弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:オリーブ取り扱いのこつは?
投稿者:ヒロ 投稿日時:2007/02/23 20:49 ---145.50.138
ずっとドミナント・ゴールドブラカットセットを愛用しておりましたが、響きが悪くなるので交換しております。
結構お金がかかります。
これならオリーブ使えるなと思ったのです。
D線とG線だけでも換えてみるかなと思ってます。
低弦が深い音色を持った楽器なので、しっくりきそうな気がするのです。
お世話になってる楽器屋に電話して相談してみると
「日本の気候はオリーブに合わないが、D線G線だけならいいのではないか?A線はピラストロのほかの弦にすればよろしい」
ということでした。
さて、ナイロン弦に慣れ親しんだ私にガット弦が扱えるのか少し不安でもあります。
なにか注意事項、奏法、取り扱いのコツなどあればお教えねがえませんでしょうか?
投稿者:Vn1 投稿日時:2007/02/23 22:29 ---172.172.56
今から20年位前(つまりバブル真っ盛りの頃)は巷の高級の類に入るヴァイオリンにはほぼ100%、オリーブかオイドクサを張っていました(G、D、A)。E線はカプラン、ゴールドブラカット、オリーブ(金メッキ)が多かった様です。
やがて、ナイロンを芯にした現在のドミナントが主流となっていきましたが、弦の選び方は昔も今も決して画一的である必要は全く無く、楽器や楽曲、演奏者の好みでベストなものを組み合わせればいいと思います。
例えば、G線にオリーブ、D線にスチールのヘリコア、A線にオイドクサ、E線にヒルといった具合に各社ごちゃ混ぜにしてもバランスが取れていれば良いでしょう。
一般的な見解として、新作にはナイロン弦(ドミナント等)を。モダンやオールドには響きやテンションの意味からも純正ガット弦のオリーブ(又は弦によってはオイドクサ)が合っているように思います。
ご質問者さんの使用楽器がどのようなものかが不明ですので何とも・・・ですが、注意事項としまして、ガット弦は温度や湿度に敏感です。そして、奏法も現在ナイロン弦でおこなっているものより若干、弓圧を調整する必要があるでしょう。しかし、これは言葉にするのは難しいのでまずは実際に弾きながら出てくる音を聴きながらおこなってください。あえて神経質になる必要は全然ありません。慣れれば今度はそれが普通になってきます。ガット弦はナイロン弦に比べてより音が深く、きめ細かくて繊細といった印象です。私の場合(イタリアンのモダン楽器)は、(もともとガット弦が好きということもあって)G、Dはオリーブ、Aはオリーブ又はオイドクサ、Eはゴールドブラカット(0.27又は0.26)オンリーです。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2007/02/23 22:52 ---7.160.194
>Vn1様
さっそくご教授ありがとうございます。
楽器は新作ガルネリモデルです。マルコ・ノッリ作です。
新作にしてはモダン風の音を持ってます。
低音に味わいがあるので、ガットのほうがいいかな?と思いました。
もう一歩の温かみと深みが欲しいのです。
先の私の文章へんでした。
ミナント・ゴールドブラカットセットを一ヶ月で交換してるのです。
D・Gだけをオリーブにしても、3ヶ月ももってくれれば採算は十分にあうのではないかな?と思いました。
さて、弾き方が少し違うのですね?
私の方はまだ新作楽器になじみきってないので、奏法をいろいろと工夫してる最中です。弓もそのうちにフレンチ・オールドをと考えております。
温度・湿度に敏感ということですが、どのような反応を示すのかが未知の領域です。
あんずるより生むが安しでしょうが、事前に知識を頂戴できればそれにこしたこはないので、またご教授いただければ大変うれしいです。
投稿者:杏 投稿日時:2007/02/25 23:52 ---116.202.129
急に乾燥させない、だけ守れば、楽器にも弦にも悪影響はないかと。最近はエアコンが進歩しているので、ケースを開けるときにだけ注意すれば良いような感じです(直前の環境とかなり違う場合だけは蓋したまま15−30分置いて慣らす)
極端に寒いところ、暑いところ、湿気の多いところでは弾きにくく、鳴りにくくなりますが、乾けばまた鳴り始めます。
でも、、知り合いのヴァイオリン奏者さんのお話では、ヨーロッパならガット弦が3,4ヶ月楽に持つけど、日本ではすぐ駄目になる、とのことでした。どのくらい持つのかまでは聞きませんでしたが・・
投稿者:ヒロ 投稿日時:2007/02/27 22:22 ---145.50.187
>杏 様
ありがとうございます。
まず湿度・温度の急激な変化には気をつければいいのですね。
今、新しいドミナントをつけてちょうど1週間たったところです。
まったく素晴らしい音です。
これが後2〜3週間もすると響かなくなってくるのですね。
ヘリコアとオリーヴは興味があるので、とにかく装着してみます。
またなんか気になることがあれば質問させてください。
ありがとうございました。
Q:チェロのサイズ
投稿者:さーや 投稿日時:2007/02/23 12:31 ---2.29.54
趣味でチェロをやっています。
先日、「人差し指から小指までが16センチだと、フルサイズのチェロを弾くことはできない」という文章を目にしました。
私は、どんなに開いても人差指の先から小指の先まで14センチくらいしかありません。
実は、今「運命」の第2楽章でとっても困っています。
趣味程度に弾いている私が手を出す曲ではないことは分かっていますが、それにしても弾けません。
練習不足というだけの問題ではないのでしょうか?
チェロは独学ですが、(他の楽器では音大を卒業しています。)
私の住んでいるところは田舎で、チェロの先生はいませんので、相談する相手がいません。
私の手には、フルサイズのチェロは無理でしょうか?
8分の7に変えたら、かなり変わるのでしょうか?
