弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:チェロの隙間 接着剤で補修?
投稿者:まるこ 投稿日時:2007/05/23 22:49 ---20.45.54
チェロの表板と側板のあいだに隙間が空いてしまいました。おかげでコマはずれるは、魂柱は倒れるは、大騒ぎ。某有名な楽器屋さんに持って行き、直していただいたのですが、その時聞いた言葉で後になって????
「接着剤でしっかりつけたので、とりあえず大丈夫ですよ」と。
あれ、ニカワではないのかなあ? ちなみに、毛替えとコマの削りと、合わせて15000円でした。こんなものですか? ちなみにニカワが乾くのに1週間くらいかかると聞いていたのに三日でOKでした。大丈夫ですよね?
投稿者:大森 投稿日時:2007/05/24 05:21 ---206.85.239
>>>大丈夫ですよね?
ここで言われても何ともコメントできません。
扱った楽器店に聞いてください。
表板と側板のあいだに隙間が空いてしまった理由はなんですか?
以前バイオリンでも似たようなクレームがあったかと思います。
修理を依頼する前に、見積りと修理の方法を聞いた方が良かったですね。
納得いかなければ、別の所へ依頼すれば良いのですから。
もしかしたら、素人にわかりやすいように「接着材」という言葉を使ったのかもしれませえんね?
投稿者:ハリス 投稿日時:2007/05/24 07:42 ---215.160.182
九分九厘、膠に間違いありません。ご心配には及ばないと思います。
投稿者:ストラヴァ 投稿日時:2007/05/24 14:25 ---25.205.160
ハリスさんと同意見です。
本筋とは関係ありませんが、最近あまりに目に余るので…
大森さん。最近よく投稿しておいでですが、お答えぶりから、貴方が上に明記してある
>弦楽器の事なら私に任せてという方々
に該当していないと判断するのは容易です。どうか、ご自粛されますよう。
投稿者:大森 投稿日時:2007/05/24 21:13 ---206.85.239
管理人様
小生の記載(レス)がここの板にふさわしくないということであれば、どうぞすべて削除していただいて結構です。
投稿者:膠 投稿日時:2007/05/24 22:42 ---38.121.51
にかわも接着剤の一種ですから、「接着剤で付けた」という言葉に間違いはないと思います。
表板のはがれを付けるくらいだったら、にかわでも今の季節なら3〜4時間程度の乾燥時間で十分でしょう。
人によっては一日置く場合もあるかもしれませんが、一週間というのはまずありえません。
逆に、クランプの圧力で楽器に悪影響が出てしまいます。
毛替えと表板の剥がれの接着、魂柱立て、駒の調整で15000円というのは妥当な線なのではないでしょうか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/05/25 00:08 ---6.35.189
以下、私見です。
合成の接着剤をつかうケースが稀にあります。それは、もともとその楽器が合成の接着剤で接着されている場合で、合成の接着剤を取り去ってニカワを使える状態まで持って行く手間暇と金額をかける価値がない楽器の場合です。(コントラバスではよくありますし、新品のヴァイオリンでもそのようなものは時々あります。)
お店が言ったそのままの表現なら、”接着剤”と”とりあえず”の2つが気になりますね。やはり、気になるなら、お店に再度確認するのが最もすっきりする方法だと思います。
なお領収書には、普通は内訳:毛替えいくら、駒削りいくら、ハガレ直しいくら、が書かれるものだと思います。
毛替えは6000円〜8000円と考えるとして、駒削りで何をしたかがわからないので、ハガレ直しに幾らかかったかはわかりません。膠 さんの言う通り、確かに魂柱調整も必要なのでそれも費用(2000〜3000円くらい?)がかかりますね。
20センチくらいのもの(ブロックにかからないようなもの)ならニカワ付けは1箇所で3000円くらいではないですか。ニカワ付けだけなら修理には3日あれば十分でしょう。
投稿者:元コントラバス弾き 投稿日時:2007/05/25 12:57 ---26.149.203
便乗して質問させていただきます。
私はチェロ(モンターニャタイプ、ドイツ製で160万円程度)の楽器を弾いています。モンターニャタイプのため楽器が大きく、ケースを開けたとき、ふたに角が引っかかって、尖った部分を2cmほど欠いてしまいました。弦喜さんのおっしゃるように、コントラバスと同じに考えてボンドで接着しましたが、皆さんの話を読んでいて少し心配になりました。これは早急に修理に出した方が良いのでしょうか。楽器に悪影響を与えるものでしょうか。教えていただけると有り難いです。
投稿者:CABIN 投稿日時:2007/05/25 18:41 ---114.112.42
膠で接着してあると,簡単な作業で剥離できます。
つまりバラす可能性がある部分は膠でなければならんと思いますが,件の2cmの部分が膠の接着部でなく,きれいに繋がっているのであればボンドでも問題ない,あたらめて膠で接着しなければならないことはないと思います。
但し,2cmって意外と大きい気がしますが,もし表板のコーナー部分だとすると,側板にもボンドで接着したことになってますか?
そうなると,今後表板を外すような修理を行う場合に障害になりますし,修理に先立ち職人さんに言っておかないと,そこがはがれず巻き添えに周辺の木がバリバリってなる可能性も否めません。
どのようなボンドを使用されたのか分かりませんが,そうであれば早めに相談された方が良いと思います。
ちなみに私もコーナーが欠けましたが先の方のみで,側板にはかかってなかったので自分で木工用ボンドで繋ぎました。
投稿者:まるこ 投稿日時:2007/05/25 18:47 ---20.45.54
皆さん、ありがとうございました。
初めて修理に出したので、色々よくわからず、
楽器がバラバラだ悲惨だったので、
もしかしたら、5万とか10万とかかかることも予測してたので、
15000??え??
と思って質問させていただきました。
ありがとうございました。
投稿者:元コントラバス弾き 投稿日時:2007/05/25 19:19 ---26.149.203
CABINさん
ご返事ありがとうございました。接着剤は木工用ボンドです。側板にも接着しました。早めに相談してみることにします。
「まるこ」さん
便乗質問で、失礼しました。
Q:私の楽器の製作者について
投稿者:aki 投稿日時:2007/05/23 22:31 ---19.143.83
「Ludovicus Bergonzi fecit Cremonae」というラベルの楽器を使っています。最後のクレモナの最後の2文字はドイツ語のaとeがくっついたものです。100年位前に作られたドイツの楽器らしいのですがそれ以上の情報がありません。
ラベルの意味、どういう製作者のものなのか、分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。
何年も使っている楽器なのですが今更ながら、楽器に愛称をつけたいのですが、ドイツ製という以外の情報がないので、どんな名前にしようか迷っているところです。宜しくお願いいたします。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/05/24 10:12 ---238.16.8
Bergonzi一族の誰かのようですが、調べてみても、
Benedetto
Carlo
Francesco
Michel Angelo
NIcola
Zosimo
という具合でLudovicus (Luigi)はいないようですね。
いずれにせよ、ドイツ製だというのなら、
「クレモナのLuigi Bergonziの××年製作」のコピー
の意味と思われますので、このラベルからは制作者は知れません。
ドイツ語にはaとeがくっついた文字はなく、ウムラウトになると思います。
もっともこの銘自体がラテン語で書かれているわけですが。
投稿者:aki 投稿日時:2007/05/24 23:22 ---19.143.83
ぶらっちぇさん、調べてくださってありがとうございます。
親戚のお姉ちゃんが使っていた楽器(なんでも楽器屋さんで衝動買いしたらしいのでちゃんと楽器の情報を知らない)をもらいました。ですので「ドイツ製だと思う」という感じで聞いたので本当にドイツ製かどうかも分かりません。
クレモナのBergonziさんという人の作った楽器のコピーというラベルの内容が分かっただけでもとても嬉しかったです。ありがとうございました!
