Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:教えてください
投稿者:桐生     投稿日時:2006/04/02 01:40  ---98.23.145

小さい頃に10数年ほどバイオリンを習っていて、ここ2年ほど復活しました。20年前に親に買ってもらったこのバイオリンがどういうものなのか、大人になった今とても興味を持ち、お尋ねしたく思った次第です。

Mitehell Pogson Maker
Manchester 1890

とあります。
お忙しいとは存じますが、何卒よろしくお願い致します。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2006/04/14 14:30  ---13.34.196

こんにちは、

Mitehell Pogson Makerですが、調べて見ましたが解りませんでした。申し訳ございません。
どなたか情報お持ちの方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。それでは!

投稿者:桐生     投稿日時:2006/04/18 02:02  ---132.138.49

お返事ありがとうございました!

Mitehellの部分は、英語的に考えると“Mitchell”かもしれません。
もし何かご存知の方がおられましたら、よろしくお願い致します。

Q:クレモナ現地訪問、イメージ弾き
投稿者:ミッテンバルト     投稿日時:2006/04/12 17:48  ---73.103.30

初めて投稿します。欧州に10年来済んでいますが今年帰国予定です。子供が10年来バイオリンをやっています。現在はフランス製のものを使っていますが、クレモナ産のオールドに関心を持っています。いろんな方に聞いても、良い出物は日本の方が手に入りやすいとのこと。車を買うような出費でしょうから、慎重に選びたいと思います。
今後バイオリンを弾く際、クレモナ近辺の情景が目に浮かべば演奏にも深みが出ることを期待。イースター辺りにミラノ経由でクレモナ地方をドライブして来ようと検討しています。バイオリン工房、ミュージアム等、現地で見ておいた方がいいスポットのお勧めはありますか。車で立ち寄りたまたま高価な良品に出会うことはないでしょうから、バイオリン産地のイメージ取得が目的です。物は日本での購入を考えています。
皆さん、クレモナ行かれたことありますか?

投稿者:gioia     投稿日時:2006/04/12 18:58  ---12.132.7

イタリア以外のEU圏内にお住まいなのでしょうか?
クレモナはヴァイオリンの町として有名ですが、町自体は、イタリアの地方都市のたたずまいと、それほど変わりません。
たいていの町にはインフォメーションがありますから、現地で情報を得ることも可能かと思います。
イタリアはイースターのときは、商店、博物館、図書館など休みの可能性が高いので確認が必要です。
演奏時のイメージ喚起のためならば、メープル、スプルースなどの木材の産地を回って、木々のある山を眺めるのはいかがでしょうか?

投稿者:のり     投稿日時:2006/04/13 18:17  ---56.199.35

 6〜7年前に行きました。
 ストラディバリの博物館と市庁舎だったかにある博物館に行き、市庁舎の方ではストラディバリを使った演奏も聞かせて貰いました。

 ストラディバリ博物館にあった、バイオリン等の型や、道具は印象に残っています。町自体は他のイタリアの小都市と同じですが、ドゥオーモは、良く写真が出てくるので見るたびにクレモナを思い出します。町の景色とバイオリンのイメージは私の頭の中では結びつきません。
 

投稿者:ミッテンバルト     投稿日時:2006/04/13 20:55  ---73.103.30

情報ありがとうございます。最初の投稿者ですが、今はドイツに住んでいます。フライトを摸索したところ、ベローナに格安で飛ぶことにしました。欧州内なので成せる技かもしれませんが、前日にフライトとホテルを格安で押さえることも可能です。後は、EU免許書を持っているのでレンタカー利用で機動性、柔軟性は何とかなります。

過大な期待をクレモナ町自体に抱くことは慎しみます。郊外の森や湖?を含めて、辺りの光景を目に焼き付けてきます。

また、町自体が持つ、匂い、音を感じてきます。

投稿者:のり     投稿日時:2006/04/13 23:01  ---97.188.154

 ヴェローナで思い出しました。Arena di Verona で夏にやる野外オペラを見に行く途中で寄ったのでした。観光地としては、ヴェローナのRomeo & Julietto の建物(バルコニー)の方が印象深かった様な気がします。また、コモ湖まで足を伸ばした様に記憶しています。足は、ウィーンから車で往復でした。
 欧州に10年住んで居られればおわかりのことと存じますが、車で移動されるのでしたら、宿は現地で探した方が楽です。上記ヴェローナに行った時には、オペラ開催時期と言うことで宿を予約してしまったため、宿を探してたどり着くまでに1時間以上時間を無駄にしました。
 なにしろ、ヴェローナの市内で地図を買うのに10分、住所のある通りを探すのに15分、その住所にたどり着くのに20分、実は同じ名前の通りが2つあり、別の方だと気づくのに20分、そこから正しい住所にたどり着くのに20分くらいかかりましたから。

投稿者:gioia     投稿日時:2006/04/14 01:21  ---110.187.36

おすすめ地図HPです。
町の通りまでわかります。

http://www.uk.map24.com/

投稿者:曇り空     投稿日時:2006/04/16 04:56  ---140.112.47

去年、ミラノから日帰りでクレモナに行きましたよ。
みなさんが書かれているとおり、普通の小都市です。
博物館などではストラディヴァリやアマティの実物が見られます。弦楽器工房は広場の近くでいくつか見つけましたよ。でも私が訪れたのが日曜だったので、閉まっていました。日本人の職人さんの工房もあるようなので、アポがとれれば訪ねてみたりすると面白いかも? 町中には弦楽器制作の学校もあるようですよ。

私はあとパリに行きましたが、こちらはさすが芸術の都。音楽を感じました。コンサートもいっぱいやってますし(とくに教会のは安く手頃で聴けます)、弦楽器の店が並ぶ通りもあります。コンセルヴァトワールもあるし、メトロや街角などあちこちでバイオリンを奏でるストリートミュージシャンに出会いました。
もし可能なら、あわせて行かれるのもおすすめです♪

Q:Vn.弦 
投稿者:D.O>     投稿日時:2006/03/04 09:55  ---225.147.237

立て続けの質問で本当に申し訳ないのですが、前回の質問をさせて頂いてから気になってしまい、どうも上手く調べられないのでご存知の方いらっしゃいましたら教えて頂きたく、質問させて頂きたいと思います。
質問なのですが、現在ヴァイオリンで主流の弦というのは何年ごろ(何年程前)に発売されたのでしょうか? 発売された大方の年と、なにより発売された順番が知りたいです。現在本当にいろいろな弦が出ていて、それについて皆さんの意見も聞かせていただいたりもしましたが、どのような弦がどの様に出てきたのかが、ここ数日とても気になってしまっています。
どなたかご存知の方教えていただけると幸いです。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2006/03/10 11:42  ---171.126.104

こんにちは、

手元に資料がないので正確な年代まで答えられないのですが

現在でも主流で古い弦は
ガット弦でピラストロのオリーブとオイドクサ
スチールでクロムコアです。

次に主流となったのはトマスティック社のスピロコアとドミナントです。

ドミナントに対抗する為にピラストロから発売されたシノクサ、トニカ

そのあとは、ここ最近に色々な弦が発売されるようになりました。
非常にあいまいですが、上記のような変遷です。
それでは!

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/03/10 19:10  ---225.147.237

ストラッド店員様、有難う御座います。
ちょうどスピロコアができてた頃や、ドミナント、シノクサとトニカの時間関係が知りたかったので嬉しいです。シノクサは勝手にドミナントより少し前かなと思っていましたが、考えてみればナイロンの最初がドミナントでしたでしょうか(汗
ノル様、有難う御座います。
前回のものはだいぶ長くなったので、あれだけの場所を取るのは心苦しく、もしまたアドバイスいただければ此方に返信頂けると嬉しいです(全く勝手な使い方をさせて頂いていますが)。
なるほど、インフェルドを使われていた方にも好評ですか。やっぱりピッチはある程度安定している方が嬉しいですね。もう少しすれば試せると思います、本当に遅くても申し訳ないです。組み合わせ自体はこっちもやってみたいのですが、此処数日人前で弾くことが有ったり無かったりで、すぐには試せずに居ます。そういった感じでドミナントを張って今1ヶ月余り経ちますが…やっぱり1ヶ月以上は使いたくないですね。適当なタイミングを見計らって変えておけば良かったと後悔しています。E線も一度ゴールドブラカットから離れてゴールド、ワンダートーンソロを使ってみましたが(オリーブは下もオリーブを張るときまで待とうと思います)、ワンダートーンソロは思っていた以上に良かったような気もします。もしかしたらゴールドより好みかもしれません(ゴールドブラカットの影響もあるかもしれませんね)。
オリーブ張った時には一言入れさせていただこうと思います。

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/03/10 21:00  ---225.147.237

失礼しました。インフェルドではなくヴィジョンやドミナントを使われている方、でしたね。…何処で間違えたか、あっと間に頭の中でインフェルドになってしまいました。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/15 00:39  ---109.80.18

今日は、ほぼ同時期に弦を張り替えた友人の楽器を弾かせてもらいました。その友人の楽器には、4弦ともヴィジョン・チタニウムが張ってあります。張り替えてから数日後の頃に比べると、ヴィジョン・チタニウムはだいぶ「大人しくなったな〜」という感じがします。1ヶ月でこんなにへたってくるんだな、と感じたところです。一方、A線にヘリコア(ミディアム)+その他3弦にオリーヴを張った自分の楽器は、弦の劣化はほとんど感じられないです。ヴィジョン・チタニウムは最新鋭の弦なので長持ちしそうな印象があったのですが、音の持続性という点では、ドミナントとあまり変わらない感じがします。
自分はオリーヴに慣れているせいか、ヴィジョン・チタニウムは張り(テンション)が強くて、弾くのに疲れます。ヴィジョン・チタニウムだとグッと圧をかけて弾いてやらないとダメな感じです。オリーヴだと軽い圧でも大きな音が出せるので楽なのですが・・・。

