Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:弓のスクリュー
投稿者:Bow     投稿日時:2006/04/06 10:41  ---47.84.193

先日 弓の毛替えにだしたところ 弓のスクリューが オリジナルでは ないと言われました。持つところが シルバーならば スクリューも シルバーであるべきらしいのですが 私の弓は違うそうです。 (見た感じは 同じで よく分かりません)
過去に出した毛替えで 入れ違ったのか 元から違かったのか 、、、、10年使っている弓なのですが スクリューまで 記憶がありません。
大きな問題ではない とは 言われましたが 気がかりです。
素材が シルバーでは なかったとかになると 重量の問題とかあると思うのですがどうなんでしょうか?
過去に出した毛替え先に 電話して当たってみたらと 冗談交じりで いわれたのですが、、、、気になります。

投稿者:CABIN     投稿日時:2006/04/06 13:29  ---114.112.42

弓のスクリューがオリジナルでない理由として考えられるのは
A:スクリューのネジの磨耗による交換が過去あった。
B:取り付け間違いが過去あった。
かと思います。
また,オリジナルでない場合に問題が出そうなのは
C:本体雌ネジとスクリュー側のかみ合わせが合わない,回転の中心がズレていると不要な摩擦が生じ,ネジや弓本体の磨耗が早くなる可能性がある。
D:価値の有る弓の場合,非オリジナル部分があるため価値が下がる可能性がある。
元の材料との違いでバランスの違いを感知可能かは分かりません。
(これがご質問なのにスミマセン)
職人さんから「大きな問題でない」と云われたことを想像すると,先ずはCの要素は無いのかなと思います。
A・Bの経緯をお知りになりたければお尋ねになるのがよろしいかと思いますが,今後の使用についてはお気になされなくともよいのではないかと思います。

以下余談です。
私も,本体側の雌ネジ(真鍮?)がものすごく磨り減った弓を見たことがあります。
ものすごく古いか,酷使されたか,かみ合わせが悪かったのだろうと思いました。
ちなみに,私の弓のスクリューは持つ部分(銀と黒檀?)に雄ネジを打ち込んであります。(最近外れたので分かった)
この雄ネジが銀かどうかは不明ですが,別々のパーツである場合,オリジナルでも材料が同じでない事ってあるんじゃないかと思いました。
まあ弓製作者が「弓に使う金属は銀に限る」というポリシーみたいなものがあれば別なのですが。

投稿者:スティールラヴァー     投稿日時:2006/04/06 16:19  ---229.0.249

基本的な質問で申し訳ない。
スクリュー自体が銀のものってあるんですか?銀はすごく柔らかい素材なんで、すぐにちびてしまいそうですが。

あっ、もしかしてBow氏のいうのはスクリューのお尻んとこのボタンのことかしら?

投稿者:CABIN     投稿日時:2006/04/06 19:10  ---135.220.107

自宅の弓6本で,持つところとネジ部分に磁石を当てたところ以下のようでした。
ネジ部分に磁石が吸い付くもの6本中5本(鉄かニッケルでしょうか多分鉄かな)
持つところは全て磁石は吸い付かない,というか少し付くのですがネジ部分の影響でしょう(つまり銀か洋銀)
ネジ部分が磁石に付かないのは国産カーボンの安いものです。アルミのような色合いですが材質不明。
これらの弓は新品購入か鑑定書付きなので,オリジナルでないとすると毛替えの時にすりかわったということになりますが,まあそうも思えないので,スクリューは「持つところが銀ならネジも銀でないとオリジナルでない」とは一概には云えないのではないかと思いますが,どんなもでしょう。

投稿者:CABIN     投稿日時:2006/04/06 19:45  ---203.193.74

何度もすみません。
私が勘違いしたような気がします。
Bowさんの「持つところ」というのはフロッグ(毛を固定している部分)で,つまり半月型(かまぼこ型でもいいですが)のリングの金具と弓のお尻の回す部分の金具が共にシルバーか?ということのような気がしてきました。
だとすると,多分同じだと思います。
スミマセンでした。
金属の部分の体積次第とは思いますが,シルバーと洋銀(だとすると)の比重は10:9程度ですのであまり影響はないような気がします。
気になるなら,銀巻線を多く巻いてもらうなどの方法があると思います。

投稿者:Bow     投稿日時:2006/04/07 00:14  ---47.84.193

たくさんのアドヴァイスありがとうございました。大変勉強になりました。
CABINさんの おっしゃる通り シルバーの部分というのは 毛の固定してあるところです。

スティールラヴァーさん,スクリューのシルバーのところと いうのは 実際自分で回す部分のことかと思います。完全に弾ける状態にして 言われました。(状況を文字にするのは むずかしいですね)
たしかに 銀であれば 早くに朽ちますね。全体がシルバー、、、なのかは よくわかりません。

シルバーどころか 部品がなにでできているのかも 知らず 勉強不足だと 実感しました。 見た感じは 同じアルミ色。 違いは 輝き、、、、なのでしょうか?

ところで スクリューにある1ミリぐらいの小さな2つの丸は何でしょうか?
弓製作者の刻印のように違うのでしょうか?
そこを指して “ほら 違うでしょう?”と 言われて ちゃんと 聞けば良かったんですが 動揺のあまり 聞きそびれてしまいました。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/04/07 07:36  ---25.150.62

やっぱ、ボタンのことだったんですね。スクリューってのは雄ねじの部分のことです。
フロッグ(蛙じゃないよ、毛を固定してるとこだよ)の金具が銀なら、ボタンも銀が普通ですね。
厳しい人なら、金属が違えば重さ、音の伝導性に違いがある、というでしょうが、関係ないです。
どうしても気になるなら、銀のものに交換できますよ。

銀色なら、銀かニッケルシルバー(洋銀)でしょう。ニッケルシルバーのほうがちょっと黄色っぽいです。それと古くなると、銀は黒く汚れてきますが、ニッケルシルバーなら緑っぽく汚れてきます。

>ところで スクリューにある1ミリぐらいの小さな2つの丸

なんでしょう?

