Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:バイオリンの傷について
投稿者:みい     投稿日時:2006/12/20 06:41  ---43.80.48

はじめまして。

昨日通っている音楽教室の楽器店でテールピースのテールガットを交換してもらいました。
そのとき弦が切れたので店員さんが慌てて新しい弦に交換してました。
でも何度か席をはずして店のカウンターに行って電話していたのですが気にはならなかったのです
家に帰ってから、バイオリンを練習しょうとおもったら弦の真下の表板に傷がついてしまっていました
買ったばかりなのですごくショックでお店に電話したら修理しますとのことでした
ニスを塗りますとのことなのですが
そういう場合はニスを塗ってもらって
それだけでバイオリンは元どおりになりますか?

投稿者:QB     投稿日時:2006/12/20 16:27  ---9.46.184

傷がニスだけであれば、上手な修理人であれば、全く傷跡を残さずにリタッチしてくれます。(もちろん見る人がヨーク見れば発見する事はできますが)

傷については上記理由で気にする事無いと思いますが、
本当に楽器を預けているときに、不幸にしてそのような事が発生した場合に、所有者に内緒にしておくというのは問題だとおもいます。
(まともな調整人/修理人は、引き渡す前に必ず作業した部分はもとより全体を確認して引き渡すはずですから、気づかないという言い訳はプロとして恥ずべき事です)

とはいえ、世の中にはf字孔から魂柱立てぐりぐり突っ込んでf字孔を派手に傷つけても平気で何も言わず引き渡す人も何人も知ってますから、何とも言えませんが。。

投稿者:みい     投稿日時:2006/12/21 09:49  ---43.80.48

QB様
有難うございます

傷はニスの色がとれて木の色が見えています
シャープペンシルの先でえぐったような痕です

修理は楽器店修理専門の方がしますといわれましたが

わたしは自宅から2時間くらいの工房でお願いしようと思っています。

これからはバイオリンを大切に思っておられるところで
バイオリンを預けることにしたいと思います

買ったばかりですごくショックで落ちこんでいましたが
QB様の上手な修理人であればまったく傷跡を残さずにリタッチしていただけるとのコメントを見て安心しました

有難うございました。

Q:ストラディバリウスモデルって?
投稿者:松竹梅     投稿日時:2006/12/17 11:47  ---165.84.69

これからバイオリンを習おうと思っている者です。よろしくお願い致します。

バイオリンを見ていましたら、ストラディバリウスモデルという言葉にぶつかりました。ストラディバリウスについては、インターネットなどで調べるといろいろ書いてあったのですが、実際にバイオリンがどのように他のバイオリンと違うのかが書いてありません。「モデル」というからには、きっと原型があり、寸法その他に違いがあると、素人ながら推測しているのですが…。

店員さんにも伺ってみましたが、何だかお茶を濁されてしまい(多分お忙しかったのでしょう…)私の知りたかった事は結局わかりませんでした。店員さんは、「もし買われるなら、あなたにあったストラディバリウスモデルをお勧めしますので、また相談して下さい」とおっしゃいました。もしかして、初心者には弾き辛いのでしょうか?

そこでこちらの掲示板をみつけて、バイオリンに詳しい方が沢山いらっしゃるようなので、ぜひ教えていただきたいと思い投稿しました。

知りたいのは、バイオリン本体がどのように違うのか、そしてそれによって音色がどのように違うのかという事です。
また、私がみつけた物はヘンシェンという工房のバイオリンなのですが、そのように安いバイオリンでもストラディバリウスモデルというのは違いがあるものなのでしょうか?

どうぞよろしくご教示お願いいたします。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/12/17 21:39  ---132.154.33

とりあえず、こちらをご覧あれ。

http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/stradcopy.htm

投稿者:松竹梅     投稿日時:2006/12/20 20:40  ---5.246.175

ぶらっちぇ様

どうもありがとうございました。私の知りたかった事が載っていたので、スッキリしました。本当にありがとうございました。

習い始めていくうちに、また判らない事が多々あると思いますが、その時にはまたお世話になりたいと思います。よろしくお願いします。

Q:Vn買うときに何を弾くか
投稿者:naop     投稿日時:2006/12/15 13:25  ---5.182.105

Vn習い始めて2ヶ月の30代男性です.長調もとい蝶々を練習している程度ですけど,そろそろ教室からのレンタル期間が終わり,自分のVnを買う必要があります.細々とでしょうが,長く続けようと思っており,30万円程度は投資(いや,投機かも)するつもりです.質問ですが,この値段層のVn購入時に皆さんはどういう点をチェックしますか? 購入する際に弾いたら,Vnの良し悪し(あるいは自分への向き不向き)が分かりやすい曲とか,重音とか,あれば教えてください.弾けないものの方が圧倒的に多そうなのが問題ですが,できれば練習してから臨もうと思います.その値段域のVnを選ぶ技術がない,と自分で判断できれば,いわゆる初心者用を買おうと思っています(初心者に限らない論議になっても構いませんが,多少は考慮頂ければ助かります).

投稿者:2nd fiddler     投稿日時:2006/12/16 09:04  ---0.68.110

レスが付かないようなので参考になるかわかりませんが…。

一般的に考えて、始められて数ヶ月で楽器の音を弾き比べるのは無理だと思います。まずボーイングが安定しないとバイオリンらしい音が出せないし、左手がしっかり押さえられないと楽器の共鳴も引出せないでしょう。自分で試奏することも重要ですが、その場合主に弾き心地を確かめる程度になるのではないでしょうか。
先生に選んでいただくのが普通ですが、レンタル楽器のある教室では斡旋される楽器は決まっていて難しいかもしれませんね。
30万円という金額も難しい価格帯のように思います。

ここからは私見ですが、
私だったら日本人製作者の楽器を工房で購入または注文したいと思います。メンテナンスも製作者の方に直接お願いできるので何かあったときも安心です。若手なら50万円くらいから作って下さる方もいらっしゃいます。

投稿者:杏     投稿日時:2006/12/16 10:39  ---116.203.237

試奏でよく聞くのはブルッフのコンチェルトの冒頭とか、バッハの無伴奏とか(シャコンヌ弾いてる人多い気が、、) 

でも、開放弦で結構わかるものですよ。開放弦、3rd、5thでのバランス、E線の高い部分の音の伸び を確認するのに、ちょうど良い曲なんでしょうね。

ただ、いくら開放弦でも、始めて2ヶ月でちゃんと楽器を鳴らしきる人は少ないので、やはり先生に弾いてもらって選ぶのが一番ではないでしょうか。
 30万は大金ですが、一番安いのだって10万くらいはするわけで、、自分で選べないから10万の買って、また買い換えるときには20万の予算しかない、っていうのは無駄な気がします。10万下取りしてくれないと思うし、、

投稿者:ほっほう。     投稿日時:2006/12/16 12:55  ---230.15.183

 いい楽器を買おうということなら、先生でも友達でも、上手に演奏できる人と一緒に買いに行って、その人に弾いてもらうのがいいのではないでしょうか?