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/03/15 22:24  ---225.147.237

ヴィジョンもドミナントも似たようなものなのでしょうか、寿命と言う面で。私も「1月ほどで替える」というペースから考えるとおそらくそれほど弾いていないので、自身で「1ヶ月」をこんなに簡単に実感するとは思いませんでした(今ドミナントを張る前はしばらくドミナント使っていなかったので)。
ドミナントを使って一つ心配もできたのですが、巻線はどうでしょう?ドミナントなんかだと巻線もある程度痛んでいるように見えます。もっと長い時間使うとなると少し心配なところです(もっとも、此処は張れば解る、という程度のものでしょうが)。
ノル様はこの組み合わせでアジャスターの必要を感じなかったとのことなので関係無いのですが、此処2,3日でふと思ったのは今フレンチタイプ(?)のアジャスターって簡単に手に入るでしょうか?あまり見ない気がしますが気になります。…もっとも使う予定が無いのですが(汗

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/16 00:33  ---109.80.202

D.O.様へ。ドミナントの巻き線は、比較的強い方だと思います。エヴァ・ピラッツィとかオブリガートに比べれば、ドミナントやヴィジョン・チタニウムの方が巻き線の耐久性は優れていると思います。オリーヴの巻き線ですが、D線・G線についてはドミナント以上になめらかであり、耐久性においても非常に優れていると思います。オリーヴは、よほど激しく弾かない限りは、半年以上使えます(人によっては1年張りっぱなしでも大丈夫だと言います)が、これは、その期間は巻き線がほつれないだけの耐久性があるからです。コア(芯)がいくら丈夫でも、その周りを覆っている巻き線の耐久性が乏しいと、長くは使えないものです。そういう点では、オリーヴのD・Gの巻き線のなめらかさと耐久性は、市販されているヴァイオリン弦の中でも最高クラスのものだと思います。しかも、オリーヴのコアは、最高級の天然ガットなので、音色の持続性においても非常に優れています。
A線のヘリコア(ミディアム)ですが、自分は、アジャスターの必要性は全く感じません。友人の楽器に張られていたヴィジョン・チタニウムのA線と比べても、調弦のし易さは同等レベルだと思います。ではでは。

投稿者:あい     投稿日時:2006/03/16 03:07  ---5.172.21

結構前に、オリーブを一度試しました。5日くらいで切れました。


何も、オリーブという弦の否定とか肯定とかではなく、使い方
が不味かったのだろうと思います。当時、私は、2つ音を落とし
てました。練習後に。で、5日目に、G線がパツンと切れ、なんて
もろい弦だと感じました。いまは、ビジョン・チタニウムの
G・Dに他のA線で音も寿命も維持しています。

ビジョンの信者ではありませんが、録音時のテンション(気持ち)で音を出す行為の際、ビジョンはさほど寿命が短いとは感じ
ません。ドミナント系ですと、インフェルドの赤が寿命が
短いと思います。「発音が悪くなる≒寿命」と定義するなら
です。


オリーブを使うときは、楽器を休めるために弦を落とすことは
やはり駄目なのでしょうか。オリーブの弦を熟知したご意見を
伺いたいです。よろしくお願いいたします。

投稿者:あい     投稿日時:2006/03/16 03:15  ---5.172.21

補筆


ちなみに、エヴァは、なんか弦が硬くないですか?
少々我慢しても(音はいいとして)ビジョン・チタニウム
以上に柔軟性が無い様に思えます。最近、エヴァを張ってる
演奏者をよく見ますが、実は薄っぺらい音なのに、独特の硬い厚
さ(私のどの楽器でも楽器より、真っ先に弦が鳴る)に我慢なり
ません。いっそうのこと、オリーブが使えるなら、オリーブを使いたいです。。


もし、オリーブがいけるとなれば、練習にはオブリガートです。

投稿者:しくらめん     投稿日時:2006/03/16 10:36  ---150.164.10

 ずっと ドミナントできました。ときどき浮気しましたが、やっぱりドミナント・・・と戻ってきてしまいます。

 少し前に、楽器を変えましたので低弦での鳴りがもうすこし幅が欲しいと思い、(気持ちよく鳴らないのですよ・・・)エヴァにしてみましたが、硬いです・・・好みと楽器に合わずオブリガートに張り替えました。そろそろシーズンも近くなりましたがオリーブは、ほーるでの音量面ではどうでしょうか?それをいうとやはりビジョンになりますかね、使ったことありません。気になってます。圧倒的になっている楽器をコンクールなどで見かけますが、あれは、弦よりも楽器によるところが大きいのでしょうね?私の楽器はそこまで鳴りませんのでどうしてもなんとか音量を・・・と求めてしまいます。

 オブリガートはやっぱり左が楽です。音程もとりやすいです。底弦の
鳴りは楽器の能力もあるのでしょうが、もう少し欲しいのですが、わたし好みです。次にインフェるド赤に張り替える予定なので、そのときに、ドミナント、インフェルドでいくかオブリガート、オリーブときどきヘリコアでいくかはたまたビジョンでいくか・・・決めようと思っています。

 わたしも、あい様と同様、オリーブがいければ使いたいです。便乗失礼しました・・・楽器にあう弦をさがしてるところでしたので・・・
  
 あいさま、インフェルドよりもビジョンがお好みですか?それやったら、インフェルド赤やめて、ビジョンにしてみようかな・・・

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/16 21:36  ---109.81.78

オリーヴに限らず、演奏後に弦を緩めるのはやめた方が良いと思います。弦を緩めると、巻き線が痛み易くなり、何度も繰り返すうちに、結果的にコア(芯)を痛めることになります。オリーヴに限らず、ドミナントのような丈夫な弦でも、(通常の調弦の範囲を超えて)弦を緩める「無用な行為」を繰り返すと、切れることがあります。自分はオリーヴを長年愛用していますが、一度も切ったことはありません。1年以上使い続けたら切れるのかも知れませんが、自分はたいてい半年程度で交換しているので、切れた経験が無いのです。
オリーヴで大きな音を出すのと、ドミナントやエヴァ・ピラッツィで大きな音を出すのでは、微妙に右手の弾き方や圧力のかけ方が違います。オリーヴの場合は、弓の毛を弦に強く押し付けるような弾き方ではなく、弦をより大きく振幅させるような弾き方を心がける必要があります。
あと、無伴奏曲を弾く場合、オリーヴだと、頻繁に出てくる和音が弾き易いです。4重音だとさすがに同時に鳴らすのは難しいですが、3重音だと楽に同時に鳴らすことができます。ナイロン弦のなかでもテンションの高い弦だと、3重音を同時に鳴らすのが困難な弦がありますね。オリーヴの低弦の魅力を一度知ってしまうと、他の弦には移れないですね。ではでは。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/03/16 22:54  ---6.35.175

弦の個人的な好みをこのQ&Aに皆が書き込むと、この掲示板が2ちゃんねる掲示板のようになってしまいます。
ポイントの定まった質問に対する、定量的なデータに基づいたり、多くの楽器に対しての経験に基づく回答は、ためになるのですが、そうでない場合は「あのアイドルのここが好き、嫌い」的な方向に話題が逸れて行きがちです。

それぞれの弦には特徴・傾向がありますが、多くの弦が存在し共存しているのは、最低限の品質は保たれているとして、個人の好みと楽器との相性によってケースバイケースで選択すべきもの、したいと思うもの、が変わるからです。
私の場合少なくない数の楽器を持っていますが、その楽器に合う弦という観点で結果的にそれぞれ違う弦を使っていますし、同じ楽器であってもターゲットとするシーンや目的によって弦を変える事があります。また長いスパンでみると、自分の演奏スタイルや求める音も代わり、弦の好みも次第に変わってきていますので、最終的には上に書いたような考えを今は持っています。

このスレッドの最初の質問内容には私も興味があり、回答(情報)があるのを待っていたのですが、また違う方向にそれていくのが残念です。
議論のポイントを絞り、ある客観的/定量的なデータに基づく展開となれば、またそれはそれで面白いのですが...
(メーカーや具体的な商品に対して悪い点を書くと、この会議室に迷惑をかける、あるいは削除対象となる、ということも考慮すると、弦について突っ込んだ話はここではできないことがわかると思います。)

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/17 22:24  ---109.81.196

大学の研究論文を書くわけではないのですから、客観的で定量的なデーター云々の話はナンセンスだと思います。掲示板のような公の場での特定の商品への誹謗・中傷は厳禁だと思いますが、演奏者にも個性があるのと同様、弦楽器にもそれぞれ個性があり、客観化・定量化・一般化ができない以上、各人がそれぞれ思うところを率直に述べ合うことで、そうした議論の中から、ある種の最大公約数的な意見が浮かび上がってくるのではないかと思います。書いてある内容を信じる信じないは、読み手にかかっているわけです。こういう方向の音(音色)を出したい、というニーズを持った人が、そういうニーズに合致した書き込みを読んで、実際にそれを採用するかどうかは、すべて読み手に任されています。いろいろなニーズを持ったいろいろな人が、他人に著しく迷惑をかけない範囲で、いろいろな意見を交換するのは大変有意義なことだと思います。
ガット弦を使いたいけど、ピッチが不安定なことが不安(不満)だ、という人がいるとしたら、スチール弦のヘリコアA線を混ぜることによって、オリーヴのピッチの不安定さを大きく減らせるというアイデアは、その不安や不満を解消する際に、大いに役立つと思います。あくまでも、このアイデアを採用するかどうかは、読み手本人に任されています。誰も強制しませんし、そもそも強制などできません。ではでは。

