弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:E線のかすれ
投稿者:pika 投稿日時:2007/08/09 07:53 ---16.95.227
100年程度前の楽器です。
和音を弾くときに時々Eの開放線(E=ミ)の音がかすれます。特に「A♭」+「D」+「E」や「A」+「D」+「E」」、あるいは「A」+「C♯」+「E」のときに顕著です。
これは楽器の特性としてしようがないのでしょうか?それともこれを避けるために(あるいは軽減するために)、打つ手はあるのでしょうか?素人考えなのですが、「松脂を変える」「弦を変える」等のレベルで対応できればうれしいのですが?
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/08/09 18:55 ---4.232.68
「音が裏返る」「音がひっくり返る」などと表現される現象ですね。ご指摘のように楽器によって差があるのですが、基本的にどの楽器でも起こり得ることだと思います。私の経験の範囲では、E線のひっくり返りを完全に抑えることは不可能で、色々工夫することによって頻度を幾分小さくすることくらいしかできないと考えています。
私が行っている主な対策は次の二点です。
1)ひっくり返りやすい弦は避ける
かつてこの掲示板でも議論されていましたが、金メッキされている弦はひっくり返りやすいといわれています。具体的な銘柄は挙げませんが、こうしたものを使わないようにすることは、かなりの対策になるでしょう。
2)ボウイングを工夫する
三つの弦を和音として鳴らすとき、三音同時に弾き切ろうとすると、E線のひっくり返りが起きやすくなります。これは、恐らく、他の弦の振動による影響、E線に対する弓の入り方、弓のスピードが絡んで起こるのだと思います。曲想によっては難しいかもしれませんが、少しアルペジオ気味に、D・Aのニ音を鳴らしてから、少しゆっくりと、圧力をかけ気味にE線に進入すると、ひっくり返りは軽減できます。
(続く)
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/08/09 18:56 ---4.232.68
(続き)
私個人としては、松脂の種類はさほど大きな影響はないと思っていますが、その可能性についても過去に論じられています。他にもいくつかスレッドを紹介しておきます。何か参考になりましたら。
Q:E線の裏返り
http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=5831&re=5819&key=ひっくり返る
このスレッドでは、音のひっくり返りと楽器の関係が議論されています。
Q:続・Vn弦組み合わせ
http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=13288&re=13216&key=ひっくり返る
このスレッドでは、音のひっくり返りと松脂の関係が議論されています。
Q:音の裏返りについて
http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=14036&re=14002&key=ひっくり返る
このスレッドでは、音のひっくり返りと駒・魂柱・フィッティングとの関係が議論されています。
Q:ひっくりかえる
http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=12601&re=12589&key=ひっくり返る
このスレッドでは、音のひっくり返りとE線の関係が議論されています。
個人的には、このスレッド内で「のり」さんが紹介されているhttp://silver-tone.com/の日記帳の「05/01/14 E線選び」が大変参考になりました。ひっくり返りが物理的にどういうプロセスで起こるのか、分かりやすく説明されています。ぜひご一読を。
投稿者:パスツール 投稿日時:2007/08/09 19:40 ---253.180.196
和音のA線を押えている指の腹がE線に僅かでも触れると、E線が裏返ったような音になることがあります。 指のトンネルのすき間は十分に開いてますか。 古い楽器を使われている方なので、そのようなことはないと思いますが、一応念のため。
投稿者:pika 投稿日時:2007/08/10 17:37 ---44.200.244
アドバイスのほど本当にありがとうございました。
過去にすでにこの問題が掲載されていることを
知らずにすみませんでした。
早速いくつかの方法を試してみようと思っています。
ありがとうございました。
それにしてもこのスレッドの威力には参りました。
ストラッドさん。ありがとうございます。
Q:ヴァイオリンはどの程度の多湿まで大丈夫なのか?
投稿者:丼呑(どんどん) 投稿日時:2007/08/04 15:28 ---159.144.29
ヴァイオリンの練習で古い公民館などを使用することがありますが、空調の効きが悪くて、湿度がとても高いことがあります。特に雨の日などはひどくて、持参したデジタル湿度計(精度1%)が湿度65〜68%を示すことがあります。(気温は28℃前後)
そうした場所で3時間程度練習する場合、ヴァイオリンはどの程度の多湿まで大丈夫なのでしょうか?湿気のせいで板が剥がれてきたりしないかと心配になりますが、湿度が何%ぐらいになると危険なのでしょうか?
ご教示いただけると幸いです。よろしくお願いします。
投稿者:大森 投稿日時:2007/08/06 07:58 ---206.85.239
具体的に実験したことがないので、わかりませんが
個体差はあると思います。
通常、人がいられる気温で湿度80%以下なら、3時間程度
でしたら問題ないと思います。
確かに、鳴りは悪くなるようです。
投稿者:taka 投稿日時:2007/08/06 18:37 ---38.26.148
大森様、最近よく登場しますね。
以下の質問をなさった方ではありませんよね。
Q:予備の弦
投稿者: 大森 投稿日:2007年04月14日(土) 22時31分
いつも参考にさせていただいています。
まだ、習い始めたばかりで、楽器も入手して1ヶ月くらいしか
たっていません。以下略
同一人物だとしたら、ここの質問に答えるのは控えたほうがよろしいと思います。
投稿者:官房長官 投稿日時:2007/08/06 23:50 ---251.35.107
大森様のおっしゃる通り個体差はあると思いますが、70%近い湿度は危険ですね〜楽器がぱかっと開いたり、指版が取れたり…
ただ、絶対にそうなるとかはいえませんし…
そこで弾かざるを得ないなら、休憩時間とか弾かないときはケースに入れておくのが良いとは思います。
投稿者:丼呑(どんどん) 投稿日時:2007/08/07 00:12 ---159.144.107
親切なご回答ありがとうございます。湿度が70%を超えそうなときは練習を中断するなどして対応しようと思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/07 02:55 ---6.35.144
以下、私見です。
夏場はどうしても湿度が高く、6月後半からは、冷房を入れずに窓を開けてしばらくすると室内の湿度が70%を超える日が続いています。80%を超える事もざらにあります。それが日本の多くの場所での普通の環境ととらえるべきでしょう。
湿度の急激な変化が楽器には一番負担となりますので、夏の間は、室内の湿度を理想的な範囲の上限である60%くらいにしておくと、外気の湿度との差は少なくなり、冷房のあまりきいていない環境で弾くことが多い場合は、大きく湿度変化することをさけることができると思います。
なお、いつも冷房をギンギンにかけて乾燥している環境でしか弾く事はない、という方はその限りではありません。
寒い時期の欧州などで作られた楽器、ずっとそのような乾燥した所で弾かれてきた楽器は、乾燥を前提でニカワが薄くつけられているケースがあり、そのような楽器の場合、高湿度への耐久性が弱いケースがありますが、日本の楽器店でニカワ付けをした楽器では少々湿度が高くても剥がれる事はまずありません。湿度70%くらいでニカワが剥がれて開いてしまう楽器は日本向けでないものと考えて、日本でニカワづけすればよいだけだと思います。
投稿者:丼呑(どんどん) 投稿日時:2007/08/08 19:54 ---159.144.78
親切なご回答ありがとうございます。
私が住んでるマンションには、三菱製の熱交換型の24時間ロスナイ・セントラル換気ユニットがついているので、(エアコンを使用しなくても)部屋中の湿度は、夏場でも湿度60%以下を保っています。雨が続いたときに、湿度が63%ぐらいまで上昇することがたまにありますが、通常は夏場でも湿度は57%以下を保っています。
また練習中はエアコンを除湿モードでつけているので(体を冷やすのが嫌なので、冷房モードではなく除湿湿度モードを使ってます)、湿度は45%程度になります。
普段そうした環境で練習しているので、公民館で練習した際に湿度が65〜68%になったのを見て心配になったわけです。
