Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:チェロ楽譜のハ音記号ト音記号の弾きかた
投稿者:りゅう     投稿日時:2005/05/02 00:14  ---2.147.49

皆さん,こんばんは。教えていただきたいことがあります。

チェロを弾いていますが、ハイポジションになると、楽譜がヘ音記号から急にハ音記号またはト音記号に変わることがよくありますよね。理屈では分かるのですが、未熟者ですので反射的にその音をすばやく左手指で押さえることができず、ちょっとの間、頭で考えてしまうのです。ですから音が途切れてしまいます。

ヘ音記号に書き直して楽譜に貼って弾いたりしていますが、これでは何時までたっても
習得できません。

楽譜の記号が変わっても、すぐに弾けるように上達するには何か良い方法はないものでしょうか。「あれば苦労しないよ」と言われそうですが、早く覚えられるコツというか、要領がありましたらご伝授ください。
「自分はこうして練習した」と言う体験談もお聞きしたいです。よろしく、お願いします。

投稿者:うーむ     投稿日時:2005/05/02 10:14  ---1.112.22

チェロは、もともとヘ音記号だけで書かれていたのですが、
補助線の多いハイポジションの表記を読み取るのに苦労しました。
そこでボッケリーニが5部の記号を用いて、補助線を大幅に減らしました。
しかし、記号が5種類というのは多すぎるという貴殿に似た考えが出て、
ロンベルクが現在の3種類という形式を採用し、現在に至っています。

つまり、3種類が読みやすいと思っている人が多いんですね。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/05/02 11:23  ---169.200.17

りゅうさま、

 小生もハ音記号・ト音記号は読めなくて往生しています(実はヘ音記号も)。 なので、貴問への回答にはなっていませんが御参考までに:

 初めてハ音記号に出くわして目が点になっていた小生に大学オケの先輩がくれたアドヴァイスは、
「ハ音記号の譜面は丁度5度上になるから、隣の弦を弾けばよい」というものでした。
理屈はそのとおりなんですが、頭の中で歌ってそれをトレースするように弾く小生にとってはあまり本質的な解決にはなっていないようです。 (譜読みで一音一音探りながら弾くときは役立ちますが)

 最近思うことは、ハ音記号がスラスラ読めてもあまり役に立たない、ということです。 ハ音記号で書くような音域を初見でスラスラ弾くのは小生には所詮望み薄(ゆっくり譜読みして、暗譜するくらいさらって、それでやっと弾けるかどうか)なので・・・・(T_T)
 あと、最近は便利な音源がいくらでもあるので、遅く始めたアマチュアなら予習や譜読みに利用しても(ある程度邪道かもしれませんが)許されるのでは?
 ま、そうこうしているうちに、高音域が弾けるようになれば自然とハ音記号もそこそそ読めるようになると思います。 ならなければそれはあまり必要がなかった、ということで・・・・・。

 レベル低くて参考になりませんか?   (^_^;

投稿者:元某都立高校1stVn.の男     投稿日時:2005/05/02 12:17  ---6.116.86

りゅうさん

これに関してはもう覚えるしかないと思います。
ヘ音譜に関しては、おそらく指で覚えたのではないでしょうか。
どの線のどこにある音符は、どの弦の何番の指で押さえる、というように。
実際、私もそうやってト音を覚えていたので、小学生のころは音階が読めませんでしたよ・・・。

私はヘ音譜とハ音譜(アルト譜表のみ)はひたすら歌って覚えました。

まずは、「ド」の位置を2,3箇所覚える。
そして余裕ができたら「ミ」「ソ」も覚えます。
どちらかという、何か一つ基準となる音を覚えたら、その基準音から上の2〜3個の音は三度ずつ覚えています。
その方が、音符を縦に並べたときにきれいにお団子がつくれますので。
次に、基準とした音以外の2〜3個の音のオクターヴ音も覚えます。
さいごに空いているところを埋めるだけです。

まぁ、歌って覚えていけば、自然と使っている音は覚えますし、曲中でなんかしらの音はいっぱい登場しますので、そういう音からチェックするこほうがよいでしょう。また、新しい曲の時に他の音もその都度覚えていけば大丈夫です。

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/05/02 13:21  ---219.103.191

