Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:バイオリンの修理代
投稿者:タカタ     投稿日時:2017/02/08 15:32  ---9.211.254

バイオリンの修理代についてご意見ください。
サドルの横から縦に10cmほどの割れができてしまったのですが、修理工房のある弦楽器店に修理見積もりをお願いすると、表板を開けてパッチを当てるので13万円かかると言われたのですが、こんなにするものでしょうか。割れはバスバー側です。
とりあえず高く感じたので、修理には出さずにいるのですが、以前からお世話になっている店なので、常識外れに高いというわけでなければ改めて修理をお願いしようと思うですが、この修理代は妥当でしょうか。

投稿者:猫丸     投稿日時:2017/02/08 18:12  ---.209.107

エンドブロック横から割れですか、10cmは大きいですね、表オープンで、割れがバスバーまで入っている可能性があってバスバーまで交換と言うことになれば妥当かも知れませんが、割れも隙間が開いているのか、割れ筋だけなのかで判断が違います。
弾けている状態であれば、上からニカワをしみこませて様子見と言うところでしょうか。
現物を見ないで言っている訳で、他の職人さんに見てもらったらいかがでしょう、同じ意見かどうかで判断されたらどうでしょう、表板オープンパッチを当てるだと、高いです。

投稿者:タカタ     投稿日時:2017/02/08 18:20  ---9.211.254

猫丸様
ご回答ありがとうございます。
見積もり時にバスバーを変えたら更に費用がかかると言っていたので、やはりこの見積もりは高すぎるのでしょうね。他の店にお願いすることにします。

投稿者:タカタ     投稿日時:2017/02/08 18:29  ---9.211.254

すいません、間違えました
X「バスバーを変えたら」ではなくて
〇「割れがバスバーの下を通っていたら」
と言ってました。つまり割れがバスバーと無関係の位置と想定して13万円の見積もりでした。

投稿者:猫丸     投稿日時:2017/02/08 19:18  ---.209.107

F字穴からミラーを突っ込んで観察、エンドピン穴から観察で表板割れは大まかに解るはずです、ファイバースコープを用意している工房もあります、もう一度診断してもらいましょう。

バスバー交換なら一番大変ですから、更に費用が掛かるというなら、表板オープンパッチ単独見積もりとしては首を傾げます、修理は楽器評価値段と関係ありませんから高すぎます。

投稿者:タカタ     投稿日時:2017/02/08 19:38  ---9.211.254

やっぱりそうですよね。
「バスバーの下を通っていたら」とか言っている時点で、きちんと状態を把握せずに13万円とか、言っているのか・・・とその時から思っていました。
行ける範囲で他にも店は数件あるので、他の店に行くことにします。

投稿者:猫丸     投稿日時:2017/02/08 19:42  ---.209.107

追加です。

表板の冬目で割れが出て、修理というのは良くある修理です。
バスバーはニカワで強固に接着されていますので、バスバーの下までヒビが入ることは無いでしょう。
現物を見ないで、想像で申し訳ないのですが、軽傷の部類だと思います、表板オープン自体は気合いを入れて行うと、どうということありません。

投稿者:タカタ     投稿日時:2017/02/08 19:48  ---9.211.254

猫丸様
ありがとうございます。良くある修理とのことで少し安心しました。

Q:カールヘフナー 製造年
投稿者:なお     投稿日時:2017/02/01 17:08  ---236.11.45

こんにちは
カールヘフナーの4/4バイオリンを使っていま
す。
古い楽器のようですがメンテナンスをして愛
着があります。
シリアルナンバーから製造年はわかりますか
■BUBENREUTH NEAR ERJANGEN
GERMAN43609
型番はKH11です。
よろしくお願いします。

Q:どちらが格上でしょうか?
投稿者:チェロリンQ     投稿日時:2017/01/20 16:27  ---143.187.135

モダンの製作家で、
フェルディナンド・ガリンベルティ

ロメオ・アントニアッツィ
がいますが、チェロだとどちらの方が格が上でしょ
うか?

