弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:弓棹についた松ヤニと、弓のヘタリについて
投稿者:さくらこ 投稿日時:2007/03/21 19:43 ---24.122.191
初めて質問させていただきます。
大人よりヴァイオリンを始めて、現在4年目です。先日、弓を購入しました。弓についていた証明書によると、1930年代にフランスで作られたもので、価格は70万程度です。
弓棹の強さを第一の選定ポイントとして、複数の中から、自分なりに慎重に選びました。
ところが、練習後に見てみると、弓棹の中央から上下のかなり広範囲な部分(つまりボウイングでよく使う部分)に、松ヤニがうっすらと付着します。
これは、弓に力をかけて弾いている状態の結果現れた現象で、弓棹に負担をかけ、将来的には、いわゆる弓のヘタリを招くものなのでしょうか?
それとも、ある程度の弓棹の強さ(というかしなり)があれば、心配ないものなのでしょうか?
弓の毛の張り具合は、弓中央部分で7〜8mm程度ですので、標準的だと思います。
ちなみに、今まで使っていたのは初心者用の3万程度の弓ですが、練習後は、やはり同じ範囲に松ヤニがつき、弓棹にはこすれたような跡(塗装が剥げたような感じです)が、この4年間でつきました。
安い弓を使っていて、力をかけて弾く癖がついてしまったのかも知れません。
もし、ヘタリを招き、弓のためによくないのでしたら、何か心掛ける点や工夫(カーボン弓との併用など?)なども、併せてお教えいただければ幸いです。
まだまだ下手ですし、楽器や弓に関してもわからないことが多いのですが、大人から初めて趣味としてこれからずっとヴァイオリンを楽しんでいくためにも、自分としては思い切った金額で買い求めた弓ですので、将来的な弓棹のヘタリが、今とても心配です。
練習は毎日2時間程度、スケールやエチュードなどの基礎練習を中心に行っています。
皆様のご教示をお待ちしております。どうぞ、よろしくお願い致します。
投稿者:kuro 投稿日時:2007/03/21 22:36 ---92.71.36
ついている先生に確認してもらう方がわかりやすいのではないでしょうか。
ネット上での情報のやり取りには限界がありますし、目の前にいるベテランに尋ねる方が確実と思います。
それとも、さくらこさんは独学なのでしょうか・・・?
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/22 00:56 ---6.46.14
kuroさんのおっしゃる通り、先生に聞くのがいいと思いますが、個人的に思い当たる事例がありますので、チェックしてみてください。弓を傾けすぎて弦と弓の棹がこすれている可能性があります。なかなか自分では気づかないので要注意!
弓の毛がよく切れたりしませんか?
投稿者:みみ 投稿日時:2007/03/22 12:45 ---13.138.250
バイオリンを弾く以上は、楽器本体や弓に松脂がつくのは当然なことだと思います。
それをまったくふき取らずにおいて使いつづけた場合の弓のヘタリを心配されるのであれば、何とも言えませんが、そうでなければヘタリというのは考えられません。
問題があるとすると、弓についた松脂をふき取ろうとして傷をつけたりニスをどんどん剥がしてしまう場合と、あまてぃさんの言われるように弓の棹と弦が触れてしまった場合などです。
弓を大事されているようで当然のご心配でしょうが、バイオリンにはコルレーニョなどの奏法もありますし、この松脂のことはあまり心配しすぎなくてもよいのではないでしょうか。
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/03/22 12:56 ---2.159.113
>大人よりヴァイオリンを始めて、現在4年目です。
初心者に見られる、典型的な現象です。
プロでもたまに見られますが。
先生に付いておられますか?
Yes/Noによってお答えできる内容が変わります。
投稿者:さくらこ 投稿日時:2007/03/22 21:30 ---24.122.191
質問にお答え下さった皆様、取り急ぎ御礼申し上げます。
>kuroさん
先生にはついております。週1回、60分の個人レッスンです。先日、本件についてお聞きしたところ、「ボウイングに癖がある場合、弓棹に曲がりが出ることはある」と言われましたが、将来的な弓のヘタリの可能性については(突っ込んで質問はしたのですが・・・)、言及されませんでした。
>あまてぃさん
弓を傾けすぎて弦と弓の棹がこすれている可能性。
ご指摘の通りです。しばしば、先生にも注意されます。
夢中になって弾いている時に、特にこの癖が出るようです。弓の毛を切ることはないのですが。基本を忠実に守って弾くことって、本当に難しいです・・・。
>みみさん
弓棹に付着した松ヤニは、練習後にガーゼで拭き取っています。ニスをとってしまわないように、あまり力をかけずに丁寧に拭き取ることが大切なのですね。今まで、結構ゴシゴシ拭いていたので、今後気をつけようと思います。
>猫丸さん
初心者に見られる、典型的な現象です。
ああ!やっぱりそうなのですね。耳が痛いですが・・・(苦笑)。
先生にはついておりますので、引き続き何かございましたら幸いです。よろしくお願い致します。
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/03/23 09:51 ---2.157.28
どうやら先生に期待するのも無理なようですね。
次の対策方法を試して下さい。
弓の張りを現在の1/2にします。
これでは、弓を飛ばすことは出来ませんが、弾くことは出来ます。
