弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:チェロにはあるの?
投稿者:モンタニ 投稿日時:2007/10/04 10:30 ---33.166.136
よくヴァイオリンではオールド楽器のシルバートーンというのを目にします。このシルバートーンというのは高音の決して耳障りではないキラキラした音でしょうか?チェロだと「艶」という言葉をよく使います。艶が欲しいためにチェロではスピロコアのようなキンキンする音を嫌いヤーガーやラーセンなどを高音に使う傾向がプロなどでもあります。ちなみにヨーヨー.マは全弦ヤーガーです 高音二本はヤーガーフォルテだとブレイクする前の倉敷コンサートで言ってました…で 話をもどして このチェロでいう艶とシルバートーンというのは同じような意味でしょうか?変な長文になりましたが、どなたかお教えくださいませ。
Q:いいアンサンブルの曲を教えてください
投稿者:あいうえお 投稿日時:2007/09/27 23:17 ---178.228.117
発表会に向けてアンサンブルにふさわしいクラッシクの
ポピュラーな曲を探しております。
アンサンブルメンバーの最大編成のパターンは、
・バイオリン4人+チェロ1人+ピアノ1人
・バイオリン3人+ビオラ1人+チェロ1人+ピアノ1人
で、メンバーや楽器を減らす分には構いません。
抽象的な表現になってしまいますが、メンバーの演奏レベルは
そう高くはなく、趣味でやっている程度です。早いパッセージ
は避けたいところです。ヴィヴァルディの「四季」の春は無理です。前回は、パッヘルベルのカノンを演奏しました。
聴衆がクラッシック素人なので、退屈させないためにも、聞き覚え
のある曲にしたいです。
今のところ、心あたりがあるのは、シューベルトの「ます」や、
「アイネクライネナハトムジーク」あたりですが、難しいでしょうか?ちょっとは、頑張ります。
上記の2作品の難しいポイント(チェロの重音が大変とか、
1stバイオリンにハイレベルな技術が求められるなど)や、
他に手ごろな曲がありましたらご紹介いただけると助かります。
宜しくお願い致します。
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/28 08:54 ---172.172.45
「アイネクライネナハトムジーク」はVnは3rdポジションまでなので大丈夫だと思います。少し弾けるようになった初心者の方達が発表会等でこの第一楽章を頻繁に取り上げています。
出だしの有名なテーマはあまり大きく弓を使いすぎないで。
trの箇所は頑張って一つは入れてみましょう。
2ndVn、Vlaのきざみのところは1stVnの音をよく聴きながら。
「ます」は有名な4楽章でしょうが、実は最初のテーマ以外の変奏はかなりの難曲です。特にVnが難しい。編成的にも変則的にコントラバスが入ったりと。アレンジものの比較的易しい楽譜が出版されているかも知れませんので探してみては如何でしょう?
