弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:
投稿者:viola 投稿日時:2006/04/23 15:31 ---144.50.254
こんにちは
私は先日ここでヴィオラのオイドグサを買いました。
ところが、A線とD線はボールエンドだったんですが残りの2つのCとG線はループエンドでした。
オイドグサはそういうものなんでしょうか?また、私の楽器はA以外はアジャスターがついていないんですけどボールエンドでなくてもこの弦を使うことはできますか?
来週の発表会で弾くつもりなのでとても困っています。
どなたか教えて下さい。
よろしくお願いします。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2006/04/23 15:43 ---146.250.135
これは良くある質問の上位にくるものですね。
それは一見ループエンドのように見えるだけです。ボールエンドと同じ要領でテールピースに引っかけて装着できます。
決して、C線G線のアジャスターを買ったりしないように!
投稿者:杏 投稿日時:2006/04/23 21:34 ---24.177.160
ガット弦が初めてで、これから張って来週本番、ということですよね。なるべく早く張り替えましょう。古い弦は替え弦としてとっておいてください(大事な本番があるときには、ナイロンかスチールの予備弦を持っておく方がいいです)
そろそろ関東以南なら湿度が不安定になっています。張ったら、4弦とも高いポジションまで、ビブラートを大きくかけながら2,3往復しておいてください。かなり伸びますので、練習中、こまめに調弦もしてあげてください。駒も出したとき、しまうとき、調弦前後、必ず確認してください。3,4日繰り返せば安定してくると思います。
それでも、一週間だと安定しきってはいないと思うので、出番前まで、温度差がないよう、冷暖房の風を直接あてないよう、気をつけてあげてください。
投稿者:viola 投稿日時:2006/04/23 23:10 ---144.50.254
なるほど・・・弦は奥が深いですね。
とても安心しました。
すぐに張り替えます。きれいな音色で弾けるのが楽しみです。
ありがとうございました。
Q:vn弦 意見をお聞かせ下さいm(__)m
投稿者:ひよこ 投稿日時:2006/04/23 10:04 ---214.108.81
弦を張り替えようと思い、弦探しをしています。セールでEエウ゛ァ・ピラッツィだけは買ってしまいましたが、他の線の弦はまだ決まっていません。現在DヘリコアGインフェルト赤の二本の相性が良いので(弦が切れた関係で仮の弦を張ったら合った..)
Eエウ゛ァ
Aエウ゛ァ
Dヘリコア
Gインフェルト赤
とチグハグな案に行き着きました。そこで3種類の弦を張ることへの皆様の意見を聞きたいと思った次第です。意見の方、宜しく御願します。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2006/04/23 15:53 ---146.250.135
確かにちぐはぐですね(笑)
個人的意見ですが、基本形は、全弦同一種類の弦です。各弦の張力や太さなど様々な要素を考慮して各メーカーが作成しているからです。
その上で、所有楽器との相性を考慮して、A線だけ、あるいはE線だけ・・・というように試行錯誤してみるべきでしょう。
もちろん最初は全弦同時に購入なのでコストはかかりますが、さみだれ的に張り替えていると、何時までも弦のバランスがとれません。セールでE線だけ買われたようですが、通販なら毎日セール価格ですし、いろいろと調べて見られてはいかがですか。
Q:教えて下さい。
投稿者:あすか 投稿日時:2006/04/21 21:17 ---189.79.51
こんばんは。バイオリン弾き初心者です。
今日練習をしていて、自分の不注意で楽器本体に水がついてしまいました。
浸されるほどではなく、1cm前後くらいの水溜りができる程度です。
あわててすぐにふいたものの、たくさんの人から「水は危ない」と聞いてきたので、とても心配です。
f字弧内には入ってないので、大丈夫かな…とも思ってるのですが、一度見てもらった方がいいのでしょうか。
すみませんが、教えて下さい。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/04/21 22:20 ---110.26.193
楽器の上に水をたらしてしまい、1cmくらいの水たまりになって、すぐにふいた、ということでいいんでしょうか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/04/22 01:30 ---6.34.219
私は、汗かきで、狭い場所でのオーケストラの練習時や、ライトのあたるステージで演奏すると、楽器の上に汗が結構落ちます。(1センチくらいのしずくがいくつかつく場合もあります。) これは演奏する上で、私には避け難い事です。
すぐに楽器を拭ければよいのですが、演奏会中や合奏練習中にはそうもいきません。
でも、演奏会・練習が終わってからすぐにきちんとふいておけば、特には問題ないように感じています。(ただし、ニスが剥げてきているオールド楽器などはつかっていませんので、きれいにニスが残っている100才程度までの楽器での経験に基づく私見です。)
お持ちの楽器が新しいもので、ニスの上に水がたれたものをすぐに拭いたのであれば、ニスが水を弾いてくれますので、私見ですが全く問題はない思います。
たくさんの人から「水は危ない」と聞いているのですか? 私は特には聞いた事がありません。もちろん木でできていますので、木そのものを大きく染みができるように濡らしたり、多湿の状態で長時間放置したりするのは常識的にもよくないでしょうが、普通の使い方で発生するわずかの濡れについては、都度拭く事であまり気にせずに使われてはどうでしょう。
投稿者:あすか 投稿日時:2006/04/22 17:31 ---189.79.51
レスありがとうございます。
ぷらっちぇ様
その通りです。すぐにふき取りました。
弦吉様
楽器はオールドではないなので、綺麗にニスは残っています。
近くに話しが出来る人がおらず、ここに書き込みました。
今日水のついたところを見てみたところ、何も異常はないのでこのまま使おうと思います。
まだ買ったばかりだったので、不安で不安でどうしようもなかったのですが、安心しました。
どうもありがとうございました。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/04/22 21:02 ---7.229.57
解決したようなので、冗句の追加。
お子様の場合、叱られていやいやレッスンしたり、悔し涙などで、しばしば水がたれますが、せいぜい、拭けば落ちるようなシミが残る程度です。
Q:24時間換気扇のあるマンションでの湿度変化について
投稿者:ノル 投稿日時:2006/04/20 22:39 ---109.81.249
24時間換気扇(例えば、ロスナイなど)が標準装備されているマンションに住んでらっしゃる方に質問です。1年を通じた湿度の変化はいかがでしょうか?