投稿者:あい     投稿日時:2006/03/18 02:53  ---5.172.21

 ノルさんのコメントを読んで、少々勇気が湧きます。

 弦をミックスして使うことは、私は賛成です。どんな組み合わせがいいか、これこそいろいろ試さないといけませんが、最近の
(ここ10年以内に販売された)弦は、楽器や演奏者の
力量で生じる差を考慮する必要は少ないと感じます。商品自体
のカラーや性能が一昔前の弦に比べかなり個性的なので、
データや論証も大切ですが、弾いた感覚をその人なりに書く
ことは悪いとは私は思いません。


 ドミナント系の弦は、結構経験しましたので、それなりの
結論はあります。ピラストロ社のナイロン系に比べ、ドミナント
系の弦は、単位区間での(指先1本程度の距離の意味)弦自体の
感触が柔らかいということに尽きます。ドミナントも、
インフェルドもビジョン系もです。ピラストロ社の弦は、
ナットから駒までの、いわば、指板上の弦は、全体として
柔らかいものの、単位区間では硬さが残ります。もちろん、
そのどちらが良いのか、当然好みの差ですが、データによる
張力や弦の太さでは説明の効かないものです。実際、私も
大学の研究室でデータを取りましたが、感覚とデータは
一致するとは思えません。数値と感覚に相関関係があまりに
無さすぎるのです。演奏者は科学者ではないので、かなり感覚的な意見でいいのだろうと思いますが、逆に、責任もあると思います。


単位区間の柔らかさ・硬さにも一言。

単音進行の練習曲や重音の少ない曲は、単位区間の感触が
柔らかい方が都合が良いです。音程の修正が容易なので。
しかし、重音の多い曲に単位区間の柔らかい弦を使うと、
硬い弦に比べ少々弾きにくいことがあると思います。要は
ぶれ易いのです。経験不足ですが、オリーブは柔らかい所
と硬い所も持ち合わせていることはわかっているのですが、
使用する際の弦の気をつけるポイントがわからないのです。
少なくとも、今日段階では、弦を緩めるのはやめようと
思います。


いつも有益な助言、ありがとうございます!!

投稿者:あい     投稿日時:2006/03/18 03:14  ---5.172.21

冷静に考えてみると、

『現在ヴァイオリンで主流の弦というのは何年ごろ(何年程前)に発売されたのでしょうか?』


から、相当ずれました。私のせいです。。。(反省)
ごめんなさい。。



でも、もう一言。

ビジョン系の寿命が、短いとか長いとか、ドミナント以上に
さまざまなことに驚きます。皆様の楽器の弦との相関だとしか
いえません。それこそ、自分の楽器にあう弦を完全に選ぶ時代に
なったのでしょうか。弦さえ良ければ、そんな良くない楽器も
それなりに使える時代になったのでしょうか。もしくは、
弦の選択幅の無い時代は弦の選択幅が少ないから、
楽器本体の良し悪しが決め手だったのでしょうか。
皮肉のつもりはありませんが、借り受けた手元の楽器(Bで始まるモダン)はたいしたこと無いと感じます。健康な新作の方が
はるかに良いと思います。。楽器って難しいですね。。。(ぼやき)

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/03/18 10:11  ---6.35.121

スレッドの当初の質問について具体的な回答がないので、今ピラストロ社とトマスティック社に発売年ほか教えてもらえないかメールを出しました。運良く有用な回答が得られましたら、情報共有したいと思います。

話題が二つにわかれてすすんでいますが、後の方の弦の選択の方について、いくつかコメントさせていただきます。流れにまかせて、すべて私見です(暴走します)。
− 弦をMixする際、コレルリ・アリアンス・ヴィヴァーチェも選択肢にいれるとよいです。この弦は、弾き心地としてはガットに近く、また響きが多い(残響が長い)ので、ある線だけ響きにくい(残響が少ない)といった楽器の場合、その線にこの弦を使うと、ある程度補正することができます。
− 個人的には、オリーブはノルさんのおっしゃる通り横方向に早めの弓使いで演奏するのがよいと思いますが、ヘリコアはその対局にあって下方向にしっかり圧力をかけると基音がしっかり鳴って本来の力強い音が出る弦ととらえています。従って私はその両極端の弦のMIXは演奏法上の理由で避けてしまいます。またヘリコアは弱い楽器の場合詰まった音になることがあり、私の中では楽器を選ぶ弦という位置づけです。
− ノルさんのオリーブを長年使って切れたことがない、というのはすごいことですね。何か技でもあるのでしょうか。私は何度か切っています。夏場に、ケースを開けると切れている、というパターンが多いように思います。また、寿命前に巻き線がほつれてくるために交換という経験も数度あります。G線は意外に強いとは感じますが。
− ヴィジョン・チタニウムは、以前も書きましたが、横軸に演奏上の強さ、縦軸に実際出てくる音色&音量をとってグラフにすると、かなり上に突のカーブになる弦だと思います。従って、弱音はコントロールしにくく最強音では早めにサチるという感触を私は持っています。mpやfくらいの幅でしか演奏しない初級・中級者や、大勢で弾く際の弱音が必要ないソリストなどには、楽に強い音がでるのでよいのではないでしょうか。また鳴りにくい楽器にも適しています。一方インフェルドでもREDは上記カーブで言えば、素直な右上がりの直線に感じます。従ってPPからffまで音色・音量のコントロール性には優れた弦です。私はメインの楽器では今はREDを使っています。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/18 11:59  ---109.81.124

あい様と弦喜様のご意見は大変勉強になります。ヘリコア(ミディアム)のA線ですが、その大きな特徴としては、オリーヴやドミナントのA線よりもひとまわり細いということです。一般的に細い弦はレスポンスが俊敏ですが、たしかにヘリコアA線はレスポンスが良いです。自分は、このレスポンスの良さを生かすため、軽めの圧力で速い弓使いで弾いています。結局のところ、従来どおりのオリーヴを生かす弾き方と同じで大丈夫なのです。A線の音域というのは、高過ぎず低過ぎない音域なので、特別に大きな音を出さなくても聴こえ易いと思います。だから、自分は、圧を強くかけて弾くよりは、軽く速く弓を動かして「ヒ〜ン」と響くような音を出すようにしています。ヘリコアA線は、普通に弾くとあっさりした音ですが、強い圧をかけてゆっくりと弓を動かすと、意外と濃厚な音が出ます。自分はそういう音はあまり使わず、オリーヴのE・D・Gと良く調和するような音の出し方を心がけています。自分の楽器は、オリーヴの太さに合わせて溝を調整してもらっています。オリーヴのリジッド(硬巻)はあまり好きではないので、標準ゲージのものを張っています。オリーヴのD・G線の巻き線は、自分の楽器では半年程度の使用ではほとんどほつれません。オリーヴの巻き線がほつれる場合は、溝の幅や深さが適正かどうか、溝がツルツルでなめらかか、を調べる必要があります。自分は、調整してもらうときはルーペを持っていってチェックして、納得が行くまで調整してもらっています。最初に1度、溝を完璧に調整しておけば、数年間はメンテナンスフリーです。ではでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/18 13:29  ---109.81.143

補足です。巻き線のほつれにくさは、巻き線そのものの丈夫さや巻き線の巻き精度(丁寧さ)によりますが、一方で、弦の伸びと巻き線のほつれには、ある程度、相関関係があります。伸びが多い弦は、巻き線がほつれ易いように思います。これは、弦のコア(芯)の伸び率と巻き線の伸び率とが異なることによるもので、コア(芯)は伸びに対して許容範囲が広いですが、巻き線そのものは伸びに対してあまり強くないように思います。コア(芯)が伸びにくいのは、スチール弦が最も伸びにくく、次にガット弦、ナイロン弦が続きます。ガット弦の方が伸びやすいと思われがちですが、実際には、ガット弦の方が伸びは少ないです。弦を張った最初の1週間は、ガット弦の方がナイロン弦よりも若干多く伸びますが、1ヶ月、2ヶ月・・・と期間が長くなるにつれて、ナイロン弦の方がより多く伸びていきます。弦を張った直後の糸巻きの止まる位置とその3ヵ月後の糸巻きの止まる位置を比べると、どれくらい弦が伸びたかを比較できます。テニスをされる方で天然ガットを愛用している方だとご存知かと思いますが、ナイロンストリングは時間の経過とともにどんどん伸びて張り(テンション)が低くなっていきます。一方、天然ガットは長期間経過してもほとんどテンションが変わりません。これは、手でラケットの打球面(=ガット部分)を叩いたときの音の高低でわかります。伸びると明らかに音が低くなります。数ヶ月経過しても天然ガットはほとんど音の高さが変わりません。このため、天然ガットは快適な打ち心地(打球感)と反発力が長期間持続するのです。天然ガットのテンションロスが少ない=伸びにくい、という性質は、ヴァイオリンの弦においても有利に作用します。約30年前に出たドミナントも最近出たヴィジョン・チタニウムも、弦の伸びにくさでは、天然ガットのオリーヴにはかなわないようですね。最新のテクノロジーを持ってしても、弦の伸びを少なくする(抑える)のは難しいということなのでしょう。弾き方(弦への圧のかけ方)が極端であったり、手に多量の汗をかいたり、高温多湿の環境で演奏する、という場合には、ガット弦の弱点(ピッチが狂う、切れ易くなる)が露呈することがありますが、そうした極端な条件で弾くのでなければ、一度オリーヴなどのガット弦を試してみる価値はあると思います。ではでは。

