Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:チェロの弦の張り方
投稿者:7     投稿日時:2005/06/09 13:11  ---99.55.161

はじめまして

突然ですがチェロの弦の張り方についてお伺いします

チェロのA線なんですが張り方が悪いせいか
張っている最中に切れてしまいます(JARGER(Medium))
巻くときに弦が重ならないなどいろいろと気をつけてはいるんですが
何回も切れてしまい困っています

ちなみに以前はヴァイオリンを習っていたのですが
その時は張り替えている最中に切れることはありませんでした

こういう場合弦の張り方もそうですが弦本体も別のものに変えた方が良いのでしょうか

皆様のお考えの方 お聞かせください
よろしくお願い致します

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/09 14:17  ---102.19.184

いらっしゃいませ、

そもそも、チェロ弦はヴァイオリン弦よりはるかに強く、切れにくいものです。
切れる場合は何らかの問題があると思います。

一番よく切れるのがペグボックス内ですが、切れる場所はペグボックス内でしょうか?
この部分の糸枕と弦の摩擦が強いと、調弦をする時に糸枕から下の部分を張らないで、糸枕からペグまでの短い距離だけを張ることになり、この部分が切れる事があります。
私も恥ずかしながら一度この原因でチェロ弦を切ったことがあります。

今まで全然平気だったのに、弦の種類を変えた時などもこの現象が起こる事があります。
対処方法としては、糸枕の弦のあたる部分にロウソクをたっぷり塗ってすべりを良くしてください。殆どこの方法で解消できると思います。

上記以外の場所が切れると言う場合も、原因は弦よりも楽器にある場合が多いので一度専門家に見てもらう事をお勧めいたします。それでは!

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/06/09 15:41  ---169.200.17

 ヤーガーのA線は張り過ぎると割と簡単に切れるような気がします。小生も張替えのときに2本続けて切ったことがあります。 他の弦(と言ってもヘリコアとスピロしか知りませんが)ではそんなことはありませんでした。

投稿者:マイナー     投稿日時:2005/06/10 21:43  ---33.76.136

わたしも新作のチェロの弦が調弦中によく切れるので、工房で見てもらったところ、ナットの角度が急なためとのことで、ナットを交換してもらったことがあるので、一度見ていただいた方がいいのではないでしょうか。

ところで便乗質問ですが、そのとき職人さんに、G・Cの音が悪いという話をしたら、最近のスピロコアはできがよくないので、全弦ヤーガーにした方がよいといわれて、今はそうしているのですが、どうなんでしょうか。

Q:偽ラベルのチェロ
投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/07 17:31  ---2.146.153

こんにちは。
皆さんのお考えをお聞かせいただきたくて送信しました。あまり楽しい質問でなくてご免なさいね。

6年ほど前に140万円で買った1963年のフレンチチェロを持っています。先月、友人の紹介で購入店とは別の弦楽器店に調整を依頼しました。後日、その店主から「申しにくいことですが、このラベルは偽物で、古く見えるように作って貼ったものです」と言われ、大変ショックを受けました。「でも、良い音がでますね」と慰められはしましたが。

購入する時「鑑定書か保証書は付くのですか」との質問に、その店は「納品書と領収書をお渡しするので、それが当店で購入されたという証明になります」と言う事でした。早速その書類を取り出して見たところ、金額の下に「ただしチェロ代金として」と手書きしてあるだけで、製作者名はどこにも書いてありません。これを見て計画的だったことが判り「やられたー!」と認識を新たにし落胆しました。そのお店を信用していただけに、人間の醜い欲望にこれほど悲しい思いをさせられたのは、私の人生で始めてのことだけに、失望感も計り知れないのです!

以来、その楽器には触れる気が起こらず、ケースの中で眠ったままです。毎日偽物ラベルのことばかり考えて生活も楽しめません。いっそのこと、この贋作チェロは売り払って、今度こそは真作に間違いないものを購入しようかとも考えたりしています。損はしますがこれも人生勉強の授業料だと思って諦めるしかありません。

今後、二度と失敗しないために、素人でも購入する前にこれだけは心得ておくべきこと、確認すべきこと、実行してみるべきことなどの最低の予備知識についてお知らせいただけませんでしょうか。難しい問題とは思いますが、ヒントだけでもよろしいので、どうかよろしくお願いします。

投稿者:ゆうな     投稿日時:2005/06/07 18:00  ---109.16.130

その偽ラベルのチェロとやらの適正な価格が140万円ということはありませんか?この世には他者によって作られたラベルが貼られた楽器などいくらでも存在しますし、値段が適正であれば、それが偽者であることを特に説明しない楽器屋も結構あります。5万円の楽器にも「ストラディバリ」のラベルが貼られている時がありますが、店員は「この楽器のラベルは実は偽者で・・・云々」などという話をするでしょうか。
 まずはお買いになられたお店で確認するべきであると思います。明らかに値段が見合わなければ文句を言えればよろしいですし、適正な価格であればそれで納得すればよいと、私は思います。
 なお、本当に偽造ラベルなのかどうか、他の楽器店でも見ていただいたほうがいいと思いますよ。

投稿者:かんがぅ     投稿日時:2005/06/07 18:37  ---117.204.19

6年間そのチェロには満足されていたのでしょうか。

もしそうなのでしたら
「以来、その楽器には触れる気が起こらず、ケースの中で眠ったままです。」
という状態のその楽器はかわいそうな気がします。

値段の妥当性については、こちらでもよく議論されていますように非常に難しい問題もあるかもしれません。
それを別問題として、140万円の楽器として6年間満足して弾いてこられたという実績は、そのチェロは落胆生さんにとって十分な価値を持っていることを意味しないでしょうか。

ラベルは飾り、といったご見解もよく耳にします。ラベルだけで判断しては楽器がかわいそうな気もします。6年間気に入って弾いてこられてきたのなら、これからも可愛がって欲しい気がします。

私も真作かどうかわからない1959年製のチェロを持っていますが、仮に現時点でラベルが偽物とわかってもきっと可愛がり続けると思います。楽器の容姿や音を気に入って満足しているからです。

ところで落胆生さんは今回の購入店とは別の弦楽器店さんにラベルの真偽を尋ねられたのですか。もしそうでないのに偽ラベルと教えられたのなら、その楽器屋さんの行為は困ったものですね。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/07 21:11  ---2.146.153

