Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:量産楽器の修理について
投稿者:名無しの笛吹きの踊り     投稿日時:2005/05/26 00:09  ---107.172.168

こんにちは。
趣味でヴァイオリンを弾いている者です。
先週、工房にヴァイオリンを点検してもらっていたところ
ハイポジションが弾きにくいと伝えたら
「ネックが下がってきている」といわれました。
直すことは出来るが、量産楽器なのでこれを機に買い換えてみてはどうかとの提案を受けました。肩当てを引っ掛ける部分の裏板にヒビが入っているし、数年のうちにヒビが入りそうな個所だっていくつもあるし…。(実際僕が見ても入ると考えられるんですけどね)
といわれてしまい、買い換えようかと悩んでいます。
ちなみに今使っている楽器は鈴木の1964年製 特No.3なのですが、
やたらと良く響くところがあり、これ並に響きを求めるなら
オールドしかないと先生にも言われてしまいました。
趣味で弾いている高校生(しかも初級〜中級者)にオールドという組み合わせは世間的に良いものなのでしょうか?(一応オーケストラはしているけど…。)

なんか良くわからない質問ですがよろしくお願いします。

投稿者:ゆうな     投稿日時:2005/05/26 01:11  ---109.16.130

 始めましてこんにちは。まず結論から申し上げますと、高校生であろうと初・中級者であろうとアマチュアであろうと、オールドの楽器を持つことになんら悪いことはないと思いますよ。おそらく名無しの笛吹きの踊りさんは「こんなペーペーの身分でオールドなんか・・・」みたいな心境でご質問をなされたと思うのですが、そこにはなんら後ろめたさ(?)を持つ必要はありませんよ。只、一つ心配な点をあえて上げるとすれば、失礼な表現かもしれませんが「管理能力」でしょうか。オールドの楽器は新作の楽器よりも端的に言ってしまえば故障が多いです。そして名無しの笛吹きの踊りさんは、まだヴァイオリン歴が浅いとお見受けいたします。ですから、その経験の浅さ故に楽器の不具合を見落としてしまう可能性もあるのではないか・・・ということです。でも、くどいようですが、あえて述べればの話です。実際にはあまり神経質になることではありません。大切なのは愛情を持って取り扱い、先生や楽器店の方からメンテナンス方法とチェックポイントを伺ってしっかりと実践なされば大丈夫ですよ。

私が一番気になったのは「やたらと良く響くところがあり、これ並に響きを求めるなら
オールドしかないと先生にも言われてしまいました。」という部分です。名無しの笛吹きの踊りさんの先生のご意見にケチを付ける気はさらさらありませんが、オールドに絞って楽器を探すメリットは全く無いと思います。先生や楽器店の方がいつ頃以前の楽器をオールドと呼んでいるのか分かりませんが、現在使ってらっしゃる楽器が1964年制との事ですので、少なくとも40年経っていれば、今の楽器並みの響きを持った楽器は存在する可能性は十二分にあります。ちなみに40年前の楽器はオールドでもモダンでもありません。出来立ての楽器でも素晴らしい響きを持った楽器はいくらでもあります。

何やらいろいろと書きすぎてしまいました。解り辛い文章で申し訳ございません。オールド、モダン、新作にとらわれることなく、素直な気持ちで楽器を探してくださいね。
必ずや、素晴らしい出会いがあるはずです。

投稿者:名無しの笛吹きの踊り     投稿日時:2005/05/26 07:10  ---205.26.81

どうもありがとうございます。
御言葉ですが、私は、管理能力に自信をもっております。
ただ、音色の変化にやたらと敏感過ぎて、3ヶ月に一度は修復をしていました。
工房の人にも、「君が指摘する場所は結構僕らでも見落としがちなんだけど…。」
なんて言われてしまいました。


>出来立ての楽器でも素晴らしい響きを持った楽器はいくらでもあります。
新作独特のなんと言うかあの硬い音(丸みのない尖った音)がものすごく嫌いなのですが、
この場合はどうしたら良いのでしょうか?

投稿者:QB     投稿日時:2005/05/26 07:18  ---.136.50

ゆうなさんのご指摘の所、まさに同感です。(私が一番気になったのは の部分)

>新作独特のなんと言うかあの硬い音(丸みのない尖った音)がものすごく嫌いなのですが
>この場合はどうしたら良いのでしょうか?

