弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:型番について
投稿者:愚者 投稿日時:2007/07/18 01:04 ---3.127.34
バイオリンの型番について教えてください。
数字が大きいほどランクが高いようですけど。
なぜなのでしょうか?
投稿者:あのね 投稿日時:2007/07/18 04:46 ---25.165.251
2Bの鉛筆より6Bの鉛筆の方が濃いようですが、なぜなのでしょう?
という質問と同じですね。
投稿者:B・バッハ 投稿日時:2007/07/18 07:41 ---215.160.182
もっと高い物(上級)を販売したい時に、数字が下がる形だと1の下には0しかありません。数字を上げる方法なら、現在5が最高なら次は6にできますし、さらに7、8と続けられます。バイオリンに限らず、商品の販売にはこのような企業戦略が働いています。
投稿者:愚者 投稿日時:2007/07/19 14:14 ---3.127.34
回答ありがとうございます。
でも、そう考えますと番号は、連番にならないとおかしくないですか?
投稿者:phtalocyanine 投稿日時:2007/07/19 14:43 ---244.210.205
>でも、そう考えますと番号は、連番にならないとおかしくないですか?
その番号の型が廃止になったり、または、縁起が悪いといって飛ばしたり(4とか13)ということなのでは?
RX7の次の車種の名前はRX8だけど、なんで、RX1〜6は無いの?・・・ という質問と同じような気がします。
別に律儀に並んでいる必要は無いのでは?
投稿者:こんぴゅーた 投稿日時:2007/07/20 01:05 ---68.61.145
PCだってWin95の次はWin98で次が2000でXPでVistaで、って連番じゃないでしょう、そんなのどの世界でも商品番号の付け方ってさまざまですよ。
ヴァイオリンに関しては何か気になることが数字以外にあるのでしょうか?ちょっと不思議な質問でしたので。
投稿者:CABIN 投稿日時:2007/07/20 12:54 ---114.112.42
このサイトでも何度か登場しているはずですが,鈴木バイオリンのサイトに番号の年代記があります。
マイクロソフトエクセルのデータですけど参考に..
http://www.suzukiviolin.co.jp/data.xls
Q:大人サイズのバイオリンの価格
投稿者:kithy 投稿日時:2007/07/14 07:41 ---150.190.18
バイオリンを習っている息子が中学生になり、フルサイズのバイオリンを購入する時期になりました。もともと本人はあまりやる気が無いのですが、幼稚園の頃から続けてはいます。
そこで、質問ですが、いくらくらいのバイオリンを購入するべきでしょうか?もちろん、ピンキリは承知していますが、普通の家庭で、中学生に選択するということで、何か基準のようなものがあるのか、また、何かアドバイスいただければ幸いです。
投稿者:rio 投稿日時:2007/07/15 09:49 ---210.189.167
♪kithyさん
私も現在中1の息子を持つ親です。息子は体が大きく小4で4/4に移行しました。
私の先生は楽器を買う予算について以下のようにおっしゃっています。先生の私見ですが、私はなるほどと思いました。ご参考になれば幸いです。
-----------------------------------------------------------
本格的に音楽の道へ進む者(音大進学という意味ではなく、職業演奏家という意味):
小・中・高のときは、楽器は日本人製作者あるいはチェコなどの東欧の100〜200万円ぐらいの楽器を所有することで十分。弓は300万円の予算を持ち、2本買った方が良い。
購入した楽器はセカンドバイオリンとなり、メインの楽器は小学生からでも良い楽器の貸与が受けられるはず。
良い楽器は、日本音楽コンクール3位以内に入ってから購入することで十分。逆にその前に楽器を買っても、経験が少なく、自分に合う楽器の相性がわからない。
音大などへの進学を希望する者:
良い楽器を持つことにこしたことはないが、上を見ればきりがない。300万円以下で新作の楽器を買い、200万円以下で新作の弓を買い、生涯付き合うことを心に誓うべき。親のすねをかじって卒業する子がほとんどなので、もっと良い楽器は卒業後に自分の収入で買えばよい。
お稽古で(趣味レベル、アマオケ含む)初めて4/4に移行する場合:
購入者の自己満足を満たす必要があるので、これといて基準はないが、一つの目安として大人の場合、購入者自身の「税込年収」の金額を限度として楽器&弓を購入することを勧めている。極端に安くても、大手メーカーの製品や信頼に足る工房扱いの楽器であればそれで問題なしと考えている。
親が子供に楽器を購入させる場合は、16万円から60万円ぐらいの予算の範囲で、任意の金額を親に決めさせて、楽器と弓の金額比率を50:50にして勧めている。
趣味でバイオリンを続けてゆくならば、高額な楽器は、本人が働き始めて自分自身の収入で買うのが基本。
収入のない子供に、趣味・お稽古 レベルで楽器を習わせるのに多額のお金を投資するよう勧めるバイオリン講師の考えが理解できない。
投稿者:まーべりー 投稿日時:2007/07/15 11:15 ---29.88.8
kithyさん、ヴァイオリンの先生は何かアドバイスなさってくれていますか?
あと、
>もともと本人はあまりやる気が無いのですが・・・
とありますが、息子さんの様子からご判断されたのでしょうか?
それとも、息子さんがそうおっしゃられているのでしょうか?