ゆうなさん、かんがぅさん、早速のご返信有り難うございます。
お二人の心のこもったメッセージを読みまして、やっと冷静に考える余裕ができました。私にとっては晴天の霹靂のような宣告だったものですから、我ながら恥ずかしいぐらい落ち着きを失っていました。

もちろん、このチェロは6年間疑うことなく本物として愛用し、満足してきました。
140万円の価格も正当と考えていました。6年間私にこの上ない楽しみを与えてくれたことも事実です。それなのに、偽ラベルと言われたことに動転し、ケースに入れっぱなしにしたまま放置しておくなんて、なんという不人情者かと思われたことでしょう。
>これからも可愛がって欲しいと思います。
とのお言葉には胸が熱くなる思いです。早くケースから出して弾いてあげましょう。

「ラベルは飾り物」ということも聞いてはいましたが、いざ自分のことになると頭には浮かばないものです。楽器の「価値」とは、値段やラベルではなく、その楽器に対するオーナー自身の満足度にあることも、こんどのことで実感しました。そういうわけで、別なチェロに買い換えるなどとバカな考えは捨てて、これからもこのチェロを可愛がって行こうと思います。どうぞご安心ください。

このラベルは最初から本物と思っていたのですから、調整を依頼した店主にこちらからわざわざ尋ねたのではありません。向こうが勝手に話したことです。とんだトラブルメーカーですね。

私に冷静さを取り戻してくださった『ゆうなさん』『かんがぅ』さん、本当に有り難うございました。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/06/07 22:49  ---168.162.51

道具としての価値はどうなのでしょうか?
色々お買いになった楽器に近い価格の楽器を見て、長所、短所を冷静に判断した方がいいですね。
逆に別のお店は、自分に都合の良い部分しか話をしない可能性もあるので、そこから先の真作ならばどうとか、同じ価格帯の楽器ならこういう要素があってしかるべき、と言う話引き出すべきだと思います。
それでないと、真贋ばかりにとらわれて「道具」としてマトモなものを買うことも、ままならなくなります。
あなたがチェロで音楽をすることで、一番重要な要素は何なのでしょうか?楽器が本物であることですか?本質はそうではないはずなので、落ち着いて考えてみてください。
私の友人に「騙された!」が口癖で買い替えに沢山のロスを作った人がいます。そうならないでください。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/08 01:33  ---2.146.153

てつさん、コメント有り難うございます。

このたびは、予想もしていなかったことを、弦楽器専門の方から直接宣言され、他人事と思っていたことが、突然自分の身に降りかかった精神的打撃は、私にとっては大きいものでした。そのため一時的に冷静な判断を失いかけたことを恥ずかしく思います。

私はこよなくクラシック音楽を愛好するものとして、鑑賞するだけでは物足りず、実際に楽器を自分で演奏したいという願望により、チェロを選んだのです。学生時代から現在までチェロの練習・演奏に実に膨大な時間をかけてきました。時々次のように回想することがあります。

『これだけの時間を勉強や本職に費やしていたならば、今の境遇よりも遥かに「まし」な生活が出来ていたかもしれない』と。
しかしながら、そのことで後悔したことは一度もありませんし、かえって音楽によって充実した日々を送れていることを誇りに思い、感謝してさえいます。

ここまで書いてくれば、私のチェロに対する思いや、チェロを弾くことの意義は、説明するまでもなく、お分かりいただけると思います。真作の楽器を蒐集して楽しんでいる人たちとは目的は全然異なります。たとえその楽器が贋作であっても、ありきたりの表現ですが、愛器として掛け替えのないものであれば、それこそ自分にとって価値あるものとなるでしょうから。

ご友人のように、いたずらに楽器店をめぐり「騙されたあ!」が口癖にならないように慎みます。

どうも有り難うございました。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/06/08 08:23  ---123.159.74

う〜ん、というか。。。
気持ちは、十分に伝わってきます。
しかし音、音楽を伝える道具として具体的にどういう要素が必要かを整理することをお奨めしたいですね。
そうすることで、楽器に必要な構造等が見えてくるので、今の楽器が必要な要素を持っているならば、使い続けることができますね。
その辺の説明をぼやかしたまま、真贋云々と言う話だけで買い物をしようとすると、「騙された!」になってしまいます。
結局、みんな欲をかくのですから、いろんな要素を持ち合わせた予算の中で得ようとしてしまいます。
だからこそ、整理してもらいたいですね。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/06/08 08:45  ---44.157.252

こんにちは。

ちょっとぶり返すようで申し訳ないのですが、、

落胆性さんの怒りはやはり、おさまらないと思います。ワタシも以前、表面板だけを交換したと思われるギターを買ってしまって、店に言ったのですが取り合ってもらえませんでした(70万ぐらいの楽器です)。その楽器はすぐに売り飛ばしました。

一応、領収書と楽器を持っていって店の責任者とお話しをするのはいかがでしょうか。あまり、冷たい態度はとられた場合は、訴訟を起こしてもいいと思いますよ。職人さんが協力してくれるかどうかがちょっと問題になりますが、、あと、裁判になるとかなり体力が必要かと思います。

ガマンできる金額ってものがありますよね。〜ラベルだから30万で買ったけど、音がいいから、まあいいかって、そんなレベルの金額ではないですから。ガマンできる人って、140万ぐらい大した金額じゃないと考えている人だと思いますよ。

業界でこうことが起こらないようにちょっと提案があるのですが、

高価な金額のバイオリンやチェロを売買する場合、お店側が客に楽器について説明することを義務付けるという法律を作ったらどうでしょう。

不動産も確か、売買契約時に資格を持った人が不動産について説明する義務があったと思います。売買何とか、って書類をみながら説明するはずですよね。

チェロやバイオリンを売るときに、楽器店が真贋についてどう判断したか、音の評価、その他、についてきちんと説明するんですよ。そうすれば、客も納得して購入できるんじゃないでしょうか。たとえば、「弊社としては、本物と考えにくいが、音がいいので販売金額をいくらにしました」とか、「文献や証明書から、本物と判断して、この販売価格にました」とかを書類に記載して(もちろん、本物の場合はその根拠を記載する)、客に説明をすればいいと思うんですよね。そうすれば、楽器店もやたら高い金額を付けなくなると思うんですよね。

