弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:ラベルのないハンドメイドチェロ
投稿者:めろす 投稿日時:2006/03/17 01:01 ---136.86.133
チェロの初心者です。
近々中古の楽器を先生の斡旋で購入する予定ですが、
気になって検討している楽器が、まだ数年前の新しい中国製のハンドメイドと言われているのですが、
ラベルも何もなく、それ以上はどういう素性のものか全くわかりません。
調整で見てもらった楽器屋の技術者の人が言うには
「良くもなく悪くもなく、フツーの楽器。まぁ10年くらい使って買い替えれば」
と言われました。
現状で30万、と言われているのですが、その技術者からは
「ペグと傷を直してもらって、弦も新品にしてもらって30万くらいじゃない?」
と言われました。
かなり評価が低い気が・・・w
自分的には他に数台提示された楽器の中ではこれが一番気に入った音色だったのですが
みなさんの投稿を読んでいると、メーカーや工房、職人が判明しているのは大前提みたいで、
それらが全く不明の楽器の話題は全く出てきませんので、ものすごく不安になりました。
初心者の自分が直感で気に入った音色、というだけで数十万の金を出していいものか
もう少し慎重に検討して素性のわかったものを買うべきか、悩んでいます。
弦楽器のプロの方々はどのように思われますでしょうか?
投稿者:くろすけ 投稿日時:2006/03/17 11:52 ---142.168.94
めろす様はじめまして。愛知で演奏活動している、くろすけと申します。よろしくお願いいたします。
先生の斡旋でと言う事は先生の紹介されたお店で楽器を購入するということでしょうか?
信頼できる先生、信頼できるお店、ご自分の気に入った楽器という条件が揃っているのであれば無メーカーの楽器での問題ないと私は思います。
めろす様が弾いてみて気に入ったという事だと思われますが、一度師事されている先生と一緒に楽器屋さんに出向き、先生に試奏してもらい、その音をもう一度ご自分で確かめるということも試された方がいいかと思います。
それと、楽器を購入したあとでのアフターケアが大変重要なことだと思います。どんな細かな相談にでも気軽に対応してくれること。お店の方との相性も重要かと思います。
>現状で30万、と言われているのですが、その技術者からは
>「ペグと傷を直してもらって、弦も新品にしてもらって30万>くらいじゃない?」
少し気になるコメントですが、めろす様のご予算はいかほどなのでしょうか?もし30万以上のご予算(50〜100万程度)で素性のわからない楽器を購入。ということであればもう一度検討された方がいいかと思われます。
あまり詳しい状況が判らないため最初と最後で異なった発言になってしまい申し訳ありませんm(u_u)m
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/03/17 15:39 ---83.39.162
めろす様、
状況がよく解らないので単なる「感想」です。
(しかも小生、プロどころか素人のレイトスタータです。すみません)
楽器屋さんの言ったニュアンスが判らないので断言はできませんが、「フツーの楽器」ということは要するに(アマチュアが弾く分には)まぁ合格点、特に問題はなく、使える楽器ということではないしょうか?
> かなり評価が低い気が・・・w
と仰いますが、ちゃんと手入れすれば(中古でありながら)30万円程度の商品価値のある楽器、ということなら立派なものです。
中古を(美術・骨董品ではなく道具として)買う場合、プロのこういうチェック(楽器の現状あるがままに対する評価)は非常に重要でしょう。 それがあればラベルなんてどうでもいいと思います。 逆に、出自やラベルに惑わされずに楽器自体を評価できて良いのでは?
修理代などの具体的な金額はSTRADさんを始め色んな楽器屋さんのHPで判りますので、それを踏まえて価格交渉の余地はあるかも知れませんね。
小生は最初の楽器は何も考えずに先生に選んでもらいました。 2台目は楽器屋さんの薦めるのを弾き比べて決めました。 まともにラベルを読んだのは最近のこと、このような掲示板に出入りしだしてからです。 それも、単に話の種であって、全く本質的なこととは思っていません。
投稿者:めろす 投稿日時:2006/03/17 16:49 ---138.173.105
レスありがとうございます。
状況がわかりにくかったようですみませんでした。
ここのところずっとこのチェロのことを考えていたので、昨夜はこのチェロが人間になって夢に出てきました。
同じ予算(30万円前後)で聞かせてもらった他のサンプルの中では
ダントツに音色や響きが好きだったし、自分としては迷いつつも、
もうこれに決めようかなぁ…という気持ちになってもいるのですが、
なにしろ、どこの誰か全くわからない青年に巡り会って恋してしまったみたいな感じです。(チェロについて)何もしらない自分の初めての相手だから、一時的にほだされてるだけで、本当はほかにもっといい人がいるのかもしれない。
でも、どこの誰だかわからないだけに、もし一旦手を離して見失ってしまったら
もう2度と会えないような気もするし、頭のどこかでは、「そんなどこの誰だかわからない相手に、のめり込んでいいの!?」と囁く声も聞こえる。
…といった感じでしょうか。 すみません、もっとわかりにくくなってしまったかもしれません。w
技術者も買い替え前提で話をしていましたが、やっぱり皆さん、買い替えたくなるのですね。先生も、アンサンブルをやりだすと、きっとすごく買い替えたくなるよ、とおっしゃっていました。
まあ運命の1台目ですし、(チェロ自体)習いはじめたばかりですが、
先生のことも信頼しているので、あまり出自などにこだわらず
自分の直感で恋したまま決めてもいいのかもしれませんね。
レスくださった方々のご意見を読んで、そんな気持ちが強くなってきました。
どうもありがとうございました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/03/18 00:15 ---6.34.242
国内S社の裏板が合板ではないチェロの一番下のグレードで定価27万、ドイツK,H社の入門用フルセットが38万ということを考えると、30万円というのはメーカー品入門クラスで単板のものの最低ラインということになります。
以下私見です。
その価格でハンドメイドでそこそこ鳴る楽器が手に入れば、喜ぶべきことだと思います。その価格であれば、ハンドメイドは大抵中国または東欧のものになると思いますが、名のある人の作品はそれらの国でも結構しますので、ほとんどは多くの職人をかかえた工房で作られたものでしょう。山のように工房がある中国のこと、その工房が著名でないなら、ラベルをつけることがかえって価値を減ずることもあります。(ノーラベルで出荷の上、購入元が某かのラベルを付加して販売することもよくあります。)