そのあたりがもう少し具体的に分かるといいかなと思いました。
投稿者:フィン 投稿日時:2007/07/19 23:15 ---155.9.2
私は「普通におけいことしてVnを続けている」小学3年生の息子をもつ親です。「普通の家庭」で議論がされていますが、kithyさんのニュアンスは正直わかります(笑)
将来Vnの道に進むというほどの本人の熱いやる気は感じられないが、止めるとも言わず長年に渡って続けているのですよね。ここまで続けられれば、今後都合で中断したとしても将来アマオケなどで楽しめますよね
rioさんの先生のおっしゃる「お稽古レベル」での
> 親が子供に楽器を購入させる場合は、16万円から60万円ぐらいの予算の範囲で、任意の金額を親に決めさせて、楽器と弓の金額比率を50:50にして勧めている。
はとても良心的かつ現実的なご意見だと思いました。
> 趣味でバイオリンを続けてゆくならば、高額な楽器は、本人が働き始めて自分自身の収入で買うのが基本。
にもまさに同感です。とても参考になりました、ありがとうございます。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/07/20 06:53 ---4.232.68
>kithyさん
せっかく幼稚園の頃から続けられているのだから、息子さんにはぜひ続けて頂きたいですね。大人になってからきっと財産になると思いますよ。
既に多くの具体的なご意見が寄せられているので蛇足になるかもしれませんが、今一生ものを買う訳ではなく、いずれ買い替えるものとして、下取り価格がある程度期待できるものを考えた方が良いように思います。
これは、私の感覚的なもので、異論はあるかもしれませんが、基本的な楽器としての最低限の性能が確保され、音がある程度綺麗に心地よく鳴り、かつ下取り価格が期待できるものと考えると、
100‐50年前後のモダンで60万前後、弓30万程度を私は考えます。少し高いかもしれませんが、趣味として続けるかぎりにおいて、大学卒業くらいまではこれでしのげるのではないかと思います。
Q:モダン使用でスコルダトゥーラ
投稿者:D.O. 投稿日時:2007/07/16 00:14 ---208.158.62
失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。
以前、スコルダトゥーラについて質問させていただき大変参考になりました。有難う御座いました。
今回もスコルダトゥーラについてお聞きしたい事が出来、質問させて頂きたいと思います。
とても無理のある問題だとは思うのですが、今回ビーバーの「Harmonia Artificioso ariosa」(「技巧的で楽しい合奏」と言う日本語で良いのでしょうか)をやろうと言うことになり、オルガンまたはチェンバロもやってくれそうという嬉しい状況にあるのですが、ヴァイオリン2台がモダン使用しか用意できずそれで強行しようという話になっています。なるべくGDAEに近い調弦でいこうと話しているのですが、候補に挙がっている曲の調弦がGDAD、AEADなどです。絶えられるならH-Fis-H-Dも入れておきたいところですが、GD線を3度も上げるのは怖ろしくてそれは控えようと思っています。あとはAEAE、GDAEを考えています。
E線を下げるのはスチールなのでビヤッとした音にはなるけれど負担と言う意味ではさほどでもないかなと思っていますが(バランスに関しては疑問ですが)、下の弦を上げるのは楽器の負担なども考えましてどれくらいまで許せるものでしょう?お試しになった方いらっしゃったらお聞かせ願えますか。
調弦を変えたとしても頻繁にGDAEに戻すと思うので(楽器がそれしかありませんので)、ストレスがかかるかなぁと心配しています。弦なども急激に傷みそうで躊躇してしまいます。
例えばマーラー4番の2楽章なんかコンマスの全弦上げた楽器を見ると正直「うわぁ、やりたくない」なんて思ってしまい、予備楽器が無いだけに慎重にいくべきかとも思っていますが、可能なのかなとも思っています。
ただ、日常的にそういうストレスを与えて良いのかが心配で、ご意見頂けると幸いです。
モダン使用にスコルダトゥーラがそもそも無理とわかれば他の作曲家も考えようと思っています。よろしくお願いいたします。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/07/16 01:47 ---170.196.22
基本的な確認ですが、楽器はモダンでもピッチをA=415Hz
またはそれ以下にもできると思います。
オルガンやチェンバロには移調してもらえないのでしょうか?
A=440Hzでなければならないのでしょうか?
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2007/07/16 07:35 ---25.150.52
AEAE,ADAE,AEAC#,GDGD,GDAD,DDAD、EDAEなど日常的に使ってます。AEAEなどは楽器にストレスかかるという人もあれば、ずっとAEAEのままにしていても平気と言う人もいます。AEAEにしていたから壊れたという例は知りません。どうなんでしょう?弦は傷みます。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/07/16 10:08 ---6.35.182
以下、感覚的な事を勝手に書きます。素人の一意見(想像)として見てください。
H-Fis-H-D (4半音アップ)はさすがに怖い気がしますが、健康な楽器であれば、演奏直前と演奏中くらいであれば、下の方の弦の2半音アップは耐えるのではないでしょうか。(表板が薄く削られたり、ネックの取り付けが甘い楽器の場合はその限りではありません。)
イレギュラーな事をした後、普通の状態に戻した時、音への影響がないかどうかについては、敏感でない人でないと、わからないと思います。楽器自体の変化より、弦の劣化(変化)による影響の方が大きい気がします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/07/16 18:40 ---6.35.182
上記、訂正します。
誤:敏感でない人でないと → 正:敏感な人でないと
投稿者:D.O. 投稿日時:2007/07/17 08:27 ---208.158.62
皆さん、ご意見有難う御座います。
ピッチは基本は440でやることになっていますが、移調も検討して貰おうと思います。確かに半音も下がればかなり楽になりそうです…少し気持ち悪いとか言われそうですが(笑
しかしそうですか、モダン使用の楽器にも変則というレベルで調弦をそれだけいじる事はあるのですね、すこし安心させられます…やっぱり弦にはストレスですよね(汗
自分の楽器は健康状態についてはさほど心配な点は無いんじゃないかと思っています(素人目なので近々職人さんには見て貰おうと思いますが)。当たり前の話ですが、下の弦を2度上げるくらいで駒がかなり傾くので心配になってしまいました。
弦の影響も嫌では有りますが、裸ガットを使えと言われればそっちこそ難しいな話ですし(何度も張り替えられませんし)、ここはひとつ今の状態で挑戦してみようと思います。
貴重なご意見有難う御座いました!