Q:Violinの弓
投稿者:Bow 投稿日時:2007/05/20 22:13 ---253.187.146
こんばんは。
今、Violinの弓の買い替えを検討しています。
漠然としたイメージになってしまいますが、重さは軽め、弾力性は固め、厚い音が出せるものを考えています。
S.Thomachotを進められていますが、今一つしっくりきません。
(柔らかいような気がします)
金額は、200万位までで探しているのですが、皆さんのお薦めの弓を教えていただけませんでしょうか?
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/05/21 01:11 ---6.111.139
200万もあれば超一流のプロが使うような弓が新作であれば手に入るのでは…。
レッスンの先生とか目の肥えた方と一緒に探されてはどうですか?
投稿者:オールド・ボウ 投稿日時:2007/05/21 14:33 ---147.222.101
その予算なら,当然オールド・フレンチをお探しかと思います。
やはりオールドの魅力は,今は枯渇したといわれる良質の材が使われていて,音質が優れていることでしょう。
一方,オールドの場合はヘタリ・ボウも多く,本来の性能からするともう峠を越えてしまっているものが多数出回っていることにも注意が必要です。
これだけの予算ですから,使用制限のかからないオールマイティに使える実用性があるものを探さねばならないでしょう。単に,音質が良いからだけでは,後悔することになりかねません。すなわち,強さとしなやかさも必要です。操作性やコシの強さ(硬いのではなく)は必要条件と考えてください。重さは標準であれば,軽い必要はないと思います。
また,楽器との相性も大切です。弓一本で音楽が変わります。
トマショーも良い弓を沢山作ったかもしれませんが,あくまで一品ものと考え,作者に拘らずに探されることをおすすめします。
投稿者:SP2 投稿日時:2007/05/21 20:46 ---196.138.157
予算200万といいますと悩ましいですね。オールドフレンチですととびきりのものは無理で、ぼちぼちのものになるかと思います。もしくは、二流の作家だけれど、とても良い作品ということになるでしょうか。
新作ですと、いま流行のギヨームですと金鼈甲ならば並みの作品、もしくは金黒檀の別注品位かと。トマショーは良い作家ですが、弾き手によっては柔らかいと感じるかも知れません。お弟子さんの、笹野さんの作品もそうかも知れませんね。
300万位ですとサルトリーでもまあまあな物があると思いますが、もう少し待ってみてはどうでしょうか。
良い弓というのは、良い楽器よりも出物が少なくて、尚かつ相性が凄くあると思います。ですので、出来れば銀行預金を常に持たれておいて、良い物件が有れば直ぐに手を挙げられる体制を取っておくというのが肝心かと思います。
私自身はトルテを弾いていますが、この弓に出会うまで3、4年くらいかかりました。出たら出たでお金がなくて決めるのにすごく苦労しました。ですので、良い弓が出たら迷わず半金位をバーンと出せる姿勢が肝要かと。。。・・……(-。-)
最近見た中では、N弦楽器が持っているギヨームのペカットコピーがとても良いと感じました。ウェブサイトにも載っています。軽くて音量があり、普通のギヨームとは全く異なる作品で非常に感心しました。値段はご予算の範囲だったと思いました、参考までに。
それでは、どうぞ頑張って下さい、御健闘をお祈りいたします。
投稿者:Bow 投稿日時:2007/05/22 00:03 ---253.187.146
皆様
コメントありがとうございます。
先生からは、まず自分で候補を探してくるようにと言われ、数軒探してみたのですが、帯に短し、たすきに・・という感じでした。
その中で唯一、S.Thomachotという候補が出てきましたが、それも今一つ。
資金も一応、予算の半額以上は準備できていますので、良い出会いが早く訪れることを願っています。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/05/22 23:32 ---6.111.139
http://www.poullot.com/ja/index.htm
↑この人の作品は評判が良いと僕は聞きますよ。
投稿者:パリソ 投稿日時:2007/05/24 20:02 ---180.170.6
http://www.michaelvann.com/
マイケルさんはBC州ではかなり有名です。
Q:弓の巻き線による音の変化について
投稿者:マニア 投稿日時:2007/05/15 21:35 ---213.178.4
今私が持っている弓は古いもので、鯨の髭がまいてあります。
巻き線によって音が変化するという話を聞きますが、
音色をもう少し硬くするのに銀線に変えようと思っています。
巻き線による音の変化ってどれくらいあるのでしょうか。
もちろん個体差はあるでしょうが。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/05/16 01:47 ---6.111.139
偉そうに聞こえるかもしれませんが、音色はほとんど腕!
音色を硬く楽器、弓でするより硬い音色、やわらかい音色のどちらも弾けるようになるのが先決!
上手い人に弾いてもらうとよくわかりますよ〜楽器は道具ですからいい楽器とはその人の能力を引き出せるものを指すと思います。
投稿者:セイジ 投稿日時:2007/05/16 15:24 ---151.3.246
巻き線によって音が変化するという話は初めて聞きました。
鯨髭は軽いので、より重い銀線に交換すると、弓全体の重心が多少手元に近い場所に移動するでしょう。現在のバランスが気にいっておられるなら銀線への交換はお勧めしません。
音色を硬くしたいのでしたら、毛替えの際に、毛の分量を思い切って減らしてみてください。シャープでクリアーな音色に変わるはずです。
投稿者:サンライズ 投稿日時:2007/05/16 21:05 ---159.144.107
本物の鯨のヒゲは今や非常に高価ですので、不具合が起きたわけでもないのに銀線に替えてしまうのはとてももったいないような気がします。
本鯨のヒゲ巻きは大事に使えばかなり長持ちするようですし、本鯨は吸湿性に優れていて手(指)に良く馴染むので、巻き線(ラッピング)として優れているように思います。見た目も銀線よりもずっとカッコいいですし(高級感がありますし)。
セイジさんがおっしゃっているように、毛の量を少なめにするとシャープな音になりますし、松脂や弦を替えた方が、大きく音色を変えることができます。貴重な鯨のヒゲ巻きを銀線に替えてしまう前に、今述べたような別な方法を試してみて下さい。
投稿者:マニア 投稿日時:2007/05/16 22:30 ---213.178.4
みなさまありがとうございます。
毛の量を変えることにより音色が変化することは承知しているのですが、音量や張りも若干ダウンするのでどうしようか迷っており、他の選択肢を探しています。
鯨を銀線にするのは少しもったいないような気もしますが、現在の音量のままで音色が多少なりとも変わるのならと考えています。
フロックを変えても音が変わるといわれていますが、どうなのでしょう。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/05/17 01:34 ---6.111.139
手首を少し硬めにして弾くと硬い音が出るよ。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/05/17 21:06 ---6.34.43
マニア さん
>巻き線によって音が変化するという話を聞きますが、
どこで聞かれたのでしょうか?
