弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:中国製作者の技術力について
投稿者:アマチュア 投稿日時:2006/02/14 10:58 ---114.105.242
素朴な質問で申し訳ございませんが、最近評価の高い中国製バイオリン(チェロ)ですが、実際の製作技術もここ数年で急激に良くなったのでしょうか(特に量産の半手工品といわれるものについてですが)。
例えば10年前に製作され20万円で売られていた楽器より、ここ2〜3年以内に製作された10万円の楽器の方が出来がは上である場合が多い、というようなことはあるのかということなのですが。
あるいは評価が後付けで上がっており、実際の技術力は10年前からそう変わらないと思ってよいのでしょうか。勿論個体の問題だとは思いますが、一般的傾向があればお教えいただきたいと思います。
投稿者:猫丸 投稿日時:2006/02/14 13:00 ---2.158.225
広大な中国のことです、簡単に答えられる人は誰もいないでしょう。
コラム
中国提琴事情
http://www2u.biglobe.ne.jp/~koga-gen/
投稿者:アマチュア 投稿日時:2006/02/14 16:34 ---114.105.242
早速ありがとうございます。以前に覗いたことがあるページでしたが、コラムが増えていて参考になりました。製作の歴史は長く、以前にも当然良い楽器はあった。ただ20年位前からインフラ面が大きく変わり、10年前頃から新生イメージの優れた楽器が日本にも入ってきたというところでしょうかね。
ご指摘の通り焦点の定まらない質問で申し訳ございませんでしたが、例えば日本やアメリカのブランドがついた中国製の楽器も、ここ数年でどんどん低価格で良いものにモデルチェンジされているような気がしたものですから。
Q:イギリスのメーカーについて
投稿者:さい 投稿日時:2006/02/08 03:05 ---60.67.2
イギリスのメーカーWilliam Luffの音、作り、価格の相場などについて教えていただけるでしょうか?よろしくお願いします。
投稿者:Hiro 投稿日時:2006/02/09 21:34 ---234.4.10
ビオラですが参考までに。(詳しいことは知らなくてすみません)
http://www.andrewriley.com/gallery_view.php?page=violagallery&image=luff99_fr.jpg
ここでは7500ポンドですのでいまだと日本円で140万くらいでしょうか?
投稿者:Hiro 投稿日時:2006/02/09 21:37 ---234.4.10
リンクが働いてないみたいなのでアドレスバーにコピーペイストでお願いします。すみません・・・
投稿者:Hiro 投稿日時:2006/02/09 22:37 ---234.4.76
たびたびすみません・・・
>日本円で140万くらい
今のレートだともっとしますね。150万以上かな?
投稿者:さい 投稿日時:2006/02/13 12:07 ---1.24.29
ありがとうございます。参考になりました。
Q:毛替え
投稿者:momo 投稿日時:2006/02/08 12:40 ---142.168.94
はじめましてよろしくお願いいたします。
毛替えの際に毛の量が普通、多め、と選べるお店がありますが
多めに毛替えをすると音色が変わったりするのでしょうか?
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/02/08 22:13 ---151.3.240
>多めに毛替えをすると音色が変わったりするのでしょうか?
多いとボテッとした音になります。
少ない場合はクリアーでシャープになります。
投稿者:てつ 投稿日時:2006/02/08 23:48 ---168.163.72
私もそう思いますが、ということは、少ないと響きは減るのでは?
難しいですね。ラーメン屋の麺の硬さや油の多さの好みを指定するのも通いつめないとわかんないですし。
投稿者:いし 投稿日時:2006/02/09 07:13 ---210.118.41
音色も変わりますが、持ったときのバランスがかなり変わりました。
演奏会の2週間前に「多めの毛替え」をしたところ、演奏感がずいぶんと変わってしまい、メインで使っているその弓を使うか、サブの弓を使うか迷ったこともあります。
投稿者:momo 投稿日時:2006/02/09 10:07 ---142.168.94
みなさま貴重なご意見をありがとうございました!
大変参考になりました
お恥ずかしい話ですが音大を出ていながら毛の量が選べる
ということを最近知った次第です。
本当は今使っている弓よりワンラクアップの良い弓が買えればいいのですがお金もかかりますし、毛の量を変えることによって
何か変わるのではないか・・と期待しているのですが。
>持ったときのバランスがかなり変わりました
大変気になる意見ですが、やはり手にかかる負担が増えたりするのでしょうか?
みなさまの意見をいろいろ参考にしてお店の人とも相談したいと思います。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/02/10 14:46 ---151.3.240
毛の分量よりも長さが変わるとバランス感が変化しますね。
長めに張り替えるのが好きな職人もいるので要注意です。
それから国産大手弓メーカーの社長さんから聞いた話ですが、
毛は少なければ少ない方が弓の材固有の音色が出やすいそうです。
理想は横一列(すだれ状態)に毛を張るのだとか。
そういう張り方をした弓は、たいそう涼しげな繊細な音が出ました。
ただし低音のボリューム感は損なわれてしまいます。
Q:チェロのハードケースの持ち手および持ち方について
投稿者:ぴい子 投稿日時:2006/02/07 10:25 ---6.67.176
はじめまして。私はチェロを始めて5ヵ月で、いつもこちらで勉強させて頂いております。
実はハードケースの購入を考えていて、ネットでもいろいろと見ているのですが、どうも肩部分の持ち手の位置が気になって仕方ありません。
ハードケースを表側(駒部分の側)から見た場合、肩部にある持ち手は、たいてい向かって左側に付いています。
これだと、右手で首に腕を回してケースを抱えた場合、持ち手が後ろに来て持つことができないと思うのですが、皆さんはどうなさっているのでしょうか?
左手で持つ方が多いのか、それとも、私は裏板の部分を体側にして持つと思っているのですが、もしかしたらそれ自体が間違っていて、膨らみのある表側を体に付けるのが正しいのでしょうか?
また、写真で見る限りでは、肩部に持ち手がないように見えるものもありますが、こういったものは、どうやって持つのでしょうか? 肩掛け用のストラップがあれば、持ち手がなくても、それほど気にならないものなのか、それとも、そういったケースは背負って持つのが一般的なのか疑問だらけです。
ハードケースはそれだけで結構重たい上、ソフトケースと違って楽譜を入れるポケットもなく、習いに行くとき荷物が増えるのは必至なので、少しでも持ちやすいものをと考えています。
ちなみに、「GEWAのEVOLUTION(4.9kg)」は肩部の持ち手が向かって右側にあって惹かれているのですが、10万円以上と高いので、5〜7万円ぐらいのもので4kg台のものを探しております。
いかにも初心者の質問でお恥ずかしいですが、何卒お教え下さるようお願い致します。
投稿者:ありさ 投稿日時:2006/02/07 12:05 ---10.64.44
はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいています。
あまりお役にたたないかもしれませんが、私は先日、GEWA EVOLUTIONを購入しました。
ネットでいろいろ調べていたのですが、持ち手やストラップの位置、色や質感、留め金、フタの閉まり具合、立てて開けた時の安定感など、よくわからないので、がんばって上京し(地方在住です)一日ががりで決めました。
EVOLUTIONを選んだ理由の一つに、首に腕をまわした時の持ち手の位置の良さもあります。
予算、5〜6万でイ○ス○マ○を購入するつもりで出かけたのですが・・・(もちろん、イ○ス○マ○はすばらしいです)
ぜひ納得できる、気に入った物を選んでください。
銀座の大手楽器店のセールで15%オフでしたので10万以下で買えました。(ストラッドさんごめんなさい、こういう書き込みまずいですか?)