私の個人的な感覚ではガリンベルティの方が
人気があり、価格的にも上の事が多いように
感じております。

ご意見、よろしくお願いいたします。

Q:ヴァイオリンメンテ
投稿者:藤本美都     投稿日時:2017/01/19 14:50  ---30.76.116

ヴァイオリンの駒を交換しました。駒はミロ
スタムというヨーロッパの駒だということで
す。
お聞きしたいことは以下の内容です。
1.この駒の特徴
2刻印がないのですが、駒で刻印がないのはな
ぜでしようか?
3.良質の駒の素材の見分け方
以上教えてください。

投稿者:SP2     投稿日時:2017/01/19 21:48  ---108.71.137

1、たいした駒ではないです。

2、削ったから、では?

3、AUBERT DE LUXE に限ります。

  詳しくは職人に直接聞いてみて下さい。

投稿者:藤本美都     投稿日時:2017/01/19 22:30  ---30.76.116

sp2様
ありがとうございました。

投稿者:藤本美都     投稿日時:2017/01/19 22:31  ---30.76.116

sp2様
ありがとうございました。

投稿者:TK     投稿日時:2017/01/20 13:34  ---125.238.203

良い駒です。もちろん個体差がありますし、グレードによっても違います。

比較的新しいメーカーで(とはいえ20年近くになるのかな)市場に出回りはじめたころはAubertとDepiauに替わるブランドとして人気になりました。そのころのAubertは経営者が変わったかなにかが原因で質が落ちていたのも、Milo Stammの人気に火がついた理由だと思います。

刻印が削られて消えているのはごく普通です。

素材の見分け方は素人には難しいです。駒材に限っていうと髄線が派手なものが好まれる傾向が特に一昔前はありましたが、そのような材でも使い物にならないものはたくさんあります。作業台の上に落として音を聴くという方法もよく使われますが、そんなことはしないという職人もたくさんいます。

調整後の楽器が気に入ればそれでよいでしょう。同じ材を使っても削る人によって結果はがらりと変わりますので。

投稿者:藤本美都     投稿日時:2017/01/20 14:39  ---247.206.80

TK様
詳しい説明いただきありがとうございまし
た。
直接工房でメンテをしたのではないため、詳
しいことがわからなかったので大変参考にな
りました。
技術料込みで結構お高めなこともあり、良質
のものであればと願っていましたので。
駒交換して一週間たち音もよくなっている気
がします。

Q:弦楽四重奏団でのチェロのC線の調弦
投稿者:green999     投稿日時:2016/12/26 00:17  ---46.229.184

「クァルテットのすべて、長谷川、武藤 共
編 (1998)」を読んでいて気になった箇所が
ありました:

> …「442」ないし「443」のAの音に全員が
> 合わせ、それぞれ、四本の弦を調弦してい
> きます。その後チェロは、ヴィオラのG線
> に合わせて開放のC線を調弦します。
> こうして合わせますと、微妙ですが少々
> 高めのCになるわけです。でもこれで、幅
> がありすぎては協和しないEとCの長3度
> 音程を最小限にすることができます。もっ
> とも、チェロのCはヴィオラの開放のGと
> ぴったり完全5度が合っていなくてはお話
> になりませんので、注意深く調弦する必要
> があります。(p.59)

疑問点は「『完全5度にするのが重要』とい
うことなら、なぜわざわざヴィオラのGを使っ
てチェロのCを調弦するのか?」と「完全5
度にしたら『微妙ですが少々高めのCになる』
というのは本当か?」の2点です。(ヴィオ
ラの G3 から C2 を調弦するのと、チェロの
G2 から C2 を調弦するのとでは、違った音
程の C2 になる?!)