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2007/07/17 15:29 ---229.2.74
チューニングを変える際には、こまの傾きはこまめにチェックが必要ですね。それと駒の溝、ナットに9Bの鉛筆ぬっとくと滑りが良くなるので、駒の傾き、弦の消耗、どちらにもよいと思います。
一音上げることでの張力変化は、ミディム弦とヘビー弦の違いくらいと聞いたことがあります。確かなデータがあるわけじゃないので「嘘を書くな」とペリーニさんに怒られるかもしれません。
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2007/07/17 15:56 ---223.144.130
素人の考えですが、やっぱり、張力の低い弦の方がこういったことには適しているのでしょうか。
と言うことはやはり、下記のHPなどを参照して弦を選択することも重要なのかもしれませんね。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/saitenschpan.htm
投稿者:D.O. 投稿日時:2007/07/18 21:56 ---249.101.11
有難う御座います。
そうですね、駒の滑りに関する配慮はいつも以上に気をつけようと思います。9Bは濃いですね!!(笑)いつも4〜5B程度を使うもので…(ここらへんについては過去ログにもいろいろあるようで試してみたい物も有りますが)…今度見つけたらそれくらい濃いのも試してみようと思います!
ミディアムとヘビーの差程度というのは驚きです。保険を入れてもう少し差があると考えてもそれほどの負担と考えなくても良さそうな気がして嬉しいです。
弦の張力もありそうですね。ただ最近弦のセレクトも安定してきたのでどうしたものか(笑)、頭に置いておこうと思います。
いろいろと有難う御座います。自分にとってはイレギュラーな事なので、ふと忘れてしまっていた様な事にもありいろいろな事にご意見が頂けて助かります。
Q:弦のチューブ
投稿者:さ 投稿日時:2007/07/16 17:57 ---23.192.6
スチールのE線を使っているのですが、
このごろ駒に食い込んでいるように見えます。
先輩のうまい人にも弦のチューブを使う方が
いいといわれたのですが、弦にチューブがついていません。
新しく装着するにはどうすれば良いのでしょうか。
投稿者:まーべりー 投稿日時:2007/07/16 22:49 ---29.88.8
新しい弦を買うとチューブみたいなのがついていると思います。
ですが、チューブを使うと響きが損なわれると聞いたことがあります。
調整や修理をちゃんとやっている楽器屋さんなら、
駒のE線の所にテープ?みたいな食い込みを抑えるものを張ってくれると思いますよ。
いずれにせよ、E線だけでなくほかの弦でも
駒の頭より弦が出ていないと、調整が必要だと思います。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/07/17 08:53 ---110.89.93
まーべりーさんの繰り返しになりますが、佐々木氏によれば、チューブは基本的につけないほうがいい、駒に食い込み防止加工をしたほうがいい、です。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/saitenschutz.htm
投稿者:猫丸 投稿日時:2007/07/17 10:27 ---2.159.239
>新しく装着するにはどうすれば良いのでしょうか。
チューブの付いている弦を買ってきて、取り替えるのが一番手っ取り早いですです、E線は安いですから。
駒を痛めるにはいやですので、象牙のチップを埋めてもらうのが簡単です、チューブが付いていても影響はありません、大昔から弦を生産しているピラストロ社ですら、チューブが付属していますね、音に影響があるかどうか、確かめるのは簡単です、ご自分で試してみてはいかがでしょう。
S氏のホームページは、参考になることが多々あって、広く公表されていることに、頭が下がりますが、間違いも多くあります、ほとんど関係ないことも関係あるかのように書かれていますので、鵜呑みにせずに試してみることが必要かと思います。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/07/17 23:01 ---13.42.231
私も チューブ付ける付けないで 音の差は全く感じません。
s氏の 作った楽器の音を聞いたり弾いたりすれば、s氏のホームページの説得力が聞いた人なりに分かると思います。
私は Vnとチェロを聴いたことがあります。
Q:GDAEとは?
投稿者:777 投稿日時:2007/07/12 16:26 ---95.232.200
すみません。「GDAE」ってなんですか???
唐突ですみません。取り急ぎ質問のみですみません。
投稿者:まーべりー 投稿日時:2007/07/12 22:30 ---29.88.8
ヴァイオリンの弦の事でしょうか?
左から「G D A E」線となっています。
ドイツ語読みで「ソ レ ラ ミ」です。
投稿者:kaponta 投稿日時:2007/07/12 22:35 ---225.215.205
単純にG線D線A線E線のことではないでしょうか?
何に関しての言葉か説明がありませんのでそれ以外思いつきません。
違っていたらごめんなさい。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2007/07/15 08:09 ---7.233.212
ドイツ語読みで「ソ レ ラ ミ」です。
いえ、ドイツ語ではゲー、デー、アー、エーですね。
フランス語ではSol Re La Mi ですね。
投稿者:まーべりー 投稿日時:2007/07/15 10:07 ---29.88.8
あ、失礼!
「ソ レ ラ ミ」の音が出ます、という意味でした^^;
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2007/07/15 16:25 ---83.39.170
アマオケの隠語です。
G=5
D=2
A=6
E=3
「今日の飲み会の会費はエーゲー(3千5百円)で・・・」
「今度の演奏会の出演料はツェー万アー千円です。」
なんて使います
----------- というのは深読みし過ぎ??
(出演料というのは貰うのではなく払う額です、念のため)
投稿者:ふらんしょむ 投稿日時:2007/07/16 00:11 ---138.105.122
セロ轢きのGoshさん
上記のこと、初めて聞きました
C〜Hまでだと1〜7までしかないですが、
8〜0はどのように表現するのですか・・・?
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/07/16 08:31 ---6.35.182
セロ轢きのGosh さんの説明の件、Googleなどの検索エンジンで
ツェーゲー
をキーワードに検索すると、たくさんヒットし、ふらんしょむさんの質問の回答も載っています。アマオケ用語というより、音楽業界用語であって、クラシックだけでなくジャズなどでも使われており、またプロ・アマ関係なく使われているようです(アマチュアはもともとはプロの受け売り?)。
想像ですが、バンドマンの隠語が広がったのではないでしょうか。
若い世代の人が使っているかどうかは??です。おじさん世代はよく使いました。
投稿者:ふらんしょむ 投稿日時:2007/07/17 00:57 ---138.105.122
弦喜さん
回答ありがとうございます
調べてみたら色々と載っていました
ただ・・・、使ったことも聞いたこともないので
使うのが少し恥ずかしいですが、使ってみます!