駒と指版の端の丁度真ん中に弓をおいてから楽器を構えて弓の位置がどのように見えるか、確認してください、ここが1/2の所です。
ずいぶん駒に近いと思うはずです。
弓の張りを1/2にした状態で音を出す練習をします。
開放弦のロングトーンです。
先に答えも書いておきます。
この状態では、弓の根本から、中央付近までで、駒よりに弾く以外音は出せません。
弓を普通の張りに戻して、根本から、弓先までゆっくり全弓でロングトーンの練習をします。
楽器を持ったら、毎回、他のことをする前に、これを続けます。
投稿者:さくらこ 投稿日時:2007/03/23 20:28 ---24.122.191
猫丸さん、ありがとうございました。
弓の毛の張りを1/2にすることがポイントなのですね。毛の弾力に頼らない分だけ、毛を普通に張った時より、弓元などでは、手首の角度の感覚がよく掴めるような気がします。
早速、毎日の練習に取り入れてみたいと思います。
正しく、無駄のないボウイングで弾くことにより、弓への不必要なダメージが避けられ、結果的には棹の曲がりやヘタリの可能性をかなり軽減できるということですなのね。
今回は、自分のボウイングの基本を見直すよいきっかけとなりました。
これからも、基本を丁寧に身につけるべく、練習に励んでいきたいと思います。
質問にお答え下さった皆様方、本当にありがとうございました。
またいつか、何かお聞きすることがあるかと思いますが、その時はどうぞよろしくお願い致します。
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/03/24 13:52 ---150.239.109
ボーングを文字で表現するのはやはり難しいですね。
誤解があるので、もう少し付け加えます。
弓の毛の張りを1/2にすることがポイントではありません。
弓の位置を、駒よりに寄せるくせを付けるため、中弓から、先弓が使えないように張りを1/2にしたつもりです。
弓の張り具合は、弓によって違いますので、一概に指定出来ません。
ヘタリをご心配のようですが、簡単にはヘタリません。
へたらせられたらご立派です。
プロのソリストがオールドボーを使用し続けた場合、ヘタラセル場合がありますが、プロのドライバーが、この状態では、レースに出られないといっているのと同じだと思った方が当たっています。
普通の人には分からないでしょう、よく弓のヘタリと言う言葉を使う人がいますが、腕がヘタつているか、頭がへたっている場合が大半です。
横曲がりが来ても修正出来ますし、毛は曲がりませんので支障の無い事がおおいですが、新品でわざわざ曲がったものを買う人はいません。
ffを弾く時はよほど特殊な場合をのぞいて、元弓で駒に寄せるので正しいボーングをしている限り、心配ありません。
角弓の棹をこすり続けると、角が丸くなってしまいますので、ご注意を。
投稿者:さくらこ 投稿日時:2007/03/26 07:54 ---85.159.52
猫丸さん、再度のコメント、お手数をおかけしました。駒寄りにすることが大切なのですね。
ヘタリをご心配のようですが、簡単にはヘタリません。
へたらせられたらご立派です。
ここまでスッパリ!と明快に言い切っていただいて、すっきり致しました。
弓のヘタリとは、よく聞く言葉ですので、割合普遍的な現象だと思っていましたが、そうではないのですね。
せっかく縁があって購入した弓(丸弓です)ですし、「弾き味」といいましょうか、弾いた時の感覚もとても気に入っているものですから、この先も大切に使っていきたいと思います。
いろいろとありがとうございました。
Q:弓
投稿者:まあ 投稿日時:2007/03/22 22:14 ---133.14.190
今、弓を売りたいと考えています。購入した楽器屋では引き取ってもらえない様なので、他にどういう方法で売ることができるのか(直接違う楽器屋に持ちこんでいいのかなど)・・・何かアドバイスをいただけたらと思っています。
弓はフランスの名のある弓2本です。引き取ってもらえる場合、弓の状態にもよると思いますが、買った時のどのくらいの値段になるものなのでしょうか?
よろしくお願いします。
投稿者:追加です 投稿日時:2007/03/22 22:28 ---133.14.190
弓はサルトリーとBazin(バザン)です。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2007/03/23 01:45 ---14.195.159
SartoryやBazinその他Old Bowは 偽物がとても多いので有名な鑑定書が無ければ、ある場合の50%ぐらいになります。折れていれば、二束三文でしょう。購入した楽器店で引き取ってくれないなら、多分他の楽器店でもとても安くなってしまうか、買ってくれないでしょう。
投稿者:まあ 投稿日時:2007/03/23 11:47 ---133.15.89
Pajeotさま アドバイスありがとうございます。
弓は折れているわけではなく普通に使用できるのですが(最近まで使用していました)今の楽器と相性が合わないので手放そうと思っています。鑑定書はないのですが両方とも本物とスイスの楽器店で言われました。いろいろ楽器店回ってみようと思います。
ありがとうございました。
Q:Guido Arberiniさん
投稿者:アマチュア Violinist 投稿日時:2007/03/23 10:14 ---143.135.205
Cremonaの製作者のGuido Arberiniさんのヴァイオリンを見る機会がありました。ソフトな音で気に入りました。この方の情報をお持ちでしたら教えていただきたくお願いします。
Q:Ary FranceのEvolutionを使用している方いらっしゃいますか?