 私だけかも知れませんが,記号の切り替え時には頭で考えているようです。
少なくとも初見時には,楽譜を見て頭の中で音に変換してから指で押えるということはやれてません。
その結果出た音や旋律を覚えていくかな〜ってとこです。
 ヘ音記号の場合にはあまり考えなくとも指が勝手にそこを押さえますが,ハ音記号はセロ轢きのGoshさんもおっしゃっていたように楽譜を見て自動的に5度上を押さえてます。
但し1〜4ポジ(A線のD)くらいまでです。
 これ以上の音は楽譜を見た時に,頭の中でこれはハ音記号のEなのでEを押さえよう。とかト音記号のFなのでFを押えようとしております。
 おかげで初見ではなかなかつらいですが練習するうちに音(メロディ等)と指が一致して認識され,まごつかなくなります。
 初見のお上手なピアノもチェロも弾かれる方に一度聞いたのですが,「えー?ト音記号でもドはドですよね〜」とさらっといわれてしまいました。 思考回路が違うとしか思えません。
前置きはこのくらいで...

笑い話に感じるかもしれませんが,肝心なのは,ハ音ト音記号の場合,楽譜の音名をチェロのどの弦(といってもA線の事が多い)をどの位置で押えるか?という至極単純なことがなぜできないか?ということですよね。

ちなみに私がやってた方法は,楽譜に書いたスケールを各調(ハ調,嬰ハ調,ニ調,嬰ニ調‥長短どっちでも)で練習するもので,
・2オクターブスケール‥2オクターブですとト調以上のスケールの途中でハ音記号にします
・3オクターブスケール‥これでハ音記号とト音記号が出てくるようにします。
この譜面にポジション+指番号を書き込んでハ音記号とト音記号に慣れることをやっておりました。
あとは,普段使う楽譜ではト音(ハ音)記号の部分にこっそり音名を書き込んおくと不思議と効果があります。

投稿者:りゅう     投稿日時:2005/05/02 22:08  ---2.145.220

うーむさん、セロ轢きのGoshさん、元某都立高校1stVn男さん、CABINさん、
貴重なご意見を頂き有り難うございます。皆様のメッセージを何回も読み直し
元気を貰いました。頑張って挑戦してみます。有り難うございました。

Q:いい知恵をください。。。。
投稿者:VCCCCCCC     投稿日時:2005/05/01 23:14  ---229.240.120

私は現在大学生です。。自分の大学にオケがないので家から近い他大学にはいりました。。。あんまりうまくなく、自分のレベルにあってちょうどよいと思って入団したんですが。。。。学校が遠い上にお金がかかるのでその大学まで原付で行ってますが、入ってみて個人練が全然できないことに気づきました。。。。それでなんですが、どうしても原付にチェロのせたい思ってます。。かなり危険ですがこれしかないんです。。なんかいい方法はありませんか?ショルダータイプのケースならいけるをおもうのですが、なんかいいケースがあったら教えてください。。ちなみにスクーターに乗ってます・。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/01 23:56  ---6.34.53

ヴァイオリン弾きからの投稿です。

・私の持っているチェロのケース(ソフトケース・おまけでついていたものでメーカー不明)には、リュックサックのように背負うためのバンドが備え付けでついています(リュックとおなじく取り外しはできません)。とりあえず、軽いケースで安価に背負うという条件には当てはまるとおもいますので、一度ソフトケースも当たってみてはどうでしょうか。そのケースでは結構高めに楽器が保持され、頭の上にネック部が突き出ますので、ドアやエレベータなどは要注意ですが、バイクにのせるという目的には都合がよいでしょう。
・ハードケースで背負えるものはいくつか出ています。インターネットの検索エンジンで、チェロ、ケース、背負う などといれるといくつかヒットします。軽量タイプのものが多く、かなり高価だと思います。

 話の流れがわからないのですが、個人練習したいので学校で借りた楽器を家に持って帰りたいということなのでしょうか。それとも自分の楽器を学校におきっぱなしということなのでしょうか。
 ハードケースであっても、ソフトケースであっても、落下・転倒の場合は、人間とは比べ物にならないくらい簡単に破損しますので、借り物であれば弁償する覚悟、自分の楽器であれば壊れる覚悟は初めから持って決心すべきでしょう。
 また、風の影響をうけますので、安定・安全を考えると、かなりゆっくり走ることになります。
 道路交通法的に、罰金対象かどうかは知りません。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/05/02 00:41  ---151.3.240