 楽器の性能面や値段の妥当性は、付き添いの人に見てもらって、ご自身は初心者なりにこだわりのある部分、例えば、好みの音色だとか、好みの見た目だとか、初心者でも弾きやすいかとか、この先愛着を持って楽しく練習していけるかどうかという視点で選んではいかがかと思うのです。

 ただ、初心者の時点で気に入った楽器を買っても、練習を重ねて、耳が肥えて、目が肥えて行くうちに、もっといい楽器が欲しい、などという想いがふつふつと沸き上がってきて、だんだんそれが押さえきれなくなってくるのが、ヴァイオリンという楽器の恐ろしいところ。

 一番最初に出会った楽器は、愛着は強く感じるものの、いつかのタイミングで買い替えてしまう人も少なくないのでは?そういう意味では、30万円という予算は、初期投資としては、中途半端かもしれませんね。

投稿者:coco     投稿日時:2006/12/17 21:56  ---43.24.71

 今晩は。私も4月からヴァイオリンを始めた初心者です。8月に自分の楽器を手に入れ毎日楽しく練習しております。その際このサイトでいろいろ教えていただきました。
 過去ログ検索で、ほかにも初心者の方の楽器の相談がいろいろ出てきますよ。言葉を替えていろいろ検索してみてください。
 実は私も300万円のクレモナ製でコギツネこんこん・・・と弾きました。音の雰囲気はわかっても良し悪しなんて判りませんでした。多分今でも。繰り返し言われたことは、先生やよく弾ける方と一緒に行くこと、弓にも予算を割くこと、でした。ただいろいろ弾いてみて歩いたことは今でもよかったと思っています。自分一人では決められないことが判ったからです。

投稿者:パピ丸     投稿日時:2006/12/18 13:16  ---15.198.131

とりあえず、スズ○の500番台あたりの中古セット(できるだけ製作年の新しいヤツ)を某オークションで購入しておくのはいかがでしょう?そして、コツコツ貯金をし、コツコツ練習もし、もう3年くらいしてから、もっといいものに買い換えるという手もアリかと思います。

投稿者:naop     投稿日時:2006/12/18 15:02  ---5.28.248

ご意見ありがとうございます。やはり、自分で判断するのは難しそうです。先生が数本借りてきて、その中から練習時間中に選ぶということをしてくれそうなので、そういった方法で選ぼうと思います。価格については、過去ログをみても結論がでませんので、やすいものと当初予算通りのものとを希望として伝えてみようと思います。アドバイス頂けて助かります。

Q:ビオラ迷い
投稿者:ばなな     投稿日時:2006/12/16 02:41  ---5.244.90

オークションでひょうたん型のビオラを見つけました。出品者によると音もとても良いそうで、値段は64000円でした。私はビオラを始めて10ヶ月ですが、そろそろ楽器を買おうと考えています。普通の形のものを買うか、形に魅かれてこのひょうたんを買うか、迷っています。ひょうたん型のビオラってどうなのでしょうか?音にどのような影響が出るのでしょう?あるいは、初心者が買うようなお勧めのビオラってありますでしょうか?

投稿者:いし     投稿日時:2006/12/16 07:08  ---106.63.48

 あくまでも一般論ですが、「ひょうたん型のヴィオラ」(コーナーレス型のことでしょうか?)は角の部分がないため、同じ胴長のヴィオラに比べれば表面積や容積は小さくなります。従って、同程度の楽器であれば、その分だけ音量は小さくなり、特に低音域の鳴りは悪くなると考えるのが自然です。
 入門者が一般的でない形状の楽器を最初に購入することは(まして試奏できないオークションでは)おすすめできません。また、ヴィオラの場合、大きさにかなり差がありますから、まずは今習っている先生に「どの程度のサイズが自分に合うか」を訊いてみることも必要です。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/12/16 08:23  ---25.150.63

容積については、どうせコーナーブロックがある場所ですし、アーチングでもかわりますし。
ヴィオラのことは知りませんが、ヴァイオリン。ダークな音になるようです。高音の倍音が少ないせいでしょうか。
楽器をお買いになろうと用意されている予算が64000円前後であるなら、あまり選択肢も少ないでしょうから形で選ぶのも一興かと。

投稿者:杏     投稿日時:2006/12/16 10:31  ---116.203.237

コーナーブロックがないってことは、強度的にどうなのでしょうか?

 コーナーエッジがない分、弓引っ掛ける心配がないなーいいなーとは思うのですが、(下手なので、自分の楽器は3角削ってます)なんとなく目安がなくて弾きにくそうかな、とも思いますし、、 容積と音色、音量に関しては、個体差の領域だと思うので、一般論としてのお話は出来ると思うのですが、「この楽器」について、は実際に弾いてみないとなんとも言えないと思います。

 普通に名の通ったメーカーさんなら、一番下のクラスでも結構よく鳴りますよ。音色どうこう、という点では好みもあるかと思いますが、とにかく鳴ってさえくれれば、あとは弦やら腕次第の部分がヴァイオリンより大きい印象があります。
 胴長だけでなく、棹の太さ、スタイルによって弾きやすさが違いますので、実用としてのヴィオラに関しては、実際に弾いてみる、のが一番だと思います。先日の弦楽器フェアでも、10−20万くらいのヴィオラで、結構いいもの(アマオケで使うなら十分、室内楽ならお相手と自分の腕次第、、)というものがありました。まあ、そのクラスの中から選別して一番いいものを持ってくるんでしょうけど、、
 そう考えると、最初の一台に6万の博打打つよりは、自分で弾いて選ばれては?(ひょうたんを弾いてみて、気に入ればそれもよし、です)

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/12/16 20:17  ---13.42.231

ひょうたん型の楽器なら 私が買ったジョシュア ベルのCDに彼がその楽器を抱えてる写真がついてました。なにか利点があるのでしょうか? コーナーブロックはほんとうにないのでしょうか? すぐ表板がはがれそうな気がしますが?ぬらりひょんの頭みたいで私はデザイン的に嫌いです。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/12/16 21:12  ---25.150.63

ベルのはストラドですね。もともとはヴァイオリンじゃないヴァイオル族の楽器だったらしいです。

コーナーがないんだから、コナーブロックもつけようがありません。ギターにもコーナーブロック無いでしょ?