マンション業者の話では、24時間換気扇の無いマンションに比べると、年間を通じた湿度の変化が少ないとのことでした。梅雨の時期でも部屋の湿度が60%程度におさまるとのことでした。ただ冬は乾燥しがちなので、加湿器を置いた方が良いとのことでした。
マンション購入を検討しているのですが、ヴァイオリンのことを考えると湿度の変化が気になっているところです。
実際に24時間換気扇付きのマンションにお住まいの方がいらしたら、このあたりのことを教えていただけると幸いです。(具体的な%でご教示していただけるとなお幸いです。)ではでは。
投稿者:rio 投稿日時:2006/04/21 19:34 ---146.179.176
まず、ロスナイは全熱交換器(透過型全熱交換器)なので、24時間換気をする際の器具の一つですが、24時間換気と直接関係がないのでご質問の対象から外させてください。
最近のマンションは、24時間換気になってます。これは健康上のことも考えてです。
きちんと使えばある程度は湿度は安定しますが、各部屋に扇風機や天井から吊るすシーリングファンを用いない限りは、部屋の湿度は安定しません。
24時間換気は外気を常に取り入れますので、雰囲気は外気に近くなります。
マンションの場合外気は、一般に下層階であるほど湿度が高く、上層階であるほど湿度が低いので、入居する部屋の階によっても異なります。また土地そのものが高台か、低い土地にあるかでも異なり、更に、付近に池や河川があっても異なります。
総合すると、
各部屋に補助器具を導入すれば湿度は安定する
何%とかは、外気の雰囲気によって決まる
となります。
我家は、高台にあるマンションの3階、東・南向きです。全ての部屋にシーリングファンがついてます。この1年で湿度は梅雨に50%前後。冬には25%まで乾燥しました。(特に今年の冬は雨が少なかったので)
いきつけの工房からは、湿度が多いことよりも乾燥に気をつけろといわれています。そういう意味では非常に乾燥した環境でかなり気を使いました。
一部屋ピアノを置く防音部屋を作りましたが、床置きの加湿器は部屋の中に湿度のむらができて、カビ発生の元となるので、過乾燥を防ぐために、加湿装置つきのエアコンをつけて稼動させてます。
参考になりますでしょうか???
投稿者:ノル 投稿日時:2006/04/22 14:53 ---109.81.250
rio様。詳しくお答えいただきまして、まことにありがとうございます。rio様のご回答を読んだ後、検討しているマンションの販売業者に確認したところ、その物件には、普通の24時間換気扇ではなく、熱交換型の24時間換気扇(三菱製のロスナイ)がついているとのことでした。販売業者の言うことなので、だいぶ割り引いて聞く必要があるかと思いますが、夏場でも湿度が60%を超えるようなことがないので快適ですよ、とのことでした。
自分もrio様と同じく、ヴァイオリンとピアノを持ってますので、空気環境(特に湿度)には気を使っています。
rio様のお話を聞いて、24時間換気扇だけに頼らずに、エアコンも設置して、適正な空気環境が保てるようにした方が良さそうだと思いました。
マンション販売業者によると、ロスナイがついていると、エアコンの電力消費や暖房代がある程度節約できるようです。そのため、年を通じた寒暖の差が少なくなるようです。これも割り引いて聞いておいた方が良さそうですが・・・。
湿度25%というのは、一時的であれば問題無いのでしょうけど、長時間そういう状態だと、楽器にとっても危険ですが、人間にとっても喉がヤラレそうで怖いですね。ではでは。
Q:教えて下さい!ヴァイオリンを買って最初にすべきこと
投稿者:taka 投稿日時:2006/04/21 16:31 ---98.182.253
はじめまして。
この5月から6歳の子供がヴァイオリンを習うことになりました。
そこで先日、ネットの楽器店にて、教室指定の「SUZUKI アウトフィットNo.230」という物を購入したのですが、
なんせ親もヴァイオリンという楽器は初めてなもので、
取扱いなどが全くわかりません。
そもそもヴァイオリンとは、買ってきた状態ですぐ弾けるものなのでしょうか?
あと、ヴァイオリン・弓・ケース・松脂がセットになっていましたが(肩当は別途購入済み)、この他に揃えておかないといけないものは何があるのでしょうか?
本当に初歩的な質問で申し訳ございませんが教えて下さい。
宜しくお願い致します。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/04/21 17:05 ---238.16.8
そのメーカーでしたら、調整はされているし、すぐ弾けます。
弓に松脂を塗らずに、音が出ない、というのは、初心者がよくとまどうことです。
不足しているものを強いて挙げるなら、ガーゼハンカチ。附属の布よりガーゼのほうがいいそうです。粉になって落ちた松脂を拭くのに1枚、汗や手あかを拭くのに1枚。
あと必要なのは本人の「やる気」。
というのは、笑えない冗談だったりしますが、親御さんがヴァイオリンを弾かれないようですと、調弦のためにチューナーがあるほうが便利です。練習用に譜面台も欲しくなります。換えの弦もいずれは用意しておいた方がいいです。
しかし、まあ、教室に通い出してから先生に必要なものを聞いたら十分だと思いますけどね。
Q:オールド楽器の寿命
投稿者:yamame 投稿日時:2006/04/21 09:38 ---241.16.11
ある店で比較的良く音の出る価格が300万円位のバイオリンを見つけました。1700年代の制作で、充て木で修理をしてあるとのことでした。
一般的に、古い楽器は、修理をしても何年か経つうちにに、再度、修理が必要となるのでしょうか?
また、そのうちに、音が出なくなるというようなことはあるでしょうか?
これだけでは、判断が難しいかもしれませんが、何かアドバイスを頂ければ幸いです。
投稿者:QB 投稿日時:2006/04/21 10:02 ---9.46.177
「1700年代の製作」よりも、まず「300万円位」のヴァイオリンとして、果たしてどうか?という判断を先ず優先されてはいかがでしょう?