Q:warchal karneol viola弦
投稿者:ペリカン     投稿日時:2006/03/28 23:56  ---132.70.131

つい最近warchal viola弦を試してみました。一言で言うと、Dominantにかなり似たような音と反応でした。製造元のWarchalにメールで問い合わせてみたところ、「Dominantと同じ素材であるPerlonを芯材に使用している」とのこと。同じ芯材を使っていますが、指で押さえた感触はDominantよりも更にしなやかな感触です。まだ一週間ほどですので、これからどうなるか楽しみですが、個人的な好みでは、やはりObligatoの深みがある音色がよいかなと思っています。どなたかWarchal(karneol)Viola弦を使用した方がいらっしゃったら感想をお聞かせください。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/04 15:37  ---238.16.8

一週間たちましたがいかがですか。
ヴァイオリンだとWarchal はDominantとどっこいどっこいの値段のようですが、ヴィオラのもそんなものなのでしょうか。ヴィオラ弦はヴァイオリン弦に比べて選択肢が限られているので、安くていい弦があれば飛びつきたいのですが。

投稿者:ペリカン     投稿日時:2006/04/06 00:42  ---132.70.115

その後の使用感ですが、やはり同じ素材を使っているせいか、Dominantにモロそっくりの音がし続けてます。個人的にはもう少し張力があってもよいかなという感じがします。値段は同じペルロンを使っているDominantよりほんの少し安いようです。劣化のスピードがDominant並みかどうか、、、もう少しで解かるでしょう。乞ご期待。

Q:Josef Klotzのラベル
投稿者:きりん     投稿日時:2006/03/18 14:26  ---105.80.24

祖母が持っていたバイオリンを譲りうけたのですが、
100年位前のもので、ラベルには「Josef Klotz in Mittenwald」
とあり、1枚板のバイオリンです。

この「Josef Klotz」というバイオリン製作者や
工房について、ご存知の方がいらっしゃいましたら、
何か情報をいただきたく宜しくお願い致します。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/03/25 01:31  ---6.34.254

ストラッドさんから回答があるかと思いましたが、まだないので書き込みます。

Klotzはドイツでは有名な楽器製作の一族で、始祖であるMatthias Klotzが17世紀後半にドイツ南部のMittenwaldにて今で言う町おこしのような形で町をあげてのヴァイオリン作りを始め、それ以後代々ヴァイオリン作りを続けています。
ヘンリーの楽器製作者事典をみると、Klotzという姓の人は27人おり、Josephという名前の人も4人います。一番最後の人は1879年生まれの、Joseph三世です。
ラベルを見る限りでは、ほとんどは名前にはJosephを使っており、Josefは稀のようです。またKlotzのラベルの例を見る限り、基本的にはラベルには製作年が記載されます。

Klotzが有名故に、Klotzラベルの楽器はまったく関係ないチェコの手工量産品などにもよく見かけますので、ラベルの記載がそのまま製作者を意味するかはわかりません。
ですから、もしその楽器自身の素性・価値等を調べたいなら、専門家に現物を見せるしかないと思いますので、そうであればヴァイオリン専門店に持ち込んで見てもらった方がよいでしょう。古い楽器を譲り受けたのであれば、実際に演奏するためには、いずれにせよ工房または専門店で調整してもらう必要がありますので、そのついでに意見を聞くのがよいと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/03/25 06:28  ---6.34.13

>一番最後の人は1879年生まれの、Joseph三世です。
誤解を与えそうな書き方だったので修正します。

 Josephという名前で出ている一番最後の人は1879年生まれの、Joseph三世です。

また、ヘンリーの事典が書かれてから後のことはわかりませんので、現在、四世が存在している可能性もゼロではありませんね。

投稿者:こんにちは     投稿日時:2006/03/25 10:08  ---44.155.118

ネットで検索すると、「Joseph Klotz」より「Josef Klotz」のほうが多く出てきます。発音が同じだから、ネットに記載するときに間違ってjosefにしてしまうのかな?

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/03/25 17:32  ---6.34.13

どのような調べ方をされたかわかりませんが、Joseph Klotz violin. と Josef Klotz violin をそれぞれキーワードに検索すると、前者の方がたくさんヒットします。
(もちろん、分割されたキーワードですので関係ないものがほとんどですが。)

Josephという名前は聖書と関係があり、もともとはラテン語ですが、フランスや英国でも使われます。オランダ・チェコなどではJosefに変わります。ドイツも普通はJosefを使うようですが、Josephも使うと書かれている資料もあります。
Mittenwaldは、ドイツの南端のアルプスの北側になり、地理的にはオーストリア、スイス、イタリアに近い地域で、歴史的にもドイツとして扱うべきかは微妙です。Mittenwaldの古い言葉は、ラテン系の雰囲気が混じった、今使われるドイツ語とはかなり違うものときいています。
従って、現在の区分によるドイツ国内でも、Josephを使う地域とJosefを地域があったのかもしれません。
また単に、ヴァイオリン製作、またそのラベルということで、ラテン語表記を使ったのかもしれません。

いずれにせよ、楽器に関するいくつかの文献を見る限り、Klotzに対してはJosephが使われており、また私の手持ちの資料類でラベルの写真・記載例を見る限り、ヘンリーの事典で一つだけJosefが載っていた以外はすべてJosephになっています。
従って、私見ですが、Josefは、ドイツの北部・チェコなどの地域でKlotzにあやかって名前を借りた楽器のラベルにおいて多く使われているのではないかと、思っています。

投稿者:優子     投稿日時:2006/03/26 08:20  ---122.64.186

KLOTZと裏板に刻印のあるヴァイオリンを使っています。ラベルはないので、1900年代の作品でおそらくファミリー作なのでは?という事くらいしか分からず、klotzの事も存じませんのですぐにはコメントできませんでしたが、同系列の製作者名前が出てきたので、嬉しくなって書き込みさせていただきました。

ただ、弦喜さんのコメントを拝見すると、私の楽器は、名前を借りているだけの楽器の可能性が高いと思います。(お店の人が裏板に刻印があるケースは珍しいって話していたので)ラベルに惚れ込んで購入したわけではないので、その辺は割り切って考えています。

最初、音がこもったり、ある日突然E線でキーンと雑音が出たり、いろいろ悩まされましたが、去年この掲示板で親切に教えていただいた近県の工房で調整していただいてから、すっかり調子よくなりました。この場をお借りして御礼申し上げます。

