Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:教えてください
投稿者:あさこ     投稿日時:2005/06/03 10:40  ---26.194.120

私が最近知人から譲っていただいたヴァイオリンなのですが、
Groroes Heynberg luthier, A liege 1935
という文字が中に見えます。
どこの国の楽器かもわからないのですが、これはどういったものか
おわかりになるかた、教えていただければ幸いです。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/03 12:53  ---102.18.38

いらっしゃいませ、英文の資料にございましたので抜粋いたします。

1901年 liege生まれ。 liegeはベルギーの町になります。1920年にお父さんと一緒に働き始める。ストラッド、ガルネリ、ガリアーノのモデル。クレモナ式の木やニスを使用して製作した。

少し英語が難しかったので、ちゃんと訳せたか自信がございませんが、そのように書かれていると思います。それでは!

投稿者:あさこ     投稿日時:2005/06/04 00:22  ---26.194.120

すぐお調べいただきうれしいです。有難うございました。
ベルギーの楽器だったのですね。
音はとてもよく、本当に気に入って弾いているのですが、
いただいたものなので、知人にお礼をしたいのですが、
どの程度のことをすればよいか迷っておりますので、この楽器の値段というか
どのくらいの相場かおわかりになりますか、教えていただければ有難いと思います。
また、お調べいただいたイギリスのサイトのアドレスなども
お教えいただければ幸いです。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/04 10:24  ---147.236.239

いらっしゃいませ、

客観的な相場というのはちょっと解りません。ものによってかなりのばらつきがあるように思います。
イギリスのサイトではなく、製作者辞典からの抜粋です。ネット上では名前を見つけることが出来ませんでした。それでは!

Q:アルコス(arcos)の弓
投稿者:strings     投稿日時:2005/06/03 23:37  ---139.131.237

アルコス(arcos)の弓を使われてる方いらっしゃるでしょうか?ブラジル製でコストパフォーマンスに優れているとのことですが、実際のところどうなのでしょうか。

投稿者:パンダ     投稿日時:2005/06/04 07:48  ---10.139.120

Arcos Brazilの弓を使っています。

腰があって、とてもしなやかな弓で、私は弾きやすく気に入っています。
コスト・パフォーマンスは、ヨーロッパ製や日本製の弓に比べれば、悪くないと思います。デモ、一応ペルナンブーコ材を使っていますので、カーボンよりは高いですよね。

ただ、他の同価格帯もしくは少し高めのヨーロッパ産の弓と比較すると、音が硬くてドライなような気がしました。カーボンのものよりはいいかもしれません。

私は、練習用と割り切って購入しましたので、音色はあまり考慮に入れませんでしたが、音色重視だと、あとあと問題が出てくるかもしれません。とは言っても、弓によって音色も違いますので、一概には言えませんが。

あと、買い替えたいと思ったときに、ブラジル産の弓だと、ほとんど二束三文でしか売れないような気がします。その点、フランス・ドイツ製のものを買っておいたほうが、のちのち費用を回収できるかもしれません。

以上、私見ですので、ご参考程度にお聞き流しください。

Q:同価格の中国ヴァイオリンとドイツヴァイオリンはどちらが良い?
投稿者:パピ丸     投稿日時:2005/05/26 11:34  ---15.198.130

初めまして。
この掲示板でよく勉強させていただいております。
ヴァイオリンについて相談させてください。

先日、中国製のヴァイオリン(25万)をある業者から購入しました。
音色が良く、気に入り、即、購入しました。今までのヴァイオリンがザクザク
砂の上を歩く感じだとすれば、その中国ヴァイオリンは、スイスイ氷の上を
滑るようでした。

購入後、ペグがとてつもなく固くて、調弦も一苦労だったので、近くの
ヴァイオリン工房へ持って行きました。その工房の人によると、その中国
ヴァイオリンは、問題作で、まともな状態にするのに、2、3万かかると
言われました。

問題点
・指板の細い方が平らなので、なだらかに削る必要がある
・指板の細い方の端が一段高くなってますよね?そこが高すぎるので
弦がへたってしまっている。ペグソープを塗るのに、一旦、弦を外したら
別の新しい弦を張り替えなければならない。
・駒を交換しなければならない。
・魂柱がヘンテコなところに立っているので調整しなければならない。
・音があちこちに分散している。

とのことでした。魂柱って、立っているべき位置に立っていなければ
ならないものですか?業者のところで、試奏したら、音がイマイチだった
ので、魂柱の位置を調整してくれたのです。シロウト的には、魂柱
がどこに立っていようが、音がよければいいんですけどね。

話を聞いて、とんでもない楽器だ!と思い込んだ私は、業者にかけあって
返品させていただきました。それで、ヴァイオリン工房の方で、
ドイツ製のGillを購入しました。定価でいうと、中国ヴァイオリンと同じ
くらいのものです。演奏者の技術的な成長についていく楽器だと
言われました。しかし、音色は、中国ヴァイオリンの方が好きだったん
ですよね。

それで、お聞きしたいことは、私の選択は正解だったかどうかという
ことです。第三者の客観的なご意見を伺いたいと思いまして。
今回の、良いヴァイオリン・悪いヴァイオリンという評価の差は、
単に、製作者サイドと演奏者サイドの違いだったのか、それとも、
その中国ヴァイオリンは、演奏者サイドから見ても欠陥商品だったのか?
後学のために知っておきたいと思いました。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/05/26 19:45  ---123.159.74

例えれば、日本人とアメリカ人はどっちが優秀か?みたいな話と同じになりますよね。
モノによるのでしょう。
しかし、近年ヨッローパ材を使い、ヨーロッパ人が工房を管理して作らせているモノは、随分精度が上がってきている、と話を聞いたことがあります。と、なれば人件費の安い分、中国製はおトクだと考える人も増えてきていますね。少なくとも私の周囲では。。。しかしモノによりますよね。この場でメーカーの優劣を付けるのも相応しくないし。。。
ただ、一般的に量産品に限らず、新しい楽器の場合、日本の環境においてそのまま使うのは、厳密には難しいと考える楽器店もありますね。ネックの角度、魂柱の位置、長さなどを設定しなおさないと、湿度の高い環境では楽器が鳴りにくい、ということのようです。
と、すれば、同じブランドの楽器を買ったとしても、どこまで手を入れて販売するか?というのは、お店それぞれの考えがあるため、やはり一概には言えないと思いますね。本当は、その辺を全部説明した上で、お店にはモノを売ってほしいと思うのですが。。。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/05/26 22:58  ---188.203.132

量産品の新作楽器なら購入後の調整は必要なもの
と考えるべきでしょうね.

「最後の音があちこちに分散している」というのは
どういう意味なのか判りませんが、それ以外の項目は
作りの良し悪しというよりも、量産楽器の場合は、
工房ではそこまで細かく調整しないで出荷しているので
購入者が自己責任において、行うべき性格の調整だと
思います.

もちろん調整しなくても音は出ますが、その楽器の
性能が十分に発揮はされていない状態だといえるでしょう.


>話を聞いて、とんでもない楽器だ!と思い込んだとの
ことですが、とんでもないというよりも、
それが普通だと思いますよ.中国製でもドイツ製でも20万円台の
楽器の場合は.