・健康状態
・重要な部分の寸法
・音(音が出やすいのと、音が通るのとは、両立しない場合も有ります)
などを努めて客観的に評価してみましょう。
ご心配の修理の件ですが、「いつ作られたか」より、楽器そのものの健康状態を楽器店の修理・調整人とじっくり確認してください。
コンテンポラリーでも、裏打ちの必要が出てきたり、ネックのブロックが妙に不安だったり、全面的なニスの補修が必要だったり等、有りますので。。。
ちなみに、「音が出なくなる」という事は無いです。「使い物になる音が出なくなる」という事はあります。その際「どう使うのか」が大切です。オケバックのソロ?室内楽?自宅での個人的な演奏??
投稿者:yamame 投稿日時:2006/04/21 11:40 ---241.16.11
QB様
早速、懇切なご回答、ありがとうございました。
現在、持っている楽器と比較して、その OLD がスイートスポットを押さえたときの共鳴が素晴らしく、このような楽器で練習すると音程もよくなり、上達の度合いも大分違うかなと感じた次第です。現在持っている楽器は、音が合った時と外した時の差があまり感じられないいわば鈍感な印象です。因みに、そのOLD よりも高額でもメリハリ感のない楽器と感じるものがありました。
多分、あまり経験がないので音が出やすいのを良い楽器と感違いしている面もあると思います。ご回答を参考にして、楽器点に良く相談することにしました。
投稿者:QB 投稿日時:2006/04/21 12:43 ---9.46.177
音が出やすいのも、きちんと共鳴するのも、いい楽器ですよ。大丈夫。
ただ、音が出やすいものの中に、きちんとした厚さの板で、かつ音が出やすいのと、単に板があまりに薄くて音が出やすいのとでは、大きな違いが有りますから、そこの点だけ気になさったほうがいいと思いますよ。 (果たして薄すぎるのかどうかは、調整人の方のご意見を聞いてください)
Q:J.P.Bernardの弓
投稿者:ザッハー 投稿日時:2006/04/16 13:21 ---221.225.229
お世話になっている工房でJ.P.Bernardの弓を試奏させてもらったのですが、なかなかバランスの良い弓と思い、購入を考えてます。ただ、弓が太くどっしりしている感じが気になるのです。(→細めor普通の太さが個人的に好みなので)
最近の新作弓はこのような傾向にあるのでしょうか?
こちらの過去ログではBernardは工房製とはいえ、素材は良質であるとの良い評判でした。実際にBernardの弓をお使いになっている方の感想お聞かせ願えますか。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/04/16 16:54 ---83.39.162
ザッハー様、こんにちは。
ご指名頂いた(訳ではないと思いますが)Bernardユーザーの一人です。
たまたま予備に持っているK. Gerhard Penzelと比較すると、やや軽めで柔らかいような気がします(計った訳ではなく、単なる印象です)。
Penzelの方が性格が強くて楽器を支配したがるような気がします(悪く言えば楽器を押さえ込むような)。 その分楽器のコントロールはし易いです。 それに比べるとBernardの方が楽器を自由に鳴らす感じがします(その分、楽器の我侭も出易い?)。 メインの楽器と組み合わせるとBernardの方が音量・音色ともに勝るように思えますが、酷いヴォルフが出ます。 Penzelはヴォルフもある程度押さえ込んでくれます。
サブの楽器(昔買った量産品)と組み合わせると音の違いは判らなくなり、Penzelの方がコントロールし易い分だけ良いような気もします。 楽器と弓の組合せにも分相応ということはあるのでしょうか。
素人が偶々持っている2本(値段もだいぶ違う)を比べた印象に過ぎません(他の弓のことは判らない)ので当てにしないで下さい。
その代わり、といっては何ですが、ベルナール商会のHPが見つかったので御参考までに:
http://www.maison-bernard.com/index.htm
投稿者:かめ 投稿日時:2006/04/16 16:57 ---196.104.66
Bernardのどのクラスの弓を考えておられるのでしょうか。
やはり工房製とは言え、それぞれのクラス分けがありますから、
素材はそれに応じた物となると思います。
これはBernardに限ったことではなく、Guillaumeブランドの弓で
も同じ事が言えます。
また、どちらかというとこのメーカーは太めの弓が多いと思います。
ただし、太め=材質が悪い、というわけではなく、単に製作者の
好みの部分もあるのでしょう。また、現在では良質の材料が非常に少なくなってきているので、どうしても太めの竿で強度を加瀬がなければならないことも多いであろうし、演奏自体もパワーを
求められるので、太く重量のある弓が好まれている現実もあるで
しょう。
どちらにせよ、非常に材料を豊富に持っているメーカーであり、
全体的に見ると非常に高度な技術を持っているメーカーだと
個人的には思います。
投稿者:かめ 投稿日時:2006/04/16 16:58 ---196.104.66
Bernardのどのクラスの弓を考えておられるのでしょうか。
やはり工房製とは言え、それぞれのクラス分けがありますから、
素材はそれに応じた物となると思います。
これはBernardに限ったことではなく、Guillaumeブランドの弓で
も同じ事が言えます。
また、どちらかというとこのメーカーは太めの弓が多いと思います。
ただし、太め=材質が悪い、というわけではなく、単に製作者の
好みの部分もあるのでしょう。また、現在では良質の材料が非常に少なくなってきているので、どうしても太めの竿で強度を
稼がなければならないことも多いであろうし、演奏自体も
パワーを求められるので、太く重量のある弓が好まれている現実
もあるでしょう。
どちらにせよ、非常に材料を豊富に持っているメーカーであり、
全体的に見ると非常に高度な技術を持っているメーカーだと
個人的には思います。
投稿者:rio 投稿日時:2006/04/16 21:08 ---29.242.228
(ギョームユーザーです。)
Vnの弓を前提にコメントしますと
私も、近年のBernardブランドおよびGuillaumeブランドは、
比較的弓のスティックがやや太めで、ヘッドがどっしりした
つくりのものを最近見かけます。流行なのかもしれません。
