弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:E線について
投稿者:ガチャピン 投稿日時:2005/05/15 11:36 ---221.72.25
現在、VNにinfeld redを全線に張っています。
E線は良く鳴ってくれるのですが、もう少し乾いた音が欲しいと思ってます。
infeld redとの組み合わせで良好なE線はありますか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2005/05/16 12:27 ---102.19.87
いらっしゃいませ、当店ではレッドにGoldbrokat 0.27をよく組み合わせます。
なかなか良好です。
その他人気のあるE線は、Gold(ゴールド)Pirastro社 、Pirastro No.1(ナンバーワン)Pirastro社、e-Saite silver(Eシルバー)Thomastik-Infeld社 などです。
ヴァイオリンのE線は、お値段的に一番冒険が出来ますね。それでは!
投稿者:rio 投稿日時:2005/05/16 18:53 ---225.25.226
私もインフィ赤は好きでよく張ってます。(他の弦に浮気するたびまたインフィ赤に戻ります)
なじみの工房店主から、GDAはインフィ赤 Eコレルリアリアンスヴィヴァーチェ
が東京の女子音大生に人気だよとそそのかされて、試したことがありますが…私には合いませんでした。
私は、インフィ赤にあわせるのが好きなEは
インフィ赤
トマスティックスペシャルプログラム(金)
ピラス ゴールド
です
投稿者:ガチャピン 投稿日時:2005/05/16 23:17 ---221.74.193
ありがとうございます。
ご指摘の弦で試したことがあるもので、個人的にな感想を申し上げますと、
Goldbrokat:コストパフォーマンスはあるが、自分に?楽器に?好みに合わないかな・・・場合によってはうるさい時も。
Gold(ゴールド):なかなか素直な音色で好きです。しかし、耐久性がちょっと・・・
インフェ赤:なかなか派手な音色で、オケでは最高です。しかし、金メッキは裏返ることが多いようです。
以上、満足、不満点です。
乾いた音というか、やや落ち着いた音色を求めた場合、張力の低いものを選んだ方が良いでしょうか?
Q:はじめまして
投稿者:べるこ 投稿日時:2005/05/07 23:05 ---150.72.19
こんにちは。
私は30年ほど趣味で続けているバイオリン弾きです。
教えていただきたくて、初めてここにきました。
先日、母親の友人からバイオリンを買いました。
詳しいことが分からないとのことですが、ラベルを見ると
Anno 1777 Carlo Bergonzi
Fece in Cremona
と書いてました。調べると、この方は1747年に亡くなっていますよね。
こういう場合は、やっぱり贋作でしょうか?
購入価格は20万円でしたし、音色がとても気に入ったので別に贋作でもいいのですが。
夜中に「ひょっとしたら。。。ふふふ。。」なんて思っているのです。
変な妄想が膨らまないうちに、どうか教えてください。
ちなみに昔から使用している楽器は,Carlotti Carlo の1925年製で、結構高かったのですが、これより鳴りと弦のバランスはいい感じです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/05/09 01:58 ---6.35.151
真作の販売価格の一例です。約一億円ですね。
http://www.maestronet.com/history/instruments.cfm?ID=1&first_name=Carlo&middle_name=&last_name=Bergonzi
ラベルは飾りと考えた方がよく、ラベルとは無関係に、「その楽器がその製作者の特徴を持ち、その製作者の時代に作られたものか」から真贋判定は始まります。
宝くじに当たるよりも確率は低いと思いますが、実物を見ないうちは、偽物と断定することもできません。
ただし、Bergonziラベルの楽器は、海外のインターネットオークションサイトなどを見ていると、頻繁に出品されていますので、ストラディバリほどではないにしても、量産楽器に対し気軽にラベルが貼られてきた著名製作者と言えます。
Carlotti Carlo は真作なら200万円は下らないモダン楽器ですので、30年前にかなりの値段で買っているなら大事にしてください。
そのBergonziラベルの楽器が当てはまるかどうかわかりませんが、表板が薄く削られた楽器は耳元でよく鳴るので鳴りのよい楽器と勘違いされるけれども、実際は遠くまで力強い音を運ぶだけのパワーがないことがよくあります。べるこさんの演奏レベルがわからないので、はっきりした事は言えないのですが、アマチュアでかなり弾ける人でも、多くの楽器に接していない場合には判断を誤ります。私見ですが、身近なところではヴァイオリンソナタなどで特に抑えることなく弾かれるグランドピアノに対抗できる音量が出るか、に始まり、ある程度のサイズの演奏用ホールが駆動できるか、オーケストラで金管などが鳴り響く中でも埋もれる事なくしっかり突き抜けた音が出るか、などで本当によく鳴る楽器かどうかを確かめることができるように思います。
投稿者:スクロール 投稿日時:2005/05/11 17:54 ---150.125.173
こんにちは、始めまして。
Carlo Bergonziですか。
Amatiに始まってStradi.、Guarneri、Bergonzi、Guadagniniなどなど、有名作家のラベルを貼ったニセモノ、コピーの類のヴァイオリンはこの世に掃いて捨てるほどあると言われていますね。
ところで、1747年に亡くなったCarlo Bergonziが、それから30年も経った1777年にヴァイオリンを作れる筈がありませんよね。これは、他の有名な作家のコピーを作る際にきわめて頻繁に見られるのですが、このようにありえない年号をわざと明記して「この楽器はコピーであって、工場で大量生産されたものですよ」ということを、暗にほのめかしているのです。そう考えると20万円で買えた訳も解りますでしょう。
また、これほどの Old Vaiolin の超名器になると、その所在がはっきり解られていますから、だれにも知られずに日本に輸入されて人手に渡るということは、絶対と言っていいほど不可能なことです。
そういう訳で、夢を壊すようで悪いのですが、ご納得なさってください。
失礼しました。
投稿者:v lover 投稿日時:2005/05/11 23:37 ---150.80.66
佐々木朗さんのHPにこんな様なことが載っていました。家がものすごい資産家であり、音楽に詳しく、著名な演奏家の知り合いがいて、購入当時新聞に載るなど大きなニュースになった、以上すべてが満たされていたら真作の可能性ありです。
投稿者:スクロール 投稿日時:2005/05/12 01:20 ---150.125.173
v lover さん、
私も早速、佐々木 朗さんのHPを読んでみました。例をストラディに取って説明していますね。、
Q:蔵からストラディと書かれた楽器が出てきた。本物か?