弦喜さんが住んでおられるところは湿度が80%を超えることがあるとのことですね。湿度が80%でも板が剥がれたりしないということは、意外とヴァイオリンというのは丈夫なものなのですね。
ニカワの濃さのお話も勉強になりました。どうもありがとうございました。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/08/08 23:12 ---6.72.64
>湿度70%くらいでニカワが剥がれて開いてしまう楽器は日本向けでないものと考えて
それで友達の楽器はパカット開いてしまったんですね…
80%でも大丈夫らしいですが、決して楽器にとって良い状態とはいえません、楽器が響きにくくなるし…極力避けるのをお勧めします!どうしてもその場所で弾かざるを得ないなら、弾かないときは前述の通り、ケースにしまうのが良いと僕は思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/08 23:16 ---6.35.169
本日21時の湿度は、天気情報によれば、
東京 78%、 大阪 78%、 札幌 84%、 福岡 68%
であり、これが日本という国です。
投稿者:丼呑(どんどん) 投稿日時:2007/08/09 00:24 ---159.144.54
これはあくまでも例ですが、外気温21℃、湿度70%でも、部屋の温度(室温)26℃、湿度60%というようなことはあり得ます。もちろん、エアコンや除湿機は使用しなくても、です。
特に熱交換型の24時間ロスナイ・セントラル換気ユニットが設置されているマンションだと、外気の湿度が70%でも、部屋の湿度が56〜58%ということが良くあります。
そんなわけで、うちでは部屋の湿度が年を通じて60%を超えることがほとんど無い状況です。うちの場合、部屋の湿度は、春・秋は40〜50%程度、夏は50〜60%程度(エアコンを使用すると40〜45%)、冬は35〜40%(加湿器を使用すると40〜45%)です。
弦喜さんがお住まいのところでは、夏場は(外気ではなくて)「部屋の湿度」が70%を超えていて、80%を超える日もあるとお聞きして、非常に驚いているところです。私はそんなに湿度が高いところでヴァイオリンを弾いたことが無いので、未体験ゾーンなのです。
冬に、室温25℃、湿度27%の場所で演奏したことがありますが、空気に馴染むまで、ちょっと音が詰まったような感じがしましたが、ヴァイオリンには特にトラブルは生じませんでした。普段から部屋の湿度を低めに保っているので、湿度の低いところで弾いてもトラブルが起きなかったのだと思います。演奏が終わって湿度計が27%を示しているのをみたときは、一瞬ビビリましたが・・・。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/09 00:44 ---6.35.169
>冷房を入れずに窓を開けてしばらくすると
と書きました。ほぼ外気に近い湿度ととらえてください。
田舎育ちの古い人間なので、マンションであっても、無性に自然の風を入れて風通しをしたくなることがあるのです。
また個人的には、楽器を置いている部屋は、夏場は湿度コントロール付きのエアコンで約60%には設定しています。冬場はできるだけ50%に近づけるようにしています。風通しを行う短い時間だけ、湿度が変わります。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/08/09 10:50 ---6.72.64
弦喜様に質問なのですが、僕は極力湿度の高い状況は避けたり、弾かないときはケースにしまっているのですが、日本対応の膠の状態であればそこまでしなくても良いのでしょうか?
また、湿度の変化が楽器に良くないとかかれていますが、ほぼ外気に近い状況でよく弾くのならばそれに近い状態で保存したほうが良いのでしょうか?
普段は風通しの良い部屋にケースに入れて保存しており、極力高湿度は避けていますが、正確に湿度を計ったりしていないうえにいろんな場所で弾くことがあるので心配になりました。
投稿者:rio 投稿日時:2007/08/09 11:56 ---188.33.52
部屋の湿度が75%を超えたとき(家族が風邪をひいて、加湿していた)
バイオリンの指板が外れたことがあります(笑)
工房に持っていって、強めの膠でつけてもらいました。指板を交換して2週間しか経っておらず。「やっぱり弱かったか…」と工房の職人さんが言っていました。
製作者の考えで、修理がしやすいように膠の接着力を弱めにする人もいれば、反対に接着力の強い膠を使う人もいるそうで、何処まで大丈夫かは、製作者およびその後の調整修理をしている職人の考えによるようです。
私がお世話になっているかたは 65%は超えるのはよくない。40%を切るのもよくない。とおっしゃってます
また、質問とは関係ない素朴な疑問ですが
ロスナイのような全熱交換器は、湿度調整能力はないと理解しておりましたが最近は、調湿機能のついた全熱交換器があるのでしょうか?
基本的には調湿機能のついたエアコン等の機器で調整するものだとおもっていました。
実家はロスナイセントラルを採用していますが、調湿機能はなく、雨が続けば外気の湿気を吸い込み部屋の湿度が上がり、晴れが続くと反対に乾燥してきます
なお、マンションの場合、立地条件にもよりますが、一般に3階以上は外気を引き込んでも比較的乾燥しているのが普通だそうです、もしかすると乾燥しているのは、マンションだからかもとおもうのですが…
投稿者:anton 投稿日時:2007/08/09 17:27 ---148.115.230
便乗質問です。
海外の有名演奏家で、ものすごく汗かきで、演奏中に楽器が汗でびしょぬれになっている人がいますよね、ジョシュア・ベルとか・・・。あのくらいになるともはや空気中の湿気がどうこうというレベルを超えていると思うのですが、ああいう名器はその後無事なのでしょうか?
投稿者:丼呑(どんどん) 投稿日時:2007/08/09 18:51 ---159.144.49
熱交換型のロスナイ換気ユニットには、特に湿度を調整する機能はついて無いのですが、マンションの施工業者によると、ユニットについているドレン排水管から少量の水が排出されるようなので、多少湿度を下げる効果があるようです。熱交換の過程で外気の水分が多少排出されるのだと思います。
日本の多湿な夏場はそれがプラスに働きますので助かりますが、乾燥しがちな冬場にも湿度を下げる効果があるのは、ちょっと困ります。もちろん、ほんの数%湿度を下げる効果があるかどうか、という程度ですので、冬場は、加湿器をつければ何の問題もありません。
同じ地区のロスナイのついてないマンションに住んでいる人(ヴィオラを弾く人)と、部屋の中の湿度について時々メールで情報交換してますが、ロスナイのついているうちの部屋の方が、年を通じて3〜5%程度湿度が低いです。
エアコンや暖房を使用しない状態で比較すると、気温は夏はうちの方が1〜2℃ほど涼しく、冬は2〜3℃程度うちの方が温かいです。2人とも同じ機種のデジタル温度&湿度計で計測してますので、信頼できるデータかと思います。
そんなわけで、ロスナイ無しのマンションと比べると、夏はうちの方が涼しくて湿度も低い、冬はうちの方が温かく湿度はやや低め、という状況です。
熱交換型のロスナイ・セントラルユニットがついていると、ヴァイオリンにとって理想的な空気環境が維持し易くて助かります。
投稿者:丼呑(どんどん) 投稿日時:2007/08/09 19:11 ---159.144.51
ジョシュア・ベルとかギル・シャハムは結構汗かきで、ステージ上で熱演していると、汗が貴重な名器(2人ともストラディヴァリを愛用)にしたたり落ちてますよね。あれだけ汗をかくと、部屋の湿度が高い低いにかかわらず、彼らの周りは湿度70〜80%ぐらいはあるのではないかと思わされます。
彼らは、貴重な名器の所有者なので、信頼する工房で頻繁に楽器のコンディションをチェックしてもらっていると思います。汗のせいで、ちょっとでも板が剥がれてきたら、すぐに貼り直してもらっているでしょう。
あれだけ汗だくになって演奏しても大丈夫なところを見ると、意外とヴァイオリンは丈夫にできていると言えるのかも知れませんね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/10 08:40 ---6.35.169
>>あまてぃさん
>弦喜様に質問なのですが、
の件ですが、まずは小型の湿度&温度計を購入し、普段どのような環境で使っているのかモニターされてはどうですか。外気を基本的には遮断し、エアコンや加湿器を使って湿度の調整をしないと、湿度というものはかなりの幅で変化することがおわかりだと思います。また、その幅は様々です。
高湿度、低湿度、高温、低温度を避けるというのは当然心掛けるべきことです。
個人的には、メインの楽器を置いている部屋は、湿度コントロール付きのエアコンで夏場は60%、冬場は50%程度に保つようにしています。一方、そのようなコントロールをしていない居室の押し入れに置きっぱなしの楽器もいくつかありますが、それによってまだニカワが剥がれたことはありません。
また、家から離れた練習場所・演奏場所の環境は選べないので、とくには気にせず弾いています。それによって私の場合は、ニカワがはずれたことはありません。
