただし、各種スポーツにいえるのと同様個人の才能や感覚もあるので一概に言えなくなる、ということでいいのでは?
同じことの繰り返しになりますが、最も大きいのはその人の個性でその次に楽器、そのつきに弓、その次に。。。っていう風になると思いますね。
ビソロッティさんのお話は、肩当てが変わったことで楽器そのもののもっている音の個性が変わるわけはないということ、でいいのではないでしょうか?
どんな洋服を着ても、どんな化粧をしてもその人はその人だ、ということで本質が変わるわかではありませんが、どういう身なりをしたいかと言う意志が長い目で見た時にその人を少しづつ変えていくわけですね。
それほど難しい話ではありません。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/25 12:08  ---151.3.240

肩当は楽器から見れば、重量のあるものが負荷として
装着されるわけですから音に影響が出るのは当然です。

これは顎当てやテールピースの重量や材質が音に影響を
及ぼすのと同じことです。
その違いをどう感じるかは弾き手側の感性の問題ですし、
楽器の性能が良くない場合は、あまり差が出ないかもしれません。

弾き手の体重を比較に出すのは
楽器にその体重分がぶら下がるわけではないですから
無意味な議論です。

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/25 12:19  ---9.46.177

クロサワのそのセッションには行かなかったのでわかりませんが、本当にBissolottiが「肩当は音に影響しない」と言ったのだとすると、「へー」です。
彼、耳良くないのかな???

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/25 12:40  ---123.159.74

そもそも違いがなければ、似たような形であれだけいろんな材質のものを売り出さないと思いますけどね。それなりに世の中の人が評価しているわけで。。。
何れにせよ、過度の期待は禁物ですね。ちょっとお洋服替えたぐらいで急にちやほやされないのと同じです。

投稿者:クレモナ2号     投稿日時:2005/04/25 16:13  ---8.43.72

 私も肩当は音に影響を及ぼさないと思います。ゴムをかませているのに下側の素材が関係してくるものでしょうか?それよりも肩当を換えることによっての演奏スタイルの変化、楽器保持のフォームの変化が音を変えたと錯覚させるようにするのではないでしょうか?

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/25 17:05  ---9.46.177

1.肩当が、GEWAタイプのように、裏板の中ほどに直接接して(圧力がかかって)いるものと、KUNに代表されるように足が両端に接しているものと、明らかに出てくる音は違います。
2.KUNのようなタイプでも、足の支持が、裏板に多く接地しているもの(KunやResonanceなど)と、側板に接して裏板は最小限のもの(Viva la Musicaや、Kun-Voceなど)、また裏板の本当に端っこのみに接地しているもの(Mach-Oneのオリジナルの足など)、裏板4点/側板4点といった接地の仕方をするもの(MenuhinやComfortなど)で、音は違います。  (参考: http://johnsonstring.com/cgi-bin/accessorysearch/accessorysearch.cgi?select1=SR&instrument=VN )
3.肩当の重量も少なくとも音に影響を及ぼします。重量のあるComfortタイプ(上記URL参照)と、メニューインでは接地タイプは同じでも、音は違いますし、KUNでも重めのBravoと肩当中で最軽量ではないかと思われるKUN-Voceでは、接地のタイプがほぼ同じでも音は違います。

それでも、「お前の気のせいだ」 と言われれば、もう何もいえませんが、小生も相当数の肩当を実際に試して、演奏している自分以外の意見も踏まえて、上記の結論になっています。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/25 17:08  ---123.159.74

簡単に言えば、違いがないと思う人は使わなければいいだけですが、少なくとも色々単純な理屈をつけて疑うよりは、体験するのが得策ですよ。タダですし。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/04/25 18:28  ---223.116.9

1.「弾き手の体重を比較に出すのは楽器にその体重分がぶら下がるわけではないですから無意味な議論です。」

というセイジさんのご指摘は、そのまま肩当てに当てはまるのですが。楽器は演奏されているとき、宙に浮いている訳ではありません。

2.「ビソロッティさんのお話は、肩当てが変わったことで楽器そのもののもっている音の個性が変わるわけはないということ、でいいのではないでしょうか?」

というてつさんの指摘は、確かにそのようなつもりでビソロッティさんは語ったのかもしれません。私としては、違った意味で(全く影響しないという意味で)受け取ったのですが、今となっては確かめようもありません。