A:限りなく100%近くストラディ(真作)ではない。・・・間違っても一般の演奏者の手元にストラディが残っていることはありえない。・・・このように見つかった楽器がストラディである可能性はほとんどゼロである。
以上の文章の流れからすると、佐々木さんも限りなく否定的なご意見のように感じられますが如何でしょうか。
私の『べるこさんのベルゴンツィ』に対するコメントも、一般論として述べたわけですが、さらに決定的なことは、次の2点です。
1.ラベルにベルゴンツィの死後30年も経った1777年の年号が書かれていること。すなわ ち、ベルゴンツィ自身が生前に、このような年号を偽って記入することは、なんら意 味がないばかりか、かえって製作者としての人格が疑われることにもなるわけで、こ のような 破廉恥な行為をやる筈がない。
2.もし仮に資産家として先祖代々伝承され、新聞などで騒がれるほどの名器であるなら ば、僅か20万円で手放すとは到底考えられない。、
以上の2点が、更にマイナスの付加価値となって、99.999・・・% の確率で否定的見解を取らざるを得なかったのです。
投稿者:クレモナ 投稿日時:2005/05/16 19:36 ---4.92.134
カルロ・ベルゴンツィの甥もカルロ・ベルゴンツィですから、そちらのコピーという可能性もあるかもしれません。
投稿者:スクロール 投稿日時:2005/05/16 21:33 ---2.145.184
クレモナさん、こんばんは。
私の持っている資料によりますと、Carlo Bergonzi の 孫(1780〜1838)も
同じ姓名で、祖父には及ばなかったが、結構いいバイオリンを作ったとあります。
しかし、この資料には残念ながら Bergonzi の甥のことは出ていません。いつごろの年代の人で、どの程度のバイオリンを作ったのでしょうか。お分かりでしたら教えていただきたいのですが。
よろしくお願いします。
Q:Pascal Audinotさんの弓について
投稿者:じゃむ 投稿日時:2005/05/15 14:12 ---0.18.117
先日、レッスンを受けている先生から、オールドボーとしていくつか勧められ、そのなかで「P.AUDINOT A PARIS」という刻印のフレンチボーを38万円で購入しました。
オールドでこんな値段?とは思っていたのですが、購入後インターネットで検索していると、ここの過去ログ(2003.7.11)で現代の製作家ということがわかりました。
先生にはそのことはまだ言ってません。
あまり調べずに買ったのは自分の責任ですが、新作としても相場とあまりにもかけ離れているようだと、ちょっと後悔するので、言うべきかどうか悩んでいます。
Pascal Audinotさんの弓の相場がどの程度がおわかりの人がいたら教えてください。
投稿者:rio 投稿日時:2005/05/16 01:07 ---29.242.228
じゃむさん
過去ログで発言したrioです。
実は、あれから 現代のAudinotさんのVn弓を2本見ています。
1本は行方がわかっていますが、もう1本の、スクリューにきれいな細工がしていて、ラッピングにグリーンが使われている、ぺカットタイプのデザインで、現代弓に比べると少し柔らかめで、柔らかくてふくらみのある音が出る弓の行方は知らないので、それだったりして…
2本とも購入に至らず、値段交渉などしていませんので、具体的な数字はコメントできませんが、あくまで私の感覚ですが、銀黒檀で40〜70万円ぐらいかなぁと思っています。
ご参考になれば…
投稿者:じゃむ 投稿日時:2005/05/16 12:29 ---189.116.95
rio さん ありがとうございます。
ご本人がコメントしてくださるとは恐縮です。
わたしの弓のラッピングにはグリーンは使われていないので、rioさんのごらんになったのとは別物のようですが、やはりスクリューにはきれいな装飾がしてあります。
ラッピングの色はゴールドっぽく、フロッグの金属やスクリューも銅板を磨いたようなピンクゴールドっぽい色(なんなのかよくわかりません)です。
Pascal Audinotさんは装飾に凝る方みたいですね。
音色はやはり柔らかいかんじです。
ともあれ、ちゃんとマーケットプライスがあるものらしいことがわかったので安心しました。バイオリンを大人になって始めて7〜8年、技術上達に向けて練習用の弓をと思ってたので、今回はちょっと方向が違った気がしますが、それはそれとして、今後ちゃんと勉強して、次回の課題にしようと思います。
どうもありがとうございました
じゃむ
投稿者:rio 投稿日時:2005/05/16 19:39 ---225.25.226
じゃむさま
楽器・弓は 運命的な出会いがあると思います。
Le Canu の本に掲載されているぐらいですから
Audinotさんを無名の製作家とはいえないと思います
ただ、日本ではなかなか見ませんね。
じゃむさまが
38万円という値段を出してこの弓を手に入れて
「価格相応」と思うか「無駄な買い物をした」と思うかが
一番大切ですよね
もし、満足されているのならば、ぜひぜひ大切にしてあげてください
投稿者:じゃむ 投稿日時:2005/05/16 20:04 ---0.18.117
rio さま
はい、大切に使うことといたします。
それに、今の腕前では弓がかわいそうなので、がんばって練習しようと思います。
どうもありがとうございました。
じゃむ
Q:メーカーについて教えてください
投稿者:たら 投稿日時:2005/05/14 02:19 ---09.66.106
チェロ購入を検討しています。
Franz Kirlchnekというメーカーのもので、西ドイツ時代、製作は1981年です。
不勉強のため、一般的メーカーなのかもわかりません。
ご存知の方がいらっしゃれば、教えてください。
投稿者:CABIN 投稿日時:2005/05/14 09:31 ---40.237.223
たらさんこんにちはCABINと申します。
KirlschnekかKirschnekどちらが正しいかが分からないのですが...
私も以前Franz Kirchnekの1978年製チェロを持っておりました。
インターネットで「キルシュネック」か「Kirschnek」で検索すると,この掲示板をはじめ他HPでも結構出てきますので,どのような工房かはそちらをご覧下さい。
スズキやカールヘフナー相当かなと思ってます。
但し,HPを検索するとヴァイオリンは結構販売されているようですが,チェロは見かけないですね。
チェロにも商品ランクがあったようですが,上位機種でも半手工製品だったようです。
私が購入したチェロは,残念ながらお婿に出してしまったので詳細には調べられませんが,結構満足しておりました。
投稿者:Sprungli 投稿日時:2005/05/15 13:02 ---13.198.178
CABINさんのいわれるように Kirschnek が正解です。日本語では「キルシュネク」とか読んでいたように思います。
比較的大手のメーカーで、手工品に分類されるような楽器はほとんど作っていないのではないかと思います。
私も以前このチェロを使っていましたが、きちんと作られたまともなものでした。価格を考えると妥当だと思いました。ただ、Roth などみにみられるような「ニスがツヤツヤして、いかにも見栄えのする」という外見ではなかったと思います。このあたりは好みでしょう。
投稿者:たら 投稿日時:2005/05/15 17:27 ---131.33.15
CABINさん、Sprungliさん、どうもありがとうございました!
