弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:弦楽器の精確な数え方
投稿者:湯尾 弘司 投稿日時:2007/06/10 09:14 ---83.159.143
弦楽器の正確な数え方を教えてください。広辞苑を開いたのですが、よくわかりません。確か、心の片隅には1丁、2丁と数えるとあるのですながたあるいかがでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/06/10 11:23 ---6.34.67
左上の過去ログ検索にて
数え方
をキーワードに探してみてください。
検索エンジンで
ヴァイオリン 数え方
をキーワードに探しても、数え方事典での記載内容含めいくつかヒットします。
基本は「手に持つ道具」にカテゴライズされ「挺(丁)」が使われるのですね。
また、私は主には演奏する立場から、普段の会話の中では「本」を使う事が多い気がします。
なお、ストラッドさんのHPを見ると、「本」が使われています。
ただ、言葉は十年というスパンでみると、変化していきますので、結局は今どのように生きた言葉として使われているか、が大切であり、将来的に、もし多くのお店・人が一般的な器具を数えるための「台」を使うようになったとすれば、多数決でそちらの勝ちとなります。
投稿者:湯尾 弘司 投稿日時:2007/06/10 14:32 ---83.159.139
ありがとうございました。確かに私の知りのチエロ奏者は1台、2台と数えているようです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/06/10 18:09 ---6.34.67
雑談となりますが、
チェロという楽器の性格を考えると、弓を使うから「手に持つ道具」:挺 として扱うべきか、地面に「設置して使う器具」:台 として扱うべきか、微妙ですね。
感覚的には、ヴァイオリンよりも、「台」を使ってしまいそうな気がします。
Q:チェロのA弦について
投稿者:チェロンボーン 投稿日時:2007/06/04 03:20 ---111.122.137
はじめまして。チェロの初級者のものです。
A線への移弦の時、よく音が裏返ってしまいます。もちろん技術不足のせいでして、練習を重ねるしかないのですが、楽器や弓のほうにも裏返りやすい状況というのがあるのでしょうか?
といいますのは、先日別のチェロを弾いたときまったく裏返ることがなかったのです。
先生がぼくの楽器を弾いたときは裏返らないので、ぼくもこの状態でひけるように練習を重ねるつもりなのですが、そもそも裏返るという現象はどういうメカニズムなのでしょうか?理解した上で練習したほうがいいと思い質問させていただきます。
D線と同じ重みで弾いた時に裏返るということ、ピチカートでは決して裏返らないことから、震えすぎた弦が動いてる弓と喧嘩してるのだと想像しているのですが、松脂を多めに塗ったときはうらがえりにくいことと矛盾する気がするのです。
どなたか正しい理屈を教えて下さい。
弦は楽器を買った時に最初から張ってあったクラウンというものです。裏返らなかったチェロのA線にはラーセンが張ってありました。弦にも裏返り易いものとそうでないものとあるのでしょうか?また弓の張り方や松脂の種類などにもなにかありますか?
裏返りにくい状況になったとして何か弊害は考えられますか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2007/06/08 15:59 ---195.159.141
こんにちは、
裏返る原因は、弦 奏法 楽器 それぞれに組み合わせなどにあるといわれています。
>そもそも裏返るという現象はどういうメカニズムなのでしょうか?
これはあまり自信がないのですが、松脂が弦に引っかからなくて滑っている状況だと思います。自信がないので違うという方はご意見よろしくお願いいたします
>弦にも裏返り易いものとそうでないものとあるのでしょうか?
これはあります。ヴァイオリンの場合 メッキされている物が裏返りやすいと一般的に言われています。当然、松脂と弦の相性も弓の毛の質や張り方などもなんかしらの影響を与えていると考えられます。
>裏返りにくい状況になったとして何か弊害は考えられますか?
音色や音量に満足していれば私は特にないと思います。
それでは!
投稿者:ちぇろりんぺっと 投稿日時:2007/06/08 23:44 ---146.156.246
はじめまして、チェロンボーンさん。
わたしもチェロの"超"がつく初心者です。
A線の裏返りですが、オープン弦八分音符のUP BOWで、私もよく裏返ります。
D線でもFisなどでよく裏返ります。
特に、弓を変えてから一段と増えました。
この弓は、どの弦でも高い倍音が豊かで、華やかな音がするので気に入ったのですが、副作用でしょうか。
裏返る原理は私もよく知りません。
きっとフラジオと同じなのだろう、ぐらいに思ってます。
一時は非常に気にして、とにかく一音でも裏返らず音が出ることに全神経を注ぎながらゴリゴリ弾いていたのですが、最近は、気にせず、メロディーの中で一音や二音裏返っても、かえってカッコイイと思うようになりました。
すると先生から、"最近××さんは力が抜けて、とてもよく鳴るようになってきました"とお褒めの言葉を頂けるようになりました。
ときどき裏返っていますが、気にならないようになりました。
スミマセン。
質問の答えにはなっていません。
投稿者:ホーガン 投稿日時:2007/06/09 05:25 ---1.252.85
こんにちは。
音が裏返るのは弓と楽器の相性、それに、ボーイングのスピードが大きな要因のようです。倍音が豊かで華やかな音のする弓は原則的に弓と弦の接触がタイト (弓が重めに感じるのバランスのことが多いです)です。この場合、ボーイングのスピードによって、音が裏返りやすいようです。運弓のスピードを少し意識していつもより遅めにし、圧力を少し控えめにすると裏返りが少なくなると思います。 D線のFisで裏返るというのはウルフトーンかもしれませんね。
投稿者:ちぇろりんぺっと 投稿日時:2007/06/09 15:44 ---146.156.169
ホーガンさま
コメントありがとうございます。
仰るとおり弓は、前のものと比べて先のほうに重心があるのか重く感じ、初めは多少取り回しにくかったです。
裏返るときは運弓スピードを遅めに、はよく理解できます。
でも、圧力は控えめのほうがよけいに裏返りそうな気がして、つい押さえてしまいます。これは逆なのですね?