人が快適と思う場所は大丈夫でしょう。人が不快と思う場所での耐久性は、人でも個人差があるように、楽器も同じく差異があると思います。
湿度が変わって表板が収縮・膨張すると、鳴りも変わります。また表板と指板の距離も変わってきますので、演奏性も若干変わります。ニカワよりもそちらの影響の方が大きいとおもいますが、2〜3時間でどれくらい変わるかのデータはもっておらず、感覚的な話しかできません。
Q:チェロが不調気味なのです・・・・
投稿者:朱夏 投稿日時:2007/08/06 21:38 ---42.59.224
初めまして、朱夏と申します。
高校の管弦楽部内で、友人がチェロを使っているのですが、
最近やたらとチューニングがあわせづらく、はたまた駒がとんでいったり、ペグが固定しにくい等の問題が多々起きてしまい困惑しています。
チェロ自体が古すぎるのか、下のチューニングをあわせるネジも一つ使えなくなり、使うたびに大幅に音がずれてしまって大変です。
こういう場合どうすればいいのでしょうか。
修理に出した場合パーツ取り替え等に、相場として幾らくらい
かかるでしょうか。
ご返答をよろしくお願い致します。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2007/08/07 02:59 ---195.3.210
> どうすればいいのでしょうか。
弦楽器専門店(例えばSTRADさん)に持ち込んで相談してください。
大人ならこれで終わりですが、高校生らしいので敢えて参考になるページを紹介しておきます:
http://www.sasakivn.com/werkstatt/vormail.html
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/07 03:11 ---6.35.144
上の調整・修理のタグから入ると、ストラッドさんのところでの調整・修理代金がわかりますので、参考にしてください。
ー アジャスタ(下のチューニングをあわせるネジ)は1個1000円はしない価格です。
ー 聞いている状況と駒がとんだことから、魂柱がずれている可能性も考えられ、「魂柱調整」が必要かもしれません。
ー 多分「ペグ調整」が4本分必要となります。
ー 駒を取り替える必要があるかもしれませんが、これはかなり高価です。
ー 弦はいつ取り替えたのでしょうか。あまりにも古いと弾力性がなくなるとともに、倍音関係が保てず、音程が定まらなくなります。弦の価格は上の「弦の通販」のタグからたどって各チェロの弦の価格を参考にしてください。
以上、楽器の状態を知らずに言っていますので、上記のおよその値段のイメージができたら、弦楽器工房にもっていき、相談の上、もっとも安上がりのベストの調整を頼めばよいと思います。高校の管弦楽部であれば、面倒を見てもらっている弦楽器工房もあるのではないでしょうか。
投稿者:朱夏 投稿日時:2007/08/07 20:04 ---42.59.224
ご返答ありがとうございます。
自身、ストリングベース担当でよくわからなかったのですが、
大体の見当はつくようになりました。
>>セロ轢きのGoshさん
お手数おかけしてすみません;
とても参考になります、ありがとうございました。
>>弦喜さん
詳しくご説明頂き、ありがとうございます。
弦は一応全て新しい物に取り替えています。
残念ながら行きつけの楽器屋がなく、部員が足りずで低弦はほぼ誰もさわっていない状態でした。
初心者といえど、理解が足りなかったように思います。
いろいろとアドバイスを頂きありがとうございました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/08 01:05 ---6.35.144
もう一つの可能性として、
弦の張り方が正しくない。
のかもしれません。
何と言う名前の弦を、誰が張り替えたのでしょうか。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2007/08/08 10:47 ---83.39.170
行きつけの楽器屋がないのは辛いところですね。 ヴァイオリンを小さいころから習ってた部員がいれば、その人に紹介してもらうとか出来ないでしょうか? あるいは、弦を買った店とか?
あと、ちょと気になったので(的外れなら好いのですが):
スチール弦を張っているなら(チェロはスチール弦が一般的)張り替えた直後の数日を除けばペグを廻す機会は殆どない、日々の調弦はアジャスタだけで十分の筈です。 まさか練習終わる度に弦を緩めているんじゃないでしょうね?
ついでに、(既にお気付きかとは思いますが):
もしアジャスタ組込み型のテールピースをお使いなら(チェロでは珍しくありません)、アジャスタ一個(チェロ用は千円ではちょっと足りないかも)の交換という訳には行かず、数千円出してテールピース丸ごと交換が必要かも知れません。
投稿者:朱夏 投稿日時:2007/08/09 21:13 ---205.171.87
返答が遅くなってすみません。
>>弦喜さん
弦の張り方は、ペグの穴にいれてから重ならないようにきれいに巻きました。
メーカーは『Pirastro』、張り替えは私が(以前よりギターやベースの経験はあるので)、そしてそのチェロの友人が行いました。
>>セロ轢きのGoshさん
ここ最近、近くの楽器屋(弦専門)を紹介していただきました。
弦はスチールであると思いますが、たぶんペグの調子がわるいので、それのせいだと思われます。
友人もチェロの弦は緩めたりしていません。
交換はたぶん色々必要かと思います・・・
数々のアドバイスありがとうございます。
早々に楽器屋にいくように部にもしっかり促してみます。
Q:チェロも航空便を利用したことがありますか?
投稿者:tresbien 投稿日時:2007/08/03 02:49 ---90.35.245
バイオリンの輸送を航空便でしていると、以前のQ&Aで読みましたが、チェロもしたことがありますか?
予算の関係でチェロを海外にEMS国際スピード郵便で送ろうかと考えています。
いつも航空便を利用されているということは、貨物便の温度で楽器が壊れるということはないということですかね…。
頑丈に梱包したものをはがされるという事はなかったですか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/04 00:06 ---6.34.72
以下、私見です。
一度だけ、海外で購入したチェロを航空便(郵便局系列ではありません)で送ってもらったことがあります。その時は、ソフトケースに入れたチェロをエアクッションほかの緩衝剤でしっかりつつみ、大きな強めのダンボールに入れて送られてきましたが、特に問題はありませんでした。
航空便の場合、低い温度になることはあっても、暑くてニスが溶けるという状況はないでしょうから、温度については大丈夫だと思っています。
ヴァイオリンも何度か郵便局系列の航空便で運びましたが、温度による問題はありませんでした。梱包の仕方で、振動やショックがもろにネックにかかるようになっていると、ボタンの部分込みでネックがはずれたりすることがありますので、柔らかく均一に力がかかることが重要かと思います。
通関の際に、梱包を開けられる事はあると思いますが、どちらかと言えば相手国に到着してからの話だと思います。
投稿者:sealion 投稿日時:2007/08/05 07:18 ---93.21.106
私はこの夏、イギリスに来るのにチェロを持って来ました。
私の場合は航空便を使ったわけではないので参考にならないかもしれません。
私は飛行機にチェックイン荷物として預けました。
大きいのでで少し超過料金(航空会社によって違うと思いますがここでは1万円ほどでした)を取られましたが、預けることができました。
チェロのケースに沢山洋服やタオルを詰めて、鍵をしめてベルトをした状態で預けました。
割れ物扱いで、チェックイン時はベルトコンベアに乗せず、手で持っていってくれました。
イギリスに着いたときも他の割れ物扱いのものと一緒にベルトコンベアには乗せられずにおろされていて、落ち着いたところで開けてみたら、音があんまり狂っていなくてびっくりしました。
とても不安だっただけにとても安心しました。
私の使った飛行機はBAでしたが、JALでは同等かそれ以上の扱いをしていただけます。
Q:チェロの裏板について
投稿者:鶴見6000 投稿日時:2007/07/31 22:39 ---5.154.254
皆さんはじめまして
早速なのですがチェロの裏板なのですが
2枚をあわせたものと1枚板のものがありますが
どちらがどの様に違うのでしょうか?
また優劣というものがあるのでしょうか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/07/31 23:56 ---6.34.72
左上の過去ログ検索から
一枚板
をキーワードに検索すると、関連の情報があります。
(主には、ヴァイオリンをベースにした話となっています)
投稿者:大森 投稿日時:2007/08/01 21:15 ---206.85.239
前出にもご指摘がありますので、まったくの主観ですが...?