わかる方、よろしくお願いします。
投稿者:杢 投稿日時:2007/02/23 21:38 ---25.150.60
チェロにおけるポジション移動は、ヴァイオリンと違って
必ずしも移動前の指を残したままでは無理なことが多いです。
ですので、ボールをゆるく投げるような感じで「飛ぶ」訓練が
必要になると思います。
ちなみに、私は身長177cmの男ですが手が小さく左手の1と4の指の
間隔は15cm弱です(これを読んで測った)。ゴルフボールで指の間を
小学生のときからぐりぐりしたりして広げて、おかげさまで
左手小指は外側に若干変形しましたが、それでもこんなものです。
楽器はもちろんフルサイズで、アマチュアとしてはとくに困っていません。
ポジション移動のトレーニングをされたら大丈夫なのでは
ないかと思います。
投稿者:CABIN 投稿日時:2007/02/24 02:00 ---203.197.87
私も指板上で指を開いてみると15cm程度です(これを読んで測った)。
またフルサイズ(胴長75cm)のチェロのC線第一ポジションで1の指(D)と4の指(F)の間隔は約10cm,さらにFisまでは約12cm(これを読んで測った)です。
まず,第一ポジションでこれが無理なく押えられればフルサイズのチェロもで問題は無いと思います。
次に運命の第2楽章の件ですが,指の間隔の事をお聞きになっているので,もしかすると冒頭部分のEs−As−Cのことなのでしょうか?
これは第一ポジションを上下に広げた形つまり,1指でEs4指でAsを取ることは恐らく困難でしょう。
私だったら,第4ポジション(を広げた形)で弾きます。
また,この曲のチェロの難所でもあります98小節からは,行き当たりばったりで弾くのではなく,一番弾きやすい指(ポジション)をよく考えて,楽譜に指番号を書き込んで,練習することに尽きると思います。
杢さんのおっしゃるとおり,ポジション移動のトレーニングですね。
しかしながら,演奏会で弾かれるのでしょう?独学環境はやむを得ないとしても,短期間で自力でどうにかなるものでも無いと思います。
誰かに教えを請う必要はあると思いますが,オケで他のチェリストは居られないのですか?
余談ですが昔,故山本直純氏から「チェロでこの楽章が弾けるかが,そのオーケストラで運命を演奏できるかにかかっている」と云われてしまったことがあります,今でもそう思います。
投稿者:チェロリーナユコンビッチ 投稿日時:2007/02/24 08:02 ---11.120.28
私もこれ読んで測りましたら16cmありました。
私は趣味で、娘(小5)はその道を目指してお稽古に励んでおります。
CABIN様のコメント、私の先生とベクトルが同じで大変納得いたしました。
14cmしかなくても、16cmあっても、やるべき練習はそう違わないように思います。結局、作戦をたてて、練習を積むしかないのでしょう。
難所を黙々と練習するのって、私は好きです。
がんばりましょう。
投稿者:さーや 投稿日時:2007/02/25 10:36 ---108.14.52
みなさん、ご回答ありがとうございます。
人差し指から小指までが16cm以上の方って、男性でもあまりいないのですね。
私の14cmというのは、何も持たずに思いっきり手を広げた状態で、指板上で指を開いた状態だと12cmくらいでした。
でも、第1ポジションでの1と4の指で長3度はなんとか押さえられるので、とりあえずはフルサイズでもいいということですかね。
頑張って練習します。
CABIN様
細かい練習法まで教えていただいてありがとうございます。
冒頭の部分は少しはましに弾けるのですが(私も第4ポジションで弾いていました。)ご指摘の通り、98小節目から、特に103〜105ががなかなか弾けずにいました。
本番はトラが入ってくれるのですが、普段の練習はチェロは私一人しかいないという状況で。。。
初めてチェロを持たされてその時に、「開放弦は下からドソレラ。指1本押さえたら半音だから。じゃあ、あとはよろしくー」と教えてもらったのみで、その日から3週間後に初舞台を踏みました。
今まで5年間チェロパート一人で、本やネットなどで情報を仕入れて独学でなんとか頑張ってきました。
なので、選曲した人も、今回も私が結局なんとかすると思って、決めちゃったのだと思います。
>余談ですが昔,故山本直純氏から「チェロでこの楽章が弾けるかが,そのオーケストラで運命を演奏できるかにかかっている」と云われてしまったことがあります,今でもそう思います。
↑指揮者&選曲した方に言ったら、「この曲、チェロってそんなに難しかったんだー。頑張って。」と他人事のように言われてしまいました。
うちのオケには本当にガッカリしてしまいました。
(愚痴ってしまってすみません。。。)
地道に練習して、できなかったら、その時はその時と割り切ることにします。
ありがとうございました。
投稿者:CABIN 投稿日時:2007/02/25 12:34 ---135.220.17
事情はお察し致します。
参考です,私の場合です一般的かどうかは不明です..以下()は指番号
103小節
ハーフポジションで開始つまり2拍目のBが(1)になるようにして3拍目はB(1)後スライドし,Des(2)とAs(4)Des(2),104小節に向けてスライド準備
104小節
4ポジションで開始,2拍目はそのまま半音分ポジションをスライドしAs(1)
105小節
4ポジションです。
106小節のCはA線,D線どちらでもいいけど飛びついてください。
ここは何より,移弦やダブルストップがポイントです。ゆっくり練習してください,ご健闘を祈っております。
この程度にしておきますね。
投稿者:さーや 投稿日時:2007/02/26 12:46 ---2.32.232
CABINさま、再度ご丁寧に教えていただき、ありがとうございます。
どんな楽器でも、結局ゆっくり練習が一番早道で効果的ですものね。
指番号とポジションまで教えていただいて、ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
Q:ヴィオラの弦長を短く出来るでしょうか。
投稿者:ぶぶ 投稿日時:2007/02/25 20:10 ---180.244.17
こんばんは!
今弾いているヴィオラのことなのですが、音色はすっばらしいのですが、ボディサイズが41.5センチもあり、40.5センチとかの楽器に比べると弾くのがちょっとだけ大変なのです。
そこで考えたのですが、ネックを短くして、弦長を短くしてしまえば指の間隔も狭まって楽に弾けるのかな?と思いますが、どんなものでしょうか?