その価格であれば、ラベル・メーカーなど気にすることなく、状態のよい弾きやすい楽器を選び自分としてその楽器が気に入っているのであれば、迷う事はないと思います。
ただし、駒、魂柱、ペグ、指板などの状態は事前に確認し、調整・修理に要する費用は把握しておいた方がよいでしょう。
− 技術者の人の発言を借用・活用して、購入時に少し値切ってみるのも大人の交渉術です。
− またその発言に対しては、大抵他のお店等の楽器は辛口に評価されるので、私なら、「それなら30万でこの楽器以上のものを紹介して」と突っ込みをいれ反応を見ます。
投稿者:めろす 投稿日時:2006/03/18 17:03 ---138.174.96
弦喜さま
ありがとうございます。
>その価格でハンドメイドでそこそこ鳴る楽器が手に入れば、喜ぶべきこと
ほんとうに、そうかもしれないと思いました。
次回のレッスンの時に、先生に駒や魂柱、ペグ、指板などについて確認します。
毎日練習していると、愛着もわいてくるんですよね。
側面の下のほうのニスが一部プツプツザラザラになってるのとか、
そういうのも気になってはいるのですが、本当は聞いてみたほうがいいんでしょうねきっと。
ただ、他にも欲しい人が出てきたという連絡が来ているため、
「なら無理に買わなくてもいいわよ」となりそうで
大人の交渉ができるかどうか、いまひとつ自信がナイ気弱な自分です・・・
Q:弦楽器の修理について1
投稿者:マニア 投稿日時:2006/03/16 14:51 ---13.60.249
弦楽器の修理のことで、ストラッド様はじめ専門の方のご意見をお聞きしたいことがあります。
現在私はバイオリンの購入を考えています。1770年代のもので表板の割れ(一部はひびかもしれません)が4箇所ほど肉眼で確認できますが、割れの段差はなく表板もほとんど歪んでおらず、オールドとしては健康な状態に見えます。
また、表板を開けることはできませんが、自宅に持ち帰り、光源を入れて、f孔からはデンタルミラーで、さらにエンドピンホールからもできる限りチェックしました。
その結果、表板の裏面の状態については、
・表から見て最も割れがひどかったと思われる1箇所で、グレインに沿って、木の色が2〜3mmの幅で、細長く白っぽくなっており、何らかの修理がしてあるかのように見える。
・次に目立つ1箇所では、割れの4分の1程度(2cm程度)の長さで亀裂と思われるものが見えるが、そのあたりの木が少し変色しており、何らかの修理がしてあるかのように見える。
・ あとの2箇所については、割れ跡も修理跡らしきものも確認できない。
でした。
要するに、表面で割れが確認できるのに裏面まで達していない(と思われる)ものがあり、達しているものについても通常行われているパッチやクリーツによる修理が一切されていないということです。
投稿者:マニア 投稿日時:2006/03/16 14:53 ---13.60.249
続きを書きます。
表に割れ跡があれば必ず裏面まで達しており必ずパッチやクリーツによる修理がなされていなければならないと思い込んでいた私にとっては、こうした状態が非常に不安であったので業者に確認したところ、「割れといってもひびのようなものは裏面には達していない場合もあり、その場合は補強修理をしないことが多いと思うし、達していても通常のパッチやクリーツではなく、別の木を割れに沿って細長く貼り込んだり(これは一種のパッチといえなくもないですが)、場所や割れ方によって膠を入れるだけの場合もある。最近はほとんどの場合補強修理をするが、修理された時代や修理者によっては、その時点で可能な限りのベース修理のみ行い、音に影響する可能性がある余計なものはできるだけつけないという例もあるようだ。」ということでした。
確かにある程度古い割れ傷だと思いますし、現時点で歪みも段差もないのだからベース修理が成功しているとも言えますが、近代修理方法が確立される以前はこうした修理が一般的だったのでしょうか。また、補強修理がないためある時いきなり表板にダメージがでるような気がしてならないのですがいかがでしょうか。専門家の立場で、ご意見をいただければありがたいのですが。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/03/16 20:00 ---6.35.175
私は専門家ではないので、技術的な話は、回答できませんが、
割れのある場所と割れの長さの情報があれば、専門家の方がずいぶん回答しやすくなると思います。
以下、私見です。
f字孔周辺の短いクラックや、サドルクラックと呼ばれるテールピース横の下から上がる数センチ程度のものは、ニカワを流し込んで終わり、となることが多いと思います。要するに割れの箇所を押さえて楽器が割れの箇所からたわむような割れであるかどうか、また楽器の構造上その箇所に常にストレスがかかるかどうか、で簡易的にすませるか、表板をあけての修理をするかが決まるような気がします。
表板をあけること自体が、楽器にとっては開腹手術されたようなもので、時間をかけてよほど丁寧にあけないとそれだけで楽器はダメージを受けますので、開腹せずに問題なく使える場合は開腹しないですませるのではないでしょうか。
投稿者:マニア 投稿日時:2006/03/17 00:23 ---99.110.108
割れの箇所ですが、楽器を正面から見て、アッパーバウツの左側に3箇所が集中しています。
最も大きいというか深い割れは、エッジら2センチくらいのところにありで、上下ともパフリングを超えていると思われます。
この割れの裏面は、先程書きましたが幅3mm程度で白っぽく修正らしきものがされている部分です。パフリングを超えているとすれば、横板との接着部分で補強されているという見方が出来るかもしれません。
次の割れは、上記の割れからさらに1.5センチくらいセンターよりで、上端から5センチ下がった所から始まり約7センチで夏目にもかかっています。この裏面には亀裂跡があり、茶色っぽく膠が入れてあるように見えます。
もう1個所はさらにそこから2センチくらいセンターよりで、上端から6センチ下がった所からひび割れのように始まりf孔まで達しています。
この割れについては、肉眼では途中で割れが3センチほど中断しているように見えるのですが、10倍の拡大鏡でみるとやはり続いているようです。
あと1個所は、テールピースの右よりになりますが、下端から7センチ程度です。
投稿者:QB 投稿日時:2006/03/17 08:39 ---175.176.2
ご質問は
パッチや膠等の処置がされていないクラック(割れ)について:
1.近代修理方法が確立される以前はこうした修理が一般的だったのでしょうか?