投稿者:fiddijoe 投稿日時:2007/03/21 17:58 ---215.160.69
こんにちは。始めて質問させていただきます。
先日某楽器店でCarbonの弓を試奏させていただきました。フランスのAry France社が作っているEvolutionと言う弓です。価格は5万円程度と非常にお手頃で、音も5万の割には非常に良い印象を持ちました。 http://www.aryfrance.com/bows/
メーカーのWebや、ネットの書き込みなどを探したのですが、ほとんど技術的&使用感などは掲載されておりません。
どなたか使っている方いらっしゃいましたら、印象をおしえていただけますか?
投稿者:fiddijoe 投稿日時:2007/03/23 08:59 ---98.207.43
やはり使用されている方は非常に少ないのでしょうかね。
日本発売になってから、まだ半年程度と聞いています。
Q:チェロの弦と弓について
投稿者:Jasmin 投稿日時:2007/03/19 09:11 ---246.24.181
海外(オセアニア)在住でチェロを始めて半年、チェロは安い新品のセット約8万円位を購入して使用してます。G線とA線が切れそうなので弦の交換をしたいのですが、先生(現地の方です)が初心者は安いチェロで十分だし交換も一番安い弦でいいといいます。安物のチェロに一般的に皆さんが使われているようなまあままの質の弦をつけても無駄なのでしょうか?
私としては、安いチェロなので弦だけでも少しいいものにすれば音や弾きやすさも変わってくるのではと思うのですが。それと、弓だけでもちょっといいものに買い換えたいのですが、安物のチェロに弓だけいいものを使っても無駄でしょうか?
私はチェロは初心者でも将来はアマチュアオーケストラにも入りたいと思ってますしピアノ歴も30年でかなり音楽にも詳しい方だと思います。アドバイスをよろしくお願いします。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/19 22:31 ---6.46.14
私はヴァイオリンをやっているのですが、いい弓を使ってると悪い癖が付きにくいと言われたことがあります。チェロも同じでいい弓を使うことは無駄ではないと思います。
投稿者:大森 投稿日時:2007/03/19 22:56 ---206.85.239
安い弦、高い弦というよりも、そのチェロとの相性のようです。
高い弦を使ったからと言って、音が良くなるとは限りません。
>>>弓だけでもちょっといいものに買い換えたいのですが
今のチェロの2、3倍以上の値段の弓なら、チェロの買い替え後でもそのまま使えるのではないでしょうか?
私なら、安い弦と今の弓で続けて、ひたすら貯金に回します。
それなりのチェロとなると50,60〜100万位かかってしまうのではないでしょうか?
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2007/03/21 00:15 ---81.65.230
海外(某発展途上国)勤務で現地調達の激安チェロを弾いています。 弦はお古のスピロコアです。 新しい弦にすると何か御利益でもあるかと、先日通販で激安弦を仕入れて試してみました。 が、物凄く弾き難くて半日で挫けて元に戻しました。 楽器との相性もあるでしょうから何とも言えませんが、一つの事例として。
もっとも、スピロコアも十分安いですが ^_^;
弓は、予算があるなら今すぐまともなのを買ったほうがいいと思います。 8万円の楽器に20〜30万円の弓、というのは全然おかしくありません(多分)。
とりあえず、まともな弓をどっかから借りてきて試してみては如何でしょう。 一週間もしたら多分手放せなくなります(経験者は語る・・・)
Q:質問です
投稿者:goz 投稿日時:2007/03/20 01:05 ---6.87.223
チェロのメーカーのErich WERNERというメーカーはどういったメーカーなのでしょうか? 量産なのでしょうか、それとも手工でしょうか?どなたかご存じないですか?