パッヘルベルのカノンをされたとのこと。同レベルでL・モーツァルトの「おもちゃの交響曲」も楽しくていいかもです。カッコウ笛、水笛、ラッパ、太鼓、ガラガラといったおもちゃの楽器をお手伝いの方達にやってもらったりして皆で演奏しても楽しいですよ。
あと、バッハのブランデンブルグ協奏曲第3番ト長調なども少し頑張れば難易度的にはいいと思いますが、楽器編成が各3部に分かれますので人数的に少し足りませんね。また次回ということで・・・
同じバッハで「G線上のアリア」のアレンジものもあります。これならばこの編成でも十分いけます。ピアノを通奏低音として加えてみてもいいでしょうね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/28 09:11 ---6.35.212
>>あいうえおさん
それらの曲の音源(CD)等は入手され、聴きましたか? 聴けばある程度難しそうな所はわかると思います。選曲の際にその手間(と投資)は省いては行けません。
曲決めには、基本的には、編成の情報とスコアと音源が必要です。
?[ます]の有名な楽章は、Vn1がとても難しいです。種類が違う難しさですが四季の[春]のソロよりは、個人的には難しいと感じています。
? アイネ・クライネは、どのパートも跳ばしができるか、が決めてです。それと時々でてくる重音(開放弦含む左手は難しくはないもの)をきれいに鳴らせるかが、気持ち良さに大きく影響します。
その2曲のスコアは下記にあります。アイネ・クライネは弦4部のパート譜まであるようです。弾きたい楽章を見て、少し弾いてみればどこが難しいかはわかると思います。
http://imslp.org/wiki/Category:Schubert%2C_Franz
の Quintet for Piano and Strings 'Trout', D.667 (Schubert, Franz)
http://imslp.org/wiki/Category:Mozart%2C_Wolfgang_Amadeus
の Eine kleine Nachtmusik, K.525 (Mozart, Wolfgang Amadeus)
アイネ・クライネは当然原曲にピアノはありません。もし入れるとしても、曲の構成からすれば、チェロ譜をもとに通奏低音的な表現が求められるような気がします。(ピアノも入った編曲版を探したら、どこかで売っているかもしれませんが。)
取り急ぎ、質問に対する私見と情報を書かせていただきました。
また、どのような趣旨の発表会なのか、持ち時間はどれくらいなのか、も記載しておけば、もっとアドバイスが得られやすいと思います。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2007/09/29 00:16 ---178.228.117
ドンファンさん、弦喜さん、ありがとうございました。
アイネ・クライネで決めます。「ます」は、断念です。
演奏のアドバイスや、スコアの紹介までして下さって、
とっても助かりました。
跳ばしは、これから頑張って訓練します!ちょっと挑戦が
求められる曲の方がメンバーのステップアップや、やり甲斐
の面でいいですよね。
時間は、1楽章に他の楽章をプラスするかで加減したい
と思います。
おもちゃの交響曲、興味深いですね。毎年開かれる
発表会なので、次回の参考にしたいと思います。
どうもありがとうございました!
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/29 00:27 ---6.35.31
他の楽章をプラスするなら、3楽章をおすすめします。短めで、またそれほど難しくないからです。個人的には1楽章をやった後に、アンコール的に使うことが多いです。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2007/09/29 22:49 ---178.228.117
弦喜さん、プラスアルファのアドバイスまで頂き、
恐縮です。3楽章、要チェック致します。
メンバー全員、跳ばしは課題になりそうです。
うち2名は、「跳ばしまがい」はできますが、小気味
いい跳ばしまではもう少しです。まだ時間もあります
ので、頑張ります。
ありがとうございました。
投稿者:ぐろっぎ 投稿日時:2007/09/30 08:04 ---221.223.93
オンキョウパブリッシュという会社からでている、オンキョウ・バイオリン・ピース・シリーズというシリーズの中の「アイネ・クライネ・・・」にはピアノ伴奏譜がついています。でもアンサンブル用ではないので、バイオリンパートは1構成の編曲です。各楽章別になっています。また楽器店などで売っていると思います。(私は北陸在住ですが売っていました。)
ピアノに詳しくありませんので、どんな感じなのか、よくわかりませんが、ピアノ伴奏を入れる際の参考になればと思いまして・・・。
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/10/01 12:45 ---172.172.45
スピッカートは、跳びやすい位置さえ見つけて、手首も指の関節も柔らかくして弾けば、勝手に弓が跳んでくれるのです。
しかし、弓を持っている部分に力が入っているとブレてしまいます。手でコントロールしようとするとダメ。(これはスタッカートも同じ)短い音を出そうとする時、つい弓を上に上げようという気持ちが働くからです。自然な腕の重みをかけてそのまま横に弾くだけでいいのです。とはいえ、きちんと粒のある音が出るようになるまでは時間がかかりますよ。頑張ってください!