2.補強修理がないためある時いきなり表板にダメージがでるような気がしてならないのですがいかがでしょうか?
という事でしょうか。
ちょっと整理の意味で書きました。
投稿者:猫丸 投稿日時:2006/03/17 11:27 ---2.158.142
修理の状態は現物を見て判断しないと何も言えません。
詳しく状態を記述されていますが、専門家ほど何も答えられないと思います。
無責任な素人の回答しか得られませんので、現物を早くお見せになった方が得策です。
健康診断は、本人が検診に行かないと全く意味がありません。
Q:裏板の貼り合せについて
投稿者:アマチュア 投稿日時:2006/03/13 10:37 ---114.105.242
最近入手したチェコ製のバイオリンですが、裏板の二枚の中央の貼り合わせが楽器の中心線から微妙にずれています。従ってネック付け根裏のボタン部の貼り合せの線は中心から5mm程左に偏っています。逆にいえばネック自体は楽器の中心線上にセットされているようです。このような造りの楽器は製作精度が悪いということになり、良い楽器にはほとんど有り得ないことなのでしょうか。逆に量産楽器にはあまり無いことかもしれませんが。
投稿者:ストラッド店員その2 投稿日時:2006/03/14 14:59 ---39.17.253
こんにちは。アマチュアさま
手作りの楽器は、程度の差がありますが完璧な物はありません。あまり細かい点に、注意を向けすぎずに全体の個性と、とらえたらいかがでしょうか?また良い楽器の定義ですが、御自身にとって気に入ったものは、欠点があっても良い楽器だと思います。
投稿者:アマチュア 投稿日時:2006/03/16 11:03 ---114.105.242
ありがとうございます。手造り楽器では有り得ることで、気にすることでもない(好みの問題)ということですね。安心しました。
Q:弓を買うときに???
投稿者:しくらめん 投稿日時:2006/03/14 22:46 ---220.84.107
もう、買ってしまったので、今更・・・なのですが、今後の事も
あるので教えてください。
先生の紹介で楽器と弓を楽器屋さんで買いました。その楽器屋さんでは楽器にも弓にも値段が付けてありませんでした。純粋に選ぶためなのだそうです。
弓は、比較的たくさん10本位でしたでしょうか・・・そのなかから
実際に弾いてみて選んだのですが、100万円までという予算はお伝えしてありました。順番に弾いていく中で、1本、「これは!」というくらい、別格にいい音を出すものがあり、先生もわたしもこれだ!思いましたが、「これは別物・・・」ということで、楽器屋さんがそそくさと奥にもって帰ってしまいました。残りの9本はたいして差はなかったです。そのなかから求めましたが、気分的にスッきりしません。
こういうふうに選ぶものなのでしょうか?いろいろな価格帯の弓をまぜて置いているということでしょうか?
投稿者:rio 投稿日時:2006/03/15 00:23 ---29.242.228
いろいろなお店があるので…しくらめんさんの例もアリだと思います。
わたしは、値段をごまかされるのがいやなので、必ず、最初に値段を聞きます。
別に値段を聞いたからといって、音が良く聞こえることはありませんし…
ただ、自分の中で自分なりの「適正価格」の判断基準を持ち合わせていない人は、値段を聞いてしまうことで判断力が鈍るばあいがあるので、その場合には価格を隠したほうがいいでしょうね。
先生も同行されたということなので、現在の先生は現行の選択方法を最良と考えているのだと思います。
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/03/15 00:38 ---150.177.9
私が”しくらめん”さんの立場だったら
「やはりあの弓じゃなきゃ満足出来ない、
あの別物の弓を買うか今のを返品して全部無かった事にするか」
と言って交渉すると思います。
こればっかりは個人の性格かも知れませんが私の場合は
ある程度金銭的な犠牲を払ってでもそうすると思います。
投稿者:F 投稿日時:2006/03/15 00:44 ---250.155.45
あくまで個人的見解ですが、
純粋に選ぶ?ために、一切の値段をブラインドにしてしまうという販売手法には、不自然さを感じます。
弦楽器ディーラーのK氏の著書等でも指摘されていることですが、楽器本体にしても弓にしても、その購入価格は、製作者の格付けに比例すべきですよね。とすれば、製作者情報と販売価格がセットで提供されないと、その商品価値を正しく判断できないと思います。
もし、純粋に選ぶという理由で、音色、音量、弾きやすさなどの主観的要因が価格に優先するのであれば、工場生産の低価格量産品であったとしても、たまたま出来がよいものに銘器と同様の値付けがなされてしまいますよね。
で、本題にもどりますが、しくらめんさんの場合、客観的判断に必要な値段という要素がないままに選定を余儀なくされたのであれば、やはり情報不足という感じがします。
店側でも、10本ともちょうど100万円の弓というわけはないでしょうから、値段帯としては50万〜150万程度のものを準備されたと思います。
ここからは推測ですが、たまたま1番気に入られた弓は、予算オーバー(100万円では売れない)商品だったので、別物とされてしまったのかも知れませんね。店側もまさか見抜かれるとは思っていなかったのではないでしょうか?
