弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:Mario Gadda
投稿者:ジャクリーヌ 投稿日時:2007/09/14 17:08 ---148.241.183
この掲示板にはモダン、コンテンポラリーの楽器に造詣の深い方が多いようですので、よろしければ教えてください。
Mario Gaddaは、ほぼ同世代のBissolotti, GBM らとの比較で言うと、どう評価されているのでしょうか?
父Gaetanoとの比較で言うとどうでしょうか?
1970年代頃の作品と、最近の作品ではどのように違うのですか?
もしわかれば、ヴァイオリンとチェロの価格の相場もお願いします。
投稿者:maria 投稿日時:2007/09/15 15:00 ---86.76.229
過去スレでMarioGaddaで検索するとかなり詳しく出ています。
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/16 14:22 ---5.113.62
>Mario Gaddaは、ほぼ同世代のBissolotti, GBM らとの比較で言うと、どう評価されているのでしょうか?
ほぼ同列でしょう。
ただ、専門書のモダンヴァイオリン評価によるとGBMの方が一段上です。
>父Gaetanoとの比較で言うとどうでしょうか?
さほど大差ないです。実際、Gaetanoの楽器を所有していた人がいてよく弾かせても頂きましたし、Marioのものも一昔前に専門店から借りて暫く弾いたこともありますが、風格や音の深さ等から言えばGaetanoの方に若干、軍配が上がるかもですね。
>もしわかれば、ヴァイオリンとチェロの価格の相場もお願いします。
他店のHP(すみません)に比較的よく載っていますよ。
300〜400万が相場といったところでしょうか・・・
Q:肩あて
投稿者:アキ 投稿日時:2007/09/16 07:14 ---00.148.14
今使っているVIVAというバイオリンの肩あてが使いにくいので、買い換えようと思うのですが、お薦めのものがあったら教えてください。
あと、弦も探しています。
今までドミナント、オイドクサ、オリーブしか使ったことがないので
そろそろ新しい種類の弦にしたいと思っています。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/16 09:17 ---6.34.234
まずは、左上の過去ログ検索から、
肩あて あるいは
肩当
をキーワードに過去の質問&回答をご覧下さい。いろいろな肩当とその特徴がわかります。
その中で興味のあるものをいくつか頭に入れた上で、弦楽器店にいってアドバイスを受けながら実際に試した上で購入するのがベストです。結局どの肩当が気に入るかは、体型と演奏フォームで決まりますので、人それぞれです。(靴の購入に近い話かもしれません)
弦についても、過去膨大なQ&Aがなされていますので、まずは過去ログを見た上で、良さそうなものから試されてはいかがでしょう。上記で楽器屋さんに言った時に楽器を見せ、求める音&演奏性、予算などをもとに、相談するのもよいでしょう。
上のストラッドさんの弦の通販でリストアップされているものを、左上から片っ端から試すなどというのもありだと思います。
多くの人はそれなりに自分で気に入っている弦があり、それを紹介することはできますが、楽器との相性、奏法、演奏の場、経済力などが異なるので、結局百人百様の回答となり、大抵このような質問への回答は発散して終わります。過去ログには、私見含めたいろいろな弦への意見がたくさんあり、また一般的によくつかわれる弦の情報も含まれていますので、時間はかかりますがそれらを読破すれば、かなり弦のことについて詳しくなれます。
投稿者:いし 投稿日時:2007/09/16 11:13 ---106.63.48
>肩あてが使いにくい
とは、どんな状況でしょうか?
○ ずれやすい、または外れやすい。
○ 高さが高すぎる、あるいは低すぎる。
○ 楽器を構えたときに違和感がある。
などが考えられますが、いかがでしょうか?
VIVAの肩当てということはビバムジカかビバコンパクトのことと思いますが、私が後者をヴィオラに使ってみたところ、可動部分が多いので細かい調整が出来るものの、そこが不用意に動いてしまうことがあったので、あまり使うことはありません(あくまでも私の事例です、私の取り扱いが悪かったのかもしれません)。
>今までドミナント、オイドクサ、オリーブしか使ったことがないので
>そろそろ新しい種類の弦にしたいと思っています。
これもどのような点に満足できないのでしょうか?
種類を変えると、弦の太さなどに合わせて調整が必要になることもあります。現在お持ちの楽器がきちんと調整されていて、これという不満がないのであれば、無理に新しい種類に変えなくてもいいでしょう。あるいは、現在の弦と太さや張力がさほど変わらないものから試してみるのが無難かもしれません。
Q:Thomastik E-program47
投稿者:fpz 投稿日時:2007/09/16 00:30 ---190.100.191
このヴァイオリンE線は、ボールとループどちらでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/16 09:49 ---6.34.234
ボールとループと2種類ありますので、必要な方を購入しお使いください。
Q:楽器について
投稿者:夢食い虫 投稿日時:2007/09/01 23:09 ---83.31.114
私は2001年製造のENRICO TRONCHINI という方の楽器を使っているのですが,この方のことを何かご存知の方は教えて下さい。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2007/09/04 14:15 ---45.130.9
過去ログNo.015の2002年03月02日付けで同様の質問がありますが、
ストラッド店員さんが、わからないとお答えになっています。
5年たっていますが、ご存じの方はいないのですかね。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/09/06 22:58 ---13.42.231
どこで おいくらで 購入されたのですか?