重量により重心が変わる(バランスが変わる)事は知っていますが、巻き線と音色の関係に対する記述は私は見た事がないので、教えていただきたいです。
>フロックを変えても音が変わるといわれていますが
どこで、どのように言われているのでしょうか?
フロッグの材質・大きさ・重量に関しての規定はありませんので、当然影響はあるはずですが、バランスにも演奏感にも大きく影響を与えるパーツです。
一番手っ取り早いのは、棹を変えることでしょうが、これでは解決にはならないでしょうから、もしセイジさんのおすすめの”毛の量を減らす”をまだ試されていないのでしたら、まずはやってみてはどうでしょうか。すぐに戻すこともできますし。
また古い弓であれば、反り直しを行う事で、音量と音色が変化する可能性はあります。
投稿者:マニア 投稿日時:2007/05/18 01:00 ---213.178.4
すみません書き方に問題がありました。
硬い音というより、より芯のある音という意味です。
巻き線やフロックによる音色変化については、いろいろな弓を試弾きしたとき、オールド弓のフロックコピーにも携わっている結構優秀な職人さんから、可能性として聞いたものです。
確かに、顎当てやテールピースを変えると音色がかわるので、弓自体も振動体であることを考えるとそういうこともあるのかなとその時は理解したものです。
ただ、弦喜さんが言うように、そうした記述のある文献は見たことがないので、実際に経験がある方がおられればお聞きしたいのです。
フロックであれば、べっ甲の音はわずかに柔らかく、アイボリーの音はわずかに硬い、というより芯が出ると聞きました。
毛の量や長さでの調整は、今の弓ではやっていないので一回試してみようかな。
でもそり直しは、確実に音色が悪くなりますよね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/05/19 10:51 ---6.34.22
>でもそり直しは、確実に音色が悪くなりますよね。
私は、新しい弓を使っているのでまだそり直しの経験はないのですが、そり直しで音が悪くなるのでしょうか。
ということは、現存しているオールドの弓は、かなりの割合でかなり音が悪くなってしまっているということになりますが、そうなのでしょうか。
そり直し後に、その前と状態が変わるので慣れるまで使いにくくなる、あるいは無理に曲げたことによるストレスが分散するまでに暫く時間がかかり暫くの間音が暴れる、といったことは想定できるのですが、トータルで考えると音が悪くなるとは言えないと思っていました。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/05/19 14:17 ---4.232.59
反り直しをすると一時的に音が悪くなり、元に戻るのにしばらくかかる、という話は聞いたことがあります。ここでもかつて議論が行われていたようです。
ttp://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=885&re=879&key=弓%20新作%20オールド
多分、反り直しで操作性が変わったために、奏者の方が適応できずに音色に影響が出た、ということではないでしょうか。棹をあぶって材木が変質した、などといった話ではないと思います。
私見ですが、マニアさんの話は、巻き線やフロッグでどうこうするレヴェルの話ではないように思いました。弓自体の音がそういう「芯がない」音なのではないでしょうか。私だったら、とりあえず鯨髭の上から銀線を巻いて、音色が本当に変化するかどうか実験しみますね。巻き線を変えるかどうかは、その結果次第で考えます。
投稿者:マニア 投稿日時:2007/05/19 16:07 ---213.178.4
クロアシさんの言われるとおり、元に戻るのに相当の時間がかかるということです。
ただ操作性が変わったというより、音が確実に荒くなります。
投稿者:アルシェ 投稿日時:2007/05/20 00:27 ---38.121.51
現存するオールドの名弓は、ほとんどすべて反り直しを経験していると思います。
反りが強くなれば、同じ張り具合でも毛の張力が大きくなるので、同じように演奏すれば音は強くなるはずです。
それが、荒くなったと感じられる一因なのではないでしょうか?
巻線が重くなると、弓の重心が手元のほうによります。操作性は確実に変化しますよ。
一流の弓の製作者なら、ラッピングを施した状態で最高のバランスとなるように製作するはずです。
私が弓の製作者だったら、弓のバランスを根本的に変えてしまうような変更は勧めないと思いますが…。
まずは、いろいろな弓で試奏して、弓を変えることで自分の理想の音が出せるのかどうか試してみてはいかがでしょう。
もしかしたら、楽器の調整や、演奏方法・技術の面から攻めたほうが、早道かもしれませんよ。
投稿者:マニア 投稿日時:2007/05/20 08:06 ---213.178.4
音が荒くなることについては、弦喜さんが「無理に曲げたことによるストレスが分散するまでに暫く時間がかかり暫くの間音が暴れる」と言われていますが、まさにそんな感じだと思います。
私は過去に2本の弓をそり直ししていますが、いずれも音が荒くなり、2年程度弾かずにいたら、完全ではありませんが音色が戻った経験があります。
投稿者:ジュード 投稿日時:2007/05/22 23:54 ---229.162.174
私は、弓のへたりの改善、音色の改善のためではなく、
発音性の改善の為にあえて反りをいれ直したことがあります。
「音の暴れ」は経験しましたが1、2ヶ月ほどで収まりました。
結果として、発音性だけでなく音色の点でも満足いく改善となりました。
Q:作者について教えてください。
投稿者:Rainbow 投稿日時:2007/05/03 00:22 ---60.104.195
最近、子どものバイオリンを買い換えました。
ちょっと予算を上回るものでしたが、本人もとても気に入った、伸びやかな音の楽器でしたので、思い切って買いました。
買った経緯は、先生にお願いして楽器店に分数バイオリンを下取りしていただき、予算をお伝えして探していただいたものです。
Cecilia Piazzei
Cremona 2006
と言うラベルが貼ってありますが、どなたかこの作者についてご存知の方はいらっしゃいますか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/05/06 20:03 ---6.34.225
購入元の楽器店は、落ちているものを拾ってきたわけではなく、新作をしかるべきルートで入手したものでしょうから、まずは購入元に確認すべきことかと思います。(新しいものですので、下取り品とも考え難く、購入元は知っているはずですし、わからないものに値段はつけられないと思います。)
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/05/13 01:26 ---13.42.231
私のある楽器の輸入元はどこか 購入店に訪ねたことがありますが、がんとしてかたくなに教えてくれませんでした。買った者には知る権利があると思うのですが、商売上の秘密ということで教えてくれませんでした。たぶん 卸値が知られるのがこわいのでしょう。
http://www.associazioneali.it/index.php?option=content&task=category§ionid=2&id=9&Itemid=27
でALIの会員であることだけは分かりました。
Piazzi Ceciliaですね。
http://www.associazioneali.it/index.php?option=content&task=view&id=195&Itemid=25
を参照
投稿者:Rainbow 投稿日時:2007/05/19 22:22 ---60.104.195
鈴木様、どうもありがとうございます。
こちらを紹介してくださった方が、コメントがあったことを教えてくださいました。
私は素人ですので、楽器の作者を知るなんてことは思いもしなかったのですが、その方が調べてみると面白いかも・・・と教えてくださったのですが、どんな方が作られたのか考えるうち、それを我が息子が手にして気に入って弾いているなんて、なんて素敵なことでしょう!と思い、こちらでお尋ねしてみた次第です。
先生にも、楽器店にもお尋ねしなかったのは、詳しくもない私がお聞きするのもはばかられましたし、そこまで真剣ではなかったのかもしれませんが、こうして作者がわかり、どんな方なのかなぁ・・・と想像しています。子どもにも話すと、「お手紙書いてみたい!」と話しており、このバイオリンに益々愛情をかけて仲良くしてくれることと思っております。
本当にありがとうございました。
Q:外国の方が製造している新作のヴァイオリンはどこで買うのでしょうか?