どこから調べたらいいかわからなかったので、大変参考になりました。
(メーカーのスペル、違っていましたね。すみません。)
投稿者:ひでお 投稿日時:2005/05/16 10:02 ---166.183.96
私も3台目のチェロが1970年代作成のKIRSCHNEK でした。1台目はカールへフナーの新作、2台目がヘフナーの中古。3台目のKIRSCHNEK は新作でしたが以前の2台のヘフナーよりも良く鳴りましたよ。現在はヴァイオリンやヴィオラと同じようにチェロにも楽器のランクによって番号がついていて、番号が高いほど楽器のランクは上のようですね。
http://www.cambridgemusic.net/bowed%20Inst/cellos.htm
参照して下さい。現在は912で£4285、911で£3585です。ちなみに私のKIRSHNEK にはそういった番号はついておらず30年ぐらい前に約60万で購入しました。現在4台目を入手したので、KIRSCHNEKは知人に譲ろうと思っています。
投稿者:ひでお 投稿日時:2005/05/16 10:05 ---166.183.96
私も3台目のチェロが1970年代作成のKIRSCHNEK でした。1台目はカールへフナーの新作、2台目がヘフナーの中古。3台目のKIRSCHNEK は新作でしたが以前の2台のヘフナーよりも良く鳴りましたよ。現在はヴァイオリンやヴィオラと同じようにチェロにも楽器のランクによって番号がついていて、番号が高いほど楽器のランクは上のようですね。
http://www.cambridgemusic.net/bowed%20Inst/cellos.htm
参照して下さい。現在は912のチェロで£4285、911で£3585です。ちなみに私のKIRSHNEK にはそういった番号はついておらず30年ぐらい前に約60万で購入しました(ちょっと高かったかもしれません)。現在4台目を入手したので、KIRSCHNEKは知人に譲ろうと思っています。
投稿者:ひでお 投稿日時:2005/05/16 10:11 ---166.183.96
過って↑に2つだぶって投稿しました。管理人様、お手数おかけしますが、最初のものを削除してくださるようお願い致します。
投稿者:CABIN 投稿日時:2005/05/16 17:40 ---114.112.42
もしかしてご覧になったかもしれませんがkirschnekのHPです。
http://www.kirschnek.com/
生きているHPかどうかもわかりませんし,住所・電話番号・メールアドレスしか書いてありませんが,ご参考まで
ご検討中のチェロの問い合わせをされてもよいかと...ドイツ語??
投稿者:たら 投稿日時:2005/05/16 18:20 ---21.107.112
引き続き皆様ありがとうございます!
ひでおさん、価格についてまったく見当がついていなかったので、大変ありがたい情報でした。
番号は特についていなかったように思うのですが、再度しっかり見てみます。
CABINさん、ホームページ知りませんでした。ありがとうございました。
ドイツ語!?ですが、いざという時には何らかの手段で活用してみます。
Q:ミクローシュ・ペレーニの DVD ほか
投稿者:亜麻亭 投稿日時:2005/05/14 14:35 ---161.169.145
皆さん、こんにちは。
私はハンガリーのチェリストであるミクローシュ・ペレーニについて、その途方も
なく驚異的なテクニックと、高邁な音楽性とに陶酔し、現在世界でこの人を凌駕する
チェリストはいないのではないかと言うほど、極めて高く評価しております。
ところで、この人のCDは殆んど探し出して持っていますが、まだDVDは見たことがありません。
この人の弾くドヴォルザークのチェロ協奏曲などを、画像を見ながら聴いたら、どんなにか素晴らしいだろうと考えていますが、発売されているのかどうか判りません。
また、私はテレビのCS放送からダビングした彼のシューベルトのアルペジオーネ・ソナタと、ブラームスのチェロソナタ第一番のDVDを持っており、時々鑑賞していますが、彼の弾いているチェロの製作者は誰なのでしょうか。それと、彼が弾いている弓の長さが、普通のものよりかなり長く見えるのですが、特別に作らせたものでしょうか。また、こういう弓で弾いているプロのチェリストは他にもおりますか。
長くなりましたが、以上のことについて、どれでもご存知の方はお知らせくださるよう
お願い致します。
投稿者:Cello 投稿日時:2005/05/15 17:49 ---47.84.83
一年程前のマスタークラスでの記憶ですので確言はできませんが、そういわれれば通常より僅かに長い弓かなという印象があります。機会があれば確かめてみたいと思います。
DVDにつきましては、そのようなことを嫌う方なので存在しないのではと思います。
投稿者:亜麻亭 投稿日時:2005/05/15 19:51 ---161.168.206
Celloさん、こんばんは。コメント有り難うございます。
やはり弓が長いのでは・・・と感じられていたのですね。体格のいい人なので
あり得るかも知れません。
DVDについては、なるほど好まない人柄だと思いますので、リリースはしてないで
しょうね。いくら探しても見つかりません。
何かわかりましたら、またお願いします。
では、さようなら。
Q:Crowsonの顎当てはどちらで手に入りますか?
投稿者:ジル 投稿日時:2005/05/15 01:38 ---178.178.87
はじめまして。Crowsonの顎当てについて教えていただきたく投稿いたします。
いろいろとネットで検索してみたのですが、なかなか売っている店舗が見つからずどちらで購入しようかしらと思っています。
銀座の山野楽器さんで取り扱っているようですが、その他にご存知な方いらっしゃいますでしょうか?
