Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:チェロの弦
投稿者:チェロ弾きの大学生     投稿日時:2005/05/12 22:58  ---178.146.20

今日、オリーブのA線を買ったのですが、弦に一センチくらいの黒いものと、白いスポンジ状のものがついていていて、それが何なのかよくわかりません。これはいったい何なのでしょうか?教えてください。よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/13 11:00  ---102.18.82

いらっしゃいませ、

黒いゴムは駒の食い込みを防ぐ物で、駒と弦の間に挟みます。ただ現代では、駒に革を張るため、使用している方は殆どおりません。

白いスポンジはテールピースの下側を保護する物ですが、最近のチェロはアジャスター付が殆どなのでこれもあまり使用いたしません。アジャスターが付いていないテールピースの場合、穴に弦を通して、テールピースの下側を保護してください。
それでは!

Q:べっ甲フロッグのお手入れ
投稿者:レイトスターター     投稿日時:2005/05/12 20:44  ---109.80.136

こんばんは。べっ甲フロッグのお手入れについてですが、みなさんはどのようにされてますか?べっ甲専用のクロスが市販されているようですが、私は、金磨きクロスを使ってます。たまに金磨きクロスで磨いてやると自然な艶と透明感が回復します。あと、オイルをつけて磨く良いという話を聞いたことがありますが、どういうオイルでどうやって磨くのか具体的な方法はわかりません。べっ甲フロッグの美観を保つ有効な方法が他にあれば教えて下さい。よろしくお願いします。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/05/12 21:00  ---44.155.70

こんにちは。

私は趣味でべっ甲製品を作り、オークションで販売しています。べっ甲を磨く一番の方法は、日曜大工センタなどで打っているクルマ用の液体コンパウンドです。布に付けて磨くと、鏡面仕上げになります。オイルはべっ甲に沁みこむ可能性があるので、よくないと思いますよ。あと、金属磨きの「ピカール」でも大丈夫です(金物屋に売っています)。ただ、ピカールは白い液体なので、変に隙間に入ると、白い粒子が残り場合があります。水とかで落とせば大丈夫ですが。コンパウンドは微細な傷も落としてくれますよ。

投稿者:レイトスターター     投稿日時:2005/05/12 23:16  ---109.81.135

ギター弾き様へ。早速のご回答ありがとうございます。趣味でべっ甲細工を作っておられるとのことですすが、すごいですね。べっ甲は繊細な素材なので加工するのが難しそうな感じがします。
さて、べっ甲にはオイルは良くないとのことですね。液体コンパウンドで磨くという方法は初めて聞きました。べっ甲は見た目が綺麗なだけでなく、手に良く馴染むので気に入ってます。だから、長持ちするように美観を保ってやりたいと思ってます。それでは。

Q:初めまして≦(._.)≧ ペコ
投稿者:ビリー     投稿日時:2005/05/12 19:40  ---13.176.43

最近テレビや映画などで興味をもってバイオリンを購入しようとしている高校2年なのですが、親や友達、又ネットなどで見たり聞いたりしてみるとバイオリンを弾くのはとても難しくて音を出すのにすごい時間がかかるとか・・・又曲一曲弾くのにもすごい時間がかかると聞いています・・・・実際どうなのでしょうか?一応自分はピアノ歴10年くらいなんですが・・・あまり関係ないでしょうか?
あとバイオリンを購入しようと思うのですが予算は大体3万〜5万くらいなんですがどういうバイオリンを買ったらいいのでしょうか?2万6千円くらいの新品をネットで見つけていいと思ったのですが・・・・・バイオリンに関しては右も左もわからないので
なにか助言をお願いします<(_ _)>

投稿者:ししどり     投稿日時:2005/05/12 21:39  ---138.134.68

ビリーさん、こんにちは。
私も高校1年の時にピアノ(ピアノ歴10年)からヴァイオリンに転向しました。
始めてから途中6年のブランクを挟んで今年でヴァイオリン歴8年になります。
以下、私見ですg少しでもお役に立てればと思い書かせていただきます。
まず、ピアノと比較するとヴァイオリンは音を出すのが難しいと思います。ただ、地道に練習していけば