きりんさんのklotzは叔母様から譲りうけられたとか、素敵なお話ですね。私の楽器も代々受け継がれていくと素敵だなぁと思います。それでは、失礼いたします。

投稿者:goett     投稿日時:2006/03/31 01:58  ---25.231.51

弦喜さんのコメントについて、

いつも弦喜さんらしい、視野の広い回答に敬服します。

ただし、いくつか誤解と思われる部分、ないし質問があるのです…。

○JosephまたはJosefの表記について、ドイツの地域による違いがあるというのは、聞いたことがありません。
(統計を取ったら、もしかしたらあるのかもしれませんが…)
なお、Josephのラテン語表記はJosephusです。

○Mittenwaldについて、「歴史的にもドイツとして扱うべきかは微妙」というのはどのような観点からでしょうか…。中世以来バイエルンの一部ですから、歴史的には「正真正銘のドイツ」なのではないかと思いますが…。

○Mittenwaldの言語が「ラテン系の雰囲気が混じった」とありますが、これは初耳です。確かにMittenwaldの言葉は今でも聞き取りにくいですが、「ラテン系」を感じたことはありません。博多弁に朝鮮系の雰囲気を感じないのと、同じように思います。
それとも、かつてはそうだったのでしょうか?興味深いところです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/03/31 09:08  ---6.34.124

>>goett さん
ご指摘ありがとうございます。ドイツにおられる方の意見は貴重です。

>Josephのラテン語表記はJosephusです。
その通りですね。ある資料がそうなっていたので信じてしまいました。
"Joseph Josef Josephus"で日本語のサイトを検索すると、名前の対象表がいくつか出てきます。その中の2つでは、ドイツはJoseph Josefの2つを使うとなっています。
*KlotzがJosephの方を使っていたのは確かですので、もしドイツで、Joseph Josefがどのように使い分けられているか、気がつかれたら、教えていただけないでそうか。自分の中での謎がとけますので、助かります。

>歴史的には「正真正銘のドイツ」
これについては、自分でももう少し調べてみるつもりです。
キーワードは、”チロル”。Mittenwaldはチロルの北の方にあたると思います。
ローマ帝国・ハプスブルグ帝国・オーストリア帝国の時代も、今のドイツ・オーストリア・南イタリアなどを含んで、チロルは存在しますので、その中にMittenwaldが常に含まれていたかなどがポイントになります。

>「ラテン系」を感じたことはありません。
無量塔蔵六氏の著書「ヴァイオリン」の受け売りとなりますが、
Ich Moechete noch etwas! (独語) <-> I mog a eppas (Mittenwald方言)
Guten Appetit.(独語) <-> An-Gujaten! (Mittenwald方言)
Ich danke dir sehr(独語) <-> I donk d'a recht schen. (Mittenwald方言)
*本の筆者が古老から聞いた言葉とのことですので、100年くらい前の言葉ということになるかもしれません。
それ以上のことはわかりませんし、今後も私にはわからないと思います。

本題からそれましたので、この話題については私はここまでといたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/03/31 23:21  ---6.35.111

かなり恥ずかしい誤字がありましたので、慎んで訂正させていただきます。
対象表→対照表
教えていただけないでそうか→教えていただけないでしょうか

投稿者:きりん     投稿日時:2006/04/05 13:20  ---112.143.138

様々なコメント、ありがとうございました。
とても参考になりました。

Klotzのことについて、自分でも色々調べてみましたが、
その時代にはバイオリン製作者としてMittenwaldで
活躍された方のようですね。
なんでも、Klotzさんの博物館もあるくらいだとか。


量産品にラベルが貼ってあるような事もあるんですね。
初めて知りました。
(やはり、その方が売れるからでしょうね)

雑音が少なく、とても澄んだ音色がするので気に入って弾いています。
いつか機会があれば、ちゃんと楽器屋さんに持っていって見ていただこうと思います。


ありがとうございました。

Q:
投稿者:りぇ     投稿日時:2006/04/03 13:11  ---178.96.101

私はビオラをやっています。
まだ中学生なのですが、自分の楽器を買おうと思っています。
それで質問なんですが…
正しい楽器の選び方ってどんな選び方なのでしょうか??
あんまり難しいことだとよくわからないのでできるだけ簡単に説明していただければ嬉しいです!!
因みに私は、ビオラ歴約5年です。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/04/03 16:50  ---238.16.8

この掲示板は過去ログが充実していますので、まず左上の「過去ログ検索」で「楽器の選び方」などで検索してみること。
それから次のようなところを参照されてはいかが。
http://www.kg-n.jp/violinp/clm/index.htm
http://www.violinwakaru.com/
http://homepage3.nifty.com/satoshivn/sub8.htm
http://www.sarasate.net/intermezzo/index.html

「正しい楽器の選び方」など、簡単に答えられないですよ。選ぶという以上は目の前に楽器がいくつかあるという状態なのですが、楽器屋さんには行ってみたんでしょうか。それとも相談する相手すらいないという状態なのですか。
楽器屋で見たり弾いたりしてみて、何か疑問が湧いたとすれば、そういう具体的な質問なら、この掲示板には答えてくれる人がいっぱいいますよ。

中学生でヴィオラ歴5年とはすごいですね。小学校からヴィオラですか?
自分のを買おうというからにはもう胴長15.5インチ(39.5cm)の大人サイズのを弾いているんですか。
いまは学校の楽器を弾いているんでしょうか。はじめて自分の楽器を持つ、楽しみですねえ。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2006/04/03 23:29  ---106.39.203

今、プリムローズの「Playing the Viola」という本を読み始めたのですが、ちょうど「生徒が楽器を選ぶ際のアドバイス」のところを眺めたところなので、該当の部分をご紹介します。

【以下要旨です】
ビオラの場合は、楽器の質や値段というあらゆる楽器に共通した問題のほかに、楽器の大きさというビオラ特有の問題があります。目安は、ビオラを構えたときに、左手で楽にスクロールをつかむことができるか、ファーストポジションでC線の完全4度が取れるかということです。