恐らく小生の知識不足によるものだとは思い
ますが、ご教示よろしくお願いします。

(同書の同じ個所については 2010/10/05 に
「スガラボット」さんもコメントされていま
すが (←上の疑問点をネットで調べていて見
つけました)、完全5度よりも約 3。4 cent
狭く調弦するとのことで、本の記述とはちょっ
とズレがあるようでした。)

投稿者:弦喜     投稿日時:2016/12/31 12:31  ---4.98.71

その本は読んだことはなく、前後の流れがわからないので明確な事は言えませんが、そこだけ抜き出すと理解に苦しむ説明ですね。

グァルネリ弦楽四重奏団の「カルテットの技法」に調弦に関する記載があります。

- ヴィオラとチェロで開放のCでユニゾンで弾き始める弾く曲などがあるので、そのような場合、ヴィオラとチェロでCをぴったり合わせる。(上記本ではヴィオラ奏者の発言で、チェロのCに合わせる、と楽譜の一番上に書いている、とのこと)
- ヴァイオリンに対し、開放G,Cが低くなりすぎないよう、ヴィオラ、チェロは完全五度より狭めに調弦をする。

完全5度は、平均率の5度分に比べると、音程としては間隔が広い(2セント:半音の2/100だけ広い)ので、一番高音でAをあわせ、それから完全5度でD,G,Cと順番に合わせていくと、Cの時点ではその差が積み重なり、最初のAに対しかなり低めの音程となります。そこで微妙にG,Cの調弦は高めに調弦することでヴァイオリンとの音程差を減らしておく、というのは、合奏する上で折り合いをつけるには有効な手法です。
*ヴァイオリンは高音では高めに弾いてしまう傾向があり、ヴィオラ、チェロが低めに調弦していると、音程のずれがますます目立ちます。
*私見ですが、ヴァイオリンがピアノと演奏する際にも、同じ考えで5度の間隔を狭めておいた方がよい結果を生みやすいと思います。

上記は一般的な手法と個人的には理解しているので、確かに先の本の記載については、green999さんと同じく、私には理屈付けすることができませんでした。
ヴィオラGとチェロCは、1オクターブ+5度の関係なので、これを5度と言ってよいのか、についても見識がなくよくわかりません。

投稿者:green999     投稿日時:2016/12/31 16:15  ---46.227.133

弦喜様

コメント、ありがとうございます。弦喜様が
参照されているグァルネリ SQ の本によると、
平均律とまでは言えないまでも、何らかの調
整はする、ということですね。ヴィオラやチェ
ロのように完全5度を3回繰り返して調弦す
るのは、確かに問題ですよね。(とは言え、
これはまさにピタゴラス音律なわけですが…。)

ところで「ヴァイオリンに対し、開放G,Cが
低くなりすぎないよう…狭めに調弦をする」
とのことですが、G はバイオリン、チェロ、
共に A から完全5度が2回なので、調整す
る必要はなさそうに思いますが、いかがでしょ
うか?

ちなみに、先に挙げた「クァルテットのすべ
て」は、編者らによるスメタナ SQ に対する
インタビューを翻訳したもので、捨て置くの
ももったいない次第です。

投稿者:弦喜     投稿日時:2016/12/31 19:01  ---4.98.71

ピタゴラスのコンマは永遠の課題であり、どこかで妥協し折り合いをつける必要があります。

ご質問の件、まずはグァルネリ SQ の本の内容を参照したものであり、チェロ奏者の発言を引用すると、
”低弦2本はほんの少し高めに合わせるということです。言い替えますと、G線を少し上げて、GとDの間隔を狭めるとそれにしたがってC線が上がるというわけなのです。これはヴァイオリンやピアノと一緒に弾く時によりよい音程を作り出します。”

素人の私見を述べさせていただくなら、計算上、完全五度で調弦すると、平均律に対し、Aを基準に、Dは2セント、Gは4セント、Cは6セント下がっていくものを、Cだけ例えば0セントにしてしまうとGとの関係がいびつになるので、Gも調整し、いい塩梅のところに落ち着かせるということかと思います。私はヴィオラも弾きますが、合奏の際の調弦では、Dからほんの少し間隔を狭めはじめ、D,G,Cともに調整を入れています。結果、平均率に近づいているということになりますが、経験上、それの方がうまくはまるので。