投稿者:あい     投稿日時:2006/03/19 03:37  ---5.172.21

弦喜さんのコメントを読んで、書きたくなりました。

インフェルドの赤は、今発売されている弦で、最も標準的な
優秀な弦の一つだと、私は思います。理由はいくらかあります。


ドミナントの進化版である点で、楽器の能力を生かすワンマン
さと、他の音に馴染むおとなしさを持っています。目の前にある
楽器を買うか買わないかという際に、インフェルドの赤を張っ
て確かめるべきでないかと思うくらい、標準的で楽器の健康状態
をはかるには重要な弦だと思います。おとなしさの中に、派手さ
を持つ感じでしょうか。



どんな弦を張っても響きを得れる楽器で、インフェルドの赤
を張ると最高ですが、裏板をしっかり鳴らして、本来の楽器の能力を引き出す楽器
には少々弱い印象になると思います。しかし、多くの演奏者
が、裏板を鳴らさなければならない楽器を持っていると思いませんので、
そういう意味で広く使える優秀な弦だと思います。
(裏板を確実に鳴らさないとならない楽器は珍しいと
思いますが、私はそういう楽器が好きです。)



価格が決して高くない。これって、重要だと思うのです。
自分の楽器の音を維持する上で、交換時期を決めると思う
のです。高額な弦は、やはり躊躇します。

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/03/20 11:55  ---225.147.237

みなさん、有難う御座います。
なるほど、ドミナントの巻き線は強い方ですか。ほどけると言うか、表面が傷んできているという感じです。オブリガートとピラッツィは結構早く巻き線が寄る(?)という感じになったのですが、これは私がその時かなり乱雑に扱ったためと思います…。巻き線に関してはオリーブは素材も特徴的ですし楽しみなところです。
なにぶんオリーブは使ったことが無いので、やっぱり一度試してみないことには、です(試すまでがとても時間がかかっていて…自分でも少々泣けます)。
と言う訳で、全弦オリーブも本来なら視野に入れるべきなのでしょうが(…入れてもいいかもしれませんね、…いやどうだろう)、GDには試したいと思っています。皆さんのお話を聞くところ組み合わせるA線の候補としてヘリコア、アリアンスヴィヴァーチェ(もちろんその他も)と言うところでしょうか?なかなか奏法、好みの分かれ道のようでこれは自身で試さないことにはなぁと思うのですが、ヴィヴァーチェは耐久性とかどんなものでしょう?なにぶんナイロンでかなり高いA線なので短命だと少し困りそうです。
どちらも単体でも面白そうな弦なので気になります。ナイロンに関してはオリーブが満足いかなかったら再度試したいと思います。弦の質問はいろいろ面倒な問題も含むようですが、人の話が効けるのは嬉しいです。みなさん、有難う御座います。

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/03/29 23:24  ---225.79.77

やっとこさ弦を試せました。
とりあえずA線はヘリコアとアリアンスヴィヴァーチェ両方とも用意しました。何の考えもなしにおそらく寿命が短いであろうアリアンスヴィヴァーチェから張ってみました。感触は…まぁ張ったところなので解らないと言えば解りませんが、悪くないと思います。オリーブもなるほどと言った感じです。ヘリコアも楽しみです。
また大きく場所をとってしまうので(Q&Aの)恐縮ですが、みなさんから貴重な情報を頂きましたので簡単ですが、とりあえずは「試せた」と言うことだけはお知らせさせて頂きたいと思います。今はE線はゴールドですが、なかなか優秀だなぁと思いました。全体の組み合わせも私の楽器にはさほど悪くないと思います(もちろん、時間が経たないと解りませんが…ドミナントも2週間ほどしたところからまぁまぁありだなぁ、と思わされました)。
では、失礼します。

投稿者:のんちゃん     投稿日時:2006/03/30 08:56  ---122.225.174

コレッリ・アリアンス・ビバーチェは決して寿命が短くはありませんよ。むしろ、他の弦に比べるとかなり長く、コスト(¥/時間)はかなり良いのではないかと感じています.

投稿者:QB     投稿日時:2006/03/30 09:51  ---175.176.2

>コレッリ・アリアンス・ビバーチェは決して寿命が短くはありませんよ

確かにそうだと思います。
が、私の場合Vivaceのピーク性能は通常2〜3週間です。
許容範囲という意味では、6〜10週間(季節による)がんばれますが、やはり2〜3週間過ぎると、欲しかったタッチ(音色というよりタッチという表現のほうが近いので、、、概念的ですいません)が失われます。
ThomastikやPirastroの弦よりも私の場合その落差が若干大きめに感じていましたので、あえて書き込ませていただきました。

あくまでも自分の個人的な経験でのことですので、私のケースが特殊なのかもしれません。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/30 13:00  ---109.80.231

D.O.様へ。ようやくオリーヴを試されたとのことですね。このオリーヴという弦は、張ってすぐに「サプライズ!(驚き)」がある、というよりは、使えば使うほど、いぶし銀のようにじわじわとその魅力がにじみ出てくるような弦です。そのため、オリーヴを長期間してきた人は、他の弦に変えたくても変えられないということで、オリーヴの熱烈な愛好者となっている例が多いです。
ヘリコアA線の寿命ですが、1ヶ月程度使用した限りでは、全く劣化が感じられません。例えばドミナントだと、1ヶ月もすると張りがなくなって大人しい感じになってしまいますが、ヘリコアA線は張り替えた直後と、ほとんど印象が変りません。巻き線も丈夫ですので、このペースだと3ヶ月は余裕で使えるのではないかと思います。
オリーヴのE線(金メッキ)もぜひ試してみて下さい。
ヘリコアA線とオリーヴを組み合わせるようになって、1ヶ月程度が経過しましたが、調弦やピッチの安定性には、弾くたびに驚かされます。(自分は、どちらかというと調弦の狂いには神経質な方ですが)例えば3日ぶりに演奏する場合でも、調弦し直さずに(そのまま弾こうと思えば)弾けてしまうほどです。A線のピッチが安定することのメリットは非常に大きいな〜、と再認識しているところです。ではでは。

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/03/31 11:11  ---225.79.77

みなさん、有難う御座います。
アリアンスヴィヴァーチェは長寿命ですか。それは嬉しいです。この寿命は他のナイロン系弦に比べてと思いますが(さすがにスチールと比べても長寿命の部類と考えるのは難しいでしょうね、おそらく)、実のところナイロン弦の寿命と言うのも最近解らなくなってきてしまいました(焦)。寿命が長い短いでも結局ナイロン弦がどの程度のものか…(弦それぞれも寿命もですが)
オリーブはなんと言うか「なるほどなぁ」といった感じです。如何にもイメージの音は出ている気がします(ガットの)。巻き線はほんとに面白いですね。張る前に何度も拡大鏡?で見て楽しんでしまいました(苦笑)。G線のテンションは少し慣れる必要がありそうです。なかなか良くなりますね。綿密と言うか、そういう音でしょうか?思っていたより弾き易い弦かもしれません。
ゴールドは短寿命の方でしょうからメッキ線も近く試せると思います。ゴールドもドミナントと組ませた時よりよっぽど上手く鳴る気がします。バランスでしょうか?
失礼します。

投稿者:Pajeot     投稿日時:2006/03/31 19:11  ---73.249.138

こんにちは。少し口をはさみたいのですが、現代ガット弦の真髄と言えばOlivではなくEudoxaです。Eudoxaなく、現在のガット弦は語れません。 昔のマエストロたちは、皆Eudoxaを使っておりました。Alliance Vivaceの寿命はDominantの倍に感じます。多分、コアのおかげでしょう(ケプラー)。ただ問題は、Dominantや他のナイロン弦に比べて、硬く感じます。 音ではなく、指先の感覚です。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/31 23:57  ---109.81.1

オイドクサも素晴らしい弦ですが、オールドよりも板厚が厚く重くパワフルなモダンや新作との相性は、あまり良くないように思います。モダンや新作では、オリーヴの方が相性が良い場合が多いでしょう。
また、オールド楽器の場合でも、2,000名以上を収容できる現代の大ホールでのソロ演奏に耐えるだけの音量となると、オイドクサでは物足りない場合が多いのではないでしょうか。ストラドやデル・ジェスを愛用している現代のソリストでガット弦を愛用している人は、たいてい、オリーヴを選択しているように思います。例えば、1716年製ストラドを愛用している女性ソリストSさんや、1735年製ストラドを愛用している女性ソリストTさんは、2人ともオリーヴを愛用しています。この2人は、音色の美しさとか音色の好みは別として、少なくとも音量は十分にデカイと思います。ストラドやデル・ジェスを使っていて、ナイロン弦を張っている男性奏者よりも音が大きいと感じるほどです。(実際のコンサートホールで聴いた印象を基に書いています)
あと昔の巨匠は、ピラストロのオイドクサだけでなく、ピラストロのワンダートーン(ピラストロのゴールド)というガット弦を愛用している人もいましたね。
いずれにしても、弦と楽器との相性、弦と奏者との相性が一番大事だと思いますので、いろいろと試行錯誤してベストの組み合わせを見つけるのが肝要ですね。ではでは。

投稿者:Pajeot     投稿日時:2006/04/01 07:32  ---73.227.40

ノル様、
Heifetz、Oistrach、Szyryng、Francescatti、その他往年の巨匠たちは皆、Eudoxaでしたが、、、 現代の人たちでHeifetzの音量を超える人はいないでしょう。 Eudoxaで音量が出なければ、だめな楽器(調整もあります)かだめなプレイヤーでしょう。(少なくとも私はそう思ってます。)日本人で現在Stradを使える人はいないでしょう、いや、日本人に限らず、世界中でStrad又、Del Gesuを使えている人は、2−3人ぐらいだとおもいます。

投稿者:ヤッシャ     投稿日時:2006/04/01 21:19  ---166.175.184

>現代の人たちでHeifetzの音量を超える人はいないでしょう。 

ハイフェッツの音量はかなり控えめだったと伝えられています。
そもそも、一流奏者である要件は単に音量の大小ではないでしょう?