どのような ヴァイオリンでしょうか? サイズ 色 木目
工作精度など教えてください。
投稿者:夢食い虫 投稿日時:2007/09/07 22:19 ---83.31.114
広島の楽器屋さんで私が習っている先生がいくつかの楽器のなかから選んだもので,大体80万程でした。
サイズは4/4で,色は明るめの茶色,イタリアのパドバで作られたものだと思います。
投稿者:縋る男 投稿日時:2007/09/13 10:56 ---11.40.64
イタリア風の名前を付けたラベルを貼ったVnではないでしょうか。
憶測ですけど。このような製作者が本当にいたのなら 謝ります。
ノーラベルのほうが潔いかもしれません。
楽器がよければ 問題なしですけど。
投稿者:夢食い虫 投稿日時:2007/09/15 21:06 ---83.31.114
それって一体どういうことなんですか。
楽器を作ったのは違う人ということなんですか?
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2007/09/15 22:01 ---13.42.231
私の持っているVnの一台に
へたくそなボールペン字で、枠なども定規を当てて引いた、全部手書きの ラベルを貼ってある 一台があります。つくりは精巧で、材料も良く安かったので買ったのですけど、このラベルには驚きました。 前の所有者が 小学生が筆箱に名前を書くような調子で自分の名前のラベルをファクトリーメードのVnに貼ったのだと考えています。
SUZUKI CHINNJIのラベルを作って貼り替えるつもりです。
ラベルもいろいろありますね。
ラベルにTRONCHINIの名前があっても そのひとが実在するのか今のところ不明ですし、いつラベルが貼られたのかも不明ですね。
Q:弓のフロッグのメンテナンス(クリーニング・掃除など)
投稿者:汗かきダルマ 投稿日時:2007/09/15 00:47 ---2.55.111
ヴァイオリンの弓のフロッグとスティックが接している部分に、手の汗が徐々に蓄積して汚れてしまいます。私は、たまに(3ヶ月に1回ぐらい)、ネジ(アジャスター)を外して、フロッグを外して、スティックと接している面を綿棒や布でクリーニング(掃除)していますが、みなさんはどのくらいの頻度でクリーニングされてますか?
演奏後は、フロッグ周辺を丁寧に布でから拭きしていますが、私はかなりの汗かきなので、どうしてもフロッグとスティックの間に汗が入りこんで、それが蓄積して汚れになってベトつき、フロッグの動きがスムーズでなくなっていきます(フロッグの動き・滑りが悪くなっていきます)。
綿棒で拭いてやると、元通りスムーズに動くようになりますが、あまり頻繁にフロッグを外すのは良く無いような気がするので、3ヶ月に1回ぐらいの頻度でフロッグの清掃をやってます。
みなさんがどのような頻度でメンテナンスされているか情報を提供していただけると助かります。よろしくお願いします。
投稿者:ぴよ太 投稿日時:2007/09/15 10:48 ---124.35.16
私は,2〜3回の使用毎にフロッグを外して,弓とフロッグの間に溜まった汗をふき取ってます。ちなみに,ボックスの中までは清掃していません。私も汗っかきで,オケ本番やセミナー期間中などはべったり「汗溜まり」ができています。
確かに,ギュウギュウ言わせないとフロッグが外れないような場合は,無理やり外すことで,弓本体にも何かしかの悪影響を与えそうな感じがしますね。
私も,汗かきだるまさんと同じ心配をしていたので,信頼できる職人(製作者)さんにお尋ねしたところ,
「何の問題もないし,汗が溜まるようならしっかり掃除した方がいい」というお答えをいただき,それ以後は,上記の頻度でクリーニングしています。
まあ,これには「何十年も繰り返しているうちに何らかのトラブルを引き起こす」などの異論もあるでしょうから,自己責任でご判断下さい。
投稿者:汗かきダルマ 投稿日時:2007/09/15 11:15 ---2.55.111
ぴよ太さんへ。お返事ありがとうございます。
私は太っちょなので、年中汗かいてます(苦笑)。そんなわけで、練習後にフロッグを見るとビッショリ濡れてます。私と同じような境遇の方がいらっしゃるのを知って、ちょっと安心しました。
2〜3回の使用ごとにフロッグを外して拭かれているとのことですが、職人さんが問題無い、とおっしゃっているようなので、安心ですね。
汗が溜まったまま放置する方が、かえって後々トラブルの元になりそうな感じがしますね。汗の汚れをずっと放置すれば、例えば、フロッグに取り付けられているメネジが錆びついたり、フロッグやスティックに汚れがへばりついて取れなくなったり、フロッグの動きが硬くなって弓に負担がかかったりと、いろいろとトラブルが生じる可能性がありますよね。
私の弓はフロッグとスティックが本当にピッチリと密着していて、簡単には汗が入り込まない状態なのですが、逆に、一度汗が入りこんでしまうと2度と出てこない、という状況でもあります。
フロッグのクリーニングをしてから1ヶ月後にフロッグを外したところ、多少汗染みというか汗の汚れが付着してましたが、ベトついてフロッグの動きが悪くなるほどではなかったので、3ヶ月に1回ぐらいの頻度で清掃してます。さすがに3ヶ月経過すると、汗の汚れが溜まって多少ベトついてきます。
プロのヴァイオリン奏者の中には、1〜2週間に1回、毛替えする人もいますので、フロッグを外す回数が多いからと言ってトラブルになることは無いと思いたいところですね。毎日何回も外すというのはヤバイでしょうけど、週に1回ぐらいなら何でも無いような気がしますね。
お陰さまで、この件についてはだいぶ頭の中を整理することができました。どうもありがとうございました。
Q:カールヘフナーのバイオリンを手に入れましたが・・
投稿者:アイリス 投稿日時:2007/09/13 22:20 ---135.94.8
皆さんはじめまして。
先日オークションでカールヘフナーのバイオリンを購入しました。
ラベルには、
Karl Hofner Master Violin
Bubenreuth 1998 No.1
made in Germany
そして、ラベルの左下に手書きで
Vintage - 174R
と書いてあります。
このバイオリンはどれくらいのグレードのものでしょうか。
最初の購入者は、銀座山野楽器で定価15万円程だった記憶しているそうですが、私は〜10万円程度ではないかと思っています。
初心者なので判断つきませんが、ニス塗りではない雰囲気がします。
ファーストバイオリンなんです。