投稿者:あいうえお 投稿日時:2007/10/02 23:59 ---178.228.117
ぐろっぎさん、ドンファンさん、こんばんは。
ピアノ伴奏譜付きの楽譜を教えてくださりありがとう
ございます。田舎に住んでおりますので、楽器店の
近くに行った折に、見てみようと思います。
そして、スピッカートのアドバイスをありがとうございます。
自分が下手な上に、仲間の指導もしないといけないので、
コツの伝授は助かります。
残る問題は、チェロのスピッカート、どなたか、コツを
アドバイスいただけないでしょうか?チェロ弾きの方は
このスレッドを見ていないかな。返信がつかないよう
でしたら、新規スレッドでお尋ねするとします。
ありがとうございました。
Q:演奏会
投稿者:chiyo 投稿日時:2007/09/30 06:00 ---10.218.37
はじめまして。昨日のヴァイオリン披露会に足を運びましたものです。
初めて行ったのですが、鳥肌がたちました。
アンコールで演奏されていた曲目が知りたいのですが、
ラストから2曲目の曲名がわかるかたいらっしゃいますでしょうか。
バイオリン初心者ですが、いつかあんな曲を弾きたいと思っています。よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員その2 投稿日時:2007/09/30 14:08 ---133.202.111
こんにちは。chiyo様
ご来場ありがとうございました。昨晩のアンコールは、
ピアゾラのリベルタンゴ、最後はルーマニア奇想曲でした。
昨晩は、ダヌーツさんも気合が入った様で、熱演でした。
ご来場の方にお時間を頂きましてありがとうございました。
今後とも、弊社及びダヌーツさんのご支援お願いいたします。
投稿者:紗波夢 投稿日時:2007/09/30 16:44 ---213.133.188
昨晩はチャーミングな演奏会、楽しませて頂きました。
便乗して質問させてください。
ダヌーツさんが最後に弾かれていたオールドの楽器、とても軽や
かで柔らかい響きに聴こえました。どんな弦をお使いだったので
しょうか?少なくともドミナント系ではなかったようですが、
差し支えなければ、銘柄をお教え下さい。
よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員その2 投稿日時:2007/10/01 09:40 ---198.66.208
おはようございます。紗波夢様
ダヌーツさんコンサート使用弦は、ビジョンチタ二ウムです。
本体が、柔らかめの発音なので、強めの弦を合わせています。
弊社の在庫も最近、柔らかい楽器には、強く硬めの弦を張り、きびきびしっかりした楽器には、柔らかい弦を張るように調整しています。ちなみに、ダヌーツさんがコンサートの最後で使用した楽器は、200年前のイタリアンバイオリンで、中堅どこの方のコピーなので本体の能力の影響が音色に大きく影響していると考えています。
投稿者:紗波夢 投稿日時:2007/10/02 00:52 ---213.133.188
そうだったんですか。納得がいきました。
お答え、ありがとうございました。
Q:クロムスチールのE線って長持ちしますか?