Fisはご指摘のとおりウルフっぽい音が元々しますが、ウルフ音も裏返りも、弓を変えてから強くなった気がします。
楽器と弓の相性ってそんなにもあるものですね?
でも、奇麗な音色がするので、多少弾きにくくても好きな弓です。
投稿者:チェロンボーン 投稿日時:2007/06/10 17:35 ---111.123.207
みなさまありがとうございます。
なるほどメッキされているものが裏返るということは、滑っているということなのですかね。
今、弦を変えてしまうと甘えてるような気もするのですが、色々試すのも勉強になりそうですね。
最近やっと裏返りにくくなってきたところです。
ちぇろりんぺっとさんと同じように細かい音を気にせずに弾いていたら、チェロらしい音色に近ずいたように感じます。
弓のスピードや圧力、これは練習練習ですね。
滑らないようにひっくりかえらないように、スケートのようですね。
チェロを始めてから、楽器がスポーツのように感じます。
弦楽器の上手な方のボーイングは淡水魚の動きに似ているように見えるので、ぼくは魚をイメージしながら練習しています。
裏返ることが倍音とも関係があるとは思いもしませんでした。
ありがとうございました。
Q:弦楽器の正確な数え方
投稿者:湯尾 弘司 投稿日時:2007/06/10 09:19 ---83.159.143
弦楽器の正確な数え方を教えてください。広辞苑を開いたのですが、よくわかりません。確か、心の片隅には1丁、2丁と数えるとあるのですがいかがでしょうか?
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/06/10 10:59 ---7.228.85
「楽器の数えかた」で検索してみてください。
過去ログあります。
Q:バイオリンの買い方、続き
投稿者:ひつじさん 投稿日時:2007/05/31 21:42 ---188.116.135
stingさんの投稿、とても参考になりました。最後にクロアシさんが、300万なら最高のコンテンポラリーが買えるとおっしゃっていました。そこでお聞きしたいのですが、私も買い替えを考えています。ただ、150万くらいです。がんばっても200万までです。以前バイオリンを買ったとき、次こそクレモナの新作をかおうと、励みにしてきました。最近楽器屋も回っています。でもこんな事を聞きました。クレモナは最近のものは粗悪なものが多い。他の国で安い人件費で作ってクレモナではニスだけを塗る、とか、日本人はクレモナというだけで高い額を出すが、同じ値段なら、他の国やイタリアのほかの地域のものの方が質が良い。
これは本当でしょうか。私は憧れがあったので出来ればクレモナの新作がほしいのですが、150万では、他の地域のものの方がいいでしょうか。でもクレモナにも立派な職人はいますよね?そう言う方のものを、見分ける方法はないのでしょうか
投稿者:かめ 投稿日時:2007/05/31 22:04 ---196.104.66
150〜200の予算でもクレモナの真作は手に入りますよ。
主に若手の作品が中心になるとは思いますが、その分、情報も
手に入りやすいし、値段もお手頃だと思います。
最近ではイタリアで修行した&修行中の日本人の製作者達が
いろいろなサイトを立ち上げているので、そう言うところから
製作者の情報を仕入れるのも一つの手ではないかと思います。
若手の製作者の場合、自分でインターネットのサイトをオープン
している製作者も多いので、直接連絡を取って製作をお願いする
のも可能ですし、(だいたい英語で可能です)楽器店で代わりに
オーダーを代行してくれる場合もありますね。
投稿者:OPTICA 投稿日時:2007/05/31 23:28 ---161.185.101
ひつじさん はじめまして
模範解答は、産地にこだわらず、予算の中でいい楽器を探しましょう
となってしまうのでしょうが、クレモナ新作ネタでしたら多少参考に
なるかもと思いまして、コメントさせてください。真作かとか名前だ
けのクレモナ製かと言うお話はいろいろ聞きますが、あちらで作って
いるところをみたものを買うという以外は、買い付けてきて日本で販
売する方のネットワークと誠実さを信じるしかないのではないかと思
います。自分の経験上、同じリュータイオの楽器でも大手の楽器屋さ
んよりも、クレモナで修行してこちらにお店を開いていて、かつ、そ
の当時のネットワークを生かして自分の楽器以外にもクレモナ製を扱
っている楽器屋さんの方が、作りや材料が良く、お値段も若干安いよ
うに思います。具体的な名前はここでは出せないようなのですが、都
内にも何人かそのような方がおりますよ。私が買ったのもそのような
方からです。
為替の都合上不利なことは確かですが、予算的にもいい楽器が買える
と思います。流石にビソロッティ、モラッシあたりは無理でしょうが。
アジナリ、トラブッキくらいの方の楽器だと十分おつりがくるのでは
ないでしょうか?(この二人の楽器は個人的にはすごく好きです。私
の楽器は違う方の楽器ですが)
いい楽器見つかるといいですね。憧れがあるなら、妥協せずに頑張っ
て探した方が後悔しないと思います。安い買い物じゃないですし。
投稿者:のり 投稿日時:2007/06/01 00:49 ---158.43.236
先週末、日本バイオリン製作研究会の作品展示会で、クレモナ在住の日本人T氏にお会いし、彼の作ったVnを弾かせて貰いました。私は同程度の価格の新作を持っているのですが、正直なところこちらを買えば良かったと思いました。正真正銘のクレモナ製ですが、日本人の作では駄目でしょうか。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/06/01 09:07 ---4.232.7
実は、私もコンテンポラリーの購入を検討した時、最初の価格帯は150万円でした。この価格帯のイタリア新作をざっと出してもらって試奏した事がありましたが、性能・音色共にどこかが良くともどこかが不足していて……という感じで、かなり悩んだものです(苦笑)。
これは私見ですが、300万位までの価格帯では作りの良いコンテンポラリーがお奨めで、200万前後なら、コンテンポラリーでもクレモナより別の地方・別の国で作られた楽器の方が同じ性能でもより安いものが入手できる、と考えています。クレモナというだけで価格が高くなってしまうという傾向は、残念ながら事実です。というわけで、150万の価格帯なら、私はクレモナ以外の楽器も選択肢に入れることをお奨めしたいです。ただし、下取り価格も考慮すると、ある程度はブランドで選ぶ必要性もあります。