1度弾いただけでしまいこんでいたそうで、今から手入れをして、初心者でも楽しめるいい音が鳴ればいいなと思っています。
しかしちょっとカビ臭が・・
これはプロに調整をお願いしたほうがいいでしょうか。
色々お聞きして恐縮ですが、ネットでキーワードを工夫して検索しても、ヒットしませんでした。
アドバイスいただれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿者:アイリス 投稿日時:2007/09/13 23:39 ---135.94.8
度々すいません。質問者です。
yahooではなくgoogleで検索を続けてみたところ、そっくりなものをみつけました。
■HOFNER A110
http://www.mikigakki.com/category/details.php?item_id=2022698800234&Route=c&Cat_Id=21000000000
でもこちらは1997年製作なので、私のものとは違いますよね。
>ペグ、テールピース、顎当てにはローズウッド材
この仕様は全く同じですが、
>特に顎当ての金具には18金メッキを施し
は違うようです。
投稿者:maria 投稿日時:2007/09/14 09:07 ---86.76.229
こんにちはアイリスさん。私もネットオークションでバイオリンを購入して、今それをリペアーに出しています。あえてノンラベルに近い物を購入したのですが(価値とか気にするのも悩ましいし、音をその楽器のレベルで判断してしまうからノンラベルに近い物で良さそうな物を探していました。)いつもお願いする工房の親方に不具合を伝えぺグホールのブッシング魂柱、駒の調整とネックの調整等お願いしています。費用は6万円程度です。私はオークションで購入したものですが音見た目ともにとても気に入っているので6万円かけても惜しくはないと判断しました。貴方がそのバイオリンを気に入っているかどうかで調整するか別の楽器を手に入れるか御判断なされば後悔や嫌な気持をひきずる事もなく練習に励めるのでは有りませんか?またカビ臭いだけなのかカビが発生しているのかまず工房に持ち込み確認しては如何でしょうか。においだけなら私の物もそうでしたそれに煙草臭いし。ケースの中も臭かったです。でもそれは竹炭をハンカチで包み楽器が傷つかないように入れておいたら1週間程で取れました。もう1挺のバイオリンでも入れていますが弦も長持ちすると経験的に思います。勿論ほとんど素人レベルながら毎日に近く弾いていてです。お試しあれ。
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/14 09:20 ---5.113.62
失礼します。
未だ、どなたもコメントされない由なので僭越ながら述べさせて頂きます。
私も調べてみましたがMaster Violinというのは同社のカタログ(URLご参照下さい)では最高クラスですね。
最も安いものでも546,000円です。
>ペグ、テールピース、顎当てにはローズウッド材
からしてこれらは廉価な製品にはあまり付けられていませんし、前の持ち主が定価15万円程と記憶・・・とありますがどうなんでしょう?1998年製にしてはちょっと安いようにも思えますが。
あと、最近ではセットもの(角型ケース、弓、肩当、松脂)でかなり高品質のものが限定販売されてもいます。これらはパーツにボックスウッドが標準ですので、これもちょっと違う感じでしょうか・・・
確かに初心者向けヴァイオリンは値段の安いものから順に、プレス加工品<一部手工品<完全手工品となっていきます。
ニス塗りでないとすれば吹付け?そうなるとかなり廉価なものでしょうか・・・
私も以前はヘフナーを持っていましたが型番などは比較的、時代と共に変る傾向が大きいようです。
申し訳ありません。私の浅学でわかったのはこれくらいです。これ以上はどなたか詳しい方(御意見番はじめ常連の方々)お願い致します。
それからやはり一度、専門等に持っていって調整(駒、魂柱)と弦の張替えなどもおこなった方がいいかもです。このクラスですとそんなに神経質にならなくてもいいでしょうし、代金もかからない(程度にもよりますが)と思いますので。
http://www.minehara.com/showcase/maruichi/hofner.htm
投稿者:アイリス 投稿日時:2007/09/14 20:55 ---135.94.8
mariaさん、ありがとうございます。
確かにいっそノンラベルのほうがいろいろ考えずに済むかもしれませんね。
私もこだわりがあるわけではなく、購入にあたっては当初どこのメーカーにしよう等全く考えがなかったのですが、縁あってか結果的にこのカールヘフナーになり、そして実際手に取ってみたところ、ラベルに記載されている内容が気になってしまいました。
この子はどこからきたの?ルーツを知りたい、と言ったところでしょうか・・・。
まずは自分でできる限り手入れをしてみて、レッスンの際に先生にみてもらおうと思います。
それで必要あれば修繕に持っていくことにします。
竹炭についてはなるほど、と思いました。
早速試してみます。
投稿者:アイリス 投稿日時:2007/09/14 21:07 ---135.94.8
ドンファンさん、ありがとうございます。
詳しくお調べ頂いて感謝です。
Master Violinという表記は、カールヘフナー製のものにならついているのかと思っていました。
前所有者は一度触っただけでしまいこんだらしく、弓にも松脂をつけていないままの状態でした。
記憶も曖昧なようなので、15万円という価格は違っているかもしれません。
山野のHPも参照しましたが、やはりもう取扱内容も変わっているので同じだ、と思うものはありませんでした。
(お店に出向けば見つかるかもしれませんが、遠方なので難しいです。)
しかしながら、もし思っているよりも廉価でも高価でも、縁あって手にしたものなので、大事に使っていきたいと思います。
アドバイス頂いたように、一度知識のある方に(先生ですが)見てもらいます。
もしまた何かお気づきの点あれば、引き続きアドバイスをお願いできれば幸いです。
投稿者:麻衣瀬 投稿日時:2007/09/15 00:47 ---168.80.157
Master Violin と書いてあっても
それはランクとは関係ありませんよ。
40万円の同社のチェロにもMaster Violinとラベルが貼ってあります。
40万円が最高ランクかどうかは 言うまでもありませんよね。
購入されたとされる銀座山野楽器に 持ち込んでみてはいかがでしょうか?