777さんの質問と関係ない質問すみませんでした
Q:チェロのペグ
投稿者:タマ 投稿日時:2007/07/11 22:35 ---39.4.209
教室の講師から紹介された工房で定価60万円のチェロを買いましたが、どうもスッキリしません。
持ち帰ってから、弦の巻き方がとても雑なのに気づきました。(二重になっていたり、ペグ穴に食い込んでいたり)
湿気のせいもあったのでしょう、たった数日でペグが全く動かなくなったので持って行き、見てもらいました。
職人氏は不具合を認めその場で調整したのですが(ちゃんと調整せずに売ったということですよね?!)またも帰宅して疑問に思うことが・・・。
ペグに「弦を通す穴」が新たに開けられていました。最初からあった穴の位置はかなり‘壁’寄りで、これではまともに弦を巻けないというほどでした。
ペグの「弦を通す穴」の位置がおかしいということはよくあることなのですか?またその場合、交換せずに新たに穴を開けることは適切なことなのでしょうか?
不良品を買ってしまったのでないか/交換すべきところを修理で誤魔化されたのではないか と心配です。
アドバイス、よろしくお願いします。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/07/11 23:50 ---6.111.139
僕はヴァイオリンですがE線のペグに2つ穴が空いています。他は全く問題ない状態です。しかも、巻き間違えさえしなければそれすら気になりません。
不調整の楽器を売りつけた工房と考えれば、僕はペグ以外のところがむしろ心配です。
投稿者:ぺぐ 投稿日時:2007/07/12 00:34 ---68.61.145
ペグの穴は時間が経過するとどんどん壁寄りになっていきます。そうすると、穴を開け直します。オールドの弦楽器はほとんどペグがそのような状態になっているはずです。
もちろんペグそのものを交換して修整することもありますが、価値は落ちます。オリジナルのペグであれば、まずは穴を開け直す道をとるのが普通です。
弦がいい加減に巻いてあったのはそんなに気にしなくてもいいような気がします、というのも、楽器に最初に張ってある弦は「とりあえず」的に張ってありますし、普通はその弦をそのまま使用しないでしょうから。
ただ一度感じた不信感ってなかなか消えませんよね、気持ちはわかります。他にも何か不信に感じるようなことがありましたか?誠実な人じゃなさそうな気がした、とか、来歴をちゃんと説明してくれなかった、とか、胡散臭かった、とか?
投稿者:タマ 投稿日時:2007/07/12 20:20 ---39.4.209
あまてぃさん、ペグさん、どうも有り難うございます。
買ったのは新作楽器です。「新品なのになぜこんな位置に穴が?」と大いに疑問です。
職人氏は講師と付き合いが長く、顧客も多いようです。なので調整しないで売るなんてこと、するとは思いたくないのですが・・・。
教室の仲間もそこで買ったのですが、話を聞くと調整したとは思えない不具合がありました。
初心者なので、あれこれ疑問に思っても「プロにこんなこと聞くのは悪いかな」とつい遠慮していたのですが、これからは納得いくまで質問しようと思います。
引き続き、アドバイスがありましたらお願いします。
投稿者:ぺぐ 投稿日時:2007/07/12 23:30 ---68.61.145
タマさん、非常に失礼なことを言うかもしれませんが、初心者さんだとしたら、なぜ調整がされていない、ということがおわかりになったのですか?
ペグが上手く回らない、というのは、どんな楽器でも普通にあることで、回りすぎればチョークなどを塗り、回り難ければリップクリームのような専用の油をつけます。
調整、というのは、そんなものを指すのではないと思います。魂柱やバスバーの交換、駒の削りなどを言うのでは?もちろんペグの調整もオールドの楽器でしたらありえるでしょうが、新作なのですよね?
不思議なのは、いまどき新作で60万円というのは異常に安いということです。量産品ならともかく、この値段で作ってくれる職人は日本にはいないような気がします。それとも中国製か何かでしたか?