投稿者:ノクターン 投稿日時:2007/09/30 19:31 ---2.55.111
みなさま、こんばんは。ヴァイオリンのE線について質問させて下さい。
うちでは、1台のヴァイオリン(フルサイズ)を親と子の2人で共用してます。親子共々汗っかきなので、メッキされていないプレーンスチールのE線(ゴールドブロカットなど)だと2週間もしないうちに錆びてボロボロになります。
練習時間は、親子合わせて毎日4〜5時間程度です。
錆びにくいE線を探して、金メッキのE線を試してみましたが、1ヶ月ぐらいで金メッキが剥がれてきてしまいました。あと、金メッキのE線の音は、なんとなくわざとらしい感じがして好みではありませんでした。
銀メッキのE線も試してみましたが、銀メッキは剥げなかったものの、1ヶ月もしないうちに黒ずんできてしまいました。
そこで質問なのですが、クロムスチールのE線(クロムコアなど)は長持ちするのでしょうか?どなたかお使いになったことのある方がいらしたら教えて下さい。
あと、錆びにくくて長持ちするE線がありましたら推薦していただけると幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2007/09/30 22:53 ---251.17.170
ヴィジョンチタンニウムか、カプランソリューションズはどうでしょうか。
投稿者:ノクターン 投稿日時:2007/10/01 00:18 ---2.55.111
あまてぃ様お返事ありがとうございます。
ヴィジョンチタニウムのE線は一度試したことがありますが、テンションが強過ぎるのか音がひっくり返り易くて断念しました。
カプランソリューションズは身近な人が使ってみて合わなかったというので、まだ使ったことがありませんでした。ひっくり返り防止のE線というイメージだったので、錆びにくいという認識がありませんでした。
スチールの単線(プレーンスチール)のE線に近いフィーリングの弦が好みなので、クロムスチールなんてどうだろうか、と思った次第です。
どうかよろしくお願いいたします。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/10/01 02:05 ---159.239.204
「弦クリーナー」という商品が市販されていますが、
このようなものを使っても錆びるのでしょうか?
投稿者:クモザル 投稿日時:2007/10/01 12:29 ---159.144.77
弦クリーナーは、弦にこびりついた松脂を落とすためのものなので、指板に接する部分の弦は拭かない方が良いと思います。黒檀の指板に弦クリーナーがつくのは良く無いと思います。
クロムコアは子供用の分数バイオリンに張られることが多いですが、半年とか1年とか張りっぱなしの人がいるぐらいなので、音はともかくとして結構長持ちするのではないかと思われます。
ご参考になれば・・・。
投稿者:もくもく 投稿日時:2007/10/01 13:24 ---159.239.204
過去ログを「ストリングクリーナー」で検索すると、
2003年10月09日にピラストロ社から弦の汗を取るのには
ストリングクリーナーを使って欲しいという回答があったという
投稿がありました。ご参考まで。
Q:ヴィジャッキーという楽器について質問させていただきます。
投稿者:sugi 投稿日時:2007/09/30 17:24 ---4.26.7
はじめてこちらの「弦楽器Q&A」を利用させていただきます。
sugiといいます。
実は少し前になりますが、篠田節子さんの小説「カノン」と「ハルモニア」を読了いたしました。続き物のお話ではありませんが、どちらのお話も弦楽器奏者と「ヴィジャッキー」という名前の弦楽器が登場します。
「カノン」では、ヴィジャッキーという名前のヴァイオリンが、「ハルモニア」ではチェロが登場するのですが、この「ヴィジャッキー」は実在するのでしょうか?それとも小説の中の創作なのでしょうか?
もしかしたら、とても初歩的で常識的な質問なのかもしれなくて恐縮なのですが、ネットで検索をかけてみても検索の仕方が悪かったのか思うような結果が得られませんでした。
もし、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけませんか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/30 18:11 ---6.35.31
Bで始まるので、カタカナではビジャッキまたはビジャッキーと表現すべき”Bisiach”ファミリーは、モダン・イタリーの製作者(一族)としては超有名です。
その小説は読んだ事がないのであくまでも個人的な想像ですが、響きを似せて”ヴィ”を使う事で少しかっこ良くしたのではないでしょうか。