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/26 23:57  ---6.34.221

私見です。
中国から入ってきたばかりの楽器は、調整が不十分なものが大多数のように思います。25万円であれば手工品または手工量産品でしょうが、本体の作りのよさに比べ、不思議なくらい駒、魂柱、指板、ペグの質と調整が良くないものを多く見かけます。お国柄で無頓着なのか、調整を行う技術者がまだ育っていないのか?
ですから、仕入れた楽器に対しちゃんと整備をして販売するお店から購入するのが無難です。あるいは調整なしの分だけ安いというところから購入する場合は、予め調整費用(駒、魂柱の交換調整、指板の削りなおし、ペグの擦り合わせ調整など)で2〜4万円くらいは覚悟しておく必要があります。調整をしさえすれば、結構よいものが安く手に入る可能性大です。

ドイツ製の25万円の量産品であれば、最低限の品質は確保している可能性が高いですが、残念ながら、調整=コストですから、最低限のレベルの調整で終わっていることも多くあります。また、同価格であれば、材質、見た目では、中国製に歩があるように思います。

いずれにせよ、販売する楽器店が、工房機能を持ち、お店のポリシーとしてきちんと調整する、というのでなければ、購入後に初期調整費用を投入して、100%その楽器の能力が発揮でき、かつ演奏しやすい状態にしてやることは、必須だと考えます。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/05/27 08:29  ---123.159.74

補足ですが、私の付き合う楽器屋では、この手の量産品は、部品が何も付いてない状態で、安く仕入れて、セッティングをすべて店の工房でやっている、とのことです(以前書いたことがありますが)。
と、やはり分業で全体像を考えずに組み上げていくのとは、出来上がるものがだいぶ違うように思います。

ここらが、家電が同じメーカーならどの店で買っても同じ、というのとワケが違うところですね。

投稿者:K.Yoshimura     投稿日時:2005/05/28 06:35  ---137.236.222

興味深い内容なので投稿します。以前、20万のドイツ楽器と16万の中国製楽器を所有し、比較しましたところ、他の方のコメントとほぼ同様でした。中国の楽器はコストパフォーマンスの高い本体に比較し、ペグ、駒、の調整がお粗末(調整などされていないかもしれません)で、音は良いと思うのですが、なんだか弾きにくい。ドイツの楽器はペグや、駒、などの調整は比較的しっかりしていますが、音色は明らかに中国製の方が良いと思われました。
 中国製は調整に出したところ(3万円位かかりました)見違えるように弾きやすくなり、ドイツ製の楽器は全く太刀打ちできなくなりました。ドイツ製の楽器も調整すれば音が良くなるかどうか訪ねたところ、本体の材料の質からして違うのでこれ以上は望めないとのことでした。
 以上、御参考になれば幸いです。

投稿者:QB     投稿日時:2005/05/28 07:51  ---175.176.2

興味深いですね、私の実例もご紹介。。。
$150の(日本円で2万弱)の中国製を見た目と作りで選んで買いました。(単なる興味です。特に目的があったわけではありません。)
皆さんご指摘の通り役物はちょっとお粗末ですが、肝心の表板・裏板はきちんと削られた、とてもドイツ量産とは比べ物にならない良いものでした。(表板だけ写真に取ったらイタリア製と偽ることも可能なくらい)
それを肝心の部分(ネック近辺)だけ調整して、魂柱も正しく立てました。
結果は、笑ってしまうくらいマトモで、少なくとも自分の経験上S社の500番台〜やその他量産のいわゆる20〜40万で売られているものと比較してもはっきり言って上だと感じました。
友人に10倍の$1,500なら売るよと言ったら、ぜひお弟子さんに紹介すると言ってきたので、悪いので本当のことを話して、買った値段+夕飯一回で譲りました。

私の居る近辺(西海岸)では、そのクラスでドイツ製の楽器を買う人はお目にかかれません。良心的な楽器屋さんが、アウトフィットで$100~$300くらいの中国製を、きちんと調整した上で$500~で責任持って販売するのが多いと思います。人のために選んであげたこともありますが、私の上記の経験と同じく、十分満足いくものです。

特に中国製を擁護するつもりもありませんが、ご参考に。。。

投稿者:aqa     投稿日時:2005/05/28 16:22  ---5.21.138

残念ながら私は中国製(極端な粗悪品ではありませんが)でよい買い物をしたことがありません。やはりVnには、お国柄が間違いなく出ます。

投稿者:watchman     投稿日時:2005/05/28 20:56  ---5.21.138

QBさんの「単なる興味です。特に目的があったわけではありません。」といいながら友人に「10倍の$1,500なら売るよ」さらに「買った値段+夕飯一回で譲りました。」ときましたね。残念ながらそういう話もなんとなく「中国製」です。極めつけは「私の居る近辺(西海岸)では、そのクラスでドイツ製の楽器を買う人はお目にかかれません。」あなたは西海岸のどこに住んでいて、どのクラスの人間と付き合いどんな社会的立場にいるのかによって聞き方も変わります。締めの「特に中国製を擁護するつもりもありませんが、ご参考に。。。」これで参考になるでしょうか?

投稿者:てつ     投稿日時:2005/05/28 22:37  ---168.164.110

今日、付き合っている楽器屋に言ったので、このネタのことを話しました。
昔は、中国で作られている楽器が中国製として入ってきたいなかった、と言う話もきまして、笑ったのですが、おかげで随分と安くマトモな楽器が入るようになったと。。。。以前は、ニスだけヨーロッパで仕上げ、やたら高い値段で同じレベルのものが売られいたそうです。
で、皆さんご理解されているように、中国楽器は部品の設定が悪いので、ペグの穴も開いていないし、指板を含めて何もついていない状態で安く仕入れて、すべて店内の工房でセットアップして販売しているようです。ちなみに販売価格は変わりませんよ。こうなると、楽器屋の修理能力が問われる、と言うわけです。で、もうお分かりのように、きちんと仕上がった状態で比較しないと、どちらが良いとは言えませんので、その状態があいまいなままの買い替えと言うのも、微妙ですね。
このことは、どのレベルの楽器にもいえることで、結局きちんと仕上がっていない楽器がの良さは我々プレーヤーにはわからないということなのですが、その辺をボヤかしたまま販売する店が大半だ、と言うのが悲しい事です。
私が付き合う楽器屋では、これと似た価格のヨーロッパの楽器を薦めていないのも事実です。ただ、今日店で弾いたその倍ぐらいするヨーロッパ材によるヨーロッパの量産楽器(50万)はさすがにちょっと違いましたので、お金があればこっちを買って長く使うのがいいでしょうが、ここらは人それぞれの価値観がありますね。。。

ちなみに中国材とヨーロッパ材の違いも体感してきました。前述の中国の楽器はヨーロッパ材によるものです。

やはり、家電を買うのとはわけが違うのです。

投稿者:パピ丸     投稿日時:2005/05/28 23:15  ---178.229.44

質問者のパピ丸です。

皆さん、回答をありがとうございました。
中国ヴァイオリンは、価格プラス調整料と考えなければならないということですね。

購入したドイツヴァイオリンは、かなり値引きしてくださったし、前のヴァイオリンよりは、深みのある音なので、後悔はしていません。確かに、中国ヴァイオリンは、音は良かったんですけどねぇ。中国ヴァイオリンに何十万も出して冒険するほど、こちらも目が利きませんから、近い将来、中国に旅行に行く機会があったら、現地価格で購入し、日本で調整して、セカンドヴァイオリンにできればと思います。

ところで、追加の質問なのですが、魂柱の正しい位置というのは、ある一点に決まっているものでしょうか?演奏者の好みで微調整してよいものですか?その中国ヴァイオリンを最初に試奏した時に、音の良さがイマイチ、ピンとこなかったのですが、業者によると、「この魂柱の位置は、プロが音を遠くに飛ばす位置になってる」と説明し、中心から1、2センチ右に寄せた位置に魂柱をずらしたんです。そうすると、感動的に良い音が耳に届きました。「このヴァイオリンを修理などに出して、魂柱の位置がおかしいと言われたら、『あえて初心者用の位置にしてあります』と言ってください」といわれました。魂柱にプロ用の位置、初心者用の位置なんてあるんでしょうか?それとも、明らかに変な位置に魂柱を立てないと音が響かないようでは、楽器そのものが欠陥品なのでしょうか?