このブランドメーカーは、比較的安定した品質の弓を製作しているメーカーであると思っております。
個人のデザイン上の好みと弓の品質とは、全く違う次元で検討されることですので、太さが気になるなら、どんなに性能が良くても購入しないほうがいいと思います。
投稿者:ザッハー 投稿日時:2006/04/16 22:48 ---221.225.229
私が試奏したのは銀黒檀で約30万のものです。持った感じはセロ轢きのGoshさんと同様で軽い感じです。重量は60gなので標準ですよね。
弓の選ぶ基準ですが、音色・音量→扱いやすさ→外観(自分の場合細身)の順です。百万以上するオールドフレンチでに優れているものがあるのは知ってます。
率直に「Bernard銀黒檀の弓がこの価格で妥当なのか」という問いに最大公約数的な回答が出ればなと思っております。
まだまだ探せば掘り出し物があるのでは・・という(甘い?)考えと、中途半端なものは買いたくないという気持ちで購入に躊躇している自分がいます。
また、ここ最近欧州の弓は値上がりしているらしく、買いに急がないものの、早めに選びたいとも思っております。
投稿者:あい 投稿日時:2006/04/17 03:14 ---5.172.21
J.P.Bernardは、非常によいメーカーで、優れた弓を作ります。
しかし、個体差が意外と大きいので、可能な限り何本か弾いてみる
べきです。製作時の、材のチョイスに関して、何らかの制限
とうか、Bernard製としての製品の維持的な最大値を、一つ一つ
熟慮して作っています。アメリカの通販関係で、J.P.Bernardの
販売をされている所がありますが、やめたほうがいいです。
J.P.Bernardという優秀な製作者が、1本1本製作されている
という感覚で、扱うべきだと思います。
あい
※
J.P.Bernardがいまいち国内で流通しないのは、J.P.Bernardが
国内でメジャーになれば、国内の弓製作所の品質の低さを
露呈するからだと思います。国産の弓は、それなりのグレード
でないと、演奏には使えないのもが多いと思います。
投稿者:rio 投稿日時:2006/04/17 11:34 ---146.120.79
う〜む 値段かぁ〜
WEBで検索してみると
23万とか36万とか367,500円とか書いてますね。
数年前まで、銀黒檀で20万円台でしたけど、今は値上がりしたのかもしれませんね。
カーボン弓と違って、商品の個体差が結構あるので、ブランド名に関係なく、30万円出してもいいかどうかが、決断の基準かと思います。
以前、JPベルナールの銀黒檀をお店の人が「これ、特別にいいんだよね。だから、50万以下では販売しないんだ」と言うのを見たことがあります。確かに、良い弓でした。同席した4名が4名とも比較した個人所有のギョームの銀黒檀より良いという評価でしたので。
ユーロ高だし、値段は上がり傾向にあるかもしれません。
円高になれば、値段が下がるかもしれませんね。
投稿者:あい 投稿日時:2006/04/19 03:24 ---5.172.21
>以前、JPベルナールの銀黒檀をお店の人が「これ、特別にいい
>んだよね。だから、50万以下では販売しないんだ」と言うのを
>見たことがあります。確かに、良い弓でした。同席した4名が4
>名とも比較した個人所有のギョームの銀黒檀より良いという評
>価でしたので。
私は、J.P.Bernardを愛用しています。バイオリンの弓で3本
所有していますが、この弓の欠点も知っています。それは、
”へたり”です。7〜8年使うと、初めて手にした時の感触が
ありません。他の弓も少しずつへたっていくことはあると思いますが、J.P.Bernardはすばらしい性能の裏に潜んだ劣化の模様を感じざる
をえません。なかなか言葉では説明できませんが、まさに
犬の寿命に近い感じがします。<ドック・イヤー>
投稿者:rio 投稿日時:2006/04/19 10:00 ---146.179.176
>あいさんへ
寿命ですか…
確かにそういう要素があるかもしれないですね。
そうでないと、価格差が発生しにくいですから。
息子の友達がト*ショーのVn弓を使っていましたが
使用時間が長いためなのか(1日6〜7時間)3年ぐらいで
ヘタレ弓になってました。先生曰く、ここのメーカーは
最初はいいのだけれど、だんだん弱くなる。
上達するには良い弓が最適だけれど
賞味期間が短いのが難ですよね〜とおっしゃってました
確かに大なり小なり弓には寿命があり
弓の賞味期間を性能とすれば、やはり値段に
反映されるのかもしれませんね
弓は消耗品と割り切ると、なかなか思い切って高いものを買うことができませんね。
また、弓は、仕入れのプロが「良い素材を使っているから」といって演奏者に勧めても、操作性がいまいちだったりすることもありなかなか選択は難しいなぁと思います。
>ザッハーさんへ
最近、数百万円の弓に心動かされたことがあり
東京で本当に妥協なくある程度の知名度のある
良い弓を買うなら、やはりそれなりの値段が
するなぁと思いました
国産でいいなぁと思った新作の弓でも定価180万円でしたので…
もちろん、根気よく捜せば良い弓があると思います
現在演奏上の支障がないならば、
もう少し捜してみるのも良いと思います
買い急ぎは、失敗することが多いといいますので…
投稿者:ザッハー 投稿日時:2006/04/19 17:49 ---228.46.96
ありがとうございます。
耐久性については忘れてました。
Bernardに限らず、弓を選定する上で強さという点は重要ですよね。
最初に見極められるものなのでしょうか?
いずれにしても、
(音色・音量×扱いやすさ×外観×耐久性)÷価格
の単価が高いものが選べるよう、根気良く探したいと思います。
Q:このViolinは?
投稿者:かーる 投稿日時:2006/04/18 21:09 ---68.61.145
今日は。
いつも楽しく拝見しています。
さて、自分の楽器についてあまりにもの由来等、何も知らず調べてみたのですが、分からなかったのでご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
ラベルには手書きではなくタイピングの文字で、
Copy of Alxander Galiano
Naeples 17
と書いてあります。Copy of...と英語表記であることからすると、これは英語圏の国で作られたコピーなのでしょうか?