製作者さんは当然のようにというか、『バランスが変になりますよ〜』と言うのです。
いかがなものでしょうか、よろしくお願いいたします。
投稿者:杏 投稿日時:2007/02/25 23:45 ---116.202.129
棹が持ち難かったので、削ってもらったことがあります。ヤスリで擦った程度ですが、音色が変わりました。(明るくなった)
私のは音色にこだわった楽器ではないので、構わないんですが。
何かいじれば、当然音色には影響出ますので、今気に入っているのであれば、不可逆的なことをするのは避けた方が良いのではないでしょうか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/02/26 00:23 ---6.34.248
私見ですが、容易に考えられる弊害がまず2点あります。
− ネックを短くし、弦長を短くすると、同じ音程を出すための弦のテンションは下がります。張りのある音という点ではマイナス方向に働きます。
小さい楽器がヴィオラっぽくない音を出すのは、ボディーが小さいに加え、弦の張力が弱いからだと思います。
− ボディーの上端面を基準に、そこから上ナットまでの距離と、駒までに距離は、現在では2:3を標準として設計されます。ビオラではあまりないかもしれませんが、特に高音を弾く場合はボディー端面を基準に押さえる場所を直感的、あるいは視覚的にとらえて決めますが、ネックを標準からかなり短くすると、その位置関係がくるってきますので、その楽器に慣れると他の楽器がひきにくくなります。(=へんな癖がつきます。)
41.5cmは欧米感覚では決して大きい楽器ではなく、少し弾くのに苦労するだけであれば、楽器は今の状態をキープし、身体に対して楽器を構える角度や楽器を顎で挟む位置を研究して楽に弾ける方法を模索するほうがよいと思います。
投稿者:あべ 投稿日時:2007/02/26 00:49 ---147.96.208
私見ですと、
ご自慢のすっばらしい音色が台無しになります。
>>ぶぶさんの考えてるように単純な話じゃないと思いますよ。
なんてったって、テールピース変えただけでも音がだいぶ変わるのに、
ネック短くなんてしたら、劇的に変わるとおもいませんか?
音を台無しにする事を覚悟の上で短くしても、
決して今の状態に完全に戻る事はないので、
その楽器を苦もなく弾く事ののできるスキルを身につける事が最善かと。
投稿者:ぶぶ 投稿日時:2007/02/26 10:14 ---180.244.17
>杏さん、弦喜さん、あべさん、
早速のレスありがとうございます。
弦の張力とはうっかりしていました。
テールピースを軽いものに変えただけでも音色は相当変わりますしねえ。。。
他の楽器が弾き難くなる(=変な癖)というのもその通りだと思います。
そうそう、ネックを少し細くしてもらえば、バイオリンのときもすっごく楽に、楽器が小さく感じられた記憶があります。
これを相談してみようかなあ?と思います。
皆様、懇切丁寧にありがとうございます。
Q:チェロ購入にあたって
投稿者:jojo 投稿日時:2007/02/21 22:04 ---108.124.206
チェロを始めたいのでまずは楽器を購入したいと思い、何軒かお店を回ってみました。いろいろ迷って調べているうちにこのページにたどり着きました。良かったら教えていただけると助かります。
3軒ほどのお店を回り、低価格帯のモデルを見た中で、ドイツ製の2種類が気になりました。一つはBERND DIMBATHのチェロ(本体38万円程度)です。これはネット上で購入することもできそうなので、量産されているものかな?と思いましたがどのような評判なのでしょうか?本体価格に見合った材料を使って作られているのでしょうか?
また、もう一つは御茶ノ水にある信頼のおける弦楽器屋さんが出しているドイツ製のオリジナルモデルですが、最も安価なモデル(本体26万程度)です。信頼おけるお店なだけに安価なモデルでも材料に問題はないと思えるのですが、ただカタログには載らないほど安価なモデルのようです。
2種類のチェロを別々の日に見てきてしまったため、音を比べることができなかったのですが、それほど大きな差はないように思えました。音質は楽器の値段に比例するものでしょうか?
教えてください。
投稿者:大之進 投稿日時:2007/02/22 22:39 ---165.197.178
初めまして。これからチェロを求められるとのこと、あれこれ迷う時期ですが、最も楽しい時期でもありますよね。かくいう小生も数年前にその経験をしています。友人から安価な楽器を借りて練習を始め、レッスンの先生や周囲のアマチュアの方や専門店から推薦楽器を見せていただいたり様々なアドバイスを頂戴したのですが、結局半年後に、たまたまミラノに留学している友人の姉の伝手(ツテ)で、イタリアの新作を直輸入購入しました。当方が音を確認して選択することはできませんでしたし、予算が限られていたこともあって杢目はさほどでもありませんが、その音はレッスンの先生やオケの仲間たちからはとても良い評価を得ています。
要は、新作ならばやはり無理してもイタリア製をお奨めしたいというのが、小生やレッスン師の意見です。勿論気分の問題も大いにあります。ハッセルブラッド(スウェーデンのカメラ)を手にした写真家に言い訳が許されないように、自分を追い込む意味でも出来るだけ良い楽器を使われた方が良いのではないかと、私の体験を踏まえて、申し上げます。
以上は新作の場合であって、モダンやオールドの楽器についてはアドバイスできるほどの知識を持ち合わせておりません。
尚、STRADさんの社長さんは確かチェロにお詳しかったと認識しております(以前お会いしてお話させていただいたときの印象です。誤りでしたらご容赦下さい)。このサイトの「弦楽器選びのアドバイス」も私自身大いに参考にさせていただきました。是非直接お話を伺ってみては如何でしょうか?
投稿者:jojo 投稿日時:2007/02/22 23:31 ---108.124.206
はじめまして。ご回答有難うございます。
この掲示板は私のような者が来るにはちょっと場違いな所だったのかな、、と思っております。
イタリア製、憧れますね〜!ただ、初心者の私にとっては試奏したいとお店の方に申し上げられない位、価格も含めていろんな意味で遠い存在です。大之進さんはイタリアの新作を購入されたんですね!イタリア製は明るい音色ですよね^^どんなに素晴らしい音が鳴るのでしょうね〜!
結局、今日御茶ノ水のお店に問い合わせたら売れてしまい、今から注文しても3ヶ月以上はかかるとのことでしたので、現時点で選択肢は1つになってしまいました。その楽器の音色がそこそこ満足のいくものだったかどうか、もう一度弾いてみないとわからないです。
「弦楽器選びのアドバイス」などを参考にさせてもう少し考えてみたいと思います。有難うございました。
Q:ペグの穴
投稿者:jb55 投稿日時:2007/02/21 01:30 ---141.122.7
先日御茶ノ水でみつけたバイオリンの作者について質問したものです。
100万程度の80年前のものですが音が気に入りもう一度見に行きました。ペグの穴に補修があることに気がつきました。
それは大きくなりすぎた穴を小さくするために補修したのではなく、最初の穴を埋めて、新しくあけなおしたものです。場所は4つとも、一センチぐらい上のほうに新しくあけてありました。
素人考えでは、単純に考えるとミスなのかなと思うのですが、熟練した職人がそんな単純なミスをするはずはないとも思います。
ミスでない場合、どのような問題があったと考えられますか?