知人がチェロと一緒に自転車に乗っていて、
縁石を乗り越えたときに運悪く楽器に衝撃が
伝わり、表板が魂柱の上で真っ二つに割れた事故を経験
しています。くれぐれもご用心ください。

投稿者:rio     投稿日時:2005/05/02 11:06  ---225.25.226

チェロを原付で…壊れても良いことを覚悟でならという気がします。私もお勧めできません。

それに、原付はリヤカーを牽引しない限り法に触れると思います。
法律や規則などで原付に載せる荷物は

重量30Kg以下
地上高:荷台に載せて2m以下
はみ出しは車体から
前後30cm以下
左右幅15cm以下
となっていますので難しいのでは…


あえて法を犯してでも持つのなら
ケースは、振動・衝撃にに強いというので
FUJIKOWA社のECSのハードケースが評判が良いです
もともと精密機械専門のケースメーカーですが
チェロケースのような楽器ケースも特注で作れます。
これを背負えるようにしてもらえば良いでしょう

が、高いですよ。Vn用のケースで
廉価に作るよう見積もっても
50万円ぐらいでしたから


できれば自動車が理想ですが
どうしても原付にこだわるのなら
リヤカーを牽引して、市販のハードケースに入れて運ぶ
のが現実的解決だと思います。

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/05/02 11:58  ---219.127.168

チェロ弾きです。 私もオートバイに乗っておりましたが,絶対にオートバイでは運びませんでした。
・恐らくケースをオートバイに固定する事はできないと思います(長くはみ出すので危険)
・背負う方法になると思いますが
 ・ストラップ・金具は100%大丈夫とはいえません,チェロ転落時は楽器本体より他車に対して危険
 ・ハードケースの場合楽譜や小物を入れると10kg程度の重量になることがあります。
  これを背負っての運転は大丈夫では無いと思います。
 ・恐らくヘルメットにケースがゴツゴツと当たります。
  私のハードケースも背負いが出来るのですが,このようになると思います。

いい知恵はありませんが,かなり危険だという事を自覚されているようですので,これしかないとはおっしゃらずに,スクーターでの運搬についてはあきらめて,他の方法を模索されてはいかがでしょうか?

Q:バイオリンの弓について
投稿者:美月     投稿日時:2005/05/01 20:05  ---10.122.20

BAZINの弓(1900年代初期ー20年ぐらい??)と Cuniot Huryの弓(1900年代初期ー確か09だったかな?)のフランスの弓でしたら、どちらの方が質が良いのでしょうか?

あと、そのフランス弓に超有名な弓製作者が発行している証明書がその弓についていたら、いくらぐらいが相場ですか?

値段も重要ですが、どちらの方が良い弓なんでしょうか?

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/05/01 22:24  ---151.3.240

同一ブランドでも弓は1本ずつ個性が違い、保存状態も違うため値段は
まちまちですね。ご質問の弓メーカーはフレンチオールドの
中ではそれほど上位にはランクされていないようです(トルテ、ペカット、サルトリ
などと比較しての話です)。

クニオ・ユーリは同時期に活躍していたCharles Louis BAZINの影響を受けたといわれ、
その実力は同世代の弓製作の巨匠であったC.N.バザンに追いつく事は出来な
かっと評価をする人もいるようです。

ご質問のバザンがCharles Nicolas BAZIN なら、一般的な評価は上記のようですが、
バザンファミリーの、たとえば Louis BAZINの場合だと、そうともいえないかもしれません。

たとえばルイ・バザンの弓はオールド弓としては安価な割に弾きやすく
音色もそこそこ枯れた雰囲気があるので、状態がよければお買い得だと思います。
金具が洋銀なら結構安く(といっても性能が悪いとは限りません)、銀だと少し高く
なります。

お値段は、ストラッドさんの在庫の値段表とか、ヤフー・オークションにこの手の
オールド弓がいろいろ出ていますのでご覧になってみてください。

なお、ラファンやミランの鑑定書が付いていても安いものは安いです。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/05/01 22:38  ---151.3.240

>Charles Louis BAZINの影響を受けた

失礼しました。記入ミスです。

「C.N.バザンの影響を受けた」が正しいです。

Q:バイオリンの価値
投稿者:Tiffany     投稿日時:2005/05/01 13:39  ---10.122.20

よく、耳にする、裏の板が一枚の場合と二枚の場合とはどう違うのでしょうか?音の違い、または価値が変わってきますか?