投稿者:maria 投稿日時:2007/09/15 08:17 ---86.76.229
昨今Karl Hofnerはバイオリンのサイズなど規格外れの物はなく学習者にとって弾きやすい物だと私も初めてバイオリンを買いに行った時に勧められました。(結局他の物にしたのですが、)なので初めての楽器としては案外良い物を手に入れたのかもしれませんよ?!先生も決まっていらっしゃるし楽器もあるしあとは練習あるのみですね。バイオリンは大手販売店でも値引きが有るのでセット物としての値引きなのか本体のみの価格からの値引きなのかでも着目点は違います。また大手の販売会社が企画品を発注して作らせた物の場合ヘフナーは品番の記載スタイルが違ったり番号がその店向けの物になるとの記載をネットで見ました。案外その可能性も有りますね。
投稿者:間違いなく良いバイオリンでしょう 投稿日時:2007/09/15 08:47 ---215.160.182
ファーストバイオリンの方ですから、音の善し悪しを聞き分ける耳は、そんじょそこらの人の比ではないと思います。その方がきっと本職以外のお楽しみに買われたと想像しますので、型番など考えずに使われて良いし、その価値は十分だと思われます。もしかしたら店頭用に預かっていたということもあり得ます。
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/15 09:19 ---5.113.62
ファーストバイオリンなんです・・・私はまた、アイリスさんが初心者の方なので買われたファースト(一番最初の?)バイオリンという意味かとばかり思ってました。
でも、ひょっとしたら >間違いなく良いバイオリンでしょう さんの見解のようにファースト(第一バイオリン!)の方なのかも知れない、とも思ったり・・・??
果たして、実際はどちらの意味合いなんでしょうね。笑
さて、>麻衣瀬さん 仰せの様に ヘフナーの「Master Violin」とは、確かに廉価なものも含め一連のもの全てに冠されているネームという感がどうも正しいのかも?です。
このあたり私も含め、知識がどうも曖昧なので、ヘフナー製品を扱っておられるストラッドさん如何ですか?
投稿者:アイリス 投稿日時:2007/09/15 10:58 ---135.94.8
みなさん、引き続き私の質問に丁寧にお答いただいて本当にありがというございます。
そしてまずはお詫びいたします。
「ファーストバイオリン」は、ドンファンさんの仰るとおりの意味合い、つまり「最初の」の意で使いました。
混乱させてしまい、申し訳ありませんでした。
セット価格か単品価格かは不明です。
前所有者にも詳しく聞きたいのですが、オークション開催中からレスポンスがほとんどなく取引が終わってしまいました。
「8年前に山野楽器で購入」+「ドイツ製」ということだけわかっていたので、Karl Hofnerかな?という憶測の下、半分賭けのような気持ちで落札しました。
昨晩、弦をすべて張り替えてチューニングしたところ、好きな音色が聴こえたのでうれしくおもっています。
あと、竹炭効果をすでに感じています。うれしいです。
Q:暫く楽器を弾かないとき
投稿者:はじめ 投稿日時:2007/09/09 18:53 ---59.5.254
暫く楽器を弾かないときは弦は緩めた方が良いでしょうか。
それとも張ったままの方が良いでしょうか?
良い方法があったらお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/09 20:23 ---6.34.234
暫くって具体的にはどれくらいの期間?。
また楽器は何でしょう?。
投稿者:はじめ 投稿日時:2007/09/10 09:34 ---0.73.56
期間はおよそ3ヶ月程です。
楽器の製作者は解りませんが大体100から150年位経っているらしいです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/10 22:55 ---6.34.234
>また楽器は何でしょう?
三味線ですか。二胡ですか。シタールですか。
投稿者:はじめ 投稿日時:2007/09/10 23:46 ---0.73.56
バイオリンです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/11 00:26 ---6.34.234
健康な楽器であれば、張った状態でおいて問題ないと思います。
表板が薄く削られた楽器の場合は、少し緩めた方がよいでしょう。
全弦スチールの単線の場合は、少し緩めた方がよいかもしれません。
ペグは少し押し込み気味にしておく方が、ペグが緩んで駒が倒れたりする危険を回避できます。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/11 02:15 ---6.34.234
すでに、
>また楽器は何でしょう?。
と聞いており、それに対する回答が得られませんでしたので、質問者の方に気付いていただくため例を上げました。
べつに人を小馬鹿にするつもりはありません。ただ、質問をする際に回答する相手の立場にたって考え、回答できるだけの情報(相手がきちんとイメージできるだけの情報)を記載することは、このような場での礼儀・常識だと考えています。そのような配慮のない質問が最近増えているのが気になっています。
以下、私見です。
私は普段使っている楽器の弦を緩める事はありません。使わない場合も基本的には条件は同じだと思っています。かなりの数の楽器を所有していますが、特には弦を緩めてはいません。弦を緩めると楽器のコンディションが変わり、鳴りが変わります。