3. QBさんご指摘の形状の違いはあるかもしれませんね。リカさんの投稿を読んで、私は、肩当てはブリッジ型のものだと勝手に思いこんでいました。ただ、重さが影響を与えるという可能性については、1.で述べたように「ない」と思います。

● 肩当ての材質や重さが「認知し得る」程度の「違い」をもたらすというのであれば、その理由が明示されてしかるべきだと思います。しかし、残念ながら、「私には違って聞こえる」といった程度の話しか聞いたことがありません。

ブラインドで聞いて音の違いが分かるというのであれば、公開実験でもすると話が早いと思うのですが、とりあえず、違うという理由が示されれば、それに対する意見を述べることもできると思います。感覚の世界だけでは(自分の信念?を述べあうだけでは)、意味ある議論の前進を期待できませんので。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/25 19:39  ---168.170.196

>ブラインドで聞いて音の違いが分かるというのであれば、公開実験でもすると話が早いと思うのですが、とりあえず、違うという理由が示されれば、それに対する意見を述べることもできると思います。感覚の世界だけでは(自分の信念?を述べあうだけでは)、意味ある議論の前進を期待できませんので。

↑う〜ん、そもそも楽器自体がこういう類のものではないと思いますよ。ブラインドテストで楽器の銘柄を外している例は沢山ありますからね。感覚を大事に知る世界ですし、機械じゃありません。お料理とかミスのコンテストも、いろいろ科学的に分析して味わってみます?五感がかかわるさまざまな要素がありますが??

まあ、議論などせずタダなので、ただただ試してみればすむことです。

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/25 21:49  ---37.164.70

てつさんがおっしゃるように、実際に試すことが一番よいでしょうね。

パロパロさんご指摘の「重さ」についてだけ、コメントさせてください。
URLでご紹介した、(日本では見られませんが)Comfortは非常に重たい肩当です。
G線をバリバリ弾こうが、肩当はびくとも振動しません。(スタビライザーの如く、振動が極めて無い状態です)
一方、KUNのVoceは、楽器の振動を受けて肩当も容易に振動します。

さて、楽器の振動エネルギーは、KUNのケースでは一部が肩当を振動させることに変換され消費されたと言えます。一方Comfortでは楽器の振動エネルギーは肩当の振動に変換されていないことになります。
別の視点として、、、
KUNのVoceはそれ自体振動することで、楽器の延長線上にある振動体として考えることが可能です。(自分の体も振動体となるのと同様です) 一方Comfortの肩当は振動体としての働きを期待できません。

さて、上記内容は音に無関係でしょうか?

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/25 21:56  ---151.3.240

バロバロさんがご指摘のように
楽器は宙に浮いているわけではありません。

楽器から見れば、肩当は(一時的に)楽器に接着された
部品の一つになります。
ゴムなどの部材を介在させて楽器に
しっかり接合されているわけですから、肩当を
装着した状態の楽器全体の重量は、
着けていない場合より、必ず重くなります。

この重量の増加分が、楽器の鳴り方に影響を
及ぼすということです。

しかし奏者は楽器に接着されているわけでは
ないので、楽器から見れば人間の体重は楽器の負荷に
はなりません。

この程度のことも理解できないようでは・・・

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/25 22:22  ---168.170.196

大事なことは質問をされたリカさんが頭ごなしな安易な理屈に流されずに、試した上でご自分で判断されることです。少なくとも一種類のものしか試されていないので、違う傾向のものもチャレンジすることをお薦めするのみです。
何れにせよ、我々が扱っている道具というのは、目隠しで試したときにすぐ判断のつくようなものではなく長い目で見て、自分の感覚、意志と折り合わせて変化していくたぐいのものですから、そういう目線のない人にとっては、何を試しても同じだろうと思うわけです。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/04/25 23:00  ---133.161.200

セイジさんの「この程度のことも理解できないようでは・・・」といった書きぶりは、自由に意見交換をしているこのフォーラムにふさわしいとは思えないのですが、この言葉はそのままお返ししなければならないように思います。