優劣というのは特にないと思います。
セールストークでは、「1枚板は希少価値です」というのを
見かけます。
強度的には2枚板の方があると聞いたことがあります。
ただ、一般的に1枚板の方が値段が若干高いです。
投稿者:B・バッハ 投稿日時:2007/08/01 21:39 ---215.160.182
1枚甲と2枚甲を音だけで判別できるような人は、
少々おおげさとは思いますが、この世にいないそうです。
ウソかホントか知りませんが、そのぐらい変わらないと
いことでしょう。
バイオリンのように表面積の小さな物でも1枚甲は強度が
劣るのですから、チェロともなれば厚さはそれだけ増す
にしても、強度の点で2枚甲に比べて落ちるのは確実です。
見た目は・・・好みとしか言いようがありません。
そして1枚甲の方が値段が若干高いことが多いことは、
大森様のご指摘の通りです。
昔は今日のように木材の伐採技術が高くなかったため、
1枚で作れる板がなかなか切り出せなかったという話を、
書物で読んだことがあります。そのため必然的に希少価値
が出る。少ない方が珍重されるのは世の常です。そんなこと
も手伝って、2枚甲より1枚甲の方が人気があるのでしょう。
私のメインのバイオリンも1枚甲です。
投稿者:メイプル 投稿日時:2007/08/01 22:55 ---38.121.51
チェロほどの大きさの楽器を作れる一枚板は、非常に稀少で高価です。
また、木目の幅や繊維の流れが均一でなく、ゆがみを生じやすくなります。
オールドのチェロで一枚板のものは、ほとんどがとちの木やポプラといった、かえで以外の材料で作られたものです。
現在では、合板を使った量産品の楽器に一枚板風のものが有りますが、
これは問題外でしょう。
投稿者:CABIN 投稿日時:2007/08/02 01:13 ---135.220.127
ポプラの一枚板のチェロを弾いたことがあります。
同じ材料・造りで一枚/二枚板を弾き比べることは不可能ですが,私には単なる楽器の差程度にしか感じません。
トラブルの無いチェロであれば実用上の差は無いと思います。
但し,私が弾いたポプラ一枚板にはカエデのような杢はなく,もっさりした感じでした。
もし杢があるものをお望みなら,やはりカエデの二枚板かなと。
チェロの本に載っているガルネリやストラディバリのチェロの一枚板の写真を見ると,杢は無く板目材のようなもっさりした外観です,あの大きさなので板目しか取れなかったのかな?
でも,プレッセンダのチェロの写真では杢の入った一枚板に見える。カエデかな?
まあ,縁のある楽器ではありませんが参考まで...
投稿者:鶴見6000 投稿日時:2007/08/02 18:15 ---9.47.66
鶴見6000です。皆様貴重なご意見どうも有り難うございました
参考になりました。
Q:ナットについて
投稿者:りさ 投稿日時:2007/08/02 00:07 ---88.141.219
はじめまして。
私は今年から高校でヴィオラを始めた初心者です。
ヴィオラは学校の備品を使わせてもらっているのですが、それがとても古くて整備がちゃんとされていないみたいなんです。
そのため、ナット(…であってるんでしょうか?指板とネックの境目の部分です)が磨り減っていてA線が少し指板にあたっているんです。音も変な感じがします。
しかも今年は入部者がたくさんいたので、予備の楽器もないんです。
今のところ部費で修理してもらうのは無理そうなので、実費で修理しようかとも考えているのですが、その場合いくらぐらいかかるのでしょうか?
でも、まだバイトもできないのであまり高いと実費での修理も無理です。その場合なにか応急処置はありますか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/02 00:31 ---6.34.72
上の”調整・修理”のタグから、ストラッドさんのところでの本体調整・修理の費用がわかります。それを参考にしてはいかがでしょう。
”前駒”がナットのことですので、”前駒交換”は最低必要でしょう。
また駒も、曲がってきている、溝に弦が食い込んでしまっている、など、低すぎる可能性もあります。その場合は、”駒交換”が必要です。駒のグレードを落とすともう少し安いかもしれません。
加えて、指板自体がきちんと削られておらず、逆反りしているケースも考えられますので、指板削りが必要かもしれません。
その他、古い楽器の場合、魂柱の調整が必要だったり、ニカワが剥がれていて再接着が必要だったりするかもしれません。
どれを行わなければならないかは、実物を見ないとわかりませんので、弦楽器工房の職人さんと相談してみてください。事情を話して、最低限の修正での対応をお願いすればよいです。
また、弦はどれくらい古いものでしょう。何年も張り替えていない場合は、交換した方がよいと思います。ビオラ弦の中では、ヘリコアあたりが比較的安くて手頃だと思います。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/08/02 01:30 ---159.149.33
あくまで応急処置ですが、木をヤスリで削った粉を少量
の接着剤と混ぜてナットの磨り減った溝を埋め、必要な分だけ
棒ヤスリで削り直すという方法があるそうです。
ナットの交換は大抵の工房で数千円でやってもらえると
思います。
Q:バイオリンのチューニングについて
投稿者:もま 投稿日時:2007/07/29 03:31 ---202.244.109
初歩的な質問で申し訳ありません。
どうしてもわからなかったので、質問させていただきました。
バイオリンのチューニングを練習しているのですが、A線をもともと張ってものと、スペアどちらも切ってしまいました。
巻きすぎたんだとは思うんですが、それにしても音が低かったので、巻いていったら切れてしまいました。
そこで、A線を新たに買おうと思ったのですが、Visionの弦がいいとお店の人に進められましたが、1,700円ぐらいしたと思いました。
この値段の弦を、チューニングのたびに切るのは非常に怖いです。
切ってしまった弦というのは、格安で購入したバイオリンの、メーカーもどこだかわからない中国製の弦だったのですが、値段が上がって、いい弦を買えば、切れずらくなるということはあるのでしょうか?
それとも、弦は関係なく、やはり力加減を覚えていくしかないということなのでしょうか?
宜しくお願いします。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/07/29 07:37 ---4.232.68
普通のチューニングで、弦がそう簡単に切れることはないと思いますが……。弦のサイズとヴァイオリンのサイズは合っているのか(例えば、フルサイズに3/4の弦を張るようなことをしていないか)、そもそもそのヴァイオリンの楽器としてのレヴェルがどのくらいなのか、その辺りから知りたい気もします。
弦についてですが、VisionはThomastikのナイロン弦ですから、それなら、まず最初は、同じThomastikのナイロン弦で一番安く、質も安定したDominant(mittel)が良いと思います。ナイロン弦は、一般的に、ガットよりは気候に左右されず切れにくいです。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/07/29 09:14 ---158.116.154
問題は2点あって、ひとつはなぜそんなに切れやすいかです。
こどもにペグでのチューニングを自分でできるようにとやらせると、まあ、1回2回は切りますね。そういうレベルの話なら仕方がないです。「力加減を覚えていくしかない」です。
他方、ナットや駒の調整が雑で切れる、あるいはペグがきつくて、力を込めるとまわりすぎて切ってしまうといった問題があるとすると、もまさんの責任ではないですね。クロアシさんの「そのヴァイオリンの楽器としてのレヴェルがどのくらいなのか」という質問ともかぶるわけです。
第2点は、弦の値段が上がったら切れずらくなるかという質問ですが、そんなことはまったくありません。
チューニングに慣れずに切ってしまうのだとすれば、切っても経済的に打撃の少ない弦で調弦の練習というのが実際的でしょうね。
ストラッドさんで扱っている弦のA線で一番安いのはWarchal Nefritで600円台、次がVisionで800円台です。Super-Sensitiveだとか、ダダリオのPreludeとかのスチール弦なら、もっと安いと思うのですが、ストラッドさんの価格設定が非常に良心的なので、こうしたスチール弦を扱っている他のお店と比べてみると、同じくらいでした。
「メーカーもどこだかわからない中国製の弦」なら、セットで1000円台、2000円台のものもあります。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/07/29 09:25 ---4.232.68
ごめんなさい、事実誤認があったので、少し補足させて下さい。
”Vision”自体は、Dominantより安価なスタンダード弦です。もまさんが奨められた「Vision」は、多分、”Vision Titanium Solo”だと思います。こちらは高級弦です。Stradさんの価格表によれば、A線の定価は?1,890となっています。初心者の方にこういう弦を奨めるというのは、ちょっとそのお店どうなのかな、とも思いました。
私はたまたまThomastik社にこだわってしまいましたが、特にこだわらなければ、ぶらっちぇさんのアドバイスのように、さらに安価な弦も購入できます。
投稿者:もま 投稿日時:2007/07/29 10:10 ---202.244.109
クロアシさん、ぶらっちぇさん、お返事ありがとうございます。
バイオリンは本当に初心者で、初めて触った程度です。
お手入れ方法や、弓の持ち方、構え方から練習しているような状態なんです。なので、完全に自分の力加減のせいだろうとは思っているのですが、高い弦を買ってそれを切った日には、あらゆる面で絶望しそうです(笑)
なので、最初のうちは切っても痛くない価格の弦で練習したいと思ったんですが、安い弦だと切れやすいとかあるのかなと思い質問させていただきました。
弦はペグに巻いてあるところからねじりきれている感じでした。
一度緩めてから、目的の音まで張っていくを繰り返すと聞いたんですが、あまりいじくりすぎるのもだめなんでしょうか?