Bisiachについては、有名なので、検索エンジンで、例えば
Bisiach ヴァイオリン
をキーワードにしてさがすと、結構ヒットします。それらを読めば、どのような人/一族かはだいたいわかると思います。
投稿者:sugi 投稿日時:2007/10/01 00:14 ---4.0.204
弦喜さま。
質問したばかりなのに、さっそくお返事をいただきありがとうございます。
弦喜さまが教えてくださったように【Bisiach ヴァイオリン】のキーワード検索で楽器・製作者について詳しく知る事ができました。
とある弦楽器専門店さまも以前お取扱をされた事があるようで、そちらのHPで楽器の試聴をすることもできるようです。
検索結果で見慣れたHPのお名前を見つけたときはびっくりしました。
弦喜さまが「超有名です」とおっしゃられた意味がよくわかりました。
私の楽器知識の無さを露呈するような質問をしてしまいお恥ずかしい限りですが、丁寧でわかりやすいお返事をありがとうございました。
”ヴィ”の表記については、弦喜さまのおっしゃっているとおりだと私も思います。
小説の中で、ヴィジャッキーについて触れている部分はほんの僅かで、本筋にはあまり関係が無いのですが、最後まで記憶に残ったのはその名前の持つ響きの良さからでした。
Q:スズキバイオリン
投稿者:けん 投稿日時:2007/09/30 12:31 ---83.159.196
スズキ バイオリン SUZUKI 第一号 ガットギターを価値ある物だと思い結構高値で買ってしまいました。(個人売買)
本当の価値、当時の定価等を知りたいんですが、詳しい方よろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/10/01 00:02 ---6.35.31
そのメーカーのホームページに、ヴァイオリン族の過去の商品の品番・価格の資料があります。(残念ながらギターはありません。)
http://www.suzukiviolin.co.jp/products.html
メーカーに問い合わせれば、昔の価格表をもとに、当時の定価については答えが得られる可能性はあります。
しかし、同じホームページ内のライブラリ年表を見ると、1914年(大正3年)にギター販売開始と書かれていますので、もしその時のギターだとしたら、当時の定価を知ったとしても数円〜数十円くらいの間の金額だと思いますので、あまり参考にならないような気もします。
このQ&Aは、ヴァイオリン族の弦楽器を扱うお店のものであり、また集まっている人も主にそちらの畑の人が大多数ですので、クラシックギターにおけるマニアの世界での価値については、なかなか回答を得ることは難しいように思います。
なお、第一号 が型番を示すのか、時代を示すのかは、上記質問ではよくわかりませんでした。
以上、あまり参考になりませんが、書き込ませていただきました。
Q:チェロの内部
投稿者:モンタニ 投稿日時:2007/09/13 19:38 ---85.138.136
チェロの内部のコーナーブロックにライニングを滑り込ませるのと、打ち込む、という二種類があるらしいのですが、なにが違うのですか?
投稿者:ストラッド店員その2 投稿日時:2007/09/18 16:38 ---135.230.79
こんにちは。モンタニ様
端的にいえば木工細工の違いです。
見えないところに細工を加えるのは、それが良いと考えているか、自分の技術の高さを形で残したいか!などが想像できます。『打ち込む』という表現がどう捕らえれば良いのかわからないのでお答えできませんが、製作に関する手法は、親方から弟子へ伝承するもので、意味を考えてないかも知れませんよ。
やってる本人は、それが当たりまえで他(普通)が自分のやり方とは違うと感じるだけです。もちろんやる本人は音色などが良いと考えるからやるので、結果は個体差があり計れません。
弊社で修理を行う場合は、通常ライニングは、コナーブロック
の端に隙間なく収まり、なおかつ湿度で多少動きますので少し遊びを仮定して取り付けます。
投稿者:モンタニ 投稿日時:2007/09/29 07:30 ---136.208.227
だいぶ遅れましたが 解説ありがとうございました。
Q:ビオラ製作者についてのご質問
投稿者:中年ビオリスト 投稿日時:2007/09/29 00:48 ---80.235.47
長年バイオリンやビオラを細々とやってきたのですが、もう一度少し本格的にやってみたいと思い立ちました。そこで知人から買わないかと勧められているのがPietro Pettinatoというビオラです。なかなかバランスの良いなり方をするのですが、胴体の幅や厚みがかなりあってやや弾きづらいのでどうしたものかと思っています。100万円はすると思うとのことですが、正確な価値は良く分からないようです。ネットで検索してもこの作者は出てこないように思うのですが、もしご存知でしたらお教えいただければと思います。