もしかしたら、危惧されているように、あまり質の良いものではなく、初心者さんだからわからないだろう、ということで60万円で売ったのかもしれませんが、楽器だけはいつもストラッドさんが仰られているように、この目で見ないとナンともいえないのです。
まだ不信感があるようでしたら、いっそ返品されるか、あるいは他の先生なりチェリストに見て頂くかしたら如何ですか?楽器を愛せないで弾き続けるのは苦しいと思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/07/12 23:43 ---6.35.216
以下、私見です。
量産楽器(手工量産含む)の場合、製造元でコスト削減のため、ペグボックスの孔あけと、ペグのシェービングを分業で行い、ペグは最終突っ込むだけ、というケースがあります。極端な場合は、弦を通すためのペグの孔もおよそ端から何ミリのところ、といった一律での孔あけがなされているかもしれません。テーパーは合致するようになっているでしょうから、一応面は合うのでそれぞれの削り方のばらつきでペグがどれくらい深くささるかが決まってきます。その際、ペグの方は削りすぎると再利用できませんので、当然安全側にばらつくように削ります。すなわち差し込んだ時に、浅くしか差し込めないケースが多くなります。ペグの先側を見ると、ペグボックスの孔から少し引っ込んだところで止まっているものが結構あるということです。
ペグボックスの孔とペグの組み合わせにより、ばらつきでかなり浅い場合が発生しますし、その場合予めペグの孔あけがなされていると、かなり壁寄りになることもあります。
その状態で弦を張ると、弦が壁に押し付けられるため、ペグが固く回りにくくなります。
上記ばらつきをどの程度に抑えるかがメーカーの良心・品質管理なのですが、中国製のものの中にそのあたりがいい加減なものをよく見かけます。本体はとてもよいのにフィッティングは不釣り合いにひどいことが結構あり、そのあたりの感覚の違いには驚きます。
一方、楽器店/工房も色々あり、入手したものをそのまま売るところ、自分である程度整備して出すところ、フィッティングはなしで仕入れて自前でセッティングして売るところなど、様々であり、その手間が値段に上乗せされる場合もあればお店の良心・方針でやっているところもあります。お店が手を抜く事で安く販売している場合もありますので、今回のケースがどれに当てはまるかはわかりません。
なお経験上、ペグがいい加減な場合は、駒や魂柱の細工・セッティングがいい加減であったり、指板が買ってきたそのままの状態でつけられ適正に削った形跡がない、といった状況であることがよくあります。そのあたりが要注意点でしょうか。
投稿者:タマ 投稿日時:2007/07/13 00:07 ---39.4.209
すみません、新作という言葉の意味、間違って使ってしまったようです。中古ではない(新品の)ドイツの「量産品」です。
とりあえず、気になるところは講師に見てもらうつもりです。ど素人なのにあれこれ気にする私が神経質すぎるのか・・・なんだかよくわからなくなっていますが、アドバイスをくださった皆様、どうも有難うございました。
投稿者:別の人は? 投稿日時:2007/07/13 04:06 ---25.165.251
その講師というのは、通われている教室の先生なのですよね、そしてその先生の紹介で購入されたのですよね。
こういった場合、往々にして楽器店と先生の間にリベートのようなものが支払われるケースがあります。もちろんそんなものはなしで、好意で自分の工房(楽器店)を紹介してくれる人もいますから、これはあくまで仮説として聞いてください。
万が一そういう癒着をしているような場合、その講師はおそらく楽器の悪いところをあまり言ってくれないと思います。タマさんが気にしていることについてはそれなりに回答をしてくれるかもしれませんが。
できたら誰か別の人に見て頂いたほうがいいような気がしますよ、あるいは何かアクセサリー(弦とかミュートとか)を別の楽器店に買いに行って、ついでだけど、という感じでその楽器を見ていただくとか。
もちろん60万円という金額は決して安くはありませんが、弦楽器の値段としてはその値段で完璧なものは買えませんから、ある程度の妥協は必要でしょう。でも上の方が仰られるように、自分の楽器を愛せないのは苦しいですよね、確かに。
投稿者:ベリーニ 投稿日時:2007/07/13 06:41 ---187.71.234
大人になってから楽器を習い始めることの欠点みたいなものですね。もし、タマさんが幼児だったらどうでしょう。そんなことはわかりませんし、先生の指示された楽器を違和感なく使用し、先生の指導に沿って練習されるでしょう。つまり、ご指摘されたことは練習にはそんなに関係することではなく、どうでもいいことです。そんなことを非常に気にするようであれば、これから腕を磨くことはできないでしょう。楽器に対する信頼性どころかさらに先生への信頼感もリベート云々ということになれば失われかねないと思います。人から騙されるようなことが嫌なら、自分で勉強するしかないでしょう。お店との信頼関係は一朝一夕では築けません。私がタマさんの立場であれば、60万円なんて楽器は買いませんね。通販の最低価格の楽器で初心者なら十分です。そこで楽器の取り扱いに慣れて勉強すれば、その楽器はとてもよい学習教材になったといえます。幼児の頃は、ほとんどの人が廉価楽器を使っていたはず。大人はいろんな知識(みえ・雑念も)があるから、大変ですね。
投稿者:通り縋りの女 投稿日時:2007/07/13 10:07 ---11.40.64
普及タイプの楽器ですので、この程度の整備不良?はよくあることです。
自分で調整出来ることは 自分でしましょう。クレームつけるべきは
はっきりともの申しましょう。そんなことで職人にへそまげられたら、他店に持って行きましょう。
ペグは2つ穴が開いているとかっこわるいかもしれませんが
性能上も音色も問題ありません。
ペグを作り直すと、ペグ穴も多少削ることになる可能性が
ありますので 私はしないでしょう。
ペグコンポジットという滑りを調整するペーストがありますので、
自分で塗ってみる。弦は自分で張り替える。(魂柱をたおさないよう
1本ずつ) 駒が垂直に立っていることを何度も確認してください。
投稿者:タマ 投稿日時:2007/07/13 11:24 ---39.4.209
率直なご意見、丁寧なアドバイスをどうも有難うございました。
見栄も高望みもしていない、初心者なりにただ普通に、買ったものに対する安心感がほしいだけです。でもこの世界は、様々なことが他の品物を入手する場合と違っていて戸惑います。(商品の性質上‘当たり前だろう!’と怒られそうですが・・・)
60万円もの買い物をして、なぜこういう状況になってしまったのか、皆様のご意見を参考によく考え、反省すべきは反省しようと思います。(その場で確認・質問するといったことはしなかったわけですし)