Pajentさんのカキコ、他のVn関係BBSでのP....さんに語り口が似てますね。

投稿者:Pajeot     投稿日時:2006/04/02 19:41  ---73.237.145

ヤッシャ様、
もちろん、音量は何も語りません。しかし、コンサートソリストは皆、ある程度の音量又、ホールの隅々に通る音を持っていなければ、何もなりません。しかし、Heifetzは本当に素晴らしく音量がありました。その上、稲妻のように隅々まで響く音を持っておりました。
例外もあります。ピアノではグレン グールドがいます。彼の音は素晴らしく美しいですが、ホールで通る音ではありませんでした。彼も分かっていたのでしょう、彼は録音を中心に活動しました。

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/04/03 00:01  ---151.3.240


Heifetzやグールドの生演奏をお聞きになった経験がおありとは
羨ましい限りです。Pajeotさんはかなりのご年配の方なのでしょうね。

投稿者:あい     投稿日時:2006/04/03 01:47  ---5.172.21

>ピアノではグレン グールドがいます。彼の音は素晴らしく美しいですが、ホールで通る音ではありませんでした。


わかります。残響というか、余韻というか、単なる音量という
概念を超える音ですね。ヴァイオリンでは、それなりに弓を
べったり使うことだと思いますが、今の私には難しいです
(修行中です)。。


確かに、最近の演奏者では、なかなか出会うことが出来ません。
私見ですが、生存している範囲で、邦人だと海野義雄、海外組
だとギトリスとかパールマン、リッチ、アッカルド、
ツイマーマン辺りが音量を凌駕した音を出しますね。
レーピンやヴェンゲローフの音は、何かが足りない。
何が足りないんだろう。。

投稿者:Pajoet     投稿日時:2006/04/03 06:09  ---73.204.157

生存しているMaestroたちでは、確かにリッチ先生、ギトリス先生あたりでしょうか。あまりソロでは有名ではありませんがクレバース先生も素晴らしいです。パールマン先生、特にアッカルド先生は少し違うように思います。

>日本人で現在Stradを使える人はいないでしょう

すみません。海野先生は確かに使える人でした。すっかり彼のことを忘れておりました。

P.S. 彼らの音程は、皆一人一人違うとり方をしています。現代の人たちは、ピアノの音程、すなわち平均律を使い、バイオリン特有の音程をとる人はいなくなりました。弦のせいでもあるでしょう。

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/04/04 15:53  ---225.79.77

ガットの真髄=オイドクサ、なるほどそうなるのかもしれませんね。オイドクサは4弦全部張ったらどうも上手くいきませんでした(楽器か腕か…腕の悪い私にははっきりしませんが、楽器ともちょっと合わないかな〜とも思いました)。オリーブは想像以上に弾きやすく容易に音(あるレベルまでの)が出る印象を受けました。弾きやすく楽しい(?)音が出るのは私などにはありがたいです(もちろん、オリーブだけがそういう弦だとは思いません)。
ハイフェッツもオイドクサだったんですか? 以前画像や映像で裸ガットが張られているのを見て「へぇ〜」と思ったのですが、オイドクサにも裸があったのでしょうか?それともたまたまでしょうか?

…ちょっと語弊があるかも知れません(汗

投稿者:Grey Goose     投稿日時:2006/04/04 16:28  ---9.46.177

HeifetzがEudoxaね〜。。

来週にでも晩年の彼の楽器をメンテをしていたStudio CityのBenningの親父さんに聞いてみよっかなん♪

投稿者:ノル     投稿日時:2006/04/04 20:08  ---109.81.121

ハイフェッツが使っていた弦についてですが、ハイフェッツが長年愛用した1740年製のガルネリ・デル・ジェスの写真やDVD映像、あるいは、楽器の辞典「ヴァイオリン」の情報によると、ピラストロワンダートーン(別名:ピラストロ・ゴールド)だったのではないかと思います。
海外出張中の友人から楽器の保管を依頼されたので、今、手元に友人の楽器があって時々それを弾いています。友人の楽器には、トマスティーク社の最新鋭の弦ヴィジョン・チタニウムが張られています。ウィーンフィルの一部の奏者が使っている弦ということで期待を持って弾いてみましたが、自分にとっては、やはりオリーヴがベストという結論が出ています。
最新鋭のナイロン弦ということで、調弦(あるいはピッチ)の安定性がかなり優れているのではないかと期待したのですが、A線ヘリコア(ミディアム)+その他の3弦オリーヴという自分の組み合わせの方が、調弦が狂いにくいように感じます。
最新鋭のヴィジョン・チタニウムも、ドミナントのように、張ってから1ヶ月ぐらい経過すると、音に精彩を欠いてぼやけた音になってきますね。1弦上でのポジションチェンジが多い、例えば、G線上のアリアのような曲を弾いたときの、正しい音程の取り易さ、ポジションチェンジのし易さなどにおいては、オリーヴの良さを強く実感します。オイドクサも良い弦だと思いますが、モダンや新作のヴァイオリンにとっては、それらを十分に鳴らしきるのに必要とされる張力を考慮すると、オリーヴこそがガット弦の真髄と言えるのではないかと思います。ではでは。

投稿者:ひのきち     投稿日時:2006/04/04 20:57  ---15.30.1

すみません、運営方法へのお願いではなく、カキコされる皆さんへの
お願いなのですが・・・

このトピも大分長くなったのですが、当初の質問から話題がかなりそれた場合や、
トピが相当長くなった場合に、トピ主さんあるいはストラッドさんの誘導なりで、
新トピに移行していただくわけにはいかないでしょうか。

なにしろ、大分見づらくなりました^^; もちろん私の個人的な意見です。

投稿者:あい     投稿日時:2006/04/05 01:41  ---5.172.21

以下、全て私見です。


 楽器には、弦が少しくらい劣化しても大丈夫な楽器と、
少しでも劣化するとその影響を受ける楽器があると思います。
ビジョン・チタニウム(以下VT)は、簡単に良い音を出せる
弦だと思いますが、その反面、劣化しやすいだの、長持ちする
だの、さまざまな報告を眼にします。


 VTは弦の性質上、高圧力の音(弓圧)の入力に対して、
一定の制限があります。今までのドミナントやインフェルド
と顕著に違う点です。明らかにミドルレンジを豊かにした弦
です。それこそ私見ですが、高入力対応の弦(ドミナントや
インフェルド、オリーブ)とは、性格が違います。


 で、何がいいたいかというと、高入力を必要とする楽器は
表板をどれだけ鳴らすか、ミドルレンジの安定した音を必要
とする楽器は裏板をどれだけ鳴らす必要があるかだと、私は
理解しています。実際、演奏者の意図で弦をチョイスする
というのは、そのことが守られた上で、あえて私なりの
色付けをしたいというのだと思います。それほど、楽器の
持つ初期的な能力・個性・カラーが重要だと思います。
どんな弦を張っても、輝かしい音のする楽器(悪く言えば、
音に重さのない楽器)で、VTを張ると、ffやppでの劣化感が
著しいと思います。


 

投稿者:Pajeot     投稿日時:2006/04/05 04:30  ---73.250.10

誤解を招いたようです。HeifetzはG線は銀線巻のガット、D,Aは 生ガット、Eは Goldbrokat 0.26(E線は確かではありません)です。晩年使用していた弦は知りません。このCombinationは実際に見せてもらい、また弾かせてもらったものです。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/04/11 20:04  ---109.80.16

海外出張中の友人から預かっている楽器に、オリーヴ+A線のみヘリコア(ミディアム)の組み合わせを張ってみました。Eメールで友人に事前に許可をもらって張り替えたわけです。
自分がオリーヴに慣れていることを差し引いても、とても良い結果が出たように思います。
この組み合わせだと、E線とA線が両方ともスチール弦となるわけですが、ナイロンA線+スチールE線よりも、A・Eがすごく良く調和します。張り替えて弾いて、一番最初に実感したのは、まさにこの点です。A・Eを調弦している段階で、すぐにその良さを感じます。友人の楽器は、自分の楽器とは形状も特性も異なりますが、それでもオリーヴ+A線のみヘリコア(ミディアム)の組み合わせは、とても良く楽器に馴染んでいます。友人が帰国して弾いたら、とても驚いて喜ぶと思います。
なお、ヘリコアA線の耐久性ですが、さすがは最新鋭のスチール弦という感じで、素晴らしい耐久性と音色の持続性があります。2ヶ月程度の使用では、ほとんど劣化が感じられません。あと、2ヶ月ぐらいは余裕で使えそうな感じです。ではでは。

投稿者:パスツール     投稿日時:2006/04/11 20:54  ---253.180.196

A線スチール、自分はまだ試したことはありませんが、私の場合、A線の音はE線の音とあまり調和してくれない方がいいですね。でないと、わざわざA線の高いポジションで頑張って弾く意味があまりなくなってしまいそうで.... もちろん、弦選びは各人の好みと、楽器との相性です。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/04/15 13:30  ---109.80.144

ユーロ高の影響で弦の値上げが予定されているようですね。高価なオリーヴがこれ以上値上げされるのはツライところですが、この素晴らしさは他の弦では得られないので、値段が高くなっても離れられないんですよね。
偶然かも知れませんが、ヴァイオリン・ウェブの掲示板でもオリーヴが話題になっていますね。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=26645&page=1&sort=&t=
オリーヴを初めて試される方は、まず最初は、4弦ともオリーヴを張ってみるのがいいと思います。そして、オリーヴA線のピッチの不安定さ、巻き線の弱さが気になる場合は、A線だけをヘリコア(ミディアム)にすると良いと思います。
あるいは、音色の面でいうと、E・A線の重音でのハモリ(調和)を重視する場合も、A線のみヘリコア(ミディアム)にするといいです。
バッハの無伴奏ソナタ第1番ト短調の第1曲目「アダージョ」の最初の4重音とかバッハの「シャコンヌ」に頻繁に出てくる4重音を弾いたときに、オリーヴの金メッキE線+ヘリコアA線の組み合わせの「妙味」が実感できます。A線の音よりもほんのちょっとだけE線の音が前面に出てくるような絶妙なバランスがたまりません。こうした掲示板を通じて、古き佳きガット弦が見直されてファンが増えるといいな、と思う今日この頃です。ではでは。