どなたかわかる方、できましたら教えてください。
投稿者:rio 投稿日時:2007/02/21 16:49 ---148.49.182
もともとの楽器のペグ穴の位置が不適切である場合(または職人が不適切と感じた場合)ご質問のような修理をする場合があります。
念のため、ペグボックス内で、弦とペグとが接触せずになっているかをご確認下さい。(たいていは、楽器店で仕入る際に店側でもチェックするので大丈夫かと思いますが…)
投稿者:jb55 投稿日時:2007/02/22 19:30 ---141.122.7
rioさん回答ありがとうございます。
>もともとの楽器のペグ穴の位置が不適切である場合
自然な調整の積み重ねの結果というよりは、たぶん最初の穴位置の検討をあやまったのかなー。100万の値段がつくバイオリンの製作者が...なぞのところです。
Q:チェロ 弓 WE.Hill&sons
投稿者:夏海 投稿日時:2007/02/19 19:09 ---2.166.230
チェロ 弓 WE.Hill&sonsについて、使用感、特徴、価格など教えてください。軽く強い弓を探しています。よろしくお願いいたします。
投稿者:rio 投稿日時:2007/02/19 21:20 ---148.49.182
Hill商会の弓には、2種類のスタンプがあり、それぞれ複数の職人さんが製作しておられたようです。どなたが製作した弓についてご質問なのでしょうか?
Q:松ヤニ
投稿者:そらどしみ 投稿日時:2007/02/10 16:14 ---143.241.71
初めまして。教えて下さい。下手なセロ弾きでございます。
この前の合奏練習でベースの友だちに松ヤニを貸しました。
「友だちなら当たり前」なんですけれど、
ベースは松ヤニの種類が違うという話を聞いたことがあります。
その友だちに貸した松ヤニを僕のチェロ弓に使っても大丈夫でしょうか?
投稿者:かめ 投稿日時:2007/02/10 19:19 ---168.209.168
大丈夫です。
ベース用の松脂は、柔らか目が好まれる傾向はありますが、
ベース奏者の中には、ヴァイオリン用の松脂を好んで使う人も
います。
また、チェロにヴァイオリン用を使っても問題ありませんし、
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ兼用として売られている松脂も
あります。
投稿者:そらどしみ 投稿日時:2007/02/19 20:53 ---143.241.71
早々のお答えありがとうございました。
安心しました。
お礼が遅れて申し訳ありませんでした。
Q:笹野さんの弓
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/10 00:20 ---25.6.7
いつも楽しく読ませていただいております。
予算200万以内でヴァイオリン弓を探しています(新作、オールド問わず)が、日本人で有名な笹野さんの弓にも興味があります。
笹野さんの弓どのような特徴の弓でしょうか?
実際試奏された方、あるいはオーナーの方の意見を伺いたく。
投稿者:QB 投稿日時:2007/02/10 08:07 ---37.164.13
一本所有しています。
楽器やボウイングとの相性も有りますので、どういう特徴とか申し上げにくいのですが、機会があれば試すに十分値すると思います。
個人的には100万前後を上限で探していて、範囲内+αにおさまる弓を結構試したのですが、価格性能比で抜群でした。
ご本人曰く、昨年からしなやかさを与えるため、作りを替えていらっしゃるとの事。実際に試しましたが確かに2004~2005年ごろのものとは違います。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/10 10:08 ---25.6.7
>楽器やボウイングとの相性も有りますので、どういう特徴とか申>し上げにくいのですが、機会があれば試すに十分値すると思いま>す。
使用楽器はイタリア新作です(Laura Vigato1998)。
表板が厚めで発音がやや鈍めですが、
芯のガシッとしていて響きは十分にある感じの楽器です。
バランスや操作性が良くても腰の弱い弓だとどうしても楽器を鳴らしきれません。
弓の腰の強さという点ではどうでしょうか?
投稿者:QB 投稿日時:2007/02/10 11:39 ---37.164.13
腰の強さは平均しても強めだと思います。ただ以前はそれゆえ人によってはガサツキ感を感じる人もいらっしゃったと思います。
前述の通り最近の作品は(より)しなやかさも併せ持つように意識されているので、お試しになると良いと思います。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/10 20:14 ---25.6.7
試奏してみたいのですが、ストラッドさんの在庫表には載ってませんね。首都圏で置いている店を知ってますか?
とある情報によれば基本的に受注生産だから、
店頭にはあまりないとか聞いたことがありますが。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/02/10 20:40 ---6.34.95
昨年秋の弦楽器フェア(at 東京)には出展されていたようですね。
海外在住の個人製作者のものが、日本の多くのお店に置かれているとは考え難いので、店頭にあまりない、というのはその通りでしょう。
まずは、検索エンジンにて
弓 Mitsuaki SASANO
あたりをキーワードに、現在販売しているお店を探されてはいかがでしょう。
(一つ二つありそうです。)
また、上記でご本人のホームページにもヒットしますので、購入を強く考えているのでしたら、どこに行けば日本で試奏できるか、直接ご本人に聞けば答えてくれるかもしれません。
投稿者:belli 投稿日時:2007/02/10 23:35 ---187.71.76
白川総業には昨年の在庫があるかも知れません。原則としては発注/製作のようです。検索エンジンで白川総業のウェブサイト/ブログをご覧になるのがいいでしょう。
投稿者:ジュード 投稿日時:2007/02/11 10:47 ---219.169.184
腰の強さで言えば、笹野さん制作のスワンヘッドの弓(ヴァイオリン用)はとりわけ腰が強くて印象的でした。
投稿者:QB 投稿日時:2007/02/11 16:20 ---37.164.13
ジュードさん
>笹野さん制作のスワンヘッドの弓(ヴァイオリン用)はとりわけ腰が強くて印象的でした。
興味が有ります。どこで試されましたか?
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/11 16:56 ---25.6.7
白川創業とコンタクトとってみましたが、やはり在庫はないそうです(社長所有の弓しかないらしい)。
今年の弦楽器フェア待ちって感じですかね。
>腰の強さで言えば、笹野さん制作のスワンヘッドの弓(ヴァイオリン用)はとりわけ腰が強くて印象的でした。
スワンヘッドの話が出てますが、
笹野さんの作る弓でもモデルがあるのでしょうか?