尖った音のしない新作楽器もしくは比較的新しい楽器で、板の薄すぎないものを選べばよろしいと思います。
硬い音は新作独特なのではなく、その楽器独特と思うべきで、偏見を捨てたほうが素晴らしい出会いがあると思います。

投稿者:ゆうな     投稿日時:2005/05/26 11:34  ---109.16.130

>新作独特のなんと言うかあの硬い音(丸みのない尖った音)がものすごく嫌いなのが、
この場合はどうしたら良いのでしょうか?


まさしくQBさんの仰ったとおりです。オールドにも音の硬い楽器は存在しますし、新作にも音の柔らかい楽器はいくらでも存在しますよ。

現に名無しの笛吹きの踊りさんが今使ってらっしゃる楽器は、昨日今日出来たのではないにしろ、正しく「新作」ですよ。

投稿者:弦太郎     投稿日時:2005/05/26 15:44  ---2.144.156

名無しの笛吹きの踊りさん、始めまして、こんにちは。

私も基本的には、ゆうなさん、QBさんのご意見と同じです。ゆうなさんもご指摘されていますように、先ず私が変に思ったのは、
>これ並に響きを求めるなら
>オールドしかないと先生にも言われてしまいました。
というところです。その先生とはバイオリンの先生なのですか。趣味で弾いている中級レベルの高校生に、いきなり「オールドしかない」と薦めたのはどういう意図なのか、私には分かりかねます。楽器屋さんに行ってみればお分かりのように、オールドでなくても柔らかくて良い響きの出る楽器は幾らでもある筈ですよ。

ところで、投稿内容から推察して断定的なことはどなたも言えないと思いますが、私なりに次のように「提案」させていただきたいと思います。

今お持ちの楽器が、素晴らしく音が響き、この上なく気に入っておられるのならば、修理して暫く弾き続けられてはどうですか。下手に買い換えて「失敗したー!」と嘆き後悔した知人を知っています。これからもヒビなどが入る可能性があると言っても、メンテナンスに自信があると言われるあなたのことですから、そう頻繁に故障することはないだろうと、若干楽観的に考えてのことですが・・。

しかし、店員さんのお勧めに従って、買い変えてみようかなという気持ちに、少しでも傾いているならば、楽器店めぐりをされてはどうですか。そして本当に今のバイオリン並みに響く楽器は、オールドのほかには無いのかどうか、自分を納得させるためにも確かめてみるとよいですね。これには下取り価格を含めた予算額を決めた上で実行することになりますね。お金のことはお父さんにも相談しなければならないでしょうから。そして、もし予算範囲内で今のバイオリンに匹敵するような、健康で質の良いものを見つけ出したならば,その時点で再考すればよいと思います。

以上が私の提案です。お考えになるための参考としてお読みください。 

投稿者:名無しの笛吹きの踊り     投稿日時:2005/05/26 21:16  ---205.27.235

皆さんどうもありがとうございました。
よく考えてみます。
本当にどうもありがとうございました。

Q:テールピースについて
投稿者:けんじ     投稿日時:2005/05/26 10:34  ---245.96.2

 こんにちは。アマチュアビオラ弾きです。テールピースについて質問です。私はスチール弦を使っているため、調弦がやりやすい全弦アジャスター付きのテールピースを使用しているのですが、材質が金属なためか木製のテールピースと比べ音が金属っぽくなってしまいます。木製の全弦アジャスター付きのテールピースってあるのでしょうか?(店頭では金属製しか見たことがないです)教えて下さい。よろしくお願い致します。(もしわかればお値段も)

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/26 12:23  ---205.215.195

いらっしゃいませ、

ビオラの木製、全弦アジャスター付きのテールピースは、
フランス製のBois Dharmonieというメーカーにあります。現在日本には在庫がなくご注文いただいてからの取り寄せになる為、数ヶ月納期がかかります。材質はエボニーとボックスがありましてサイズが125ミリと130ミリがございます。
お値段は、今までは\18000だったのですが、次回入荷の際は価格改定があるようで少し上がるようです。それでは!