優れたビオラ奏者であり、教師であった彼のアドバイスですから、サイズを判断する際には参考にしてみるといいと思います。

りぇさんは、中学生ということですから、まだ体は成長するはずです。今は、控えめなサイズを選ぶのがいいのではないかと思います。

楽器の質と値段の問題は、文章ではアドバイスは難しいですね。ちなみにプリムローズは、新しく作られた楽器なら3000ドル
程度から手に入ると述べています。20年前に出版された本ですが…。

投稿者:杏     投稿日時:2006/04/05 07:17  ---209.145.114

楽器の善し悪しは経験積まないとわからないので、ヴィオラの先生か信頼できるお店でアドバイス受けてくださいね。先生がついていってくれなくても、良いのがあったら、借り出して先生に見てもらうことも出来ると思います。

最後は経験ある人が判断してくれるとして、その前に自分で選ぶなら、

自分が持てるサイズの楽器を選ぶのが一番大事になると思います。中2か中3,女性ならそろそろ成長が止まる時期なので、しばらくお付きあいできる、気に入った楽器を、男性ならまだ大きくなる人が多いので、安い楽器で間に合わせておく、という選択肢もあると思いますよ。

女性の場合、手が大きくても腕の短い(肩幅の狭い)人も多いし、何故かスクロールだけ大きい楽器もあるので、スクロールに手が届くことはあんまり重要ではないです。D線のペグが一番遠いので、ペグに手が届けば充分ですし、アジャスタ調弦と割り切って(ヴィオラの場合はヴァイオリンほどアジャスタの影響をうけません)、ハーフポジションに手が届けば充分、という考えもあり、です。各部分のサイズの比率がいろいろあるので、胴が大きくても弾き易い楽器もありますし、小さいのに楽器の肩が邪魔して3ポジでも指が届かない楽器もあります。39.5から41くらいまで、胴長にとらわれずに探してみてください。

サイズでは、ハーフポジションが届くこと、ファーストポジション、C線のレを押さえたままG線のレが小指で届くこと、1−3までの指で5度重音が押さえられること、2−4の3度重音がとれること。棹を細くしてもらうと解決できることもありますし、慣れたら届きそうってこともあるので、選ぶときにすっと出来なきゃ駄目ってもんじゃないですけど、指を飛ばしながら音をとるのは不安定で難しいので、出来れば指が届くものを選ぶといいですよ。
 
顎当ては交換できますので、厚みが気になるならその場で交換してもらって試します。持ったときに、厚すぎて、顎が引けない楽器は止めたほうがいいです。

投稿者:杏     投稿日時:2006/04/05 07:28  ---209.145.114

ヴィオラは耳元で柔らかく暖かい音色なのに、外にはまったく音が出ない楽器がよくあります。自分で弾いていると判別できないので、必ず弾ける人を連れていて、自分で弾いて、弾いてもらって、音を聞き比べてください。人に聞こえてこそ弾く価値がある、そうです(私の先生はそういいます。私は自己満足で良いんじゃないか、とも思いますが)。音が篭って相手に聞こえにくい楽器は反応も遅く、速い曲を弾けない場合もありますし、アンサンブルで遊ぼうとしたときに、いつも力一杯弾かなきゃいけなくて疲れます。自分には元気に聞こえる音の楽器を選ぶ方が、良い結果になるように思います。そのときに、A線、D線のサードポジションで音が詰まる(音量はあるんだけど、平板になったり、響きがなくなる)楽器も、アンサンブルで扱いにくいので、避けたほうがいいです。気に入った楽器がそういう状態であれば、弦を交換してもらって、調整してもらって試して下さい。
  音色は好みですけど、弦がちゃんと共振する楽器、裏板が振動する楽器は音程が取りやすく、弾きやすい楽器が多いです。

 楽器店には数本しか置いていませんので、見に行く前に希望とか予算を伝えて、他のお店からも取り寄せておいてもらいます。本数が少ないので、4月、5月の大学生が買い込む時期は避けて、気長に探すといいですよ。気に入らない楽器は(外観上の問題でも)買わないこと。断ることも大事です。自分の大切なパートナーです。好きな楽器を弾くのが一番楽しいですよ。

Q:演奏ムービー中の曲名について質問です
投稿者:SQlove     投稿日時:2006/04/03 18:47  ---28.168.136

楽器の質問ではなく恐縮ですが・・・

va-0281「Koji&sons」の演奏ムービー中(クラウディウ氏)で
冒頭から始まる曲について教えて下さい。
アジアンチックで、とても心地よい旋律です。

よろしくお願いいたします。

Q:肩当
投稿者:totoro     投稿日時:2006/03/31 16:24  ---20.246.52

初めて書かせていただきますm(__)m今肩当で悩んでいます。
私の楽器は他のより裏のふくらみが大きいらしく(また私の肩がすごく張っていてなるべく低くしたいため)肩当をすると裏に当たってしまいます。かといって肩当をしないとずるずるすべってしまうし…なにかいい方法ありませんか?
あと肩当でファンタジーとかいう名前のありますか?

投稿者:杏     投稿日時:2006/03/31 19:56  ---209.145.114

滑るだけならセム革(洗車用 カー用品売り場にあります)を肩にかけるといいです。楽器拭きにも使うので安全。それでも滑るなら、玄関マットの滑り止めも強力ですけど、ニスに影響するかも。(私の楽器は平気)

お絞りタオルをお絞りにして鎖骨の下に当てておくと土手になって安定します。シャツの下に入れるといいいですよ。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/03/31 21:40  ---25.150.62

玄関マットの滑り止め!すばらしい!それではちょっと世間体が・・・とおもわれるなら、Playonairあたりの座布団タイプを試してはいかが?