ご存知でしたら、教えて下さい。
宜しくお願いします。

投稿者:QB     投稿日時:2005/05/29 01:35  ---.136.50

watchmanさん、小生の投稿内容が気に入らなければ、どうぞ無視してください。
不快に思われたのであれば、謹んでお詫びいたします。
投稿内容のポイントは、
1)$100〜$200程度で入ってくる中国製にも出来の良いものはあり、
2)そういったものを選んで調整すれば、ヴァイオリンを教えている人がみても$1,500を越す値段でも飛びつくような評価がされる事もあり、
3)自分の経験からも日本で20~40万程度で売られている楽器よりも良いものが有ると評価している
と言うことです。
また
4)南カリフォルニアの、私が良心的と思う3〜4軒の楽器屋さんに共通に観察される実態をご紹介
した所存です。

参考にしないでください。

投稿者:QB     投稿日時:2005/05/29 02:08  ---.136.50

パピ丸様、

魂柱の位置についてですが、本来魂柱が立つべきあるポイントというものはあります。
反対側のバスバーの位置・駒足の間隔や幅等にもよりますので、「何から何ミリ」という言い方が小生には出来ないので申し訳ないですが。。
で、そのポイントから縦方向・横方向に微妙に位置をずらして追い込んでいくのが一般的かと思います。
それぞれ、位置をずらすには期待する内容・理由がありますが、パピ丸様がおっしゃる業者さんは、それを別の表現でおっしゃったのかな、とも思います。
ただ「1、2センチ右」は上述した「微妙に位置をずらして」の範囲をかなり大きく超えています。楽器の表板を自分に向けて「右」と想定しますと、1、2センチ右 というのはf字孔のところまで行ってますよね?私の想像が違っていたらすいません。

実物を見ていない以上あまり具体的なことは申し上げられませんが、その業者さんに詳しく質問されるのがよろしいかと思います。
ヴァイオリンは構造上、上述「本来立つべきポイント」近辺に魂柱を立てることでよく鳴るように出来ています。

魂柱の位置については、過去にも何回かQ&Aがあったかと思いますので、それも参考にされるのが良いかと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/29 03:12  ---6.34.180

話題が2つに分かれたのでスレッド自身を2つにわけた方がよいのにと思いながらもレスします。
魂柱の位置と音の関係は、下記をまずご覧ください。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/stegbebe.htm

普通は、職人さんは標準的な位置に立てると思いますが、私の場合、楽器の個性に応じて、注文を出して思う音の方向に魂柱の位置を変えてもらうことがあります。
例えば、「この楽器はE線に比べ低域が出にくいから、少し中心寄りにずらして欲しい」とか、「少しぼけた音なので駒に少し近づけて欲しい」などといった注文です。細かく調整すればキリがないので、大抵は1、2度トライしてもらい、ある程度よくなったところでひとまず持って帰りますが、また暫く弾いてみて不満がでれば、再度調整してもらうこともあります。
魂柱の位置で、4弦の音量バランスが変わりますし、弦に加えられた力に対する音量や音質の変化カーブ・反応時間なども変わるように思います。また当然、魂柱の足の密着度、魂柱の長さ(=表板と裏板にかかる圧力に関係)も音に影響があります。

初心者は、弓の圧力の使い分け、弦が張られている方向(駒寄り<->指板寄り)での弾く位置の使い分けができません。熟練者のmpからmfの間くらいの音量・音質しかつかいませんし、また駒寄りで強い音を出したりもしません。そのような条件において楽に音が出る魂柱の位置をその職人さんは意識していたのではないかと想定します。一般的とは思いませんが、弾く人の演奏レベルに応じて気持ちよく弾ける位置に魂柱を立てるという方針も、あってよいと思います。対極の考えは、一流の奏者のためのセッティングはこれだから、これで気持ちよく弾けるように腕を磨け、という方針であり、そのような工房も当然あります。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/05/29 10:07  ---168.164.110

パピ丸様

>中国ヴァイオリンに何十万も出して冒険するほど、こちらも目が利きませんから、近い将来、>中国に旅行に行く機会があったら、現地価格で購入し、日本で調整して、セカンドヴァイオリ>ンにできればと思います。

まず、修理の行き届いた楽器店と懇意になることが先ですよね。それができればそこで買う、ということで終わりです。

量産で、できにばらつきがある以上、現地で右も左もわからない状態で仕入れるのは、難しいですね。ついでがあってほんとに安く仕入れて冒険するのなら別ですが。。。

投稿者:Pablo     投稿日時:2005/05/29 13:12  ---150.93.1


パピ丸様、

> 中心から1、2センチ右に寄せた位置に魂柱をずらしたんです。

プロ用、初心者用という表現はともかく(私はそんな表現はおかしいと思いますが)、魂柱の長さを変えずにもしそれだけ動かせたとすれば、どちらかの位置で魂柱の板に対する圧力は適切ではなくなっていると思います。
ヴァイオリンの構造上、隆起がありますから、どちらの位置でも適切な状態で
魂柱が立っていられるということは考えにくいのです。

もし最初の状態できちんと立っていたとしたら、魂柱を右側にそれだけ動かしたら、
表板が膨らむほどに板への圧力が強くなってしまうのではないでしょうか。
それは楽器にとって危険な状態ですらあると思います。
また、最後の状態が適切な位置であるのなら、元の状態のとき、魂柱は、
ほとんど倒れそうな(長さが短い)状態であったと想像できます。
その状態ではおそらくボーっとした力の無い音しか出ないと思います。

ですからいずれにしてもあまり一般的な調整ではないのではないかと・・・

状況がわかりませんので、お書きになっていることから想像して書いてしまいました。違っていたら申し訳ありません。

投稿者:パピ丸     投稿日時:2005/05/31 13:23  ---15.198.130

魂柱の調整は、一旦、外して削っていたので、ずらしたせいで余計な圧力がかかることはなかったです。言葉足らずですみませんでした。

最後に一点、確認したいことが・・・。前回のレスとダブるかもしれませんが、魂柱をずらす前は、イマイチピンと来ない音で、「プロがコンサートで遠くに飛ばす音だから、耳元では聞こえにくい」と説明されました。そんなことってあるんですか?耳元では、大した音ではないのに、遠くにははっきり届いているということ。確かに、ホールで弾くと、自分の音が聞こえにくいということはありますが、楽器自体にもあるんですかねぇ。耳元で聞こえにくいと、演奏面で向上しないと思うのですが。