Q:弦高について
投稿者:モルク君     投稿日時:2006/04/12 21:00  ---174.88.55

初めて投稿させていただきます。社会人のアマチュアオケで15年ほどチェロを弾いてます。
相談なのですが、現在10年前に購入したドイツ製のチェロを使用していて、最近鳴るようになり、気にはいってるのですが、どうも好みの音が出せません。
とても渋い音で気に入ってくれる人もいますが、自分としては明るい音、素直な音が出したいのです。それは、弾き手の問題と言ってしまえば、そのとおりなんですが・・・。
よく、イタリアの楽器は明るい音がするとゆうのは本当なのでしょうか?(でも買い換える予算は無い)
あと、このチェロは弦高がとても低く(他の人が弾くとビックリされます)、押さえ易いのですが、駒を代えるなど弦高を高くすれば、ハッキリした明るい音が出るのでしょうか?
アドバイスいただけると幸いです。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/12 22:24  ---111.166.34

そういうことはマイスター佐々木に聞きましょう。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/stegbebe.htm
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/steghohe.htm

駒を高くする、はマユツバ。しかし駒や魂柱の調整で音色を変える可能性はあり。
つまり、職人さんに相談。

さしあたって手軽に出来るのは弦を換えることだと思うのですが……。

投稿者:かめ     投稿日時:2006/04/13 11:40  ---196.104.66

>このチェロは弦高がとても低く(他の人が弾くとビックリされま
>す)、押さえ易いのですが、

他の人が弾くとびっくりするくらい低いと言うことは、ちょっと
低すぎるのかもしれませんね。指板が下がってるとか・・・。

自分の楽器ももう少し弦高さを下げたいのですが、職人(数人)に見せると、これ以上下げるのは限界だと言われます。
恐らく、ちょっとハイポジションを弾くにはつらいかなぁと思う
くらいの弦高が楽器の鳴りを確保するには丁度よいのかもしれま
せん。

Q:茶位幸信さんのバイオリンについて教えてください
投稿者:アルダンテ     投稿日時:2006/04/11 20:00  ---110.187.62

ギター雑誌を見てたら、「茶位幸信さん」という方のことが書いてありました。クラシックギターの製作者なのだそうですが、バイオリンも作るということでした。ギターはオーダーが多くてかなり待つとか。そんなところにネットのオークションでこの方のバイオリンが出品されているのを発見しました。この方のバイオリン製作技術はいかほどなのでしょう。ギターの評価が=バイオリンにも当てはまるってことはないと思います。価格的な物も興味があります。30万ぐらいの価格が付いていたような・・・。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/11 22:02  ---110.89.139

私も見ました。オークション。

茶位幸信バイオリン・ギター工房のHPがあります。
ジブリのアニメ「耳をすませば」でヴァイオリン職人を目指す少年が出てきますが、あの作品でヴァイオリン工房の様子を取材させてくれたのが、茶位幸信バイオリン・ギター工房のようですね。
肝心の答えにはなっていませんが。

投稿者:アルダンテ     投稿日時:2006/04/11 22:09  ---110.187.62

ぶらちぇさん、面白い情報をありがとうございます。耳をすませばですか〜。バイオリンが好きなので、あの映画を楽しく観ました。ネットで調べてみると、なかなか賛否両論のようですね。量産品ではないが、工房で流れ作業的な感じも受けますが、本質的に大事な音や仕上げなどはどうなのでしょう・・・。もうしばらく情報を頂ければと思います。よろしくお願いします!

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2006/04/12 00:20  ---44.156.41

こんにちは。

日本人でまともな音のギターを作る製作家は私が知る限り、3人ぐらいしかいません。名前が有名でも、音が全然よくないギターが多いです。大半が「演歌ギター」と呼んでいいものです。確かに製作技術は高いと思いますけど、、

>ギターはオーダーが多くてかなり待つとか。

ここはウクレレも作っています。弟子もいますし。
オークションの説明は鵜呑みにしないほうがいいです。

ちょっと思い出したのですが、ギターの三大銘器の1つ「イグナシオ フレタ」は、最初はチェロを作っていたらしいです。チェロの世界では「フレタ(fleta)」という名前は知られているのでしょうか?

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2006/04/12 01:06  ---44.156.41

自己レスです。

ネットで調べたらフレタのチェロが売られていました。

http://www.turnerviolins.co.uk/stocklist.php?category=cellos

このページの下のほうにありました。

”Spanish, workshop of Ignacio Fleta, Barcelona”

ポンド記号の後の”POA”とは何の略なのかな?

投稿者:いし     投稿日時:2006/04/12 06:11  ---210.124.101

 多少脱線しますが、日本人製作家によるギターは「精度は高い、特にフレットは正確である。ただし音が遠くまで飛ばないものが多い」というのが私なりの実感です。
 ただし、これがヴァイオリンにもそのまま当てはまるかどうかは判りません。
 もっとも、ギターとヴァイオリン属と両方の楽器の製作に関わっていた人というのは意外に多いようです。私が気になっているのは宮本金八さんが戦前に製作した「ピタゴラス律のギター」が現存しているかどうかです。

投稿者:YE     投稿日時:2006/04/12 14:22  ---103.18.109

ヴァイオリンとギターの両方を作っているメーカーは思いの外多いですね。有名どころだと、Antonio Stradivariにも確かギターがありましたし、Panormoファミリーの始祖のVincenzoはヴァイオリンで有名でしたが、その息子達はギターの方で名が売れました。昔は多くのメーカーが、同じ弦楽器ということで、注文に合わせてどちらも作っていたんでしょうね。

投稿者:アマチュア     投稿日時:2006/04/12 17:18  ---2.70.34

実は同氏の工房にお邪魔して話をうかがった事があります。チェロの修理もお願いしました。氏は元々ヴァイオリン製作家で、ギターはその技術を生かして作り始めたということを言われていました。ギターではゴンチチの使用等で有名で、世界的にも評価は高い様ですね。ヴァイオリンの評価はあまり知りませんが、工房には多くのヴァイオリン、チェロが並べられており、製作教室もやられていました。並べられたチェロは最低でも50万では売れないなあとおっしゃっていました。

投稿者:アルダンテ     投稿日時:2006/04/12 18:17  ---110.187.62

みなさん、いろいろありがとうございます。この質問をさせて頂いた時には既にネットのオークションはもう終了していました。しかし、某ショップにも同氏の物があったと聞いたので、いくらぐらいが相場なのかと思って質問した次第です。ネットは30万ぐらい?でショップは・・・35万ぐらいだったかとかなり曖昧ですが、そんな記憶です。ギター製作の知名度の高さがすなわちバイオリンにもあてはまるのか、また、同氏のバイオリンの価値がどのぐらいなのかも興味がありました。あまりバイオリンに精通していないので、みなさんにはバカにされてしまいそうな、中途半端で、何を訊きたいの?的な質問でホントに申し訳ありませんでした。

Q:ニスが・・・(泣)
投稿者:decibel     投稿日時:2006/04/11 18:06  ---107.132.219

始めまして、4月からバイオリンを習い始めた初心者です。
宜しくお願いしますm(_ _)m

さきほどボーイングの練習をしていたのですが、E線を弾いていた時に、
弓の箱が楽器本体に当たってしまい、その部分のニスがはげてしまいました。

この様な場合は楽器屋さんに持っていけば、その部分だけニスを塗り直してくれるのでしょうか?

投稿者:hectpascal     投稿日時:2006/04/11 19:21  ---246.252.129

気にすることはありません。
初心者は、みな、そういうものです。
がんがん練習しましょう。

高価な楽器でも、傷の10や20はついています。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/11 22:09  ---110.89.139

ストラディやガルネリの名器だって弓の当たるあたりには傷がいっぱいです(コピー楽器の写真を見て言ってるだけですが)。

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/04/12 00:41  ---151.3.240

傷の程度にもよりますが、軽傷なら2000円〜。かなり深い傷の場合は15000円〜ぐらいで、部分的にニスを塗り直してくれるでしょう。
大きい傷の場合はニスを何度も塗り重ねるので1ヶ月ぐらい入院する
こともありますよ。

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/04/12 09:43  ---2.159.36

HILL OILを塗っておくとごまかせます。
ニスの成分で出来ているのでニスを痛めることがありません。
これ以外は使わないのが賢明ですですが、傷自体はあんまり気にしない方がよろしい。

オールドの楽器は傷だらけですが、早乙女もんどの向こう傷もトレードマークです。

醜い大傷を付けてしまったら、職人さんに頼みましょう、ほとんど分からないくらい、完全に修復してもらえます。

投稿者:decibel     投稿日時:2006/04/12 17:23  ---39.37.22

皆様ありがとうございますm(_ _)m

一応この程度の傷だったら僕も気にはしないのですが、
友人からの借り物のバイオリンを使っているので返す時には
傷は直した方がいいよなぁと思ったのでお伺いいたしました。

まぁ、返すのも1〜2年先の話になるんですけどね(苦笑)