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/11 17:25 ---25.6.7
↑文章が変でした。訂正と追加。
スワンヘッドの話が出てますが、
笹野さん弓にも、いくつかモデルがあるのでしょうか?
数年前と最近とで傾向が違う(QBさんのコメントより)こととも関係あるのかなとも思ったのですが、いかがでしょう?
投稿者:ジュード 投稿日時:2007/02/11 21:53 ---219.169.184
笹野さんのスワンヘッドの弓は
去年パリの楽器フェア(Musicora)で見せていただきました。
その時に展示していたヴァイオリン弓3本は
すべて違うモデルで、違う操作性、違うバランスでした。
常にあたらしいかたち、操作性を研究されているようで
その後も新たなモデルを見せていただきましたが
素晴らしかったですよ。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/11 23:27 ---25.6.7
>常にあたらしいかたち、操作性を研究されているようで
その後も新たなモデルを見せていただきましたが
素晴らしかったですよ。
なるほど。
研究されているんですね。
日本国内の楽器屋でも展示されててもよさそうなものです。
少し話の路線が変わりますが、
材料的にはどうなのでしょうか?
良いフェルナンブーコ材が入手ししづらいと言われてるので、
どんな材料を使ってるか興味あります。
投稿者:セイジ 投稿日時:2007/02/12 00:02 ---151.3.240
笹野さんはコンクールで受賞されてから注目の人ですので、毎年の弦楽器フェアで出品作を試させてもらっております。いつも短時間の試奏の繰り返しですが、60万ぐらいの弓の中では、材料も加工技術も標準的なレベルにあると思います。この価格帯では仕方ないことかもしれませんが、個人的にはあまり印象に残らない弓なので、特徴がどこにあるのか判りかねています(ヘッドの形状がやや風変わりなのは別として)。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/12 00:41 ---25.6.7
>いつも短時間の試奏の繰り返しですが、60万ぐらいの弓の中では、材料も加工技術も標準的なレベルにあると思います。
標準的ということは、コンクール受賞暦がある製作者やトマショー・ギヨームなど現役の著名新作弓の中での話でしょうか?
材料的にはやはりオールド、モダンには到底かなわないって感じなのでしょうか。
投稿者:ジュード 投稿日時:2007/02/12 00:57 ---219.169.184
私の場合は、見て弾いてすぐにピンときましたよ。
投稿者:gito 投稿日時:2007/02/12 01:30 ---9.26.41
>60万ぐらいの弓の中では、材料も加工技術も標準的なレベルにあると思います。
当方も弦楽器フェアで試奏した限りセイジ氏と同様の印象です。
私の場合は、杉籐弓のレスポンス性にピンときましたよ。
投稿者:QB 投稿日時:2007/02/12 10:24 ---37.164.13
ジュードさん、
失礼しました、実はスワンヘッド、私も知っておりますが、材はかなり良いし、(100万〜200万の範囲で考えても)性能もかなり良いと思います。
個別に名前を挙げるのは差し支えが有るので控えますが、比較したのは名の通った〜200万の弓です。
もしろんそれら製作者の弓の中でも、もっと良いものは存在しますが、出会える確率は非常に低いと感じています。
投稿者:YAMADA 投稿日時:2007/02/12 12:45 ---7.56.54
笹野さんの弓ならば私の行き着けの楽器店に置いて在りましたよ。
只、2001年製作の中古で価格は30万円でした。
お教えしたいのですが、此方で店名を出すのは不味いですよね?
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2007/02/12 12:51 ---124.35.16
笹野さんの弓・・・偶然,先月から,購入を前提に試奏中です。
>笹野さんの弓どのような特徴の弓でしょうか?
弓の個体差,楽器との相性,ボーイングとの兼ね合いもありますが,個人的に感じた特徴としては・・・
1)弓自体がとても美しい(これは音と関係ないですね(^_^;))
2)音量もさることながら,とても洗練された綺麗な音が出る(私のメインボーとの比較ですが)。
3)腰は十分にあります。圧をかけても,弓毛がスティックにべったりなどということはありません。
4)弦に吸い付くような感じで,弓が暴れまわるようなことはないです。移絃もラクですね。
もちろん,数々の受賞暦もある上に,最近のユーロ高もあって,新作弓としては高額な部類になりますが,逆に,新作弓もターゲットにして探しておられるのでしたら,機会をみて試してみることをお勧めします。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/12 13:27 ---25.6.7
YAMADAさん
>笹野さんの弓ならば私の行き着けの楽器店に置いて在りましたよ。
店名のヒントをください。
買うかどうかは別として傾向だけはつかんでおきたいです。
30万とは随分安いですが、銀弓ですか?
ぴよ太さんが書いておられるような感触が得られる弓なら
是非欲しいですね。
投稿者:gito 投稿日時:2007/02/12 14:57 ---9.26.41
私は12〜3年前に50万円程度で購入したFetiqueを
使用していますが優れた操作性と充実した音色を持ってると
思っています。予算200万以内であれば選択肢は相当広がります。
>30万とは随分安いですが、銀弓ですか?
去年、金黒檀が21万円でヤフオクで取引されていましたのを
記憶しています。笹野さんの弓は何れも見た目が美しいですね。
私もストラッドさん同様で現代より古い楽器に魅力を感じます。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/12 22:01 ---25.6.7
>私もストラッドさん同様で現代より古い楽器に魅力を感じます。
魅力的なのは大変よく分かります。
ただ異常に高くありませんか?
ちょっと前まで100万もしなかった弓が倍近くの値段になったりしているのを見ると、ちょっとおかしいんじゃないかと思ったりもします。
割高感があるのはユーロ高と円安の影響、
それから良い材料が枯渇してるせいでしょうか??