コーナーレスで美しいのはシャノーのやつですよね。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/12/16 22:50  ---211.244.149

楽器ですから音色が気に入らなければ返品を保証してくれるところにしておいた方が無難と思いますよ。出品者は音が悪いとは書きません。
海外オークションで入手して、転売しているらしき出品者もいます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/12/16 22:55  ---6.34.214

私見です。

普通の楽器のように、コーナーがあり、C字があると、弓が描ける軌道が制限されます。ひょうたん型(古い時代のものとしてはGusettoという製作者が有名)を使うとそのあたりがアバウトで弾けますで、弾きやすい反面、初心者の内にそれで慣れると弾き方がアバウトになり、普通の楽器が弾きにくくなる危険性はあります。

日本の楽器店では、その値段でヴィオラのセットを買うのは困難でしょうから、話の種、あるいはコレクションの一つとなるかもしれないことも想定して購入されるのでしたら、それは有りかと思います。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2006/12/17 03:38  ---31.36.25

 私はおそらく同じオークションで中国製のビオラを入手しました。コーナーレスでこそありませんが、グレードも同じようなものと思います。結論から言いますと、このグレードはビオラの音がする最低限度の楽器です。これより安いと合板になり、ビオラの形をしたものになってしまうような気がします。実際に店頭で3万円程度の某中国製合板ビオラと6-7万程度のそれよりもグレードの高い中国製ビオラも弾いてみましたが、これらよりは良いように思います。その際数十万の東欧製ビオラも弾いてみましたが当然そちらの方がいい音がしました。
 自分はどこまで安い楽器が使い物になるかを試す意味でだめもとでオークションで購入しましたが、結構使えると気に入っています。但し、付属の弦や弓はまったく使い物になりませんのでご注意を。それと細かいところのつくりが結構雑です。自分の楽器はスクロールの陰になる部分にニスが塗られていませんでした。塗り残しでしょうけど。中国製のカエデ(?)は結構木目がハッキリしているので好き嫌いもあるかもしれません。
 結論、多分この価格帯がアンサンブルなどで使用できる楽器としての最低レベルと思います。それなりに手入れすれば十分いけます。駒を変えたらもっと良くなるかも?でも弦を変え、弓を変え、駒を変えということをしていると結構お金がかかるかも・・・。

投稿者:ばなな     投稿日時:2006/12/18 00:27  ---5.244.90

ビオラに関しても、オークションを利用することに関してもまったく初心者な私ですので、大事なはじめての自分の楽器ですから素直に試奏して気に入ったものを買おうと思います。みなさん色々教えてくださってありがとうございました。とても勉強になりました。

Q:自分の楽器を、オークションハウスのオークションで購入する理由
投稿者:弦喜     投稿日時:2006/12/07 08:33  ---6.34.243

*勝手ながら、別スレッドに対する下記の質問は、回答が長くなり、本来の質問と交じると収拾がつかないと思われましたので、本質問を新たにおこしました。回答はこちらにお願いいたします。

[Celloさんからの質問の転記]
店頭価格はオークションの数倍といった書き込みが過去にもあったように記憶しますが、一つ腑に落ちないことがあります。
交通費+滞在費を払い(=金と時間をかけて)、当たり前ですが何台かを奏き比べ2,3週間試奏して気に入らなければ返すことも出来ない、それでもオークションで楽器を購入するメリットとは何なのでしょうか?
オークションでの購入経験のある方、ご回答がいただけますか。

投稿者:スティールラヴァー     投稿日時:2006/12/07 09:40  ---25.150.63

>オークションで楽器を購入するメリットとは何なのでしょうか?

楽器商でない私にとっては、ずばり、博打性です。一発勝負の楽しみです。そもそもオークションに出ている楽器はセットアップはいい加減。弦の切れてるもの、毛がない弓などもあります。見た目とさわり心地とわずかな試奏で(あるいは見た目だけで)、その楽器のポテンシャルを見極め、自分の財布を見極める。ハラハラドキドキです。うまいこと競り落とせても、期待道りの品かどうか?期待はずれだったときのガッカリ、期待以上だったときの喜び。ハラハラドキドキです。競馬やパチンコで大金を摩ることを思えば、博打欲と物欲を満たす良い趣味だと思います。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/12/07 14:42  ---13.42.231

メリットは同じ予算で同じレベルのヴァイオリンが2-3台買えることです。言葉を換えれば300万の予算で 日本で1000万するVnが買える(可能性がある)ことです。

この作者のVnは大体こんな音がするという傾向が分かればよいのですが。

たとえば Tarisioの11月のオークションで F.Volta(イタリー新作)の出品がありましたが、これはある店で私は弾いたことがあり、柔らかめの明るい良い音がして作りもすばらしいものでした。170万円だったです。オークションでは5000ドルくらいで落札されたように記憶してます。ネットでビッドしようかと思いましたが、懐の都合でやめましたが、これなどは 博打にはあたらない買い方と思います。

老舗オークションで買うには

魂柱調整 やペグ 駒の製作、少しの板のはがれはニカワで接着することぐらい 出来るほうがよいです。
もう一つはby・・・ の有名製作家の作品にビッドすること。
知識と見る目があること。

そうでないと、 たしかにばくちかもしれません。

旅費を浮かすため ネット(ボナムやタリシオ)オークションを使うことが出来ます。カタログや ネットの写真でかなりわかります。

eBAYやyahooなら リターンが出来ることが最低条件です。買い得なものはほとんどないですけど、手数料が安いのがよい面です。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/12/07 15:01  ---226.5.220

いえいえ、やはり博打でしょう。同じ作者のものは、あくまでも同じ傾向にあるというくらいで、同じ音が出るかどうかはわかりませんよ。有名作者であれば、それだけ外れの確率が低いってだけ。
知識と見る目が必要なのは、すべての博打に共通だね!