弦楽器購入に限らず、予算を先に明かしてしまうことは、売買交渉技術としては、かなり不利です。店側では、予算がわかれば、あとはもっとも利益が乗る商品をすすめることができますから。
でも、しくらめんさんの購入された価格帯からすれば立派な弓だと思いますので、弓毛や松脂の選択や、そりの調整も含めて、かわいがってあげて下さい。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/03/15 08:36 ---6.35.154
以下、素人の私見です。
古い体質の楽器店にはありがちな話ですが、正しい商売のあり方を考えた場合、決して普通ではないと思います。
まず、予算を告げているお客様に、値段を告げず元々値札もついていない楽器を試奏させ、気に入ったものが決まった時に価格を提示するとすれば、これは楽器店としては最も安易に儲けられる方法だと思います。儲け主義の楽器店がそのようなやり方をするとすれば、店の立場から見ると、相手は楽器の価値が判断できない素人であり売るのは定価のない商品、かなり予算より下回る価値のものも入れておいて、もしそれが選ばれたら予算を横目に本来の価値よりずっと高い値段を提示して、「予算より安いけどいい楽器ですよ」などといっておけば、その場ではお客も喜び、自分も儲かって言う事なしです。私なら、これで次回購入時の下取り保証がないなどという店であれば、怖くて買えません。(その店が良心的かどうかは、長い付き合いがないと分かりません。)
弓の件もおかしな話であり、予算を明確にした上での試奏においては、私なら、その弓が店のミスでもし出されたとしても、その弓をダントツに気に入ったなら「その弓を売らないなら楽器も含めて白紙に戻し、別の店をあたります」という強い姿勢で交渉しますし、聞き入れられないなら実際そうするかもしれません。
例えば、集団お見合いの会などに出た時、ダントツにこの人なら、という人がいて一旦自分の中で決めたのに、「その人は特別なので別な人をあたって」と言われて残りの横並びの人から連れ合いを決められますか? というのに近いと思います。
なお、弓も高価なものであれば、当然下取り保証は購入時の重要なポイントとなります。
先生の紹介という縛りがあることは否めませんが、結果自分の責任で購入した限りもう取引としては完結していますので、あとは自分の選択を信じてその新しい楽器・弓を最大限使いこなすことが重要です。ただ質問を読む限り引っかかりがあるようでしたので、期待とは反対の回答かもしれませんが、上記素直に考えを述べさせていただきました。
投稿者:しくらめん 投稿日時:2006/03/15 11:32 ---220.84.107
期待とは反対の答えではありませんでした。わたしが納得できなかった点を、整理してご指摘いただいて、どこがどんな風に納得がいかなかったのか自分でももやもやしていたのがスッきりいたしました。そして
やはり、素人の自分の感覚が正しかったと納得しました。
実は、このような楽器屋さんと、どんなに頼んでもそこでの購入しか
認めなかった先生に不信感を抱いてしまい、先生を替わってしまうと言うおまけつきです。
ただ、買い替え補償というのでしょうか?買い換えるときには下取りをします・・ということなのですが、この楽器屋さん自体に不信感があるわけで、ここに持ち込んでも、またろくなことはないかも・・・という気持ちがありますので、できればお世話になりたくない・・・となれば、買い替え補償もないに等しいということですよね?