Q:アルシェの弓
投稿者:ガチャピン     投稿日時:2006/03/14 22:19  ---221.76.195

バイオリン弓の購入を検討してます。
予算は50万前後なのですが、先日アルシェの弓で試奏したところ、結構弾きやすかったです。
ただ、店で数分弾いただけの感触なんで、その時は購入には至りませんでした。
実際にアルシェの弓を使われている方の感想をお聞かせ願えませんか?
自分が気に入ったのサルトリーモデル(SA PRO)ですが、この価格帯ですと、フレンチボーも手に入れられるので、悩みどころです。自分が使いやすく、音色に気に入った弓なら即買いなんですが、さすがに価格が50万近いと考えてしまいます。
あと、今後の買い換え等の下取りを考えた場合、量産品は避けた方が良いのでしょうか?
宜しくお願い致します。

投稿者:パピ丸     投稿日時:2006/03/17 13:32  ---15.198.130

特定メーカーの製品にどうこう言うのは、掲示板的にマズイことだと思うので、ご存知のことかもしれませんが、一般論(?)を書きます。

量産メーカーの場合、クラス分けがなされているからといって、同一クラスの弓がすべて同じ性能という訳ではありません。バラつきがあります。出来不出来もありますし、キャラクターも違います。

しかも、ガチャピンさんは、ある程度の予算がおありのようですので、何軒かのお店をはしごして、量産品どうこうに関わらず、色んな弓を試奏された方がよいでしょう。相性がありますので、絶対に、ご自分の楽器で試奏してみてください。

ワタクシなんぞ、人にアドバイスできるようなクラスの弓を使っているわけではありませんが、アタリの弓を購入できたと大満足しています。先生が、「これは、弾きやすい弓ねぇ。」とおっしゃるので、値段を明かしたところ、「安い!!」と一言太鼓判を頂けました。

皆さんがおっしゃることですが、最初から予算を言わずに、例えば、20万くらいの弓あたりから徐々に上の弓を出してきてもらって、試してみることです。

下取りについては、お店によって様々なので、聞いてみられるとよいでしょう。例えば、量産メーカーでも、一定金額以上は下取ってもらえるかもしれません。

ガチャピンさんは、地方にお住まいですか?50万もの弓を買うのですから、格安航空券や高速バスなどを利用して、首都圏にいらしても損ではなと思いますよ。

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/03/17 18:09  ---151.3.240

>今後の買い換え等の下取りを考えた場合

半額で売れれば上々ですが、国産メーカー品では
厳しいでしょう。50万の予算があるならフレンチオールドの
バザンあたりをお勧めします。

投稿者:ぴよ太     投稿日時:2006/03/17 18:26  ---219.89.243

私も35万円で購入した海外量産品の弓が買取不可という経験があります。同じく、フレンチボーでも鑑定書が付いていなければ、余程状態のよいものでない限り、買取は難しいと思います。実際、ウィーンで40万ほどで購入したフレンチ弓(鑑定書なし)で日本の楽器店では買取不可と告げられました。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/17 22:14  ---109.81.196

アルシェの弓は、低価格のものは別として、Pro(60万円)とかSolo(90万円)というクラスの弓は、いわゆる量産品ではなく、製作者個人のスタンプが押された手工品ですよね。アルシェのProとかSoloクラスは、VSA(アメリカヴァイオリン製作者協会)コンペティションの受賞者(入賞者)が製作しているようですので、いわゆる完全手工のマスターボウの範疇に含めても良いのでは、と思います。まぁ手工とか量産とか、オールドとか新作とか、あるいは、値段とかに関係なく、良い弓は良い弓だと言えるわけですが・・・。あとアルシェには100万円を超える特注クラスの弓もあるようです。
買取りとか下取りとなると、オールドの名弓でも、買値よりもだいぶ低い査定になるぐらいですので(特に購入した店とは違う店で査定してもらう場合)、自分自身でその弓を使いきるつもりであれば、国産の新作弓も選択肢の1つとして考えて良いのではないかと思います。弓は、ある意味では、消耗品ですので、買った以上は使いきるくらいの意識でいた方が良いように思います。高く売れたらいいな、などと甘い考えを持っていると、査定のときに酷くショックを受けますよ。ではでは。

投稿者:ガチャピン     投稿日時:2006/03/17 22:54  ---221.163.152

やはり弓は消耗品と捉える方が良さそうですね。

フレンチボーでさえ下取りが厳しいというのであれば、ブランドに気にせず自分が気に入ったもので選ぼうと思います。もちろん、新作、オールド広くの選択肢はあるわけで、慎重に決めようと思います。

ノルさんがおっしゃる通り、アルシェのプロクラスは手工品ですね。見た目もきれいなので今のところ心が動かされてます。また、お店の方はそのクラスの弓の材質は確実に良いと言ってました。

同じ価格で比較した場合、フレンチ(新作、オールド含めて)よりもプロクラスの方が材質はいいのではないかと思っています。どうしてもフレンチというブランド分の価格が上乗せされているようで・・・
弓の価値としてはフレンチが良いと思いますが、実をとるならフレンチ以外のマイスターボーという考えはいががですか?

投稿者:ぴよ太     投稿日時:2006/03/17 23:31  ---219.89.243

>先に書いたフレンチボーの「買取不可」ですが、少し補足しますと、「貴方はフレンチボーだと思っているかもしれないが、私(店主)にはよく分からないので、買い取れない」ということでした。

ということは鑑定書をつければよいということですが、まあ、ミランやラファンの鑑定書を作成してもらうには、10万円以下では無理ですので、弓の価値を追求されるのでしたら、最初から鑑定書付のものを購入されるのが無難ですね。

ちなみに、鑑定書付のフレンチボーを買取の場合は、市場価格の半額程度を提示してもらいました。

投稿者:あい     投稿日時:2006/03/18 03:36  ---5.172.21

アルシェの弓は非常にすばらしいです。が、アルシェだけでなく、
現代の巨匠の作品もお勧めです。

現代の巨匠を上げればきりありませんが、
ギヨーム、トマショー、シェィファー、ルッキは弾くべきだと
思います。そのほかにもありますが、最高峰の弓を作る代表者
です。

アルシェの弓は相当レベルの高いです。また、50万円前後
となると、セイジさんのおっしゃるバザンという選択もあり
だし、モリゾーやブゾーも考えられます。いっそうのこと、
海外のオークションに足を運べば、良質な弓(状態の良いヒル等)
が手にする事が出来ます。
日本と海外の価格の差があまりにありすぎるので、
日本価格と弓自体の評価はなんともいえません。