投稿者:ししどり     投稿日時:2005/05/12 22:03  ---138.134.68

すいません。文章の途中で送信してしまいましたのでもう一度書きます。
ビリーさん、こんにちは。
私も高校1年の時にピアノ(ピアノ歴10年)からヴァイオリンに転向しました。
始めてから途中6年のブランクを挟んで今年でヴァイオリン歴8年になります。
以下、私見ですが少しでもお役に立てればと思い書かせていただきます。
まず、ピアノと比較するとヴァイオリンは音を出すのが難しいと思いますが、地道に練習していけばなんとでもなると思います。ただ、一般的には始めてから1〜2年でイメージされるヴァイオリンの音をだすことは難しいのではと思います。
次に、私の場合にはピアノの経験はすごく役に立ちました。楽譜が読めることや音程感など楽器経験がない方よりは大きなアドバンテージがあると思います。
最後に楽器の選択ですが、私見ですがヴァイオリンは始める場合には先生に習われることをお薦めします。独学ではしんどいと思いますので、先生を決めてから楽器を先生に相談されることをお薦めします。
私自身、ヴァイオリンに転向して本当によかったと思いますので、始められるのでしたら是非頑張ってください。

投稿者:ビリー     投稿日時:2005/05/12 22:39  ---13.176.43

返事ありがとうございました(o*。_。)oペコッ
先生に習った方がいいんですかぁ・・・そしたら今やってるピアノ教室止めないと・・・・w
とりあえずバイオリンの購入についてはもうちょっと考えて見ます
でもバイオリンますますやってみたくなりました!!!!!
またここの掲示板にはちょくちょく来たいと思いますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)ペコリ

Q:Louis Morizotの弓
投稿者:名無しです。     投稿日時:2005/05/10 23:15  ---10.122.20

L.Morizotの刻印が入っている弓を購入しようと思っているのですが、
楽器屋によって、値段が違うことに気が付きました。
さほど、相場が違わなければいいのですが・・・。
L.Morizotの弓は最低の相場でいくらぐらいでしょうか?

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/05/11 15:15  ---150.125.173

名無しです さんへ、

MaestronetのサイトでPrice history に出ています。

1992年から2002年までの27本について、そのSelling Price(販売価格)
が載っています

これによると下は1,035USドル(約11万円)から、上は3,811USドル(約
40万円)と、かなり幅があるようです。細工や作り、材料の違いなどに
よって相違が出るものと思います。ですから、楽器屋さんによって値段
が違うのはそのせいでしょう。

なお、L、Morizotにはその一族と見られる L,Morizot、および
L,Morizot Freres という弓の製作者がいるようですが、値段は上記した
物と殆んど変わりません。

では、さようなら。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/11 15:18  ---102.23.55

いらっしゃいませ、

L.Morizotの弓の相場は結構幅がございますね。数が多いのも原因していると思いますが。客観的な相場としては「東京音楽社」の「楽器の事典 弓」に出ていて
50万〜70万とありますが、現在では少し上質な弓が上がって50万〜100万くらいで市場に出ていると思います。それでは!

Q:ヴァイオリンの弓について
投稿者:塚本雅一     投稿日時:2005/05/11 12:45  ---102.16.245

初めてメールします。神奈川県藤沢の塚本です。ヴァイオリン歴40年のこてこてのアマチュア奏者です。現在、スイス製のノイビル(neuville)という弓を使用しています。非常にバランスよく気に入っているのですが、このメーカーについてあまり情報も無く、よくわかりません。
どの程度のランクのメーカーなのか、ノイビルについて御存知のことを教えていただけましたら
さいわいです。宜しくお願いします。

Q:OTAKEさんについて
投稿者:幕間     投稿日時:2005/05/10 15:29  ---43.57.231

ストラッド店員さん、もしご存知でしたら教えて下さい。

私はOTAKE MASAKAZUのヴァイオリンを使っていますが、これを購入したのは25年程も前の事。幼少の頃ヴァイオリンを習っていたのですが、それから20年程のブランクがあり、また最近習い始めました。長い間使っていなかったので、製作者の方に一度楽器の調整をしていただければと思い、こうしてOTAKEさんの連絡先を探しているのですが分かりません。以前ストラッド店員さんのログに紹介されていたサイトに行って見たのですが、今はもうないようです。
何かしら情報などありましたらお教え願えますでしょうか。
何卒よろしくお願い致します。