投稿者:ターシー 投稿日時:2007/05/18 18:04 ---87.1.155
最近、ヴァイオリンに興味を持ち始めたシガナイ学生です。
こんな僕がヴァイオリンを買おうと思い立ち、買いに行きました。すろとそこで、チェコの寄木細工法でできたヴァイオリン35万、40万、45万をすすめられたのですが、予算50万円以内なら、モダンに手を出すべきなのか、それとも、新作の準マスターORマスターに手を出すべきなのでしょうか?
もし、手を出すのだとしたら、どこに売っているのでしょうか?
教えていただけると幸いです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/05/19 09:07 ---6.34.22
以下、私見です。
「寄木細工は種類の多い木材の、それそれが持つ異なった材色や木目を生かしながら寄せ合わせ精緻な幾何学文様を作り出し一定の厚みの「種板」とし、これを特殊な大鉋で薄く削り、(この技法は世界規模で小田原、箱根だけ)小箱などに財布、装飾に利用したり、種板をそのまま加工し製品にする手作りの木工芸品であります。」(山中組木工房HPからの引用)、とのことですので、このような工法でヴァイオリンが作られることはありません。
日本人のヴァイオリン製作者に直接製作を依頼した場合、最低ラインは60万円くらいからかと思います。これは楽器店を通さない(楽器店マージンの入らない)価格であり、プロとしての商売の場合、”材料費・人件費・工房維持費・アフターサービス費+利益”を考えるとそれくらいになってしまうのでしょう。
修行中の人、アマチュア製作者の楽器であれば、ご予算内で買えるでしょう。
http://www.japan-vsj.com/index.html
の展示会あたりで、相談してみればどうでしょうか。
海外製作者の場合、直接購入は一般の人には敷居が高いでしょうから、普通は弦楽器店から購入することになります。ヴァイオリンという商品の場合、楽器店のマージンは結構大きいので、ご予算内で新品のヴァイオリンを購入しようと思うと、中国、東欧などの人件費・材料費が非常に安い所で製作されたヴァイオリンとなります。弦楽器専門店で手工品にこだわりたいと告げれば、そのお店でおすすめのものが出てくるでしょう。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/05/19 10:46 ---159.232.230
ターシーさん、寄木とは象嵌入りのことでしょうか?
投稿者:大森 投稿日時:2007/05/19 18:36 ---206.85.239
寄木細工法というのは聞いたことがありません。
予算50万円では、モダンもマスターも手が出せないと思います。
(準マスターという基準がわかりませんが、中国製なら可能かもしれません。)
>>>手を出すのだとしたら、どこに売っているのでしょうか?
弦楽器を扱っているお店か、ネットショップで買えます。
教室に通われているのでしたら、先生に相談してください。
Q:太い弦と細い弦
投稿者:サンライズ 投稿日時:2007/05/11 18:41 ---159.144.86
ヴァイオリン弦のことで質問させて下さい。
最近、標準よりも太い弦を試してみたのですが、太い弦はチューニングが安定するまでに、より長い時間がかかるような気がしました。
ヴァイオリン弦は太い弦の方が、弦の伸びがおさまってチューニングが安定するまでに時間がかかるものなのでしょうか?(逆に、細い弦の方が早く安定するのでしょうか?)
物理は得意ではないのですが、例えば輪ゴムだと細い輪ゴムの方が早く伸びきってしまうような気がするので、ヴァイオリン弦も細い弦の方が早く伸びがおさまって安定するのかな、とか考えたりしているところです。
よろしくお願いします。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/05/12 01:41 ---132.89.166
それだけでは漠然として良くわかりません。
「標準よりも太い」ということですからガット金属巻き線のことでしょうか?
「弦の太さ」はコア(ガット弦ならガット)に金属巻き線を足したものですから、外見上太い弦のコアがやはり太いとも言い切れません。
実際、重い銀巻き線を使ったG線が軽いアルミを使ったD線より細いことがあります。
投稿者:taka 投稿日時:2007/05/12 09:12 ---38.26.148
まずは、質問の意図ですが、弦の選択基準の大きな項目にチューニングが安定するまでに、要する時間が短いことを望んでらっしゃるのでしょうか?
主観ですが、弦を選ぶ基準としては
1)楽器との相性
2)操作性
3)耐久性
4)価格
が主なところかと思います。
演奏の前には必ずチューニングをしますが、それを煩わしい感じることは普通無いと思います。会わない音程で演奏する害は耐えられないです。よほどのことがない限りは、チューニングが安定するまでに、要する時間はさほど問題にはならないでしょう。
投稿者:サンライズ 投稿日時:2007/05/12 14:18 ---159.144.25
もくもくさん、takaさん、お返事ありがとうございます。要領を得ない質問をしてすみませんでした。改めて質問し直しさせていただきます。
私はガット弦のオリーヴを張っています。以前は標準ゲージのA、D、Gを張っていましたが、一番太いゲージに替えてみたところ、毎日毎日ちょっとずつ伸び続けて、チューニングが安定するまでに2週間近くかかってしまいました。特にG線の伸び具合が大きく、ペグの止まる位置が弦を張った直後とは全然違う状態になってしまったほどです。
私は、ナイロン弦は張らずもっぱらガット弦を張ってきたので頻繁に調弦をすることには慣れていますし、調弦に要する時間も短い(素早く調弦できる)方だと思います。
標準ゲージのときは5〜6日で伸びがおさまってチューニングが安定していたので、まさか2週間もかかるとは思わなくて、不思議に思っていたところです。次の本番まで2週間以上あるので大丈夫ですが、もしこれが本番が近い時期だったら結構焦っていたかも知れません。
バッハの無伴奏のように重音の多い曲で、オープン(開放弦)の音程が狂ったりすると、かなり弾きにくいですし、弾いていて気持ち悪いので、調弦が狂ってきたらすぐに調弦し直しますが、シャコンヌのように長い曲となると、演奏の途中で調弦し直すわけにも行きませんので、調弦が安定するまでに2週間もかかると練習していても結構不都合がありますし、まして本番が近いときだったら本当に困ったことになります。
そこで質問なのですが、同じ銘柄の弦の場合、太いゲージの弦の方が伸びが大きくてチューニングが安定するまでに長い時間がかかる傾向があるのでしょうか?
オリーヴは、標準ゲージばかり張ってきて、細いゲージや太いゲージを試したことがなかったのでお尋ねしている次第です。
2週間が経過してようやく伸びがおさまって、弦の状態も非常にいい状態になってきたので、太いゲージの音に関しては満足しています。(でも長年弾き慣れた標準ゲージの方が弾き易かったようにも思います)
よろしくお願いします。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/05/12 14:45 ---159.149.50
念のため確認ですが季節の影響はないでしょうか?
このところ暖かくなってきたので、私のオリーブG線も張って半年以上経ちますが結構音程がずれます。
またガットは動物の腸ですから化学繊維と違って個体差も大きいと思います。
投稿者:taka 投稿日時:2007/05/12 15:53 ---38.26.148
もくもくさん、オリーブとはいえ半年は、すでに寿命では?