音が安定するまでは何度もいじらないとちゃんとチューニングできないようにも思うんですが・・・。
弦のサイズは、入門セットでバイオリンを購入したときの、そのセットに入っている弦ですので、サイズが違うということは考えにくいと思います。長さも、きちんと足りているようではありました。
同じ弦のE線はいまだに一度も切っていないのが不思議です。絶対切る!と思って、ストックを2本も買ってきたのに、A線の方が切れるなんて・・・。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/07/29 10:40 ---158.116.154
粗悪品で切れやすいようなものも出回っているかも知れませんが、定評あるメーカーの製品なら廉価クラスだから切れやすいといった心配はないと思います。
張ったばかりの弦は安定しないので、頻回に調弦しないと狂ってくるのは仰るとおりです。それを合わせている程度で「いじくりすぎ」はないと思いますが。
目的の音がよくわからずに巻き上げすぎて切るのだとすると、チューナーでいちいち音を確認しながら慎重に上げていくという手もあります。
「入門セット」というのは、楽器店で購入されたものでしょうか。まさかネット・オークションで1万円とかいった代物ではないでしょうね? また、先生にはおつきになっていますか。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/07/29 10:57 ---6.111.139
弦については皆さんにほとんど言われましたので、控えますが、弦の巻き方、駒、特に駒の溝をチェックしてみてください。
溝を鉛筆で擦ると滑りやすくなるとか…
投稿者:もま 投稿日時:2007/07/29 11:20 ---202.244.109
>>ぶらっちぇさん
そのまさかです。。。
ネットオークションではないですが、楽器のネットショップで買ったものです。ハルシュタットV10というのを購入しました。
12,000円ぐらいのものです。
近くにある楽器店でバイオリンを扱っているのが1店しかなく、そのお店にあるバイオリンは6万〜で、初めて手にする楽器でそこまでの値段を出す勇気がありませんでした。
一応その購入した楽器は、その楽器店に持っていって見て頂きました。そこで一度チューニングも、弦も張ってもらったんですが、練習している間にずれてきたので、直そうとしたら切れてしまった次第です。
ぶらっちぇさんのアドバイスとおり、ストラッドさんで安いA線を買いましたので、それでやってみたいと思います。
今日はとりあえずこれから楽器店にいって、A線を買ってきます。
>>あまてぃさん
お返事ありがとうございます。
弦の巻き、駒などは楽器店の方に一度持っていってみていただいたので、大丈夫だと思います。鉛筆の件は、ちょっとやってみます!
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/07/29 17:00 ---159.209.203
安い中国製のスチール弦は明らかに切れやすいです。
伸びないのでペグを少しでも回しすぎると切れます。
ナイロン弦はそれほど切れることはありません。
投稿者:もま 投稿日時:2007/07/29 18:50 ---202.244.109
もくもくさん、お返事ありがとうございました。
それから、たくさんのレスをいただき、大変勉強になりました。
ありがとうございました。
結局、やってみなければわからない!と思い、ドミナントのA線を買ってきました。もし、これが切れたとしたら、よっぽど私のやり方が悪いということだと思い、さっそく弦を張って、チューニングしてみました。
今度は気を使いながらやってみたので、そのおかげもあってかもしれませんが、全然切れそうな気配はありませんし、丈夫な弦だな〜と思いました!
チューニングに慣れない間は、このドミナントを使っていこうかなと思っています。
もう少し、仕事に余裕が出てきたら、教室にも通いたいと思っています。
いろいろとご相談にのっていただき、ありがとうございました。
投稿者:大森 投稿日時:2007/07/29 19:35 ---206.85.239
本当にやる気があるのでしたら、仕事に余裕がなかったら
余裕?を作ってください。
(仕事に余裕が出てきたら、なんて言っていたら、いつまでたっても
余裕なんて出てきません。)
それまでは、独学ですか?変な癖がついてしまいますよ。
過去ログを「独学」で検索してみてください。
あまり厳しいことを書くと、叩かれないとも限らないので
皆さん本音を言わないので、あえて言わせてもらいます。
ネットで購入されたバイオリン、外見上はバイオリンでも
機能的にはバイオリンではないと思います。
教室の先生に相談された方がよろしいと思います。
投稿者:もま 投稿日時:2007/07/29 21:26 ---202.244.109
大森さん、ご忠告ありがとうございます。
そうですね、教室に通うつもりはあるのですが、一人暮らしで金銭的に余裕がないんです。もしかしたら、そういう貧乏人が手に触れていい楽器ではなかったかもしれないですね^^;
でも、音色が好きで、どうしてもやってみたかったので、思い切って買ってみたんです。
アコースティックギターはやっていたので、その感覚で、やはり最初は手入れとチューニング、整備だろう!と思って、そればかり練習(特訓?)してました。
やる気はみなさんほどあるのかはわかりませんが、バイオリンと一緒に末永く音楽を楽しんでいけたらなって思っています。
投稿者:K.J Tyler 投稿日時:2007/07/29 22:49 ---118.209.107
ギターのペグはギア式なのでペグを一まわししてもポストは一回りしません。
が、バイオリンのペグは直結ですので、ペグを一まわしするとポストも一回りします。
なので、ギターの感覚でペグをいきおい良く回すと回しすぎて弦を切ってしまう、ということがありえます。
実際の理由が何なのかということは現物を見ない限りは理由はわかりませんが、理由の一例として参考まで。
投稿者:大森 投稿日時:2007/07/30 21:54 ---206.85.239
金銭的に余裕がないというのは、もまさんだけではありません。
私も金銭的に余裕がありませんが、バイオリンを購入してしまってから
この楽器は独学では無理だと知って、教室に通い始めたというわけです。
(私もギターをやっていましたが、まったく別物です)
私は車も携帯電話も持ってませんし、フランス料理もイタリア料理も
ほとんど口にしていません。(お店では...)
その分で、なんとかレッスン代にまわしています。
とりあえず楽器とやる気があるのですから、なんとかレッスン代を
捻出する方法を考えて、教室を探してください。
金銭的な余裕はご自分で作るものだと思いますよ。
(NO ニール、NO ギャンブル、NO スモーキングで捻出できるのでは?)
投稿者:ガット初心者 投稿日時:2007/07/30 22:41 ---151.7.196
大森様
老婆心ながら申し上げますが、それぞれの楽しみ方があってもよいのではないでしょうか?もまさんがハルシュタットでヴァイオリンの楽しみを知られて、余裕が出来れば、またそこで考えるのでも良いと思います。
私も30歳を過ぎてチェロを安い韓国製楽器で始めました。先生が近くにはおらず最初2年は独学でしたが、弾くのが楽しくて、今は少し無理をして月1回片道4時間半かけてレッスンに行っています。楽器も買い換えました。もう10年になりますが最初からこの無理をしてはたして続いたか?と考えてしまいます。
やはりレッスンに行った方が上達は早い。ここは大森様の意見と同じですが、そこに対する価値観は人それぞれでよいはずです。
もまさんへささやかながらアドバイスするとすれば、もしもまだであれば一度専門の楽器屋さんに行き状態を話して調整してもらうことです。私の初代安物は駒削りとペグ調整で大変弾き易くなり、音色も落ち着きました。新しい楽器でガットにした時よく弦が切れましたが、サドルの溝を広げてもらってから1回も切っていません。楽器の職人さんはよい回答をお持ちなのではないでしょうか?