>今後、二度と失敗しないために、素人でも購入する前に〜

これもむずかしい問題のようですね。新作でさえ、あやしい楽器がありそうです。どうも、楽器店の仕入先とかにあやしい業者がいそうですね。もう、そうなると、製作者が楽器と一緒に写ってる写真付きじゃないと、本当に信用できないかもしれません、、

それにしても、なんとも不思議な業界ですね。

投稿者:QB     投稿日時:2005/06/08 09:43  ---175.176.2

>「鑑定書か保証書は付くのですか」との質問に、その店は「納品書と領収書をお渡しするので、それが当店で購入されたという証明になります」と言う事でした。

この一文に収斂されると思いますが、、、
「鑑定書か保証書」        を求めたのに対して。
「当店で購入されたという証明」  と説明されているわけでこの時点でかみ合ってないですよね?
また
「ただしチェロ代金として」    と書かれた納品書を渡された時点で指摘していなかったのですから、、、

事実誤認か、齟齬か、勝手に自分に都合の良い解釈か、、、これはもう当事者同士でしか分かりません。

きつい内容かもしれませんが、、、

でも、考え方変えると、楽器は気に入ってらっしゃるから問題ないし、次楽器を買うときにはさらに賢くなっているわけで、、、 結果オーライと思ってもいいかなと。。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/06/08 11:46  ---169.200.17

 不思議なのは、もし本当に偽物だとしても「1963年製」なんて随分中途半端な内容にしたものですね。
 100〜200万クラスの楽器が製作後30〜40年で商品価値が上がるとは考えにくいです(著名な作家の若い頃の作品、とかいった特殊事情があれば別ですが)。なんでわざわざそんなもの貼ったのか?  よくある話なんでしょうか?
 また、そのラベルを偽者と見破った(?)根拠もよく判りませんね。

 ちなみに、健康状態のいい、よく鳴るチェロ(多分、30〜40万円の量産品との差は歴然でしょう。)が140万円で買えたなら決して悪い買い物ではなかったと思います。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/08 23:41  ---150.124.61

みなさん、こんばんは。
このたびの私の「偽ラベルのチェロ」の投稿の趣旨は「今後このような失敗を繰り返さないための最低限のアドバイスを教えてください」というものでした。これに対して慰め、激励、質問、疑問、お叱り(?)、その他様々の広い視点からのアドバイスを送信して頂き本当に有り難うございます。

おかげ様で、沢山の有益な事柄をを知り、また考えさせられることが多く、自分の心の整理をすることが出来ました。今後の私の音楽人生にとって、素晴らしい贈り物を頂いたと心から喜んでおります。

最後に、後半の3名の方から頂いたコメントにお答えいたします。

ギター弾きさん:【店の方と話し合って・・あまり冷たい態度の場合は訴訟を・・】とのご提案ですが、金額と店のハンコだけしかない領収書を提示しても、事態が良い方向に進展するものでしょうか。私には労多くして得るものは少ないように思えるのです。すでに偽ラベルのチェロだとしても、価値ある楽器として弾き続けて行こうと決心したことでもあり、これ以上の心労を上乗せしたくはないのです。せっかくのご提案なのにすみません

QBさん:納品書と領収書だけを渡されて、それ以上の追求をしなかったのは、私の全くの無知からにほかなりません。この業界ではそういうものとの認識しかなかったのです。【・・次楽器を買うときにはさらに賢くなっているわけで・・】・・・おかげ様でその通りになりました。

セロ轢きGoshさん:【・・偽物だとしても「1963年製」なんて随分中途半端な容・・】の「中途半端」とはどういう意味なのか良く解らないのですが。
最後の【健康状態のいい、よく鳴るチェロ(略)が140万円で買えたなら決して悪い買い物ではなかっと思います。】との事なので、ホット胸を撫で下ろしています。有り難うございました。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/06/09 13:28  ---169.200.17

蛇足ですが、「中途半端」について:

 小生なんかもごく最近まで「弦楽器は古けりゃ古いほど良い」と思っていました。ですから、そういう人を相手に、「オールド」として箔を付けて高く売りたいのであれば1900年以前の年号を書きそうなものだが? と思いました。
 1963年製といえば小生から見れば同世代であり、それだけでは特段のありがたみは感じない、と言うことです。

(若い人から見れば、1960年代というのは充分に大昔なのかも知れませんが)

投稿者:かわせみ     投稿日時:2005/06/09 13:54  ---71.57.115

このあたりの製作年代は「モダン」か「新作の古いもの」なのではないでしょうか。
これはイタリア人の製作者かなにかのラベルがあるけど、じつはイタリア製ではなかった、というような問題なのでしょうか。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/09 21:26  ---108.87.56

セロ轢きGoshさん:
「中途半端」とはそういう意味でしたか。偽ラベル作者の心理を勘ぐるようですが、名前を騙られた製作者ご本人は1963年にはご存命で、ミレクールで製作に励んでおられた年代に相当することが、年譜を調べて判りました。このラベルが本当に偽物だとすれば、曲者だけあって抜け目のないことをやるもんだなぁと妙に感心(?)しています。

かわせみさん:
始めまして。ご提示の例は、贋作の話ですので、あくまで想像ですが、そういうこともあるでしょうとしか、言いようがないですね。別に考えると、イタリアの楽器に同じイタリア人が偽ラベルを貼るということもあるでしょうね。問題が「ニセモノ」だけに判定できる資料や根拠は何も持ち合わせていません。不十分な答えですいませんです。
なお、このQ&Aの過去ラグ一覧で「偽ラベル」のキーワードで検索すると、幾つかの情報が得られますよ。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/09 21:40  ---108.87.56

大変失礼な誤りをしてしまいました。

 ◎脱字:「セロ轢きのGoshさん」の「の」が抜けました。お許しください。

 ◎誤字:「過去ラグ一覧」→(過去ログ一覧」

投稿者:masa     投稿日時:2005/06/09 22:45  ---166.4.134

落胆生さんの投稿を読ませてもらって感じたことをひとつ。自分もチェロを弾いているものですが実は自分の楽器はれっきとした偽物です。いやイミテーションですがそれを承知で購入し
使っています。用は自分がその音に満足できれば例え偽者だろうとコピーだろうと私は一向に
かまわないと思っています。自分の様な素人に名器など手に入ることもないし、また出来ませんので。しかし落胆生さんの気持は分からなくもないですが、ラベルの真偽が音楽を作り出す
のではないとおもいます。6年間大事に育てた子が、実は血が繋がっていなかったから縁を切るというのはどうでしょうか、その間十分にいい音で我が子として満足していたのだからそれでいいのでは。でないと楽器があまりにもかわいそうですよ。例え偽物であったとしても楽器
としての機能に問題がなく、いい音がでればそれでいいと私は思いますが・・・。