そして、今購入しようか考えているバイオリンがあって、「チロリアン、Tyrolean Violin Circa 1750」 なのですが、基本的にチロル地方ではあまり良い木材は手に入りにくく、凄く良い名器もあれば、それとは反対に凄く酷いのもあるの聞きました。
この1750年代のTyroleanバイオリンの質はどうなんでしょうか?

あと、世界のバイオリン市場で、そのバイオリンのおよその相場はいくらでしょうか?

よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/01 18:24  ---6.34.53

一枚板、二枚板については、以前、同じような質問がありましたので、上の過去ログ検索から
一枚板
をキーワードに探してみてください。

チロル地方は、ヴァイオリン製作という点では非常に歴史ある場所です。ヴァイオリン製作の歴史にはかならず書かれるヤコブ・スタイナー(/シュタイナー)や、マティアス・クロッツをはじめとするクロッツ・ファミリーなどが、そのあたりの地方でヴァイオリンを作っていました。スタイナーは個人製作者ですが、クロッツは個人製作者というよりも町ぐるみで地場産業としてヴァイオリン作りを立ち上げた人で、以後長い歴史の中で、分業含めスタイナーのコピーを中心に数多くの楽器が生産されています。
材料という点では表板を作るスプルースの産地で、よい材料が近くの山から切り出せるという地の利を生かして、町をあげての産業としてヴァイオリン製作が定着したと言えます。

地名としては、ミッテンワルド(/ミッテンバルト)、フッセン、アブサムなどが有名です。ドイツ、オーストリア、イタリアの国境あたりでアルプス山脈の北側に位置します。山の表裏という点では、実際の距離含めて、日本で言えば浜松に対する長野あたりの位置関係が、クレモナとチロルの関係になるんだな、と個人的には思っています。

なお。何をもって”1750年頃につくられたチロリアン産ヴァイオリン”とされているのかわかりませんが、地名と年代だけでは、どのような価値のものかは判断できません。250年後に「2000年頃日本で作られた楽器の価値は?」と聞かれても分からないのと同じです。
(ただスタイナーは別格として、クロッツ一族のもので300万円くらいが上限でしょう。)

投稿者:Tiffany     投稿日時:2005/05/01 19:55  ---10.122.20

なるほど、ありがとうございます。他に、だれかチロル産のバイオリンに詳しい方の情報をお待ちしています。

Q:William Watsonの弓  
投稿者:イッコニコサンコン     投稿日時:2005/05/01 06:23  ---2.151.193

ストラド先生、他諸先生方に質問です。
William Watsonのヴィオラの弓を購入しようと思ってるのですが。
この方について知ってる方居りますでしょうか?
まだ生きてる方らしいのですが、タッブスにも負けないくらいの名弓を作ってるそうです。
Hillで製作されてたらしいのですが、Maestronetでは4000ドル位で取引されてましたが。
詳しい方にご教授願えれば幸いでございます。

Q:楽器本体と弓の値段について
投稿者:チェロちゃん     投稿日時:2005/04/28 23:50  ---9.151.94

いつも素晴らしいコメントを楽しく読ませていただいてます。
このたびチェロをグレードUPすることになり 
大体200万のチェロを買うことになりそうなんです。
そこで弓も変えたいのですが皆さんは楽器に対してどのくらい弓の費用をかけていらっしゃるのでしょうか?ぜひ教えてください!

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/29 02:36  ---151.3.240

ヴァイオリンの場合ですが、200万ぐらいの楽器なら
50〜100万ぐらいの弓でいいのではないでしょうか。

上を見たらきりがありませんが、丹念に探せば
この価格帯で、腰の強さと音色の良さを
兼ね備えた弓が見つかります。

新作ならギヨームなど有名作家の金弓も買えますし、
オールド弓でもバザンとかモリゾのクラスなら
購入可能です。

投稿者:かめ     投稿日時:2005/04/29 13:44  ---196.107.130

巷で、弓の値段は楽器の値段の何分の一程度が良いなどの情報が出回っている
ようですが、全く関係ありません。
200万の楽器を20万の弓で弾く人もいますし、逆に楽器以上の値段の弓を
使っている人もいます。
なので、金額にはこだわらず、自分の出せる金額の範囲で一番使いやすい弓を
探せば良いと思います。30万円くらいの量産品でも丹念に探せば非常に良い
弓が見つかります。そういうときには迷わず購入した方が良いと思います。