私のために時間を割いてくださった皆様、どうも有り難うございました。
投稿者:ゆきこ 投稿日時:2007/07/13 12:44 ---35.39.138
初心者だからとか、弦楽器だからとか、先生との繋がりがあるとか関係ないと思いますよ。
購入した物に対して疑問があれば、普通に問い合わせれば良いです。
その答えと対応で納得できれば、それでOKですし、納得出来なければ、文句を言っても良いと思います。
それで職人や先生との関係がおかしくなるようなら、それまでの人達なんですよ。。
投稿者:ベリーニ 投稿日時:2007/07/13 17:48 ---187.71.234
最近ここの掲示板をみると、「楽器屋さん、職人さんとのコミュニケーションをもっと円滑にしたら」という感想を持ちます。とんでもない離島にいて、身近に質問する方がいないとかであれば、こういう掲示板はICTの恩恵で、喜ばしいことです。
ただし、「あなた、いくつ?」というレベルの質問を見ると、いや情けないですね、最近。タマさんも自分で疑問に思って、掲示板を利用するのはいいと思いますし、きちんと掲示板の状況把握もされていて、しっかりされた方だと思います。でもそれだけに60万円というのは、ちょっともったいなかったかも知れません。
ちなみにちょっと理屈っぽいことを申し上げますと。弦楽器の国内需要は、おそらく今がピーク(若干落ちてきたかも)だと思っています。これから「良心的なお店」より「悪質なお店」の方が増えるかも知れません。
これからはよく楽器について学習され、良い楽器・良い講師に出会えるよう祈っています。
投稿者:タマ 投稿日時:2007/07/13 19:30 ---39.4.209
様々なご意見、どうも有り難うございました。これまでの経緯を一から十まで詳細に述べることはできないので、皆様に伝わらないこともありましたが、いただいたアドバイスを参考に今後のことを考えようと思います。
ゆきこさんのお考えは正論だと思いますが、少なくとも私のような初心者で(講師以外に)身近に相談できる人がいない者にとっては不安な世界なのです。
こちらには弦楽器の経験・知識の豊富な方が多いようですが、こういう弦楽器一年生がいることも知っていただければ幸いです。
お騒がせしました。お考えを述べてくださった皆様、どうも有り難うございました。
投稿者:ぺぐ 投稿日時:2007/07/13 19:30 ---68.61.145
タマさんが60万円の楽器を購入されたのは、恐らくかなり今後本気でチェロを学ぼう、という意志があったのだと思います。それに、初心者であってもやはりいい楽器でスタートするのは可能ならそれに越したことはありません。
正直言って通販の最低価格の楽器は、私はおすすめしません。今、ヴァイオリンですと弓・ケース付で1万円とか2万円とかいう価格のものがありますが、これらは楽器とは呼べないです。
60万円は初心者には高すぎ、中級者には安すぎる、まあ中途半端な楽器かもしれませんが、でも2万円のチェロでスタートするよりはるかに色々なことを楽器から学べると思いますよ。
ただ、ここでアドヴァイスしている誰もがタマさんの楽器を見ている訳でもないし、タマさんも初心者なのです。初心者って本当に苦笑するような疑問を持つ人もいます。タマさんは恐らく知識をそれなりに吸収されている方だと思いますが、ペグにしても、交換して本体にペグ穴を削られるのと、ペグそのものに2つ目の弦を通す穴を空けるのとどちらが楽器にとってノーマルなことなのか、そういった知識は初心者だとなかなかわからないこともあると思います。
悪質なお店、良心的なお店、というのも一概にいえないですよね、職人魂みたいな人がやっているけど、弦の割引一切なし、と、なんちゃって弦楽器職人の店だけど弦は3割引、だとしたら、弦を買うときだけは後者に行きますしね。
タマさん、その教室は通われているとして、1度だけ、ワンレッスン制で別の先生にレッスンを受けてついでに楽器も見て頂いたらどうですか。今の講師がどの程度なのかというのも含めて色々わかると思いますよ。
投稿者:ベリーニ 投稿日時:2007/07/13 21:18 ---187.71.234
まあ、本気で学ぼうとしたら60万円程度は「安すぎ」ますね。幼少期から学んでいる方ならともかく、レイトなら通販の2万円でまず「使い捨て」と思って、いろいろな実験をします。ひょっとしたら、音も十分にとれないなら、テープを張って練習する必要も出てくる、そうなれば高いイタリー物にいくらなんでもそんなことできないでしょうし。その楽器はいずれ飽きましょう。1年使えば元は取れますし、壊れても「2万円だから」であきらめもできます。「(楽器を)誰もみたことがない」、確かにそのとおりで、だからこういう掲示板にそういうことを書き込むと、いろいろな「妄想(?)」が膨らむわけで、書き込む人によって収拾がつかなくなるのです。自分に迷いが生じ、ひいては先生に「疑心暗鬼」となる。一番悪いパターンです。先生を変えたら逆に何のために「60万円」払ったのかわからなくなる。「たかが趣味」。気楽に考えたらどうでしょうか。「信ずる者は救われる」。先生を変える「迷い」は「雑念」です。「青い鳥症候群」にならぬよう祈ります。
投稿者:かんがるう 投稿日時:2007/07/13 22:20 ---215.67.77
いろいろな立場でいろいろな価値観をもって楽器を始める人がいる訳です。
どれが正しいということもないですよね。
最初に買った60万円の楽器で一生ものとする方も沢山いるでしょう。その中には心から真剣に音楽に接している方もいるはずです。何もプロになる方だけが「本気」な訳ではないですし、いろんなチェロとの接し方が許されますね。もちろん「本気」のレベルも立場により様々でしょうけれども。
60万円の楽器を買われた、調整が十分ではなかった、ということは事実のようです。これに対し不信感を抱くのはきわめて自然なことですね。
子供(またはその親)だったらわからないというのであれば、そういう状況は決していいことではなく、そうしたことが、結果的には心ない楽器店を支えていることになっている訳です。大人だから、判断でき、分別もあるので納得いくまで対応を求める、当然のことです。
どの程度の紹介の仕方をしたかにもよりますが、基本的には初心者に楽器をを紹介した「講師」は最後まで面倒を見るべきだと思います。
したがって「講師」の方に相談するべきものと思いますし、それに対し真摯な対応をされない「講師」であるならば、「講師」以前に人として信用のおけない方と判断せざるを得ないのでは。そのような方には私なら習いたくありません。この判断は雑念ではないと考えます。いろんな先生がいらっしゃいますからね。
大人であるから、プロになろうとするのではなく、趣味として楽しみたいからこそ、いろいろな選択肢が許されるはずです。これは欠点ではないでしょう?信ずる者が馬鹿をみる状況も今の世の中沢山ありますからね。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/07/13 23:56 ---13.42.231