>OTAKE MASAKAZUさんは日本弦楽器製作者協会の正会員です。
>↓のページで紹介されています。
>http://www.din.or.jp/~jsima/indexjp.htm

投稿者:rio     投稿日時:2005/05/10 16:29  ---225.25.226

JSIMA会員さんなら
JSIMAに問い合わせれば、教えてもらえますよ〜

弦楽器フェアーに行けば、連絡先が載った
会員名簿をもらえますので、行った人を見つけて見せてもらうのも可です。

投稿者:幕間     投稿日時:2005/05/10 23:40  ---161.240.175


日本弦楽器製作者協会のサイトにいってみたら載ってました!明日にでもさっそく問い合わせしてみたいと思います。もー見つからないかと思っていたのに、rioさんありがとうございました。弦楽器フェアなるものもあるんですね〜次に楽器が買えるのはいつの日か?といったところですが、お勉強がてら是非いってみたいと思います。

Q:チェロのガット弦について教えてください。
投稿者:ぐら     投稿日時:2005/05/06 23:39  ---238.170.35

いろいろな種類のガット弦がありますが、
イッサーリス、ビルスマ、シュタルケルはどんな組み合わせなんでしょうか?
おわかりでしたら教えていただければと思います。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/10 10:59  ---102.22.242

いらっしゃいませ、ガット弦の定番は、オリーブとオイドクサですが・・・

演奏家の使用弦って気になりますね。でも意外と情報が少ないのです。
調べて見ましたが解りません。すいません。ファンサイトなどで、お聞きすると解るかもしれませんね。それでは!

投稿者:くますけ     投稿日時:2005/05/10 14:26  ---165.88.58

イッサーリスはオイドクサを使っていると何かで読んだ記憶があります。

ビルスマはバロック・チェロだからオリーブでもオイドクサでもないはずです。弟子の鈴木秀美さんはたしかGamutというメーカーの弦を使っていたはず。ビルスマさんはどうでしょう。

Q:教えてください!
投稿者:ククルス     投稿日時:2005/05/09 17:37  ---21.56.225

ストラド様、みなさまこんにちわ。
私は、コントラバスを初めて購入しようとしているのですが、楽器自体も初心者な為にわからないことがたくさんあります。特に、今知りたいのは、単板の中にも、削り出しとプレスされたものがあるようで(そのことさえ知らなかったことお許しください。。。)具体的に音にどのような違いが、生まれてくるのですか?実際に現在、同じような値段でこのような違いの楽器に出逢ってしまっていて、悩んでいます。実際に弾き比べれば明らかなのかもしれませんが、都合上、すぐには弾き比べることも出来ないので、その辺りをお教えください。

投稿者:くますけ     投稿日時:2005/05/09 21:39  ---15.208.6

私が今まで触ってきた限りでは(といってもそんなに沢山の楽器を知っているわけではありませんが)、同一価格帯の楽器なら、新品の段階では削り出しとプレス単板の差は、あまり感じませんでした。むしろ、同じ値段の楽器だったらプレスのほうが個体のバラつきは少ないように感じています。削り出しのほうが、価格の差=材料、つくり等の差が明らかに出てしまうのではないでしょうか。

一方、プレスの最大の欠点は、経年変化でしょう。板を無理に曲げているわけですから、時間がたつにつれて、板の丸みがとれて平たくなっていきます。いわゆる「トップ落ち」という現象です。

知り合いで20年ほどたったプレスのコンバスを弾いている人がいるのですが、表板はほとんど真っ平になってしまっています。こうなると当然楽器は鳴ってくれません。その人はその楽器で満足しているようなので敢えて意見は言っていませんが、聴いていてこちらがつらくなることもあります。
どれぐらいの時間がたつとトップ落ちが起きるかは、ものによって差はあるでしょうが、プレスである限り、この現象は避けられません。

「都合上、すぐには弾き比べることも出来ない」ということですが、弾かないでどちらがいいか判断することは、やはり不可能です。購入なさるのであれば、一度は双方を試奏すべきだとは思います。お知り合いにコンバスを弾いている人がいれば、その人に弾いてもらうのがベターですね。

投稿者:ククルス     投稿日時:2005/05/10 09:52  ---21.56.225

なるほど!そのような現象が起きてくるわけですね。ふむふむ。とても参考になりました!ありがとうございました!!