Alxander Galianoという名前も英語と伊語が混ざっているようで、検索してもヒットしません。
金額からして何物かのコピーであることは明らかなのですが(20年ほど前に友人ヴァイオリニストが楽器屋さんで下取り価格として20万円なら引き取ると言われ、同額で譲ってもらいました)、愛着のある小ぶりのよい楽器ですので、どこでいつ頃生まれたものなのか知りたいなと思ったのです。
宜しくお願いします。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/04/18 21:51 ---111.166.48
Alessandro Gaglianoでしょうねえ。クレモナですごしたあとナポリで制作したようですし。アレッサンドロが英語風になっていますが、Naplesの綴りが間違っているし(ドイツ語だとしてらNeapel)、むしろ英語圏ではない印象ですね。
ガリアーノ・モデルというだけで、ラベルからわかる情報は多くないでしょうね。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/04/18 22:01 ---111.166.48
追記
ヴィオラになってしまいますが、店村眞積がガリアーノを使っているはずです。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/04/18 22:05 ---111.166.48
あ。呼び捨てになってしまいました。店村眞積氏が、です。
投稿者:かーる 投稿日時:2006/04/19 17:16 ---68.61.145
ぶらっちぇさん、有難うございました。
再度きちんとラベルを見たら(昨日はいい加減なうろ覚えのまま投稿してしまいました)、
Alexander Gagliano
Neaple
という綴りでした。
苗字は伊語のまま名前は英語風、ナポリの綴りあやし・・・と言うわけですので、ある人は「東欧あたりのコピー品じゃない?」と言います。
でもいずれにしてもラベルがタイピングなので、100年以内にコピーされているのでしょうね。
楽器そのものは気に入っていますし、ちょっとこもった音ですが、(うまい人が弾くと)味わいのあるいい音が鳴ります。大切にしたいので、ちょっと由来など調べてみようかという気になりましたが、ミステリアスなまま保持するのもいいか、と思い始めました。
色々と有難うございました。
Q:楽器購入
投稿者:パス 投稿日時:2006/04/15 21:58 ---33.200.47
今回、自分自身ではどうすることも出来ず、大変困っているのでメールしました。
実は、10年前、その当時習っていた先生が楽器購入をかなり母親に勧めたそうで、両親は田舎で楽器についてはよく分からず、しかも大学の助教授をしている先生なら任せて大丈夫だろうということで楽器を買う決意をしたそうです。
先生はヨーロッパで買い付けをするので、日本ではありえない安い値段で購入できると言い、結局1台をヨーロッパから買って帰ってきて私に手渡しました。
700万だったそうです。
そして、月日が流れ、私も田舎を出て都会で過ごし、自分の楽器がなんとなくその値段ではありえない値段ではないのか、ということに不安を覚え始めました。それでも大学は、「そんなことはない、先生がうそをつくはずない」という気持ちともう一つ、真実を知ってしまえば、買ってくれた両親に申し訳なくて知ってしまうことが怖かったから鑑定してもらうことはありませんでした。
でも、どんどん音楽にのめりこむようになると、この楽器では物足りないという気持ちがあふれ出て、一昨年、楽器を下取りし、新たな楽器を購入しようと決意したのです。
そこから何件も楽器屋をあたり、自分の楽器を調べてもらいましたが、皆おっしゃることは同じで、「200万くらいにしかなりません」とのこと。
これでは、新しい楽器の足しにもなりません。
しょうがないので、先生に電話して、買った楽器屋さんの名前を教えて欲しいと言っても、忘れたと言い張るばかりです。私の楽器を買ったことすらも忘れていました。どなたかにおゆずりする形で・・・と言えば、この不況で売れる生徒はいない、とのこと。
私の家にある証拠といえば、銀行に振り込んだ領収書だけで、鑑定書も先生ご自身、日本に楽器を持って帰るときに税金を取られるから鑑定書はつけないと言ったそうです。
私の楽器は、フランスのHIPPOLYTE SILVESTREという楽器です。
22日に先生と話し合いです。
この楽器の詳しいことを教えて頂けませんか?どうかよろしくお願いいたします。
投稿者:よが 投稿日時:2006/04/15 23:33 ---57.230.19
こんばんは.
Google 検索すると,Maestronetの price history などがひっかかりますよ.
投稿者:パロパロ 投稿日時:2006/04/15 23:53 ---106.56.54
過去のオークション結果の一例は、http://www.maestronet.com/history/makers_list.cfm?ID=1#S
で知ることができます。
これを見る限り、700万円は高すぎるように思われますが、何をいくらで売買するかは当事者の自由ですから、第三者からは何とも言いかねる問題です。もし、安価に仕入れた楽器を、知識の乏しい生徒に「不当に」高く売りつけたとすれば、教師としての「良心」の問題は残ると思いますが。
なお、楽器の価格の問題にについては、「my楽器について」というスレッドで私見を述べたことがあるので、繰り返し書くことは避けようと思います。他の多くの方の意見も読むことができますので、よろしければ「過去ログ検索」で調べてごらんください。
ただ、鑑定書と税金は全く関係がないことなので、このようなことを先生が言われているとすれば疑問ですね。もっとも、楽器の真贋は、書き込みを読む限り問題にはなっていないように思えますが。
HIPPOLYTE SILVESTREの略歴は、William Henley の「Universal Dictionary of Violin and Bow Makers」載っていますから、お持ちでないなら、付き合いのある楽器屋で見せてもらうといいと思います。
投稿者:パス 投稿日時:2006/04/16 01:30 ---7.165.127
皆様、親切にお返事本当にありがとうございました。
早速インターネットで調べてみたところ、私の楽器がありました。同じラベルの番号が2番前の違う楽器がたまたまのっていました。
価格は300万いかない値段で落札されたみたいです。それに手数料、交通費、その他諸経費にしても700万はやっぱりとりすぎなような気がします。