Q:教えてください
投稿者:K男     投稿日時:2005/05/23 00:21  ---108.186.168

ストラッド様
はじめまして、アマチュアでチェロを楽しんでいる者ですが、イタリアに音楽留学中の知人に依頼してローマのGiuseppe Lucci氏の娘婿であるRodolfo Marchini氏から約12年前(1993)に入手した1906年フランチェスコ・ガダニーニ作のチェロを持っています。
ラベルは『CASA FONDATA nel 1690.FRANCESCO GUADAGNINI fu Antonio fece TORINO anno 1906』となっています。Lucci氏が長年保有していたものでLucci氏がニスを塗り替えたこと、個人所有のStradivariをモデルにしてFrancescoが製作したことがMarchini氏の証明書に書いてあります。
素晴らしい音色でよく響き、自分でも気に入っているチェロなので私が生きている限り、手放すつもりはないのですが、参考のために現在の相場の値段を教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/23 16:41  ---205.215.195

いらっしゃいませ、

FRANCESCO GUADAGNINIのチェロの小売相場ですが、日本だと1千万〜2千万の間くらいと客観的な資料には書かれていますが、現代では少し上がっているかもしれません。

Giuseppe Lucci氏がニスの塗り直しをした等によって上がるのか下がるのかはわかりません。それでは!

投稿者:K男     投稿日時:2005/05/23 22:43  ---108.186.30

ストラッド様、さっそくのご回答ありがとうございます。
そんなに高い値段だとは夢にも思いませんでしたのでただただ驚いています。
ローマ教会の枢機卿が個人で使用するためにフランチェスコ・ガダニーニに製作を依頼したもので戦後、ジュゼッペ・ルッチ氏が引き取り、数十年間保有して家族には絶対に売ってはならないと宣言していたらしいのですがルッチ氏が亡くなり娘婿のマルキーニ氏がルッチ未亡人の了解を得て、私に譲ることにしたとのことでした。きっと紹介者が生前のルッチ氏と親しかったのが幸いしたのでしょう。ルッチ氏がニスを塗り替える時にボディの右肩の一部に元のニスをわざと残してあります。このチェロは最初は非常に堅く、なかなか思うように弾けなくて7〜8年後から少しずつ扱いやすくなりました。そして他のチェロよりもかなり重量があるように感じています。低音は品のある渋い音で、高音は少し鼻にかかったような明るく輝くような透明な音色で、今では音量豊かにホールの隅々まで響いて届きます。
このようなチェロを偶然にでも手にして弾けることを嬉しく思っております。
私もルッチ氏のように家族にはこのチェロを絶対に手放す事のないように言っております。笑。
老い先短いのですが、これからも精進して腕を磨きます。ありがとうございました。

投稿者:RK     投稿日時:2005/05/24 11:47  ---2.144.7

Gudagnini Francesco のバイオリン(1904)が 155万円で販売されているのがあります.(店名は支障があると困るので伏せます。)
コピーともレプリカとも書いてありまません。チェロとバイオリンの違いがあるとは言っても、同じ製作者で値段がこんなにも大きく隔たりがあるってこと、あるのですか。それとも、同時代のイタリアに同姓同名の製作者が二人いたってことなのでしょうか。
不思議に思って、疑問を解いていただきたくて投稿したので、決して他意はありません。よろしくお願いします。

投稿者:RK     投稿日時:2005/05/24 13:04  ---2.144.7

すいません、訂正です。
Gudagnini(誤)→Guadagnini(正)

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/25 10:37  ---205.215.195

こんにちは。

>同じ製作者で値段がこんなにも大きく隔たりがあるってこと、あるのですか。

老舗オークションで真作と認定されている楽器に付いては、相場よりはるかに下回ることはございません。工房製、コピー、スクール、ラベルの楽器などは値段はさまざまで、販売店もそれに見合った値段で販売します。また同時期に同じ製作者がいるという事でもありません。それでは!

投稿者:RK     投稿日時:2005/05/25 15:36  ---161.169.112

ストラッド店員さん、ご返事ありがとうございます。

「老舗オークションで新作と認定されて落札された価格が、相応の
相場価格となる」ことは解ります。

それ以外の場合:
 ⒈ 楽器そのものの原価となる条件(工房製、コピー、スクール、
   ラベルetc)
 ⒉ 楽器店さんが仕入れた価格に、諸経費、マージンなどを付加した金額
   
の2項目が重なり、見合った販売価格が付けられる(そのせいもあって、
さまざまな値段になる)・・・

と理解してよいのですね。(なんか、うまく表現できないんで、すみません。)