これから10年使うとしたら、日割りにすると、そんなに高くないお買い物だと思います・・・(自分への言い訳)
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/02/07 13:54 ---83.39.162
余談ながら: 蓋の密閉性もチェックするといいですよ。
小生の初代のケースは、本体の縁が溝状になっていて、そこに蓋の縁が嵌まり込む形になっていました。 閉めるときちょっとコツが要りましたが、しっかり閉まって良かったと思います。
2代目は、蓋の縁にゴムのパッキン様のものが付いていたりして期待したのですが、本体・蓋の剛性が足りないため押さえると隙間ができたりします(なので大雨の日は怖くて使えない (泣)。 一応、皆様ご存知の有名メーカーのタグが付いていますが、同じメーカーでもピンキリという事なんでしょうね。 楽器買ったときにサービスでつけて貰ったケースなので文句言うつもりもありませんが。
余談その2です: 楽器の固定の仕方。 エンドピンを固定して、あとネックをストラップで止めるのが一般的らしいですが、中には、クッションで本体を固定するタイプもあります(小生の初代がそうでした)。 何かあったとき(ケースを倒したとか)にはこの方が楽器への負荷は小さいと思います。 が、新作楽器を入れておいたらニスにクッションの跡が付いてしまった(号泣)。 古い楽器では何の問題も無かったんですが・・・・。
ご質問への答えになっていませんが、他山の石となれは幸です。
投稿者:CABIN 投稿日時:2006/02/07 14:02 ---114.112.42
以下私見です。
以前持ってたケースは,右側に取っ手がありましたので,ぴい子さんがお考えのとおりの持ち方に加えストラップを使ってました。どちらかというと,ストラップを使ってましたね,取っ手は階段などでケースをちょっと持ち上げるときに補助的に使ってました。
つまり,ストラップが使えればかなり大丈夫ではないかと私は思います。
ケース選定に当たってはストラップが使えるか,つまりストラップ取り付けの金具があるか?また,ありささんがお書きのようにストラップ位置を考慮されたらよいかと思います。
また,右側に取っ手がある場合,ストラップ用の金具が無くとも,無理すれば取っ手の金具にストラップの金具を取り付けることが可能ですし,私もそのようにしてました。
但し,ストラップを過信してはいけません,老朽化するとストラップ金具の破損で,持ち歩いている時に急に外れたりする事があります,私も過去数回ケースを落としました。 使用度合いにもよりますが交換が必要です。
その他の疑問については
■表側を体に付けるのが正しいか?
人それぞれかもしれませんが,私は裏側がかなり多いと思います。
■左側の取っ手の使い方
体の左側にケースを抱える?
■持ち手の無いケースは背負うのか?
・背負う‥背負うためのストラップ+金具(ケース中央+ネックの部分)が付いている。
・背負わないで普通に持つ
・ストラップを使う‥持ち手の無いケースにもストラップ用金具がついている場合があると思われますが,肩掛けストラップとしてあなたにとって最適の位置に付いているかどうかは試してみないとわかりません。
■楽譜を入れるポケットもなく..
・ケース背面に,チェロ裏面をケース背面から少し浮かせるスポンジ様のものが付いている場合があります。 この場合ケース背面とチェロ裏面には隙間ができますのでB4サイズ程度の薄めの楽譜であれば,収納可能です。 もっとも私は,隙間が無くとも入れてましたが...(お勧めはしませんので...)
以上ご参考になれば....
投稿者:ぴい子 投稿日時:2006/02/08 17:26 ---122.226.120
ありささん、セロ轢きのGoshさん、CABINさん、早速の回答ありがとうございます。
色や持ち手の位置、ケース内での楽器の固定の仕方は写真だけでもなんとなく分かりますが、持ち具合(ストラップの位置)や留め金・蓋の閉まり具合(密閉性)、立てて開けた時の安定感など、実際に自分の目で確かめたほうがいい点がたくさんあることを知り、とても勉強になりました。
上京して実際に手に取った上で「GEWA EVOLUTION」に決められたというありささんのお言葉に、ますますこのケースへの思いは強くなりましたが、CABINさんのご意見では、たとえ持ち手がなくてもストラップが使えれば大丈夫でしょうということですので、今度はその点もポイントにケースを見てみたいと思います。
ストラップだけだと肩に重みが全部かかり切れたときも大変なので、やはり持ち手が欲しいのですが、そこは値段と相談ということになりそうです。
楽器の固定の仕方については、セロ轢きのGoshさんと同様に、私もクッションのあるタイプのもののほうが安全な気がして好きです。
でも、超軽量タイプで数十万円している高価なケースほど、エンドピンとネックなど数カ所だけ固定しているものが多いので、軽量化を図った上で安全性を追求するとあのようになり、あれで十分なのだろうと、最近は思うようになりました。
それにしても、チェロのハードケースは本当に高いですね。
「GEWA EVOLUTION」には惹かれますが、初心者でドイツの量産品レベルのものを使っている私には、たとえ10万円は切っても9万円以上するケースは贅沢すぎるような気もして悩んでしまいます。
皆さんのアドバイスを参考に、今少しいろいろ検討したいと思います。 ありがとうございました。
最後に、CABINさん、一般的なハードケースの持ち方と楽譜を入れるポケットについてもお答え下さりありがとうございました。
ハードケースでも、ちょっと無理をすれば楽譜は入るのですね。実は私も、楽譜を柔らかい布に包めば、別にケースの中に入れてもいいのではないかと考えていたので、CABINさんが実際に入れていらしたと伺い、なんだか嬉しくなりました。
案外、ケースに楽譜を入れている方は多いのかもしれませんね。
まとまりのない文章になってしまいましたが、以上、お礼申し上げます。皆さん、本当にありがとうございました。
投稿者:ありさ 投稿日時:2006/02/09 23:21 ---10.64.44
ぴいこ様
話題が終わったところで(?)すみません。
偉そうにお話しましたが
私も初心者、ドイツ製の中古の、たぶん量産品、ハードケースは大事な楽器を守る為に買いました。
ソフトケースのファスナーで、楽器を傷つけたり、駒の部分をぶつけたり、私の扱いも慣れないため悪かったのですが・・・
かっこいいから買っちゃいました!
これが本当のところです。
楽器の値段はケースの3倍くらいです。
ちぇろビンボーになってしまいましたが幸せです。
ぴいこさんも、これから楽しみですね。
がんばりましょう。
Q:チェロについて
投稿者:光 投稿日時:2006/02/07 17:26 ---103.121.24
以前、質問に色々答えて頂き参考にさせていただきました。
さて、ドイツ製の30万代と中国製の30万代のチェロで考えています。中国製は音が明るいようだったので決めようと思いましたが
他の店では“本当のチェロの音ではない”といわれ、悩んでいます。それと、中国製は半手工品なのでしょうか?教えていただけないでしょうか?
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/02/07 18:06 ---83.39.162
> 他の店では“本当のチェロの音ではない”といわれ
これだけではコメントのしようがありません。どういう意味で言われたのでしょうか? 例えば数百万円超のマスターピースと比べたら劣るのは当たり前だし、こっちにそんな予算が無いなら、比べる意味ありませんよね。
同じ30万で、もっといい楽器がある、という意味ならそれを出してもらえばいいでしょう。但し、ライバル店の商品を批判して、自店の商品を売り込むのは楽器商に限らず常套手段ですから、額面どおりに受取るのは如何なものか。
結局、誰を信用するか、ですね。先生には相談できないのですか?
「手工品」については、定義からして難しいですね。過去ログ検索してみて下さい。山ヒットする筈です。 個人的には、「手工品」というのはキャッチフレーズに過ぎないと思っています。
まぁ、「手工品」を「所有」する喜び、素人相手に自慢する楽しみ、というのはありますけど・・・・。
投稿者:光 投稿日時:2006/02/07 20:12 ---103.121.24
説明不足でした。中国製は中国の木材を使っているし、どうしても胡弓の様な音がするので、中国っぽい音でチェロ本来の音ではないと言う意味です。
先生にはご相談した所、予算30万位と言っていたのでこの2つのチェロどちらかがいいんじゃないかと言う事で考えています。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/02/07 21:26 ---83.39.162
光さん、チェロ歴は既に3年近くですよね。であれば、もっと御自分の耳を信じても良いのでは? 変な音しか出ない楽器はそれなりに判るでしょう。
> 中国製は中国の木材を使っているし
ということは、現物を見た訳ではなく、単なる一般論ですか?
それらな気にする必要は無いと思いますよ。
あとは、その2つを先生に見て貰えるといいのですが、(バイオリンと違って)チェロ2つ持ち歩くのは一寸骨ですね。 皆さんどうしているのでしょうか?