Q:新作バイオリンについて
投稿者:りんりん     投稿日時:2005/05/06 12:46  ---185.133.41

3日間、このページを読み続けて、やっと勇気を出し、初めて投稿させていただきます。私は25年ぶりにバイオリンを再開し、三年ほど経ちました。今の楽器は30年ほど前に40万で買ったものなのですが、あまり鳴らない楽器なので思いきって買おうとしています。250万位までの予算でと思っていましたが、二つの楽器店で「200万くらいでありますか」と聞いた所、A店ではSupataffy(もしかしてSutapaffy?)1991年製があり、これはめったに入って来ないものでオークションでも値上がりしている、とても良いものだと勧めてくれました。赤いニスが塗ってあります。B店ではLevaggiの1985年製を勧められました。どちらも良いと思うのですが、いろいろ試奏していると前のものは忘れてしまってわからなくなります。B店のディーラーは「頻繁にイタリアへ買い付けに行くけど、Supataffyなどそんな名前の制作者は聞いた事がない。」と言います。確かにインターネットで調べてもわかりませんでした。
そこで教えていただきたいのですが、Supataffyがどんな人で、彼の楽器の特性や相場、将来性等どなたか御存じないでしょうか。また赤いニスは他のものと音色等に違いがあるのですか?
またLevaggiは検索すると出てくるので有名な方だと言う事はわかったのですが、85年だと彼の25歳のときの作品で、クレモナの学校を出た翌年くらいだと思うのです。そのような若い時の作品でも価値が高いのでしょうか。
これらを勧められる前は自分としては古い楽器の馴染んだ音の方が好みだと思っていたのですが、古いものはラベルの信用性が薄いとも言われます。このくらいの予算だと新作を買った方が安全でしょうか。
最初で最後の買い物かもしれないと思っているのでとても悩んでいます。どなたか良いアドバイスがありましたら、どうかよろしくお願いします。

投稿者:奔     投稿日時:2005/05/06 20:44  ---41.102.87

予算が200万以上もあるのですから,
あと10店舗ほどめぐってもよいのではないでしょうか。

経験もおありのようなので,
もっと自分にしっくり来るような楽器に出会えると思いますよ。

1年2年待てるというのであれば,新作を直接作者に依頼することもできますし。

投稿者:YE     投稿日時:2005/05/07 07:37  ---226.93.88

200万円と言えば、高価な買い物なので、慎重になりますね。
ヴァイオリン選びはとても難しいと思います。
偽物や価格に見合わない物も予想外に多く横行していますし。

りんりんさんはたぶんまだ、そんなにたくさんの楽器をお試しになったことが
なさそうですね。(間違っていたらごめんなさい。)
まず、多くの店を、購入すると決めずに気楽に廻ってみたらいかがですか?
「試奏させてください」と言っていやな顔をする店はまずありません。
そうすることで、自分の好きな音・価格と音のバランス等だけでなく、
店の雰囲気やアフターケアについて色々知ることができると思います。
その上で、ここぞと思う店を選んで(楽器を選ぶのではなく)、
その店で気に入った楽器を探せばいかがでしょう?
専門店は絶えずヴァイオリンの出入りがあるので、
その時にぴったり来る楽器がなくとも、必ず近い将来、
ぴったりの楽器は入荷してきます。

多くの楽器を違う店で弾いていると、往々にして前の楽器の印象が
解らなくなりますし、そもそも弾いている音場が異なるので、
比較のしようもなくなりますので、
「楽器探しの旅」はなさらない方がよいかと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/07 09:45  ---6.34.174