同姓同名説はダメでしたね。

おかげ様でよく解りました。ありがとうございました。

投稿者:RK     投稿日時:2005/05/25 17:49  ---161.169.112

また訂正です。そそっかしくてすみません。
新作(誤り)→真作(正)

投稿者:K男     投稿日時:2005/05/26 00:00  ---7.178.133

ストラッド様、RK様、私ごときの投稿にご返事をいただきありがとう御座います。
私の所有するチェロについて全く真贋は気になりません。と言えば少し嘘でしょうね。確かにそれなりの鑑定をすれば真贋かどうかとその価値は評価できるでしょう。しかし自分では気に入っております。ヴァイオリン族の音色は私のチェロの音色、響きなどを基準にして、生演奏やメディア(TV、CDなど)で聴いていますが、絶対値としての良い音色は人類の音に対する生理としてこの世に存在する様に思います。ストラディバリを頂点とするの名工達の作品はきっと数百年を経て今があるのでしょう。しかし当時から高い評価を得ていたのは秘めたる将来を予感させる性能がすでに発現していたのではないでしょうか?そして今の人間と変わらない、音などに対する感性を持った当時の人々が下した評価なのではないでしょうか。それが時を経て、素材が枯れて、演奏家達の手を経て、製作当初より以上に素晴らしい銘器になったのだろうと思います。長年、機械設計製作の仕事をしてきて、米国、ヨーロッパの機械を実際に設計図と実機をみて製作してきましたがイタリアの機械は材質とそのアニール(熱処理、表面処理など)が素晴らしいのです。この点ではわが国の技術はかないません。鉄の素材とそのアニールの伝統的な技術の基礎がまったく差があるのです。彼らの素材の作り方とその処理技術はまさにマエストロなのです。数百年に及ぶヴァイオリン族の製作技術に関しては現在の方が昔より当然ながら進歩向上しているのは、かっての名工達のモデルがあるから当然でしょう。なぜ昔の名工達に及ばないのでしょうか?私の機械工学上の経験からのみで言うならば、それは自らの作品をどのような思い、思想で製作に臨んだかということと、今ではいかんともしがたい素材の違いだと思います。最後に、楽器マーケットがあるのですから、その商業上の必要性から評価基準が何らかの形で存在するのは、豊富な社会経験をしてきた老体は承知しております。私はプロの演奏家でも楽器コレクターでもありません。市井のチェリスト?なのであります。これからも思うところがあれば呟きを投稿してよろしいでしょうか?ストラッド様へ。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/26 11:15  ---205.215.195

こんにちは、

>これからも思うところがあれば呟きを投稿してよろしいでしょうか?

Q&A形式で、ご利用規約を守っていただければ、いつでも投稿は大歓迎です。
ぜひご参加下さい。それでは!

Q:Joannes Georgius Leeb のチェロについて
投稿者:Kai     投稿日時:2005/05/25 00:06  ---63.244.77

いつも大変参考になる掲示板として拝見しております。
初めて書き込ませていただきます。よろしくお願いします。
さっそくですが、標記の楽器が健康で、かつ本物であったとして、
評価はどれくらいのものなのでしょうか。
ラベルには1793(年製)とあります。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/25 12:12  ---205.215.195

いらっしゃいませ、Joannes Georgius Leebさん Pressburgで1779年生まれで1817年に亡くなっていると資料には書かれています。
現代の相場ですが、客観的な資料がないので解りませんが
1793年製となると14歳の時の作品となりますので、一度ちゃんと見てみないとなんともいえません。

いずれにしろ1793年製で状態が良いチェロでちゃんと作ってある楽器ならば、それだけでかなりの価値があると思います。それでは!

投稿者:Kai     投稿日時:2005/05/25 14:09  ---63.244.77

さっそくのご回答、ありがとうございました。
私もこちらにて伺う前にweb上でも探してみたのですが、
http://www.violins.co.za/sold.htm
によれば、お書きのLeebさんのお父さんも製作家でいらしたようで(同名)、
つまり、さすがに13、4歳の作品とは思えず、勝手にお父さんの作品と思っています。
同ページには息子さんの作品の方が価値が高いように書かれていますが。
手元の楽器は表面版に微細なはがれがあり、
また、残念ながらネックにねじれが生じています。
資料にない方ということで、その価値は実際お持ちしないと不明ということになってしまいますね。
大変お手数をおかけしました。近くに行く機会には伺わせていただきます。よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/25 15:35  ---205.215.195

こんにちは、

そうですね、ちょっと見落としておりました。
お父さんのラベルは Johann Georg Leeb と書いてあったので、てっきり息子さんだと勘違いいたしましたが(息子さんのラベルはJoannes Georgius Leebのみです)

お父さんの説明をよく読むとたまに自分の楽器にJoannes Georgius Leebと書いたと書かれております。14歳じゃいくらなんでも若すぎますね!すいませんでした。それでは!