投稿者:落坦生     投稿日時:2005/06/10 00:41  ---108.87.56

masaさん。

お便り有り難うございます。全く御説のとおりで、返す言葉もありません。
私の場合は、6年の間、まさか偽物のラベルとは夢にも思っていなかっただけに、それを知らされた時のショックは大きなものでした。

思い余ってこのサイトに投稿しましたところ、多くの方々から好意溢れるご助言、ご忠言を頂き、ようやく本来の楽器に対する思いやりの気持ちを取り戻すことができました。その心境の変化の過程は、これまでの私の数回に渉るコメントの内容をお読みくだされば、お分かりいただけると思います。

こうして、本来の自分を取り戻し、自分の考えの過ちに気付くことができました。落胆のあまり、いっそのこと手放してしまおうかなどと、浅はかなことを考えた自分が愚かでした。masaさんのほかにも、やはり「チェロが可哀想だ」とのご意見をいただきました。

昨日あたりから、愛器を取り出し弾いております。6年間弾き続けてきた楽器です。どうして売り払ったりできるでしょうか。このチェロに関する限り「贋作」の二文字は私の頭から消し去り、これからも今までどうり、いや、今まで以上に可愛がってあげたいと思っています。どうぞご安心ください。

今回のことで、人の人情の厚さ、尊さをしみじみと感じました。心から御礼申し上げます。本当に有り難うございました。

最後に、この「ストラッドQ&A」の存在の意義を高く評価させて頂き、感謝の意を表します。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/06/10 06:40  ---44.159.32

こんにちは。

ワタシの前の書き込みですが、少し興奮してしまい、失礼なことを書いてしまいました。申し訳ありません。

よく考えてみれば、6年弾いていても飽きのこない楽器ということは、かなり音がいいんでしょうね。一生の間に、なかなかそういう楽器に巡り合うチャンスはないかもしれませんよね。ワタシは今のギターに巡り合うまで、25年もかかりました。何度、買い替えたことでしょう。

本人が実際に作った楽器が必ずしもいいとは限らないですしね。

ちょっと気になったのですが、中途半端な年代ということで、もしかしたら、本物で、何かの事情でラベルを作りなおす必要があった、とかそういうことは考えられませんでしょうか?

また、オリジナルの制作者が途中でラベルの形式や書体を変えたとか、何かそういうことは考えられないんでしょうか? 一度、調整を依頼した店にもう一度行って、この楽器のラベルが本物の楽器のラベルとどこが違うのか聞いたみたほうがいいかもしれませんね。

ラベルを作った人は、100年以上前の楽器のラベルを貼ったほうが高く売れると考えるはずですが、なぜこの製作者を選んだかということですね。100年以上も前のものにするには、状態が良すぎたんでしょうか? あと、フランス製ということですが、楽器にフランス製の特徴があったのでしょうか?

何かミステリアスですね。

でも、落坦生さんがケースから楽器を取り出して、弾かれているということで、ワタシのほうも安心しました。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/10 15:44  ---220.103.180

ギター弾きさん、こんにちは。

いいえ、決して失礼なことはありません。ご親切に感謝します。
このチェロの偽ラベルに関してですが、相手の人間が全く見えないことなので、憶測で考えるほかありません。これでは結論が出てくることはないですよね。本当に厄介なもんです。

話は別ですが、ギター弾きさんの主張していらした法律論で、思い出したことがあります。昨年,不要な絵画を売ろうと思い、銀座の画廊に買取りを頼んだところ、法律が変わっていて、真作の鑑定書がないと売買されなくなったと言うのです。それには日本美術協会(確かそういう名称だったと記憶しています)に絵を持ち込んで、権威ある複数の先生方によって鑑定してもらうのだそうです。法人の事業として行われているので、そんなに高額な料金ではありません。すべて画商が代行してくれましたが、真作と鑑定されて代金を頂くまで、約一ヶ月かかりました。

確かに面倒で、すぐにお金は入りませんが、これで売る側も買う側も異存なく取引できました。この絵が画廊に飾られる時には、画商側も堂々と鑑定書を添えて販売価格を明示できるし、更に買う方も安心して購入できると言うシステムです。

美術の世界のことが、すぐ弦楽器に適用と言うわけには行かないことは判りますが、「ラベルは飾り物」とか「偽楽器は星の数ほどある」などと言っているだけでは、何時までたっても進歩、改善にはならないと思います。業界に明朗で適正な新風を吹き込むためにも、考えていかなければならない命題ではないかと思います。

ギター弾きさん、如何でしょうか?

投稿者:samson     投稿日時:2005/06/10 15:46  ---52.20.164

こんにちは
落胆生さんのお気持ちも整理されたようですし、出るべき意見も十分に出た様子なので、今更と思いましたが、私の経験を述べさせて下さい。
私の持っているモダンイタリー(多分)のヴァイオリンについて、ある工房で「本物では無いのでは?」と言われ、気落ちしたことがあります。その後10件近くの工房で楽器を見ていただいたところ、賛否半々で、結局よく分かりませんでした。途中で段々ばからしくなり、楽器の真贋について考えることは止めました。それぞれの工房で同クラスの楽器を見せてもらいましたが、自分の楽器が音的にも、見た目にも一番良いと思ったのが大きな理由です。もちろん弾き慣れているからと言うことはあると思いますが。
私なりの結論は、「本物ではないとしても、同じくらいのレベルの製作者のものであろう」です。
工房で見てもらった中で、一つ面白い意見がありました。「楽器は間違いなく本物です。ただし、ラベルは本物かどうか分かりません。このメーカーのこういうラベルは、見たことがありません」というものです。
ギター弾きさんのコメントに関連していることなので、あえて書かせてもらいました。
楽器は本物だけれど、ラベルは偽物。と言うこともあるのかも知れませんね。
気に入った楽器は大事ですよね。誰がなんと言おうと、本人が気に入るということが一番だと思います。
今でも、私は件のモダンイタリー(多分)を、弾いています。ちなみに、鑑定書はありません。

投稿者:samson     投稿日時:2005/06/10 16:16  ---52.20.164

落胆生さん今日は
美術品の鑑定制度のお話、興味深く読ませていただきました。
弦楽器にも同じようなものが有れば確かに有り難いですね。

ところで、美術品の鑑定機関というのは、日本美術鑑定協会のことでしょうか?