私の持っているチェロは40万円程度の中国製ですが、
よい音のする ほぼ申し分ない楽器です。
およそですが 10万円以上の楽器なら、よい音のするものを見つけることが可能です。逆に何百万円もして、たいした楽器でない物もありますので、
自分の楽器をとことん調整してもらって ベストコンディションにして、愛情を持って接するがよいと思います。
説教になったかもしれませんが悪しからず。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/07/14 08:45 ---6.35.216
1)ご心配が、調整等含め楽器のことを知らないために生まれているのであれば、今は書籍やWebでよい情報が集中的に入手できますので、まず勉強されたらよいと思います。今後、弦楽器とつきあっていく上でも役に立ち、損にはなりません。
大手の書店の音楽書のコーナーにいくと、いくつか関連の書籍があり、その中の一つは下記のホームページの内容と同じです。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/meisterqa.htm
頭でっかちになっては困りますが、まずは知識として頭に入れた上で、ケースバイケースで応用すればよいと思います。
2)「ヴァイオリンの教師=楽器そのものの事をよく知っている人」ということではありません。「パソコンソフトのWordやExcelを使いこなせる人は、パソコンのハードの事をよく知っている」というわけではないのと同様だと思います。
主には、生徒さんとの付き合い含め、そのヴァイオリン教師の過去の経験(失敗事例含め)から学習した事は判断できますが、楽器のハード、楽器の調整について、それ以上の事を知っている先生・演奏者は稀だと思います。
ですから、自分の楽器の主治医となる弦楽器工房は必要であり、簡単なことでもまずそこで相談するのが一番です。先生から紹介され、楽器を購入した工房であれば、主治医の第一候補であり、疑問に思ったら悩む前に素直に聞いてみることです。それでどうしても納得できない答えがかえってくれば、先生に相談すればよいのではないでしょうか。
3)以下、蛇足となります。定価60万としか書かれておらず、それが弓、付属品まで含めたセット価格なのか、また購入価格が定価からどれくらい割り引かれているのかわかりませんが、チェロがヴァイオリンの3倍くらいすることを考えるとヴァイオリンで言えば定価20万近辺の楽器を選んだことに相当します。大人になってから始めて、いつまで続くかわからないけれどすぐに買い替えることなく長く(ある程度のレベルまで)使い続けられる楽器の最低ラインを、と考えると、自然とそのあたりの価格帯の楽器に落ち着くのではないでしょうか。(アマチュアオケで使われている平均的なレベルの楽器かと思います。)
なお、作られたばかりの楽器は刻々と状態がかわり、こまめな調整が必要ですので、行きつけの弦楽器工房にて定期的に状態を見てもらい、良いコンディションを保ってください。
投稿者:ベリーニ 投稿日時:2007/07/14 09:08 ---187.71.234
「心ない楽器店」と申しますが、ビジネスはすべてとは言わないまでもある程度の「駆け引き」で成り立つものです。職業柄、こういうことを知らない方も中にはおられるようですが、何でも正直に丁寧にお客さんに接していればビジネスが成り立つというものではありません。要はお店と顧客の「駆け引き」です。たとえば「騙された・うそをつかれた」という経験があれば、次回「どうしたら同じ目にあわずに済むか」を考えることが普通はできます。弦楽器屋さんも、社長一人で営業・修理も担当ということであればビジネスにつまずいても自分のみで泥をかぶれますが、営業社員、修理担当社員等を抱えていれば、雇用にかかわります。「知識のない、そしてお店にとって何でも言うことを聞いてくれる都合の良いお客」を狙っているお店はどこにでもあります。最初から「心ない楽器店がほとんど」と思って出入りしたほうが、ギャップを感じなくてよいかも知れません。私もいろんな音楽関係の方々とおつきあいさせていただいてきましたが、常識的でない方もかなりお目にかかりました。常識的とは世間でいうところの「サラリーマン」的視点です。特に音楽大学ご出身関係者(特に学校の先生など)は、面白い人、多かったですね。この業界以外の方は特に「そういう業界なんだ」ということさえあらかじめ理解すれば、そんなに違和感がなく、業界・講師の方と付き合えます。変に「業界を変えよう」とかつまらないことを考え出すと、何のために弦楽器を習っているのかわからなくなります。
「懐疑心」って、大人の良識のようですが、これが自分の本質を見失う危険性をはらんでいることに最近気付きました。私も「不惑」になりましたが。
投稿者:かんがるう 投稿日時:2007/07/14 21:30 ---215.67.77
たびたび失礼します。私の発言で誤解があるといけませんので、念のため追加させて下さい。
全ての先生(「講師」)が楽器のしくみについて詳しいとは、(当然のことではありますが、)考えておりません。ですから先生が弦楽器の楽器としての状態のあるべき姿について常に適切にコメントができるとも思ってはおりません。
しかしながら指導者の立場にあり、初心者の方に楽器、もしくは楽器店を紹介している方は、紹介しっぱなしというのはいかがなものかと考えております。
紹介するということは、初心者である自分の生徒に対して、少なくとも楽器購入の指南を (部分的にであれ )することになる訳です。生徒がそこで購入した楽器に対して、疑問を持ったとき(何もわからない初心者であるからこそ)まず始めに相談に乗ってあげるべきだと思うのです。
初心者は(あたりまえですが)楽器に対しては知識が乏しいので、職人と話すこと自体緊張しますし、「自分は的外れなことを言っていないだろうか?」と考えて、結局何も言えずじまいになりがちだと思います。(これは私の経験からです。。私は、かつて工房、弦楽器店は何かしら敷居が高い感じがしておりました。弦楽器に対しての演奏技術がないことや知識の乏しさに起因していると思います。。弦楽器の知識を自ら身につけることも大切ですが、すぐに自信が持てる知識とはなり得ません。あくまで机上の知識にすぎませんから。)
それに比較すると先生は少なくとも演奏技術はあるはずですし、楽器の知識についても生徒(初心者)よりは知っているはずです。紹介した工房も、自分がお付き合いのある、もしくは信頼している処だからこそ紹介したのでしょう。であれば、疑問を提示されたら、わかることは教え、自身がわからないことであれば、生徒の代わりに楽器店に質問する、もしくは適切な対処法を教える、ぐらいのことはしてもよいと思うのです。。
うまく解決され、購入された楽器を愛することができるようになることを念じております。
Q:ViolaのViolnの顎当ての違い
投稿者:Viola弾き 投稿日時:2007/07/04 20:46 ---197.70.114