投稿者:Cello     投稿日時:2006/12/07 23:29  ---177.83.221

スティールラヴァー様、
ずばり博打ですか、そういう事だったのですね。すっきりと納得出来ました。ありがとうございます。

鈴木珍事様
>魂柱調整 やペグ 駒の製作、少しの板のはがれはニカワで接着>することぐらい 出来るほうがよいです。
>もう一つはby・・・ の有名製作家の作品にビッドすること。
>知識と見る目があること。
>そうでないと、 たしかにばくちかもしれません。

ということは殆ど全ての演奏家にとって、やはり博打であると理解しました。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/12/07 23:32  ---13.42.231

日本のしかじかの楽器店で買う方が 博打性は高いと思います。

さきほど述べた Voltaのヴァイオリンにしても、1台しか置いておらず Voltaのなかで良い方なのか悪い方なのか わかりません。これを思い切って買うのは 博打です。

知識のない方にとっては どこで買おうと 博打です。

皆さんが よいVnに巡り会えますように!!

皆さんが 馬券買った馬が勝ちますように!  同じです。

投稿者:rio     投稿日時:2006/12/08 13:50  ---111.75.108

私は国内では見つからない、魅力的な楽器を探すためにオークションに時々参加します。

基本的に真贋については、オウンリスクと理解しています

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2006/12/08 14:43  ---81.65.230

 我々はどうもソフトウェアの価値を無視し勝ちですが、
300万円で1000万円相当の楽器を見つける眼力を養うのに;
魂柱調整やペグ・駒の製作、少しの板のはがれはニカワで接着することぐらい 出来るようになるのに
一体どれだけの時間・労力と授業料が必要でしょうか。

 別項でVn1 さんが書いておられるように、「弾くことだけに専念」したい(「資産」としての楽器に興味がある訳ではない)人が多いのも事実だと思いますし、そういう人にとっては、オークションに手を出すのは時間の無駄というものでしょう。
 週末の2〜3時間しか楽器に触れないなかで、その時間を演奏(練習)に費やすか、楽器いじりに費やすか;
 楽器に使えそうなお金が100万円のとき、すべてを楽器購入(買い替え含めて)に当てるか、レッスン代を確保するか、
最終的にどっちがいい演奏に繋がるかは想像に難くありません。

 勿論、楽器の楽しみは弾くだけではなく、楽器をいじること、見る(評価する)こと、買うこと(博打)自体も大きな楽しみでしょう。 それも含めて楽しむ余裕のある方は誠に羨ましいです。 また、演奏よりも楽器自体に軸足を置いて楽しむのも、それはそれで結構なことだと思います。 そういう人にとっては上記の時間・労力と授業料は苦にならないでしょうし、オークションに参加するのは誠に意義深いことでしょう。
 そういう方から違う視点でのアドヴァイス貰える、というのもこの掲示板のすばらしいところだと思います。

(なんか、論点がズレちゃったかな?)

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/12/08 16:20  ---13.42.231

そんなに 時間を費やして 眼力を養わなくても、
老舗のオークショナーを信頼すればよろしいです。

日本の店舗のおやじを信頼するか、オークショナーを信頼するかってことになりますけど、私は断然後者ですね。estimateの価格は世界中の目利きが見ていますから、とんでもない価格は付けられません。

まあ掲示板に書き込む閑があれば 練習したほうがベターかな??

投稿者:Cello     投稿日時:2006/12/08 20:29  ---177.83.221

鈴木珍事様、

>日本のしかじかの楽器店で買う方が 博打性は高いと思います。

でも複数の楽器店工房を回って、1,2週間の試演が出来て、気に入らなければ返せばよいのですから、博打には当たらないように思えます。

>皆さんが 馬券買った馬が勝ちますように!  同じです。

でも外れ馬券(結局気に入らない楽器)
を手数料無しで払い戻してもらえるのですから博打とはいえませんでしょう。

其れはともかく、40-50万円の旅費滞在費をかけて、時差ぼけに耐え、数百万円相当の賭博。私には全く無縁の世界ですが、それだけに却って垣間見たい気持ちがあります。スチールラヴァー様、鈴木珍事様、rio様、これはというエピソードがあればお聞かせ願えませんでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/12/09 12:39  ---6.34.243

>オークションでの購入経験のある方
ではありませんが、ちょっとポイントがずれているようなので、私見を書きます。

1)新品ではないヴァイオリンの価値とは、骨董品としての価値ととらえるべきです。オークションでの扱いは、骨董品としての楽器ということだと私は認識しています。高い値段も骨董品のレアものに対する価格です。音は価格決めの際の評価対象ではありません。直接、ここで音のことを議論すると議論は発散します。
2)新作は、((((原材料費+人件費/製造実費+経費+メーカー利益)+税金)+輸送費)+お店の人件費・経費・宣伝費・利益)x税金といった形で価格が決まります。ファッション的な要素もあり、ブランド品においては期待する利益・宣伝費等が大きくなり、価格は高くなります。これも、音の良さで価格が決まっているということではないと思います。
3)オークションでも、新作購入でも、過去の評価から音がよいと評判の人/工房の作品は、音がよい可能性が他の人/工房の作品に比べ高く、いわゆるステージで通用する音を求める場合、そのような楽器を購入した方がリスクは少なくなります。
4)古い楽器は、経年変化により、低域も高域もステージで通用する音が出やすいというメリットがあります。仮に、全く同じ楽器が2台あり、1つは新品、1つは200年経過しているとすると、低音も高音もまったく異なる音がします。
5)老舗オークションは、名器を含めた古い楽器がたくさん集まってくる場所であり、また世界の中でも信頼できる鑑定家を抱えていますので、真贋評価という点ではもっとも信頼できると考えてよいと思います。かつ演奏者/コレクターとしては、楽器店が仕入れる原価で購入できるというメリットがあります。

という中で、楽器好きとしては、英国なら10数万円の格安企画旅行もたくさんあるので「20万程度の予算で英国旅行ができ、名器も含む多くの楽器が見られ、楽器購入も楽しむ事ができ、かつ余った時間で観光名所やロイヤルオペラなども見られ、それだけのことをしても日本で購入する楽器の費用よりずっと安い」となると、こたえられない楽しみだと思います。30万の楽器が日本で70万〜100万で売られているとすれば、20万〜30万円程度の買い物でも充分おつりがきます。
(オークションの開催日程で休暇がとれる状況なら、私も是非行きたいです。)