ちなみに、私の周りでは、200万くらいのチェロでしたら、30万から50万
位の弓を使っている人が多いように思います。(アマチュア)
音大生やプロの知人では、逆に200万くらいの弓を使っている人が多いように
思いますが、その金額の中には紹介してくれた先生などへのリベートも入っている
でしょうから、実際の金額はわかりません。

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/29 17:32  ---37.164.70

「○○万の楽器を買ったんなら弓は△△万くらいのを買わなきゃ〜」って言うコトバに安易に耳を貸してはいけません。
「楽器に対してどのくらい・・・」ではなくて、「自分がしたい事が出来る弓の中で、お財布と相談して・・」くらいで考えておいたほうが良いと思います。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/04/29 22:29  ---106.47.151

かめさんや、QBさんが書いておられるように、楽器と弓の値段の割合を考えるのはナンセンスです。したり顔で「いくらの楽器なら、いくらの弓」などと言う人が私の周りにもいますが、チェロちゃんがこのような戯言に惑わされることがないようお祈りします。

ちなみに、私はバイオリン2本とビオラ3本を気分で取り替えて弾いていますが、弓は予備弓はあるものの、どうしてもお気に入りを使ってしまいます。楽器の値段(これ自体余り意味がないと思っていますが)は様々なので、弓との値段の割合は当然ながら変化します。「楽器の値段よりも弓の値段が高い」ということも起きますが、買ったときに安かった楽器を弾くからといって、安い弓を使おうなどとは考えたことがありません。もし、このような気持ちをご理解いただけるなら、楽器と弓の値段の比率を云々することの無意味さも分かっていただけるのではないかと思います。

チェロちゃんがチェロを買い換えたからといっても、今の弓がお気に入りなら、変える必要はもちろん無いでしょうし、まずは、新しい楽器を弾いてみてから考えればいいことだと思います。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/29 22:56  ---168.170.164

もう買う(気に入っている)楽器はお決めになっている、ということでしょうか?でなければ総予算の中で違う価格のバランス、ということもありえますけどね。以前は、私も楽器(バイオリン)と弓の値段はほぼいっしょでしたから、何とも言えませんね。
しかし、大体同じ製作者の楽器がチェロだとちょうどバイオリンの倍ぐらいしますからね。弓は倍もしませんね。。。今後、そのずっと楽器を使いつづけるかどうかもひとつの判断基準になりそうですね。
基本的には、強さやバランスを大事にしながら、質感を追求する、と言う方向で弓を探す、ということですから、その線で必要な要素がどのぐらいのお金で手に入るのかを判断することになります。予算に限りがあるので、どこかで折り合いをつけなければならなくなると思いますが、音を客観的に人に聴かせるための道具として、自分が必要とする要素を冷静に考えることが一番大切でしょう。そうすれば自ずと見えてくるものだと思います。

投稿者: チェロちゃん     投稿日時:2005/04/30 00:36  ---9.151.94

皆さんアドバイスをありがとうございます
やっぱり自分の出せる範囲でチェロとの相性のよい(弾きやすい コシがあるなど)
弓を探したいと思います!ありがとうございました

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/30 20:18  ---151.3.240

20〜30万クラスの楽器に100万の弓を使う人は
多分、いないと思いますが、弓に投資をすればそれなりの
結果は得られるものです。
楽器の性能をフルに引き出せる弓と、そうでない弓は
確かに存在しますので。

(バイオリン弓の場合ですが)新作なら上限50万程度でドイツ製の
高性能な良品が手に入るという意見をネット上で公開している専門家
がいます。その方にお目にかかって直接伺った話では、
音大生が使っている200万クラスの弓でも、腰が弱くて50万の新作より
性能が劣るものがあるということでした。
ブランドよりも性能本位で選べば(よく吟味することが前提ですが)
50万円で十分ということでした(チェロ弓の場合の値段は、少し
違うかもしれません)。


枯れた音色のよさでオールド弓も視野に入れれば、
アマチュアが使うのであるならば100万までの予算で、
かなり満足できる弓が購入できるでしょう。

質問者が「どのくらい弓の費用をかけていらっしゃるのでしょうか?」
と、問いかけているのですから抽象論を振りかざすのは親切ではないように思います。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/30 21:41  ---168.170.164