ただし、放置した場合怖いのは、上にも書いた、ペグが緩むこと、また弦が切れる事です。それにより駒が倒れることを最も恐れます。駒が倒れると、テールピースのアジャスタで表板がダメージを受けたり、魂柱が倒れる、ずれるなどで再調整が必要になったりします。冬場は乾燥でペグが緩みやすく、夏場は湿度の関係でガット弦はよく切れます。(合成コア弦、スチールコア弦は簡単には切れません。) その危険を避ける対策の一つが弦を緩めるということだと思います。
スチール弦は、駒への食い込みの状態をモニタできないことが気になります。また感覚的にスチール弦の方が駒が倒れやすいような気がします。
表板の弱い楽器の場合は、いたわる必要がありますので、緩めますが、この場合は普段からそうすると思います。
投稿者:弦喜ぶ 投稿日時:2007/09/11 02:18 ---6.34.234
↑(誤字の訂正をいたします。)
誤:例を上げました。
正:例を挙げました。
投稿者:phtalocyanine 投稿日時:2007/09/11 12:34 ---244.210.206
今までの一連のコメントから考えて、弦器さんが他者を馬鹿するとは思えません。
質問をするならば、必要な情報を記載するべきだということを言いたかったのだと思います。
投稿者:phtalocyanine 投稿日時:2007/09/11 12:36 ---244.210.206
なんと、お名前を間違えてしまいました。
弦喜さん、ごめんなさい。
失礼しました。
投稿者:ぶぶ 投稿日時:2007/09/11 12:38 ---180.244.17
わたしもそうおもいます。
楽器の特定がないので『半分ちょっとあきれて』聞いた 、といった感じに思えますね。
まあ、受け取り方はその方それぞれなので、これを機会に僕自身も気をつけようと思います。
投稿者:(´し_,` ) 投稿日時:2007/09/11 13:19 ---51.44.15
弦喜さん質問に対して「バイオリンです。」だけの質問者もどうかと思いますが、
karumさんやジュンさんが弦喜さんに意見する筋合いがあるのでしょうか?(質問者が言うならともかく)
質問者は(楽器が見えないのだから)もっと内容を詳細に
回答者にお伝えした方がいいと思います
投稿者:フルビオ 投稿日時:2007/09/11 16:30 ---97.75.226
ある製作者の方は、弾き終わったらE線のみ1音程度下げるとネックの下がりを防げるとおっしゃっていたので、たまに実践しています。
あいにくまだ効果のほどはわかりませんが。
投稿者:taka 投稿日時:2007/09/11 17:51 ---38.26.148
今さら言うまでもないですが、弦喜さんのアドバイスについては、ここを訪れる皆さんはすでにご存知で、実に的を得た親切丁寧なものです。楽器については答えてもらえず、ややジョーク気味におっしゃったので、他の大多数の方と同様に私は一種のウィットと軽く流しました。
はじめさんへ
「100から150年位経っているらしい」Vnでしたら大切にしてあげてください。
投稿者:はじめ 投稿日時:2007/09/11 21:18 ---0.73.56
多くの情報ありがとう御座いました。
全体の話の推移からしてバイオリン族の楽器以外が出てくるとは夢にも思っていませんでした。
楽器は友人から買い取ったバイオリンですが人で言えば体調が弱い人?というイメージを持ちましたので
一般的な話として質問させて頂いたまでです。
> 楽器の特定がないので『半分ちょっとあきれて』聞いた
無理もない事と受け止めます。
その楽器の元々の出所はストラッドさんの所にあった物のようですがあれやこれやと具体的に書けば
また別の意味で問題も出てくるかな?と思い、控えさせて頂きました。
投稿者:かんがるう 投稿日時:2007/09/11 21:32 ---215.67.77
最終的にそのようなコメントをされるのであれば、他に疑問を解決する方法があったのではないでしょうか。ネットには情報は沢山あります。
この掲示板で一般的な話として質問するにしても、最初から、「150年くらい経ったバイオリンを3ヶ月くらい弾かない場合、弦は緩めておいた方がよいでしょうか」と質問すればいいわけですから。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/12 00:02 ---6.34.234
お騒がせしております。
まだわかっていただけないようなので、さらに書き込みます。
もしチェロ(、コントラバス)に関する質問なら、少し緩めた方がいいと思うと、コメントしようと思っておりました。
このQ&Aに書かれたことから常識的にはヴァイオリン族の話題であろうことは推察できますが、ヴァイオリン族でも、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、(ガンバ族ですがコントラバス)それぞれの楽器により取り扱い方は異なると思っています。
投稿者:ドンファン? 投稿日時:2007/09/12 00:50 ---5.113.62
このスレ自体すでに解決済みで私の出る幕もないのですが、ただ一点、気付いたこと言わせて頂いてもいいですか?
常連?の皆さんから最も信頼の厚いお一人の「弦喜」さんはその回答の文章から博識かつ人格的にも思慮深く落ち着いた方のようにお見受け致します。
まさにこのコーナーの貴重な御意見番!としての風格さえ感じるのは私だけでしょうか?
ただ、今回の「楽器」に対する大きな意味でのご質問者をあえて是正するかのごとき(回りくどい皮肉ともとれる?)発言はかなり非難を浴びましたね。その後、ご本人を擁護、弁護する輩(親衛隊?失礼)のご発言はさすが!事なきを得た感もありますが。
私が言いたいのは実はその後なのです。
擁護してくれた方達には一言も感謝の言葉もないし、あくまで(当然のように)自分の意見をスマートに肯定されて、その後は一切発言がありませんよね。やはり偉い方は違うのでしょうか・・・少なくてもそのように感じたのはこれまた私だけ?