投稿者:大森 投稿日時:2007/07/31 22:34 ---206.85.239
NO ニール----> 訂正:NO ビール
ガット初心者様
>>>「それぞれの楽しみ方があってもよいのではないでしょうか?」
確かにおっしゃる通りです。
独学でバイオリンを楽しむというのも、一つの選択です。
(少なくとも、私には独学は無理と、過去ログを見て判断しました。)
それにしても、片道4時間半ですか?少しの無理ではないような気がします。
もまさん、独学でも頑張ってください。
投稿者:taka 投稿日時:2007/08/01 16:14 ---38.26.148
ガット初心者様のおっしゃいますよう、それぞれの楽しみ方があってもよいのではないでしょうか?以前にも指摘があったと思いますが、大森様のアドバイスにはやや主観が強すぎると感じております一人です。相手を思っておっしゃっているのでしたら、その方の都合も鑑みて下さい。
Q:バイオリンの修理について
投稿者:ミルク 投稿日時:2007/07/31 23:13 ---211.59.3
来週コンクールを控えている娘がおります。4分の1のバイオリンを使用しています。実は今日の家での練習中、譜面台を倒してしまい、その際バイオリンの木の側面部分が一箇所割れてしまいました。明後日にもレッスンもあり、どうしたらいいのか困ってしまっています。音的にはそのバイオリンでコンクールに出るのは無理でしょうか。又、修理はできるのでしょうか。もしできるのでしたら修理に日にちはどれぐらいかかるものでしょうか。また費用はどれぐらいかかりますでしょうか。ご指導お願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/08/01 00:15 ---6.34.72
まずは、その楽器をもって馴染みの弦楽器工房、つてがないなら明日にでも先生に相談して紹介してもらった弦楽器工房で、現物を見せて判断してもらうのが先決です。
「練習中打撲して一カ所あざができたのですが、いつも通り競技会で走れるでしょうか」ときかれても、どの程度のダメージなのか判断できないのと同じで、そのような場合、普通は医者やトレーナーに見せて相談します。
>音的にはそのバイオリンでコンクールに出るのは無理でしょうか。
そのままでも大丈夫かもしれませんし、修理しないと音に影響がでる可能性もあります。音については、明後日先生に聞いてはどうでしょうか。
>修理はできるのでしょうか
できます。オールドと呼ばれる高価なヴァイオリンには割れが何カ所かあるのが普通で、側板の割れはその中でも軽傷の部類に入ります。
>もしできるのでしたら修理に日にちはどれぐらいかかるものでしょうか。
>また費用はどれぐらいかかりますでしょうか。
症状次第。工房の価格設定次第。また工房にどれくらい特急でやってもらえるか、熱意と今までの付き合いまたは先生のコネ次第。
単純にニカワ付けですむ程度であれば、乾かす時間を考えても1日あれば完了させることはできると思います。(表板を開けなければならないような状況でなければ、1万円で十分おつりが来る可能性が高いと思います。)
Q:指板削りについて
投稿者:ジントニック 投稿日時:2007/07/20 15:53 ---0.77.152
指板が凸凹になってきたときの指板削りについての質問です。
弦を指で押さえたときに弦が指板に当たる部分が徐々に凹んできますよね。
ヴァイオリン仲間に手先が器用で木工作が得意な人がいて、指板が凸凹になってきたときに、弦楽器工房に持って行かずに自分で削っている人がいます。弦楽器工房までバスと電車を乗り継いで3時間もかかってしまう田舎ということもあり、その仲間は、簡単な補修は自分でやっているようです。
先日そのヴァイオリン仲間が、子供さんのヴァイオリンの指板を削るところを見せてもらったのですが、紙やすりの1000番、3000番、5000番を順番に使って3分くらい指板の表面全体を擦っていました。本棚やCDラックを木工作で自作する人ということもあり、器用にササッと手早く仕上げていました。 弦は外さずに弦と指板の間に紙やすりを入れて、凹んだ部分だけでなく指板全体を軽く擦ってました。特定の箇所に圧力がかかって片減りになったりしないように指板全体に均一に圧をかけながら擦っているようです。仕上がりを見たところ、凹みは無くなって、きれいに平らになっていました。
そのヴァイオリン仲間が言うには「凹みが大きくなってきたら弦を外して本格的に削らなければならないけど、髪の毛1〜2本程度のごく浅い凹みであれば弦を外さずに紙やすりで軽く擦って(削って)やれば十分。凹みが大きくなる前に削って平らにしておけば、凹みが掘れずらく(深くなりずらく)なるので、工房のお世話にならなくても大丈夫。明らかに凹んでしまってから削るよりも、凹みが浅いうちに削った方がずっと効率が良い。指板が凹んでいるようだったら、いつでも削ってあげるヨ。」とのことです。
ここで質問なのですが、
?プロの職人さんも、指板の凹みを直す際には紙やすりを使って指板を削るのでしょうか?
?大した凹みではない場合(ごく浅い凹みの場合)、弦を外さずに指板を削っても良いものなのでしょうか?
本人にはちょっと聞きづらかったものですから、こちらで質問させていただいております。それではよろしくお願いします。
投稿者:f字孔 投稿日時:2007/07/21 00:02 ---159.144.19
http://www5a.biglobe.ne.jp/~h-sumiya/makingadvice2/RemakingAdvice1_2.htm#指板を削る
によると紙やすりで削る方法もあるようですが、スクレーパーの方が好ましいようです。なのでプロの職人さんはスクレーパーで削るのではないかと思います。
弦を外さずに指板を削るというのは微妙な削り加減の調整が難しそうな感じがするので、弦を外す必要があると思いますが、ごく浅いへこみの場合、弦を外さずに応急処置的に削ることもあるかも知れませんね。ではでは。
投稿者:ジントニック 投稿日時:2007/07/22 20:03 ---0.77.152
f字孔様お返事ありがとうございます。紙やすりよりもスクレーパーで削る方が良いのですね。
今日、例のヴァイオリン仲間に会ったときに、「自分で削った指板の仕上がり具合を工房の職人さんに見てもらったことはあるんですか?」と尋ねたところ、「だいぶ前に工房に行ったときに楽器の全般的なチェックをしてもらったけど、何も問題無し、とのことだったので、自分としては指板はうまく仕上がってると思ってる。」とのことでした。
2007年チャイコフスキーコンクール・ヴァイオリン製作部門 準優勝の高橋 明様へ。他の質問で高橋様が回答されているのを拝見して、日本を代表する名工の方もこちらのサイトにいらっしゃっていると知って嬉しく思いました。ちなみに、私の質問??について、プロの製作者としてはどのようにお考えでしょうか?ご回答いただけると助かります。それではよろしくお願いいたします。
投稿者:高橋 明 投稿日時:2007/07/22 20:56 ---.97.136
ジントニックさま、
ご指名いただきましたので、書き込みさせていただきます。
ただ、私は普段新作製作が主で修理はしていませんので、この質問は修理をされている方に回答してもらった方がいいと思うのですが・・・。とりあえず、普段私がしている新作の方法を言いますね。
新作製作の場合、既製品の指板であっても寸法がかなり大きめに削られてあるので、まず小カンナで規程の寸法・カーブになるように削ります。その後スクレーパーで微調整とカンナの凸凹を取って、その後に紙やすりを使って仕上げをします。紙やすりは、ある部分だけ磨くとその部分だけが凹んでしまいますので、できるだけ全体的に最小限だけかけます。私は最後に細かいサンドペーパーに油をつけて磨いて仕上げております。