Q:音の鳴らせかた
投稿者:白文鳥 投稿日時:2007/09/25 14:32 ---98.13.168
アマオケでビオラを弾いております。音を鳴らすときホールの後ろのほうに音を届かせるつもりで弾くと良い。といわれる機会が多いのですが今所属しているオケではビオラは外側なのです。正面を向いていてホールの後ろのほうに届かせるのは比較的簡単なように思われますが客席に体の側面を向けていたらどのようにしたらよいのでしょうか?自分の言いたいことがうまく表現できないのですが、アドヴァイスお願いいたします。
投稿者:スガラボット 投稿日時:2007/09/25 23:29 ---126.180.86
白文鳥さん、こんにちは。
僕も40年ほど前、学生オケを始めた頃、同じように言われたことがあります。「音を鳴らすときホールの後ろのほうに音を届かせるつもりで弾くと良い。」と。
でもこれは奏法に対する具体的なアドバイスではありません。これは言っている人にとっての願望、あるいは先輩から後輩に対するカッコ付けでしかありません。実践するとすれば、正しい奏法・ボウイングで伸びやかに弾くと言うことくらいでしょうか。
だからビオラの配置が外側だから…などと言って悩む問題ではないのです。オケってこの種の格言とか結構沢山あって、真面目に考えると魑魅魍魎の世界で身動きできなくなります。もう少し気楽に行きましょう。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/25 23:31 ---6.34.204
以下、私見です。(勝手な思い込みかもしれません。)
対向配置のVn2の時に、私は行っている方法なのですが、
1)譜面台は、客席側に直交するように置くのではなく、まず譜面側を舞台側(=背面側を客席側)に少し振ります。そして少し前に置きます。
2)表(アウト)の椅子は指揮者に向かって、まっすぐ向くように置きます。
3)裏(イン)の椅子は客席側に向かって左側に振り、少し前に出します。
*これにより、”ハ”の字を左に傾けて左の棒が垂直になるようにしたときのように、プルトの両名が、少し客席側に向かって弾くような感じになります。
4)全てのプルトをそのような配置で並べます。
5)ヴィオラの重要な旋律の時には、楽器をできるだけ客席側に振って(=身体の中心線に対して、普段より外側に楽器を向けて)弾きます。表(アウト)の人の方が難しいですが、楽器の先ができるだけ客席側を向くように意識して弾きます。
裏板側ばかりが客席を向いているのと、表板側も客席に向くのでは、客席側ではかなり音の印象も変わり、音量も違ってきこえます。
投稿者:スガラボット 投稿日時:2007/09/25 23:52 ---126.180.86
弦喜さんから、弦楽器で音が拡がる指向性から、楽器の表板がなるべく客席に向くような配置で演奏する。という技術面からのアドバイスをされました。これは演奏する上で技術的には正しい説明だと思います。
ただこれがオケ、あるいは指揮者からVaパート対する要求だとすれば、この言葉通りに要求すればよいのです。ところがよく云われる「ホールの後ろのほうに届かせる…」等というのはこういう具体的な指示ではなく、単なる精神論であることが(僕の経験では)多かったので、先の発言のようになってしまいました。他意はありません。御容赦下さい。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/26 00:56 ---6.34.204
以下、私見です。
大勢の人前で拡声器なしで話をするとき、一番後ろの人に対して話しかけるつもりでないと声が届きません。心構えとしてそのように思いながら、語り掛けることは重要だと思います。(大勢の前で話す時に、目の前の人にしか届かない声しか出さない人はよく見かけます。)
オケの一員として合奏だけで弾いている限り、なかなかホールの後ろまで届いている感じはわからないと思います。やはり一人でホールで弾いてみて、ホールでの響きや音のはね返りを感じて、ホールを駆動している、という実感を持たないと、頭も身体もそのように動いてくれません。
アマオケメンバーであれば、ホールが使える本番の時、一番に駆けつけ、誰もいないステージで弾いてみて感じをつかむ、あるいはゲネが終わった後本番までの間で他の人が弾き終わる最後まで残って一人ステージで弾いてみるなどして、ホールの響きを確認しながら、ホールをならす感覚を習得していけばよいと思います。(本当はソロや4重奏などの本番で、思う存分弾くのがよいのですが...)