きちんとしたところであれば、海外通販もいいかなと思っています。
また、もしこれもオススメ!という物がございましたら教えていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
Q:グリガの楽器
投稿者:よみ 投稿日時:2005/05/14 13:12 ---117.165.182
はじめまして、ヴィオラ3年目の中学生です。
最近やっとmyヴィオラを買ったのですが、どれがいいか?などがよくわからなかったので、一般的に言われている渦巻きの部分が綺麗かとかしか解らなかったのですが、値段の割には中々いい音が出るので、グリガというメーカーの楽器を買いました。しかし、Gewaの立派なケースに松脂・肩当て・弓セットで5万円でした。弓だけアルシェのSA2003というのに変えてもらって7万円になったのですが、私は10万円以下の楽器って安すぎて何か怖いなぁ、と思っているので、もしかして粗悪品をつかまされたのでは・・と不安です。グリガのホームページ見たんですけれど、英語なのでどうにも解りません。ラベルは
Strumenti musicali eseguiti
nelle officine GLIGA
Fecit anno 2003-8.1453
と書いてあります。ルーマニア語なのか辞書引いても解りませんし、別に値段で楽器を決める訳じゃありませんけど、ある程度は値段に比例していると思うので、原価がわからないだけに怖いです。
楽器自体は学校で借りていたのよりは随分良くて、ドイツ製と違って明るい音がして気に入っているのですが、グリガの楽器とは一体どういうものなのでしょうか?プレスにしては音がいいような、半手工にしては安すぎるような・・・という感じでよく解りません。知っている方がいたら教えてください。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/05/14 16:08 ---6.35.217
・上の過去ログ検索にて、GLIGA で検索してみてください。いくつか書き込みがあります。
・Vasile Gliga氏 でインターネット検索してみてください。日本での代理をしているお店での簡単な説明が見られます。
・GLIGA(メーカー名ととらえた方でよいでしょう)の楽器のグレードは、細かく見ていくと、
- Maestro(細工、材質により値段様々)
- Professional (大きくはGAMA1とGAMA2の2グレードに分かれる)
- Student/School(GEMS1,GEMS2, GENIAL1, GENIAL2の4グレードに分かれる)
だと思います。書かれたラベルはGEMS1以下のグレードのものです。個人的にはMaestroからGEMS1までしかラベルは見た事がなく、GEMS1には日付、番号は別として質問されたのと同じ記載のラベルが貼られていました。(GENIAL1以下もそれと同じラベルかどうかは知りません。)
なお、ルーマニアは、人件費が安くかつヴァイオリン用木材が採れる所なので、安く良い楽器を買うには狙い目の国です。
・粗悪品を高い値段でつかまされたならともかく、なかなかいい音と思え気に入っているヴィオラを、アルシェの弓付きで1セット7万円で購入できたのですから、運がよかったと思って、その楽器をかわいがってあげてはいかがでしょう。
投稿者:よみ 投稿日時:2005/05/14 23:27 ---117.165.182
弦喜さま、詳しい説明ありがとうございます。もう「しろくん」(←全然白くはない)と名前をつけて毎日なでているのですが、素人は一千万円のものより数万円の楽器の方がいいと言う方もいるといいますし、またあるホームページでは「10万円以下の楽器は楽器ではない、楽器の形をしたそれらしきものだ」と書いてあったので心配でした。あるホームページを見たところ定価が11万円五千円だったので、中々よい買い物をしたようでよかったです。またもう少し質問させていただければ、グリガのGemsというのは、プレスでしょうか、半手工でしょうか?知っている方がいたら、教えてください。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/05/15 00:32 ---6.34.222
すでに見られていると思いますが、GLIGAのホームページ
http://www.gliga.ro/
に入ってEnterを押した最初のページに、MaestroからGenialまでの簡単な説明(英語)があります。
そこには、すべて Hand Made, Hand Creft と書かれています。
数を作るメーカーですので、スピードアップのために加工機械も使い、また分業による流れ作業も行っていると思いますが、プレス加工品をハンドクラフトと堂々とうたうとは信じ難いので、GEMSであっても半手工の量産品という理解でよいのではないでしょうか。GEMSは、GAMAに比べると、材料のグレードとともに、細部の仕上げ(スクロールなどの削り方、ニスの塗り方)や駒・ペグ・指板の調整精度などで手を抜く事により、生産コストを下げているように思います。また、Maestro, GAMA, GEMS はそれぞれ別工房(工場)となっているようですので、職人の腕にも差があるのかも知れません。
Q:ストラディバリはすべて本物?
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2005/05/12 01:11 ---44.155.70
みなさん、こんにちは。
贋作の話しが出ましたので、教えていただきたいのですが、以前どなたかが紹介されていたサイトにストラディバリの写真が掲載されていて、ラベルも数点あったのですが、書体やマークが全部違うように見えます。でも、すべて本物ということなんでしょうね。ラベルだけでは、真作かどうかは判断できないんですね。
ストラディバリは、現在600台以上あるのですか?そのうちの半分以上が贋作とか、そういう話しとか、ウワサはないのでしょうか? 今ならニスの成分分析とかで、わかるのでしょうけど。むかしはどうだったのでしょうか。入手経路からだけでは、信用できませんよね。これについてわかるかたがいらっしゃいましたら、お願い致します。サイトのURLを記載しておきます。
http://www.celloheaven.com/hill/pix/index.htm
投稿者:クレモナ 投稿日時:2005/05/12 01:50 ---0.51.68
ラベルは数種類あるのですが、ここにリンクされているものは殆どの資料がイギリスのヒル商会の資料です。この資料は写真によるものではなく全てが手書きになっていますので当然実物とは異なります。
ニスによる判断はしません。オリジナルニス100パーセントのものは殆ど存在しないからです。従って判断は作りを見る事によって判断されます。また科学的な手法という事になると年輪年代学を利用した木材の年代判定方法もあります。
またストラディバリだからといって必ずしも本物のラベルが貼ってあるという事でもありません。収集家によって剥がされてしまうこともありますし、高く売りたい人が売れる年代のものに張り替えてしまう事も有ります。
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2005/05/12 17:33 ---44.155.70
コメントありがとうございます。
>この資料は写真によるものではなく全てが手書きになっていますので当然実物とは異なります。
この意味がよくわからないのですが、実物のラベルの写真とるのがマズイとか、何か理由があるのでしょうか? 実際にストラディバリは同じ書体(印刷?)は使っていなかったのでしょうか。もちろん、年代によって変わってるかもしれませんが、、
投稿者:cremona2号 投稿日時:2005/05/12 18:15 ---4.93.140
豪語しておきながら不安になってきたので元ネタを確認してみました。facsimile labelsと書いてあります。模写ですね。
紙の質感や繊維の流れまで確認できるので写真なのか巧い絵なのか判断に迷う所です。ただ1902年に出版された本ですからラベルごときにいちいち写真は取れなかったのではないでしょうか。
ぱっと見た所1667、72、84のラベルと88、89、93のラベルは1と6の行間が異なっているようでやはり何種類かあるのかもしれません。まあ、本文ちゃんと読めば分かる事なんですけれど、面倒だから未だこの部分は読んでません。興味があるようでしたら読んで見られては如何でしょうか?
w.henry hill / antonio stradivari his life and work /dover
1600年代は90年中ごろまで殆ど同じラベルを使用していたと思います。166まで印刷されているものを書き足したりナイフで傷つけて消したりして書き加えているようです。おそらくラベルを1660年代に作りすぎて90年代まで使っていたという事ではないでしょうか?
かなりの台数が作られていたにもかかわらず本人はもっと作れると思っていた所が驚きです!