財団法人日本美術協会は、賞を出したり、展覧会を開催したりするところで、鑑定はしていなかったように思うのですが。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/10 17:36  ---220.103.180

samsonさん、こんにちは。

ご親切、かつ興味あるコメントを有り難うございます。
同じようなご経験をお持ちなのですね。
>途中で段々ばからしくなり、楽器の真贋について考えることは止めました。
とのこと、いつまでもくよくよしていても仕様がないですものね。私も値段相応の楽器で、満足しているんだから、いいんだという考えに落ち着きました。

それにしても、【楽器は本物でも、ラベルは偽物かもしれない】なんてこともあるのでしょうか。全く奇妙と言うほかありませんね。

つぎに、美術品の鑑定機関の件ですが、今、電話でその画廊と連絡を取りましたところ、【絵の作者によっても違いがあるが、私の絵の場合は「東京美術クラブ」という所で鑑定したそうです。ここは日本で最も多くの絵を鑑定している団体ですが、他にも幾つかある】とのことでした。うろ覚えの間違った協会名をお知らせしてしまい、申し訳ありません。

投稿者:らん     投稿日時:2005/06/10 19:51  ---102.141.118

今更ですが、同じ経験をしました。
ある工房に私のイタリーモダンを修理に持って行ったら、「これいくらだった?」と聞かれ、値段を答えたら、「そうですか、本物だったらうん千万なのにね、でも、いい買い物をしたんじゃないですか?」と言われました。
その理由が、本物だったらわたしが買った値段であるわけがない、というものでした。もう少し、プロらしい説明がされたら、素直に納得してたかも。
そのような理由で(大して楽器も観ないで)偽物といった楽器商のおじさんは、アドバイスのつもりでしょうが、私を傷付けたことを多分知りません。
第1、真贋を相談に行った訳ではないのに。
正直、その人嫌いになりました。

その後、自分の中で一生懸命昇華して、皆さんのような 気に入っているんだからいいじゃないですか、に落ち着いておりますが。少し時間かかりましたよ。

投稿者:落胆生     投稿日時:2005/06/10 21:03  ---220.103.180

らんさん、こんばんは。

やはり、同じような体験をされたのですか。世の中には頼みもしないのに余計なことを言って、人の心を傷つける人がいるもんなんですね(ほんの一部の人でしょうが)。
確かにアドバイスのつもりで、悪気はなかったのかもしれませんがね・・・。

>自分の中で一生懸命昇華して、皆さんのような 気に入っているんだからいいじゃないですか、に落ち着いておりますが。少し時間がかかりましたよ。
と言われているように、そこまで自分を納得させるまでの葛藤は、同じ経験をした者として、良く理解できます。良く頑張りましたね。立派です。

それにしても、真作なら「うん千万円」もするというのに、コピーともなんとも記入されてないラベルもあるのですね。

この“事件”を機に随分と色々勉強させていただきました。
有り難うございました。

Q:はじめまして!
投稿者:タンタン     投稿日時:2005/06/06 21:39  ---251.25.150

以前フランスでチェロを始めたくて、個人から中古のチェロを購入しました。
事情があってレッスンもほとんどできなかったので、チェロに対する知識も
超初心者レベルです。
ラベルには「Josef Kliment reparavit Brunensis anno 1893」と
あります。これはどこの国のものなんでしょうか?
また、これは量産品になるのですか?
安くしていただいて、円に換算して30万ちょっとで買いましたが、
譲ってくれた方は本当は45万くらいで売りたかったそうです。
値段的にはどれくらいのものなんでしょうか?

投稿者:タンタン     投稿日時:2005/06/06 22:08  ---251.25.150

年代の部分なんですけど・・93の部分はマジックで上から書かれていました。
これはあまり気にする必要はないのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/07 15:32  ---227.148.240

いらっしゃいませ、Klimentさんというのは2人いますがJosefさんというのはいませんでした。
年代的に合うKlimentさんはJohannです。
Worked at Trebitsch,18581851; and Brunn,1868.Died 1897
プリントしたラベルにペンでサインが書いてある。
とあります。それでは!

投稿者:タンタン     投稿日時:2005/06/08 00:07  ---6.140.113

早速のご回答どうもありがとうございました。

投稿者:cello-fan     投稿日時:2005/06/08 00:19  ---110.154.239

私の本(Jalovec)にはこうあります。
Kliment, Josef; Bruno(Brunn), 1865-1920
Nephew and pupil of Jakub (Jacob) Kliment,
successor of Bernhard Wurzelhofer in 1865
どうやらストラッド店員さんのいわれたJosef さんのお父さん(Jakub)の甥
のようですね。
チェコのブルノの人らしいです。

投稿者:タンタン     投稿日時:2005/06/08 20:22  ---228.212.78

わざわざどうもありがとうございます!
ということは、これはいわゆる工房作品というものですか?
量産品とは違うのですよね?
すみません・・初心者なもので

投稿者:cello-fan     投稿日時:2005/06/10 00:06  ---110.154.239

私の本にはほとんど記述がないので良くわかりませんが、
父親のJacobは良いヴァイオリン作りだったようです。
息子、甥の代には工房は持っていたのでしょうが、自身での製作は
ほとんどやってなかったのではないでしょうか。

量産品と工房製の線引きはあいまいです。
少なくともこの時代、機械による量産はやっていなかったにしろ、
工房でも分業が盛んになって、スクロールだけあるいは表板だけを
作る人がいて、最後に組み立てるということを広くやっていました。
これを量産品と言うか工房製と言うか、難しいところです。

特にドイツ・チェコ・フランスにはこのような工房が多数ありました。
コツコツ1つずつ作るより儲かったのでしょう。
他の方の質問にあった、Laberte-Humbertもこのような工房です。

私の考えではあまりこういうことにこだわらず、自分の気に入った楽器で
あれば良いのではないかということです。

投稿者:タンタン     投稿日時:2005/06/10 01:26  ---0.120.44

度々丁寧なご説明どうもありがとうございました。
cello-fanさんのおっしゃるとおりだと思います。
このチェロは記念すべき私のファーストチェロなので、
これからも大事につきあっていきたいと思います。
ありがとうございました!