投稿者:rio     投稿日時:2006/12/09 13:40  ---104.164.164

商品の買い方は人それぞれです。
オークションを博打と評する方がいてもおかしくないでしょう。

私自身は、実物を見ることの出来ないオークションは、リスクのある取引だと考えておりますが、サザビ、クリスのような老舗のプレビューもあるオークションは買う側の知識さえあれば、リスクは少ないと思っています。

リスクを負うのが嫌ならば、相応のコストを払いリスクヘッジをしてください。鑑定士を同行させるとか、オークションではなく、信頼できるお店で買うとか…

よく言われる言葉に、家は3回建ててようやく納得する家が出来る。といいます。楽器にも同じことが言えると思います。
授業料は高くつくかもしれませんが、失敗・後悔を経験することでより良い楽器に出会える機会が増えると私は思います。

「そんなこといったって」「やはりお金は惜しい」「いつでも間違いなく自分の満足できる楽器を人より安く手に入れたい」と自分の都合のいいようにしか考えられない人は、オークションには手を出さない方がよいでしょう。

オークションは、オークションの仕組みを理解し賛同している人によって支えられ、運営機能しています。理解・賛同できない人はその輪に入ることは出来ません。

投稿者:rio     投稿日時:2006/12/09 17:30  ---210.189.167

>Cello様
>これはというエピソードがあれば
>お聞かせ願えませんでしょうか?

あまりたいしたことではないですが…

ときどき(年に1〜2回かな)、日本製(有名な量産メーカーの定価100万円超のクラス)のバヨリンのラベルをはがした楽器が、老舗オークションに出展されています。日本人ディーラーはすぐわかりますが、欧米のかたはわからないことが多いようで、さすがにbyはないですが、ascribed attributed となってますね。日本の技術もなかなかのものです。

中国製と思われるものは、材料でわかりますが

(多分)ルーマニアの某A氏某B氏のオールド仕上げの楽器と思われる楽器がラベルが張り替えられているのは、材料もよく、鑑定団も気がつかないのか結構見かけます。たいてい、モダンとして出展されてます。細部に某氏の特徴が現れているのに…気が付かない人が結構います。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/12/10 18:19  ---13.42.231

日本のお店で買うほうが 博打性が高いという理由は 最初から値段がおよそ3倍ということと、

1台借りて1-2週弾いてもわからない場合が多いからです。最初よいと思ったのに、6ヶ月弾いてダメだった場合とか ダメだと思ったのに 他人が購入していてすばらしい音がしたり、ということです。また買った後、同じ値段で 格段にすばらしい楽器がよそで見つかったりもあります。Celloさんは良い耳、目をしてらっしゃるんだろうと思います。1-2週で決断ができるなんて。

 また、オークションで高い評価の物を買った場合、調整を追い込んで、良い音にできる可能性が 日本の店で買うより高いと思います。



買ったバイオリンを返して払い戻し可能な店があるとは驚きです。
 どこの地方のお店ですか?
試奏して、買わない場合、馬券も買わないのと同じです。

投稿者:Cello     投稿日時:2006/12/10 20:25  ---47.5.151

rio様、

>あまりたいしたことではないですが…

とてもとても、あえてコメントはいたしませんが、経験者の貴重なお話ありがとうございました。

鈴木珍事様、
あくまでも試奏のことで、購入後の返品ではありません。舌足らずな表現失礼いたしました。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/12/12 20:49  ---13.42.231

私なりの結論を単純に述べると、

信頼のおけない楽器店でオークションの3倍(以上)の値の付いたVnを買うか、

信頼のおけるオークショナーが値を付けた1/3程度の価格の Vnを
買うか

ということですね。

どちらも博打性はあります。

投稿者:rio     投稿日時:2006/12/13 21:19  ---104.164.164

(追記です)

昔はオークションの3倍で楽器店では売られている とよく言われていたようですが

2006弦楽器フェアーを見る限りでは

6本2005年〜2006年のオークションに出品された楽器が展示されていました。だいたい2倍〜2.5倍でしたよ。

たとえば約400万円で落札されたスカランペラが800万円とかね(裏板に割れありのため廉価)

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/12/16 20:08  ---13.42.231

200ドルくらいで落札されたVn を20万円程度で売っていた 楽器商を知っています。オークショナーのラベル(Bonham Lot0000とかいうもの)を取り忘れていたのでわかりました。

油断はできませんよ。

rioさんの話だと 日本の店も オークション価格が知られるようになって 少しは遠慮するようになったのかもしれません。たいへん いい傾向ですね。

あまり 鑑定や調整について自信のないひとは immediately playing condition の説明が付いた物を選ぶとよいですよ。
ただ、調整の費用も魂柱調整や駒の作り替えぐらいだっらたそんなに高額なものではないです。

Q:どうしてこんなに裏1枚板が多いのでしょう?
投稿者:パーパベーノー     投稿日時:2006/12/10 13:07  ---110.187.62

バイオリンの材料については、このサイトでも数多く語られており、それをおおよそ読んだ上での疑問です。裏板には1枚板と2枚板があり、音に関しては差異がないということはもはや疑うところがありません。外見の好みでいいというご意見ももっともです。1枚板は2枚板に比べて希少性が高いということに関してももちろん頷けるのですが、某オークション(もっともポピュラーで総合的なところ)には、中国が出所と察する、あるいは表記されているバイオリンに1枚板の物が多数出品されています。むしろ1枚板よりも多いのではないかとさえ感じています。しかも出品価格は極めて廉価です。これはある意味、不思議です。そこでこれを自分なりに推理すると、
●1枚板(2枚でも同様に)にも程度や乾燥させた年数などの要素として非常に差があり、劣る物が使用されている。
●材料にさして差はないが、量産システムの作り方である。
という答えが浮かびます。これ以外の条件もきっとあるでしょう。
自分はオークションで物を購入できるほど、経済的にゆとりはないので、これまでも、そして今後も手を染める予定はありませんが、目にする度に不思議に思ったので、見識ある皆様の承知するところを伺えばと思い、書かせて頂きました。