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2005/05/12 18:32 ---44.155.70
cremona2号さん、どうもです。
なるほど、元のホームページに英語で詳しく説明されていましたね。ラベルについても書いてあるようなので、全部読むとわかるのでしょうね。想像で色々考えてもしょうがないですものね。時間があるときに読んでみたいと思います。ありがとうございました。
投稿者:スクロール 投稿日時:2005/05/12 18:50 ---161.170.240
ギター弾きさん、こんばんは。
ストラディヴァリのラベルは、生涯のうちに何回か変わっています。
例えば、大部分のラベルには STRADIVA、の「ヴァ」が UA と書かれて
いますが、1729年(85歳ごろ)以降のラベルには、どういう動機な
のか分かりませんが UA を VA と変えています。しかし、もちろん
贋作ではありません。
次に『ストラディヴァリは現在600台以上あるが、半分は贋作とか・・・』
の説は間違いで、『世界中に現存するストラディヴァリは約600台と言わ
れている』が正しいです。ちなみに、その約半数はアメリカにあり、日本には
約100台が存在するそうです。
ラベルの話しですが、19世紀から20世紀にかけて、ヴァイオリンを金儲けの
対象と考えて、 Old Italian Vn の有名な製作者のラベルを偽造する詐欺師
まがいの楽器商がずいぶん大勢横行したと言います。こうしたラベルを安価な
二流品や量産品に貼って売り、ぼろ儲けをした悪徳業者達がいたために、本物を
遥かに超える膨大な数のコピーや贋物が出回り、今も私たちを迷わせているわけ
なのです。
以上『楽器の事典 ヴァイオリン 増補版 1998』から要約してお伝えしました。
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2005/05/12 19:34 ---44.155.70
そうですか。バイオリンの専門書は持っていないのですが、結構出ているようですね。機会があった、読んでみたいと思います。
>本物遥かに超える膨大な数のコピーや贋物が出回り、今も私たちを迷わせているわけ
なのです。
本当に多いようですね。ギターは贋作はほとんどなく(1%にも満たないでしょう)、以前、1000万とも言われるフランス製のロベール・ブーシェがオークションに出品されましたが、贋作だったそうです(出品者は「悪い評価」として贋作のことが書かれているのに、いまだに変な出品を続けています。ラベルを張り替えて出品したりしてるようです)。
バイオリンですが、普段中国製を出品している人が「pari」のような文字を書いたラベル(下手な手書き)のバイオリンを出品しているのを見ると、「自分で書いて張ってんじゃねぇか??」って、疑いたくなりますね。
贋作としてすでに市場に出まわっているのは仕方がないですが、今後作られるバイオリンについては、贋作についての法的に規制を設けたほうがいいのではないでしょうか。たとえば、今後の新作バイオリンには、グリガのように写真つきの証明書を付け、製造元も同一証明書を保管する。紛失しても再発行可能にする。証明書偽造は法的に罰する。製造国を偽るようなラベルを張ったら、法的措置をとる。
自分がもし新作の200万の楽器を買って、本物かどうか疑いを持ちはじめたら、夜も眠れないです。
投稿者:スクロール 投稿日時:2005/05/12 22:01 ---161.170.240
ギター弾きさん、コメント読みました。
ヴァイオリンの贋作は、だまされた方が悪いと言う観念からか、あまり罪悪とは
考えられずに行われてきたようです。1950年ごろ、スイスでの裁判で『ラベルは
法律上有効である』との判決があったため、先進国の間では、偽造は下火の傾向に
なったといいますが、なくなったわけではありません。
ギター弾きさんと同じような発想から、メーカーや信用ある楽器店の証明書を付ける
動きもでてきました。ところがその証明書を更にそっくり偽造する輩が現れたりして
ますます真贋の判別が複雑になってしまいました。人間の悪知恵は計り知れない
ですね。
まあ、そんな訳で偽物のヴァイオリンを本物と信じて、大事にしている人達も結構
おられることを思うと、お気の毒と言わざるを得ません。
何か良いアイデアはないものでしょうかねぇ。
投稿者:バイオリン好き 投稿日時:2005/05/12 22:59 ---6.243.217
ストラディバリのラベルが本物か、このストラディバリは本物か、という議論に、私はあまり興味はありません。ストラディバリがなぜ良いかというと、保存状態の良い、最良のストラディバリは、素晴らしい音がするからだと考えます。古今東西の、巨匠といわれているバイオリニストの生の演奏を聴いたり、cdを聞いたり、最近では、千住真理子さんの演奏会を聞いたりしていて、確かにストラディバリは素晴らしいなと思います。しかし、本物のストラディバリでも、保存状態の良くなかった楽器や、すでに鳴らなくなってしまった楽器もあるかもしれません。ビヨームの作った、コピーに、本物のラベルが貼られていることもあるでしょう。しかも、その楽器が本物と引けをとらない音色を奏でているかもしれません。そんなことを考えると、極端な話、本物かどうかは、どうでもいいことです。本物として高く売りたいとか、本物を持っていると自慢したいとかというのであれば別ですが。一番大切なのは、音です。自分が気に入っているかどうかです。気に入っていれば、もし偽物であっても良いと思います。
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2005/05/13 00:29 ---44.155.70
こんにちは。
もちろん、楽器は音ですし、ラベルより音で選ぶというのは、これまで何度も書かれてきました。
その話しと、贋作を作って高く売る行為が許されるかどうかという問題は別だと思います。
以前、大手楽器店(バイオリンも扱っている)に勤めていた人に実際に聞いた話しですが、ラベルを張り替えて先生に高く売っている業者がいるという話しを聞きました。これは、先生を通して生徒に売っているのか、その辺は詳しく聞かなかったのですが、、
こういう詐欺まがいの行為が横行しているのが果たして許されるかということなんですよ。買った人(先生から買わざるを得ない人)の立場を考えると、なんか、悲しくなります。じゃ、どうすれば、いいのかって聞かれると困りますが。
前の証明書作成の話しですが、証明書を保管する協会みたいのを作って、製作家は、写真入り証明書を楽器に添付し、同じ証明書を自ら保管し、協会にも一部保管してもらう。証明書には連番を付ける。製作家が死んでも、協会が責任を持って証明書を管理する。ただ、やはり、協会内に悪い奴が現れて、証明書を偽造するとか、何らかの方法を使って悪事をするやつが出てくるでしょうね(笑)。現実的には無理かもしれませんね。偉い人が言い出さない限りは、私がアタマの中で考えてもしょうがないし、、