ViolaとViolnの顎当ては違うのでしょうか。
Viola用として顎当ては売っていません、何故でしょうか。
投稿者:OPTICA 投稿日時:2007/07/05 01:01 ---111.155.180
基本的には違うと思います。 私のビオラにはちゃんとビオラ用のあご当てがついています。
考え方がいろいろあって、顔(あご)の大きさは同じなのでお皿は同じでいいという方と、楽器のカーブにあわせてお皿も別物にしなくてはならんという方がいるようです。
フレッシュ型だと、お皿の区別はなくてもいいのかもしれません。ガルネリ型だと、やはりビオラ用のあご当てでないと厳しいと思います。どちらにしても、ビオラの方が厚みがありますので、金具はビオラ用でなくてはきちんと固定できないはずです。
ビオラ用のあご当てがないというお店はおそらく売れないから仕入れないだけだと思います。バイオリン用に比してビオラの用の方が選択肢が劇的に少ないというのは事実ですが。
投稿者:売っています 投稿日時:2007/07/05 23:09 ---68.61.145
私はヴァイオリンですが、あごあてを替えようと思ってお店(というか工房みたいなところ)に行ったら、無造作にあごあてが入っている箱をくれて、「この中で適当に気に入ったのを試してみて」と言われ、自分であれこれ付け替えていたところ、明らかにサイズとして合わないようなものが何点かありました。聞くと、「ああそれはヴィオラ用だよ」と。
ですから、あるんですよ、でも見た目にもすぐにはわからなかったし(多少作りは大きいのですが)、選択肢も少ないのでしょうね。
アクセサリーはあくまでアクセサリーで比較的安価ですから(高いものもありますが)、多く扱っているところで取り寄せでお買いになっても宜しいのでは?小さいお店ですとないこともあるのでしょうね。
投稿者:ベリーニ 投稿日時:2007/07/13 21:37 ---187.71.234
Viola弾きさんが知らないだけで、ビオラの顎当ては売っていますよ。大きさも違います。皆さん、もう少し視野を広げましょう。
「売ってません」ってそんなに断定しないでください。自分の無知をさらけ出すようなものです。
Q:弓のニス
投稿者:ういうい2000 投稿日時:2007/07/13 17:03 ---168.94.102
チェロをしています。
楽器本体のニスは 大変温度に弱いと伺いましたが、
弓のニスは どうなのでしょうか?
楽器と同じように 高温で溶けてしまうようなニスなのでしょうか?
投稿者:ベリーニ 投稿日時:2007/07/13 21:22 ---187.71.234
一概にいえません。楽器屋さんに聞きましょう。ニスは高温でなくとも溶けます。「高温」の定義ってどのレベルですか。また、弓にもランクがあります。新作ですか、オールドですか。回答できないような質問はやめましょう。そうでなければ楽器屋さんで聞きましょう。
Q:弓について
投稿者:チェロ弾き 投稿日時:2007/07/09 17:07 ---111.123.207
初歩的な質問ですがお願いします。
弓の毛の量が多いのと少ないのとでは、音や弾きかたにどのような違いがでるのでしょうか。
カーボン弓を使っているのですが、毛の量は少なめです。
音や弾きやすさは気にいってるのですが、低い弦での反応が前の弓よりも悪い気がするのです。
弓や楽器自体の問題もあるかと思いますが、傾向として毛の量によってどのように変わるのでしょうか。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2007/07/13 15:22 ---133.174.21
こんにちは、
弦楽器の説明で有名なページに書かれていますのでご紹介いたします。
ttp://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/haare.htm
それでは!
Q:カテドラル
投稿者:man 投稿日時:2007/07/16 22:01 ---177.83.221
いつも楽しく読ませて頂いています。
今日は質問です。
ストラディバリウスの名器に、ル・カテドラルとラ・カテドラルの二つの表現があることに気がつきました、何か違いがあるのでしょうか。
よろしくお願いします。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/07/16 22:20 ---110.89.220
もともとはフランス語ですからla Cathe´draleでいいと思うのですが。
leが付くのは言語が違うのではないですか?
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/07/17 08:46 ---110.89.93
少し調べてみましたが、laとかleとか付きそうなラテン系の言語では、イタリア語でも(la cattedrale)、スペイン語でも(la catedral)女性名詞なので冠詞はlaですね。ル・カテドラルとラ・カテドラルではストラディバリウスの名器に雄と雌があるみたいになってしまいます。
ネット検索してみると、「le cathedral」なんて書いてあるのは、たいがい英語のサイトなので、単なる間違いでしょうか? もし、カタカナで「ル・カテドラル」と書いてあったら、それこそただの間違いだと思いますが。
投稿者:Cello 投稿日時:2007/07/18 18:57 ---177.83.221
この場合は、
Violon(バイオリン)が男性名詞ですので、ル・カテドラルが正解です。
他に例として、
La France フランス国
Le France 客船フランス号 (客船が男性名詞)
La chevre ヤギ
Le chevre ヤギのチーズ (チーズが男性名詞)
等々があります。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/07/21 20:53 ---132.154.162
Celloさんの説明は納得がいきました。女性名詞にLeがつく場合で頭を捻ったのですが。ドイツ語だとViolineは女性なんですけどね。
ただ、もともとは「La Cathedraleのようだ」ということから来ているわけで、検索してみるかぎりでは「La Cathedrale」のほうがたくさん引っかかってくるようですね。Wikipediaも英語版では「La Cathedrale」と紹介されています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Stradivarius
フランス語Wikiではなぜか「Cathedrale」に言及はないようです。ただし、Le Soil、 Le Viotti……と軒並みLeなのはCelloさんのおっしゃるとおりです。「オルレアンの処女」La PucelleだけはさすがにLeにはならないようです。