以下、私見です。
・質問された内容を、なぜそのお店の方に聞かないのでしょうか。そのような疑問に対するお店の回答を通じて、信頼できるお店かどうかがわかってくるのです。納得いくまで聞くことが、楽器購入ではいろんな意味で重要です。
・Supataffy/Sutapaffy わかりませんでした。綴りの誤りか、無名なのか?
・名の知れた製作者の若い時(卒業の翌年)の作品の価値 -->ストラッドさんからの一般論を待ちましょう。(個人的には、その人のスタイルが完成された時期が重要だと思います。)
・新しく購入する楽器で「どのような曲をどのような音で弾きたい。このような要求に対してこう応えてくれる楽器が欲しい。外観は***じゃないとだめ。」といった、りんりんさんがイメージする欲しい楽器が見えてきません。そこがはっきりしないと、楽器店の思うつぼ=楽なよいお客さん で、売りやすいものをすすめられます。例えると、結婚相談所で「年収1000万の人紹介してください」「はい、この人は最近売り出しの**商事の方、この人は誰でも知っているXX出版の若手」「どちらの人も悪くなさそうだけど、どっちが有望? 将来後悔しないのはどっち?」っていう感じ。
・30年前40万円で買った楽器が気になります。量産品でないなら、今はかなりの値段になっている可能性もあります。イタリアの新作などそのころはブランド化しておらず、安く買っていれば今はモダン扱い...。再度きちんと調整して最大限の能力を発揮させた上で、切りすてるか判断すべきです。またそれを購入した楽器店では買い換え時には高く下取りする可能性もありますので、前に購入したお店には真っ先にいってみるべきです。
・ニスの色と音色は、ほとんど相関はありません。色は作者の好みでしょう。
・私なら、およそ70万を弓、180万を本体に配分し、高いイタリア以外のモダン・オールドをまず探します(チェコ、ハンガリー、ドイツ、フランス、イギリスなど)。そのような楽器を多く扱うお店を探すところからはじめます。けれど、たまたまイタリア、新作で圧倒的によいものに出会えば、こだわり無くそちらを選びます。
・その価格帯なら、150〜250万円のものを並べてもらって、ラベルは見る事なく、外観を見、弾いてみて、素直に「私、これが大好き」というものを選ぶのが正解です。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/07 09:46  ---6.34.174

あと二言(長くてすみません)。
・下取り、アフターサービスについては、お店決定の大きな要素であり、過去ログ検索で、過去のQ&Aを参考に見てください。
・スレ主のストラッドさんは、その価格帯の楽器は得意です。HOMEから在庫も見えますし、アフターサービスのポリシーなども書かれています。

投稿者:cremona2号     投稿日時:2005/05/07 21:08  ---8.52.15

過去のオークションsothebys,bonhams,phillips等の記録でsuから始まる作者はわずか2メーカー suzuki とsuchy franzのみです。綴りの間違いかもしれませんから、フルネームと製作地共に再度チェックする事をお勧めします。

 レッバッジさんの作品は外観は綺麗な上に音質も優れた素晴らしいバイオリンだと思います。値段的には・・・・・・・?200万だったら現在彼の楽器買えそうな気がします。

 値上がり(将来性)を期待して購入される方は大半の方が失敗されます。そのような観点から考えるよりも自分の好みの音であるとか、好みの色のニスであるからとかいうことで楽器を選ばれる方が良いと思います。

 ラベルの信用性の話はごもっともですね。本物のストラディバリだって張り替えられたものが有る位ですから。ただ新作だから本物という保障もないですよ。贋作は新作のほうが作りやすいですから。

 