投稿者:samson     投稿日時:2005/06/03 02:53  ---52.20.164

少し時間がたってしまいましたが、投稿させてもらいました。
パピ丸さんと同じような経験があったことと、31日付のパピ丸さんの疑問に関して私見を述べさせていただきたいと思います。
少し短めの魂柱を、楽器のやや右の方に立てるという調整を受けたことあがります。
ちょっと弾くと楽器が良く鳴っているような気がするのですが、もう少し弾いているとやかましいというか、気に入らない(もちろん私の個人的な感覚です)響き方に感じました。
風呂場で歌をうたっているときの感じといえばいいでしょうか。
すぐに、より長い魂柱で、いわゆる正規の位置に立て直してもらいましたが、魂柱を右寄りにした方が、楽器を鳴らし安く、初心者にはこの方が喜ばれることが多いという説明がありました。
ですから、そういうのもありなのかもしれません。
さて、パピ丸さんの31日付の疑問ですが、私の経験による私見を述べさせて下さい。
いわゆるイタリアのオールドといわれるヴァイオリンの音を、プロの演奏家が弾くのをすぐそばで聴いたことがあります。
コンサートホールではなく、ごく普通の部屋です。
第一印象は、なんだこんなものかでした。すごい音がするのかと思ったのですが、普通の大きさ(これも私の感覚ですが)の音、という感じで、良く鳴っているとか、大きな音とかではありませんでした。
ただ、カチッとした締まりのある音で、音の密度がとても高いようには感じました。
その演奏家のコンサートを後日ホールで聴いたところ、ホールの隅々まで十分なくらいに音が響いていました。もちろん楽器は同じです。
私のような経験の浅いアマチュアは、そもそも楽器が良く鳴っているということがどういうことなのかを知らないということではないでしょうか。だから、勘違いが起きるのかも知れません。パピ丸さんのことを経験の浅いアマチュアだと言おうとしているわけはありませんので、誤解しないで下さい。

投稿者:ヤパ     投稿日時:2005/06/03 23:20  ---217.19.222

samsonのお話、面白く読みました。
ただ、私の個人的な考えですが、ちゃんとした音楽家って、その演奏している環境に最低の音量や響きを出せる、または、意識せずとも出すのではないかと思っています。
小さい部屋では、その部屋でじゅうぶん音楽がなるような弾き方、大きなホールでは、そのホールがろうろうと鳴るような弾き方をするのが、音楽家の本能だと思うのですが…。そういう要素はありませんか?

余談ですが、というか、お礼なのですが…。
子供が弾いているヴァイオリンにあこがれて、自分用にと謀オークションで安い中国製ヴァイオリン購入しました。音はいいと思ったのですが、全く鳴らない楽器でした。で、なじみの工房で、ここの書き込みを参考に2〜3万の予算で魂柱と駒を作りなおしなどの調整をてもらったら、ちゃんとした鳴りのある楽器になりました。
このスレッドが無ければ、調整が悪くて鳴らない楽器を、弾き込み不足と思って必死で弾いて、ただただ絶望することになったと思います。
感謝です。

投稿者:ヤパ     投稿日時:2005/06/03 23:21  ---217.19.222

最低の誤字をしました。
>その演奏している環境に最低の音量や響きを出せる
は、
>その演奏している環境に最適の音量や響きを出せる
です。

すいません。

投稿者:samson     投稿日時:2005/06/04 00:02  ---52.20.164

ヤバさんのご指摘、確かにおっしゃるとおりかも知れません。

実は、その時図々しく「ものすごく大きな音がすると思ったのですが」と失礼なことをプロの演奏家に向かっていってしまったのですが、
「遠くまで届く音と、大きな音とは違う」という意味のことをその方はにこやかに説明してくれました。
それであのようなことをかきました。
この掲示板にたびたび投稿されている、ベテランの方たちの方がこの件については詳しく説明していただけるかも知れませんね。

ところで、私も中国製のヴァイオリンを持っています。
ちょっと調整には手間が掛かりましたが、けっこう満足しています。

Q:ラベル
投稿者:もも     投稿日時:2005/06/01 00:51  ---.227.158

こちらでラベルの話に興味を持って、自分の楽器をのぞいてみました。ラベルに書いてあるGeigenbaumeiotherとはどういう意味なのでしょうか?教えてください。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/06/01 01:05  ---151.3.240

多分、Geigenbaumeister の綴りが正しいと思いますが

ドイツ語でGeigenは弦楽器、baumeisterは建築家とか製作者の親方
という意味になります。

したがって、弦楽器製作者で親方の資格を保有する人を意味する言葉です。
ドイツではこの称号は勝手に名乗ることが許されない公的資格だそうです。

投稿者:もも     投稿日時:2005/06/01 01:18  ---.227.158

セイジさんありがとうございます。
ということはそれなりにしっかりした楽器と思っていいのでしょうか?
手工品、半手工品、工場生産品などとあると聞きましたが私が持ってるのは?教えてください。

投稿者:ハイフェッツ     投稿日時:2005/06/01 17:25  ---44.246.101

ももさん 以前僕も同じような質問をここでしました!
     僕の楽器も同じくGeigenbaumeisterとラベルに書いてありラインハルト ベ     ンシュという方が作った楽器です。ももさんの楽器も製作者のかたの名前が     あるなら手工品とみていいと思います!
     一概にいい楽器というのは難しいですが肩書きとしてはそれなりのものだと     思います。僕は自分の楽器が大好きでとてもいいと思いますし(笑)
 

投稿者:ハイフェッツ     投稿日時:2005/06/01 17:26  ---44.246.101

上の文章見にくくてすいません!!

投稿者:多田野     投稿日時:2005/06/02 17:20  ---113.46.69

足を引っ張るつもりはないのですが、少し誤解があるようなので敢えて…

Geigenbau … ヴァイオリン製作(Geigeはヴァイオリン、bauは製作)
Meister  … マイスター=親方(の資格)

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/06/02 18:51  ---169.200.17

 素朴な疑問ですが:

 親方自身による手工品でない限りラベルの何処にも「Geigenbaumeister」の文字があってはならない、なんてことになっているのでしょうか?
「○○親方の弟子の何某が作った」とか、「○○親方の工房で作った(量産品)」といったことはあり得ないのですか?

 ちなみに小生の楽器はイタリア製ですが、ラベルには「マリオ・ガッダの弟子の誰某作」と書いて(印刷して)あります。 マリオ・ガッダというのは有名な作家だそうです。
イタリアに親方制度があるかどうかは知りませんが、あったら「マリオ・ガッダ親方の弟子の云々」と書くのでしょうか、それとも軽々に「親方」と書いてはいけないのでしょうか。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/06/03 01:47  ---151.3.240

手元の辞書(相良守峯編 『ポケット独和辞典』 研究社)では
バイオリン製作者は Geigenmacher
Gaigenbau という単語は掲載されておらず、
Baumeister は建築師、棟梁で出ていました。

相良守峯編『独和辞典』博友社 では Geigenbauer でバイオリン製造者、
Gaigenbau という単語はこちらにも掲載されておらず、
Baumeister は建築師、棟梁で出ていました。

同じ編集者の辞書なのでGaigenbau という形で
単語が掲載されていないのかもしれませんね。

バイオリン製作の親方がビオラやチェロを作る場合もあるので
弦楽器製作者で親方の称号を保有する人の意味とご説明しました。


ドイツの国家資格の称号を持つ日本人は何人かいますが、そのお一人の
佐々木氏によれば親方の指導によって弟子が製作を手伝った楽器にラベルを
付けるのはかまわないらしいです。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/06/03 14:57  ---169.200.17

Web上、「Geigenbau」で検索かけるとドイツ語のサイトがいくらでも引っかかります。
でも、辞書に載ってないということは業界用語なんでしょうかね?