まとまらなくて、すみません。
投稿者:cremona2号 投稿日時:2005/05/13 02:39 ---0.34.221
バイオリン好きさんのご意見ごもっともですが、私もギター弾きさんの意見に賛成です。実質価値30万の中国製のバイオリンを200万でイタリア製のラベルつきで買わされたらいくら音が良かろうが良い気持ちはしないはずです。
ここ数年はオールドバイオリンだけでなく新作でも贋作が出回っていると聞きます。実際に私も友人にその贋作といわれるものを見せてもらいましたが、雑誌で盛んに取り上げられている有名な作者の作品でしたので驚いたことがあります。友人曰く中国製ではないか?という事でした。先日もケースの話(ムサフィア)にあったように、バイオリン付属品に関しても贋物は横行しているようですね。
証明書ですが確かに有効な手ではありますが、お札が偽造されてしまう世の中ですからそれ程効果的な手段ではなく気休め程度だと思います。
かのドメニコ・モンタニャーナも人様のラベルを書いて貼っていたぐらいですからバイオリン贋作の歴史は1600年代から始まっていたようです。
投稿者:バイオリン好き 投稿日時:2005/05/13 22:48 ---6.243.217
ギター弾きさんの「その話しと、贋作を作って高く売る行為が許されるかどうかという問題は別だと思います」勿論その通りです。贋作を作って高く売る行為は、許されることではありません。私が楽器を選んだり、弓を選んだりするときに、信用するのは自分の信用する楽器屋さんと、自分の耳と、技術です。自分の耳と技術は、自分の今のレベルでしかありませんから、少なくとも、今の自分を信じるしかないです。実質30万円の楽器を200万円で買わされたらいい気持ちはしません。その通りです。その逆に、実質500万円の楽器より音色、音質、発音等楽器の性能が良い楽器が、100万円、200万円で売られていることもあります。結局、買い手が、自分を信じて買うしかないし、信用できる楽器屋さんを見つけることが重要だと思います。そのためにも、多くの情報を集めることが重要だと思います。ストラッドさんのコラムで情報を手にすることも良いですが、最終的には、近くにいる信用できる経験者に相談することが、一番良いことだと思います。バイオリンの先生でも、私の今までの経験では、ここの楽器屋さんで買いなさいとか、この楽器を買いなさいとか強制する先生は、信用できません。そのような先生は、音楽的にも、良い音楽を学べないと思います。ほかに先生を捜した方がいいです。
投稿者:スクロール 投稿日時:2005/05/14 00:41 ---161.168.83
大分議論が盛り上がったようですが、ヴァイオリン好きさんの『極端な話、
本物かどうかはどうでも良いことでしょう』の意見は、いささか極論過ぎる
と思います。「どうでも良くはない」と考える人の方が多いのではないでしょうか。
テレビの「なんでも鑑定団」にしろ、このサイトでも「誰々の名前のレベルが貼ら
れた楽器を見つけたが、本物でしょうか」の類の投稿が後を絶たないことを見ても、
お分かりでしょう。
かなり前の話ですが、高名な美術評論家が上野の美術館の館長をしていた時、
億単位の西欧絵画を購入したが、後で真っ赤な贋作と判り、引責辞任した出来
事がありました。このように贋作の存在は、時として人の人生までも変えてし
まうほどの影響力があるのです。このような事は滅多にない話ですが、楽器の
偽物に関する知識も、ないよりはあるに越したことはないと思います。
偽物であれ、安物であれ、その楽器が本人にとって掛け替えのない愛器であれば
それはその人にとって、素晴らしい価値のあるものに違いありません。ただ、こ
こで問題なのは、価値と価格とは異質のものであって同義ではなく、これを混同
すると議論がかみ合わなくなってしまいます。
ギター弾きさん、クレモナさん、cremona2号さん達と私スクロールが論じている
ことは、あくまでも贋作にまつわる話題や、その【価格(値段)】などについて
の知識ヤ意見を交換し合っているのであって、贋作の【価値】を議論しているの
ではありません。このことを良くご理解していただきたいと思います。。
投稿者:YE 投稿日時:2005/05/14 02:29 ---97.79.8
話を元に戻して…
どの本でしたか、「ヴァルフォア」という名で知られたストラディヴァリが、
今世紀に入ってヴィヨームの作った贋作と判明したことがあったそうです。
この楽器には何通もの鑑定書がついていたそうですが。
他にも、ストラディヴァリではありませんが、レオニード・コーガン使用の
ソ連(当時)所有のデルジェスもヴィヨームの贋作でしたし、
音や外見だけではそう簡単にはわからないものですね。
近年購入した日本人演奏家のストラディヴァリも真偽が色々取り沙汰されています。
真作であることを祈るばかりですが、ヴィヨームのような名人が作ると、
著名な鑑定者までだまされるので、自分の持っている楽器
(ストラディヴァリじゃないですよ!)も含めて、真偽が気になります。
ちなみに、ストラディヴァリのレプリカで有名なのは、スペインのホセ・コントレア、
ロンドン、パリにいたヴィンセンツォ・パノルモ、イギリスのヴォラー兄弟等です。
彼等のレプリカは音も含めて本物なみだそうなので、我々には、
そういうメーカーの楽器を入手する方がまだしも現実的ですね。
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2005/05/14 02:29 ---44.155.70
バイオリン好きさん、スクロールさん、皆さん、こんにちは。
楽器の音を客観的に判断することは、鏡がない世界で、自分で自分の目を観るのと同じぐらいむずかしいことだと思っています。つまり、数メートル先で自分の出す音がどのように聞こえるか確認ができないですね。とても、あいまいな世界とも言えます。もちろん、弾き手にもよりますが、、
理想の音が途中で変ったりします。ギターの話しで申し訳ないですが、私は、音抜けがよく、明るくて音の分離のいいスペイン製が好みでしたが、数十年経った今、音質そのものに芸術性を感じるフランス製の楽器が好きになりました。
一生付き合っていこうと決めた楽器と分かれを告げるときもあります。今気に入って使っているギターはフランス製ですが、プロがあまり使っていない楽器なので、それほど人気がありません。そのため、60万程度で買えました(中古)。この制作者は、ギターを作って収入を得ると、年金がもらえなくなるという理由で、今は作っていません(フランス人は現実的?)