ま、バランスは人ぞれぞれ、ってことですね。
しかしある楽器の性能を引き出すのに必要な弓の能力には上限があるだろう、と言うことだけ薄ぼんやりイメージしていただきたいです。楽器より弓だ、というのは、やはり言いすぎだと思うので。。。
能力的な要素を優先する、と言うベクトルで探して頂ければいいですよ。自然に接点が見つかります。

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/30 21:48  ---37.164.70

セイジさんのおっしゃる通りですね。
参考にならないかもしれませんが、私は(ヴァイオリンですが)、$26,000の楽器に対して$800弱の某社カーボンをメインに使っています。
$5,000前後で弓も探していたのですが、(モリゾー・ギヨームらも含む)いま一つぴったり来るものが無く、むしろ変なクセの無いこのカーボンを使い続けています。
もちろん、弓を探す旅は続けていますがね。。。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/30 21:58  ---168.170.164

結局、バランスは人それぞれってことですね。。。必要な要素が人それぞれでカーボンでもとりあえず問題ないが、だがしかし。。。って方もいらっしゃる。
必要な要素を整理することが、まず何より大切ですよ。そうすればしっくりしない弓に予算を費やすこともないですし。。。時間をかけてゆっくり考えて、いろいろものも見てください。

投稿者:rio     投稿日時:2005/04/30 23:53  ---250.96.125

私も楽器はVnなので
参考程度にお読み下さい

楽器は300万ぐらいです(コンテンポラリー)
弓は、100万と150万円ぐらいです(ともに新作)


もし
200万あれば
100万以下で気に入った弓を探し
残ったお金で楽器を買います

Q:チェロ弦の硬さ・音程の下がり
投稿者:ベルリン     投稿日時:2005/04/29 17:40  ---150.125.4

始めまして。いつもこのQ&Aを楽しく読んでいます。
私の質問です。

3ヵ月ほど前に1970年作のドイツ製チェロに買い換えました。試奏した時、幾分弦が
硬いかなぁという感じでしたが、弾いているうちに柔らかくなるでしょうと言われて買いました。しかし、これまで毎日弾いてきましたが、弦の硬さ(弦の張りの強さ)が同じで、左手の指に力を入れるため疲れてしまいます。このまま弾き続ければ慣れるものでしょうか。それともソフトな弦に取り替えた方が解決が早いでしょうか。

次に,指板の上の指を前のチェロに比べて、ほんの少し大きめに開かないと、音程が下がってしまうので、これがまた指の疲れを増してしまう要因になっているようです。慣れるまでには時間がかかりそうです。

ストラッドさんのところに、チェロを取り替えたことによってこのようなことを言われるお客さんがおられますか?またチェロ弾きの皆さんの体験談などありましたら、よろしくご意見をくださいますようお願いいたします。

投稿者:かめ     投稿日時:2005/04/29 23:18  ---168.209.168

まず、弦の硬さですが、以前のチェロと同じ弦ですか?
チェロの弦は種類によってかなり張力に差がありますから、多少硬く(強く)感じる弦もある
かも知れません。もしくは、前の楽器より駒が高めなのかもしれませんね。
右手の抵抗が強く感じられるのなら、表板の材料の材質の違い、魂柱の位置の問題、エンドピン
の材質の問題なども考えられますね。

そして、指の間隔の問題ですが、これは前の楽器と現在の楽器で弦長が違うのではないで
しょうか。どちらが正しい長さか分かりませんが、一度調整に出して、弦長を合わせて
ください。

投稿者:momo     投稿日時:2005/04/30 00:46  ---215.115.185

>弾いているうちに柔らかくなるでしょうと言われて買いました。

弾いているうちに、柔らかくなったことはないです。
弦高が高いのだと思います。
試奏の段階で、そう感じたのなら、調整できるか聞いて、
調整代金を交渉してみると良かったかもしれないですね。

指の間のことは、かめさんのおっしゃるとおり、弦長の違いと思います。

お買いになったお店は工房を備えたところですか?
私のあまり多くない経験からですが、
2つのことについては、お店がもう少しきちんと説明してくれてもよいのではと思います。
いずれにしても、一度相談してみてはいかがでしょうか?
あまりよろしくない回答ならば、別の工房で調整されてはいかがでしょうか。
疲れるのはつらいと思いますよ。

愛する楽器に調整代はつきものです。
古ければ古いほど...