私個人はトマショーを進めますが(個人的な思いですが、
ここ50年で最も優秀な製作者の一人だと感じます。)、
なかなか日本で在庫が無いせいか、出会うチャンスが少ないです。


ps
そういえば、最近JFシュミットの弓に出会いました。
腰のあるしなやかな弓で驚きました。

投稿者:rio     投稿日時:2006/03/18 04:26  ---29.242.228

アルシェは、全体として、レベルが高いです。カタログに掲載されていないものは更に魅力的です。以前息子の弓選びのとき、90万円のアルシェの銀黒檀とギョームの金黒檀とは最後まで迷いました。

アルシェは、比較的太めのつくりですので、細身の弓が好きな方には多少とっつきにくいと思いますが、抵抗の無い方はお勧めの弓です。

予算50万円だと、選択肢が結構あると思います。

杉藤さんも昨年の弦楽器フェアーで定価60万円クラスの弓を見た限りでは、作風が音色重視に大きく変わったと思いました。

あいさんの
ギヨーム、トマショー、シェィファー、ルッキ
のほかに
エリック・グランシャン、杉藤、Y.L.Canu
も私はお奨めしたいです。

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/03/18 11:36  ---151.3.240

話題のメーカーの金鼈甲(製作者証明書付き、定価1,365,000円)を最近試しました。E.Sartoryの中でも最高部類になるEXPOモデルを再現したものだそうです。綺麗な柾目の良材で、カタログにはラインナップしてなく、最高の材料が手に入った時にしか製作されず、作者のN氏によれば過去に数本しか作ったことがないという高級モデルです。
残念ながら操作感と音色は、本物のサルトリとは全然似ていない弓でした。宣伝上手な会社だと思いました。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/18 12:19  ---109.81.124

アルシェの手工品(高級品)は、トルテ、ペカット、サルトリーの3種からモデル(型)を選べますね。さらに、トルテ前期・後期・・・というように同じモデルの中にも微妙に違うモデルも設定されているようです。あと、角弓・丸弓も選択できたり、ラッピングや巻き皮も好みで選べますね。同じ職人さんが製作した同価格の3種を試したことがありますが、同じ職人さんが製作したとは思えないほど、弾き心地や音が違って驚いたことがあります。あるモデルはすごく弾き易く、そのまま持って帰りたいと思うぐらいだったのに、別のモデルは「なんだか妙に弾きにくい。いうことをきかない強情な弓だな〜。」と感じたりしました。別の人が弾くと、自分とは全然違う感想で、自分が弾きにくいと感じた弓を絶賛していました。そういうシーンを何度も見ているので、この掲示板上でのみなさんのご意見は、大変リアリティーがあります。
ただ、同じ製作者の弓には、モデル(型)が違っても何かしら共通性(ある種のクセ)が感じられるというのは面白いところです。
あと、ラッピングや巻き皮が、自分の好みのものかどうか、でも弾き心地や印象はだいぶ変ります。自分は銀線(あるいは金線)+トカゲ皮(ヘビ皮)の組み合わせが苦手です。サオ(スティック)に惚れ込んで買った場合は、ラッピングと巻き皮を好みのものに交換してしまいます。万単位のお金がかかることもありますが、そうするだけで、1〜2ランクアップしたぐらい弾き易くなります。ではでは。

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/03/18 14:07  ---2.158.250

>やはり弓は消耗品と捉える方が良さそうですね。

弓は消耗品ではありません。
ソリストが1本だけ弾きたおしたら、別ですが、新しい弓をつぶせる位弾けたら大したものです。
消耗品のように取り扱う物でもありません。

>まあ、ミランやラファンの鑑定書を作成してもらうには、10万円以下では無理ですので、

そんなにかかりません。

http://www.jfraffin.fr/main.php?languageId=en

投稿者:ノル     投稿日時:2006/03/18 14:40  ---109.81.161

弓が消耗品といわれるのは、次のような理由によるものです。ヴァイオリンの場合は、10年・20年・・・と弾き続けるうちに、レスポンスが良くなったり音が熟成してまろやかになったりしますが、弓の場合は、弾けば弾くほど徐々にへたって反発力が強さが失われていきます。真の名弓と呼ばれるような弓であれば、プロ奏者による100〜200年の使用にも耐えるだけの強さを備えていますが、普通の素人が入手できるクラスの弓だと、その人が一生使うと、ある程度へたってしまうものです。そういう意味で、消耗品と言われるわけです。だから、弓の下取り価格においては、あまり高い査定が期待できないわけです。
ただ、楽器は大事に使えば使うほど、長持ちしますし、高い機能を保ち続けることができますので、できる限り、普段から大事に扱ってやるのは当然のことです。弓は消耗品だから手荒に扱って良い、などということはなく、弓の性質を考慮すれば、むしろ、ヴァイオリンよりも大事に扱ってやる必要があると言っても過言ではないでしょう。いずれにしても、弓もヴァイオリンも、普段から丁寧に扱うとともに、定期的に信頼できる職人さんにチェックしてもらうことが肝要だと思います。ではでは。

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/03/18 16:19  ---2.157.137

>弓が消耗品といわれるのは
新作弓作者、ごく一部の楽器商からこのような意見を聞くことがあります。

>弓の場合は、弾けば弾くほど徐々にへたって反発力が強さが失われていきます。
このような事実は確認できません。
なぜなら、100年、200年たった弓が山のようにあるからです。
これで、150歳なら後100年でだめになるとは思えない弓が多数有ることは事実です、人間はがんばっても100年くらいしか持ちませんが、消耗品とは言いません。

>弓の下取り価格
楽器店が下取りする場合、店主が使用するために購入するわけではありません、在庫しておいて、お客様に転売することになります、在庫経費と、販売経費が販売価格となり、これが下取り査定価格となります。
弓、楽器にかぎったことでなく、中古品が安くなるのは致し方ないことです。また、バイオリンケースには、弓が複数入るようになっています、1本の弓だけで使用するのではなく、複数の弓を使い分けて、痛めてしまわないようにするためです、ソリストが1本の名弓を酷使してしまう傾向がありますが、感心しません、前所有者が大事にしてきたものですから、良いものほど次の世代にも伝えたいものです。

投稿者:ぴよ太     投稿日時:2006/03/18 23:57  ---250.155.43

猫丸さん
ご指摘のラファンのHPを開いたのですがフランス語で…(TT)
私は,師匠が150万のフレンチボーを鑑定してもらうのに,15万円かかったみたいなこと言っていたので,弓価格の10%くらいかなあと思っていたのです。
このホームページではいくらとなっているのでしょうか?