略歴も今から詳しく調べて見ます。
なにもしないよりかはいいかなっと言う気がするので・・・・
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/04/16 02:35 ---6.35.211
まず、ヴァイオリン〜ベースのどの楽器の事なのかが質問に記載されていませんので、価格については回答不明です。
以下、参考情報として記載します。
仏Lyonで工房をかまえていたSilvestre一族として、下記が有名です。
(1) Silvestre, Pierre (1801-1859)
(2) Silvestre, Hippolyte (1808-1879)
(3) Silvestre, Hippolyte Chretien (1845-1913)
(1)と(2)は兄弟、(3)は(1)と(2)の甥です。(1)と(2)は工房を共同経営したり、(1)がなくなってから(2)が工房を継いだり、さらにそれが(3)に継がれたりしているようです。また(3)は1884以降はParisに移ったようです。
以下、私見です。
Hippolyteという場合(2)(3)どちらを指すのか明確にする必要がありますし、製作年も価格には影響すると思います。また工房の場合、本人の手作りの場合と、職人・外注によるものが存在すると思われますので、それによっても価格は変わります。
また、過去何度もこのQ&Aで書かれているように、
− 老舗オークションでの落札金額の2倍〜3倍が日本の楽器店での販売価格となります。2.5倍くらいをまず標準的な係数と考えてはいかがでしょう。
− 楽器店が、一元さんから楽器を下取りする際の価格としては、よっぽど売りやすいものを除いては、上記オークション価格とあまり変わらない価格を提示することは容易に想像できます。(同じ店での買い換えの際の下取り保証はこの限りではありません。) 従って基本的には買う価格と売る価格には大きなギャップがありますので、価格の話をする際には、そのどちらのことなのかはっきりさせる必要があります。
− レベルは真贋の保証にはまったくなりません。(だだ、日本の楽器店が200万と行っているのであればフランスものとしては結構よいものだとは思います。)
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/04/16 02:38 ---6.35.211
↑
誤: − レベルは真贋の保証にはまったくなりません。
正: − ラベルは真贋の保証にはまったくなりません。
投稿者:パス 投稿日時:2006/04/16 14:26 ---1.237.5
親切なアドヴァイス本当にありがとうございます。
私の楽器のラベルには、“Petrus et Hippolitus Fratres Silvestre Fecerunt Lugduni Annno 1840”
と書かれています。PierreとHippolyteは兄弟で工房を共同経営しているとのことなので、そのようなラベルを記しているのでしょうか。
楽器のことですが、確かに日本でこの楽器を購入したのなら私も納得します。でも、先生が直接ヨーロッパに買い付けに行き、絶対に日本で買うより安く買えるからと言っておきながら、この価格はちょっとショックです・・・
私には、新しい楽器を買うお金が全くありませんですし、両親も、あまりのショックに楽器の話すら嫌がってしまいます。この楽器がどれ位で売れるか、この楽器しか頼りにならないのです。
今後の先生との話し合いで、出来る限り、買い取ってもらおうと思っています。実際に先生のお弟子さんで、同じように先生にヨーロッパで買うと安いからと3000万の楽器を買った人がいます。その生徒さんも同じように楽器に疑問を持ち、鑑定してもらったところ800万にもならないと言われたそうです。両親の全財産を投資して買った楽器がそのような値段になって我慢できなくなった彼は、弁護士と一緒に先生のお宅に伺い、買い取ってもらうように強く押したところ、3000万返してもらうことに成功したのだそうです。
返金に応じたところを見ると、かなりの確信犯だし、先生自身も罪を認めてしまっていると思います。。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2006/04/16 15:42 ---.71.176
>価格は300万いかない値段で落札されたみたいです。
>それに手数料、交通費、その他諸経費にしても
>700万はやっぱりとりすぎなような気がします。
それは違うと思います。まず、海外オークションの価格を日本での価値にあてはめることはできないと思います。
そんなに簡単に海外オークション価格でヴァイオリンが購入できるのであれば、日本に高級弦楽器店はいらないはずです。
日本なら600万円〜1000万で販売されているモダン楽器は
海外オークションなら2、300万円の落札はざらです。
ちなみに、William Henley「Universal Dictionary of Violin and Bow Makers」では、Silvestre,Hippolyteの取引価格は「£100,1960年」とあります。
当時の貨幣価値は分かりませんが、同じ書物でみると、
BISIACH,LEANDORO で£80〜100とありますので、
イタリアモダンと同格として扱われていたと思います。
さらに、1987年出版の佐々木庸一さんの「ヴァイオリンの魅力と謎」の末尾の価格表にも、Silvestre,Hippolyte は600万と記されています。その本では、FAGNOLAやAntoniazziといった現在の名だたる名器ですら3、400万の評価ですよ。
バスさんは、どこの楽器店でも200万位でしか買い取ってくれないことを、落胆の理由にされているようですが、日本の買取りは、本来価格の3分の1はざらです。むしろ200万円というまとまった金額の提示があると言うことは、おそらく真贋問題はクリアー(単なる工房製ではない)しているということなので、喜ぶべきではないでしょうか?
わたしは、100万円以上だして購入したイタリアン・スクールと言われた楽器が、実は、メーカー不明のドイツもので、値が付かなくなってしまいましたよ。
それからは大分勉強しましたけどねえ。
確かに、ヴァイオリン教師が、怪しげな楽器を生徒に高く売りつけるという事例は、枚挙にいとまがないのでしょう。しかし、買う側も、もう少しヴァイオリンのことを勉強しないと。
買うときにメーカー名を調べる、写真を探す、取引価格を調べる、鑑定書の信頼度を調べる、健康状態を調べる・・・
高い買い物だからこそ、安易に先生を信頼するのでなく、
注意して購入すべきではありませんでしたか?