Q:パリの楽器店について
投稿者:窓際のVn弾き     投稿日時:2005/06/02 13:28  ---253.199.58

いつも楽しく読ませて頂いております.ここの書き込みはレベルが高く参考になることがとても多いと感じております.

今年の秋にフランスへ行く機会があります.
パリのRue de Rome沿いにたくさんの弦楽器専門店が軒を並べているとのことです.
この掲示板でも2003年の暮れに話題になっているようで,読ませて頂きました.
フランスといえば弓が有名ですし,さらに花のパリにはユーロ圏の諸国から安くて良い楽器が集まっているのではないか,などと想像をたくましくしているのですが,実際のところどうなのでしょうか.何か情報をお持ちの方からアドバイス頂ければ幸いです.予算は30万円以内,弓かコストパフォーマンスの良い楽器が買えればと思っております.

よろしくお願い致します.

投稿者:パンダ     投稿日時:2005/06/02 23:19  ---30.252.21

去年の3月に行ってきました。
Rue de Romeに確かに何軒も連なっていますが、弓の作家の方々の工房は、パリ中に散らばっていて、結構周るのに時間がかかります。Rue de Romeだけに限るなら、一番有名どころは、やはりLe Canu-Millantだと思います。私はここで工房製の弓の値段を見て仰天しました。予算30万ならおつりで東京⇔パリ間往復できそうです、、、。日本の値段に比べれば、かなりお値打ちだと思います。Le Canu氏のものとなると30万円では、もちろん足りませんが。Le Canu氏の息子さんが英語で対応してくれます。

バイオリンも見ましたが、やはりフランス製のものが多かったです。「ユーロ圏の諸国から安くて良い楽器が集まっている」という感じではありませんでしたね。やはり欧州圏では、人件費も土地代も高いパリのことですので、その分たっぷりプレミア付き、という印象でした。もちろん日本よりは安いと思いますが。ロンドンと比べると多少安いかなという程度でした。ただ、バイオリンの値段の比較は難しいので、御参考程度にどうぞ。

旅先で楽器を買うのはやはり難しく、私は思い切れずに、購入までには至りませんでした。

投稿者:cello-fan     投稿日時:2005/06/02 23:35  ---110.154.239

Rue de Rome界隈は、私がフランス駐在中入り浸っていましたので、よく知っています。ただ、一見のお客がフラッと入るにはすこし度胸がいるかもしれません。またある程度フランス語が話せないと相手にされないかもしれません。ということを頭に入れて聞いてください。

まず何が狙いめかというと、楽器ならそれはもうフレンチのモダンでしょう。うまくすればSilvestre, Gant, Bernardel, Brugereなどが日本の楽器屋の半値くらいであたるかも知れません。 数も多く、おまけににせ物は少ないです。ただこのクラスのヴァイオリンですとやはり最低でも10,000ユーロくらいはしますので、予算からはみ出ますね。

次はやはり弓でしょう。フレンチボウが新作からまで各種そろっています。
私のお勧めはMillantのお店です。
地下鉄のSaint-Lazare (サンラザール)駅からRue de Romeをゆるやかに上っていくと両側に弦楽器のお店がありますが、登りきったあたりで楽器屋はなくなります。その辺りにあるのが、弓の鑑定で有名なRafin(ラファン)でその2〜3軒手前がMillantの店です。
親父さんの弓は有名で、日本でも1本80万〜100万円くらいしますしフランスでも40〜60万くらい。 狙いはその息子の弓です。
10年前は5,000フラン(12万円)くらいで、何でも習作だから安くおいているということでした。 今でも置いてあれば狙い目です。

あと狙い目の大穴はケースですね。私の今持っているケースはパリで買ったものですが、BAMのケースがバーゲンで日本の三分の一の値段で手に入りました。Rue de Romeを上っていって、途中でRue de Madridを左手に折れるとすぐにあるAtrier Allienor は在庫が豊富です。


最後にフランスの楽器商から言われたこと。
「パリでイタリアの楽器を探してはいけない。 粗悪品か目の玉が飛び出る高価なものしか置いていない。」と。

Bon Voyage

投稿者:cello-fan     投稿日時:2005/06/03 00:03  ---110.154.239

見ながら書いたわけではないのですが、パンダさんの意見と似てしまいましたね。

投稿者:窓際のVn弾き     投稿日時:2005/06/03 08:03  ---253.199.58

パンダさん,cello-fanさん,レスありがとうございました.仕事の関係で就寝が早く返事が遅れてしまったことをお詫びします.

お二人のお話をまとめてみると,置いてある楽器はフランスものが多くかなり高価である,予算的に買えそうなのは弓かケース,フランス語ができないと相手にされない可能性もある,のようになるかと思います.

実は,ルーマニアとかブルガリアの安くて良い楽器が置いてないかと思ったのですが,どうもそういうお店ではないようですね.ご助言に従って,弓とケースを中心に見てみます.特にケースは一つ欲しいと思っていたので是非トライしてみようと思います.

情報をいただけて本当に参考になりました.ありがとうございました.

Q:バイオリンは寿命があるのですか
投稿者:ks     投稿日時:2005/06/01 19:40  ---98.106.243

名器といわれるストラッド、ガルネリなど300年ぐらい経っていますが、現在立派に現役ですが、これら名器はこれからも不滅でしょうか。もちろん力木、駒,魂柱等は調整交換するとしてですが。もうひとつわからないのは、これら名器は最初から名器であったのでしょうか、それとも弾いているうちに名器なったのでしょうか。現代のモダン、コンテンポラリーもあと200年ぐらい弾けば名器なるのでしょうか。つまらない質問ですがご教授ください。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/06/02 12:07  ---102.25.250

いらっしゃいませ

>これら名器はこれからも不滅でしょうか。

物なので永遠という事はないと思います。いずれは使えなくなる時が来ると思います。
ただ人の記憶に残るという意味では永遠かもしれません。

>これら名器は最初から名器であったのでしょうか

名器の定義がよく解らないのですが、駄作が経年や弾きこみなどによって名器に変わる事はありえませんので、最初から名器だと思います。あくまでも私見ですが。
そういう意味では、モダン、コンテンポラリーのつくりのよい物は現代の名器と言っても差し障りないと思います。それらが200年後どのような評価をされているかどうかは正直解りません。想像ですが、道具としては経年変化でより良くなっている可能性は高いと思います。それでは!