また、同社の楽器の評判などや、実際にお持ちの方の感想など、よければ聞かせていただけませんでしょうか?よろしくお願いします。
管理者様、もし不適切な書き込みでしたら削除をお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/03/20 11:16 ---6.35.73
確実に情報をとるなら、
Erich WERNER をキーワードにインターネットの検索エンジンで検索すると
国内でその楽器を扱っているお店がすぐヒットしますので、そこに直接電話またはメールで尋ねられることをおすすめします。なお、簡単なメーカーの説明もお店のWebには載っています。
私見ですが、
いくつもの型番があり、お店設定の定価でヴァイオリンで25万〜125万、チェロで42万〜190万の価格差があるので、一番上のモデルは本人が全て、あるいはかなり手をいれて作っているが、下の方のモデルは、機械加工もある程度導入した手工量産の作り方か人件費の安い東欧・中国などからのOEMと考えるのが普通か思います。すなわち価格に応じた作り方をしているということです。
ドイツで作られメーカーの利益も適正に含むものを送料・税金をかけて入手し、適正利益をお店がとる事から逆算すると製造原価は想定でき、ドイツ人の人件費は日本とそれほどかわらず手工品なら2週間程度の工数は最低必要とすると、手工品ならどれくらいの店頭価格になるかは、また計算すると推定できると思います。
[((材料+人件費)+メーカー経費+メーカー適正利潤)+送料+税金]+お店の経費+お店の利益+消費税 =販売価格 *商社のマージンが入る場合もあり。
東欧・中国になると、人件費がドイツや日本の1/10以下などとなるので、それなりの価格で手工品も供給できます。
なお、このQ&Aでは、規約でメーカーを特定しての悪い評価はかけませんので、良い点の情報しか入手できないことになります。
投稿者:goz 投稿日時:2007/03/20 19:18 ---185.72.104
弦喜様、ありがとうがざいます。
全然楽器に関しての知識が私にございませんでしたので、
非常に参考になりました。
Q:弓の購入について
投稿者:Syu 投稿日時:2007/03/11 19:42 ---31.243.83
こんばんは。
私はバイオリン歴が10年でありアマオケで弾いております。よくここの掲示板を見させていただいております。
最近弓の購入を考え(50〜100万円。どちらかというと音色重視で)、いろいろ情報を仕入れつつ弓を引き比べております。
今自分が弾いた中での候補が、10年以上前のギョーム(銀黒檀)。50万円。中古の委託販売品。現在のもの程ヘッドが大きくないとのことでした。いろいろ弾いた中では一番扱いやすい感じがしました。Morizot。100万。黒っぽい色をしていました。E.Sartory。300万。完全に予算オーバーですが、艶のあるすばらしい音がしました。操作性など他の面でも十分に良い弓だと思いました。そんなに上手でない私でもその違いがはっきりと分かりました。
現在使っている弓(Simon school 15万)がはっきりした発音の弓であり、音色面ではの弓と期待していた程の差が無いように感じました(ある程度反響する部屋で試奏しました)。ただし、現在所有の弓はヘッドよりに重心があり、少々扱いにくいかなと感じるときがあります。ちなみに楽器は120万で買った100年前のモダンフレンチです。そんなに派手ではないですが、ある程度の音量と音色をかねた楽器です。
皆様でしたら〜のうちのどの弓を選択されるでしょうか。技術の向上を考えてまずはを選ぶべきか。頑張ってまで待った方が良いのか。。。
難しい質問だと思いますが、もしよろしければお返事下さい。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/03/11 21:29 ---6.35.28
質問を見て感じたのは、音色重視といいながら、音色重視と操作性重視がご自分の中でまだ優先度という点で整理されていないのではないか、ということです。
以下、私見です。(勝手なことを書きます。)
音色重視の場合、にさほど音色的な魅力を感じないなら、それを選ぶという選択肢はないと思います。
でも、操作性重視なら、をもう少し値切って買う、がよいと思います。(新品でもそれくらいの価格のお店もありますので、新品同様ならまあOKとしても、かなり酷使されている弓であれば、高いと思います。)
個人的には、楽しく弾くにはまず操作性。操作性が格段に良くなれば、演奏の幅がまったく変わり、また今まで苦労したのがなんだったんだと感じて、世界が変わる。
操作性が非常によい弓で、音はどうしようもない、ということは少ないので、その音が嫌いというのでなければ、今の時点では操作性で決めればよい。と思います。
投稿者:セイジ 投稿日時:2007/03/12 02:16 ---151.3.240
>現在所有の弓はヘッドよりに重心があり、少々扱いにくい
この記述から想像すると扱いやすい弓をお求めのようですね。
私、ギョーム(金黒檀)もMorizotも所持してますが、操作性では3万円台のコーダ・ボウ(一番安いもの、55g)に負けているので、忸怩たる思いがあります。音色に目をつぶれば、操作性ではカーボンの勝ちなのでガックリです。
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/03/12 13:44 ---2.158.178
〜いずれも選択いたしません。
そのお値段ではさらに別の選択が考えられます。
焦らずに、もっと探しましょう。
>現在所有の弓はヘッドよりに重心があり
半月リング端、毛の出ているところから19cmのところが重心です。
これから大きくずれているときはバランスの巻き線を調整してもらいましょう、ちゃんとした工房なら説明しなくても分かるはずです。
音色は、楽器と調整状態で大きく変わりますので、単純な比較はなかなか難しいので、短時間の試奏でこれがこの弓の音色だとは思わない方が良いと思います。
投稿者:あん 投稿日時:2007/03/14 00:51 ---148.255.8
>現在所有の弓はヘッドよりに重心があり
おそらく、構えたときに重めお感じでしょうか??