投稿者:りんりん     投稿日時:2005/05/09 16:57  ---185.133.41

皆様お返事ありがとうございます。生まれて初めてネット上に投稿したものですから、どきどきしていたのですが、その後息子がパソコンを落として動かなくなってしまい今人のを借りて投稿しています。
実は私は200万ほどの予算では(もちろん私にとっては大金ですが、)自分が好みを言えるほどのよいものは買えないのではないかと思っていたので、先生が紹介してくださるお店でそこの人がお勧めなのがあれば買ってしまおうと思っていたのです。でも皆様の意見を聞いて、やはり自分の好きな音の物をもっと探すべきだと我にかえりました。それからやはりスペルが間違っていて、Spataffi でした。お騒がせしてすみません。イタリアにいる友人が調べてくれて、賞もいくつか取り画期的なバイオリン製造で名が知られてるとのこと。でもあまり好みの音ではないような気がするのでほかのものを探そうと思います。二店とも私に新作を勧めてきたのは、私の先生がこの辺では有名な方なので、「とにかく身元のしっかりしたものを」という気持ちが先に立ったと言います。それから私の楽器はラベルにはAntonius Gomuni fecit Placetiae Anno 1840 と書かれてあるのですが、当時の楽器商の方は「フランス製だ」といってました。A店ではやはりフランスだといい、(でも下取りは高く出せない)B店では絶対ドイツ製だと言います。下取りは買った値段以下と言われたので予想外なのといったいどっちが本当なのだろうと混乱します。買った当時は東京近郊にいたのですがその人はもう亡くなっていて店の名前も場所も覚えていませんし、今は中部圏なので「買ったところにいく」というのはむずかしいです。ストラッドさんの在庫をみると、もっとお手頃で良さそうなのがたくさんあるので見てみたいのですが、場所が関東の方なので一度は行けても何度も足を運んだり、借りてみたりというのはやはり無理だと思いますので残念です。昨日B店に再び行きイタリアにこだわらす少し古いものでと頼んでいくつか弾いてみましたが決め手を感じずにいると「これを弾いてみたら」と言われて手にしたものに一目惚れ。音もルックスもこの上なく理想的で心を奪われてしまいました。しかし私の予算を遥かに上回ります。Mario Gadda というものです。やはりイタリアのものは違うのでしょうか。「やっと理想の恋人に会ったけど、家柄の違いで結婚できないかもしれない」という気分です。

投稿者:cremona2号     投稿日時:2005/05/10 06:13  ---5.80.102

spataffi guerrieroですね。これで納得!

 年代によってはフランスなのかドイツなのかの判断はかなり難しいと思います。頭がドイツの特徴出ているのに本体はフランスっぽいなんていうのもあるようです。もしかしたら当時部品だけの取引とかもしていたのかもしれませんね。

 イタリアに拘らないという考えは良い考えだと思いますが、古いものだけに限ってしまうのは自ら選択肢を大幅に狭める可能性があるのではないでしょうか?新しいものでも良い楽器は有ります。

 mario gaddaは良いですよね。新しいものは少し?な物が多いですが、少し年代を経た楽器には本当に素晴らしい楽器があります。すでにモダンの風格が出てきていて私自信も何度かクラッと来た事があります。

Q:ニスの二度塗りについて
投稿者:金丸     投稿日時:2005/05/07 22:46  ---185.211.10

現在メインで使用中の物をメンテナンス入りのため、ふる〜いノーラベルの楽器を友人から借りました。この楽器、ニスの剥がれがひどく友人もどうしようか考えていたそうです。ニスの二度塗りにはおいくらくらい掛かりますか?二度塗ることでメリットがありますか?……もしくはあまりすすめられないでしょうか??

音に影響していることは感じますが、とりあえず指運練習に使っています。

何方かご存知の方ご意見ください。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/05/08 19:04  ---108.87.73

金丸さん、こんばんは。
まだ、どなたからもレスがないようですので、ニスのことに就いて
いささか関心を持っている私から、分かる範囲でコメントします。

ニスの二度塗りは可能と思います。ただし、かなりひどくニスが
剥がれているようなので、直接その上にニスを塗ったのでは剥が
れている部分とそうでない部分とで、「むら」ができてしまいます。
そのため残っているニスも全部はがして、新たにニスを塗り替え
ることになります。
ですから、オリジナルな色とは違った色合いに仕上がることになり
ますが、やむをえないことですね。それを承知で依頼することです。

塗り替えたことによって音の鳴り具合に少しは影響あるでしょうが、
極端に悪くなることはないと思います。メリットとしては楽器の
外観が綺麗になる以外には、性能的に向上することは望めないで
しょうね。

ニスの塗り方は中々難しいと言われていますので、熟練した職人
さんにお願いした方が無難です。かなり技術と手間を必要とする
修理なので、費用については詳しいことは分かりませんがヴァイ
オリンで数万円はかかると思いますよ。

では、さようなら。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/05/09 01:50  ---151.3.240

亜麻亭さん こんにちは

知人が所有する1960年代初頭のイタリア製バイオリン(作者は当時有名な大家)は、
左手が当たる個所(ネックの付け根のボタンや表板の複数箇所)のニスが磨耗して
白木が露出した状態になっています。
どうしてそうなるまで放置したのか、わかりませんが(多分、無頓着)
そういう楽器のニスをリタッチする場合も、オリジナル・ニスを
全部剥がしてしまうものでしょうか?
かなり高額な楽器ですのでご意見を伺いたく・・・