投稿者:ガチャピン     投稿日時:2006/03/19 10:08  ---221.122.111

自分の楽器は良く鳴るため、やはりアルシェよりは古いbowの方が相性が良さそうです。
扱いやすさでは、アルシェは良かったです。音色の面では、いろいろなオールドボーを試してみてこんなにもいろいろな選択肢があるのかというくらい音色の違いはありました。
タッチの感じはやはりフレンチが好みですね。フレンチボーが良いと言われるのもうなずけます。単なるブランドではないんだな〜という感じです。
金額的に上を見ればきりないですが、いろいろ探してみようと思います。

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/03/20 10:10  ---150.239.72

>このホームページではいくらとなっているのでしょうか?

評価価格の2%から5%位だと書かれています。
直接持ち込めば安く付くのでしょうが、仲介依頼するとその分高くなると思います。
最近は、日本は重要なお客さんのようで、ときどき来日されるようです。

フレンチボウの評価が高いのは、音色に特徴があるからで、材料の選定他、職人の秘密があるのでしょう、使い勝手は、フレンチブランドでなくても、当然、良いものがあります。
弓に使用されるペルナンブッコには大きく分けて3種類あって、そのうち、葉っぱの大きいものが一番良いとのことですが、木そのものの数が少ないとのことです。
弓職人の企業秘密なんでしょう、詳しくは教えてもらえません。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/03/20 11:43  ---25.150.62

(素性をあきらかにするための)鑑定は最低評価額の5%ですね。(保険を掛けたりするのために)値段をつけるだけなら2%ですね。

投稿者:ガチャピン     投稿日時:2006/03/28 19:35  ---228.46.96

すみません。追加で質問させてください。
50万円前後ですと、ご指摘のバザン、モリゾー、トマショー等々フレンチが対象ということですが、ここ最近価格は上がってますか?
というのは、自分にあった弓を気長に探したく思っているのですが、今後価格が上がるとなれば、早めに決めたいとも思ってます。
同じ製作者でも1本1本弓の特性は違いますしね〜。
ということで、ここ最近のフレンチボウのトレンドを教えてください。

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/03/28 22:38  ---151.3.240

ラファンから弓を買い付けている知人の話では、去年ぐらいからフレンチオールドは値上がりぎみだとか。ユーロ高の影響もあるらしいですよ。いずれにしてもオールド弓の相場は、新規の商品の供給がないものなので上がる一方でしょう。

投稿者:ガチャピン     投稿日時:2006/03/29 12:29  ---228.46.96

そうですか。値上がりの傾向にあるんですね。

猫丸さんの
>弓に使用されるペルナンブッコには大きく分けて3種類あって、そのうち、葉っぱの大きいものが一番良いとのことですが、木そのものの数が少ないとのことです。

興味深いです。これは見た目で判断できることなのでしょうか?
あと、良いというのは良い素材=音色もしくは耐久性?・・に繫がるということでなんですよね?

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/03/30 13:10  ---2.159.15

葉っぱの大きいのとはこの一番大きい種類です。

http://www.ipci-comurnat.org/eng02.htm

弓になってから見た目で判断する方法は、教わっていません。
木材の使用する部位もあるでしょうから、難しいと思います。
弓にとって良い素材とは、経験的に評価の高いものが出来ると言うことでしょう、このへんがフレンチボーの企業秘密のようです。
植物は、同じ種類でも、育っている環境によって別物かと思うほど激変します、ペルナンブッコ(ブラジルウッド)そのものの種類は数十種類あるようですが、弓用に適しているのは、この3種だと言うことです。

Q:あ〜困った!
投稿者:バイオリーマン     投稿日時:2006/03/22 21:44  ---241.10.184

友人の結婚式の2次会パーティーで、ビオラ数人5分程度でお祝い演奏をすることになったのですが、心優しい方、何か良い曲目があればご教授していただけないでしょうか?!思い当たる曲も無く非常に困っています(バイオリン1人はプラスできますが…)
クラッシック音楽にはこだわりません。購入楽譜についてもアドバイスいただければ幸いです。

何卒、宜しくお願い致します。

投稿者:あり     投稿日時:2006/03/22 22:47  ---66.103.64

結婚式に相応しいかどうかわかりませんが・・・
「オーケストラ導入のためのヴィオラメソード」という本があり、練習用だとは思いますが、比較的有名な曲をヴィオラのみのアンサンブルに編曲してあります。
ピアノ譜もついているので、ピアノも加わればもっとよくなるかもしれません。

演奏上手くいくといいですね^^

投稿者:バイオリーマン     投稿日時:2006/03/22 23:02  ---241.10.184

ありさん、感謝します!早速明日にYAMAHA行ってみます。

有難うございました。

投稿者:あり     投稿日時:2006/03/23 01:14  ---23.86.103

補足ですが、
上記の本は1、2A、2Bとたぶん難易度別に何冊か出ています。
検索すると曲目など見ることができました。
(1は童謡が多いので、大人が結婚式で弾くにはちょっと合わないかもしれません)

YAMAHAに行くのでしたら、他にもいろいろと見て来られたらいいと思います。いい曲が見つかるかもしれません。
あとはヴァイオリンのアンサンブルのものを、ご自分で(またはできる方がいれば)編曲するという手もあります。
頑張ってくださいね。

投稿者:CABIN     投稿日時:2006/03/23 12:40  ---114.112.42

ヴィオラスペースで演奏しているバッハのシャコンヌの楽譜が販売されてますが,結婚式2次会向けではないかもしれません。
選択肢の一つとして,手間と時間が必要ですが,チェロアンサンブル楽譜をビオラ用に書き直して見るという手もあります。
販売されているページを紹介致します。
http://www.senriway.co.jp/crescent/
時間とお金がかかるでしょうけれどヴィオラ用に変更(オクターブ上げてハ音記号に変更程度)して!と云えば相談に乗ってくれるかもしれません。

でもYAMAHAに行かれたなら遅かったかな?