ヴァイオリンの場合、カーブはR42mm均一で、長手方向に1mmほどのなだらかなカーブ(凹み)がついた直線です。本来、厳密に言えば、一部が凹んだ指板を修正するのには一部だけではなく全体をその凹みがとれるまで削らないと正確な指板にはならないはずです。(もちろん、もとの指板が正確な場合ですが)
ですので、ジントニックさまのお友達は非常にうまく全体的に紙やすりをかけていらっしゃるのだと思います。見てみないとわかりませんが、うまく修正できるならば、軽い凸凹で応急的な処置ならば有効でしょうね。下手に紙やすりをかけたら、逆に凸凹を大きくしてしまう場合もあるでしょうから、簡単にまねしないほうがいいでしょう。
ただ、弦を外さずに作業するのは私は非常にこわいです。油仕上げしないにしても、弦を紙やすりで擦ってしまう可能性がありますし、そうでなくてもとれた紙やすりの研磨剤が弦やその他の部部についてしまうと思います。
ですので、賛成はできませんが、あくまでもわずかな凸凹で応急処置ならば有効かもしれません。いずれは修理者に正確に削りなおしてもらうという前提です。製作者として言えるのは、お勧めはできませんし、危険もある方法です。私自身は、お客様の大切な楽器を調整する責任がありますので、この方法はとてもこわくてできません。私ならば、弦やその他の付属品をはずし、できれば上ナットも外して楽器本体を保護した上で、カーブを確認しながら行います。
普段修理をされている専門家からのご意見も聞いてみたいですね。
投稿者:ジントニック 投稿日時:2007/07/23 01:06 ---0.77.152
高橋明様お返事ありがとうございます。新聞で快挙が報じられた名工の方からお返事をいただけて大変光栄です。さて、例のヴァイオリン仲間が指板を削るところを見たときのことですが、弦を張ったまま、弦と指板の間に、縦2センチ×横5センチ程度の紙やすりを入れて、左右の手でそれぞれ親指と人差し指で持って、左右の手で指板に対して均等に圧をかけるようにしながら、ペグ側→駒側→ペグ側→駒側・・・と往復して擦ることを数回繰り返してました。そして、紙やすりを徐々に細かいものに替えて同じことを何回か繰り返してました。削る作業をやりながらいろいろと解説してくれたのですが、「上ナットのころと指板の駒川の端に、削りカスがE線側からG線側まで均等に積もっているのは、指板全体が均一に削れている証拠。だから、指板のコーニッシュ(なだらかな逆反り)はそのまま保たれていると思う。」と言ってました。「うちの子どもの使わなくなった分数楽器で何回も練習したし、友達の楽器の指板も削ってあげたりしてるので、最近は手早く綺麗に削れるようになってきた。」とちょっと自慢気でした。紙やすりの研磨剤が残るのを恐れてのことどうかはわかりませんでしたが、紙やすりで削ってる最中に時々、そして削り終わった後に、使い古した下着のシャツの切れ端で何度か指板全体をカラ拭きしてました。1回拭くとシャツの切れ端が真っ黒になるので、拭くたびに捨ててました。最後のカラ拭きの後、シャツの切れ端を濡らして指板を拭きあげて、仕上げにもう一度カラ拭きしてました。なお、指板削りの作業中は、削りカスで楽器が汚れないように布で楽器の表板全体を覆ってました。布で覆わずに作業したときに削りカスがエフ字孔からヴァイオリンの中に入ってしまったようで、それ以来、必ず表板全体を布でカバーしてから作業しているようです。
ヴァイオリン工房までの往復に6時間近くかかるので、指板がちょっと凹んだぐらいなら、そのヴァイオリン仲間に頼んで削ってもらおうかとも思いましたが、高橋様の慎重なご意見を拝見して、やはりプロの職人さんにお願いしようと思います。いろいろと親切な説明をしていただきまして、ありがとうございました。高橋様の今後の益々のご活躍を祈っております。
投稿者:f字孔 投稿日時:2007/07/23 18:16 ---159.144.113
ジントニックさん、チャイコン・シルバーメダリストの高橋明さんに回答してもらえるとはラッキーですねぇ。製作者の方の書き込みは勉強になりますね。
ジントニックさんのヴァイオリン仲間の方のように、特定の作業に限って、手先の器用さを生かしてプロっぽい作業を自前でやっている人をたまに見かけますね。魂柱の調整とかニスのリタッチを自前でやっている人を見たことがありますが、指板削りを自分でやっている人もいるんですね。大したもんですね。
ところでこのスレに関連する便乗質問ですが、みなさんはどれくらいの周期で指板を削ってもらってるんでしょうか?練習量や弾き方の影響が大きいとは思いますが、みなさんどんなもんかなと思いまして。
ちなみに私は6〜7年に1回ぐらいです。練習量は週3回ぐらいで1回当たり1〜2時間ぐらいです。職人の方に「そろそろ指板を削った方がいいですよ。」と言われるまでは何もしてません。こんな感じです。ではでは。
投稿者:ジントニック 投稿日時:2007/07/24 21:11 ---0.77.152
f字孔様再度のお返事ありがとうございます。高橋明様のようなプロの職人さんにご回答いただけるとは思ってもみませんでしたので、本当に幸いでした。
例のヴァイオリン仲間の指板削りの件ですが、削る前と削った後に、金属製の定規を指板に当てて、コーニッシュの状態をチェックしていました。仲間曰く「いつも削る前と後でコーニッシュの状態をチェックしてるけど変わってないので、指板全体を均等に削れていると思う。」とのことです。
弦と指板の間に布を入れて指板をカラ拭きしているときに、紙やすりで指板を削る方法をふと思いついたようです。同じ要領で均等に圧をかけながら指板全体を削れば、正しいコーニッシュを保ったまま指板の凸凹をなくせるのではないか、と思い、まずは子供さんの使わなくなった分数楽器で実験してみたそうです。そうしたら、予想以上に上手くできたので、自信をつけちゃったようで、その後、子供さんの楽器や本人の楽器、さらには友人の楽器まで手がけるようになったとのことです。器用なアイデアマンという感じでなかなか面白い人です。
さて、f字孔様のご質問の件ですが、私のヴァイオリンは購入してから5年が経過しましたが、まだ一度も指板を削ったことがありません。(練習量はf字孔様よりも多少多い程度です。)
今のところ指板にはっきりと目立つ凹みがあるわけではないので、まだしばらくの間は削らなくても大丈夫ではないかと思っていますが、その仲間は、髪の毛1本程度のミゾができた時点ですぐに削っておいた方が(後々のことを考えると)いいよ、と言ってきます。それでは。
投稿者:f字孔 投稿日時:2007/07/26 23:22 ---159.144.61
今日楽器を見ていてふと気付いたんですが、楽器を購入した当初に比べて指板がほんの少しだけ銀色(灰色)っぽくなってきた気がします。新品の弦の巻き線をティッシュで拭くと銀粉みたいな金属の粉がつきますが、それが指板全体にうっすらとへばりついたような状態になってます。楽器が新品のときは、指板はたしかに真っ黒でした。
だいぶ前にTVでアイザック・スターンが宮崎の音楽祭に来たときの映像を見ましたが、スターンのガルネリ・デル・ジェス「exイザイ」の指板も少しだけ銀色(灰色)っぽい色をしてました。ホールの照明で指板が銀色っぽく光るように見えるので、なんでだろうと思ったものです。
またまた便乗質問になってしまいますが、みなさんのヴァイオリンの指板の色はどんなもんでしょうか?銀色(灰色)っぽくなってませんか?