前のスレッドでも書きましたが、このサイトやヴァイオリンウェブでの風評、あるいは楽器店のプライスリストなどで基本的な情報を収集し、その後は、楽器店や弦楽器フェアなどで試奏して、色々経験を重ねていくのがよいと思います。ひつじさんは、楽器店回りを始められたのですね。私はそれが王道だと思います。なんだかんだいって、自分の実感に優るものはありません。
試奏の際は、出来れば誰か耳の良い人を一人連れて行って、音がどれだけ伸びるか確認した方がよいと思います。また、製作者・年代・自分の感じた音色等メモを取っておくと、あとで参考になるでしょう。
イタリアで修業した日本人の作品について話が出ていますので少し触れますが、私個人は、かなり少ない経験ながら、あまり良い印象を持っていません。著名な人の作品でも音色がいまいちだったり、若手ではそれ以前に工作精度がかなり未熟であったり。そういった人たちに限って何か妙な一家言をもっていてとても大物のように見えたりするので、注意が必要です(苦笑)。もちろん頭から信じずに懐疑的に見ておいた方がよいというだけであって、全否定するものではありません。
投稿者:rio 投稿日時:2007/06/01 12:15 ---148.75.183
楽器の購入にあたり、クレモナに憧れていて、「クレモナの楽器」の条件は譲れないというのであれば、クレモナを選択したほうがいいでしょう。
クレモナの若い製作者は「売れる楽器」「無難な楽器」を多く作ります。日本向けにニスの色を調整することも良く行われます。私自身は、製作者の気持ちが入っている(ように見える)楽器が好きなので、製作者が勉強のため、あるいは売れる売れないに拘らず作りたいモノを作った楽器は、良い楽器の場合が多いと感じております。
以前(2年前)クレモナの若手製作家 Hristo Marinovさん の楽器を4台同時に見たことがあります。内3台はオリジナルの「いかにも!まさに!」のクレモナスタイル。もう1台は、ソフリッティのコピーモデルでした。
ソフリッティのコピーは、本人が自身の勉強のために作った楽器だそうで、とても良い楽器でした。当時楽器屋さんからこの楽器とトマショーの銀黒檀の弓セットで150万円を提示されました。とてもお買い得なセットだと思いました。
良い楽器の見分け方は、最終的には良い楽器屋さんを捜すことになるのではないでしょうか?
クレモナは一般に割高であるといわれていますが、その中から、丁寧に捜せば、予算内で魅力的な楽器は見つかると思います。(日本で有名な製作者は無理でしょうが…)
製作者・製作国に拘らなければ、私は、次の製作者の楽器も魅力あると思います。ご参考まで。(ただし、金額はわかりませんので、予算オーバーの楽器もあるかも知れません)園田*博、尾竹*一、伊東*太郎、ガン・ショ*ガン、菊*浩、平塚*一、Franco A*banelli、Carlo V*ttori、Mario G*dda、Stefano C*nia、Luca P*imon、Corrado B*lli、Primo P*stoni、Joachim S*hade、Antonio C*pela、Jan S*rick,Premysl S*idlen、
Jan S*idlen
投稿者:QB 投稿日時:2007/06/01 15:23 ---145.236.139
OPTICAさんのおっしゃるように、クレモナ(別にそれがパルマでもミラノでもいいですが)の楽器が欲しいのであれば、向こうの誰かとコネクションのある楽器屋さんや製作家を探すのが、一番安全だと思います。
コネクションというのは、「楽器屋として仕入れている」事を指すのではなく、むしろ「弟子だった」という風に考えてください。
それで、その方から色々話を聞いてお決めになるのがいいと思います。
そうすれば、中国製のホワイトバイオリンにニス塗って日本に送りつけてくるのが誰か、それを支持(指示?)しているのは日本のだれか、誰の楽器が値段の割りに「筋」がいいか、日本に入ってくるルートによって同じ作者の楽器に違いがあるのか、、、いろいろ聞けるはずです。
150万〜200万であれば、十分に納得のいく楽器を買えると思いますよ。
一つ忠告、そこで聞いたことをこういう掲示板に書いては駄目ですよ。
投稿者:ひつじさん 投稿日時:2007/06/02 01:20 ---188.116.135
こんなにたくさんのお返事有難うございます。どれもどれも参考になることばかりで、有り難いです。今週末に、先生と一緒に、一軒、楽器屋さんを、訪れることになっています。その前に、貴重なご意見を、聞くことができて、安心して楽器屋さんに、行く事が出来ます。有難うございました。
投稿者:たまたま 投稿日時:2007/06/09 11:14 ---239.4.50
たまたま目にとまったので書き込みします。
ひつじさん、その後いい楽器には巡り会えましたか?
他の方も書き込みしているように、150〜200の予算があれば、イタリア新作で良いものが購入できるように思います。
私もその予算で数年前にイタリア新作を購入しましたし、その楽器に今でも満足しています。
当時、楽器を探しているときに感じたことですが、150を越えるあたりになると、ある程度コンクールでの受賞歴のある製作家の楽器に手が届くのではないでしょうか?有名どころのG.B.M、S.M、F.B等の楽器は無理としても、それらの楽器の出来具合とほとんど同レベルのものが探せるように思います(その金額ならどれも一緒というわけではなく、その予算でも探せるという意味です)。しかし、買い換え等で売りに出すときは、多少高くても有名どころの楽器の方が有利だと思います。
また、イタリア新作だと、100前後〜150前後の差よりも、150前後〜250前後の差の方が、製作レベルの差は小さいように感じました。
そういえば、割安だと感じていたストラッドさんのところにあった2000年新作イタリアンは売れてしまったみたいですね。おそらく、この楽器であれば、他店で250前後の楽器と比べても遜色ないものだったのではないでしょうか?(もともと200を越えてもおかしくない楽器だと思いますが)
高額な買い物ですし、後から後悔することのない良いものに巡り会えればいいですね。
Q:駒の調整の必要性?