過去、私は例の「新作300万は300万の音・・・」(皆様の記憶にも新しいかと?)発言で一部から非難轟々浴びました。実際に身銭を切って(これが重要)買った方からすれば私の発言にご本人は面白くないのは当然ですし、机上の空論・議論では分からないものがあるのも事実です。長年の夢をやっとの思いで手中に収めたことに対して誰にも文句言われる筋合いはないでしょう。あと、決して件の楽器を批判する気持ちなどありませんし(このことについては私も反省しています)やがて自分も苦労してやっと手に入れた楽器を人からとやかく言われたのではたまったものではないでしょうから。
話が横道にそれたので元に戻します。
専門家や学者に匹敵するくらいお詳しい方、たまに登場しては美味しいところだけコメントして再びどこかへ行ってしまう方、定期的にあえて叩き台を提供し広く話題作りをされる方、常に冷静で(忘れた頃に?)他人の揚げ足を取られる方・・・様々です。
眼から鱗や、感心したり、苦笑したり、興味は尽きません。
こういった場では(知識・経験の差によっては)誰もが先生であり生徒であると思うので、あえて不得意分野にも参加したりして大いに盛り上がり、間違いや非があれば素直にそれを認め、皆で共に切磋琢磨していくことも大切だと何より私自身をして思った次第です。以上、失礼致しました。それでは、また!
投稿者:ひのきち 投稿日時:2007/09/12 01:41 ---15.30.1
>ドンファン?さん
私でも、「お騒がせしております」という言葉を選ぶと思います。
投稿者:あのう 投稿日時:2007/09/12 07:15 ---25.165.251
弦喜さんの何が一部の人の気分を害しているのでしょう、至極まっとうな回答をいつもされていると思いますよ。
むしろ、昨今の質問者の曖昧さや意味不明さ、幼稚さや勉強不足ののほうが私には不快です。
たとえ初心者でも知識がなくても、最低限の礼節を備えた人の質問なら、そのように伝わります。
弦喜さんの質問に対する質問は、そういう人への注意喚起も含まれており、さすがだ!といつも感心しています。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/09/12 13:59 ---4.232.40
>ドンファンさん
>過去、私は例の「新作300万は300万の音・・・」(皆様の記憶にも新しいかと?)発言で一部から非難轟々浴びました。
>実際に身銭を切って(これが重要)買った方からすれば私の発言にご本人は面白くないのは当然ですし、机上の空論・議論では分からないものがあるのも事実です。
批判された理由は、2点あったと思います。ひとつは「新作300万は300万の音」という発言そのものに事実誤認があったこと。もうひとつは、この発言によって、これから楽器を買われる方が参考にする上で不利益を蒙る恐れがあったからです。
実は、私は、ドンファンさんが当該の楽器を実際に弾いたことがない理由を、漠然と分かりかけています。楽器との出会いは、人知を超えた偶然にのみよるものではありません。たとえ、それが商売上のことであったとしても、演奏を聴き実力を知ることで、人が人に楽器を託していくという側面があるからです。
弾いたこともない楽器について断定的な見解を述べることがナンセンスなのはもちろん、その楽器を扱う資格があるかどうかさえ疑われる人が半知半解の思い込みを語り続けることが、どれほどまわりに迷惑をかけることか、私は今回のことでイヤというほど痛感しました。
(続く)
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/09/12 14:01 ---4.232.40
(続き)
>こういった場では(知識・経験の差によっては)誰もが先生であり生徒であると思うので、あえて不得意分野にも参加したりして大いに盛り上がり、間違いや非があれば素直にそれを認め、皆で共に切磋琢磨していくことも大切だ
私は必ずしもそう思いません。書き込みを参考にする人の利益を深刻な意味で損ないかねない場合、ある程度厳しい批判で切り捨てられることはやむを得ないと思っています。そういう人に限って、いくら厳しく言ってもそれが通じないことが多いのは、皆さんもご存知のことでしょう。
弦喜さんのコメントは、いわゆる教育的配慮だと思います(そういえば、私も注意されたことがありました/笑)。与えられた情報が不完全であれば、議論は混乱します。特に、若い方で、質問のしかたを技術として身に付けておられない方には、身を以って知って頂くことも必要です。
>擁護してくれた方達には一言も感謝の言葉もないし、あくまで(当然のように)自分の意見をスマートに肯定されて、その後は一切発言がありませんよね。やはり偉い方は違うのでしょうか・・・少なくてもそのように感じたのはこれまた私だけ?
掲示板が過度に荒れるのを防ぐための、当然の配慮です。ここで擁護された人に声をかければ、弦喜派、反弦喜派というかたちに暗黙に線引きされ、今後の発言に余計な影響を与えます。
投稿者:ドンファン? 投稿日時:2007/09/12 15:44 ---5.113.62
>クロアシさん
例えば、歴史的な名器がそれこそ歴史的な名演奏家の手から手に渡っていくという話や海外の著名オークションで偶然取上げられるという話はよく聞きます。
それが、弾き手を選び(人が人に楽器を託していく)、縁のあるディーラーや個人に買われていくという話の真骨頂と理解します。
ですから、件の楽器はその時点で確かに私には縁が無かったのです。しかし現にメーカーも健在ですし注文すれば確実に某ディーラーを通して入手可能なのですよ。ご所有のクロアシさんには申し訳ありませんが、あえて特別な楽器だとは思えません。(それにI・コラッティやM・イーヴェがモラッシ父子とほぼ同格で評価も高い楽器という旨は先般きちんと書いたと思いますが・・・)
これらの楽器は勿論、新作としてはトップクラスの素晴らしい音ですが、どうしても時を経た楽器にはかなわないものがあるのはご理解頂けますか?