ヘッドよりに重心があるというのではなく、ヘッドよりに密度が高いと言えます。
弓全体の重心は巻き線により定点に調整されていますが、個人が弓を構えたとき、その重心は意味がなくなってしまいます。。
弓を持って、軽く回転運動(振ったりする)をさせてやると弓の重さを感じることが出来ます。
軽い弓というのは弓の密度が中もしくは元よりに高目となっています。こういった弓は扱いやすい傾向にあったりします。あくまで個人差ですが。。重いと感じればその逆です。
物理を学ばれていらっしゃれば「回転モーメント」だけ申しておきます。
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/03/14 11:55 ---2.156.197
>「回転モーメント」ですか。
なるほど、高校物理の知識はお持ちのようですね。
重心位置は重要です、モダンボーを確立したのはJBビヨームが貢献したというのが一般的ですが、重心位置が約19Cmが最適であるとしたのも彼であるといわれています、普通はそのようになっていますが、まれにずれてしまっていることがあります。
>弓を持って、軽く回転運動(振ったりする)をさせてやると
奏法の中で、弓を回転させたり、振ることはありませんので、それでバランスがどうの、というのは意味がありません。
>軽い弓というのは弓の密度が中もしくは元よりに高目となっています
用材は、均一な所を選ぶのが一般的ですので、よほど安物以外はこのようなことはありません。
私見ですが、弓の毛とスティックを含めた弾性係数と、バネ常数、と弓全体の質量を考えた場合、動特性が、臨界制動状態にあるのが最適では無いかと想像しております、このとき、分布常数としてまで考える必要はなく、集中常数で良いと思います。
物理学的な考察は、弓を演奏に使うためにはあまり意味がありませんので、専門家の意見の1例をご紹介しておきます。
日本に来たときに弦楽器に支障が起こり、フランス大使館に相談を持ちかけられたとき、紹介される方のご意見です。
一言で言うと(誤解は承知で)良い弓とはどういう物ですか?
「弦にへばりついている時間が長いと感じる物が良い弓です。」
音色がどうの、バランスがどうの、うんちくはさておき。
奥は深いですね。
投稿者:Syu 投稿日時:2007/03/17 16:16 ---229.224.36
こんにちは。いろいろなご意見参考にさせていただきます。
セイジさん。
>音色に目をつぶれば、操作性ではカーボンの勝ちなのでガックリです。
メインの弓とカーボンの弓を机に置き、目をつぶってどちらをつかんだかわからない状態で演奏を始めても、操作性の違いがすぐにわかります。でもカーボンは好きにはなれませんが。
猫丸さん。
>半月リング端、毛の出ているところから19cmのところが重心です。
まだ調べていませんが、参考にします。
あんさん。
>弓を持って、軽く回転運動(振ったりする)をさせてやると弓の重さを感じることが出来ます。
先ほどのカーボンの弓と比べてみると、こういう操作をした時に違いが出ます。
猫丸さん。
>弦にへばりついている時間が長いと感じる物が良い弓です。
確かに試奏した弓の中にはそういった感じのものがあったように感じます。
また質問があります。
弓の試奏の際に具体的にどういうことを確かめればよいのでしょうか(操作性の良さを確かめるためにこういう曲のこういう部分を弾いてみて確かめている、腰がへたっていないか見るためにこういうことをしている、材料の良し悪しを見るためにこういう部分を見ている、音色をきちんと聞くために試奏の際にはこういう環境で弾くようにしている、など)。それともこんな回りくどいことをしなくても、弾いた瞬間にすぐに判断できるものなのでしょうか。
掲示板をご覧の皆様は様々な新作、オールドの弓を持ってみえると思うのですが、どういった理由・決め手でその弓を選ばれたのでしょうか。
よろしくお願いします。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2007/03/17 17:48 ---8.97.147
楽器は調整によってまったく音がかわるので、良し悪しはなかなかわかりません。
弓は持ってみて、チューニングしただけでも違いはわかります。
なんでもいいので曲を弾いてみたらすぐにわかります。
発音やら吸い付き具合とかですね。
楽器屋なら持っただけで音がわかるらしいですよ。
それで振ってみてバランスがわかるということです。
信じられませんね。
決め手は表現力でした。イメージがそのまま音になるような、いうことを聴いてくれる弓を購入しました。
理想に近い弓でした。
いい弓もつと苦労が少ないです。
4年ほど前に少し触っただけでほれてしまった弓がありましたが、予算がなく、ぼやぼやしているうちに売れてしまいました。
いまだに忘れられない感触の弓です。
惚れたら買いです。
オールドは同じ物は2本ないです。
出合って惚れたらその瞬間、買わないと後悔します。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2007/03/17 20:42 ---145.75.20
追加させてください。
決め手のポイントは吸い付き具合でもありました。
吸い付きすぎるのはパスしました。
ネットリ、ベターッとしたのは弓がポルタメントをしてるかのようでいやでした。
程よい吸い付きがいいです。
購入した弓はペタペタと吸い付きます。
スピッカートでも弓を返すたびに吸い付くので弾き易いです。
投稿者:セイジ 投稿日時:2007/03/17 23:06 ---151.3.240
>新作、オールドの弓を持ってみえると思うのですが、どういった理由・決め手でその弓を選ばれたのでしょうか。
1本の弓にオールマイティな性能を期待するのは無理があります。味の違いを楽しむうちに、どんどん本数が増えてしまいました。ちなみに、楽器店で弾くだけでは判らないので、店から借りて自宅や練習場などで時間をかけて弾いてみることが肝要です。また、張ってある毛の分量で弓の印象が、かなり変化するので、その点も要注意です。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2007/03/18 12:06 ---151.218.196
Syuさん
良質な弓の購入するこのとの進めとして、ここにもよく出てくる有名サイトに書かれています。もしかすると既にお読みになっていらっしゃるかもしれませんが。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/bogenfair02.pdf