私はこの制作者は、音に力強さを出すために、あえて固いラッカー塗装をしたのではないかとか、その他色々思いをめぐらしながら、弾いています。私はやはり、楽器を作った人がどういう人か知りたいです。フレタやハウザーは手放したのに、この楽器はなぜか一生使いたい楽器なのです。
バイオリンは初心者で現在、100年ぐらい前に存在したドイツのメーカの楽器を使っています。私の好きな一枚裏板の楽器で、ぼろいですが風格が感じられます。丁寧に印刷されたラベルを見ると、感慨深いです。
先日、バッハのパルティータのCDを買いました。楽器はデルジェスらしいですが、ステレオで音量を上げると、高音が鋭く、きつくて長時間聞いてられませんでした。そのあとで、シェリングのCDを買って聞いたのですが、やはり、よかったです(むかし、アナログディスクで聞いた印象そのままでした)。
高い楽器がいいとは限らず、個体差のほうが大きいのかもしれませんね。「バイオリン好き」さんのおしゃることはもっともで、私も、有名製作家が作った楽器であっても、音が良くなければ、楽器に愛情を感じられません。ただ、気にいった楽器については、本人が作ったという確証がほしいです。
まとまらなくてすみません。すぐに話しが脱線してしまいます。
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2005/05/14 02:45 ---44.155.70
YEさん、こんにちは。
レスが前後してしまいました。
そうでしたか、プロが使っているものでも、結構贋作の疑いがあるものがあるんですね。先日NHK(衛生だったかな)で、自分の理想の音を求めて、ソ連にまで旅する若いバイオリニストが出ていました。ソ連にもストラディバリが結構あるようですね。
贋作だとわかるとショックでしょうね。5億円だと500万ぐらになっちゃうんでしょうか。いずれにしても、この辺の価格は、自分と関係ない話しですけど、、
よくある「ストラディバリ・ラベルのバイオリン」というより、「ストラディバリ証明書付きのバイオリン」ということで、売る側は証明書の真偽はわかりません、ということになるのでしょうか?(笑)。ストラディバリを鑑定依頼すると数千万かかるってホントの話しでしょうか?? もちろん、すぐに贋作であるとわかれば、そんな鑑定料はとられないでしょうけど、、どうなんでしょうね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/05/14 07:42 ---6.34.99
ギター弾きさん、過去ログにストラッドさんからの鑑定書作成の費用についての記載がありました。
http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=2209&re=2205&key=%8A%D3%92%E8%8F%91
作者を特定する(「私はこの楽器はいつ頃作られた***の作品だと思う」といってもらう)までの費用と、鑑定書というものを作成する費用は、まったく別物のようです。
Q:ポリュシュで磨いた時。
投稿者:なみ 投稿日時:2005/05/13 00:04 ---227.103.88
オールドの楽器を使ってる者ですが、以前使っていたポリッシュが少量残っていたので使用したところ、なんとニスが剥げてしまいました(>_<)以前使った時にはなんともなかったのに・・・・やはり成分が変わってしまったのでしょうか・・・?やはり早めに楽器屋さんに持っていかないとダメですよね。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2005/05/13 11:02 ---102.18.82
いらっしゃいませ、
恐らく水分が抜けて、ポリッシュの摩擦が強くなった為だと思います。
楽器屋さんに見てもらってください。
それでは!
Q:楽譜を読みたいのですが・・教えてください。
投稿者:小心者 投稿日時:2005/05/09 19:06 ---136.162.253
私は海外に住むバイオリン数ヶ月目のものです。
先生に習っていますが、グループレッスンな事もあり、大勢の前で質問する勇気がありません。こちらで質問していいのかわかりませんが、バイオリンの先輩が沢山いらっしゃるので、投稿してみました。不適切でしたら削除ください。
まだまだろくに音も出せませんが、音を出すのがとても楽しいです。
小さい頃からピアノもバイオリンも経験がなく、音楽といえば授業で習った縦笛が得意だった・・程度のもので、楽譜読みが苦手です。
大人から音楽を始められた方、楽譜を読めるようになるには、どんな勉強方法(?)がいいのでしょうか?
いつか日本に帰国した時、オケに参加して、楽譜をもらったときにスラスラと読めて弾けるようになりたいのです。(今はまだ夢のまた夢ですが・・)
また、楽譜を読むのにお勧めの教材等がありましたら具体的にタイトルなど教えて頂けると、日本から取り寄せができるので助かりますが。。。(HP上では、ムリでしょうか?)
どなたかよろしくお願いします!
投稿者:のり 投稿日時:2005/05/10 00:21 ---145.62.173
小心者さんのレベルが分からないと答えにくいのですが、中学校までの音楽をまじめに勉強し、忘れていないのであれば、「楽典」でもっと詳しいルールを勉強するのが良いかと思います。そうでなければ、中学校までの音楽の教科書でしょうか・・・
楽譜を見ても初見で弾けないと言うことであれば、楽譜が読めないと言うよりも、正しい音程をとることができないことが原因だと思います。絶対音感がない人の場合は、まずピアノで音程を確認してから弾くか、よほど音階練習をしてから弾くしかないと思います。また、リズムを正しくとるにはメトロノームが有った方が良いでしょう。
投稿者:ひろ 投稿日時:2005/05/11 20:34 ---41.73.190
楽譜を読めないという言葉はどういう意味ですか?
・音符を見ても,どの音かわからない
・どの音を出すのかわわかるのだが,わかるまでのスピードが遅い
おおざっぱにどちらか書いていただけるとレスがつきやすいですよ。
投稿者:りこ 投稿日時:2005/05/12 12:22 ---10.77.53
私は小学生のとき合唱クラブで、ソルフェージュを基礎練で歌っていました。
簡単な短い練習曲ですが、音符の高さとかリズムをとるのには役立ちます。
3連符のとり方もこれで習いました。
高校に入ってオケ部でバイオリンを始めましたが、楽譜を読むのには苦労しなかったので、ソルフェージュが役に立ったのだと思います。
普通エチュードは簡単な曲から始まるのでカイザーなどを最初からさらうとか、知らない曲で簡単なのをCDを聴く前に譜読みしてはいかがでしょう。
音楽用語辞典を買って、知らない記号を確認するということも必要です。
・・・もし小心者さんがもっとレベルが高い方で、回答レベルが低すぎたら失礼しました。
投稿者:小心者 投稿日時:2005/05/12 20:52 ---136.162.253
小心者です。
皆様、アドバイス本当にありがとうございます!
まずは皆さまからのアドバイスにしたがって、基礎からもう一度勉強し、音程やリズムについても、自宅でできそうなので頑張ってみます。
知らない曲で譜読みしてみて、後でCD聞くのも勉強になりそうですね!
ありがとうございます。
私のレベルについてですが、
”出す音は何とかわかるけれど、それまでのの時間がすごくかかる。”です。
上記のレッスンを地道に続けていけば、私の様な者でも、いつかは複雑な楽譜もパっと見ただけで、自然と指が動いたり、スラスラ読めるようになれるのでしょうか?(先輩方の頭と指の構造はどうなっているのでしょうか?)
更に、こうした方がいいよ、というアドバイスがございましたらお願いしたいのですが。。もう少しだけ、引き続き皆様のアドバイスいただけたらと思います。
とりあえず、はじめてみます!