先日、某弦楽器専門店の方が試奏のため10本余りのVnをわざわざ持参してくださいました。全て300万以上の著名製作家の新作やエミリア=ロマーニャ州(州都ボローニャ)の準名工(日本では余り名を知られていませんが欧米では名実共にかなり評価されており彼らの作品を多数集めて紹介した立派な専門書{洋書}も出版されています)の50年〜100年前位のモダン楽器(名工の真作はゆうに700〜800万から1000万上が相場ですのでこれにはさすがに届かないので)なども合わせて数点弾かせて頂きました。
さすがに粒ぞろいでどれも甲乙つけがたかったのですが、その時の担当の方がコラッティもこれまで数本扱いましたと言っておられましてね。どうしてもお弾きになりたければ取り寄せましょうか?と仰せでしたが断りました。「それは確かにいい楽器かも知れませんが今の私にはこの中に一台、ほどほどに年月を経たあまり名の知れていない製作家の楽器がありそれがとても気に入ったからです。これだ!という直感的なものがありました。少しお借りして弾いてみたく思います」
最後までその楽器と弾き比べたのはシメオネ・モラッシでした。
(あの空高く抜けるように澄んだ透明感のある高音はさすがに魅力的でしたが、新作楽器にはどうしても出せないふくよかで軟らかくそして一本芯のある特にG、D線の音に一日の長がありました)購入の意志はほぼ固まりました。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/09/12 17:26 ---4.232.40
>ドンファンさん
>しかし現にメーカーも健在ですし注文すれば確実に某ディーラーを通して入手可能なのですよ。
ドンファンさんの発言には矛盾があると思います。弾けるけど弾かないというジェスチュアをするなら、伝聞にのみ頼った楽器評は少々無責任ではないですか。入手可能というのでしたら、試奏してからご自分の実地の経験に基づいた発言して下さい。
そもそも特別な楽器として評価しないと仰るなら、スレッドを立ててまで意見を集める必要もなかったのではないでしょうか。
>これらの楽器は勿論、新作としてはトップクラスの素晴らしい音ですが、どうしても時を経た楽器にはかなわないものがあるのはご理解頂けますか?
まず、ご自身の発言のどこに問題があるのか理解してください。私は、この話題については、主に成長過程にある若い奏者が、水準の高い楽器を購入する上で参考にすることを念頭に置いていました。ドンファンさんの「新作300万は300万の音」発言は、例えば、300万の新作楽器より400万のモダンの方が漠然と優れていると捉えられかねないものでした。操作性を第一に考える奏者の立場としては、これは絶対ありえません。私が今の楽器を下取るなら、同じ精度1,000万クラスの一番若いモダンを買うことになるでしょう。
奏者の利益を考えるなら、楽器の格は価格順では決まらない、優れた楽器によって自らの技術を向上させ音楽を深めて行くことを考えるなら、新作・モダン・オールドといった区分すらもあまり意味を成さない、と私は言いたい。もちろん、経年変化によって音が良くなることは承知しています。でも、操作性による奏者の成長は、シルバートーンなんかよりももっとデリケートで気を使うべき問題なのです。ドンファンさんが立てた”Q:デル・ジェスは弾いたけれどストラドは未だ弾かず・・・”スレッドの、スガラボットさん2007年08月31日(金)の以下のレスに私は心から同意するものです。
>phtalocyanineさんの「良い楽器を持つと上手になる・・からこそ、良い楽器を探そうと…」の言葉に同感です。しかし、これをもっと辛辣に表現すると「いくら繰り返し練習しても、楽器の能力に限界があれば、その楽器を弾いている限りその限界を越えられない。」ということにも繋がります。
(続く)
投稿者:クロアシ 投稿日時:2007/09/12 17:27 ---4.232.40
(続き)
>最後までその楽器と弾き比べたのはシメオネ・モラッシでした。(あの空高く抜けるように澄んだ透明感のある高音はさすがに魅力的でしたが、新作楽器にはどうしても出せないふくよかで軟らかくそして一本芯のある特にG、D線の音に一日の長がありました)購入の意志はほぼ固まりました。
参考までに、私の考えとの違いを鮮明にさせるために敢えてコメントするなら、私なら音色より精度が高くて自分が演奏しやすいものを選ぶでしょう。ヴァイオリンの音色は、結局、奏者が楽器を御してつくる音色です。ガスパロ・ダ・サロの、あの奈落の底のを覗き込むような漆黒の闇の低音だって、私が弾けば、幸か不幸か、私の低音になってしまうのです。
ここまで書けば充分でしょうか。あとは、このやり取りをごらんになっている方々の御判断に委ねたく思います。皆さんの参考になれば幸いです。
ドンファンさん、イタリア準名工のモダンを購入されたのですね。おめでとうございます。良い音楽をつくって、聴く人にいっときの安息と幸せを与えてください。
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/12 18:26 ---5.113.62
>クロアシさん
>ドンファンさん、イタリア準名工のモダンを購入されたのですね。おめでとうございます。良い音楽をつくって、聴く人にいっときの安息と幸せを与えてください。
ありがとうございます。これからもますます精進します!
あと、ここは本来他の方のスレの場所ですので楽器自体の話や操作性のこと、仰せの「私の考え」云々・・・に関してはどうぞ別スレ等を立てられるのが筋かと。その上でならば私も忌憚無くお話続けられると思いますので。
それと他の方の興味津々の絶好の的にはなりたくはありませんので。(キリがなく、いたちごっこ?化する懸念あり。今に管理人の方に削除されますよ。これは先に申しましたお互い切磋琢磨する類のものとは少しかけ離れている様にも思えますし・・・)どうぞ宜しくお願い致します。
Q:バイオリン
投稿者:知りたい 投稿日時:2007/09/12 02:39 ---107.205.90
はじめまして。バイオリンの購入を考えているものです。
古いもの200〜300年前のものが良いのですが、やはり修理箇所がありますね。
どこが割れていると良くないということは知っているのですが、
表板など何度か修復した際、ニカワで横板と接着する際、どうしても以前のニカワを取り除かなくてはいけないので表板など段々薄くなる。そして、どうしても薄くなりすぎた場合、薄い板を張り合わせて接着するということですが、この修復は、バイオリンの音、価値にどれほどの影響を及ぼすものなのでしょうか?