肩当ての重さの影響については、楽器の側から考えてみてはどうでしょうか? 肩当てがなければ、バイオリンは演奏者の肩の上に直接乗ります。肩当てがあれば、その間に肩当てが入るだけです。バイオリンからすれば、肩当ての重さ自体を感じようがありません。もし、肩当てが影響するなら、それよりもずっと重量の大きい演奏者の体重も影響しますか? これが、先の投稿の際に提起した問題です。

あなたが、山歩きをしている際に、10キロのリュックを背負っているか、30キロのリュックを背負っているかは、あなたに大きな影響を与えるでしょう。でも、休憩の際に、リュックを背負ったまま、背中を下にして(すなわちリュックの上に)横たわってしまったとしたら、リュックの重さを感じることはできなくなるはずです。このようなたとえ話なら、分かりやすいでしょうか。もちろん、あなたが「バイオリン」です。

楽器に固定されるタイプの肩当てを手で持ち上げて見るから、その重さの違いをかんじるのです。繰り返しになりますが、「弾き手の体重を比較に出すのは楽器にその体重分がぶら下がるわけではないですから無意味な議論です。」という見解は、肩当て「は」楽器にぶら下がっているという誤解から生じているように思います。演奏者がぶら下がっていないように、肩当てもぶら下がっていません。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/26 00:11  ---151.3.240

演奏前などに肩当を着けた状態でネックを持って
楽器を垂直にした場合、肩当が楽器にぶら下がって
いることは、説明しなくても誰でもわかることです。

演奏中に肩当が奏者の肩に乗っているとしても
重量物が楽器に付着していることには、何ら変わりはありません。
楽器は弦の振動を楽器全体に共鳴させるものですから、
肩当の重量増加は共鳴を妨げる要因となります。


リュックのたとえ話でいえば、リュックを背負ったまま横たわった場合と
リュックの無い状態で横たわった場合では、どちらがあなたにとって
リラックスできますか?

あなたとは楽器のことです。

投稿者:某Vn男     投稿日時:2005/04/26 01:13  ---148.223.54

>リカさん

肩当てにも色々種類がありますよね。
クンのような脚をつけるものと、裏板に密着するようなエアパットみたいなもの。

どうしても楽器自体が振動しているので後者のものは裏板の振動を抑えていしまい、音響に影響がでるかもしれません。その点ですと、脚付のほうが裏板振動の影響というものが少ないように感じられます。
ですが、やはり振動している物質に触れていると振動しないものはありません。
肩当ての素材によっても楽器本体からの振動の伝わり方が肩当てそれぞれで違ってくるので当然、音響の変化はあります。がそれがミクロな変化なのかマクロな変化なのかは演奏者、楽器、肩当ての素材など楽器から音がなる時に必要なすべてものが関わってきますのでどれが一番よいのかなんて厳密には言えません。
肩当てをしないで演奏した方がいい響きを感じるという声を聞きます。これもまた鎖骨による骨伝導が関わっているせいかもしれません・・・。
ただ、肩当てを変更して音色が変わるとか言うのは、ほとんどは本人が感じる"響き"ですのでそれが人が聴いたときに果たして音がかわるのはどうもいえません・・。
ですから、「(木製で)肩当が重くなった分だけ、音がすっきりしたような気がする。」というのも、ほとんど奏者自信が耳で聞くものではなく、体で感じるものだと思います。まぁその点、自分自身が自分の音をよく拾えるようになったりとかすれば、メリットにあります。

いずれにせよ、肩当ては使うか使わないか。使うなら自分が弾きやすいもの、弾いていて視覚的、聴覚的によいと思うものを使えばいいのです。


オーケストラに入っていらっしゃるのでしたら、一度ビオラを弾いてみてください。楽器の個性によりきりですが、顎に振動がものすごく伝わる楽器があります。バイオリンでもしないことはないですが、ビオラの方が振動が顕著です。それと、なかなか振動が感じられないビオラとでどっちが自分の音が「よく響くなぁ」なんて感じてみてください。それがにたような意味で肩当てにも当てはまるのではないかと思います。

投稿者:某Vn男     投稿日時:2005/04/26 01:24  ---148.223.54

>セイジさん

重量増加が共鳴の妨げになることよりは、肩当ての材質とつくりによる固有振動が共鳴に大きく関係あるはずです。まぁヴォルフ音と同じと思って差し支えないでしょう。それと同じですので、重かろうが、振動数が合えば振動します。