投稿者:光 投稿日時:2006/02/07 23:22 ---103.121.24
Goshさん、色々アドバイス有難う御座いました。
もやもやした気持ちが少しすっきりした感じです。もう一度
楽器店に行き音を偏見なしに聴いてみます。
私の場合、先生は「もう好きな方でいいですよ」との事ですが、先生に同時に見ていただく場合は、車で運ぶと言う条件でケースに入れて貸してもらえるようです。
投稿者:夜桜 投稿日時:2006/02/08 00:51 ---68.75.44
一回、各々を借りて金銭関係のない先生に公平に見てもらうべし。
> ドイツ製の30万代
ラベルだけがドイツ。 売ってる店主も解って無さ過ぎ!
Q:
投稿者:b 投稿日時:2006/02/02 19:14 ---225.147.237
いつも楽しく見せていただいています。
ヴァイオリンケースで少し盛り上がっているようなので、質問させていただきたいのですが、色々種類があるようで、皆さんはヴァイオリンケースにどのような条件を求めていらっしゃるのでしょうか?また、皆さん愛用のケースなども教えていただけると幸いです。
チェロケースに関しても同様の質問をさせて頂きたいのですが、なんだか詳細な型番での質問が出てきているところにこのような基本的な質問で申し訳ない気が致しますが、お願いいたします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/02/05 22:51 ---6.35.120
以下、私見です。
・質問が、具体的に困っている事例の場合は、レスはすぐにつくでしょう。
・楽器オタク、ヴァイオリンオタクの琴線に触れる質問であれば、すぐにレスはつくでしょう。
・自分はこうなのだが、それをどう思うか、という質問に対しても、回答はあると思います。
しかし、不特定多数の個人に対する、目的がわからない、漠然とした投げかけに対しては、回答は得られにくいと思います。この質問に対しストラッドさんとして回答はできるものではありませんし...
なぜ、貴重な個人の時間を使って、この掲示板に対し多くの人から回答があるのかを考えれば、回答がつきにくい理由はわかると思います。
別の例をあげると、あなたは、どこにこだわって車を選びますか? 今どんな車に乗っていますか? というアンケートのような質問に対しては、回答がないのが普通だと思います。
例えば、Webにアンケート形式の書式を用意し「こういう目的で調べたいから、協力してもらえる人は、ぜひ入力してもらいたい。結果はまとめてアップする。」などとすれば、書き込んだ結果がある成果に結びつくので、協力する人もある程度でるでしょう。
投稿者:rio 投稿日時:2006/02/06 12:42 ---148.40.83
ご参考になれば
(まず楽器にかける費用は個人差があるので、金額的なことは目をつぶってください)
私の場合
楽器の保護(堅牢、温度変化、密閉性、防水性など)
使いやすさ(収納、重さ、大きさなど)
知名度(ブランド、見栄はれ度)
が前提でした。
最初は、資金的余裕がなく
予算内で買える、楽器の保護を中心に考え
ムザフィアの2010と3010を買いました
でも重たくて、疲れるので
コンパクトなケースも欲しいと思い
TOYOのひょうたん型を買いました。
軽くて重宝しています。
その後、お金がたまったので
重さ・大きさは考慮せず
可能な限り楽器の保護を考えた
ゼロハリバートン社のケースを買いました
投稿者: ぽち 投稿日時:2006/02/06 15:22 ---211.161.73
確かにそうですよね。目的や予算が分かれば回答しやすいですものね^^
それに、このコーナーはトピックを作る権利がありますが、回答者にも回答するかしないかの権利があるので、「義務」ではないですよね?
^^
私は学生で、オーケストラとレッスンの持ち運びにしか使わないので、軽くて丈夫なのにしました。
「Super Light」て書いてあります・・・
自分のはひょうたん型です。電車の中でコンパクトなので。価格は・・・楽器購入時につけてもらったので、よく分かりません。が法外な値段ではなかったと思います。
投稿者:b 投稿日時:2006/02/06 21:56 ---225.147.237
皆さん有難う御座います。
いや、まったくその通り。あまりに漠然としてつかみ所のない質問だったと反省しています。それでも回答いただいた皆さんには感謝しています。
たしかに、その様なアンケート方式もありますね、思いつきませんでした。なにぶん、あまりPCをうまく使えないので…
内装外装であったり小物入れのサイズであったり、上(蓋部分?)下(本体部分?)の重量配分?(ムサフィアについての質問であったようですね)、もちろん形・重さ…みなさん本当に色々気を配っているようで、感心してしまいました。そこで他にもいったい何に注目して選んでいらっしゃるのか参考にさせていただければと思ったのですが、確かに値段帯も有りますね。
いやまったく困った質問をしてしまったと思っています。お騒がせ致しました。今一度調べてみてから、また解らないことが有ったら質問させていただきたいと思います。
どうも、有難う御座いました。
+値段に余裕があればムサフィアは有力なケースなのでしょうか?なんだか皆さんの話を見ているとその様な気がしてきます。
Q:ニスについて
投稿者:パンダぱん娘 投稿日時:2006/02/05 19:33 ---110.60.111
バイオリンのことを知りたくていろいろ調べていたら、ニスにはアルコール、オイルなどがあることが分かりました。また、大量生産の安い物は合成樹脂のニスをコンプレッサーで吹き付けることも知りました。でも、下手な人が筆で塗るよりもしかしてきれいに仕上がるのではないと思ったのですが、筆の方がやっぱりいいのですか?それから合成樹脂はきっと乾燥するのが早くて使うのだと思いますが、この材料の欠点は何でしょうか。バイトでお金がたまったらいつか買ってみたいと思ってます。よろしくお願いします!
投稿者:hill 投稿日時:2006/02/05 23:32 ---228.29.96
一概には言えませんが、一般にポリウレタンなどの(大抵のギターのテカテカした厚い塗装はこれですが、
中国製の低価格バイオリンなどもこれだと思います)塗装は厚く、硬くなってしまいます。
ニスに求められるのは木の保護というのが一番大きいのは確かですが、これでは板自体の鳴りを妨げてしまいます。
多少高いギターですと、塗装にニトロセルロースのラッカーを使っている物がありますが、
これは普通バイオリンに使われているシェラックに似た特徴を持っています。
塗装を薄くし、鳴りを妨げないようにこれらの材料が使われています。
楽器の作り自体がお粗末では差は出ないかも知れませんが、高い次元になればニスも楽器の出来を左右してきます。
そういった楽器を作る人が、ニス塗りが下手なことはまずないでしょう。
とはいっても巨匠でもニスに筆の荒々しい跡が残っている人もいます。
これはその人の作風によりますが、吹き付けられた一様な塗装よりもずっと味があると思います。
テカテカしているだけの塗装を、きれいに仕上がっている、と言うのは楽器を工業製品として見てしまっているのではないでしょうか?
そもそも、ニスの効果についてはよくわかっていない部分も多く、ストラドが銘器と言われるようになったのもニスによる効果があるのではないかという説もあります。
よくわからない以上、数百年の歴史がシェラックを続けて使うのは少なくとも無難ではないかと思います。
もちろんこれ以上のものが今後登場しないと言っているわけではありませんが。
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/02/06 07:38 ---150.183.213
> 中国製の低価格バイオリンなどもこれだと思います)塗装は厚く、硬くなってしまいます。
よほど昔の話ですよね。最近は薄めのニスも多いですね。
投稿者:hill 投稿日時:2006/02/06 12:00 ---228.29.96
確かに厚い薄いでは語弊があるかもしれませんね。
合成樹脂のニスがシェラックニスと比べて硬いのは確かです。
買ったばかりのステンターの楽器は真夏にケースの中にしまわれっぱなしでも跡は付きませんでした。
ちなみに中国製ですがオイルニス仕上げ(厚い)のものは普通に使っていても跡が付きました。
もう一本の中国製はアルコールニス仕上げ(薄い)のせいか、そんなことはありませんでした。
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/02/06 14:39 ---150.183.213
最初にお書きになられました
> 塗装は厚く、硬くなってしまいます
とはオイルニスだったのでしょうか?
それともアルコールニス??