Q:超初心者なんですが・・・
投稿者:夏目たか。     投稿日時:2006/04/10 19:30  ---167.87.197

今年から高校に入学する、新一年生です。
オーケストラに前々から興味があったので、高校のオーケストラ部に入ろうと思っています。
今日部活を見学した折に、試しにヴァイオリンを弾かせてもらったら、とても難しくて正しい音がうまく出ませんでした。
先輩も、「弦楽器は音程が難しい」と言っていたので、早くも怖気づいています・・・


弦楽器をやりたいのですが、私は詳しいことがよくわかりません。。。
少ない練習で正しい音が出るようになるとは思っていませんが、高校三年間の間に、ある程度の難易度の曲が弾けるようになる弦楽器を教えて下さい。
ちなみに、私は弦楽器についてはまったくの素人です。。。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/10 20:55  ---132.154.17

私は大学に入ってから、オーケストラやりたくて、漠然と管楽器なら易しいかなと思いながら、部長を訪ねたアホです。

ピアノはヴァイオリン的な意味からしたら音程が易しいですが、易しく弾けるわけではありません。
易しい楽器なんてありません。
歌うとトランペットの音に変換してくれるおもちゃ楽器は別として。

やりたいという意欲があるなら、あとは練習あるのみ!
ヴァイオリンでもベースでも同じこと!
私のようなレイトスターターからしたら、高校からはじめるのだってうらやましいかぎりです。
たとえ高校三年間で、思っていたほど弾けなかったとしても、大人になってから、きっと高校で始めてよかったと思うことでしょう。

投稿者:マンモス東     投稿日時:2006/04/10 21:32  ---110.187.62

ははは〜、ぶらっちぇさんのおっしゃる通りでがす!

投稿者:夏目たか。     投稿日時:2006/04/10 21:53  ---221.188.226

ううっありがとうございます。
ヴァイオリンやることに決めました。
音漏れたら近所迷惑なので、親に「プレハブ小屋買ってくれ」と頼みました!

投稿者:Hiro     投稿日時:2006/04/10 22:20  ---218.210.10

バイオリンを始められるのは大変よろしいと思いますがちょっとだけ。

将来大学などでオーケストラを続けられるおつもりなら、一般の大学でもオーディションのある場合があり、その時に一番競争率の高い弦楽器はバイオリンです。ビオラ、コントラは希望が少なめな場合が多く技術が多少低くても入りやすいです。

ただ弦楽器のなかで弦などが一番安価なのもバイオリンです。学生には結構重要なポイントかもしれません。

どの楽器を学ばれるにしても是非頑張って続けてくださいね。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/11 13:25  ---238.16.8

大人らしい思慮に満ちた話が出ましたね! 
Hiroさんの仰ることも、もっともではありますが、やはり、好きだと思う楽器を持ってください。
後輩にゴーシュが好きでチェロをやりたいという子(もう立派なお母さんらしいですが)がいました。そういう動機が練習を続ける原動力になります。そこは妥協して欲しくないところですね。
もちろん、弦楽器なら何でもというのでしたら、いいのですが。

それから、一戸建てだったら、よほどの密集地でないかぎり、音はそんなに気にしなくてもいいように思います。だいたい、ヴァイオリンの音はピアノよりも小さいです。あまり夜遅くにならなければ練習しても大丈夫でしょう。
プレハブ建てるお金があるなら、楽器につぎ込みましょう。

投稿者:夏目たか。     投稿日時:2006/04/11 19:27  ---167.148.111

やっぱり、私はヴァイオリンがやりたいです。
学校から楽器を貸してもらって、しばらく練習したいと思います。。
みなさんのアドバイスは本当にありがたいです。ありがとうございます!

ヴァイオリンは全然なれないてないので、筋肉痛がすごいです……

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/12 08:53  ---238.16.8

1カ月くらいはかなり体がつらいと思いますが、それを超えて少し楽しくなってくるまでが、最初の壁かな。
でも、若い人は体の順応力も強いので、だんだん慣れてきますよ。
いまの「ヴァイオリンやりたい」という気持ちを忘れずに!

Q:弓の持ち方(小指を置く位置)
投稿者:ノル     投稿日時:2006/04/05 23:33  ---109.81.152

弓の持ち方についての質問です。先日、ヴァイオリニストのDVDを多数持っている友人から、弓の持ち方についてのアドヴァイスをもらいました。自分は右手の小指を弓の8角形の上の面に当てて弾いてるのですが、向こう側(弓を持ったときの指板側の)斜めの面に小指を当てるようにすると弓の動きが安定するとのことで試してみた次第です。小指の先が弓の斜めの面に当たるよう
な感じです。(弓の斜めの面と上の面の両方に当たるような感じでもあります)
こういう持ち方をすると、パッと見ると小指が弓(スティック)よりも飛び出して見えます。たしかに、フランチェスカッティやパールマンのDVD映像を見ると(特にアップの映像で見ると)、そういう弓の持ち方をしているように見えます。
ただ、ヴァイオリンの弾き方について解説した本に、そういう持ち方が掲載されているのを見たことはありませんし、身近にもそういう持ち方をしている人を見たことはありません。小指の位置としては、手前側の斜めの面か上の面に当てるのが一般的ですよね。自分は比較的小指が長い方なので、小指が弓よりも飛び出して向こう側の斜めの面に軽く触れるような持ち方をすると、たしかに弾き易くとても楽ではあります。こういう弓の持ち方は邪道なのでしょうか?ご意見をいただけたらと思います。
※なお、小指の位置ですが、ここに書いたのは元弓での小指の位置であって、中弓〜先弓においては小指がスティックから離れることがあります。自分の場合は、先弓では小指が軽く離れるか、触れているとしても、弓の上の面にごく軽く触れているだけの状態になります。

投稿者:QB     投稿日時:2006/04/06 10:48  ---9.46.177

先生にご相談されるのが一番です。

弓の持ち方は、流派に限らず指の長さなどによっても異なり、外観は同じように見えても、実際には違うコントロールをしていることも当たり前に起こるからです。(だって、指の腹がどう接触していて、どうコントロールしているか、見ただけでは分かりにくいですよね)

ということで、
単純にどの指がどこに接しているから良い・悪い、とは(特に実際に拝見していない以上)、申し上げにくいのです。
文章から想像すると、あまり薬指と小指で弓をコントロールされていないようにお見受けしますが、なおのこと実際に拝見しないと難しい問題です。

で、冒頭に戻りますが、先生に見て頂くのが最良です。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/04/06 13:30  ---109.81.123

QB様。お返事ありがとうございます。以前は先生に習っていたのですが、いろいろと忙しくてレッスンの方は中断しており、この掲示板上で質問させていただいた次第です。
たしかに、弾いているところを見ないとなんとも言えないところだと思います。
レッスンを受けていたときは、小指の位置は、弓の(手前側の)斜めの面か上の面に置くようにと言われていたので、忠実に実行していたのですが、思い切って、向こう側の斜めの面に触れるようにしてみたところ、意外なほど弾き易かったのです。自分は小指が長めのせいか、今までの持ち方だと小指がやや窮屈な感じだったのですが、それが解消されて、元弓で弓を返すときの指弓なんかも、より柔らかく(より円滑に)できます。あと、和音の響きが厚くなったように感じています。
弾いている本人が弾き易くて、出てくる音が良ければ、弓の持ち方は好きなようにして良い、と割り切れれば良いのですが、以前習っていた先生の教えが気になって、今ひとつスッキリしてない状況です。自分よりも(相対的に)小指の長い方もいらっしゃると思うのですが、小指が弓から飛び出すような持ち方(向こう側の斜めの面に小指が当たるような持ち方)をしているという方がいらしたら、何かアドヴァイスいただけると幸いです。ではでは。

投稿者:QB     投稿日時:2006/04/06 16:27  ---9.46.177

ご参考になるかどうか。。

http://violinmasterclass.com/bowgrip.php

投稿者:ノル     投稿日時:2006/04/08 00:26  ---109.81.195

QB様へ。ご紹介いただいたサイトを見てみました。動画付きで解説が丁寧で具体的なので勉強になります。
その後、シゲティのDVD映像を見る機会があったのですが、シゲティは背が高く指も長いこともあって、小指が完全に弓を飛び出していて、小指の腹のあたりが、弓の上面あるいは向こう側の斜めの面に当たっているような弾き方をしてます。
いろいろな名ヴァイオリニストの映像を見ていると、弓の持ち方は、まさに千差万別なので、基本を逸脱しない範囲で自分にとって持ち易い弾き方で弾こうと思います。ではでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/04/11 00:53  ---109.80.6

昨日、弓の持ち方を変えてから始めて、友人の前で演奏したところ、音が柔らかくなって音の伸びが良くなったと褒められました。また、以前より、音量も多少大きくなったようです。
持ち方を変えた当初は、小指を当てる面を強く意識しながら練習してましたので、向こう側の斜めの面に小指を当てたり、小指がちょっと弓を飛び出すような持ち方になってましたが、今では、上の面と向こう側の斜めの面の両方に当たるような感じになり、より自然な力加減で持てるようになりました。
以前の持ち方と比べると、小指の位置がほんの1〜2ミリ程度変った程度ですが、今の方がずっと楽に弓が持てています。わずか1〜2ミリの差がこんな大きいとは思ってもみませんでした。以前よりも右手の5本の指がよりリラックスしているため、弓の返し、特に弓元での指弓が滑らかになりました。ソリストの方が得意にしているような「音を聴いただけではいつ弓を返したのかわからない」弓の返しが、この弓の持ち方で練習すれば、いずれは自分にもできるようになるのでは、という気持ちになっているほどです。(以前は絶対無理だと諦めてましたが・・・)
弓の持ち方がイマイチしっくりきてない方は、小指の当たる面(弓の8角形のどの面に小指を当てるか)を意識して持ち方をいろいろ工夫してみると、飛躍的にボウイングが安定する可能性があると思います。ではでは。