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/05/09 14:14  ---161.169.158

セイジさんへ。

左手の当たる場所と表板の複数個所にニスの剥がれがあるのですね。
文面からすると、剥がれた箇所よりも健全なニスの面積の方が大きい
ように推定されます。このような場合はオリジナルのニスは残すべき
だと思います。
職人さんも全部剥がしての塗り替えは薦めないでしょう。高価な楽器
のようですので、尚更です。

剥がれた箇所にだけ二スをリタッチするとなると、どうしてもオリジナル
色とはちがう色合いになるでしょうが、白木のままでおくよりは外観的には
よほど良いと思いますね。

投稿者の金丸さんの場合は、ニスの剥がれがかなり広範囲に亘っている
ように感じられましたので、そういう想定のもとで回答したわけです。

余談になりますが、セイジさんの知人のヴァイオリンのように左手の当たる
箇所(ネックの付け根のところ)、チェロですとハイポジションで左手の当る
胴体の左肩のところが、ニスが薄くなったり剥げたりし易いですよね。それに
気づいたら、なるべく早くコーティングなどの処置をすればひどくならずに
保護できるでしょうs。

では、さようなら。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/05/09 22:00  ---151.3.240

亜麻亭さん こんにちは
ご教示ありがとうござます。

知人は楽器を道具としてしか考えておらず、
毎日かなり弾きこんだため、音の状態は良好ですが
見栄えは悪くなってしまったようです。

ニスが剥げ落ちて貫禄が出たともいえますが、
他の部分のニスがまだ新しいので、チグハグな
印象があります。

弓も同様で、新作で購入して6年程度でフロッグの貝板が
腐食してボロボロに白濁化した上に、腰も弱くなっていました。

メインテナンスに頓着しないユーザーに持たれた楽器は
ちょっと哀れな感じもしますね。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/05/09 23:32  ---161.169.158

セイジさん、こんばんは。

ニスが剥げ落ちた白木の部分と、新しいニスとがチグハグに
なったヴァイオリンを必死になって弾いている知人の方の
姿を想像して、思わず吹き出してしまいました。

ずいぶんと無頓着な方なのですね。そのうちボロボロにニスが
剥げてしまってどうにもならなくなり、重い腰を上げて楽器店に
持ち込むことになるのではないでしょうか。

剥げやすいのは、使用したニスが硬すぎた場合に起こりやすいと
言われているようですが、購入する際にそこまでは見通せない
ですから、困りますよね。それも買ってから何年も経て現れる
現象ですから始末が悪いです。悪い「くじ」を引いてしまったと
諦めるほかないようですね。

では、お休みなさい。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/05/10 00:06  ---151.3.240

亜麻亭さん 重ねてのご教示感謝です。

知人はバイオリン教室で教えている先生なので
仕事柄、かなりハードに楽器を使ってきた
ようです。

演奏には感心があっても、楽器のメインテナンスには
全然興味が無い人もいるみたいですね。

時価800万の値が付く作家の楽器なので
もったいないことです。

投稿者:金丸     投稿日時:2005/05/10 00:28  ---185.211.10

亜麻亭さん

わかりやすいコメントをありがとうございました。
とても参考になり、友人に伝えたところ 価値があるなら…  という話でした。価値など素人の私たちにはもちろん知る余地もありませんが、どれだけ楽器と相性が合うか、愛情を持っているかが価値の基準になるひとつの目安に思えます。

ちなみに友人は5台所有していて、メインから外している今回の楽器にはあまり愛情が他の物より劣るのかも知れないですね。とはいえ、初めて購入した物(とのこと)で譲れない気持ちも理解できます。このままの状態で所有し、ある日突然  ニス塗り替えたのよ!  と私を喜ばせてくれると期待しています。


友人の話す価値は工賃を指すのか、楽器そのものを指すのかはあえて聞きませんでしたが、どちらにせよ本人の判断に任せています。

それでは  ご親切に感謝します!!
おやすみなさい。