Q:チェロの消音器について
投稿者:チェロ2年生     投稿日時:2005/05/26 22:38  ---99.19.214

チェロの消音についても悩んでいます。チェロはバイオリンのように公園で弾くことが出来ないので部屋で弾いていますが金属製の消音器が楽器には良くないと聞いています。
ゴムのものだと効果が低いので仕方なくそうしています。消音器をつけて楽器を弾き続けるとその楽器は鳴らなくなってしまうのでしょうか?チェロの騒音対策について皆さんどうしていますか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/05/27 11:47  ---171.126.18

いらっしゃいませ、

金属製の消音器の場合、外れた時に楽器に傷をつける恐れがあるということと、微妙な強弱や表現などが出来なくなる為、あまり薦める先生は確かにいませんね、、

>消音器をつけて楽器を弾き続けるとその楽器は鳴らなくなってしまうのでしょうか?

よく聞くお話ですが、そんな事はないと思います。ただし、本来弾き込むことによって得られるはずの楽器の成長は少なくなると思います。それでは!

投稿者:ありがとうございました     投稿日時:2005/05/28 09:33  ---99.19.214

親切に教えてくださいましたありがとうございました。
楽器の成長がのぞめないのは哀しいですが消音の為には仕方がないですね。
アピテックスは高いし夏場は暑そうだし・・
チェロの場合は野外で練習したら楽器にとってはとても悪いですか?
再びの質問で申し訳ありません。先生には辞めろといわれたのですが
公園で練習できたら音を出せるのでいいですよね

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/06/01 17:45  ---169.200.17

チェロ2年生さま、

 Vc.の騒音対策はホント悩ましいですね。弦が太く長いためか、金属の消音器を付けても弦自体から結構な音が出て、マンションでも夜中はとても弾けません。

 そういえば、以前ヒューストンで地元のプロオケが公園の野外ステージで演奏していたことを思い出しました。湿気と直射日光を確実に避けられるならなんとかなるものでしょうかね。といっても、小生なら公園での練習はまずやらないでしょう。どうしても他で弾けないのであれば通販で激安セット楽器でも買って壊れるの覚悟で弾くかな・・・?

> チェロはバイオリンのように公園で弾くことが出来ないので
ということはVn.では公園で弾ける(弾いている方を御存知)ということですか?
外で弾いたときの影響はVc.もVn.も同じだと思われますが・・・・。
公園で弾いている方を御存知なら、Vn.がどうなったか、とか公園で弾くときの留意事項とか訊いてみて下さい。(小生も興味あります)

投稿者:チェロ弾き     投稿日時:2005/06/02 09:07  ---99.19.214

公園で弾いている人を何回か見掛けたことがあります。とても上手な人でした。
そんな上級者がやっているんだから大丈夫なのかしらん?と思ったのでこちらで質問いたしました。でもやっぱり駄目なんだなあと反応の少なさを見て思っていた次第です。
でもバイオリンといえばセレナーデを外で奏でる時に使っていた楽器じゃあないですか!
ジプシーも屋根の上のバイオリン弾きも大草原の小さな家のお父さんも外で弾いていたんですよ。だから大丈夫なんなんじゃないかと・・大丈夫だったらいいです・・
ヨーロッパでは夏場によく野外のコンサートが行われますよね。でもああいうことが可能なのも湿気の少ない風土からなのでしょうか?
どなたかアドバイスをよろしくお願いします。

Q:チェロの弦の巻き方について
投稿者:チェロりん     投稿日時:2005/06/01 17:30  ---35.64.126

私のチェロのA線は、糸巻き側の弦の先が色の付いた糸(?)でコーティングされている部分(名称がわかりません)がなくなるところまで巻き付けないと調弦が合わないのですが、皆さんそうなるのでしょうか。また、それでも問題ないのでしょうか。
ちなみにこの間は上記の状態でずっと巻き続けていたら、とうとう切れてしまいました。
新しい弦を買ってもまた切れるのではないかと心配です。
何か解決方法ご存じでしたらお教え願います。

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/06/01 22:44  ---135.220.26

私のチェロでは,非コーティング部分(私も名前知りません)は巻き込んでませんね,約1cm程度の余裕があります。(弦はevah pirazzi)
どの程度巻き込んでいるのか分かりませんし,巻き込む事で弦が切れるか不明ではありますが,考えられる改善策は以下のとおりでしょうか?(胴体・ネック長さなど標準的なサイズとして)
1.巻き方を変える。 言葉では説明が困難ですが,既に巻いたコーティング部分に被せるように巻く。
  例えば,「たすきがけ→×」するように巻く(分かっていただけるでしょうか?)
  ※直接ペグに触れないのでましになるかなと思った次第。
2.アジャスタがウィットナーのL型のようなものならば,弦をよりテールピース側にセットできるアジャスタ一体型のテールピースに交換する。
3.テールガットを短くして,テールピースを更にチェロ本体底部側にセッティングする。
  駒〜テールピース間(弦がテールピースのパーツに当たっているところかな?)の弦長はthomastik(弦メーカ)のWebサイトでは12cmにしてくれ!と紹介されてますので,もしこれが極端に短いと巻き込むことになるでしょう。
この場合は,テールガットの長さを調整する事が適正なのかもしれません。
もし現在12cmになっているのであればより長くなるように調整するかどうかですね。
テールピースの長さがいっぱいいっぱいだと無理ですし,音色が変わる可能性があります。

Q:Socquet Label のバイオリン
投稿者:ぷよ子     投稿日時:2005/05/30 14:05  ---178.210.20

はじめまして。
現在バイオリンの購入を検討しております。音大出で演奏家としても活躍している友人が懇意にしている楽器屋さんから一台気に入ったのをお借りしまして、それにはフランスのSocquetのレーベルが貼ってあります。1700年代半ばの作だということです。80万円でと言われました。Loui Socquetの作品であればそれくらい古いのは確かなのでしょうけれど、私には見る目がないし、音や弾き易さの点では非常に気に入ったものの、Socquetについては日本語での参考資料が管見に入らないのでよくわからない上に、そんなに古いのに80万円? どこか悪いの?という疑問がわきました。お店の方に聞いてみたところ、購入数が多いので安めに仕入れられるからとか、あまり良くない状態のものを自社の工房でリペアするからとかいうお答えで、一応その場では納得したのですが、値の張る買い物なのでまだ迷っています。楽器屋さんをあちこち片端から巡ったこともある友人が良心的なお店だとして連れていってくれたお店なので、そう変なものは出してこないだろうとは思うのですが若干不安があります。Socquetレーベルのバイオリンやその相場、偽物の出回りなどについてご存知でしたら教えていただけますでしょうか。
ヨーロッパのオールドがほしいとずっと思っていたのですが、先日楽器屋さんに行って音や弾きやすさ、見た目が同じくらい気に入った楽器二つの価格がほぼ同じだったので、迷った末により古い方のSocquetを(古いものに惹かれるというだけのことで)お借りしました。こういう場合、皆様はどのようにお決めになるのでしょうか。また同じ値段がつけられている場合、楽器の良さとしては、より最近のものの方が良いのでしょうか。古いものの場合、楽器の良し悪しの前に古いというだけで価値が上がるということはないのでしょうか。
質問が長くてたくさんで申し訳ありませんが、お教えいただけたら幸いです。