Q:SUZUKI VIOLIN NO.37はバイオリンでしょうか?
投稿者:矢島かほ     投稿日時:2006/04/09 23:59  ---104.75.109

ラベルにはSUZUKI VIOLIN NO 37と書いてありますが、どう見てもギターに見えます。このNO.37という型番は存在するのでしょうか?教えて下さい。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2006/04/10 02:09  ---31.36.60

鈴木バイオリンのHPに歴代の製品番号一覧がありました。それによるとNo.30番台は大正時代に作られたもののようですが、No.36までしかありません。なぞです。

投稿者:rio     投稿日時:2006/04/10 02:22  ---29.242.228

SUZUKI は マンドリンやギターも製作していた(いる?)会社なので、ギターに見えるのであれば、ギターでしょう。(笑)

直接メーカーにお問い合わせになるとよろしいと思います。

Q:中国製のバイオリンについて
投稿者:ルンメニゲ     投稿日時:2006/04/02 08:23  ---110.187.62

最近、楽器屋さんを見ても、ネットのショップやオークションを見ても、非常に中国製のバイオリンを目に入るようになりました。前々からいわゆる粗悪品?としてはあったように思いますが、このところはそこそこの値段もついています。しかし、中国製はニスや板の特徴(一見派手で豪華そう)作りの荒さなどで多くの場合、ひと目で分かると聞きます。さらに謳い文句はヨーロッパのコンテストに上位入賞とあるが、本当のところは???かなりあやしいという噂もあります。もちろん、ピンからキリまであって、それをひとまとめにして論じたり、評価することには無理があることは承知ですが、見識高いみなさんの中国製バイオリンに対する評価や感想はどんなものでしょうか。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/04/02 09:12  ---6.34.79

もし、本当に詳しいことまで含め知りたいと思われているなら、まず左上の過去ログ検索から、中国 をキーワードにして過去の書き込みをご覧ください。疑問に思っている内容の大部分は書かれていると思います。
(コンクール入賞の話、主要な製作者、価格、材料の話 などなど..)

500件ほどヒットしますが、先頭(2000年頃の書き込み)からではなく、一番最後(最新記事)からさかのぼって読んでいくことをおすすめします。
*中国ヴァイオリンについては、この数年でダイナミックに状況が変わっているように思えるので、古い情報より新しい情報をまず知る必要があるからです。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/03 12:22  ---238.16.8

まとめると、

当然ピンからキリまであり。
中国製といっても、中国人制作者の作品と中国工房製が混同されていたりする。
中国製といっても、中国材使用だったりヨーロッパ材使用だったりする。

ヨーロッパ製と比べて、値段の割にいいという作品が多いかも知れない。
値段が安いぶん、細部の作りが荒いのは我慢という楽器が多いかも知れない。

というようなところでしょうか。

「見識高いみなさん」などと言われると、私などは書き込みにくいのですが、過去ログもありますし、素朴な実体験を書かせてもらってもよろしいでしょうね。

あるネット・オークションで中国製新作のヴァイオリンを入手したんです。ヴィオラ弾きを自認する私にとっては、玩具くらいの感覚で、お遊びで入札していたら、思いがけず落札してしまいました。実際弾いてみて気に入らなければ返品もありという入札者だったこともあります。
ものは某有名中国人制作者のお弟子筋の作品とされる楽器で、日本メーカーの入門セットも買えないような値段です。これは値段の割によかったです。パーフリングは手書きだったりしますが、板も薄くないし、ペグも問題なく調整されていました。音も明るいきれいな音がします。結構、驚きでした。
それで、子供の分数楽器をその個人輸入の方から譲って頂きました。日本メーカーの入門セットくらいの値段です。こちらは上海の工房のラベルが張ってありました。これも子供のヴァイオリン教師からずいぶん褒められました。もちろんコストパフォーマンスを加味してのことですが。
正直、さらにお金をかけるとどんないいものが手にはいるのだろうと思います。恐らく、コストパフォーマンスのいい価格帯があるんでしょうね。過去ログでは、50万〜60万くらいがそれに当たると書かれていた方がいましたが、買い換えの多い分数楽器は中国製お勧めという印象を持ちました。

投稿者:ルンメニゲ     投稿日時:2006/04/03 20:01  ---110.187.62

やはりコストパフォーマンスは高いのですね。ノンラベルのものに結構中国製の物が多いという話を耳にします。中国製に共通するある程度の特徴などが分かるといいですが・・・あまりに多く中国製のバイオリンが氾濫しているので、1つ試してみるか!そんな思いもあって質問をしました。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/03 21:09  ---238.16.8

私のごく個人的な低価格域での経験で「やはりコストパフォーマンスは〜」といわれても困りますが、ある価格帯では中国製がお買い得ということはありそうということです。その価格帯とは、とりあえず、私の経験では、安いものですが。もちろん安いものがみないいと主張しているのではないです。値段通りの粗悪品も流通しているでしょう。某オークションでセット0円スタートとか。

中国楽器のコストパフォーマンスは、かの国の人件費が安いことと、中国工房の技術が急速に向上してきたことの相乗作用で、ある過渡的な現象といえるのではないでしょうか。
もっと中国製の性能が高まり、かつ安定してきたら、値段も他国と同じになりました、というのはあり得ることです。その意味ではいま(といってもこの状況がまだ何年か続くでしょうが)が中国楽器の買い時という気にはなりますね。
もちろん中国材の経年変化は未知数です。

私の子供の楽器は「上海和声提琴公司」とか素敵なラベルが付いていますが、ヴァイオリンの先生は口が悪いもので、こんなラベル剥がしてしまえばいいのに、などと、褒めて(?)いました。そうやって、ヨーロッパ製のラベルに付け替えて売られていた、などというのも中国製にまつわる、よく聞く話ですが。

ひとつ試してみられたらいいと思います。楽器店で試奏するなり、多少の返品料覚悟でオークションに手を出すか。海外オークションで手に入る中国楽器を倍近い値段で出している(推測です)ような人もいますが。

投稿者:パピ丸     投稿日時:2006/04/06 14:59  ---15.198.130

過去ログの「同価格の中国ヴァイオリンとドイツヴァイオリンはどちらが良い?」をご覧下さい。ワタシのネットオークションでの中国ヴァイオリン購入記が書かれています。すぐ弾ける状態まで調整されている・いないは、素人には、分かりにくいです。人気のチャン・シュー・○○もペグが固かったりします。調整にプラス2、3万を見込んでいた方がいいらしいです。ストラッドさんのように工房つきの楽器店なら、その点、安心ですが、そうではない場合、「調整」という言葉にどこまでやってくれるか意味合いが大きく違います。工房を持たない業者の場合、修理の専門家や製作者ほどのメンテナンスは期待できないと思っていた方がよいと思います。

投稿者:ほげげ     投稿日時:2006/04/07 08:13  ---150.182.156

以前にも書いたのですが補足も兼ねて、

中国出身の製作者の話:
クレモナで開催された2003年トリエンナーレ・コンクールでは
ツァン・アンがバイオリンで4位、ビオラで3位です。
バイオリンでは
米国にいるShiquan Zhaoは11位(その後のチェコのコンクールで金賞取得)、
ワンガン・ユ が14位、38位、
フェイトン・ユが18位と42位、
ガオ・トントンが49位(イタリア国内バイオリン部門第一位取得経験者)、
イン・ビンが59位、

これらは噂でなく、当時の資料ブックに記載されています。

日本出身の製作者は:
同じ2003年トリエンナーレ・コンクールでは
かの松下さんがVcで6位、
Vnでは42位の小林さんを先頭にしてあとずっと後ろの方に並んでいます。
日本の製作者を探す場合、
ブックの最後のページから逆に探すと探し易かったりします。


> ルンメニゲ さん

今は中国の・・ で一言で言い切れないですよね。
確かに酷いのも見ますが今の中国はその酷いのから最高なのまでありますし
多くの海外のメーカやディーラが中国を土俵として競っています。

> ひと目で分かると

簡単にひと目で解ったら有名な審査員達が国際コンクールの舞台で
見逃すはずが無いと思いません??

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/07 16:52  ---238.16.8

過去ログ見てようやく気づきました。私はたぶん、ほげげさんのところから譲って頂いたのだと思います。

私が自分用に買った楽器、娘のために買った楽器、「中国製」で一括されてしまうのですが、音色の趣味も全然違います。娘と交換して弾くとおもしろいです。

弦楽器製作だけに限らないのですが、現在の中国の魅力も(同業者にとっての)脅威も広い国土と多くの人口をベースにした上昇の機運にあるんではないでしょうか。そういう意味で関心を持たざるを得ないという気がしています。

投稿者:ほげげ     投稿日時:2006/04/07 22:37  ---150.182.156

自分の数え間違い:
>> Vnでは42位の小林さんを先頭にしてあとずっと後ろの方に並んでいます。

41位の間違いでした。すみません、訂正させて頂きます。

> ぶらっちぇ さん

お世話になっております。(^^ 先に書いたことの趣旨ですが、
これは弦楽器に限ったことでは無いと思います。
もの作りのインフラを中国やベトナムに持っていって現地で安く完成させる。
OUTPUTを効率良く得るのには良いのですが時間とともに自分達自信が
物作りのセンスを忘れ、指導していた立場から指導される立場へと変わってゆく。
  ・・・凄く複雑な気持ちになります。・・・
2006年のクレモナコンクールでは日本の製作者の方々にも是非とも
素晴らしい楽器を出展して欲しいと切に望みます。
また、楽器を使う方々もさらにレベルの高い楽器への認識をもって
日本の製作者の方々により良いフィードバックをし、
お互いの高揚を図れたら素晴らしいと感じます。