Q:イタリーモダンについて教えてください
投稿者:ks     投稿日時:2005/05/23 20:04  ---98.106.243

よくイタリーモダンの楽器で本物でなくこれはスクール物だと言われる場合がありますがこれはまったくの偽者と違うのでしょうか。価格もそんなに安くないのですがどんな位置ずけにある楽器なのでしょうか。ご教授ください。

投稿者:ストラッドその2     投稿日時:2005/05/24 10:55  ---205.215.195

おはようございます。スクールの定義ですか?楽器屋さんのなかでは、確かに使われ方が決まっているのではないのでお客様にはわかりづらい表現ですね。

もちろんまったくの偽者とは、一線を画するものだと思います。価格については、オークションでも価格については価格差が
ありそのなかでも良いものは結構な値段で取引されています。確かに音色なども違います。
楽器屋さんで一般的に使われている意味としては、『判定した人から見て後年、メイカーの指導(弟子やその関係者)のもとに作られた作品、又はそのメイカーのスタイルを取り入れて同じような手法、又は産地(材料を使用して?)、そのエリアでメイカーに関係があった者が携わった作品』というふうに、広域の範囲の意味を示していると考えます。勿論、真作や弟子の作品などよりは割安ですがレベルがたくさんあって確かに楽器を選ぶ際にポイントを絞らないと難しいですね。

Q:初めて書き込みします。
投稿者:D・H     投稿日時:2005/05/23 23:26  ---110.237.60

初めて書き込みします。

私は大学で管弦楽をやっているのですが、編成について質問があります。

今まで管楽器の人数が少なかったんですけど、新入生が急に4人も増えてTp3人、Hr2人、Cl3人(Tbはいません)になったのですが、今度の演奏会で、2管編成なのに上の先輩が降り番をつくらずに、全員のせるようにしようとしてるんですが、同じパートに2人いるのっておかしくないんですか?(例えば1stに1人、2ndに二人といったようなかんじです。)今までどこの演奏会でも見たことがないので・・・

素人な質問、また弦楽器に関係ない書き込みでスイマセン。もし良ければ、回答よろしくお願いいたします。ふさわしくなければ削除してください(>_<)

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/05/24 00:06  ---203.196.91

曲にもよりますが,管楽器にはアシスタント奏者を付ける場合があります。
例えば,フォルテ・フォルテッシモで音量を増したい場合や,重要なソロを吹く場合にそのソロまでにくたびれないようにアシストするわけです。結構ありがちかと思います。
ちなみに「1アシ」とか「2アシ」とか云いますね。
もちろん指揮者やオケの考えでということになりましょう。
もし,「降り番を無くしたい」のが理由であれば,それはそれで立派な理由だと思いますので,指揮者やオケが納得すればそれでもよいかと....
曲によりますがというのは,恐らくハイドン・モーツァルトあたりの交響曲・協奏曲でアシスタントを付けることはないだろうな〜ということです。

投稿者:D・H     投稿日時:2005/05/24 01:10  ---110.237.60

CABINさんご回答していただきまして、本当にありがとうございます(>_<)

今まで吹奏楽しかしていなかったので、オケに関してはまだまだ分からないことがたくさんありまして・・・f(^^;)勉強になりました!!

本当にありがとうございました。

Q:教えてください
投稿者:ドイツ好き     投稿日時:2005/05/21 15:38  ---111.150.206

ドイツのバンベルクに5年前に演奏旅行に行きました。当時そこで、Violinの弓を現地のオーケストラにいた方から譲り受けました。弓には「ALBERT FISCHER」と明記されていますが、どのような制作者で、いくらくらいのものなのか教えていただけないでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/23 16:35  ---205.215.195

いらっしゃいませ、

ALBERT FISCHERと刻印された弓ですが、調べて見ましたが、ドイツ系だという事しか解りませんでした。申し訳ございません。
どなたかご存知の方、いらっしゃいましたら情報よろしくお願いいたします。
それでは!