投稿者:サンライズ 投稿日時:2007/05/12 16:20 ---159.144.107
もくもくさん、お返事ありがとうございます。もくもくさんもオリーヴを張っておられるのですね。ゲージは標準のものでしょうか?
私はオリーヴの標準ゲージを年を通じて使っており、年に3〜4回程度張替えます。たしかに、梅雨時や夏場は湿度のせいでピッチが不安定になりがちですが、今回張った太いゲージのものに比べれば、ずっと安定感がありました。
もくもくさんがおっしゃられるように、ガットは天然ものなので、個体差(当たり外れ)は多少ありますが、オリーヴは品質が安定していて、標準ゲージを張っている分には、特にその点で不満に思ったことはありませんでした。
オリーヴはガット弦なので、手にたくさん汗をかいたり、気温や湿度が高かったりすると、ピッチが下がってきますが、それについては、ガット弦の音と弾き心地が好きで張っているのだから、仕方ないと割り切っています。
こうした中で、初めて太いゲージを張ってみて、ピッチが安定するまでに(標準ゲージと比べて)妙に長い時間がかかるものだな、と不満に思った次第です。ある特定の弦だけが不安定なのであれば個体差のせいかなとも思いますが、AもDもGも、標準ゲージよりも太いものを張ったせいか、ピッチが安定するまでの時間が2倍以上(約2週間)もかかってしまいました。
私の部屋の湿度ですが、太いゲージに張り替える前後でそれほど湿度は大きく変わっていません。部屋にはアナログとデジタルの温湿度計を置いてあり、加湿器やエアコンを使用して、年を通じてなるべく気温22℃前後、湿度45%前後を保つようにしています。
引き続きよろしくお願いします。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/05/13 00:08 ---159.149.50
あとは製造上の違いや品質管理上の違いくらいしか思いつきませんね。
私は標準を使っていますが、太いサイズは標準サイズよりかなり
少なくしか生産していないと思いますので、製造ラインが違うとか、
生産してから使用されるまでの期間が長くなるとかいったことで
何らかの影響があるのかもしれません。
ちなみにカザルスはガット弦は切れる直前が最も音が良いと
言っていたと思います。
投稿者:ゴマぷりん 投稿日時:2007/05/13 23:32 ---253.94.121
こんばんわ。これはスチール弦のヘリコアでのことなので参考になんないかもしれませんが一応書き込みします。
だいぶ前の話ですがヘリコアのミディアムに比べてヘリコアのヘヴィーは、弦を張った後の弦の伸びが多いように感じました。ヘリコアのミディアムって、張って3時間ぐらいで安定しちゃう弦なんですが、ヘヴィーを張ったときはもう少し長い時間がかかったような気がします。
あといろんなE線を張った経験からすると細いE線よりも太いE線の方が伸びが多いような気がします。
ってことは太い弦の方がチューニングが落ち着くまでに時間がかかるってことなのかなと。
ドミナントとかのナイロン弦の場合はどうなんでしょうね?
投稿者:サンライズ 投稿日時:2007/05/14 18:03 ---159.144.31
もくもくさん、ゴマぷりんさん、お返事ありがとうございます。
もくもくさんがおっしゃるように、ガット弦って結構長持ちしますよね。私は3〜4ヶ月に1回張り替えてますが、半年ぐらい使おうと思えば使えますね。私は演奏中に切れるのは非常にイヤなので、切れるまで張るということはしてません。
ゴマぷりんさんの記述を興味深く拝見しました。スチール弦はガット弦よりも当たり外れの差が少なくて品質が安定していると思いますが、スチール弦でも太いものは伸びが多い傾向があるのですね。
私もいろいろな種類のE線を試してきましたが、E線でも太いものは最初の1〜2日ぐらいピッチが下がってくることがありました。細いE線の場合は張って1日もたたないうちにピッチが安定するように思います。
今度弦を替えるときに細いゲージのものを試してみようと思います。
投稿者:ゴマぷりん 投稿日時:2007/05/16 20:05 ---0.77.152
こんばんわ。ヴィオラとかチェロの弦はヴァイオリンよりもだいぶ太いですが、きっと太いからだと思いますが弦を張り替えたときの弦の伸びはヴァイオリンよりも多いみたいです。
ヴァイオリンだとドミナントなんかだと3・4日ぐらいで伸びがおさまってきますが、ヴィオラやチェロだと1週間ぐらいはかかるみたいです。やっぱ弦が太いと伸びきるのに時間がかかるんですかね?
投稿者:サンライズ 投稿日時:2007/05/19 01:16 ---159.144.104
ゴマぷりんさん再度のお返事ありがとうございます。
ヴィオラやチェロは弾いたことが無いので良くわかりませんが、弦の伸びが多いようですね。弦の太さが関係しているのかも知れませんね。
ゴマぷりんさんのスチール弦のお話やヴィオラ・チェロの弦のお話からすると、弦が太いと、伸びがおさまってピッチが安定するのに時間がかかる傾向があるということが言えそうですね。
安定感は別として、細いゲージの弦の音量、音色、弾き心地などは、標準ゲージと比べてどう違うのでしょうか?ご存知の方がいらしたら教えて下さい。
Q:弦を変えれば芯のある音がでますか?
投稿者:三咲 投稿日時:2007/05/15 14:15 ---5.35.125
子供の楽器です。先生の紹介である有名な楽器店で40万円で
購入しました。フレンチです。
音量はある方ですが、発表会で弾いたところ
なにか、ぽわ〜とした感じの音で芯がないように感じてしまいました(もう1年も使っていますが)
先生は分数だから仕方ないと仰います。
今まで弦はドミナントしか使ったことがありません。
1.他の弦に変えることで、少しでも芯のある音に変えられます か?
何か適した弦がありましたら教えてください。
2.調整とかでも音色を変えることができるのでしょうか?
素人の親なので何も知識がありません。
良きアドバイスをお願いいたします。
投稿者:rio 投稿日時:2007/05/15 14:49 ---188.82.38
私見ですが
分数は音にどうしても限界があると思っています。
(広義)の調整には
・弦の選択
・魂柱の位置調整・交換
・駒の調整・交換
・テールピースの調整・交換
・テールロープの調整・交換
・バスバーの交換
等があり
弓の質によっても、音色は左右されます。
楽器店に相談されてはいかがでしょうか?
なお、我家の息子の場合、1/4までは弦をTONICAにする以外は
何もしていません。
1/2からは、使い始めたあと、より強い音・良い反応が欲しいので
駒とテールピースとテールロープを交換しました。
弦は、そのままTONICAでした。
なお、弦については4週間で交換してました。
ご参考になれば幸いです
投稿者:QB 投稿日時:2007/05/15 19:21 ---145.236.139
分数は、意外としっかりとした調整がされていないこともありますので、rioさんもおっしゃるように一度、きちんと見てもらうのがよいと思います。(せめて、駒と魂柱だけでも)
子供は平気で楽器・ケースをゴツンとやったりする場合もあるので、魂柱がずれている場合も多いです。(うちの息子もそうでした)
ちなみに、分数用も、4/4と同じ材を使っていることがほとんどなので、楽器に対して木目が広くなる傾向があります。
ただでさえ木目が広めのところに、魂柱がすこし外れてたっていたら、間違いなくぼわ〜っとなります。
ちなみに弦は、Vision、Eva、Violino、Dominant、Helicoreなどを使ってきましたが、今はEvaを演奏会用に、普段はHelicoreかViolinoを大体1ヶ月〜1.5ヶ月で変えさせています。
どの弦がいいかは、まったく持って楽器との相性なので申し上げられませんが、上記のどの弦も芯のある音は出ますよ。
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2007/05/15 22:42 ---189.70.220
もし弦を替えるなら、Evah Pirazziが比較的はっきりして倍音も多く良いかもしれません。でも、わたしも皆さんが仰るように、楽器の調整が一番効果があると思います。
投稿者:三咲 投稿日時:2007/05/16 02:17 ---147.5.193
皆さん、アドバイスありがとうございます。
とりあえず、弦をEvahに変えてみようと思います。
いくつかネットショップで探したのですが、4/4しか販売されていないようです・・・
4/3にそのまま4/4の弦を巻いてよいのでしょうか?