投稿者:こま八改めMirecourt     投稿日時:2005/05/31 23:34  ---161.169.106

こんばんは。数日前「こま八」でデビューしましたが、なんか名前が昔の岡っ引きの子分みたいなんで、今度は俄然フランスモードに改名しました。よろしくお願いします。

さて、お尋ねの Loui さんですが、この後ろに ”S”が付いてませんか。もしそうなら LOUIS COCQUET とネット検索して、Index of names beginning with S の
項目を見て下さい。二人出ています。
   SOCQUET LOUIS NICOLA ANTOINE (1739〜1804)
   SOCQUET LOUIS (1836〜?)
年代から見て、長い名前の方の人のようですね。もう少し調べればはっきりすると思いますが・・・。

>そんなに古いのに80万円?どこか悪いの?
>同じ値段がつけられている場合、楽器のよさとしては、より最近のほうが良いのでし ょうか?
>楽器の良し悪しの前に古いということだけで値段が上がるということはないのですか 
以上3項目のお答えには共通しているところが多いので、まとめてお答えします。楽器の値段というのは、製作者の評価、生産国、制作年代(古さ)、手工品か工場生産品かの別、保存状況,修理・調整の状態、外観の美しさ、音色音量、オークションでの評価など、挙げればキリがない程の要因で設定されています。ですから、値段の同じ楽器を並べてより古い方が良いのかとか、古いから値段が高くなるものかとか、そんなに単純明快には説明できない難しい問題があるのです。

ところで、現在バイオリンはどの程度の奏法技術をお持ちなのか、文面からは分かりませんが、約250年も前のオールドの楽器を買われて、今後のメンテナンスに自信がおありでしょうか。古いだけあって恐らく修理もされているかもしれませんし、それだけ傷みやすくなっているでしょうから、少なくも年に1〜2度は見ていただいて、調整や必要なら修理もしなければならないでしょう。それだけに費用もかかり、気を使うことも多いと思います。
80万円ならお好みのヨウロッパ製で、モダンな楽器にも手が届く範囲と思いますので、もっと若くてそれほど保守にナーバスにならずに、練習に集中するバイオリンを選ぶのも一つの方法かもしれませんよ。でも、やっぱりSOCQUETを買いますか?
ではお休みなさい。

投稿者:とらを     投稿日時:2005/05/31 23:54  ---100.59.5

こま八改めMirecourtさんのレスと重複する部分があるかも知れませんがご容赦下さい。

良質のオールドを求めるなら、現在の新作楽器で買えない金額になってくるでしょう。例えば、現在の有名作家の楽器が200万円だとすると、経年変化による付加価値(響き、音色など)が上乗せされた金額になるはずです。

新作が買える価格の範囲なら、よほど特別な掘り出し物でない限り、同じ値段であれば、オールドであろうが新作であろうが、音色もそうたいした違いはないと思っておいたほうがいいと思います。
むしろ、現時点で、オールドが新作と同等の音色しかでないとなれば、そのオールドは、単に古いだけで、音の将来性が期待できない分、劣っていると言えるかも知れません。

そのあたり、佐々木氏のサイトが詳しいのでご覧下さい。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/meisterqa.htm

投稿者:Mirecourt     投稿日時:2005/06/01 00:08  ---161.169.106

訂正です。上から4行目、
 
 (誤)COCQUETとネット検索し → (正)SOCQUETとネット検索し
    ↑               ↑ 

すいませんでしたぁ!

投稿者:bobo     投稿日時:2005/06/01 07:26  ---14.47.88

あまり質問とは関係ないのですが・・・
私も以前楽器の買い替えにあたり
それまで使っていた楽器が新作だったこともありオールドへの憧れがありました。
楽器を探してもらう際

投稿者:bobo     投稿日時:2005/06/01 07:42  ---121.187.110

すいません途中で送ってしまいました。
続きを・・・

楽器を探してもらう際「古いので良いのがあれば・・・」
と言って探してもらいました。
そして実際見つけてもらった楽器は古いもの割と新しいものでした。
「希望とは違うけど良い楽器があるからと試しに弾いてみたら」
とすすめてくれました。
両方弾いてみて最初の希望だった古いほうを借りて帰ったのですが
じっくり弾いてみるとやっぱりもう一方が気になり借り換え・・・
結局は最初の「古い楽器」の希望とは違う楽器を選びました。
古い楽器は見た目も味わいがあってあこがれますが
それで選択の幅を狭めてしまわなくって良かったと楽器屋さんに感謝してます。
気を悪くされたらすみません・・・
「これ!」と思うものと出会えると良いですね。

投稿者:ぷよ子     投稿日時:2005/06/01 18:08  ---178.210.20

色々と貴重なご助言をありがとうございます。
佐々木氏のサイト、興味深く拝見いたしました。世の中本当に便利になったものですね。
私の腕は全然大したことないです。。。
なのに所属しているアマオケでは経験が長いというだけで上級者として扱われ苦労してます。
正直言って、購入後の保守管理に自信はありません。
恥ずかしながら、習い始めたころからずっと先生と親に任せきりでした。
今はもう先生についていないので、自分で面倒をみなければならないわけで・・・
古い楽器というのは、リスクを伴う買い物なんですね。
今の健康状態が良ければ大丈夫なのかと思っていました。
(大きな勘違い。。。ここで質問してよかったです〜)
音色や弾きやすさの点では本当に気に入ったので名残惜しくはありますが、
「これぞ」と思える楽器に出会えるまで、さらに見ていくことにします。
(もっと若い楽器を中心に・・・)ありがとうございました。

Q:
投稿者:こま八     投稿日時:2005/05/28 23:27  ---2.147.191

こんばんは。皆さんの Q&A をいつも楽しく読んで勉強しています。

私はアマオケでチェロを弾いています(ズーッと後の方で)。

数日前、弓の毛替えをしたのですが、楽器屋さんに『この弓は少し軽くて(74.5g)、
反りも弱いので、80g位の重さで、さらに反りの強いものに取り替えると、もっと
響きの良い音が出せるでしょう』と言われました。僅か5.5gの差で、そのように
音にはっきりした相違が出るものなのでしょうか。

この弓には、Francois Lotte の刻印があり、かなり良いフランス弓だと聞いています。私としてはこの弓に別に不満はないのですが、5.5gだけ重い弓にすれば、今より更に良い音が出せるのならば、変えてみるかなとも考えます。しかし、少しだけ重くしても、そんなに音が良く出るとは限らないということであれば止めようとも思います。考えて迷っていますので、アドバイスをお願いしたいのです。

この際ですのでお伺いしますが、Lotte のチェロ弓の現在の相場はどの位でしょうか。

ご意見、ご教示をよろしくお願いします。

投稿者:こま八     投稿日時:2005/05/28 23:41  ---2.147.191

一番大事な「タイトル」を記入しませんでした。入れてくださるようお願いします。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/05/29 10:02  ---168.164.110

裏板の強さに比して、弓の強さや重さを考えていく、と言う原則でいいと思います。お持ちの楽器がどういうものかわかりませんので。。。
弓が、モノとしていいというのと、楽器との相性がいいこととは別ですのでね。。。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/29 10:42  ---6.34.179

1)価格については下記のサイトの情報を参考に。
http://www.maestronet.com/history/index.cfm
Bowsの所を選び、作者の名前リストから参照してください。
私見ですが、オークション価格を3倍くらいしたものが店頭価格で、チェロ弓はヴァイオリン弓の1.2〜1.5倍くらいではないでしょうか。