Q:ガルネリのコピー
投稿者:f子     投稿日時:2005/05/21 15:06  ---150.124.77

はじめまして。f子といいます。博学な皆さんに教えて頂きたくて投稿しました。
先日、楽器店で次のようなラベルのヴァイオリンを見つけました。(メモして来た
ので、そのまま書きます。)

Garunerius 1732 COPY Italy 1994 
(¥160万)

これは、「1732年タイプのガルネリウスを1994年にイタリアでコピーして作られたもの」
と解釈してよろしいのでしょうか。量産品にしては値段が高いように思いますが、イタリア製ならこれぐらいするのでしょうか。
それとも、半手工品なのでしょうか。あるいは手工品だとして、160万円の値段が付く位の腕をお持ちの作者なら、何故はっきりご自分の名前のラベルを貼らなかったのでしょうか。
こうしたことに知識が疎いものですから、色々考えて頭が混乱しています。どうか、整理してお教え下さい。
ストラディバリのコピーは時々お目にかかりますが、ガルネリやガダニーニなどのコピーも結構あるものなのですか。コピーでもよいから、こうした巨匠の名のラベルが貼られたバイオリンを持ってみたいなァー なんて夢を持っています。
よろしくお願いします。

投稿者:cremona2号     投稿日時:2005/05/22 16:42  ---2.37.1

こんにちは、f子さん。

 ラベルを素直に読むとf子さんの解釈で正解だと思います。だた、情報が少なくあくまで推測です。

 まず、ラベルが無い理由として
 1、他の張り替えるため→後に贋物と分かって剥がされた。
 2、ラベルを剥がして出所不明にしておけばラベル有りより高く売れると販売者や
   昔の販売者、バイオリニストが考えたため。
 3、製作者が何らかの理由で張りたくなかったため。
 4、製作者が貼らない方が売りやすいと考えたため。
         
  等々が考えられます

 イタリア製なら剥がす理由は余り見当たらないと思います。ですが、これだけの情報では判断は難しく単なる推測しか出来ません。後は本体を見て工場生産なのか手工製品なのか判断するしかないと思います。

 私の私見ですが、最初からコピーと記載されているのでそれ程レベルの高いコピーでは無いと思います。今まで見たバイオリンでこのような記載がされていたものには工場製品が多かったと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/22 20:43  ---6.35.215

当たり前の質問ですが、ラベルとは左側のf字孔から中を覗いたときに裏板に張られているレベルとの解釈でよろしいですね。(表現が、インターネットでよく見る楽器リストに記載されているパターンと似ているので、単に商札に記載されたものか、などと考えてしまったので...)

>これは、「1732年タイプのガルネリウスを1994年にイタリアでコピーして作られたもの」
>と解釈してよろしいのでしょうか。
近いけれども違います。単に、「1732年のガルネリウスを1994年にイタリアでコピーして作った」と書かれたラベルが張られたヴァイオリン、というのが正解です。
・Guarneriusにもいろいろな人がおり、普通はどのGuarneriusかを書く。
・普通はItalyなどとは書かずに、作った地名を書く。
という点で、非常に中途半端で不可思議な記載ですね。

グァルネリ、とくにデル・ジェスのコピーは山ほど存在しますが、ほとんどの場合はオリジナルのラベル(名字だけでなく名前も入っており、特有のマークも入ったもの)をコピーしたラベルが貼られています。
コピーで本当に重要なのは、ラベルではなく、本当にオリジナルの特徴を写しとって作られているかということだと私は思います。ラベルだけは似せているけれど、f字孔の形がすこしだけ似ているという程度のもの、はざらにありますので。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/22 21:33  ---6.35.215


 裏板に張られているレベル(誤)→裏板に張られているラベル(正)

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/22 23:32  ---6.35.215

↑ *恥ずかしい間違いなので直します。度々すみません。
 裏板に張られているラベル(誤)→ 裏板に貼られているラベル(正)