良い材料が枯渇してるらしいことは、過去のQ&Aにも話題になってました。それを大前提とすると、現役の弓製作家は100年以上前の材料に比べ「悪い」材料で、過去の巨匠達と勝負しなければらないということなのでしょう。
弓の場合、材料のポテンシャルを作り(職人の技)でカバーするのは難しいと聞きますので、現代製作家がその乗り越えがたい壁にどう挑んでいるのか大変興味深いものがあります。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2007/02/13 00:31 ---124.35.16
確かに,弓の高騰は,ヴァイオリン本体同様に目を見張るものがありますね。
ただ,私は,ちょっと別の観点から,新作弓に傾倒しつつあります。
というのは,弓が,ヴァイオリン本体と比較するとトラブルに巻き込まれやすく,その修復も困難であるという点です。
すなわち,満を持して購入した弓でも・・・
1)左右の曲がりなどによる操作性の低下
2)オーケストラなど,多人数での演奏の場合の衝突の危険性(オケピットになると危険度倍増)
3)突然ヘッドが折れるなどの予期せぬトラブル(私自身は経験したことはありませんが,話は聞きます)
これらのリスクとの兼ね合いから,うん百万円の名弓が理想的ではあるとわかっていても,現実の選択としては,弓は消耗品と割り切って,50〜100万円の新作弓で良いものを探している次第です。
そして,その選択肢の中に笹野さんの弓があるということになりますが,ちなみにgitoさんが書かれていたヤオフク出品ものは,真贋は大丈夫だったのでしょうか?
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/02/13 09:31 ---150.239.107
>1)、2)、3)は聞く事はありますが、本当なのでしょうか?
>弓は消耗品と割り切って
消耗品とは思わないのですが、どうでしょうか?
>50〜100万円の新作弓で良いものを
これだけ出せば、新作でなくても、選択枝はもっと広がると思うのですが、どうでしょう。
あら探しをしているわけではありません、念のため。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2007/02/13 10:02 ---124.35.16
猫丸さんへ
1)は,自分の経験です。毛替え時に反りを直しても,またしばらく弾くと曲がってしまうので,困っています。これは,購入時に短時間試奏するだけでは見抜けないですね(-_-;)
2)は,知り合いから聴いた話です。オケピットの床の隙間から弓が奈落の底へ・・・。そうでなくとも,ひやひやする場面はたくさんありますね。また,アマチュアオケの場合は,結構狭い場所で密集して練習することがあり,隣の人の弓とチャンバラ状態もありうるかと思いますが,どうでしょう。
3)も,知り合いの方から聞きました。また,楽器の事典(弓編)にも,トラブル事例として挙がっていますよね。
もちろん,ヴァイオリン本体も,さまざまなトラブルの可能性も秘めているので,用心するに越したことはないですが,確率的には,弓のほうが復元不可能なダメージを受けやすいのかなと思っています。
また,私も家電製品のような意味での消耗品とは思っておりませんし,トラブルにさえ見舞われなければ,骨董的価値としてはヴァイオリン本体同様だと思っています。
ただ,300万の弓と50万の弓なら,後者の損害の方が,精神的ダメージが少ないということで,割り切って消耗品と「考えておこう」という感じです。
選択肢については,猫丸さんのご指摘のとおりですね。ただ,超名弓と言われるものがその価格帯で出ている場合は,(1)真贋,(2)へたり,には十分注意して購入すべきと考えています。
投稿者:セイジ 投稿日時:2007/02/13 20:23 ---151.3.240
>標準的ということは、コンクール受賞暦がある製作者やトマショー・ギヨームなど現役の著名新作弓の中での話でしょうか?
ギヨーム(金黒檀)を持っておりますが、それと比べると弦楽器フェア出品の笹野さんの弓は、可もなく不可もないという感じです。
特にここが駄目とか悪い印象はないのですが、ぞくぞくするような魅惑も感じられません。優等生的な出来ということでしょうか。個人的にはあのヘッドのフォルムに入った角張った要素が、今ひとつ洗練されていないように感じております。見た目に関しては、それぞれのお好み次第ですが。
>材料的にはやはりオールド、モダンには到底かなわないって感じなのでしょうか。
オールド、モダンもピンキリですから、なんともいえません。よく出来た古い弓に時々みられる「枯れた音色」は期待できません。他の新作メーカーにも共通するので、笹野さんだけのことではありません。
投稿者:パスツール 投稿日時:2007/02/13 21:42 ---253.180.196
パリのアトリエを訪問したことがあります。ご本人のお話では、自分が今後製作する弓の材料は、既に一生分確保しておられるとの事。 しかしこれから若い人が弓職人を目指そうとしても、もう良い材料が手に入らないので、自分の次の世代は、もう事業として成り立たないのでは、と憂いておられました。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/13 23:45 ---25.6.7
>よく出来た古い弓に時々みられる「枯れた音色」は期待できません。
弓は楽器と違って経年変化はほとんどないと言われてます。
そうすると、オールド・モダンが「新作」だった頃から既に「枯れた音色」(あるいはそれに近い音)が出てたってことになるのでしょう。もっとも、確かめようがありませんが。
材料が無くなってきた現代に作られる「新作」弓は、今後「枯れた音色」は全く期待できないということになりそうですね。
極論すぎるかもしれませんが。
枯れた音色がでる良い材料から作られた弓は、へたりやトラブルに合うことも考えると減ることはあっても、増えることはない→更に値段が高騰、という現代の流れにますます拍車がかかりそうですね。
それはパスツールさんが紹介しておられる、笹野さんのコメントからも明らかな感じです。
ところで「枯れた音色」が出る弓材料はいつ頃から消えたんでしょうか?