最後の文面とは趣旨が逆に読めてしまいましたが
読み違えていたらすみません。
オイルニスは何処の国で誰が施しても
長時間の乾燥を必要とします。
イタリア楽器でも人気のモデルで販売の回転が速いと
ベタついたまま納品されます。
ニスが厚い方が良い、薄い方が良い、という話は奥が深そうです。
クレモナで40回も重ね塗りする製作者も
いるようですね。きっとそれなりのポリシーがあるのでしょう。
ニスの刷毛痕の技はコンクール審査でも
チェックされると聞きいております。
投稿者:hill 投稿日時:2006/02/06 16:23 ---228.29.96
最初に書いたのはポリウレタンです。
伝統的な作り方では使いませんが、安価な大量生産品で使われている物があります。
丈夫ですが、音響的にはガッチリしすぎて鳴りを抑えてしまうと思います。
ギターではそれなりのグレードを意味するオール単版が、バイオリンではほとんどすべてのもので当たり前なように、
ボディの大きなギターに比べてバイオリンは製作の段階で音響的に気を使わなければいけない楽器です。
小さい分ニスが持つ影響力というのも大きくなってくるのではないでしょうか。
ポリウレタンはギターではよく使われますが、それでも音にこだわった高級モデルやクラシックギターではニトロセルロースラッカーやシェラックニスが使われますので、
一般的にはポリウレタンは
・生産に手間のかけていられない
・初心者が手荒に使っても大丈夫な
・音響的にこだわる必要のない
ようなグレードの楽器に使われるものだと思います。
Q:A線のアジャスターについて、オリーヴ(ヴァイオリン弦)について
投稿者:ノル 投稿日時:2006/01/26 01:07 ---109.80.189
【質問1】
ヴァイオリン奏者で、たまに、A線のアジャスターをつけている人を見かけますね。高名な演奏家では、アンネ・ゾフィー・ムター、ギドン・クレーメル、ダヴィッド・オイストラフなどがそうですね。一般的には、E線以外にはアジャスターはつけない方が音の面で有利と言われていますが、これらの高名な演奏家は、なぜ、あえてA線にもアジャスターをつけているのでしょうか?もしかして、A線にスチール弦を張っているのでしょうか?
【質問2】
ヴァイオリン弦のオリーヴを愛用されている方で、A線やE線はオリーヴ以外の銘柄の弦を張られている方がいらしたら、どの銘柄の弦を張られているか、参考までに教えて下さい。自分はオリーヴのD線・G線は気に入ってますが、どうもA線とE線はいまひとつ満足できません。(もちろん、4本セットでオリーヴを使うのもいい組み合わせで、それなりに満足度は高いですが・・・)
投稿者:草笛 投稿日時:2006/01/27 03:57 ---5.23.92
【質問1】に関して、実証的ではありませんが感想です。
旧ソ連圏(とりわけモスクワ、ペテルブルグ、キエフ、オデッサ)の音楽院出身者には、スチール弦、それもスピロコアを使用している方が多いように思われます。勢い、A線でもアジャスターを使用しているのではないでしょうか。
ご周知の方も多いと思いますが、挙げられた内の2名、オイストラフとクレーメルは師弟関係ですね。オイストラフ(1908-1974)はウクライナのオデッサ出身、幼少期には現地で有名だったストリャールスキーというオデッサ音楽院教授の私塾でバイオリンを習っていました。当時のオデッサの雰囲気は、同門のミルスタインが書いた『ロシアから西欧へ』(春秋社)という本が伝えてくれます(素晴しい本ですが、訳者がロシア語を介さないためか不適切な訳語が散見されます)。そして後にモスクワ音楽院教授となり、長らくそこで教鞭を執りました。クレーメル(1947-)はラトビア出身ですが、モスクワ音楽院のオイストラフの下で学んだ弟子です。
現在でも旧ソ連圏のオーケストラや室内楽のバイオリン奏者、音楽院の学生には、スピロコアを使用している方が少なくないようです。これにはいろんな事情が重なり合っていると思われますが、主な理由としてはその耐久性(≒経済性)と音色でしょう。その演奏を生で聞いた際の主観的な印象としては、千住さんの『カンタービレ』よりも、二村さんの『音楽にできること』の音色に近く、発散傾向がより抑えられた、引き締まりつつも非常に温かい音色のように思われます。結果論と言えばそれまでですが、歴史的、地政的に育まれたロシア東欧系のメンタリティさえ感じられて興味深いです。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/01/27 12:35 ---109.81.98
草笛様へ。ご回答ありがとうございます。やはりスチール弦を張ってるからなのですね。スチール=安物・初心者用のイメージがありますが、スピロコアのA線はソリストが使えるようなスチール弦なんですね。昨晩、2ヶ月ぶりに(田舎に住んでいるもので・・・)弦楽器店に行ったときに、オリーヴのD・G線に組み合わせるA線のことを質問したら、「シノクサとかドミナントのA線を組み合わせているお客さんがいますよ。」と教えてくれました。
やはりスチール弦のA線だと、アジャスター無しでは調弦しにくいんでしょうかね?(スチール弦は試したことがないもので・・・)
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/01/27 14:48 ---25.150.62
今のようにいろいろな種類のナイロン弦が出回る前は、G・Dガット、A・Eスチールという組み合わせ、わりとあったよね。いまでもピラストロではEudoxa用のスチールA線あるよ。クロムコアのA線だけど、テールピース側の巻きがEudoxaとおんなじなの。ラーセンでもガットと組み合わせるためのスチールA線、出てたんじゃなかったかな?
>スチール弦のA線だと、アジャスター無しでは調弦しにくいんでしょうかね?
しにくです。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/01/27 20:12 ---109.81.13
スチールラヴァー様へ。ご回答ありがとうございます。自分はガット弦が主流の時代を知らないのですが、その当時は、G・Dガット、A・Eスチールという組み合わせも良く見受けられたとのことですね。あと、スチールのA線はアジャスター無しでは調弦しにくいとのことですね。ソリストでさえ、音質面での悪影響があることを承知した上で、あえてアジャスターをつけているわけですから、調弦のためには、スチールのA線の場合、A線にもアジャスターをつけるのはやむをえないのでしょうね。とても勉強になりました。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/01/31 12:45 ---109.81.203
スピロコアのA線を張ってみました。ガットのA線からスチールのA線に変えたらかなり違和感があるだろうと思ってましたが、意外と違和感はないですね。E・Aのハモリ具合などはガットのAのときよりもいい感じです。自分はA線にはアジャスターをつけてませんが、特に、調弦に不自由は感じません。それにしてもスチール弦は、ピッチが安定してますね。張ってすぐに安定するのには驚かされます。長持ちしてくれることを期待してますが、耐久性はどうなんでしょうかね?