Q:Wilhelm Duererという製作者?
投稿者:名無しの笛吹きの踊り     投稿日時:2005/06/05 17:55  ---147.96.100

以前ここで質問させていただきましたSHUNです。
皆さんのおかげか、とても良い音色の楽器にめぐり合えました。
f字孔を覗きこむと 
Wilhelm Duerer Fecit   
Eisleben anno1902
とあります。
 
外見的特徴として、
黒く縁取りされ、丁寧な造りのスクロール
やけに細くエッジ1mmほどのところに有るパーフリング
スタイナー型のf字孔
茶系のニス
といったところです。

決して悪い楽器じゃなさそうですが、この製作者に付いて教えてください。

投稿者:名無しの笛吹きの踊り     投稿日時:2005/06/05 17:56  ---147.96.100

*この板ではSHUNじゃなかったです。*

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/07 15:24  ---227.148.240

いらっしゃいませ、

製作者辞典に名前を見つけました。
非常に短い文なのでそのまま書きます。
Worked in Eisleben(Saxony)1900−1930 Ordinary commercial products.

それでは!

投稿者:名無しの笛吹きの踊り     投稿日時:2005/06/09 22:49  ---136.190.11

ありがとうございます。
>>Ordinary commercial products
ordinary ふつうの
commercial 市販用の
products 製品

という訳になるのですかね。

それはともかく、ありがとうございました。

Q:楽器の調整について
投稿者:marie     投稿日時:2005/06/07 04:33  ---187.234.28

みなさん、こんにちは。
先日、バイオリンをメンテナンスに出したところ、
ペグ調整と駒の調整がされて戻ってきました。
(予算が限られていたので最低限の事だけだと思います)
楽器を見ると、駒のE線が食い込んでいたところに
ガムテープみたいなものが貼ってありました。
ペグは弦を通す穴が以前とは違う場所に開けられているようで
部分的につやがちがうところがあり、楽器本体から少し突き出ています。
楽器にどのような手が加えられたのでしょうか?
ガムテープに似たものが何なのかも知りたいです。
どうぞよろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員その2     投稿日時:2005/06/07 09:18  ---104.202.41

おはようございます。文章だけでの推測ですが、この職人さんは、お客様のリクエスト
に最大限答えようとしていると思います。低予算での手間賃でどうやったら良いかを考えた上での行為と思いますが、本人に聞かないでここで聞くという点では少なからず疑念を抱いているいう点で職人さんの思いが伝わっていないのが残念です。
ガムテープのようなものは、E線が食い込むことを避ける為の皮はりです。
ペグは、すりあわせをしたためもちろん内部に食い込みます。それで穴の位置が
変わる為、穴を開け直して調弦をしやすくしているのだと推測します。

ご自分で判断して信用して仕事を任せたのですから、その人にまづ聞いてみるのが一番だと思います。

投稿者:QB     投稿日時:2005/06/07 09:20  ---175.176.2

おそらく、、、
ペグはブッシングされています(一旦穴埋めして、再度適切な位置と大きさに穴を開けています)
駒はガムテープみたいなのは、ブリッジパーチメントといって、動物の皮(牛・羊等)をE線が駒に食い込んで弦高が変わってしまったりしないように貼り付けています

投稿者:QB     投稿日時:2005/06/07 09:22  ---175.176.2

あ、入れ違いで店員さまが書き込まれましたね。。。スイマセン私の直前の書き込み消していただいてよろしいかと思います。

投稿者:marie     投稿日時:2005/06/07 10:14  ---187.234.28

みなさん、ご親切にご回答いただいてありがとうございます。
メンテナンスをお願いしたのが工房ではなくて大手の楽器店だったので
職人さんと直接お話をすることができませんでした。
お店でも詳しい説明はなかったので楽器にどんなことをしたのか知りたかったのです。
決して職人さんに不信感を憶えているわけではありません。
(もどってきた楽器は響きが良くなって、さすがにプロの手が入ると
違うなあと感動してしまいました)
重ねての質問になりますが、弦を通す穴が以前は先端のほうにあったものが
元のほうに開けられているのはペグを左右入れ替えたということでしょうか?
そうであればどういった理由でそのようなことをするのでしょうか?

投稿者:QB     投稿日時:2005/06/07 10:48  ---175.176.2

私、勘違いしておりました。ブッシングじゃないです。ペグにあいている弦を通す穴のことだったんですね?
以前より突き出ているのであれば、ペグを鉛筆削りみたいなもので削ったと思われます。
そうすると、今までより深く糸巻きに差し込まれますので、元々あいていた穴は糸箱の壁に近くなってしまいますので、、それでペグの元の方(つまむほう)にあけなおしたんじゃないでしょうか?

なぜペグシェーパーでペグを削ったのは、想像するにペグが糸箱から飛び出しすぎていた(三味線のペグ?のように)のかなとも思いますが、、、お店に聞いていただいたほうがいいと思います。

Q:Matinelli
投稿者:四時半     投稿日時:2005/06/05 04:42  ---110.212.3

私が以前使っていた楽器の制作者について教えて下さい。
J.B.Matinelli
1900年前後の制作
アメリカに住んでいたイタリア人
以上の事は購入した楽器屋に聞き分かっているのですが、この楽器屋がすでになくなってしまっていてそれ以上詳しい事は分かりません。
知っている方がいらっしゃったらよろしくお願い致します。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/06 16:05  ---227.148.240

いらっしゃいませ、J.B.Matinelli調べてみましたがわかりませんでした。すいません。
どなたか解る方いらっしゃいましたら情報宜しくお願いいたします。それでは!