なお、折り合いをつける、という点では、ヴィオラとチェロが調弦を調整していれば、いつも一緒に演奏しているヴァイオリンも、実際は完全五度では調弦しなくなるのかもしれません。
ヴァイオリンを合奏で弾く際は、個人的には、G線は低くならないよう心持ち高めを意識して調弦しています。

ただし、私はチェロの経験はなく、低音になると同じオクターブ関係でも次第に高く聴こえるという人間の耳の特性に対する補正を、どの程度意識して、いい塩梅におちつかせるか、はよくわかりません。

投稿者:green999     投稿日時:2016/12/31 21:19  ---46.227.133

弦喜様

大晦日にも関わらず、重ねてのコメントあり
がとうございます。バイオリン、ビオラを演
奏されるとのことで、経験に基づくご説明は
説得力があり、大変参考になります。

合奏にピアノが加わる場合に平均律にするの
は当然として、(G dur や D dur の) 弦楽四
重奏曲でも G を上げ目でチューニングする、
ということですよね?

あと「低音になると同じオクターブ関係でも
次第に高く聴こえるという人間の耳の特性に
対する補正」ですが、ピアノの調律曲線のこ
とでしょうか? もしそうでしたら、ピアノ
の弦の特性であるインハーモニシティーに起
因しているという説も有力になってきている
ようです。

Q:ロシア製
投稿者:加藤真一     投稿日時:2016/12/19 01:08  ---8.239.35

単純な疑問ですが今まで一度もロシアで作ら
れた弦楽器、バイオリンからコントラバスま
で見たことがありません。何故日本に入って
こないのでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2016/12/31 20:50  ---4.98.71

eBayやYahoo、まっとうな弦楽器オークションなどで、写真ベースですが、数千挺の弦楽器を見てきましたが、ロシア製はほぼ見かけません。
ヴァイオリン族の楽器製作の文化がなく、もともと絶対数が少ないのではないでしょうか。また楽器はよいものでないと、残りませんし、流通もしません。
木材も、地理的に自前でよいメイプルとスプルースを入手するのは難しいでしょうし、民族音楽にはヴァイオリン族は使われおらず、庶民は貧困、貴族は逆に一流を求める中で、調べる限り、ロシアンスクールの系譜というのが見当たりません。

過去見たロシアの楽器はパーフリングがまったくない楽器でしたし、珍しくて入手した”ヴァイオリンダ”という楽器は、空洞のない板に指板と駒をくっつけただけの練習用のヴァイオリンもどきの楽器でした。

Q:駒をまっすぐに立てるには?
投稿者:調弦     投稿日時:2016/12/29 10:18  ---167.156.146

調弦を繰り返しているうちに、だんだん駒が曲がってしまうのを自分で直すコツがあったら教えてください。
毎回、楽器屋さんには持っていけないし、気づいたら自分でまっすぐに駒を戻したいです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2016/12/30 22:33  ---4.98.71