投稿者:パーパベーノー     投稿日時:2006/12/10 13:15  ---110.187.62

書き加えです。何かで、「中国には良質な板がたくさん保存されているので、それで大量に生産できる」という話は聞いたことがあります。何十年も前から将来を見越して、バイオリン製作者や木材の供給先が買っていたというのは、どうも私としては今一つ納得がいきません。イタリアやフランスなどではむしろ材料の不足で困っていると聞いているだけに、中国の関連企業だけが予見していたというのがどうも・・・。それは自分に先見性がないので、人も疑っているだけなのかもしれませんが。まとまりのない文章で申し訳ありません。

投稿者:アノニマス     投稿日時:2006/12/12 21:45  ---1.50.71

私の憶測ですが、
もしかしてそれは中国産の木を使っているのではないでしょうか?
見た感じがイタリアなどの木と違うような気がします。
それから、十分に年数をかけて乾燥させてから楽器を製作しているのか
その辺のところも気になりますね。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/12/12 22:28  ---6.35.76

左上の過去ログ検索から、検索すると中国材に関する話題がいくつかあります。
例えば、下記で検索してみてください。
 裏板 中国

投稿者:パーパベーノー     投稿日時:2006/12/13 19:22  ---110.187.62

弦喜様にお教え頂いたページをすべて読んでみました。漠然と輪郭が見えたような気もしますが、今一歩はっきりしないところが残っているのも事実です。その上でネットで検索を続けると、佐々木ヴァイオリン様のサイトに当たり、そこにおおよそ次のような内容の文章がありました。「同じ品質の材料の場合、1枚板は2枚板と比べて2倍の太さの樹木を必要とするので、同じ品質の材料を入手するのは困難である。ゆえに1枚板の場合、2枚板の物より質的に劣ることが多い。希にある本当に良質の1枚板の場合、希少価値が高い」とても分かりやすいと感じました。これを持って短絡的に中国製の板が粗雑な物であると断定はしませんが、何らかのヒントになることはあるかと思いました。

投稿者:パーパベーノー     投稿日時:2006/12/15 20:59  ---110.187.62

中国製の1枚板のバイオリンが特に劣る材質の物ではない・・・ということですか。とすると、高い技術を有した職人が作っているかどうかは別にして、材料そのものはコスト・パフォーマンスが高いということですか・・・。少々意外でした。貴重な情報をありがとうございました。

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/12/16 14:41  ---2.158.78

通常、安物は別にして、裏板には、(かえで)、と言っても種類が非常に多く、ホワイトシカモア(グレートメイプル)が使用されます。
ホワイトシカモアの割合は、楓類の中でも1/50、杢のきれいなホワイトシカモアは1/2000本くらいであると言われていて、非常に高価です。
産地も、欧州、西アジア、北アメリカの一部、しか無いはずです。
中国は、聞きません、中国製の木目は、明らかに違いますので、別の木と考えた方が良いでしょう、(かえで)で有ることに間違いはありませんが。
中国製でも、欧州産の材を使用した高級品は通常の常識的なメイプルの範疇に入る物と考えられます。
楽器制作者の言う(楓、松)と、一般常識の(楓、松)は違いますのでご注意を。

投稿者:パーパベーノー     投稿日時:2006/12/16 15:03  ---110.187.62

貿易商さんの教えてくださった、「中国が大量に買い込んだ」というお話と、猫丸さんの同じく教えてくだった「中国製の木目は、明らかに違います」には若干の矛盾があるかと思います。もちろん、集合の輪のようち合致するところもあるでしょう。私がはじめに「分からない」と書いた要因の1つがこの矛盾です。両方の状況があり、それぞれが現在表出している、これで終わらせてしまうのが一番簡単かもしれません。仮に大量に購入し保管しておいた板のうち、明らかに中国製と分かる板だけが中国製バイオリンとして世に出て、あとの良質の材を使った物は海外に輸出されて、他国の製品として扱われている。これならスジが通らないこともありませんが・・・。

Q:Januarius Gallianoについて
投稿者:かおり     投稿日時:2006/12/14 00:52  ---62.126.23

先日、
Januarius Galliano filius alexandri
1745 napoli
というチェロを見つけました。小ぶりの楽器です。

この場合、Januarius Galliano という人が製作者なのでしょうか??
このチェロが健康的な状態の場合、大体どのくらいの価値のある楽器なのでしょうか?

投稿者:かおり     投稿日時:2006/12/14 01:00  ---62.126.23

napoliではなく、neapoliでした・・・!

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/12/14 09:08  ---238.16.8

アレクサンドロの息子ジェナロ・ガリアーノですかね。
その辺で見つけたものなら、おおかたジェナロ・ガリアーノ1745年作のコピーです。

投稿者:かおり     投稿日時:2006/12/14 18:14  ---62.126.23

Januariusをヤナリウスと読むと思ってました!ジェナロと読むんですか!!
パリの大手の楽器店で見つけました。
本物だと、大体おいくらくらいするものなのでしょうか?

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/12/15 17:00  ---238.16.8

イタリア語でGennaro、それをラテン語風に綴ってJanuarius。
それからガリアーノはGaglianoだと思いますが。
1745年作のGennaro Gagliano CelloはひとつはN. J. van der Stad という人が1938年に入手したそうです。その後のことは書いてないですね。
http://www.cozio.com/Instrument.aspx?id=4038

もう一挺はJohn & Arthur Ltd.という会社がお持ちのようですよ。いわゆるイタリアン・オールドです。大体家が建つような金額かそれ以上じゃないかと思いますが、私ごときにはわかりません。値段を照会してみられてはどうですか。
http://www.beares.com/notable_sales.html

投稿者:かおり     投稿日時:2006/12/16 07:40  ---62.126.23

やはりものすごい楽器だったのですね!
今日楽器屋さんにくわしく尋ねてみると、やはり、ガリアーノをモデルにしてフランス人の方が制作したチェロだったそうです。
いろいろと教えてくださり、ありがとうございました。

Q:“コーッ”と言うような、強く鳴るポイントのある新作楽器
投稿者:ヨークン     投稿日時:2006/12/14 23:07  ---225.78.85

ヴァイオリンを先生について1年の初心者(65歳)。今は割引値段32万円で買ったドイツヴァイオリンを使っています。最近、予算150万円位で、音の明るさ、発音の良さ、明瞭感、弾き易さなど、満足できそうなイタリア新作ヴァイオリンに出会いました。ところが第一ポジションA線3指(D線のオクターブ上)のポイントより少し上(D♯、或いはE♭近く)に他のポイントの音色とは異なる、“コーッ”と言う(筒の中で鳴るような)、強く鳴るポイントがあって、とても気になりました。そう言えば、同じような響きのするポイントを複数もつ250万円もする有名イタリア作家の新作に出会ったことがありました。お店の人はヴォルフ音だ、と言っておられましたが、こういう楽器は失敗作なのでしょうか? 調整などで音を粒揃いに改良出来ないのでしょうか?