Q:WARCHALの弦の色を教えてください
投稿者:ぽぽ     投稿日時:2005/06/05 21:02  ---5.168.22

はじめまして。
いつも拝見しているばかりで初めて投稿します。
ヴァイオリンでWARCHALの評判が良いようなので試しにと思い、いまnefritという弦をつけていたのですが
D線をつけようとした時、
「あれ、これG線より太いんじゃないか?」という気がして悩んでいます。
袋から出すさい確認しながらやってますが、ルーペで見ても同じようで光の反射のせいかなとも思うのですが、実際に使用している方がいらしたら色をお教え願えないでしょうか。
いまはG・D・A・Eがそれぞれ赤・緑・青・黄となっています。
よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/06 12:48  ---227.148.240

いらっしゃいませ、

在庫品で確認いたしました。nefritのD線は、間違いなく緑です。
ご安心して使用してください。それでは!

Q:教えてください
投稿者:今泉 徹     投稿日時:2005/06/05 22:47  ---139.136.119

zhang ann(張安)という方のバイオリン(中国製 35万円で購入)を使っていますが、その製作者についてご存知の片はいらっしゃりましたら教えていただきたいのですが。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/06/05 23:56  ---6.35.181

前回のクレモナ・トリエンナーレの楽器製作コンクールで、ビオラ部門で入賞、ヴァイオリン部門で4位になった中国人製作者が、zhang an といいます。
http://www.interq.or.jp/gold/akiravln/cremona_inf37.htm
anなのかannなのか、また漢字で張安という字かどうかは知りません。

また、Yahooのオークションにはその製作者のヴィオラがずっと出品されています。

有用な情報でないかもしれませんが、ご参考まで。

Q:楽器メーカー?
投稿者:かよこ     投稿日時:2005/06/04 00:52  ---.224.63

40万くらいで楽器をさがしていて、楽器店で「Klaus Schlegel」っていうメーカーのとヘフナーの楽器を見せてもらいました。ヘフナーは私でも知っていますが、もう一方はあまり聞いたことがなく、でもヘフナーの楽器よりよく鳴る気がして気になっていて購入を考えていますが、このメーカーについて少し知りたいと思いました。もし分かれば教えてください。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/06/05 02:25  ---161.168.120

こんばんは。

Klaus Schlegel(クラウス・シュレーゲル)は1910年生まれ。ドイツの伝統的な楽器製作地であるMarkneukirchen(マルクノイキルヘン)で、手工品の美しいバイオリン、ビオラ、チェロを製作。

Geigenbaumeister(ガイゲンバウマイスター:親方)の国家的資格を持つ。(ラベルに
この資格名が記入されていませんか?)
現在は息子のFrank Schlegel が Erbach(エルバLッハ)で継承している。

なお、ご参考までに、国内では SK弦楽器店で1937年作のVnが63万円でカタログに出ています。
お値段は同じ作家のものでも幅がありますので、あまりこだわらない方が良いでしょう。
もう一つの Karl Höfnerも知名度があり良いとは思いますが、かよこさんがSchlegelの方が鳴りが良くて気に入ったのであれば、それを選んだ方が後悔しないと思いますが
いかがでしょう?

(註)Schlegelの生年を1910年と書きましたが、原文のドイツ語の文字が小さくて10の方の1がはっきりと読めません。間違っていたらご免なさい。 

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/06/05 02:34  ---161.168.120

訂正します。

Erbach(エルバLッハ)(誤)→(エルバッハ)(正)

Q:左指のねかせかたを教えて下さい。
投稿者:かよかよ     投稿日時:2005/05/30 17:45  ---170.236.45

私は、小・中学校オケ、市民オケとヴァイオリンに触ってきた年数だけは、既に23年にもなるのですが、ずっと自己流でヴァイオリンを弾いてきました。昨年の7月より初めて、ヴァイオリンの先生についてレッスンをはじめた者です。レッスンをはじめる前までは、左指の人差し指の付け根をネックにつけることさえ知りませんでした。最近の課題の1つとして、指を立て過ぎない。もっとねかせた方が、太い音が出る。と先生に言われるのですが、ねかせかたがよく分かりません。親指をネックからそうとう突き出るくらいに左手をかまえると、指はだいぶねますが、肘が外へといってしまうし弾きにくい。先生は、親指の位置はあまり変わらないと言われますが、私にはどうしたら良いものか・・・。また、親指の付け根辺りも、もっと楽にして。左手はなるべく楽に楽に・・・。と言われるのですが、力の抜き方がわかりません。どなたか、お教え下さい。

投稿者:とらを     投稿日時:2005/06/01 11:14  ---100.19.253

ご質問の「指を寝かせると親指が突き出る。肘も外に行ってしまう」から判断すると、手首を意識的に廻転させ、手の平がネックに平行になるような構え方をされているのではないでしょうか? (指の股を広げないと指が置けない)

もしそのような構え方をされているのでしたら。
例外を除いて、基本的には、楽器を構えたとき、手の平は目視したときに直面する形を維持する必要があります。

例えば、目の前で手の平をパッと開いて、そのまま楽器を構えます。
(ここで、手首をひねって手の平の角度を変えないこと)
その状態をできるだけ維持したまま、指板に1から4の指を置いていきます。
(指の曲げる角度を調節して、位置を取ります)
そのようにして指を置くと、指の方向が弦と平行に近づくような角度になると思います。(丁度、自分の目に向かって指先を向けるような角度)

以上のスタイルなら、指を寝かせようとしても、親指、肘の動きには影響しないはずです。

手首に力を入れて意識的に廻転させて弾こうとすると、指の緊張が起こり思うように動かなくなります。さらに、指が弦と直角に近くなるので、指の股を開く必要が生じ、これも指の緊張を引き起こします。

親指についても、既述の手の平をパッと広げた状態から力を抜いた状態の親指の形を意識して弾くように心がけることです。(ポジション移動練習などで)

上記2点を実行しようとすると、指の短い人は肘が相当内側に入らないと出来なくなるはずですが、手首から先の力を抜くことが目的なので、それを維持するために肩に力を入れ肘を入れる動作は仕方ないと思います。

まとめますと。(あくまでも基本であって、絶対ではない)
1,手首から先に無駄な力を入れない。
  手の平はできるだけ目線と直面するように。
  (肩肘を駆使して、正しい指の置き方を維持する)

2,指を置いたときに指の股を開かない。
  (指の折り曲げ方で調節する)