投稿者:ベルリン     投稿日時:2005/04/30 00:54  ---150.125.4

かめさん、ご意見有り難うございます。

まず弦のことですが、前のチェロの弦とは明らかに違います。さし当ってやってみることは、前の弦と同じもの(JAGARとPRIMの組み合わせ』に取り替えてみることですね。
駒の高さは普通と思います、

次に弦長の問題には気がつきませんでした。そう言われれば前のチェロは 4/4 サイズでしたが『女性や小柄な方にお薦め』と言われるようなものでしたので、買い換えた
チェロの方が胴長も長く感じられます。ご指示のように計ってもらうことにします。

お蔭さまで、かめさんにヒントを頂き、これから試みるべき方針のメドが立ちました。有り難うございました。

投稿者:ベルリン     投稿日時:2005/04/30 01:24  ---150.125.4

momoさん、ご意見有り難うございます。
私も「弾いているうちに柔らかくなる」とはどうかなと思いましたが、鳴り具合、値段、年代、状態等、ほぼ要望どうりでしたので購入したわけです。

工房もあり複数の職人さんもいる楽器店なので、今度弦長を計ってもらうときによく話してみます。

私としてはこれらの点が解決すれば、長く付き合っていける楽器だと気に入っております。おっしゃる通り、愛器にはお金を惜しんではいけませんね。「疲れるのはつらいと思います」といたわっていただき、有り難うございました。

Q:バイオリンのペグについて
投稿者:むむむ     投稿日時:2005/04/29 18:15  ---162.109.22

新作のバイオリン(10万)を購入しました。
ペグが反対側の穴の途中で止まっていて、見た目、
少しへこんだ感じになっていますが、問題が
あるのでしょうか。ペグ自体は少し固めですが、
調整できないほどではありませんし、チューニングは
全弦アジャスタで行っています。「楽器として不完全だ」
と言われる方がいて、困惑しています。楽器屋さんは、
OKだといわれていますし、今頃の傾向とかが
あるのかなと思ってちょっとお聞きしました。
よろしくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/04/29 22:46  ---6.35.171

以下、私見/想像ですので、話半分できいてください。(私は弦楽器メーカーのものではありません。)
10万円の楽器は、量産グレードです。
量産グレードのものを作るメーカーが考えることは、そこそこの品質のものを、いかに安い原材料費と少ない工数(製作時間/人件費など)で作るか、ということでしょう。当然商売ですので、利益は非常に大切です。
ペグとペグ孔については、名人がある程度の時間をかけて入念に仕上げれば当然非常に精度の高いものが得られますが、10万円で販売するものにそのようなコストをかけられるはずはなく、(機械で?)規定したサイズに孔あけしたものに、長さをそろえた上で規定した削り方をしたペグを突っ込んで、若干の調整はするとしても、調弦するという用途において大きな問題がなけれは、即OKとして次の工程に進めるでしょう。木材の場合、当然加工の誤差、湿度・温度などによる誤差などがありますので、規定されたサイズにはプラス・マイナスで許容範囲を持たせて設計・製造します。孔の方が大きく、ペグの方が細い、という状況は、後からの加工もできず最悪の状況となりますので、孔の方はプラスの誤差の方は少なくマイナスの誤差の方を大きくとり、ペグの方は逆にプラスの誤差の方を大きくマイナスの誤差の方を小さくとるのが普通の設計でしょう。結果、安全を見て作ると、出っ張らずに少しへこんだ状態になるのは必然だと思います。
また、出っ張った場合は、その部分を丸く加工するのが普通ですが、ひっこんでいると単にストンと切った状態でも気になりませんので、その加工工数も削減できます。

販売店もその店のスタンスで対応がかわるでしょう。上記のようなペグの状態をよしとせず、その店の職人が調整して売るところもありますし(その場合は人件費がのるので安くできない)、メーカーのものそのままで売る店もあります。確かに理想の状態ではありませんので「楽器として不完全だ」という意見は正しいですし、一方その価格帯のものなら実用上問題なければ良しとする考えも正しいと思います。

結局、むむむさんが、すでに購入してしまったものに対して、見た目あるいは調整精度で満足できないのであれば、後追いでそこにお金をかけて調整してもらう以外に解はないように思います。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/04/29 23:38  ---168.170.164