投稿者:f子     投稿日時:2005/05/23 12:08  ---2.145.132

cremona2号様、弦喜様、コメントを頂きありがとうございます。

まず、ラベルの内容ですが、これは表記されていました多くの項目を、忘れないように要点だけを書き取ってきたものです。そのため不十分な掲示になってしまい、コメントなさるのにご苦労をおかけしてしまったようで、申し訳ありませんでした。そのうえGuarneriusの綴りまで間違ったりしちゃいましてお恥ずかしいです。

それにもかかわらず、お二方から親切丁寧なご意見とご説明を頂いて、大変勉強になりました。何回も読み返しましたが、結局のところ、お二方のコメントの最後の二行の文章がとても印象的で、「なるほど、そうゆうものなんですかぁー)と少し驚き、そして納得しました。今までの頭のモヤモヤが消えてすっきりした感じです。

ガルネリウスのコピーでも、作りの良いものから悪いものまであるとすると、それを見分ける眼力がないといけませんですね、私のような素人にはできませんので、もし購入するような場合には、バイオリンに詳しい先生に見ていただくことにしようと思います。その質の良いコピーにめぐり会える日を夢見ながら、それに備えて預金通帳の中の数字がもっと大きくなるように頑張りたいです。

勇気を与えてくださいましたお二方様に心よりお礼を申し上げます。

弦喜様、たびたびのご訂正ありがとうございます。

Q:チェロ弦の組み合わせ
投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/05/20 16:21  ---150.113.156

こんにちは、いつも楽しく利用させていただいております。

これまで、チェロの弦は懐具合のこともあって、安いものを使ってきましたが、
いい音を出すには弦選びも大切だと考えて(もちろん腕のせいもあることですが)、
少しグレードアップしたいと思っています。
それで、本日ストラッドさんのHPでチェロ弦のところを見ていましたら、

    A線・D線→Larsen
    G線・C線→Spirocore

の組み合わせセットが販売されているのを見つけました。この組み合わせの特徴
(良い点)などを説明していただければ有り難いです。、

また、この組み合わせの弦で弾いておられるチェロ弾きさんの中で、「こういう点が
気に入っている」 などの感想をお持ちの方がおいででしたら、ご面倒でもコメント
をいただければ幸せです。
もちろん楽器との相性も考慮しなければなりませんが、これから試してみようかと
考えましてお伺いしました。

よろしくお願い致します。、

投稿者:初級チェリスト     投稿日時:2005/05/20 19:17  ---136.11.232

 二年ぐらい前にはそのセットを使っていました。
あくまで、私の使用した感じなのでそれが絶対ではないですが・・・
 Larsenはヤーガーに比べて、明るく、開放的な音がします。
また、ヤーガーにある金属的な感じがしません。
 Spirocoreはちょっとよく覚えてないですが、
わりとしっかりした音が出ていたと思います。
こんなところです、あんまり実感がわかないですね、
すいません。
 ついでにエヴァ・ピラッツィという弦もあります。
これはLarsenよりもさらに明るく、華やかな音がすると思います。
私の思い込みかもしれませんけどね。
でも、一度いろいろ試してみるのが一番かと思います。
楽しいですし。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/05/22 13:15  ---150.124.221

初級チェリストさん、ご返答ありがとうございます。
どちらかというと、ソフトな弦が好きなのです。
そうすると、ラーセン更にエヴァ・ピラッツイあたりが
合いそうですね。スピロコアの「しっかりした音」とは
硬い感じなのでしょうね。
たくさん種類があるので選ぶのに迷いますが、使用した方の
感想を伺うのも参考になります。
おっしゃる通り、いろいろ楽しみながら試して見ます。
では、さようなら。

投稿者:かめ     投稿日時:2005/05/22 14:17  ---196.107.130

チェロ引きにとって、弦の組み合わせはとても悩む項目のひとつです。

検索サイトにて「使用チェロ弦アンケート集計」と打ち込んで検索すると
そのものずばりのサイトに飛ぶことができます。
そのサイトも参考になるでしょう。

ソフトな感じが好きなのであればヘリコアやオブリガードもいいと思います。
また、楽器によってはシノクサなどもいいのではないかと思います。

ちなみに、私は最初のころ、A.Dにヤーガー、G,Cにクロムコアプラスを
使っていました。

ラーセンやエヴァピラッチはテンションも高めなので、初心者には
疲れてしまうかもしれません。同様に、タングステン巻きの線も
初心者にはお勧めしません。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/05/22 16:32  ---150.124.221