ちなみに私の部屋の壁はピアノの下から最初にあるAsの音で振動します。ですので、Gをたたくと、うなりが観測されます。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/26 11:47  ---151.3.240

某Vn男さん  こんにちは

ご指摘、いちいちごもっともです。
私の書き方が良くなかったようですね。
肩当をつけた場合に共振するのは、ウルフ音のように
ある特定の音域ということではないでしょうか。

低音から高音まで楽器が発する全音域に
ついて等しく共振する肩当なら都合がいいのですが、
経験上、どうもそうではないような気がします。

たとえば、軽量なASH製のマッハワンを着けたときより、
金属製のボン・ムジカを装着すると、高音域が
吸収されていくらかおとなしくなるようです。

この差はわずかなものですので、人によっては気にならない
かもしれません。
ちなみに、楽器の保持の安定性が良好なことから、高音の輝かしさが
若干犠牲になっても、私はボン・ムジカを愛用しております。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/04/26 20:24  ---223.116.9

セイジさんの考えは、分かりました。「重さ」=「ぶら下がり」の問題は、初歩的な物理学の知識を前提に意見交換をしたいと思ったのですが、不可能なようですし、相手を論破するのがこのフォーラムの目的でもないでしょうから、これくらいにしておきます。

QBさんが言っておられるComfortという肩当ては見たことがないのですが、肩当ての共鳴という点については、私も興味があります。重ければ揺さぶるのに大きなエネルギーがいるというのはそのとおりでしょうが、肩当ては振動する方がいいのでしょうか、しない方がいいのでしょうか? それとも、エネルギーの点で、両者で違いが生じるという点のみのご指摘なのでしょうか?

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/26 20:50  ---9.46.177

パロパロさん、
物理的与件として両ケースに違いがあるため、音に対する影響は(どちらが良いと言うわけでなく)有る、という点だけは言えると思い、書きました。

私のケースでは、Comfortは上述のようにスタビライザーのような働きをするため、楽器の振動を抑制する傾向を感じました。つまり高次倍音が若干穏やかになる代わりに低次倍音は「比較的」影響を受けにくいため、フォーカスされた音になったと記憶しています。

現在は実はKUN-Voceを使用しています。非常に軽い上に、楽器との接点が側板の下部になりますから、ほとんど振動阻害要因とはならない為、音は発散傾向です。
振動体としての働きはほとんど無視できる要素だと思います。
が、合板のKun-Bravoと一枚板のViva la MusicaやMachOneとでは、音の傾向が違うと感じますので、不思議なもんですよね。。。。(もちろん合板の方が重いという事実は有る為要因特定が難しいですが)

投稿者:某Vn男     投稿日時:2005/04/26 22:56  ---148.218.19

セイジさん

>肩当をつけた場合に共振するのは、ウルフ音のように
>ある特定の音域ということではないでしょうか。

>低音から高音まで楽器が発する全音域に
>ついて等しく共振する肩当なら都合がいいのですが、
>経験上、どうもそうではないような気がします。

ええ、その通りだと私も思っています。
先に私が述べた
「肩当ての材質とつくりによる固有振動」
「振動数が合えば振動します」
というのはセイジさんの仰った上記のことを示しています。

Q:雨の日の移動・鑑定書について
投稿者:素人     投稿日時:2005/04/23 08:06  ---181.148.110

初めて6カ月で、何も分からないど素人です。

・雨の日、移動の注意点など教えて下さい。
・クレモナバイオリンの鑑定書の見方について教えて下さい。

よろしくお願いします。

投稿者:奔     投稿日時:2005/04/23 16:01  ---41.62.153

楽器ケースにかぶせるレインコートのようなものがあります。
楽器屋さんに問い合わせてみてください。

鑑定書を購入の参考にするような買い物は
初心者にはオススメできません。

投稿者:素人     投稿日時:2005/04/26 20:57  ---181.148.110

ご回答ありがとうございます。
クレモナバイオリンは東京のK店で先週、買いました。
お店では、他店と比較してとてもいい音に感じたのですが
自宅では、音が堅く聞こえます。
半年前に買ったパウルス(セット18万円)のほうが音がよく
感じます。・・・
新しいバイオリンは音が堅いといいますが、どれくらいで
変化するものまのでしょうか?ちなみに毎日2時間使用しています。

Q:虎目の角度について
投稿者:LEMON     投稿日時:2005/04/26 11:35  ---14.109.2

虎目の入り方の角度について、教えてください。
裏板二枚板の中心線に対して、垂直に虎目が入っているものと、斜めに入っているものがあるように思いますが、音や耐久性やその他、何か違いや理由があるのでしょうか?
虎目が中心線に垂直に入っているものは、側面も、その延長のように垂直で、斜めに入っているものは、側面も延長するように斜めに入っているように思うのは気のせいでしょうか。一枚板は、斜めのものが多いのでしょうか?