自分も、今から6年くらい前に、ギョーム(銀黒檀)を買いました。若干弓の曲がりが出てきているのですが、弓の腰が強いため強く張らなくても弾けるためか、また弾き慣れてきたためか、最近は自分の楽器との相性がよくなっていると感じています。
2年位前にギョーム(金黒檀)を、以前買った楽器屋さんに取り寄せてもらったことがあるのですが、弾いてみて自分の持っている銀黒檀とあまり変わりなく、また銀黒檀を買った当時よりもユーロ高になっており、結局買いませんでした。
10年前のギョーム(銀黒檀)が50万というのは、多分当時の新品購入価格くらいだと思いますが、今のユーロ高を考えると、新品のギョーム(銀黒檀)と比較して、お買い得のような気もします。また同じ銀黒檀でも昔の方が選ばれた材質がいいものなのかなんて感じもします。ただ今回のギョームがお買い得かは、弓の状態にもよると思いますが。
自分は予算が50万くらいだったので、はなからオールド弓は考えませんでした。やはり予算が100万以上も可ならば、オールドも視野に入れて、ゆっくり選ばれることがいいと思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/03/18 22:27 ---6.34.107
Syuさんの最後の質問は、
「結婚相手を決める時にどのような事に気をつけますか」
「今の奥さんと結婚しようと思った理由は何でしょうか」
というのに非常に近い気がします。
ケース・バイ・ケースですが、結局は自分自身で「こいつだ」と直感的に思ったものを手にするということではないでしょうか。それが一番うまくいきます。
が、当然合わない事がわかり離婚することもあります。
Q:音色の優れたヴァイオリン弓
投稿者:satochan 投稿日時:2007/03/15 22:32 ---47.36.9
予算100〜150万円程度で音色の優れた弓を探しております。どのようなものがあるのでしょうか?産地には拘りがありませんが、オールドが好みです。「Victor Francois FETIQUE」あたりが基準となると考えておりますが、同等以上でももっと手頃な価格のものがある、もう少し予算を上げると格段に良くなるなどアドバイスなど御座いましたら、ご紹介頂けると幸いに存じます。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/16 00:00 ---6.46.14
オールドでなければ安く性能が高いものと同じかそれ以上の物が手に入ると言う話はよく聞きます。
投稿者:satochan 投稿日時:2007/03/17 17:59 ---229.5.209
あまてぃ様 投稿有難う御座います。オールドでなければというのは、音色を前提としたことでしょうか?一般に「新作」と呼ばれるものを試奏致しましたが、大まかに分けると、カンカン鳴るが甘さが足りないもの、もしくは鳴りが大人しく、甘さではなくこもった感じがするもの、のようなものしか経験が御座いません。視野が狭いのでしょうか?もし心当たりが御座いましたら、ご紹介頂けると幸いです。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/17 19:39 ---6.46.14
オールド製品は弓も楽器も木で出来ているので乾燥で軽くなる・響くとか名演奏家が使うことで良い癖が付くから良いとされたり、いいものだから残っているという説があったりします。
上記のどの説立っても、いえることはオールド製品が新作だった頃から名作品であったと言うことです。いい作品に乾燥・癖などのいろんな要素が加わり、高額な製品になった場合がほとんどであるといえます。さらに、骨董的価値が付き性能以上の価格がつくこともあるそうです。
僕の場合はレッスンの先生に仲介してもらいますので個人的な意見でお勧めできる場所はありませんが、周りの人からよい弓を作られていると聞いたご夫婦がいらっしゃるそうです。→http://www.poullot.com/ja/contacter.htm
そのご夫婦のホームページです。他にもこのような方が作られた弓が新作で存在すると思います。いろいろ、聞かれるのが良いと思います。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/17 20:03 ---6.46.14
個人的には音色は自分の腕が80%、楽器が20%だと思っています(厳密に出した数値ではなくイメージです)。弓については楽器の性能を引き出せるかどうかが音色についての評価ではないでしょうか?
弓がしなるから、弦に吸い付くように弾けるから大きな音が鳴りやすいとか、軽いから飛ばしやすい、バランスがよくて扱いやすいなどが主な評価であると思います。
音色が好みでない→腕と弓が合っていないだけかもしれません。オールドの音色が合うのは腕に合う弓であったのかもしれません。
個人的には弓で音色が変わったという経験がなく、聞いた話でもある人がいい弓に変えてから腕が急成長した(この場合も新作)と言う話です。ですから、オールドにこだわらず、いい弓を探されたほうがいいと思います。
投稿者:satochan 投稿日時:2007/03/17 22:45 ---5.187.47
あまてぃ様 貴重なお時間を割いていただき、度々のアドバイス心から感謝申し上げます。
「腕と弓があっていないだけ」、このご指摘には心当たりがあります。周囲の人にも今使用している弓と弾き比べをしてもらい、離れたところで音を確認するのですが、先生(小柄な女性)だと全然良くないのに、男性(仲間)が弾くと綺麗で甘い音がするなどということがありました。
音色は、上手い人が弾けば殆ど同じ音を再現可能なのだと存じます。先生がどの弓を使っても、殆ど同じ音しかしません。しかし私のような初心者やある程度の経験者程度では、腕がないため、弓に左右される部分が大きいです。ただし、音が良くても、機能性を損ねている弓にするのは論外であるということはご指摘の通りと考えます。
「良い弓」を探した方が良いというご指摘は冷静に考えれば核心をついていると思います。あまり先入観を持たずに、探してみたいと思います。
話がずれてしまうかも知れませんが、カーボン弓は機能性抜群と思いますが、腕の上達などを想定すると選択肢に入れても良いものなのでしょうか?それともフェルナンブコとは全くの別物と考えるべきでしょうか?