やはり、こういう不透明な売買は、恐ろしいので、今サブの弓をさがしているのですが、カーボンにしようと思っています。これなら素人でも、カモにならなくてすみそうです・・・今後カーボン弓の研究がすすんでよりよい製品が供給されることを願うものです。
投稿者:F 投稿日時:2006/03/15 12:44 ---.19.117
しくらめんさま
>ただ、買い替え補償というのでしょうか?買い換えるときには>下取りをします・・ということなのですが、
これは悪く考えれば(というかこれが通常かもしれませんが)、次にその店で購入する商品(楽器・弓)に下取りと称する代金が上乗せされるだけです。例えば、その店で100万円で販売しようとしてた弓の場合は、以前50万円で買った弓の下取りが条件であれば、その弓の価格は150万円と提示されるだけです。
本当に適正な買替え・下取りがなされているかの検証方法は
(1)単に買取りをお願いしてみる。良心的な店なら7〜8割で買い戻してもらえます。でも、大方の店は、下取りはできるが、買取はできないといいますよね(あるいは二束三文になるか)。
そこで・・・・
(2)下取りの話は全く出さずに(「下取りは?」と聞かれても「とっても良い弓なので考えてません」と言っておく)、ある程度相場がはっきりしているもの(例えば、新作弓であれば、最高性能のもので60〜90万くらい。楽器本体でも一定の相場がはっきりしていて、真贋に問題のないもの)で気に入ったものを見つけておいてから購入を申し込んで(そのお店なら価格を教えてもらって?)、代金支払いの際に、「やっぱり資金繰りが苦しいので、以前買った弓を○○万円分値引きでお願いします」と言ってみて下さい。
本当の意味での下取りをする店なら、しくらめんさんが買った弓の値段分を値引きしてくれるはずです。
商売上手?の店なら、間違いなく拒否されるはずです。
私も、一度ならず「下取り」という騙し文句に引っかかってきましたので、参考になればと思っております。
投稿者:しくらめん 投稿日時:2006/03/16 00:24 ---150.164.10
みなさま、納得のいく説明と今後の対応までの考え方、御教示いただきありがとうございます。
まず、楽器と弓は貯金をはたいて買ったものですので、これから先長い付き合いになると思います。大事にしたいとおもいます。
そのうえで、今後のことを考えたときに(サブのゆみもしかり、毛替え、調整、などのメンテしかり・・)信用のできる楽器屋さんを探すことがまず1番目の仕事になりそうです。ストラッドさん、申し訳ありません、遠くて行けません・・・
Fさま、サブのときには、前よりはうまくやってみます・・・
Q:指板の着色剤を教えてください
投稿者:困ったちゃん 投稿日時:2006/03/11 18:32 ---110.61.87
指板に固い物を落としてしまい、キズがついたので目の細かいサンドペーパーで擦っていたところ、黒い色が落ちて濃いめの茶色の地が出てきました。色を見ると黒檀だとは思いますが、真っ黒じゃないので塗ったんだと思います。指板に着色されていることがあるらしいことは聞いてましたが、色が何だか気になります。メンテナンスに出すほとじゃないので、自分で色を塗りたいのですが、どんな塗料が使われているのでしょうか。ご存知の方がいましたら教えてください。
投稿者:ストラッド店員その2 投稿日時:2006/03/14 14:49 ---39.17.253
こんにちは。困ったチャン
指板ですが、黒檀は基本的に削っても削っても一緒の色のはずです。あまり黒檀を着色したものを見たことはありません。色を着色するには、工房によっては専門の着色料が販売されているのでそれを持っていれば修理が可能でしょう。ご自分でやられるのであればたくさん選択肢はありますが、効果やリスクを考えますと無責任にはアドバイスできません。
投稿者:困ったちゃん 投稿日時:2006/03/14 18:11 ---110.59.91
そうですか・・・存じ上げませんでした。ということは、私の指板はあまりいい物じゃなかったのですね。ただ、専用の着色料が売られているということは、使用しているケースもあるということですね。いろいろ勉強になりました。ストラッド店員その2様、ありがとうございました。
投稿者:MAA 投稿日時:2006/03/15 19:20 ---66.159.135
高級な黒檀は別かもしれませんが、一般的な黒檀は、縞黒檀といって茶色がところどころ入っていると思います。なかなか指板の大きさで全て真っ黒の黒檀は数が少ないのではないでしょうか。東急ハンズなどの木材コーナーなどでも黒檀は扱っていますがだいたい縞の入ったものばかりです。指板に使われている黒檀も、実は縞黒檀に着色されたものが多いと思います。
黒檀を染めるための専門的な着色料はよく知りませんが、黒い靴墨で応急処置が出来るとどこかで読んだことがあります。
縞黒檀と真っ黒の黒檀で強度や音響特性が変わるかどうかは、興味のあるところです。
投稿者:杏 投稿日時:2006/03/15 20:26 ---209.145.114
私のも縞黒檀です。購入時には黒く艶消しに着色してありましたが、長年使って指板調整が必要になったときに削ったので、茶ー黒の縞になってます。職人さんは着色剤が嫌いなので使わないが、希望があれば塗りますとおっしゃっていたので、ふつーに着色できるものだとは思います。私はもう一度預けるのが面倒だったので、そのまま使っています。
2番線の下が茶色、3番線の下は黒なのですが、2番線の下(茶色)の部分は削れやすい様に感じます。弦で擦れた傷が2番線の方が深くなります。着色してあった頃は10年使ってもどちらもあまり掘れなかったのに、一度削ったら5年で掘ってしまいました。他の要因もあるかもしれませんが、着色材にも保護作用があるように感じます。
投稿者:困ったちゃん 投稿日時:2006/03/15 21:01 ---110.59.91
MAA様、杏様、ありがとうございます。私も黒檀で漆黒のものをほとんど見たことがありませんでした。しかし、ストラッド様の話も伺って、 どうなんだろうと考え込んでいたところです。もちろんストラッド様の経験に疑いは全くありません。最近は縞黒檀もそのままが味があっていいという人が増えている、という話を昨日ある方から伺いました。漆黒が当たり前という前提とそうでない前提では考えが変わってしまいますね。どうしよう・・・。
投稿者:ギター弾き 投稿日時:2006/03/15 22:14 ---44.156.31
私は黒檀指板フェチで、指板は真っ黒な黒檀ではないと納得できません。縞黒檀と黒檀はやはり区別されるものだと思いますが、黒檀でも少し茶色が入っているものがありますね。
磨くのが前提で作られているバイオリンの指板が黒く着色されるというのは、初心者用ならともかく、高級品では許されないと思います。
最近、フォークギターなんかは、中級クラスでも縞黒を着色している例が多いようです。
真黒檀が高いという理由で、縞黒が使われているということを言う人がいますが、実際にはまだまだ安く手に入るようです(アフリカ産が多いのかな?)。
ルーマニア製のスチューデントモデルも、指板は多分黒檀だと思いますが、かなり安くできるわけですよね。
指板の硬さによって音も違いますが、やはり真黒檀を磨いたときの黒光りがなんとも言えなくいいのです。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/03/15 22:20 ---83.39.162
子供のバヨリンの指板が白くなってきたのでマジックで塗ってみたことがあります。特に不都合はありませんでした。
暫くしたら(1〜2ヶ月くらいだったかな?)また白くなって来たのですが面倒なので放ったらかしにしているうちにサイズアップしてしまったように記憶しています。
(良い子はマネしないほうがいいかも・・・)
Q:ラベルの文字の意味
投稿者:CABIN 投稿日時:2006/03/12 11:31 ---226.229.28
楽器本体の同定・真贋ではなく,ラベルの意味について知りたいのですが,私のチェロには以下の記載のラベルが貼ってあります。
Andreas Guarnerius fecit Cremone(この後文字かすれで判別不能)
titulo Sanct[ae] Terefi[ae] 16
ラベル自体は古くて読めないところがあります。
[ae]はaとeの合体版の発音記号にあるアレです。
tituloのuはoかもしれません。
Terefiのfはcかもしれません。
クレモナのアンドレア・ガルネリのまでは分かりますが,その後がさっぱりです。
■質問:titulo Sanct[ae] Terefi[ae]という文章はどういう意味なのでしょうか,Guarnerius表記なのでラテン語かと思いラテン語の辞書を見たのですがよく分かりませんでした。
titulo→称する? Sanct[ae]→聖??