音を飛ばすという感覚やホールを駆動するという感覚は、一度実感すると、その後そのイメージを持ちながら演奏できます。
投稿者:ドンファン 投稿日時:2007/09/26 01:31 ---172.172.45
>白文鳥さん
オケ独特の用語や表現ってありますよね。
弦楽器などはパートごとに複数で同じ音を弾くので、遠くまで届かせる音とは・・・例えば一つの音のかたまりとしてつまりパート全体としての音を遠くまで届かせるという意味合いでしょうか。
当然、同じプルトでもアウトの人は裏板が客席に向いているので直接的な音は若干聴こえにくいでしょうが、ホールは音響が良く反射音や間接音も重要ですから客席で聴くと案外、音は普通に出ているものです。
それと、練習中に的確に指示を与えられると奏者一人ひとりの意識がガラッと変り音が格段に生きてきます。また、弾く姿勢(状態)もあまり譜面を覗き込むように前かがみにならないで背筋を伸ばし楽器を上げると音の出方も良くなります。あと、ボウイングも弓をあまり寝かせないで立て気味に、そして駒寄りを弾くと発音明解で良く通る音が出ます。是非、試みて下さい。
ですので、これからもっともっとオケの経験を積んで沢山の曲や場数を踏むうちに、楽器の音の出し方・ホールでの響かせ方といったノウハウを体で(頭や理屈ではなく)会得していくのです。
(これはアマ、プロ関係なく誰でも同じです。プロでも最初は皆、戸惑い暗中模索なのです。)
もし、弾いててあまりに「抽象的」な要求に理解が出来ない時は遠慮せずパートリーダーや指揮者に聞きましょう。彼らは自身の経験から、また、音楽的な見地からもそのあたりを理解していて分かり易く教えてくれる筈です。
極端な話、一人だけホールの後ろのほうまで届く音を出そうと思えば、ステージに向って左側に陣取っているヴァイオリンセクションの前に立って弾くとばっちりです!(勿論、これは協奏曲のソリストの例ですが・・・笑)
投稿者:QB 投稿日時:2007/09/26 13:17 ---145.236.139
ある学生オケを教えていたときの経験。
GPで、1)何も言わずに弾かせる、2)客席の一番後ろに行って「私に聞かせるつもりで」と言って弾かせる、3)(そのまま後ろの席から)「前後隣の人の音と一緒にこっちにぶつけて」。。。とやって見ました。
変わるもんですね、楽器の構え、右手の動かし方、体の動き、全てが。
ま、精神論かもしれませんが。。。
投稿者:QB 投稿日時:2007/09/26 13:18 ---145.236.139
あ、ゲネプロです。すいません。
投稿者:縋る男 投稿日時:2007/09/26 17:09 ---11.40.64
ビオラやチェロは低い音を受け持ちますので、音はVn
のように指向性をもって後方の客席まっすぐ届くというわけではなく
波が広がるように周りに伝わりますので、
楽器の表板が 舞台の後ろを向いていても 倍音は届きにくくなりますが音はよく聞こえます。
強いて言えば、音楽堂の舞台天井の反射板に届いて反射させるように弾いたらよろしいのでは?