投稿者:なおと 投稿日時:2007/06/07 16:01 ---127.158.180
親指ポジションでD線をひこうとすると隣の線にふれてしまうことが多いのですが(ただしある程度駒の方向に近づき、音が高いところになると問題はなくなる)、これは駒の調整が必要ということなのでしょうか教えてください。その場合調整は駒のD線以外のところを削るということなのでしょうか。まその場合現在使用している駒を削ればよいのか新しいものをつける必要があるのでしょうか。
投稿者:QB 投稿日時:2007/06/07 18:02 ---145.236.138
親指ポジションといのが、どのポジションか判らずに、文脈から1stポジションと仮定して書きます。(無知ですいません)
駒も極端な場合には原因かもしれませんが、それよりもまず上ナット(指板と糸巻きの間にある弦が乗っかっている枕木みたいなの)の、溝の幅が問題のような気がします。溝の間隔を計って、ここにまた書き込むことはできますか?
投稿者:長ねぎ 投稿日時:2007/06/07 20:18 ---3.94.51
ご質問の文章では読んでいる人は、状況が分からないのではないでしょうか?
>親指ポジションでD線をひこうとすると隣の線にふれてしまうことが多い
楽器は何でしょうか?チェロですか?何が隣の線に触れますか?
>ただしある程度駒の方向に近づき、音が高いところになると問題はなくなる
何が駒の方向に近づきますか?
チェロの親指ポジションで、弓が他の弦にこすれるという話ならば、
1)弦と弓の擦れる位置を、駒に寄せる。
2)弓が上下にばたばたしているならば、弓の上下運動を減らす。
3)駒が低すぎるか、指板が下がりすぎているのが原因ならば、楽器の調整。
投稿者:anton 投稿日時:2007/06/07 21:48 ---4.168.63
チェロのハイポジションで隣の弦に触ってしまう、ということですよね? おそらく駒のアーチが平らすぎるのだと思います。楽器屋さんで駒を削ってもらえば良くなると思いますよ。ただ、もしも指板のアーチや反りが悪いと、これも同時に削ってもらう必要があるかもしれません。
投稿者:なおと 投稿日時:2007/06/08 10:02 ---127.158.180
皆様回答ありがとうございました。
弓をひく位置はもともと駒のそばでひくように努めていますので、関係ないと思います。また弓をばたばた引くことは通常ありません。
結局、指板に問題があるとは思えませんので、駒のアーチが問題だったと思います。
なお楽器がチェロであることを書き忘れ、混乱をきたし申し訳ありませんでした。
Q:子供のバイオリンの買い替えについて
投稿者:アニエス 投稿日時:2007/06/06 14:52 ---86.59.82
初めまして。
ネットサーフィンをしていてたどり着いた者です。
小5の息子のバイオリン選びについて、アドバイスをいただけたらと思います。
息子は楽器は全くの初心者で、楽譜もろくに読めませんが、
バイオリンを習いたいと言い出しました。
そこで近所のバイオリン教室にお邪魔して、先生にお話を伺ったのですが、
息子の場合は3/4のバイオリンから始めるほうが良いとのことでした。
現在息子は身長が149センチなので、サイズ表で確認すると4/4でも使えそうです。
楽器店で実物を持たせ、弦の先端部を握らせて構えさせてみると、
3/4では左肘がやや窮屈そうで、4/4では軽く内側に曲がる程度でした。
仮に3/4でスタートしたとして、どれくらいの期間で次のサイズに変わるものでしょうか?
楽器店の方は個人差があるので、一概には言えないと仰いました。
多少小さくても、一年は使うのであれば、予算五万円前後で、
入門用のセットを買おうと思ってます。
バイオリンに慣れてフルサイズに移行したら、もう少し良い物を買ってあげればいいかなと。
しかし数ヶ月で買い替えになるのであれば、レンタルで済ますほうがいいでしょすか?
レンタルも一年借りるとかなりの金額になりますので、
判断に迷っています。
恐れ入りますが、どなたかアドバイスをお願い致します。
投稿者:小5からVn始めた子供の親 投稿日時:2007/06/06 16:26 ---246.252.97
フルサイズをお勧めします。
上達というか、それ以前に「慣れ」みたいな期間が必要です。
その、「慣れ」の期間で、息子さんはフルサイズを扱うに十分な
身長に成長なさるでしょう。
楽器の値段ですが、最初からフルサイズを買うにしても、
初心者の時期のいわゆる入門用と考え、それでもセットで最低15万は
覚悟してください。それ以下ではちょっと楽器としては..........
15万のを買ったとしても、数年後クロイツェル教本に進む頃、Vnらしい音のするものに買い換えたくなってきますが、そのときには、また、上達度やご予算に合わせてまたご検討ください。
投稿者:ビヨラ弾き 投稿日時:2007/06/06 18:20 ---41.17.21
アニエスさん、こんにちは。
メールを拝見したところ、既に答えは出ていると思いましたがいかがでしょう?