あと、うまく脱力できないのは、あご当てと肩当ての問題があるかも知れませんね。このあたりになってくると、先生に相談された方がいいと思います。

見当外れでしたら悪しからず。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/06/01 14:34  ---223.116.9

より良い演奏を目指して、先生に付かれたのですよね。このような質問に答えてくれるために、先生はいる(要る・存在する)ようなものです。長年バイオリンを弾いてこられたとのことですから、基本的なことを尋ねるのは気が引けるのかもしれませんが、遠慮して聞きたいことを聞かないなら、レッスンの価値は半減すると思います。

文章で回答をもらって理解できるなら、レッスン本を買って読めば足りることになります。問題のある弾き方、理想的な弾き方を実演し、生徒の問題点を明らかにして、改善方法を提案するのは教師の勤めです。生徒の勤め? は、「なぜ?」、「どうやって?」を連発することだと私は思っています。理解し、できるようになるまで、何度でも繰り返して、先生に質問することです。先生がいらっしゃるのに、その先生の指摘について、ここで質問するのは、実にもったいないことだと思います。

投稿者:亜麻亭     投稿日時:2005/06/01 22:54  ---161.169.72

かよかよさんの質問を読みましたが、文章だけでは中々要点が把握できません。
とらをさんも懸命にお答えされていますが、最後に「的外れでしたら悪しからず」と
断っておられますよね。
習っている先生は、自分で実際にバイオリンを持って、問題点をデモして見せてくれないのですか?

私は過去に中・高生の何人かに教えたことがあります。初めは、私自身がバイオリンを顎で押さえ、左手をネックに添え、1〜4指の指板上での置き方などを、すべて実際にやって見せて、生徒に何回も「まね」をさせました。このようにして大した苦労もせずに習得させていたものです。

バロバロさんも、「・・理想的な弾き方を実演し(ココガ大事!)・・改善方法を提案するのが教師の務めです」と述べておられますよね。判らないことは遠慮せずに思い切って質問し、必要あれば実演して見せてもらうようにされてはどうですか。

次に、20年以上もバイオリンをやってこられた方に大変失礼な質問ですが、バイオリンを顎と肩で挟んだままで、左手を離してもバイオリンをほぼ水平に保つことができますか。これができないと、ネックを左手で支えるため余計な力が入り、楽に楽に」と言われても力が抜けないのではないかと思います。違っていたらご免なさい。

最後に、参考になることを付け加えます。テレビで名バイオリニストの演奏をたくさんご覧になることをお勧めします。ただ眺めているだけではなくて、テレビの前に自分のバイオリンを持ち出して、その演奏家の姿勢、楽器の顎での支え方、左手・指の置き方・動かし方、ボーイングなど、たびたびアップで映し出されますから、それを真似てやってみることです。納得することが多いと思いますよ。

「百聞は一見に如かず」ですので、早く会得するように努力してみて下さいね。

投稿者:かよかよ     投稿日時:2005/06/04 13:53  ---170.236.45

とらをさん、バロバロさん、亜麻亭さん、貴重なご意見有難うございました。
さて、楽器を構えた時、手の平が直面する・・・とのことですが、1・2・3の指までは押さえてもほぼ直面していますが、4の指を押さえると直面は難しくなります。また、A線で2(C)を放さず4(E)を押さえると2の指が4に引っ張られてしまいます。これも私の手の形が関係するのでは・・・と思うのですが、先生は「大人から始めた人は、指が開かないのよね。」と言って、また「なるべく開くようにがまんする。だんだん開いてくるわよ。」との位で、改善策・方法等一緒に考えてくれる感じでもないのです。
先生を換えたほうが・・・と言われるかもしれませんが、子育て中の私には、遠くの先生につく時間とお金がありません・・・。
それから、楽器は肩と顎でしっかり支えています。今も楽器を構えたままタイピングしています。タイピングしている指て、とっても力が抜けています。こんな感じでヴァイオリンに指を持っていっても同じ様にはいきません。難しいです。
愚痴っぽくなってしまいましたが、今度レッスンに言った時には、しつこく先生に聞いてみます。
また、何か良いアドバイスがありましたら、どうぞ宜しくお願い致します。

投稿者:とらを     投稿日時:2005/06/04 17:21  ---100.63.124

前の投稿で字数制限になったので、一部内容を削除していたのですが、かよかよさんは、左手の大きさはどうなんでしょうか?
それよって、お答えする内容も変わってきましょうが・・

>4の指を押さえると直面は難しくなります。

説明が悪かったかも知れませんが、あくまでも、「できるだけ・・」という条件ですので、実際は人によって指の長さとかで直面できなくなると思います。(意識として心がけておく)
それより、大事なのは、指の方向を「できるだけ、弦と平行になるように」というのが目的なので、手の平の廻転をしないようにすると、必然的に指の方向が弦と平行に近づくはずです。(これも、完全な平行ではないので、念のため)

>2の指が4に引っ張られてしまいます。

実は、私は手全体が平均以下で、4指(55mm)が短いためファーストポジションでの長三度の音程を取るのは非常に辛いです。(2指は74mm)
4はいっぱい伸ばして押さえ、2はいっぱい曲げた状態にして置きますが、かよかよさんと同じように2が引っ張られます。
指を開く練習は、既述の左手の形を守り、4を先に押さえ、2を引き延ばすようにして置きます。セブシックの1-1などである程度克服しましたが。

「指の開き」について
言葉で「指を開く、開かない」を聞くと、普通指の股を開くことを考えると思いますが、間違わないで下さい。前にも書きましたが、指の股を開こうと意識している限り、指の緊張は取れません。実際にはフレーズによっては、どうしても指の股を開かないと弾けない場合もありますが、通常は、指の折り曲げ方で音程を取るようにします。(使う筋肉を間違ってはいけない)
(私がバイオリンを始めてから、指が短いことで、一生懸命指の股を開くようにして練習してきたために、5-7年位は全然進歩しませんでした。当初先生に付いていましたが・・・)

先生は、レイト指導に実績があることはもちろん、生徒の体格(手のサイズなど)に見合った練習方法を心得ていないと、上手く指導できずかえって障害になる可能性があります。とはいえ、なかなか先生を選ぶことは現実難しいですからね・・

以上のように、かよかよさんの基本的な情報がない中で、私の(手が小さいなど)経験上のことを述べていますので、まったく参考にならないかも知れません。その点ご了承下さい。