投稿者:草笛 投稿日時:2006/01/31 22:12 ---126.19.75
張り替えられたA線と楽器との相性が好ましいものでよかったですね。スピロコアが合ったということは、材のよく枯れた楽器をお使いなんじゃないかと想像しました。A線に関してはヘリコアもいいかもしれませんね。スピロコアが楽器の音色を実直に反映する弦だとしたら、ヘリコアは枯れた音色をさらに演出してくれる弦のように思います。ともに好きな弦です。
そもそも、弦の寿命は弾き手の主観と密接に関係していて、きらびやかで輝かしい音が好みの方は、丸みがあってこもり気味の音が好みの方よりも頻繁に弦を交換しなければならないような気がします。ともかくも、いついつまでに交換しなければならない、というルールはないはずですから、自分の弾き心地や第三者の聞き心地をひとつの目安にされてはいかがでしょうか。
さて、実際にスピロコアを張ってオーケストラで働いている知己のバイオリニストは、半分冗談で「5年は持つ」と言っていました(笑)。それは大袈裟にしても、青巻のスピロコアと共にロシア語圏では「ラボーチエ・ストゥルーヌィ(働き者の弦)」と呼ばれているだけに、最も耐久性が高いもののひとつであることに違いはなさそうです。
ところで、E線について思い出したのですが、巻線のE線は音が柔らかくかつ艶やかですね。私は現在、2台の楽器にオブリガートGDA+トニカE(アルミ巻)、スピロコアGDAE(クローム巻)をそれぞれ張っていますが、とても相性がいいです。D線にアルミ巻と銀巻があるように、E線にもアルミ巻とクローム巻があり、やはり性格が微妙に違って面白いです。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/01 09:56 ---109.81.70
草笛様へ。お返事ありがとうございます。草笛様のご想像どおり、自分の楽器は古い材料で出来ていますので、楽器の特性を素直に反映するような弦が合っているようです。草笛様のお知り合いのヴァイオリニストの方の「5年は持つ」という冗談や「働き者の弦」と呼ばれているいというお話しなど、楽しく読ませていただきました。
さて、草笛様は、2台の楽器のうちの1台に、GDAEにスピロコアを張ってらっしゃるとのことですが、GDAにはそれぞれアジャスターは付けておられますか?自分はA線のみスピロコアということで条件は違いますが、アジャスター無しでも調弦に支障は無いです。なので、音色にこだわるソリストの方の中に、アジャスターを付けている方がいることに対しては、さらに不思議に思うようになりました。
ところで、ヘリコアとスピロコアでは、どちらの方が長持ちしますでしょうか?ガット(オリーヴ)のGDは半年ぐらい(場合によっては1年ぐらい)は「満足な音」で使えるので、A線にもそれと同じくらい長持ちすることを求めてます。
月刊誌ストリング2月号の119ページに、ヴァイオリニスト 深山尚久(みやま なおひさ)さんのガット弦とスチール弦に関するコメントが載ってました。ガット弦を愛用している人でもA線にスチールという例は良くある、とか、ナイロン弦は劣化が早いが弦が古くなったとき押し付けるようなボウイングになりがち、といった内容が書かれてます。ちなみに、深山さんはADGはガット弦でEはスチールを愛用しているとのことです。それでは。
投稿者:草笛 投稿日時:2006/02/02 04:52 ---126.16.161
スピロコアを張っている楽器のアジャスターですが、AE線の2箇所にL字型のものをつけています。微調整が可能な(整備の行き届いた)よいペグであれば、アジャスターなしのA線でも不都合はないと思います。私の場合、アジャスターひとつの有無によって生じる音質の差をことさら感じなかったのと、短時間に急いで調弦する必要性がないことから、今のところ利便性を買うことにしています。
余談ですが、この楽器は駒をスピロコア用に調整して可能な限り弦高を下げていますので、ハイポジションにも楽に移動できます。不便な点としては、このままの状態ではナイロン系の弦が合わせられないことですね。音色は良くても、張りのない、暗い音になってしまいます。
ヘリコアとスピロコアの寿命差ですが、ヘリコアは本当にクニャクニャとした柔らかい弦で、音色もデリケートなので、こちらの方が気を使うような感じがします。が、あくまでも印象に過ぎません。
寿命の長さについては、個人的にはナイロン弦やガット弦よりも長いと思われるので、ノル様がおっしゃられている期間、つまり同時に使用されるナイロンもしくはガット弦を張っておられる期間(半年〜1年)は安心して使用できるのではないでしょうか。
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/02/02 11:46 ---4.41.28
すこし教えて下さい。
弦の寿命とは切れる、切れないという意味での寿命ですか?
それともツボが合わなくなる、という意味での寿命ですか?
投稿者:パピ丸 投稿日時:2006/02/02 12:09 ---15.198.130
ほげげさんって、かなりヴァイオリンに関して詳しい方かと思っておりましたが、このご質問には、ズッコケてしまいました・・・。
弦の寿命は、切れる切れないではなく、弦が劣化して音質が落ちることと理解しています。メジャーなドミナントは劣化が早いですよね。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/02 12:39 ---109.81.83
草笛様。お返事ありがとうございます。A線にアジャスターを付けてらっしゃるとのことですね。自分の楽器は、糸巻き・弦の通る溝の調子が非常に良いせいか、アジャスター無しでも素早く調弦できています。また微調整についても、細やかにできています。
A線にスピロコアを張ると、長時間弾いてもA線の音程が狂わないので、(A線だけでなくD・G線についても)調弦の頻度が減りました。D・G線は今までどおりガット弦のままですが、A線のピッチが狂わないことのメリットは大きいと実感しています。
ほげげ様。自分が考える「弦の寿命」とは、単に切れる切れないという寿命ではなくて、良い音色・正しい音程が保てる寿命です。なので「音の寿命」と書いた方が適切だったも知れません。ガット弦は、(汗の量や弾き方などにもよりますが)切れる切れないという寿命ではナイロンやスチールに若干劣りますが、音の寿命については長寿命だと思っています。
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/02/02 13:40 ---4.41.28
アホな聞き方ですみませんでした。
音色、 ツボ、 切れる、
の順に耐えられなくなってくるのは知っています。
でもガット弦の「音の寿命」の長所については
ノルさんのコメントは貴重と思いました。
ガットは劣化しないのではなく、音色、ツボとも、
劣化が解り難い、と理解しておりました。
ここはプロも素人さんも見ているので
話の前提をハッキリしておかないと素人さんの中には
誤解してしまう方もいらっしゃるのでは?と思います。
投稿者:AZ 投稿日時:2006/02/02 15:08 ---14.102.136
パピ丸さんって昔大騒ぎしてた人?
ドイツラベルの20万円台は中国から来るもんが多い。
一番高い買い物をする人だなって
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/04 02:07 ---109.80.173
今日は素朴な疑問を書かせていただきます。
ピラストロ社の最高級ガット弦であるオリーヴに、ライバル社であるトマスティーク社のスピロコアのA線(しかもスチール弦)が合うというのは、不思議な感じがしますね。ピラストロ社がオリーヴ用のスチール弦のA線を作ればいいのに、と思いますが。一応、ピラストロ社からはクロムコアというスチール弦がありますが、クロムコアのA線とオリーヴという組み合わせは一般的ではないようですね。老舗のピラストロ社ならオリーヴに良く合うスチール弦のA線を作れそうな気がしますが・・・。
同じピラストロ社の弦でも、ガット弦のオリーヴと、最新鋭のハイテク弦であるオブリガートやエヴァ・ピラッツィを比べると、オリーヴの方が巻き線の巻き方が緻密な気がします。オリーヴの方が、巻き線が乱れにくい(ほつれにくい)ように感じます。オリーヴは手作り(ハンドメイド)で、ナイロン弦は機械製作(マシンメイド)といった違いがあるのでしょうか?
あと、これは気のせいかも知れませんが、オリーヴを張ると、弦の通る溝(駒&上駒)が痛みにくい、つまり、溝が深くなりにくいように感じます。これはナイロン弦よりもテンションが低いからなのでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/02/04 09:18 ---6.35.136
>>ノルさん
・なぜ、ピラストロがオリーブに合うスチールA線を作らないのか?
・巻き線の製造方法?