10万円の楽器は量産品で、分業でいろいろな部位を作り、それを組み合わせて、出来上がり、というプロセスで商品化しますので、精度のバラツキはかなりありえますね。
ただ、そういうものも、技術のあるお店では、部品が一切ついていなく、ぺグ孔のあいていない状態で安く仕入れて、自ら納得のいくセッティングをして売っていたりします(販売価格は変わらないと思います)。気になるようであれば、そういうお店で直してもらうのがいいでしょう。ただ、アジャスターでチューニングしているから問題ない、と言うのも一つの答えではありますので、他人の意見に振り回されないことが大事ですね。私個人としては、アジャスターはE線以外使わないので、そういう状態であれば修理を依頼しますが。。。
ご自身の演奏技術が上がって、アジャスターを使わない環境になったときに考えればいいのかもしれませんね。当然、アジャスターの有無で楽器の音も違いますし。

Q:楽器の修理について
投稿者:かず     投稿日時:2005/04/29 09:24  ---164.144.73

いつもコメント参考にさせてもらっています。
早速ですが1年半ほど前に買ったカールへフナーの新作楽器なんですが
駒の近くが盛り上がっていることに気付きました。
これはすぐに修理したほうがいいのですか?
また修理するとしたらどのような修理をして、
いくらぐらいかかるのでしょうか?
よろしくおねがいします。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/04/29 10:33  ---151.3.240

駒の近くというと魂柱の上でしょうか?
魂柱が長すぎる場合、表板が盛り上がります。
楽器店で魂柱調整(少し短くする)をしてもらいましょう。
2000〜3000円ぐらいだと思います。

投稿者:QB     投稿日時:2005/04/29 17:34  ---37.164.70

もしくは無神経に魂柱をコンコンやる人が、キツめに立ててしまったとか、、、(本来収まるべき場所も知らずにただコンコンやる人、居るんですよね〜)

Q:ビオラの音階
投稿者:とも     投稿日時:2005/04/28 18:59  ---.146.91

最近,オケラ部でビオラを教えてもらっています。
でも、いまいち音階を覚えられません。
おぼえられるコツを教えてください。(>−<”)

投稿者:枢     投稿日時:2005/04/28 21:53  ---151.111.222

ピアノなど、他の楽器で以前から音楽をやっていれば、指さえ慣れればあとは自然に音程がそれなりにはとれるはずです。
細かい調整は(幼少からやっていた方は違うかもしれませんが)チューナーを使って根気と努力の勝負ではないでしょうか。
半年くらいチューナーとの格闘を続ければ、ピッタリ(チューナーでは^^;;)の音程が意識せず演奏中でもとれるようになります。

私も部活動で基礎からビオラを習っていた初心者ですので、少しでもお力になれたのなら幸いです。
頑張ってくださいね!

投稿者:近藤     投稿日時:2005/04/29 00:42  ---21.200.53

はじめまして。音階というのは当然でしょうがドレミファソラシドですよね?
ヴィオラは構えた状態で左からド ソ レ ラと並んでいます。
音階を覚えられないというのはヴィオラでそれが弾けないのかそれとも自分が
何の音を弾いているのか認識できないのかわかりませんが、一番簡単な方法は
ピアノで音階をゆっくりでもいいですから弾きながらその音を声に 
出して見てください。その時はなるべく音名で歌います。それに慣れてきたら
今度はピアノでドの音だけを弾いてあとのレミファ〜♪は自分の頭に残っている
音を歌ってみてください。回数を重ねれば人並みに音感はつくようになると思います。
頑張ってください。それとも楽譜の見方でしょうか....^^;
それはこの場ではうまく言えませんが真ん中がドです。あとは先生に
聞いてみてください。

投稿者:celeste     投稿日時:2005/04/29 10:04  ---224.50.215

具体的にどう悩んでいらっしゃるかが分からないので、想像で書き込みするのをお許しください。
もしかしたら、「ド、レ、ミ、・・」と順番に弾いていくのに、指の形をどう揃えたらいいのか分からなくなるのでは?と受取りました。

例えば、「ドからレ」というような隣り合った2つの音の隔たり(距離)には
『全音』と『半音』があります。全音=半音×2です。
この2種類の距離を「全、全、半、全、全、全、半」と並べると
長調(明るい感じの方)の音階が出来ます。
ビオラの場合だと、指の形を広げる箇所(全音)と、その半分(半音)になる箇所ができますね。

なにかヒントになれば幸いです。