2)重さ
現在の弓は、標準的には、ヴァイオリン60g、ヴィオラ70g、チェロ80g でしょう。
その弓の重さはヴィオラの非常に重い弓くらいとも言えます。しかし、ヴァイオリンでも古い弓では55g程度のものはよくありますので、軽いのが悪いとも言えません。
実際に自分の楽器を使って多くの弓で試し、自分で感触をつかみ、納得すること。これがアドバイスです。
意見をもらった楽器屋さんあたりで、買う買わないは関係なく、何種類か確かめさせてもらったらどうですか。
自分自身が感覚としてつかんだこと、これが答えです。

投稿者:こま八     投稿日時:2005/05/29 15:27  ---2.148.160

 てつさん、ありがとうございます。
楽器との相性という問題もあるのですか。一概には言えないと言うことなのですね。
チェロはフランスの Collin Mezin(1892年)です。フランス製らしい柔らかい音が
出るのに反し、音量は今一という感じです。それで響きが良くなるという弓に食指が動いたわけです。裏板の厚さは職人さんに見てもらわないと、素人には判らないでしょうね。

 弦喜さん、ありがとうございます。
お知らせのサイトを開いてみました。Lotte のチェロ弓が一本、$748と出ています。
3倍にしても値段的には思ったより安いですね。でも、この弓には愛着があります。これを超える弓に出会えるかどうか、弦喜さんのアドバイスに従って、今度は楽器を持って行って、実際に何本かを試奏させてもらおうと思います。

 分かりやすく説明とご助言をくださったお二人にお礼を申します。ありがとうございました。

投稿者:cremona2業     投稿日時:2005/05/29 16:48  ---0.166.47

おそらくFrancois Lotteはもっと高いと思います。欧州でバイオリン弓が30万円程度から60万ぐらいするので日本だとさらに高くなると思います。
 マエストロ・ネットのオークションプライスは状態が載っていないので、ここから市場価格を推測するのは容易ではないと思います。

投稿者:cremona2号     投稿日時:2005/05/29 16:50  ---0.166.47

名前を打ち間違えました。こっちの方が正しい名前です。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/05/29 20:03  ---6.34.179

こま八さん、

 マエストロネットの記載をそのまま信じると、25万〜100万円くらいということです。
 幅がありますが、いくつか載っている同作者の弓の価格から、総合的にご推定ください。

投稿者:こま八     投稿日時:2005/05/30 13:27  ---2.151.79

cremona2号さん、弦喜さん、F.LOTTE の弓の価格についてのお知らせ有り難うございます。もっと高いのではとのことなので、嬉しく思いました

もう一度、マエストロ価格を見てみましたら、Vn、Vla、Vc の6本の弓が出ていて、
このうち最も高いのが Vla の、$2,180 です。
単純計算で [2,180×108円}×3=¥706,000 となります。僅か6本だけですので推測するほかありませんが、このあたりがいい線でしょうか。

とにかくプラスイメージのコメントですので、自分の都合の良いように計算したりして喜んでおります。

どうも有り難うございました。

投稿者:cello-fan     投稿日時:2005/05/31 00:24  ---110.154.239

たまたまCollin Mezinのチェロの話題が出ていましたので、投稿いたしました。
柔らかい音で、音量がないとありましたがそんなことはないと思います。
むしろパワフルで大変通る音と思われます。わたくしの楽器(1920年製)はフランスに駐在していたとき、国立リヨン管弦楽団の奏者から譲ってもらったものですが、オケ伴奏でコンチェルトも充分こなせると言っていました。
逆に相当強い弓でないと負けてしまうようですね。
ただ、重い弓がイコール強い弓でないことは明らかです。
Lotteなら申し分ないと思いますが・・・。

投稿者:こま八     投稿日時:2005/05/31 02:22  ---2.151.79

cello-fanさん、こんばんは。

Collin Mezin のチェロをお持ちの方からコメントを頂き、有り難く、そして嬉しく思います。

「パワフルで大変通る音と思います」とのことですが、数年前、友人であるT交響楽団のチェリストに弾いてもらったことがあります。プロだけあって朗々と響き渡る音量にこれが私のチェロかと驚きました。居合わせた人たちから「やはり腕の違いですね」などとからかわれました。

そんなことがあったため、何とかしてあのような素晴らしい音を出してみたいと思って練習をしているのですが、まだまだだめですね。音の響きは、テクニックはもちろんですが、楽器の調整の仕方や、弦の種類や、今回の弓のことなどなど、いろんな要素によって左右されると言われていますね。ですから、こうすれば音がもっと良くなるというようなことを言われると、何でも試してみようなーんて気になってしまうのです。未熟者の悲哀というところですかね。

LOTTEの弓で充分とお考えですか。もう少しボーイングを色々と工夫してみます。

ところで、cello−fanさんは、フランスに駐在なさっておられたとのことですので、フランス語は堪能と思い、教えていただきたいことがあります。よくCollin Mezin、をカタカナで「コリン メザン」と表記しているのを見かけますが、この発音でよいのでしょうか? フランス語を少しばかり齧ったせいで「コラン」と言いたくなってしまうのですが・・・。

便乗質問してすみません。よろしくお願いいたします。

投稿者:cello-fan     投稿日時:2005/06/01 00:21  ---110.154.239

Lotteの弓の件、重さについては、74.5グラムなら問題ないと思います。
事実私の弓(Charles Nicola Bazin)も71gしかありませんが、音量的には充分です。
軽いけど強い弓です。
むしろ重くなるとスピッカートがやりづらくなるので、私自身は軽い弓の方が好きです。
問題かと思われるのは、そりが弱いといわれたことでしょう。
Lotteくらいの年代なら、まだオールドではないし材質も良いものを使っているはずなので、強さもありへたることはないのですが・・・。 ちょっと気になりますね。

Collin Mezinの呼び方の件、私はコラン・メザンと呼んでいます。
少なくとも、楽器を譲ってもらった時にはフランス人たちはコラン・メイザンのように
発音していたように記憶しています。 
リヨンはパリとは若干発音が違うようですが。
少しは参考になりましたでしょうか?

投稿者:こま八改めMirecourt     投稿日時:2005/06/01 01:23  ---161.169.106

再度のご返事ありがとうございます。

BAZINの弓をお持ちですか。それも71gの重さで不便は感じられないのですか。早速パソコンの前にLOTTEの弓を持ってきて、今色々調節してみながら、書いているところです。

毛の張りの強さが弱いかなとも感じます。毛の張力を強くしてみましたら、スピッカットも面白いようにはじきます。

チェロのほうは,実はいま調整に出しておりますので、戻ってきたら皆さんから頂いた
アドバイスに従って、弾いてみます。おかげ様でなんかこれまでより、うまく弾けそうなイメージが湧いて来ました。いわゆるイメージトレーニングは、スポーツだけでなく楽器演奏にも相通ずる所がありそうですね。

COLLINはやはり「コラン」の発音でよいのですね。長年の疑問が一つ解けました。
きょうある楽器の本を読んでましたら「コリン マザン」と書いてあったので、ギョッ
としました。

色々参考になるコメントを頂きありがとうございました。