投稿者:サムソン     投稿日時:2006/12/15 02:16  ---52.20.10

調整で直る場合もあるし、直らない場合もあるということのようです。

私もヴォルフ音の出る楽器に出会ったこと上がります。
モダンの名器といわれるものでした。
音色も、音量もさすがと思わせる素晴らしいものでしたが、その楽器の場合は、ヴォルフ音は直らなかったようです。

ヨークンさん
ヴォルフ音に関して調整をしてもらった上で、購入を検討されるのがいいのではないかと思います。
ヴォルフ音が出ないように調整すると、楽器の鳴り方が変わるそうです。
詳しい説明は忘れましたが、要するに鳴らなくすればヴォルフ音は押さえられる、という意味のことを楽器屋さんから聞きました。
だいぶ前の私の記憶ですので、違っていましたらどなたか訂正してください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/12/15 03:01  ---6.35.47

以下、私見です。

ヴォルフの場合、強く鳴るのではなく、打ち消されたような感じで音が掠れるのが一般的だと思います。頑張って弾いても、反発するというのか、まともに弦が鳴ってくれません。
ですから、上記ケースは、単にその音の高さでボディーの共振が大きいということだと思います。

ヴァイオリンではっきり分かるヴォルフの場合、調整で追い込むのは難しいと個人的に思っています。
一方、ボディーの共振によるでこぼこについては、普通は弾いて出てくる音を聴きながら演奏しているわけで、その耳と演奏間でのフィードバックと、使い慣れた楽器の出る所とへこむ所を経験的に知る事により、ある程度は演奏技量の中で平準化をすることは可能だと思います。なお、新作の方がでこぼこは多い気がしますが、弾き込みによってある程度は改善するように思います(これも弾き込みをする内に、身体が慣れて自然に調整をするようになるせいも半分あるのかもしれません)。

投稿者:Vn1     投稿日時:2006/12/15 09:09  ---5.115.116

仰せの新作ヴァイオリンの鳴り方について、結論から言えば決して失敗作ではないと思います。

新作に限らず弾き込まれたモダンやオールドでも多々あります。
また、調整などで音を粒揃いにすると得てして鳴らなくなります。楽器のクセとでも言えばいいのでしょうか?本当は均一な音色と音量がバランスよく出てくれるのが理想でしょうけれどなかなか・・・名器といわれるものでもよくあります。
自分の話で恐縮ですが、過去にデル・ジェスを御好意で心ゆくまで弾かせてもらったことがあります。(値段を聞いてて弾くまでは手が震える思いでしたが、いざ弾き始めると音に吸い込まれるというか、夢中で時のたつのも忘れていました)
G線からE線まで一様のスケールと部分的に曲などを弾き、感じたのは(確かに音量は凄いし音質も例のデル・ジェスの幾分暗めでかつ渋くて深い音そのもので素晴らしい)何箇所か音が薄くなるポイントがあったということです。また、弦によってハーモニクスが鳴りにくいのも若干感じましたね。魂柱の調整で均一な響きには出来てもその分、音の輝きは無くなるそうです。それではつまりません。全てにおいて完璧な楽器はほとんど無く、演奏家もその楽器のクセを知ってて弾いているわけです。(実際はほとんど無意識的に弓の圧やヴィブラート等で調整しながら)

あと、新作ではこれからの弾き込みと間での調整により鳴りが良くなる可能性が十分ありますのでさほど気になさらずに練習に励まれてください。

投稿者:ヨークン     投稿日時:2006/12/15 10:16  ---225.78.85

これがヴォルフ音と言う現象であれば、「楽器自体を鳴らなくすればそれが収まる」と言う記述を別のところで読んだ記憶があります。でも、それでは“角を矯めて牛を殺す”の例えのように意味がなくなります。お店の人がヴォルフキラーを弦に取り付けたのですが、改善されませんでした。でもサムスンさん、コメントどうも有難うございました。
小生はヴォルフ現象のことは実感的には何も知らないのですが、色々と情報を求めて読んで見ますと、(他のポイントでの音色、音量とは異なる)“コーッ”とまるで筒の中で鳴るような音がするのは、ヴォルフ現象ではなく、弦喜さんのおっしゃるように「単にその音の高さでボディーの共振が大きい」と言うのが生じているのではないかと素人ですが感じます(でも、どうしてこの楽器がそうなるのか、そのポイントに出ているのかは分かりませんが)。
たまたまEDIROLのR-09を持参し、録音したのですが、再生して聴いて見ますと、弾いていた時よりも違和感は少ないように思えますが、音色の異なるポイントは確かに存在します。おっしゃる通り、演奏技術でカバー出来る問題かも知れません。皆様、どうも有難うございました。

投稿者:ヨークン     投稿日時:2006/12/15 10:24  ---225.78.85

Vn1さん、コメントどうも有難うございました。大変勉強になりました。

Q:弓の毛について
投稿者:チェロ初心者     投稿日時:2006/12/14 09:14  ---03.134.14

チェロ初心者です。
新規購入した5万円のカーボン弓を使用していますが、購入して2週間くらいなのですが、弓を緩めた際、1-2本の毛が毛の束からブランとはみでて目立ちます。弓を張るともちろんピンとなるのですが、とても気になります。このように伸びるなどして毛全体の束にまとまらなくなってきた毛は、はさみで切ったほうがいいのでしょうか? 切るのは厳禁でそれとも気にしないで使用するものなのでしょうか?初心者の質問で恥ずかしいのですが、どなたかお答えいただけると助かります。

投稿者:切ったらえがっぺ     投稿日時:2006/12/14 12:09  ---246.252.129

  