については、ピラストロのホームページ
http://www.pirastro.com/homeset.html
のCustomer Service からEmailを出すと、一番正確な情報がわかります。
私も興味がありますので、ぜひ、回答をもらって、ここにその結果を記載していただければ助かります。
弦の張力については、下記などを参考にしてください。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/saitenschpan.htm
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/05 00:38 ---109.81.126
弦喜様へ。ピラストロのホームページを見てみましたが、質問は英語で書かないとダメですよね。自分は英語が苦手なので尻込みしてます・・・。
佐々木ヴァイオリン工房さんのホームページと本は良く読んでいて、張力のデータなどはとても参考になりますね。
たまに行く某弦楽器専門店に展示されているヴァイオリン(主に100万円以上のもの)の大半には、4弦ともオリーヴが張られています。オリーヴは結構高い弦なので、楽器が売れるまでの間ずっとオリーヴを張るとなると結構なコストになるように思ったので店主に聞いてみたところ、「オリーヴだと切れる瞬間までいい音が持続するから、2ヶ月ぐらいでへたるドミナントをしょっちゅう張り替えるよりもかえって経済的なんですよ。張替えの手間も省けますしね。この楽器のオリーヴは1年ぐらい前に張ったんですよ。」と言ってました。汗とか湿度に強い(防水型の=ウォータープルーフな)ガット弦が開発されたら、ガット弦の愛用者がもっと増えるように思いますが、難しいんでしょうかね。テニス用のガット(天然ガット)には、雨(水滴)に強いガットが出てきてますので、ヴァイオリン弦にもそういうガット弦が出てきたらいいのにと思いますね。どなたか英語でピラストロ社に直訴していただけませんかね〜?それでは。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/02/05 09:22 ---6.34.113
以下、私見です。
・オリーブがあまり使われない理由は、一般庶民にとって値段が高い(特に一本5千円もするG線は手がでない)から。ドミナントくらいの価格になれば、使う人はずっと増えるでしょう。それに、温度・湿度による音程の変動が大きくステージでチューニングが狂いやすいということと、高温多湿の環境(日本の梅雨・夏など)では切れやすい、という理由が加わります。
・ドミナントは3ヶ月くらいで替えるべき、という意見は多いですが、アマチュアを中心とした実際の使用状況をみると、実際は半年・一年は平気でそのまま使われていると思います。
・ピラストロが、戦略的に(開発投資をしてでも)、亜熱帯・熱帯地域(日本の夏はほとんど亜熱帯)の販売を伸ばそうとするならば湿度対策を重点的に検討するでしょうが、欧米での使用環境を見る限り高音多湿での性能は重要ではありません。
・ガットを使っている人はかなり少なくなった。その中で、A線を別の組み合わせにしている人はさらに少ない。それをスチールにしている人は限りなく少ない。それについて興味を持つ人・回答するユーザはまずいないだろうから、強く興味を持つ人が若干英語に苦労はするかもしれないが、直接聞くのがよいと思い、先の投稿をしました。(英語を避けると、ヴァイオリンに関する情報は数パーセントしか入手できません。)
このスレッドのテーマからずれてきましたので、このスレッドでの書き込みはこれくらいにいたします。
投稿者:スティールラヴァー 投稿日時:2006/02/05 11:13 ---25.150.62
>ライバル社であるトマスティーク社のスピロコア
スピロコアにあたるピラストロの製品はフレクソコア。
>ピラストロ社からはクロムコアというスチール弦がありますが
クロムコアにあたるトマスティークの製品はプレシジョン。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/05 13:59 ---109.81.58
弦喜様へ。たしかにオリーヴは高いですが、最近は30%〜35%引きでネット通販で入手できるので、以前よりもだいぶ割高感が減りました。それでも高いことは高いですが、いい音が長持ちするという点を考えるとコストパフォーマンスはいいと思います。
たしかに、自分の質問の内容は、直接ピラストロ社に尋ねた方が良さそうなので、英語のできる知り合いに頼んでメールしてもらおうと思います。
スティールラヴァー様へ。スチール弦の銘柄について教えていただきまして、ありがとうございます。
最後に。この掲示板のおかげで、(これまで意識したこともなかった)スピロコアのA線に出会うことができました。A線だけスピロコアに替えてから、DGのオリーヴも含めて全体的なピッチの安定感が増して、とても弾きやすくなりました。音もバランスも良好でとても満足しています。この掲示板を提供してくださっているストラッド様、ご回答いただいた方々に改めて感謝の意を捧げます。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/02/05 15:25 ---25.150.62
あ、ピラストロにメール出すならね、はじめの【質問2】今使ってる弦(オリーブ)のAE,どういうところが気に入らないか、どういう音が好みか、A線をスピロコアに変えたらどういうところが気に入ったか、を簡単にまとめて書くと良いです。そして一番大切なこと、住所を書く!そうすれば1-2週間であなたの郵便箱に弦のサンプルを発見することでしょう。
Q:ホテルでの練習
投稿者:心配の母 投稿日時:2006/02/03 14:05 ---211.214.183
この場に合うかどうかわからないのですが お知恵をお貸しください。皆さんは 旅先での練習はどのようにされているのでしょうか? 息子(1/2 ヴァイオリンを使用中)がホテルに滞在中の練習に困っております。ホテルに申し出ましたら 練習ができるような部屋はないということですし 近くに貸しスタジオも見当たりません。 消音ミュートをつけて ホテルの部屋で弾いて(こっそり)しまおうかとしたのですが 1/2用ですと 金属のミュートは見当たりませんでした。 ゴムのミュートも使用したことがなく その効果のほどがわかりません。 どうしたものか困っております。 皆さん どのように練習していらっしゃいますか?
投稿者:wm 投稿日時:2006/02/03 14:14 ---248.88.175
ブリッジに大きめの洗濯ばさみをたくさんくっつける。
投稿者:ライムライト 投稿日時:2006/02/03 14:36 ---37.171.62
大チェリストのロストロポーヴィチがホテルで練習する際テレビの音量を上げそのなかでやっていたそうです。
私もホテルで練習することはありますが常識的な時間内(夜9時ぐらいまで)でそんなにガンガン弾かなければ何もいわれませんでしたよ。
投稿者:心配の母 投稿日時:2006/02/03 15:03 ---211.214.183
早速お返事を頂き 感謝しております。洗濯ばさみをつけてみたら 4個つけることができました。息子は 「練習できればなんでもいい」といって ピンクの洗濯ばさみのついたヴァイオリンで 試しております。テレビの音量も上げました。 皆様ありがとうございました。
投稿者:wm 投稿日時:2006/02/03 17:59 ---248.88.146
ところでカラオケボックスも無かったですか? カラオケボックスでカラオケをせずに個人練習というのは、割と一般的な気がしていましたが。
Q:Vn.弦組み合わせ
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/04 10:48 ---225.147.237
質問です。
弦の組み合わせで(ヴァイオリンです)下からGD=オブリガート、A=ピラッツィ、E=ゴールドと言う組み合わせで少しお聞きしたいのですが、この組み合わせは、オリーブ・シノクサ・ゴールド、或いはオリーブ・ドミナント(とかでしょうか?)・ゴールドといった組み合わせと比較的同じ発想の組み合わせと見ていいのでしょうか?
弦の性格はいくぶん違いそうな、また似ていそうな気がして素直にそう考えて良いのか、まったく思い違いなのか迷います。
或いはこの組み合わせ自体が偏っているでしょうか?(私はこの組み合わせは使っていないのですが)
この組み合わせによる効果などもお分かりになりましたら教えていただきたいです。お願いします。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/05 00:24 ---109.81.126
D.O.様へ。GD=オブリガート、A=ピラッツィ、E=ゴールドと言う組み合わせは、あまり一般的ではないと思いますが、オブリガートのA線は若干巻き線が弱いという弱点がありますので、A線だけオブリガート以外を使ってらっしゃる方はいると思います。E線にピラストロゴールド(ゴールドという名前だが、単なるスチールの単線)を使っている方は、結構いるのではないかと思います。GDにオブリガートであれば、A線にはシノクサやスピロコアが合うのではないかと思います。オリーヴの愛用者で汗かきの人が、夏場に、オリーヴの代用としてオブリガートを使っていることがあります。自分はオブリガートを張ったことがありませんが、オブリガートにオリーヴに似た特性があるとすれば、A線にスピロコアを使うというのは結構行けると思います。