投稿者:弦楽器ストラッド店員その2     投稿日時:2005/04/26 16:11  ---102.24.68

LEMONさんいらっしゃいませ。
<裏板二枚板の中心線に対して、垂直に虎目が入っているものと、斜めに入っているも<のがあるように思いますが、音や耐久性やその他、何か違いや理由があるのでしょう<か?
これは、作る側から考えますと、作り手のこだわりによると思います。つまりそれぞれです。勿論木材を選別するところから木目については気にしますし、それぞれ独自のこだわりがあると思います。大量生産品は、単にその木材のロットで傾向が出ているだけでしょう。また、販売面できれいに見えるとか、材料によって値段を変えたりしているようです。産地により木材の品質は、違いがあります。どこが良いのかというのはそれぞれ意見がありますので明言は避けますが、手作り作る際は、製作者はかなり慎重に考えながら木材を選びます。虎目による音色や耐久性がわかっている製作者が、所謂名工と言われる人だと思いますが、、、

Q:トラ目についての質問です
投稿者:バイオリン大好き     投稿日時:2005/04/26 08:02  ---110.60.58

最近の製品を見ると、以前以上に裏板の「トラ目」を謳うものが多くなったような気がします。しかも安価なものにも立派な模様が見られます。楽器はバイオリンに限らず性能と外見が所有する者の喜びに直結しますから、それが良質の物であるなら喜ばしいと思います。そこで質問です。ギターなどではもう10年以上も前からいわゆる「貼りのトラ目」が普及し、一般化しています。木材の上にトラ目を貼ることで、巧みな場合は本物とほとんど、あるいは全く区別がつかなくなります。バイオリンではこういうことはないのでしょうか。私としては「ある」と考える方が妥当なのですが、実態については全く知識を有していないので、どなたかご存じでしたらお教えください。

投稿者:ストラッド 店員その2     投稿日時:2005/04/26 11:24  ---102.24.68

バイオリン大好きさんいらっしゃいませ。
店主や弊社のヘッドの職人さんとも話しましたが、正直、そういった物は見たことが
ありません。古いものすごく安い楽器で、書きもくめや、合板製の上になにやら加工したものは見たことがありますが、、、現在で、情報も物流もグローバルな時代にわざわざ「貼りのトラ目」を作るよりは、中国などで安い無垢の木のもが手に入りますので
必要がないのではないでしょうか?むしろ、それを作る施設機械や技術のほうが高くつくように思います。また、バイオリンは外見よりは、むしろ音色が重視されます。音色が多分違うので商売として成り立たないのではないでしょうか?

Q:魂柱の調整について
投稿者:ヒポタマ     投稿日時:2005/04/24 08:12  ---96.84.196

はじめまして,とても為になるHPありがとうございます。
質問なのですが,魂柱を調整する時,動かすごとに弦を緩めて、魂柱を動かして、また弦を張り弾いて音色を聴くということを繰り返すのでしょうか?作業や弦のなじみなど凄く時間がかかり、前の音色と聞き比べられません。
弦を張ったまま(テンションがかかってて動かないような気がしますが)少しづつ動かして調整するのでしょうか?
私はバイオリン初心者で、安いバイオリンでいろいろ試したいのでよろしくお願い致します。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/04/25 12:04  ---102.24.68

いらっしゃいませ、

魂柱を動かす時は、弦を少し緩めながら調整いたします。そしてまた張って音色を確認いたします。それでは!

投稿者:ヒポタマ     投稿日時:2005/04/25 21:59  ---96.84.196

ストラッド店員様
ありがとうございました。
弦を少しだけ緩めるのですね。いっぱい緩めてしまうと思っていました。
いろいろ挑戦したいと思います。