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/12 14:18 ---5.113.62
失礼します。
>古いもの200〜300年前のものが良いのですが
所謂、オールドといわれる部類のものですね。でも高いですよ!名の有る名工のものは軽く家が一軒、二軒建つくらいの値段がします。
さて、確かに何百年も無修復で残っている楽器は皆無に等しいでしょうね。表板(音に最も影響を及ぼし、かつ軟らかい材料で出来ている)に最低3〜4箇所のクラック(割れ)がありパッチが貼られクリーツで埋め尽くされているものは数の上からみてまあ普通でしょう。それ以上の修復痕があるものもザラです。
また、仰せの通り修復のたびに表板などが段々薄くなるというのも多いと思います。一説では板厚が薄くなれば比例して音量は大きくなる傾向にあります。
あと、表板の魂柱傷や割れは最近の修復技術の格段の向上から言ってそんなに神経質にならなくてもいいようです。
そして、表板のひび割れの大半は木目に添ってほぼ直線的に発生しますので比較的修理を容易にします。
得てして割れや傷の多いものは通常よりも安く買えるので音を第一に考えた場合の選択肢となるでしょうね。
最後に名著!「ヴァイオリンの見方・選び方」応用編よりの引用ですがご参考になれば・・・
「割れ傷そのものをニカワで接着した状態は、自然に成長した冬目と同じに見なせます。つまり、音の見地からすれば無傷の状態と変らないことになります。しかし、パッチ、クリーツはどうしても必要な補強財です。・・・中略・・・上手に修復されれば、裏側全面積の半分がパッチ、クリーツで埋め尽くされたとしても、本来の音が保持されているというお化けのような代物がヴァイオリンなのです。」
Q:ラーセン・ソリスト
投稿者:ぴさま 投稿日時:2007/09/07 21:22 ---95.57.191
チェロの弦について質問です。
現在は楽器店に勧められたAD:ヤーガー(Dはフォルテ)、GC:スピロコアを張っているのですが、ヤーガーの響きがどうも気に入らず、弦を変えることにしました。
金銭的な理由で実際にいろいろ試すわけにもいかないので、過去ログ等を参考にした結果、ラーセン・ソリストに挑戦しようと決めたのですが・・・
1
いろいろなサイトを見ると、ラーセンにはスピロコアのウォルフラムを組み合わせている方が多いのですが、やはりクロムスチールやシルバーではバランスが悪くなってしまうのでしょうか?
2
ADをラーセン、GCは別の弦にしている方が多いのですが、Gにもラーセン・ソリストを使っている方は少ないように感じます。そのためGのラーセン・ソリストに対する評価がいまひとつわからないのですが、Gまでラーセン・ソリストが使われない理由等はあるのでしょうか?
弦の組み合わせに関しては未だ勉強中でよく分からないことが多いのでよろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2007/09/11 15:41 ---133.201.181
こんにちは、
>ラーセンにはスピロコアのウォルフラムを組み合わせている方が多いのですが、やはりクロムスチールやシルバーではバランスが悪くなってしまうのでしょうか?
これは楽器との相性だと思います。当店では弦の通販を行っておりますがラーセンとスピロコアのクロムスチールの組合せの弦が一番人気があります。経済的な理由もあると思いますが。
>Gまでラーセン・ソリストが使われない理由等はあるのでしょうか?
店主曰く(あくまでも店主の主観ですが)チェロ弦の場合C線はタングステンがいいと思うがGにタングステンは欲張りすぎた、と良く言います。さらにその上ソリストは店主にとってはやりすぎだと感じているようです。
ただ音量重視の場合には有効ではないでしょうか。最近は少しづつ浸透しているみたいです。
弦のご質問は過去何度もございますが、楽器との相性が弦の性能を非常に左右いたしますので、張ってみないと解らないというのがいつもの結論になります。あまりお役に立てず申し訳ございません
投稿者:ぴさま 投稿日時:2007/09/11 21:17 ---95.57.191
ストラッド店員さん、ありがとうございました。
幸い今使っている弦の寿命はもう少しあるので、これからもいろいろと情報を集めていきたいと思います。
Q:ヴァイオリン製作者の事で
投稿者:プリリくん 投稿日時:2007/09/16 08:28 ---248.254.85
手持ちのヴァイオリンの製作者(ラベル)が
Riccarda・Dacqati・Cremona 1993(リッカルダ・ダックアーティ)とあります。どんな職人さんなんでしょう?良くないのでしょうか?
購入した後、数日たって弦を張り替えた際にわかったのですが、A線の巻きの部分が渦巻きの天井部分にあたって狭いのが玉にキズです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/16 09:23 ---6.34.234
”手持ち”、が「所有している」ということであれば、
購入先に確認するのが、一番確実な情報入手手段ですので、まずそちらに聞かれることをおすすめします。(もしそれが楽器店であれば、素性もわからないものに高い?値段をつけて売れるはずがない。)
また購入時にはどのような説明を受け、どれくらいを支払って、いつ頃入手されたのでしょう。
投稿者:フルビオ 投稿日時:2007/09/16 11:16 ---33.76.10
Dacquati Riccardaではないでしょうか。
http://www.cremonaliuteria.it/liutaioeng.php?id=14
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/16 16:01 ---5.113.62
>A線の巻きの部分が渦巻きの天井部分にあたって狭いのが玉にキズです。
このことから手持ちのヴァイオリンは音も含めた他の部分はかなりいい楽器と推測出来ますね・・・尚、この楽器はペグボックスの作りが若干小さい(狭い)タイプのものなのでしょうか。
弦の張替えは確かに少々、やり辛いかもですね。
>フルビオさん
作者は女性の方だったのですね。的確なURLで、私などもとても参考になりました。
投稿者:プリリくん 投稿日時:2007/09/17 02:44 ---248.254.85
プリリです。とても参考になりました。楽器はA線のペグの部分を除いてあまりクセのない楽器です。皆様ありがとうございました。(^^♪