投稿者:セイジ 投稿日時:2007/02/14 01:42 ---151.3.240
>弓は楽器と違って経年変化はほとんどないと言われてます。
↑
某S氏のHPに出ている記述ですね。
コンディションのいい古い弓の味を知らない人の言説でしょう。
枯れた味を喩えるならば、フルーティーな生葡萄と、濃厚な干し葡萄ほどの違いがあると申せましょうか。どちらがいいかはお好み次第。機能面での性能差ではありません。
投稿者:ジュード 投稿日時:2007/02/14 01:53 ---219.169.184
うーん、面白いですね。
私は反対にギヨームに特別魅了されたことがないんです。。。
機会があればもう少し研究してみます。
杉籘さんの弓は今度ぜひ試してみたいと思います。
投稿者:QB 投稿日時:2007/02/14 13:15 ---9.46.184
ギヨームも、一般に日本に入ってくるモノの多くと(いかにそれが金黒檀であろうと)、本人の直接の知り合いから頼まれて製作したもの(気合い入れて製作したもの)とは、別物と言っていいほど違いますよね。
私自身、使う人や、渡す人の顔を思い浮かべて製作するのと、そうでないのとでは自ずと違いが出る事を否定しません。(彼が実際にそうしているかどうか、直接聞いた事が無いので知りませんが。)
だから、私もジュードさんご指摘の通り、なかなか日本でギヨームの「これは!!」というものにであった事が有りません。
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/02/14 19:51 ---2.157.92
私見ですが。
>1)左右の曲がりなどによる操作性の低下
弓マニアと呼んでも間違いのない、師匠の一人、もちろんプロのソリスト、あちこちの、コンマス、が明らかに曲がった弓で弾いておりました。まさか、また、こんなのをまた、買うのじゃ無いんでしょうねと尋ねたところ、この程度の曲がりは演奏上何ら支障が無いとのこと、
わざわざ曲がった弓を買う人はいないですが、確かに、弓が曲がっていても、毛は真っ直ぐですので、支障は無いようです。
常識的に、だれも買わないような曲がりでした。
>2)オーケストラなど,多人数での演奏の場合の衝突の危険性(オケピットになると危険度倍増)
確かに狭いところでは、恐ろしいです。
周りを見て、怖いと予感したら、高い弓は使用しません。
他の人はどうか、聞いてみたら、キケンと感じたら使用しない様ですが
チャンバラ状態でも、現実には周りも恐ろしくなるみたいでぶつけないようで、東京文化のBリハで師匠のトルテを使ったときには、それは怖かったのですが、貸してくれたご本人は平気で、「そう簡単にはぶつけないよ」でした。
>3)突然ヘッドが折れるなどの予期せぬトラブル(私自身は経験したことはありませんが,話は聞きます)
隣で、弓の先から落下させたらヘッドが飛んだのを見たことがあります、ある師匠がホントに何もしないのに弓が折れるのに遭遇してたいへん驚いたと言っておりました、17才でN響のコンマスになって約60年の経験で初めての体験だったそうです。
一生に一度くらいは珍しく遭遇する様です。
笹野さんの弓はきれいですね、見ていると使うのが惜しくなります。
使用したことはありませんので、コメント出来ません。
投稿者:rio 投稿日時:2007/02/14 20:35 ---148.49.182
>1)左右の曲がりなどによる操作性の低下
弓選びの際、多少の曲がりは演奏上影響がないならば気にする必要はなし。
目安は、弓を張って、毛を下に向けて机の上におき、上から眺めてみて、毛がスティックから完全にはみ出て見えたら、弾きにくいことがい多いけれど、そうでなければ、問題なし。
ただボーイングの関係(弓を斜めに寝かして弾くこと)を考えると、Vn、Vaの左曲がりは、実際に弾いてみて、最終確認すること。
弓の原料の木は繊維の向きが完璧に一直線というのは少なく、多少曲がっていることがある。経験では木の繊維の方向を生かしつつ作った弓というのは、良い音色+弾きやすい場合が多い。
単純に曲がっていない弓が良いというのは、廉価な弓の場合の鉄則であり、本格的な弓選びの場合は、曲がっていない弓はそれだけでも高額なので、予算が限られている場合には、まっすぐにこだわるより、音+操作性を重視して検討すべし。
とVnの師匠から助言を受けております。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/15 23:50 ---25.6.7
詰まるところは、自分と楽器との相性ということですね。
全く同じ体型の人、同じ価値観を持った人がいないことを考えれば、当然のことかもしれません。
笹野さんのように評価を受けている製作者の弓でも、
賛否両論あることがそれを物語っているのかもしれません。
試してみてピンと来るかどうか、感じるか感じないか、ですね。
知識や評判から「良い」であろう弓を選ぶことができたとしても、自分との相性は実際に音を出してみるまでは何とも言えないってところですよね。
時々、全く楽器が弾けない人が楽器販売や鑑定をやってたりしますが、どうなのでしょうね?
いい弓を数多く知っていれば、見ただけで判断できる共通項があるのかもしれませんが、演奏者としてはやはり弾いてみて、納得するという過程がどうしても必要に思います。
そういう意味で、発注して出来上がった弓を否応なく納入というのは何とも怖いです。
オールド・モダンに関しては、状態を見抜けるかどうか、でしょうか。反りやヘタリは見た目と弾いた感じすぐ分かりますけど、それだけで判断できないトラブルもあろうかと思います。
私が知っているトラブルで多いのは、ラッピング部分やヘッドで折れた弓ですね。演奏中にヘッドが外れてしまったところを目撃したことが過去に3度ありました。
職人の腕がよければ修理の跡がほとんど目立たないですよね。
どなたか、見抜く方法知ってますか?
投稿者:かめ 投稿日時:2007/02/16 05:24 ---196.104.66
>時々、全く楽器が弾けない人が楽器販売や鑑定をやってたり
>しますが、どうなのでしょうね?
某弓メーカーには楽器を弾ける人が一人もいないそうです。
中途半端に楽器が弾けると、その人の好みが作品に反映されて
しまい、実際にその弓を手にするユーザーの好みと微妙に食い違う
ことがあるからだそうです。
楽器の販売に関しても、同じ事が言えそうですね。
楽器の鑑定にしても、音で鑑定することはありませんから、
楽器が弾けない人でも大丈夫です。
投稿者:セイジ 投稿日時:2007/02/16 22:14 ---151.3.240
ギヨームの特注品の弓の話が出ましたので、一言。
私も制作証明書が付いた特注弓をしばらく借りて購入を検討した
ことがあります。確かに、フォルムや音色など、いろいろな面で、
ありふれたギヨームとは違っていました。
が、それも好き好きで、オーダーメイドだからといってそれを
使う人にとって「いい弓」であるとは限りません。味が濃いというか
癖が強い分、相性が合う範囲が狭く限定されてくると思いました。
ちなみに、その特注弓は、シャープすぎて低音が痩せる上に、
音が遠くに飛ばない傾向がありました。比較した場合、前から所有
している「普通の金黒檀」の方が、私にとっては使いやすい弓だった
というだけです。
投稿者:いろは 投稿日時:2007/02/17 12:21 ---131.53.220
こんにちは。おそらくセイジさんの経験されたギヨームは、鳴らすポイントを非常に狭く「点」で鳴らすタイプの人には最高のものだったでしょう。そういうタイプの人が鳴らすと楽器を選べば音も遠くへ行きますし、低音も痩せる事はないので・・・。まあ、まさに八方美人ではないオーダーメイドであって、相手を特化した弓だったのでしょう。
投稿者:SHO 投稿日時:2007/02/18 08:41 ---25.60.221
セイジさんの書かれているギヨームの特注品について。
特注品が市場に出回っているということは「特注」された方が気に入らなくて手放した弓ということなのでしょうか??