投稿者:カルメン3世 投稿日時:2006/04/16 16:53 ---110.187.62
この話題からはかなり・・・いやまったくズレるかもしれませんが、私が4年半前に購入したBMW(1250万ぐらいだったでしょうか)を買い換えると下取りは300万に満たないようです。骨董品や美術品や一部の宝石以外のものは買った段階から消却ステップが進むものと理解していますから不満はありません。バイオリンは趣味でやるので何本か持っていますが、下取りは始めから眼中にありません。(決して金銭的に裕福ではありませんよ)しかし、もしも欺瞞的行為、詐欺行為を感じるなら真っ先に弁護士、適当な方が見あたらなければ消費者相談室などにご相談すべきと思います。それにしても3000万を出すのにそれなりに下調べをしなかったのは、少々軽率ではなかったでしょうか。
投稿者:カルメン3世 投稿日時:2006/04/16 17:01 ---110.187.62
つまり言いたかったのは、バイオリンを特別視しすぎだということです。バイオリンだけが例外で高く売れるというのは勘違いであるこということです。また、3000万も出された方は、騙されたと思っているとしたら、また後悔してるとしたら、それは少々世間知らずだということ言いたかったのです。
投稿者:パス 投稿日時:2006/04/16 20:14 ---8.102.155
確かに皆さんのおっしゃるとおり、私達の勉強不足は否めません。本当にその通りだと思います・・・。過去に戻れるのなら、自分自身に絶対やめておけとなにがなんでも阻止したでしょう。。
ですが、日本の楽器屋が「粗末で、いい加減な楽器を扱うから信用できない」と私の両親に何度も言い、わざわざヨーロッパまで買い付けに行って700万という値段になるのでしょうか?
日本で買ったなら私達ももちろん諦めます。3分の1の評価でも仕方ないかなと感じるでしょう。
ですが、日本で買ったわけではないのです。
投稿者:yajiuma 投稿日時:2006/04/16 20:40 ---4.102.108
この楽器の真贋に問題ないと仮定して・・・
hippolyteはpierreの楽器よりも若干高いのですが、いずれも非常に巧い製作者ですので、それなりにお値段も張ります。私の手元に1835年のラベルの写真がありますが、パスさんのもの同様共同名義でのラベルです。ただ、名前はラテン表記フルネームではありません・・・
これらの作者は現在欧米で450万前後から600万ぐらいで市場に出回っています。(共同名義のものはどうなのか分かりません。)
パスさんの楽器は高い評価をされている時代のものではないですが、健康状態に問題さえなければそれなりの市場価格になると思われます。
では何故200万ぐらいの値段しか付かないかと言いますと、
その楽器屋さんで購入してないから!ということの一言に尽きます。それと現在の業者間流通価格がそれぐらいなのです。近年の落札価格を見ても大体20000ドル以下です。
バイオリンの良いものの近年の価格の上昇には目を見張るものがありますが、市場価格が業者間の取引価格に追いつくのにはかなりの年月を要します。
こういった話は本当に山のようにありますね。私の友人達も同様の被害にあっています。良い解決方法が見つかるといいですね。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2006/04/16 23:45 ---250.155.42
yajiumaさんのコメントに賛同します。
バスさんは、楽器の金銭評価のことばかり気にされていますが、
それを言うなら弦楽器購入も株投資と同じです。
要は、高値で買った株(楽器)が、値が下がっているのが許せないということになってしまいます。
私も、モダン楽器を日本で買いました。おそらく下取りに出すと
評価は3分の1でしょう。でも、楽器への愛着は変わりません。納得して買いましたから。
何度も、同じことを繰り返すようですが、hippolyteは最上級の製作者の一人です。
そこで、バスさんに質問です。
この楽器が、もし日本で1000万円以上で流通していて、700万円で下取ってもらえる楽器商が見つかれば、納得して買換えなさいますか?
もしそうお考えなら、老婆心ながら2点ばかし忠告を・・・
(1)もう一度、次の楽器商で騙されます。具体的には、買替対象の楽器に数百万円は余分に乗せられるでしょう。例えば、次の楽器が本来1000万円なら1500万円で買わされる。もちろん、hippolyteは名目700万円、実質200万円で下取りということです。
そして、その楽器商はしめしめとhippolyteを500〜700万で店頭に出すわけですね。
(2)本気でhippolyteをはっきりと上回る楽器をお求めであれば、一桁を追加する必要があります。3000万円以上ということですね。1000万円程度では、おそらく今のhippolyteを超えることはできないでしょう(楽器の格的に)。
ちなみに、私は、バスさんのhippolyteがかわいそうでなりません。もし、音量・音色等で不満があるのであれば、もう一度、ちゃんとした職人さんに楽器を調整してもらってからでも、悪くないと思いますよ。
>この楽器では物足りないという気持ちがあふれ出て・・・
このランクのフランス楽器は、多くのプロ奏者も使用しています。それでもバスさんは、音大受験やコンクールのために、是が非でもイタリアン・オールドを!と思ってらっしゃるのでしょうか?
バスさんが、本気で、楽器が物足りないとおっしゃっているのか、実は、買取値段が物足りないだけなのか、本音はどちらでしょうか?
追伸。私は、売主の助教授?の立場を擁護するものではありません。むしろ、ヴァイオリンの先生が生徒に1本の楽器だけを選択の余地なしに押し付けるという悪弊は、きわめて問題があると常々思っています。
投稿者:YE 投稿日時:2006/04/17 01:26 ---116.151.32
ぴよ太氏の投稿に、
>(1)もう一度、次の楽器商で騙されます。具体的には、買替対象の楽器に数百万円は余分に乗せられるでしょう。例えば、次の楽器が本来1000万円なら1500万円で買わされる。もちろん、hippolyteは名目700万円、実質200万円で下取りということです。
とありましたが、そうでない良心的な楽器商も存在します。もちろん、数はかなり少ないですし、探し出すのも大変ですが、皆無というわけではありません。
投稿者:パス 投稿日時:2006/04/17 02:47 ---7.166.159
はい、値段ばかり気にしまってます・・・。それはやはり、今後の自分の楽器を買う足しにしなきゃ!と焦っている面があります。
そして、もう一言!