投稿者:ヒロ 投稿日時:2007/05/16 09:01 ---7.169.58
>4/3にそのまま4/4の弦を巻いてよいのでしょうか?
ドミナントならばだめです。弦の長さに敏感だそうです。
エヴァ・ピラッチはわかりません。
さけたほうが無難でしょう。
私はエヴァ・ピラッチよりドミナントのほうが芯のある音だと思ってます。
音の芯は調整の問題だと思います。
まず、楽器屋と相談されるのがよろしいでしょう。
松脂でも随分違ってきます。
また、お子様が芯のある音、輪郭のはっきりした音をだしたいと意識されると、そのような結果がついてくるでしょう。
耳元でやさしく甘い音を出したがる奏者は多いです。
ホールではそんな音はなかなか飛んでくれません。
ホールの残響で音がいかにぼやけるか、人の音を聴いて認識するしかないのだと思ってます。
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2007/05/16 19:42 ---223.144.130
Evahの分数はありますよ。
『ヴァイオリン 分数 Evah Pirazzi』でgoogle検索してみるといくつかあります。
投稿者:三咲 投稿日時:2007/05/16 20:39 ---147.5.198
ヒロさま・のんちゃんさま情報有難うございます。
いくつか弦をかえてみて、この楽器に合うものを探してみるつもりです。それでもダメなら調整に出します。良い結果になればいいのですが・・・あとは本人の腕次第ですね!
Q:Chanot-Chardon
投稿者:AS 投稿日時:2007/05/14 23:06 ---86.179.99
どなたか「Chanot Chardon」ヴァイオリン弓の、
相場・作風・性能などなど、教えていただけませんでしょうか?
投稿者:SHO 投稿日時:2007/05/16 19:37 ---86.181.120
私自身、見たことも演奏したこともありませんが、
基本的な情報はここに載っています。
ttp://large.co.jp/dictionary/dictionary.html
Q:バイオリンの購入について
投稿者:string 投稿日時:2007/05/20 13:31 ---4.119.179
私は来春から新社会人になる大学院生なのですが、社会人になるのを機に楽器を購入したいと考えています。
現在大体300万前後でモダンイタリーが買えたらいいな、、なんて思ってます。
ですが金銭的にまだ余裕が無く、ローンを組んで買うことになると思うのですが、バイオリンなどをローンで購入する場合はどのようなお店でも対応してくださるのでしょうか??
もしこちらでお応えいただけるようでしたら、どんなことでも構いませんので教えてください。よろしくお願いいたします。
投稿者:はじめまして 投稿日時:2007/05/20 16:10 ---93.60.106
string 様 こんにちは
楽器を買いたいというご希望があるんですね。
ですが現在はユーロ高です。1ユーロ=164円に到達してましたよね。
今ヨーロッパからの輸入品を購入すると相当な割高になりますよ。
調べた所2000年の5月8日から20日
当時は大体1ユーロ99円から100円でした。
つまり7年前は2ユーロのパンを買えば約200円ですんだのが
現在では2ユーロのパンは328円します。
ローンを組まれる事を考えられているようですが、
ローンと言うのは要するに借金です。
これから徐々に金利を上げようとする動きがある中で
変動制金利のローンを組まれた場合、金利が上昇するにつれ利子も増え、
債務者が支払うべき借金がどんどん増えると言う事になりかねません。
差し出がましくて申し訳ありませんが、よくお考えになられた方が良いと思います。金銭的に余裕が無いのでしたら尚更です。
投稿者:大森 投稿日時:2007/05/20 18:24 ---206.85.239
300万前後でモダンイタリーということは、それなりの腕前なのでしょうね。
それはさておき、新社会人早々から、借金300万ですか?
私には stringさんの金銭感覚がわかりません。
まあ、自己破産しないように頑張ってください。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/05/20 18:52 ---6.34.22
以下、私見です。
ローンの場合、お店が分割払いを待つのではなく、お店が紹介できる信販会社と契約することになります。お店は信販会社から最初に全額を受け取り、あとは債務者は信販会社に払うだけですので、審査の上信販会社がOKを出し信販会社から全額支払いを受け購入が完了したら、お店としては後は支払いについては関知しません。
信販会社がお金を貸しだす条件を満たしさえすればローンを組むことはできるでしょう。保証人が必要かもしれませんし、支払い能力の証明として頭金として商品の**%は必須とするかもしれませんし、リスクが高い人に対しては金利の高いローン会社しか貸してくれないかもしれません。ローン利用については、車・家など高額商品を購入する際には一般的に使われるものであり、これは楽器に限ったことではありません。
(まっとうなお店はまっとうな信販会社と付き合いがあるでしょうし、やくざなお店はやくざなローン会社と付き合いがあるでしょう。)
投稿者:vickey 投稿日時:2007/05/20 19:52 ---221.109.125
string様こんばんは 今から20年程前、あなたと同じように、借金をしてイタリアモダンのvn.を購入しました。就職して4年目、自己資金を100、ろう○んから150を借り、250のものでした。20代の給与が今とは比べものにならないほど安い時代で、5年間のローンを組みました。最初のフルサイズが限界に達して、3年も師匠の楽器をお借りしていたので、少しでも早く、一生使える楽器がほしい一心でした。結果としては、購入した楽器には今でも大変満足しています。豚に真珠???
でも、当時のことを思うと、借金は心理的にもつらく、若い時代は極力さけたほうが良かったと思います。今は、はじめまして様がおっしゃるようにユーロ高です。数年間自己資金を準備しながら時期を見計らうのが賢明かと思われます。
買うから貸してくれ、と言えばいくらでも借りる手段はあるでしょうが、string様に社会的な信用(経済力)が備わるまで、楽器探しをして、目と耳を肥やしておくのもひとつの手かとも思いますが?