そもそも楽器屋の特注品なのでしょうか?
それからよく分かっていないので教えていただきたいのですが、ギヨームに限らず笹野さん他の現役製作者に直接(あるいは楽器屋を通して)発注・特注するということは、出来上がって手渡されたときに万が一気に入らなくても、買わなければならないってことですよね?
そのあたりのシステムがどうなっているのか知りたいです。
投稿者:かめ 投稿日時:2007/02/18 18:20 ---196.104.66
>ギヨームに限らず笹野さん他の現役製作者に直接(あるいは楽器
>屋を通して)発注・特注するということは、出来上がって手渡さ
>れたときに万が一気に入らなくても、買わなければならないって
>ことですよね?
楽器店を通して注文した場合は、気に入らない場合は楽器店で
他の客に販売してくれる場合もあると思います。
ただし、それもある程度名の売れた製作者の物でないと販売は
難しいので、基本的には自分が買い取るつもりで注文した方が
良いと思います。
投稿者:rio 投稿日時:2007/02/18 23:37 ---210.189.167
>ギヨームに限らず笹野さん他の現役製作者に直接(あるいは楽器
>屋を通して)発注・特注するということは、出来上がって手渡さ
>れたときに万が一気に入らなくても、買わなければならないって
>ことですよね?
もともと、そういう不安がないぐらい、注文者と製作者との間に、信頼関係があるのが前提だと思いますが…
少なくとも私は、どんなに評判が良かろうとも、どのような人か知らない人に特別注文を出したいとは思いません。
単にその人の、製作物でよいというのなら、特注をする意味はないと思うのです。既存の製作品から選択すればいいことだとおもいます。
良心的なお店では、買い手の注文が、きちんと製作者に伝わるのかを確認しながら、カウンセリングをすることでしょう。100%とは行かないまでも高い水準の弓ができると思います。
あまり良心的ではないお店は、「この人はいい弓を作りますよ。人気なので、すぐには手に入りません。この人の弓は普通に待つとなかなか手に入りませんから注文しちゃういましょう」と普通の仕入れ注文を、特注と称して受注することがあります。
いずれにしろ、一般的には注文を反故にするには、それなりの手順が必要ですので、原則として、注文したものは購入しなくてはならないです。
Q:このヴァイオリン弦は何か教えてください。
投稿者:fpz 投稿日時:2007/02/14 08:43 ---190.100.191
テールピース側は4弦ともうすい赤。
ペグ側はA線が青、D線が緑、G線が黄色です。
投稿者:rio 投稿日時:2007/02/14 15:12 ---148.49.182
トマスティック社の色のルールと同じですね。
トマスティック社の新弦のプロトタイプが、1年ぐらい前から楽器製作者および職業演奏家の一部に配布されてますので、それの可能性もあると思います。
投稿者:neko 投稿日時:2007/02/15 02:07 ---13.3.241
ウィーン・フィルのコンマスのキュッヒル氏がお使いの弦は、
店頭で見た弦楽器系の雑誌の来日時のインタヴューで、インフェルド Ti , ヴィジョンと記載があった記憶があります。
大判の雑誌だったと思うので、ストリングではなく弦楽ファンかサラサーテかのどちらかだと思います。
違う弦かもしれませんが、確か写真は、薄い赤というかオレンジピンクがかった、赤だったように思います。
インフェルドとヴィジョン Ti なら分かるけど、インフェルド Ti とは? と疑問に思った記憶があるので覚えています。
rio氏の仰るように、おそらくトマスティック社系の弦ではないかと思いますので、メールでお尋ねになってみてはいかがでしょうか?
投稿者:rio 投稿日時:2007/02/15 10:04 ---148.49.182
neko様のコメントを見て
サラサーテでキュッヒルさんの写真で確かに見慣れない弦を確認できます。
トマスティック社のビジョンあるいはビジョンチタニウムを短期間だけ使ったことがあるのですが、色の組み合わせは覚えてません。
neko様のコメントと同じく、トマスティック社にお問い合わせにあるのが一番かと思います。
お役に立てなくてすみません。
投稿者:fpz 投稿日時:2007/02/15 11:52 ---190.100.191
rio様、neko様
ありがとうございます。
ずっと疑問に思っていたので・・・
早速トマスティックの方へメールしてみます。
投稿者:fpz 投稿日時:2007/02/15 21:08 ---190.100.191
トマスティック社に問い合わせたところ、"TI"と呼ばれる弦だそうで、ドイツとオーストリアで購入できるそうです。
投稿者:neko 投稿日時:2007/02/15 23:39 ---211.1.102
fpz 様
ご丁寧に、結果を教えてくださってありがとうございます。
やはり、「インフェルド TI」という弦があって、インフェルドとヴィジョン Tiの誤植ではなかったということがわかり、ちょっと気持ちがすっきりいたしました。
インフェルド TIですか、どんな性質の弦なのでしょうね。
もし取り寄せてお試しになられるようでしたら、また教えてくださると嬉しいです。
投稿者:fpz 投稿日時:2007/02/16 09:51 ---190.100.191
「TI」は、E線がスチール・コア、A・D・Gがシンセティック・コア弦だそうです。
普通のインフェルドとは違う性質みたいですね。
Q:はじめまして
投稿者:F40LM 投稿日時:2007/02/26 17:02 ---216.197.238
昨日知人から鈴木ヴァイオリンの特No.1と書かれた1967年の楽器を頂きました。弾いてみると今まで私が使っていた楽器より遥かに音量が大きいのです。以前から私の楽器は音量が小さいということで悩んでいたのですが、楽器の特性なのでしょうか。よろしければ音量を大きくする方法、鈴木ヴァイオリンの楽器についての情報を頂きたく思います。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2007/03/01 12:03 ---198.68.110
こんにちは、
音量ですが、楽器の特性というのもございますし、調整の状態の場合もございます。駒が、前に傾いていたり、テールガットが伸びた状態では、音量も小さくなる可能性もあります。
また鈴木ヴァイオリンで同じ型番でも、全て有る一定のクオリティーはクリアーしておりますが、まれに非常音量が大きかったり、良い音がする楽器も存在いたします。固体固体で違うという事ですね。
鈴木ヴァイオリンに関する情報ですが、検索エンジンで「鈴木ヴァイオリン」で検索してみてください。色々な情報がわかります。