もし今回訪問された先生のもとで今後も習うのであれば、何よりも先生のお話を尊重すべきです。先生のお話で不明な点があれば、その先生に質問して解決した方が良いですね。
また、お子様の成長については誰もわかりませんから、楽器店のご担当の方のお話ももっともです。
失礼ですが、お子様がこれからどれだけ長い間バイオリンを習われるかまだ分かりませんから、少なくとも数ヶ月はレンタルで十分でしょう。ある程度、長く続けられる見通しが立った時点で、購入をお考えになってはいかがですか?せっかくン十万の楽器を買っても、落っことしたり、譜面台や椅子の角にゴツンと当ててしまうことも十分考えられます。もちろん、レンタルの楽器も細心の注意をもって取り扱わなければなりません。
以上、参考になれば幸いです。
投稿者:アニエス 投稿日時:2007/06/06 23:47 ---86.59.82
こんばんは。レスありがとうございます。
>小5からVn始めた子供の親 様
素人の考えではフルサイズから始めてもらうほうが助かるのですが、
先生に「どうしても3/4で」、と言われたらそっちにしなくてはならないだろうと思ってます。
また、フルサイズの場合の最低ラインは15万くらいですか。
ありがとうございます。参考にさせていただきます。
私も弦楽器はさっぱりな人間なので、少し勉強しようと思います。
>ビヨラ弾き 様
楽器のレンタルがあると知った時点でそっちにしようかと思ったのですが、
教室のほうでは分数バイオリンはスズキの200か230クラスを勧めていて、
買うほうが結果的にレンタルより安く上がるかも知れないと言われました。
またご指摘のとおり子供ですから、レンタル品を壊したり傷つけたりするのも心配なので、
安いものを買ったほうが安心だろうと考えていました。
レッスンを受ける教室は近所にはそこしかないので、
まずサイズをどうするか、もう一度確認をしてみます。
(今月は先生の都合で、週一回しか教室のほうに来ないということで、
連絡がつきにくいと返事をもらいまして。。。)
それが決まってから買うか、借りるかを考えようと思います。
確かにやってみないと、続くかどうか、わからないですよね。
数ヶ月はレンタルするほうが無難のような気がして来ました。
お二人とも、どうもありがとうございました。
投稿者:ぶぶ 投稿日時:2007/06/07 11:39 ---180.244.17
まず、体に対して大き目の楽器を使用することは避けたほうが良いと思います。
時々『もったいないから』等の理由で大き目のサイズに飛び越して使用している生徒を見受けますが、無理があちこちに現れてよい結果にはなりません。
金銭的な理由等があることとは、判断基準が別だと思われます。
以前に他の先生の生徒が、大き目の楽器をレンタル楽器の在庫の都合で使用していましたが、楽器が前に来てしまい、姿勢に無理あるのが一目でわかりました。
楽器の練習とは、体操等と同じでストレッチの訓練の部分もあるのですから、体格に合ったサイズで小さ目から行うのが良いです。
投稿者:muta 投稿日時:2007/06/07 13:28 ---109.157.111
アニエス様 はじめまして。
Vnのお稽古をしている中一の娘を持つ母です。
娘は、先生のお手持ちの4分の3のバイオリンを2年くらいお借りしていました。
先生が「4分の4に変えては」とおっしゃられた時の娘の身長は159センチでした。
教えておられる先生のお考えや腕の長さ等も個人差がありますので、
身長でひとくくりにはできないかもしれませんがアニエス様のご参考になれば幸いです。
投稿者:アニエス 投稿日時:2007/06/07 23:12 ---87.127.175
再びレスをありがとうございます。
>ぶぶ様
貴重なご意見をありがとうございます。
やはり子供ですので、背が高くとも体は華奢ですので、サイズ選びは慎重に致します。
先生のご意見を伺いつつ、考えてみようと思います。
>muta様
初めまして。お嬢様の経験談、とても参考になりました。
大体みなさん、一年くらいで買い換えてるのかな? と、想像してたので、
色々なケースがあるのだと、改めて再認識したとこです。
そして2年も使うのであれば、それなりの物を用意したほうがいいのだろうなあとも思いました。
今日、息子の意思を再確認したところ、やはり近所の教室で習ってみたいと言っておりますので、
明日にでも電話して、詳しい話をして来ようと思います。
実際レッスンを始めたとしてどこまで続くかわからないんですが、
長い目で見守りたいと思います。
皆様、ありがとうございました。
Q:4分の3チェロの弦
投稿者:やえこ 投稿日時:2007/06/05 11:24 ---8.106.209
お忙しい所恐れ入りますが、よろしくお願い致します。
手が小さく4分の3のチェロを駒も低くして弾いている熟年世代の女です。それでも届かず苦労が多いです。
1年近くなったことと、輝くような明るい音色に憧れて弦を換えました。
元々はヘリコアが張ってありました。
D線が鳴り難いと感じていたので試しにA,Dのみエヴァ・ピラッツィに換えました。長さはフルサイズ用です。
耳も良くないのですが、私には変化が感じられずガッカリしました。
楽器により違うということなので今回は諦めました。
手に感じる振動が大きいので音量は上ったのだと思います。
又、弦がヘリコアに比べて太くざらざらして押さえ難いです。
しばらくしたら今度こそ変化が感じられるように良く調べておきたいと思って教えて頂きたいのです。
試しに上だけ変えましたが、下も換えるとしたら何が良いのかなと悩んでおります。
今は下の弦に不満を感じているわけではないのですが、更に響いて押さえ易いものが有ったら変えたいと思います。
ヘリコアも押さえ易かったし細いし滑らかだし、他に良いのが無かったらヘリコアも候補なのです。
楽器が小さいこと、手が小さくいので抑え易いこと、明るい抜けるような音色を希望しています。
何かお勧めが有りましたら教えてください。
アチコチ自分で調べて上のほうにラーセン、パーマネントを考えたり、下にスピロコアのタングステンも候補に入れたりしているのですが細かいことが解りません。
先生はエヴァ・ピラッツィを張っておられて、私にも切れなくて良いと薦めてくださいました。
先生と私のチェロの音色は楽器の大きさは違いますが雰囲気同じように感じます。
生のチェロの音色は2人の先生の音色と自分のチェロ、次のレッスンの方の音色だけなので耳も肥えていないのですけど・・・
楽器は中国製のイーストマン29万です。今までの2人の先生は良く出来た楽器だと仰っていました。
どうぞよろしくお願い致します。
投稿者:ホーガン 投稿日時:2007/06/05 17:24 ---1.252.85
こんにちは。私もいろいろと弦を変えて、音色を比べてみましたが、AとDはカプラン(Kaplan)がかなり明るい音を出します。Evaよりかは金属的な音の成分が少ないような気がします。押さえやすい弦です。あとはラーセンのソロイストはかなり明るいですよ。私の楽器はもともと明るい音色のものですので、AとDはヤーガー、GとCはラーセンを使ってます。スピロコアもCはいい音を出しますが、私は特有の摩擦音が気になってしまいます。(離れて聴く分にはいいのですが、弾いていてあまり気持ちのいいものではありません。)
うちの娘も3/4のチェロを弾いてますが、ヘリコアからヤーガーにAとDはかえました。ヘリコアがかなりキンキンした音でしたのでもう少し深みのある音ということでかえました。GとCはヘリコアのままですが、マッチはいいようです。
いずれにしても弦を換えて2-3週間ぐらい弾きこまないと本当の音色になりませんから、換えてすぐに音が気に入らないといっても、少し時間をかけてから評価されるとよろしいかと思います。
投稿者:やえこ 投稿日時:2007/06/05 23:24 ---8.106.209
ホーガンさん お忙しい所早速教えて頂いてありがとうございます。
カプランというのは聴いたことが無かったです。Evaより金属的でなく、押さえやすいというのは嬉しいです。
ラーセンはアチコチで目にしますが明るいのですね。
弦の押さえやすさはどうなのかしら?