投稿者:ひろ 投稿日時:2005/05/13 00:19 ---41.62.205
小心者さんの状態がわかりました。
ソルフェージュはとても役に立ちますよね。
あとはやっぱり練習を重ねていくしかないと思います。
色んな曲を弾いていくことで,
よくある音形なんかは身体が覚えてくれたりします。
私たちは幸いアマチュアなので,
当日譜面を渡されて「さぁ弾いて!」なんていわれることはあんまりありません。
ゆっくり一曲一曲楽しんでいきましょうよ。
投稿者:小心者 投稿日時:2005/05/15 00:28 ---136.162.252
ひろさん、皆さん、ありがとうございます♪
グループレッスンということもあり、自分だけが遅れているかもと思い、少し焦っていました。
具体的な習得方法がわかったので、後は、焦らずに楽しみながらしっかりと沢山練習しようと思います。メトロノームも購入しましたし、少しですが教材も手に入れました。
思い切ってこちらに投稿してよかったです。ありがとうございました!
投稿者:のり 投稿日時:2005/05/15 22:44 ---145.62.173
メトロノームを買わせてしまった責任を感じて・・・
先月、通販で買った「ジプシーバイオリン」と言う楽譜を、習っている先生に見せたところ、初見でさらさらっと弾いたので、何で知らない曲をすぐに弾けたのか昨日聞いてみたら、半分はその場で楽譜を見てしっかり音を取ったが、残りの半分は、これまで弾いた曲の経験でこんな感じだろうとあたりをつけて弾いたと言っておられました。
と言うことで、初見が出来るようにするためには、ひろさんも書かれておられるように、色々な曲を弾いてパターンを覚えていることが必要なようです。
ちなみに、私は知らない曲を練習するときには先ず楽譜と一緒にCDを買ってきて、50回くらい聞いて、耳に覚えさせてから弾き始めます。ゆっくりしたパッセージはそれで(楽譜を見ながら)だいたい弾けますが、速いところや重音の有るところはピアノで正確な音を取って、ゆっくりと正しい音程で弾けるようになってからテンポを速くして他のゆっくりした部分と合わせます。テンポに関しては、演奏者がわざと緩急を付けている場合がありますので、複数のCDを聞いた方が良いようです。
暗譜してしまったとき以外は最後まで楽譜を見て弾きますが、最後まで見ているのは、どの弦をどのポジションで(どの指で)弾くかです。バイオリンの弦が1本しか無かったら、たぶん直ぐに暗譜できると思います。繰り返しの多い曲で、楽譜を見ながら回数を数えることも有ります。
CDが有ると、CDに合わせて弾くことにより伴奏に合わせる練習にもなり色々と役に立ちますので、私の場合練習には必須です。
しかし、楽譜だけから全てを読みとるべきで、CDに頼ってはいけないと言う人が少なからず居ます。私も暫くそのように考えていましたが、ある時プロのソリストが新しい曲を始めるときは先ずCDを聞いてみると言っていたのを聞いてからは、堂々と使うことにしています。
本題の楽譜からそれてしまいました。言いたかったのは、アマチュアが楽譜だけで練習することにこだわる必要も無いのではないかということです。
投稿者:みち 投稿日時:2005/05/15 23:50 ---148.131.192
のりさんの、CDに関するご意見に私も同感です。
先生によっては、「CDを聴かずに自分の力で楽譜を読む練習をしなさい」と言う人がいます。もちろん、それは大切なことだと思いますが、まったくCDを聴いてはいけないということではないと思います。
以前、モーツァルトのコンチェルト(4番)を習った時、先生から「この曲はCDを聴かずにやってみましょう。」と言われ、曲が一通りできるようになるまで、一度もCDを聴きませんでした。先生から「じゃあ、今週はCDを聴いてきてください」とお許しが出、初めて聴いてみると、「あれっ?テンポが全然違う!とか、曲の雰囲気がずっと明るい」とか、「ここの強弱のつけ方はあってるな」とか、楽しい発見がたくさんあって、たしかにいい勉強になりました。ただ、このやり方だと、時間がずいぶんかかります。また、CDを聴いたあとで直すところがたくさん見つかり、「遠回りをした」ような気分になりました。
いまでは、CDを何回か聴いてから新しい曲の練習をはじめます。その方が曲の全体像がつかめるし、効率がいいからです。
簡単な曲はもちろん初見で問題ないですが、難しい曲は、CDを聴いて「予習」をするのがお薦めです。
投稿者:スクロ−ル 投稿日時:2005/05/16 03:04 ---161.171.204
私にもコメントさせてください。
バイオリンを始めて、早く楽譜が読めて、テクニックも上達するためには、
まず教則本をみっちりと練習することが大切で、それが早道だと思います。
インターネットで『バイオリン教則本』(ヴァ ではなく バ )と入れて検索
すると、どれにしてよいか迷うほど、たくさん載っています。、よくカタログを見て、
初級者用に適しているものを選んでください。通信販売で買えるようです。何種類も
一度に買う必要はありません。まず一種類(二種類買ってどちらか良い方を選ぶか)
にしてください。(私の場合は「ホーマン」を買って独学で始めました)。
教則本に従うと、先ず開放弦の弾き方(弓の動かし方)から始まって、次は
音符を左手のどの指で押さえるかの練習に入ります。、これをそれぞれ四本の弦
で何回も繰り返し練習します。、そうすると、だんだんと音符を見た瞬間に、すぐに
左手のどの指でどの弦を押さえるかが、、頭で考えなくても反射的にすぐ出来るよう
になります。
一冊の教則本を全てマスターしたら、あとは順次グレードの高い教則本に
進んでいけばよいわけです。こうして一歩一歩階段を上るようにして練習を怠ら
なければ、やがてはコンチェルトを弾けるようになるのも夢ではないのですよ。
私は約1年間、独習してから先生に就いたのですが、基本的な技術を一応マスター
していたので、他の生徒さんよりも約2倍の速さで上達することができました。
ですから、始めから曲を弾こうなどと焦らずに、まず教則本で着実に時間をかけて
勉強することをお奨めします。この方が、結果的には早く上達することになるよう
ですよ。また、上手くなるには、毎日少なくても1〜2時間は練習する習慣をつける
ことですね。
それでは、頑張ってください。
。
投稿者:みるく 投稿日時:2005/05/17 19:43 ---10.120.122
CDを聴くことは私もいいと思います!楽譜を見ながら聴くと曲の感じもつかめていいと思います。
あとは、音階を弾くことをおすすめします。これは結構大切なことだと思うのですが・・・
私はずっと小野アンナさんの「ヴァイオリン音階教本」を使っています。これから弾こうとしている曲の調でもいいでしょうし、教本どおり順番に進めていってもいいと思います。とりあえず、楽器を出したら音階を弾いてみてはいかがでしょう?早く曲を弾こうとするよりも確実に上達する気がします!!
生意気なことを書いてしまったかもしれませんが・・・技術がどうこうより、楽しく弾いていられたら素晴らしいですよね!