私は自分の楽器に対して本当に申し訳ないけれど、どうしても心底「大好きだ!」と思うことはできません。ここで嘘をついてもしょうがないので本音で書きます。でもそれは、値段を知らないときからそうです。これは、きっと自分が納得して買っていないのと相性が合わないのだと思います。
共に演奏してきた情みたいなのはありますが・・・
楽器との関係も男女の関係と同じような気がします。私の場合、有無を言わさぬお見合いだった感じかな。。
楽器って本当に難しいですね。
どうなるか、全く分かりませんが、今の楽器を、心から愛してくれる方に演奏していただき、私も新たないい出会いがあることを望むのみです。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2006/04/17 11:23 ---.71.176
YEさん意見はごもっともです。もちろん良心的な楽器商はあります。私も、数件心当たりがあります。
ただ、多くの楽器購入者は、専門知識を持っている楽器商(あるいは先生?)を全面的に信用しすぎるきらいがあるので、購入者自身も賢くならなければならないという注意喚起、あるいは自戒の念をこめて、あえてコメントしました。
バスさんへ
まさに恋愛のようですね。新しい伴侶を見つけたいということなら・・・やむを得ないでしょうね。
最後に、ちょうど、10年前に出版された、FUCHSの価格表14版の記載を引用します。
Silvestre, Hippolyte
1808 in Saint-Nicolas-de-Port, †1879 in Sommervillers.Arbeitete zuerst bei Vuillaume in Paris,dann mit seinem Btuder gemeinshaftlich in Lyon.Geschatzte Instrumente. Wert:50000-70000DM
最後のドイツマルクは、当時の1マルク=約80〜100円で検討をつければよいかと思われます。但し、これはドイツでの市場価格(≠競売価格)なので、日本の小売価格(≠買取価格)はさらに高くなるでしょう。
投稿者:YE 投稿日時:2006/04/17 14:45 ---116.151.32
確かにぴよ太さんの仰るとおりです。我々購入者はあまりにも楽器商や楽器の師匠の言葉を鵜呑みにしすぎるきらいがあります。生兵法は怪我のもとと言いますが、それにしても最低限の知識は持っておくべきですね。インターネットや書籍で、ある程度の知識を得ることは可能です。
それに、楽器の師匠は、演奏のプロではあっても楽器の選定は素人同然です。しかし我々は、楽器が上手と言うことと楽器選びがちゃんとできるということを混同しがちです。いわゆる金銭的な楽器の価値を最も左右するのは音ではなく製作者なので、楽器の真偽はとりわけ重要になります。本物を本物として、本物の適正価格で提供でき、アフターケアに責任を持つ楽器商こそが我々が取引すべき相手であり、そう考えると、楽器の師匠から購入するにはあまりにもリスクが大きいと思います。「楽器選びの要諦は楽器商選びにあり」といっても過言ではないのでは。
少し厳しい言い方になったかもしれませんがご容赦を。
投稿者:rio 投稿日時:2006/04/17 16:54 ---146.179.176
楽器店ではなく、先生の教え子さんに売却できないのでしょうか…
投稿者:wan 投稿日時:2006/04/19 00:51 ---160.190.129
愛犬の買った時の値段を気にする人はいないでしょう。
私なら買った値段の10倍100倍提示されてもとても売る気になれません。
用は愛器とは自分の子供みたいなもの。売ることは念頭にない楽器のことだと思います。
はやくそのような楽器と出会えるといいですね。
投稿者:よが 投稿日時:2006/04/19 01:30 ---57.230.21
こんばんは.
パスさんの疑問はごもっともだと思います.
がんばってください.
Q:ドイツっぽい??
投稿者:びわ 投稿日時:2006/04/23 21:49 ---78.217.19
こんばんは。いつも拝見させていただいております。
さて、大変漠然とした質問で恐縮なのですが・・・
よく、ノーラベルだったり、ラベルが解読不能な楽器でも、フランス製とかドイツ製とか書かれていますが、ラベル以外でも製作地を知る手がかりがあるのでしょうか。
実は、昔私が欧州に留学していたころに手に入れたものも、ラベルが解読不能です。 かすかに、fecitの文字が読めるだけです。どこでつくられたのかもわかりません。自分としては、とても思い入れのある楽器なので、もし生産国だけでも確信できたら、うれしいなぁ、って思うのです。
雰囲気はドイツ製っぽいよ、と一度いわれたことはありますが、それがどういう意味なのか・・ バイオリン自体は、発音がいいね、といわれることが多く、私も大好きです。
変な質問でごめんなさい。 ひとこと、そんな簡単な手がかりなし!でも結構ですので、よろしくお願いいたします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/04/23 23:24 ---6.34.238
以下私見です。
日本人から見ると、西洋人は皆おなじように見えますが、西洋の人は当たり前のように同じ西洋人であってもどのあたりの国(民族)の人であるかを感じとります。
日本人であっても、ある程度西洋人との付き合いが長くなると、各国(民族)毎のいくつかの典型的なタイプは感覚的にわかるようになり、生粋のドイツ人とイギリス人とイタリア人は区別できるようになります。
これと同じように、楽器を数多く扱ったことのあるディーラ・職人は、典型的なものであれば、見ただけで直感的にどのあたりのものかがわかるようになるのだと思います。
直感的にわからない場合でも、その楽器のある程度の古さを見定め、手工品/手工量産品/工場生産品などに分類した後、
− 表板、裏板、スクロール、f字、エッジ、パーフリングなどの削り方・形状・位置
− 下地、上塗り、のニスの色や材質ほか特徴
− パーフリング、ライニングなどの材質
− そのモデルが有名な製作者の中のどの人のものを模倣したものか
などをもとに、経験と資料に照らし合わせて判断すると、そこそこのものはわかるのでしょう。
ですので、やはり現物を持って、調整をかねて老舗の楽器店・弦楽器工房に持ち込み、意見をきくのがよいと思います(できれば複数)。
わかりにくいのは、戦後の手工作品でしょうか。ストラド、デルジェスあたりのモデルがベースとなり、材料は住んでいる国にかかわらず世界中のものが入手でき、ヴァイオリン研究も進んで情報はあふれており、人の移動&交流も盛んですので、国ではくくる事はできず、その製作者の個性で判断する必要があります。
投稿者:びわ 投稿日時:2006/04/24 14:29 ---77.188.35
弦喜様
貴重なご意見ありがとうございました。私も一時、ヨーロッパの人々を見て、国籍を当てるのが趣味のようなときもありましたので、おっしゃっていることがとてもよくわかりました。
経験や実績を積まれている楽器店のご専門の方に見ていただくのか一番ですね!
どうもありがとうございました。