今日も弾いてみましたが、弦の振動が大きくって抑えるのに苦労しました。
押さえやすさが私の場合は選択の大切な要素かもしれないと思いながら弾いていました。
スピロコアは摩擦音が有るのですね。
どれもコレも自分では知りえない情報でとても有りがたいです。
お嬢様が4分の3を弾いておられるのですね。
ヘリコアはとっても柔らかく滑らかなのでビックリしていますが、手の小さい人用には扱いやすいということなのでしょうかしら。
お嬢様の弦は4分の3用を張っているのでしょうか?
やはり下のSCはヘリコアなのですね。
ヘリコアは押さえやすくってとても良いですもの。
ヤーガーという弦はヘリコアと比べて押さえやすさはどうなのでしょうか?
出来たらもう少し教えてくださいますか?
Evaに換えて振動の大きさに参っているものですから。
よろしくお願いします m(_ _)m
どっちにしても、換えてコレでやっと1週間ですから、もっちょっと待ってからですね。
ありがとうございました。
投稿者:ホーガン 投稿日時:2007/06/06 02:09 ---1.252.85
やえこさま、
音量よりも押さえやすさを重視されるのであれば、それぞれの弦メーカーのSoft/Dolce/Weich (メーカーによって呼び方が違いますが、張力の低い弦という意味です。細めの弦です。普通の弦はMedium-ミディアムです。) を試されたらいかがでしょうか。ヤーガーとかラーセンのDolceはおさえやすいです。とくにA線の親指のポジションの勉強を始めるときにDolceをつかってなれていく人が多いです。GとかCではドミナントはやわらかく押さえやすいですよ。(楽器によりますが、ドミナントのAとDはかなり金属的な音がします。)
投稿者:やえこ 投稿日時:2007/06/06 10:15 ---8.106.209
ホーガンさま
度々ありがとうございます。
音色と共に音量も求めていましたが、振動がこれ程してしまうと弾けなくて考えを変えようとしています。
もう少しすれば出来るようになるのかと思いながらも、左手の筋が痛くなりました。 なれる前にどこかを痛めてしまいそうです。
Soft/Dolce/Weich 教えていただいて良かったです。
そういえば何所かで張力という字を目にしたように思います。
差し当たりラーセンのDolceにしてみようかなと思います。
下はドミナントを試してみたいと思います。
これから弦を選ぶ時に大切なことを教えて頂いて感謝しております。
ありがとうございました。 m(_ _)m
お嬢様の4分の3楽器は4分の3用の弦を張っておられるのでしょうか?
ほんとうは4分の3を張ったほうが良いのでしょうね。
又質問してしまいました。
申し訳ありません。
投稿者:ホーガン 投稿日時:2007/06/06 11:25 ---1.252.85
娘の3/4の楽器にも普通の4/4の弦を張ってます。特に張力や音色には変わりは無いようです。
投稿者:やえこ 投稿日時:2007/06/06 22:24 ---8.106.209
ホーガンさま
何回も教えて頂いてありがとうございました。
これからも苦労しながらでもチェロ頑張って生きたいと思います。
Q:教えて下さい
投稿者:いのしし 投稿日時:2007/06/03 23:29 ---188.116.135
お店で見つけたヴァイオリンで、なかなか良い音がしたものがあったのですが、どのような方が作ったのか、作者について、ご存知の方があれば、教えて下さい。
Dario Segala
Verbania
というものです。Verbaniaは、イタリアの地名かと推察しています。
投稿者:大森 投稿日時:2007/06/05 05:50 ---206.85.239
Dario Segala で検索してください。
英語ですが、見つかると思いますよ。
ミラノの市街地中心から1時間
Verbania:ご推察の通り、イタリアの街のようです。
(ミラノの市街地中心から1時間らしいです。)
投稿者:いのしし 投稿日時:2007/06/05 11:30 ---163.100.68
有難うございます。早速、検索しました。英語でひとつ、それから、イタリア語のようなもので 幾つか、ありました。イタリア語は無理なので。英語の方で見てみました。有難うございました。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/06/06 20:44 ---13.42.231
http://www.associazioneali.it/index.php?option=content&task=view&id=69&Itemid=27
参照。
Q:バイオリンの製造年代
投稿者:ドミナント 投稿日時:2007/05/20 23:06 ---14.5.175
始めまして、バイオリンの購入を検討している者です。
友達は、以前テレビでバイオリンの製造年代についての特集のような事をやっていたらしくてそれによると1700年台に作られた物が良いとか言っていたのですが、
実際のところ、今現在バイオリンの一番弾きごろとなる年代は一体何年のぐらいの物がいいのでしょうか?