なんとなくですが,アンドレア・ガルネリタイプの楽器です。みたいな意味かなと感じました。
このラベルは某オークションのヴァイオリンにもありました
ラベルは2cm×7cm程度の紙に上記文字を印刷してあるだけです。
■質問:どこかの楽器商などで貼り付けたものでしょうか?
もしお分かりの方おられましたらご教示よろしくお願い致します。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/03/13 12:25 ---238.16.8
英語で似たような質問のされている掲示板がありました。
その受け売りです。
典型的なアンドレア・グァルネリの記載は下記のとおり。
Andreas Guarnerius fecit Cremonae Sub titulo Sanctae Teresiae 1670
後半は「聖テレジアの加護のもと」てな意味ですね。
アンドレアの守護聖人が聖テレジアで、銘の決まり文句なのでしょう。
綴りの違いは、コピー制作者が書き間違えたか、上手く読めなかったのかでしょう。
投稿者:CABIN 投稿日時:2006/03/13 12:48 ---114.112.42
ぶらっちぇ様
ラベルというと,名前・製作場所・製作年くらいかなと思っていただけに,そのような事が書いてあるとは思いもよりませんでした。
この楽器にも御加護があるとよいのですが...
わざわざお調べくださったようで,どうもありがとうございました。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/03/13 18:36 ---238.16.8
先日、ヤフオクで出ていたある楽器のラベルに「Viva fui in sylvis - mortua dulce cano」と書いてあるというのがあって、気になって調べるわけです。鍵盤楽器や弦楽器についての16〜17世紀のラテン語のモットーで「Viva fui in Sylvis sum dura occisa securi, Dum vixi tacui mortua dulce cano」の短縮。「私は森で生きていたが、硬い斧で切り倒された。生きているときには沈黙していたが、いまは死んで甘く歌う」というような意味のようです。なかなか味のあるモットーで、このくらい知っているのが教養なのかも知れませんが、私は知りませんでした。こんな銘がはいっている楽器はちょっと欲しくなりますね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/03/13 23:50 ---6.35.13
>>ぶらっちぇさん
その言葉が、側板にぐるりと書かれた楽器は何度か目にしました。
よくあるパターンとしては、裏板に彩色した教会のような彫り物があり、スクロールが男の人の顔になっているようなヴァイオリンに対して書かれているように思います。
作られた国も決まっているのではなく、いろいろな国で作られているようです。
以上、雑談でした。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/03/14 08:58 ---238.16.8
弦喜さん
勉強になりました。
スクロールが顔というのは、楽器を人格化しているということなんでしょうかねえ。
投稿者:かわせみ 投稿日時:2006/03/14 11:55 ---71.56.149
スクロールに顔を付けるのは、音楽の女神に魅入られて戻ってこられなくならないためのお守り、というのが俗説ですね(^^)
ライオンみたいなのを彫ることもありますね。とくにコントラバスは。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/03/15 08:48 ---238.16.8
ミューズに魅入られるくらい上手くなりたいものですが、私のヴァイオリンに顔が付いていないのは魅入られる危険がない、というオチですね(^_^;)
Q:ひょうたん型のケースについて
投稿者:ししどり 投稿日時:2006/03/12 23:17 ---138.134.61
久しぶりに書き込みさせていただきます。
私は今、GEWA社のJAEGERを使っています。とても気に入っているのですが、重たい(先生には鉛でもいれているのと冗談を言われました)ので軽いひょうたん型のケースの購入を検討しています。
いろいろ見たのですがBAM社のHITECHが見た目に面白くていいかなと思っています。
どなたか誤使用の方から使用感等のご意見がいただけないでしょうか?宜しくお願いします。
若しくは他にこれぞというお勧めのケースがあったら教えて頂けないでしょうか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2006/03/14 15:01 ---39.17.253
こんにちは、
BAMのハイテックですが、過去ログで一度話題になっております。
ご参考にしてみてはいかがでしょうか?
過去ログ検索で「ハイテック」で検索すると簡単に読めます。
それでは!