おせっかいおばさんですみません。
投稿者:string 投稿日時:2007/05/20 20:32 ---4.119.179
大変参考になるご意見をどうもありがとうございます。やはり、この価格で購入を考えるならばあと数年は待った方が良さそうですね。
とても残念ではありますが。。。。
現在使用している楽器は1832年製のフレンチバイオリンでやはりイタリーに憧れていていつかは購入できたらと思っていたところでした。皆様どうもありがとうございました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/05/20 22:21 ---6.34.22
以下、質問内容から少しはずれますが、私見です。
社会人になっても、結婚が決まると、それ以後その金額を楽器に投資できるようになるのは、(子供を持つ気があるのであれば)子供が独り立ちして少し余裕ができてからになりますので、私的な楽しみのための物は独り身のうちに購入し支払いを終わらせることが重要です。その金額でも、車であれば家族の同意が得られる可能性がありますが、楽器へその金額を投資することに同意してくれる相手は極めて稀です。
院生なら会社に入るのが24〜26才くらいでしょうから、あまり悠長にもできません。本気で購入したいのであれば、給料天引き等の貯金でさっさと頭金をためて、数年以内に行動に移される事をおすすめします。(月5万x5年でその金額に到達します。)
以上、該当するかどうかわかりませんが、一般庶民としての、一般庶民への助言です。
投稿者:モダン・イタリー 投稿日時:2007/05/21 15:06 ---147.222.101
金銭問題ばかりが目立ちましたので…異なる観点から。
お金は確かに大切です。しかし,楽器との出会いはタイミングが重要です。
楽器探しは,多くの時間とエネルギーが必要だと思います。あせることはありませんが,求めていなければチャンスはやってきません。
あなたが,フレンチからイタリアンに移行することに価値を見出しておられるなら,その機会を求めつづけることが大切です。
ところで,300万円でモダン・イタリーとのことですが,現在所有のモダン・フレンチを手放して…ですよね。モダンの定義にもよりますが,近年はモダン・イタリーは価格高騰していますので,結構きついかも知れません。下取り価格も重要です。あっ,お金の話に戻ってしまいました。
とにかく,もし良いものに出会ったら逃さないという心構えが重要です。同じ楽器は,二つとありません。これは真実です。
では,チャンスをつかんでくださいね!
投稿者:rio 投稿日時:2007/05/21 16:37 ---8.41.98
ローンの仕組みについては弦喜様の書いてあるとおりです。
このほかに、楽器の購入資金を
銀行等の金融機関から借り入れる
自身の保険類を担保に保険会社(簡易保険も含まれます)から借り入れる
という方法もあります。
また、リース会社に楽器を購入してもらい
5〜8年リースで楽器を借り、リース終了後残存価額で買い取る。
という方法もあります。(知人がこの方法でモダンイタリアンを入手しました。リース会社は交渉しだいで、さまざまな物に対してリースを受けます。)
どのような方法にしろ、現金一括で買うよりも金利相当額のコストアップとなります。「楽器を入手すること」が「コストアップ」よりも優先するというのであれば、それも選択のひとつかと思います。
(以下 年寄りの独り言と思い見ていただければと思います)
社会人になるということは、経済的に独り立ちし事故の責任において営むことを求められます。社会人になる前に、一般的な金融商品の知識は持っていたほうがよろしいかと存じます。
投稿者:シュタイン 投稿日時:2007/05/21 18:46 ---246.252.97
ローンに対して否定的なご意見が多いように見受けられますが、
私はそうとも思いません。
若いうちに、社会人として出発するこの機会に、思い入れのある
実用品を購入することを決断することは、むしろ良いことだと
思います。
その代わり、それなりの心構えは必要ですよ。
仕事は安易にやめられませんし、というか絶対にやめない
転職もしないという心積もりが必要です。
あと、ローン完済までは、外食は論外としても、コンビニエンスストア
にもは絶対に行かない、と言う位の決断も必要でしょう。
投稿者:ninjin 投稿日時:2007/05/21 20:10 ---188.182.13
コンディションのよいモダンイタリーは高いので、300万円で買おうとすると、老舗オークションしかないと思います。(有名作家のものに限ると)
モダンイタリーは 年々値上がりしていますから、ローンの利率より得の場合がありえます。資産価値として増えていくわけです。ヴァイオリンは骨董品でもありますので、こういう面もあります。
どこから借りるかも考えてみてください。担保物件があるなら、銀行から借ります。まだ利率は低いので今がチャンスか?
農協もチェック! つぶれそうな小さい銀行は利率が低いことがあります。
店のローンは利率を尋ねてください。非常に高いことがありますし、中途返済を非常に渋ることがあります。
1832のフレンチの作者はどなたですか?
投稿者:string 投稿日時:2007/05/21 22:22 ---240.72.251
皆様どうもありがとうございます。
シュタインさんのポシティブなご意見に少しホッとしました。。。でも現実はやはり厳しいですね。
モダンイタリーはどんどん値上がりしているのですね。ちなみに老舗オークションとはどのようなものですか? 私は弦楽器のオークションなどやったことが無いので、もしよかったらおしえていただけませんか。このオークションにチャレンジしようと思っても素人が簡単に手出しできるものでは無いと思いますが。。
現在使っているフレンチはラベルの作者の部分が大分汚れていて正直私のような者では解読不能です。。。。年代のところだけは何とか見えます。この楽器は約20年間教わっていた師匠が音大受験まで使っていた楽器です。
投稿者:ビヨラ弾き 投稿日時:2007/05/21 23:50 ---2.188.140
stringさん、こんにちは。
ローンをお考えの場合、必ず自分でシミュレーションしてみてください。
例えば、300万円借り、ボーナス併用で元利均等返済にて10年で返済するとした場合、金利が15%とすると、月々の返済額は約4万円、ボーナス時の加算額が約5万円で、元金と利息を合わせた返済額は何と580万円ほどになります。
つまり、元金とほぼ同じ金額の利息を払うわけです。
ご自分で是非、銀行のHomePageにアクセスするなどして確かめてくださいね。
投稿者:phthalocyanine 投稿日時:2007/05/22 08:41 ---244.210.206
上記のビヨラ弾きさんの返済額で行くと、ほぼ5年間で、目的の金額を貯金することが出来ます。
家の購入の場合には、貯金の間に住む家の家賃が必要ですし、それを考慮することによって、ローンを組むほうが得であるという可能性があるのでしょう。
現在楽器をお持ちであるならば、迷うことなく、貯金することだと思います。
資産価値としては、購入額の1/3になり、その上、ローンで1.5倍以上余分に支払うということは、どう考えても損だと思います。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/05/22 21:43 ---13.42.231
Bonham(ロンドン), Tarisio(USAとロンドン)はネットでビッドできます。
サザビー(ロンドン)はカタログを注文すると はがきが付属していて、これでビッドできます。(私はしたことがありませんが、最も権威あるオークションですね。)
実物を見るには英米へ出かけないといけませんね。
Antoniazzi, Gaetano Antoniazzi, Riccardo
Antoniazzi, Romeo, Bisiach, Andrea
Bisiach, Leandro (I) Bussone, Giovanni
Candi, Cesare Ceruti, Enrico
Degani, Eugenio Dユespine, Alessandro
Fagnola, Aannibale Fiolini,Giuseppe
Gadda, Gaetano Gaibisso, Giovanni Battista
Guadagnini, Antonio Guadagnini, Francesco
Guerra, Evasio Emilio Oddone, Carlo Giuseppe
Ornati, Giuseppe Pedrazzini, Giuseppe
Poggi, Ansald Pollastri, Augusto
Postiglione, Vincenzo Pressenda, Giovanni Francesco
Rinaldi, Gioffredo Benedetto Rinaldi, Malengo Romano
Rocca, Enrico Rocca, Giuseppe (Antonio)
Sacconi, Simone Fernando Sannino, Vincenzo
Scarampella, Stefano Sgarabotto, Gaetano
Sgarbi, Giuseppe Soffritti, Ettore
のなかから2−3万ドルのestimate
のVnが出品されたら、オークションに参加するのです。
私の少ない経験のなかでは Sanino とPoggiとSacconiが すばらしい音がしました。
十分弾いてみて 買おうとすると(小売店から買うこと)1000万円は必要なのではないかと思います。ただし、試奏したあとも断れますけど。
コンテンポラリーはどうしてもだめでしょうか?