かめさん、ご返答ありがとうございます。

早速、ご指摘の検索サイトを開いて読みました。
「弦選びは永遠のテーマ」と表現されている方もおられるように、cello弾きさん達の
頭を悩ませる問題ですね。皆さん方の試行錯誤している体験談を読んで、私の
ように、最初から安いプリムの弦をバカの一つ覚えみたいに、長年弾いていたのが
恥ずかしいです。この弦はソフトで弾き易いですが、音量がないようですね。

弦の種類がたくさんあって、どれを選んでよいか皆目見当が付かないでいましたので、ご意見を頂きとても参考ななります。
かめさんの挙げてくださったヘリコアとオブリガートが私の好みに合うでしょうとの
ことですので、この二つも選択肢に入れることにします。一度にたくさんの弦を試す
のは容易ではありませんので、とりあえずお薦めのものから購入して試してみたいと
思います。。

アドバイスありがとうございました。

Q:肩当てゴムの交換について
投稿者:LEMON     投稿日時:2005/05/16 12:30  ---12.148.5

こんにちは。初心者の質問で申し訳ありませんが、肩当てのゴムの交換について教えてください。KUNの肩当てのゴムが劣化したため、ゴムだけ交換したのですが、こつがあるのでしょうか?何か潤滑剤を塗るととれやすくなりそうだし、少しずつ壊れないように押し込んだのですが、大変な労力と時間がかかり、手はゴムですれてひりひりしています。今度交換するのはずっと先ですが、こつがあれば今後のために教えていただけませんか?よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/16 14:15  ---102.19.87

いらっしゃいませ、

これはゴムを水につけてやってみてください。
意外と簡単にはまります。それでは!

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/16 15:22  ---102.19.87

水でもスムーズにいかない場合は薄い石鹸水をつけると非常に効果的です。

投稿者:LEMON     投稿日時:2005/05/16 20:07  ---14.109.106

水をつければ良かったのですね。バイオリンに関係する物には水分はいけないと思っていました。乾いてから使えば良いのですね。どうもありがとうございました。

投稿者:みおん     投稿日時:2005/05/16 23:12  ---186.18.19

水をつけるとゴムの中の水分が乾きにくいので、消毒用アルコール(無水エタノールなど)を使うといいですよ。

投稿者:LEMON     投稿日時:2005/05/18 09:32  ---97.104.246

みおんさん、ありがとうございます。確かにアルコールの方が乾きやすいかもしれないですね。ゴムとアルコールの組み合わせ?は考えたことがありませんでした。教えてもらってから取り替えれば良かった!

投稿者:りゅう     投稿日時:2005/05/19 13:09  ---.68.52

アルコールとは思いもつきませんでした。
でも本体に接触するところなので二スへの心配があります。
完全に乾くことが肝心と思います。
ちなみに私は、割り箸に通し、先から巻いた状態でクンの先へ移します。
2度ほどやりました。こつがわかるとこれもなお簡単です。
交換の仕方 なんて書いてあってもいいんですがね

投稿者:LEMON     投稿日時:2005/05/20 11:47  ---26.156.206

りゅうさま、ありがとうございます。

<割り箸に通し、先から巻いた状態でクンの先へ移します>

というのは、割り箸の上で、くるくると巻いて、それを戻しながらKUNの足に戻すということですか?ハイソックスをクルクルと足首の方に丸めるようなイメージでしょうか?

投稿者:りゅう     投稿日時:2005/05/20 22:04  ---131.1.153

LEMONさん
まさに丸めたハイソックスをつまさきからはかせる要領です。
ゴム管は丸めると反発力が強いのでしっかりおさえながら箸先までおろして
行くのがこつといえばこつです。
でもあのゴム、厚みがありすぎますよね。

投稿者:LEMON     投稿日時:2005/05/21 21:10  ---97.104.68

りゅうさま

 次に交換するのはいつのことか解らないので、やってみました。確かに割り箸の先まで持ってくるのはこつがいりますが、とても簡単に、しっかりと奥まではまりました。
 ゴムがクルッと回りながら一瞬でKUNの足に巻き込まれていくのは、ちょっと快感です。初めに会社で取り付けるときも、ひょっとしたらこのやり方なのかなあと思いながら、楽しくなりました。お答え頂いた皆様、ありがとうございました。