投稿者:ストラッド店員その2     投稿日時:2006/12/14 12:52  ---247.101.183

こんにちは。チェロ初心者様
毛は馬の毛ですので湿度で伸びちじみします。あまり神経質に考えずに、気に入らなければ数本であれば切って使用して構いません。もちろん張った際にぴんとしているのであれば問題はなさそうです。

投稿者:チェロ初心者     投稿日時:2006/12/14 16:23  ---03.134.14

ご回答ありがとうございました。
しばらくこのまま使用し、きになるようなら切ってしまいます。
低価格の弓だから認められた現象なのでしょうか。はってある毛にも弓本体のように大きな価格差があるのでしょうか。。。もしそうなら次回毛替えの際には品質のよいものに交換しようと考えています。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2006/12/14 21:22  ---81.65.230

> 毛にも弓本体のように大きな価格差があるのでしょうか

 このページの隣のタグ「調整・修理」を開けたら左のメニューから料金表が見られますので、弓の毛がいくらくらいのものか見当が付くでしょう。
 毛のグレードでどの程度の差が付くのか試したことが無いので判りませんが、店によって上手・下手は確かにありますので、上手い店(職人さん)を見つけることが肝心かと。

投稿者:杏     投稿日時:2006/12/14 22:52  ---209.169.47

あちこちで毛替えしてますが(いろんなグレードでお願いしたりもしますが)、1,2本弛んでいることはよくありますよ(弛んだものを職人さんが切ってくれるときと、そのまま渡されるときと両方あります)
 
 毛替えの作業見せてもらうと、ま、1,2本くらいいいかあーという気になります・・

 弛んだり、切れたりした毛を引っこ抜くな!とは言われました。全体に緩みやすくなるのだそうです。切るときには根元で切りますが、他の毛まで切らないでね、とも言われました。  放っておくのが一番・・

投稿者:チェロ初心者     投稿日時:2006/12/15 09:35  ---03.134.14

杏さん
引っこ抜いてはいけないのですね。注意します。
セロ轢きのGosh  
毛かえの時は、慎重にお店を選びたいと思います。
東京の練馬に住んでいますがよい工房ありましたらご紹介ください。

どうもありがとうございました。

投稿者:chero     投稿日時:2006/12/15 09:35  ---03.134.14

セロ轢きのGoshさん
上のレスで、敬称がぬけました。お詫びいたします。

Q:海外留学中に久しぶりにチェロを弾こうと思ってるんですが・
投稿者:克美     投稿日時:2006/12/13 06:55  ---5.156.15

 ただいま海外留学中の学生です。来年の夏帰国を予定しているのですがこれまで所属していた部活が廃部になってしまいかなり暇をもてあましてしまったのでこっちで数年ぶりにチェロを弾こうかと考えています。以前練習していたときは従兄弟から借りていたので今回は自前で購入しようと思っています(こっちのオンラインで買うと80%割引などをたまに見かけるので、帰国するときに船便で送る費用を考えても日本で買うよりも圧倒的にやすいのです、ラッキー♪)。
今購入候補の筆頭になっている楽器はcecilioのCCO−100か200のハードケース付きセット(定価1140/1249$)なのですがこの楽器は初心者用として使えるのでしょうか(中国製の極端にやすい楽器は怪しいと各所で。。。おっとこれはマナー違反)?
 またハードケースがついているからと言って安心して飛行機の大荷物に放り込むか船便で送って大丈夫でしょうか(もし本当にどちらかの手段で送ることになった場合ケースの中に冬物のシャツなどを入れてクッション代わりにしようと思っています)?

投稿者:アノニマス     投稿日時:2006/12/13 20:59  ---138.64.175

克美さんがどちらの国に留学されているかは存じませんが、
今お住まいの国には弦楽器サイトはありませんでしょうか?
もしありましたらその掲示板で聞いてみてはいかがでしょう?
現地の情報の方が確かな気がします。
あるいは、その業者に直接聞くのが近道です。
語学の上達にもつながって一石二鳥だと思いますが。
余計なお世話だったらすみません・・

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/12/14 00:40  ---6.35.47

チェロのハードケースは、外からの局所的な打撃や圧力から楽器を守ってくれますが、強い衝撃には弱い面があると思います。
1)安いチェロケースにチェロを入れる
2)ケースを立てる
3)そのまま後ろに倒す
これで、ネックが折れる/外れることはよくあります。人で言えば、頸椎損傷という感じであり、ケース内においてどの部分で支えられているかを考えれば、弱い部分は想像できると思います。安い楽器なら、ショックが分散されるようにケースにクッション材を入れて面積でささえ、また楽器が動かないようきちんと固定し、万一楽器が痛んでも後悔しないという覚悟を持てば、船便も飛行機の荷物預かりも有りでしょう。できれば、弦・駒・テールピース・弦ははずして送った方が安全です(魂柱が倒れることを想定すると、到着後、弦楽器店で駒・魂柱調整をしてもらって数千円かかります)。

ただし、安いハードケースは重いので、送料という点では、飛行機のオーバーウェートや、重量で課金される貨物便では不利です。想像以上に高い料金でビックリしないよう事前に下調べと計画をされることをおすすめします。

cecilioというメーカーは日本では一般的ではないので、回答は多くないのではと想像します。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2006/12/14 15:03  ---81.65.230

> 飛行機の大荷物に放り込むか船便で送って大丈夫でしょうか

と言うと、相当危ういようです。 しかし、機内持ち込み(正規!の子供料金)や楽器専用の運送サービスを頼むとご検討中のチェロをもう1セット買っておつりが来るほどのコストがかかります。
(下の「機内持ち込み云々」のスレッドはご覧になりましたか?)

 飛行機の手荷物に預ける場合はそんな法外な料金はかからない筈です。 担当者によりますが、チェロくらいは追加料金なしで引き受けてくれる場合もあるようです。(実行したわけではなく、電話で問い合わせたときの返答ですが)

 という訳で、飛行機の手荷物に預けて、壊れなければラッキー; 壊れたら、子供料金を払ったと思って国内の信用できる店で買いなおす、といった線でしょうか。(必ず壊れる、と言うものでもなさそうです。小生は激安Vn.で二回やりましたが、無事でした。ただ、チェロの方が構造的には弱いとの話もあります)

 チェロの輸送って大変ですよね〜。 国内で10万円そこそこで売ってるチェロって、楽器屋さんはどうやって持ってきたんでしょうかね?