チェロも 舞台袖側を向いてますが 十分聞こえます。
Vnが舞台の左に並ぶのは このような楽器による(高音、低音の)指向性の違いのためです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2007/09/26 23:45 ---6.35.107
以下、私見です。
>>縋る男さん
ヴィオラは、ヴァイオリンに比べ五度=7半音だけ低い音までしか出ません。上3弦の調弦はヴァイオリンの下3弦と同じです。
チェロは、そのヴィオラより1オクターブ下です。ヴァイオリンより12+7=19半音も低い音がでます。また、楽器は床で支えられますので床自体も振動します。従ってヴァイオリンとはまったく別の楽器です。
チェロについては、ヴァイオリン、ヴィオラに比べると指向性の影響が少ないという考えには同意できますが、ヴィオラはヴァイオリンの少し低い音の出るものと考えた方が正しい気がします。(もちろん、ヴァイオリンとは、持ち方、奏法にかなり差があるのは、両方とも弾く人間として認識しています。)
先に書きましたファーストヴァイオリンと対向する位置に並んで、肩にのせる楽器を弾く時に客席側に響かせるコツは、ヴィオラのプロの方に教えていただいたことを、ヴィオラだけでなくセカンドヴァイオリンにも適用させてもらったものです。実際やってみて結構効果はありました。ヴィオラでも同様に効果がありました。
>舞台天井の反射板に届いて反射させるように
についても、白文鳥さんが質問されている席の配置から反響版に届かせるためには具体的にどうすればよいかが今ひとつイメージできないとともに、反響板が天井にないホールも結構あるので、実戦の場では当てはまらないケースが多いような気がします。
ヴァイオリンでホールを駆動する場合も、実は裏板側がしっかりと鳴っていることは重要で、それと表板側の倍音成分のミックスがあって初めて、その楽器らしい音が遠くに飛ぶように思います。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2007/09/27 08:54 ---151.218.196
弦喜さんがおっしゃる、対向配置のセカンドヴァイオリンを弾く時に客席側に響かせるコツは大変ためになりました。
最近、アマオケでも対向配置を希望される指揮者が増えてきて、自分も一度だけ対向配置のセカンドヴァイオリンを弾く機会がありました。
その際、ファーストの音が普通に聴こえてこないということが最も大きな違いで、普段以上に神経を使いましたが、弾く際の大きな違いは、バイオリンの構え方でした。その時、自分の音を響かせるイメージとして、音を指揮者の方に向かわせる感覚で弾いていましたが、そうすると座る向きが指揮者に対して真っ直ぐ座らなくてはならず、表側にいたのですが(トップでしたが)、自分は顎当てに顎を少し左に向けてのせて弾くスタイルなので(左の顎をのせて右を向いて弾く方は問題ないんでしょうが)、非常に楽譜が見づらかったことを思い出します。そこで、すこし譜面台を2人の真ん中でなく、自分よりに置かさせてもらいました。
裏側の方の椅子の向きや位置を弦喜さんのおっしゃるようにすることも大切なんだと納得させられました。
投稿者:白文鳥 投稿日時:2007/09/27 19:18 ---98.13.168
皆様数々のアドバイスありがとうございました。QBさん、あながち精神論ではないようですね。弦喜さん、ビオラ全員がハの字体制になるには皆の賛同を得なければなりませんね。来月市民オケの演奏会があるので早く行って遅くまで残って試してみます。ホールは残響が少なくあまり良いホールではないのですが。
ドンファンさん、私の投稿ネームからして若い者だとお思いではないですか?実は文鳥好きのビオラ暦は30年以上ある熟年ビオラおばさんです。この年になってもわからないことは多くてまた投稿したら良いアドバイスをしてくださいね。
Q:ヤーガーのE線を使ったことのある方いらっしゃいますか?
投稿者:ばよりん 投稿日時:2007/10/04 18:39 ---159.144.65
ヴァイオリン弦のことなのですが、ヤーガーのE線を使ったことのある方いらっしゃいますか?
ゲージはソフト(細)、ミディアム(標準)、フォルテ(太)の3種類があるようですが、音色や使い心地や耐久性はいかがでしょうか?
ご存知の方がいらしたら教えて下さい。お願いします。