投稿者:オールド・ヴァイオリン 投稿日時:2007/05/21 15:20 ---147.222.101
木が「枯れ」たほうが,音質が良くなることはよく知られているところです。
一般には,「50年ひと(一)枯れ」と言うようです。
まあ,良い楽器は完成した直後から「よい音」がするとは思いますが…。
投稿者:1 投稿日時:2007/06/04 22:47 ---213.176.172
testです。
Q:ヴァイオリンの駒のことで
投稿者:マッシュルーム 投稿日時:2007/06/09 22:57 ---159.144.78
ヴァイオリンの駒のことで質問させて下さい。今日、自分のヴァイオリンと友達のヴァイオリンを見比べていたら、駒の削り方が微妙に違うことに気付きました。
自分の駒はテールピース側の面は全くフラットですが、友人の駒はテールピース側の面の上の方が少しだけ削られているように見えます。
表板に対して駒を垂直に立てると、自分の駒はテールピース側の面が表板に対して完全に垂直になってますが、友人の駒はテールピース側の面の上部が少しだけ、指板側におじぎしているように見えます。(友人の駒も中間〜下部=足元にかけては、表板に対して完全に垂直です)
友人のヴァイオリンの方がずっと高価であることもあって、友人の駒の方がより手がこんだ削り方のように感じました。
ちなみに自分の駒は半年前に新調したばかりのものです。友人の駒は今春に購入したときについていた駒とのことです。なので、駒が曲がったり歪んだりしているということは無いと思います。
果たして、駒については、どちらの削り方が良い削り方なのでしょうか?
よろしくお願いします。
投稿者:K.304 投稿日時:2007/06/10 12:00 ---0.77.152
http://large.co.jp/letter/letter.html
の見習君の工房日記「第12回:駒作りの続き」によると
写っている面(左)が指板になる方です。この面は駒の足の部分から上の向かって、また中央部分から外側に向かってだんだんと薄くなるような緩やかな曲面にします。また「テールピース側も、写真では分かりにくいですが、全くの平面ではなく、指板側ほどではないけれども、緩やかな曲面になっています。」駒のラウンドの部分の厚みは均等で、上から観た時に、真直ぐになるように形を整えます。
と書かれてます。なので、テールピース側にも加工(削り)を施す方が、より手が込んだ駒と言えるのではないかと思います。
わざわざ手がこんだことをするのは、きっと音をより良くするためではないかと思います。
私のバイオリンの駒もテールピース側の上5ミリくらいが少しだけ削られているようで若干テーパーがついてます。
これはテールピース側の面に定規を当ててみると良くわかります。表板に対して足元の方は垂直なので、定規との間に隙間はできませんが、上部5ミリくらいのあたりから、少しだけ隙間ができ始め、駒の先端(弦の載っているところ)では、明らかに隙間ができています。
ご参考になれば。
投稿者:ライムライト 投稿日時:2007/06/10 21:02 ---131.1.38
聞いた話ではストラディバリとアマティが作った駒が現在まで残っているらいしいのですが、師弟の関係にあってもそれぞれ違う作風の駒らしいです。
「よい駒」っていったいどういうものをいうのでしょうね(笑
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/06/10 22:24 ---6.111.139
実物を見てみないとわからないんですが、上部が指板におじぎしているように見えるのは駒が歪んでいるのではないですか?
長時間、駒が前かがみの状態で使用していた人の駒で歪んでしまったのを見たことがあります。
投稿者:マッシュルーム 投稿日時:2007/06/10 23:20 ---159.144.49
K.304さん、ライムライトさん、あまてぃさん、お返事ありがとうございます。
あまてぃさんのご指摘を受けて気付いたことですが、指板側におじぎしている、という書き方は誤解を招く表現ですね。友人の駒は、やや厚めの硬く引き締まった駒で、けして曲がったり歪んだりはしてません。
K.304さんが書かれているように、テールピース側も削られていてテーパーがついている、という表現が正しいです。テーパーという点では、もちろん、指板側の方がずっとテーパーがついています。
自分の駒は、テールピース側が全然削られてなくて、まっ平らなので、友人の駒を見たときに、「何か違うな。」と思いました。自分の駒は(手が込んでない)手抜きの正しくない駒なのかな、と心配になって、こちらに書き込んだところです。
テールピース側が全然削られてなくて、まっ平らなタイプの駒の削り方もあってそれも正しい流儀だ、ということなら安心なのですが・・・。引き続きお願いします。
投稿者:あべ 投稿日時:2007/06/11 01:28 ---150.213.1
テールピース側にテーパーをつけられた駒というものを一度もみたことがないので、
一般的にはテールピース側にテーパーはつけないという感じだと思います。手抜きでもなんでもないですよ。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/06/11 01:49 ---6.34.67
以下、経験からの私見です。
多くの場合は、テールピース側はフラットのままだと思います。
超一流のプロ御用達のお店にはいったことはありませんが、老舗含めて私が経験した何店かではそうでしたし、以前楽器店で駒替えで不要になったいろいろな楽器の古い駒(Aubert Deluxe)を10数枚もらってきたものが手元にありますが、ほとんどはフラットです。
技としてテールピース側の上部をほんの少し削る場合があるのかもしれませんが、私のような素人には目を凝らしてみてもフラットに見えますので、近似的にはフラットです。軽量化にこだわる職人は、サイドのエッジ部分あたりを少し削るかもしれませんが、上部を削るのは稀のように思います。
投稿者:QB 投稿日時:2007/06/11 17:06 ---145.236.138
弦喜さんもご指摘されていますとおり、テールピース側の上部が削られた駒は(ほんの少し角を取る場合を除いて)特殊な例を除いて見たことがありません。
駒の立ち位置は駒足のテールピース側を基準に設定することが多く、その場合テールピース側の垂直上に弦と駒の接点がある前提で計算されている場合が多いです。
(もちろん他の流儀もあるかもしれませんが)
もし、駒のテールピース側も削られているとすると、駒足からみた弦との接点を正確に出すことができません。まったく両側同じテーパーで削れば、駒足の(指板側とテールピース側の)真ん中と言えますが、そんな駒も見たことありません。