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/03/23 17:11  ---8.60.92

ブランデンブルク協奏曲第6番。ヴィオラ・ソロ2、ガンバ・パートをヴィオラ2で弾けば、結構かっこうがつくと思います。

パッヘルベルのカノンの五度下げなんてのもあり。ひとりは通奏低音ね、かわいそうだけど。

チェロ譜やヴァイオリン譜はPrintMusicというソフトでスキャナで取り込んで、読み込んでしまえば、オクターヴ上げたり五度下げたりして、ハ音記号に変える、なんてことは簡単にできます。まあ、ソフト代とそれなりの時間はかかりますが。

投稿者:CABIN     投稿日時:2006/03/23 20:37  ---203.201.40

私はチェロを弾いてます。
揚げ足とりや,議論はしたくはありませんし,ストラッドさまの本意ではありません。

通奏低音はかわいそうですか?
うがった見方をすれヴィオラで弾く分には...とも取れますが....
こないだもコレッリとバッハの通奏低音を演奏しましたし,カノンは数え切れないほど演奏してきましたが,自分をかわいそうだと思って演奏したことはありません。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/03/28 22:45  ---211.244.9

うーん。まともに言い訳しようとすると難しいですね。
通奏低音は非常に創造的です。また、オケ練習の低弦の欠けた日の情けなさもよく知っているつもりです。
ヴィオラ合奏の場合、みんな同じ楽器のなかで、ひとりだけ2小節の繰り返しを弾き続けることになるだろうという程度のことを「かわいそう」と言ったまでで、いつも目立たないヴィオラ奏者が3人旋律を弾くのに、といういじけた発想から思わず出てしまった台詞なのかも知れません。
もしチェロの方に合奏に来てもらったとしたら、可哀相などとは思いませんよ。お気を悪くさせてしまったようで恐縮です。いじけたヴィオラ弾きのたわごととお許し下さい(などと言うと今度はヴィオラ弾きの方からクレームが来る?)。

投稿者:CABIN     投稿日時:2006/03/29 13:03  ---114.112.42

ぶらっっちぇさん
何だか大人気ない事書いてすみませんでした。
アンサンブルは,楽器や音符の多い少ないに係らず楽しみがあります。というか楽しむことができるはずです。
これからは,どうか楽しんでみてくださいませ。(^_^)
余談ですが,N○K交響楽団の元ヴィオラ首席のK崎氏はビヨラジョークが好きなようで,飲み会でご披露なさってました。そんなヴィオラ弾きは好きです。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/03/29 22:03  ---211.244.54

ドイツに住むヴィオラ奏者のMakoto氏のサイトにはドイツのヴィオラ・ジョークが紹介されていますね。

いやいや話がそれました。二次会の演奏、うまくいくといいのですが。

投稿者:バイオリーマン     投稿日時:2006/03/30 12:48  ---97.237.46

YAMAHAに行って迷ったあげく、会場が広いこともあり、パーティー用の弦楽四重奏版『カヴァレリア・レスティカーナ』の間奏曲をピアノ伴奏CDに合わせヴァイオリンとビオラ2本で演奏することにしました。
ブランデンブルク6番は非常に良い案と思いましたが、当日までほとんど合わせる時間が無い為あきらめます。

あらためて皆様に感謝いたします。有難うございました。

Q:分数チェロのハードケース
投稿者:アップル     投稿日時:2006/03/28 18:53  ---110.187.42

そろそろ、子供のチェロを2分の1サイズにと考えているのですが、ハードケースってあるのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2006/03/29 12:16  ---39.8.31

こんにちは、

良くお問い合わせがあるのですが、当店と取引をしている業者さんにはないようですね。
ハードケースは製造コストが高く、その割には需要がない為だそうです。
ただ中国製や韓国製のハードケースは存在しているらしいです。
それでは!

Q:楽器屋さんとの関係
投稿者:CI     投稿日時:2006/03/25 00:50  ---106.49.14

いつも興味深く掲示板を拝見させていただいております。
私現在バイオリンを探しておりまして、長年の付き合いのある楽器屋さんとそうでない店で1本ずつ非常に気に入った楽器を見つけることができました。かなり悩んだのですが、後者の店のほうの楽器に決めようかと思っています。
ここで懸念しているのは、違う店で楽器を購入したことによって、行きつけのお店で修理や毛替えなどを頼みにくくなるのではないか、ということです。楽器を買ったお店でメンテナンスしてもらうのが筋なのでしょうが、行きつけのところの腕は大変良いので、いまさら変える気にもなれません。
どなたかこのような経験をなさった方はおられませんでしょうか?「楽器は違う店で買ったけどあなたのところで是非メンテナンスして欲しい」というのは楽器屋さんのビジネス形態からしてどうなのでしょうか。仮に修理に持って行って嫌がられたりはさすがにしないとは思うのですが・・・。
焦点の定まらない質問ですが、皆様のご意見やご体験を教えていただければ幸いです。

投稿者:クレーメル     投稿日時:2006/03/25 08:03  ---110.187.62

非常に気に入った楽器がそれぞれの店であった。しかし、付き合いのないお店を選ぼうとしている。今後のメンテナンスが心配。つまり気に入った2台の楽器には「お気に入り度」にかなりの差があるということですよね。値段にもよるのでしょうが、バイオリンはかなりの高額の商品ですから、私ならやはり今後のメンテナンスよりも気に入った楽器を選びます。そうでなければいつも心のどこかに、「やっぱりあっちにしておけば良かった・・・」との思いが残るからです。購入した店の対応が悪ければ、馴染みのお店に出向いて、個人売買で入手したバイオリンなのでそちらでメンテナンスをして欲しいと言えばよろしいのでは?良心的なお店と察しますので、ご理解いただけると思います。

投稿者:CI     投稿日時:2006/03/28 22:00  ---106.49.14

クレーメル様、レスありがとうございます。
おっしゃるとおりで、楽器屋さんのこともかなり気になるのですが、だからといって自分の「この楽器のほうがいい」という判断は変わりません。
個人売買で入手したと言う方法もあるんですね・・・。
いただいたアドバイスをもとに、後悔のない決断をしたいと思います。ありがとうございました。