直す時に一番気をつける事は、駒を倒さない事です。
また、万一倒れた時に、テールピースおよびアジャスターが楽器本体に打ちつけられ表板が傷むのを、防ぐ事です。

下記、私の自己流ですが、方法の参考としてお知らせします。
1.万一駒が倒れた時に備えて、テールピースの下にはハンカチやタオルなどを入れておきましょう。また、アジャスターは一番緩めて、テールピースが表板に打ち付けられた時に食い込まないように、できるだけ水平にしておきましょう。
2.弦の張力が強いままだと、駒が倒れやすく、また倒れた時の被害が大きいので、弦は少し緩めます。例えば、各弦半音5つ〜6つ分くらいまで調弦を下げると、作業がしやすくなります。
3.椅子に座って、テールピース側が手前、ネック側が向こう側になる向きで、足の上に水平に楽器を置き、裏板側はしっかり足で支えましょう。
4.真上から駒を見ながら、駒は足下ではなく上半分を、左右と上から、左右の親指、人指し指、中指でつまみ、一方小指と手の小指側側面は表板に置き、楽器と駒をしっかりと支えます。
5.駒足が足払いされないよう、駒に対し少し下向きに力をかけながら、少しずつ垂直になるように駒の傾きを直していきます。慣れるまでは、少しずつ少しずつ、と思いながらやった方がよいでしょう。
6.最終的には、テールピース側の面が垂直になるのが正解ですので、このあとの8.調弦で指板側に引っ張られる事を見こして、垂直よりもほんの少しテールピース側に傾くくらいまで、傾きを調整します。
7.楽器を水平に持ち、横から眺めて、駒の傾き具合を確認します。
8.調弦を行い、正しい音程に合わせます。
9.楽器を水平に持ち、G線側、E線側の横から眺めて、駒の傾き具合を確認します。納得できない角度であれば、2.からを再度行います。

なお、慣れてくると、弦は余り緩めなくても作業できるようになります。

Q:ナット調整と弦交換
投稿者:VaVn     投稿日時:2016/12/28 09:22  ---0.15.216

既出でしたら申し訳ございません。
初めて質問させていただきます。

ナット、特にA線部分がかなり下がっ
てきたため、近々交換を予定していま
す。
せっかくの機会なので、拡がってし
まった溝に合うような太めの弦があれ
ば試してみたいと思います。
現在はピーターインフェルドを使用し
ています。
これよりも太い弦をご存知でしたらお
教えいただければありがたいです。

Q:バイオリンのメーカーは?
投稿者:中島 浩二     投稿日時:2016/11/26 12:20  ---0.109.130

この前、中古でバイオリンを6000円で購入しました。ボディ内部に「Jin Sheng」というロゴがありましたが、いくら調べても分かりません。たぶん安価な中国品だと思いますが、メーカーが分からないのも気持ちの悪いものです。
なにかご存知なら教えて下さい。

投稿者:検索好き     投稿日時:2016/11/26 20:03  ---13.51.97

こんなのが見つかりました。

馬 金生(ま きんせい)- Ma Jinsheng

Q:ヴァイオリンの点検?調整?について
投稿者:つる     投稿日時:2016/10/25 12:45  ---132.122.57

5月にヴァイオリンを初めた超初心者です。
先日、E線に金属音が混ざると先生と話をして
いましたら、「気になるなら調整行ってみれ
ば?」なんて話になりました。
しかし、E線はいつでも金属音がする訳ではな
く、今は金属音は混ざらない綺麗な音がしま
す。(特に弦を替えなくても日によって変わる
のです…)
丁度、次のレッスンまで日があるので持って
いくなら今だとは思うのですが、見た感じ調
子の悪くない楽器を担いで工房に行って何と
言ったものか…と悩んでおります。
少し先になってもまた金属音が混ざり始めた
頃に行くべきでしょうか?それとも、ヴァイ
オリンの調整(この場合点検なのでしょうか?)
は何もなくても行っていいものなのでしょう
か?
お知恵を拝借できれば幸いです。

投稿者:猫丸     投稿日時:2016/10/26 11:00  ---.209.107

調子が悪くないなら何もしなくてかまいません。
異常のない楽器は調整のしようがありませんので、職人さんは手を付けないのが普通です。

駒と指板の真ん中を弾く、真ん中より指板寄りを弾く、真ん中より駒寄りを弾く。

指板寄りを弾いたら綺麗な音がする、真ん中より駒に近い方を弾くと金属音が、雑音が気になる。
と言うのなら、初心者の特徴です。

耳元で綺麗な音がするのは、本来のバイオリンの正常な音ではありません。
ビリ付いたり、異音が明らかに混じると言うのならアジャスターのガタツキ、パフリングのゆるみ、板のはがれ、などが考えられますので、見てもらったら良いでしょう。