スピロコアのA線は、テンションもそれほど強くないですし、音の出方も素直で発音がいいので、弾き易く聴き易い弦だと思います。多汗症の方だとオリーヴを使うのは難しいかも知れませんが、とりあえずオリーヴのDG+スピロコアのA+オリーヴのEを試してみて下さい。温かくて耳ざわりのいい音が出せますよ。汗が多いなどでオリーヴだと傷みやすい場合はDGにオブリガートを試してみるといいのではないでしょうか。それでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/07 21:47 ---225.147.237
ノル様、有難う御座います。遅くなりました(汗
やはり一般的な組み合わせではありませんか。
オリーブなのですが、前に人の楽器で聴いたのですが(オリ-ブ、シノクサ、ゴールドの組み合わせでした)、単純なメロディーや特に音階など弾くと、かなりDとAの音の違い、ガットとナイロンの差でしょうか、が解ってしまったので(オリーブシノクサはきっと代表的な組み合わせだと思うのですが)あまりオリーブを使わないか、一緒に使いたくないなぁと思ったのですが、どうなのでしょう?スピロコアでもやはりそこら辺はしょうがない面として残るのでしょうか?スピロコアがスチールといったところも使ったことがないので少し不安です。ナイロンと比べて癖など有りますか?テンションが高すぎず発音が良いと言うのは魅力的ですが。
そんな訳で今の弦もそろそろ寿命と思うのですが、GDにオブリガートかノルさんの仰った様にオリーブか、迷うところです。オブリガートの場合でのスピロコアとの関係も気になります。
もちろん、試せばいいことなのですが、あまり余裕がないのでいち早く良い弦&組み合わせに出会いたいところです(苦笑
最後の手段としてドミナント&ゴールドブラカット.27も考えています(実は今そうなのです。やけで張ってみたのですが思っていたほど悪くない。ですが、もうちょっとといった感じです
長くて申し訳ないです。有難う御座いました。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/08 19:47 ---109.80.246
D.O.様へ。ドミナント&ゴールドブラカット0.27はオーソドックスな組み合わせですね。自分は、0.26の方が好みなので、0.26+ドミナントを張っていたこともあります。その後、ガット弦(オリーヴ)に移行して以来、ガット弦派となりました。
GDAをナイロン、Eをスチールにしたときは、AとEの音質が明らかに違う感じがするものです。GDAと移弦して、そのままさらにEに移弦したときなどに、そう感じますね。
ここで、GDをナイロン、AとEをスチールにすると、DとAの音質の違いがハッキリしますが、その代わりAとEの親和性(調和)は良くなります。
とを比べた場合、GDAEと連続的に移弦したときの音質的ななめらかさにおいて、の方が勝っていると自分は思っています。そんなわけで、自分は、GDにオリーヴ(ガット弦)、Aにスピロコア(スチール)、Eにオリーヴ(金メッキスチール)という組み合わせを愛用しています。
なお、スピロコアのA線は、ドミナントのA線よりも若干細めで、大変柔軟でしなやかです。つい最近、ナイロン弦やガット弦よりも、スチール弦の方がずっと柔軟だということを知って驚いた次第です。自分はつい最近A線だけスピロコアにしたわけですが、A線がスチール弦だということを意識する(違和感を感じる)シーンは特に無いです。オイストラフやクレーメルも愛用している組み合わせだと思うと、この組み合わせに対して妙な信頼感(安心感)がわいてきます。1度お試しになられてみて、気に入らなければ、すぐにドミナントに戻されたら良いのではないでしょうか。やはり一度は試してみる価値はあると思いますよ。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/09 11:12 ---225.147.237
ノル様、ご丁寧に有難う御座います。
なるほど、ノル様もナイロンからガットに移行された方ですね?(もっとも今ですと最初からガットと言う人も少ないのでしょうが…)依然此方で「音を求めると結局ガットにいくのではないか」とアドバイスを頂いたのを思い出します。
私はガットはオイドクサしか使った事が無いのですが(オリーブはその値段と下らない理由(気分的な)からすこし避けた感が有ります)、張力ゆえか満足のいく結果に繋がらなかったので、とりあえずドミナントと言うことで現在に至っているのですが、やはりオリーブも試してみた方が良いのでしょうねぇ(オブリガートは結構好感触だったのですが)。
なるほど、の方もそう聞くと良い感じがしますね。結果的に心材2種類なので、ガットナイロンスチールの3種類より音が繋がるのでしょうか、と言う感じもしますね。
スピロコアがそこまで柔軟と聞くと気になります。ノル様の投稿されたQ&Aもみせて頂いています。Aもアジャスターは必要を感じなかったとの事ですね。
最後にしつこくて申し訳ないのですがE線についてお聞きしたいです。オリーブの金を使っていらっしゃるそうですが、どれくらいの期間持つものでしょうか?比較的安価な弦(今のゴールドブラカットもそうですが)を短期間で替えて行くという方法で、それも良いなぁと思っているのですが、オリーブ(金)をお使いになる特別な理由、或いは安いもの(という言い方もあまり適切とは思えませんが)を短期間で使用していく、といった事に関して何か意見がありましたらお聞きしたいと思います。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/09 20:55 ---225.147.237
すみません、あともう一つ忘れてました。
GDのオリーブですがどの巻き線をお使いですか?
GがシルバーであればDもシルバーの方が良いのでしょうかね。Aのスピロコアはクロム巻でしたでしょうか。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/09 23:19 ---109.81.66
D.O. 様へ。オリーヴの金メッキE線は、よほど激しく使わない限り3ヶ月は使えると思います。錆びないので使おうと思えば半年ぐらい使えます。音もいいですし、ゴールドブラカットをしょっちゅう取り替えるよりも経済的だと思います。オリーヴの金メッキE線を使ってみて気に入らない場合は、ゴールデンスパイラルのE線を試してみて下さい。これもとても素直な音のする良いE線だと思います。
自分はオリーヴG(ゴールド&シルバー巻き)、オリーヴD(ゴールド&アルミ巻き)を使ってます。いわゆるリジッド(硬巻き)ではなく、普通のミディアムゲージのものを愛用しています。最初は硬巻きではなく普通のものから試した方が良いでしょう。あとD線にはシルバー巻きもありますが、ゴールド&アルミ巻きの方がオリーヴらしい音が出ると思います。
Aのスピロコアはクローム巻きのスチール弦です。今のところA線にアジャスターをつける必要性は感じておりません。テンションも思ったほど強くなくて弾き易いですよ。
自分の場合、以上の組み合わせだと、重音の調和、移弦時の音のなめらかさなどにおいて良い結果が得られています。値段的には高い組み合わせですが、長くいい音が持続することを考えると経済的だと思います。しょっちゅう弦を張り替えなくて済むというのは楽ですしね。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/10 18:57 ---225.147.237
ノル様有難う御座います。
3ヶ月ほどもちますか。前、習った事のある方に(インフェルド赤の金E線に対して)、金メッキ線を1ヶ月使うよりゴールドブラカットなんかを2,3本(?)使う方が良い(個人の意見としてでしたが)と言われた事が有るので(インフェルドは私は使ったことがありませんが、談義?の一つとして)、どうなのかなぁと思っていました(恥ずかしながら私はそこまで弾かないので)。3ヶ月なら妥当ですね。まぁE線は色々試して遊びたいなぁと思うところですが(笑
すみません勘違いしてました。オリーブG線はシルバー巻とシルバー&ゴールド(リジット)の2種類だと思ってました。リジットもノーマル(?)も銀&金巻ですね(汗)。銀線と金線の割合が変わるんでしたっけね(これもうる覚えですが…調べようと思います)。
なるほど、ではDもアルミ&金で試したいと思います。
あとはオリーブの寿命ですね。使ったこと無いし、音の劣化がナイロンほど明らかでない?とも聞くのでちょっと気を使いながらみてみようと思います。何にせよ長持ちするようで嬉しいです。
今度の弦替え(2,3日内にしますが)で時期的な問題でガットなどに手が出せないことを思い出しました(泣)。折角お答え頂いたのに1ヵ月後くらいにならないと試せそうに有りません。色々お聞かせ頂いたのに申し訳ありません。
全く情けない形でのお礼ですが、随分付き合っていただき本当に有難う御座いました。とりあえずもう少し我慢します(…
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/11 01:43 ---109.81.34
D.O.様。長時間激しく演奏する人の場合、1ヶ月ぐらいで金メッキE線の金メッキが剥がれてくるという話を聞いたことがあります。自分の引き方では、半年かかっても金メッキを剥ぐことはできそうもありませんが・・・。あと、自分が使った限りでは、インフェルド赤の金メッキE線よりもオリーヴの金メッキE線の方が、音の面で長持ちするように思います。
ドミナントなどのナイロン弦を3ヶ月ぶりに張り替えると、新しい弦がすごく「新しい(新鮮・活きが良い)!」と感じられますが、オリーヴなどのガット弦だと3ヶ月程度だと新しい弦に張り替えてもそれほど新鮮な感じはしません。これはナイロン弦とガット弦の時間の経過に伴う劣化の度合いの違いを如実に物語るものだと思います。