投稿者:ジントニック 投稿日時:2007/07/29 23:15 ---0.77.152
f字孔様レスをいただいていたとは知らず返答が遅れました。
私の楽器の指板もちょっとだけ銀色っぽくなっているところがあります。指板全体というわけではなくて、良く弾くポジションのところが銀色っぽくなっているという程度です。プロみたいに全ポジションをまんべんなく弾きこんだら、指板全体が銀色がかってくるのかも知れませんね。
今日、例のヴァイオリン仲間の家に行ったときに、いろんな紙ヤスリを見せてもらったのですが、指板を削るときには800番〜5000番を使って仕上げていき、最終仕上げの段階で、8000番、10000番、15000番のラッピングフィルムという透明フィルムみたいな紙やすりを使うとのことでした。ここまでやれば、指板が超なめらかに仕上がるとのことです。そんな目の細かい紙やすりがあるとは知らなかったので驚きました。
あと、紙やすりで薄く指板全体を削ると、より硬い層が出てくるようで、紙やすりで削っているときの手ごたえが微妙に違うのでわかる、と言ってました。
これが本当だとすると、1度指板を削ると、削る前よりも凹みにくくなって、指板を削る周期が遅くなるような気がしますが、どうなのでしょうね?たかが指板されど指板という感じで話題は尽きないですね。それでは。
投稿者:きみどり 投稿日時:2007/07/30 11:21 ---101.209.97
>紙やすりで薄く指板全体を削ると、より硬い層が出てくるようで、
一般的な指板はエボニーの無垢材から採るものなのに、
そんなことがありうるのでしょうか?
たまたまそんなことがあったとしても、
「指板を削れば中により硬い層があって凹みにくくなる」
という結論を一般化はできないと思います。
投稿者:ジントニック 投稿日時:2007/07/30 22:53 ---0.77.152
きみどりさんへ。レスありがとうございます。
子供の頃の記憶なので定かではありませんが、彫刻刀で木の板を削って版画を作ったときに、木を削っていくと中の方が少し硬かったような思い出があります。
黒檀はとても硬い木ですが、ヴァイオリン仲間から、表面よりも中の方がより硬い、という話を聞いて、「ふ〜ん、そうなんだ。」と思っていたところです。
逆に、指板を削ったら、中からより柔らかい層が出てきた、なんてことになったら困りますね。
このあたりの真相は、プロの製作者や修理者の方にお尋ねしてみたいものです。それでは。
投稿者:OPTICA 投稿日時:2007/07/30 23:04 ---106.37.219
個人的な推測ですが・・・
削りたてのときは固かったのですが,使っているうちに手の油だの汗の水分だのを吸収することで黒檀が微妙に柔らかくなってしまうという気がします。指板を削ると中に固い層があってという感覚になるのではないでしょうか。多分,その固い層というのが,本来の黒檀の固さなのでは?
投稿者:ジントニック 投稿日時:2007/07/30 23:48 ---0.77.152
OPTICAさん、レスありがとうございます。OPTICAさんのご意見を読んで、妙に納得してしまいました。
元々100の硬さの指板が、使用する中で汗などの影響で、表面が95ぐらいの硬さになって(少しだけ柔らかくなって)、表面を少し削ることで、また元の100の硬さの層が出てくる、ということですよね。実は、先ほどの書き込みをした後に、自分なりにいろいろと考えていて、まさにOPTICAさんと同じようなことを考えついたところでした。
本当は、指板を削ったら(より硬い)105の硬さの層が出てくる、とかだと助かるんですけどね。
果たして、本当のところはどうなんでしょうか?木材の専門家(研究家)の方に聞いたらすぐに答えがわかるかも知れませんね。それでは。
投稿者:きみどり 投稿日時:2007/07/31 07:13 ---101.209.97
私、一応製作や修理をするプロですが、そこまで深く考えたことはありませんでした。
手の汗や脂に黒檀を柔らかく変質させる能力があるのかどうかは、私には分かりませんが、
(確かに濡れている時は木材は多少柔らかくなりますね。)
もしそうだとして、その層を取り除くのと、弦が凹ませた溝をなくすのとでは、どちらがより多く削る必要があるかは、問題の分岐点となりうるでしょう。
また、高橋明様は「最後に細かいサンドペーパーに油をつけて磨いて仕上げて」いらっしゃるそうですが、
その油は同様に表面硬さに影響を与えるかも知れませんし、果たして実際のところどう影響するのか、どの程度の深さまで浸透するのかは、やはり問題の一要素ですね。
かくいう私も指板の仕上げ方は同様に、油をつけて細かいサンディングです。
溝のできた指板を削って修正しても最後はまた油で仕上げるので、上記問題の結論次第ではそれはやるべきではないのでしょうか?
ただ、紙やすりで削っているときや、彫刻等で彫っているときの手ごたえの変化で、中のほうがより硬く感じられるのは、削り進めるうちに紙やすりや刃物が木材に接触する面積が増えるために抵抗感が増すからだと思うのですが…
Q:バイオリンの指番号
投稿者:エミール君 投稿日時:2007/08/07 17:42 ---82.218.136
ヴィヴァルディの「四季」より「冬」2楽章ラルゴを弾きたいのですが、指番号がわからなくて困っています。指番号が書いてある楽譜がありましたら教えていただけないでしょうか?
ネットで探したのですが指番号がのっているのがなくて。
YOUチューブの動画で弾いているのを見ながら参考に指番号を書いたりしたのですが、うまくわからなくて。知り合いの先生に聞いたら、好きに弾けばいいよみたいなことをおっしゃるのですが、好きな曲なのでできればかっこよく季めて弾きたいです。
質問する場所が違っておりましたら削除して下さい。すみません。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/08/07 22:27 ---45.130.9
フィンガリングに唯一の答えがあるわけでなく、奏者の技術にもよるでしょうし、プロのレベルともなれば表現とも密接に結びついてくる問題でしょうね。
「知り合いの先生」はどうか知れませんが、レッスンの一環としてなら、教えてくれるものではないでしょうか。もちろんそれに盲従するかどうかはともかくとして。
SheetMusicPlusで中をのぞける楽譜をみてみますと、Schirmerのは最小限のフィンガリングが振ってあるのが見て取れますが(「春」の冒頭ですけれど)、これくらいのものではダメなのでしょうか?
http://www.sheetmusicplus.com/store/smp_inside.html?cart=33954669064069722&item=5405670&page=02
http://www.sheetmusicplus.com/store/smp_inside.html?item=3147438&cart=33954669064069722&page=01
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/08/08 23:36 ---6.72.64
自分がひきやすい方法が良いと思います。
人が考えられた指が合うとは限らず、逆に苦労することも…
あくまで下記は参考に
?音程が正確にとりやすい指・ポジションか?
?移弦が少ないポジションか?
?ポジション移動が少ないまたは反応しやすい場所か?
よく言われたり、僕が試してみるのが
?は奇数ポジションであるとか、指を入れ替えながらやる。人差し指と中指中心でポジションを上げていくとか…
?は偏見かもしれませんが偶数ポジションで考えると弾きやすいことが多いような…
?は3→4→5というような感じでポジションを上げるとか…
一番大事にしているのは作曲者はどう考えたか
たしかヴィヴァルディはヴァイオリニストだったと聞いたことがあるので、作曲時にヴァイオリン中心で考えてると推測でき、ヴィヴァルディならこういう指使いで弾いたのではないか?など考えながら弾くとパズルを解くみたいに楽しめると思います。
(指を考えていた時にこいつはヴァイオリン弾いたことないな!と思って調べてみるとピアノ奏者だったりしたことがあります)
投稿者:エミールくん 投稿日時:2007/08/10 12:45 ---82.218.136
ぶらっちぇ様、あまてぃ様、お返事ありがとうございます。
今度知り合いの先生にもうちょっとひつこく♪指番号を聞いてみたいと思います。(日本語サイトの)ネットの楽譜で一部中が見えるのは私も探してみたのですが、「冬」の指番号がのってそうなのはありませんでした。「春」は一楽章なら番号がのっているのは持っていますので、それを参考にして指番号考えてみます。
あまてぃ様>
僕も考えていたのですが、まだまだうまく弾けないせいか、自己流にやると自信がないです。参考にして考えてみます。とくに?はよく考えていなかったです。
ヴィヴァルディもヴァイオリンうまかったみたいですね。たぶん自分でも弾きながら作曲していますよね!
YOUチューブの動画が完全に一時停止できればいいのに…
ttp://cembalo.blog90.fc2.com/blog-entry-155.html
投稿者:エミールくん 投稿日時:2007/08/10 18:15 ---82.218.136
すみません。Youチューブ動画のことがよくわからなくて、他にも動画があることに気づかなくていろいろ探していたら冬を弾いてる動画がたくさんあることに気づきました(汗)フィンガリングばっちし写っていました。なんとかなりそうです。みなさんありがとうございました。まずは人まねでがんばります。