投稿者:つる     投稿日時:2016/10/27 08:37  ---132.134.225

ご教示いただき、ありがとうございます。
「本来は季節ごとに調整行くのが良いんだ
よ」と先生に言われそんなもんか…と思って
いたのですが、上手い方は季節ごとに「気に
なる箇所が出てくる」から調整に行く、言わ
れてみればその通りでした。

E線の金属音についてですが猫丸さんのお見立
て通り、わたくし割と駒寄りの位置を弾く傾
向にあるかと思います。
ずっと弦を替えても何をしてもある日出てき
て気づいたら消えている状態でお手上げだっ
たのですが、こちらも解決策が分かり猫丸さ
んには感謝してもしきれません。

今の所、明らかに危険そうな音はしておりま
せんので引き続き様子に気をつけつつ練習を
続けたいと思います。
本当にありがとうございました。

投稿者:猫丸     投稿日時:2016/10/27 09:35  ---.209.107

誤解があるといけないので、少し追加します。

指板寄りを弾いて、自分で綺麗な音になるのに、慣れてしまわないようにしてください。

駒寄りの金属音、雑音に慣れて、駒寄りを弾くようにします、
こちらの方が、ボーイングの少しのミスでも顕著に影響が出ます、これに懲りて、指板寄りに逃げてしまう。
そうすると、初心者から一生抜け出せません。

自分の耳には綺麗ではない、駒寄りの音が少し離れた他人には綺麗に聞こえます、自分に綺麗に聞こえる指板の音は、他人からすれば、スカスカ、へなへな、に聞こえます。

これがバイオリンの難しい所ですが、駒寄り、指寄りを弾き分けられる様になると、上級者への道が開くことになります。

投稿者:つる     投稿日時:2016/10/28 12:07  ---132.130.126

重ねてのご教示、ありがとうございます。

すみません、ご心配いただいた通りすっかり
勘違いをしておりました…弾く場所が悪いの
かと段々指板寄りになっていたのですが、そ
れは逆に不味かったのですね。
綺麗な音に逃げずに、ボウイング修行頑張り
たいと思います。

自分の聞こえている音と相手が聞こえている
音は違う…うーん、分かっていても理解が難
しいですねー!耳がもう一つ遠距離に欲しく
なります(笑)

どれもこれも為になることばかり教えていた
だき、本当にありがとうございました。
練習、頑張ります。

投稿者:弦喜     投稿日時:2016/10/30 12:40  ---4.98.71

E線で異音がするときまず疑うのは、E線の駒食い込み防止のための弦に通されている小さな樹脂パイプです。E線の駒のところではさみつける、あるいはE線のテールピース側の弦が太くなったところに押し込む、という方法で固定するか、あるいは取り外しておく必要があります。
まず、そのパイプがどうなっているか確認ください。

次に共振しやすいのは、テールピースのネジあたりでしょうか。

投稿者:つる     投稿日時:2016/11/01 19:47  ---132.137.229

弦喜さん、ご教示ありがとうございます。

ご指摘のE線の樹脂パイプなのですが、実は私
のヴァイオリンの駒はE線の溝に保護シート
(と言っていいのでしょうか?)が貼ってありま
して、E線に樹脂パイプは付けておりません。
せっかく教えていただきましたのに、私の説
明不足で申し訳ありません…

テールピースにつきましては、まだ楽器自体
も新しいのでアジャスターに劣化?があれば
楽器屋に文句を言いに行きたいですが(笑)、そ
の内アジャスターを替えたら案外直るかも…
と調子よく解釈して前向きに頑張りたいと思
います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2016/11/04 17:34  ---4.98.71

通常E線には樹脂パイプがついた状態で販売されています。弦交換の際に樹脂パイプを取り外されているのであれば、前回の私の発言はお忘れください。

私の駒にもE線食い込み防止の革紙が貼られており、弦交換の度に、樹脂パイプをどのように扱うか迷います。弦によっては、抜き取るのが困難なものもあり、切って取ったり、テールピース側の太い部分に押し込んだりしています。