常時、湿度が65%を超えるような環境で弾くとか、手に多量の汗をかくとかでなければ、オリーヴのD線とG線は半年ぐらい持つと思います。糸巻きがスムーズに回るか、とか、ナットと駒の弦がとおる溝がなめらかか、弦の太さと溝の太さがフィットしているか、といった要素も弦の耐久性に影響しますので、信頼できる工房で適切にメンテナンスしてもらうことをお薦めします。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/12 14:49 ---225.147.237
ノル様、有難う御座います。
なるほど、ピラストロのメッキ線の方が持ちが良いと感じられたのですね。嬉しいことです。…もっとも私もメッキが剥がれるまで使うとは思えませんが…。オリーブのE線は比較的強い方と考えているのですがそれで宜しいでしょうか。
そうですね、ドミナントは特にそれが如実に感じられますね。私の楽器は私にとって充分に良い楽器でよく鳴ってくれるので、ドミナントの新弦は時にうるさく感じられます。ちょっと、好みとずれている為とも思われますが。3ヶ月経って新弦とさほど差を感じられないというのは充分ですね。オリーブは元々新弦としての感触もさほど強くない方でしょうか?…これは、あんまり関係ない話だと思いますが(汗
楽器の状態は良好でペグなどは問題ないと思います…E線の駒の当て革が少し心配ですが…。
すこし、思いついたのでお聞きしたいのですが(全くの思いつきですので面倒でしたら返答されなくて結構です)、スピロコアというのは比較的深い音のする弦なのでしょうか(ループコア全般)?、スピロコアをお使いの現在、ヘリコアも試してみたいと思われますか?あとクロム巻、何か独特の感触とか有りますか?(これは私はスチール自体知らないので何ともいえない質問ですが)
オリーブ・スピロコアはどちらかと言うとパワーのある組み合わせなのでしょうか。最近、弦のパワー(?)だとか何とか色々混乱してきて解らなくなって来ました。…まぁ、極論、材を充分に鳴らしてくれる弦ならどれでもいいのでしょうが。
全く乱文で申し訳ありません。では。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/12 22:01 ---109.80.219
D.O.様。オリーヴのE線は、ブラカット0.27とかインフェルド赤の金メッキに比べると、テンションは弱いと思いますが、E線全体の中では普通ぐらいだと思います。オリーヴのテンションは、ドミナントよりも多少弱いと思います。
スピロコアのA線は、キンキンしない程度の張りのある音が出ます。自分は、A線はこもったような音よりは、カーンとストレートに鳴る方が、E線とのバランスや調和が良いと思うので、スピロコアの音は好みです。ストレートに鳴るとは言っても、けして安っぽい音ではありませんのでご安心下さい。自分は、G線やD線は、こもったような温かみのある音が好きなので、そういう弦となるとやはりオリーヴが適していると思います。
深い音というのがどういう音をイメージされているかわかりませんが、スピロコアよりもずっと高価なオリーヴのG線やD線の音に対して、スピロコアのA線が音色や音量の点で劣っているように感じることはありません。クローム巻きの巻き線については、特に違和感はありません。オリーヴのA線やドミナントのA線よりも弦の直径がほんの少し細いですが、そのことについては弾いていて特に違和感はありません。
あと、違う銘柄の弦に張り替えた場合、楽器と新しい弦が馴染むのに数日から1週間程度、そして、演奏者が新しい弦に馴染むのに1週間程度はかかります。張り替えた直後に、すぐに満足できない場合でも、しばらくすれば新しい弦に慣れてきますので、その段階で弦の良し悪しや楽器と弦との相性等を判断された方が良いと思います。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/13 10:40 ---225.147.237
ノル様、ご丁寧に有難う御座います。
ゴールドブラカット.27と比べてテンション低めですか。結構な太さが有ったと記憶しているのでテンションも結構なものかと思っていましたが、それぐらいなら良いですね。オリーブ自体はドミナントより低めですか…まぁ、妥当なところなのでしょう。テンションが低いのも困りますがドミナントより少し弱め程度なら特に問題は無いのでしょうね…当たり前かもしれませんが(汗
スピロコアもなるほどです。そうですね、深い音というのは主観的過ぎました。大方オリーブとのバランスが取れるような音、程度でお願いします。なんだか、良さそうですね(とお使いになっている方を捕まえて失礼かもしれませんが)。
そうですね。ある程度時間を用意しておきたいですね。だんだんオリーブ&スピロコア&オリーブ金線の組み合わせを試したくなってきました。いや、かなり気になります。早く来月あたりにならないかと待ち遠しいです。時間が出来たら早速試そうと思います。有難う御座いました。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/13 12:31 ---109.81.127
下記のサイトに弦のテンションと太さのデータが掲載されています。大変勉強になりますので、ご覧下さい。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/saitenschpan.html
ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/14 00:24 ---225.147.237
その工房のHPは何度かみせて頂きましたが、改めて見ると…オリーブのG線ってこんなにテンション低いんですか。オイドクサのリジットでも張力のせいか、まだ足りないなぁ(抽象的な表現で申し訳ないです)と感じたので(パワーのある楽器はやはり有る程度パワーのある弦で無いと辛いのでしょうかね、どうも思い通りに行きません、楽しいところですが)この数字はちょっと不安にさせてくれます。お使いの実感として「弱い」と感じることは無いと思いますが、…どうなんでしょうね(苦笑、或いは全く此方の勘違いが有るのでしょうか
オリーブがリジットの方がテンションが低くなっていますが…ちょっとばかり理解に苦しみます。どういうことでしょうか(汗
スピロコアが載ってないのが残念ですが、ヘリコアと似たような数字かな?と考えることにしておきます。A線に裸ガットを442Hzで張るとどんなテンションでしょうねぇ、と考えてみたり。
色々有難う御座います。では。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/02/14 20:56 ---109.80.45
オリーヴを使っていて、音量(パワー)の面で弱いと感じることはないです。オイドクサだと弱く感じられるかも知れませんが、オリーヴならナイロン弦と互角のパワーが出せると思います。ただ、ナイロン弦だとググッと弓圧をかけて音量を出すところを、ガット弦の場合は弓圧はあまり強くしないでむしろ弓速を上げる(弓をスピードアップする)ような弾き方をした方が、パワーを実感できると思います。要するに、ナイロン弦とガット弦では弾き方が多少違うところがあるということです。
ガット弦(オリーヴ)を愛用されている千○真△子さんや天○敦△さんが大ホールで演奏されるのを聴くと良くわかりますが、低音から高音までものすごい音量で鳴っています。一番後ろの席でもハッキリと聞こえます。よって、ガット弦の弾き方のコツさえつかめば、音量やパワーの面でナイロン弦にひけをとることは無いと思います。A線のスピロコアは、一度調弦すると1時間くらいピッチが狂わないです。さすがスチール弦だなと思わされますが、不思議なくらいガットのG・D線との相性が良いです。G・D・A線の3重音(和音)を弾いたとき、例えば、バッハの「シャコンヌ」の冒頭などを弾いたときの和音の重なり具合(調和)もいい感じです。さらに、G・D・A・E線の4重音を弾いたときの調和・バランスも上々です。オリーヴ愛用者の方々には、スピロコアのA線を1度試していただきたいものです。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/02/14 23:12 ---225.147.237
そうですね、私は使ったこと無いですけど使ってる人のを見ても充分に強力(?)な弦って感じがしますね。オイドクサは…楽器のせいも有るでしょう、上手くいきませんでした。弾き方の違いは有る様ですね、確かに。オイドクサを使った時なんですけど指板側は良くなるんですけど駒側で弾こうとすると比較的早く音が濁って来る感じがしたのですが(順序が逆で、その後ドミナントを張ったときにほぼ駒の上近くまで駒側で弾いても全然問題なし、逆に指板の方はオイドクサほど良くないと感じたのですが)、これは張力によるものかな?と思っていたのですが、どうもそこまで単純じゃないような気もしますし、ガットの何かが有るのかな?とも思うこの頃ですが、そこにあのテンションデータだったので、すこし不思議に思った次第です。文が不味くてすみません、どうも上手く言えない(泣
今こうしてお聞きしていてもAにスチールでガットとの相性が良いというのは面白いなぁと感じております。試したいですね。…同時に一度はAに裸ガットというのもやってみたいですが(ハイフェッツ、ミルシュタインのやり方でしょうか?)、こちらはどうなるのかよくわかりません。 スチールの方が実践的な感じはしますが裸ガットを現に使う方もいるようですし、一度は遊んでみたいなぁと思ったりしてます。なんにせよスピロコアは一度やってみたいですね。有難う御座いました。(最後に散らばってしまって申し訳ない