Q:アジャスターで傷
投稿者:ピック 投稿日時:2006/03/13 04:27 ---81.211.24
今日初めてE線を交換したのですが、弦を緩めていったらアジャスターがコトンと落ち本体に傷がついてしまいました。ちなみにE線のみにアジャスターがあるタイプです。必ず、テールピースの下に布などを敷かないといけなかったんでしょうか?でももし演奏中に弦が切れたら絶対傷つきますよね?これはアジャスターに何か問題があるのでしょうか?この傷は修理に出したらどのくらいかかるのでしょうか?(金額のことです。)本当に初心者で何もわからなく、悲しい気持ちで楽器を見つめています。
投稿者:QB 投稿日時:2006/03/13 04:51 ---59.237.56
楽器に傷かつくと、へこみますよね。。
さて、アジャスターですが、
e線は端っこに金属のボールのようなものが付いているものですか?それとも輪っかになっていますか?
金属のボールのようなものが付いているe線のアジャスターで、e線を外すと、ボールを引っ掛ける腕のようなもの(L字型の金属)の反対側の端っこ(e線を引っ掛けるほうではない端)がコトンと落ちて、モノによっては楽器に接触する可能性があるものがあります。
もしそうでしたら、布でも何でも敷いて交換作業してみましょう。
針金が輪っかのようになっているものを引っ掛けるタイプのばあいですが、引っ掛ける爪が2本の場合、上記のボールを引っ掛けるタイプと思われます。
爪が1本の場合ですが、これは通常e線を外して何かがコトンと落ちる事態は考えにくいです。
もしかしたら、アジャスターをテールピースに止めておくネジ(輪っかのようなネジ)がなくなってしまっていて、e線を外したときにアジャスター自体がテールピースから脱落してしまっていますか?もしそうなら、ネジ探すか、交換することになります。
詳しい状況お聞かせください。
投稿者:かわせみ 投稿日時:2006/03/13 08:28 ---110.62.132
「楽器の傷」は使っていれば必ず少しずつ付くものですね。
どんなにていねいに乗っている新車でも数ヶ月たてばなんらかの細かい傷は付くでしょう。
逆に、まったく傷のない楽器は、「使われていない」楽器ということになります。これはこれで変ですね。
ともあれ、生傷が付くとかなしい気持ちになるのですが、これが「古傷」みたいになれば、これは貫禄ですし、愛着ともなります。ニスの傷なんかもそうですね。ただ傷が古びてきて気にならなくなる(古めの楽器を手にいれて、あらかじめ付いてる傷みたいなもの)までにはかなりの年月がかかるのですね。
生傷を古く見せる工夫、あるいはそこだけ自分でレタしてしまうこと、などに関するご意見は僕もお聞きしたいです。
ちなみに、ご質問の問題については、工房にお持ちになれば数千円で元にもどるレベルのミッションだと思います(^^)
投稿者:rio 投稿日時:2006/03/13 10:51 ---148.83.53
私も、アジャスター本体の交換をしていたとき不注意で落としてしまい、傷ついて落としてしまったことがあります。すんごく落ち込みました。
極めて軽い傷は、音響的にはなんら問題がありません。でもどうしても気になる場合は、かわせみさんのいうとおり、ニスで着色してもらうのが一番かと思います。凹みがある場合には、ニスで埋めたり、木の粉を着色して埋めた後ニスを塗る方法があります。凹んだだけなら、水蒸気を当てて元に戻す方法もあるようです。いずれにしても、専門家に見てもらうのが一番かと思います。
私の周囲の者も、一度はアジャスターがらみの傷は経験しており、些細な傷は気にしないものがほとんどです。
>もし演奏中に弦が切れたら絶対傷つきますよね?
そうです、傷ついてしまいます。またケースの中に入れていても、弦が切れたり、緩んだりでも傷つくことがあるので、私や周囲の仲間はケースにしまうとき、テールピースの下に小さなハンドタオルを敷いてます。
ご参考まで
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/03/13 11:54 ---150.177.9
程度にもよりますがアジャスタの表板の傷修理は3000円程で工房などでやって貰えると思います。
アジャスタは下のエッジで表板に傷つけ易いですね。
特にL字アジャスタの場合でネジを奥まで差し込んでいる状態ですとなおさらです。
テイルピース裏側のL字アジャスタのエッジに厚めのビニルテープを巻いておくと衝突したときの傷の深さを軽減できると思います。テープを巻き過ぎるとちょっとカッコ悪いかも。
(テープ巻きしてエッジをちょっとガス火で炙ってテープのバリを丸めます。)
私は楽器の調整していて時々手を抜いてテープ巻きをしない時に限って
同様の傷をつけて表板の補修に余計な時間を費やしてしまいます。
投稿者:ピック 投稿日時:2006/03/13 16:21 ---81.211.24
皆さん早速の返答ありがとうがざいます。QBさんのご質問にですが、私のアジャスターは爪が2本あるものですが、楽器本体を購入した時にはループの弦が張られていた為、今回もループを使用しました。しかし、ループもボールも使えるとの事でした。それから、アジャスターは硬く、普段から回すのが大変でした。ですので、アジャスターのネジを深く押し込むことはほとんどないです。というかできません。きっとネジがうまくかみあってないのでしょうか?とにかく皆さんの暖かいアドバイスに感謝いたします。一度楽器屋さんに持って行こうと思いますが、なにせヨーロッパ在住の為、楽器屋さんに私のつたない英語でどう伝えようか考え中です(苦)。。
投稿者:QB 投稿日時:2006/03/14 04:18 ---175.176.2
This fine adjuster (or E-tuner) scratched vanish when I was replacing E-string. Could you make this never happened by fixing or replacing the adjuster?