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/17 23:53 ---6.46.14
カーボン弓を使ったことがないので、なんともいえませんが、修理が聞きにくいと聞いたことがあります。木だと曲がっても反り直しという作業で直せるそうですよ。
不思議な話を聞いたのですが、楽器には作成者の魂がこめられているそうです。あまり迷信的なことは信じない方なのですが、自分の実力があがるにつれて、楽器が受け入れてくれるということを感じたことがあるのでありえる話しかも…
上記の話が真実かどうかは別として、木という生きたものから作られた職人の魂の結晶とカーボンという科学技術の結晶だから賛否両論なのかもしれません。
あるドイツ人の名演奏家の話から(伝聞)
「お前は楽器のために演奏をしているのか?それとも自分のために演奏しているのか?」(ドイツ語)
弓もふくめて楽器と運命的な出会いが出来、かつその楽器で演奏できたら幸せだと思います。
いい弓が見つかるといいですね。
Q:バイオリンについて
投稿者:みほ 投稿日時:2007/03/16 16:28 ---7.20.2
初めて書き込みします。
宜しくお願いします。
みなさまにお聞きしたいことがあるのですが
ご回答お願いします。
20年くらいまえに鈴木メソードでバイオリンを
習っていましてそのとき親に60万で4/4のバイオリンを
買って貰ったのですが
最近、押入からそのバイオリン発見しまして
売るか友人に譲るか悩んでます。
(自分は社宅に住んでるため練習出来ずもう弾くことは
ないので・・・)
ラベルはAMATI B.R.SCHMIDT&CO.VIOLINMAKERS SAXONY
ってあります。
分かる方いらっしゃったらどんなバイオリンか教えて下さい。
宜しくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/03/17 14:26 ---6.35.220
Ernst Reinhold SCHMIDTですので、E.R.SCHMIDT&CO. だと思います。
E.R.SCHMIDT商会とでもいうのか、本人も製作はしたものの、20世紀初頭前後に様々なグレードの弦楽器を輸出用に大量生産・販売したドイツのメーカーのようです。
SAXONYはそのようなメーカーがたくさんあったドイツの地名/地域名であり、ドイツ語ではなく英語でVIOLINMAKERSと書かれていることからも、主に米国への輸出を意識していることが想像できます。
AMATIは、16-17世紀にクレモナにあった有名な製作者の一族の名前(例えば、その中のニコロ・アマティはアントニオ・ストラディヴァリの師匠です)で、その中のどれかのモデルを模範に作ったモデルということでしょう。
現在の国内量産メーカなども数万円の入門用から百万円を超えるものまで作っているように、いろいろなグレードがあるので、型番がわからない以上その楽器の価値はラベルだけではわかりません。
一方売るという件ですが、下取りではなく、単純に楽器を買い取ってくれる楽器店は少なく、運良く買い取っでもらったとしても、20年前に購入されたときの価格の1/3をはるかに下回る価格となると思われます。名の知れたお店から購入し、その時の領収書等が残っていれば少しは売りやすいと思いますが、単純に楽器を持ち込む、あるいはネットオークションで販売する、いずれの場合でも1/5程度の価格で売れればよし、と考えておいた方がよいと思います。購入したお店がまだ残っており、そこが引き取ってくれれば一番うまくいくのですが。
また、演奏状態にするため、工房で調整し、弦交換などをすると、最低2〜3万円は初期投資が必要になります。
以上、私見です。
Q:指板の塗装が?
投稿者:初心者A 投稿日時:2007/03/20 20:59 ---135.213.86
昨年末にある楽器店で買った半日本・半中国製の20万円の4/4バイオリンなのですが、弦の松脂を落とそうと思って、ティッシュペーパーにごく少量の消毒用アルコールをつけて拭いたところ効果てきめん。調子に乗って指番もちょいと拭いたら、黒い色がでるでる。どうやら、この指板、紫檀か縞黒檀を黒く着色したもののようです。音や操作性は良いので非常に気に入っているだけに、びっくりなのですが、この価格帯ではこういう作りでも普通なのでしょうか?ちゃんとした職人さんがちゃんと作った手工品の楽器は、人件費など考えるとどうしても100万円以上で売らないと採算が取れない筈だと思うので、そういう意味ではまあこの価格ではやむを得ないのかなあとも思いつつ、なのですが。
投稿者:初心者A 投稿日時:2007/03/22 10:33 ---135.213.86
どなたからも書き込みがないということは、業界のタブーに触れてしまったのでしょうか。その店にクレームをつけようとかの意図は一切ありません。
ストラッドさんの商品や他の国内メーカー品もその位の価格ではそのような作りなのですか。
投稿者:ストラッド店員その2 投稿日時:2007/03/22 11:11 ---195.148.152
おはようございます。初心者A様
指板の塗装物についてですが、経験値からすると良質の黒檀を使用しない理由は単純にコストです。そのメーカーがどこでコストを下げるか?を考えてそうしたのだと思います。その価格帯はすべて普通なのか?というとそれはメーカー、出身地などでさまざまでしょう。また手作りの楽器が約100万円以上するはずだとお考えのようですが、それも事情によってさまざまです。
手工品で、良い作品で、音色もなかなかよろしい物も、探せば
結構ありますよ。
投稿者:シャルロット 投稿日時:2007/03/22 11:11 ---246.252.97
タブーでも何でもありません。
楽器のつくり云々以前にアルコールで楽器を拭くなど、絶対に矢ってはいけないことです。
弦も基本的にはアルコールで拭くべきではありません。
手工品との違いなどを気にする前に、まず、楽器の基本的扱いを覚えてください。
先生がアルコールで拭けと言ったのですか?