例外として特殊な例を挙げるとすると、某国製の楽器で見たことがあります。材質はバルサ材並みのスカスカ具合でしたが。。。
投稿者:K.304 投稿日時:2007/06/11 19:56 ---0.77.152
私のバイオリンの駒を側面から見ると次のようになっています。
・指板側(表側)は良く見る一般的な形状です。テールピース側は、弦が載っている部分からその5ミリ下ぐらいまでわずかにテーパーがついています。駒を側面から見ると、テールピース側が直角の直角3角形に近い形状ですが、上部に少々テーパがついているため、駒を垂直に立てているにもかかわらず、少しだけ二等辺三角形に近い感じに見えます。駒のテールピース側に定規を当てると、足元から上部にまで表板と垂直で定規との間に隙間は空いていませんが、上部5ミリのあたりから、少しだけ隙間が生じています。弦が載っている最先端付近は、定規との間にメモ用紙が1枚半入るくらいの隙間が空いてます。
この駒をセットした職人さんの話では、テールピース側は何も削らずにフラットなままにしておいても良いが、より良い音が出るようにするために、軽量化とバランスを考慮して、テールピース側の上部だけをほんの少しだけ削ったようです。弦が載る部分の厚みは厚過ぎても薄すぎても良くないので、微妙な調整が必要なようですが、駒の指板側だけを削って調整するのではなく、テールピース側の上部も少しだけ削って微調整する、とのことです。テールピース側を全く削らない場合よりも、少しだけ削った方が、よりフレキシブルに駒が振動するように思うのでそうしている、とのことでした。私がそのことを知らずに、駒のテールピース側(裏側)の上部が表板に対して垂直になるように駒を立てていたら、「これだと、駒がそっくりかえった状態になってしまい駒の踵(かかと)に過重した状態になって音の面で不利になるので、こういう風に立てて下さい。」と駒の角度を修正されました。もちろん、指板側におじぎしている状態、ということはありませんでしたが、私には見慣れない状態で一瞬そういう風に見えてしまったので、駒の削り方や調整の仕方について尋ねたのです。先に述べたことは、そのときに聞いた話です。
私が以前使っていた駒は、テールピース側は削られていないフラットなものでした。駒そのもののグレードを数ランク上げたので、一概に比較できませんが、私は今の駒に大いに満足しています。正しい正しくないというよりは、流儀の違いといったところではないかと思いますが、自分の駒の調子が良いこともあって、ついつい贔屓目で見てしまいますね。ご参考になれば。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/06/12 00:14 ---6.111.139
駒は楽器によって変わりますからね…、ちゃんと調整に出せているなら問題ないとは思いますよ。
人の楽器と比べるよりも自分の愛用の楽器のベストな状態を探してあげてください(笑)
投稿者:UNA 投稿日時:2007/06/12 01:18 ---16.219.96
初めて投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。
私の持っている楽器のうち一台(イタリアの新作)の駒が、マッシュルームさんやK.304 さんのご指摘のように(?)なっているので、興味を持ってしまいました。やはり垂直に駒を立てるのに気を使います。
サイドから見ると裏表逆のようになっています。まさに腰からお辞儀しているようです。購入したときからそうです。
指板側に製作者の名前が刻印され、テールピース側にAubertDeluxe
の刻印があります。
先日、来日した製作者本人に楽器を見てもらう機会がありましたが、そのとき話を聞けばよかったと残念に思います。
投稿者:マッシュルーム 投稿日時:2007/06/12 18:27 ---159.144.66
あべさん、弦喜さん、QBさん、K.304さん、あまてぃさん、UNAさん、お返事ありがとうございます。いろんな駒があって面白いですね。
ヴァイオリンの専門書を持っている友人から聞いたことですが、その本には、駒の裏側(テールピース側)は削らない、と書かれていたり、外国には駒の裏表を逆にして付ける職人もいる、とか書かれているそうです。
UNAさんのヴァイオリンの駒は、まさに裏表が逆の駒なのではないでしょうか?
裏表が逆だと、駒が指板側におじぎしているみたいに見えて違和感があるかも知れませんね。
みなさんの書き込みを読んで、自分の駒の裏側に金属定規を当てて、どんな削られ方をしているか改めて確認してみました。基本的にはまっ平らなのですが、良く見ると、上端のところが少しだけ削られているようで、金属定規との間にちょっとだけ隙間が生じてます。定規を当てずに見ると、全く平らに見える(全然削られていないように見える)のですが、自分の駒も実は裏側の上端がちょっとだけ削られているらしいことが判明しました。
いろいろと親切に教えていただいて、どうもありがとうございました。
投稿者:QB 投稿日時:2007/06/13 08:58 ---145.236.139
一点だけ、コメント。
駒の裏表を逆に使うというのは「加工前」の駒を見て、木目の具合等からメーカースタンプの押してあるほうを指板側にして使うという意味ですので(これは現実に多くあります。必ずしも厳密に木目を見てスタンプを押してあるとは限らないからです)、加工後の駒を裏表逆にして使うという意味ではありません。
投稿者:マッシュルーム 投稿日時:2007/06/15 20:21 ---159.144.67
ヴァイオリンの駒に興味を持ったので、いろいろとネットで検索したら、次のようなサイトに辿り着きました
http://www.h5.dion.ne.jp/~vn-iwa/koma5.htm
によると、
「駒の裏側(テールピース側)は、ほぼ平面ですが、上から10mmくらいの範囲で0.1〜0.2mm削ります。この結果、駒の最上部の厚みが約1.2mmになるようにします。」
とのことです。
自分の駒のテールピース側に金属定規を当てて測ったところ、たしかに上の方が0.1mmぐらいは削られているような感じがします。
ずっと、テールピース側は完全にフラットだと思い込んでいたのですが、実はそうではないということがわかり、目からウロコが落ちた、という感じです。
今回ご紹介したサイトには、駒の削り方・調整の仕方が物凄く詳しく説明されていて、とても勉強になりますので、ご興味がありましたらご覧下さい。
投稿者:マッシュルーム 投稿日時:2007/06/15 20:29 ---159.144.67
先ほどの書き込みの補足です。
http://www.h5.dion.ne.jp/~vn-iwa/koma2.htm
にヴァイオリンの駒の側面図が掲載されています。これを見ると一目瞭然という感じです。たしかに、駒の裏側の上部は、若干削られていることがわかります。