というのは最高のコンテンポラリーは300万円くらいだからです。
投稿者:string 投稿日時:2007/05/22 22:37 ---4.119.179
なるほど、コンテンポラリーという考えもありました。今までモダンのことしか考えていなかったです。
私は楽器そのものに関してはド素人なので、もしよろしければオールド、モダン、コンテンポラリーの定義を教えていただけませんか。簡単にで結構ですので。
あとよろしければ各々の楽器を持つことのメリットデメリットなどを簡単でよいので教えていただけたらありがたく参考にさせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者:OPTICA 投稿日時:2007/05/25 00:32 ---165.38.227
はじめまして あまりに昔の自分の状態に似ていたのでついついレスを
つけてしまいました。
私も、10年くらい前 大学院生の頃に、就職したら楽器をグレードアップさせたいと思っておりました。
ローンに関しましては、皆様も言及されております通り、よっぽどの楽器を見つけたと言うのではない限り、お勧めできないと思います。社会人も一年目は何かとお金がかかります。
いろいろアンテナを張りつつ、来るべき時に備えて貯蓄された方がよい
かと思います。
さて 学生時代に持っていた楽器はあまり制作精度のよろしくない楽器
だったようで、いろいろとあちこち不具合繰り返しておりました。
調整や修理に関しては、後に信頼できる誠実な職人さんと知り合えたた
め、その方におまかせしていたのですが、やはり就職したらいい楽器が
欲しいと。
条件は、健康で造りが良くて明るい音の楽器 と言う、当時の楽器の欠点からそんな希望になりました。可能な限りいろいろ作品を見せていた
だき、予算と、音と、メンテなど考慮して、結局 クレモナのそれなり
に名前のあるリュータイオ制作の新作楽器に落ち着きました。
当時持っていた弓では、ならしきれなくて結局楽器と弓を同時に購入で
した。
就職してから3年くらい貯金してました。就職先の会社に寮があれば
マンションなど借りるより家賃はかなり安いと思いますし、給与天引き
で定期預金、財形、持ち株など、自分の手に渡る前に自然に貯めるとい
う習慣を付けると、近道かと思います。
新作(いわゆるコンテンポラリーに分類されます)ですから、枯れた
楽器と比べると、ややずっしりとした感じもありましたし、音も出しづ
らい感じはありましたが、楽器の持っているパワーや、明るい音、レス
ポンスの良さ しかも、がんがん弾いても大丈夫と言う安心感がありま
す。弾き込めば、弾き込むほど楽器が変化していくと言う楽しみも、新作楽器ならではと思います。
好き嫌いはありますが、間違いなく本物の、かなり程度のいい楽器が買
えると言う点では新作楽器はおすすめです。
将来、stringさんも気に入った楽器に巡り会えることを祈りつつ
長文になってしまいましたが、何かの参考になればうれしいです。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2007/05/25 10:35 ---151.218.196
stringさん
自分も、400万のローンを組んで楽器を買ったことがあるので、いろいろな意見が出尽くしていますが、自分も一言。
まずはstringさんのお持ちの楽器は、1832年製フレンチバイオリン、しかも先生から譲り受けた楽器とのこと、羨ましいです。
たとえば今もっている楽器が20〜30万程度の楽器ならば、買い替えたいとおっしゃる気持ちはなんとなく理解できますが、現在の楽器よりももう一ランク上の楽器を希望して楽器を探すとなると、今の予算ではかなり無理かもしれません(たしかに鈴木珍事さんがおっしゃるようにオークションという手はあるかもしれませんが)
自分が楽器を買おうと思ったときに、あちこちの楽器屋さんを回りましたが(ストラッドさんにも伺いました、ストラッドさんのところでは買わなかったのですが)、その時選んだ楽器はコンテンポラリーでした。自分のそれまでの楽器(ドイツの100年以上前の楽器)にない、明るさ、メリハリの良さ、音程の取り易さ、音量などでこれはいいと思い決断しましたが、数ヶ月弾きつづけると、以前の楽器の方がいいと感じるところも多く、一年経つと、最初の印象とは大分違うなという感じでした。
是非積立預金や給与から強制的に引かれる形でお金を貯めながら(社会人になるとバイオリン以外の誘惑も多く、貯めるのは難しいです)、3年後あるいは5年後を楽しみに、楽器屋さん周りをしてみてください。もちろん今は買わないけれどもなんていうと、楽器屋さんは真剣に相手にしてくれませんが、そんな素振りはみせずに、今の楽器を持って行って、弾き比べてみてください。
自分はコンテンポラリーを買った楽器屋さんにその後にたびたび遊びに行って、30年位経ったモダンとコンテンポラリーの中間くらいのイタリア楽器に一目ぼれして衝動買いをしてしまいました。その時のローンが400万です。今ではローンも終わり、楽器にも満足しています。
今思えば、確かに利息は膨大でしたが、自分はなかなか貯金をできるタイプでないので、しょうがなかったかなと思っています。
(その代わり車はボロです)
stringさんの参考には全くならないかもしれませんが。
投稿者:string 投稿日時:2007/05/25 14:43 ---240.72.251
OPTICAさん、ぼこさん
お二方とも長文にわたるコメントをどうもありがとうございます。ありがたく拝見させていただきました。
まずはお礼まで。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/05/25 20:28 ---4.232.59
>オールド、モダン、コンテンポラリーの定義
クレモナの伝統は消長を繰り返していて、そのうちいったん伝統が途絶えかけるL.ストリオーニ(1751-1802)までをオールド、プレッセンダ(1777-1854)以降第二次世界対戦後までをモダン、それ以降をコンテンポラリーと定義するようです。
私もコンテンポラリーを使っています。現代の作家でも、最高の技術を持つ人の作品は、音量・音の伸び・反応の良さともにオールドの銘器に劣りません(少なくとも私はそう思っています)。リーズナブルな価格で優れた楽器を手に入れ、それによって自分の技量を伸ばしたいと考えるなら、コンテンポラリーは優れた選択だと思います。ただし、音色の面では、シルバートーンと総称される、いわゆる「枯れた音」は出ません。経年による音色の変化だけは如何ともし難い部分がありますね。
鈴木珍事さんがご指摘のように、資金300万なら最高のコンテンポラリーが入手可能です。一般的にはGeo Batta Morassiの30年以上前の作品、Ivano Corattiなどが最も高く評価されています。G.B.Morassiは弾いたことがないのでコメントできませんが、Corattiは確かに音量・音色・操作性ともに大変優れており、一度試奏されることをお奨めします。
楽器店を歩き回るなり弦楽器フェアに行くなりして色々な楽器の音色を直に経験されると、自分の求めている理想の楽器像が具体的になってくると思いますよ。今あせることはないと思います。私も今の楽器を手にするまで5年かかりました。
そうそう、上でも触れられていますが、ヴァイオリンがグレードアップすると、今度は弓が鳴らしきれなくて、弓のグレードアップも……ということになることがありますので、資金はなるべく潤沢にあった方が良いです(苦笑)。
私は某mpの回し者ではありませんが、HPのイタリア新作のプライスリストやK社長の著書は、ヴァイオリンを選ぶ上で参考になるかと思います。