そのようなことは絶対無いはずです。
そもそも、そのような暇があったら、先生の言われたことを少しでも、練習してください。
投稿者:phthalocyanine 投稿日時:2007/03/22 17:08 ---244.210.205
指板をエタノールで拭くのは、どうかと思いますが、弦をエタノールで拭くことは良くあると思います。
これについては、楽器製作者に薦めらましたので、問題ないと思います。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2007/03/22 17:13 ---25.150.63
>弦も基本的にはアルコールで拭くべきではありません。
えっ、そうなんですか?どういう理由ででしょう?
投稿者:quwa 投稿日時:2007/03/22 20:45 ---18.48.70
ニスはアルコールに溶けます。
消毒用は水分が多いので木にも膠にもよくないはずです。
チェロですが,弓を落としたりぶつけて傷ついてしまったとき,綿棒に無水アルコールを少量付けて傷を軽くたたくと,白く目立っていた傷が目立たなくなります。追試する場合は自己責任で。
投稿者:もーりん♂ 投稿日時:2007/03/22 21:01 ---155.11.42
指板をアルコールで拭いちゃダメなんですか? 私はごくたまにですけど指板と弦をアルコールで掃除していましたけど。。。何かの弦楽器関係の本に、たまに指板をアルコールを染み込ませた脱脂綿で拭くと良いと書いていた記憶があるのですが・・・。ネットで検索すると、やはりアルコールを使って指板を掃除することを奨励しているサイトもありますが、やっぱりダメなのでしょうか?
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/22 21:34 ---6.46.14
いろいろな説があるし、両者が正反対な説がある見たいですね。
でも、少なくともいえるのが、本体のニスが溶けるから楽器によくないのではないでしょうか?
チェロの修理が本来の修理であれば別ですが…書いた本人も自己責任でとしていることですし…
弦も指板も取替え可能ですから、不都合が出たとしても取り返しは付くのでは?本体となると取り返しが…
僕なら、どちらもしませんが、やるとすれば、弦だけ本体に絶対にアルコールが付かないように行いますね。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/03/22 21:38 ---13.42.231
アルコールで拭いてもよいですが、細心の注意を払わないとボディにアルコールが付いて ニスが傷みます。付いたらすばやく拭き取ればほぼ大丈夫ですが。それより 蛋白凝固作用や脱脂で、手が非常に傷みますので、私は 手袋してやることはあります。
着色しているか 分かるのも利点であると思います。縞模様のある黒檀は機能的にさほど悪いとは思いませんが・・・真っ黒でないと 売れ行きが悪いのでしょうね。
投稿者:ぶぶ 投稿日時:2007/03/22 23:29 ---180.244.17
弦をアルコールで拭くことは、理にかなっていると思います。
結果的に音も良くなります。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/03/23 00:08 ---6.46.14
弦を張る前にアルコールで拭くとザラザラ感がなくなるというのを聞いたことがあったのを思い出しました。(弦はドミナントでした。)
音がよくなるとはそのことも含めてなのでしょうか?
投稿者:初心者A 投稿日時:2007/03/23 08:38 ---135.213.86
皆さま色々とありがとうございました大変勉強になりました。
弦楽器のニスがアルコールに弱いことは承知しておりました。ですから、ごく少量をティッシュペーパーに吸い込ませたもので弦だけを拭いていたのです。これを楽器の塗装の上に落としたら大事だと言う注意の上での話ですが、外した弦でした方が良かったかも知れませんね。弦・指板をアルコールで拭くことの是非については諸説あると言うことも知ることができて大変貴重な体験でした。重ね重ね皆さまありがとうございます。
100万円以内でも十分本格的な手工品がありうると言うことも教えていただきありがとうございます。次回購入の節はぜひストラッド様にも色々とご相談に乗っていただければと思います。
アルコールで拭いたことで弦の均一性が回復されたことは振動の質の面でも良い影響があったような実感があります。ガットの弦で試みる勇気はありませんが。
投稿者:cokia 投稿日時:2007/03/26 23:01 ---10.64.29
自己責任において、無水アルコール(エタノール)を綿棒につけてチェロの傷の部分につけてみました。
素人は、やらないほうがいいようです。。。