とか言っとけばとりあえずOKではないかと。。
投稿者:ピック 投稿日時:2006/03/14 05:27 ---81.211.24
QBさん、英語まで教えていただきありがとうございます。早速楽器屋さんに行って、修理してもらえるところを紹介してもらいます。
日本のように修理してくれるところもたくさん無いので、この街のバイオリン関係の人達のほとんどははそこで修理などしていると思うので・・・。楽器屋も大きいのが街に1つだけです(一応ここは首都なんですけどね)。
こんなのんびりしているとこで、ゆっくりバイオリンを習っています。こんななので、これからも皆様のご意見、アドバイスを頂戴することがあると思いますが、今後ともよろしくおねがいします。皆様ありがとうございました。
投稿者:QB 投稿日時:2006/03/14 07:14 ---175.176.2
typoです。varnishでした、すいません。
日本だと楽器屋さんの情報や広告は、雑誌を見ると嫌というほど目に付きますが、海外ではなかなか見つからないですよね。
こちら(南CA)でも、探せばいろいろヴァイオリンのお店(工房)があるのですが、当初はさっぱり見つからず、「この辺の人はどこで楽器を買ったり、調整したりしているんだろう??」と思ったほどでした。
でも楽器やってる友達が出来ると、芋づる式に見つかりますよ。どこがいい・悪いも教えてくれるし。。。
がんばってくださいね!
Q:ご教示下さい。
投稿者:神戸っ子 投稿日時:2006/03/11 16:35 ---124.72.47
初心者です。はじめてオイドクサを使おうと思い、通販で購入したのですが、3番線と4番線にボールが無く輪っかが結ばれているだけの状態でした。これはこのまま仕えるのでしょうか。
投稿者:F 投稿日時:2006/03/11 16:53 ---.19.117
神戸っ子さま
大丈夫です。そのまま使えます。
ボールと同じ要領ではめ込んでください。
万が一、抜け落ちるようなことがあれば、
テールピースを交換すべきでしょう。
投稿者:神戸っ子 投稿日時:2006/03/11 17:26 ---124.72.47
F様 ご教示感謝いたします。はじめてガット弦を使うのでどんな音がするのか楽しみです。
Q:弓に亀裂が・・・
投稿者:Honey−Lemon 投稿日時:2006/03/13 23:29 ---6.206.217
はじめまして。
私は、バイオリン奏者でもなく、ヴィオラ奏者でもなく、チェロ奏者でもなく・・・コントラバス奏者です。
ここには、書き込みしてはいけなかったでしょうか??
でも、いくら探しても、なかなかよいHPにたどり着けず、このHPを見つけた瞬間、ここに相談しよう!!!とおもったので、よろしければ、大変勝手ですが、聞いてください。(ちなみに中2です)
私の弓の弓先から2〜3cmぐらいしたのところのスティックに、
ぐるっと一周線が入っているのです。
激しくぶつけた覚えもないし、でもその、線が入ってるところから、弓が折れてしまわないかと心配なんです。
弓を作るときに、そのような線はできるでしょうか??
今のところ、グラグラしてはいませんが・・・・・
まだ、使い始めて一年もたっていません。
私にだれか教えて下さい!!!
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/03/18 22:11 ---110.26.70
中2ですって、誰か答えてあげてください。
一周線がはいっているのが亀裂だとしたら、もう折れていてもおかしくないなじゃないでしょうか。弾くたびに相当の圧がかかっているでしょうから。だいたい折れかかっているのだとして、きれいに一周線がはいるというのもおかしいようです。
だからといって、弓を作るときにそのような線ができるとも思われませんが。
誰かわかるひとに実物を見てもらう以上の解決策はないと思いますねえ。先輩とか先生とか楽器屋さんとか。
投稿者:猫丸 投稿日時:2006/03/18 22:52 ---2.159.118
ガムポケット(樹脂の痕跡)の可能性があります。
節のように見えるときもあります、線状に見える事もあります。
杉藤氏によると、木取りをした後、問題のあるものは処分してしまい、最終的に弓の形になるのは平均して4本に1本であると言っていたのを記憶しております。
樹脂痕は、どちらかというと、良い木に多いそうですが、ルーペで良く観察してください。
心配なら弓作り専門家に聞くしかありませんが、普通は心配ありません。
投稿者:snoopy 投稿日時:2006/03/21 00:11 ---52.119.115
私は中1からコントラバスを弾いています。今高1ですが、その中1で始めたばかりの時に買った弓を使い続けています。でも、その弓は、はじめに買った弓にトラブルがあって交換してもらったものなんです。弓を買ったのは、コントラバスを専門に扱う工房ですが、はじめに買った弓を使い始めて1,2週間たった頃に縦に亀裂が入っているのを見つけました。よーーく見ないとわからないような線でしたが、工房に相談にいったらその場で別の弓と交換してくれました。
新作の弓は使い始めてみてそのようなトラブルが発生することがあるそうです。
そのとき交換してもらった弓が現在使用している弓ですが、お値段は17万ほどのものでしたが、部活に来ているプロ奏者のコーチにも、今習っている先生にも、しっかりしたいい弓とほめられ、私も使いやすくて気に入っています。
Honey−Lemon さんも、買ったところで相談してみてはどうですか?そこが専門の工房ならこれからずっとお付き合い(毛換え等のメンテナンスは最低でも半年毎にしますよね。)すると思うので、仲良くもなれるし、いろいろ教えてもらえて勉強もできます。
コントラバスって、本当にいいですよね。がんばってくださいね。
今私はコンバス万歳!!っていうくらいのめりこんでいます。
手首と親指の付け根の腱鞘炎にはくれぐれもご注意を・・・
中1の後半から中2にかけて私はそれで苦しみました(*_*)”